JP7328934B2 - 車体側部構造及び車体側部構造の製造方法 - Google Patents
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Description
この車体側部構造は、スチフナにサイドシルアウタの下端部が接合されている。この接合部の被水を抑制するために、接合部が樹脂製のサイドシルモール(装飾部材)で車幅方向の外側から覆われている。これにより、鋼製のスチフナとアルミニウム合金製のサイドシルアウタの下端部とが接合された異種金属同士の接合部の電位差による電解腐食(電食)を抑えることができる(例えば、特許文献1参照)。
(1)本発明に係る車体側部構造は、車幅方向の外側からサイドシルアウタ(例えば、実施形態のサイドシルアウタ27)、鋼製のサイドシルスチフナ(例えば、実施形態のサイドシルスチフナ26)、および鋼製のサイドシルインナ(例えば、実施形態のサイドシルインナ25)が接合されることによりサイドシル(例えば、実施形態のサイドシル12)が構成され、前記サイドシルインナおよび前記サイドシルスチフナで車体前後に延設する第1閉断面(例えば、実施形態の第1閉断面21)が形成され、前記サイドシルスチフナおよび前記サイドシルアウタで前記第1閉断面に沿う第2閉断面(例えば、実施形態の第2閉断面22)が形成された車体側部構造(例えば、実施形態の車体側部構造10)において、前記サイドシルアウタは、前記サイドシルアウタの車体前部を形成する鋼製の第1アウタ部(例えば、実施形態の第1アウタ部45)と、前記サイドシルアウタの車体後部を形成し、前記第1アウタ部に一体に接合されたアルミニウム合金板製の第2アウタ部(例えば、実施形態の第2アウタ部46)と、を備え、前記サイドシルスチフナは、前記第1アウタ部および前記第2アウタ部が接合された接合部(例えば、実施形態の接合部48)に対して間隔をおいて形成され、前記第1閉断面と前記第2閉断面とを連通する開口部(例えば、実施形態の第1開口部35)を有し、前記開口部と前記接合部との間で、かつ、前記第2閉断面内に配置された止水部材(例えば、実施形態の第1止水部材16)を備えている。
よって、サイドシルの下部に形成された合わせ面から第1閉断面に浸入した水が、開口部を経て接合部に浸入することを止水部材で抑制できる。これにより、鋼製の第1アウタ部とアルミニウム合金板製の第2アウタ部との異種金属の接合部(すなわち、サイドシル)において電位差による電食を良好に抑制できる。
これにより、例えば、組立公差等により第2閉断面の空間にバラツキが生じた場合でも、第2閉断面の空間を止水部材で適切に埋めることができ、第2閉断面の空間に浸入した水が接合部へ流れる流路を遮断できる。
さらに、上フランジ接触部を発泡材で形成して熱で膨張させることにより、第2閉断面における上フランジ部の側の隙間を遮断できる。これにより、上フランジ部の側の隙間への水の流れに対する止水効果を一層良好に発揮できる。
そこで、サイドシルスチフナに他の止水部材を設けて、他の開口部を閉塞するようにした。よって、サイドシルの下部の合わせ面から第2閉断面に浸入した水が、他の開口部を経て第1閉断面に浸入することを他の止水部材で抑制できる。これにより、鋼製の第1アウタ部とアルミニウム合金板製の第2アウタ部との異種金属の接合部において電位差による電食を一層良好に抑制できる。
一方、電着塗装の後の加熱工程において、発泡材を熱膨張させることにより他の止水部材で他の開口部を閉塞できる。これにより、異種金属の接合部において電位差による電食を一層良好に抑制できる。
そこで、下フランジ部の後端部と、この後端部より車体後方に位置する後方接合部との間に後方止水部材を設けるようにした。これにより、下フランジ部の後端部からサイドシルの内部に浸入した水を、後方接合部より車体前方において後方止水部材で止水することが可能になり、異種金属の後方接合部において電食を防ぐことができる。
すなわち、塗装焼付工程で止水部材の発泡材を加熱する工程を兼ねることができる。これにより、発泡材を膨張させる専用の加熱工程を不要にでき、車体側部構造の製造工程を簡素化できる。
このように、電着塗装剤の流路を止水部材で塞ぐことにより、サイドシルの下部に形成された合わせ面から第2閉断面に浸入した水が、開口部を経て接合部に浸入することを止水部材で抑制できる。これにより、鋼製の第1アウタ部とアルミニウム合金板製の第2アウタ部との異種金属の接合部において電位差による電食を良好に抑制できる。
図1、図2に示すように、車両Veは、例えば、車体側部構造10を備えており、車両の種類や形状等は特に限定されない。車体側部構造10にはサイドシル12、センタピラー13、およびクオータピラー14等が骨格部材として備えられている。以下、車両として、車体側部構造10を備えた乗用車を例に説明する。
図1、図3に示すように、車体側部構造10は、車体の左右側の車体側部を形成する構造である。なお、車体の左右側の車体側部は、概ね左右対称に構成されている。よって、以下、車体側部構造10として車体左側の車体側部について説明して、車体右側の車体側部の説明を省略する。
車体側部構造10は、サイドシル12と、センタピラー13と、クオータピラー14と、ホイールアーチ15(図4参照)と、第1止水部材(止水部材)16と、第2止水部材(他の止水部材)17と、第3止水部材(後方止水部材)18(図9参照)と、を備えている。
図1、図2に示すように、サイドシル12は、車幅方向の左外側に配置されている。サイドシル12は、車体前後方向に向けて延びる第1閉断面21および第2閉断面22を備えた中空形状のフレーム部材である。サイドシル12のうち車体前後方向の中央部からセンタピラー13が上方へ向けて延びている。また、サイドシル12のうち車体前後方向の後端部からクオータピラー14が上方へ向けて延びている。
サイドシル12は、サイドシルインナ25と、サイドシルスチフナ(補強部材)26と、サイドシルアウタ27と、を備えている。
サイドシル12は、サイドシルアウタ27、サイドシルスチフナ26、およびサイドシルインナ25が車幅方向の外側から接合されることにより構成されている。
サイドシルスチフナ26は、サイドシルインナ25の車幅方向の外側において、サイドシルインナ25に沿って配置されている。サイドシルスチフナ26は、車幅方向外側に向けて膨出するように、例えば、鋼板で断面ハット状に成形された鋼製の部材である。サイドシルスチフナ26は、上方に張り出すスチフナ上フランジ(上フランジ部)26aと、下方に張り出すスチフナ下フランジ(下フランジ部)26bと、を有する。スチフナ下フランジ26bの後端部26c(図5参照)は、後述する接合部48より車体後方に位置する。
側壁部26dは、車幅方向外側において鉛直に配置され、車体前後方向に向けて延びている。側壁部26dは、後端部に傾斜部26gを有する。傾斜部26gは、車体後方向に向うに従ってサイドシルインナ25へ向けて傾斜するように形成されている。傾斜部26gには、例えば、一対の第2開口部(他の開口部)37と、第2固定孔38と、を有する。
また、側壁部26dは、後端部26hに第3固定孔41(図6参照)を有する。第3固定孔41は、一対の第2開口部37の車体後方に形成され、後述する第3止水部材18を固定する孔である。
上壁部26eは、例えば、第1開口部(開口部)35と、第1固定孔36を有する。第1開口部35は、第1閉断面21と第2閉断面22とを連通するように開口されている。よって、第1開口部35により、電着塗装剤を第1閉断面21と第2閉断面22との間で導入、排出できる。第1固定孔36は、第1開口部35の車体後方に形成され、後述する第1止水部材16を固定する孔である。
下壁部26fは、側壁部26dの下辺から車幅方向内側に向けてスチフナ下フランジ26bの上辺まで下向きの傾斜状に延びている。すなわち、スチフナ下フランジ26bは、側壁部26dよりも下方に延出されている。
第1アウタ部45は、サイドシルアウタ27のうちセンタピラー13(図1参照)の側の部位(車体前部)を形成する鋼製の部材である。第1アウタ部45は、例えば、車幅方向外側に向けて膨出するように、例えば、鋼板で断面ハット状に成形されている。第1アウタ部45は、上方に張り出す第1上フランジ45aと、下方に張り出す第1下フランジ45bと、を有する。
第1側壁部45cは、車幅方向外側において鉛直に配置され、車体前後方向に向けて延びている。第1上壁部45dは、第1側壁部45cの上辺から車幅方向内側に向けて第1上フランジ45aの下辺まで上向きの傾斜状に延びている。第1下壁部45eは、第1側壁部45cの下辺から車幅方向内側に向けて第1下フランジ45bの上辺まで下向きの傾斜状に延びている。
すなわち、第2アウタ部46は、例えば、車幅方向外側に向けて膨出するように、例えば、アルミニウム合金板で断面ハット状に成形されている。第2アウタ部46は、上方に張り出す第2上フランジ46cと、下方に張り出す第2下フランジ46dと、を有する。
さらに、第1アウタ部45は、第2上フランジ46cおよび第2下フランジ46dに加えて、第2側壁部46eと、第2上壁部46fと、第2下壁部46gと、を有する。
サイドシルアウタ27の第1上フランジ45aおよび第2上フランジ46cは、スチフナ上フランジ26aに車幅方向の外側から接合されている。また、サイドシルアウタ27の第1下フランジ45bおよび第2下フランジ46dは、スチフナ下フランジ26bに車幅方向の外側から接合されている。
これにより、サイドシル12は、サイドシルスチフナ26およびサイドシルアウタ27で、第1閉断面21の外側に沿うU字状の第2閉断面22が形成されている。
ホイールアーチ15は、アルミニウム合金製のサイドシルアウタ27の後端部27aに外端部15aが接合され、鋼製のサイドシルインナ25の後端部25cに内端部15bが接合されている。ホイールアーチ15の内端部15bとサイドシルインナ25の後端部25cとの接合により、後方接合部49が形成されている。
図3、図7、図8に示すように、サイドシルスチフナ26には第1止水部材16が設けられている。第1止水部材16は、車体前後方向において第1開口部35と接合部48との間に位置し、かつ、第2閉断面22(図2参照)の内部に配置されている。
第1止水部材16は、第1固定部材55と、第1発泡材(発泡材)56とを備えたセパレータである。第1固定部材55は、例えば、硬質のABS、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン等の合成樹脂材、あるいはアルミニウム合金、鋼材等で形成されている。第1固定部材55は、横方向部57と、縦方向部58と、を有する。
横部位69の後端に立上部71を介して第2平板部67が一体に形成されている。第2平板部67は、横部位69と比較して車幅方向外側に向けて幅広に形成されている。第2平板部67は、外端が第1側壁部45cの内面45gに接触されている。
これにより、第1止水部材16は、サイドシル12の第2閉断面22(図2参照)の内部に安定的に保持されている。この状態において、第1止水部材16の第1発泡材56を、例えば、乾燥炉の内部において加熱により発泡(膨張)させることにより、第1止水部材16で第2閉断面22の内部を遮断できる。
図4、図5に示すように、第2閉断面22(図2参照)の内部において、サイドシルスチフナ26の傾斜部26gに第2止水部材17が係止されている。第2止水部材17は、第2固定部材77と、第2発泡材(発泡材)78とを備えたセパレータである。第2固定部材77は、例えば、第1固定部材55と同様に、硬質のABS、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン等の合成樹脂材、あるいはアルミニウム合金、鋼材等で形成されている。第2固定部材77は、平坦部81と、第2クリップ82と、突縁部83と、を有している。
これにより、一対の第2開口部37により、第1閉断面21と第2閉断面22とが連通され、電着塗装剤を第1閉断面21と第2閉断面22との間で導入、排出できる。一方、第2発泡材78が、第1発泡材56と同様に、例えば、乾燥炉の内部において加熱により発泡(膨張)することにより、第2発泡材78で一対の第2開口部37を閉塞できる。
図5、図6、図9に示すように、第1閉断面21の内部において、サイドシルスチフナ26の後端部26hに第3止水部材18が係止されている。第3止水部材18は、車体前後方向において、スチフナ下フランジ26bの後端部26cと後方接合部49との間に設けられている。
第3止水部材18は、第3固定部材87と、第3発泡材88とを備えたセパレータである。第3固定部材87は、例えば、第1固定部材55と同様に、硬質のABS、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン等の合成樹脂材、あるいはアルミニウム合金、鋼材等で形成されている。
傾斜部位97は、スチフナ上フランジ26aおよびインナ上フランジ25aから下方へ向かうに従って車体後方へ向けて傾斜状に延びている。水平部位98は、傾斜部位97の下端から車体後方へ向けて延びている。鉛直部位99は、水平部位98の後端から下方へ向けて延びている。
傾斜部位97の上端に第4平板部94が一体に形成されている。第4平板部94は、例えば、外端がサイドシルスチフナ26の後端部26hのうち、第1閉断面21の側の面(内面)26iに接触されている。鉛直部位99の下端に第5平板部95が一体に形成されている。第5平板部95は、例えば、内端がサイドシルインナ25の後端部25cのうち、第1閉断面21の側の面(内面)25dに接触されている。
第3止水部材18が第1閉断面21の内部に保持された状態において、第3止水部材18の第3発泡材88が、例えば、乾燥炉の内部において加熱により発泡(膨張)することにより、第1閉断面21の内部を遮断できる。
また、クリップ囲み部103が加熱により発泡(膨張)することにより、サイドシルスチフナ26の後端部26hのうちの内面26iに密着される。これにより、第3固定孔41を第1閉断面21から遮断できる。
つぎに、車体側部構造10の製造方法を図3から図6に基づいて説明する。
まず、取付工程において、図3に示すように、サイドシルスチフナ26の上壁部26eの第1固定孔36に第1止水部材16の第1クリップ63(図8参照)を係止して、サイドシルスチフナ26の上壁部26eおよび側壁部26dに第1止水部材16を取り付ける。
また、図4に示すように、サイドシルスチフナ26の傾斜部26gの第2固定孔38に第2止水部材17の第2クリップ82を係止して、傾斜部26gに第2止水部材17を取り付ける。
さらに、図5、図6に示すように、サイドシルスチフナ26の後端部26hの第3固定孔41に第3止水部材18の第3クリップ93を係止して、後端部26hの内面26iに第3止水部材18を取り付ける。
なお、取付工程と電着塗装工程の間には、加熱処理がなければ別の工程を備えてもよい。
第1止水部材16の第1発泡材56が、加熱により発泡して膨張することにより、第2閉断面22(図8参照)の内部を遮断する。また、第2止水部材17の第2発泡材78が、加熱により発泡して膨張することにより、第2発泡材78で一対の第2開口部37を閉塞(遮断)する。さらに、第3止水部材18の第3発泡材88が、加熱により発泡して膨張することにより、第1閉断面21の内部を遮断する。
すなわち、塗装焼付工程で第1から第3の発泡材56,78,88を加熱する工程を兼ねることができる。これにより、第1から第3の発泡材56,78,88を膨張させる専用の加熱工程を不要にでき、車体側部構造10の製造工程を簡素化できる。
ここで、接合部48は、鋼製の第1アウタ部45の後端部45fとアルミニウム合金板製の第2アウタ部46の前端部46hとの異種金属が接合されている。これにより、接合部48への水の浸入を抑制することにより、接合部48(すなわち、サイドシル12)の電位差による電食を良好に抑制できる。
すなわち、第2閉断面22において第1開口部35と接合部48との間を第1止水部材16によって遮断できる。よって、第1開口部35を経て第2閉断面22に浸入した水が、接合部48に浸入することを第1止水部材16で良好に抑制できる。これにより、異種金属の接合部に電食が発生することを一層良好に抑制できる。
よって、第1開口部35を経て第2閉断面22に浸入した水が、接合部48に浸入することを第1止水部材16で良好に抑制できる。これにより、異種金属の接合部48に電食が発生することを一層良好に抑制できる。
さらに、上フランジ接触部74を第1発泡材56で形成して熱で膨張させることにより、第2閉断面22におけるスチフナ上フランジ26aの側の隙間を閉塞できる。これにより、スチフナ上フランジ26aの側の隙間への水の流れに対する止水効果を一層良好に発揮できる。
そこで、サイドシルスチフナ26の傾斜部26gに第2止水部材17を設けて、一対の第2開口部37を閉塞するようにした。よって、サイドシル12の下部の合わせ面から第1閉断面21に浸入した水が、一対の第2開口部37を経て第2閉断面22に浸入することを第2止水部材17で抑制できる。
これにより、鋼製の第1アウタ部45とアルミニウム合金板製の第2アウタ部46との異種金属の接合部48において電位差による電食を一層良好に抑制できる。
一方、電着塗装後の加熱工程において、一対の第2発泡材78を熱膨張させることにより、第2止水部材17で一対の第2開口部37を閉塞できる。これにより、異種金属の接合部48において電位差による電食を一層良好に抑制できる。
よって、スチフナ下フランジ26bの後端部26cより車体後方に位置する後方接合部49において電食を防ぐためには、第1閉断面21に浸入した水を後方接合部49より車体前方で止水する必要がある。
例えば、前記実施形態では、第1止水部材16、第2止水部材17、および第3止水部材18をサイドシルスチフナ26に設けた例について説明したが、サイドシルインナ25やサイドシルアウタ27等の他の部材に設けてもよい。
12 サイドシル
15 ホイールアーチ(アルミニウム合金製の部材)
16 第1止水部材(止水部材)
17 第2止水部材(他の止水部材)
18 第3止水部材(後方止水部材)
21 第1閉断面
22 第2閉断面
25 サイドシルインナ
26 サイドシルスチフナ
26a スチフナ上フランジ(上フランジ部)
26b スチフナ下フランジ(下フランジ部)
26c スチフナ下フランジの後端部(下フランジ部の後端部)
26d 側壁部
26e 上壁部
27 サイドシルアウタ
35 第1開口部(開口部)
37 第2開口部(他の開口部)
45 第1アウタ部
46 第2アウタ部
48 接合部
49 後方接合部
56 第1発泡材(発泡材)
57 横方向部
58 縦方向部
61 第1基部(横方向部のうちの他の部位)
62 第1平板部
65 第2基部(縦方向部のうちの他の部位)
67 第2平板部
74 上フランジ接触部
78 第2発泡材(発泡材)
Claims (8)
- 車幅方向の外側からサイドシルアウタ、鋼製のサイドシルスチフナ、および鋼製のサイドシルインナが接合されることによりサイドシルが構成され、前記サイドシルインナおよび前記サイドシルスチフナで車体前後に延設する第1閉断面が形成され、前記サイドシルスチフナおよび前記サイドシルアウタで前記第1閉断面に沿う第2閉断面が形成された車体側部構造において、
前記サイドシルアウタは、
前記サイドシルアウタの車体前部を形成する鋼製の第1アウタ部と、
前記サイドシルアウタの車体後部を形成し、前記第1アウタ部に一体に接合されたアルミニウム合金板製の第2アウタ部と、を備え、
前記サイドシルスチフナは、
前記第1アウタ部および前記第2アウタ部が接合された接合部に対して間隔をおいて形成され、前記第1閉断面と前記第2閉断面とを連通する開口部を有し、
前記開口部と前記接合部との間で、かつ、前記第2閉断面内に配置された止水部材を備える、
ことを特徴とする車体側部構造。 - 前記止水部材は、前記第1アウタ部のうち前記第2閉断面の側の面に接触する
ことを特徴とする請求項1に記載の車体側部構造。 - 前記止水部材は、熱により膨張する発泡材を含む
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車体側部構造。 - 前記サイドシルスチフナは、少なくとも上壁部と、前記上壁部から下方に延出する側壁部と、を有し、
前記止水部材は、少なくとも前記上壁部に接触する横方向部と、前記横方向部から延出し前記側壁部に接触する縦方向部と、を有し、
前記横方向部は、前記横方向部のうち他の部位と比較して幅広に形成された第1平板部を有し、
前記縦方向部は、前記縦方向部のうち他の部位と比較して幅広に形成された第2平板部を有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の車体側部構造。 - 前記サイドシルスチフナは、前記上壁部から上方に延出する上フランジ部をさらに有し、
前記止水部材は、前記横方向部から上方に延出して前記上フランジ部に接触され、前記発泡材で形成された上フランジ接触部を有する、
ことを特徴とする請求項4に記載の車体側部構造。 - 前記サイドシルスチフナは、
前記第1閉断面と前記第2閉断面とを連通する他の開口部を有し、
前記他の開口部を閉塞するために、前記サイドシルスチフナに設けられて、熱により膨張する前記発泡材を含む他の止水部材を備える、
ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の車体側部構造。 - 前記サイドシルスチフナは、前記側壁部よりも下方に延出する下フランジ部をさらに有し、
前記接合部より車体後方に位置する前記下フランジ部の後端部と、前記後端部より車体後方に位置するアルミニウム合金製の部材に前記サイドシルインナが接合された後方接合部と、の間に設けられた後方止水部材を備える
ことを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の車体側部構造。 - 請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の車体側部構造の製造方法であって、
前記サイドシルの前記サイドシルスチフナに前記止水部材を取り付ける取付工程と、
前記サイドシルに電着塗装を施す電着塗装工程と、
前記電着塗装を施した前記サイドシルに対して加熱処理を行う塗装焼付工程と、を備え、
前記取付工程の後に前記電着塗装工程が実施され、前記電着塗装の後に前記塗装焼付工程が実施される
ことを特徴とする車体側部構造の製造方法。
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