JP7328351B2 - 食品生地整形装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パン生地などの食品生地を帯状に整形する食品生地整形装置、及びそれを含む食品生地分割装置に関する。
従来の食品生地整形装置は、ホッパの下方に配置され、対向する複数の挟圧装置を上下方向に多段に有し、対向する上方の挟圧装置の間隔を広く、対向する下方の挟圧装置の間隔を狭くすると共に、対向する間隔が拡大と縮小を繰り返すように構成される。さらに、食品生地整形装置は、挟圧装置を対向方向と直交する幅方向に延伸可能であるように構成される(特許文献1)。
特許文献1に記載の食品生地整形装置では、複数の回転ローラからなる挟圧装置の軸線方向の長さが変更可能であり、回転ローラの両端部の外側に且つそれに隣接して側壁板が配置されるので、帯状の食品生地を所望の幅寸法に整形することができる。
特許文献1は、具体的には、回転ローラの長さを延伸させる場合、例えば、回転軸に固定された回転ローラの端部に、半円断面に分割されたローラ部材を回転軸に取り付けて回転ローラを継ぎ足すことを開示する。特許文献1はまた、回転ローラの外側に筒状のローラを嵌合させ、回転軸の軸線方向に移動させることで必要長さのローラを得ることを開示する。特許文献1はさらに、長さの違う回転ローラを準備し、それらを交換することを開示する。
また、別の食品生地整形装置は、ホッパの下方に、複数組の対向する回転ローラを有し、これらの回転ローラは、上の方に位置する対向する回転ローラの間隔を広くし、下の方に位置する対向する回転ローラの間隔を狭くするように配置され、対向する回転ローラの間に、回転ローラの軸線方向に対向する2つの調節板を設けている。(特許文献2)。
特許文献2に記載の食品生地整形装置では、対向する2つの調節板の間隔を調節することによって、帯状の食品生地を所望の幅寸法に整形することができる。
また、別の食品生地整形装置は、対向する少なくとも2つの回転ローラと、それら回転ローラの間に、回転ローラの軸線方向に位置調節可能な2つの振動付与部材を設けている(特許文献3)。
特許文献3に記載の食品生地整形装置は、対向する2つの振動付与部材を調節した位置で相互に近づいたり離れたりする方向に往復振動させることによって、帯状の食品生地を所望の幅寸法に整形することができる。
特許第3056697号公報 特公昭36-018083号公報 特許第6076338号公報 特開2000-342160号公報
特許文献1に記載の食品生地整形装置では、全ての回転ローラの軸線方向の長さを調節しなければならず、装置の設定変更に作業時間を要するという問題がある。また、回転ローラに分割ローラを継ぎ足し、あるいは、回転ローラに筒状ローラを覆う構成であり、各部材間に隙間が生じ、その隙間に食品生地が入り込み雑菌の発生など衛生上の問題がある。
また、特許文献2及び特許文献3に記載の食品生地整形装置は、複数の回転ローラの回転軸が整形装置本体に対し所定の位置に固定されている。特に、特許文献3の食品生地整形装置は、整形される帯状の食品生地の幅寸法を規制する2つの振動付与部材は、各回転ローラの外周壁の円弧に嵌合する複数の嵌合凹部が形成されている。この場合、特許文献1の食品生地整形装置のように、対向する回転ローラが互いに近づいたり離れたりしてそれらの間隔を変動させることはできず、また、掃除が困難であるという問題がある。
したがって、本発明は、衛生的であり、即ち、回転ローラの着脱や掃除が容易にできる食品生地整形装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、食品生地を帯状に整形する本発明による食品生地整形装置は、本体フレームと、互いに平行に配置された少なくとも2本の回転ローラと、前記少なくとも2本の回転ローラの軸線方向に対向する2枚の壁板と、前記2枚の壁板をそれぞれ支持する2つの支持機構と、を備え、前記少なくとも2本の回転ローラと前記2枚の壁板との間に囲まれた生地成形流路が形成され、前記少なくとも2本の回転ローラのうちの少なくとも1本の回転ローラは、残余の回転ローラよりも長い長軸回転ローラであり、前記長軸回転ローラの回転軸に固定され、前記長軸回転ローラの回転軸の両端部は、前記本体フレームに回転可能に支持され、前記残余の回転ローラは、前記長軸回転ローラよりも短い同じ長さを有する短軸回転ローラであり、前記短軸回転ローラの回転軸に脱着可能に嵌合され、前記短軸回転ローラの回転軸の奥側の端部は、前記本体フレーム又は前記長軸回転ローラに取り付けられたローラ駆動部に回転可能に片持ち状態で支持され、前記2つの壁板のうちの奥側の壁板は、前記長軸回転ローラの外周の円弧に嵌合する嵌合凹部と、前記短軸回転ローラの回転軸の軸径よりも大きく且つ前記短軸回転ローラの外径よりも小さい凹状の切り欠きを前記短軸回転ローラの回転軸のところに有し、前記本体フレームに前記2つの支持機構のうちの奥側の支持機構を介して支持され、前記短軸回転ローラは、前記奥側の壁板に当接するように前記短軸回転ローラの回転軸に嵌合され、前記2つの壁板のうちの手前側の壁板は、前記長軸回転ローラの外周の円弧に嵌合する嵌合凹部を有し、前記短軸回転ローラに当接するように配置され、前記本体フレームに、前記2つの支持機構のうちの手前側の支持機構を介して支持され、前記短軸回転ローラの軸線方向の移動は、前記2枚の壁板によって規制されることを特徴とする。
上記食品生地整形装置の実施形態において、前記短軸回転ローラの回転軸の奥側の端部は、前記本体フレームに回転可能に片持ち状態で支持されてもよいし、前記長軸回転ローラに取り付けられたローラ駆動部に回転可能に片持ち状態で支持されてもよい。
上記食品生地整形装置の実施形態において、好ましくは、前記奥側の壁板は、前記奥側の支持機構に嵌合式に着脱可能に支持され、前記手前側の壁板は、前記手前側の支持機構に嵌合式に着脱可能に支持される。
上記食品生地整形装置の実施形態において、好ましくは、前記奥側の支持機構は、前記本体フレームに支持される支軸と、前記支軸と前記奥側の壁板を連結する押さえピンを備える。
上記食品生地整形装置の実施形態において、好ましくは、前記手前側の支持機構は、前記本体フレームに着脱可能に取り付けられる支持構造体と、前記支持構造体と前記手前側の壁板を嵌合式に連結する押さえピンを備える。
上記食品生地整形装置の実施形態において、好ましくは、前記短軸回転ローラのうちの少なくとも1本は、前記長軸回転ローラのうちの1本を中心に揺動可能に構成される。
上記食品生地整形装置の実施形態において、好ましくは、前記短軸回転ローラのうちの少なくとも1本は、前記長軸回転ローラのうちの1本に対して近づいたり離れたりするように移動可能に構成される。
また、上記目的を達成するために、本発明による生地分割装置は、塊状の食品生地を収容するホッパと、前記ホッパの底部の開口に配置され、塊状の食品生地を棒状の食品生地に切断する切断装置と、切断された棒状の食品生地を帯状に整形する上記食品生地整形装置と、を備える。前記切断装置は、スターカッタ式の切断装置であることが好ましい。
本発明によれば、2枚の壁板は2つの支持機構に支持され、短軸回転ローラは軸線方向への移動が規制されるように対向する2枚の壁板の間に配置されるので、食品生地整形装置の本体フレームから、2枚の壁板及び短軸回転ローラを容易に着脱できる。
したがって、取り外した各部材の洗浄が可能となり、衛生上の問題も解決することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る食品生地整形装置を備えた食品生地分割装置を概略的に示した正面下流側上方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る食品生地整形装置を備えた食品生地分割装置を、一部断面を用いて概略的に示した正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る食品生地整形装置を、一部断面を用いて概略的に示した左側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る食品生地整形装置の構成を分解した状態で概略的に示した正面下流側上方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る食品生地整形装置の構成を組み立てた状態で概略的に示した正面下流側上方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る食品生地整形装置を備えた食品生地分割装置による食品生地の成形工程を概念的に示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る食品生地整形装置の第1の変形例を、一部断面を用いて概略的に示した左側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る食品生地整形装置の第2の変形例を、一部断面を用いて概略的に示した左側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る食品生地整形装置の第3の変形例を、一部断面を用いて概略的に示した左側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る食品生地整形装置の第3の変形例の主要部を概略的に示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る食品生地整形装置の主要部を概略的に示す背面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る食品生地整形装置の主要部を概略的に示す左側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る食品生地整形装置の主要部を概略的に示す正面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る食品生地整形装置の主要部を概略的に示す背面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る食品生地整形装置の主要部を概略的に示す左側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る食品生地整形装置の主要部を概略的に示す正面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る食品生地整形装置の主要部を概略的に示す背面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る食品生地整形装置の主要部を概略的に示す左側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る食品生地整形装置の主要部を概略的に示す正面図である。 ホッパ及び切断装置の断面図である。 ホッパ及び切断装置の断面図である。 ホッパ及び切断装置の断面図である。 ホッパ及び切断装置の変形例の断面図である。 ホッパ及び切断装置の変形例の断面図である。 ホッパ及び切断装置の変形例の断面図である。
以下、図面を用いて本発明の第1の実施形態に係る食品生地整形装置3を備えた食品生地分割装置1を説明する。図1,図2及び図6に概念的、概略的に示すように、食品生地分割装置1は、本体フレーム5の上部に、例えばパン生地などの大きい塊状の食品生地Fを収容する箱状のホッパ7を備えている。また、食品生地分割装置1は、ホッパ7における底部の開口に対応する位置に、一対のスターカッタからなる切断装置9を備えている。切断装置9は、塊状の食品生地Fから棒状で所定長さの食品生地F1を切断し下方へ供給するように構成される。
また、食品生地分割装置1は、供給コンベア11を備え、供給コンベア11は、切断装置9によって所定長さに切断され落下した長尺の食品生地F1を搬送方向C1(図2及び図6において右方向)に搬送(移送)するように構成される。したがって、切断装置9によって順次切断される食品生地F1は、供給コンベア11上で連続的に接続され搬送方向C1へ搬送される。なお、ホッパ7、切断装置9及び供給コンベア11の構成は、既知であるから、それらの詳細な説明を省略する。
また、食品生地分割装置1は、供給コンベア11の下流端に対応する位置に食品生地整形装置3を備えている。食品生地整形装置3は、V字形状に配置される6本の回転ローラ31A、32A、33A、31B、32B、33Bを備えている。また、食品生地分割装置1は、食品生地整形装置3の下方に、第1搬送コンベア13を備えている。第1搬送コンベア13は、食品生地整形装置3によってほぼ一定厚さの帯状に整形された食品生地F2を搬送方向C2(図2及び図6において左方向)に搬送するように構成される。
また、食品生地分割装置1は、第1搬送コンベア13のところに、調心装置15を備えている。調心装置15は、第1搬送コンベア13によって搬送される帯状の食品生地F2の幅の中心を検出して所定の位置に調心するように構成される。また、食品生地分割装置1は、第1搬送コンベア13の下流に、帯状の食品生地F2の分離拡開装置17を備えている。分離拡開装置17は、第2搬送コンベア18、カッター19及び2台の拡開コンベア21を備えている。カッター19は、円板状の切断装置であり、第2搬送コンベア上に配設された調心装置15によって調心された帯状の食品生地F2の中央部を搬送方向にそって切断するように配置される。2台の拡開コンベア21は、幅方向に並設され、2本に切断された帯状の食品生地F3を幅方向に拡開し搬送するように構成される。
また、食品生地分割装置1は、第2搬送コンベア18の搬送下流側に、並設された2台の第1秤量コンベア23を備えている。第1秤量コンベア23は、帯状の食品生地F3を移送しつつその重量を計量するように構成される。更に、食品生地分割装置1は、第1秤量コンベア23に隣接してその下流側に第2秤量コンベア25を備え、第2搬送コンベア18と第1の秤量コンベア23との間の上方にギロチン式の切断装置27を備えている。ギロチン式の切断装置27は、第1の秤量コンベア23の計量値が設定値に一致したときに作動されて帯状の食品生地F3から矩形状の食品生地F4を切断するように構成される。切断された食品生地F4は、第2の秤量コンベア25へ移送され、第2の秤量コンベア25にて再計量される。
また、食品生地分割装置1は、装置全体の動作を制御するために、例えばコンピュータ等の制御装置29を備えている。なお、第1搬送コンベア13、調心装置15、分離拡開装置17、第1の秤量コンベア23、第2の秤量コンベア25及び切断装置27の構成は、既知であるから、それらの詳細な説明を省略する。
次に、図2~図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係る食品生地整形装置3を詳しく説明する。なお、説明の都合上、図2及び図6に示す正面視において、紙面手前側を食品生地整形装置3の手前側、紙面奥側を食品生地整形装置3の奥側とする。食品生地整形装置3は、図3~図6に示すように、V形状に配置された6本の回転ローラ31A、32A、33A、31B、32B、33Bと、6本の回転ローラの軸線方向に対向する一対の壁板51、53を備えている。食品生地整形装置3は、供給された食品生地をほぼ一定厚さの帯状の食品生地F2に整形する機能を備え、第1の実施形態では、供給コンベア11から搬送された先行の食品生地F1の後端側と後続の食品生地F1の先端側を、重ね合せて重ね合せ方向に押圧することによって、ほぼ一定厚さの帯状の食品生地F2に整形する。
6本の回転ローラは、図6に示す正面視において左右に3本ずつの組をなし、左側ローラ組30A及び右側ローラ組30Bを構成する。右側ローラ組30Bは、上段の長軸回転ローラ31Bと、中段の短軸回転ローラ32Bと、下段の短軸回転ローラ33Bを含んでいる。図3を参照すると、中段の短軸回転ローラ32B及び下段の短軸回転ローラ33Bの軸線方向の長さは等しく、上段の長軸回転ローラ31Bの軸線方向の長さは、短軸回転ローラ32B、33Bの軸線方向の長さよりも長い。
右側ローラ組30Bは、更に、箱型のローラ駆動部35Bと、回転ローラ31B、32B、33Bをそれぞれ支持する回転軸37B、38B、39Bを含んでいる。ローラ駆動部35Bは、本体フレーム5の奥側の箱型フレーム5Aと上段の長軸回転ローラ31Bの間に配置され、上段の回転軸37Bの軸線方向の中央に回動可能に支持される。回転軸37B、38B、39Bは、ローラ駆動部35B内に配置されたチェーン、ギアなどの適宜の動力伝達機構(図示省略)を介して連動し、下流側(下側)ほど速く、同方向(正面視において左回転)に回転するように構成される。また、回転軸37B、38B、39Bは、互いに平行に配置される。
上段の回転軸37Bの両端は、食品生地整形装置3の本体フレーム5に回転可能に支持される。上段の回転軸37Bの基端部(奥側、即ち、図3において左側の端部)は、本体フレーム5の奥側の箱型フレーム5A内に配置された駆動モータM2に連結される。また、上段の回転軸37Bの先端部(手前側、即ち、図3において右側の端部)は、本体フレーム5の手前側の板状のフロントフレーム5Bに軸受41Bを介して支持されている。長軸回転ローラ31Bは、その回転軸37Bに固定されている。
中段の回転軸38B及び下段の回転軸39Bの基端部(奥側の端部)は、ローラ駆動部35Bに支持され、中段の回転軸38B及び下段の回転軸39Bの先端部(手前側の端部)は、自由端である。つまり、中段の回転軸38B及び下段の回転軸39Bは、ローラ駆動部35Bに片持ち状態で支持されている。
ローラ駆動部35Bの下端は、本体フレーム5に取り付けられた駆動モータM3にクランク機構43を介して連結される。右側ローラ組30Bは、駆動モータM3の駆動により上段の回転軸37Bを中心として周期的に往復動(揺動)する(図2参照)。
左側ローラ組30Aは、正面視において概ね右側ローラ組30Bと対称的に構成される。左側ローラ組30Aは、ローラ駆動部35Aと、上段の回転ローラ31Aと、中段の回転ローラ32Aと、下段の回転ローラ33Aと、上段の回転軸37Aと、中段の回転軸38Aと、下段の回転軸39Aを含んでいる(図2、図4、図5参照)。
上段の回転軸37Aの両端は、本体フレーム5に回転可能に支持されている。上段の回転軸37Aの基端部(奥側、即ち、図3において左側の端部)は、本体フレーム5の箱型フレーム5A内に配置された駆動モータM1(図示省略)に連結される。また、上段の回転軸37Aの先端部(手前側、即ち、図3において右側の端部)は、本体フレーム5の手前側のフロントフレーム5Bに軸受41Aを介して支持されている。長軸回転ローラ31Aは、その回転軸37Aに固定されている。
中段の回転軸38A及び下段の回転軸39Aの基端部(奥側の端部)は、ローラ駆動部35Aに支持され、中段の回転軸38A及び下段の回転軸39Aの先端部(手前側の端部)は、自由端である。つまり、中段の回転軸38A及び下段の回転軸39Aは、ローラ駆動部35Aに片持ち状態で支持されている。
ローラ駆動部35Aの下端は、本体フレーム5に取り付けられた駆動モータM4にクランク機構45を介して連結される。左側ローラ組30Aは、その固定位置を調節するために、駆動モータM4の駆動により上段の回転軸37Aを中心に揺動可能である。左側ローラ組30Aの固定位置に応じて、食品生地整形装置3から流下して排出される食品生地F2の厚さが調節される(図2参照)。
第1の実施形態では、6本の回転ローラの外径は同一であり、それらの回転速度は、下側ほど速くなるように構成される。短軸回転ローラ32A、33A、32B、33Bはそれぞれ、回転軸38A、39A、38B、39Bにキー部材とキー溝の係合機構を介して着脱可能に嵌入される。回転軸38A、39A、38B、39Bの長さは、できるだけ長いことが好ましいが、回転軸38A、39A、38B、39Bが、それに嵌入される短軸回転ローラ32A、33A、32B、33Bから突出しないように定められる。後述するように、短軸回転ローラの長さを変更したり、短軸回転ローラの長さ方向の中心位置を変更したりする場合には、回転軸38A、39A、38B、39Bが、変更後の短軸回転ローラからも突出しないように定められるのがよい。また、中段の短軸回転ローラ32A、32Bの外周面には、軸線方向に延びる複数のD字形面取り32AS、32BSが形成される(図4参照)。ローラ駆動部35A、35Bにブラケットを介して取り付けられたスクレーパ40が、下段の短軸回転ローラ33A、33Bに当接している。
手前側(図3において右側)の壁板51は、手前側の支持機構54を介して本体フレーム5の手前側のフロントフレーム5Bに支持されている。図3に示すように、支持機構54は、手前側の支持構造体55と、押さえピン60を含む。手前側の支持構造体55は、本体フレーム5の手前側のフロントフレーム5Bに着脱可能に取り付けられる取付板56と、取付板56に組み付けられた2本の支軸57と、支軸57の先端部を連結する連結板58と、結合ピン59を含み、取付板56、2本の支軸57及び連結板58は、枠状に組み立てられ、結合ピン59は、連結板58の上下部分に固定されている。押さえピン60は、軸線方向の一端に設けられた小径の凸部60Aと、フランジ部60Bと、軸線方向の他端に設けられ且つ結合ピン59の小径の段付き部59Aに嵌合する凹状の穴60Cを含んでいる。
手前側の壁板51は、正面視において略長方形の平板であり、左右の嵌合凹部51A、51Bを上部の左右の側部に含み、嵌合凹部51A、51Bは、上段の長軸回転ローラ31A、31Bの円筒形の外周の一部の円弧に嵌合するように形成される。また、手前側の壁板51の手前側の側面51Cは、押さえピン60の凸部60Aに嵌合する凹状の2つの穴51Dを有する。手前側の壁板51の奥側の側面51Eは、奥側の壁板53の手前側の側面53Iと対向している。
奥側の壁板53は、手前側の壁板51よりも奥側(図3において左側)に配置され、奥側の支持機構61を介して本体フレーム5の奥側の箱状フレーム5Aに支持される。図3に示すように、奥側の支持機構61は、2本の支軸62と、押さえピン60を含む。奥側の押さえピン60は、手前側の押さえピン60と同じ形状を有しており、押さえピン60の凹状の穴60Cは、支軸62の先端の小径の段付き部62Aに着脱可能に嵌合するよう構成される。
奥側の壁板53は、平板であり、左右の嵌合凹部53A、53Bを上部の左右の側部に含み、嵌合凹部53A、53Bは、上段の長軸回転ローラ31A、31Bの円筒形の外周の円弧に嵌合するように形成される。また、凹状の切欠き53C、53Eが、左側の嵌合凹部53Aの下方に且つ中段の回転軸38A及び下段の回転軸39Aに対応する位置に上下に形成されると共に、凹状の切欠き53D、53Fが、右側の嵌合凹部53Bの下方に且つ中段の回転軸38B及び下段の回転軸39Bに対応する位置に上下に形成される。切欠き53C、53D、53E、53Fの形状は同一であり、それらの大きさは、回転軸38A、39A、38B、39Bの軸径よりも大きく、短軸回転ローラ32A、33A、32B、33Bの外径よりも小さい。
さらに、奥側の壁板53の奥側の側面53Gは、奥側の押さえピン60の凸部60Aに嵌合する2つ凹状の穴53Hを有し、奥側の壁板53の手前側の側面53Iは、手前側の壁板51の奥側の側面51Eと対向している。短軸回転ローラ32A、33A、32B、33Bは、手前側の壁板51と奥側の壁板53の間に配置され、手前側の壁板51と奥側の壁板53により軸線方向への移動が規制される。
次に、図4及び図5を参照して、食品生地整形装置3の組み立て手順を説明する。
奥側の押さえピン60の穴60Cを、本体フレーム5の箱型フレーム5Aに立設されている2本の支軸62の段付き部62Aに嵌合させる。次いで、奥側の壁板53を長軸回転ローラ31A、31Bの回転軸37A、37Bの間を通す等してそれらの間に配置し、奥側の壁板53の嵌合凹部53A、53Bをそれぞれ、上段の長軸回転ローラ31A、31Bに嵌合させると共に、奥側の壁板53を手前側から奥側に押し込んで、奥側の壁板53の奥側の側面53Gの穴53Hを、奥側の押さえピン60の凸部60Aに嵌合させる。奥側の壁板53を、奥側の押さえピン60に当接させることによって位置決めする。
次いで、中段の短軸回転ローラ32A、32B及び下段の短軸回転ローラ33A、33Bをそれぞれ、回転軸38A、38B、39A、39Bに手前側から奥側に向かって嵌入させ、各短軸回転ローラの奥側の端面が壁板53の手前側の側面53Iに当接するまで押し込む。
次に、手前側の壁板51を長軸回転ローラ31A、31Bの回転軸37A、37Bの間を通す等してそれらの間に配置し、手前側の壁板51の嵌合凹部51A、51Bをそれぞれ、長軸回転ローラ31A、31Bに嵌合させて、手前側から奥側に押し込む。手前側の壁板51の奥側の側面51Eを短軸回転ローラ32A、32B、33A、33Bの手前側の端面に当接させることによって、手前側の壁板51を位置決めする。
手前側の押さえピン60の凸部60Aを、手前側の壁板51の手前側の側面51Cの穴51Dに嵌合させ、さらに、結合ピン59の段付き部59Aを手前側の押さえピン60の穴60Cに嵌合させる。このとき、支持構造体55の取付板56は、本体フレーム5の手前側のフロントフレーム5Bに取付ねじ63にて取り付けられる。
このように組み立てられた食品生地整形装置3において、対向する手前側の壁板51の奥側の側面51Eと奥側の壁板53の手前側の側面53Iの間、及び、対向する左側ローラ組30Aの回転ローラ31A、32A、33Aと右側ローラ組30Bの回転ローラ31B、32B、33Bの間に囲まれた生地整形流路65が形成される。右側ローラ組30Bは、上段の長軸回転ローラ31Bを中心に中段の短軸回転ローラ32B及び下段の短軸回転ローラ33Bが周期的に往復動(揺動)し、生地整形流路65は、その領域の拡大・縮小を繰り返す。食品生地整形装置3は、生地整形流路65内で食品生地F1を下方に流動させながら、ほぼ一定厚さ及び所要の幅W1を有する帯状の食品生地F2に整形する。
本発明の第1の実施形態に係る食品生地整形装置3を備えた食品生地分割装置1の説明は概ね上記のとおりであるが、これに限らず特許請求の範囲において種々の変更が可能である。上記説明では、供給される食品生地F1を、幅W1の食品生地F2に整形するよう説明したが、食品生地の幅寸法を幅W1より広い幅W2に整形してもよい。
次に、図7を参照して、本発明の第1の実施形態に係る食品生地整形装置の第1の変形例を説明する。第1の実施形態では、食品生地を幅W1の食品生地F2に整形したけれども、第1の変形例では、食品生地を幅W1よりも広い幅W2の食品生地F2に整形する。例えば、図7に示すように、中段の短軸回転ローラ32AN、32BN及び下段の短軸回転ローラ33AN、33BNの軸線方向長さは、上述した食品生地整形装置3の短軸回転ローラ32A、32B、33A、33Bの軸線方向長さよりも長さLだけ長い。また、第1の変形例で用いる奥側用及び手前側用の押さえピン60Nは、第1の実施形態で用いた押さえピン60と同様の形状を有するが、前者の軸線方向の長さは、後者の軸線方向の長さよりも長さL/2だけ短い。つまり、短軸回転ローラ32AN、33AN、32BN、33BNの軸線方向の長さ、即ち、対向する手前側の壁板51と奥側の壁板53の間隔が、概ねW2(W1+L)となる。
短軸回転ローラ32AN、33AN、32BN、33BN及び押さえピン60Nへの交換手順を説明する。上述した食品生地整形装置3の組み立て手順と逆の手順で本体フレーム5から支持機構54、手前側壁板51、4本の短軸回転ローラ32A、33A、32B、33B、奥側壁板53及び奥側の押さえピン60を手前側に取り外す。そして、短軸回転ローラ32A、33A、32B、33Bを短軸回転ローラ32AN、33AN、32BN、33BNに交換し、また、押さえピン60を押さえピン60Nに交換して、上述した食品生地整形装置3の組み立て手順と同様の手順で組み立てる。
この場合、短軸回転ローラ32ANなどの軸線方向の中心位置は、相対的に短い短軸回転ローラ32Aなどの軸線方向の中心位置と一致する。つまり、短軸回転ローラ32ANなどの軸線方向の中心位置は、本体フレーム5や第1搬送コンベア13に対し変動しない。帯状に整形される食品生地F2の幅方向の中心位置は、第1搬送コンベア13の幅方向に対し概ね同じ位置に移載される。
また、図8に示す第2の変形例は、第1の変形例において、中段及び下段の短軸回転ローラ32AN、32BN、33AN、33BNを、第1の実施形態の短軸回転ローラ32A、32B、33A、33Bに交換して取り付けた構成である。更に、4本の押さえピン60Nのうち手前側の2本の押さえピン60Nを、押さえピン60Mに交換した構成である。押さえピン60Mは、第1の実施形態の押さえピン60同様の形状を有するが、前者の軸線方向の長さは、後者の軸線方向の長さよりも長さL/2だけ長く形成され、手前側の支持機構54の結合ピン59と手前側の壁板51の間に配置される。
この場合、短軸回転ローラ32Aなどの長さ方向の中心位置は、本体フレーム5や第1搬送コンベア13に対し箱型フレーム5A側、つまり、奥側に移動する。しかし、食品生地分割装置1は、調心装置15を備えているので、幅W1の帯状の食品生地F2の幅方向の中心位置を円板状のカッター19に位置合わせすることができる。
なお、第2変形例のように、本体フレーム5に対し奥側壁板53の取り付け位置を変更しない場合には、押さえピン60Nを構成しないこともできる。奥側の支軸は、奥側壁板53を取り付ける位置に対応する長さで、先端に奥側壁板53の穴53Hに嵌合する段付き部を備える。
上記説明から理解できるように、食品生地整形装置3は、短軸回転ローラ及び押さえピンを容易に交換できる構成であるため、所要の幅Wを有する食品生地F2を整形することができる。
手前側の壁板51、奥側の壁板53、4本の短軸回転ローラ及び手前側及び奥側の押さえピンは、食品生地整形装置3の本体から容易に取り外すことができ、細部まで洗浄することができる。また、長軸回転ローラ31A、31Bは、回転軸37A、37Bに支持された状態で食品整形装置3の本体に留まるが、周りの部材が取り外され、周囲が開放された状態となるため、人手で容易に清掃することができ、食品整形装置3を衛生的に維持することができる。
次に、図9a及び図9bを参照して、本発明の第1の実施形態に係る食品生地整形装置の第3の変形例を説明する。第3の変形例は、食品生地F2を幅W1から幅WSに狭めるように構成される。具体的には、所要の厚さを有する2つの平らな追加壁板52がそれぞれ、奥側の壁板53の手前側の側面53I及び手前側の壁板51の奥側の側面51Eに追加可能である。奥側の追加壁板52は、図9bに示すように、上下方向に配置された嵌合凹部52A、52C、52Eを左方の側部に備え、上下方向に配置された嵌合凹部52B、52D、52Fを右方の側部に備える。各嵌合凹部の内側の縁は、左右のローラ組30A、30Bが最も接近する位置に一致することが好ましく、回転ローラ31A、32A、33A、31B、32B、33Bの円筒形の外周の円弧に嵌合するよう形成される。手前側の追加壁板は、奥側の追加壁板と対称に構成されるが、第3の変形例では、左右のローラ組30A、30Bが左右対称に配置されるので、手前側の追加壁板の形状は、奥側の追加壁板と同一であるのがよい。
生地整形流路65は、主に対向する追加壁板52と、対向する左側ローラ組30A及び右側ローラ組30Bで囲まれた領域によって形成される。追加壁板52は、所要の厚さで形成され、既知の係合機構により壁板51、53に着脱交換可能に取り付けられることが好ましい。追加壁板52の板厚を変更することにより、食品生地整形装置3で整形される食品生地F2の幅Wを増減させることができる。なお、追加壁板52と、壁板51、53とを一体に形成することもできる。
次に、図10a~図10cを参照して、本発明の第2の実施形態に係る食品生地整形装置73を説明する。なお、第1の実施形態に係る食品生地整形装置3と同様の機能を有する食品生地整形装置73の構成に、食品生地整形装置3と同一の符合を付し、その説明を省略する。図10a~図10cに示すように、食品生地整形装置73は、ホッパ71の下方に配置され、1本の長軸回転ローラ31Aと、1本の短軸回転ローラ33Bと、手前側の壁板81と、手前側の支持機構85と、奥側の壁板83と、奥側の支持機構91を備える。食品生地整形装置73は、供給される食品生地をほぼ一定厚さの帯状の食品生地F2に整形するように構成され、第2の実施形態では、ホッパ71に収容された塊状の食品生地Fをほぼ一定厚さの帯状の食品生地F2に整形するように構成される。したがって、第1の実施形態の食品生地分割装置1のホッパ7、切断装置9、及び供給コンベヤ11は省略される。
長軸回転ローラ31Aは、回転軸77に固定される。回転軸77の基端部(奥側の端部)は、奥側の箱型フレーム5A内に配置された駆動モータM1に連結され、回転軸77の先端部(手前側の端部)は、軸受41Aを介して手前側のフロントフレーム5Bに回転可能に支持される。
短軸回転ローラ33Bは、図10cに示す正面視に示すように、長軸回転ローラ31Aの横に(同じレベルのところに)それと対向するように配置され、回転軸79に着脱可能に嵌入される。回転軸79は、奥側の箱型フレーム5A内に配置された位置調節機構80に回転可能に支持される。位置調節機構80は、回転軸79の固定位置を調節するように構成され、例えば、枠体に摺動可能な軸受と、この軸受に連結されるねじ棒及びナットの組合せを備えた既知の機構であり、ねじ棒を正逆に回転させることによって軸受を往復動させ、軸受に回転可能に支持された回転軸79を長軸回転ローラ31Aに対し近づけたり離したりするように構成される。また、回転軸79は、箱型フレーム5A内に配置された駆動モータM2(図示省略)に連結される。したがって、回転軸79は、本体フレーム5に片持ち状態で支持される。回転軸79の長さは、できるだけ長いことが好ましいが、回転軸79が、それに嵌入される短軸回転ローラ33Bから突出しないように定められる。
手前側の壁板81は、手前側の支持機構85を介して本体フレーム5の手前側のフロントフレーム5Bに支持される。手前側の支持機構85は、支持構造体86と、押さえピン60を含む。支持構造体86は、フロントフレーム5Bに着脱可能に取り付けられる支持板87と、支持板87に取り付けられる支軸88を備える。支軸88の先端には、押さえピン60の穴60Cに嵌合する小径の段付き部88Aが備えられる。
手前側の壁板81は、正面視において概略長方形の平板であり、長軸回転ローラ31Aの外周壁の一部の円弧に嵌合する嵌合凹部51Aを左の側部に含んでいる。また、手前側の壁板81の手前側の側面81Cの中央には、押さえピン60の凸部60Aに嵌合する凹状の穴51Dが上下に2つ形成される。手前側の壁板81の奥側の側面81Eは、壁板83に対向する。
奥側の壁板83は、手前側の壁板81よりも奥側に配置され、奥側の支持機構91を介して本体フレーム5の奥側の箱状フレーム5Aに支持される。奥側の支持機構91は、箱状フレーム5Aに取り付けられる上下2本の支軸92と、支軸92の先端の段付き部92Aに着脱可能な押さえピン60を含む。
図10aに示す背面図に示すように、奥側の壁板83は、概略長方形の平板であり、長軸回転ローラ31Aの外周の一部の円弧に嵌合する嵌合凹部53Aが、(正面視において)左の側部に形成され、凹状の切欠き53Fが、(正面視において)右の側部に且つ回転軸79に一致する位置に形成される。凹状の切欠き53Fは、回転軸79の軸径よりも大きく且つ短軸回転ローラ33Bの外径よりも小さく形成される。
さらに、奥側の壁板83の奥側(図10aにおいて紙面手前側)の側面83Gには、押さえピン60の凸部60Aに嵌合する凹状の穴53Hが形成される。奥側の壁板83の手前側(図10bにおいて右側)の側面83Iは、手前側の壁板81の奥側の側面81Eと対向する。短軸回転ローラ33Bは、奥側の壁板83と手前側の壁板81の間に配置され、奥側の壁板83と手前側の壁板81により軸線方向への移動が規制される。
食品生地整形装置73の組み立て手順は、概ね食品生地整形装置3と同様である。このように組み立てられた食品生地整形装置73において、対向する壁板81の側面81Eと壁板83の側面83Iの間と、対向する長軸回転ローラ31Aと短軸回転ローラ33Bの間に囲まれた生地整形流路65が形成される。生地整形流路65は、位置調節機構80によって調節された短軸回転ローラ33Bの固定位置に応じて拡大あるいは縮小する。食品生地整形装置73は、生地整形流路65で食品生地Fを、下方に流動させながらほぼ一定厚さで所要の幅W1を有する帯状の食品生地F2に整形する。
また、食品生地整形装置73の短軸回転ローラ33Bを、それよりも長い短軸回転ローラ33BNに交換し、押さえピン60を押さえピン60Nに交換することにより(第1の実施形態の第1の変形例参照)、食品生地整形装置73は、供給された食品生地をほぼ一定の厚さで幅W2の帯状の食品生地F2に整形する。
本発明の第2の実施形態に係る食品生地整形装置73の説明は概ね上記のとおりであるが、これに限らず特許請求の範囲において種々の変更が可能である。食品整形装置3では、6本の回転ローラ31A、32A、33A、31B、32B、33Bを備え、食品生地整形装置73では、2本の回転ローラ31A、33Bを備えるよう説明したが、図11a~図11c、図12a~図12cに示すように、3本や4本の回転ローラを備えることもできる。また、上記説明においては、支持機構85、91が取付けられる本体フレーム5は、食品生地分割装置1の本体フレーム5であったが、食品生地整形装置73がそのような本体フレームを有していてもよい。
次に、図11a~図11cを参照して、本発明の第3の実施形態に係る食品生地整形装置93を説明する。なお、食品生地整形装置3若しくは食品生地整形装置73と同様の機能を有する食品生地整形装置の構成に、食品生地整形装置3若しくは食品生地整形装置73と同一の符合を付し、詳細な説明を省略する。食品生地整形装置93は、2本の長軸回転ローラ31A、31Bと、1本の短軸回転ローラ33Aと、手前側の壁板94と、奥側の壁板95を備えている。長軸回転ローラ31Aは、その回転軸97Aに固定され、回転軸97Aの両端は、本体フレーム5に支持されている。
短軸回転ローラ33Aは、長軸回転ローラ31Aの斜め下方に所要の間隔を開けて配置されている。短軸回転ローラ33Aは、その回転軸99に着脱可能に嵌入され、回転軸99は、本体フレーム5の奥側の箱型フレーム5Aに片持ち状態で且つ回転可能に支持されている。回転軸99の長さは、できるだけ長いことが好ましいが、回転軸99が、それに嵌入される短軸回転ローラ33Aから突出しないように定められる。長軸回転ローラ31Aの回転軸97Aと短軸回転ローラ33Aの回転軸99は、本体フレーム5の奥側の箱型フレーム5A内に配置されたチェーン及び歯車などの適宜の動力伝達機構(図示省略)に連結され、駆動モータM1によって同方向に回転(図11cに示す正面視において右回転)するように構成される。また、短軸回転ローラ33Aは、長軸回転ローラ31Aを中心に左右に揺動可能であり、したがって、長軸回転ローラ31Bに対して近づいたり離れたりするように位置調節可能である。
長軸回転ローラ31Bは、長軸回転ローラ31Aに対向し、所要の間隔を開けて横方向(正面視において右側)で少し下方に配置されている。長軸回転ローラ31Bは、その回転軸97Bに固定され、回転軸97Bの両端は、本体フレーム5に支持されている。回転軸97Bは、本体フレーム5の奥側の箱型フレーム5A内に配置された駆動モータM2(図示省略)によって、長軸回転ローラ31A及び短軸回転ローラ33Aと反対の方向(図11cに示す正面視において左回転)に回転される。
手前側の壁板94及び奥側の壁板95は、長軸回転ローラ31A、31B及び短軸回転ローラ33Aの軸線方向に対向するように配置されている。手前側の壁板94は、手前側の支持機構85Nを介して本体フレーム5の手前側のフロントフレーム5Bに支持される。手前側の支持機構85Nは、支持構造体86Nと押さえピン60を含む。手前側の支持構造体86Nは、第2の実施形態の支持構造体86と機能的に同様に構成される。手前側の壁板94は、図11cに示す正面視において、左側面の嵌合凹部51Aと、右側面の嵌合凹部51Bを含み、嵌合凹部51A、51Bはそれぞれ、長軸回転ローラ31A、31Bに摺動可能に嵌合する。手前側の壁板94は、手前側の支持機構85Nの押さえピン60と嵌合する穴51Dを含む。
奥側の壁板95は、図11aの背面図に示すように、(正面視において)左側面の嵌合凹部53Aと(正面視において)右側面の嵌合凹部53Bを含み、嵌合凹部53A、53Bはそれぞれ、長軸回転ローラ31A、31Bに摺動可能に嵌合する。また、奥側の壁板95は、嵌合凹部53Aの下方に、短軸回転ローラ33Aの回転軸99に一致する位置に凹状の切欠き53Eを含む。奥側の壁板95は、奥側の押さえピン60と嵌合する穴53Hを含む。奥側の壁板95は、手前側の壁板94に対して奥側に配置され、奥側の支持機構91を介して本体フレーム5の奥側の箱状フレーム5Aに支持される。短軸回転ローラ33Aは、手前側の壁板94と奥側の壁板95の間に配置され、壁板94、95によりその軸線方向の移動が規制される。
食品生地整形装置93は、対向する壁板94、95と、長軸回転ローラ31A及び短軸回転ローラ33Aを含む左側ローラ組と、長軸回転ローラ31Bとによって囲まれた生地整形流路65を含む。生地整形流路65は、位置調節された短軸回転ローラ33Aの固定位置に応じて拡大あるいは縮小可能である。食品生地整形装置93は、生地整形流路65に適宜の手段で供給される食品生地Fを、下方に流動させて、対向する短軸回転ローラ33Aと長軸回転ローラ31Bの間から排出することによって、ほぼ一定厚さで所要の幅W1を有する帯状の食品生地F2に整形する。
次に、図12a~図12cを参照して、本発明の第4の実施形態に係る食品生地整形装置101を説明する。なお、食品生地整形装置3若しくは食品生地整形装置73と同様の機能を有する食品生地整形装置の構成に、食品生地整形装置3若しくは食品生地整形装置73と同一の符合を付し、詳細な説明を省略する。食品生地整形装置101は、1本の長軸回転ローラ31Aと、3本の短軸回転ローラ33A、32B、33Bと、手前側の壁板104と、奥側の壁板105を備えている。4本の回転ローラ31A、33A、32B、33Bは、図12cに示す正面視において、左右2本ずつの組みをなし、左側ローラ組102A及び右側ローラ組102Bを構成する。
左側ローラ組102Aは、長軸回転ローラ31Aと短軸回転ローラ33Aを含み、図12cに示す正面視において、短軸回転ローラ33Aは、長軸回転ローラ31Aの右斜め下方に配置される。長軸回転ローラ31Aは、その回転軸107に固定され、回転軸107の両端は、本体フレーム5に回転可能に支持されている。短軸回転ローラ33Aは、その回転軸108に着脱可能に嵌入され、回転軸108は、本体フレーム5の奥側の箱型フレーム5Aに片持ち状態で回転可能に支持されている。回転軸108の長さは、できるだけ長いことが好ましいが、回転軸108が、それに嵌入される短軸回転ローラ33Aから突出しないように定められる。長軸回転ローラ31Aの回転軸107と短軸回転ローラ33Aの回転軸108は、本体フレーム5の奥側の箱型フレーム5A内に配置された歯車及び歯車ベルトの動力伝達機構106に連結され、駆動モータM1によって同方向に回転(図12cに示す正面視において右回転)されるように構成されている。
右側ローラ組102Bは、短軸回転ローラ32B、33Bを含み、図12cに示す正面視において、短軸回転ローラ33Bは、短軸回転ローラ32Bの左斜め下方に配置される。短軸回転ローラ32B、33Bはそれぞれ、回転軸38B、39Bに着脱可能に嵌入され、回転軸38B、39Bは、本体フレーム5の奥側の箱型フレーム5Aに片持ち状態で回転可能に支持されている。回転軸38B、39Bの長さは、できるだけ長いことが好ましいが、回転軸38B、39Bが、それに嵌入される短軸回転ローラ32B、33Bから突出しないように定められる。右側ローラ組102Bは、更に、ローラ駆動部109を含む。短軸回転ローラ32B、33Bの回転軸38B、39Bは、ローラ駆動部109を貫通している。短軸回転ローラ32Bの回転軸38Bの基端部(奥側の端部)は、ローラ駆動部109よりも奥側に位置し、本体フレーム5の奥側の箱型フレーム5Aの内部で歯車103Bに取り付けられる。また、長軸回転ローラ31Aの回転軸107の基端部(奥側の端部)は、歯車103Bと噛合っている歯車103Aに取り付けられる。また、短軸回転ローラ32B、33Bの回転軸38B、39Bは、ローラ駆動部109内に配置された適宜の動力伝達機構(図示省略)を介して連結され、長軸回転ローラ31Aの回転軸107の回転に同期して回転軸107の回転方向と反対の方向(図12cに示す正面視において左回転)に回転する。
リンクプレート110が、右側ローラ組102Bのローラ駆動部109の側面に取り付けられると共に、左側にある長軸回転ローラ31Aの回転軸107に回動可能に支持される。また、ローラ駆動部109の下端には、アーム109Aが突設され、フレーム5に取り付けられた駆動モータM3にクランク機構43を介して連結される。したがって、右側ローラ組102Bは、駆動モータM3の駆動によって、回転軸107を中心として上下方向に周期的に往復動(揺動)し、左側ローラ組102Aに対して近づいたり離れたりする。
手前側の壁板104は、第2の実施形態の支持機構85と機能的に同様に構成される支持機構85Mを介して本体フレーム5の手前側のフロントフレーム5Bに支持される。手前側の壁板104は、図12cに示す正面視において、左側面の嵌合凹部51Aを含み、嵌合凹部51Aは、長軸回転ローラ31Aに摺動可能に嵌合する。手前側の壁板104は、手前側の押さえピン60と嵌合する穴51Dを含む。
奥側の壁板105は、図12aの背面図に示すように、左側面の上部に嵌合凹部53Aを含み、嵌合凹部53Aは、長軸回転ローラ31Aに摺動可能に嵌合する。奥側の壁板105は、嵌合凹部53Aの下方に且つ短軸ローラ33Aの回転軸108に一致する位置に、凹状の切欠き53Eを含む。奥側の壁板105はまた、右側面に且つ短軸ローラ31A、33Aの回転軸107、108に一致する位置に切欠き53D、53Fを含む。また、奥側の壁板105は、奥側の押さえピン60と嵌合する穴53Hを含む。奥側の壁板105は、第2の実施形態の支持機構91と機能的に同様に構成される支持機構111を介して本体フレーム5の奥側の箱状フレーム5Aに支持される。短軸回転ローラ33A、32B、33Bは、手前側の壁板104と奥側の壁板105の間に配設され、壁板104、105により軸線方向への移動が規制される。
食品生地整形装置101には、対向する壁板104と壁板105と、左側ローラ組102Aの長軸回転ローラ31A及び短軸回転ローラ33Aと、右側ローラ組102Bの短軸回転ローラ32B及び短軸回転ローラ33Bとによって囲まれた生地整形流路65を含む。右側ローラ組102Bは、長軸回転ローラ31Aを中心に周期的に往復動(揺動)し、生地整形流路65は、拡大・縮小を繰り返す。食品生地整形装置101は、適宜の手段で供給される食品生地Fを、生地整形流路65内で下方に流動させて、対向する下段の短軸回転ローラ33Aと短軸回転ローラ33Bの間から排出することによって、ほぼ一定厚さと所要の幅W1を有する帯状の食品生地F2に整形する。
上記説明から理解できるように、食品生地整形装置93や食品生地整形装置101においても、相違する長さの短軸回転ローラと、それら短軸回転ローラに対応する支持機構を容易に交換することができ、ほぼ一定厚さで所要の幅Wを有する帯状の食品生地F2を整形することができる。
なお、上記説明においては、支持機構を構成する押さえピン、あるいは、支軸の長さを変更するよう説明したが、例えば、壁板の厚みを変更することでも、短軸回転ローラの長さ変更に対応することができる。
また、上記説明においては、回転ローラの外径を同一なものとして示したが、これに限ることはなく、食品生地Fの物性や組み合わされる回転ローラの本数や配置などに応じて、任意の外径に設けることができる。
また、上記説明においては、長軸回転ローラを中心に短軸回転ローラを揺動するよう説明したが、揺動の中心は、任意の位置に設けることができる。
次に、図13a~図13cを参照して、ホッパ7及び切断装置9を説明する。第1の実施形態及びその第1の変形例~第3の変形例では、帯状の食品生地F2の幅Wが変更可能な食品整形装置3を説明した。このような場合、整形される食品生地F2の幅Wの増減に伴い、切断装置9より切断される食品生地F1の幅や厚みを増減することが好ましい。
図13aに示すように、切断装置9は、ホッパ7の底部に幅方向に対向する1対のスターカッタ9A、9Bを含んでいる。切断装置9は、例えば、特許文献4に記載されている。スターカッタ9Aは、3枚の板状のブレード9AAを回転軸10Aに等しい間隔で、例えば、あり溝などの係合機構にて着脱可能に取り付けられている。ブレード9AAは、回転軸10Aの放射方向に対して傾斜して配置される。スターカッタ9Bは、スターカッタ9Aと対称に形成され、3枚の板状のブレード9BAを回転軸10Bに着脱可能に取り付けられている。スターカッタ9A、9Bは、同期して120度ずつ間欠的に回転し、塊状の食品生地Fから食品生地F1を切断する。
例えば、食品生地F2を幅W2(図7参照)から幅W1(図3参照)に狭める場合、食品生地整形装置3の短軸回転ローラ32A、32B、33A、32Bの長さを変更すると共に、図13bに示すように、板厚T1のブレード9AA、9BAを板厚T2のブレード9AB、9BBに交換することが好ましい。板厚Tを厚くすることで、切断される食品生地F1の容積が減少させることができる。
さらに、食品生地F2を幅W1から幅WSに狭める場合には、短軸回転ローラ32A、32B、33A、33Bを幅WSのものに交換するとともに、図13cに示すように、ブレード9を板厚T2からより厚い板厚T3のものに変更することが好ましい。例えば、板厚T1のブレード9AA、9BAに、サブブレード9AC、9BCを重ねるように着脱可能に固定する。サブブレード9AC、9BCの板厚を変更することにより、切断される食品生地F1の容積を増減させることができる。
また、切断装置9の変形例を図14a~図14cに示す。変形例のスターカッタ9A、9Bは、放射方向に等しい間隔で回転軸10A、10Bに固定された3枚の板状のブレード9Dを含む。各ブレード9Dの間には、既知の係合機構により着脱可能なベースプレート9Eが設けられている。スターカッタ9A、9Bは、同期して120度ずつ間欠的に回転し、塊状の食品生地Fから食品生地F1を切断するように構成されている。図14a~14cに示すように、ベースプレート9Eを板厚T4、T5、T6と厚く変更することにより分割される食品生地F1の容積が減少する。なお、スターカッタ9A、9Bは各々、3枚以上のブレードを含んでいてもよい。
上記説明から理解できるように、食品生地整形装置3によって整形される食品生地F2の幅Wに応じて、生地整形流路65を形成する構成を適宜選択するとともに、切断装置9によって分割される食品生地F1の容積を調整するためにブレード9A、9Bの構成を適宜選択することができる。なお、食品生地整形装置3によって整形される食品生地F2の厚さは、ローラ組30Aの固定位置に応じて変更可能である。食品生地F2の厚さの増減に応じて、分割される食品生地F1の容積を増減するようブレード9A、9Bの構成を適宜選択することも可能である。
1 食品生地分割装置
3、73、93、101 食品生地整形装置
5 本体フレーム
30A (左側の)ローラ組
30B (右側の)ローラ組
31A、31B 長軸回転ローラ
32A、32B、33A、33B 短軸回転ローラ
35A、35B、109 ローラ駆動部
51、81、94、104 (手前側の)壁板、手前側壁板
51A、51B 嵌合凹部
53、83、95、105 (奥側の)壁板、奥側壁板
53A、53B 嵌合凹部
53C、53D、53E、53F 切欠き
54、60 支持機構
55 支持構造体
60 押さえピン
65 生地整形流路
C1、C2 搬送方向
F、F1、F2、F3 食品生地
F4 食品生地片
M1、M2、M3、M4 駆動モータ
W、W1、W2 (食品生地F2の)幅

Claims (9)

  1. 食品生地を帯状に整形する食品生地整形装置であって、
    本体フレームと、
    互いに平行に配置された少なくとも2本の回転ローラと、
    前記少なくとも2本の回転ローラの軸線方向に対向する2枚の壁板と、
    前記2枚の壁板をそれぞれ支持する2つの支持機構と、を備え、
    前記少なくとも2本の回転ローラと前記2枚の壁板との間に囲まれた生地成形流路が形成され、
    前記少なくとも2本の回転ローラのうちの少なくとも1本の回転ローラは、残余の回転ローラよりも長い長軸回転ローラであり、前記長軸回転ローラの回転軸に固定され、前記長軸回転ローラの回転軸の両端部は、前記本体フレームに回転可能に支持され、
    前記残余の回転ローラは、前記長軸回転ローラよりも短い同じ長さを有する短軸回転ローラであり、前記短軸回転ローラの回転軸に脱着可能に嵌合され、前記短軸回転ローラの回転軸の奥側の端部は、前記本体フレーム又は前記長軸回転ローラに取り付けられたローラ駆動部に回転可能に片持ち状態で支持され、
    前記2つの壁板のうちの奥側の壁板は、前記長軸回転ローラの外周の円弧に嵌合する嵌合凹部と、前記短軸回転ローラの回転軸の軸径よりも大きく且つ前記短軸回転ローラの外径よりも小さい凹状の切り欠きを前記短軸回転ローラの回転軸のところに有し、前記本体フレームに前記2つの支持機構のうちの奥側の支持機構を介して支持され、
    前記短軸回転ローラは、前記奥側の壁板に当接するように前記短軸回転ローラの回転軸に嵌合され、
    前記2つの壁板のうちの手前側の壁板は、前記長軸回転ローラの外周の円弧に嵌合する嵌合凹部を有し、前記短軸回転ローラに当接するように配置され、前記本体フレームに、前記2つの支持機構のうちの手前側の支持機構を介して支持され、
    前記短軸回転ローラの軸線方向の移動は、前記2枚の壁板によって規制されることを特徴とする前記食品生地整形装置。
  2. 前記短軸回転ローラの回転軸の奥側の端部は、前記長軸回転ローラに取り付けられたローラ駆動部に回転可能に片持ち状態で支持される、請求項1に記載の食品生地整形装置。
  3. 前記奥側の壁板は、前記奥側の支持機構に嵌合式に着脱可能に支持され、
    前記手前側の壁板は、前記手前側の支持機構に嵌合式に着脱可能に支持される、請求項1に記載の食品生地整形装置。
  4. 前記奥側の支持機構は、前記本体フレームに支持される支軸と、前記支軸と前記奥側の壁板を連結する押さえピンを備える、請求項1に記載の食品生地整形装置。
  5. 前記手前側の支持機構は、前記本体フレームに着脱可能に取り付けられる支持構造体と、前記支持構造体と前記手前側の壁板を嵌合式に連結する押さえピンを備える、請求項1に記載の食品生地整形装置。
  6. 前記短軸回転ローラのうちの少なくとも1本は、前記長軸回転ローラのうちの1本を中心に揺動可能に構成される、請求項1に記載の食品生地整形装置。
  7. 前記短軸回転ローラのうちの少なくとも1本は、前記長軸回転ローラのうちの1本に対して近づいたり離れたりするように移動可能に構成される、請求項1に記載の食品生地整形装置。
  8. 塊状の食品生地を収容するホッパと、
    前記ホッパの底部の開口に配置され、塊状の食品生地を棒状の食品生地に切断する切断装置と、
    切断された棒状の食品生地を帯状に整形する請求項1~7の何れか1項に記載の食品生地整形装置と、を備える食品生地分割装置。
  9. 前記切断装置は、スターカッタ式の切断装置である、請求項8に記載の食品生地分割装置。
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