JP7325932B2 - 給紙装置 - Google Patents

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Description

本発明は、各種サイズのシートを一括して収納し、指定されたサイズのシートを画像形成装置や画像読取装置等に向けて給送する給紙装置に関する。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置の画像形成部にシートを供給する給紙装置が使用されている。このような給紙装置には、100枚程度のシートを収納可能な給紙カセットを備えるタイプや、数千枚に及ぶ大量のシートを収納可能な収納庫を備えるタイプなどがある。収納庫を備えるタイプの給紙装置は、収納庫内に大量のシートを積載するリフタと、リフタを昇降する昇降機構と、昇降機構を駆動する駆動モータと、リフタ上のシートの最上面に接触してシートを繰り出す繰出ローラと、繰り出されたシートを一枚に分離して画像形成装置に給紙する分離機構等を備えている。このようなタイプの給紙装置では、リフタにシートが積載されると、駆動モータの駆動によりリフタが上昇し、シートの最上面が繰出ローラに接触するとリフタの上昇が停止する。その後、給紙信号の受信により、繰出ローラの駆動によりリフタからシートが繰り出され、分離機構にて一枚ずつに分離して画像形成装置にシートが給紙される。
また、給紙装置には、例えばA3サイズやリーガルサイズ以下の汎用サイズのシートの他に、規格外の長尺のシートに対応した機種がある。特許文献1には、一つの収納庫内に取り外し可能な仕切り板を設けて複数のリフタを収納し、仕切り板を取り外すことにより個々のリフタよりも大きなサイズのシートの積載を可能とさせる大容量用紙積載装置が提案されている。また、特許文献2には、長尺サイズのシートを支持するためのサブトレイをメイントレイに備え、汎用サイズのシートのときにはメイントレイ上にシートを積載し、長尺シートのときには、メイントレイからサブトレイを引き出して、メイントレイからはみ出した部分をサブトレイによって支持するようにした給紙装置が提案されている。
特開2003-63719号公報 特開2002-338069号公報
画像形成装置において一般的に使用されるシートはA4サイズやリーガルサイズ等の汎用サイズが多く、それ以上の長尺サイズのような大型シートの使用頻度は比較的少ないが、このような大型シートを大量に積載するとリフタに掛かる負荷が大きくなる。また、厚紙やOHPのような普通紙と異なる厚みや材質の特殊シートを扱う場合にも、リフタに掛かる負荷が大きくなる。このように取り扱うシートの大型化等に対応するには、昇降機構をより強固な構成にする必要があり、昇降機構を駆動する駆動モータもトルクの大きなものが必要となっていた。
また、リフタは昇降駆動負荷を軽減すると共に、シートを規制する規制部材の移動を確保するためのスリットを要することから、シートを最小限の面積で支持するためのフレーム構造が多く採用されている。このようなフレーム構造のリフタにあっては、昇降操作時に傾きが生じたり、シートの積載時やメンテナンス時において、一部に変形や破損等が生じたりするおそれがあった。特に、メイントレイに付属するサブトレイにあっては、強度が不足するため、このような問題が発生する確率が高いものとなっていた。
そこで本発明は、長尺サイズ等の大型シートに傾きが生じることなく、駆動能力に応じて安定した状態で昇降させることのできる給紙装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の給紙装置は、シートを収納する収納庫と、上下方向に移動自在に設けられ、第1サイズのシートの積載が可能な第1積載部と、前記収納庫の底面から所定の高さに位置し且つ前記第1積載部が所定高さに位置する状態において、該第1積載部と連結し、前記第1サイズより大きい第2サイズのシートの積載を可能にする第2積載部と、を備え、前記第2積載部の下面には、該第2積載部の先端から収納庫の底面に向けて延びる板状の第1の規制部材が設けられる一方、前記収納庫の底面には上方に向けて延び前記第1の規制部材を取り囲むように形成される断面コ字状の第2の規制部材が設けられ、前記第2積載部が前記第1積載部との連結によって上昇する際に、前記第1の規制部材が前記第2の規制部材にガイドされる。
本発明の給紙装置によれば、積載トレイの下面に設けられる第1の規制部材が収納庫の底面に設けられる第2の規制部材に当接することで、積載トレイが上下方向に移動する際の傾きやがたつきを防止することができる。これによって、長尺サイズのような大型シートを積載した場合であっても、安定した状態で給紙することができる。
本発明の給紙装置を含む画像形成システムの概略構成図である。 給紙装置の内部構造を示す概略斜視図である。 積載トレイの構成を示す側面図である。 積載トレイの要部構成を示す斜視図である。 第1及び第2の規制部材を示す斜視図である。 第2積載部の構成を示す斜視図である。 給紙装置の内部構造の例を示す断面図である。 積載トレイの動作を示す断面図である。 積載トレイを上方から見た平面図である。 収納庫の引出構造を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、画像形成システム1の構成例を示したものである。画像形成システム1は、画像形成装置2と、読取装置3と、給紙装置4とを備えている。画像形成装置2は、画像形成を行うための各機構を備え、シートSに画像を印刷によって形成する。読取装置3は、シートS上の画像を読み取って、その画像に応じた画像データを生成し、画像形成装置2に出力する。給紙装置4は、詳細については後述するが、複数のサイズのシートSを大量に収納することができ、選択されたシートSを画像形成装置2に給送する。
画像形成装置2は、読取装置3からの画像データに基づいて、給紙装置4から受け取ったシートSに印刷を行い、或いは、画像形成装置2内のシートSに印刷を行い、そして、印刷済みのシートSを排出する。
画像形成装置2は、画像形成部5と、シート搬送機構6と、複数の給紙部7a~7dとを備える。画像形成部5は、シート搬送機構6により搬送されたシートSに対して画像を形成する。シート搬送機構6は、後述の実施形態では給紙装置4からのシートSを画像形成部5に向かって搬送する態様を述べるが、給紙部7a~7dからのシートSを画像形成部5に向かって搬送することも可能である。
画像形成部5は、レーザ光走査部111、感光ドラム112、ミラー113、現像器114、転写帯電器115、分離帯電器116、搬送ベルト117、定着器118、排出ローラ119、及び、排出センサ122を含む。レーザ光走査部111は、読取装置3からの画像データに基づいて、レーザ光を出力する。このレーザ光は、ミラー113で反射され、ミラー113からの反射光が感光ドラム112の表面を走査するように、レーザ光走査部111から出力される。これにより、感光ドラム112表面には電位分布が潜像として形成される。
シート搬送機構6は、ピックアップローラ11、搬送用ローラ対15、フィードローラ22及びリタードローラ23から成るローラ対25、検知センサ24、シート搬送路108、プレレジストローラ対130、並びに、レジストローラ対110を含む。なお、以下の説明において、搬送方向(或いは給送方向)に従う下流側を単に下流側と表現し、その反対側を単に上流側と表現する場合がある。
ピックアップローラ11は、各給紙部7a~7dに配され、対応の給紙部(7a等)から、シートSを1枚ずつ取り出して、下流側に搬送する。ローラ対25は、各給紙部7a~7dに配され、フィードローラ22及びリタードローラ23を用いて、対応の給紙部から取り出されたシートSを1枚ずつ搬送し、2枚以上のシートSが取り出された場合にはそれらを分離する。具体的には、1枚のシートSが取り出された場合には、フィードローラ22及びリタードローラ23は、そのシートSを下流側に搬送する方向に回転する。2枚以上のシートSが取り出された場合には、リタードローラ23は逆回転を行い、2枚以上のシートSを分離して1枚のシートSを下流側に搬送すると共にそれ以外のシートSを対応の給紙部に戻す。
搬送用ローラ対15は、シート搬送路108の各位置に配され、給紙部7a~7dからのシートSを下流側に向かって搬送する。
プレレジストローラ対130は、給紙部7a~7dの何れかからのシートS、或いは、後述の給紙装置4からのシートSを、下流側に搬送する。そして、このシートSは、画像形成部5による印刷開始のタイミングに合わせて、レジストローラ対110により画像形成部5に向かって搬送される。
各給紙部7a~7dには給紙カセット10が配されており、ユーザは、対応のサイズのシートSを給紙カセット10に収納することができる。なお、給紙部7a~7dには同一サイズのシートSが収納されてもよいし、これらの一部/全部には互いに異なるサイズのシートSが収納されていてもよい。
読取装置3は、走査用光源201、プラテンガラス202、圧板203、レンズ204、受光素子205、プロセッサ206、通信用ケーブル207、メモリ208、及び、自動原稿給紙部250を備える。走査用光源201は、ユーザによりプラテンガラス202上に配され圧板203により押圧された原稿(何らかの画像が形成された紙、例えば雑誌等の切り抜き)に対して、光を照射する。この光は、原稿表面を走査するように照射される。
原稿からの反射光は、図中に示されるように、本実施形態ではミラーによって導かれ、レンズ204によって集光され、その後、受光素子205によって検知される。プロセッサ206は、受光素子205による検知結果に基づいて、原稿上の画像に基づく画像データを生成する。プロセッサ206は、この画像データを、通信用ケーブル207を介して画像形成装置2に出力することもできるし、メモリ208に格納することもできる。
自動原稿給紙部250は、ユーザにより1枚以上の原稿が載置された場合に、それらを1枚ずつ読取装置3内に取り込むように構成される。これにより、各原稿上の画像に基づく画像データが、プロセッサ206によって上記同様の手順で生成される。
なお、画像形成装置2および読取装置3の構成は一例に過ぎず、画像形成システム1は上記構成に限られるものではない。
給紙装置4は、画像形成装置2に対してシートSを供給可能に接続されており、本実施形態では、給紙機構30、制御部41及びそれらを内蔵する筐体60を備える。本実施形態では、給紙機構30は、多様なサイズのシートSを積載可能に構成された積載トレイ61と、積載トレイ61と共にシートSを収納する収納庫62とが含まれる。
積載トレイ61は、第1積載部(メイントレイ)61aと、第2積載部(サブトレイ)61bと、を含む。詳細については後述するが、サブトレイ61bは、メイントレイ61aに連結可能に構成されている。メイントレイ61aは、一般に広く用いられているA3サイズやリーガルサイズ以下の汎用サイズ(第1サイズ)のシートSを積載することが可能である。また、メイントレイ61aとサブトレイ61bとを連結させることによって、第1サイズよりも長尺な大型サイズ(第2サイズ)のシートSを積載することも可能である。図1では、給紙装置4において、メイントレイ61aにサブトレイ61bを連結させることによって、第2サイズのシートSが積載可能な態様を示している。
なお、本明細書では説明の容易化のため、シートSのサイズを汎用サイズ/大型サイズで表現する場合があるが、これらは、積載トレイ61の使用態様に基づく相対的な大きさを示すものに過ぎない。例えば、大型サイズは、汎用サイズの1.5~3倍程度の長さ(搬送方向での長さ)を有する長尺サイズであり、例えば電車等の車内に掲げられる中吊りポスターあるいはドアや窓の上部に掲げられる広告などが印刷されるシートを想定している。
積載トレイ61上のシートSは、加圧部84により押圧され、これにより、積載されたシートSの浮き上がりを防ぐことができる。積載されたシートSのうち最上の1枚は、ピックアップローラ51により取り出され、フィードローラ12及びリタードローラ13から成るローラ対31により、接続搬送路32に向かって搬送される。接続搬送路32は、画像形成装置2内のシート搬送路108に接続される。これにより、接続搬送路32に搬送されたシートSは、シート搬送路108に搬送され、その後、プレレジストローラ対130およびレジストローラ対110により画像形成部5に向かって搬送される。この観点で、接続搬送路32は、画像形成装置2へのシートSの出力を行う出力部に相当する。
なお、ピックアップローラ51の機能は、ピックアップローラ11の機能と同様である。また、フィードローラ12及びリタードローラ13の機能は、ローラ対31のフィードローラ22及びリタードローラ23の機能とそれぞれ同様である。
給紙装置4には、収納庫開閉ボタン99を備えており、この収納庫開閉ボタン99を操作することによって、収納庫62が筐体60から引き出し可能となる。
また、給紙装置4は、制御部41により、画像形成装置2との間で信号通信が可能であり、例えば、画像形成装置2からの給紙要求を受け付け、また、印刷開始のタイミング、給紙のタイミング等について同期をとることができる。画像形成装置2は、操作パネル(図示せず)を介して、ユーザからの印刷ジョブを受け付ける。また、画像形成装置2は、操作パネルを介して、印刷に必要な情報(例えば、シートSの補充が必要になったこと、トナー交換が必要となったこと、紙詰まりが発生したこと等)をユーザに対して通知することができる。なお、操作パネルは、ユーザにとって見やすい位置、例えば画像形成装置2の上部に設けられる。
図2は、給紙機構30を中心とした給紙装置4内部の概略構造を示したものである。ピックアップローラ51がa方向に回転すると、積載トレイ61上に積載されたシートSの最上の1枚がb方向に取り出され、そのシートSの搬送が開始される。シートSは、フィードローラ12がc方向に回転することで接続搬送路32に向かって搬送され、プレレジストローラ対130がd方向に回転することで更に下流側に搬送される。
給紙機構30は、b方向における一端部側、即ち下流側において前端規制部材86を更に含み、また、他端部側、即ち上流側において後端規制部材87を更に含む。前端規制部材86は、収納庫62の側面部を形成する板材である。後端規制部材87は、その位置をb方向に調整可能に構成された柱状部材である。これら前端規制部材86及び後端規制部材87により、シート長を規制し、或いは、積載トレイ61上に積載されたシートSの束を整えることができる。
b方向と交差(ここでは実質的に直交)する方向をh方向とする。給紙機構30は、h方向の両側それぞれにおいて側端規制部材83を更に含む。側端規制部材80は、下流側において、シートSを側方側から挟持するように一対配される。同様に、側端規制部材83は、上流側において一対配される。側端規制部材83は、それぞれ、それらの位置をh方向に調整可能に構成されている。即ち、側端規制部材80は、メイントレイ61aによるシートSの積載領域の一部をh方向に移動可能であり、側端規制部材83は、サブトレイ61bによるシートSの積載領域の一部をh方向に移動可能である。これにより、シート幅を規制し、或いは、積載トレイ61上に積載されたシートSの束を整えることができる。
側端規制部材83のh方向の可動範囲は、後端規制部材87のb方向の位置に基づいて変更されてもよい。例えば、第1サイズのシートSが積載される場合、後端規制部材87は一対の側端規制部材83よりも下流側に位置し、これら一対の側端規制部材83は互いに近接する位置まで移動可能となりうる。
図3乃至図6は積載トレイ61の構成を示したものである。積載トレイ61は、メイントレイ61aと、サブトレイ61bとによって構成されている。メイントレイ61aは、収納庫62に収納可能な第2サイズのシートSの長手方向に沿って延びるメインフレーム65と、このメインフレーム65の長手方向の中心部に設けられるスリット66と、前記メインフレーム65の前端に設けられる前端フレーム67、後端に設けられる後端フレーム69、前端と後端の中間に設けられる中間フレーム68とによって形成されている。前記メインフレーム65は、前端フレーム67と中間フレーム68との間が第1サイズのシートの積載が可能な第1積載面65aとなっており、中間フレーム68と後端フレーム69との間がサブトレイ61bを載置するための第2積載面65bとなっている。第2積載面65bは、サブトレイ61bが載置されて一体となる面であり、連結された際にサブトレイ61bの上面と第1積載面65aの上面とが平坦面となるような厚みに形成されている。前記スリット66は、後端規制部材87をスライド移動させるために、第1載置面65aから第2載置面65bにかけて形成されている。前端フレーム67、中間フレーム68及び後端フレーム69は、それぞれメインフレーム65の長手方向と直交する方向の両端部に吊下支持部が設けられ、この吊下支持部に昇降用のワイヤが接続される。
サブトレイ61bは、後端規制部材87をスライド移動させるためのスリット72を有するコ字状のサブフレーム71と、このサブフレーム71の開放端部から外側に直交して延びる一対の前端フレーム73を有して形成されている。サブトレイ61bは、一対の側端規制部材83の間に上下移動可能に取り付けられている。
サブトレイ61bの下面には、前記サブフレーム71の先端から収納庫62の底面63に向けて延びる板状の一対の第1の規制部材75が設けられている。一方、収納庫62の底面63には、前記一対の第1の規制部材75と係合する第2の規制部材76が設けられている。第2の規制部材76は、メイントレイ61aに積載される第1サイズのシートの最大サイズを規制すると共に、サブトレイ61bの支持及び昇降をガイドする役割を有している。
前記第1の規制部材75は、スリット72を挟んで対向する内側面が第1規制面77となっている。一方、第2の規制部材76は、第1の規制部材75の少なくとも三方向の側面を取り囲むように、前記収納庫の底面から上方に向かって延設する断面コ字状部材によって形成されている。また、第1の規制部材75の下端部には、サブトレイ61bがメイントレイ61aに連動して上昇した際に、第2の規制部材76からの脱落を防止するための係止手段79が設けられている。この係止手段79は、先端がフック状になっており、第2の規制部材76の上端に達した際に、上端部に係合することで、サブフレーム71の下流側先端が傾いたり、回転して浮き上がったりするのを防止すると共に、脱落も防止することができる。
図7乃至図9は、第1及び第2サイズのシートが積載されていない状態における積載トレイ61の断面構成を示したものである。ここでは、メイントレイ61a及びサブトレイ61bがそれぞれの可動領域の下端に位置した状態となっている。
メイントレイ61aは、給紙の上流側が肉薄の第2積載面65bとなっており、この第2積載面65bが上昇してサブトレイ61bのサブフレーム71と重なることによって、メイントレイ61aの第1積載面65aと、サブトレイ61bの積載面71aとが面一となるように連結される。
一方、サブトレイ61bは、メイントレイ61aと連結していない状態では、第2の規制部材76に支持されることで底面63から所定高さの位置、ここでは底面63から所定距離だけ上方の位置(第1位置)P1に固定される。
図7に示されるように、駆動機構54は、昇降モータ55の他、駆動プーリ90、複数のガイドプーリ91、及び、複数のワイヤ92a~92c(吊り上げ部材)を更に含む。駆動プーリ90は、昇降モータ55の回転軸と同軸上に配される。複数のガイドプーリ91は、メイントレイ61aを固定可能な各位置にワイヤ92a~92cを導くように配される。ワイヤ92aは、メイントレイ61aの下流側の端部に固定される。ワイヤ92bは、メイントレイ61aの中央部に固定される。ワイヤ92cは、メイントレイ61aの第2積載面65bの上流側の端部に固定される。
昇降モータ55が回転すると駆動プーリ90が回転し、その回転は各ワイヤ92a~92cを介してメイントレイ61aに伝達される。このような構成により、昇降モータ55の駆動力はメイントレイ61aに直接的/間接的に伝達され、例えば、昇降モータ55が一方向に回転するとメイントレイ61aは上昇し、他方向に回転するとメイントレイ61aは下降する。
ワイヤ92a~92cが、メイントレイ61aの下流側の端部、中央部、上流側の端部にそれぞれ固定されることで、メイントレイ61aは、その姿勢を水平に維持しながら且つその歪みを抑制しながら、昇降可能となる。詳細については後述とするが、メイントレイ61aは、サブトレイ61bが連結された場合にはサブトレイ61bを支持する形となる。そのため、本実施形態のようにワイヤ92a等によりメイントレイ61aを複数の位置で固定する場合、それらの固定位置は、b方向において、少なくとも、サブトレイ61bの重心に対して上流側および下流側の2点を含むとよい。ここで、サブトレイ61bの重心は、図7において一点鎖線により示される。なお、図2の斜視図からも分かるように、上述の駆動プーリ90、複数のガイドプーリ91およびワイヤ92a~92cは、h方向の両側それぞれに設けられる。
ワイヤ92a~92cは、昇降モータ55の駆動力を伝達可能なものであればよく、これらには、ワイヤの代わりに、例えばケーブル、ベルト、チェーン等、紐状、帯状あるいは鎖状の他の伝達部材が用いられてもよい。
図8は、積載トレイ61の挙動を説明するための給紙装置4の側面図である。図8(a)は、メイントレイ61aが位置P1より下方の第1領域R1に位置し、かつ、サブトレイ61bが位置P1に固定された状態での構造を示す。このとき、第1の規制部材75は、第1規制面77が第2の規制部材76の第2規制面78に当接した状態で第2の規制部材76内に収容されている。また、後端規制部材87は第2の規制部材76より下流側に位置している。この状態において、メイントレイ61aの第1積載部65a上には第1サイズのシートSが積載可能となる。
図8(b)は、メイントレイ61aが位置P1より上方の第2領域R2に位置し、かつ、サブトレイ61bがメイントレイ61aに連結された状態での構造を示す。このとき、第1の規制部材75は、第1規制面77が第2の規制部材76の第2規制面78に当接した状態で上昇する。そして、サブトレイ61bがメイントレイ61aと一体となって所定の高さまで上昇し、第2の規制部材76の上端に達した際に、第1の規制部材75に設けられている係止手段79が第2の規制部材76の上端部に係合することによって、サブフレーム71の下流側先端の傾きや浮き上がりによる脱落等を防止することができる。また、後端規制部材87は、サブトレイ61bに掛けて載置される大型シートに合わせて上流側に移動することで、第2サイズのシートSの給紙が可能となる。
画像形成システム1を操作するユーザにあっては、後端規制部材87の位置をb方向に調整可能であり、後端規制部材87を下流側に移動させることで第1サイズのシートSを積載可能となり、後端規制部材87を上流側に移動させることで第2サイズのシートSを積載可能となる。
メイントレイ61aは、第1~第2領域R1及びR2の双方を可動領域として昇降可能である。一方、サブトレイ61bは、メイントレイ61aが第1領域R1内の場合には、位置P1に保持され、メイントレイ61aが第2領域R2内の場合には、メイントレイ61aの第2積載面65bと連結してメイントレイ61aと共に昇降可能である。即ち、位置P1において、サブトレイ61bは、メイントレイ61aの上昇動作に連動してメイントレイ61aと連結され、メイントレイ61aの下降動作に連動して連結が解除される。よって、位置P1は、メイントレイ61aの下降可能な下限位置よりも高く且つ第1積載部61a及び第2積載部61bの上昇可能な上限位置よりも低い位置である。
サブトレイ61bは、メイントレイ61aと協働して第2サイズのシートSを積載可能とするため、b方向(即ち、第2サイズのシートSの長辺と平行な方向)において、メイントレイ61aのうち第1サイズのシートSを載置可能な部分と並設される。
ここで、1枚あたりのシートSは、第2サイズの方が第1サイズよりも重い。そして、本実施形態によれば、積載するシートSが第1サイズの場合、メイントレイ61aの可動領域の下端は位置P1よりも下方である。一方、積載するシートSが第2サイズの場合、メイントレイ61a(及びサブトレイ61b)の可動領域の下端は位置P1である。よって、第2サイズの場合のシートSの最大積載数量(例えば1500枚)は、第1サイズの場合の最大積載数量(例えば3000枚)よりも小さくなる。そのため、本実施形態によれば、第2サイズのシートSを積載する場合においても昇降モータ55の過負荷となることもない。なお、第2サイズのシートSの積載量は、第1積載部61aと第2積載部61bとが連結した位置P1に固定されている状態で最大となる。
図9(a)は、図8(a)に対応する給紙装置4の上面図であり、また、図9(b)は、図8(b)に対応する給紙装置4の上面図である。図9(a),(b)に示したように、積載トレイ61には、b方向に延在するスリット66が設けられており、後端規制部材87は、スリット66内においてb方向に移動可能となっている。
ここで、メイントレイ61aは、平面視において(上下方向の視点において)、b方向に延びた幅広部と、この幅広部からh方向に延びた複数の幅狭部と、を含む冊状形状である。これにより、積載されるシートSの撓みを防ぐと共に、側端規制部材80及び83がメイントレイ61aからh方向に離間して配され且つh方向に移動可能となっている。なお、幅広部のh方向での幅は、各幅狭部のb方向での幅より広くなっており、上記スリット66は、この幅広部に設けられる。
また、サブトレイ61bは、平面視において、メイントレイ61aの上流側の一部、ここでは肉薄の第2積載面65bと重なるように設けられる。このような構造により、サブトレイ61bは、メイントレイ61aが位置P1まで上昇すると、メイントレイ61aに連結され、そして、位置P1より上方の第2領域R2をメイントレイ61aと共に昇降可能となる。また、サブトレイ61bがメイントレイ61a同様に冊状形状をとることにより、側端規制部材83が第1積載部61a及び第2積載部61bからh方向に離間して配され且つh方向に移動可能となっている。
上記スリット66は、図9(a),(b)では、矩形状の1つの開口として示されているが、メイントレイ61a及びサブトレイ61bの双方に設けられている開口部と一部が重なっている。これによって、後端規制部材87が最小の第1サイズのシートから最大の第2サイズのシートの後端部の範囲でスライド移動可能となっている。
図10(a),(b)は、給紙装置4の内部構造、主に筐体60および収納庫62を説明するための斜視図である。図10(a)は、収納庫62が閉じられた状態の斜視図であり、また、図10(b)は、収納庫62が開いた状態の斜視図である。ユーザにより収納庫開閉ボタン99が押されたことに応答して、制御部41は収納庫62を開ける。
S シート
1 画像形成システム
2 画像形成装置
3 読取装置
4 給紙装置
5 画像形成部
6 シート搬送機構
7a~7d 給紙部
30 給紙機構
41 制御部
51 ピックアップローラ
54 駆動機構
55 昇降モータ
60 筐体
61 積載トレイ
61a メイントレイ(第1積載部)
61b サブトレイ(第2積載部)
62 収納庫
63 底面
65 メインフレーム
65a 第1積載面
65b 第2積載面
66 スリット
67 前端フレーム
68 中間フレーム
69 後端フレーム
71 サブフレーム
71a 積載面
72 スリット
73 前端フレーム
75 第1の規制部材
76 第2の規制部材
77 第1規制面
78 第2規制面
79 係止手段
80,83 側端規制部材
86 前端規制部材
87 後端規制部材
90 駆動プーリ
91 ガイドプーリ
92a~92c ワイヤ
99 収納庫開閉ボタン

Claims (3)

  1. シートを収納する収納庫と、上下方向に移動自在に設けられ、第1サイズのシートの積載が可能な第1積載部と、前記収納庫の底面から所定の高さに位置し且つ前記第1積載部が所定高さに位置する状態において、該第1積載部と連結し、前記第1サイズより大きい第2サイズのシートの積載を可能にする第2積載部と、を備え、
    前記第2積載部の下面には、該第2積載部の先端から収納庫の底面に向けて延びる板状の第1の規制部材が設けられる一方、前記収納庫の底面には上方に向けて延び前記第1の規制部材を取り囲むように形成される断面コ字状の第2の規制部材が設けられ、
    前記第2積載部が前記第1積載部との連結によって上昇する際に、前記第1の規制部材が前記第2の規制部材にガイドされる給紙装置。
  2. 前記第1の規制部材の下端部には、先端がフック状の係止手段が設けられ、前記第2積載部が前記第1積載部との連結によって所定の高さまで上昇し、第1の規制部材の下端が第2の規制部材の上端に達した際に、前記係止手段が第2の規制部材の上端部に係合する請求項1に記載の給紙装置。
  3. 記第1積載部及び前記第2積載部には、積載されたシートの後端部を位置決めする後端規制部材この後端規制部材を前記第1積載部と前記第2積載部との間でスライド移動させるスリットが設けられる請求項1に記載の給紙装置。
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