JP7324669B2 - 電子装置、電子装置の制御プログラムおよび制御方法 - Google Patents

電子装置、電子装置の制御プログラムおよび制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子装置、電子装置の制御プログラムおよび制御方法に関し、特に、ユーザ操作に応じた料金を請求するとともに当該料金の決済を現金による現金決済を含む複数の決済方法のいずれかにより行うことが可能な電子装置、電子装置の制御プログラムおよび制御方法に関する。
この種の電子装置として、たとえば特許文献1に開示されたセルフ写真プリント装置がある。このセルフ写真プリント装置によれば、コンパクトフラッシュ(登録商標)などのメディアに記録された画像データに基づく写真プリントを、ユーザである顧客自身の操作により行うことができる。そして、写真プリントに必要な料金(対価)の決済に進む段階で、決済方法リスト画面がディスプレイに表示される。この決済方法リスト画面において、ユーザは、現金決済を含む複数の決済方法のいずれにより決済を行うのかを任意に選択することができる。ここで言う複数の決済方法には、現金決済の他に、クレジットカードやプリペイドカードなどの決済カードによる決済方法が含まれる。また、ユーザは、複数種類の決済方法を組み合わせて決済を行う複合決済を、選択することも可能である。
特開2008-33757号公報
ところで、特許文献1には明記されていないが、当該特許文献1に開示されたセルフ写真プリント装置によれば、ユーザがどのような決済方法を希望するのかに拘らず、必ず決済方法リスト画面がディスプレイに表示される。言い換えれば、ユーザは、必ず決済方法リスト画面上で希望の決済方法を選択するための操作を行うことになる。この決済方法リスト画面のような決済方法を選択するための言わば選択画面については、たとえば必要な場合にのみ表示されるのが、とりわけ操作性の観点から、好ましい。
そこで、本発明は、決済方法を選択するための選択画面を表示させる必要がある場合にのみ、当該選択画面を表示させることで、操作性のさらなる向上を図る、新規な電子装置、電子装置の制御プログラムおよび制御方法を提供することを、目的とする。
この目的を達成するために、本発明は、電子装置に係る第1の発明、電子装置の制御プログラムに係る第2の発明、および、電子装置の制御方法に係る第3の発明を含む。
このうちの電子装置に係る第1の発明は、現金受付手段と、表示手段と、制御手段と、を備える。ここで言う電子装置は、ユーザ操作に応じた料金を請求するとともに、当該料金の決済を現金による現金決済を含む複数の決済方法のいずれかにより行うことが可能である。その上で、現金受付手段は、現金の投入を受け付ける。表示手段は、表示面を有する。そして、制御手段は、現金受付手段によって受け付けられた現金の投入額に基づいて、表示手段の表示面に複数の決済方法のいずれにより料金の決済を行うのかを選択するための選択画面を表示し、または、非表示とする。さらに、制御手段は、選択画面を非表示とする場合には、現金決済を行うための現金決済画面を表示手段の表示面に表示する。具体的には、制御手段は、料金の決済が必要な時点における現金の投入額がゼロではないものの、当該投入額が決済に必要な額に対して不足する場合に、選択画面を表示する。
またたとえば、制御手段は、料金の決済が必要な時点における現金の投入額がゼロである場合に、つまり当該現金が投入されていない場合に、選択画面を表示する。
一方、制御手段は、料金の決済が必要な時点における現金の投入額が当該決済に必要な額に対して充足する場合に、選択画面を非表示として、現金決済画面を表示する。
さらに、制御手段は、料金の決済が必要な時点における現金の投入額がゼロではないものの、当該投入額が決済に必要な額に対して不足する場合であっても、当該投入額に前回の決済による残余分が含まれる場合には選択画面を非表示として、現金決済画面を表示する。
加えて、制御手段は、料金の決済が必要な時点における現金の投入額がゼロではないものの、当該投入額が決済に必要な額に対して不足する場合であっても、当該投入額にユーザ操作の開始時点以降の投入分が含まれる場合も選択画面を非表示として、現金決済画面を表示する。
なお、本第1の発明においては、状態切替手段が、さらに備えられてもよい。この状態切替手段は、表示手段の表示面に現金決済画面が表示されている状態から、当該表示手段の表示面に料金の決済を前述の複数の決済方法のうちの現金決済以外の特定方法により行うための特定決済画面が表示される状態に切り替える。
また、状態切替手段は、表示手段の表示面に特定決済画面が表示されている状態から、当該表示手段の表示面に現金決済画面が表示される状態に切り替えることも、可能であるのが、好ましい。
ここで言う特定方法は、たとえば電子マネーによる電子マネー決済である。
このような本第1の発明に係る電子装置としては、たとえば画像記録媒体に画像を形成する画像形成装置がある。
本発明のうちの第2の発明に係る電子装置の制御プログラムは、当該電子装置のコンピュータに、現金受付手順と、制御手順と、を実行させる。ここで言う電子装置は、ユーザ操作に応じた料金を請求するとともに、当該料金の決済を現金による現金決済を含む複数の決済方法のいずれかにより行うことが可能である。併せて、電子装置は、表示面を有する表示手段を備える。その上で、現金受付手段においては、現金の投入を受け付ける。そして、制御手順においては、現金受付手順で受け付けられた現金の投入額に基づいて、表示手段の表示面に複数の決済方法のいずれにより料金の決済を行うのかを選択するための選択画面を表示し、または、非表示とする。さらに、制御手順において、選択画面を非表示とする場合には、現金決済を行うための現金決済画面を表示手段の表示面に表示する。具体的には、制御手順においては、料金の決済が必要な時点における現金の投入額がゼロではないものの、当該投入額が決済に必要な額に対して不足する場合に、選択画面を表示する。
本発明のうちの第3の発明に係る電子装置の制御方法は、現金受付ステップと、制御ステップと、を含む。ここで言う電子装置は、ユーザ操作に応じた料金を請求するとともに、当該料金の決済を現金による現金決済を含む複数の決済方法のいずれかにより行うことが可能である。併せて、電子装置は、表示面を有する表示手段を備える。その上で、現金受付ステップにおいては、現金の投入を受け付ける。そして、制御ステップにおいては、現金受付ステップで受け付けられた現金の投入額に基づいて、表示手段の表示面に複数の決済方法のいずれにより料金の決済を行うのかを選択するための選択画面を表示し、または、非表示とする。さらに、制御ステップにおいて、選択画面を非表示とする場合には、現金決済を行うための現金決済画面を表示手段の表示面に表示する。具体的には、制御ステップにおいては、料金の決済が必要な時点における現金の投入額がゼロではないものの、当該投入額が決済に必要な額に対して不足する場合に、選択画面を表示する。
本発明によれば、決済方法を選択するための選択画面を表示させる必要がある場合にのみ、当該選択画面が表示される。そして、選択画面が非表示とされる場合には、現金決済を行うための現金決済画面が表示される。これにより、電子装置の操作性のさらなる向上が図られ、とりわけ現金決済を希望するユーザにとって、当該操作性のさらなる向上が図られる。
図1は、本発明の第1実施例に係るマルチコピー機の外観図である。 図2は、第1実施例に係るマルチコピー機の電気的な構成を示すブロック図である。 図3は、第1実施例におけるホーム画面を示す図である。 図4は、第1実施例における決済方法選択画面の一例を示す図である。 図5は、第1実施例における投入金額不足時の現金決済画面の一例を示す図である。 図6は、第1実施例における投入金額充足時の現金決済画面の一例を示す図である。 図7は、第1実施例におけるコピー終了画面を示す図である。 図8は、第1実施例における電子マネー決済画面の一例を示す図である。 図9は、第1実施例における預り金返却案内画面の一例を示す図である。 図10は、第1実施例におけるユーザによる操作開始時点と決済が必要な時点と現金の投入が可能な期間との関係を示す図である。 図11は、第1実施例における主記憶部のRAM内の構成を概念的に示すメモリマップである。 図12は、第1実施例におけるコピー管理タスクの一部分の流れを示すフロー図である。 図13は、第1実施例におけるコピー管理タスクの別の部分の流れを示すフロー図である。 図14は、第1実施例におけるコピー管理タスクのさらに別の部分の流れを示すフロー図である。 図15は、第1実施例におけるコピー管理タスクのさらに別の部分の流れを示すフロー図である。 図16は、第1実施例におけるコピー管理タスクの残りの部分の流れを示すフロー図である。 図17は、第2実施例における電子マネー決済画面の一例を示す図である。 図18は、第2実施例における投入金額不足時の現金決済画面の一例を示す図である。 図19は、第2実施例における投入金額充足時の現金決済画面の一例を示す図である。 図20は、第2実施例における預り金返却案内画面の一例を示す図である。 図21は、第2実施例におけるコピー管理タスクの一部分の流れを示すフロー図である。 図22は、第2実施例におけるコピー管理タスクの別の部分の流れを示すフロー図である。 図23は、第2実施例におけるコピー管理タスクの残りの部分の流れを示すフロー図である。
[第1実施例]
本発明の第1実施例について、図1に示されるマルチコピー機10を例に挙げて説明する。
本第1実施例に係るマルチコピー機10は、たとえば不特定多数の者により使用されることを前提として、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどに設置される。このマルチコピー機10は、コピー機能、プリンタ機能、イメージスキャナ機能、ファクス機能などの複数の機能を備える。これらの機能を備えるマルチコピー機10は、コピーサービス、プリントサービス、ファクスサービス、スキャンサービス、行政サービスなどの様々なサービスを提供することができる。
たとえば、コピーサービスにおいては、不図示の原稿のコピーを取ることができ、詳しくは当該原稿の画像を読み取って、この読み取られた画像を不図示の画像記録媒体としてのシート状の用紙に形成(印刷)することができる。ここで言う用紙としては、普通紙、光沢紙、写真用紙などがある。コピーサービスを受ける者、つまりマルチコピー機10を使用するユーザは、これらの中から任意の用紙を選択することができる。
プリントサービスには、PDF(Portable Document Format)プリントサービス、写真プリントサービス、ネットワークプリントサービスなどが含まれる。
PDFプリントサービスにおいては、不図示の外部記憶媒体としてのメディアに記憶されているPDFファイルの印刷をすることができ、詳しくは当該PDFファイルに基づく画像を前述の用紙に形成することができる。ここで言うメディアとしては、USB(Universal Serial Bus)メモリやSD(Secure Digital)メモリカードなどの半導体メディア、および、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などのディスクメディアがある。また、PDFプリントサービスにおいては、スマートフォンやタブレットなどの携帯機器に記憶されているPDFファイルを無線LAN(Local Area Network)経由でマルチコピー機10へ転送して、印刷をすることも可能である。さらに、携帯機器が赤外線通信機能を備える場合には、この赤外線通信機能により当該携帯機器からマルチコピー機10へPDFファイルを転送して、印刷をすることも可能である。すなわち、PDFプリントサービスにおいては、携帯機器をPDFファイルの供給源(ソース)とすることも可能である。
写真プリントサービスにおいては、前述のメディアに記憶されている所定形式の画像ファイルの印刷をすることができ、とりわけ高品質で印刷をすることができる。この写真プリントサービスにおける印刷先の用紙としては、一般に、写真用紙が選択されるが、普通紙や光沢紙などの当該写真用紙以外の用紙が選択されてもよい。また、この写真プリントサービスにおいても、スマートフォンやタブレットなどの携帯機器を画像ファイルの供給源とすることができる。
ネットワークプリントサービスにおいては、専用のウェブサイトに予め登録されたファイルの印刷をすることができる。ここで言う専用のウェブサイトに登録可能なファイルとしては、PDFファイル、所定形式の画像ファイル、所定形式の文書ファイル、所定形式の表計算ファイル、所定形式のプレゼンテーションファイルなどがある。
ファクスサービスにおいては、ファクス送信をすることができ、詳しくは原稿の画像を読み取って、この読み取られた画像を電子化して不図示の相手方装置としての任意のファクス装置へ送信することができる。また、ファクスサービスにおいては、不図示の中継センターを介してのファクス受信をすることもでき、つまり当該中継センターを介して受信された電子化画像(画像データ)の印刷をすることもできる。
スキャンサービスにおいては、原稿の画像を読み取って、この読み取られた画像を電子化して前述の外部記憶媒体、とりわけUSBメモリに、記憶することができる。
行政サービスにおいては、住民票の写しや印鑑登録証明書などの所定の公的証明書の発行を受けることができる。この行政サービスを受けるには、不図示のカード型記憶媒体としての住民基本台帳カードまたは個人番号カードが必要になる。この行政サービスにより発行される公的証明書は、普通紙に印刷された状態で提供される。
これ以外のサービスとしては、たとえばコンテンツプリントサービスがある。このコンテンツプリントサービスにおいては、マルチコピー機10によりアクセス可能なコンテンツプロバイダが提供するブロマイドや楽譜などの種々のコンテンツの印刷をすることができる。
このような様々なサービスの提供を実現するために、マルチコピー機10は、主装置としての複合機(MultiFunction Peripheral:MFP)20と、付帯装置としてのアプリケーションボックス30と、を備える。なお、以下の説明では、図1に示される如くマルチコピー機10が使用可能に設置された状態を基準として、その上下方向を規定する。そして、図1における手前側(厳密には左下方側)をマルチコピー機10の前面側として、当該マルチコピー機10の前後方向を規定する。さらに、マルチコピー機10の前方側から見て、当該マルチコピー機10の左右方向を規定する。ユーザは、常套的には、マルチコピー機10の前方側に立って操作を行う。
このマルチコピー機10における複合機20は、画像読取部202、画像形成部204、給紙部206、排紙トレイ208、操作表示部210などを備える。
画像読取部202は、複合機20の上部に設けられる。この画像読取部202は、画像読取手段の一例である。すなわち、画像読取部202は、前述の原稿の画像を読み取って、当該画像に応じた2次元の画像データを出力する、画像読取処理を担う。このため、画像読取部202は、原稿が載置される不図示の原稿台を有する。この原稿台は、ガラスなどの透明材によって形成される。併せて、原稿台の上方には、当該原稿台に載置された原稿を押さえるための原稿押さえカバー202aが、ヒンジなどの支持部材を介して開閉自在に取り付けられる。そして、原稿台の下方に、不図示の光源、ミラー、結像レンズ、ラインセンサなどを含む画像読取ユニットと、当該画像読取ユニットによる画像読取位置を移動させるための駆動機構と、が設けられる。なお、原稿押さえカバー202aとして、画像読取ユニットによる画像読取位置へシート状の原稿を1枚ずつ自動的に送り込む自動原稿送り装置(Auto Document Feeder:ADF)を備えるものが採用されることがある。
画像形成部204は、画像読取部202の下方に設けられる。この画像形成部204は、画像形成手段の一例である。すなわち、画像形成部204は、給紙部206から供給される用紙に適宜の画像データに基づく画像を形成する、画像形成処理を担う。この画像形成処理は、たとえば公知の電子写真方式により行われる。このため、画像形成部204は、不図示の感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、定着装置などを備える。この画像形成部204による画像形成処理に供される画像データとしては、画像読取部202から出力される画像データや前述のPDFファイルに含まれる画像データ、ファクス受信により得られた画像データなどがある。なお、画像形成部204は、電子写真方式に限らず、たとえばインクジェット方式によって、画像形成処理を行うものであってもよい。
給紙部206は、画像形成部204の下方に設けられる。この給紙部206は、給紙手段の一例である。すなわち、給紙部206は、前述の如く画像形成部204へ用紙を供給し、厳密にはユーザにより選択された用紙を画像形成部204へ1枚ずつ供給する。このため、給紙部206は、複数の給紙カセット206a、206a、…を有する。各給紙カセット206a、206a、…には、適宜の用紙が収容される。そして、給紙部206は、ユーザにより選択された用紙が収容されている給紙カセット206aを給紙元として、当該給紙元から画像形成部204へ用紙を1枚ずつ供給する。
排紙トレイ208は、画像読取部202と画像形成部204との間に設けられており、つまり複合機20の筐体の内方に設けられた胴内排紙構造のトレイである。そして、この排紙トレイ208に、画像形成部204による画像形成処理後の用紙、いわゆる印刷物が、排出される。なお、排紙トレイ208は、複合機20の筐体の外方に設けられた胴外排紙構造のトレイであってもよい。
操作表示部210は、複合機20の上部に設けられ、たとえば画像読取部202(の筐体)の前方側の側面部に設けられる。この操作表示部210は、表示手段の一例としてのディスプレイ210aを有する。そして、操作表示部210は、ディスプレイ210aの表示面を複合機20の前方斜め上方へ向けた状態で、つまり当該ディスプレイ210aの表示面がユーザへ向けられるように、設けられる。このディスプレイ210aの表示面の向き(仰角)は、手動により一定の範囲で任意に変更することができる。
一方、アプリケーションボックス30は、複合機20の近傍に設けられ、たとえば当該複合機20の左横方に隣接して設けられる。このアプリケーションボックス30は、外部記憶媒体通信部302、硬貨投入口304a、紙幣挿入口304b、投入金額表示部304c、返却ボタン304d、硬貨返却口304e、IC(Integrated Circuit)カード読取部306a、写真排出口308a、紙片排出口310aなどを備える。
外部記憶媒体通信部302は、アプリケーションボックス30の上部に設けられる。この外部記憶媒体通信部302は、外部記憶媒体通信手段の一例である。すなわち、外部記憶媒体通信部302は、前述のメディアとの間での双方向通信を担う。このため、詳しい図示は省略するが、外部記憶媒体通信部302は、各メディアの装着が可能な装着部を有する。併せて、外部記憶媒体通信部302は、前述の赤外線通信機能を備える携帯機器との間で当該赤外線通信機能による双方向通信を行うための赤外線通信部を有する。なお、図1においては、外部記憶媒体通信部302は、カバーにより閉じられた(つまり装着部および赤外線通信部が外部から見えないように閉鎖された)状態にある。
硬貨投入口304aは、アプリケーションボックス30の上部に設けられ、とりわけ外部記憶媒体通信部302の前方側に設けられる。この硬貨投入口304aは、現金受付手段の一例である。すなわち、硬貨投入口304aは、マルチコピー機10の使用に対する料金(代金)の決済が現金により行われる場合の当該現金の投入を受け付け、とりわけ硬貨の投入を受け付ける。この硬貨投入口304aは、後述する貨幣処理部304を構成する。
紙幣挿入口304bは、アプリケーションボックス30の前方側の側面部の適宜位置に設けられ、たとえば当該側面部の高さ方向におけるほぼ中央部付近の適宜位置に設けられる。この紙幣挿入口304bもまた、現金受付手段の一例であり、とりわけ紙幣の投入(挿入)を受け付ける。この紙幣挿入口304bもまた、後述する貨幣処理部304を構成する。
投入金額表示部304cは、アプリケーションボックス30の上部に設けられ、たとえば硬貨投入口304aの右横方に設けられる。この投入金額表示部304cは、硬貨投入口304aおよび紙幣挿入口304bによって受け付けられた現金の投入額を表示し、厳密には現時点での有効な(つまり料金の決済に供されることが可能な)投入額を表示する。この投入金額表示部304cもまた、後述する貨幣処理部304を構成する。
返却ボタン304dは、アプリケーションボックス30の上部に設けられ、たとえば硬貨投入口304aの左横方に設けられる。この返却ボタン304dは、現時点での有効な投入額に応じた現金、とりわけ釣銭、の返却を希望する場合に操作(押下)される、操作子である。この返却ボタン304dもまた、後述する貨幣処理部304を構成する。
硬貨返却口304eは、アプリケーションボックス30の前方側の側面部の適宜位置に設けられ、たとえば紙幣挿入口304bの下方の適宜位置に設けられる。この硬貨返却口304eは、返却ボタン304dが操作されることにより現金が返却される際の当該現金の、とりわけ硬貨の、返却口である。なお、紙幣が返却される際には、当該紙幣は、紙幣挿入口304bから返却される。この硬貨返却口304eもまた、貨幣処理部304を構成する。
ICカード読取部306aは、アプリケーションボックス30の上部に設けられ、たとえば投入金額表示部304cの右横方に設けられる。図1からは分からないが、このICカード読取部306aは、不図示の電子マネーカードなどの非接触型のICカードが載置(セット)されるのに適当な形状をしており、たとえば凹状に窪んでいる。このICカード読取部306aは、後述する近距離通信部306を構成する。すなわち、ICカード読取部306aにICカードが載置されると、近距離通信部306は、当該ICカードとの間でISO/IEC18092(いわゆるNFC:Near Field Communication)などの近距離無線通信規格に従う近距離無線通信を行う。ここで言うICカードには、前述の住民基本台帳カードおよび個人番号カードも含まれる。
写真排出口308aは、アプリケーションボックス30の前方側の側面部の適宜位置に設けられ、たとえば硬貨返却口304eの下方の適宜位置に設けられる。この写真排出口308aは、前述の写真プリントサービスにおける結果物としての写真が排出される排出口であり、後述する写真用プリンタ308の排紙部に繋がっている。
紙片排出口310aは、アプリケーションボックス30の前方側の側面部の適宜位置に設けられ、たとえば紙幣挿入口304bの上方の適宜位置に設けられる。この紙片排出口310aは、レシートなどの紙片が排出される排出口であり、後述する紙片用プリンタ310の排紙部に繋がっている。
さらに、図2を参照して、マルチコピー機10の電気的な構成について説明すると、当該マルチコピー機10は、制御部102を有する。この制御部102は、マルチコピー機10の全体的な制御を司る、主制御手段の一例である。このため、制御部102は、バス110を介して、画像読取部202、画像形成部204、給紙部206および操作表示部210に接続される。併せて、制御部102は、バス110を介して、外部記憶媒体通信部302、貨幣処理部304、近距離通信部306、写真用プリンタ308および紙片用プリンタ310に接続される。さらに、制御部102は、バス110を介して、補助記憶部104および外部通信部106に接続される。
制御部102は、制御実行手段としてのCPU(Central Processing Unit)102aを有する。併せて、制御部102は、CPU102aが直接的にアクセス可能な主記憶手段としての主記憶部102bを有する。この主記憶部102bは、たとえば不図示のROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を含む。このうちのROMには、CPU102aの動作を制御するための制御プログラム(ファームウェア)が記憶される。RAMは、CPU102aが制御プログラムに基づく処理を実行する際の作業領域およびバッファ領域を構成する。
補助記憶部104は、不図示のハードディスクドライブを含む、補助記憶手段の一例である。この補助記憶部104には、CPU102aによる制御に従って、種々のデータが記憶される。なお、補助記憶部104は、フラッシュメモリなどの書き換え可能な不揮発性メモリを含む場合がある。
外部通信部106は、不図示の外部装置との間での双方向通信を担う、通信手段の一例である。このため、外部通信部106は、不図示の通信網を介して各外部装置と接続される。ここで言う外部装置としては、前述のネットワークプリントサービスにおける専用のウェブサイトのサーバや、ファクスサービスにおける相手方装置、行政サービスにおける公的個人認証サーバを含む各種サーバ、後述する電子マネー決済のための決済サーバなどがある。また、ここで言う通信網としては、LAN(Local Area Network)やインターネット、公衆交換電話網などがある。この通信網は、その一部に無線路を含んでもよい。
なお、制御部102、補助記憶部104および外部通信部106は、たとえば複合機20に備えられるが、これらの一部または全部は、アプリケーションボックス30に備えられてもよい。また、制御部102については、複合機20およびアプリケーションボックス30のそれぞれに設けられてもよく、つまり2つの制御部が設けられてもよい。この場合、これら2つの制御部は、一方がメイン(マスタ)となり、他方がサブ(スレーブ)となり、互いに協働してマルチコピー機10全体の制御を行う。
画像読取部202、画像形成部204、給紙部206および操作表示部210については、前述の通りであるが、とりわけ操作表示部210については、ディスプレイ210aに加えて、操作受付手段の一例としてのタッチパネル210bを有する。このタッチパネル210bは、ディスプレイ210aの表示面に、詳しくは矩形状の当該表示面に、重なるように設けられる。これにより、タッチパネル210b付きのディスプレイ210aが構成される。なお、ディスプレイ210aは、たとえば液晶ディスプレイ(LCD)であるが、これに限らず、有機エレクトロルミネッセンス(EL)ディスプレイなどであってもよい。そして、タッチパネル210bは、たとえば静電容量方式のパネルであるが、これに限らず、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式などの他の方式のパネルであってもよい。また、操作表示部210は、不図示の発光ダイオード(LED)などの適宜の発光手段を有する。併せて、操作表示部210は、不図示の押しボタンスイッチなどの適宜のハードウェアスイッチ手段を有する。
外部記憶媒体通信部302は、前述の如く装着部を有し、当該装着部に装着されたメディアとの間での双方向通信を担う。また、外部記憶媒体通信部302は、赤外線通信部を有し、赤外線通信機能を備える携帯機器との間で当該赤外線通信機能による双方向通信を行うこともできる。
貨幣処理部304は、前述の如く硬貨投入口304a、紙幣挿入口304b、投入金額表示部304c、返却ボタン304dおよび硬貨返却口304eを有する。そして、貨幣処理部304は、硬貨投入口304aおよび紙幣挿入口304bによって受け付けられた現金の投入額を計算し、その計算結果を、厳密には現時点での有効な投入額を、投入金額表示部304cに表示する。その上で、マルチコピー機10が使用されると、つまり当該マルチコピー機10によって何らかのサービスの提供が行われると、貨幣処理部304は、そのサービスの内容に応じた料金の額を投入額から差し引く。これにより、現金決済が行われる。さらに、貨幣処理部304は、現金決済後の残余分の金額、つまり残高を、投入金額表示部304cに表示する。この残高がある状態で、返却ボタン304dが操作されると、貨幣処理部304は、当該残高に応じた現金、つまり釣銭を、返却する。この釣銭に硬貨が含まれる場合、当該硬貨は、硬貨返却口304eから返却される。また、釣銭に紙幣が含まれる場合、当該紙幣は、紙幣挿入口304bから返却される。なお、現金の投入後、マルチコピー機10によるサービスの提供が何ら行われずに、返却ボタン304dが操作された場合は、投入された現金がそのまま返却される。
近距離通信部306は、前述の如くICカード読取部306aを有する。そして、ICカード読取部306aにICカードが載置されると、近距離通信部306は、当該ICカードとの間で近距離無線通信を行う。特に、ICカードが所定の電子マネーカードである場合には、当該電子マネーカードによる電子マネー決済が行われる。この場合は、前述の決済サーバとの間で当該電子マネー決済のための所定の処理が行われる。ここで言う所定の電子マネーカードとしては、事前決済式カード(プリペイドカード)、即時決済式カード(デビッドカード)および事後決済式カード(ポストペイカード)のいずれに拘らず、予め定められた(言わば提携の)複数種類のものがある。
写真用プリンタ308は、たとえば昇華型プリンタまたはインクジェットプリンタであり、前述の写真プリントサービスの提供に供される。すなわち、写真用プリンタ308は、メディアに記憶されている所定形式の画像ファイルの印刷を高品質で行い、その印刷物(結果物)である写真は、当該写真用プリンタ308の不図示の排紙部から排出され、ひいては写真排出口308aへ排出される。この写真用プリンタ308による印刷先となる写真用紙として、たとえばL判サイズおよび2L判サイズの2種類が用意される。これら2種類の写真用紙は、写真用プリンタ308が備える不図示の用紙収容部に収容される。
紙片用プリンタ310は、たとえばサーマル(感熱式)プリンタまたはドットインパクトプリンタであり、レシートなどの紙片を発行する。すなわち、紙片用プリンタ310は、不図示のロール紙に適宜の文字列や画像などを印刷して、その印刷物である紙片を発行する。この紙片は、紙片用プリンタ310の不図示の排紙部から排出され、ひいては紙片排出口310aから排出される。
さて、本第1実施例に係るマルチコピー機10によれば、前述の如く様々なサービスを提供することができる。そして、ユーザは、それぞれのサービスに応じた料金の決済(支払)を現金決済および電子マネー決済という複数の決済方法のいずれにより行うのかを、任意に選択することができる。
たとえば今、マルチコピー機10が一定期間にわたって操作されずに、何らかの操作が行われるのを待つ、いわゆる待機状態にある、とする。この待機状態にあるとき、マルチコピー機10のディスプレイ210aには、図3に示されるような基本的な操作画面としてのホーム画面(「メニュー画面」または「ポータル画面」と称されることもある。)400が表示される。
このホーム画面400には、前述のコピーサービス、プリントサービス、ファクスサービス、スキャンサービス、行政サービスおよびその他のサービスのそれぞれを選択するための複数の、ここではたとえば6つの、操作子としてのボタン402、404、406、408、410および412が適宜に配される。このホーム画面400において、各ボタン402、404、406、408、410および412のいずれかが操作されると、マルチコピー機10は、操作されたボタン402、404、406、408、410または412に対応するサービスを提供するための状態に遷移する。たとえば、コピーサービスを選択するためのボタン402が操作されると、マルチコピー機10は、当該コピーサービスを提供するための状態に遷移し、言わばコピーサービスモードに入る。
コピーサービスモードにおいては、たとえばコピーに必要な設定を行うための不図示の設定画面がディスプレイ210aに表示される。ユーザは、この設定画面に従って、適宜の設定を行うとともに、原稿台に原稿を載置する。コピーに必要な設定が終わると、その設定内容に応じた料金が確定する。そして、確定された料金がユーザに請求され、たとえば図4に示されるような決済方法選択画面500がディスプレイ210aに表示される。
この決済方法選択画面500の上部には、比較的に大きな横長の概略矩形状のメッセージ表示領域502が配される。このメッセージ表示領域502には、決済方法選択画面500のタイトルを表す、たとえば決済方法の選択を促す内容の、比較的に大きめの適当な文字列502aが配される。また、メッセージ表示領域502の下方に、詳しくは左寄りの位置に、当該メッセージ表示領域502よりも小さめの横長の概略矩形状の金額表示領域504が配される。この金額表示領域504には、コピーに必要な料金を表す適当な文字列504aが配される。なお、図4における文字列504aは、コピーに必要な料金が100円であることを表す。さらに、金額表示領域504の下方に、現金決済を選択するための操作子である現金決済選択ボタン506と、電子マネー決済を選択するための操作子である電子マネー決済選択ボタン508とが、たとえば横並びに配される。加えて、現金決済選択ボタン506および電子マネー決済選択ボタン508の並びの右横方に、換言すれば決済方法選択画面500の右下部に、終了ボタン510が配される。この終了ボタン510は、ユーザがコピーサービスの提供を受けることを自主的に終了(中止)するための、換言すればコピーサービスモードを抜けるための、操作子である。
この図4に示される決済方法選択画面500において、たとえば現金決済選択ボタン506が操作される、とする。すると、決済方法選択画面500に代えて、図5に示されるような現金決済画面600が、ディスプレイ210aに表示される。
この現金決済画面600の上部には、決済方法選択画面500におけるのと同様のメッセージ表示領域602が配される。そして、メッセージ表示領域602には、現金決済画面600のタイトルを表す、たとえばこれから現金決済が行われようとすることを表す、比較的に大きめの適当な文字列602aが配される。併せて、文字列602aの下方に、補足的なメッセージを表す適当な文字列602bが配される。この文字列602bは、文字列602aよりも少し小さめである。なお、図5における当該文字列602bによって表されるメッセージには、現時点での現金の投入額が料金に対して不足していること、および、その不足額に応じた現金の投入を促す内容が、含まれる。さらに、メッセージ表示領域602の下方に、詳しくは左寄りの位置に、決済方法選択画面500におけるのと同様の、厳密には当該決済方法選択画面500における金額表示領域504よりも少し大きめの、金額表示領域604が配される。この金額表示領域604には、料金を表す適当な文字列604aと、現時点での現金の投入額を表す適当な文字列604bと、当該料金に対する投入額の不足額(=料金-投入額)を表す適当な文字列604cとが、たとえば縦並びに配される。因みに、図5における文字列604aは、料金が100円であることを表し、文字列604bは、現時点での現金の投入額が0円(ゼロ)であることを表し、文字列604cは、不足額が100円であることを表す。加えて、現金決済画面600の右下部に、決済方法選択画面500におけるのと同様の終了ボタン610が配される。
この図5に示される現金決済画面600が表示されている状態において、たとえば不足額(100円)に応じた現金の投入が受け付けられる、とする。すると、現金決済画面600は、図6に示されるような態様に変化する。
すなわち、図6に示されるように、金額表示領域604から不足額を表す文字列604cが消える。併せて、文字列604bによって表される現金の投入額が、現時点での実際の金額(100円)に変わる。さらに、金額表示領域604の下方に、コピーを開始するための操作子であるコピー開始ボタン620が配される。加えて、メッセージ表示領域602内の文字列602bが、コピー開始ボタン620の操作を促す内容に変わる。要するに、マルチコピー機10が、コピーを開始することが可能な状態になる。
この図6に示される現金決済画面600において、たとえばコピー開始ボタン620が操作される、とする。すると、料金の額が投入額から差し引かれ、つまり現金決済が行われる。その上で、コピーが開始される。なお、図示は省略するが、コピーの実行中は、現金決済画面600に代えて、当該コピーの実行中であることを表す適当なコピー実行中メッセージ画面が、ディスプレイ210aに表示される。そして、コピーが終了すると、コピー実行中メッセージ画面に代えて、図7に示されるようなコピー終了画面700が、ディスプレイ210aに表示される。
このコピー終了画面700の上部には、たとえば決済方法選択画面500におけるのと同様のメッセージ表示領域702が配される。そして、メッセージ表示領域702には、コピー終了画面700のタイトルを表す、たとえばコピーが終了したことを表す、比較的に大きめの適当な文字列702aが配される。併せて、文字列702aの下方に、補足的なメッセージとして、コピーを続けるかどうかをユーザに問い合わせる内容の適当な文字列702bが配される。さらに、メッセージ表示領域702の下方に、詳しくは左寄りの位置に、決済方法選択画面500におけるのと同様の金額表示領域704が配される。この金額表示領域704には、現時点での現金の投入額を表す適当な文字列704aが配される。なお、図7における文字列704aは、現時点での現金の投入額が、換言すれば当該投入額の残額が、0円であることを表す。さらに、金額表示領域704の下方に、コピーを続けるための操作子であるコピーを続けるボタン720が配される。加えて、コピー終了画面700の右下部に、決済方法選択画面500におけるのと同様の終了ボタン710が配される。
この図7に示されるコピー終了画面700において、たとえばコピーを続けるボタン720が操作されると、当該コピー終了画面700に代えて、前述の設定画面が、ディスプレイ210aに表示される。すなわち、マルチコピー機10は、コピーサービスモードに入った直後(当初)の状態に戻る。また、コピー終了画面700における終了ボタン710が操作されると、当該コピー終了画面700に代えて、不図示の終了メッセージ画面が、ディスプレイ210aに表示される。そして、この終了メッセージ画面が一定期間(たとえば数秒間)にわたって表示された後、当該終了メッセージ画面に代えて、ホーム画面400が、ディスプレイ210aに表示される。これにより、マルチコピー機10は、コピーサービスモードを抜けて、前述の待機状態に戻る。なお、終了メッセージ画面には、たとえば原稿などの物品の置き忘れを注意喚起するための適当な文字列や画像などが含まれてもよい。
一方、図4に示される決済方法選択画面500において、たとえば電子マネー決済選択ボタン508が操作される、とする。すると、決済方法選択画面500に代えて、図8に示されるような電子マネー決済画面800が、ディスプレイ210aに表示される。
この電子マネー決済画面800の上部には、決済方法選択画面500におけるのと同様のメッセージ表示領域802が配される。このメッセージ表示領域802には、電子マネー決済画面800のタイトルを表す、たとえばこれから電子マネー決済が行われようとすることを表す、比較的に大きめの適当な文字列802aが配される。併せて、文字列802aの下方に、補足的なメッセージとして、電子マネーカードをICカード読取部306aに載置することを促す内容の適当な文字列802bが配される。さらに、メッセージ表示領域802の下方に、詳しくは左寄りの位置に、決済方法選択画面500におけるのと同様の金額表示領域804が配される。この金額表示領域804には、料金を表す適当な文字列804aが配される。なお、図8における文字列804aは、料金が100円であることを表す。加えて、電子マネー決済画面800の右下部に、決済方法選択画面500におけるのと同様の終了ボタン810が配される。
この図8に示される電子マネー決済画面800が表示されている状態において、たとえば所定の電子マネーカードがICカード読取部306aに載置される、とする。すると、ICカード読取部306aを介して電子マネーカードと近距離通信部306との間で近距離無線通信が行われ、とりわけ当該電子マネーカードに記憶されている電子マネー情報が近距離通信部306によって読み取られる。そして、読み取られた電子マネー情報に基づいて、前述の決済サーバとの間で双方向通信が行われ、認証処理などの所定の処理を経て、電子マネー決済が行われる。この電子マネー決済が完了すると、コピーが開始される。すなわち、電子マネー決済が選択された場合には、当該電子マネー決済が完了した直後に、言わば自動的に、コピーが開始される。これ以降は、現金決済の場合と同様である。
なおたとえば、決済方法選択画面500が表示されている時点で、現金の投入額が0円ではなく、いくらかの現金の投入が受け付けられており、この状態で、当該決済方法選択画面500において、電子マネー決済選択ボタン508が操作される、とする。すると、決済方法選択画面500に代えて、図9に示されるような預り金返却案内画面900が、ディスプレイ210aに表示される。
この預り金返却案内画面900の上部には、決済方法選択画面500におけるのと同様のメッセージ表示領域902が配される。このメッセージ表示領域902には、預り金返却案内画面900のタイトルを表す、たとえば電子マネー決済画面800における文字列802aと同じ内容の、比較的に大きめの適当な文字列902aが配される。併せて、文字列902aの下方に、補足的なメッセージを表す適当な文字列902bが配される。この文字列902bによって表されるメッセージには、現時点で投入が受け付けられている現金、言わば預り金、をこれから返却すること、および、そのために返却ボタン304dの操作を促す内容が、含まれる。さらに、メッセージ表示領域902の下方に、詳しくは左寄りの位置に、決済方法選択画面500におけるのと同様の金額表示領域904が配される。この金額表示領域904には、料金を表す適当な文字列904aと、現時点での現金の投入額を表す適当な文字列904bとが、たとえば縦並びに配される。なお、図9における文字列904aは、料金が100円であることを表し、文字列904bは、現時点での現金の投入額が60円であることを表す。加えて、預り金返却案内画面900の右下部に、決済方法選択画面500におけるのと同様の終了ボタン910が配される。
この図9に示される預り金返却案内画面900が表示されている状態において、たとえば返却ボタン304dが操作される、とする。すると、現時点での現金の投入額、つまり文字列904bによって表される金額、に応じた現金が、返却される。その上で、預り金返却案内画面900に代えて、電子マネー決済画面800が、ディスプレイ210aに表示される。すなわち、電子マネー決済が選択された時点で預り金がある場合には、電子マネー決済画面800ではなく、言わば当該電子マネー決済画面800の特殊態様である預り金返却案内画面900が、ディスプレイ210aに表示される。そして、返却ボタン304dの操作により預り金が返却(精算)されることで、預り金返却案内画面900に代えて、電子マネー決済画面800が、ディスプレイ210aに表示され、つまり電子マネー決済によるコピーの実行が可能となる。
なお前述したように、コピー終了画面700における終了ボタン710が操作されると、マルチコピー機10は、コピーサービスモードを抜けて、待機状態に戻る。これと同様に、たとえば決済方法選択画面500における終了ボタン510(たとえば図4参照)が操作された場合も、マルチコピー機10は、コピーサービスモードを抜けて、待機状態に戻る。このことは、現金決済画面600における終了ボタン610(たとえば図5および図6参照)、電子マネー決済画面800における終了ボタン810(たとえば図8参照)、および、預り金返却案内画面900における終了ボタン910(たとえば図9参照)のいずれかが操作された場合も、同様である。
ところで、本第1実施例に係るマルチコピー機10(厳密には硬貨投入口304aおよび紙幣挿入口304b)は、いつの時点であっても、現金の投入を受け付けることが可能である。すなわち、ユーザは、いつの時点であっても、現金を投入することができる。その一方で、電子マネー決済を希望するユーザは、基本的には現金を投入することはない、少なくともその可能性は低い、と考えられる。さらに、当初は現金決済を希望していたユーザであっても、手持ちの現金が足りないなどの理由により、途中で電子マネー決済を希望するようになる場合もあり得る。これらのことを思慮すると、現金の投入が受け付けられたかどうかに基づいて、また、現金の投入が受け付けられた場合には、その投入額や投入時点(タイミング)に基づいて、ユーザが現金決済および電子マネー決済のいずれを希望しているのかを予測することが可能である、と考えられる。そしてたとえば、ユーザが現金決済を希望していると予測される場合には、決済方法選択画面500の表示は省略して、現金決済画面600が表示されるようにするのが、とりわけ操作性の観点から、好ましい。要するに、決済方法選択画面500については、必要な場合にのみ、詳しくはユーザが現金決済および電子マネー決済のいずれを希望しているのかが不明(不確定)な場合にのみ、表示されるのが、好ましい。
そこで、本第1実施例に係るマルチコピー機10によれば、決済方法選択画面500については、必要な場合にのみ、つまりユーザが現金決済および電子マネー決済のいずれを希望しているのかが不明な場合にのみ、表示される。そして、ユーザが現金決済を希望していると予測される場合には、決済方法選択画面500の表示が省略されて、現金決済画面600が表示される。これにより、操作性の向上が図られ、とりわけ現金決済を希望するユーザにとって、当該操作性の向上が図られる。
具体的には、たとえば図10に示されるように、ユーザによるマルチコピー機10の操作が開始される時点を、taとする。そして、決済が必要な時点を、tbとする。なお、決済が必要な時点tbとは、換言すれば料金が確定した時点である。
この図10を参照しつつ、たとえば、決済が必要な時点tbにおいて、現金の投入額が0円である、つまり現金の投入が受け付けられていない、とする。この場合は、ユーザが現金決済および電子マネー決済のいずれを希望しているのかが不明であるため、決済方法選択画面500が表示される。
一方たとえば、決済が必要な時点tbにおいて、現金の投入額が0円ではなく、つまり現金の投入が受け付けられており、その投入額が決済に必要な額に対して充足する場合は、ユーザが現金決済を希望している、と予測される。この場合は、決済方法選択画面500の表示が省略されて、現金決済画面600が表示される。
ただし、決済が必要な時点tbにおける現金の投入額が0円ではないものの、その投入額が決済に必要な額に対して不足する場合は、ユーザが現金決済を(希望しているものの)選択しない可能性があり、換言すれば当該ユーザが電子マネー決済を選択する可能性が(多少なりとも)ある、と予測される。この場合は、決済方法選択画面500が表示される。
さらにたとえば、決済が必要な時点tbにおける現金の投入額が0円ではなく、その投入額に前回の決済による残余分が含まれる場合は、決済方法選択画面500の表示が省略されて、現金決済画面600が表示される。すなわち、コピーが続けて行われる場合であって、今回のコピーに対する決済が必要な時点tbにおける現金の投入額に前回のコピーに対する現金決済後の残金が含まれる場合は、ユーザが今回のコピーに対する決済についても引き続き現金決済を希望する可能性が高い、と予測される。この場合は、今回の決済が必要な時点tbにおける現金の投入額に拘らず、とりわけ当該時点tbにおける投入額が今回の決済に必要な額に対して不足するかどうかに拘らず、決済方法選択画面500の表示が省略されて、現金決済画面600が表示される。
またたとえば、決済が必要な時点tbにおける現金の投入額が0円ではなく、その投入額に操作開始時点ta以降の現金の投入分が含まれる場合、つまり当該操作開始時点ta以降に現金が投入された場合は、ユーザが現金決済を希望している、と予測される。この場合も、時点tbにおける現金の投入額に拘らず、とりわけ当該時点tbにおける投入額が決済に必要な額に対して不足するかどうかに拘らず、決済方法選択画面500の表示が省略されて、現金決済画面600が表示される。
このように本第1実施例によれば、決済方法選択画面500については、必要な場合にのみ、つまりユーザが現金決済および電子マネー決済のいずれを希望しているのかが不明な場合にのみ、表示される。そして、ユーザが現金決済を希望していると予測される場合には、決済方法選択画面500の表示が省略されて、現金決済画面600が表示される。
ここで、図11に、主記憶部102bのRAM内の構成を概念的に表すメモリマップ100を示す。
このメモリマップ100に示されるように、RAMは、プログラム記憶領域120およびデータ記憶領域150を有する。このうちのプログラム記憶領域120には、前述の制御プログラムが記憶されている。具体的には、制御プログラムは、表示制御プログラム122、操作検出プログラム124、画像読取プログラム126、画像形成プログラム128および給紙制御プログラム130を含む。さらに、制御プログラムは、外部記憶媒体制御プログラム132、貨幣処理制御プログラム134、近距離通信制御プログラム136、写真用プリンタ制御プログラム138、紙片用プリンタ制御プログラム140および外部通信制御プログラム142を含む。加えて、制御プログラムは、コピーサービスプログラム144などを含む。
表示制御プログラム122は、ディスプレイ210aにホーム画面400などの各種の画面を表示させるのに必要な表示画面データを生成するためのプログラムである。操作検出プログラム124は、タッチパネル210bへの操作状態を検出するためのプログラムである。画像読取プログラム126は、画像読取部202を制御するためのプログラムである。画像形成プログラム128は、画像形成部204を制御するためのプログラムである。給紙制御プログラム130は、給紙部206を制御するためのプログラムである。外部記憶媒体制御プログラム132は、外部記憶媒体通信部302を制御するためのプログラムである。貨幣処理制御プログラム134は、貨幣処理部304を制御するためのプログラムである。近距離通信制御プログラム136は、近距離通信部306を制御するためのプログラムである。写真用プリンタ制御プログラム138は、写真用プリンタ308を制御するためのプログラムである。紙片用プリンタ制御プログラム140は、紙片用プリンタ310を制御するためのプログラムである。外部通信制御プログラム142は、外部通信部106を制御するためのプログラムである。そして、コピーサービスプログラム144は、CPU102aに後述するコピーサービスタスクを実行させるためのプログラムである。
一方、データ記憶領域150には、各種のデータが記憶されている。この各種のデータとしては、表示画像生成データ152、操作データ154などがある。
表示画像生成データ152は、前述の表示制御プログラム122に基づく表示画面データの生成に用いられるポリゴンデータやテクスチャデータなどのデータである。操作データ154は、タッチパネル210bに対する操作状態を表すデータであり、詳しくは当該タッチパネル210bに対するユーザのタッチ位置(座標)を表す時系列のデータである。なお、図示は省略するが、データ記憶領域150には、後述するフラグFなども記憶される。
前述したように、ホーム画面400において、たとえばコピーサービスを選択するためのボタン402が操作されると、マルチコピー機10は、コピーサービスモードに入る。具体的には、CPU102aによりコピーサービスタスクが実行される。このコピーサービスタスクは、コピーサービスプログラム144に従って実行される。このコピーサービスタスクの流れの一例を、図12~図16に示す。なお、このコピーサービスタスクの実行開始時点は、図10に示されるユーザによる操作開始時点taに当たる。
このコピーサービスタスクによれば、CPU102aは、まず、図12のステップS1において、言わば初期設定として、フラグFに“0”を設定する。このフラグFは、コピー(コピーサービスの提供)が続けて行われるかどうかを表す指標(変数)であり、たとえば当該フラグFに“1”が設定されることで、コピーが続けて行われることが表される。一方、フラグFに“0”が設定されることで、コピーが続けて行われないことが表される。このステップS1の実行後、CPU102aは、処理をステップS3へ進める。
ステップS3において、CPU102aは、現時点での現金の投入額を確認し、詳しくは貨幣処理部304による当該投入額の計算結果を確認する。そして、CPU102aは、処理をステップS5へ進める。
ステップS5において、CPU102aは、ステップS3における確認結果に基づいて、現時点での現金の投入額が0円であるかどうかを判定する。ここでたとえば、現時点での現金の投入額が0円である場合(S5:YES)、CPU102aは、処理をステップS7へ進める。一方、現時点での現金の投入額が0円でない場合は(S5:NO)、CPU102aは、処理を後述する図16のステップS69へ進める。
ステップS7において、CPU102aは、コピーに必要な設定を行うための前述の設定画面をディスプレイ210aに表示することを含め、当該コピーに必要な設定処理を行う。この設定処理においては、ユーザによる適宜の設定操作が受け付けられる。そして、設定処理を終えると、CPU102aは、処理をステップS9へ進める。なお、この設定処理が終わった時点で、料金が確定する。また、この設定処理が終わった時点が、図10に示される決済が必要な時点tbに当たる。
ステップS9において、CPU102aは、改めて現時点での現金の投入額を確認する。そして、CPU102aは、処理をステップS11へ進める。
ステップS11において、CPU102aは、ステップS3における確認結果と、ステップS9における確認結果とを、互いに比較して、これら両者が等価であるかどうかを、つまり現金の投入額が0円のまま不変であるかどうかを、判定する。ここでたとえば、現金の投入額が0円のまま不変である場合、つまりステップS3が実行されてからステップS9が実行されるまでの間に現金の投入がない場合(S11:YES)、CPU102aは、処理をステップS13へ進める。一方、現金の投入額が不変でない場合、つまりステップS3が実行されてからステップS9が実行されるまでの間に現金の投入があった場合、換言すればユーザによる操作開始時点ta以降に現金の投入があった場合は(S11:NO)、CPU102aは、処理を後述する図15のステップS55へ進める。
ステップS13において、CPU102aは、それまでディスプレイ210aに表示されていた前述の設定画面に代えて、決済方法選択画面500(たとえば図4参照)を、当該ディスプレイ210aに表示する。そして、CPU102aは、処理をステップS15へ進める。
ステップS15において、CPU102aは、決済方法選択画面500に対してユーザによる何らかの操作が行われるのを、換言すれば当該決済方法選択画面500が何らかのユーザ操作を受け付けるのを、待つ(S15:NO)。決済方法選択画面500が何らかのユーザ操作を受け付けると(S15:YES)、CPU102aは、処理をステップS17へ進める。
ステップS17において、CPU102aは、ステップS15で受け付けられたユーザ操作が決済方法選択画面500における終了ボタン510の操作という言わば終了操作であるかどうかを判定する。ここでたとえば、ステップS15で受け付けられたユーザ操作が終了操作である場合(S17:YES)、CPU102aは、処理をステップS19へ進める。一方、ステップS15で受け付けられた操作が終了操作でない場合は、つまり当該終了操作以外の操作である場合は(S17:NO)、CPU102aは、処理を後述する図13のステップS21へ進める。
ステップS19において、CPU102aは、所定の終了処理を行う。この終了処理として、CPU102aは、決済方法選択画面500に代えて、前述の終了メッセージ画面を、ディスプレイ210aに表示する。そして、CPU102aは、終了メッセージ画面を一定期間にわたって表示した後、当該終了メッセージ画面に代えて、ホーム画面400を、ディスプレイ210aに表示する。これをもって、CPU102aは、コピーサービスタスクを終了する。これにより、マルチコピー機10は、コピーサービスモードを抜けて、前述の待機状態に戻る。
なお、CPU102aは、前述のステップS17から図13のステップS21へ処理を進めた場合、当該ステップS21において、前述のステップS15で受け付けられたユーザ操作が決済方法選択画面500における電子マネー決済選択ボタン508の操作という言わば電子マネー決済選択操作であるかどうかを判定する。ここでたとえば、ステップS15で受け付けられたユーザ操作が電子マネー決済選択操作である場合(S21:YES)、CPU102aは、処理をステップS23へ進める。一方、ステップS15で受け付けられたユーザ操作が電子マネー決済選択操作でない場合、つまり当該ユーザ操作が現金決済選択ボタン506の操作という言わば現金決済選択操作である場合は(S21:NO)、CPU102aは、処理を後述する図15のステップS53へ進める。
ステップS23において、CPU102aは、改めて現時点での現金の投入額を確認する。そして、CPU102aは、処理をステップS25へ進める。
ステップS25において、CPU102aは、ステップS23における確認結果に基づいて、現時点での現金の投入額が0円であるかどうかを判定する。ここでたとえば、現時点での現金の投入額が依然として0円である場合(S25:YES)、CPU102aは、処理をステップS27へ進める。一方、現時点での現金の投入額が0円でない場合は、つまり預り金がある場合は(S25:NO)、CPU102aは、処理を後述するステップS45へ進める。
ステップS27において、CPU102aは、決済方法選択画面500に代えて、電子マネー決済画面800(たとえば図8参照)を、ディスプレイ210aに表示する。そして、CPU102aは、処理をステップS29へ進める。
ステップS29において、CPU102aは、電子マネー決済画面800における終了ボタン810が操作されたかどうかを、つまり当該電子マネー決済画面800上で終了操作が受け付けられたかどうかを、判定する。ここでたとえば、終了操作が受け付けられた場合(S29:YES)、CPU102aは、処理を前述(図12)のステップS19へ進めて、所定の終了処理を行う。一方、終了操作が受け付けられていない場合は(S29:NO)、CPU102aは、処理をステップS31へ進める。
ステップS31において、CPU102aは、所定の電子マネーカードがICカード読取部306aに載置されたかどうかを判定する。ここでたとえば、所定の電子マネーカードがICカード読取部306aに載置された場合(S31:YES)、CPU102aは、処理をステップS33へ進める。一方、そうでない場合は、CPU102aは、処理をステップS29へ戻す。
ステップS33において、CPU102aは、ICカード読取部306aに載置された電子マネーカードによる電子マネー決済処理を行う。このとき、CPU102aは、電子マネー決済処理の進捗に応じて、ディスプレイ210aに表示される画面を適宜に更新してもよい。そして、電子マネー決済処理を終えると、CPU102aは、処理を図14のステップS35へ進める。
ステップS35において、CPU102aは、コピーを行うためのコピー処理を実行する。このときも、CPU102aは、コピー処理の進捗に応じて、ディスプレイ210aに表示される画面を適宜に更新してもよい。そして、コピー処理を終えると、CPU102aは、処理をステップS37へ進める。
ステップS37において、CPU102aは、それまでディスプレイ210aに表示されていた画面に代えて、コピー終了画面700(図7参照)を、当該ディスプレイ210aに表示する。その上で、CPU102aは、処理をステップS39へ進める。
ステップS39において、CPU102aは、コピー終了画面700に対してユーザによる何らかのユーザ操作が行われるのを待つ(S39:NO)。そして、コピー終了画面700が何らかのユーザ操作を受け付けると(S39:YES)、CPU102aは、処理をステップS41へ進める。
ステップS41において、CPU102aは、ステップS39で受け付けられたユーザ操作がコピー終了画面700における終了ボタン710の操作という終了操作であるかどうかを判定する。ここでたとえば、ステップS39で受け付けられたユーザ操作が終了操作である場合(S41:YES)、CPU102aは、処理を前述(図12)のステップS19へ進める。一方、ステップS39で受け付けられたユーザ操作が終了操作でない場合、つまり当該ステップS39で受け付けられたユーザ操作がコピーを続けるボタン720の操作という言わばコピー継続操作である場合は(S41:NO)、CPU102aは、処理をステップS43へ進める。
ステップS43において、CPU102aは、前述のフラグFに“1”を設定することで、コピーを続けて行うことを表現する。そして、CPU102aは、処理を前述(図12)のステップS3へ戻して、改めて現時点での現金の投入額を確認する。
さらに、CPU102aは、前述(図13)のステップS25からステップS45へ処理を進めた場合、当該ステップS45において、決済方法選択画面500に代えて、預り金返却案内画面900(たとえば図9参照)を、ディスプレイ210aに表示する。そして、CPU102aは、処理をステップS47へ進める。
ステップS47において、CPU102aは、預り金返却案内画面900における終了ボタン910が操作されたかどうかを、つまり当該預り金返却案内画面900上で終了操作が受け付けられたかどうかを、判定する。ここでたとえば、終了操作が受け付けられた場合(S47:YES)、CPU102aは、処理を前述(図12)のステップS19へ進める。一方、終了操作が受け付けられていない場合は(S47:NO)、CPU102aは、処理をステップS49へ進める。
ステップS49において、CPU102aは、改めて現時点での現金の投入額を確認する。そして、CPU102aは、処理をステップS51へ進める。
ステップS51において、CPU102aは、ステップS49における確認結果に基づいて、現時点での現金の投入額が0円であるかどうかを判定する。ここでたとえば、現時点での現金の投入額が0円である場合、つまり返却ボタン304dの操作により預り金が返却された場合は(S51:YES)、CPU102aは、処理を前述のステップS27へ進める。これにより、預り金返却案内画面900に代えて、電子マネー決済画面800が、ディスプレイ210aに表示される。一方、ステップS51において、現時点での現金の投入額が0円でない場合、つまりまだ預り金が返却されていない場合は(S51:NO)、CPU102aは、処理をステップS47へ戻す。
さらに、CPU102aは、前述のステップS21から図15のステップS53へ処理を進めた場合、当該ステップS53において、改めて現時点での現金の投入額を確認する。そして、CPU102aは、処理をステップS55へ進める。
ステップS55において、CPU102aは、決済方法選択画面500に代えて、厳密にはそれまでディスプレイ210aに表示されていた画面に代えて、現金決済画面600(たとえば図5または図6参照)を、当該ディスプレイ210aに表示する。このステップS55で表示される現金決済画面600には、ステップS53における確認結果が反映される。そして、CPU102aは、処理をステップS57へ進める。
ステップS57において、CPU102aは、現金決済画面600における終了ボタン610が操作されたかどうかを、つまり当該現金決済画面600上で終了操作が受け付けられたかどうかを、判定する。ここでたとえば、終了操作が受け付けられた場合(S57:YES)、CPU102aは、処理を前述(図12)のステップS19へ進める。一方、終了操作が受け付けられていない場合は(S57:NO)、CPU102aは、処理をステップS59へ進める。
ステップS59において、CPU102aは、現金決済画面600におけるコピー開始ボタン620が操作されたかどうかを、つまり当該現金決済画面600上でコピー開始操作が受け付けられたかどうかを、判定する。ここでたとえば、コピー開始操作が受け付けられた場合(S59:YES)、CPU102aは、処理をステップS61へ進める。一方、コピー開始操作が受け付けられていない場合は(S59:NO)、CPU102aは、処理を後述するステップS63へ進める。
ステップS61において、CPU102aは、現金決済処理を行う。すなわち、CPU102aは、現時点での現金の投入額から料金の額を差し引く。併せて、CPU102aは、この計算結果を貨幣処理部304へ通知する。貨幣処理部304は、CPU102aからの通知を受けて、投入金額表示部304cの表示内容を更新する。その上で、CPU102aは、処理を前述(図14)のステップS35へ進めて、コピー処理を実行する。
これに対して、CPU102aは、ステップS59からステップS63へ処理を進めた場合、当該ステップS63において、改めて現時点での現金の投入額を確認する。そして、CPU102aは、処理をステップS65へ進める。
ステップS65において、CPU102aは、現金の投入額に変化があるかどうかを判定する。この判定は、たとえばステップS53が実行された後に初めてステップS63が実行された場合は、当該ステップS53における確認結果とステップS63における確認結果との比較に基づいて、つまりこれら両者に差異があるかどうかに基づいて、行われる。また、ステップS63が実行された後に改めて当該ステップS63が実行された場合は、前回のステップS63における確認結果と今回のステップS63における確認結果とに基づいて、ステップS65における判定が行われる。ここでたとえば、現金の投入額に変化がある場合(S65:YES)、CPU102aは、処理をステップS67へ進める。一方、現金の投入額に変化がない場合は(S65:NO)、CPU102aは、処理をステップS57へ戻す。
ステップS67において、CPU102aは、現金決済画面600を更新し、詳しくはステップS63における確認結果を当該現金決済画面600(金額表示領域604)に反映させる。また、ステップS63における確認の結果、現時点での現金の投入額が料金に対して充足することが判明した場合は、CPU102aは、現金決済画面600にコピー開始ボタン620を配し、つまりはそうなるように当該現金決済画面600を更新する。その上で、CPU102aは、処理をステップS57へ戻す。
なお前述したように、CPU102aは、ステップS11(図12)において、現金の投入額が不変でない場合、つまりユーザによる操作開始時点ta以降に当該現金の投入があった場合は(S11:NO)、処理をステップS55へ進める。すなわち、ユーザによる操作開始時点ta以降に現金の投入があった場合は、決済方法選択画面500の表示が省略されて、現金決済画面600がディスプレイ210aに表示される。
加えて、CPU102aは、前述のステップS5から図16のステップS69へ処理を進めた場合、当該ステップS69において、前述のステップS7におけるのと同様の設定処理を行う。その後、CPU102aは、処理をステップS71へ進める。なお、ステップS69における設定処理が終わった時点で、料金が確定する。また、ステップS69における設定処理が終わった時点は、決済に必要な時点tbに当たる。
ステップS71において、CPU102aは、改めて現時点での現金の投入額を確認する。そして、CPU102aは、処理をステップS73へ進める。
ステップS73において、CPU102aは、現時点での現金の投入額が0円を超えているかどうかを判定する。ここでたとえば、現時点での現金の投入額が0円を超えていない場合、つまり当該投入額が0円である場合(S73:NO)、CPU102aは、返却ボタン304dの操作により預り金が返却されたものと認識して、処理を前述のステップS13へ進める。これにより、決済方法選択画面500がディスプレイ210aに表示される。一方、現時点での現金の投入額が0円を超えている場合は(S73:YES)、CPU102aは、処理をステップS75へ進める。
ステップS75において、CPU102aは、現金の投入額が不変であるかどうかを、詳しくは前述のステップS3における確認結果とステップS71における確認結果とが互いに等価であるかどうかを、判定する。ここでたとえば、現金の投入額が不変でない場合、つまりステップS3が実行されてからステップS75が実行されるまでの間に新たな現金の投入があった場合(S75:NO)、CPU102aは、処理を前述のステップS55へ進める。これにより、現金決済画面600がディスプレイ210aに表示される。一方、現金の投入額が不変である場合は(S75:YES)、CPU102aは、処理をステップS77へ進める。
ステップS77において、CPU102aは、前述のフラグFに“0”が設定されているかどうかを、つまり現在コピーが続けて行われる状態にあるかどうかを、判定する。ここでたとえば、フラグFに“1”が設定されている場合、つまり現在コピーが続けて行われる状態にある場合(S77:NO)、CPU102aは、現時点での現金の投入額に前回の現金決済による残金が含まれているものと認識して、処理をステップS55へ進める。これにより、現金決済画面600がディスプレイ210aに表示される。一方、フラグFに“0”が設定されている場合は(S77:YES)、CPU102aは、処理をステップS79へ進める。
ステップS79において、CPU102aは、現時点での現金の投入額が料金に対して不足しているかどうかを判定する。ここでたとえば、現時点での現金の投入額が料金に対して不足していない場合、つまり当該投入額が料金に対して充足する場合は(S79:NO)、CPU102aは、処理をステップS55へ進める。これにより、現金決済画面600がディスプレイ210aに表示される。一方、現時点での現金の投入額が料金に対して不足する場合は(S79:YES)、CPU102aは、処理を前述のステップS13へ進める。これにより、決済方法選択画面500がディスプレイ210aに表示される。
このように本第1実施例に係るマルチコピー機10によれば、決済方法選択画面500については、必要な場合にのみ、つまりユーザが現金決済および電子マネー決済のいずれを希望しているのかが不明な場合にのみ、表示される。そして、ユーザが現金決済を希望していると予測される場合には、決済方法選択画面500の表示が省略されて、現金決済画面600が表示される。これにより、操作性の向上が図られ、とりわけ現金決済を希望するユーザにとって、当該操作性の向上が図られる。
なお、本第1実施例において、図12~図16に示される流れに従ってコピーサービスタスクを実行するCPU102aは、とりわけ決済方法選択画面500の表示および非表示を制御する当該CPU102aは、本発明に係る制御手段の一例である。
[第2実施例]
次に、本発明の第2実施例について説明する。
本第2実施例においては、たとえば第1実施例における図5に示される現金決済画面600に代えて、図17に示されるような現金決済画面650が、ディスプレイ210aに表示される。この図17に示される現金決済画面650は、図5に示される現金決済画面600に対して、電子マネー決済切替ボタン660が追加された態様の画面である。この電子マネー決済切替ボタン660は、マルチコピー機10を現金決済画面650が表示された状態から、つまり現金決済を行うための状態から、電子マネー決済を行うための状態へ、切り替えるための操作子である。なお、電子マネー決済切替ボタン660は、適当な位置に配され、たとえば終了ボタン610の上方に配される。
すなわち、図17に示される現金決済画面650において、電子マネー決済切替ボタン660が操作されると、当該現金決済画面650に代えて、図18に示されるような電子マネー決済画面850が、ディスプレイ210aに表示される。これにより、マルチコピー機10は、現金決済を行うための状態から電子マネー決済を行うための状態へ遷移する。なお、図18に示される電子マネー決済画面850は、第1実施例における図8に示される電子マネー決済画面800に対して、現金決済切替ボタン860が追加された態様の画面である。この現金決済切替ボタン860は、マルチコピー機10を電子マネー決済画面850が表示された状態から、つまり電子マネー決済を行うための状態から、現金決済を行うための状態へ、つまり現金決済画面650が表示される状態へ、切り替えるための操作子である。この現金決済切替ボタン860は、適当な位置に配され、たとえば終了ボタン810の上方に配される。
したがってたとえば、図18に示される電子マネー決済画面850において、現金決済切替ボタン860が操作されると、当該電子マネー決済画面850に代えて、図17に示される現金決済画面650が、ディスプレイ210aに表示される。要するに、本第2実施例によれば、マルチコピー機10の状態を、現金決済を行うための状態と、電子マネー決済を行うための状態と、の一方から他方へ任意に遷移させることができる。
なお、図17に示される現金決済画面650は、現時点での現金の投入額が料金に対して不足しているときの当該現金決済画面650の一例である。たとえば、現時点での現金の投入額が料金に対して充足しているときの現金決済画面650は、図19に示されるような態様となる。この図19に示される現金決済画面650は、第1実施例における図6に示される現金決済画面600に対応し、つまり当該図6に示される現金決済画面600に対して、電子マネー決済切替ボタン660が追加された態様の画面である。
この図19に示される現金決済画面650において、電子マネー決済切替ボタン660が操作された場合も、マルチコピー機10は、現金決済を行うための状態から、電子マネー決済を行うための状態へ遷移する。ただし、この場合は、厳密には預かり金がある状態で現金決済画面650における電子マネー決済切替ボタン660が操作された場合は、当該現金決済画面650に代えて、図20に示されるような預り金返却案内画面950が、ディスプレイ210aに表示される。
この図20に示される預り金返却案内画面950は、60円という預り金があるときの当該預り金返却案内画面950の一例を示し、つまり第1実施例における図9に示される預り金返却案内画面900に対応する。すなわち、図20に示される預り金返却案内画面950は、第1実施例における図9に示される預り金返却案内画面900に対して、現金決済切替ボタン960が追加された態様の画面である。この第2実施例における預り金返却案内画面950もまた、第1実施例における預り金返却案内画面900と同様、電子マネー決済画面850の特殊態様の画面である。この預り金返却案内画面950において、現金決済切替ボタン960が操作されると、当該預り金返却案内画面950に代えて、現金決済画面650が、ディスプレイ210aに表示される。
このような本第2実施例においても、たとえばマルチコピー機10がコピーサービスモードに入ると、CPU102aは、コピーサービスプログラム144に従ってコピーサービスタスクを実行する。ただし、本第2実施例におけるコピーサービスタスクは、第1実施例における図12~図16のうちの図12、図14および図16と、図21~図23と、に示される流れに従って、実行される。
すなわち、本第2実施例におけるコピーサービスタスクによれば、CPU102aは、図12に示されるステップS1~ステップS19の各処理を実行する。そして、とりわけステップS17において、CPU102aは、ステップS15で受け付けられたユーザ操作が終了操作であるかどうかを判定するが、ここでたとえば、当該ユーザ操作が終了操作でない場合は(S17:NO)、図21のステップS101へ処理を進める。
ステップS101において、CPU102aは、前述のステップS15で受け付けられたユーザ操作が決済方法選択画面500における電子マネー決済選択ボタン508の操作であるかどうかを、つまり電子マネー決済選択操作であるかどうかを、判定する。ここでたとえば、ステップS15で受け付けられたユーザ操作が電子マネー決済選択操作である場合(S101:YES)、CPU102aは、処理をステップS103へ進める。一方、ステップS15で受け付けられたユーザ操作が電子マネー決済選択操作でない場合、つまり当該ユーザ操作が現金決済選択ボタン506の操作という現金決済選択操作である場合は(S101:NO)、CPU102aは、処理を後述する図22のステップS117へ進める。
ステップS103において、CPU102aは、改めて現時点での現金の投入額を確認する。そして、CPU102aは、処理をステップS105へ進める。
ステップS105において、CPU102aは、ステップS103における確認結果に基づいて、現時点での現金の投入額が0円であるかどうかを判定する。ここでたとえば、現時点での現金の投入額が0円である場合(S105:YES)、CPU102aは、処理をステップS107へ進める。一方、現時点での現金の投入額が0円でない場合は、つまり預り金がある場合は(S105:NO)、CPU102aは、処理を後述する図23のステップS135へ進める。
ステップS107において、CPU102aは、決済方法選択画面500に代えて、電子マネー決済画面850(たとえば図18参照)を、ディスプレイ210aに表示する。そして、CPU102aは、処理をステップS109へ進める。
ステップS109において、CPU102aは、電子マネー決済画面850における終了ボタン810が操作されたかどうかを、つまり当該電子マネー決済画面850上で終了操作が受け付けられたかどうかを、判定する。ここでたとえば、終了操作が受け付けられた場合(S109:YES)、CPU102aは、処理を前述(図12)のステップS19へ進めて、所定の終了処理を行う。一方、終了操作が受け付けられていない場合は(S109:NO)、CPU102aは、処理をステップS111へ進める。
ステップS111において、CPU102aは、所定の電子マネーカードがICカード読取部306aに載置されたかどうかを判定する。ここでたとえば、所定の電子マネーカードがICカード読取部306aに載置された場合(S111:YES)、CPU102aは、処理をステップS113へ進める。一方、そうでない場合は、CPU102aは、処理を後述する図22のステップS115へ進める。
ステップS113において、CPU102aは、ICカード読取部306aに載置された電子マネーカードによる電子マネー決済処理を行う。このステップS113における電子マネー決済処理を終えると、CPU102aは、処理を図14のステップS35へ進めて、コピー処理を実行する。
これに対して、CPU102aは、前述のステップS111から図22のステップS115へ処理を進めた場合、当該ステップS115において、電子マネー決済画面850における現金決済切替ボタン860が操作されたかどうかを判定する。ここでたとえば、現金決済切替ボタン860が操作された場合、つまりは電子マネー決済画面850上で現金決済切替操作が受け付けられた場合(S115:YES)、CPU102aは、処理をステップS117へ進める。一方、電子マネー決済画面850上で現金決済切替操作が受け付けられていない場合は(S115:NO)、CPU102aは、処理を図21のステップS109へ戻す。
ステップS117において、CPU102aは、改めて現時点での現金の投入額を確認する。そして、CPU102aは、処理をステップS119へ進める。
ステップS119において、CPU102aは、それまでディスプレイ210aに表示されていた画面に代えて、現金決済画面650(たとえば図17または図19参照)を、当該ディスプレイ210aに表示する。このステップS119で表示される現金決済画面650には、ステップS117における確認結果が反映される。そして、CPU102aは、処理をステップS121へ進める。
ステップS121において、CPU102aは、現金決済画面650における終了ボタン610が操作されたかどうかを、つまり当該現金決済画面650上で終了操作が受け付けられたかどうかを、判定する。ここでたとえば、終了操作が受け付けられた場合(S121:YES)、CPU102aは、処理を前述(図12)のステップS19へ進める。一方、終了操作が受け付けられていない場合は(S121:NO)、CPU102aは、処理をステップS123へ進める。
ステップS123において、CPU102aは、現金決済画面650におけるコピー開始ボタン620が操作されたかどうかを、つまり当該現金決済画面650上でコピー開始操作が受け付けられたかどうかを、判定する。ここでたとえば、コピー開始操作が受け付けられた場合(S123:YES)、CPU102aは、処理をステップS125へ進める。一方、コピー開始操作が受け付けられていない場合は(S123:NO)、CPU102aは、処理を後述するステップS127へ進める。
ステップS125において、CPU102aは、現金決済処理を行う。その上で、CPU102aは、処理を図14のステップS35へ進めて、コピー処理を実行する。
また、CPU102aは、前述のステップS123からステップS127へ処理を進めた場合、当該ステップS127において、現金決済画面650における電子マネー決済切替ボタン660が操作されたかどうかを判定する。ここでたとえば、電子マネー決済切替ボタン660が操作された場合、つまりは現金決済画面650上で電子マネー決済切替操作が受け付けられた場合(S127:YES)、CPU102aは、処理を前述のステップS103へ戻す。一方、現金決済画面650上で電子マネー決済切替操作が受け付けられていない場合は(S127:NO)、CPU102aは、処理をステップS129へ進める。
ステップS129において、CPU102aは、改めて現時点での現金の投入額を確認する。そして、CPU102aは、処理をステップS131へ進める。
ステップS131において、CPU102aは、現金の投入額に変化があるかどうかを判定する。この判定は、たとえばステップS119が実行された後に初めてステップS129が実行された場合は、当該ステップS119における確認結果とステップS129における確認結果との比較に基づいて、つまりこれら両者に差異があるかどうかに基づいて、行われる。また、ステップS129が実行された後に改めて当該ステップS129が実行された場合は、前回のステップS129における確認結果と今回のステップS129における確認結果とに基づいて、ステップS131における判定が行われる。ここでたとえば、現金の投入額に変化がある場合(S131:YES)、CPU102aは、処理をステップS133へ進める。一方、現金の投入額に変化がない場合は(S131:NO)、CPU102aは、処理をステップS121へ戻す。
ステップS133において、CPU102aは、現金決済画面650を更新し、詳しくはステップS129における確認結果を当該現金決済画面650(金額表示領域604)に反映させる。また、ステップS129における確認の結果、現時点での現金の投入額が料金に対して充足することが判明した場合は、CPU102aは、現金決済画面650にコピー開始ボタン620を配し、つまりはそうなるように当該現金決済画面650を更新する。その上で、CPU102aは、処理をステップS121へ戻す。
さらに、CPU102aは、前述(図21)のステップS105から図23のステップS135へ処理を進めた場合、当該ステップS135において、それまでディスプレイ210aに表示されていた決済方法選択画面500に代えて、預り金返却案内画面950(たとえば図20参照)を、ディスプレイ210aに表示する。そして、CPU102aは、処理をステップS137へ進める。
ステップS137において、CPU102aは、預り金返却案内画面950における終了ボタン910が操作されたかどうかを、つまり当該預り金返却案内画面950上で終了操作が受け付けられたかどうかを、判定する。ここでたとえば、終了操作が受け付けられた場合(S137:YES)、CPU102aは、処理を前述(図12)のステップS19へ進める。一方、終了操作が受け付けられていない場合は(S137:NO)、CPU102aは、処理をステップS139へ進める。
ステップS139において、CPU102aは、預り金返却案内画面950における現金決済切替ボタン960が操作されたかどうかを判定する。ここでたとえば、現金決済切替ボタン960が操作された場合、つまり預り金返却案内画面950上で現金決済切替操作が受け付けられた場合(S139:YES)、CPU102aは、処理を前述(図22)のステップS117へ進める。この場合、ステップS117において、現時点での現金の投入額が確認された後、続くステップS119において、当該ステップS117における確認結果が反映された現金決済画面650がディスプレイ210aに表示される。一方、ステップS139において、預り金返却案内画面950上で現金決済切替操作が受け付けられていない場合は(S139:NO)、CPU102aは、処理をステップS141へ進める。
ステップS141において、CPU102aは、改めて現時点での現金の投入額を確認する。そして、CPU102aは、処理をステップS143へ進める。
ステップS143において、CPU102aは、ステップS141における確認結果に基づいて、現時点での現金の投入額が0円であるかどうかを判定する。ここでたとえば、現時点での現金の投入額が0円である場合、つまり返却ボタン304dの操作により預り金が返却された場合は(S143:YES)、CPU102aは、処理を前述(図21)のステップS107へ進める。これにより、預り金返却案内画面950に代えて、電子マネー決済画面850が、ディスプレイ210aに表示される。一方、ステップS143において、現時点での現金の投入額が0円でない場合、つまりまだ預り金が返却されていない場合は(S143:NO)、CPU102aは、処理をステップS137へ戻す。
なお前述したように、図21のステップS101において、ステップS15で受け付けられたユーザ操作が電子マネー決済選択操作でない場合、つまり当該ユーザ操作が現金決済選択ボタン506の操作という現金決済選択操作である場合は(S101:NO)、CPU102aは、処理を図22のステップS117へ進める。この場合、ステップS117において、現時点での現金の投入額が確認された後、続くステップS119において、当該ステップS117における確認結果が反映された現金決済画面650がディスプレイ210aに表示される。
また、前述(図12)のステップS11において、現金の投入額が不変でない場合、つまりユーザによる操作開始時点ta以降に当該現金の投入があった場合は(S11:NO)、CPU102aは、処理を図22のステップS119へ進める。すなわち、ユーザによる操作開始時点ta以降に現金の投入があった場合は、決済方法選択画面500の表示が省略されて、現金決済画面650がディスプレイ210aに表示される。
さらに、CPU102aは、前述(図12)のステップS5において、現時点での現金の投入額が0円でない場合は(S5:NO)、処理を前述(図16)のステップS69へ進める。これ以降は、第1実施例と同様であるので、詳しい説明を省略する。
このように本第2実施例によれば、現金決済画面650がディスプレイ210aに表示されている状態から、電子マネー決済画面850または当該電子マネー決済画面850の特殊態様である預り金返却案内画面950がディスプレイ210aに表示される状態へ、任意に遷移することができる。併せて、これと逆の遷移も可能である。したがってたとえば、ユーザが途中で決済方法を変更したい場合などに柔軟に対応することができ、ひいては操作性のさらなる向上が図られる。
なお、本第2実施例において、コピーサービスタスクを実行するCPU102aは、とりわけ現金決済画面650と電子マネー決済画面850または預り金返却案内画面950との一方がディスプレイ210aに表示されている状態から、これらの他方が当該ディスプレイ210aに表示される状態への、切替を制御するCPU102aは、本発明に係る状態切替手段の一例である。そして、電子マネー決済画面850および預り金返却案内画面950は、本発明に係る特定決済画面の一例である。さらに、電子マネー決済は、本発明に係る特定方法の一例である。
[その他の適用例]
以上の各実施例は、本発明の具体例であり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。これら各実施例以外の局面にも、本発明を適用することができる。
たとえば、図4に示される決済方法選択画面500などの各画面の構成(デザイン)は、ここで説明した構成に限定されない。
またたとえば、決済が必要な時点tbにおける現金の投入額が0円でない場合は、つまりは当該時点tbでいくらかの現金が投入されている場合は、当該投入額が料金に対して充足しているか不足しているかに拘らず、言わば無条件で、決済方法選択画面500の表示が省略されて、現金決済画面600(または650)が表示されてもよい。
さらにたとえば、決済が必要な時点tbにおける現金の投入額が料金に対して不足している場合は、当該投入額に前回の決済による残余分(残金)が含まれていようがなかろうが、また、当該投入額にユーザの操作開始時点ta以降の投入分が含まれていようがなかろうが、それらに関係なく無条件で、決済方法選択画面500が表示されてもよい。
加えて、現金決済と電子マネー決済との組合せによる決済(複合決済)が、可能とされてもよい。
各実施例においては、マルチコピー機10という画像形成装置を含む電子装置に本発明が適用される場合について説明したが、これに限らない。すなわち、マルチコピー機10以外の電子装置にも、本発明を適用することができる。
そして、本発明は、電子装置という装置の形態に限らず、当該電子装置の制御プログラムというプログラム(ソフトウェア)の形態、および、当該電子装置の制御方法という方法の形態によっても、提供することができる。
10 …マルチコピー機
20 …複合機
30 …アプリケーションボックス
210 …操作表示部
102 …制御部
102a …CPU
210a …ディスプレイ
210b …タッチパネル
304 …貨幣処理部
304a …硬貨投入口
304b …紙幣挿入口
306 …近距離通信部
306a …ICカード読取部
500 …決済方法選択画面
600、650 …現金決済画面
800、850 …電子マネー決済画面
900、950 …預り金返却案内画面

Claims (11)

  1. ユーザ操作に応じた料金を請求するとともに当該料金の決済を現金による現金決済を含む複数の決済方法のいずれかにより行うことが可能な電子装置であって、
    前記現金の投入を受け付ける現金受付手段と、
    表示面を有する表示手段と、
    前記現金受付手段によって受け付けられた前記現金の投入額に基づいて前記表示面に前記複数の決済方法のいずれにより前記料金の決済を行うのかを選択するための選択画面を表示しまたは非表示とする制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記選択画面を非表示とする場合は、前記現金決済を行うための現金決済画面を前記表示面に表示し、さらに、
    前記制御手段は、前記料金の決済が必要な時点における前記投入額がゼロではないものの当該決済に必要な額に対して不足する場合に、前記選択画面を表示する、電子装置。
  2. 前記制御手段は、さらに、前記料金の決済が必要な時点における前記投入額がゼロである場合に、前記選択画面を表示する、請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記制御手段は、さらに、前記料金の決済が必要な時点における前記投入額が当該決済に必要な額に対して充足する場合に、前記選択画面を非表示として、前記現金決済画面を表示する、請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 前記制御手段は、さらに、前記料金の決済が必要な時点における前記投入額がゼロではないものの当該決済に必要な額に対して不足する場合であっても、当該料金の決済が必要な時点における当該投入額に前回の決済による残余分が含まれる場合には、前記選択画面を非表示として、前記現金決済画面を表示する、請求項1から3のいずれかに記載の電子装置。
  5. 前記制御手段は、さらに、前記料金の決済が必要な時点における前記投入額がゼロではないものの当該決済に必要な額に対して不足する場合であっても、当該料金の決済が必要な時点における当該投入額に前記ユーザ操作の開始時点以降の投入分が含まれる場合には、前記選択画面を非表示として、前記現金決済画面を表示する、請求項1からのいずれかに記載の電子装置。
  6. 前記表示面に前記現金決済画面が表示されている状態から、当該表示面に前記料金の決済を前記複数の決済方法のうちの前記現金決済以外の特定方法により行うための特定決済画面が表示される状態に切り替える、状態切替手段をさらに備える、請求項1からのいずれかに記載の電子装置。
  7. 前記状態切替手段は、前記表示面に前記特定決済画面が表示されている状態から、当該表示面に前記現金決済画面が表示される状態に切り替えることも可能である、請求項に記載の電子装置。
  8. 前記特定方法は、電子マネーによる電子マネー決済である、請求項またはに記載の電子装置。
  9. 画像記録媒体に画像を形成する画像形成装置である、請求項1からのいずれかに記載の電子装置。
  10. ユーザ操作に応じた料金を請求するとともに当該料金の決済を現金による現金決済を含む複数の決済方法のいずれかにより行うことが可能な電子装置の制御プログラムであって、
    前記電子装置のコンピュータに、
    前記現金の投入を受け付ける現金受付手順と、
    前記現金受付手順で受け付けられた前記現金の投入額に基づいて前記電子装置が備える表示手段の表示面に前記複数の決済方法のいずれにより前記料金の決済を行うのかを選択するための選択画面を表示しまたは非表示とする制御手順と、を実行させ、
    前記制御手順において、前記選択画面を非表示とする場合は、前記現金決済を行うための現金決済画面を前記表示面に表示し、さらに、
    前記制御手順において、前記料金の決済が必要な時点における前記投入額がゼロではないものの当該決済に必要な額に対して不足する場合に、前記選択画面を表示する、制御プログラム。
  11. ユーザ操作に応じた料金を請求するとともに当該料金の決済を現金による現金決済を含む複数の決済方法のいずれかにより行うことが可能な電子装置の制御方法であって、
    前記現金の投入を受け付ける現金受付ステップと、
    前記現金受付ステップで受け付けられた前記現金の投入額に基づいて前記電子装置が備える表示手段の表示面に前記複数の決済方法のいずれにより前記料金の決済を行うのかを選択するための選択画面を表示しまたは非表示とする制御ステップと、を含み、
    前記制御ステップにおいて、前記選択画面を非表示とする場合は、前記現金決済を行うための現金決済画面を前記表示面に表示し、さらに、
    前記制御ステップにおいて、前記料金の決済が必要な時点における前記投入額がゼロではないものの当該決済に必要な額に対して不足する場合に、前記選択画面を表示する、制御方法。
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