JP7322578B2 - 液体を吐出する装置 - Google Patents

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Description

本発明は液体を吐出する装置に関する。
液体を吐出するヘッドを備える装置において、液体が付与されたシート材(付与部材)を乾燥する乾燥手段を備えるものがある。
従来、円筒状ドラムで用紙を保持して搬送しながらヘッドから液体を付与し、ドラムから受け渡された液体が付与された用紙をドラムからチェーングリッパで搬送しながら乾燥する装置が知られている(特許文献1)。
特開2013-47136号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成のようにドラムから受け渡されたシート材をチェーングリッパで搬送しながら乾燥するだけでは、十分な乾燥性を確保することができないという課題がある。また、搬送ベルトを用いてシート材を搬送する構成の場合、シート材とベルトとの接触により異常画像が発生する課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、異常画像の発生を抑制しつつ、乾燥性を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体を吐出する装置は、
シート材を搬送する回転部材と、
前記回転部材で搬送される前記シート材に対して液体を付与する液体付与手段と、
前記回転部材から送り出された前記シート材を搬送する搬送ベルトと、
前記回転部材と前記搬送ベルトとの間で、前記シート材を加熱する第1加熱手段と、
前記搬送ベルトで搬送される前記シート材を加熱する第2加熱手段と、を備え
前記回転部材から前記搬送ベルトに対して前記シート材を受け渡す受け渡し回転体を有し、
前記第1加熱手段は、前記受け渡し回転体による受け渡し経路で前記シート材を加熱し、
前記第1加熱手段は、前記受け渡し回転体を挟んで前記シート材の搬送される経路と反対側に設けられ、前記シート材に温風を吹付ける温風吹付け手段を備える
構成とした。
本発明によれば、異常画像の発生を抑制しつつ、乾燥性を向上することができる。
本発明の第1実施形態に係る液体を吐出する装置である印刷装置の概略説明図である。 同印刷装置の吐出ユニットの一例の平面説明図である。 同印刷装置の受け渡し胴の一例の斜視説明図である。 同第1実施形態における第1乾燥手段及び第2乾燥手段の説明に供する要部説明図である。 本発明の第2実施形態における第1乾燥手段の説明に供する要部説明図である。 本発明の第3実施形態における第1乾燥手段の説明に供する要部説明図である。 本発明の第4実施形態における第1乾燥手段の説明に供する要部説明図である。 本発明の第5実施形態における第1乾燥手段の説明に供する要部説明図である。 本発明の第6実施形態における第2乾燥手段の説明に供する要部説明図である。 同印刷装置におけるドラムと受け渡し胴の受け渡しの構成の一例の説明に供する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明の第1実施形態について図1及び図2を参照して説明する。図1は同実施形態に係る液体を吐出する装置である印刷装置の概略説明図、図2は同印刷装置の吐出ユニットの一例の平面説明図である。
印刷装置1は、搬入部10と、印刷部20と、乾燥部30と、搬出部40とを備えている。印刷装置1は、搬入部10から搬入されるシート材Pに対し、印刷部20で液体を付与して所要の印刷を行い、乾燥部30でシート材Pに付着した液体を乾燥させた後、シート材Pを搬出部40に排出する。
搬入部10は、複数のシート材Pが積載される搬入トレイ11と、搬入トレイ11からシート材Pを1枚ずつ分離して送り出す給送装置12と、シート材Pを印刷部20へ送り込むレジストローラ対13とを備えている。
給送装置12には、ローラやコロを用いた装置や、エアー吸引を利用した装置など、あらゆる給送装置を用いることが可能である。給送装置12により搬入トレイ11から送り出されたシート材Pは、その先端がレジストローラ対13に到達した後、レジストローラ対13が所定のタイミングで駆動することにより、印刷部20へ送り出される。
印刷部20は、シート材Pを搬送するシート搬送装置21を備えている。シート搬送装置21は、シート材Pを周面に担持して回転する担持部材(回転部材)であるドラム51と、ドラム51の周面に吸引力を生じさせる吸引手段である吸引装置52などを有している。
また、印刷部20は、シート搬送装置21のドラム51に担持されて搬送されるシート材Pに向けて液体を吐出して付与する液体吐出部22を備えている。
また、印刷部20は、送り込まれたシート材Pを受け取ってドラム51との間でシート材Pを渡す渡し胴24と、ドラム51によって搬送されるシート材Pを乾燥部30へ受け渡す受け渡し胴25を備えている。
搬入部10から印刷部20へ搬送されてきたシート材Pは、渡し胴24に設けられた把持手段(グリッパ)によって先端が把持され、渡し胴24の回転に伴って搬送される。渡し胴24により搬送されたシート材Pは、ドラム51との対向位置でドラム51へ受け渡される。
ドラム51の表面には、後述する図9で説明するように把持手段(グリッパ)81が設けられており、シート材Pの先端がグリッパ81によって把持される。ドラム51の表面には、複数の吸引穴が分散して形成されている。吸引手段である吸引装置52によってドラム51の所要の吸引穴から内側へ向かう吸い込み気流を発生させる。
そして、渡し胴24からドラム51へ受け渡されたシート材Pは、グリッパ81によって先端が把持されるとともに、吸引装置52による吸い込み気流によってドラム51上に吸着担持され、ドラム51の回転に伴って搬送される。
液体吐出部22は、液体付与手段である吐出ユニット23(23A~23F)を備えている。例えば、吐出ユニット23Aはシアン(C)の液体を、吐出ユニット23Bはマゼンタ(M)の液体を、吐出ユニット23Cはイエロー(Y)の液体を、吐出ユニット23Dはブラック(K)の液体を、それぞれ吐出する。また、吐出ユニット23F,23Fは、YMCKのいずれか、或いは、白色、金色(銀色)などの特殊な液体の吐出に使用する。さらに、表面コート液などの処理液を吐出する吐出ユニットを設けることもできる。
吐出ユニット23は、例えば、図2に示すように、複数のノズルを配列したノズル列101を有する複数の液体吐出ヘッド(以下、単に「ヘッド」という。)100をベース部材102に配置したフルライン型ヘッドである。
液体吐出部22の各吐出ユニット23は、印刷情報に応じた駆動信号によりそれぞれ吐出動作が制御される。ドラムに担持されたシート材Pが液体吐出部22との対向領域を通過するときに、吐出ユニット23から各色の液体が吐出され、当該印刷情報に応じた画像が印刷される。
液体吐出部22によって液体が付与されたシート材Pは、ドラム51の表面から受け渡し回転体である受け渡し胴25に送り出される。受け渡し胴25の表面にも、後述する図9で説明するように、シート材Pの先端を把持する把持手段(グリッパ)82が設けられており、ドラム51のグリッパ81から受け渡し胴25のグリッパ82へとシート材Pの先端が掴み替えが行われることで、シート材Pはドラム51の表面から受け渡し胴25に受け渡される。
そして、シート材Pは受け渡し胴25の回転によって受け渡し胴25の周面(受け渡し経路)を経て乾燥部30の吸引搬送機構部31に渡される。
ここで、印刷部20と乾燥部30との間には、受け渡し胴25による受け渡し経路でシート材Pを乾燥する第1加熱手段としての第1乾燥手段60が配置され、印刷部20でシート材P上に付着した液体を第1乾燥手段60によって加熱して乾燥する。
乾燥部30は、印刷部20の受け渡し胴25から渡されるシート材Pを吸引した状態で搬送する(吸引搬送する)搬送手段である吸引搬送機構部31と、吸引搬送機構部31で搬送されるシート材P上の液体を乾燥させる乾燥機構部32とを備えている。
印刷部20で液体が付与されたシート材Pは、受け渡し胴25によって吸引搬送機構部31に渡されるとき第1乾燥手段60によって乾燥され、更に、吸引搬送機構部31で搬送されながら第2加熱手段としての第2乾燥手段である乾燥機構部32によって加熱されて乾燥され、搬出部40へ受け渡される。
乾燥機構部32を通過するとき、第1乾燥手段60による乾燥(プレ乾燥)がなされたシート材P上の液体には更に乾燥処理が施される。
これにより液体中の水分等の液分が蒸発し、シート材P上に液体中に含まれる着色剤が確実に定着し、また、シート材Pのカールが抑制される。
搬出部40は、複数のシート材Pが積載される搬出トレイ41を備えている。乾燥部30から搬送されてくるシート材Pは、搬出トレイ41上に順次積み重ねられて保持される。
なお、印刷装置1には、例えば、シート材Pに対して前処理を行う前処理部を印刷部20の上流側に配置したり、液体が付着したシート材Pに対して後処理を行う後処理部を乾燥部30と搬出部40との間に配置したりすることもできる。
前処理部としては、例えば、液体と反応して滲みを抑制するための処理液をシート材Pに塗布する先塗り処理を行うものが挙げられる。また、後処理部としては、例えば、印刷部20で印刷されたシートを反転させて再び印刷部20へ送ってシート材Pの両面に印刷するためのシート反転搬送処理や、複数枚のシートを綴じる処理などを行うものが挙げられる。
なお、液体を吐出する装置として、カットされたシート材Pに印刷を施す印刷装置で説明しているが、連帳紙などの連続体に印刷を施す印刷装置などにも同様に本願発明を適用できる。
ここで、印刷装置1で使用している液体としてのインクについて説明する。
本実施形態のインクは水性インクであり、有機溶剤、水、色材、樹脂、添加剤を含む。
<インク>
以下、インクに用いる有機溶剤、水、色材、樹脂、添加剤等について説明する。
<有機溶剤>
本発明に使用する有機溶剤としては特に制限されず、水溶性有機溶剤を用いることができる。例えば、多価アルコール類、多価アルコールアルキルエーテル類や多価アルコールアリールエーテル類などのエーテル類、含窒素複素環化合物、アミド類、アミン類、含硫黄化合物類が挙げられる。
湿潤剤として機能するだけでなく、良好な乾燥性を得られることから、沸点が250℃以下の有機溶剤を用いることが好ましい。
有機溶剤のインク中における含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクの乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上60質量%以下が好ましく、20質量%以上60質量%以下がより好ましい。
<水>
インクにおける水の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクの乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上90質量%以下が好ましく、20質量%以上60質量%以下がより好ましい。
<色材>
色材としては特に限定されず、顔料、染料を使用可能である。
顔料としては、無機顔料又は有機顔料を使用することができる。これらは、1種単独で用いても良く、2種以上を併用しても良い。また、顔料として、混晶を使用しても良い。
インク中の色材の含有量は、画像濃度の向上、良好な定着性や吐出安定性の点から、0.1質量%以上15質量%以下が好ましく、より好ましくは1質量%以上10質量%以下である。
顔料としては、例えば、ブラック顔料、イエロー顔料、マゼンダ顔料、シアン顔料、白色顔料、緑色顔料、橙色顔料、金色や銀色などの光沢色顔料やメタリック顔料などを用いることができる。
<樹脂>
インク中に含有する樹脂の種類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン-ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、アクリルシリコーン系樹脂などが挙げられる。
樹脂の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、定着性、インクの保存安定性の点から、インク全量に対して、1質量%以上30質量%以下が好ましく、5質量%以上20質量%以下がより好ましい。
<添加剤>
インクには、必要に応じて、界面活性剤、消泡剤、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤等を加えても良い。
次に、受け渡し回転体である受け渡し胴の一例について図3を参照して説明する。図3は同受け渡し胴の斜視説明図である。
受け渡し胴25は、回転軸25aと、回転軸25aの両端部に取りつけたフランジ部25b、25bと、フランジ部25、25b間に掛け渡した保持部材84と、保持部材84に保持された複数のグリッパ82(図8参照)を有するグリッパ部82Aなどとを備えている。
このように、受け渡し胴25は、シート材Pの幅方向において、回転軸25a、グリッパ部82a、保持部材84以外の部分は、概ね、空洞になっており、温風や輻射熱は、受け渡し胴25を軸方向と直交する方向に突き抜けることができる。
次に、本発明の第1実施形態における第1乾燥手段(第1加熱手段)及び第2乾燥手段(第2加熱手段)について図4を参照して説明する。図4は同第1乾燥手段及び第2乾燥手段の説明に供する要部説明図である。
本実施形態では、受け渡し胴25の内部に、第1乾燥手段60として、輻射加熱手段である赤外線ヒータ(IRヒータ)60Aを配置している。
また、乾燥部30の吸引搬送機構部31は、ドラム51から送り出されて、受け渡し胴25から渡されるシート材Pを吸着して搬送する搬送ベルトとしての吸引搬送ベルト301を備え、吸引搬送ベルト301は駆動ローラ303と従動ローラ304との間に掛け回され、駆動ローラ303を駆動することで周回移動する。
また、乾燥部30の乾燥機構部32は、吸引搬送ベルト301で搬送されるシート材Pに対して液体を乾燥させるための温風を吹き付ける温風吹付け手段302を備えている。なお、第2乾燥手段は温風吹付け手段302に限るものではなく、輻射加熱手段、例えばIRヒータなどを使用することもできる。
ここで、吸引搬送ベルト301には例えばガラス繊維のメッシュベルトを使用することができる。メッシュベルトを使用することで、温風吹付け手段302から吹き付けられる温風の跳ね返りによるシート材Pのばたつきを低減することができる。
なお、第2乾燥手段としての温風吹付け手段302によってシート材Pに与える熱量は第1乾燥手段としてのIRヒータ60Aによってシート材Pに与える熱量よりも多くしている、
このように、ドラム51から搬送手段である吸引搬送機構部31の吸引搬送ベルト301にシート材Pを受け渡す受け渡し胴25による受け渡し経路上で、第1乾燥手段60としてのIRヒータ60Aによってシート材Pを乾燥する。
そして、IRヒータ60Aによって乾燥されたシート材Pを、第2乾燥手段としての乾燥機構部32の温風吹付け手段302によって温風を吹き付けて更に乾燥する。
これによって、確実にシート材Pに付与された液体を乾燥することができ、乾燥性が向上する。
つまり、第2乾燥手段(乾燥機構部32)による乾燥の前に、早期に第1乾燥手段60による乾燥を行うことで、印刷面(液体が付与された面)での顔料の移動に起因する乾燥ムラや光沢ムラ、画像ムラを抑制することができる。そして、この状態で第2乾燥手段(乾燥機構部32)による乾燥を行うことで、確実に定着させて印刷面の剥がれなどを防止することができる。
また、上述したように、吸引搬送ベルト301にメッシュベルトを使用した場合、水系の液体(インク)があまり乾いていない状態で表面に網目形状を有するメッシュベルトにシート材Pが載ると、ベルト301とシート材Pとの接触状態が不均一であること等に起因して、メッシュベルトの網の形状に相当する模様が画像に表れてしまうと課題が確認されている。
そこで、本実施形態のように、吸引搬送ベルト301上での第2加熱手段による乾燥(本乾燥)の前に第1加熱手段による乾燥(プレ乾燥)を行うことで、メッシュベルトの網跡が画像に表れてしまう異常画像を防止することができる。つまり、水系の液体(インク)をシート材に付与し、かつ、シート材をメッシュベルトで搬送しながら乾燥を行う構成とするとき、メッシュベルトにシート材を載せる前にプレ乾燥を行うことで異常画像の発生を防止できる。
また、本実施形態のように液体として少なくとも水を含むインクを使用していることで、第1乾燥手段60による加熱乾燥と第2乾燥手段(乾燥機構部32)による加熱乾燥を行うことができる。
これに対して、例えば、紫外線硬化性インクを使用する場合には、第1乾燥手段60に相当する位置(受け渡し胴25による受け渡し経路)でUV照射をしてインクを硬化させた場合、第2乾燥手段の位置で乾燥する必要性がなくなる。
次に、本発明の第2実施形態における第1乾燥手段について図5を参照して説明する。図5は同第1乾燥手段の説明に供する要部説明図である。
本実施形態では、第1乾燥手段60として、受け渡し胴25による受け渡し経路に対して、受け渡し胴25の背面側から、シート材Pの液体が付与された面に対して温風を吹き付ける温風吹付け手段60Bを配置している。
このように構成しても、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第3実施形態における第1乾燥手段について図6を参照して説明する。図6は同第1乾燥手段の説明に供する要部説明図である。
本実施形態では、第1乾燥手段60としては、受け渡し胴25による受け渡し経路に対して、シート材Pの液体が付与された面と反対側から加熱するIRヒータ60Aと、温風を吹き付ける温風吹付け手段60Bを配置している。
このように構成することで、シート材Pに与える熱量を第1実施形態、第2実施形態よりも多くすることができる。
次に、本発明の第4実施形態における第1乾燥手段について図7を参照して説明する。図7は同第1乾燥手段の説明に供する要部説明図である。
本実施形態では、第1乾燥手段60としては、受け渡し胴25による受け渡し経路に対して、シート材Pの液体が付与された面と反対側から加熱するIRヒータ60Aを備え、受け渡し胴25とIRヒータ60Aとの間にガイド部材であるガイド板83を配置している。
これにより、シート材Pにジャムなどが発生したとき、シート材PとIRヒータ60Aとが接触することを防止できる。
次に、本発明の第5実施形態における第1乾燥手段について図8を参照して説明する。図8は同第1乾燥手段の説明に供する要部説明図である。
本実施形態において、受け渡し胴25は、ドラム51の直径よりも小径(本実施形態では約1/3)であり、前述した図3で説明したように、シート材Pを保持する幅方向の領域においては、グリッパ82と保持部材84と回転軸25a以外の部位は概ね空洞となっている。
なお、受け渡し胴25の直径は、シート材Pを保持するグリッパ82の円状の回転軌跡における直径、又は、回転軸25aの両端に取り付けた保持部材84を支持するフランジ部材25bの直径とする。
そして、前記第4実施形態と同様に、第1乾燥手段60として、受け渡し胴25による受け渡し経路に対して、受け渡し胴25の背面側から、シート材Pの液体が付与された面(表面)に対して温風を吹き付ける温風吹付け手段60Bを配置している。
また、第1乾燥手段60として、受け渡し胴25による受け渡し経路に対して、シート材Pの液体が付与された面と反対側の面(裏面)を加熱するIRヒータ60Aを配置している。
このように、シート材Pの表面と裏面とを共に加熱することで、シート材Pを効率的に乾燥することができる。
また、ドラム51よりも小径の受け渡し胴25による受け渡し経路でプレ加熱を実施していることで、シート材Pに対して、表面と裏面から効率的に熱を与えることが可能となる。
そして、受け渡し胴25は、上述したように、シート材Pを保持する幅方向の領域において、グリッパ82、保持部材84及び回転軸25a以外の部位は概ね空洞になっている。したがって、温風吹き付け手段60から吹き出された温風は、受け渡し胴25の内部を通過して、グリッパ82に把持されたシート材Pの表面に吹き付けることができる。
ドラム51よりも小径の受け渡し胴25を使用することで、受け渡し胴25を挟んで温風を吹き出す位置とシート材Pの搬送位置とを近づけることができ、効率的に熱を与えることができる。
本実施形態では、温風吹き付け手段60Bの温風温度は60~100℃とし、IRヒータ60Aは波長が2~3μmの熱源を使用している。
また、温風吹き付け手段60Bからの温風、IRヒータ60Aの輻射熱によってドラム51が温まると、液体吐出部22を構成するヘッドに対する不具合、例えば、結露などが発生するおそれがある。
そこで、温風吹き付け手段60Bからの温風の吹き出し方向は、回転部材であるドラム51を温めない方向、すなわち、回転部材の表面を向かない方向としている。これにより、回転部材に対向する液体吐出部22のヘッドが昇温して結露などが発生することを防止できる。
次に、本発明の第6実施形態における第2乾燥手段について図9を参照して説明する。図9は同第2乾燥手段の説明に供する要部説明図である。
本実施形態では、第2乾燥手段である乾燥機構部32は、温風吹付け手段302とともに、温風吹付け手段302、302間にIRヒータ312を配置している。
これにより、乾燥機構部32によってシート材Pに付与する熱量を第1実施形態よりも大きくすることができる。
なお、上記第1ないし第6実施形態を相互に組み合わせることもできる。
次に、印刷装置1におけるドラムと受け渡し胴の受け渡しに関する構成の一例について図10を参照して説明する。図10は同説明に供する説明図である。
ドラム51にはシート材Pの先端を掴むグリッパ(爪部)81を備え、受け渡し胴25にもシート材Pの先端を掴むグリッパ(爪部)82を備えている。
グリッパ81は、ドラム51の内部に配置された保持部材83にて保持され、保持部材83は回転可能に配置されている。グリッパ82は、受け渡し胴25の内部に配置された保持部材84にて保持され、保持部材84は回転可能に配置されている。
また、グリッパ81は、ドラム51の回転に連動して、グリッパ81が回転方向の所定の位置に来たタイミングで、カムなどの機構によって、グリッパ81の先端部がドラム51の表面に近接するように構成されている。
同様に、グリッパ82は、受け渡し胴25の回転に連動して、グリッパ82が回転方向の所定の位置に来たタイミングで、カムなどの機構によって、グリッパ82の先端部が受け渡し胴25の表面に近接するように構成されている。
グリッパ81、82による受け渡し(咥え替え)動作は、例えば、図10(a)に示すように、受け渡し部上流からドラム51のグリッパ81によってシート材Pの先端部が押えられながらシート材Pが搬送されてくる。
そして、受け渡し部に近づくと、図10(b)に示すように、受け渡し胴25のグリッパ82もシート材Pの先端部を押える。
その後、受け渡し部を過ぎると、図10(c)に示すように、ドラム51のグリッパ81を離間させ、受け渡し胴25のグリッパ82でシート材Pの先端部を押えて持って行く。
このように、ドラム51のグリッパ81から受け渡し胴25のグリッパ82へとシート材Pの先端部を掴みかえることで、ドラム51から受け渡し胴25にシート材Pを受け渡す。
1 印刷装置
10 搬入部
20 印刷部
21 シート搬送装置
22 液体吐出部
23 吐出ユニット
25 受け渡し胴(受け渡し回転体)
30 乾燥部
31 吸引搬送機構部
32 乾燥機構部(第2加熱手段)
51 ドラム
60 第1乾燥手段(第1加熱手段)
60A IRヒータ(第1加熱手段)
60B 温風吹付手段(第1加熱手段)
100 液体吐出ヘッド(ヘッド)
301 吸引搬送ベルト
302 温風吹付け手段
312 IRヒータ

Claims (9)

  1. シート材を搬送する回転部材と、
    前記回転部材で搬送される前記シート材に対して液体を付与する液体付与手段と、
    前記回転部材から送り出された前記シート材を搬送する搬送ベルトと、
    前記回転部材と前記搬送ベルトとの間で、前記シート材を加熱する第1加熱手段と、
    前記搬送ベルトで搬送される前記シート材を加熱する第2加熱手段と、を備え
    前記回転部材から前記搬送ベルトに対して前記シート材を受け渡す受け渡し回転体を有し、
    前記第1加熱手段は、前記受け渡し回転体による受け渡し経路で前記シート材を加熱し、
    前記第1加熱手段は、前記受け渡し回転体を挟んで前記シート材の搬送される経路と反対側に設けられ、前記シート材に温風を吹付ける温風吹付け手段を備える
    ことを特徴とする液体を吐出する装置。
  2. 前記受け渡し回転体の直径は、前記回転部材の直径よりも小さい
    ことを特徴とする請求項に記載の液体を吐出する装置。
  3. 前記温風吹き付け手段による温風の吹き出し方向は、前記回転部材の表面を向かない方向である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体を吐出する装置。
  4. 前記第1加熱手段は、前記シート材を加熱する輻射加熱手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の液体を吐出する装置。
  5. 前記輻射加熱手段と前記シート材との間には、前記シート材を案内するガイド部材が配置されている
    ことを特徴とする請求項に記載の液体を吐出する装置。
  6. 前記搬送ベルトはメッシュベルトである
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の液体を吐出する装置。
  7. 前記第2加熱手段が与える熱量は前記第1加熱手段が与える熱量よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の液体を吐出する装置。
  8. 前記液体は、少なくとも水を含むインクである
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の液体を吐出する装置。
  9. シート材を搬送する回転部材と、
    前記回転部材で搬送される前記シート材に対して液体を付与する液体付与手段と、
    前記回転部材から送り出された前記シート材を搬送する搬送ベルトと、
    前記回転部材と前記搬送ベルトとの間で、前記シート材を乾燥する第1乾燥手段と、
    前記搬送ベルトで搬送される前記シート材を乾燥する第2乾燥手段と、を備え
    前記回転部材から前記搬送ベルトに対して前記シート材を受け渡す受け渡し回転体を有し、
    前記第1乾燥手段は、前記受け渡し回転体による受け渡し経路で前記シート材を乾燥し、
    前記第1乾燥手段は、前記受け渡し回転体を挟んで前記シート材の搬送される経路と反対側に設けられ、前記シート材に温風を吹付ける温風吹付け手段を備える
    ことを特徴とする液体を吐出する装置。
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