JP7322476B2 - 包装ケース - Google Patents

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Description

本発明は、段ボールシート等の一枚のシートから組み立てられ、製品等を梱包する包装ケースに関するものである。
従来、電機製品や精密機器本体、或いは交換部品等の被梱包物を梱包する際、段ボールシート等で形成された包装ケースが広く使用されている。例えば特許文献1には、一枚のシートから組み立てられ、側方仕切板と端板と側板とで囲まれ内部に台座が配置された第1収納空間と、台座板と底板とで囲まれた第2収納空間とが形成される包装ケースであって、第2収納空間へ被梱包物を収納するための開口部と、開口部の端縁の対向する位置から折り線を介して内向きに突出する一対の突出片とを台座板に設けた包装ケースが開示されている。
また、特許文献2には、一枚板から組み立てられる包装ケースにおいて、矩形状の底板と、底板の対向する二辺に折り線を介して連設される端板と、底板の端板が設けられていない二辺に折り線を介して連設される側板と、側板のうち、一方の側板の底板と連続する辺に対向する辺に折り線を介して連設される蓋板と、他方の側板の底板と連続する辺に対向する辺に折り線を介して連設される連結板と、連結板の側板と連続する辺に対向する辺に折り線を介して連設される側方仕切板とからなり、端板及び側方仕切板にはそれぞれ嵌合用切欠が形成されており、端板に形成された嵌合用切欠と、側方仕切板に形成された嵌合用切欠とを係合させることで箱体が維持される包装ケースが開示されている。
特許文献1の包装ケースは、被梱包物の下方の第2収納空間に収納された同梱物の移動や破損を防止可能である。特許文献2の包装ケースは、箱体を形成するのに接着剤等を必要としないため組み立て作業が容易になり、また、箱体が維持されているため製品等の梱包も容易になる。更に、別途仕切板等を設けなくとも側方仕切板によって箱体内部を2つの空間に仕切ることができるため、部品点数を削減可能となる。
特開2009-202919号公報 特開2008-56346号公報
特許文献1、2のような包装ケースでは、被梱包物の上下方向の移動を抑制するために、被梱包物の上方のスペースに緩衝材を配置していた。そのため、部品点数や組み立て工数が増加するという問題点があった。また、包装ケースの天面が外力により凹んでしまうという問題点もあった。
本発明は、上記問題点に鑑み、段ボール紙等の一枚板から組み立てられる包装ケースにおいて、被梱包物の上下移動や天面の凹みを簡易な構成で抑制可能な包装ケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、矩形状の底板と、第1側板および第2側板と、一対の端板と、蓋板と、第1フラップと、押圧フラップと、を有する一枚のシートから組み立てられ、底板に対して垂直に保持される第1側板、第2側板、端板、および第1フラップで囲まれた第1収納空間に被梱包物を収納する包装ケースである。第1側板および第2側板は、底板の対向する二辺に折り線を介して連設される。一対の端板は、底板の第1側板および第2側板が連設されていない二辺に折り線を介して連設される。蓋板は、第1側板の底板と対向する辺に折り線を介して連設される。第1フラップは、一対の端板の第2側板方向に折り線を介して連設される。押圧フラップは、第2側板の底板と対向する辺に折り線を介して連設される押圧部と、押圧部の第2側板と対向する端縁に折り線を介して連設される支持部と、を有する。押圧フラップを第1収納空間内へ折り曲げるとともに支持部を上向きに折り曲げた状態で蓋板により第1収納空間を閉じたとき、押圧部が第1収納空間内に収納される被梱包物の上面に当接し、支持部が蓋板と被梱包物との間で挟持される。
本発明の第1の構成によれば、押圧フラップの押圧部が被梱包物の上面に当接することによって被梱包物の上下方向への移動が規制されるため、被梱包物と蓋板との空間に緩衝材を配置する必要がなくなり、部材点数や梱包工数を削減することができる。また、押圧フラップの支持部が蓋板と被梱包物との間で挟持されることにより、外力による蓋板の凹みを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る包装ケース1の展開図 本実施形態の包装ケース1の内部に配置される補助部材30の展開図 本実施形態の包装ケース1の組み立て手順を示す平面図であって、図1の状態から端板5、6および第1フラップ11、12を折り曲げて底板2に対して垂直に起立させた状態を示す図 本実施形態の包装ケース1の組み立て手順を示す斜視図であって、図3の状態から第2フラップ13、14を折り曲げて第1支柱部41、第2支柱部42を形成した状態を示す図 組み立てが完了した補助部材30の外観斜視図 本実施形態の包装ケース1の組み立て手順を示す斜視図であって、図4の状態の包装ケース1の内部に補助部材30を配置した状態を示す図 本実施形態の包装ケース1の組み立て手順を示す平面図であって、第1収納空間S1、第2収納空間S2に被梱包物50、同梱物51をそれぞれ収納した状態を上方から見た図 本実施形態の包装ケース1の組み立て手順を示す斜視図であって、図7の状態から押圧フラップ10が折り曲げられた状態を蓋板7側から見た図 組み立てが完了した本実施形態の包装ケース1の外観斜視図 組み立てが完了した本実施形態の包装ケース1の側面断面図 本実施形態の包装ケース1の変形例を示す側面断面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る包装ケース1の展開図である。なお、以下の図において、切り込み線を実線で示し、折り線を一点鎖線、二点鎖線、および破線で示す。また、矩形状の底板2の一辺方向(長辺方向)をX方向、X方向と垂直な方向(短辺方向)をY方向と称する。
包装ケース1は、段ボールシート等の一枚のシートから形成されており、矩形状の底板2のY方向の両端縁には折り線L1、L2を介して一対の第1側板3、第2側板4が連設されている。第1側板3、第2側板4は、X方向およびY方向の長さが互いに等しくなるように形成されている。また、底板2のY方向の両端縁には、それぞれ折り線L3、L4を介して一対の端板5、6が連設されている。各端板5、6のX方向の長さは第1側板3、第2側板4のY方向の長さと略同一に形成されており、Y方向の長さは底板2のY方向の長さと略同一に形成されている。
底板2のX方向の両端部近傍には、第2側板4との間の折り線L1に沿って係止孔2a、2bが穿設されている。係止孔2a、2bのX方向の長さは、後述する第1フラップ11、12の係止凸部11b、12bを挿入できるように、係止凸部11b、12bのY方向の長さよりも若干長く形成されている。
第1側板3の底板2と対向する辺には、折り線L5を介して蓋板7が連設されている。蓋板7のX方向の長さは第1側板3のX方向の長さと略同一に、Y方向の長さは底板2のY方向の長さと略同一に形成されている。蓋板7の第1側板3に対向する辺には挿入片7aが折り線を介して連設されている。挿入片7aのX方向の略中央部には、蓋板7との間の折り線に沿って係止片挿入孔8が穿設されている。係止片挿入孔8のX方向の長さは、後述する蓋板係止片17を挿入できるように、蓋板係止片17のX方向の長さよりも若干長く形成されている。
第2側板4の底板2と対向する辺には、折り線L6を介して押圧フラップ10が連設されている。第2側板4と押圧フラップ10との境界(折り線L6)付近には挿入片7aが挿入される挿入スリット4aと、包装ケース1を開封するための開封用ミシン目4bと、蓋板7を係止するための蓋板係止片17と、が設けられている。
押圧フラップ10は、X方向に平行な折り線L7、L8により第2側板4側から順に第1押圧部10a、第2押圧部10b、および支持部10cに分割されている。第1押圧部10aのX方向の長さは第2側板4のX方向の長さと略同一である。また、第2押圧部10bのX方向の長さは第1押圧部10aのX方向の長さよりも短い。支持部10cのX方向の一端部(端板6側の端部)には、折り線を介して折り返し片10dが連設されている。
支持部10cのX方向の一端部には切り込み21aが形成されている。折り返し片10dには切り込み21bが形成されている。切り込み21bは、後述するように折り返し片10dを折り線に沿って支持部10c側に折り返したとき、切り込み21aに重なる位置に形成されている。
支持部10cのX方向の他端部(端板5側の端部)には、第2押圧部10bに亘って細長状の貫通孔22が形成されている。また、支持部10cと第2押圧部10bの境界(折り線L8)付近には、矩形状の切り起こし部23がX方向の2箇所に形成されている。
さらに、第1押圧部10aには抜き孔25a、25bが適所に形成されている。包装ケース1に補助部材30(図5参照)および被梱包物50(図7参照)を収納したとき、抜き孔25aは被梱包物50の凸形状に対向する位置に形成され、抜き孔25bは補助部材30の第2緩衝部35に対向する位置に形成される。
端板5には、押圧フラップ10方向に突出する第1フラップ11と、蓋板7方向に突出する第2フラップ13と、がそれぞれ折り線L1、L2を介して連設されている。同様に、端板6には、押圧フラップ10方向に突出する第1フラップ12と、蓋板7方向に突出する第2フラップ14と、がそれぞれ折り線L1、L2を介して連設されている。
第1フラップ11、12には、それぞれ係止スリット11a、12a、係止凸部11b、12b、係合孔11c、12cが所定の位置に形成されている。
第2フラップ13は、X方向およびY方向に平行な複数の折り線によって分割されており、差し込み片13a、13b、13c、差し込み孔13d、13e、13f、13g、および切り欠き13hが適所に形成されている。第2フラップ14は、X方向に平行な複数の折り線によって分割されており、差し込み片14aが形成されている。
図2は、包装ケース1の内部に配置される補助部材30の展開図である。補助部材30は、底面部31と、側面部32と、第1緩衝部33および第2緩衝部35と、を有する。底面部31と側面部32は折り線L9を介して連設されている。底面部31と側面部32の境界付近には、側面部32を折り線L9に沿って折り曲げることで立ち上がる段差部37a、37bが形成されている。
第1緩衝部33は、底面部31の側面部32と対向する辺に折り線L10を介して連設されている。第1緩衝部33はX方向に平行な複数の折り線によって分割されており、第1固定片33a、第2固定片33b、第1固定孔33c、第2固定孔33dが形成されている。
第2緩衝部35は、側面部32の底面部31と対向する辺に連設されている。第2緩衝部35はY方向に平行な複数の折り線によって分割されており、X方向の一端部に形成されるフック35aと、フック35aが係合する係合部35bとを有する。
以下、本発明の包装ケース1の組み立て手順について説明する。先ず、図1に示した組み立て前の包装ケース1(ブランク板)の第1フラップ11を折り線L1に沿って谷折りして端板5に対して垂直に起立させる。次いで、端板5を折り線L3に沿って谷折りして底板2に対して垂直に起立させる。この状態で、第1フラップ11の係止凸部11bを係止孔2aに挿入する。その結果、第1フラップ11および端板5が底板2に対して垂直に起立した状態で保持される。
同様に、第1フラップ12を折り線L1に沿って谷折りして端板6に対して垂直に起立させる。次いで、端板6を折り線L4に沿って谷折りして底板2に対して垂直に起立させる。この状態で、第1フラップ12の係止スリット12aを第1フラップ11の係止スリット11aに挿入するとともに、第1フラップ12の係止凸部12bを係止孔2bに挿入する。
これにより、図3に示すように、端板5、6と共に第1フラップ11、12が底板2に対して垂直に起立した状態が保持される。また、端板5、6の蓋板7方向には第2フラップ13、14が垂直に起立した状態で延在している。
次に、図3の状態から第2フラップ13をY方向に平行な折り線に沿って折り曲げ、差し込み片13aを差し込み孔13dに、差し込み片13bを切り欠き13hに、それぞれ挿入する。さらに第2フラップ13をX方向に平行な折り線に沿って折り曲げ、差し込み片13cを差し込み孔13eに、差し込み孔13dを貫通した差し込み片13aを差し込み孔13fに、切り欠き13hを通過した差し込み片13bを差し込み孔13gに、それぞれ挿入する。最後に、差し込み孔13eを貫通した差し込み片13cを第1フラップ12の係合孔12cに挿入する。これにより、図4に示すように、端板5と第2フラップ13とで囲まれた第1支柱部41が形成される。
また、第2フラップ14をX方向に平行な折り線に沿って角筒状に折り曲げた後、差し込み片14aを第1フラップ11の係合孔11cに挿入する。これにより、図4に示すように、端板6と第2フラップ14とで囲まれた第2支柱部42が形成される。第1支柱部41および第2支柱部42は、端板5、6方向からの衝撃に対する緩衝構造としても機能する。第1側板3、第2側板4、第1支柱部41(端板5)、第2支柱部42(端板6)、および第1フラップ11、12で囲まれた空間が、被梱包物50(図7参照)が収納される第1収納空間S1となる。また、第2支柱部42の内部空間が、同梱物51(図7参照)が収納される第2収納空間S2となる。
同時に、包装ケース1の内部に配置する補助部材30の組み立てを行う。図2に示した組み立て前の補助部材30(ブランク板)を折り線L9に沿って谷折りして底面部31に対して側面部32を略垂直に起立させる。これにより、段差部37a、37bが底面部31および側面部32から切り起されて階段状に立ち上がる。
次に、第1緩衝部33を折り線に沿って複数回(ここでは2回)折り返した後、第1固定片33aを第1固定孔33cに、第2固定片33bを第2固定孔33dに、それぞれ挿入する。また、第2緩衝部35を折り線に沿って角筒状に折り曲げた後、フック部35aを係合部35bに係合させる。これにより、図5に示すように第1緩衝部33および第2緩衝部35が折り曲げ状態で保持された補助部材30の組み立てが完了する。このように組み立てが完了した補助部材30を図4に示した包装ケース1の第1収納空間S1に配置する。
図6は、包装ケース1の第1収納空間S1に補助部材30を配置した状態を示す斜視図である。補助部材30の底面部31が包装ケース1の底板2に重なるように、第1支柱部41および第2支柱部42の間に補助部材30を挿入する。
図7は、第1収納空間S1に被梱包物50が収納され、第2収納空間S2に同梱物51が収納された状態を上方から見た平面図である。図7に示すように、補助部材30が配置された第1収納空間S1に被梱包物(ここではトナーカートリッジ)50を載置し、第2支柱部42内の第2収納空間S2に同梱物(ここでは廃トナーボトル)51を収納する。その後、第2側板4を折り線L1に沿って折り曲げて底板2に対して垂直に起立させて、押圧フラップ10を折り線L6~L8に沿って折り曲げて被梱包物50に重ねる。
図8は、押圧フラップ10が折り曲げられた包装ケース1を蓋板7側から見た斜視図である。図8に示すように、押圧フラップ10は折り線L6、L7を山折り(図6では谷折り)、折り線L8を谷折り(図6では山折り)とすることで、第1押圧部10a、第2押圧部10bが被梱包物50の上面に接触し、支持部10cが略垂直に起立した状態となる。そして、折り返し片10dを支持部10c側に折り返して切り込み21a、21bを重ね合わせた状態とし、第2支柱部42の内側面42a(図4参照)の上端を切り込み21a、21b(フラップ固定孔)に差し込む。また、第1支柱部41の内側面41a(図4参照)の上端を貫通孔22(フラップ固定孔)に差し込む。
このとき、被梱包物50の凸形状が抜き孔25aを介して突出し、補助部材30の第2緩衝部35が抜き孔25bを介して突出することにより、押圧フラップ10と被梱包物50の凸部および第2緩衝部35との干渉が回避される。
また、支持部10cの折り曲げによって切り起こし部23が切り起こされ、支持部10cの下端部よりも下方まで突出する。切り起こし部23は、被梱包物50のフランジ部50aを衝撃から保護する機能を有する。なお、図8の状態では補助部材30の第1緩衝部33は底面部31に沿って延在しており、第1側板3に重なるように突出している。
図8の状態から、第1側板3を折り線L2に沿って折り曲げて底板2に対して垂直に起立させる。これにより、補助部材30の第1緩衝部33が第1側板3と共に内側に折り曲げられる。そして、蓋板7を折り線L5に沿って折り曲げた後、挿入片7aを第2側板4と押圧フラップ10の境界に設けられた挿入スリット4aに挿入する。そして、図9に示すように、挿入片7aに設けられた係止片挿入孔8に外側から蓋板係止片17を挿入することにより包装ケース1の組み立てが完了する。
図10は、組み立てが完了した包装ケース1の側面断面図である。図10に示すように、押圧フラップ10の支持部10cの先端は蓋板7に当接しており、支持部10cと第2押圧部10bとの境界(折り線L8)に形成される屈曲部60は被梱包物50のフランジ部50aに当接している。即ち、支持部10cは蓋板7と被梱包物50のフランジ部50aとの間で略垂直に挟持されている。この状態で、第2押圧部10bが被梱包物50の上面に接触しており、被梱包物50は、押圧フラップ10によって上下方向への移動が規制されている。
これにより、被梱包物50と蓋板7との空間に緩衝材を配置する必要がなくなり、部材点数や梱包工数を削減することができる。また、被梱包物50は、押圧フラップ10の折り線L6(基端部)と屈曲部60(被梱包物50のフランジ部50a)とを通る直線Sよりも上方に突出する凸部50bを有しており、第1押圧部10aと第2押圧部10bは凸部50bにおいて折り線L7に沿って屈曲している。即ち、押圧フラップ10の折り線L6(基端部)から凸部50bまでの長さ、および凸部50bから屈曲部60までの長さが、押圧フラップ10に撓みや屈曲が生じない最短距離に設定されている。これにより、押圧フラップ10と補助部材30との間で被梱包物50が確実に保持され、輸送中における被梱包物50のがたつきを抑制することができる。また、支持部10Cによって蓋板7が支持されるため、包装ケース1の蓋板7(天面)の凹みを抑制することができる。
また、支持部10cを被梱包物50と蓋板7との間で略垂直に挟持することで、衝撃による押圧フラップ10の座屈が発生しにくくなる。さらに、支持部10cの下端部よりも下方まで突出する切り起こし部23によって、破損しやすい被梱包物50のフランジ部50aを衝撃から保護することができる。
また、包装ケース1の内部に補助部材30を配置することで、押圧フラップ10によって被梱包物50の第1側板3側の上下移動が規制され、補助部材30の第2緩衝部35によって被梱包物50の第2側板4側の上下移動が規制される。従って、輸送中における被梱包物50のがたつきをより効果的に抑制することができる。
また、第1緩衝部33および第2緩衝部35によって被梱包物50の水平方向および垂直方向への移動が規制されるとともに、第1側板3方向および蓋板7方向からの衝撃に対する緩衝効果も向上する。また、第1緩衝部33は補助部材30を包装ケース1内に配置した後、第1側板3を起立させることで第1側板3と共に折り曲げられるため、折り曲げ作業の工数を削減することができる。
また、同梱物51を収納する第2収納空間S2として、第2支柱部42内の空間を利用することにより、第2支柱部42が第2収納空間S2を補強するリブの役割を果たすため、外部からの衝撃による同梱物51の傷付きや破損を効果的に防止することができる。また、第2支柱部42が同梱物51の位置決め部材として機能するため、輸送時における同梱物51のがたつきを抑制することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態においては、第2支柱部42内の空間を第2収納空間S2として利用しているが、第2支柱部42は収容する同梱物51の大きさや個数に応じて折り曲げ位置や大きさを適宜変更することができる。また、第1支柱部41内の空間を第2収納空間S2として利用してもよいし、第1支柱部41、第2支柱部42のいずれも第2収納空間S2として利用しない構成も可能である。
また、第2フラップ13、14のいずれか一方、または両方を設けずに、第1支柱部41および第2支柱部42のいずれか一方、または両方を設けない包装ケース1も本発明に含まれる。また、補助部材30も必須の構成ではなく、押圧フラップ10のみで被梱包物50の上下方向の移動を規制可能であれば補助部材30を配置しなくてもよい。
また、上記実施形態では押圧フラップ10の押圧部を、折り線L7を介して第1押圧部10aと第2押圧部10bとに分割したが、被梱包物50の上面形状に応じて3つ以上の押圧部に分割してもよいし、1枚の押圧部としてもよい。また、支持部10cは必ずしも蓋板7と被梱包物50との間で略垂直に挟持される構成でなくでもよく、例えば図11に示すように蓋板7と被梱包物50との間で所定の角度で挟持されていてもよい。
本発明は、段ボールシート等の一枚板から組み立てられる包装ケースに利用可能である。本発明の利用により、組み立て作業性や梱包作業性の向上した包装ケースを提供することができる。また、被梱包物の位置決めや緩衝材の機能を有する押圧フラップが包装ケースに一体形成されるため、構成部品の削減によりコストの低減にも貢献する。
1 包装ケース
2 底板
3 第1側板
4 第2側板
5、6 端板
7 蓋板
10 押圧フラップ
10a 第1押圧部
10b 第2押圧部
10c 支持部
10d 折り返し片
11、12 第1フラップ
13、14 第2フラップ
21a、21b 切り込み(フラップ固定孔)
22 貫通孔(フラップ固定孔)
23 切り起こし部
30 補助部材
31 底面部
32 側面部
33 第1緩衝部
35 第2緩衝部
41 第1支柱部
42 第2支柱部
50 被梱包物
50a フランジ部
51 同梱物
60 屈曲部
S1 第1収納空間
S2 第2収納空間

Claims (10)

  1. 矩形状の底板と、
    前記底板の対向する二辺に折り線を介して連設される第1側板および第2側板と、
    前記底板の前記第1側板および前記第2側板が連設されていない二辺に折り線を介して連設される一対の端板と、
    前記第1側板の前記底板と対向する辺に折り線を介して連設される蓋板と、
    一対の前記端板の前記第2側板方向に折り線を介して連設される第1フラップと、
    を有する一枚のシートから組み立てられ、前記底板に対して垂直に保持される前記第1側板、前記第2側板、前記端板、および前記第1フラップで囲まれた第1収納空間に被梱包物を収納する包装ケースであって、
    前記第2側板の前記底板と対向する辺に折り線を介して連設される押圧部と、前記押圧部の前記第2側板と対向する端縁に折り線を介して連設される支持部と、を有する押圧フラップが設けられており、
    前記押圧フラップを前記第1収納空間内へ折り曲げるとともに前記支持部を上向きに折り曲げた状態で前記蓋板により前記第1収納空間を閉じたとき、前記押圧部が前記第1収納空間内に収納される前記被梱包物の上面に当接し、前記支持部が前記蓋板と前記被梱包物との間で挟持され
    前記被梱包物は、少なくとも前記第1収納空間の前記第1側板方向に突出するフランジ部を有し、
    前記支持部と前記押圧部との境界に形成される屈曲部が前記フランジ部に当接することを特徴とする包装ケース。
  2. 前記支持部は、前記蓋板と前記被梱包物との間で略垂直に挟持されることを特徴とする請求項1に記載の包装ケース。
  3. 前記被梱包物は、前記押圧フラップの基端部と前記屈曲部とを結ぶ直線よりも上方に突出する凸部を有し、
    前記押圧フラップの前記基端部から前記凸部までの長さ、および前記凸部から前記屈曲部までの長さが、前記押圧フラップに撓みが生じない最短距離に設定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装ケース。
  4. 前記押圧部は、前記押圧フラップの前記基端部から延びる第1押圧部と、前記第1押圧部に折り線を介して連設され前記屈曲部まで延びる第2押圧部とを含み、前記第2押圧部は、前記被梱包物の上面に沿って屈曲可能であることを特徴とする請求項3に記載の包装ケース。
  5. 矩形状の底板と、
    前記底板の対向する二辺に折り線を介して連設される第1側板および第2側板と、
    前記底板の前記第1側板および前記第2側板が連設されていない二辺に折り線を介して連設される一対の端板と、
    前記第1側板の前記底板と対向する辺に折り線を介して連設される蓋板と、
    一対の前記端板の前記第2側板方向に折り線を介して連設される第1フラップと、
    を有する一枚のシートから組み立てられ、前記底板に対して垂直に保持される前記第1側板、前記第2側板、前記端板、および前記第1フラップで囲まれた第1収納空間に被梱包物を収納する包装ケースであって、
    前記第2側板の前記底板と対向する辺に折り線を介して連設される押圧部と、前記押圧部の前記第2側板と対向する端縁に折り線を介して連設される支持部と、を有する押圧フラップが設けられており、
    前記押圧フラップを前記第1収納空間内へ折り曲げるとともに前記支持部を上向きに折り曲げた状態で前記蓋板により前記第1収納空間を閉じたとき、前記押圧部が前記第1収納空間内に収納される前記被梱包物の上面に当接し、前記支持部が前記蓋板と前記被梱包物との間で挟持され、
    前記一対の端板の少なくとも一方には、前記第1側板方向に折り線を介して連設される第2フラップが設けられており、前記第2フラップを角筒状に折り曲げて形成される支柱部を有することを特徴とする包装ケース。
  6. 前記押圧フラップには、前記支柱部の内側面に対向する位置にフラップ固定孔が形成されており、前記支柱部の内側面の上端を前記フラップ固定孔に差し込むことで前記押圧フラップが折り曲げ状態で保持されることを特徴とする請求項に記載の包装ケース。
  7. 矩形状の底板と、
    前記底板の対向する二辺に折り線を介して連設される第1側板および第2側板と、
    前記底板の前記第1側板および前記第2側板が連設されていない二辺に折り線を介して連設される一対の端板と、
    前記第1側板の前記底板と対向する辺に折り線を介して連設される蓋板と、
    一対の前記端板の前記第2側板方向に折り線を介して連設される第1フラップと、
    を有する一枚のシートから組み立てられ、前記底板に対して垂直に保持される前記第1側板、前記第2側板、前記端板、および前記第1フラップで囲まれた第1収納空間に被梱包物を収納する包装ケースであって、
    前記第2側板の前記底板と対向する辺に折り線を介して連設される押圧部と、前記押圧部の前記第2側板と対向する端縁に折り線を介して連設される支持部と、を有する押圧フラップが設けられており、
    前記押圧フラップを前記第1収納空間内へ折り曲げるとともに前記支持部を上向きに折り曲げた状態で前記蓋板により前記第1収納空間を閉じたとき、前記押圧部が前記第1収納空間内に収納される前記被梱包物の上面に当接し、前記支持部が前記蓋板と前記被梱包物との間で挟持され、
    前記押圧フラップは、前記支持部を上向きに折り曲げたとき前記支持部と前記押圧部との境界よりも下方に突出する切り起こし部を有することを特徴とする包装ケース。
  8. 矩形状の底板と、
    前記底板の対向する二辺に折り線を介して連設される第1側板および第2側板と、
    前記底板の前記第1側板および前記第2側板が連設されていない二辺に折り線を介して連設される一対の端板と、
    前記第1側板の前記底板と対向する辺に折り線を介して連設される蓋板と、
    一対の前記端板の前記第2側板方向に折り線を介して連設される第1フラップと、
    を有する一枚のシートから組み立てられ、前記底板に対して垂直に保持される前記第1側板、前記第2側板、前記端板、および前記第1フラップで囲まれた第1収納空間に被梱包物を収納する包装ケースであって、
    前記第2側板の前記底板と対向する辺に折り線を介して連設される押圧部と、前記押圧部の前記第2側板と対向する端縁に折り線を介して連設される支持部と、を有する押圧フラップが設けられており、
    前記押圧フラップを前記第1収納空間内へ折り曲げるとともに前記支持部を上向きに折り曲げた状態で前記蓋板により前記第1収納空間を閉じたとき、前記押圧部が前記第1収納空間内に収納される前記被梱包物の上面に当接し、前記支持部が前記蓋板と前記被梱包物との間で挟持され、
    前記第1収納空間に配置されて前記被梱包物の移動を規制する、一枚のシートから組み立てられる補助部材を有し、
    前記補助部材は、前記底板に重なる底面部と、前記底面部の一辺から前記第2側板に沿って垂直に起立する側面部と、前記底面部の前記側面部と対向する辺に折り線を介して連設され、前記被梱包物の側面を保護する第1緩衝部と、前記側面部の前記底面部と対向する辺に設けられ、前記被梱包物の上面を保護する第2緩衝部と、を有することを特徴とする包装ケース。
  9. 前記第1側板を前記底板に対し垂直に起立させたとき、前記第1緩衝部が前記第1側板と共に前記底面部に対し垂直に折り曲げられて前記被梱包物の側面に対向することを特徴とする請求項に記載の包装ケース。
  10. 前記第1緩衝部は、前記シートの前記底面部の端縁から延在する部分を前記底面部側に1回以上折り返して形成され、前記第2緩衝部は、前記シートの前記側面部の端縁から延在する部分を水平方向に筒状に折り曲げて形成されることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の包装ケース。
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