JP7318618B2 - ガラスラン - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のドアのドアフレームの内周に取付けられる押出成形によって形成された一般部と、ドアフレームのコーナー部に取付けられる一般部の端末同士を接続する型成形部を有するガラスランの型成形部に関するものである。
図1、図8に示すように、自動車101のドアフレーム301及びドアモール600に取付けられるガラスラン100は、車外側側壁200と、車内側側壁300と、車外側側壁200と車内側側壁300を連結する底壁400からなる断面略コ字状空間の開口縁の内側に、車外側側壁200と車内側側壁300から斜状、且つ弓状に湾曲して突出する車外側シールリップ210と車内側シールリップ310を有している。なお、図8は、型成形部(図1における領域X)の断面図であり、後述する図6(図2におけるD-D線)とほぼ同じ位置の断面図である。
ドアガラス500閉時は、上記のコ字状空間でドアガラス500を受容し、車外側シールリップ210と車内側シールリップ310の双方がドアガラス500に撓んで弾接することによりドアガラス500との間のシール性を確保している。又、ガラスラン100は、車外側より車内側が大きく形成され、ドアガラス500に対して非対称に形成されている。
ガラスラン100は、図1に示すドア201の車両前後方向の前側縦辺部201b、後側縦辺部201cと、ドア201のルーフ形状に沿った上辺部201aに対応する部分に配設される。押出成形によって製造された一般部が所定のサイズに切断された後、上辺部201aと前側縦辺部201bとの接続、上辺部201aと後側縦辺部201cとの接続は、型成形によって連結される。なお、型成形部において、車内側側壁300と車内側シールリップ310の形状は場所によって変更されるが、底壁400、車外側側壁200と車外側シールリップ210の形状は基本的に同じである。
ところで、押出成形によって製造された一般部においては、車外側シールリップ210と車内側シールリップ310のドアガラス500側に摺動材による摺動部を形成し、ドアガラス500の開閉時に、その摺動性を向上させているが、型成形部では摺動材による摺動部を形成することが難しい。そのため、型成形部ではドアガラス500との間の滑りが一般部に比較して悪い。
その結果、型成形部において、ドアガラス500開時に、車外側シールリップ210が反転し、反転に伴う異音発生が問題となった。この車外側シールリップ210の反転は、以下に起因するものである。
図9(a)、(b)と(c)は、型成形部において、ドアガラス500と、ガラスラン100の車外側側壁200、車外側シールリップ210と、ドアモール600の位置関係を説明する図である。又、一点鎖線は、ドアモール600の傾きを表すものである。
型成形部において、ドアガラス500が閉められた状態(図9(a))からドアガラス500が開かれる、すなわち、ドアガラス500が下方に移動したとき、上記の通り型成形部ではドアガラス500との間の滑りが一般部に比較して悪いので、車外側シールリップ210がドアガラス500に引っ張られ、ドアガラス500が下降する力が車外側シールリップ210の先端部分に伝わり、車外側シールリップ210がドアモール600を車外側に押す。その時、車外側のドアフレームの剛性が低い場合(例えば、ヒドンタイプのドアフレーム301のドアモール600の場合)は、車外側のドアモール600の下方が車外側に変形する。
ドアガラス500が下方に移動するにつれて、ドアモール600の変形の程度が増し、ドアモール600とドアガラス500間の距離が広がり、図9(b)に示すように、車外側シールリップ210はほぼ水平状態になる。そして、その状態から、さらにドアガラス500が下方に移動するときに、図9(c)に示すように、車外側シールリップ210が下方に回転、すなわち、反転が発生する。
上記のシールリップの反転防止対策として、特許文献1には、以下の技術が開示されている。図10に示すように、特許文献1では、車内側シールリップ310の裏面であって且つリップ突出長(リップ長)の中間部に相当する位置に、変形容易部として断面略半円状のノッチ700が形成され、車内側シールリップ310の先端部がノッチ700を曲げ点として内側、型成形部の車内側側壁300の外側面側に向けて屈曲変形容易になっている。図10においてQは、ドア閉時に車内側シールリップ310がノッチ700と中心に回転したことを表している。
上記のノッチ700を形成することにより、ドアガラス500閉時には、車内側シールリップ310はリップ先端部が裏面のノッチ700を曲げ点として内側、型成形部の車内側側壁300の外側面側に向かって屈曲変形することにより、リップ先端部は、ドアガラス500に圧接又は弾接しない。その結果、ドアガラス500の開時においても、車内側シールリップ310のリップ先端部がドアガラス500の動きに追従することなく、車内側シールリップ310の反転現象を未然に防止することができる。なお、上記記載は、車内側シールリップ310についてのものであるが、特許文献1には、必要に応じて車外側シールリップ210にも同様に適用することができる旨が記載されている。
特開2008-6841号公報
しかし、図10から明らかなように、車外側シールリップ210のシールリップ長の長さは、車内側シールリップ310のシールリップ長に比べて非常に短く、更にドアガラス500の車外側と車外側側壁200の車内側との間の間隔も狭い。そのため、ノッチ700が介在した効果を奏するスペースは狭く、車外側シールリップ210におけるノッチ700の効果は極めて小さい。したがって、特許文献1において、車外側シールリップ210の反転現象を防止することは難しい。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車のドアのドアフレームの内周に取付けられ、ドアガラスの昇降を案内するとともに、押出成形によって形成された一般部と、ドアフレームのコーナー部に取付けられる一般部の端末同士を接続する型成形部を有するガラスランであって、ガラスランは、車外側側壁と、車内側側壁と、車外側側壁と車内側側壁を連結する底壁からなる断面略コ字状をなし、車外側側壁と車内側側壁から断面略コ字状の開口内側方向に斜状に突出する車外側シールリップと車内側シールリップを有し、型成形部の車外側シールリップには、一般部に形成された車外側シールリップに比較してシールリップ長が延長されたシールリップ延長部が形成され、型成形部の底壁の下方面の車外側には、シールリップ延長部が形成された車外側シールリップの先端部を収容可能とする凹部が形成されていることを特徴とするガラスランである。
請求項1の本発明では、ガラスランの型成形部の車外側シールリップには、一般部に形成された車外側シールリップに比較してシールリップ長が延長されたシールリップ延長部が形成されているので、車外側シールリップがドアガラスに弾接しドアガラスが閉じられた時の車外側シールリップのドアガラスとの間の接触角度は、シールリップ延長部が形成されていない場合に比較して小さくなる。
そのため、ドアガラスが開く時に車外側シールリップは依然としてドアガラスに引っ張られるが、その時に車外側シールリップがドアフレームを車外側へ押す方向の力は、シールリップ延長部が形成されていない場合に比較して小さくなるので、ドアフレームの変形量は少ない。
そして、その状況において、車外側シールリップ上をドアガラスが下方に移動する力が車外側シールリップとドアガラスとの間の摩擦抵抗を上回り、ドアガラスが車外側シールリップ上を滑り下方へ移動する。その結果、ドアフレームの変形による車外側シールリップが反転可能な空間が形成されることを防止し、車外側シールリップが反転することを防止することができるので、反転に伴う異音の発生を防止することができる。
ドアガラスを閉めた状態において、車外側シールリップの先端部分と底壁の下方面との間の間隔は非常に狭い。型成形部においてシールリップ延長部を形成した結果、車外側シールリップは長くなるので、一般部における車外側シールリップの付根部から底壁の下方面との距離を越えてしまう場合がある。この場合、型成形部において、ドアガラス閉時に車外側シールリップの先端部分が底壁に当たって変形し、底壁とドアガラスの間にシールリップ延長部が形成された車外側シールリップの先端部分が挟まり、ドアガラスをうまく閉じることができない。
本発明では、型成形部の底壁の下方面の車外側には、シールリップ延長部が形成された車外側シールリップの先端部を収容可能とする凹部が形成されているので、一般部における車外側シールリップの付根部から底壁の下方面との距離を越えた場合であっても、底壁とドアガラスの間にシールリップ延長部が形成された車外側シールリップの先端部分が挟まることがなく、型成形部においても一般部と同様にドアガラスを閉じることができる。
請求項2の本発明は、請求項1の発明において、シールリップ延長部は、車外側シールリップの長さが一般部と型成形部との接続部からなだらかに増加する延長増加部と、延長増加部に連続し、延長増加部から増加しない延長一定部を備えているガラスランである。
請求項2の本発明では、シールリップ延長部は、車外側シールリップの長さが一般部と型成形部との接続部からなだらかに増加する延長増加部を備えているので、一般部と型成形部の接続部において、車外側シールリップの長さが急激に変化することがなく、ドアガラスの開時に、一般部と型成形部の接続部を挟んで車外側シールリップの動きに急激な変動が発生することを防止することができる。
ところで、型成形部の車両前後方向の長さは、車外側シールリップの長さに比較してかなり長い。一方、シールリップ延長部の長さは、車外側シールリップの長さに比較して短い。本発明の請求項2では、シールリップ延長部は、延長増加部と、延長増加部に連続し、リップ長が延長増加部から増加しない延長一定部を備えているので、一般部との接続部から適切な長さ内に反転防止の効果を奏する延長増加部とその効果を引き継ぐシールリップ延長部の長さが変化しない延長一定部を備えることにより、型成形部全体にわたって車外側シールリップが反転することを防止し、反転に伴う異音の発生を防止することができる。
請求項3の本発明は、請求項2の発明において、延長増加部は、一般部と型成形部の接続部から型成形部内の10mmから20mmの領域に形成されているガラスランである。
請求項3の本発明では、請求項2又は請求項3の発明において、延長増加部は、一般部と型成形部の接続部から型成形部内の10mmから20mmの領域に形成されているので、延長増加部において、車外側シールリップが反転することを防止し、反転に伴う異音の発生を防止することができる。
延長増加部の形成領域が一般部と型成形部の接続部から型成形部内の10mm未満の場合は、ドアガラスの開時に、一般部と型成形部の接続部を挟んで車外側シールリップの動きの変動が大きいので好ましくない。一方、延長増加部の形成領域が一般部と型成形部の接続部から型成形部内の20mmを越えると、一般部と型成形部の接続部からの延長増加部内にシールリップ延長部の効果が不十分な領域が長く存在するので、特に一般部と型成形部の接続部近傍の型成形部において、車外側シールリップが下方に回転、すなわち、反転可能な空間が形成されるので好ましくない。
自動車のドアのドアフレームの内周に取付けられ、ドアガラスの昇降を案内するとともに、押出成形によって形成された一般部と、ドアフレームのコーナー部に取付けられる一般部の端末同士を接続する型成形部を有するガラスランであって、ガラスランは、車外側側壁と、車内側側壁と、車外側側壁と車内側側壁を連結する底壁からなる断面略コ字状をなし、車外側側壁と車内側側壁から断面略コ字状の開口内側方向に斜状に突出する車外側シールリップと車内側シールリップを有し、型成形部の車外側シールリップには、一般部に形成された車外側シールリップに比較してシールリップ長が延長されたシールリップ延長部が形成されているので、車外側シールリップがドアガラスに弾接しドアガラスが閉じられた時の車外側シールリップのドアガラスとの間の接触角度は、シールリップ延長部が形成されていない場合に比較して小さくなる。
そのため、ドアガラスが開く時に車外側シールリップは依然としてドアガラスに引っ張られるが、その時に車外側シールリップがドアフレームを車外側へ押す方向の力は、シールリップ延長部が形成されていない場合に比較して小さくなるので、ドアフレームの変形量は少ない。
そして、その状況において、車外側シールリップ上をドアガラスが下方に移動する力が車外側シールリップとドアガラスとの間の摩擦抵抗を上回り、ドアガラスが車外側シールリップ上を滑り下方へ移動する。その結果、ドアフレームの変形による車外側シールリップが反転可能な空間が形成されることを防止し、車外側シールリップが反転することを防止することができるので、反転に伴う異音の発生を防止することができる。
ドアガラスを閉めた状態において、車外側シールリップの先端部分と底壁の下方面との間の間隔は非常に狭い。型成形部においてシールリップ延長部を形成した結果、車外側シールリップは長くなるので、一般部における車外側シールリップの付根部から底壁の下方面との距離を越えてしまう場合がある。この場合、型成形部において、ドアガラス閉時に車外側シールリップの先端部分が底壁に当たって変形し、底壁とドアガラスの間にシールリップ延長部が形成された車外側シールリップの先端部分が挟まり、ドアガラスをうまく閉じることができない。
型成形部の底壁の下方面の車外側には、シールリップ延長部が形成された車外側シールリップの先端部を収容可能とする凹部が形成されているので、一般部における車外側シールリップの付根部から底壁の下方面との距離を越えた場合であっても、底壁とドアガラスの間にシールリップ延長部が形成された車外側シールリップの先端部分が挟まることがなく、型成形部においても一般部と同様にドアガラスを閉じることができる。
自動車の前側の側面図である。 本発明の実施形態におけるガラスランの型成形部の正面斜視図である。 図2におけるA-A線に沿った断面図であり、一般部と型成形部の接続部における型成形部の断面図である。 図2におけるB-B線に沿った断面図であり、型成形部における延長増加部の断面図である。 図2におけるC-C線に沿った断面図であり、型成形部における延長増加部の終点位置(延長一定部の開始位置)の断面図である。 図2におけるD-D線に沿った断面図であり、型成形部における延長一定部の断面図である。 本発明の実施形態におけるドアガラス開時のドアモール、ドアガラスとガラスランとの関係を説明する図2におけるC-C線に沿った断面図であり、(a)はドアガラス閉時、(b)はドアガラス開途中時である。 従来のガラスランの図1における領域Xにおける図6とほぼ同じ位置の断面図である。 従来における車外側シールリップの反転現象を説明する図であり、(a)はドアガラス閉時、(b)はドアガラス開途中時であり、(c)は車外側シールリップが反転した時である。 従来のガラスランの断面図である(特許文献1)。
本発明の実施形態を、図1から図7に基づいて説明する。図1は、自動車1の前側の左側の側面図である。ドア2の上部には車体の車体開口部周縁に対向する部分にドアフレーム3が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。
ガラスラン10は、ドア2の車両前後方向の前側縦辺部2b、後側縦辺部2cと、ドア2のルーフ形状に沿った上辺部2aが連結された形状に形成され、ドアフレーム3の内周に取付けられ、ドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドアフレーム3との間をシールしている。ガラスラン10において、ドア2の車両前後方向の前側縦辺部2b、後側縦辺部2cと、ドア2のルーフ形状に沿った上辺部2aに対応する部分は、押出成形によって製造された一般部11が所定のサイズに切断された後、上辺部2aと前側縦辺部2b、上辺部2aと後側縦辺部2cは、型成形によって連結される。
なお、ガラスラン10のドア2のルーフ形状に沿った上辺部2aに対応する部分については、ドア2のルーフ形状に追従するように曲げられる。本実施形態は、領域Xの型成形部12を説明するものである。又、本発明は、領域Xの型成形部12の内の上辺部2aに対応する後述する車外側シールリップ21に関するものである。
ガラスラン10が取付けられるドアフレーム3は、図3に示すように、所謂ヒドンタイプのものである。このヒドンタイプのドアフレーム3は、車外側の先端の幅が狭く、ドアフレーム3の外周に取付けられたドアモール60により覆われて、車外側からは見えないように構成されている。
ドアモール60は、モール部61とリテーナ部62とから連続的に形成されている。なお、モール部61とリテーナ部62は、それぞれ別体で形成してもよい。ドアモール60は、リテーナ部62がリベット、クリップやネジ等でドアフレーム3に固定されている。モール部61とリテーナ部62は、1枚のステンレススチール等の板金を折り曲げることにより形成されている。
モール部61は、ドアフレーム3の先端を覆うように所定の幅を有し、下端は、ヘヤピン状に折れ曲がっている。このヘヤピン状に折れ曲がった部分とドアフレーム3の内面とでガラスラン10を挟持して保持する。
このヒドンタイプのドアフレーム3では、1枚のステンレススチール等の板金を折り曲げたドアモール60を使用しているため、特に車外側のドアモール60のモール部61の剛性がやや低く、ドアガラス5を開くときに、モール部61の下方部分が車外側に変形しやすい傾向にある。
ガラスラン10は、図3に示すように、車外側側壁20と、車内側側壁30と、車外側側壁20と車内側側壁30を連結する底壁40からなる断面略コ字状(アルファベットでは略U字状)空間の開口縁の内側に、車外側側壁20と車内側側壁30から斜状、且つ弓状に湾曲して突出する車外側シールリップ21と車内側シールリップ31を有している。
なお、図3は、ガラスラン10をドアフレーム3とドアモール60に嵌着した図であり、ドアガラス5には接触していない状態を示すものである。
底壁40の車内側側壁30と車外側側壁20の連結部分には、ガラスラン10をドアフレーム6とドアモール60に嵌着するときに屈曲が容易にできるように溝部41が形成されている。一方、底壁40のドアガラス5とは反対側には、底壁当接リップ42が形成され、ガラスラン10をドアフレーム3とドアモール60に取付けたときに、ドアフレーム3に弾接して、底壁40とドアフレーム3との間をシールする。
底壁40の車外側の下方面において、溝部41に連続して、凹部43が形成されている。これは、後述するシールリップ延長部24が形成された車外側シールリップ21の先端部分を収容可能とするためである。
車内側側壁30の略先端(頂部)からは、車内方向に車内側モールリップ32が形成されている。また、車内側側壁30の車内側には、先端側に向けて車内側保持リップ33が形成され、車内側モールリップ32と車内側保持リップ33によって、ドアフレーム3の下方から車外側に突出している凸部3aを挟持している。
一方、車外側側壁20の底壁40との連結部の近傍の車外側には、車外側側壁20の先端側に向けて、車外側保持リップ23が形成されている。また、車外側側壁20の略先端(頂部)からは、車外方向に車外側モールリップ22が形成され、車外側保持リップ23と車外側モールリップ22によって、下方がヘヤピン状に折れ曲がったドアモール60の車内側上部と下端部との間を挟持している。
図2に示すように、ガラスラン10の型成形部12のコーナー部分には、車内側側壁30の先端から車内側側壁30の延長方向にコーナーカバー50が延設されている。これは、車体の開口部周縁におけるコーナー部の曲率半径がドアフレーム3のコーナー部の曲率半径より大きくなるので、ドアフレーム3側で車体の開口部周縁の曲率半径と同じように調整してあり、このドアフレーム3側の調整されたコーナー部を覆い、シール性と見栄えを向上させるためである。
なお、図3は、図2におけるA-A線に沿った断面図であり、押出成形による一般部11と型成形部12の接続部13における型成形部12の断面図である。したがって、図3における車外側シールリップ21の長さは、一般部11の図2における車外側シールリップ21の長さと同じである。
次に、シールリップ延長部24について、図2、図4から図6に基づいて説明する。図4から図6は、図3と同様にガラスラン10をドアフレーム3とドアモール60に嵌着した時のガラスラン10のみの図であり、ドアガラス5とは接触していない状態である。
シールリップ延長部24は、図2に示すように、押出成形による一般部11と型成形部12の接続部13から型成形部12内に形成され、延長増加部14と延長一定部15から構成される。
延長増加部14は、一般部11と型成形部12との接続部13から車外側シールリップ21の長さが所定の値までなだらかに増加する領域であり、延長一定部15は、延長増加部14に連続し、車外側シールリップ21のシールリップ長が延長増加部14から増加せず、一定値に維持されている領域である。
本実施形態では、延長増加部14の領域は、一般部11と型成形部12の接続部13から型成形部12内15mmの領域に形成した。なお、延長増加部14の形成領域は、上記の通り、一般部11と型成形部12の接続部13から型成形部12内の10mmから20mmの領域に形成することが望ましい。
図4は、図2におけるB-B線に沿った型成形部12における延長増加部14の断面図であり、一般部11の車外側シールリップ長から延長されたシールリップ延長部24の長さt1は、0.8mmである。又、図5は、図2におけるC-C線に沿った型成形部12における延長増加部14の終点位置であり、延長一定部15の開始位置の断面図である。したがって、A-A線からC-C線までが15mmであり、延長増加部14である。延長増加部14の終点位置における一般部11の車外側シールリップ21から延長されたシールリップ延長部24の長さt2は、1.5mmである。
なお、シールリップ延長部24の長さは、1mm~2mmが望ましい。1mm未満では、本発明の効果を発揮できず、ドアガラス5を開くときに車外側シールリップ21が反転し、異音が発生する可能性が高くなる。一方、2mmを越えると、型成形部12において、ドアガラス5の開閉時の抵抗が高くなり、スムーズなドアガラス5の開閉に悪影響を及ぼす。
さらに、ドアガラス5が閉まるときに、凹部43を形成した場合であっても、底壁40とドアガラス5の間にシールリップ延長部24が形成された車外側シールリップ21の先端部分が挟まり、ドアガラス5をうまく閉じることができない。又、底壁40とドアガラス5の間に車外側シールリップ21が挟まることを避けるために凹部43を深く形成すると底壁40の強度が低下する。
図6は、図2におけるD-D線に沿った断面図であり、型成形部12における延長一定部15の断面図である。延長一定部15は、延長増加部14に連続し、車外側シールリップ21の長さが延長増加部14から増加しない領域であるので、シールリップ延長部24の長さは、図5のt2と同じで1.5mmである。
なお、図4から図6において、破線部分は、シールリップ延長部24が形成されていない一般部11における車外側シールリップ21を示している。
シールリップ延長部24を形成することに伴うドアガラス5が全閉から下降するときのドアガラス5と、ガラスラン10の車外側側壁20と車外側シールリップ21と、ドアモール60の挙動について図7に基づいて説明する。
図7(a)は、ドアガラス5が閉じられた状態を示し、先に示した図9(a)と同じである。シールリップ延長部24が形成された車外側シールリップ21がドアガラス5に弾接しドアガラスが閉じられた時の車外側シールリップ21とドアガラス5との間の接触角度αは、シールリップ延長部24が形成されていない場合(図9(a))のβに比較して小さくなる。
ドアガラス5が開き始めると、車外側シールリップ21は依然としてドアガラス5に引っ張られ、ドアガラス5が下降する際の力が車外側シールリップ21の先端部分に伝わり、ドアモール60を車外側へ押すが、その方向の力は、シールリップ延長部24が形成されていない場合に比較して小さくなるので、ドアモール60の変形量は少ない。
そして、その状態で、車外側シールリップ21上をドアガラス5が下方に移動する力が車外側シールリップ21とドアガラスとの間の摩擦抵抗を上回り、ドアガラス5が車外側シールリップ21上を滑り下方へ移動するので、ドアモール60はあまり変形しない。そして、図7(b)に示すように、ドアガラス5の上方先端部分が車外側シールリップ21を通過する。したがって、図9(b)のようなドアフレームの変形による車外側シールリップが反転可能な空間が形成されることを防止し、車外側シールリップが反転することを防止することができるので、反転に伴う異音の発生を防止することができる。
ガラスラン10は、合成ゴムや熱可塑性エラストマーを用いて、押出成形と型成形により成形することができ、例えば、合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、ポリオレフィン系エラストマー等を使用することができる。
本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態では、ヒドンタイプのドアフレームについて説明したが、本発明はヒドンタイプのドアフレームには限定されず、チャンネル型等の他の形式のドアフレームにも適用可能である。
例えば、本実施形態では、底壁40にシールリップ延長部24の先端部を収容するための凹部43を形成したが、ドアガラス5を閉じた時に、凹部43を形成することなしにシールリップ延長部24を形成した車外側シールリップ21の先端部分が底壁40に当接しない場合は、凹部43は形成しなくてもよい。
2 ドア
2a 上辺部
3 ドアフレーム
5 ドアガラス
10 ガラスラン
11 一般部
12 型成形部
13 接続部
14 延長増加部
15 延長一定部
20 車外側側壁
21 車外側シールリップ
24 シールリップ延長部
40 底壁
43 凹部
60 ドアモール

Claims (3)

  1. 自動車のドアのドアフレームの内周に取付けられ、ドアガラスの昇降を案内するとともに、押出成形によって形成された一般部と、前記ドアフレームのコーナー部に取付けられる前記一般部の端末同士を接続する型成形部を有するガラスランであって、
    前記ガラスランは、車外側側壁と、車内側側壁と、前記車外側側壁と前記車内側側壁を連結する底壁からなる断面略コ字状をなし、前記車外側側壁と前記車内側側壁から前記断面略コ字状の開口内側方向に斜状に突出する車外側シールリップと車内側シールリップを有し、
    前記型成形部の前記車外側シールリップには、前記一般部に形成された前記車外側シールリップに比較してシールリップ長が延長されたシールリップ延長部が形成され
    前記型成形部の前記底壁の下方面の車外側には、前記シールリップ延長部が形成された前記車外側シールリップの先端部分を収容可能とする凹部が形成されていることを特徴とするガラスラン。
  2. 前記シールリップ延長部は、前記車外側シールリップの長さが前記一般部と前記型成形部との接続部からなだらかに増加する延長増加部と、前記延長増加部に連続し、前記延長増加部から増加しない延長一定部を備えている請求項1に記載のガラスラン。
  3. 前記延長増加部は、前記一般部と前記型成形部の前記接続部から前記型成形部内の10mmから20mmの領域に形成されている請求項2に記載のガラスラン。
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