JP7318613B2 - 操舵制御装置、操舵制御方法、操舵制御プログラム - Google Patents

操舵制御装置、操舵制御方法、操舵制御プログラム Download PDF

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Description

本開示は、車両における操舵制御技術に、関する。
特許文献1に開示の操舵制御技術では、VGRSモータによる操舵ハンドルの運動と、EPSモータによる転舵輪の運動とが、車両の自動転舵制御により連動可能となっている。
特開2009-208551号公報
特許文献1に開示の操舵制御技術では、自動転舵制御により現在の転舵状態が操舵ハンドルを通じて乗員へと報知される。しかし、このような報知によっても乗員は、車両の将来における挙動までは把握し難い。一方、近年注目されている車両の自動運転モードでは、そうした将来挙動に対する不安感を軽減することが、期待されている。
本開示の課題は、車両の自動運転モードにおいて安心感を高める操舵制御装置を、提供することにある。本開示の別の課題は、車両の自動運転モードにおいて安心感を高める操舵制御方法を、提供することにある。本開示のさらに別の課題は、車両の自動運転モードにおいて安心感を高める操舵制御プログラムを、提供することにある。
以下、課題を解決するための本開示の技術的手段について、説明する。尚、特許請求の範囲及び本欄に記載された括弧内の符号は、後に詳述する実施形態に記載された具体的手段との対応関係を示すものであり、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
本開示の第一態様は、
車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させる操舵制御装置(1)であって、
操舵アクチュエータを介して操舵部材の実操舵角(θsr)を制御する操舵角制御部(110)と、
転舵アクチュエータを介して転舵輪の実転舵角(θtr)を制御する転舵角制御部(120)と、
実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成する目標生成部(130,2130,3130)とを、備え、
転舵角制御部が車両に予定される予定軌道(Tz)に従う目標転舵角へ向けて実転舵角を制御するよりも早く、操舵角制御部が当該予定軌道に従う目標操舵角へ向けて実操舵角を制御し、
目標生成部は、予定軌道における現在制御点(Pp)での目標転舵角の生成と連動して、予定軌道において現在制御点よりも先となる将来制御点(Pf)での目標操舵角を、生成し、
目標生成部は、現在制御点から将来制御点までの制御時間(tc)を、自動運転モードでの制御パラメータに応じて調整する。
本開示の第二態様は、
車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させる操舵制御装置(1)であって、
操舵アクチュエータを介して操舵部材の実操舵角(θsr)を制御する操舵角制御部(110)と、
転舵アクチュエータを介して転舵輪の実転舵角(θtr)を制御する転舵角制御部(120)と、
実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成する目標生成部(4130)とを、備え、
転舵角制御部が車両に予定される予定軌道(Tz)に従う目標転舵角へ向けて実転舵角を制御するよりも早く、操舵角制御部が当該予定軌道に従う目標操舵角へ向けて実操舵角を制御し、
目標生成部は、予定軌道における現在制御点(Pp)での目標転舵角を、予定軌道において現在制御点よりも先となる将来制御点(Pf)での目標操舵角に対する位相の遅角により、生成する。
本開示の第三態様は、
車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させる操舵制御装置(1)であって、
操舵アクチュエータを介して操舵部材の実操舵角(θsr)を制御する操舵角制御部(110)と、
転舵アクチュエータを介して転舵輪の実転舵角(θtr)を制御する転舵角制御部(120)と、
実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成する目標生成部(5130)とを、備え、
転舵角制御部が車両に予定される予定軌道(Tz)に従う目標転舵角へ向けて実転舵角を制御するよりも早く、操舵角制御部が当該予定軌道に従う目標操舵角へ向けて実操舵角を制御し、
目標生成部は、予定軌道において現在制御点(Pp)よりも先となる将来制御点(Pf)での目標操舵角を、予定軌道における現在制御点での目標転舵角に対する位相の進角により、生成する。
本開示の第態様は、
車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させる操舵制御方法であって、
操舵アクチュエータを介して操舵部材の実操舵角(θsr)を制御する操舵角制御工程(S106)と、
転舵アクチュエータを介して転舵輪の実転舵角(θtr)を制御する転舵角制御工程(S105)と、
実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成する目標生成工程(S102,S103,S104,S2102a,S2102b,S2102c,S2104a,S2104b,S2104c,S3102a,S3102b,S3102c,S3104a,S3104b,S3104c)とを、含み、
車両に予定される予定軌道(Tz)に従う目標転舵角へ向けて実転舵角が転舵角制御工程により制御されるよりも早く、当該予定軌道に従う目標操舵角へ向けて実操舵角が操舵角制御工程により制御され
目標生成工程は、予定軌道における現在制御点(Pp)での目標転舵角の生成と連動して、予定軌道において現在制御点よりも先となる将来制御点(Pf)での目標操舵角を、生成し、
目標生成工程は、現在制御点から将来制御点までの制御時間(tc)を、自動運転モードでの制御パラメータに応じて調整する。
本開示の第五態様は、
車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させる操舵制御方法であって、
操舵アクチュエータを介して操舵部材の実操舵角(θsr)を制御する操舵角制御工程(S106)と、
転舵アクチュエータを介して転舵輪の実転舵角(θtr)を制御する転舵角制御工程(S105)と、
実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成する目標生成工程(S102,S104,S4103)とを、含み、
車両に予定される予定軌道(Tz)に従う目標転舵角へ向けて実転舵角が転舵角制御工程により制御されるよりも早く、当該予定軌道に従う目標操舵角へ向けて実操舵角が操舵角制御工程により制御され、
目標生成工程は、予定軌道における現在制御点(Pp)での目標転舵角を、予定軌道において現在制御点よりも先となる将来制御点(Pf)での目標操舵角に対する位相の遅角により、生成する。
本開示の第六態様は、
車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させる操舵制御方法であって、
操舵アクチュエータを介して操舵部材の実操舵角(θsr)を制御する操舵角制御工程(S106)と、
転舵アクチュエータを介して転舵輪の実転舵角(θtr)を制御する転舵角制御工程(S105)と、
実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成する目標生成工程(S102,S103,S5104)とを、含み、
車両に予定される予定軌道(Tz)に従う目標転舵角へ向けて実転舵角が転舵角制御工程により制御されるよりも早く、当該予定軌道に従う目標操舵角へ向けて実操舵角が操舵角制御工程により制御され、
目標生成工程は、予定軌道において現在制御点(Pp)よりも先となる将来制御点(Pf)での目標操舵角を、予定軌道における現在制御点での目標転舵角に対する位相の進角により、生成する。
本開示の第態様は、
車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させるために、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む操舵制御プログラムであって、
命令は、
操舵アクチュエータを介して操舵部材の実操舵角(θsr)を制御させる操舵角制御工程(S106)と、
転舵アクチュエータを介して転舵輪の実転舵角(θtr)を制御させる転舵角制御工程(S105)と、
実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成させる目標生成工程(S102,S103,S104,S2102a,S2102b,S2102c,S2104a,S2104b,S2104c,S3102a,S3102b,S3102c,S3104a,S3104b,S3104c)とを、含み、
車両に予定される予定軌道(Tz)に従う目標転舵角へ向けて実転舵角が転舵角制御工程により制御されるよりも早く、当該予定軌道に従う目標操舵角へ向けて実操舵角が操舵角制御工程により制御され
目標生成工程は、予定軌道における現在制御点(Pp)での目標転舵角の生成と連動して、予定軌道において現在制御点よりも先となる将来制御点(Pf)での目標操舵角を、生成させ、
目標生成工程は、現在制御点から将来制御点までの制御時間(tc)を、自動運転モードでの制御パラメータに応じて調整させる。
本開示の第八態様は、
車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させるために、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む操舵制御プログラムであって、
命令は、
操舵アクチュエータを介して操舵部材の実操舵角(θsr)を制御させる操舵角制御工程(S106)と、
転舵アクチュエータを介して転舵輪の実転舵角(θtr)を制御させる転舵角制御工程(S105)と、
実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成させる目標生成工程(S102,S104,S4103)とを、含み、
車両に予定される予定軌道(Tz)に従う目標転舵角へ向けて実転舵角が転舵角制御工程により制御されるよりも早く、当該予定軌道に従う目標操舵角へ向けて実操舵角が操舵角制御工程により制御され、
目標生成工程は、予定軌道における現在制御点(Pp)での目標転舵角を、予定軌道において現在制御点よりも先となる将来制御点(Pf)での目標操舵角に対する位相の遅角により、生成させる。
本開示の第九態様は、
車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させるために、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む操舵制御プログラムであって、
命令は、
操舵アクチュエータを介して操舵部材の実操舵角(θsr)を制御させる操舵角制御工程(S106)と、
転舵アクチュエータを介して転舵輪の実転舵角(θtr)を制御させる転舵角制御工程(S105)と、
実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成させる目標生成工程(S102,S103,S5104)とを、含み、
車両に予定される予定軌道(Tz)に従う目標転舵角へ向けて実転舵角が転舵角制御工程により制御されるよりも早く、当該予定軌道に従う目標操舵角へ向けて実操舵角が操舵角制御工程により制御され、
目標生成工程は、予定軌道において現在制御点(Pp)よりも先となる将来制御点(Pf)での目標操舵角を、予定軌道における現在制御点での目標転舵角に対する位相の進角により、生成させる。
これら第一~第態様によると、車両に予定される予定軌道に従う目標転舵角へ向けて転舵輪の実転舵角が制御されるよりも早く、当該予定軌道に従う目標操舵角へ向けて操舵部材の操舵角が制御される。これにより車両の乗員には、将来の実転舵角と対応することになる実操舵角を、操舵部材を通じて事前に知らせることができる。故に、車両の自動運転モードにおいて将来挙動に対する乗員の安心感を高めることが、可能となる。
第一実施形態による操舵制御装置の搭載された車両を示す模式図である。 第一実施形態による操舵制御装置の全体構成を示す模式図である。 第一実施形態による操舵制御装置の詳細構成を示すブロック図である。 第一実施形態による操舵制御装置の予定軌道を示す模式図である。 第一実施形態による操舵制御装置の軌道選択を説明する模式図である。 第一実施形態による操舵制御装置の軌道選択を説明する模式図である。 第一実施形態による操舵制御装置の転舵目標生成部を示すブロック図である。 第一実施形態による操舵制御装置の目標生成を説明する模式図である。 第一実施形態による操舵制御方法を示すフローチャートである。 第二実施形態による操舵制御装置の詳細構成を示すブロック図である。 第二実施形態による操舵制御方法を示すフローチャートである。 第三実施形態による操舵制御装置の詳細構成を示すブロック図である。 第三実施形態による操舵制御方法を示すフローチャートである。 第四実施形態による操舵制御装置の詳細構成を示すブロック図である。 第四実施形態による操舵制御装置の別構成を示すブロック図である。 第四実施形態による操舵制御方法を示すフローチャートである。 第五実施形態による操舵制御装置の詳細構成を示すブロック図である。 第五実施形態による操舵制御方法を示すフローチャートである。
以下、複数の実施形態を図面に基づき説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことで、重複する説明を省略する場合がある。また、各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。さらに、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。
(第一実施形態)
図1に示すように第一実施形態による操舵制御装置1は、車両2に搭載される。車両2は、自動運転モードにおいて定常的又は一時的に自動走行可能となっている。ここで自動運転モードは、条件付運転自動化、高度運転自動化、又は完全運自動化といった、作動時のシステムが全ての運行タスクを実行する自律運転制御により、実現されてもよい。自動運転モードは、運転支援、又は部分運転自動化といった、乗員が一部又は全ての運転タスクを実行する高度運転支援制御において、実現されてもよい。自動運転モードは、それら自律運転制御と高度運転支援制御との組み合わせ又は切り替えにより、実現されてもよい。
こうした車両2の車輪のうち、少なくとも一対設けられる転舵輪20は、操舵制御装置1による制御に従って転舵可能となっている。車両2の操舵部材であるステアリングホイール21は、車室内の乗員により把持可能となっている。こうした車両2には、操舵制御装置1と共に、操舵アクチュエータ3と転舵アクチュエータ4とセンサ系5とが搭載されている。図2,3に示すように操舵アクチュエータ3は、操舵モータ30と操舵減速機31と操舵ドライバ32とを含んで構成される。操舵アクチュエータ3は、車両2のステアリングホイール21に対して、機械的に連携している。
操舵アクチュエータ3は、操舵制御装置1からの指令値Os(図1参照)に従って電動式の操舵モータ30へと印加する電流Isを、操舵ドライバ32により制御する。操舵アクチュエータ3は、電流Isの印加された操舵モータ30により、操舵トルクを発生させる。操舵アクチュエータ3は、操舵モータ30の発生した操舵トルクを、例えば遊星ギア等の操舵減速機31により増幅してから出力する。出力された操舵トルクが操舵アクチュエータ3からステアリングホイール21への反力として伝達されることで、同ホイール21の実操舵角θsr(図1参照)が変化可能となっている。
尚、実操舵角θsrと、それの目標操舵角θstとには、車両2の前後方向に対して右側では正(プラス)の値、また左側では負(マイナス)の値が、それぞれ与えられる。同様に、操舵アクチュエータ3への指令値Osにも、正負の値が与えられる。
転舵アクチュエータ4は、転舵モータ40と転舵減速機41と転舵ドライバ42とを含んで構成される。転舵アクチュエータ4は、車両2の転舵輪20に対して、機械的に連携している。転舵アクチュエータ4は、ステアリングホイール21及び操舵アクチュエータ3に対して、機械的には遮断且つ電気的には連携する、ステアバイワイヤシステムを構成している。
転舵アクチュエータ4は、操舵制御装置1からの指令値Ot(図1参照)に従って電動式の転舵モータ40へと印加する電流Itを、転舵ドライバ42により制御する。転舵アクチュエータ4は、電流Itの印加された転舵モータ40により、転舵トルクを発生させる。転舵アクチュエータ4は、転舵モータ40の発生した転舵トルクを、例えばラックギア等の転舵減速機41により増幅してから出力する。出力された転舵トルクが転舵アクチュエータ4から転舵輪20への駆動力として伝達されることで、同輪20の実転舵角θtr(図1参照)が変化する。
尚、実転舵角θtrと、それの目標転舵角θttとには、車両2の前後方向に対して右側では正(プラス)の値、また左側では負(マイナス)の値が、それぞれ与えられる。同様に、転舵アクチュエータ4への指令値Otにも、正負の値が与えられる。
図1~3に示すようにセンサ系5は、外界センサ50と内界センサ51とを含んで構成される。外界センサ50は、車両2の周辺環境となる外界の情報を、取得する。外界センサ50は、車両2の外界に存在する物体を検知することで、外界情報を取得してもよい。物体検知タイプの外界センサ50は、例えばカメラ、LiDAR(Light Detection and Ranging / Laser Imaging Detection and Ranging)、レーダ、及びソナー等のうち、少なくとも一種類である。外界センサ50は、車両2の外界に存在するGNSS(Global Navigation Satellite System)の人工衛星又はITS(Intelligent Transport Systems)の路側機から特定信号を受信することで、外界情報を取得してもよい。信号受信タイプの外界センサ50は、例えばGNSS受信機、及びテレマティクス受信機等のうち、少なくとも一種類である。
内界センサ51は、車両2の内部環境となる内界の情報を、取得する。内界センサ51は、車両2の内界において特定の運動物理量を検知することで、内界情報を取得してもよい。物理量検知タイプの内界センサ51は、例えば操舵角センサ52、転舵角センサ53、速度センサ、加速度センサ、慣性センサ、及びヨーレートセンサ等のうち、少なくともセンサ52,53を含んだ複数種類である。ここで操舵角センサ52は、ステアリングホイール21の実操舵角θsrを、取得する。転舵角センサ53は、転舵輪20の実転舵角θtrを、取得する。
操舵制御装置1は、例えばLAN(Local Area Network)、ワイヤハーネス、及び内部バス等のうち、少なくとも一種類を介して操舵アクチュエータ3と転舵アクチュエータ4とセンサ系5とに接続されている。操舵制御装置1は、少なくとも一つの専用コンピュータを含んで構成される。操舵制御装置1を構成する専用コンピュータは、自動運転モードを含んだ運転制御を実現する、運転制御ECU(Electronic Control Unit)であってもよい。操舵制御装置1を構成する専用コンピュータは、操舵アクチュエータ3を制御する操舵ECUと、転舵アクチュエータ4を制御する転舵ECUとのうち、少なくとも一方であってもよい。操舵制御装置1を構成する専用コンピュータは、車両2の位置を含んだ、車両2の状態量を推定する、ロケータECUであってもよい。操舵制御装置1を構成する専用コンピュータは、車両2の運転をナビゲートするナビゲーションECUであってもよい。操舵制御装置1を構成する専用コンピュータは、車両2の情報提示を制御するHCU(HMI(Human Machine Interface) Control Unit)であってもよい。
図1に示すように操舵制御装置1は、こうした専用コンピュータを含んで構成されることで、メモリ10及びプロセッサ12を少なくとも一つずつ有している。メモリ10は、コンピュータにより読み取り可能なプログラム及びデータを非一時的に記憶する、例えば半導体メモリ、磁気媒体、及び光学媒体等のうち、少なくとも一種類の非遷移的実体的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)である。プロセッサ12は、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、及びRISC(Reduced Instruction Set Computer)-CPU等のうち、少なくとも一種類をコアとして含む。
プロセッサ12は、メモリ10に記憶された操舵制御プログラムに含まれる複数の命令を、実行する。これにより操舵制御装置1は、車両2において操舵と転舵とを連動して制御するための機能ブロックである機能部を、図3に示すように複数構築する。このように操舵制御装置1では、車両2における操舵及び転舵を連動して制御するためにメモリ10に記憶された操舵制御プログラムが複数の命令をプロセッサ12に実行させることで、複数の機能部が構築される。こうした複数の機能部には、軌道生成部100、操舵角制御部110、転舵角制御部120、及び目標生成部130が含まれる。
軌道生成部100は、センサ系5からの入力情報又はそれに基づく物理情報に基づくことで、予定軌道Tzを生成する。図4に示すように予定軌道Tzとは、車両2における自己状態量の時系列変化を規定した、走行軌道を意味する。特に予定軌道Tzは、車両2の現在位置となる現在制御点Ppから、それよりも先となる複数の将来制御点Pfに対して、それぞれ自己状態量を規定するように生成される。ここで自己状態量とは、少なくとも車両2の位置を含んだ、物理量である。このような自己状態量は、例えば走行速度、加速度、及びヨー角等のうち、少なくとも一種類を位置に加えて含んでいてもよい。
図3に示す軌道生成部100は、操舵角制御部110、転舵角制御部120、及び目標生成部130に対して要求する制御指令を表すように、フラグを生成する。特に軌道生成部100は、車両2の運転制御において自動運転モードを実行する場合のフラグとして、自動運転モードでの各種制御パラメータを付加した自動運転フラグFaを生成し、少なくとも目標生成部130へと入力する。
操舵角制御部110は、操舵アクチュエータ3を介してステアリングホイール21の実操舵角θsrを制御する。具体的に操舵角制御部110には、実操舵角θsrの制御目標となる目標操舵角θstが、目標生成部130から入力される。また操舵角制御部110には、実操舵角θsrが操舵角センサ52から入力される。そこで操舵角制御部110は、実操舵角θsrを目標操舵角θstに追従させる、例えばPID制御等の操舵角追従制御を実行する。この操舵角追従制御により操舵角制御部110が操舵アクチュエータ3へ与える指令値Osは、実操舵角θsrを目標操舵角θstに近づけるように操舵モータ30へと印加される電流Isの値を、指示することになる。
操舵アクチュエータ3は、こうして操舵角制御部110により調整の指令値Osに従うことで、ステアリングホイール21へ向けた出力を調整する。その結果、ステアリングホイール21の実操舵角θsrが目標操舵角θstへと向けて制御されることで、同角θsrが操舵アクチュエータ3への指令値Osと対応した角度となる。
転舵角制御部120は、転舵アクチュエータ4を介して転舵輪20の実転舵角θtrを制御する。具体的に転舵角制御部120には、実転舵角θtrの制御目標となる目標転舵角θttが、目標生成部130から入力される。また転舵角制御部120には、実転舵角θtrが転舵角センサ53から入力される。そこで転舵角制御部120は、実転舵角θtrを目標転舵角θttに追従させる、例えばPID制御等の転舵角追従制御を実行する。この転舵角追従制御により転舵角制御部120が転舵アクチュエータ4へ与える指令値Otは、実転舵角θtrを目標転舵角θttに近づけるように転舵モータ40へと印加される電流Itの値を、指示することになる。
転舵アクチュエータ4は、こうして転舵角制御部120により調整された指令値Otに従うことで、転舵輪20へ向けた出力を調整する。その結果、転舵輪20の実転舵角θtrが目標転舵角θttへと向けて制御されることで、同角θtrが転舵アクチュエータ4への指令値Otと対応した角度となる。
目標生成部130は、軌道生成部100の生成した予定軌道Tzに基づくことで、操舵角制御部110での制御目標となる目標操舵角θstと、転舵角制御部120での制御目標となる目標転舵角θttとを、生成する。具体的に目標生成部130は、サブ機能部として、軌道選択部131と転舵目標調整部132と操舵目標調整部133とを有している。
軌道選択部131には、予定軌道Tzと自動運転フラグFaとが軌道生成部100から入力される。自動運転フラグFaが入力される場合の軌道選択部131は、図3の如く転舵目標調整部132へ与える予定軌道Tzとして、図5に示す現在制御点Ppでの予定軌道Tzpを、選択する。それと共に、自動運転フラグFaが入力される場合の軌道選択部131は、図3の如く操舵目標調整部133へ与える予定軌道Tzとして、現在制御点Ppよりも先にある将来制御点Pfのうち、図6に示す特定将来制御点Pfsでの予定軌道Tzfを、選択する。
軌道選択部131は、操舵目標調整部133へ与える予定軌道Tzを選択するに当たって、現在制御点Ppから特定将来制御点Pfsまでの制御時間tcを、調整する。このとき軌道選択部131は、制御点Pp,Pfs間の制御時間tcを、固定値又は可変値に設定する。ここで特に可変値への設定は、例えば目標転舵角θtt、同角θttでの角速度、走行速度、及びヨーレート等といった、自動運転フラグFaに含まれる自動運転モードの制御パラメータのうち、少なくとも一種類に応じて実行されるとよい。
図3に示す転舵目標調整部132には、予定軌道Tzのうち、現在制御点Ppでの予定軌道Tzpが、軌道選択部131から入力される。転舵目標調整部132は、センサ系5からの入力情報又はそれに基づく物理情報に基づいた推定処理により、車両2における自己状態量を取得する。そこで転舵目標調整部132は、自己状態量を予定軌道Tzpに追従させる、軌道追従制御を実行する。この軌道追従制御により転舵目標調整部132は、自己状態量を予定軌道Tzpの規定量に近づけるように転舵角制御部120へ与える目標転舵角θttを、フィードバック制御とフィードフォワード制御との組み合せにより調整する。
フィードバック制御に向けて転舵目標調整部132は、制御偏差演算により横偏差Δy及びヨー角偏差Δψ(図5参照)を取得する。横偏差Δyは、自己状態量のうち、車両2の横方向における位置に関して、予定軌道Tzpによる規定位置との間の偏差である。ヨー角偏差Δψは、自己状態量のうち、車両2のヨー角に関して、予定軌道Tzpによる規定角度との間の偏差である。
フィードバック制御において転舵目標調整部132は、横偏差Δyの積分演算値を、積分ゲインに基づく個別制御角へと変換する。フィードバック制御において転舵目標調整部132はまた、横偏差Δy及びヨー角偏差Δψを、それぞれ横偏差ゲイン及びヨー角偏差ゲインに基づく個別制御角へと変換する。フィードバック制御では、これら個別制御角同士の加算演算により、転舵目標調整部132がフィードバック角θbを生成する。
一方、フィードフォワード制御において転舵目標調整部132は、予定軌道Tzpでの曲率を、変換ゲインに基づくフィードフォワード角θfへと変換する。転舵目標調整部132は、変換されたフィードフォワード角θfのフィードバック角θbに対する加算演算により、予定軌道Tzpに従う目標転舵角θttを生成する。
図3に示す操舵目標調整部133には、予定軌道Tzのうち、特定将来制御点Pfsでの予定軌道Tzfが、軌道選択部131から入力される。操舵目標調整部133は、特定将来制御点Pfsでの予定軌道Tzfに従って車両2に最適となるように、操舵角制御部110へと与える目標操舵角θstをフィードフォワード制御によって調整する。その結果、図8に示すように目標操舵角θstは、上記フィードバック制御を用いた目標転舵角θttに比べて、センサ系5からの入力情報又はそれに基づく物理情報のノイズ成分に起因した変動を抑制されて、滑らかとなる。
フィードフォワード制御において操舵目標調整部133は、特定将来制御点Pfsにおける目標操舵角θstでの角速度も車両2にとって最適となるように、調整してもよい。ここで目標操舵角θstでの角速度調整は、例えばアクチュエータ3,4間での制御角度比調整として、目標転舵角θttに対する目標操舵角θstの変換比調整等により、実現されるとよい。
このような構成から、予定軌道Tzにおける現在制御点Ppでの目標転舵角θttが転舵目標調整部132により生成されるのと同期的に連動して、同軌道Tzにおける特定将来制御点Pfsでの目標操舵角θstが操舵目標調整部133により生成される。その結果、予定軌道Tzに従う目標転舵角θttへ向けて実転舵角θtrが制御されるよりも早く、同軌道Tzに従う目標操舵角θstへ向けて実操舵角θsrが制御されることになる。
ここまで説明した軌道生成部100、操舵角制御部110、転舵角制御部120、及び目標生成部130の共同により、操舵制御装置1が車両2における操舵及び転舵を連動して制御する操舵制御方法のフローを、図9に従って以下に説明する。本フローは、自動運転モードにおいて実行される。尚、本フローにおける各「S」は、操舵制御プログラムに含まれた複数命令により実行される複数ステップを、それぞれ意味する。
S101において軌道生成部100は、予定軌道Tzを生成する。S102において目標生成部130の軌道選択部131は、転舵目標調整部132へ与える予定軌道Tzとして、現在制御点Ppでの予定軌道Tzpを選択する。それと共に、S102において軌道選択部131は、操舵目標調整部133へ与える予定軌道Tzとして、現在制御点Ppよりも先となる将来制御点Pfのうち、特定将来制御点Pfsでの予定軌道Tzfを、選択する。このとき軌道選択部131は、現在制御点Ppから特定将来制御点Pfsまでの制御時間tcを、自動運転モードでの制御パラメータに応じて可変調整してもよい。
いずれもS102に続くS103,S104は、同期的に連動して実行される。S103において目標生成部130の転舵目標調整部132は、転舵角制御部120へ与える現在制御点Ppでの目標転舵角θttを、予定軌道Tzのうち、軌道選択部131から入力の予定軌道Tzpに従って生成する。S104において目標生成部130の操舵目標調整部133は、操舵角制御部110へ与える特定将来制御点Pfsでの目標操舵角θstを、予定軌道Tzのうち、軌道選択部131から入力の予定軌道Tzfに従って生成する。
S103,S104にそれぞれ続くS105,S106は、同期的に連動して実行される。S105において転舵角制御部120は、転舵アクチュエータ4を介しての転舵輪20の実転舵角θtrを、転舵目標調整部132から入力された現在制御点Ppでの目標転舵角θttへ向けて制御する。S106において操舵角制御部110は、操舵アクチュエータ3を介してのステアリングホイール21の実操舵角θsrを、操舵目標調整部133から入力された特定将来制御点Pfsでの目標操舵角θstへ向けて制御する。
このような第一実施形態では、S106が「操舵角制御工程」に相当し、S105が「転舵角制御工程」に相当し、S102,S103,S104が「目標生成工程」に相当する。
(作用効果)
以上説明した第一実施形態の作用効果を、以下に説明する。
第一実施形態によると、車両2に予定される予定軌道Tzに従う目標転舵角θttへ向けて転舵輪20の実転舵角θtrが制御されるよりも早く、当該予定軌道Tzに従う目標操舵角θstへ向けて実操舵角θsrが制御される。これにより車両2の乗員には、将来の実転舵角θtrと対応することになる実操舵角θsrを、ステアリングホイール21を通じて事前に知らせることができる。故に、車両2の自動運転モードにおいて将来挙動に対する乗員の安心感を高めることが、可能となる。
第一実施形態によると、予定軌道Tzにおける現在制御点Ppでの目標転舵角θttの生成と連動して、予定軌道Tzにおいて現在制御点Ppよりも先となる将来制御点Pf(具体的には特定将来制御点Pfs)での目標操舵角θstが生成される。これによれば、将来制御点Pfでの目標転舵角θttに従って実転舵角θtrが制御されるよりも早く、現在制御点Ppでの目標転舵角θttに従って実転舵角θtrが制御される際には、将来制御点Pfでの目標操舵角θstに従って実操舵角θsrが制御されることになる。故に乗員には、将来の実転舵角θtrと対応する実操舵角θsrを事前に知らせて、車両2の自動運転モードにおける安心感を高めることが可能となる。
第一実施形態によると、現在制御点Ppから将来制御点Pf(具体的には特定将来制御点Pfs)までの制御時間tcは、自動運転モードでの制御パラメータに応じて調整されてもよい。この場合に乗員には、将来の実転舵角θtrと対応する実操舵角θsrを、自動運転モードに適合した時間で知らせることができる。故に、車両2の自動運転モードにおいて将来挙動に対する乗員の安心感を高めることが、可能となる。
(第二実施形態)
図10に示すように第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。
第二実施形態の目標生成部2130において軌道選択部2131は、第一実施形態での軌道選択部131と同一の機能を担うことに加え、緊急条件が成立したか否かを判定する。ここで緊急条件とは、自動運転モードにおいて転舵輪20に緊急運動を与える場合の制御パラメータに、関する条件である。このような緊急条件は、例えば目標転舵角θtt、同角θttでの角速度、走行速度、及びヨーレート等といった、自動運転フラグFaに含まれる自動運転モードでの制御パラメータのうち、少なくとも一種類が許容範囲外となることで成立する。軌道選択部2131は、こうした緊急条件の判定結果に応じて、現在制御点Ppから将来制御点Pfの一つである特定将来制御点Pfsまでの制御時間tcを、調整する。
具体的には、緊急条件が不成立の場合に軌道選択部2131は、現在制御点Ppから特定将来制御点Pfsまでの制御時間tcを、通常値tnに設定する。ここで通常値tnは、例えば数秒等の固定値又は可変値に調整される。こうした通常値tnへの設定により軌道選択部2131は、同値tnに応じた特定将来制御点Pfsでの予定軌道Tzfを、第二実施形態の目標生成部2130において操舵目標調整部2133へ与える予定軌道Tzに、選択する。一方、例えば障害物の緊急回避等に伴って緊急条件が成立した場合に軌道選択部2131は、制御時間tcを緊急値teに設定する。ここで、通常値tnが固定値の場合に緊急値teは、同固定値よりも短くなるように、固定値又は可変値に調整される。あるいは、通常値tnが可変値の場合に緊急値teは、同可変値の最短値よりもさらに短くなるように、固定値又は可変値に調整される。これらのいずれであっても、緊急値teへの設定により軌道選択部2131は、同値teに応じた特定将来制御点Pfsでの予定軌道Tzfを、操舵目標調整部133へ与える予定軌道Tzに選択する。
操舵目標調整部2133には、軌道選択部2131による緊急条件の判定結果が、緊急フラグFeとして入力される。操舵目標調整部2133は、第一実施形態での操舵目標調整部133と同一の機能を担うことに加え、特定将来制御点Pfsにおいて予定軌道Tzfに従う目標操舵角θstでの時間変化率となる角速度を、緊急条件の判定結果に応じて調整する。
具体的には、緊急条件が不成立の場合に操舵目標調整部2133は、操舵角制御部110へ与えるために特定将来制御点Pfsに関して調整する目標操舵角θstでの角速度を、通常値ωnに設定する。ここで通常値ωnは、固定値又は可変値に調整される。一方、緊急条件が成立した場合に操舵目標調整部2133は、特定将来制御点Pfsに関する目標操舵角θstでの角速度を、緊急値ωeに設定する。ここで、通常値ωnが固定値の場合に緊急値ωeは、同固定値よりも小さな固定値又は可変値に、調整される。あるいは、通常値tnが可変値の場合に緊急値teは、同可変値の最小値よりもさらに小さな固定値又は可変値に、調整される。
こうした第二実施形態による操舵制御方法のフローでは、図11に示すように第一実施形態のS102に代えて、S2102a,S2102b,S2102cが実行される。S2102aにおいて軌道選択部2131は、緊急条件が成立したか否かを、判定する。その結果、否定判定が下された場合のS2012bにおいて軌道選択部2131は、操舵目標調整部2133へ与えるように制御時間tcを通常値tnに設定した特定将来制御点Pfsでの予定軌道Tzfを、転舵目標調整部132へ与える現在制御点Ppでの予定軌道Tzpと共に、選択する。一方、肯定判定が下された場合のS2012cにおいて軌道選択部2131は、操舵目標調整部2133へ与えるように制御時間tcを緊急値teに設定した特定将来制御点Pfsでの予定軌道Tzfを、転舵目標調整部132へ与える現在制御点Ppでの予定軌道Tzpと共に、選択する。
さらに第二実施形態による操舵制御方法のフローでは、第一実施形態のS104に代えて、S2104a,S2104b,S2104cが実行される。S2104aにおいて操舵目標調整部2133は、緊急フラグFeの表す判定結果が緊急条件の成立であるか否かを、判定する。その結果、否定判定が下された場合のS2014bにおいて操舵目標調整部2133は、特定将来制御点Pfsでの予定軌道Tzfに従って操舵角制御部110へ与える目標操舵角θstを生成するのに伴い、同角θstでの角速度を通常値ωnに設定する。一方、肯定判定が下された場合のS2014cにおいて操舵目標調整部2133は、特定将来制御点Pfsでの予定軌道Tzfに従って操舵角制御部110へ与える目標操舵角θstを生成するのに伴い、同角θstでの角速度を緊急値ωeに設定する。
このような第二実施形態では、S103,S2102a,S2102b,S2102c,S2104a,S2104b,S2104cが「目標生成工程」に相当する。
(作用効果)
以上説明した第二実施形態に特有の作用効果を、以下に説明する。
第二実施形態によると、転舵輪20に緊急運動を与える緊急条件が成立した場合に、現在制御点Ppから将来制御点Pf(具体的には特定将来制御点Pfs)までの制御時間tcは、当該緊急条件が不成立の場合よりも短く調整される。これにより転舵輪20の緊急運動直前には、同運動による将来の実転舵角θtrと対応する実操舵角θsrを、乗員へと速やかに知らせることができる。故に、車両2の自動運転モードにおいて緊急時の将来挙動に対する乗員の安心感を高めることが、可能となる。
第二実施形態によると、転舵輪20に緊急運動を与える緊急条件が成立した場合に、将来制御点Pf(具体的には特定将来制御点Pfs)における目標操舵角θstの角速度は、当該緊急条件が不成立の場合よりも小さく調整される。これにより転舵輪20の緊急運動直前には、同運動による将来の実転舵角θtrと対応する実操舵角θsrを、乗員に対して不安感を与え難い角速度で小さく変化することとなる目標操舵角θstに従って、速やかに知らせることができる。故に、車両2の自動運転モードにおいて緊急時の将来挙動に対する乗員の安心感を高めることが、可能となる。
(第三実施形態)
図12に示すように第三実施形態は、第一実施形態の変形例である。
第三実施形態の目標生成部3130において軌道選択部3131は、第一実施形態での軌道選択部131と同一の機能を担うことに加え、直進条件が成立したか否かを判定する。ここで直進条件とは、自動運転モードにおいて転舵輪20に直進運動を与える場合の制御パラメータに、関する条件である。このような直進条件は、例えば目標転舵角θtt、同角θttでの角速度、走行速度、及びヨーレート等といった、自動運転フラグFaに含まれる自動運転モードでの制御パラメータのうち、少なくとも一種類が直進時の値となることで成立する。軌道選択部3131は、こうした直進条件の判定結果に応じて、現在制御点Ppから将来制御点Pfの一つである特定将来制御点Pfsまでの制御時間tcを、調整する。
具体的には、例えばレーンチェンジ、カーブ走行、又は右左折等に先立って直進条件が不成立の場合に軌道選択部3131は、現在制御点Ppから特定将来制御点Pfsまでの制御時間tcを、通常値tnに設定する。ここで通常値tnは、例えば数秒等の固定値又は可変値に調整される。こうした通常値tnへの設定により軌道選択部3131は、同値tnに応じた特定将来制御点Pfsでの予定軌道Tzfを、第三実施形態の目標生成部3130において操舵目標調整部3133へ与える予定軌道Tzに、選択する。一方、直進条件が成立した場合に軌道選択部3131は、0秒となる零値に、制御時間tcを強制する。ここで、通常値tnが固定値の場合に零値は、同固定値よりも短くなる。あるいは、通常値tnが可変値の場合に零値は、同可変値の最短値よりもさらに短くなる。これらのいずれであっても、零値への強制により軌道選択部3131は、制御時間tcが0秒の特定将来制御点Pfsとして見做し可能な現在制御点Ppでの予定軌道Tzpを、操舵目標調整部133へ与える予定軌道Tzに選択する。
操舵目標調整部3133には、軌道選択部3131による直進条件の判定結果が、直進フラグFgとして入力される。操舵目標調整部3133は、直進条件の判定結果に応じて目標操舵角θstを、特定将来制御点Pfsでの予定軌道Tzfに従う値と、現在制御点Ppでの予定軌道Tzpに従う目標転舵角θttからの変換値と、の間で切り替える。このとき、特定将来制御点Pfsでの予定軌道Tzfに従う値は、第一実施形態での操舵目標調整部133と同一の機能により調整される。一方、現在制御点Ppでの予定軌道Tzpに従う目標転舵角θttからの変換値は、転舵目標調整部132により決定されて操舵目標調整部3133へと入力される同角θttに対して、アクチュエータ3,4間での制御角度比の乗算により調整される。
具体的には、直進条件が不成立の場合に操舵目標調整部3133は、軌道選択部3131から入力された予定軌道Tzfに従って操舵角制御部110へと与える目標操舵角θstを、特定将来制御点Pfsでの値に設定する。一方、直進条件が成立した場合に操舵目標調整部3133は、軌道選択部3131から入力された予定軌道Tzpに従って操舵角制御部110へと与える目標操舵角θstを、現在制御点Ppでの目標転舵角θttからの変換値に設定する。
こうした第三実施形態による操舵制御方法のフローでは、図13に示すように第一実施形態のS102に代えて、S3102a,S3102b,S3102cが実行される。S3102aにおいて軌道選択部3131は、直進条件が成立したか否かを、判定する。その結果、否定判定が下された場合のS3012bにおいて軌道選択部3131は、操舵目標調整部3133へ与えるように制御時間tcを通常値tnに設定した特定将来制御点Pfsでの予定軌道Tzfを、転舵目標調整部132へ与える現在制御点Ppでの予定軌道Tzpと共に、選択する。一方、肯定判定が下された場合のS3012cにおいて軌道選択部3131は、操舵目標調整部3133へ与えるように制御時間tcを零値に強制した現在制御点Ppでの予定軌道Tzpを、転舵目標調整部132へ与える現在制御点Ppでの予定軌道Tzpと共に、選択する。
さらに第三実施形態による操舵制御方法のフローでは、第一実施形態のS104に代えて、S3104a,S3104b,S3104cが実行される。S3104aにおいて操舵目標調整部3133は、直進フラグFgの表す判定結果が直進条件の成立であるか否かを、判定する。その結果、否定判定が下された場合のS3014bにおいて操舵目標調整部3133は、特定将来制御点Pfsでの予定軌道Tzfに従って操舵角制御部110へ与える目標操舵角θstを、生成する。一方、肯定判定が下された場合のS3014cにおいて操舵目標調整部3133は、現在制御点Ppでの予定軌道Tzpに従って操舵角制御部110へ与える目標操舵角θstを、S103による同軌道Tzpに従った目標転舵角θttからの変換値に、強制する。
このような第三実施形態では、S103,S3102a,S3102b,S3102c,S3104a,S3104b,S3104cが「目標生成工程」に相当する。
(作用効果)
以上説明した第三実施形態に特有の作用効果を、以下に説明する。
第三実施形態によると、転舵輪20に直進運動を与える直進条件が成立した場合に、現在制御点Ppから将来制御点Pf(具体的には特定将来制御点Pfs)までの制御時間tcは、零値に強制される。これにより転舵輪20の直進運動時には、同運動による現在の実転舵角θtrと対応する実操舵角θsrを、乗員へと知らせることができる。故に、車両2の自動運転モードにおいて挙動変化が生じ難い直進走行に対して、乗員の安心感を高めることが可能となる。
第三実施形態によると、転舵輪20に直進運動を与える直進条件が成立した場合に目標操舵角θstは、現在制御点Ppでの目標転舵角θttからの変換値に強制される。これにより転舵輪20の直進運動時には、同運動による現在の実転舵角θtrと対応する実操舵角θsrを、乗員へと知らせることができる。故に、車両2の自動運転モードにおいて挙動変化が生じ難い直進走行に対して、乗員の安心感を高めることが可能となる。
(第四実施形態)
図14に示すように第四実施形態は、第一実施形態の変形例である。
第四実施形態の目標生成部4130において転舵目標調整部4132には、将来制御点Pfの一つとなる特定将来制御点Pfsでの目標操舵角θstが、操舵目標調整部133から入力される。また転舵目標調整部4132には、現在制御点Ppから特定将来制御点Pfsまでの制御時間tcが、軌道選択部131から入力される。転舵目標調整部4132は、特定将来制御点Pfsでの目標操舵角θstの位相を、制御時間tcに対応する分、遅角させる。これにより転舵目標調整部4132は、特定将来制御点Pfsでの目標操舵角θstに対して位相の遅角した値を、転舵角制御部120へ与える現在制御点Ppでの目標転舵角θttとして、見做し生成する。
このとき、図14に示すように転舵目標調整部4132は、特定将来制御点Pfsでの目標操舵角θstに対する制御周期tp回分の遅延制御を用いて、現在制御点Ppでの目標転舵角θttの位相を遅角させてもよい。あるいは、図15に示すように転舵目標調整部4132は、特定将来制御点Pfsでの目標操舵角θstに対する位相遅れフィルタを用いて、現在制御点Ppでの目標転舵角θttの位相を遅角させてもよい。
こうした第四実施形態による操舵制御方法のフローでは、図16に示すように、第一実施形態のS103に代えて、S104に続くS4103が実行される。S4103において転舵目標調整部4132は、操舵目標調整部133から入力された特定将来制御点Pfsでの目標操舵角θstに対して、位相の遅角により現在制御点Ppでの目標転舵角θttを生成する。
このような第四実施形態では、S102,S104,S4103が「目標生成工程」に相当する。
(作用効果)
以上説明した第四実施形態に特有の作用効果を、以下に説明する。
第四実施形態によると、予定軌道Tzにおける現在制御点Ppでの目標転舵角θttは、予定軌道Tzにおいて現在制御点Ppよりも先となる将来制御点Pf(具体的には特定将来制御点Pfs)での目標操舵角θstに対する位相の遅角により、生成される。これによれば、将来制御点Pfでの目標転舵角θttに従って実転舵角θtrが制御されるよりも早く、現在制御点Ppでの目標転舵角θttに従って実転舵角θtrが制御される際には、将来制御点Pfでの目標操舵角θstに従って実操舵角θsrが制御されることになる。故に乗員には、将来の実転舵角θtrと対応する実操舵角θsrを事前に知らせて、車両2の自動運転モードにおける安心感を高めることが可能となる。
(第五実施形態)
図17に示すように第五実施形態は、第一実施形態の変形例である。
第五実施形態の目標生成部5130において操舵目標調整部5133には、現在制御点Ppでの目標転舵角θttが転舵目標調整部132から入力される。また操舵目標調整部5133には、現在制御点Ppから将来制御点Pfの一つである特定将来制御点Pfsまでの制御時間tcが、軌道選択部131から入力される。操舵目標調整部5133は、現在制御点Ppでの目標転舵角θttの位相を、制御時間tcに対応する分、進角させる。これにより操舵目標調整部5133は、現在制御点Ppでの目標転舵角θttに対して位相の進角した値を、操舵角制御部110へ与える特定将来制御点Pfsでの目標操舵角θstとして、見做し生成する。
このとき、図17に示すように操舵目標調整部5133は、現在制御点Ppでの目標転舵角θttに対する微分演算型の位相進みフィルタを用いて、位相の進角した特定将来制御点Pfsでの目標操舵角θstを生成してもよい。
このような第五実施形態による操舵制御方法のフローでは、図18に示すように、第一実施形態のS104に代えて、S103に続くS5104が実行される。S5104において操舵目標調整部5133は、転舵目標調整部132から入力された現在制御点Ppでの目標転舵角θttに対して、位相の進角により特定将来制御点Pfsでの目標操舵角θstを生成する。
このような第五実施形態では、S102,S103,S5104が「目標生成工程」に相当する。
(作用効果)
以上説明した第五実施形態に特有の作用効果を、以下に説明する。
第五実施形態によると、予定軌道Tzにおいて現在制御点Ppよりも先となる将来制御点Pf(具体的には特定将来制御点Pfs)での目標操舵角θstは、予定軌道Tzにおける現在制御点Ppでの目標転舵角θttに対する位相の進角により、生成される。これによれば、将来制御点Pfでの目標転舵角θttに従って実転舵角θtrが制御されるよりも早く、現在制御点Ppでの目標転舵角θttに従って実転舵角θtrが制御される際には、将来制御点Pfでの目標操舵角θstに従って実操舵角θsrが制御されることになる。故に乗員には、将来の実転舵角θtrと対応する実操舵角θsrを事前に知らせて、車両2の自動運転モードにおける安心感を高めることが可能となる。
(他の実施形態)
以上、複数の実施形態について説明したが、本開示は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
変形例の転舵アクチュエータ4は、ステアリングホイール21及び操舵アクチュエータ3に対して機械的に連携し且つ同アクチュエータ3とは独立に制御可能な、パワーステアリングシステムを構成していてもよい。
変形例において操舵制御装置1を構成する専用コンピュータは、車両2との間にて通信可能な、少なくとも一つの外部センターコンピュータであってもよい。変形例において操舵制御装置1を構成する専用コンピュータは、デジタル回路及びアナログ回路のうち、少なくとも一方をプロセッサとして含んでいてもよい。ここでデジタル回路とは、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、SOC(System on a Chip)、PGA(Programmable Gate Array)、及びCPLD(Complex Programmable Logic Device)等のうち、少なくとも一種類である。またこうしたデジタル回路は、プログラムを格納したメモリを、有していてもよい。
第二実施形態の変形例では、S2102a,S2102b,S2102cの代わりに第一実施形態のS102が実行された後、S2104aの代わりにS2102aが実行されてもよい。第二実施形態の変形例では、S2104a,S2104b,S2104cの代わりに、第一実施形態のS104が実行されてもよい。
第三実施形態の変形例では、S3102a,S3102b,S3102cの代わりに第一実施形態のS102が実行された後、S3104aの代わりにS3102aが実行されてもよい。第三実施形態の変形例では、S3104a,S3104b,S3104cの代わりに、第一実施形態のS104が実行されてもよい。
変形例では、第二実施形態と第三実施形態とが組み合わされてもよい。変形例では、第二実施形態が第四又は第五実施形態と組み合わされてもよい。変形例では、第三実施形態が第四又は第五実施形態と組み合わされてもよい。
1:操舵制御装置、2:車両、3:操舵アクチュエータ、4:転舵アクチュエータ、12:プロセッサ、20:転舵輪、21:ステアリングホイール、110:操舵角制御部、120:転舵角制御部、130:目標生成部、130,2130,3130,4130,5130:目標生成部、Pf:将来制御点、Pp:現在制御点、Tz:予定軌道、tc:制御時間、θsr:実操舵角、θst:目標操舵角、θtr:実転舵角、θtt:目標転舵角

Claims (19)

  1. 車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させる操舵制御装置(1)であって、
    前記操舵アクチュエータを介して前記操舵部材の実操舵角(θsr)を制御する操舵角制御部(110)と、
    前記転舵アクチュエータを介して前記転舵輪の実転舵角(θtr)を制御する転舵角制御部(120)と、
    前記実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、前記実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成する目標生成部(130,2130,3130)とを、備え、
    前記転舵角制御部が前記車両に予定される予定軌道(Tz)に従う前記目標転舵角へ向けて前記実転舵角を制御するよりも早く、前記操舵角制御部が当該予定軌道に従う前記目標操舵角へ向けて前記実操舵角を制御し、
    前記目標生成部は、前記予定軌道における現在制御点(Pp)での前記目標転舵角の生成と連動して、前記予定軌道において前記現在制御点よりも先となる将来制御点(Pf)での前記目標操舵角を、生成し、
    前記目標生成部は、前記現在制御点から前記将来制御点までの制御時間(tc)を、前記自動運転モードでの制御パラメータに応じて調整する操舵制御装置。
  2. 車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させる操舵制御装置(1)であって、
    前記操舵アクチュエータを介して前記操舵部材の実操舵角(θsr)を制御する操舵角制御部(110)と、
    前記転舵アクチュエータを介して前記転舵輪の実転舵角(θtr)を制御する転舵角制御部(120)と、
    前記実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、前記実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成する目標生成部(4130)とを、備え、
    前記転舵角制御部が前記車両に予定される予定軌道(Tz)に従う前記目標転舵角へ向けて前記実転舵角を制御するよりも早く、前記操舵角制御部が当該予定軌道に従う前記目標操舵角へ向けて前記実操舵角を制御し、
    前記目標生成部は、前記予定軌道における現在制御点(Pp)での前記目標転舵角を、前記予定軌道において前記現在制御点よりも先となる将来制御点(Pf)での前記目標操舵角に対する位相の遅角により、生成する操舵制御装置。
  3. 車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させる操舵制御装置(1)であって、
    前記操舵アクチュエータを介して前記操舵部材の実操舵角(θsr)を制御する操舵角制御部(110)と、
    前記転舵アクチュエータを介して前記転舵輪の実転舵角(θtr)を制御する転舵角制御部(120)と、
    前記実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、前記実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成する目標生成部(5130)とを、備え、
    前記転舵角制御部が前記車両に予定される予定軌道(Tz)に従う前記目標転舵角へ向けて前記実転舵角を制御するよりも早く、前記操舵角制御部が当該予定軌道に従う前記目標操舵角へ向けて前記実操舵角を制御し、
    前記目標生成部は、前記予定軌道において現在制御点(Pp)よりも先となる将来制御点(Pf)での前記目標操舵角を、前記予定軌道における前記現在制御点での前記目標転舵角に対する位相の進角により、生成する操舵制御装置。
  4. 前記目標生成部(4130,5130)は、前記現在制御点から前記将来制御点までの制御時間(tc)を、前記自動運転モードでの制御パラメータに応じて調整する請求項2又は3に記載の操舵制御装置。
  5. 前記転舵輪に緊急運動を与える緊急条件が成立した場合に、前記目標生成部(2130)は、前記現在制御点から前記将来制御点までの制御時間(tc)を、当該緊急条件が不成立の場合よりも短く調整する請求項1~4のいずれか一項に記載の操舵制御装置。
  6. 前記転舵輪に緊急運動を与える緊急条件が成立した場合に、前記目標生成部(2130)は、前記将来制御点における前記目標操舵角での角速度を、当該緊急条件が不成立の場合よりも小さく調整する請求項1~5のいずれか一項に記載の操舵制御装置。
  7. 前記転舵輪に直進運動を与える直進条件が成立した場合に、前記目標生成部(3130)は、前記現在制御点から前記将来制御点までの制御時間(tc)を、零値に強制する請求項1~6のいずれか一項に記載の操舵制御装置。
  8. 前記転舵輪に直進運動を与える直進条件が成立した場合に、前記目標生成部(3130)は、前記現在制御点での前記目標転舵角からの変換値に、前記目標操舵角を強制する請求項1~7のいずれか一項に記載の操舵制御装置。
  9. 車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させる操舵制御方法であって、
    前記操舵アクチュエータを介して前記操舵部材の実操舵角(θsr)を制御する操舵角制御工程(S106)と、
    前記転舵アクチュエータを介して前記転舵輪の実転舵角(θtr)を制御する転舵角制御工程(S105)と、
    前記実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、前記実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成する目標生成工程(S102,S103,S104,S2102a,S2102b,S2102c,S2104a,S2104b,S2104c,S3102a,S3102b,S3102c,S3104a,S3104b,S3104c)とを、含み、
    前記車両に予定される予定軌道(Tz)に従う前記目標転舵角へ向けて前記実転舵角が前記転舵角制御工程により制御されるよりも早く、当該予定軌道に従う前記目標操舵角へ向けて前記実操舵角が前記操舵角制御工程により制御され
    前記目標生成工程は、前記予定軌道における現在制御点(Pp)での前記目標転舵角の生成と連動して、前記予定軌道において前記現在制御点よりも先となる将来制御点(Pf)での前記目標操舵角を、生成し、
    前記目標生成工程は、前記現在制御点から前記将来制御点までの制御時間(tc)を、前記自動運転モードでの制御パラメータに応じて調整する操舵制御方法。
  10. 車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させる操舵制御方法であって、
    前記操舵アクチュエータを介して前記操舵部材の実操舵角(θsr)を制御する操舵角制御工程(S106)と、
    前記転舵アクチュエータを介して前記転舵輪の実転舵角(θtr)を制御する転舵角制御工程(S105)と、
    前記実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、前記実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成する目標生成工程(S102,S104,S4103)とを、含み、
    前記車両に予定される予定軌道(Tz)に従う前記目標転舵角へ向けて前記実転舵角が前記転舵角制御工程により制御されるよりも早く、当該予定軌道に従う前記目標操舵角へ向けて前記実操舵角が前記操舵角制御工程により制御され、
    前記目標生成工程は、前記予定軌道における現在制御点(Pp)での前記目標転舵角を、前記予定軌道において前記現在制御点よりも先となる将来制御点(Pf)での前記目標操舵角にする位相の遅角により、生成する操舵制御方法。
  11. 車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させる操舵制御方法であって、
    前記操舵アクチュエータを介して前記操舵部材の実操舵角(θsr)を制御する操舵角制御工程(S106)と、
    前記転舵アクチュエータを介して前記転舵輪の実転舵角(θtr)を制御する転舵角制御工程(S105)と、
    前記実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、前記実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成する目標生成工程(S102,S103,S5104)とを、含み、
    前記車両に予定される予定軌道(Tz)に従う前記目標転舵角へ向けて前記実転舵角が前記転舵角制御工程により制御されるよりも早く、当該予定軌道に従う前記目標操舵角へ向けて前記実操舵角が前記操舵角制御工程により制御され、
    前記目標生成工程は、前記予定軌道において現在制御点(Pp)よりも先となる将来制御点(Pf)での前記目標操舵角を、前記予定軌道における前記現在制御点での前記目標転舵角に対する位相の進角により、生成する操舵制御方法。
  12. 前記目標生成工程(S102,S103,S104,S4103,S5104)は、前記現在制御点から前記将来制御点までの制御時間(tc)を、前記自動運転モードでの制御パラメータに応じて調整する請求項10又は11に記載の操舵制御方法。
  13. 前記転舵輪に緊急運動を与える緊急条件が成立した場合に、前記目標生成工程(S103,S2102a,S2102b,S2102c,S2104a,S2104b,S2104c)は、前記現在制御点から前記将来制御点までの制御時間(tc)を、当該緊急条件が不成立の場合よりも短く調整する請求項9~12のいずれか一項に記載の操舵制御方法。
  14. 前記転舵輪に緊急運動を与える緊急条件が成立した場合に、前記目標生成工程(S103,S2102a,S2102b,S2102c,S2104a,S2104b,S2104c)は、前記将来制御点における前記目標操舵角での角速度を、当該緊急条件が不成立の場合よりも小さく調整する請求項9~13のいずれか一項に記載の操舵制御方法。
  15. 前記転舵輪に直進運動を与える直進条件が成立した場合に、前記目標生成工程(S103,S3102a,S3102b,S3102c,S3104a,S3104b,S3104c)は、前記現在制御点から前記将来制御点までの制御時間(tc)を、零値に強制する請求項9~14のいずれか一項に記載の操舵制御方法。
  16. 前記転舵輪に直進運動を与える直進条件が成立した場合に、前記目標生成工程(S103,S3102a,S3102b,S3102c,S3104a,S3104b,S3104c)は、前記現在制御点での前記目標転舵角からの変換値に、前記目標操舵角を強制する請求項9~15のいずれか一項に記載の操舵制御方法。
  17. 車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させるために、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む操舵制御プログラムであって、
    前記命令は、
    前記操舵アクチュエータを介して前記操舵部材の実操舵角(θsr)を制御させる操舵角制御工程(S106)と、
    前記転舵アクチュエータを介して前記転舵輪の実転舵角(θtr)を制御させる転舵角制御工程(S105)と、
    前記実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、前記実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成させる目標生成工程(S102,S103,S104,S2102a,S2102b,S2102c,S2104a,S2104b,S2104c,S3102a,S3102b,S3102c,S3104a,S3104b,S3104c)とを、含み、
    前記車両に予定される予定軌道(Tz)に従う前記目標転舵角へ向けて前記実転舵角が前記転舵角制御工程により制御されるよりも早く、当該予定軌道に従う前記目標操舵角へ向けて前記実操舵角が前記操舵角制御工程により制御され
    前記目標生成工程は、前記予定軌道における現在制御点(Pp)での前記目標転舵角の生成と連動して、前記予定軌道において前記現在制御点よりも先となる将来制御点(Pf)での前記目標操舵角を、生成させ、
    前記目標生成工程は、前記現在制御点から前記将来制御点までの制御時間(tc)を、前記自動運転モードでの制御パラメータに応じて調整させる操舵制御プログラム。
  18. 車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させるために、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む操舵制御プログラムであって、
    前記命令は、
    前記操舵アクチュエータを介して前記操舵部材の実操舵角(θsr)を制御させる操舵角制御工程(S106)と、
    前記転舵アクチュエータを介して前記転舵輪の実転舵角(θtr)を制御させる転舵角制御工程(S105)と、
    前記実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、前記実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成させる目標生成工程(S102,S104,S4103)とを、含み、
    前記車両に予定される予定軌道(Tz)に従う前記目標転舵角へ向けて前記実転舵角が前記転舵角制御工程により制御されるよりも早く、当該予定軌道に従う前記目標操舵角へ向けて前記実操舵角が前記操舵角制御工程により制御され、
    前記目標生成工程は、前記予定軌道における現在制御点(Pp)での前記目標転舵角を、前記予定軌道において前記現在制御点よりも先となる将来制御点(Pf)での前記目標操舵角に対する位相の遅角により、生成させる操舵制御プログラム。
  19. 車両(2)の自動運転モードにおいて、操舵アクチュエータ(3)による操舵部材(21)の運動と、転舵アクチュエータ(4)による転舵輪(20)の運動とを、制御により連動させるために、プロセッサ(12)に実行させる命令を含む操舵制御プログラムであって、
    前記命令は、
    前記操舵アクチュエータを介して前記操舵部材の実操舵角(θsr)を制御させる操舵角制御工程(S106)と、
    前記転舵アクチュエータを介して前記転舵輪の実転舵角(θtr)を制御させる転舵角制御工程(S105)と、
    前記実操舵角の制御目標である目標操舵角(θst)と、前記実転舵角の制御目標である目標転舵角(θtt)とを、生成させる目標生成工程(S102,S103,S5104)とを、含み、
    前記車両に予定される予定軌道(Tz)に従う前記目標転舵角へ向けて前記実転舵角が前記転舵角制御工程により制御されるよりも早く、当該予定軌道に従う前記目標操舵角へ向けて前記実操舵角が前記操舵角制御工程により制御され、
    前記目標生成工程は、前記予定軌道において現在制御点(Pp)よりも先となる将来制御点(Pf)での前記目標操舵角を、前記予定軌道における前記現在制御点での前記目標転舵角に対する位相の進角により、生成させる操舵制御プログラム。
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