JP7318482B2 - トナー - Google Patents
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Description
本実施形態に係るトナーは、例えば正帯電性トナーとして、静電潜像の現像に好適に用いることができる。正帯電性トナーは、現像装置内で、キャリア、現像スリーブ、又はブレードとの摩擦により正に帯電する。
以下、図1を参照して、本実施形態に係るトナーに含まれるトナー粒子(より具体的には、第1粒子及び第2粒子)の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るトナーの一部の断面構造の一例を示す図である。なお、説明の容易化のため、図1に示す第1粒子10及び第2粒子20が、いずれも外添剤を備えないトナー粒子である場合について説明する。
次に、本実施形態に係るトナーに含まれるトナー粒子の要素について説明する。
以下、第1粒子に含まれる成分について説明する。
第1コアは、例えば全成分の80質量%以上を第1結着樹脂が占める。このため、第1結着樹脂の性質が第1コア全体の性質に大きな影響を与えると考えられる。第1結着樹脂として複数種の樹脂を組み合わせて使用することで、第1結着樹脂の性質(より具体的には、Tg等)を調整することができる。
第1コアは、着色剤を含有していてもよい。着色剤としては、トナーの色に合わせて公知の顔料又は染料を用いることができる。トナーを用いて高画質の画像を形成するためには、第1コア中の着色剤の量が、第1結着樹脂100質量部に対して、1質量部以上20質量部以下であることが好ましい。
第1コアは、離型剤を含有していてもよい。離型剤は、例えば、耐オフセット性に優れるトナーを得るために使用される。耐オフセット性に優れるトナーを得るためには、第1コア中の離型剤の量は、第1結着樹脂100質量部に対して、1質量部以上20質量部以下であることが好ましい。
第1コアは、電荷制御剤を含有していてもよい。電荷制御剤は、例えば、帯電安定性又は帯電立ち上がり特性に優れるトナーを得るために使用される。トナーの帯電立ち上がり特性は、短時間で所定の帯電レベルにトナーを帯電させることができるか否かの指標になる。
第1コアは、磁性粉を含有していてもよい。磁性粉の材料としては、例えば、強磁性金属(より具体的には、鉄、コバルト、ニッケル等)及びその合金、強磁性金属酸化物(より具体的には、フェライト、マグネタイト、二酸化クロム等)、並びに強磁性化処理が施された材料(より具体的には、熱処理により強磁性が付与された炭素材料等)が挙げられる。本実施形態では、一種の磁性粉を単独で使用してもよいし、複数種の磁性粉を併用してもよい。
次に、第1シェル層について説明する。第1シェル層は、後述する第2シェル層の構成樹脂と同種の樹脂から構成される限り、特に限定されない。第1シェル層の構成樹脂としては、例えば、公知の熱硬化性樹脂及び公知の熱可塑性樹脂からなる群より選択される一種以上の樹脂が使用できる。
NMR装置:フーリエ変換核磁気共鳴装置(FT-NMR)(日本電子株式会社製「JNM-AL400」)
NMR測定用試験管:5mm試験管
溶剤:重水素化クロロホルム(1mL)
試料温度:20℃
試料質量:20mg
積算回数:128回
化学シフトの内部基準物質:テトラメチルシラン(TMS)
第1粒子は、外添剤を更に備えてもよい。外添剤の外添方法としては、例えば、上述した図1に示す第1粒子10を第1トナー母粒子として用い、この第1トナー母粒子(粉体)と外添剤粒子(粉体)とを一緒に攪拌することで、第1トナー母粒子の表面に外添剤粒子を付着させる方法が挙げられる。
次に、第2粒子に含まれる成分について説明する。以下、上述した第1粒子の説明と重複する内容については、説明を省略する場合がある。
第2コアに含まれるステアリン酸金属塩としては、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸鉛、ステアリン酸鉄、ステアリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸銅、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリン酸カドミウム、及びステアリン酸マグネシウムが挙げられる。画像流れの発生及びかぶりの発生をより抑制するためには、第2コアに含まれるステアリン酸金属塩としては、ステアリン酸亜鉛又はステアリン酸カルシウムが好ましい。
第2コアは、第2結着樹脂を含有していてもよい。第2結着樹脂としては、例えば、上述した第1結着樹脂の例として挙げた樹脂が使用できる。第2結着樹脂は、第1結着樹脂と同種の樹脂であっても、異なる樹脂であってもよい。第2結着樹脂として好ましい樹脂は、上述した第1結着樹脂として好ましい樹脂と同じである。
第2コアは、着色剤を含有していてもよい。着色剤としては、例えば、上述した第1コアに含まれる着色剤の例として挙げたものが使用できる。第2コア中の着色剤は、第1コア中の着色剤と同種であっても、異なっていてもよい。画像形成に適したトナーを得るためには、第2コア中の着色剤の量が、ステアリン酸金属塩100質量部に対して、0.1質量部以上10.0質量部以下であることが好ましく、0.2質量部以上6.0質量部以下であることがより好ましい。
第2コアは、離型剤を含有していてもよい。離型剤としては、例えば、上述した第1コアに含まれる離型剤の例として挙げたものが使用できる。第2コア中の離型剤は、第1コア中の離型剤と同種であっても、異なっていてもよい。耐オフセット性に優れるトナーを得るためには、第2コア中の離型剤の量が、ステアリン酸金属塩100質量部に対して、0.1質量部以上10.0質量部以下であることが好ましく、0.2質量部以上5.0質量部以下であることがより好ましい。
第2コアは、電荷制御剤を含有していてもよい。電荷制御剤としては、例えば、上述した第1コアに含まれる電荷制御剤の例として挙げたものが使用できる。第2コア中の電荷制御剤は、第1コア中の電荷制御剤と同種であっても、異なっていてもよい。帯電安定性に優れるトナーを得るためには、第2コア中の電荷制御剤の量が、ステアリン酸金属塩100質量部に対して、1質量部以上3質量部以下であることが好ましい。
第2コアは、磁性粉を含有していてもよい。磁性粉としては、例えば、上述した第1コアに含まれる磁性粉の例として挙げたものが使用できる。第2コア中の磁性粉は、第1コア中の磁性粉と同種であっても、異なっていてもよい。
次に、第2シェル層について説明する。第2シェル層は、上述した第1シェル層の構成樹脂と同種の樹脂から構成されている。
第2粒子は、外添剤を更に備えてもよい。外添剤の外添方法としては、例えば、上述した図1に示す第2粒子20を第2トナー母粒子として用い、この第2トナー母粒子(粉体)と外添剤粒子(粉体)とを一緒に攪拌することで、第2トナー母粒子の表面に外添剤粒子を付着させる方法が挙げられる。
本実施形態に係るトナーが正帯電性トナーである場合、トナーの正帯電性をより安定して維持しつつ、画像流れの発生及びかぶりの発生をより抑制するためには、第1シェル層及び第2シェル層は、いずれも特定ビニル樹脂から構成されていることが好ましい。
条件1:第2コア中のステアリン酸金属塩がステアリン酸亜鉛又はステアリン酸カルシウムであり、第1コアが第1結着樹脂としてポリエステル樹脂を含み、第2コアが第2結着樹脂としてポリエステル樹脂を更に含み、第1シェル層及び第2シェル層が、いずれも特定ビニル樹脂から構成されている。
条件2:上記条件1を満たし、かつ第1シェル層及び第2シェル層を構成する特定ビニル樹脂が、いずれも(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する繰返し単位の少なくとも一種、繰返し単位(1-1)及び繰返し単位(1-2)のみを繰返し単位として含む。
次に、上述した実施形態に係るトナーの好適な製造方法について説明する。以下、上述した実施形態に係るトナーと重複する構成要素については説明を省略する。なお、以下において、第1コア及び第2コアを、まとめて「コア」と記載することがある。また、第1トナー母粒子及び第2トナー母粒子を、まとめて「トナー母粒子」と記載することがある。
(コアの調製工程)
まず、凝集法又は粉砕法によりコアを調製する。
次いで、反応容器に、得られた第1コア及び第2コアと、第1シェル層及び第2シェル層を形成するための原料(シェル原料)と、水(例えばイオン交換水)とを入れる。シェル原料としては、例えばオキサゾリン基含有高分子水溶液が挙げられる。次いで、容器内容物を攪拌しながら、容器内温が設定温度(例えば50℃以上70℃以下の温度)になるまで昇温させる。この際の昇温速度は、例えば0.4℃/分以上0.6℃/分以下である。
続いて、得られた分散液中のトナー母粒子をイオン交換水で洗浄した後、例えば連続式表面改質装置を用いてトナー母粒子を乾燥させる。これにより、トナー母粒子の粉体が得られる。
その後、必要に応じて、混合機(例えば、日本コークス工業株式会社製のFMミキサー)を用いて、得られたトナー母粒子と外添剤とを混合して、トナー母粒子の表面に外添剤を付着させてもよい。なお、トナー母粒子に外添剤を付着させずに、トナー母粒子(より詳しくは、第1トナー母粒子及び第2トナー母粒子)をトナー粒子(より詳しくは、第1粒子及び第2粒子)として使用してもよい。こうして、上述した実施形態に係るトナー(トナー粒子の粉体)が得られる。
以下、結着樹脂(詳しくは、第1結着樹脂及び第2結着樹脂)として使用する非結晶性ポリエステル樹脂R-1及び複合樹脂R-2の合成方法について説明する。
温度計(熱電対)、脱水管、窒素導入管、及び攪拌装置を備えた容量1Lの4つ口フラスコをマントルヒーターにセットした。続けて、フラスコ内に、ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物(プロピレンオキサイドの平均付加モル数:2モル)100gと、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物(エチレンオキサイドの平均付加モル数:2モル)100gと、テレフタル酸50gと、アジピン酸30gと、2-エチルヘキサン酸錫(II)54gとを入れた。続けて、フラスコ内を窒素雰囲気にした後、フラスコ内温が235℃になるまで2時間かけてフラスコを加熱した。続けて、窒素雰囲気かつ温度235℃の条件で、反応率が90質量%に達するまで、フラスコ内容物を反応させた。反応率は、式「反応率=100×実際の反応生成水量/理論生成水量」に従って計算した。続けて、減圧雰囲気(圧力8kPa)かつ温度235℃の条件で、反応生成物(樹脂)のTmが所定の温度(90℃)になるまでフラスコ内容物を反応させて、非結晶性ポリエステル樹脂R-1を得た。非結晶性ポリエステル樹脂R-1は、Tgが30℃であり、Tmが90℃であり、酸価が15mgKOH/gであった。
温度計(熱電対)、脱水管、窒素導入管、及び攪拌装置を備えた容量2Lの4つ口フラスコをマントルヒーターにセットした。続けて、フラスコ内に、エチレングリコール69gと、セバシン酸214gと、2-エチルヘキサン酸錫(II)54gとを入れた。続けて、フラスコ内を窒素雰囲気にした後、フラスコ内温が235℃になるまで2時間かけてフラスコを加熱した。続けて、窒素雰囲気かつ温度235℃の条件で、前述の式で表される反応率が95質量%に達するまでフラスコ内容物を反応させた後、フラスコ内温が160℃になるまでフラスコを冷却した。続けて、フラスコ内に、スチレン156gとメタクリル酸ブチル195gとジブチルパーオキサイド0.5gとの混合溶液を、滴下漏斗により1時間かけて滴下した。続けて、窒素雰囲気かつ温度160℃の条件に、フラスコ内容物を30分間保った。続けて、減圧雰囲気(圧力8kPa)かつ温度200℃の条件で、フラスコ内容物を1時間反応させた後、フラスコ内温が180℃になるまでフラスコを冷却した。続けて、フラスコ内に、ラジカル重合禁止剤である4-t-ブチルカテコール1.0gを入れた後、減圧雰囲気(圧力8kPa)下、フラスコ内温が210℃になるまで2時間かけてフラスコを加熱した。続けて、減圧雰囲気(圧力40kPa)かつ温度210℃の条件で、フラスコ内容物を1時間反応させて、結晶性ポリエステル樹脂とスチレン-メタクリル酸ブチル共重合体との複合樹脂である複合樹脂R-2を得た。複合樹脂R-2は、酸価が15mgKOH/gであった。
以下、トナーTA-1~TA-5及びTB-1~TB-7の作製方法について説明する。なお、以下において、ステアリン酸金属塩を含まないコアを第1コアとし、ステアリン酸金属塩を含むコアを第2コアとして説明する。また、第1コアを有するトナー母粒子を第1トナー母粒子とし、第2コアを有するトナー母粒子を第2トナー母粒子として説明する。また、第1トナー母粒子を有するトナー粒子を第1粒子とし、第2トナー母粒子を有するトナー粒子を第2粒子として説明する。
(第1コアの調製工程)
100質量部の非結晶性ポリエステル樹脂R-1と、12質量部の複合樹脂R-2と、7質量部の離型剤(日油株式会社製「ニッサンエレクトール(登録商標)WEP-8」、成分:エステルワックス)と、9質量部の着色剤(三菱ケミカル株式会社製「MA100」、成分:カーボンブラック)とを、FMミキサー(日本コークス工業株式会社製「FM-20B」)に投入し、上記FMミキサーを用いて、投入された材料を回転速度1200rpmで3分間混合した。
FMミキサー(日本コークス工業株式会社製「FM-20B」)に材料を投入する際、300質量部のステアリン酸亜鉛粒子(日油株式会社製「ニッサンエレクトール(登録商標)MZ-2」)を更に投入したこと以外は、上述した第1コアの調製と同じ方法で、体積中位径(D50)6.7μmの第2コアを得た。
温度計及び攪拌羽根を備えた容量1Lの3つ口フラスコに、イオン交換水100mLを入れた後、ウォーターバスを用いてフラスコ内温を30℃に保持した。次いでフラスコ内に、シェル原料として10gのオキサゾリン基含有高分子水溶液(株式会社日本触媒製「エポクロス(登録商標)WS-700」、固形分濃度:25質量%)を投入し、フラスコ内容物を攪拌した。次いで、フラスコ内に、上述の方法で得た第1コア95gと、上述の方法で得た第2コア5gとを投入し、フラスコ内温30℃かつ回転速度200rpmの条件で、フラスコ内容物を1時間攪拌した。次いで、フラスコ内に、イオン交換水100mLを添加し、更にアンモニア水溶液(濃度1質量%)4mLを添加した後、フラスコ内容物を回転速度150rpmで攪拌しながら、0.5℃/分の昇温速度でフラスコ内温を60℃まで上げた。次いで、フラスコ内温60℃かつ回転速度100rpmの条件で、フラスコ内容物を1時間攪拌した。フラスコ内温を60℃に保っている間に、第1コアの表面を覆う第1シェル層が形成され、第1トナー母粒子が得られた。また、フラスコ内温を60℃に保っている間に、第2コアの表面を覆う第2シェル層が形成され、第2トナー母粒子が得られた。攪拌終了後、フラスコ内にアンモニア水溶液(濃度1質量%)を加えてフラスコ内容物のpHを7に調整し、フラスコ内容物を、その温度が25℃になるまで冷却して、第1トナー母粒子及び第2トナー母粒子を含む分散液を得た。なお、第1シェル層及び第2シェル層は、いずれも、メタクリル酸メチルに由来する繰返し単位、アクリル酸ブチルに由来する繰返し単位、繰返し単位(1-1)、及び繰返し単位(1-2)のみを繰返し単位として含む特定ビニル樹脂から構成されていた。
次いで、得られた分散液を、ブフナー漏斗を用いてろ過(固液分離)して、ウェットケーキ状の第1トナー母粒子及び第2トナー母粒子を得た。次いで、得られたウェットケーキ状の第1トナー母粒子及び第2トナー母粒子をイオン交換水に再分散させた後、ブフナー漏斗を用いてろ過した。更に、再分散とろ過とを5回繰り返して、第1トナー母粒子及び第2トナー母粒子を洗浄した。
次いで、洗浄した第1トナー母粒子及び第2トナー母粒子を、濃度50質量%のエタノール水溶液に分散させた。これにより、第1トナー母粒子及び第2トナー母粒子を含むスラリーが得られた。続けて、連続式表面改質装置(フロイント産業株式会社製「コートマイザー(登録商標)」)を用いて、熱風温度45℃かつブロアー風量2m3/分の条件で、スラリー中の第1トナー母粒子及び第2トナー母粒子を乾燥させた。その結果、第1トナー母粒子及び第2トナー母粒子の粉体が得られた。
得られた第1トナー母粒子の全量及び第2トナー母粒子の全量と、シリカ粒子(日本アエロジル株式会社製「AEROSIL(登録商標)REA90」、表面処理剤により正帯電性が付与されたシリカ粒子)とを、FMミキサー(日本コークス工業株式会社製「FM-10B」)に投入した。この際、シリカ粒子の投入量は、第1トナー母粒子と第2トナー母粒子との合計100質量部に対して3.0質量部であった。続けて、上記FMミキサーを用いて、回転速度3000rpmかつジャケット温度20℃の条件で投入された材料を5分間混合した。これにより、第1トナー母粒子の表面及び第2トナー母粒子の表面に、外添剤(シリカ粒子の粉体)の全量を付着させた。
シェル層の形成工程において、フラスコ内への第1コアの投入量を75gとし、フラスコ内への第2コアの投入量を25gとしたこと以外は、トナーTA-1の作製と同じ方法で、正帯電性のトナーTA-2を得た。
第2コアの調製工程において、FMミキサーへのステアリン酸亜鉛粒子の投入量を156質量部に変更したこと以外は、トナーTA-1の作製と同じ方法で、正帯電性のトナーTA-3を得た。
第2コアの調製工程において、FMミキサーへのステアリン酸亜鉛粒子の投入量を4139質量部に変更したこと、及びシェル層の形成工程において、フラスコ内への第1コアの投入量を75gとし、フラスコ内への第2コアの投入量を25gとしたこと以外は、トナーTA-1の作製と同じ方法で、正帯電性のトナーTA-4を得た。
第2コアの調製工程において、300質量部のステアリン酸亜鉛粒子の代わりに300質量部のステアリン酸カルシウム粒子(堺化学工業株式会社製)を使用したこと以外は、トナーTA-1の作製と同じ方法で、正帯電性のトナーTA-5を得た。
シェル層の形成工程において、フラスコ内に第2コアを投入しなかったこと以外は、トナーTA-1の作製と同じ方法で、正帯電性のトナーTB-1を得た。なお、トナーTB-1を作製する際の外添工程では、トナー母粒子として第1トナー母粒子のみを用いた。
シェル層の形成工程において、フラスコ内に第2コアを投入しなかったこと、及び外添工程において、1.0質量部のステアリン酸亜鉛粒子(日油株式会社製「ニッサンエレクトール(登録商標)MZ-2」)を更に投入したこと以外は、トナーTA-1の作製と同じ方法で、正帯電性のトナーTB-2を得た。なお、トナーTB-2を作製する際の外添工程では、トナー母粒子として第1トナー母粒子のみを用いた。また、外添工程において投入されたステアリン酸亜鉛粒子の上記量(1.0質量部)は、第1トナー母粒子100質量部に対する量である。
シェル層の形成工程において、フラスコ内に第2コアを投入しなかったこと、及び外添工程において、0.5質量部のステアリン酸亜鉛粒子(日油株式会社製「ニッサンエレクトール(登録商標)MZ-2」)を更に投入したこと以外は、トナーTA-1の作製と同じ方法で、正帯電性のトナーTB-3を得た。なお、トナーTB-3を作製する際の外添工程では、トナー母粒子として第1トナー母粒子のみを用いた。また、外添工程において投入されたステアリン酸亜鉛粒子の上記量(0.5質量部)は、第1トナー母粒子100質量部に対する量である。
シェル層の形成工程において、フラスコ内への第1コアの投入量を97gとし、フラスコ内への第2コアの投入量を3gとしたこと以外は、トナーTA-1の作製と同じ方法で、正帯電性のトナーTB-4を得た。
シェル層の形成工程において、フラスコ内への第1コアの投入量を70gとし、フラスコ内への第2コアの投入量を30gとしたこと以外は、トナーTA-1の作製と同じ方法で、正帯電性のトナーTB-5を得た。
第2コアの調製工程において、FMミキサーへのステアリン酸亜鉛粒子の投入量を105質量部に変更したこと、及びシェル層の形成工程において、フラスコ内への第1コアの投入量を75gとし、フラスコ内への第2コアの投入量を25gとしたこと以外は、トナーTA-1の作製と同じ方法で、正帯電性のトナーTB-6を得た。
シェル層の形成工程において、フラスコ内に第2コアを投入しなかったこと、及び外添工程において、第2トナー母粒子の粉体の代わりに同質量の第2コアの粉体(トナーTA-1の作製に用いた第2コアと同じ調製方法で得られたコアの粉体)を用いたこと以外は、トナーTA-1の作製と同じ方法で、正帯電性のトナーTB-7を得た。
測定対象のトナー(トナーTA-1~TA-5及びTB-4~TB-7のいずれか)を光硬化性のエポキシ樹脂(東亞合成株式会社製「アロニックス(登録商標)LCR D-800」)中に十分に分散させた後、得られた分散体を、温度40℃の雰囲気下、紫外線照射しながら2日間硬化させた。硬化後、ダイヤモンドナイフをセットしたミクロトームを用いて、得られた硬化物を切削することで、薄片を作製した。得られた薄片を、銅メッシュ上で四酸化ルテニウム水溶液(濃度0.5質量%)の蒸気中に5分間暴露して、ルテニウム染色した。続けて、染色された薄片試料の断面を、透過電子顕微鏡(TEM)(株式会社日立ハイテクノロジーズ製「H-7100FA」)を用いて撮影した。
第2粒子個数割合=100×N2/Nt・・・(2)
測定対象のトナー(トナーTA-1~TA-5及びTB-1~TB-7のいずれか)を光硬化性のエポキシ樹脂(東亞合成株式会社製「アロニックス(登録商標)LCR D-800」)中に十分に分散させた後、得られた分散体を、温度40℃の雰囲気下、紫外線照射しながら2日間硬化させた。硬化後、ダイヤモンドナイフをセットしたミクロトームを用いて、得られた硬化物を切削することで、薄片を作製した。得られた薄片を、銅メッシュ上で四酸化ルテニウム水溶液(濃度0.5質量%)の蒸気中に5分間暴露して、ルテニウム染色した。続けて、染色された薄片試料の断面を、透過電子顕微鏡(TEM)(株式会社日立ハイテクノロジーズ製「H-7100FA」)を用いて、倍率10万倍で撮影した。そして、画像解析ソフトウェア(三谷商事株式会社製「WinROOF」)を用いてTEM撮影像を解析することで、第1シェル層の厚さ及び第2シェル層の厚さを測定した。
[帯電量分布]
容量20mLのポリエチレン製容器に、評価対象のトナー(トナーTA-1~TA-5及びTB-1~TB-7のいずれか)5gと、現像剤用キャリア(京セラドキュメントソリューションズ株式会社製の「TASKalfa5550ci」用キャリア)10gとを入れた。次いで、ボールミルを用いて、回転速度100rpmの条件で、上記容器内の試料(トナー及びキャリア)を10分間攪拌した。
京セラドキュメントソリューションズ株式会社製の「TASKalfa5550ci」用キャリア100質量部と、トナー(評価対象:トナーTA-1~TA-5及びTB-1~TB-7のいずれか)10質量部とを、ボールミルを用いて30分間混合して、評価用の2成分現像剤を調製した。
評価機としては、カラー複合機(京セラドキュメントソリューションズ株式会社製「TASKalfa5550ci」)を使用した。評価対象を含む2成分現像剤(前述の方法で調製した2成分現像剤)を評価機のブラック用現像装置に投入し、トナー(評価対象:トナーTA-1~TA-5及びTB-1~TB-7のいずれか)を評価機のブラック用トナーコンテナに投入した。次いで、評価機を用いて、温度32.5℃かつ湿度20%RHの環境下、印字率10%の画像を印刷用紙(A4サイズの普通紙)に1万枚連続で印刷した。次いで、印刷後の評価機を、温度32.5℃かつ湿度80%RHの環境下に24時間静置した。次いで、24時間静置した評価機を用いて、温度32.5℃かつ湿度80%RHの環境下、1枚の印刷用紙(A4サイズの普通紙)の全面にハーフトーン画像(画像濃度:50%)を出力した。次いで、出力した画像を目視で観察し、以下の基準で判定した。判定結果がAの場合、「画像流れの発生を抑制できている」と評価した。一方、判定結果がBの場合、「画像流れの発生を抑制できていない」と評価した。
A:ハーフトーン画像がぼやけることなく出力されており、画像流れを確認できなかった。
B:ハーフトーン画像が、画像流れによりぼやけた状態で出力されていた。
評価機としては、カラー複合機(京セラドキュメントソリューションズ株式会社製「TASKalfa5550ci」)を用いた。評価対象を含む2成分現像剤(前述の方法で調製した2成分現像剤)を評価機のブラック用現像装置に投入し、トナー(評価対象:トナーTA-1~TA-5及びTB-1~TB-7のいずれか)を評価機のブラック用トナーコンテナに投入した。次いで、上記評価機を用いて、温度23℃かつ湿度50%RHの環境下、印字率10%の画像を印刷用紙(A4サイズの普通紙)に1万枚連続で印刷した。次いで、温度23℃かつ湿度50%RHの環境下、上記評価機を用いて、1枚の印刷用紙(A4サイズの普通紙)に大きさ20mm×30mmのソリッド画像を印刷した。
かぶり濃度=空白部の反射濃度-未印刷紙の反射濃度
トナーTA-1~TA-5及びTB-1~TB-7のそれぞれについて、1/4値幅、画像流れの判定結果、及びかぶり濃度を、表2に示す。
11 :第1コア
12 :第1シェル層
20 :第2粒子
21 :第2コア
22 :第2シェル層
Claims (6)
- トナー粒子として、第1粒子及び第2粒子を含有するトナーであって、
前記第1粒子は、第1コアと、前記第1コアの表面を覆う第1シェル層とを備え、
前記第1コアは、第1結着樹脂を含み、かつステアリン酸金属塩を含まず、
前記第2粒子は、第2コアと、前記第2コアの表面を覆う第2シェル層とを備え、
前記第2コアは、ステアリン酸金属塩を含み、
前記第1シェル層と前記第2シェル層とは、互いに同種の樹脂から構成されており、
前記第2コア中の前記ステアリン酸金属塩の含有率は、前記第2コアの全質量に対して、50質量%以上であり、
前記第2粒子の個数割合は、前記第1粒子及び前記第2粒子の合計の個数に対して、5%以上25%以下である、トナー。 - 前記第2粒子の量は、前記第1粒子100質量部に対して、5質量部以上33質量部以下である、請求項1に記載のトナー。
- 前記第2シェル層の厚さは、3nm以上30nm以下である、請求項1又は2に記載のトナー。
- 前記第2コア中の前記ステアリン酸金属塩は、ステアリン酸亜鉛又はステアリン酸カルシウムである、請求項1~3のいずれか一項に記載のトナー。
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