JP7318452B2 - 包装箱 - Google Patents
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Description
さらに、後部フラップを胴部の内側に折り曲げて、第一側部フラップの外面に後部フラップを重ねた後に、第二側部フラップを胴部の内側に折り曲げる。そして、第二側部フラップの第二支持部を前部フラップの第二差込口に差し込んで、第二支持部を前部フラップの内面に係止させる。このとき、前部フラップは、第一側部フラップに支持されているため、第二支持部を第二差込口に差し込むときに、前部フラップが胴部の内側に沈み込むのを防ぐことができる。
したがって、本発明の包装箱では、蓋部を組み立てるときに、各フラップを安定させることができるため、各フラップを容易に連結できる。
また、第二側部フラップの前部を前部フラップの下面側に差し込まなくても、四枚のフラップを連結できる。
また、前部フラップに第一差込口および第二差込口が形成されているため、作業者は胴部の前側から蓋部を組み立て易くなっている。これにより、蓋部を組み立てるときに、作業者が胴部の向きを変える必要がなくなる。
多角筒状の胴部は蓋部を組み立てる前の状態において形状が安定し難いが、本発明の包装箱では、蓋部を組み立てるときに、蓋部の各フラップを安定させることができるため、胴部が多角筒状でも蓋部を容易に組み立てることができる。
この構成では、側部フラップの支持部を前部フラップの差込口に差し込むときに、側部フラップを罫線において山折りに折り曲げた後に、側部フラップを平坦に伸ばしていくことで、側部フラップの角部を浅い挿入角度で差込口に差し込むことができる。これにより、側部フラップの支持部を前部フラップの差込口に差し込み易くなる。
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、包装箱の構成や使用状態を限定するものではない。
ブランクシートSの各罫線(折線)は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。
なお、罫線に断続的な切れ込みを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
また、胴部10は、隣り合う前側の端壁11と右側の側壁14との間に形成された右前の傾斜壁16と、隣り合う後側の端壁12と左側の側壁13との間に形成された左後の傾斜壁16と、を備えている。胴部10の上面および下面には、平面視で六角形の開口部が形成されている。
本実施形態では、左後の傾斜壁16の左縁部に接合片15が連設されている(図2参照)。接合片15は、左側の側壁13の内面に接合されている。
下蓋部20は、左右の内フラップ21,21の下面に前後の外フラップ22,22が重ね合わされており、両外フラップ22,22の先端縁部が突き合わされることで、胴部10の下側の開口部が閉塞されている。
前部フラップ31の右縁部は、右側の側壁14の内面と、右前の傾斜壁16の内面と、に沿って形成されている。また、前部フラップ31の左縁部は、左側の側壁13の内面に沿って形成されている。
前部フラップ31が胴部10の上側の開口部に入り込んだ状態では、前部フラップ31の右縁部が右側の側壁14の内面および右前の傾斜壁16の内面に接するとともに、前部フラップ31の左縁部が左側の側壁13の内面に接している。
第一差込口41は、前部フラップ31の左部に形成されている。第一差込口41の右縁部は、中央部が右方に向けて突出するように湾曲している。
第一差込口41は、蓋板45によって塞がれている。蓋板45の左縁部は罫線を介して前部フラップ31に連設されている。蓋板45の前後の縁部および右縁部は、前部フラップ31から切り離されている。
第二差込口42は、蓋板45によって塞がれている。蓋板45の左縁部は罫線を介して前部フラップ31に連設されている。蓋板45の前後の縁部および左縁部は、前部フラップ31から切り離されている。
なお、本実施形態の各図では、罫線L1を外面側にも図示することで、罫線L1の構成を分かり易く示している。
第一支持部51は、前部フラップ31の第一差込口41に上側から差し込まれており(図4参照)、前部フラップ31の下面に係止されている。
第二側部フラップ34の先端部の前部に形成された第二支持部52は、罫線L1よりも左側に形成されており、左方に向けて突出している。第二支持部52の前縁部は、第二側部フラップ34の前縁部であり、第二支持部52の後縁部はスリット52aによって第二側部フラップ34から切り離されている。
第二支持部52は、前部フラップ31の第二差込口42に上側から差し込まれており、前部フラップ31の下面に係止されている。
まず、図3に示すように、前部フラップ31を前側の端壁11に対して胴部10の内側に折り曲げる。
続いて、図4に示すように、第一側部フラップ33を左側の側壁13に対して胴部10の内側に折り曲げるとともに、第一側部フラップ33を罫線L1において山折りに折り曲げる。このようにすると、第一側部フラップ33の第一支持部51が、前部フラップ31の第一差込口41の左側に配置される。
さらに、第二側部フラップ34を右側の側壁14に対して胴部10の内側に折り曲げるとともに、第二側部フラップ34を罫線L1において山折りに折り曲げる。このようにすると、第二側部フラップ34の第二支持部52が、前部フラップ31の第二差込口42の右側に配置される。
本実施形態の包装箱1では、第一側部フラップ33および第二側部フラップ34の指掛け部35,35が前部フラップ31と後部フラップ32との間に配置されているため、第一側部フラップ33および第二側部フラップ34を引き上げ易くなっている。
また、図5に示すように、第二側部フラップ34の第二支持部52を前部フラップ31の第二差込口42に差し込むときには、前部フラップ31が第一側部フラップ33に支持されているため、前部フラップ31が胴部10の内側に沈み込むのを防ぐことができる。
また、第二側部フラップ34の前部を前部フラップ31の下面側に差し込まなくても、四枚の前部フラップ31、後部フラップ32、第一側部フラップ33および第二側部フラップ34を連結できる。
また、前部フラップ31に第一差込口41および第二差込口42が形成されているため、作業者は胴部10の前側から上蓋部30を組み立て易くなっている。これにより、上蓋部30を組み立てるときに、作業者が胴部10の向きを変える必要がなくなる。
したがって、本実施形態の包装箱1では、上蓋部30を組み立てるときの作業効率を向上させることができる。
同様に、図5に示すように、第二側部フラップ34の第二支持部52を前部フラップ31の第二差込口42に差し込むときにも、第二側部フラップ34を山折りに折り曲げることで、第二支持部52を第二差込口42に差し込み易くなる。
本実施形態では、図1に示す包装箱1の上蓋部30に本発明を適用しているが、包装箱1の下蓋部に本発明を適用してもよい。
例えば、本実施形態の包装箱1において、両端壁11,12、両側壁13,14および各傾斜壁16を同じ幅に形成して、胴部10を正六角形に形成してもよい。
10 胴部
11 前側の端壁
12 後側の端壁
13 左側の側壁
14 右側の側壁
15 接合片
16 傾斜壁
20 下蓋部
21 内フラップ
22 外フラップ
30 上蓋部
31 前部フラップ
32 後部フラップ
33 第一側部フラップ
34 第二側部フラップ
35 指掛け部
41 第一差込口
42 第二差込口
45 蓋板
51 第一支持部
52 第二支持部
S ブランクシート
Claims (3)
- 前後の端壁および左右の側壁を有する筒状の胴部と、
前記胴部の上側または下側の開口部に設けられた蓋部と、を備え、
前記蓋部は、
前側の前記端壁に連設された前部フラップと、
後側の前記端壁に連設された後部フラップと、
左右の前記側壁に連設された第一側部フラップおよび第二側部フラップと、を備え、
前記前部フラップには、第一差込口および第二差込口が左右方向に間隔を空けて形成されており、
前記第一側部フラップの前部は、前記前部フラップの外面に重ねられ、
前記後部フラップの側部は、前記第一側部フラップの外面に重ねられ、
前記第二側部フラップの後部は、前記後部フラップの外面に重ねられ、
前記第二側部フラップの前部は、前記前部フラップの外面に重ねられており、
前記第一側部フラップに形成された第一支持部は、前記前部フラップの前記第一差込口に差し込まれて、前記前部フラップの内面に係止され、
前記第二側部フラップに形成された第二支持部は、前記前部フラップの前記第二差込口に差し込まれて、前記前部フラップの内面に係止されており、
前記第一支持部の前後方向の幅は、前記第二支持部の前後方向の幅よりも大きく形成されていることを特徴とする包装箱。 - 請求項1に記載の包装箱であって、
前記胴部は、前後の端壁と、左右の側壁と、少なくとも一つの傾斜壁と、を有し、
前記傾斜壁は、隣り合う前記端壁と前記側壁との間に形成されていることを特徴とする包装箱。 - 請求項1または請求項2に記載の包装箱であって、
前記第一側部フラップおよび前記第二側部フラップには、前後方向に延びる罫線が形成されていることを特徴とする包装箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019173698A JP7318452B2 (ja) | 2019-09-25 | 2019-09-25 | 包装箱 |
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JP2019173698A Active JP7318452B2 (ja) | 2019-09-25 | 2019-09-25 | 包装箱 |
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2019
- 2019-09-25 JP JP2019173698A patent/JP7318452B2/ja active Active
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