JP7298422B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は、包装箱に関する。
包装箱としては、多角筒状の胴部と、胴部に形成された上蓋部および下蓋部と、を備え、胴部は、前後の端壁と、左右の側壁と、隣り合う端壁と側壁との間に形成された傾斜壁と、を備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。従来の包装箱の上蓋部は、前後の端壁に連設された前後のフラップを備えており、両フラップによって胴部の上側の開口部が閉塞されている。
前記したような多角形の包装箱では、端壁および側壁の外面に加えて傾斜壁の外面にも商品情報を印刷できるため、顧客が多方向から商品情報を視認できる。また、胴部を多角形とすることで、材料面積を減少させても圧縮強度を維持できる。
特開2012-210960号公報
前記した従来の包装箱では、傾斜壁の上縁部とフラップの側縁部との間に隙間が形成され易いため、高い密閉度を望む利用者の要望に応えられないという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、密閉度を高めるとともに、多角筒状の胴部の形状を維持できる包装箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、包装箱であって、多角筒状に形成された胴部と、前記胴部の上側または下側の開口部に設けられた蓋部と、を備えている。前記胴部は、前後の端壁と、左右の側壁と、少なくとも一つの傾斜壁と、を有し、前記傾斜壁は、隣り合う前記端壁と前記側壁との間に形成されている。前記蓋部は、前後の前記端壁に連設された前後の端部フラップを有し、前記端部フラップの側縁部には、前記傾斜壁の内面に重ねられた差込片が形成されている。前側の前記端部フラップの先端部の左右の部位は、後側の前記端部フラップの外面または内面の一方に重ねられている。前側の前記端部フラップの先端部の中央部には、後側の前記端部フラップの係止領域の外面または内面の他方に重ねられる突出部が突出している。
本発明の包装箱では、蓋部を組み立てたときに、端部フラップの差込片が傾斜壁の内面に重なることで、端部フラップの側縁部と傾斜壁の内面とが閉じられるため、密閉度を高めることができる。
本発明の包装箱では、蓋部を組み立てたときに、端部フラップの差込片が傾斜壁の内面に重なることで、フラップによって傾斜壁の内面が支持されるため、多角筒状の胴部の形状を維持できる。
前記した包装箱において、前記蓋部には、前記側壁に連設された側部フラップを設け、 前記側部フラップの外面に前記端部フラップを重ねた場合には、外側の端部フラップによって、傾斜壁の内面と端部フラップの側縁部とを閉じるとともに、多角筒状の胴部の形状を維持できる。
前記した包装箱において、前記係止領域の内面には、前後方向に延びる罫線を形成する。
この構成によれば、前側の端部フラップの突出部を後側の端部フラップの係止領域の外側から内面側に差し込むときに、係止領域が罫線において内側に向けて折れ曲がることで、突出部を係止領域の内面側に差し込み易くなる。
また、前側の端部フラップの突出部を後側の端部フラップの係止領域の内側から外面に引き出す場合には、係止領域が罫線において外側に向けて折れ曲がることで、突出部を係止領域の外面側に引き出し易くなる。
前記した包装箱において、前記係止領域の内面に二本の前記罫線を左右方向に間隔を空けて形成し、前記両罫線の左右方向の間隔を、前記係止領域の基端側から先端側に向かうに連れて大きく形成することが好ましい。
この場合には、係止領域を折り曲げたときに、係止領域の先端側で折り曲げ幅が大きくなるため、突出部を係止領域に連結し易くなる。
前記した包装箱において、前記蓋部には前記側壁に連設された側部フラップを設けてもよい。そして、前記端部フラップの側縁部および前記側部フラップの側縁部の一方に係止部を形成するとともに、前記端部フラップの側縁部および前記側部フラップの側縁部の他方に窪み部を形成することが好ましい。
この構成では、前記端部フラップを前記端壁に対して前記胴部の内側に折り返すとともに、前記側部フラップを前記側壁に対して前記胴部の内側に折り返すことで、二重壁を有するトレイを形成することができる。
そして、トレイを形成したときに、前記係止部が前記窪み部に入り込んで、係止部が窪み部に係止されることで、端部フラップが戻り難くなっている。
本発明の包装箱では、密閉度を高めるとともに、多角筒状の胴部の形状を維持できる。
本発明の本実施形態に係る包装箱を前方右上から見た斜視図である。 本発明の本実施形態に係る包装箱のブランクシートを示した図である。 本発明の本実施形態に係る包装箱において、上蓋部を閉じる前の状態を前方右上から見た斜視図である。 本発明の本実施形態に係る包装箱において、後側の端部フラップを閉じた状態を前方右上から見た斜視図である。 本発明の本実施形態に係る包装箱において、突出部を係止領域の上面に重ねた構成を前方右上から見た斜視図である。 本発明の本実施形態に係る包装箱をトレイ形状に組み立てた状態を前方右上から見た斜視図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、包装箱の構成や使用状態を限定するものではない。
本実施形態の包装箱1は、図1に示すように、六角筒状に形成された胴部10と、胴部10の下側の開口部を閉塞している下蓋部20と、胴部10の上側の開口部を閉塞している上蓋部30と、を備えている。
包装箱1は、図2に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSを各罫線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図2に示すブランクシートSは内面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSの各罫線(折線)は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。
なお、罫線に断続的な切れ込みを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
胴部10は、図3に示すように、前後一対の端壁11,12と、左右一対の側壁13,14と、を備えている。前後の端壁11,12および左右の側壁13,14は、側面視において四角形に形成されている。
また、胴部10は、隣り合う前側の端壁11と右側の側壁14との間に形成された右前の傾斜壁16と、隣り合う後側の端壁12と左側の側壁13との間に形成された左後の傾斜壁16と、を備えている。胴部10の上面および下面には、平面視で六角形の開口部が形成されている。
二つの傾斜壁16,16は、胴部10の右前の角部および左後の角部に形成されている。傾斜壁16は、側面視において細長い長方形に形成されている。両傾斜壁16,16は同じ形状である。両傾斜壁16,16は、端壁11,12および側壁13,14に対して傾斜している。
本実施形態では、左後の傾斜壁16の左縁部に接合片15が連設されている。接合片15は、左側の側壁13の内面に接合されている。
ブランクシートS(図2参照)を各罫線で折り曲げつつ、接合片15を左側の側壁13の内面に接合すると、前側の端壁11、後側の端壁12、左側の側壁13、右側の側壁14および二つの傾斜壁16,16によって、平面視で六角形の筒状の胴部10が形成される。
下蓋部20は、左右の側壁13,14の下縁部に連設された左右一対の内フラップ21,21と、前後の端壁11,12の下縁部に連設された前後一対の外フラップ22,22と、を有している。
下蓋部20は、左右の内フラップ21,21の下面に前後の外フラップ22,22が重ね合わされており、両外フラップ22,22の先端縁部が突き合わされることで、胴部10の下側の開口部が閉塞されている。
上蓋部30は、図1に示すように、前後の端壁11,12に連設された前後一対の端部フラップ31,32と、左右の側壁13,14に連設された左右一対の側部フラップ33,34と、を備えている。
左右の側部フラップ33,34は、左右方向に離れて配置されている(図4参照)。両側部フラップ33,34の上面(外面)に両端部フラップ31,32が重ねられることで、胴部10の上側の開口部が閉塞される。
左側の側部フラップ33は、図3に示すように、左側の側壁13の上縁部に連設されている。左側の側部フラップ33と側壁13とは、前後方向に延びる内外二本の罫線L10,L20を介して連設されている。内外二本の罫線L10,L20は、左右方向に間隔を空けて平行して配置されている。左側の側部フラップ33は、外側の罫線L20において胴部10の内側に折り曲げられる。
右側の側部フラップ34は、右側の側壁14の上縁部に連設されている。右側の側部フラップ34と側壁14とは、前後方向に延びる内外二本の罫線L10,L20を介して連設されている。内外二本の罫線L10,L20は、左右方向に間隔を空けて平行して配置されている。右側の側部フラップ34は、外側の罫線L20において胴部10の内側に折り曲げられる。
前側の端部フラップ31は、前側の端壁11の上縁部に連設されている。前側の端部フラップ31と端壁11とは、左右方向に延びる内外二本の罫線L10,L20を介して連設されている。内外二本の罫線L10,L20は、前後方向に間隔を空けて平行して配置されている。前側の端部フラップ31は、外側の罫線L20において胴部10の内側に折り曲げられる。
後側の端部フラップ32は、後側の端壁12の上縁部に連設されている。後側の端部フラップ32と端壁12とは、左右方向に延びる内外二本の罫線L10,L20を介して連設されている。内外二本の罫線L10,L20は、前後方向に間隔を空けて平行して配置されている。後側の端部フラップ32は、外側の罫線L20において胴部10の内側に折り曲げられる。
前側の端部フラップ31は、図1に示すように、胴部10の上側の開口部の前半分を覆うものである。後側の端部フラップ32は、胴部10の上側の開口部の後半分を覆うものである。前側の端部フラップ31および後側の端部フラップ32は、前後方向に並べられている。前側の端部フラップ31の先端部(後端部)の左右の部位は、後側の端部フラップ32の先端部(前端部)の上面に重ねられている。
前側の端部フラップ31の先端部の中央部には、後方に向けて突出した突出部35が形成されている。突出部35は、図3に示すように、基端部の左右方向の幅よりも先端部の左右方向の幅が小さく形成された台形状の部位である。突出部35の先端縁部の中央部には、半円状に窪んだ指掛け部35aが形成されている。
後側の端部フラップ32の左右方向の中央の領域には、図1に示すように、係止領域36が設けられている。係止領域36は、後側の端部フラップ32の基端部から先端部に亘って形成された四角形の領域である。係止領域36の先端縁部は、後側の端部フラップ32の先端縁部の左右の部位よりも後方に窪んでいる(図3参照)。
前側の端部フラップ31の突出部35は、後側の端部フラップ32の係止領域36の下面に重ねられている。本実施形態では、前側の端部フラップ31の先端部の中央部が、後側の端部フラップ32の先端部の下面に重なり、前側の端部フラップ31の先端部の左右の部位が、後側の端部フラップ32の先端部の左右の部位の上面に重なっている。このようにして、前側の端部フラップ31の先端部と後側の端部フラップ32の先端部とが連結されている。
後側の端部フラップ32の係止領域36の下面(内面)には、前後方向に延びる複数の罫線41,42,43が形成されている。各罫線41,42,43は、係止領域36の下面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。
なお、本実施形態の各図では、各罫線41,42,43を上面側にも図示することで、各罫線41,42,43の構成を分かり易く示している。
第一の罫線41は、係止領域36の先端縁部から後方に向けて延びており、係止領域36の前縁部に対して垂直に形成されている。第一の罫線41は、係止領域36の左右方向の中央部に配置されている。
第一の罫線41の左右両側には、左右の第二の罫線42,42が形成されている。左側の第二の罫線42は、係止領域36の先端縁部の左端部から後方に向けて延びている。右側の第二の罫線42は、係止領域36の先端縁部の右端部から後方に向けて延びている。
左右の第二の罫線42,42の左右方向の間隔は、係止領域36の基端側から先端側に向かうに連れて大きくなっている。
左右の第二の罫線42,42の左右両側には、左右の第三の罫線43,43が形成されている。左側の第三の罫線43は、係止領域36の先端縁部の左端部から後方に向けて延びている。右側の第三の罫線43は、係止領域36の先端縁部の右端部から後方に向けて延びている。
左右の第三の罫線43,43の左右方向の間隔は、係止領域36の基端側から先端側に向かうに連れて大きくなっている。
前側の端部フラップ31の右端部31bには、右前の傾斜壁16の上縁部に沿って形成された傾斜縁部が形成されている(図2参照)。前側の端部フラップ31の右端部31bの傾斜縁部には、右前の傾斜壁16の内面に重ねられた差込片37が罫線を介して連設されている。
後側の端部フラップ32の左端部32aには、左後の傾斜壁16の上縁部に沿って形成された傾斜縁部が形成されている(図2参照)。後側の端部フラップ32の左端部32aの傾斜縁部には、左後の傾斜壁16の内面に重ねられた差込片37が罫線を介して連設されている。
次に、包装箱1の上蓋部30を組み立てる手順について説明する。
まず、図4に示すように、左右の側部フラップ33,34を左右の側壁13,14に対して胴部10の内側に折り曲げる。
続いて、後側の端部フラップ32を後側の端壁12に対して胴部10の内側に折り曲げて、両側部フラップ33,34の上面の後半分に重ねる。
このとき、後側の端部フラップ32の差込片37は、左後の傾斜壁16の内面側に差し込まれて、差込片37が左後の傾斜壁16の内面に重なる。
その後、図1に示すように、前側の端部フラップ31を前側の端壁11に対して胴部10の内側に折り曲げて、前側の端部フラップ31の先端部を後側の端部フラップ32の先端部の上面に重ねる。このとき、前側の端部フラップ31の差込片37は、右前の傾斜壁16の内面側に差し込まれて、差込片37が右前の傾斜壁16の内面に重なる。
さらに、前側の端部フラップ31の突出部35を下方に押し込んで、後側の端部フラップ32の係止領域36の上側から下面側に差し込む。このとき、係止領域36は、各罫線41,42,43において下側に向けて谷折りに折れ曲がる。
このようにして、後側の端部フラップ32の係止領域36の下面に、前側の端部フラップ31の突出部35を係止させて、前側の端部フラップ31の先端部と後側の端部フラップ32の先端部とを連結することで、上蓋部30が形成される。
以上のような包装箱1では、図1に示すように、上蓋部30を組み立てたときに、前側の端部フラップ31の差込片37および後側の端部フラップ32の差込片37が、二つの傾斜壁16,16の内面に重なる。
これにより、前側の端部フラップ31の側縁部と傾斜壁16の内面とが閉じられるとともに、後側の端部フラップ32の側縁部と傾斜壁16の内面とが閉じられるため、包装箱1の密閉度を高めることができる。
また、前側の端部フラップ31の差込片37および後側の端部フラップ32の差込片37が両傾斜壁16,16の内面に重なることで、前側の端部フラップ31および後側の端部フラップ32によって両傾斜壁16,16の内面が支持されるため、六角筒状の胴部10の形状を維持できる。
本実施形態の包装箱1では、前側の端部フラップ31の突出部35を後側の端部フラップ32の係止領域36の上側から下面側に差し込むときに、係止領域36が各罫線41,42,43において下側に向けて折れ曲がる。また、係止領域36を折り曲げたときに、係止領域36の先端側で折り曲げ幅が大きくなる。
これにより、本実施形態の包装箱1では、前側の端部フラップ31の突出部35を、後側の端部フラップ32の係止領域36の下面側に差し込み易くなるため、上蓋部30を簡単に組み立てることができる。
本実施形態の包装箱1では、前後の端壁11,12の外面および左右の側壁13,14の外面に加えて、両傾斜壁16,16の外面にも商品情報を印刷できる。これにより、包装箱1を売り場に並べたときに、顧客は前後左右および斜めの方向から商品情報を明確に視認できる。したがって、本実施形態の包装箱1では内部に収容した商品を有効にアピールできる。
本実施形態の包装箱1では、胴部10の角部に傾斜壁16が設けられている。つまり、本実施形態の包装箱1は、直方体の箱体の角部を傾斜させた形状である。このような包装箱1では、前後方向および左右方向の全長が同じ長さの直方体の箱体に比べて、シートの面積を小さくすることができる。
なお、本実施形態の包装箱1では、図5に示すように、前側の端部フラップ31の先端部の上面に後側の端部フラップ32の先端部を重ねて、前側の端部フラップ31の突出部35を後側の端部フラップ32の係止領域36の上面に引き出して係止させてもよい。
突出部35を係止領域36の下側から上面側に引き出すときには、係止領域36が各罫線41,42,43において上側に向けて山折りに折れ曲がる。また、係止領域36を折り曲げたときに、係止領域36の先端側で折り曲げ幅が大きくなる。これにより、突出部35を係止領域36の上面側に引き出し易くなる。
本実施形態の包装箱1は、図6に示すように、二重壁を有するトレイ形状に組み立てることもできる。
包装箱1をトレイ形状に組み立てる場合には、左側の側部フラップ33を内外二本の罫線L10,L20において左側の側壁13の内面側に折り返す。また、右側の側部フラップ34を内外二本の罫線L10,L20において右側の側壁14の内面側に折り返す。また、前側の端部フラップ31を内外二本の罫線L10,L20において前側の端壁11の内面側に折り返す。また、後側の端部フラップ32を内外二本の罫線L10,L20において後側の端壁12の内面側に折り返す。
これにより、前後左右の二重壁を有し、胴部10の上側の開口部が開口しているトレイを形成することができる。
本実施形態の包装箱1は、上蓋部30を閉じた箱形状(図1参照)または二重壁を有するトレイ形状(図6参照)に組み立てることができるため、使用形態に応じて形状を変更することができる。例えば、搬送時には包装箱1を図1に示す箱形状に組み立てることで内容物を保護することができる。そして、店頭に陳列するときには、包装箱1を図6に示すトレイ形状に組み立てることで、商品を取り出し易くなる。
本実施形態では、前側の端部フラップ31の左端部31aの下部には、帯状の係止部38が形成されている。また、左側の側部フラップ33の前縁部の下部には、窪み部39が形成されている。
また、本実施形態では、後側の端部フラップ32の右端部32bの下部には、帯状の係止部38が形成されている。また、右側の側部フラップ34の前縁部の下部には、窪み部39が形成されている。
そして、包装箱1をトレイ形状に形成したときに、係止部38が窪み部39に入り込んで、係止部38が窪み部39に係止されることで、前後の端部フラップ31,32が戻り難くなっている。
また、包装箱1をトレイ形状に形成したときには、前側の端部フラップ31の右端部31bが右前の傾斜壁16の内面に重なるとともに、前側の端部フラップ31の左端部31aの上部が左側の側部フラップ33の外面に重なる。これにより、前側の端部フラップ31および左側の側部フラップ33が戻り難くなっている。
また、後側の端部フラップ32の左端部32aが左後の傾斜壁16の内面に重なるとともに、後側の端部フラップ32の右端部32bの上部が右側の側部フラップ34の外面に重なる。これにより、後側の端部フラップ32および右側の側部フラップ33が戻り難くなっている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
例えば、本実施形態では、図1に示すように、包装箱1の上蓋部30に本発明を適用しているが、包装箱1の下蓋部に本発明を適用してもよい。
本実施形態では、前後の端部フラップ31,32が設けられているが、本発明の参考例としては、一枚の端部フラップによって上蓋部30を形成してもよい。この場合には、一枚の端部フラップに二つの差込片37,37を形成する。
本実施形態では、左右の側部フラップ33,34の上面に前後の端部フラップ31,32が重ねられているが、前後の端部フラップ31,32の上面に左右の側部フラップ33,34を重ねてもよい。
本実施形態では、係止領域36の下面に複数の罫線41,42,43が形成されているが、罫線の本数は限定されるものではなく、さらには、係止領域36に罫線を形成しなくてもよい。
本実施形態では、端部フラップ31,32に係止部38が形成され、側部フラップ33,34に窪み部39が形成されているが、側部フラップ33,34に係止部を形成し、端部フラップ31,32に窪み部を形成してもよい。
本発明の包装箱では、端壁、側壁および傾斜壁の幅や高さは限定されるものではない。また、傾斜壁の数も限定されるものではない。また、端壁および側壁に対する傾斜壁の傾斜角度も限定されるものではない。
例えば、本実施形態の包装箱1において、両端壁11,12、両側壁13,14および各傾斜壁16を同じ幅に形成して、胴部10を正六角形に形成してもよい。
本実施形態の包装箱1は、胴部10が六角筒状に形成されているが、胴部10の角数は限定されるものではない。例えば、胴部を五角筒状や八角筒状などの多角筒状に形成してもよい。
本実施形態の包装箱1は段ボール製であるが、各種公知の板紙によって本発明の包装箱を形成できる。
1 包装箱
10 胴部
11 前側の端壁
12 後側の端壁
13 左側の側壁
14 右側の側壁
15 接合片
16 傾斜壁
20 下蓋部
21 内フラップ
22 外フラップ
30 上蓋部
31 前側の端部フラップ
31a 左端部
31b 右端部
32 後側の端部フラップ
32a 左端部
32b 右端部
33 左側の側部フラップ
34 右側の側部フラップ
35 突出部
35a 指掛け部
36 係止領域
37 差込片
38 係止部
39 窪み部
41 第一の罫線
42 第二の罫線
43 第三の罫線
L10 内側の罫線
L20 外側の罫線
S ブランクシート

Claims (5)

  1. 多角筒状に形成された胴部と、
    前記胴部の上側または下側の開口部に設けられた蓋部と、を備え、
    前記胴部は、前後の端壁と、左右の側壁と、少なくとも一つの傾斜壁と、を有し、
    前記傾斜壁は、隣り合う前記端壁と前記側壁との間に形成されており、
    前記蓋部は、前後の前記端壁に連設された前後の端部フラップを有し、
    前記端部フラップの側縁部には、前記傾斜壁の内面に重ねられた差込片が形成されており、
    前側の前記端部フラップの先端部の左右の部位は、後側の前記端部フラップの外面または内面の一方に重ねられ、
    前側の前記端部フラップの先端部の中央部には、後側の前記端部フラップの係止領域の外面または内面の他方に重ねられる突出部が突出していることを特徴とする包装箱。
  2. 請求項1に記載の包装箱であって、
    前記蓋部は、前記側壁に連設された側部フラップを有し、
    前記側部フラップの外面に、前記端部フラップが重ねられていることを特徴とする包装箱。
  3. 請求項1または請求項2に記載の包装箱であって、
    記係止領域の内面には、前後方向に延びる罫線が形成されていることを特徴とする包装箱。
  4. 請求項3に記載の包装箱であって、
    前記係止領域の内面には、二本の前記罫線が左右方向に間隔を空けて形成されており、
    前記両罫線の左右方向の間隔は、前記係止領域の基端側から先端側に向かうに連れて大きくなっていることを特徴とする包装箱。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の包装箱であって、
    前記蓋部は、前記側壁に連設された側部フラップを有し、
    前記端部フラップの側縁部および前記側部フラップの側縁部の一方には係止部が形成されるとともに、
    前記端部フラップの側縁部および前記側部フラップの側縁部の他方には窪み部が形成されており、
    前記端部フラップを前記端壁に対して前記胴部の内側に折り返すとともに、前記側部フラップを前記側壁に対して前記胴部の内側に折り返したときに、前記係止部が前記窪み部に入り込むことを特徴とする包装箱。
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