JP7309653B2 - 吸収性物品の収容体 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品の収容体に関する。
従来、収容部材の内部に、複数のおむつや生理用ナプキン等の吸収性物品が収容された吸収性物品の収容体が知られている。このような吸収性物品を収容する収容部材は、吸収性物品を外部の湿気から保護するために、ビニル樹脂やフィルム等の液非透過性部材を含んで構成される場合が多い。例えば、特許文献1には、フィルムによって形成された袋本体部(収容部材)の一端側において、フィルムがガゼット折りされており、当該ガゼット折り部を形成するフィルムの対向する面同士が熱融着処理で接合されることによって、袋本体部が封止されると共に、把手部が形成された包装袋に関する技術が開示されている。
特開2017-178431号広報
近年、環境や社会に関する問題が急速に拡大しているのに応じて、サステナビリティ(持続可能性)の観点から、環境に配慮した製品が要求されている。例えば、製品のパッケージにプラスチック材を用いる代わりに紙や木材等の天然素材を用いた「脱プラ」製品が注目されており、特許文献1のようなフィルム製の収容部材では環境配慮の面で、ユーザーの期待に十分応えることができない。
また、特許文献1のようなガゼット折り構造を有するフィルム製の収容部材では、フィルム同士が対向する面が熱融着によって強固に接合され、係止されている。そのため、一度係止された係止部をユーザーが開封することは困難であり、無理やり開封しようとするとフィルムが破れてしまったり、吸収性物品を上手く取り出せなくなったりするおそれがあった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ガゼット折り構造を有する吸収性物品の収容部材において、環境に配慮しつつ係止部を開封しやすくすることにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、
吸収性物品と、前記吸収性物品を収容する収容部材とを備え、
前記収容部材は、
少なくとも一部分が、紙で構成された最外層と、
少なくとも一部分が、樹脂で構成された最内層と
を有し、
前記収容部材は、前記最外層同士が前記前後方向に互いに対向するように前記上下方向の両外側から内側に折り込まれたガゼット折り構造を有しており、
前記収容部材の前記左右方向の両端部において、
前記最内層同士が前記前後方向に互いに対向している部分が接合された接合部を有し、
前記最外層同士が前記前後方向に互いに対向している部分が接合されていない非接合部を有し、
前記収容部材は、前記左右方向に沿って、前記収容部材同士が重なり且つ溶着された溶着接合部を有する、
ことを特徴とする吸収性物品の収容体である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、ガゼット折り構造を有する吸収性物品の収容部材において、環境に配慮しつつ係止部を開封しやすくすることができる。
図1Aは、使い捨ておむつ収容体1(収容体1)の斜視図である。図1Bは、図1のA-A断面を表す断面模式図である。 図2A及び図2Bは、収容部材10を構成するシート部材10sについて説明する図である。 図3A~図3Dは、収容部材10の構造及び製造方法について説明する図である。 図4Aは、図3DのB-B断面について表す断面模式図である。図4Bは、図3DのC-C断面について表す断面模式図である。 収容部材10に収容された状態における吸収性物品20を前後方向の前側から見たときの平面図である。 吸収性物品20を展開かつ伸長させた状態の吸収性物品20の平面図及び断面図である。 収容部材10の前側面に窓部16が設けられている場合の例について示す収容体1の平面図である。 その他の実施形態に係る、使い捨ておむつ収容体100の正面図及び断面図である。 図9Aは、その他の実施形態に係る収容部材110を前側から見たときの平面図である。図9Bは、その他の実施形態に係る収容部材110を後側から見たときの平面図である。 図10Aは、図9AのB-B断面について表す断面模式図である。図10Bは、図9AのC-C断面について表す断面模式図である。 その他の実施形態に係る、収容部材110に対して吸収性物品120を出し入れする際の様子を表す図である。 その他の実施形態に係る、収容部材110に収容された状態における吸収性物品120を前後方向の前側から見たときの平面図である。 その他の実施形態に係る、吸収性物品120を展開かつ伸長させた状態の吸収性物品120の平面図及び断面図である。 図14Aは、収容部材110に設けられる画像115の配置について説明する図である。図14Bは、図14AのX-X断面について表す断面模式図である。 その他の実施形態に係る、摩擦係数を説明するための図である。 その他の実施形態に係る、摩擦係数の測定結果を示した図である。 その他の実施形態に係る、表面粗さSMDを説明するための図である。 その他の実施形態に係る、表面粗さSMDの測定結果を示した図である。 その他の実施形態に係る、収容部材110の隙間に手を入れて吸収性物品20を取り出している状態を示した図である。 その他の実施形態に係る、収容体100を上下逆様にした状態の正面図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、吸収性物品と、前記吸収性物品を収容する収容部材とを備え、前記収容部材は、少なくとも一部分が、紙で構成された最外層と、少なくとも一部分が、樹脂で構成された最内層とを有し、前記収容部材は、前記最外層同士が前記前後方向に互いに対向するように前記上下方向の両外側から内側に折り込まれたガゼット折り構造を有しており、前記収容部材の前記左右方向の両端部において、前記最内層同士が前記前後方向に互いに対向している部分が接合された接合部を有し、前記最外層同士が前記前後方向に互いに対向している部分が接合されていない非接合部を有する、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
このような吸収性物品の収容体によれば、紙を含んだ収容部材の左右方向両端部に設けられた係止部において、最外層同士が非接合部を有していることにより、従来のフィルム製収容部材において係止部の全体が溶着されている場合と比較して、接合強度が強くなりすぎず、係止部を開封しやすい。また、パッケージ表面が紙製であることにより、環境に配慮した製品であることをユーザーに想起させやすくすることができる。
かかる吸収性物品の収容体であって、前記収容部材の前記左右方向の両端部において、記最外層同士が前記前後方向に互いに対向している部分の全体が非接合部である、ことが望ましい。
このような吸収性物品の収容体によれば、収容部材を開封する際に、前後方向に対向して配置されている2つの対向面(最外層)が互いに接合されていないため、当該2つの対向面を前後方向に離間させやすくなる。したがって、ユーザーが、係止部を剥がして収容体を開封する動作を行い易くすることができる。
かかる吸収性物品の収容体であって、前記収容部材は、前記左右方向の両端部において、前記最内層を構成する前記樹脂同士が、前記前後方向に隣接した状態で溶着されたサイドシール部と、前記前後方向の後側部において、前記最内層を構成する前記樹脂同士が、前記前後方向に隣接した状態で溶着されたバックシール部と、を有する、ことが望ましい。
このような吸収性物品の収容体によれば、熱可塑性を有する樹脂製のシート部材同士を対向させ、溶着手段を用いて接合することにより、左右方向の両側部及び前後方向の後側がしっかりとシールされる。すなわち、収容部材の収容空間を取り囲んでいる最内層の全体がシールされる。これにより、収容体の内部に湿気が入り込み難くなり、防湿性をより向上させることができる。
かかる吸収性物品の収容体であって、前記収容部材は、前記左右方向において最も外側の端から所定の幅の領域にて、前記最内層同士が前記前後方向に互いに対向している部分が接合されていない、ことが望ましい。
このような吸収性物品の収容体によれば、左右方向の外側端部において、シート部材(最内層)同士が接合されていない、所謂ドライエッジが形成される。これにより、左右方向両端部の係止部を剥がして収容体を開封する動作において、当該ドライエッジが係止部(シール部)を剥離させるための剥離起点となるため、開封動作をより行い易くすることができる。
かかる吸収性物品の収容体であって、前記最外層の少なくとも一部には、図柄が設けられており、前記図柄は、水性インクによって構成されている、ことが望ましい。
このような吸収性物品の収容体によれば、水性インクを用いることにより、油性インクを用いて画像を形成する場合と比較して、石油由来の有機溶剤の使用量を削減することができる。これにより、より環境に配慮された収容体とすることができる。
かかる吸収性物品の収容体であって、前記収容部材は、前記最外層の少なくとも一部が切り欠かれることによって、前記最内層が表面側に露出した部分である窓部を有している、ことが望ましい。
このような吸収性物品の収容体によれば、ユーザーは、窓部透かして収容部材の内側を視認することが可能となる。これにより、収容部材の内部に、柔らかな吸収性物品が収容されているのを視認することができようになる。したがって、ユーザーに対して、収容体全体として紙の素材感や柔らかいイメージを想起させやすくすることができる。
かかる吸収性物品の収容体であって、前記最外層の少なくとも一部には、収容部材側図柄が設けられており、前記吸収性物品の最外面の少なくとも一部には、吸収性物品側図柄が設けられており、前記吸収性物品側図柄は、前記窓部を透して前記収容部材の外側から視認可能であり、前記収容部材側図柄の最大濃度は、前記吸収性物品側図柄の最大濃度よりも濃い、ことが望ましい。
このような吸収性物品の収容体によれば、窓部を透して視認される吸収性物品側図柄が、収容部材側図柄よりも薄く見えることにより、吸収性物品自体の柔らかさが強調され、収容体の全体としての柔らかなイメージをより高めることができる。
かかる吸収性物品の収容体であって、前記最外層は、未晒パルプからなる紙によって構成されている、ことが望ましい。
このような吸収性物品の収容体によれば、未晒パルプからなる紙によって自然な風合いを出しやすく、ユーザーに紙の素材感を感じさせやすいことから、収容体が環境に配慮した製品であることを想起させやすくすることができる。また、左右方向端部の係止部を剥がして収容体を開封する際に、最外層が破れ難く、吸収性物品を取り出しやすくすることができる。
かかる吸収性物品の収容体であって、前記収容部材の前記最内層における動摩擦係数の平均値が、前記収容部材の前記最外層における動摩擦係数の平均値よりも小さい、ことが望ましい。
このような吸収性物品の収容体によれば、収容部材の最内層における動摩擦係数の平均値を、最外層の動摩擦係数よりも小さくすることにより、収容体の外観を紙として維持しつつ、最内層の動摩擦係数が最外層の動摩擦係数よりも大きい場合に比べて、吸収性物品の取り出し動作をスムーズに行いやすくなる。
===実施形態===
<吸収性物品収容体1の基本構成>
本発明に係る吸収性物品の収容体として、使い捨ておむつを収容する使い捨ておむつ収容体1(以下、単に「収容体1」とも呼ぶ)を例に挙げて実施形態を説明する。但し、収容体1に収容される吸収性物品は使い捨ておむつには限られず、生理用ナプキンやパンティーライナー、軽失禁用パッド等、収容部材に収容可能なものであれば良い。
図1Aは、使い捨ておむつ収容体1(収容体1)の斜視図である。図1Bは、図1のA-A断面を表す断面模式図である。収容体1は、袋状の部材である収容部材10と、該収容部材10の内部に収容される複数の吸収性物品20(使い捨ておむつ)とを有している。また、収容体1(収容部材10)は、互いに交差する上下方向と、左右方向と、前後方向と、を有している。
収容部材10は、左右方向に沿って筒状に形成されたシート部材10sが、上下方向の両端部にてガゼット折りされ、さらに、左右方向両端部が係止部SW1,SW2によって係止された略6面体形状を有する袋部材である。収容部材10の具体的な構造については後で説明する。収容部材10の内部は、図1Bに示されるように断面略矩形状の収容空間(図1Bにおいて斜線で示される領域)が形成されており、当該収容空間内に1以上の吸収性物品20を収容することが可能である。吸収性物品20は、前後方向に重ねて複数(図1Bでは4つ)収容され、収容部材10の係止部SW1,SW2の何れか一方を開封することによって形成される開口部10E(後述)から自在に出し入れすることが可能である。
(収容部材10)
図2A及び図2Bは、収容部材10を構成するシート部材10sについて説明する図である。図3A~図3Dは、収容部材10の構造及び製造方法について説明する図である。図4Aは、図3DのB-B断面について表す断面模式図である。図4Bは、図3DのC-C断面について表す断面模式図である。
収容部材10は、複数のシート部材が厚さ方向に積層されてなる積層シート部材10s(以下、単にシート部材10sと呼ぶ)によって形成されている。本実施形態において、シート部材10sは、厚さ方向の外側(収容部材10の表面側)に配置された最外層10aと、厚さ方向の内側(収容部材10の裏面側)に配置された最内層10bとが接合された2層構造を有している。但し、シート部材10sが、3層以上の層を有していても良い。
最外層10aは、少なくとも一部分が、紙で構成されている。ここで「紙」とは、植物繊維その他を膠着させて製造したものであり、広義には、素材として合成高分子物質を用いて製造した合成紙のほか,繊維状無機材料を配合した紙も含むものとする。収容体1の最も外側に配置されている最外層10aが紙素材であることにより、当該収容体1が、石油来の材料を削減した所謂「脱プラ」製品であることをユーザーに認識させやすく、環境に優しいイメージをユーザーに与えることができる。したがって、本実施形態において最外層10aは、パルプ繊維等の植物繊維からなる「紙」によって構成されていることが望ましく、また、最外層10aの全体が紙製であることが望ましい。
また、最外層10aの表面側(収容体1の前後方向における前側)の表面には、所定の図柄15が設けられていても良い。図柄15は、収容体1(吸収性物品20)に関する各種情報をユーザーに視認させるために設けられる。本実施形態では、図1Aに示されるように、吸収性物品20の名称(商品名)や特徴(使用されている材料)、吸収性物品20をイメージさせるグラフィック(例えば、コットンの絵)、着用対象者のサイズ等に関する情報が図柄15として設けられている。また、図柄15として各種認証マークの表示(不図示)が設けられていても良い。
図柄15は、所定の水性インクを用いてグラビア印刷やフレキソ印刷によって最外層10aの表面側に印刷されている。一般に、水性インクは溶剤として水が用いられている場合が多く、有機溶剤等を用いた油性インクと比較して安全であり、且つ臭いも少ないことから、環境に優しいインクである。一方、水性インクは、油性インクと比較して被印刷媒体への固着性が弱いため、市場に流通させる商品には使用し難い場合があった。これに対して、本実施形態では非印刷媒体である最外層10aが紙製であるため、水性インクが固着しやすく、図柄15を安定して形成することが可能である。したがって、環境配慮の観点からも、本実施形態の収容部材10に図柄15を印刷するインクとして、水性インクを用いることが好適である。
最内層10bは、少なくとも一部分が、樹脂で構成されている。ここで「樹脂」とは、高分子化合物からなる合成樹脂であり、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の熱可塑性樹脂を使用できる。また、最内層10bは透明な樹脂によって構成されており、少なくとも厚さ方向において一方側(表側)から他方側(裏側)を透かして視認することが可能となっていることが望ましい。特に、収容部材10に窓部16(図7参照、詳細は後述する)が設けられている場合には、当該窓部16を通して収容体1の外側から、収容部材10の内部に収容された吸収性物品20を視認しやすくするために、最内層10bを構成する樹脂は無色透明であることが望ましい。
このような最外層10aと最内層10bとが図2Bのように厚さ方向に積層され、接着剤等によって互いに接合されることによって、表面側が紙製で裏面側が樹脂製のシート部材10sが形成される。
収容部材10を形成する際には、先ず、図3Aのように最外層10aが表側、最内層10bが裏側になるようにシート部材10sを筒状に丸める。そして、上下方向における一端部と他端部とを厚さ方向(前後方向)に重ね合わせ、重ね合わされた部分を左右方向に沿って接合してシート部材接合部BWを形成する。シート部材10sの一端部と他端部との接合は、例えば熱溶着等の公知の溶着手段を用いて行われる。その際、シート部材10sの一端側を左右方向に沿った折り曲げ線F1にて折り曲げ、最内層10b,10b同士が対向するようにしてから、前後方向に隣接した最内層10b,10b同士(シート部材10sの一端部と他端部)を互いに溶着接合する。対向する最内層10b,10bは、いずれも樹脂製のシート部材であり熱可塑性を有していることから、熱溶着等の溶着手段を用いることにより、対向するシート部材同士を十分な強度で接合することができる。これにより、図4Bにおいて波線で示されるようなバックシール部17が形成される。当該バックシール部17により、収容部材10の前後方向の後側において、シート部材10sの最内層10b,10b同士が左右方向に沿って連続的に接合・シールされた状態となる。
次いで、図3Bに示されるように、筒状に形成されたシート部材10sを上下方向の両外側から内側に折り込み、ガゼット折り部G1,G2を形成する。具体的に、ガゼット折り部G1では、左右方向に沿った折り曲げ線F2A及びF2Bにて、シート部材10sが上下方向の一方側から他方側に折り曲げられている。そして、左右方向に沿った折り曲げ線F3にて、最外層10a同士が互いに対向するように、シート部材10sが再度折り曲げられている。これにより、図3Bのような略M字状に折り曲げられたガゼット折り部G1が形成される。このガゼット折り部G1では、図4Aに示されるように、最外層10aのうちの一方側の面である前側対向面10agfと、他方側の面である後側対向面10agbとが、前後方向に対向した状態となっている。なお、ガゼット折り部G2もガゼット折り部G1と同様にして形成される。
次いで、図3Cに示されるように、左右方向の一端側(図3Cでは左側)において、前後方向に重ね合わされたシート部材10s同士を接合して係止部SW1を形成する。係止部SW1では、ガゼット折り部G1,G2を含めて、厚さ方向に対向して配置されている最内層10b同士が、熱溶着等の公知の溶着手段を用いて互いに溶着接合される。上述のシート部材接合部BWで説明したのと同様に、対向する最内層10b,10bは、いずれも樹脂製のシート部材であり熱可塑性を有していることから、熱溶着等の溶着手段を用いることにより、対向するシート部材同士を十分な強度で接合することができる。これにより、図4Aにおいて波線で示されるようなサイドシール部18が形成される。当該サイドシール部18により、収容部材10の左右方向の一方側の端において、シート部材10sの最内層10b,10b同士が上下方向に沿って連続的に係止された状態となる。なお、図4Aは係止部SW2の断面構造について表す図であるが、係止部SW1と係止部SW2とは同等の構造を有していることから、図4Aは係止部SW1の断面構造も表している。
左右方向の一方側(図3Cでは左側)の端部が係止部SW1によって係止された後、ガゼット折り部G1、G2を広げて、断面略矩形状の収容空間を形成し、左右方向の他方側(図3Cでは右側)から、当該収容空間内に吸収性物品20を収容する。本実施形態のようなガゼット折り構造を有する収容部材では、外装を構成するシート部材10sのうちガゼット折りされた部分が、所謂「マチ」として広がるため、図1Bで示したように内部に広い収容空間を形成することができる。すなわち、収容空間の容積が大きくなるため、多くの吸収性物品を収容することが可能となる。
吸収性物品20が収容された後、図3Dのように、左右方向の他端側(図3Dでは右側)において、前後方向に重ね合わされたシート部材10s同士を接合して係止部SW2を形成する。係止部SW2の形成方法は、係止部SW1の形成方法と同様である。
このようにして、内部の収容空間に複数の吸収性物品20を収容した状態の収容部材10が形成される。
(吸収性物品20)
図5は、収容部材10に収容された状態における吸収性物品20を前後方向の前側から見たときの平面図である。図6は、吸収性物品20を展開かつ伸長させた状態の吸収性物品20の平面図及び断面図である。図5及び図6において、吸収性物品20は、互いに交差する縦方向と、横方向とを有している。縦方向は、伸長状態の吸収性物品の長手方向に相当し、図1の左右方向に沿った方向である。横方向は、伸長状態の吸収性物品の短手方向に相当し、図1の上下方向に沿った方向である。
図5及び図6では、収容部材10に収容される吸収性物品20の一例として、テープ型の使い捨ておむつについて示されている。吸収性物品20は、外装体21と、内装体22と、インジケータ23と、ファスニングテープ24と、を有している。
外装体21は、吸収性物品20の最も非肌側に設けられ、内装体22を支持する外装部材である。外装体21としては、例えばSMS(スパンボンドーメルトブローン-スパンボンド)不織布等の適宜な不織布を使用することができる。また、外装体21の非肌側の面(すなわち、吸収性物品20の最外面)には、所定の図柄25が設けられていても良い。図柄25は、収容部材10に設けられた図柄15と同様に、吸収性物品20に関する情報をユーザーに視認させるために設けられている。本実施形態では、図5に示されるように、吸収性物品20の名称(商品名)や特徴(使用されている材料)、吸収性物品20をイメージさせるグラフィック(例えば、コットンの絵)等に関する情報が図柄25として設けられている。また、着用対象者のサイズやその他の情報が表示されていても良い。
内装体22は、***物を吸収する吸収性本体に相当する部材であり、吸収体22aと、吸収体22aよりも厚さ方向の肌側に配置された肌側シート22bと、吸収体22aよりも厚さ方向の非肌側に配置された非肌側シート22cとを有する。
吸収体22aは、尿等の***物を吸収して保持する部材であり、液体吸収性素材を含む吸収性コアが、液透過性のコアラップシートに覆われることによって形成されている。吸収性コアを構成する液体吸収性素材としては、例えばパルプ繊維等の液体吸収性繊維や、高吸収性ポリマー(所謂SAP)等の液体吸収性粒状物を使用することができる。またコアラップシートとしては、例えばティッシュペーパーを使用することができる。
肌側シート22bは、吸収性物品20の着用時において、着用者の肌と当接する部材であり、***物を厚さ方向の肌側から非肌側に透過させて吸収体22aへ移動させる、液透過性のシート部材である。肌側シート22bとしては、例えばエアスルー不織布などの柔軟なシート部材を使用することができる。非肌側シート22cは、吸収体22aによって吸収された尿等の液体が非肌側(着用者の着衣の側)に染み出すことを抑制する、液不透過性のシート部材である。非肌側シート22cとしては、例えば、ポリエチレン(PE)の樹脂フィルムなど柔軟なシート部材を使用することができる。
インジケータ23は、尿及び便の少なくとも一方を検出するための検出部であり、厚さ方向において、吸収体22aと非肌側シート22cとの間に設けられている。本実施形態のインジケータ23は、従来のおむつに採用されているpH指示薬を含むインジケータとして構成されている。例えば、***物のpHを反応因子として、尿または便と接触することによって所定の反応(例えば呈色反応)を呈することにより、尿または便が排出されたことを検出する。図5では、横方向の中央部に、縦方向に沿った帯状のインジケータ23が1本設けられているが、インジケータ23の配置や数量は、検出対象とする***物の種類(尿または便)や***量等に応じて適宜変更可能である。
ファスニングテープ24は、外装体21の縦方向の背側端部において、横方向の両外側に延出するように一対設けられた係合部材である。ファスニングテープ24には不織布等の繊維と係合するフックを備えた面ファスナーが設けられており、吸収性物品20の着用時には、当該面ファスナーの係合力により、一対のファスニングテープ24,24が外装体21(不織布)の腹側領域にそれぞれ係合される。これにより、吸収性物品20の胴回り開口及び脚回り開口が形成され、着用者の身体(胴)に対して吸収性物品20の位置を固定することができる。
吸収性物品20を収容部材10に収容する際には、一対のファスニングテープ24,24を横方向の内側に折り畳み、吸収性物品20の非肌側面が外側になるようにして縦方向の中央部で二つ折りにする。このように、吸収性物品20を図5のようなコンパクトな形状に折り畳み、収容部材10の左右方向と吸収性物品20の縦方向とが揃うようにして、収容する(図3C参照)。
<収容体1の開封動作について>
収容体1から吸収性物品20を取り出して使用する際には、収容部材10の左右方向両端部に設けられている一対の係止部SW1,SW2の何れか一方を剥がして開口部10Eを形成し、当該開口部10Eから吸収性物品20が取り出される。例えば、左右方向の右側に設けられた係止部SW2が開封された場合には、図3Cのように、左右方向の右側端部が開口部10Eとなる。
本実施形態では、図4Aのように、係止部SW1,SW2において、最内層10b,10b同士が前後方向に互いに対向している部分が、サイドシール部18によって溶着接合されている。一方、最外層10a,10a同士が前後方向に互いに対向している部分は接合されていない。これにより、係止部SW1,SW2を開封しやすくすることができる。
ガゼット折り構造を有する吸収性物品の収容部材は、従来、外部の湿気等の水分が浸透することによって吸収性物品が濡れてしまわないように、フィルムや樹脂等の液不透過性のシート部材を用いて形成されることが一般的であった。そして、そのようなフィルムシート等からなる収容部材の両端部を熱溶着手段を用いて係止する場合、加熱された領域の全体が溶けて一体的に接合されるため、係止部全体の接合強度が非常に強くなり、当該係止部を開封することが困難になる場合があった。この場合、別途開封口を設けたり、フィルムシートを切り取りやすく加工したりする必要が生じ、収容体の製造における手間やコストが増加する問題が生じていた。
これに対して、本実施形態の収容部材10は、係止部SW1,SW2においてシート部材同士の一部が接合されていない非接合部を有しているため、係止部SW1,SW2を開封する動作を行い易くなっている。図4Aでは、係止部SW2(SW1)において、ガゼット折り部G1を形成している最外層10aの前側対向面10agfと後側対向面10agbとが互いに接合されていない。同様に、ガゼット折り部G2を形成している最外層10aの対向する面同士も接合されていない。これは、本実施形態の収容部材10において、最外層10aが紙製であることにより、対向面同士が加熱されたとしても互いに溶着し難いことによる。
したがって、係止部SW2(SW1)の全体における接合強度は、上述したような従来のフィルム製収容部材と比較して弱くなり、ユーザーは係止部SW1,SW2を剥がして開封する動作を行い易くなる。例えば、図4Aにおいて、ガゼット折り部G1の前側部(前側対向面10agfが設けられている部分)と、ガゼット折り部G2の後ろ側部(後側対向面10agbが設けられている部分)とを掴んで、前後方向の反対側に引っ張ることにより、係止部SW2を簡単に開封することができる。また、収容部材10を構成するシート部材10sが、少なくとも紙層(最外層10a)と樹脂層(最内層10b)とを有しているので、収容部材10がフィルムシートのみによって構成されている場合と比較して、左右両端部に設けられた係止部SW1、SW2の剛性が高くなる。したがって、収容体1を開封する際にユーザーが係止部を掴んで引っ張ったとしても、シート部材10sが破れたり延びてしまったりすることが生じ難く、開封動作をスムーズに行い易くなる。
さらに、本実施形態の収容部材10では、ユーザーの目に触れる機会が多く目立ちやすいパッケージ表面(最外層10a)を紙製としていることにより、収容体1が環境に配慮した製品であることをユーザーに想起させやすくすることができる。これらにより、広い収容空間を有するガゼット折り構造の吸収性物品の収容部材1において、環境に配慮しつつ係止部を開封しやすくすることが可能となる。
また、本実施形態では、収容部材10の左右方向両端部に設けられた係止部SW1,SW2において、前後方向に対向する最外層10a,10a同士の全体が非接合となっている。例えば、図4Aのガゼット折り部G1において、前後方向に隣接して対向する前側対向面10agfと後側対向面10agbは、その全領域が非接合部となっている。このように非接合部が広く設けられていることにより、収容体1を開封する際に、前側対向面10agfと後側対向面10agbとを前後に離間させやすくなり、ユーザーが、係止部SW1,SW2(サイドシール部18)を剥がして開封する動作を行い易くすることができる。
また、本実施形態の収容部材10は、少なくとも一部が紙によって構成された最外層10aの厚さ方向の裏面側に、少なくとも一部が樹脂によって構成された最内層10bが積層されている。最内層10bを構成する樹脂材は、最外層10aを構成する紙と比較して防湿性が高く、紙製の最外層10aの裏面側に、防湿性の高い樹脂製の最内層10bを積層させることによって、収容部材10の外部から内部の収容空間に湿気等の水分が入り込むことを抑制することができる。これにより、収容部材10に収容された吸収性物品20の品質を良好な状態に保ちやすくすることができる。
そして、収容部材10は、左右方向両側部に設けられた係止部SW1,SW2(サイドシール部18)、及び前後方向の後ろ側面に設けられたシート部材接合部BW(バックシール部17)において、樹脂製の最内層10b,10b同士が厚さ方向に隣接した状態で互いに溶着されている。熱可塑性を有する樹脂製のシート部材(10b)同士を対向させ、溶着手段を用いて接合することにより、左右方向の両側部及び前後方向の後側がしっかりとシールされる。すなわち、収容部材10の収容空間を取り囲んでいる最内層10bの全体がシールされる。これにより、収容体1の内部(収容空間)に湿気が入り込み難くなり、防湿性をより向上させることができる。
また、係止部SW1,SW2において、最内層10b,10b同士が対向している領域(サイドシール部18)の一部で、最内層10b,10b同士が互いに溶着されていない箇所を有していても良い。例えば、係止部SW1,SW2の左右方向において、最も外側の端から所定の幅の領域(例えば、3mm幅の領域)にて、最内層10b,10b同士が接合されていない、所謂ドライエッジが形成されていても良い。このような構成であれば、係止部SW1,SW2(サイドシール部18)を剥がして収容体1を開封する動作において、左右方向の外側端に設けられたドライエッジが、サイドシール部18を剥離させるための剥離起点となるため、開封動作をより行い易くすることができる。
また、本実施形態で収容部材10の最外層10aに設けられた図柄15は、水性インクを用いて印刷されている。水性インクを用いることにより、油性インクを用いて図柄を形成する場合と比較して、石油由来の有機溶剤の使用量を削減することができる。また、収容部材10の最外層10aは紙によって構成されているため、有機溶剤を用いずに印刷を行った場合であっても、最外層10aに図柄15をしっかりと定着させることができる。したがって、より環境に優しい収容体1を実現することができる。
また、収容部材10の外面側(表面側)に、最外層10aの一部の領域が切り欠かれた窓部16が設けられていても良い。図7は、収容部材10の前側面に窓部16が設けられている場合の例について示す収容体1の平面図である。同図7では、収容部材10を構成するシート部材10sのうち、最外層10aの一部の領域が切り欠かれることによって、当該領域にて最内層10bが外面側に露出した窓部16が形成されている。ユーザーは、収容体1の前側から、この窓部16を透かして収容部材10の内側(つまり、収容空間内)を視認することが可能となっている。これにより、ユーザーは、収容部材10の内部に、柔らかな吸収性物品20(紙おむつ等)が収容されているのを視認することができようになる。したがって、収容体1の全体として紙の素材感や柔らかいイメージをユーザーに想起させやすくすることができる。
このとき、当該窓部16を透かして視認できる吸収性物品20の最外面(外装体21)に設けられた図柄25(吸収性物品側図柄に相当)の平均濃度よりも、収容部材10の最外層10aに設けられた図柄15(収容部材側図柄に相当)の平均濃度の方が濃いことが望ましい。窓部16を透して視認される吸収性物品20の図柄25(吸収性物品側図柄)が、収容部材の図柄15(収容部材側図柄)よりも薄く見えることにより、該吸収性物品20自体の柔らかさが強調され、収容体1の全体としての柔らかなイメージを高めることができる。
なお、図柄の濃度は、以下のようにして測定することができる。まず、収容部材10に設けられた図柄15と、吸収性物品20に設けられた図柄25をそれぞれ同じ撮影条件においてデジタルカメラで複数回撮影し、複数の画像データを得る。次いで、これらの画像データをパソコンに取り込み、モノクロ変換後に、256階調のグレースケールに変換して、図柄15と図柄25でそれぞれ最も高い階調値を検出し、複数の画像データについての最高階調値を平均して、それぞれの図柄の最大濃度とする。
また、本実施形態において、収容部材10の最外層10aを構成する素材(紙)として、未晒パルプからなる紙を用いても良い。未晒パルプからなる紙は、自然な風合いを出しやすく、ユーザーに紙の素材感を感じさせやすいことから、収容体1が環境に配慮した製品であることを想起させやすくすることができる。また、未晒パルプは、他の素材と比較して繊維が長く、破れにくい紙を形成することができる。したがって、係止部SW1,SW2を剥がして収容部材10を開封する際に、最外層10aが破れ難くなり、吸収性物品20を取り出しやすくすることができる。
また、収容部材10では、最内層10bにおける動摩擦係数の平均値が、最外層10aにおける動摩擦係数の平均値よりも小さいことが望ましい。収容部材10の開口部10Eから、収容部材10の内部に収容されている吸収性物品20を出し入れする際には(図3C参照)、吸収性物品20の最外面が収容部材10の最内面(最内層10b)と擦れながら出し入れされる。したがって、仮に、収容部材10において最内層10bの動摩擦係数が、最外層10aの動摩擦係数以上であるとした場合、収容部材10の最内面(最内層10b)に吸収性物品20が引っ掛かりやすくなり、取り出し動作が妨げられやすくなるおそれがある。これに対して、収容部材10の最内層10bにおける動摩擦係数の平均値を、最外層10aの動摩擦係数の平均値よりも小さくすることにより、収容体1の外観を紙として維持しつつ、最内層10bの動摩擦係数が最外層10aの動摩擦係数よりも大きい場合と比較して、吸収性物品20の取り出し動作をスムーズに行いやすくなる。
なお、動摩擦係数の測定は、例えば以下のようにして行うことができる。まず、測定対象部分である最外層10a及び最内層10bを所定の大きさ(例えば、長さ10cm、幅20cm程度)に切り出し、これを複数片(例えば10片)ずつ用意してサンプルとする。次いで、各サンプルについて、自動化表面試験機(カトーテック株式会社製 KESFB4-AUTO-A)の摩擦力検出機能を用いて摩擦力を測定する。測定条件は、摩擦子の接触面積が5mm×5mm(0.25cm)とし、荷重Wが摩擦子の重さを含めて垂直方向に50gf(約0.5N)とする。そして、20cmのサンプル幅に対して400gの張力を掛けてサンプルを自動化表面試験機にセットして上記摩擦子を荷重Wでサンプルに接触させ、摩擦子の移動速度を1mm/secとして、摩擦力Fの測定を行い、動摩擦係数の平均値を算出する。
<収容体1のその他の態様について>
収容体1については、上述の態様以外にも、以下のような態様が可能である。図8は、その他の実施形態に係る、使い捨ておむつ収容体100の正面図及び断面図である。図9Aは、その他の実施形態に係る収容部材110を前側から見たときの平面図である。図9Bは、その他の実施形態に係る収容部材110を後側から見たときの平面図である。図10Aは、図9AのB-B断面について表す断面模式図である。図10Bは、図9AのC-C断面について表す断面模式図である。図11は、その他の実施形態に係る、収容部材110に対して吸収性物品120を出し入れする際の様子を表す図である。図12は、その他の実施形態に係る、収容部材110に収容された状態における吸収性物品120を前後方向の前側から見たときの平面図である。図13は、その他の実施形態に係る、吸収性物品120を展開かつ伸長させた状態の吸収性物品120の平面図及び断面図である。図14Aは、収容部材110に設けられる画像115の配置について説明する図である。図14Bは、図14AのX-X断面について表す断面模式図である。図15は、その他の実施形態に係る、摩擦係数を説明するための図である。図16は、その他の実施形態に係る、摩擦係数の測定結果を示した図である。図17は、その他の実施形態に係る、表面粗さSMDを説明するための図である。図18は、その他の実施形態に係る、表面粗さSMDの測定結果を示した図である。図19は、その他の実施形態に係る、収容部材110の隙間に手を入れて吸収性物品20を取り出している状態を示した図である。図20は、その他の実施形態に係る、収容体100を上下逆様にした状態の正面図である。
(態様1)
吸収性物品120と、前記吸収性物品を収容する収容部材110とを備え、前記収容部材110は、少なくとも一部分が、紙で構成された最外層110aと、少なくとも一部分が、前記紙よりも透湿性の低い材料で構成された最内層110bとを有し、前記収容部材110の質量のうち、前記最外層110aを構成する前記紙の質量が占める割合が50%を超える、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
このような吸収性物品の収容体によれば、紙だけでなく、内側に紙よりも透湿性の低い材料で構成された層を有することで収容部材の内部に湿気が入ること抑制し、良好な防湿性を担保することができる。さらに、紙の質量が占める割合が50%を超えることで「紙製容器包装」識別マークの対象となるため、環境に配慮した収容体を提供できる。
(態様2)
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、前記収容部材110は、前記左右方向の両端部において、前記上下方向に沿って接合された一対のサイドシール部117と、前記上下方向の下端部において、前記左右方向に沿って接合されたボトムシール部118とを有し、前記一対のサイドシール部117及び前記ボトムシール部118では、前記収容部材110を構成する1つの面の前記最内層110bに設けられた前記透湿性の低い材料と、前記1つの面とは異なる面の前記最内層110bに設けられた前記透湿性の低い材料とが、前記前後方向に隣接し、溶着されている、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
このような吸収性物品の収容体によれば、収容部材の全てのシール部において、最内層に設けられた透湿性の低い材料同士が溶着されていることで、収容体に湿気が入りにくくなる。
(態様3)
前記吸収性物品を取り出すための開口部110Eを有し、前記開口部110Eは、開閉可能な封止部114を有する、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
このような吸収性物品の収容体によれば、一度開封しても、使用の度に封止部によって収容部材を再封止でき、湿気が入ることを防ぐことができる。
(態様4)
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、前記最外層110a、及び、前記最内層110bに設けられた前記透湿性の低い材料が、前記上下方向において、前記封止部114よりも上側及び下側に設けられている、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
このような吸収性物品の収容体によれば、封止部の上側は、収容部材を開けるときに掴む部分であり、当該上側には最外層のみならず透湿性の低い材料が設けられているため、該掴む部分が破れ難くなる。
(態様5)
前記透湿性の低い材料は、樹脂シートである、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
このような吸収性物品の収容体によれば、樹脂シートを透湿性の低い材料として最内層の少なくとも一部に備えることで、湿気を吸い難い収容体を提供できる。
(態様6)
前記収容部材110は、少なくとも一部分が、樹脂シートのみからなる窓部116と、前記紙と前記樹脂シートとが重複する非窓領域119とを有しており、前記窓部116の表面積が、前記非窓領域119の表面積よりも小さい、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
このような吸収性物品の収容体によれば、窓部により収容体内の吸収性物品を確認でき、また、窓部を最小限にすることで、収容部材の内部に湿気が入りうる可能性を低減できる。
(態様7)
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、前記窓部116は、前記左右方向に沿って前記左右方向の一端から他端まで連続して設けられている、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
このような吸収性物品の収容体によれば、窓領域を幅方向(左右方向)端部まで設けていることで、消費者は開封せずとも内部の吸収性物品を視認しやすくなり、確認等のための開封頻度を低減できる。それにより、収容体の内部に湿気が入る可能性を低減できる。
(態様8)
前記最外層には、図柄115が設けられており、前記図柄115は、水性インクによって構成されている、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
このような吸収性物品の収容体によれば、水性インクを用いることにより、油性インクを用いて画像を形成する場合と比較して、石油由来の有機溶剤の使用量を削減することができる。これにより、より環境に優しい収容体を実現することができる。
(態様9)
前記吸収性物品120の最外面の少なくとも一部には、図柄125が設けられており、前記収容部材110の前記最外層に設けられた前記図柄115の最大濃度は、前記吸収性物品120の前記最外面に設けられた前記図柄125の最大濃度よりも濃い、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
このような吸収性物品の収容体によれば、吸収性物品の最外面に設けられた図柄が、収容部材の最外層に設けられた図柄よりも目立ちにくくなる。つまり、吸収性物品の図柄が収容部材の外側からより視認されにくくなる。これにより、収容部材側に設けられた図柄の視認性をより向上させ、収容部材が環境に配慮した紙製であることを使用者に認識させやすくすることができる。
(態様10)
吸収性物品120と、吸収性物品120を収容する収容部材110とを備え、収容部材110は、少なくとも一部分が紙で構成された紙層(最外層)110aを有し、紙層110aの少なくとも一部分に、未晒パルプからなる未晒パルプ領域を有することを特徴とする吸収性物品の収容体。
そうすると、未晒しパルプ領域は光を通しにくく、そのような未晒パルプ領域を有する収容部材110に収容することで、吸収性物品120に含まれることの多いゴムやウレタン等といった弾性部材、液不透過性のフィルム、インク(フィルム、ターゲットテープ、インジケータ等の印刷に用いられるインク)などの黄変し易い部材への紫外線の影響を低減し、吸収性物品120の黄変を抑制することができる。
(態様11)
収容部材110の未晒パルプ領域の外表面の少なくとも一部には、図柄115が設けられていることを特徴とする吸収性物品の収容体。
漂白された晒パルプからなる紙層110aの外表面に図柄115を設けた場合、収容されている吸収性物品120が透けて図柄115が見えにくくなってしまうことがあるが、未晒パルプ領域は厚みが厚く、また、茶褐色又は暗褐色等であるため、中身が透けず、図柄115が視認し易い。
(態様12)
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、吸収性物品120の最外面の少なくとも一部には、図柄125が設けられており、未晒パルプ領域に設けられている図柄115を収容部材側図柄115とし、吸収性物品120に設けられている図柄125を吸収性物品側図柄125としたとき、吸収性物品120が収容部材110内のある位置に位置している状態において、収容部材側図柄115と吸収性物品側図柄125とが、前後方向に見たときに、重複している部分を有することを特徴とする吸収性物品の収容体。
そうすると、未晒パルプ領域は厚みが厚く、且つ、茶褐色又は暗褐色等であるため、該未晒パルプ領域の図柄115と吸収性物品120の図柄125とが重複しても、吸収性物品120の図柄115が透けて見えることはなく、未晒パルプ領域に設けられている図柄115の視認性を維持できる。
(態様13)
吸収性物品120と、吸収性物品120を収容する収容部材110とを備え、収容部材110は、少なくとも一部分が、紙で構成された最外層110aを有し、最外層110aにおいて、ベック平滑度が20秒未満である領域に、図柄115の少なくとも一部が印刷されていることを特徴とする吸収性物品の収容体。
そうすると、最外層110aにおいてベック平滑度が20秒未満である領域の少なくとも一部と重複するように図柄115を印刷することにより、領域に形成された図柄115が擦れたように見えるようになる。これにより、収容部材110や、その内部に収容されている吸収性物品120についての素材感や柔らかなイメージを、ユーザーに想起させやすくすることができる。
(態様14)
互いに交差する上下方向と、左右方向と、前後方向とを有し、図柄115(1151)は、第1部分1151Aと、第1部分1151Aとは異なる第2部分1151Bとを有しており、前後方向において、第1部分1151Aと第2部分1151Bとの位置が異なっていることを特徴とする吸収性物品の収容体。
そうすると、第1部分1151Aと第2部分1151Bとの前後方向における位置が異なっていることにより、図柄1151(115)が立体的に見えるようになる。したがって、図柄1151(115)が平面的に見える場合と比較して、収容部材110が3次元的に膨らんだ形状が強調され、ユーザーに対して、収容体100の柔らかなイメージを想起させやすくすることができる。
(態様15)
左右方向の両端部において、収容部材110を構成する1つの面と、1つの面とは異なる面とが、前後方向に隣接し、溶着されたサイドシール部117を有し、第1部分1151Aはサイドシール部117と重複しない位置に配置され、第2部分1151Bはサイドシール部117と重複する位置に配置されていることを特徴とする吸収性物品の収容体。
そうすると、サイドシール部117と重複する平面的な領域と、サイドシール部117と重複しない(前側シート部材111及び後側シート部材112が湾曲した領域である湾曲領域110crと重複する)曲面的な領域とに跨って図柄1151が配置されていることにより、図柄1151がより複雑で3次元的な形状に見え、ユーザーに対して収容体100の柔らかなイメージをより想起させやすくすることができる。
(態様16)
吸収性物品120と、吸収性物品120を収容する収容部材110とを備え、収容部材110は、少なくとも一部分が、紙で構成された最外層110aと、少なくとも一部分が、樹脂で構成された最内層110bとを有し、最内層110bを構成する樹脂にはバイオマスプラスチックが含まれていることを特徴とする吸収性物品の収容体。
そうすると、収容部材110の表面(最外層110a)を紙製とすることで、収容体100が環境に配慮した製品であることをユーザーに想起させやすくすることができる。一方、収容部材110の裏面(最内層110b)を樹脂製とすることにより防湿性を高め、内部に収容された吸収性物品120が湿ってしまうことを抑制することができる。さらに、最内層110bを構成する樹脂がバイオマスプラスチックを含んでいることにより、従来品と比較して石油由来の物質の含有割合を低くすることができる。これらにより、防湿性に優れ、且つ環境に優しい吸収性物品120の収容体100を提供することができる。
(態様17)
最内層110bを構成する樹脂に含まれているバイオマスプラスチックの重量は、収容部材110の重量の10%以上であることを特徴とする吸収性物品の収容体。
そうすると、一般社団法人日本有機資源協会が定める「バイオマスマーク制度」に規定されるバイオマスプラスチックの含有割合の基準(バイオマス度が10%以上)を満たすことができる。これにより、当該制度の認証マーク(バイオマスマーク10%)を表示することが可能となり、収容体が環境に配慮した製品であることを、ユーザーにより認識させやすくすることができる。
(態様18)
吸収性物品120を構成する部材の少なくとも一部に、バイオマスプラスチックが含まれていることを特徴とする吸収性物品の収容体。
そうすると、吸収性物品120にもバイオマスプラスチックが含まれることにより、環境に配慮した製品であることをよりユーザーにより認識させやすくすると共に、ユーザーが安心して吸収性物品120を使用することができるようになる。
(態様19)
吸収性物品120の重量に対する、吸収性物品120に含まれるバイオマスプラスチックの重量の割合よりも、収容部材110の重量に対する、収容部材110に含まれるバイオマスプラスチックの重量の割合の方が大きいことを特徴とする吸収性物品の収容体。
そうすると、収容部材110におけるバイオマスプラスチックの含有率を、吸収性物品120におけるバイオマスプラスチックの含有率よりも高めることで、その分、収容部材110における石油由来原料の含有率を低くすることができる。したがって、石油由来原料の使用量を削減し、より環境に優しい吸収性物品120の収容体100を実現することができる。
(態様20)
最外面の少なくとも一部が紙で構成された収容部材110と、収容部材110により収容され、最外面の少なくとも一部が不織布で構成された吸収性物品120と、を備える吸収性物品120の収容体100であって、収容部材110の最内面(最内層)110bにおける動摩擦係数MIUの最小値が、紙で構成された収容部材110の最外面(最外層)110aの動摩擦係数MIUよりも、小さいことを特徴とする吸収性物品の収容体。
そうすると、収容体100の外観を紙として維持しつつ、最内面110bの動摩擦係数MIUが最外面110aの動摩擦係数MIUよりも大きい場合に比べて、吸収性物品120の取出し時における不織布の毛羽立ちを抑制することができる。
(態様21)
吸収性物品120の最外面110aの少なくとも一部は、収容部材110と対向する対向面となっており、前記収容部材110の最内面における動摩擦係数MIUの最小値が、前記対向面における動摩擦係数MIUの最小値よりも、小さいことを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、最内面の動摩擦係数MIUが吸収性物品120の対向面の動摩擦係数MIUよりも大きい場合に比べて、吸収性物品120の取出し時における不織布の毛羽立ちを抑制することができる。
(態様22)
紙の最外面110aの動摩擦係数MIUが、吸収性物品120の最外面110aにおける動摩擦係数MIUの最大値よりも、小さいことを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、最外面110aの動摩擦係数MIUが吸収性物品120の対向面の動摩擦係数MIUよりも大きい場合に比べて、吸収性物品120を取り出した後の収容部材110と吸収性物品120の接触による不織布の毛羽立ちを抑制することができる。
(態様23)
吸収性物品120の最外面110aの少なくとも一部は、収容部材110と対向する対向面となっており、吸収性物品120の最も肌側の面における動摩擦係数MIUの最小値が、対向面における動摩擦係数MIUの最小値よりも、小さいことを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、吸収性物品120の最も肌側の動摩擦係数MIUが対向面の動摩擦係数MIUよりも大きい場合に比べて、着用時に吸収性物品120が擦れた際に、着用者が違和感を覚えにくい。また、最内面と対向面が擦れた際に、最も肌側の面同士が滑りやすいので、対向面が最内面につられて動きやすく、毛羽立ちを抑制することができる。
(態様24)
吸収性物品120の最外面110aの少なくとも一部は、収容部材110と対向する対向面となっており、対向面における動摩擦係数MIUの最小値が、吸収性物品120の最も肌側の面における動摩擦係数MIUの最小値よりも、小さいことを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、吸収性物品120の対向面の動摩擦係数MIUが最も肌側の面の動摩擦係数MIUよりも大きい場合に比べて、吸収性物品120を収容部材110から取出しやすい。
(態様25)
前記収容部材110の最内面における表面粗さSMDの最小値が、前記紙で構成された前記収容部材110の最外面110aにおける表面粗さSMDよりも、小さいことを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、収容部材110の最内面においては、表面粗さSMDが小さいので擦れによる吸収性物品120の損傷が抑制され、最外面110aにおいては、表面粗さSMDが大きいので指に引っ掛かりやすく収容体100が持ちやすくなる。
(態様26)
吸収性物品120の最外面110aの少なくとも一部は、収容部材110と対向する対向面となっており、収容部材110の最内面における表面粗さSMDの最小値が、対向面における表面粗さSMDの最小値よりも、小さいことを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、収容部材110の最内面においては、表面粗さSMDが小さいので擦れによる吸収性物品120の損傷が抑制され、吸収性物品120の対向面においては、表面粗さSMDが大きいので指に引っ掛かりやすく吸収性物品120を収容部材110から取出しやすくなる。
(態様27)
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、収容部材110の上端部には、吸収性物品120を取り出す際に開封する開口部110Eが設けられており、収容体100の下端が接地して収容体100が直立した状態において、吸収性物品120と開口部110Eの間に隙間が設けられていることを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、隙間に手を入れることができるので、手指によって収容部材110を広げやすくなり、取り出す際に吸収性物品120が擦れにくくなる。
なお、図8に示す収容体100の下端が接地して収容体1が直立した状態における吸収性物品120は、吸収性物品120の自重により収容部材110の底面113に当接し、左右方向においては中央に位置している。かかる状態とするには、例えば、収容部材110の上端部を掴んで持ち上げ、軽く上下に振った後に、ゆっくりと収容体100を直立させることで実現することができる。また、収容体100の下端が接地して該収容体100が直立した状態においてインジケータ123の少なくとも一部が非窓領域119と重複する場合、吸収性物品120は内部空間において移動させることができる。つまり、吸収性物品120を収容部材110の底面113と当接させ、左右方向においては内部空間において任意の位置に位置することができる。
(態様28)
開口部110Eは、収容部材110の上端よりも下側に位置することを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、収容部材110の上端に開口部110Eがある場合に比べて、さらに隙間が形成されるので(隙間+開口部110Eから上端まで部分)、手指によって収容部材110がより一層広げやすくなり、取り出す際に吸収性物品120がより一層擦れにくくなる。
(態様29)
前記収容体には、複数の前記吸収性物品120が収容されており、前記吸収性物品120が、前記前後方向において並んでいる一方で、前記上下方向と前記左右方向においては並んでいないことを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、列の数が2列以上の場合に比べて、列と列が接触することがないので、列の形状が崩れることを抑制することができる。
(態様30)
収容体100の下端が接地して収容体100が直立した状態において、前後方向に見たときに、窓部116の上端及び下端が、吸収性物品120と重複することを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、窓部116と非窓領域119の境界は、剛性が変化して折れ曲がりやすいので、上端と下端が吸収性物品120と重複することにより、かかる部分で折り曲がりにくくなる。
(態様31)
収容体100の下端が接地して収容体100が直立した状態において、窓部116の上端が、収容状態における吸収性物品120の上下方向における中心よりも上側に位置することを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、窓部116と非窓領域119の境界は、剛性が変化して折れ曲がりやすいので、例えば、使用済み品の吸収性物品120を上下方向に2つ折りにして収容体100に入れて廃棄する際に、収容体100をコンパクトにしやすくなる。
(態様32)
かかる吸収性物品120の収容体であって、互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、収容部材110は、前面(前側シート部材)111と、後面(後側シート部材)112と、底面(底面シート部材)113とを有し、前面111の下端部と後面112の下端部の間には、底面113を形成するための襠が設けられており、収容部材110の上端部には、襠が設けられていないことを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、下端部は広げることができないので、予め襠を設けて収容部材110の下側を広くすることにより、吸収性物品120を取り出す際に収容部材110と吸収性物品120が擦れることを抑制することができる。
(態様33)
吸収性物品120は、着用者の腹側に当接する腹部126と、着用者の背側に当接する背部127と、を有し、腹部126と背部127が対向しており、吸収性物品120の股下側が収容体100の上側に位置するように、吸収性物品120が収容部材110に入れられていることを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、吸収性物品120の股下側は剛性が高いので、収容時において下側を上側にすることにより、取出し時に吸収性物品120を引っ張りやすくなる。
(態様34)
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、収容部材110と、収容部材110により収容され、***物を検知するインジケータ123を有する吸収性物品120と、を備えた吸収性物品120の収容体であって、収容部材110には、外部から吸収性物品120を視認することができる窓部116と、視認することができない非窓領域119と、が設けられており、収容体100の下端が接地して収容体100が直立した状態において、前後方向に見たときに、インジケータ123
の少なくとも一部が非窓領域119と重複することを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、外部から内部の吸収性物品120を視認することができ、かつ、陳列時等に非窓領域119と重複するインジケータ123は、紫外線との反応が抑制されるので、インジケータ123の劣化を抑制することができる。
なお、「収容体100の下端が接地して該収容体100が直立した状態において、前後方向に見たときに、インジケータ123の少なくとも一部が非窓領域119と重複する」とは、吸収性物品120が収容部材110の内部で左右方向に動いたときに、そのどの位置でも「前後方向に見たときに、インジケータ123の少なくとも一部が非窓領域119と重複する」を満たしていることを意味するのではなく、どこか1つの位置で満たしていれば足りることを意味する。
(態様35)
吸収性物品120には、製品図柄125が印刷されており、収容体100の下端が接地して収容体100が直立した状態において、収容部材110の外部から窓部116を通して製品図柄125の少なくとも一部が視認できることを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、陳列時等に消費者が開封することなく吸収性物品120の製品図柄125を確認することができる。
(態様36)
製品図柄125には、吸収性物品120が製造された国名、吸収性物品120を製造又は販売する会社名のロゴ、吸収性物品120の商品名のロゴ、及び吸収性物品120に使用されている材料の少なくともいずれか1つの標記が含まれていることを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、陳列時等に消費者が開封することなく吸収性物品120の製造国、製造会社名のロゴ、商品名のロゴ、及び使用されている材料の少なくともいずれか1つを確認することができる。
(態様37)
吸収性物品120は、着用者の腹側に当接する腹部126と、着用者の背側に当接する背部127と、を有し、収容体100の下端が接地して収容体100が直立した状態において、腹部126又は背部127が窓領域と対向することを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、陳列時等に消費者が開封することなく吸収性物品120(おむつ)の側面に比べて面積の大きい正面又は背面を確認することができる。
(態様38)
吸収性物品120は、着用者の腹側に当接する腹部126と、着用者の背側に当接する背部127と、を有し、腹部126と背部127が対向しており、吸収性物品120は、吸収性物品120の股下側が収容体100の下側に位置するように収容され、収容状態における吸収性物品120を上下方向に4等分した際の最も下側の領域である股下領域を有し、収容体100の下端が接地して収容体100が直立した状態において、前後方向に見たときに、股下領域の少なくとも一部が非窓領域119と重複することを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、インジケータ123は股下領域に特に必要とされるので、股下領域と非窓領域119が重複することにより、陳列時等にインジケータ123と紫外線との反応が抑制されるので、インジケータ123の劣化を抑制することができる。
(態様39)
前記吸収性物品120は、インジケータ123として、腹部126に位置する部分と背部127に位置する部分とを有しており、腹部126及び背部127の一方が窓部116と対向しており、インジケータ123のうちの一方に位置する部分よりも、インジケータ123のうちの他方に位置する部分の方が、上下方向の上側に長く延びていることを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、長さの長いインジケータ123の部分を窓部116と対向させた場合に比べて、陳列時等にインジケータ123と紫外線との反応が抑制される(窓部116と重複するインジケータ123が少なくなる)ので、インジケータ123の劣化を抑制することができる。
(態様40)
吸収性物品120は、インジケータ123として、腹部126に位置する部分と背部127に位置する部分とを有しており、腹部126及び背部127の一方が窓部116と対向しており、インジケータ123のうちの一方に位置する部分は、インジケータ123のうちの他方に位置する部分よりも、上下方向の上側に長く延びていることを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、長さの短いインジケータ123の部分を窓部116と対向させた場合に比べて、非窓領域119において股下領域の劣化を抑制しつつ、陳列時等に消費者が外部からインジケータ123を視認しやすい。
(態様41)
収容体100の下端が接地して収容体100が直立した状態において、一方に位置する部分と非窓領域119とが重複する重複部分の上下方向における長さが、一方に位置する部分と窓部116とが重複する重複部分の上下方向における長さよりも、長いことを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、長さが長い一方のインジケータ123において、窓部116からインジケータ123を視認可能としつつ、非窓領域119の方が重複領域の長さが長いので、短い場合に比べてインジケータ123の劣化を抑制することができる。
(態様42)
収容体100の下端が接地して収容体100が直立した状態において、インジケータ1233と非窓領域119とが重複する重複部分の上下方向における長さが、インジケータ123と窓部116とが重複する重複部分の上下方向における長さよりも、長いことを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、窓部116のほうが長い場合に比べて、陳列時にインジケータ123と紫外線との反応が抑制されるので、インジケータ123の劣化を抑制することができる。
(態様43)
収容体100の下端が接地して収容体100が直立した状態において、前後方向に見たときに、窓部116の上端が、吸収性物品120と重複しないことを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、陳列時等に消費者が開封することなく吸収性物品120の一端まで確認することができる。
(態様44)
収容体100の下端が接地して収容体100が直立した状態とは上下関係が逆様となる状態において、前後方向に見たときに、インジケータ123の少なくとも一部が非窓領域119と重複することを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、収容体100を逆様にした状態において(紙の収容部材110なので内部に隙間がある。つまり、吸収性物品120が内部で収容体100の上側へ移動した状態において)、インジケータ123と紫外線との反応が抑制されるので、インジケータ123の劣化を抑制することができる。
(態様45)
収容部材110は、前面111と、後面112と、底面113とを有し、前面111の下端部と後面112の下端部の間には、底面113を形成するための襠が設けられており、収容部材110の上端部には、襠が設けられておらず、収容部材110の下端部において、底面部13は、前面111及び後面112の少なくとも一方と、接合されていることを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、収容部材110の下端部における部材同士の接合層の数が収容部材110の上端部における部材同士の接合層の数よりも多いので、収容部材110の下端部が補強され、下端部の損傷によるインジケータ123の露出を抑制し、インジケータ123の劣化を抑制することができる。
(態様46)
吸収性物品1は、着用者の腹側に当接する腹部126と、着用者の背側に当接する背部127と、を有し、腹部126と背部127が対向しており、吸収性物品120の股下側が収容体100の下側に位置するように、吸収性物品120が収容部材110に入れられていることを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、吸収性物品120は股下側が厚いので、股下側が位置する収容部材110の部分は裂けやすくなるが、股下側を収容部材110の上側とした場合に比べて、収容部材110の下端部の接合層の数が上端部の接合数の数より多いので(下端部の方がしっかりと接合されているので)、収容部材110の損傷によるインジケータ123の露出を抑制し、インジケータ123の劣化を抑制することができる
(態様47)
収容部材110と、収容部材110に収容され、吸収性コア122aを備える吸収性物品120と、を備えた吸収性物品120の収容体100であって、収容部材110には、図柄115が印刷されており、吸収性物品120が収容部材110内のある位置に位置している状態において、吸収性物品120の厚さ方向に見たときに、図柄115の少なくとも一部が、吸収性コア122aと重複しないことを特徴とする吸収性物品の収容体。
そうすると、収容体100が複数並べられる梱包時等において、隣り合う収容体100同士の図柄115の擦れや吸収性物品120への図柄115の色移りを抑制することができる。
なお、吸収性物品120は、収容部材110の内部空間において移動させることができるので、収容部材110の内部空間における位置によっては、吸収性物品120(吸収性コア122a)と図柄115の位置関係が成立しない場合があり得る。そのため、吸収性物品120が内部空間において取り得る任意の位置のうちのある位置(内部空間のいずれかの位置)に位置し、記載の位置関係が成立している状態について説明する。なお、吸収性物品120と図柄115の位置関係が常に成立する場合もあり、かかる場合は、内部空間における吸収性物品120の位置はいずれであってもよい。なお、「吸収性物品120が収容部材10内のある位置に位置している状態において、吸収性物品120の厚さ方向に見たときに、図柄115の少なくとも一部が、吸収性コア122aと重複しない」とは、吸収性物品120が収容部材110の内部で動いたときに、そのどの位置でも「吸収性物品120の厚さ方向に見たときに、図柄115の少なくとも一部が、吸収性コア122aと重複しない」を満たしていることを意味するのではなく、どこか1つの位置で満たしていれば足りることを意味する。「吸収性物品120が収容部材110内のある位置に位置している状態において」も同様の意味とする。
(態様48)
吸収性物品120が収容部材110内のある位置に位置している状態において、吸収性物品120の厚さ方向に見たときに、図柄115の少なくとも一部が、吸収性物品120と重複しないことを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、収容体100が複数並べられる梱包時等において、隣り合う収容体100同士の図柄115の擦れや吸収性物品120への図柄115の色移りを抑制することができる。
(態様49)
吸収性物品120が収容部材110内のある位置に位置している状態において、吸収性物品120の厚さ方向に見たときに、図柄115と吸収性物品120とが重複しない領域が、図柄115と吸収性物品120とが重複する領域よりも、大きいことを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、重複しない領域が小さい場合に比べて、図柄115の擦れや吸収性物品120への図柄115の色移りを抑制することができる。
(態様50)
収容部材110の最外面110aの少なくとも一部は、紙で構成され、収容部材110は、内部に内部空間を有し、内部空間は、吸収性物品120が存在する空間と、吸収性物品120が存在しない隙間空間とを有し、吸収性物品120が収容部材110内のある位置に位置している状態において、吸収性物品120の厚さ方向に見たときに、図柄115の少なくとも一部が、隙間空間と重複することを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、隙間空間には吸収性物品120が存在しないので、かかる部分と重複する図柄115の擦れや吸収性物品120への図柄115の色移りを抑制することができる。
(態様51)
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、収容部材110は、前面111と、後面112と、底面113とを有し、前面111の下端部と後面112の下端部の間には、底面113を形成するための襠が設けられており、収容部材110の上端部には、襠が設けられておらず、図柄115の少なくとも一部が、収容部材110の上部に位置することを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、左右方向の中心における前面111と後面
12の間の距離は、上部が下部より短いので、上部に図柄115を印刷することにより、隣り合う収容体100の図柄115同士の間隔を広げることができ、収容部材110の図柄115の擦れや吸収性物品120への図柄115の色移りを抑制することができる。
(態様52)
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、収容部材110の上端部には、吸収性物品120を取り出す際に開封する開口部110Eが設けられており、開封部110Eには、図柄115が印刷されていないことを特徴とする吸収性物品120の収容体100。
そうすると、吸収性物品120の開封時に触る開口部110Eに図柄115が印刷されていないので、手へのインク移り及び図柄115の擦れを抑制することができる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。
1 吸収性物品の収容体(収容体)、
10 収容部材、
10s シート部材(積層シート部材)、
10a 最外層、10agf 前側対向面、10agb 後側対向面、
10b 最内層、
10E 開口部、
11 前側シート部材、11a 最外層、11b 最内層、
12 後側シート部材、12a 最外層、12b 最内層、
13 底面シート部材、13a 最外層、13b 最内層、
15 図柄(収容部材側図側)、
16 窓部、
17 バックシール部、
18 サイドシール部、
20 吸収性物品、
21 外装体、
22 内装体、22a 吸収体、22b 肌側シート、22c 非肌側シート、
23 インジケータ、
24 ファスニングテープ、
25 図柄(吸収性物品側図側)、
SW1 係止部、SW2 係止部、BW シート部材接合部、
G1 ガゼット折り部、G2 ガゼット折り部、

Claims (9)

  1. 互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、
    吸収性物品と、前記吸収性物品を収容する収容部材とを備え、
    前記収容部材は、
    少なくとも一部分が、紙で構成された最外層と、
    少なくとも一部分が、樹脂で構成された最内層と
    を有し、
    前記収容部材は、前記最外層同士が前記前後方向に互いに対向するように前記上下方向の両外側から内側に折り込まれたガゼット折り構造を有しており、
    前記収容部材の前記左右方向の両端部において、
    前記最内層同士が前記前後方向に互いに対向している部分が接合された接合部を有し、
    前記最外層同士が前記前後方向に互いに対向している部分が接合されていない非接合部を有し、
    前記収容部材は、前記左右方向に沿って、前記収容部材同士が重なり且つ溶着された溶着接合部を有する、
    ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品の収容体であって、
    前記収容部材の前記左右方向の両端部において、前記最外層同士が前記前後方向に互いに対向している部分の全体が非接合部である、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
  3. 請求項1または2に記載の吸収性物品の収容体であって、
    前記収容部材は、
    前記左右方向の両端部において、前記最内層を構成する前記樹脂同士が、前記前後方向に隣接した状態で溶着されたサイドシール部を有する、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
  4. 請求項1~3の何れか1項に記載の吸収性物品の収容体であって、
    前記収容部材は、前記左右方向において最も外側の端から所定の幅の領域にて、前記最内層同士が前記前後方向に互いに対向している部分が接合されていない、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
  5. 請求項1~4の何れか1項に記載の吸収性物品の収容体であって、
    前記最外層の少なくとも一部には、図柄が設けられており、
    前記図柄は、水性インクによって構成されている、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
  6. 請求項1~5の何れか1項に記載の吸収性物品の収容体であって、
    前記収容部材は、前記最外層の少なくとも一部が切り欠かれることによって、前記最内層が表面側に露出した部分である窓部を有している、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
  7. 請求項6に記載の吸収性物品の収容体であって、
    前記最外層の少なくとも一部には、収容部材側図柄が設けられており、
    前記吸収性物品の最外面の少なくとも一部には、吸収性物品側図柄が設けられており、
    前記吸収性物品側図柄は、前記窓部を透して前記収容部材の外側から視認可能であり、
    前記収容部材側図柄の最大濃度は、前記吸収性物品側図柄の最大濃度よりも濃い、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
  8. 請求項1~7の何れか1項に記載の吸収性物品の収容体であって、
    前記最外層は、未晒パルプからなる紙によって構成されている、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の吸収性物品の収容体であって、
    前記収容部材の前記最内層における動摩擦係数の平均値が、前記収容部材の前記最外層における動摩擦係数の平均値よりも小さい、ことを特徴とする吸収性物品の収容体。
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