JP2022105947A - 包装吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】開封時に剥離音を発生させない包装吸収性物品を提供する。【解決手段】包装シートの一面側に、一面側にズレ止め用粘着部を有する吸収性物品が、前記ズレ止め用粘着部が前記包装シートの前記一面側と対向するように展開された状態で載置され、前記包装シートと前記吸収性物品とが、前記吸収性物品が内側になるように前記吸収性物品の長手方向に三つ折り以上に折り畳まれ、折り畳まれた前記包装シートの前記長手方向に沿う両端部にシール部を有する、包装吸収性物品であって、前記両端部のシール部の一方側のシール部の内側に易破断線を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、包装吸収性物品に関する。
生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッドといった吸収性物品は、包装シートによって個別に包装された状態で提供されているものが多い。そして、このような個別に包装された吸収性物品(包装吸収性物品)は、吸収性物品が包装材とともにそれらの長手方向に折り畳まれ、折り畳まれて重ね合わされた該包装材同士が個装体の一対の縁部において互いに接合されているものが一般的である(例えば、特許文献1)。
特開2007-268015号公報
特許文献1に記載の個装体(包装吸収性物品)の縁部における接合は、ヒートシール等によって包装材同士が接合されてなる複数の接合部から形成されている。よって、包装吸収性物品を開封する際には、接合部における包装材同士を剥がして包装材を展開する必要がある。しかしながら、その場合、包装材同士が剥がれる音(剥離音)が必然的に発生し、このような剥離音を気にする使用者も多い。
本発明の一態様は、開封時に剥離音を発生させない包装吸収性物品を提供することを課題とする。
本発明の第一の態様は、包装シートの一面側に、一面側にズレ止め用粘着部を有する吸収性物品が、前記ズレ止め用粘着部が前記包装シートの前記一面側と対向するように展開された状態で載置され、前記包装シートと前記吸収性物品とが、前記吸収性物品が内側になるように前記吸収性物品の長手方向に三つ折り以上に折り畳まれ、折り畳まれた前記包装シートの前記長手方向に沿う両端部にシール部を有する、包装吸収性物品であって、前記両端部のシール部の一方側のシール部の内側に易破断線を有する。
上記第一の態様によれば、包装吸収性物品の開封時、両端部のシール部の一方側のシール部の内側に形成された易破断線に沿って包装シートを切断できるので、シールされた包装シート同士を剥がす必要がなく、包装シート同士が剥がれる音(剥離音)をなくすことができる。
また、易破断線に沿って包装シートを切断することで開封することができるので、シールされた包装シート同士を剥がして開封するよりも、開封時に要する力が小さくて済む。
そして、両端部のシール部の一方側のシール部の内側に形成された易破断線に沿って包装シートを切断すると、吸収性物品の側面が露出し、吸収性物品の側面(側部)を引き出すことで吸収性物品を取り出すことができる。したがって、吸収性物品を取り出すまでのステップが少なく、簡単な動作で迅速に、吸収性物品を開封して取り出すことができる。
さらに、吸収性物品の取り出し後、袋状の包装シートを残すことができるので、使用済みの吸収性物品の廃棄時に、使用済みの吸収性物品を袋状の包装シート内に入れることで、簡単に廃棄することができ、且つ衛生的に処理することができる。
また、上述のように易破断線に沿って包装シートを切断して開封する他に、包装シートの両端部のシール部において、シールされた包装シート同士を剥がして開封することもできるので、使用者が、要望に合わせて開封方法を選択し開封することができる。
本発明の第二の態様は、前記包装シートは前記長手方向に沿って三つ襞折りされ、前記ズレ止め用粘着部は前記三つ襞折りの上面と対向するように載置され、前記上面は剥離処理がなされ、前記三つ襞折りされた包装シートの下面の端部は前記一方側のシール部に含まれ、前記三つ襞折りされた包装シートの下面側の襞折り線は前記両端部のシール部の他方側のシール部に含まれ、前記三つ襞折りされた包装シートの上面側の襞折り線と上面の端部は、それぞれ前記両端部のシール部の内側に位置する。
上記第二の態様によれば、包装吸収性物品の開封時、両端部のシール部の一方側のシール部の内側に形成された易破断線に沿って包装シートを切断すると、吸収性物品の側面が露出するので、吸収性物品の側面(側部)を引き出すことで吸収性物品を取り出すことができる。三つ襞折りされた包装シートの下面の端部と下面側の襞折り線が、シールによって固定され、上面側の襞折り線と上面の端部は、シールされていないため、吸収性物品の側面を引き出すと、ズレ止め用粘着部を介して吸収性物品と接着された当該上面がスライドする。そして、吸収性物品が包装シートから引き出された状態で、吸収性物品を包装シートから剥離することができる。したがって、吸収性物品を吸収性物品の側面側からスムーズに取り出すことができる。
本発明の第三の態様は、前記包装シートは、第1包装シートと第2包装シートとが接合部を介して接合されてなり、前記接合部は、前記三つ襞折りされた包装シートの下面側の襞折り線に位置する。
上記第三の態様によれば、包装吸収性物品の製造において、2枚の包装シートを襞折り線上に位置させて、シール工程でシールと接合とを同時に行うことで、幅広の包装シートを準備する必要がなくなる。また、第2包装シートは、包装吸収性物品の包装内部に保持されるので、第1包装シートよりも強靭性の低い材料とすることができる。
本発明の第四の態様は、前記吸収性物品の前記ズレ止め用粘着部は剥離シートを介して前記包装シートの前記一面側と対向するように展開された状態で載置され、前記剥離シートは二つ折りされ、前記ズレ止め用粘着部は前記二つ折りされた剥離シートの上面と対向するように載置され、前記二つ折りされた剥離シートの下面は前記包装シートの面に接着され、前記剥離シートの二つ折りされた折り線、上面の端部及び下面の端部のいずれも前記両端部のシール部の内側に位置する。
上記第四の態様によれば、包装吸収性物品の開封時、両端部のシール部の一方側のシール部の内側に形成された易破断線に沿って包装シートを切断すると、吸収性物品の側面が露出し、吸収性物品の側面(側部)を引き出すことで吸収性物品を取り出すことができる。剥離シートの二つ折りされた折り線、上面の端部及び下面の端部はシールされていないため、吸収性物品の側面を引き出すと、ズレ止め用粘着部を介して吸収性物品と接着された当該上面が、スライドして吸収性物品の取り出しをガイドすると共に、吸収性物品から剥離する。したがって、吸収性物品を吸収性物品の側面側からスムーズに取り出すことができる。
本発明の第五の態様は、前記吸収性物品の前記ズレ止め用粘着部は剥離シートを介して前記包装シートの前記一面側と対向するように展開された状態で載置され、前記剥離シートの下面は前記包装シートの面に易剥離可能に接着される。
上記第五の態様によれば、包装吸収性物品の開封時、両端部のシール部の一方側のシール部の内側に形成された易破断線に沿って包装シートを切断すると、吸収性物品の側面が露出し、吸収性物品の側面(側部)を引き出すことで吸収性物品を取り出される。剥離シートの下面は包装シートの面に易剥離可能に接着されているため、吸収性物品の側面を引き出すと、包装シートから剥離シートが剥離され、剥離シートと共に吸収性物品を取り出すことができる。したがって、吸収性物品を吸収性物品の側面側からスムーズに取り出すことができる。
本発明の一態様によれば、開封時に剥離音を発生させない包装吸収性物品を提供できる。
第一実施形態による包装吸収性物品の平面図である。 図1のI-I線断面図である。 第一実施形態による包装吸収性物品が展開された状態で、吸収性物品側から見た平面図である。 図3のIII-III線断面図である。 図1のII-II線断面図である。 第一実施形態による包装吸収性物品を開封する動作を説明するための図である。 第一実施形態による包装吸収性物品を開封する動作を説明するための図である。 第一実施形態による包装吸収性物品を開封する動作を説明するための図である。 第一実施形態による包装吸収性物品の図4のAの変形例による拡大図である。 第二実施形態による包装吸収性物品が展開された状態で、吸収性物品側から見た平面図である 図10のIV-IV線断面図である。 第二実施形態による、図1のII-II線断面図である。 第二実施形態による包装吸収性物品を開封する動作を説明するための図である。 第二実施形態による包装吸収性物品を開封する動作を説明するための図である。 第二実施形態による包装吸収性物品を開封する動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、特に説明がない限り、同一の又は対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。また、図面は、発明の理解を助けるための模式的なものである。
<第一実施形態>
(包装吸収性物品全体の構造)
図1は、本発明の第一実施形態による包装シート10と吸収性物品1とを含む包装吸収性物品100の平面図を示す。図2に、図1のI-I線断面図を示す。また、図3は、図1に示す包装吸収性物品100において、展開された包装シート10に吸収性物品1が載置された状態を吸収性物品1の側から見た平面図を示す。図4に、図3のIII-III断面図を示す。
図1及び図2に示すように、包装吸収性物品100は、包装シート10と包装シート10によって包装された吸収性物品1とを含む。別言すれば、包装吸収性物品100は、1枚の包装シート10に1つの吸収性物品1を収容した個別包装体である。包装吸収性物品100は、展開された包装シート10に吸収性物品1を載置した後、包装シート10を少なくとも1つの折り線で折り畳むようにして吸収性物品1を包むことで得ることができる。図1及び図2に示す包装吸収性物品100は、一方向の両端の領域が重なるようにして包装シート10を吸収性物品1とともに、吸収性物品1が載置されている側へと折り畳むことによって、包装シート10を吸収性物品1とともに、吸収性物品1の長手方向に少なくとも巻き三つ折りされている。すなわち、吸収性物品1が内側になるように折り畳まれている。
ここで、吸収性物品1の長手方向を第1方向D1、吸収性物品1の短手方向を第2方向D2とする。本明細書では、第1方向D1は、吸収性物品1の長手方向であるが、平面視での包装吸収性物品100の方向、及び包装吸収性物品100における包装シート10の方向を示すものとしても用いる。また、第2方向D2は、吸収性物品1の幅方向であるが、平面視での包装吸収性物品100の方向、及び包装吸収性物品100における包装シート10の方向を示すものとしても用いる。包装シート10が細長形状で、吸収性物品1を吸収性物品1の前後方向を包装シート10の長手方向に沿わせて配置した場合、第1方向D1は包装シート10の長手方向となり、第2方向D2は包装シート10の短手方向となる。
図1~図4に示す例では、包装シート10は、第1方向D1に沿った第3折り線L3及び第4折り線L4で三つ襞折りされている。三つ襞折りとは、図4に示すように、包装吸収性物品100が展開された状態で、III-III線断面から見た際に、三つ襞折りの上面S1の端部13、上面側の襞折り線(第3折り線)L3、下面側の襞折り線(第4折り線)L4、下面S2の端部14を頂点としたZ字状に折られていることを示す。三つ襞折りされた包装シート10は、上面S1の端部13は、下面側の襞折り線L4より内側(吸収性物品1の第2方向D2の中心側)に位置する。また、上面側の襞折り線L3は、下面S2の端部14の内側(吸収性物品1の第2方向D2の中心側)に沿って設けられた易破断線20(後述する)より内側に位置する。
また、包装シート10は、包装シート10の第1方向D1の一端11を含む第1領域R1と、包装シート10の第1方向D1の他端12を含む第2領域R2とを備えている。そして、第1領域R1を第2領域R2の外面に重ねることによって、吸収性物品1を包み込むことができる。その際、第1領域R1は、第1方向D1と直交する第2方向D2に沿った第1折り線L1にて折り返される。また、第2領域R2は、第1領域R1が折り返される前に、第2方向D2に沿った第2折り線L2にて折り返される。なお、本形態では、第1領域R1と第2領域R2との間の領域を第3領域R3とする。
第2領域R2を折り返す第2折り線L2の位置は、第1方向D1の他端12が、第1領域R1の第1折り線L1に達するような、すなわち第2領域R2の第1方向D1の長さが第3領域R3の第1方向D1の長さとほぼ等しくなるような位置であってもよい。或いは、第2折り線L2の位置は、図1に示すように、他端12が第1折り線L1から離れた位置となるような、すなわち第2領域R2の第1方向D1の長さが第3領域R3の第1方向D1の長さより短くなるような位置であってもよい。また、第1領域R1を第1折り線L1にて折り返す際、包装シート10の第1方向D1の一端11が、第2折り線L2を越えて第2領域R2からはみ出さないこと、すなわち第1領域R1の第1方向D1の長さが、第3領域R3の第1方向D1の長さより短いことが好ましい。包装シート10の両端の領域を重ね合せることで、第1方向D1に少なくとも巻き三つ折りによって吸収性物品を包装するこのような包装方法は、簡単であり、且つ吸収性物品を外部環境に晒さずに確実に包装シート内に封入できるので、好ましい。また、包装シートは、第1方向D1に四つ折り以上に折られていてもよい。
包装吸収性物品100には、吸収性物品1が包装シート10によって包まれた後に、包装シート10の外面に、第2方向D2中央付近に、第1領域R1及び第2領域R2にわたって着脱自在な封止テープ50が設けられてもよい(図1~図3)。封止テープ50を設けることで、第1領域R1を第2領域R2に少なくとも部分的に留めておき、第1領域R1が開かないようにすることができる。そのため、包装吸収性物品100の開封前に、第1領域R1と第2領域R2との間からゴミ等が侵入することを防止できる。また、第1領域R1と第2領域R2との間に誤って手や物が入り、第1領域R1が第2領域R2から剥がされてしまうことも防止できる。また、開封時には、封止テープ50を持って第1領域R1の中央部を持ち上げることができるので、開封動作が容易になる。但し、本形態では、封止テープ50を設けなくてもよい。その場合、使用者が開封時に把持すべき位置、すなわち、包装シート10の一端11の位置が分かるように、色又は模様を付したり、材料を追加したりすることができる。
以下、包装シート10によって吸収性物品1が包装されてなる包装吸収性物品100について、より詳細に説明する。
(吸収性物品)
本発明の第一実施形態において用いられる吸収性物品1は、平面状(シート状)の吸収性物品であれば特に限定されないが、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、軽失禁用パッド等であると好ましい。吸収性物品1は、図3等に示すように、平面視で細長形状を有するものが好ましいが、吸収性物品1の平面視形状は細長形状に限られない。吸収性物品1が細長形状である場合、吸収性物品1の長手方向(第1方向D1)が前後方向となる。ここで、吸収性物品1の前後方向とは、吸収性物品1の使用時に身体の前後方向に対応させる方向である。なお、本明細書では、吸収性物品1の前後方向に直交する方向(第2方向D2)を幅方向と呼ぶ。吸収性物品1が細長形状である場合、吸収性物品1の全長は140~420mmとすることができる。また、吸収性物品1の幅は50~180mmとすることができる。
吸収性物品1は、不透液性の裏面シート、吸収体、及び透液性の表面シートがこの順に積層されてなる構造を有していてよい。吸収性物品1を装着する時には、表面シートが肌に対向し且つ裏面シートが下着に対向するようにする。よって、吸収性物品1の表面シートの側を肌面と、裏面シートの側を非肌面と呼ぶ場合がある。
裏面シートとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シート等の少なくとも遮水性を有するシート材を用いることができる。ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布の積層シート等を用いることができる。また、透湿性を有するものが用いられてもよい。
表面シートとしては、有孔又は無孔の不織布や多孔性プラスチックシート等が好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維、レーヨン、キュプラ等の再生繊維、及びこれらの混紡繊維、並びに綿等の天然繊維を単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。
吸収体は、血液、尿、おりもの等の体液を吸収して保持できる材料であれば限定されないが、綿状パルプを含むことが好ましく、綿状パルプと吸水性ポリマーとを含むことがより好ましい。パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられる。また、吸水性ポリマーとしては、高吸水ポリマー粒状粉(superabsorbent polymer(SAP))、高吸水ポリマー繊維(superabsorbent fiber(SAF))及びこれらの組合せを用いることができる。
吸収体は、表面シート及び裏面シートからはみ出さない寸法及び形状を有する。吸収体の前方及び後方の端縁部では、裏面シートと表面シートとの外縁がホットメルト等の接着剤やヒートシール、超音波シール等の接着手段によって接合されている。また、吸収性物品1は、幅方向(第2方向)D2の両端部に前後方向(第1方向)D1に沿ってサイド不織布が設けられていてもよい。サイド不織布としては、撥水処理不織布又は親水処理不織布を使用することができる。
吸収性物品1の厚みは、1.0~20mmとすることができ、1.5~15mmであると好ましい。厚みは、吸収性物品1の面方向にわたって均一でなくともよく、例えば吸収体の厚みを部分的に大きくすることで、体液排出口に対応させる領域(体液排出口対応領域)や、体液排出口対応領域より後方の臀部の溝に対向する領域において、膨出した構成とすることもできる。
吸収性物品1は、装着時に、吸収性物品1を下着により確実に固定するために、一対のウィングを有していてもよい。一対のウィングは、吸収体の両側部から第2方向D2外方に延在したサイド不織布及び裏面シートが貼り合されることによって形成されている。吸収性物品1が包装シート10によって包装される際、ウィングは、吸収性物品1が前後方向に折り畳まれる前に、幅方向の内方に折り畳まれるように構成されていてよい。
(ズレ止め用粘着部)
吸収性物品1の一面側(非肌面又は裏面シート側)には、装着中に吸収性物品を下着に固定するためのズレ止め用粘着部9が設けられている(図1~図4)。ズレ止め用粘着部9は、粘着剤層からなっていることが好ましい。吸収性物品1は、ズレ止め用粘着部9が包装シート10の内面(一面側)に対向するように包装シート10上に展開された状態で載置され、前後方向D1に折り畳まれている。図1~図4に示す例では、ズレ止め用粘着部9は前後方向D1に沿って、複数設けられているが、ズレ止め用粘着部9の配置及びサイズは図示のものに限られない。また、図1~図4に示すように、ズレ止め用粘着部9は、前後方向D1に沿って連続していてもよいし、第1折り線L1及び第2折り線L2を境に分割されて配置されていてもよい。
(包装シート)
包装シート10の形状は特に限定されないが、図3に示すように、吸収性物品1の前後方向D1に展開された状態(折り畳まれていない状態)で細長形状、例えば長方形、長楕円形等を有するものであると好ましい。細長形状の包装シート10は、細長形状で且つ平面状の吸収性物品1を包装するのに適している。包装吸収性物品100は、上述のように、吸収性物品1の裏面シート側(非肌面側)が包装シート10の一面側に対向するように吸収性物品1を包装シート10上に載置し、包装シート10を吸収性物品1とともに、吸収性物品1の前後方向D1に、吸収性物品1が内側になるように折り畳むことによって形成することができる。なお、吸収性物品1を載置する際、吸収性物品1の前後方向D1が包装シート10の長手方向に沿うようにすると好ましい。
包装シート10の寸法は、包装する吸収性物品1の大きさや形状によるが、特に限定されない。例えば、図3に示すように第1方向D1に展開された状態で、包装シート10が細長形状である場合、第1方向D1に展開された状態における包装シート10の長さ(長手方向の長さ)は100~450mmとすることができる。また、同状態における包装シート10の第2方向D2の幅(短手方向の長さ)は70~250mmとすることができる。ここで、包装シート10が、第1方向D1に沿って襞折りされている場合は、上述の包装シート10の寸法とは、襞折りされた状態での外寸を示す。なお、吸収性物品1を包装した状態での包装シート10の第1方向D1の長さは、50~140mmとすることができる。襞折りされる前の包装シートの第2方向D2の幅は、図3に示すように、襞折りされた状態での幅の2.3~2.7倍の幅とするのが好ましい。より好ましくは、2.4~2.6倍である。
包装シート10を構成する材料は、特に限定されないが、配向を有する材料であってもよいし、配向を有さない材料であってもよい。本明細書において、配向を有するとは、材料を構成している要素(繊維、ポリマー分子等)が、所定の方向に沿って存在する傾向を有することであり、引張強度、引裂強度等の強度が面内の方向によって異なることを指す。包装シート10の材料の具体例としては、樹脂フィルム、不織布、紙が挙げられる。紙は多くの場合、配向を有しており、不織布、樹脂フィルムも、成形方法によっては配向を有し得る。
包装シート10に樹脂製フィルムを用いた場合、用いられる樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン、ポリエステル、ポリビニルアルコール等を挙げることができる。樹脂製フィルムとしては、延伸加工されたものが好ましい。また、樹脂製フィルムは、非通気性フィルムであってもよいし、通気性フィルムであってもよい。樹脂製フィルムを用いた場合、印刷の輪郭が明瞭になり、着色剤の発色も良好になるので、包装シートのデザイン性を向上させることができる。
包装シート10に不織布を用いた場合、風合いやソフト感等を向上させることができる。用いられる不織布としては、メルトブロー不織布、スパンボンド不織布等が好ましく、これらの不織布の層を組み合わせ複数積層させたものを用いることもできる。また、不織布を構成する繊維は、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン、ポリエステル、ナイロン等のポリアミド等であってよい。
包装シート10に紙を用いた場合、廃棄の際の環境負担が少なく、天然素材の優しい印象の見た目及び手触りを付与できるという点で好ましい。なお、本明細書において、紙とは、植物繊維その他の繊維を膠着剤で膠着させて平板状にしたものを指すことができる。特に、植物繊維(パルプ)を主原料としたもの、例えば含有繊維のうち植物繊維が50%以上であるもの、好ましくは80%以上であるものを指すことができる。
なお、紙製の包装シート10を用いる場合、包装吸収性物品100を扱う際に包装シート10から音(例えば、カサカサという音)が発生する可能性があるので、包装シート10に、そのような音が発生しにくい処理を行うのが好ましい。
包装シート10としては、1枚の包装シート10が、上述の材料からなる単層のシートであってもよいし、1枚の包装シート10が、異なる材料からなる複数の層を積層させてなる積層シートであってもよい。よって、例えば、上述の紙製のシートに、樹脂フィルムをラミネートさせて構成したものであってもよい。
(包装構造)
以下、第一実施形態による包装構造を、より具体的に説明する。
包装シート10は、図3及び図4に示すように、第1方向D1に沿った第3折り線L3及び第4折り線L4で三つ襞折りされていることが好ましい。前記のように三つ襞折りされた包装シート10は、図3に示すように、第1方向D1に展開された状態で、上面S1上に吸収性物品1のズレ止め用粘着部9が載置される。この場合、上面S1は、少なくとも吸収性物品1のズレ止め用粘着部9に対向する領域において、ズレ止め用粘着部9に対して剥離可能な処理(剥離処理)されていることが好ましい。
図1~4に示す包装シート10は、1枚の包装シート10を三つ襞折りした後、第1方向D1に巻き三つ折りされている。しかし、包装シート10は、2枚以上の包装シートを接合して形成されていてもよい。2枚以上の包装シートを接合する場合、例えば、図9に示す形態とすることができる。図9は、図4のA部分を、2枚の包装シートを接合する形態の拡大図である。すなわち、図4のA部分の1枚の連続した包装シート10を2枚の包装シートを接合する場合の拡大図である。
図9(a)に示す一変形例では、包装シート10が、第1包装シート10-1と第2包装シート10-2とが接着剤等を用いた接合部16を介して接合されて形成されている。また、第1包装シート10-1と第2包装シート10-2とを用いて、三つ襞折りの包装シート10を製造する場合、襞折りされていない第1包装シート10-1と、第1方向D1に沿って二つ折りされている第2包装シート10-2とを重ねて接合してもよい。このとき、接合部16は、三つ襞折りされた包装シート10の下面側の襞折り線L4に位置させることができる。
図9(b)に示す別変形例では、包装シート10が、第1包装シート10-3と第2包装シート10-4とが接合部17を介して接合されて形成されている。この接合は、襞折りされていない第1包装シート10-3と、第1方向D1に沿って二つ折りされている第2包装シート10-4とを重ねている。そして、シール工程で、第1包装シート10-3の第2方向D2の一方側の端部と、第2包装シート10-4の下面の第2方向D2の一方側の端部とをシールすると同時に接合部17で接合することができる。図9(b)は、シールされた後の状態を示す。これらにより、幅広の包装シート10を準備する必要がなくなる。また、第2包装シート10-2、10-4は、包装吸収性物品の包装内部に保持されるので、第1包装シート10-1、10-3よりも強靭性の低い材料とすることができる。
包装シート10は、3枚以上の包装シートが接合されていてもよく、襞折りの襞の数も3つに限られない。
包装シート10の第2方向D2の長さは、吸収性物品1の幅より大きいため、包装シート10の第2方向D2の両縁部には、吸収性物品1が存在しておらず、重ねられた包装シート10同士が接触して積層されている。この包装シート10の第2方向D2の両縁部には、第1方向D1に沿ったシール部15a、15bを形成することができる。シール部15a、15bは、重ねられた包装シート10同士の接合によって形成される。
この時、図5に示すように、三つ襞折りされた包装シート10の下面S2の端部と、下面側の襞折り線L4とは、上記のように第1方向D1側に折り畳まれた状態で、包装シート10の第2方向D2の両端部においてシールによって固定されている。よって、それぞれが、一方側のシール部15a、他方側のシール部15bに含まれている。一方、三つ襞折りされた包装シート10の上面S1の端部と、上面側の襞折り線L3とは、それぞれ両端部のシール部15a、15bの内側に位置しておりシールされておらず、第2方向D2にスライド移動可能となっている。
シール部15a、15bは、接着剤、シート表面の融着、機械的手法等の接合手法によって形成することができる。上記の接合手法は、単独で又は複数の手法を組み合わせて用いてもよい。より具体的には、シール部15a、15bは、ヒートシール、超音波シール等によって、或いは接着剤によって形成することができる。包装シート10が紙である場合には、シール部15a、15bは接着剤を用いて又は物理的な圧着による接合により形成することが好ましい。シール部15a、15bは、使用者による通常の方法での開封時に剥離可能であってもよいし剥離不能であってもよい。但し、本形態によれば、開封時にシール部15a、15bにて包装シート10を剥がす必要がないため、シール部15a、15bの強度を、開封前には剥離されにくくすることができる。また、開封時には使用者の手の力によって剥離しやすくする処理は必要ない。
シール部15a、15bが設けられていることで、吸収性物品1が外部に対して露出することを防止し、また包装吸収性物品100の内側に、第2方向D2からゴミ等が侵入することを防止できる。
このような包装シート10を折り畳むことによって形成される包装構造は、簡単に作製することができ、吸収性物品1を外部環境に晒さずに確実に包装シート10内に封入することもできるので好ましい。
図1、図3及び図4に示すように、包装シート10には、両端部のシール部15a、15bの内側に易破断線20が形成されている。易破断線20は、切断可能な線であればその形成方法は限定されない。易破断線20は、例えば、ミシン目によって形成することができる。また、包装シート10の表面を線状に引掻く、あるいは線状に薬品を塗布することによって脆弱化させてもよい。ミシン目は、包装シート10が切れている部分(カット部)と切れていない部分(タイ部)とを交互に配置することによって形成される。しかし、カット部は、包装シート10を完全に貫通していなくてもよい。カット部が包装シート10を完全に貫通する場合は、易破断線20は、襞折り線L3の襞折り部分が開封時に切断されないよう、襞折り線L3の外側に形成するのが好ましい。
以下、包装吸収性物品100を開封する動作について、図5~図8を参照しながら説明する。
図5に開封前の包装吸収性物品100の断面図を示す。包装吸収性物品100を開封するには、一方側のシール部15aの内側に設けられた易破断線20に沿って包装シート10を切断する。よって、開封時に、シール部15a、15bにおける包装シート10同士を剥がす必要がなく、包装シート10同士が剥がれる音(剥離音)をなくすことができる。また、シール部15a、15bにおける包装シート10同士を剥がすよりも、開封時に要する力が小さくて済む。
包装シート10が易破断線20に沿って切断されると、図6に示すように、吸収性物品1の側面が露出する。上述のように、三つ襞折りされた包装シート10の上面S1の端部13と、上面側の襞折り線L3とは、第2方向D2に移動可能であるため、吸収性物品1の側面(側部)を引き出すと、図7に示すように、ズレ止め用粘着部9を介して吸収性物品1と接着された上面S1が、矢印方向にスライドし吸収性物品1の取り出しをガイドする。最終的に、図8に示すように、包装シート10の上面S1が吸収性物品1のズレ止め用粘着部9から剥離し、吸収性物品1が取り出される。本態様によると、吸収性物品1の側面側からスムーズに取り出すことができる。また、包装吸収性物品100の開封及び吸収性物品1の取り出しをそれぞれ、1方向且つ1回の動作で行うことができるので、吸収性物品1を取り出すまでのステップが少なく、簡単な動作で迅速に吸収性物品1を開封して取り出すことができる。そして、吸収性物品1の取り出し後、図7に示すように、袋状の包装シート10を残すことができるので、使用済みの吸収性物品1の廃棄時に、使用済みの吸収性物品1を袋状の包装シート10内に入れることができ、廃棄が簡単であり、且つ衛生的である。さらに、上述のように易破断線に沿って包装シートを切断して開封する他に、包装シートの両端部のシール部において、シールされた包装シート同士を剥がして開封することもできるので、使用者が、要望に合わせて開封方法を選択し開封することができる。
また、包装シート10は、三つ襞折りされた後、巻き三つ折りされるので、上面側の襞折り線L3上に、例えば、ミシン目等を形成して引き出しの際、容易に破断されるようにしておくと、引き出しは、より容易になる。
本形態では、包装シート10に剥離処理を行っているが、これに限らず、別途、剥離シートを設けてもよい。
<第二実施形態>
図10に、第二実施形態である包装吸収性物品200を展開した状態を、吸収性物品1が載置されている側から見た平面図を示す。図11に、図10のIV-IV断面図を示す。図12に、第二実施形態による、図1のII-II線断面図を示す。図13~図15に、包装吸収性物品200を開封する動作を説明するための図を示す。図10~図15に示す例では、包装シート60は、第一実施形態(図5等)のようには三つ襞折りにされておらず平面状であり、また、包装シート60と吸収性物品1との間に剥離シート30を有している。
剥離シート30は、図10及び図11に示すように、第1方向D1に沿った第5折り線L5で二つ折りされている。第1方向D1に展開された状態で、剥離シート30の下面S4が包装シート10上に接着剤層40によって接着され、上面S3上に吸収性物品1のズレ止め用粘着部9が載置される。その後、第一実施形態と同様に、包装シート60を第1折り線L1及び第2折り線L2で折り畳むようにして、第1方向D1に少なくとも巻き三つ折りすることで、吸収性物品1を包むことで得ることができる。
包装シート60の第2方向D2の両縁部63、64には、第1方向D1に沿ったシール部15a、15bを形成することができる。シール部15a、15bは、重ねられた包装シート60同士の接合によって形成される。シール部15a、15bは、第一実施形態と同様の接合手法によって形成することができる。
以下、包装吸収性物品200を開封する動作について、図12~図15を参照しながら説明する。
図12に示すように、二つ折りされた剥離シート30は、剥離シート30の折り線(第5折り線)L5、上面S3の端部31、下面S4の端部32、いずれも両端部のシール部15a、15bの内側に位置しシールされていない。さらに、剥離シート30の下面4は、接着剤層40によって包装シート60に固定されているため、剥離シート30の上面S3の端部31は、第2方向D2に沿って移動可能となっている。
包装吸収性物品200を開封するには、一方側のシール部15aの内側に設けられた易破断線70に沿って包装シート60を切断する。よって、開封時に、シール部15a、15bにおける包装シート60同士を剥がす必要がなく、包装シート60同士が剥がれる音(剥離音)をなくすことができる。また、シール部15a、15bにおける包装シート60同士を剥がすよりも、開封時に要する力が小さくて済む。
包装シート60が易破断線70に沿って切断されると、図13に示すように、吸収性物品1の側面が露出する。上述のように、二つ折りされた剥離シート30の上面S3の端部31は、第2方向D2に移動可能であるため、吸収性物品1の側面(側部)を引き出すと、図14に示すように、ズレ止め用粘着部9を介して吸収性物品1と接着された上面S3が、矢印方向にスライドし吸収性物品1の取り出しをガイドする。最終的に、図15に示すように、剥離シート30の上面S3が吸収性物品1のズレ止め用粘着部9から剥離し、吸収性物品1が取り出される。
なお、剥離シート30は、二つ折りされた状態で、巻き三つ折りされるので、剥離シート30の巻き三つ折りの折り線(L1、L2)上にミシン目等の易破断線を形成することで、吸収性物品1の取り出しの際、折り線上で剥離シート30が分断されることで、取り出しが容易になる。
本形態によると、吸収性物品1の側面側から吸収性物品1をスムーズに取り出すことができる。また、包装吸収性物品200の開封及び吸収性物品1の取り出しをそれぞれ、1方向且つ1回の動作で行うことができるので、吸収性物品1を取り出すまでのステップが少なく、簡単な動作で迅速に吸収性物品1を開封して取り出すことができる。また、吸収性物品1の取り出し後、図15に示すように、袋状の包装シート60を残すことができるので、使用済みの吸収性物品1の廃棄時に、使用済みの吸収性物品1を袋状の包装シート60内に入れることができ、廃棄が簡単であり、且つ衛生的である。また、上述のように易破断線70に沿って包装シート60を切断して開封する他に、包装シート60の両端部のシール部15a、15bにおいて、包装シート60同士を剥がして開封することもできるので、使用者が、要望に合わせて開封方法を選択し開封することができる。
また、剥離シートは、図11に示すような二つ折りにされていなくてもよく、剥離シートの下面は、包装シートに対して易剥離可能に接着されていてもよい。この場合、包装シートが、易破断線に沿って切断され、吸収性物品1の側面が引き出されると、包装シートから剥離シートが容易に分離され、吸収性物品1と共に剥離シートも取り出される。その後、使用者は、吸収性物品1から剥離シートを剥がし、吸収性物品1を装着する。
1 吸収性物品
9 ズレ止め用粘着部
10、60 包装シート(包装材)
10-1、10-3 第1包装シート
10-2、10-4 第2包装シート
11、61 包装シートの長手方向の一端
12、62 包装シートの長手方向の他端
13 三つ襞折りされた包装シートの上面の端部
14 三つ襞折りされた包装シートの下面の端部
15 シール部
15a 一方側のシール部
15b 他方側のシール部
16、17 接合部
20、70 易破断線
30 剥離シート
31 剥離シートの上面の端部
32 剥離シートの下面の端部
40 接着剤層
50 封止テープ
63 包装シートの一方側の端部
64 包装シートの他方側の端部
100、200 包装吸収性物品
D1 第1方向(包装シートの長手方向、吸収性物品の前後方向)
D2 第2方向(包装シートの短手方向、吸収性物品の幅方向)
L 折り線
L1 第1折り線
L2 第2折り線
L3 第3折り線(三つ襞折りされた包装シートの上面側の襞折り線)
L4 第4折り線(三つ襞折りされた包装シートの下面側の襞折り線)
L5 第5折り線(剥離シートの折り線)
R1 第1領域
R2 第2領域
R3 第3領域
S1 三つ襞折りされた包装シートの上面
S2 三つ襞折りされた包装シートの下面
S3 剥離シートの上面
S4 剥離シートの下面

Claims (5)

  1. 包装シートの一面側に、一面側にズレ止め用粘着部を有する吸収性物品が、前記ズレ止め用粘着部が前記包装シートの前記一面側と対向するように展開された状態で載置され、前記包装シートと前記吸収性物品とが、前記吸収性物品が内側になるように前記吸収性物品の長手方向に三つ折り以上に折り畳まれ、折り畳まれた前記包装シートの前記長手方向に沿う両端部にシール部を有する、包装吸収性物品であって、
    前記両端部のシール部の一方側のシール部の内側に易破断線を有する、包装吸収性物品。
  2. 前記包装シートは前記長手方向に沿って三つ襞折りされ、
    前記ズレ止め用粘着部は前記三つ襞折りの上面と対向するように載置され、
    前記上面は剥離処理がなされ、
    前記三つ襞折りされた包装シートの下面の端部は前記一方側のシール部に含まれ、
    前記三つ襞折りされた包装シートの下面側の襞折り線は前記両端部のシール部の他方側のシール部に含まれ、
    前記三つ襞折りされた包装シートの上面側の襞折り線と上面の端部は、それぞれ前記両端部のシール部の内側に位置する、請求項1に記載の包装吸収性物品。
  3. 前記包装シートは、第1包装シートと第2包装シートとが接合部を介して接合されてなり、
    前記接合部は、前記三つ襞折りされた包装シートの下面側の襞折り線に位置する、請求項2に記載の包装吸収性物品。
  4. 前記吸収性物品の前記ズレ止め用粘着部は剥離シートを介して前記包装シートの前記一面側と対向するように展開された状態で載置され、
    前記剥離シートは二つ折りされ、
    前記ズレ止め用粘着部は前記二つ折りされた剥離シートの上面と対向するように載置され、
    前記二つ折りされた剥離シートの下面は前記包装シートの面に接着され、
    前記剥離シートの二つ折りされた折り線、上面の端部及び下面の端部のいずれも前記両端部のシール部の内側に位置する、請求項1に記載の包装吸収性物品。
  5. 前記吸収性物品の前記ズレ止め用粘着部は剥離シートを介して前記包装シートの前記一面側と対向するように展開された状態で載置され、
    前記剥離シートの下面は前記包装シートの面に易剥離可能に接着される、請求項1に記載の包装吸収性物品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024106050A1 (ja) * 2022-11-18 2024-05-23 大王製紙株式会社 個装吸収性物品、及び包装シート

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