JP7308508B2 - 洗浄液回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークを洗浄する際に該ワークの表面に付着し、該ワークを乾燥させる際に該表面から蒸発する洗浄液を回収する装置に関する。
従来より、ワークを蒸気洗浄した後、該ワークに付着した洗浄液を除去するために真空乾燥が行われている。蒸気洗浄・真空乾燥では、まず、ワークを密閉槽に収容し、真空ポンプにより密閉槽内を真空引きした後、洗浄液を加熱することによって生成された蒸気を密閉槽内に導入する。これにより、蒸気の一部がワークと熱交換して該ワークの表面で液化することで、ワークが洗浄される。その後、真空ポンプにより密閉槽内を急激に減圧することにより、ワークの表面に付着した洗浄液を突沸・気化させ、液化しなかった蒸気と共に密閉槽から排出する。これにより、ワークの表面から洗浄液が除去され、ワークの表面が乾燥する。なお、蒸気洗浄を行う前に、洗浄液に浸漬することによりワークの洗浄を行ってもよい。
洗浄液には通常、揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds:VOC)等、排出規制の対象となる成分が含まれているため、環境中(大気中)に排出される洗浄液の蒸気の量を規制値以下に抑えなければならない。また、洗浄液の蒸気を環境中に排出してしまうと、洗浄液のロスとなるうえに、洗浄液を補充する手間を要するため、洗浄のランニングコストが上昇する。そこで、従来より、密閉槽から蒸気として排出される洗浄液を回収する洗浄液回収装置が用いられている(例えば特許文献1)。この種の洗浄液回収装置では、真空ポンプの吸気側(密閉槽と真空ポンプの間)及び/又は排気側に凝縮器(冷却器)が設けられている。洗浄液の蒸気は、この凝縮器により液化されて回収され、再利用される。
特開平09-042832号公報
凝縮器では洗浄液の蒸気を全て液化させることは困難であり、蒸気の一部は洗浄液回収装置から環境中に排出される。環境への悪影響をより一層低下させると共に洗浄のランニングコストをさらに抑えるために、洗浄液回収装置で回収されずに排出される洗浄液の蒸気の量を低減することが求められる。
本発明が解決しようとする課題は、回収されずに排出される洗浄液の蒸気の量を低減することができる洗浄液回収装置を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明に係る洗浄液回収装置は、
a) ワークを収容する密閉槽に吸気側が接続される真空ポンプと、
b) 前記真空ポンプの排気側に吸気側が接続された、気体を圧縮する圧縮機と、
c) 前記圧縮機の排気側に吸気側が接続された、前記気体を冷却することにより凝縮させる凝縮器と
を備えることを特徴とする。
本発明に係る洗浄液回収装置は、従来の洗浄液回収装置が有する真空ポンプ及び凝縮器に加えて、吸気側が真空ポンプの排気側に接続され排気側が凝縮器の吸気側に接続された圧縮機を有する。このような構成により、本発明に係る洗浄液回収装置は、洗浄液の蒸気を、真空ポンプにより密閉槽から排出し、圧縮機で圧縮したうえで、凝縮器で凝縮させる。ここで、洗浄液の蒸気を圧縮機で圧縮することにより、単位体積あたりの洗浄液の成分の量が増加する。そのため、圧縮された洗浄液の蒸気を凝縮器で冷却すると、圧縮することなく同じ温度に冷却した場合よりも、飽和蒸気量を上回る洗浄液の成分の量が増加し、液化する洗浄液の量が増加する。従って、本発明に係る洗浄液回収装置によれば、圧縮機の無い従来の洗浄液回収装置よりも、回収されずに排出される洗浄液の蒸気の量が低減される。
本発明に係る洗浄液回収装置はさらに、前記真空ポンプと前記圧縮機の間にバッファタンクを備えることが望ましい。これにより、洗浄液の蒸気を一定に近い圧力で圧縮機に供給することができ、圧縮機の動作を安定させることができる。
本発明に係る洗浄液回収装置はさらに、前記密閉槽と前記真空ポンプの間に、第2の凝縮器(以下、「第2凝縮器」とする)を備えていてもよい。これにより、第2凝縮器によってある程度の量の蒸気を除去したうえで、残りの蒸気を真空ポンプ及び圧縮機を介して凝縮器に供給することとなるため、凝縮器における凝縮の効率を高くすることができると共に、蒸気が真空ポンプ内で液化することを抑制することができる。
前記第2凝縮器を有する場合において、さらに、前記密閉槽と前記真空ポンプの間に設けられ前記第2凝縮器を通過することなく該密閉槽と該真空ポンプを接続するバイパス流路と、該第2凝縮器と該バイパス流路の間で気体が通過する流路を切り替える切替弁とを備えることができる。この構成によれば、洗浄液の蒸気を密閉槽から排出し始めた時点では蒸気が第2凝縮器を流れるように切替弁で流路を切り替えておくことで、凝縮器における凝縮の効率を高くすることができると共に、蒸気が真空ポンプ内で液化することを抑制することができる。一方、密閉槽からの蒸気の排出を開始してからある程度時間が経過すると、密閉槽内の蒸気の量が減少するため第2凝縮器を用いる必要が低下するうえに、第2凝縮器が排気抵抗の原因となるため、気体が通過する流路を切替弁でバイパス流路に切り替えることにより、第2凝縮器を介する場合よりも真空引きの効率を高くすることができる。
本発明に係る洗浄液回収装置により、回収されずに排出される洗浄液の蒸気の量を低減することができる。
本発明に係る洗浄液回収装置の一実施形態を示す概略構成図。
図1を用いて、本発明に係る洗浄液回収装置の一実施形態を説明する。
(1) 本実施形態の洗浄液回収装置の構成
本実施形態の洗浄液回収装置10は、密閉槽20に接続される装置であって、真空ポンプ11、バッファタンク12、圧縮機13、凝縮器14、第2凝縮器15、バイパス流路16、切替弁17及び洗浄液回収槽18を有する。
密閉槽20は、蒸気洗浄・真空乾燥に用いられ、ワークを内部に密閉状態で収容すると共に、図示せぬ蒸気供給源から洗浄液の蒸気が内部に供給される(蒸気洗浄・真空乾燥槽、真空槽)ものである。密閉槽20は真空ポンプ11により、内部を真空引き(減圧)することができるようになっている。密閉槽20の上面には蓋21が設けられている。ワークを密閉槽20内に搬入する時、及びワークを密閉槽20から搬出する際には蓋21を開放し、蒸気洗浄及び真空乾燥を行っている間は蓋21を閉鎖することにより密閉槽20内を密閉することができる。
真空ポンプ11の吸気側は、第2凝縮器15を通過する気体流路191、及びバイパス流路16を介して密閉槽20に接続されている。また、真空ポンプ11の排気側は、気体流路192によってアフタークーラー111及びバッファタンク12を介して圧縮機13の吸気側に接続されている。ここでアフタークーラー111は、真空ポンプ11に付属した、真空ポンプ11から排出される気体を冷却する冷却器である。アフタークーラー111には、冷却された気体が液化した液体を回収するドレン口が設けられている。バイパス流路16は、一方の端部が第2凝縮器15よりも密閉槽20側で気体流路191に接続され、他方の端部が第2凝縮器15よりも真空ポンプ11側で気体流路191に接続されている。切替弁17は、気体流路191におけるバイパス流路16との2つの接続箇所の間、及びバイパス流路16中にそれぞれ設けられた開閉弁であり、真空ポンプ11で吸引される密閉槽20内の気体(洗浄液の蒸気)が、前者を開放し後者を閉鎖したときには第2凝縮器15側に流れ、前者を閉鎖し後者を開放したときにはバイパス流路16側に流れるようになっている。
バッファタンク12は、前述のように真空ポンプ11と圧縮機13を接続する気体流路192中に設けられたタンクである。バッファタンク12には、真空ポンプ11で吸引されて該真空ポンプ11の排気側から排気される気体が一時的に貯留される。バッファタンク12は、真空ポンプ11から排気される気体(洗浄液の蒸気)を一定に近い圧力で圧縮機13に供給することで圧縮機13の動作を安定させるために設けられている。
圧縮機13は、吸気側が前述のように気体流路192によって真空ポンプ11の排気側に接続され、排気側が気体流路193によって凝縮器14の吸気側に接続されている。圧縮機13は、真空ポンプ11から排気された気体を所定の圧力に圧縮するものである。圧縮後の圧力は、凝縮器14において洗浄液の蒸気をより確実に液化させるためには高い方が望ましいが、装置コストを勘案して適宜定めればよい。本実施形態では、圧縮後の圧力は0.6MPaである。
凝縮器14は、吸気側が前述のように気体流路193によって圧縮機13の排気側に接続され、排気側が大気に開放されている。凝縮器14は、圧縮機13から供給された気体を所定温度に冷却することにより、該気体、すなわち洗浄液の蒸気を液化させるものである。なお、洗浄液の蒸気の一部は前述のアフタークーラー111において液化するが、真空ポンプ11が気体を圧縮する能力を有しないため、洗浄液の蒸気の大半はアフタークーラー111を通過して凝縮器14で液化する。前記所定温度は、洗浄液の蒸気をより確実に液化させるためには低い方がよいが、、装置コストを勘案して適宜定めればよい。本実施形態では、前記所定温度は10℃である。
第2凝縮器15は、切替弁17によって密閉槽20からの気体が通過するように流路が設定されているときに、当該気体を所定温度(凝縮器14における所定温度とは無関係であるが、同じであってもよい)に冷却するものである。第2凝縮器15の詳細な構成は、凝縮器14と同様に、特に問わない。
真空ポンプ11、バッファタンク12、圧縮機13、凝縮器14及び第2凝縮器15にはそれぞれ、各構成要素において液化した液体を洗浄液回収槽18に送液して回収する送液管195が接続されている。送液管195中には、液体の逆流を防止する逆止弁が設けられている。洗浄液回収槽18は、上記各構成要素から送液された液体である、密閉槽20から排気された蒸気が液化した洗浄液を貯留するものである。洗浄液回収槽18に貯留された洗浄液は、ワークを洗浄するために再使用することができる。
その他、洗浄液回収装置10は、真空ポンプ11、圧縮機13、凝縮器14、第2凝縮器15及び切替弁17の動作を制御する制御部(図示せず)を有する。
ここで、本実施形態に係る洗浄液回収装置10における主要な構成要素の具体例を示す(もちろん、本発明はこの具体例には限定されない)。密閉槽20には容量が140Lであるものを用いた。真空ポンプ11には、単位時間あたりの吸気量が3.6m3/分であるものを用いた。バッファタンク12には、容量が200Lであるものを用いた。圧縮機13には、大気圧の気体を0.6MPa(約6気圧)に加圧するように圧縮するものを用いた。凝縮器14には、気体を10℃に冷却するものを用いた。
(2) 本実施形態の洗浄液回収装置等の動作
次に、本実施形態の洗浄液回収装置10の動作、及びその前段となる密閉槽20における蒸気洗浄・真空乾燥の操作を説明する。
(2-1) 蒸気洗浄・真空乾燥の操作
まず、密閉槽20の蓋21を開放し、密閉槽20内にワークを搬入する。この時点では、ワークは、予め洗浄液に浸漬することによって、ある程度洗浄されていてもよいし、さほど汚れていない場合には洗浄されていなくてもよい。次に、蓋21を閉鎖することにより密閉槽20内を密閉する。
次に、切替弁17によって気体流路191側の流路を開放したうえで、真空ポンプ11により、密閉槽20内を真空引きする。このときには基本的に(真空ポンプ11を除いて)洗浄液回収装置10を作動させる必要はない。排気された気体はバッファタンク12、圧縮機13及び凝縮器14を通過して外部に排出される。但し、予め洗浄液に浸漬することによってワークを洗浄した場合には、該洗浄時にワークの表面に付着した洗浄液が気化したものが排気されるため、後述するように洗浄液回収装置10を作動させながら密閉槽20内の真空引きを行うことが望ましい。
密閉槽20内が所定の圧力以下になるまで真空引きされた後、切替弁17を全て閉鎖し、密閉槽20内に図示せぬ蒸気供給源から洗浄液の蒸気を導入する。これにより、蒸気の一部がワークと熱交換して該ワークの表面で液化することで、ワークが洗浄される(蒸気洗浄)。
次に、真空ポンプ11を含む洗浄液回収装置10が後述のように動作している状態で、切替弁17によって気体流路191を開放することにより、密閉槽20内を急激に減圧する。これにより、ワークの表面に付着した洗浄液は突沸・気化し、液化しなかった蒸気と共に密閉槽20から排出される。こうして、ワークの表面から洗浄液が除去され、ワークの表面が乾燥する(真空乾燥)。なお、真空乾燥のための真空引きを行っている間に、密閉槽20内から気体を排出する流路を切替弁17によって気体流路191からバイパス流路16に切り替えるが、その詳細は、次に述べる本実施形態の洗浄液回収装置10の動作のところで説明する。
(2-2) 洗浄液回収装置10の動作
密閉槽20において真空乾燥が行われる際、切替弁17によって気体流路191を開放する前に、真空ポンプ11、アフタークーラー111、圧縮機13、凝縮器14及び第2凝縮器15を作動させる。真空乾燥が開始されると、真空ポンプ11による気体の吸引によって、密閉槽20内の洗浄液の蒸気が第2凝縮器15に導入される。第2凝縮器15では、導入された蒸気の一部が凝縮して液化する。
第2凝縮器15で液化しなかった蒸気は、真空ポンプ11に吸引された後に排出され、アフタークーラー111及びバッファタンク12を介して圧縮機13に導入される。その際、真空ポンプ11から排気される蒸気の圧力は、大気圧に近い値になるが、密閉槽20内の圧力の変化によって多少変動する。バッファタンク12では、蒸気を一時的に貯留することにより、この圧力の変動を緩和し、一定に近い圧力で蒸気を圧縮機13に供給する。これにより、圧縮機13の動作を安定させることができる。
圧縮機13は、真空ポンプ11からアフタークーラー111及びバッファタンク12を介して導入された蒸気を圧縮することにより、導入時よりも高い圧力で蒸気を凝縮器14に供給する。
凝縮器14は、圧縮機13で圧縮された蒸気を所定温度に冷却することにより液化させる。ここで、蒸気が圧縮されていることにより、蒸気の単位体積あたりの洗浄液の成分の量は圧縮を行わない場合よりも増加している。そのため、凝縮器14において飽和蒸気量を上回って液化する洗浄液の成分の量もまた、圧縮を行わない場合よりも増加する。これにより、蒸気が液化して回収される洗浄液の量は、圧縮を行わない場合よりも増加する。凝縮器14で凝縮されなかった蒸気は大気に排出されるものの、その量は、圧縮機13を用いて蒸気を圧縮しない場合よりも低減される。
具体的には、圧縮機13によって蒸気の圧力をx(>1)倍にする場合には、単位体積あたりに凝縮器14に供給される蒸気の量は圧縮機13で圧縮しない場合のx倍になるのに対して、凝縮器14で凝縮されずに蒸気のままで残る量は凝縮器14内の温度における飽和蒸気圧に相当する分圧で定まる量だけであるため圧縮機13での圧縮の有無に依らない。そのため、凝縮器14で凝縮されずに残り大気に排出される蒸気の量は、圧縮機13で圧力をx倍にした場合には圧縮を行わない場合の1/x(<1)倍となる。従って、圧縮機13を用いて蒸気を圧縮した方が、圧縮を行わない場合よりも大気に排出される蒸気の量を低減することができる。
なお、大気に排出される蒸気の量は、蒸気を圧縮することの他に、凝縮器14で蒸気を冷却する際の温度を低下させることで飽和蒸気圧を低下させることによっても低減することができる。例えば、炭化水素系洗浄液の1つであるNS100(販売元:株式会社ENEOSサンエナジー)では、当該洗浄液が含有する炭化水素の飽和蒸気圧は、温度が40℃のときには0.48MPa、10℃のときには0.055MPaである。この場合、凝縮器14での冷却温度を40℃から10℃に低下させることにより、飽和蒸気圧が0.055/0.48≒0.11倍となるため、大気に排出される蒸気の量も約0.11倍に低減することができる。従って、圧縮機13での圧力付与と凝縮器14の温度低下を組み合わせることにより、大気に排出される蒸気の量をより一層低減することができる。
第2凝縮器15及び凝縮器14で液化した洗浄液は、送液管195を通して洗浄液回収槽18に回収される。また、真空ポンプ11、バッファタンク12及び圧縮機13においても、蒸気の一部が冷却されて液化する場合があり、そうして液化した洗浄液もまた、送液管195を通して洗浄液回収槽18に回収される。
真空乾燥を開始してから時間が経過するに従って、単位時間当たりに密閉槽20から排出される蒸気の量が減少してゆき、第2凝縮器15では蒸気がほとんど液化しなくなる。そうすると、蒸気が第2凝縮器15を通過する際に排気抵抗が生じることにより、真空引きの効率が低下してしまう。そこで、真空乾燥を開始してから所定の時間が経過したときに、切替弁17により、密閉槽20から真空ポンプ11に至る蒸気の流路を気体流路191からバイパス流路16に切り替える。これにより、真空引きの効率を高め、単位時間当たりに密閉槽20から排出される蒸気の量を増加させることができるため、洗浄液の回収に要する時間を短くすることができる。
本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態ではバイパス流路16及び切替弁17が設けられているが、これらを省略し、密閉槽20から排出される蒸気が常に第2凝縮器15を通過するようにしてもよい。あるいは、第2凝縮器15、バイパス流路16及び切替弁17の代わりに、密閉槽20と真空ポンプ11の吸気側を直接接続する気体流路を設け、第2凝縮器15による蒸気の凝縮を行わないようにしてもよい。さらに、真空ポンプ11の排気側と圧縮機13の吸気側を直接接続する気体流路を設け、バッファタンク12を省略してもよい。
10…洗浄液回収装置
11…真空ポンプ
111…アフタークーラー
12…バッファタンク
13…圧縮機
14…凝縮器
15…第2凝縮器
16…バイパス流路
17…切替弁
18…洗浄液回収槽
191、192、193…気体流路
195…送液管
20…密閉槽
21…密閉槽の蓋

Claims (2)

  1. ークを収容する密閉槽に吸気側が接続される真空ポンプと、
    記真空ポンプの排気側に吸気側が接続された、該真空ポンプにより前記密閉槽から排出された気体を圧縮する圧縮機と、
    記圧縮機の排気側に吸気側が接続された、前記圧縮機において圧縮された気体を冷却することにより凝縮させる凝縮器と
    前記密閉槽と前記真空ポンプの間に設けられた第2凝縮器と、
    前記密閉槽と前記真空ポンプの間に設けられ前記第2凝縮器を通過することなく該密閉槽と該真空ポンプを接続するバイパス流路と、
    前記第2凝縮器と前記バイパス流路の間で気体が通過する流路を切り替える切替弁と
    を備えることを特徴とする洗浄液回収装置。
  2. さらに、前記真空ポンプと前記圧縮機の間にバッファタンクを備えることを特徴とする請求項1に記載の洗浄液回収装置。
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