JP7300427B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

本開示は、スパークプラグに関する。
内燃機関に用いる点火用のスパークプラグとして、エンジンヘッドに取り付けられて、中心電極の先端と接地電極との間で火花放電を発生させるスパークプラグが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、スパークプラグの先端部にカバー部が設けられて副燃焼室が形成されたプレチャンバープラグが開示されている。
特開2017-103179号公報
本願発明者は、特許文献1に記載のスパークプラグにおいて、接地電極の熱引き性を向上させるために、接地電極を主体金具の先端面に溶接することに代えて、主体金具に厚さ方向に貫通する貫通孔を形成して棒状の接地電極を挿入する構成を想定した。しかしながら、かかる構成では、中心電極の先端部と接地電極との位置を視認することが困難であるため、中心電極の先端部と接地電極とにより形成される放電ギャップを、所望の範囲に調整することが困難であることを本願発明者は見出した。このため、プレチャンバープラグにおいて放電ギャップを容易に調整できる技術が求められる。
本開示は、以下の形態として実現することができる。
(1)本開示の一形態によれば、スパークプラグが提供される。このスパークプラグは、軸線方向に延びる軸孔が形成された絶縁体と、前記軸孔の前記軸線方向の先端に配置され、自身の先端部が前記軸孔の先端側に突出する中心電極と、前記絶縁体を保持する筒状の主体金具と、一端部が前記主体金具に固定され、他端部が前記中心電極の前記先端部との間で放電ギャップを形成する接地電極と、前記主体金具の前記軸線方向の先端に固定され、自身の内部に副燃焼室を形成するカバーと、を備えるスパークプラグであって、前記主体金具には、厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されており、前記接地電極は、前記一端部が前記貫通孔に配置されており、前記主体金具の面であって前記カバーに固定される固定面は、前記主体金具の周方向のうち前記貫通孔が形成された第一の位置において、前記貫通孔よりも前記軸線方向の先端側に位置し、前記周方向のうち前記第一の位置とは異なる第二の位置において、前記放電ギャップよりも前記軸線方向の後端側に位置することを特徴とする。この形態のスパークプラグによれば、主体金具の面であってカバーに固定される固定面が、主体金具の周方向のうち貫通孔が形成された第一の位置において貫通孔よりも軸線方向の先端側に位置し、周方向のうち第一の位置とは異なる第二の位置において放電ギャップよりも軸線方向の後端側に位置する。このため、スパークプラグの製造時にカバーを主体金具に固定する前の状態において、中心電極の先端部と接地電極の他端部との位置を、周方向の第二の位置においてスパークプラグの径方向外側から視認することができる。したがって、プレチャンバープラグにおいて、中心電極の先端部と接地電極の他端部とにより形成される放電ギャップを容易に調整できる。
(2)上記形態のスパークプラグにおいて、前記固定面は、前記軸線方向と斜めに交わる面に沿っていてもよい。この形態のスパークプラグによれば、固定面が軸線方向と斜めに交わる面に沿っているので、主体金具にカバーを組み付ける際の角度管理を簡略化できる。
(3)上記形態のスパークプラグにおいて、前記固定面は、前記周方向のうち前記第一の位置を含む第一領域では、前記貫通孔よりも前記軸線方向の先端側において前記軸線方向に略垂直に交わる面に沿っており、前記周方向のうち前記第二の位置を含み前記第一領域と離間する第二領域では、前記放電ギャップよりも前記軸線方向の後端側において前記軸線方向に略垂直に交わる面に沿っており、前記周方向のうち前記第一領域と前記第二領域とを接続する第三領域では、前記軸線方向と斜めに交わる面に沿っていてもよい。この形態のスパークプラグによれば、固定面が、周方向のうち第一の位置を含む第一領域と、周方向のうち第二の位置を含み第一領域と離間する第二領域と、第一領域と第二領域とを接続する第三領域とによって構成されている。また、第一領域では貫通孔よりも軸線方向の先端側において軸線方向に略垂直に交わる面に沿っており、第二領域では放電ギャップよりも軸線方向の後端側において軸線方向に略垂直に交わる面に沿っており、第三領域では軸線方向と斜めに交わる面に沿っている。このような構成により、固定面が軸線を軸とする軸対称の構成を有さないので、主体金具にカバーを組み付ける際の角度管理をより簡略化できる。
(4)上記形態のスパークプラグにおいて、前記固定面は、前記周方向のうち前記第一の位置を含む第一領域では、前記貫通孔よりも前記軸線方向の先端側において前記軸線方向に略垂直に交わる面に沿っており、前記周方向のうち前記第二の位置を含み前記第一領域と離間する第二領域では、前記放電ギャップよりも前記軸線方向の後端側において前記軸線方向に略垂直に交わる面に沿っており、前記周方向のうち前記第一領域と前記第二領域とを接続する第三領域では、前記軸線方向に略垂直に交わる面に沿った平坦部を少なくとも1つ有し、前記平坦部は、前記周方向において前記第一領域から離れるほど、前記軸線方向の後端側に位置し、前記固定面は、前記第一領域と、前記第三領域における前記平坦部の全てと、前記第二領域とが、平面によって順次接続されていてもよい。この形態のスパークプラグによれば、固定面が、周方向のうち第一の位置を含む第一領域と、周方向のうち第二の位置を含み第一領域と離間する第二領域と、第一領域と第二領域とを接続する第三領域とによって構成されている。また、第一領域では貫通孔よりも軸線方向の先端側において軸線方向に略垂直に交わる面に沿っており、第二領域では放電ギャップよりも軸線方向の後端側において軸線方向に略垂直に交わる面に沿っており、第三領域では軸線方向に略垂直に交わる面に沿った平坦部を少なくとも1つ有し、平坦部は周方向において第一領域から離れるほど軸線方向の後端側に位置している。また、固定面は、第一領域と第三領域における平坦部の全てと第二領域とが平面によって順次接続されている。このような構成により、固定面が軸線を軸とする軸対称の構成を有さないので、主体金具にカバーを組み付ける際の角度管理をより簡略化できる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、スパークプラグの製造方法、スパークプラグが取り付けられたエンジンヘッド等の態様で実現することができる。
第1実施形態のスパークプラグの概略構成を示す部分断面図。 スパークプラグの軸線方向の先端部分を拡大して示す断面図。 カバーの概略構成を示す斜視図。 主体金具の固定面を軸線方向先端側から見た模式図。 比較例のスパークプラグの軸線方向の先端部分を示す断面図。 第2実施形態のスパークプラグの軸線方向の先端部分を示す断面図。 カバーの概略構成を示す斜視図。 主体金具の固定面を軸線方向先端側から見た模式図。 第3実施形態のスパークプラグの軸線方向の先端部分を示す断面図。 主体金具の固定面を軸線方向先端側から見た模式図。
A.実施形態:
図1は、本開示の一実施形態としてのスパークプラグ100の概略構成を示す部分断面図である。図1では、スパークプラグ100の軸心である軸線CAを境界として、紙面左側にスパークプラグ100の外観形状を示し、紙面右側にスパークプラグ100の断面形状を示している。以下の説明では、軸線CAに沿った図1の下方側(後述する接地電極40が配置されている側)を先端側と呼び、図1の上方側(後述する端子金具50が配置されている側)を後端側と呼び、軸線CAに沿った方向を軸線方向ADと呼ぶ。図1では、説明の便宜上、スパークプラグ100が取り付けられるエンジンヘッド90を破線で示している。スパークプラグ100は、その先端部が燃焼室95内に露出するようにエンジンヘッド90に取り付けられている。本実施形態のスパークプラグ100は、後述する副燃焼室96が形成されたプレチャンバープラグとして構成されている。
スパークプラグ100は、絶縁体10と、中心電極20と、主体金具30と、接地電極40と、端子金具50と、カバー70とを備える。なお、スパークプラグ100の軸線CAは、絶縁体10と中心電極20と主体金具30と端子金具50とカバー70との各部材の軸線と一致する。
絶縁体10は、軸線方向ADに延びる軸孔11が形成された略筒状の外観形状を有する。軸孔11には、先端側において中心電極20の一部が配置され、後端側において端子金具50の一部が配置される。絶縁体10は、軸孔11内において中心電極20を保持する。絶縁体10は、先端側の部分が後述する主体金具30の軸孔31に収容され、後端側の部分が軸孔31から露呈している。絶縁体10は、アルミナ等のセラミック材料を焼成して形成された絶縁碍子により構成されている。
中心電極20は、軸線方向ADに沿って延びる棒状の電極である。中心電極20の先端部21は、軸孔11の先端側に突出している。先端部21には、例えばイリジウム合金等によって形成された貴金属チップが接合されていてもよい。
絶縁体10の軸孔11内において、中心電極20と端子金具50との間には、先端側から後端側へと向かって順番に、先端側シール材61と、抵抗体62と、後端側シール材63とが配置されている。このため、中心電極20は、後端側において、先端側シール材61と、抵抗体62と、後端側シール材63とを介して、端子金具50と電気的に接続されている。
抵抗体62は、セラミック粉末と導電材とガラスとを材料として形成されている。抵抗体62は、端子金具50と中心電極20との間における電気抵抗として機能することにより、火花放電を発生させる際のノイズの発生を抑制する。先端側シール材61と後端側シール材63とは、それぞれ導電性のガラス粉末を材料として形成されている。本実施形態において、先端側シール材61および後端側シール材63は、銅粉末とホウケイ酸カルシウムガラス粉末とを混合した粉末を材料として形成されている。
主体金具30は、軸線方向ADに沿って軸孔31が形成された略筒状の外観形状を有し、軸孔31内において絶縁体10を保持する。主体金具30は、例えば低炭素鋼により形成され、ニッケルめっきや亜鉛めっき等のめっき処理が全体に施されている。主体金具30の外周には、工具係合部32と、雄ネジ部33とが形成されている。工具係合部32は、スパークプラグ100をエンジンヘッド90に取り付ける際に、図示しない工具と係合する。雄ネジ部33は、主体金具30の先端部において外周面にねじ山が形成されており、エンジンヘッド90の雌ネジ部93にねじ込まれる。
図2は、スパークプラグ100の軸線方向ADの先端部分を拡大して示す断面図である。主体金具30の軸線方向ADの先端には、カバー70が固定されている。以下の説明では、主体金具30の軸線方向ADの先端面であってカバー70に固定される面を、「固定面34」とも呼ぶ。本実施形態において、固定面34は、軸線方向ADと斜めに交わる面に沿っている。固定面34についての詳細な説明は、後述する。
主体金具30において軸線方向ADの先端側の端部には、主体金具30の厚さ方向に貫通する貫通孔35が形成されている。すなわち、貫通孔35は、主体金具30の外周面と内周面とを連通させる。本実施形態の貫通孔35は、軸線方向ADと垂直に交わる径方向に沿って形成されている。貫通孔35には、接地電極40の一端部41が挿入されて配置されている。
接地電極40は、棒状の金属製部材により構成されており、スパークプラグ100の径方向に沿って延設されている。以下の説明では、接地電極40が延設されている方向を、「延設方向ED」とも呼ぶ。接地電極40の一端部41は、延設方向EDにおいて後端側に位置し、接地電極40の他端部42は、延設方向EDにおいて先端側に位置している。他端部42は、中心電極20の先端部21と対向し、先端部21との間で火花放電のための放電ギャップGを形成している。本実施形態の接地電極40は、中心電極20と同様に、ニッケルを主成分とするニッケル合金により形成されている。
本実施形態において、接地電極40は、スパークプラグ100の径方向外側から貫通孔35に圧入されて固定されている。なお、接地電極40は、圧入に代えて、または圧入に加えて、溶接等の任意の方法により貫通孔35に固定されてもよい。
図1に示すように、端子金具50は、スパークプラグ100の後端側の端部に設けられている。端子金具50の先端側は、絶縁体10の軸孔11に収容され、端子金具50の後端側は、軸孔11から露呈している。端子金具50には、図示しない高圧ケーブルが接続され、高電圧が印加される。この印加により、放電ギャップGに火花放電が発生する。放電ギャップGに発生した火花は、混合気を着火させる。
カバー70は、有底筒状の外観形状を有し、主体金具30の固定面34に固定されている。カバー70は、中心電極20の先端部21と接地電極40の他端部42とによって形成される放電ギャップGを軸線方向ADの先端側から覆うことにより、副燃焼室96を形成している。すなわち、カバー70は、自身の内部に副燃焼室96を形成している。本実施形態における副燃焼室96は、絶縁体10と中心電極20の先端部21と主体金具30とカバー70とによって囲まれた空間である。以下の説明では、カバー70の軸線方向ADの後端面であって主体金具30の固定面34と固定される面を、「後端面72」とも呼ぶ。本実施形態において、カバー70は、主体金具30の固定面34に後端面72が溶接されて固定されているが、これに限らず、例えば、圧入等の任意の方法により主体金具30と固定されてもよい。また、カバー70と主体金具30とは、カバー70の後端面72と主体金具30の固定面34とに嵌め込みのための段差が設けられることによって、互いに嵌め合わされて固定されてもよい。本実施形態において、カバー70は、スパークプラグ100の製造工程の最終工程において、主体金具30と固定される。
図3は、カバー70の概略構成を示す斜視図である。カバー70には、板厚を貫通する複数の噴孔71が形成されている。このため、図2に示すように、噴孔71は、燃焼室95と副燃焼室96とを連通させる。燃焼室95内の混合気は、噴孔71を介して副燃焼室96内に流入し、副燃焼室96内の放電ギャップGで発生した火花によって着火する。着火の際に発生する火炎は、噴孔71を介して燃焼室95へと噴出される。複数の噴孔71の形成位置は、エンジンの仕様に応じて予め設定されている。
図4は、主体金具30の固定面34を軸線方向AD先端側から見た模式図である。図4では、説明の便宜上、主体金具30に形成された貫通孔35と、貫通孔35に挿入された接地電極40とを、それぞれ破線で示している。以下の説明では、主体金具30の周方向CDにおいて貫通孔35が形成された位置を、第一の位置P1とも呼ぶ。図2および図4に示すように、主体金具30の固定面34は、第一の位置P1において、貫通孔35よりも軸線方向ADの先端側に位置している。
本実施形態において、固定面34は、主体金具30の周方向CDのうち第一の位置P1において、軸線方向ADの最も先端側に位置している。また、固定面34は、主体金具30の周方向CDのうち第一の位置P1とは180°異なる第二の位置P2において、軸線方向ADの最も後端側に位置している。固定面34は、第二の位置P2において、放電ギャップGよりも軸線方向ADの後端側に位置している。したがって、主体金具30の固定面34は、軸線CAを軸とする軸対称の構成を有さない。固定面34と同様に、カバー70の後端面72および主体金具30とカバー70との境界も、軸線方向ADと斜めに交わる面に沿っているため、軸線CAを軸とする軸対称の構成を有さない。
以上説明した本実施形態のスパークプラグ100によれば、主体金具30の固定面34が、周方向CDのうち貫通孔35が形成された第一の位置P1において貫通孔35よりも軸線方向ADの先端側に位置し、周方向CDのうち第一の位置P1とは異なる第二の位置P2において放電ギャップGよりも軸線方向ADの後端側に位置する。このため、スパークプラグ100の製造工程のうちカバー70を主体金具30に固定する前の工程において、中心電極20の先端部21と接地電極40の他端部42との位置を、周方向CDの第二の位置P2においてスパークプラグ100の径方向外側から視認することができる。したがって、プレチャンバープラグにおいて、中心電極20の先端部21と接地電極40の他端部42とにより形成される放電ギャップGを、所望の範囲に容易に調整できる。この結果、スパークプラグ100の製造工程において、放電ギャップGの調整に要する工数の増加を抑制できる。
また、主体金具30の厚み方向に貫通する貫通孔35に、棒状の接地電極40が配置されているので、屈曲した外観形状を有する接地電極が主体金具の先端面に溶接される構成と比較して、溶接部分において熱伝導率が局所的に低い箇所が生じることを抑制できる。この結果、接地電極40の熱引き性を向上できるので、接地電極40の温度上昇に起因するプレイグニッションの発生を抑制できる。したがって、接地電極40の熱引き性を向上させつつ、放電ギャップGを容易に調整可能なプレチャンバープラグを提供できる。
また、主体金具30の固定面34が、軸線方向ADと斜めに交わる面に沿っており、軸線CAを軸とする軸対称の構成を有さないため、主体金具30にカバー70を組み付ける際の角度管理を簡略化できる。このため、スパークプラグ100の製造工程において、カバー70を組み付ける際の角度管理に要する工数の増加を抑制できる。また、固定面34や後端面72が軸対称の構成を有さないため、エンジンの仕様に応じて予め設定されている複数の噴孔71の周方向CDにおける位置が、所望の位置からずれてしまうことを抑制できる。
また、主体金具30の固定面34およびカバー70の後端面72が、軸線方向ADと斜めに交わる面に沿っているので、固定面34および後端面72の構成が複雑化することを抑制できる。この結果、主体金具30およびカバー70を容易に製造できる。
B.比較例:
図5は、比較例のスパークプラグ200の軸線方向ADの先端部分を示す断面図である。比較例のスパークプラグ200において、主体金具230の固定面234は、軸線方向ADと垂直に交わる面に沿っている。このため、主体金具230の固定面234は、周方向のいずれにおいても放電ギャップGよりも軸線方向ADの先端側に位置しており、軸線方向ADの後端側に位置する箇所を有さない。比較例において、固定面234および主体金具230とカバー270との境界は、軸線方向ADと垂直に交わっており、軸線CAを軸とする軸対称の構成を有する。
比較例のスパークプラグ200では、カバー270を主体金具230に固定する前の状態において、中心電極220の先端部221と接地電極240の他端部242との位置を、スパークプラグ200の径方向外側から視認することができない。このため、比較例のスパークプラグ200では、放電ギャップGを所望の範囲に調整することが困難であるため、放電ギャップGの調整に要する工数が増加する。加えて、比較例のスパークプラグ200では、主体金具230の固定面234が、軸線CAを軸とする軸対称の構成を有するため、主体金具230にカバー270を組み付ける際の角度管理を要する。このため、スパークプラグ200の製造工程において、カバー270の角度管理に要する工数が増加する。
これに対し、図2に示す上記第1実施形態のスパークプラグ100によれば、主体金具30の固定面34が、図4に示す周方向CDの第二の位置P2において放電ギャップGよりも軸線方向ADの後端側に位置する。このため、カバー70を主体金具30に固定する前の状態において、中心電極20の先端部21と接地電極40の他端部42との位置を視認することができるので、放電ギャップGを容易に調整できる。加えて、主体金具30の固定面34が、軸線CAを軸とする軸対称の構成を有さないため、主体金具30にカバー70を組み付ける際の角度管理を簡略化できる。
C.第2実施形態:
図6は、第2実施形態のスパークプラグ100aの軸線方向ADの先端部分を示す断面図である。第2実施形態のスパークプラグ100aは、主体金具30aの固定面34aおよびカバー70aの後端面72a、すなわち主体金具30aとカバー70aとの境界の構成において、第1実施形態のスパークプラグ100と異なる。その他の構成は第1実施形態のスパークプラグ100と同じであるので、同一の構成には同一の符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
図7は、カバー70aの概略構成を示す斜視図である。図8は、主体金具30aの固定面34aを軸線方向AD先端側から見た模式図である。図8では、説明の便宜上、主体金具30aに形成された貫通孔35と、貫通孔35に挿入された接地電極40とを、それぞれ破線で示している。図6および図8に示すように、主体金具30aの固定面34aは、主体金具30aの周方向CDにおける第一の位置P1において貫通孔35よりも軸線方向ADの先端側に位置し、周方向CDにおける第二の位置P2において放電ギャップGよりも軸線方向ADの後端側に位置している。主体金具30aの固定面34aは、軸線方向ADに直交する方向から見たときに段付き形状を有し、第一領域A1と、第二領域A2と、第三領域A3とによって構成されている。
第一領域A1は、主体金具30aの周方向CDにおいて貫通孔35が形成された第一の位置P1を含む領域であり、軸線方向ADに略垂直に交わる面に沿っている。第一領域A1は、貫通孔35よりも軸線方向ADの先端側に位置している。第二領域A2は、主体金具30aの周方向CDにおいて第一の位置P1とは異なる第二の位置P2を含む領域であり、軸線方向ADに略垂直に交わる面に沿っている。第二領域A2は、放電ギャップGよりも軸線方向ADの後端側に位置しており、第一領域A1と離間している。第一領域A1と第二領域A2とは、互いに略平行に形成されている。第三領域A3は、周方向CDのうち第一領域A1と第二領域A2とを接続する領域であり、軸線方向ADと斜めに交わる面に沿っている。図8に示すように、第三領域A3は、周方向CDの2箇所に形成されている。本明細書において、「略垂直」とは、80°以上100°以下の角度で交わる構成を意味している。また、本明細書において、「略平行」とは、平行および15°以下の角度で交わる構成を意味している。
以上説明した第2実施形態のスパークプラグ100aによれば、第1実施形態と同様な効果を奏する。すなわち、カバー70aを主体金具30aに固定する前の状態において、中心電極20の先端部21と接地電極40の他端部42との位置を、周方向CDの第二の位置P2においてスパークプラグ100aの径方向外側から視認することができるので、放電ギャップGを容易に調整できる。加えて、主体金具30aの固定面34aが、周方向のうち第一の位置P1を含む第一領域A1と、周方向のうち第二の位置P2を含む第二領域A2と、第一領域A1と第二領域A2とを接続する第三領域A3とによって構成されている。このように、固定面34aが軸線CAを軸とする軸対称の構成を有さないので、主体金具30aにカバー70aを組み付ける際の角度管理をより簡略化でき、また、複数の噴孔71の周方向CDにおける位置がずれることをより抑制できる。
D.第3実施形態:
図9は、第3実施形態のスパークプラグ100bの軸線方向ADの先端部分を示す断面図である。第3実施形態のスパークプラグ100bは、主体金具30bの固定面34bおよびカバー70bの後端面72b、すなわち主体金具30bとカバー70bとの境界の構成において、第2実施形態のスパークプラグ100aと異なる。より具体的には、第三領域A3の具体的な構成において、第2実施形態のスパークプラグ100aと異なる。その他の構成は第2実施形態のスパークプラグ100aと同じであるので、同一の構成には同一の符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
図10は、主体金具30bの固定面34bを軸線方向AD先端側から見た模式図である。図10では、説明の便宜上、主体金具30bに形成された貫通孔35と、貫通孔35に挿入された接地電極40とを、それぞれ破線で示している。図9および図10に示すように、主体金具30bの固定面34bは、軸線方向ADに直交する方向から見たときに階段状の形状を有し、第一領域A1と、第二領域A2と、第三領域A3とによって構成されている。第一領域A1と第二領域A2とは、第二実施形態と同様な構成を有する。
第三領域A3は、周方向CDのうち第一領域A1と第二領域A2とを接続する領域である。第三領域A3には、軸線方向ADに略垂直に交わる面に沿った平坦部36bが少なくとも1つ形成されている。本実施形態では、図10に示すように、周方向CDの2箇所に形成された第三領域A3において、それぞれ2つの平坦部36bが形成されている。平坦部36bは、周方向CDにおいて第一領域A1から離れるほど、軸線方向ADの後端側に位置している。すなわち、周方向CDにおいて第一領域A1から離れた位置に形成された平坦部36bは、周方向CDにおいて第一領域A1に近い位置に形成されて隣接する平坦部36bよりも軸線方向ADの後端側に位置している。
本実施形態の固定面34bは、第一領域A1と、第三領域A3における平坦部36bの全てと、第二領域A2とが、平面37bによって順次接続されている。すなわち、周方向CDにおいて互いに隣接する第一領域A1および第三領域A3の平坦部36bと、周方向CDにおいて互いに隣接する平坦部36bどうしと、周方向CDにおいて互いに隣接する第三領域A3の平坦部36bおよび第二領域A2とが、それぞれ平面37bによって接続されている。本実施形態において、複数の平面37bは、いずれも軸線方向ADと略平行な方向に沿った面として構成されている。また、本実施形態において、複数の平面37bは、互いに略平行に形成されているが、略平行に限らず、互いに任意の角度で交わる面に沿って形成されていてもよい。
以上説明した第3実施形態のスパークプラグ100bによれば、第2実施形態と同様な効果を奏する。
E.他の実施形態:
上記各実施形態におけるスパークプラグ100、100a、100bの構成は、あくまで一例であり、種々変更可能である。例えば、上記各実施形態において、第二の位置P2は、主体金具30、30a、30bの周方向CDのうち第一の位置P1とは180°異なる位置であったが、180°異なる位置に限らず、例えば90°異なる位置や120°異なる位置等の任意の位置であってもよい。また、第二の位置P2は、複数存在してもよい。また、例えば、上記第3実施形態において、第三領域A3の1箇所あたりに形成された平坦部36bの数は、2つに限らず、1つや3つ以上等の任意の数であってもよく、2箇所の第三領域A3に形成された平坦部36bの数は、互いに異なっていてもよい。また、例えば、2箇所の第三領域A3のうちの一方が第2実施形態の構成を有し、他方が第3実施形態の構成を有していてもよい。
また、例えば、主体金具30の固定面34は、第一の位置P1を含む第一領域A1において軸線方向ADに略垂直に交わる面に沿っており、第二の位置P2を含む第二領域A2において軸線方向ADと斜めに交わる面に沿っていてもよい。同様に、主体金具30の固定面34は、第一の位置P1を含む第一領域A1において軸線方向ADと斜めに交わる面に沿っており、第二の位置P2を含む第二領域A2において軸線方向ADに略垂直に交わる面に沿っていてもよい。また、例えば、主体金具30の固定面34は、第一の位置P1を含む第一領域A1において軸線方向ADに略垂直に交わる面に沿っており、第二の位置P2において放電ギャップGよりも軸線方向ADの後端側に向かって凹んで形成されていてもよい。また、固定面34は、軸線CAを軸とする軸対称の構成を有していないことが好ましいが、軸線CAを軸とする軸対称の構成を有していてもよい。すなわち一般には、主体金具30、30a、30bの固定面34、34a、34bは、周方向CDのうち貫通孔35が形成された第一の位置P1において貫通孔35よりも軸線方向ADの先端側に位置し、周方向CDのうち第一の位置P1とは異なる第二の位置P2において放電ギャップGよりも軸線方向ADの後端側に位置していてもよい。かかる構成によっても、上記各実施形態と同様な効果を奏する。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…絶縁体、11…軸孔、20…中心電極、21…先端部、30、30a、30b…主体金具、31…軸孔、32…工具係合部、33…雄ネジ部、34、34a、34b…固定面、35…貫通孔、36b…平坦部、37b…平面、40…接地電極、41…一端部、42…他端部、50…端子金具、61…先端側シール材、62…抵抗体、63…後端側シール材、70、70a、70b…カバー、71…噴孔、72、72a、72b…後端面、90…エンジンヘッド、93…雌ネジ部、95…燃焼室、96…副燃焼室、100、100a、100b…スパークプラグ、200…スパークプラグ、220…中心電極、221…先端部、230…主体金具、234…固定面、240…接地電極、242…他端部、270…カバー、A1…第一領域、A2…第二領域、A3…第三領域、AD…軸線方向、CA…軸線、CD…周方向、ED…延設方向、G…放電ギャップ、P1…第一の位置、P2…第二の位置

Claims (4)

  1. 軸線方向に延びる軸孔が形成された絶縁体と、
    前記軸孔の前記軸線方向の先端に配置され、自身の先端部が前記軸孔の先端側に突出する中心電極と、
    前記絶縁体を保持する筒状の主体金具と、
    一端部が前記主体金具に固定され、他端部が前記中心電極の前記先端部との間で放電ギャップを形成する接地電極と、
    前記主体金具の前記軸線方向の先端に固定され、自身の内部に副燃焼室を形成するカバーと、
    を備えるスパークプラグであって、
    前記主体金具には、厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されており、
    前記接地電極は、前記一端部が前記貫通孔に配置されており、
    前記主体金具の面であって前記カバーに固定される固定面は、
    前記主体金具の周方向のうち前記貫通孔が形成された第一の位置において、前記貫通孔よりも前記軸線方向の先端側に位置し、
    前記周方向のうち前記第一の位置とは異なる第二の位置において、前記放電ギャップよりも前記軸線方向の後端側に位置することを特徴とする、スパークプラグ。
  2. 請求項1に記載のスパークプラグにおいて、
    前記固定面は、前記軸線方向と斜めに交わる面に沿っていることを特徴とする、スパークプラグ。
  3. 請求項1に記載のスパークプラグにおいて、
    前記固定面は、
    前記周方向のうち前記第一の位置を含む第一領域では、前記貫通孔よりも前記軸線方向の先端側において前記軸線方向に略垂直に交わる面に沿っており、
    前記周方向のうち前記第二の位置を含み前記第一領域と離間する第二領域では、前記放電ギャップよりも前記軸線方向の後端側において前記軸線方向に略垂直に交わる面に沿っており、
    前記周方向のうち前記第一領域と前記第二領域とを接続する第三領域では、前記軸線方向と斜めに交わる面に沿っている、
    ことを特徴とする、スパークプラグ。
  4. 請求項1に記載のスパークプラグにおいて、
    前記固定面は、
    前記周方向のうち前記第一の位置を含む第一領域では、前記貫通孔よりも前記軸線方向の先端側において前記軸線方向に略垂直に交わる面に沿っており、
    前記周方向のうち前記第二の位置を含み前記第一領域と離間する第二領域では、前記放電ギャップよりも前記軸線方向の後端側において前記軸線方向に略垂直に交わる面に沿っており、
    前記周方向のうち前記第一領域と前記第二領域とを接続する第三領域では、前記軸線方向に略垂直に交わる面に沿った平坦部を少なくとも1つ有し、
    前記平坦部は、前記周方向において前記第一領域から離れるほど、前記軸線方向の後端側に位置し、
    前記固定面は、前記第一領域と、前記第三領域における前記平坦部の全てと、前記第二領域とが、平面によって順次接続されている、
    ことを特徴とする、スパークプラグ。
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