JP7294988B2 - エレベーターの遠隔制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、いわゆる監視センターを利用したエレベーターの遠隔制御する技術に関する。その中でも特に、建物内フロア内を移動する自律走行体(以下、サービスロボット)とフロア間を行き来するエレベーターの連携制御技術に係る。
近年、人の代わりに清掃・警備・接客・輸送などを行うサービスロボットが開発・商品化されている。この種のロボットは自立走行が可能なものが主流であり、建物フロア内を自由に移動できる。その一方、一般的に建物内にはフロアの間を移動するエレベーターが備え付けており、前述のサービスロボットは、エレベーターを活用して各階フロアへ移動することが可能である。
特開2012-18646号公報
特許文献1に記載された、サービスロボットとエレベーターの連携制御は、人の手を介すことなく、サービスロボットがエレベーターを呼び寄せ、かごに乗り込み、目的の階へ移動する制御方法について説明しており、具体的にはエレベーター機械室とエレベーター乗りかごに、それぞれ無線通信中継機を設置し、サービスロボットが無線通信中継機を経由してエレベーターシステムに接続する構成を述べている。
しかしながら、特許文献1による実現方法は、無線通信中継機を追加設置する必要があることと、無線通信中継機が故障したり、今後開発・商品化されるサービスロボットの無線通信規格が無線通信中継機の無線通信規格と合致しない場合には利用できなくなる状況が発生しうる。即ち、特定のサービスロボットしか特許文献1の発明を使用できない可能性がある。
以上のことから本発明の目的は、エレベーター遠隔監視システムと組合せ、既存機器のみでサービスロボットとエレベーターの連携が可能な制御方法を提供することにある。
上記目的を達成する為、本発明は、エレベーターの遠隔制御を実現するエレベーターの遠隔制御システムであって、現在階と移動する目的階の情報を含む移動依頼情報を送信するサービスロボットと接続し、前記移動依頼情報を受信する手段と、前記エレベーターを制御するエレベーター制御装置と接続し、現在階へエレベーターのかごを移動させる制御指令を、前記エレベーター制御装置に送信する手段を備え、前記エレベーター制御装置は、前記制御指令を受取り、前記エレベーターのかごを現在階へ移動させる制御を行うエレベーターの遠隔制御システムである。
なお、本発明には、本遠隔制御システムでの方法やその処理を実行するためのプログラム、当該プログラム格納した記憶媒体も含まれる。
本発明によれば、建物既存の無線設備と、既存のエレベーター監視システム如き遠隔制御システムで構築することができる。また、インターネット網のような公衆回線網とは異なる通信網に接続する手段を備えたサービスロボットであれば容易に本発明を使用することが可能となる。
本発明の一実施例に係る建物、エレベーター、監視センター6、サービスロボット11を含む全体構成例を示す図。 本発明の一実施例に係るサービスロボット11、監視センターサーバー60およびエレベーター制御装置2の制御フローチャートを示す図。 本発明の一実施例に係る監視センターサーバー60のハードウエア構成を示す図。 本発明の一実施例で用いられるスケジュール情報100を示す図。 本発明の一実施例で用いられる移動依頼情報200を示す図。 本発明の一実施例で用いられるエレベーター特定テーブル300を示す図。
以下、図面を参照して、本発明の一実施例について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る建物1、エレベーター12、監視センター6、サービスロボット11の全体構成例を示す図である。建物1にはエレベーター12が備え付けられている。エレベーター12は、当該エレベーター12を制御するエレベーター制御装置2と、人やサービスロボットが搭乗する乗りかご4と、エレベーター制御装置2の制御で乗りかご4を昇降移動させるかご巻上機3がある。尚、図示では建物1の屋上にエレベーター制御装置2と乗りかご4が備え付けられているが、乗りかご4が移動するエリアであるエレベーター昇降路内にエレベーター制御装置2と乗りかご4が備え付けられた機械室レスタイプのエレベーターの場合もある。
図示しない複数のエレベーターを集中的に遠隔監視する監視センター6がある。そして、監視センター6には、エレベーター制御装置2の異常通報の受信やエレベーター12への遠隔制御指令送信を行う公衆回線網通信設備7と、建物1のオーナー等の顧客がエレベーターの待機階、休止操作、かご内液晶パネルへの広告表示等を設定するために通信するインターネット網通信設備8を備える。さらに、これら通信設備と接続し、本実施例による処理を実行する監視センターサーバー60とを備えている。ここで、監視センターサーバー60のハードウエア構成を図3に示す。監視センターサーバー60は、監視センター6に設置され、公衆回線網通信設備7およびインターネット網通信設備8と接続されている。また、これらとは別に、監視センターサーバー60を操作するための端末装置70とも接続されている。そして、監視センターサーバー60は、いわゆるコンピューターで実現され、以下の構成を有する。CPUのような演算を実行する制御部601、公衆回線網通信設備7およびインターネット網通信設備8と接続するための接続部602、演算を実行するプログラムや各種テーブルを格納する記憶部603および端末装置70と接続するアダプタ604で構成される。図2を用いて後述する処理は、制御部601がプログラムに従い実行する。また、記憶部603は、プログラムを記憶する主記憶部と、各種テーブルを記憶する補助記憶部に分かれていてもよい。また、監視センターサーバー60は、エレベーター制御装置2を介してエレベーターを遠隔制御することになり、本明細書におけるエレベーターの遠隔制御システムに対応する。
前述した公衆回線網通信設備7は公衆回線網5でエレベーター制御装置2と接続しており、図示ではLTEなどの無線による通信としているが、LANケーブルなど有線で通信する場合もある。また。前述したインターネット網通信設備8は、顧客の建物1とインターネット網9で接続している。なお、インターネット網9は、公衆回線網5とは別の通信網であればよい。
建物1にはエレベーター12の他、建物利用者の使用を想定するWi-Fi等の建物無線設備10が備え付けられている。建物1には、建物1内を移動するサービスロボット11が配置しており、サービスロボット11はカメラ等の各種センサーが備え付けられている(図示しない)。
図2は、本実施例に係るサービスロボット11、監視センターサーバー60およびエレベーター制御装置2による制御フローチャートを示す図である。以下、その内容を説明する。
ステップS101において、サービスロボット11が、現在居る階から別の階に移動する場合に、乗りかご4に搭乗ができるエレベーターホールへ移動するこれは、予めサービスロボット11に記憶されたスケジュール情報100に従い処理する。スケジュール情報100一例を図4に示す。スケジュール情報100は、サービスロボット11が行うべきタスクの時間、階、部屋およびタスク内容からなる。図4に示す例では、0:00から1階の101号室から見廻りを開始する。そして、0:20からの102号室の見廻りを終了すると、0:25にエレベーターホールに移動する。
なお、図4では、タスク内容も含むスケジュール情報としたが、タスク内容は省略してもよい。例えば、サービスロボット11が掃除ロボットである場合、1階102号室の掃除を完了すると、次のタスクである2階の掃除を実行するために掃除ロボットはエレベーターホールに移動する。
さらに、タスク内容が一定である場合、タスク内容を省略してもよい。例えば、サービスロボット11が巡回ロボットである場合、1階での巡回の終了時間ないし2階の巡回開始時間の一定時間前を検知すると、巡回ロボットはエレベーターホールに移動する。
次に、ステップS102において、サービスロボット11は、エレベーターホールへ移動し、以下の処理を実行する。サービスロボット11は、移動依頼情報200を、建物無線設備10を経由してインターネット網9を介して監視センター6へ送信する。ここで、移動依頼情報200には、自身が存在する建物、自身を識別する固有番号、現在自身が存在する現在階と、移動先の目的階と、時刻指定がある場合は予定時刻が含まれる。なお、以下、インターネット網9を介した通信は、建物無線設備10を経由することを意味する。この移動依頼情報200の一例を図5に示す。本例では、図4に示すスケジュール情報100に示すように、0:25と0:30の間に1階から2階へエレベーターでの移動が必要になる。そこで、サービスロボット11は、現在階「1階」、目的階「2階」、予定時間「0:27」と特定し、移動依頼情報を作成する。なお、予定時間は、1階と2階が切り替わる間の時間であればよいので、0:26等と設定してもよい。また、予定時間は、エレベーターが現在階に到着する時間や、目的階に到着する時間であってもよい。このような移動依頼情報200を用いることで、監視センターサーバー60が、サービスロボット11の必要とする移動の内容を把握でき、容易にエレベーターの制御が可能になる。
さらに、スケジュール情報100に「予定時間」を含むスケジュールを組み込んでもよい。またさらに、サービスロボット11は、移動依頼情報200をエレベーターホールへの移動前に実行してもよい。例えば、スケジュール情報100におけるエレベーターホールへの移動前の1階102号室の見廻りの終了など適当なタイミングであればよい。
また、移動依頼情報200の建物と固有番号はいずれか一方だけでもよい。これら情報は、後述の制御対象となるエレベーターを特定するための情報として用いられる。このため、固有番号を用いる場合、監視センターサーバー60で固有番号と建物を対応付けた情報を用いて、建物1を特定することになる。また、建物1内に複数のエレベーターホールが存在する場合、エレベーターホールを特定する情報をもちいてもよい。
このように、移動依頼情報200は、サービスロボット11が自身の有するスケジュール情報100を用いて特定する。なお、スケジュール情報100はサービスロボット11以外の上オフ処理装置で保持し、この情報処理装置で移動依頼情報200を作成してもよい。 次に、ステップS201において、監視センターサーバー60は、サービスロボット11から移動依頼情報200を受信したかを確認する。受信した場合(Yes)、ステップS202においてサービスロボット11からの移動依頼情報200に含まれる情報を取得する。つまり、現在階、目的階、予定時刻およびサービスロボット11の固有番号もしくは建物を識別する情報を特定する。以降、特定されたこれら情報を用いて、エレベーターの制御を行うことになる。
ステップS203において、監視センターサーバー60は、移動依頼情報200に対応する制御を行うため、エレベーター制御装置2と通信し、その結果を受信する。具体的には、まず、監視センターサーバー60は、サービスロボット11の固有番号もしくは建物を識別する情報により監視しているどの建物のエレベーターかを特定する。これは、監視センターサーバー60が有するエレベーター特定テーブル300を用いて判断する。エレベーター特定テーブル300の一例を図6に示す。エレベーター特定テーブル300は、記憶部603に格納され、各サービスロボット11と、建物およびエレベーターホールが対応づけられている。エレベーター特定テーブル300は、制御対象となるエレベーターを特定するために用いられるが、エレベーターは通常建物と紐づけられているので、このようなテーブルを用いる。
また、エレベーターホールが1つしかない場合、エレベーター特定テーブル300ではエレベーターホールを量略してもよい。さらに、エレベーターを識別する情報を格納してもよい。
そして、監視センターサーバー60は、公衆回線網通信設備7を用いて公衆回線網5を経由して、特定されたエレベーターを制御するエレベーター制御装置2へ、移動確認情報を送信する。移動確認情報は、移動依頼情報200に含まれる予定時間に、サービスロボット11の現在階への移動と、その後の目的階への移動が可能かを確認するための情報である。
次に、ステップS301において、エレベーター制御装置2は、監視センターサーバー60から移動確認情報を受信する。
また、ステップS302において、エレベーター制御装置2は、受信した移動確認情報に含まれる予定時刻に現在の階と目的階へエレベーター移動が可能かを判断する。この判断は、目的階が利用禁止階であるか、予定時間での対応が不可であるかなどで判断する。これら判断のために、エレベーター制御装置2が有する情報を利用禁止階情報やエレベーターのスケジュール情報(特に、保守・点検による利用不可)を用いる。
ステップS302で移動可能であった場合、エレベーター制御装置2は、エレベーターの乗りかご4が複数有る場合は、移動する乗りかご4を識別するエレベーターの指定号機を特定する。これは、いわゆる群管理技術を用い、いずれのかごを用いるかを判断する。
そして、ステップS304において、エレベーター制御装置2は、ステップS302、S303の結果を、監視センターサーバー60に送信する。この送信は、公衆回線網5を介して実行される。
また、本ステップで送信される情報は以下のとおりである。S302で不可と判断された場合、移動依頼情報200に含まれる現在階、目的階および予定時刻のいずれの条件を満たさないかを示す情報を送信する。この際、単に移動不可であることを示す情報を送信してもよい。また、S302で可と判断された場合、移動可能である旨およびS303で特定される指定号機を送信する。
監視センターサーバー60は、エレベーター制御装置2からの情報を、公衆回線網通信設備7を用いて受信する。
そして、ステップS204において、監視センターサーバー60は、ステップS102で送信された移動依頼情報200で移動可能かを判断する。
ステップS204で可と判断された場合は、ステップS205において監視センターサーバー60は、受付完了したことをサービスロボット11へ、インターネット網通信設備8を用いて、インターネット網9を介して送信する。この場合、ステップS303で特定される指定号機および移動依頼情報200を送信する。
また、ステップS204で不可と判断された場合は、ステップS206において監視センターサーバー60は、移動不可であるとの結果およびいずれの条件を満たさないかを示す結果を、サービスロボット11へ送信する。この送信は、インターネット網通信設備8を用いて、インターネット網9を介して実行される。
また、この送信の他、ステップS207において、監視センターサーバー60は、制御指令を、エレベーター制御装置2に送信する。以降の処理(エレベーターの制御)の詳細は、後述する。ここでは、S205、S206での送信を受けたサービスロボット11の処理をまず説明する。
ステップS103において、サービスロボット11は、受付連絡を待っており、上述のステップS205やS206で監視センターサーバー60から送信される受付完了もしくは結果の送信があるかを判断する。
送信がある場合、(図中、Yes)、ステップS105に進み、サービスロボット11が、S205もしくはS206で送信される受付完了もしくは結果を受信する。
また、送信がない場合、ステップS104に進み、サービスロボット11は、ステップS102の送信回数が一定値を超えたかを判断する。これは、S105での受信が一定期間内にない場合、ステップS102送信を繰り返すことを前提とする。この結果、送信回数が一定値を超えない場合は、S102に戻る。送信回数が一定値を超えた場合は、処理をサービスロボット11の移動が不可能と判断し、処理を終了する。
次に、ステップs106、S107において、サービスロボット11は、S105で受信した内容(S205、S206で送信されたもの)の確認を行う。つまり、ステップS106では目的階に移動可能か、ステップS107では予定時刻に移動可能かを判断する。
この結果、いずれかが不可能な場合、サービスロボット11の移動が不可能と判断し、処理を終了する。また、いずれもが可能である場合、ステップS109に進む。なお、これらの判断は、サービスロボット11がステップS102で送信した移動依頼情報200とS105で受信した内容を用いて判断する。なお、送信される内容を、単に移動可、不可を示す情報とし、ステップS106、ステップS107を一括して判断してもよい。
次に、ステップS108において、サービスロボット11は、エレベーターが複数あり、搭乗する乗りかご4の指定がある場合(例えば1号機以外)は指定された乗りかご4、つまり、S303で特定された指定号機前に移動する。そして、ステップS119、S110において、サービスロボット11は、乗りかご4のドアが開くまで待機する。ドアの状態は、サービスロボット11に搭載されたカメラ等のセンサーを用いる。
乗りかご4のドアが開くと(ステップS110でYes)、ステップS111に進み、サービスロボット11は乗りかご4に搭乗するために、移動する。移動においては、カメラ等のセンサーを用いて、障害物(人を含む)がないかを確認してから、移動する。また、搭乗する乗りかご4は、当然S303で特定された指定号機の乗りかごである。
次に、エレベーターが目的階に向けて移動すると、ステップS112において、サービスロボット11は、乗りかご4が目的階に到着しドアが開いたかを判断する。この目的階への到着の判断は、カメラを用いて乗りかご4内の到着階の表示を検知することで実現できる。そして、カメラ等のセンサーを用いて、ドアが開いたかを判断する。また、ステップS112の判断は、以下のとおり行ってもよい。前提として、サービスロボット11のエレベーターによる移動は直通運転するようエレベーター制御装置2で制御する。このことで、サービスロボット11は、ドアが開くことを検知した場合、目的階への到着と判断する。
次に、ステップS113において、サービスロボット11は乗りかご4から降車する。そして、ステップS114において、サービスロボット11は、目的階に到着したことを示す到着報告情報を監視センターサーバー60に、インターネット網9を介して送信し処理を終了する。
ここで、ステップS114の送信処理は、S112のドアが開いたかの判断後(ないし開いた際の判断後)に実行される。これは、ドアが開くことにより、サービスロボット11と建物無線通信設備10の間で通信が可能になるためである。つまり、本実施例では、エレベーターのドアを開いた場合に、サービスロボット11と監視センターサーバーの通信を実行している。このため、ステップS113の移動の前に、エレベーター内でS114の通信処理を実行してもよい。
また、ステップS114における送信を受け、ステップS208において、監視センターサーバー60は、インターネット網通信設備8を介して送信されるサービスロボット11からの受付完了を受信待機している。そして、受付完了を受信すると(ステップS208のYes)、S209に進み監視センターサーバー60は移動完了したと判断して処理を完了する。
ここで、監視センターサーバー60のS207以降の処理(エレベーターの制御)について、説明する。ステップS205で監視センターサーバー60は受付完了を送信すると、ステップS207においてエレベーター制御装置2に対し、制御指令を送信する。本蘇秦は、公衆回線網通信設備7を用いて公衆回線網5を経由して実行する。また、当該制御指令は、ステップS102で送信される移動依頼情報200に含まれる現在階、目的階および予定時刻を満たす制御信号である。
次に、ステップS305において、エレベーター制御装置2は、制御指令を受信する。そして、ステップS306においてエレベーター制御装置2は制御指令に従って、つまり、移動依頼情報200に含まれる現在階、目的階および予定時刻を満足するようエレベーターのかご巻上機3を制御する。このことで、乗りかご4が移動依頼情報200を満たすように移動し、サービスロボット11がステップS108~S113に示すように移動が可能になる。
なお、本実施例では、S301~S304で、エレベーター制御装置2が移動依頼情報200を満たす移動が可能かを判断している。ここで、S302でエレベーター制御装置2が、移動可能と判断した場合、ステップS304からS305ないしS306に遷移してもよい。つまり、エレベーター制御装置2が自律的に移動依頼情報200を満たすようにエレベーターを制御する。この場合、ステップS207を省略することが可能である。
以上で本実施例の処理内容の説明を終了する。その後は目的階や予定事項を変更して再度、図2に示す処理を行う等が考えられる。
なお、サービスロボット11が、ステップS111で目的階に到着したかを確認する手段として、以下のものが挙げられる。サービスロボット11に搭載されたカメラにより乗りかご4内の階床表示状態を判定する、サービスロボット11に搭載されたマイクにより、乗りかご4が目的階に到着したことを告げるアナウンスにより判断する等があげられる。
本実施例の他の構成として、サービスロボット11に5GやLTEなどのキャリア通信手段を備えている場合は、建物無線設備10を利用せずに、直接インターネット網9を経由して監視センター6に通信してもよい。
また、エレベーター利用者と、サービスロボット11が一つの乗りかご4に同乗することを避けることが必要な場合がある。この場合、エレベーター利用者と、サービスロボット11の同乗を避ける対応の一つとして、以下の対応がある。サービスロボット11が待機している階のエレベーターホールに人がいることをサービスロボット11に搭載したカメラ等のセンサーにより検出した場合は、サービスロボット11は、予定時刻を変更して再度図2に示す処理を行う対応がある。
また、その他の対応として、乗りかご4に備え付けられた防犯カメラや秤装置等のセンサー(図示しない)により、乗りかご4内に利用者が居り、利用者の目的階に行く間に、サービスロボット11が搭乗するケースが発生することを通知することがある。この通知のために、エレベーター制御装置2が判定した場合は、エレベーター制御装置2が監視センター6に搭乗不可といった内容を送信する。さらに、本内容に基づき、監視センターサーバー60はサービスロボット11に搭乗不可を指令する情報を、インターネット網9を介して送信する対応がある。
また、エレベーターが複数台有る場合は、エレベーター制御装置2はエレベーター利用者が居ない他の乗りかご4を指定号機としてそれを特定する情報を、監視センターサーバー60を経由してサービスロボット11へ送信する対応もある。この場合、エレベーター制御装置2から監視センターサーバー60までの通信は公衆回線網5を介する。また、監視センターサーバー60からサービスロボット11までの通信を、インターネット網9を介して実行する。
また、先にサービスロボット11が乗りかご4に搭乗し移動しており、目的階までの途中の階からエレベーター利用者が同乗する場合もある。この場合は、乗りかご4内の状況を乗りかご4内の防犯カメラを通じてエレベーターホールに設置されたモニターに映し、注意を促すなどの対応がある。上述した対応により、エレベーター利用者とサービスロボット11が一つの乗りかご4に同乗することを回避若しくは注意喚起することが可能である。
以上説明した一連処理によりサービスロボットは、建物既存の無線設備と、既存のエレベーター監視システムのみを利用して、エレベーターを利用した階床移動を行うこともできる。
1:建物
2:エレベーター制御装置
3:かご巻上機
4:乗りかご
5:公衆回線網
6:監視センター
7:公衆回線網通信設備
8:インターネット網通信設備
9:インターネット網
10:建物無線設備
11:サービスロボット
60:監視センターサーバー
100:スケジュール情報
200:移動依頼情報
300:エレベーター特定テーブル

Claims (3)

  1. 建物に設置されるエレベーターを制御するエレベーター制御装置および公衆回線網を介して当該エレベーター制御装置と接続される監視センターサーバーを有するエレベーターの遠隔制御を実現するエレベーターの遠隔制御システムであって、
    前記監視センターサーバーは、
    サービスロボットと接続し、現在階、移動する目的階、前記移動の予定時刻および前記サービスロボットの固有番号を含み、前記予定時刻が前記サービスロボットのタスクの予定を示すスケジュール情報に応じて特定される移動依頼情報を受信する手段と、
    前記エレベーターを制御するエレベーター制御装置と接続し、前記エレベーター制御装置に、前記予定時刻を含み、当該予定時刻に前記現在階および前記目的階への移動が可能かを確認するための情報を送信する手段を備え、
    前記エレベーター制御装置は、
    前記移動が可能かを確認するための情報に含まれる前記予定時刻に、前記現在階および前記目的階へ前記エレベーターでの移動が可能かを、当該エレベーター制御装置が有する保守点検による利用不可を示すスケジュール情報を用いて確認する手段と、
    前記エレベーターでの移動が可能な場合、移動が可能である旨および移動に使用するエレベーターの指定号機を、当該遠隔制御システムに送信する手段と
    前記エレベーターの移動が可能な場合、前記現在階へエレベーターのかごを移動させる制御指令を受取り、前記エレベーターのかごを現在階へ移動させる制御を行う手段を備え、
    前記監視センターサーバーは、前記制御指令を、前記エレベーター制御装置に送信する手段を備えるエレベーターの遠隔制御システム。
  2. 請求項1に記載のエレベーターの遠隔制御システムにおいて、
    前記エレベーター制御装置は、前記エレベーターのかごを目的階へ移動するよう制御し、
    前記サービスロボットは、制御された前記エレベーターのドアが開いたときに目的階へ到着したと判定し、当該かごから降車するエレベーターの遠隔制御システム。
  3. 請求項2に記載のエレベーターの遠隔制御システムにおいて、
    前記サービスロボットから、前記かごから降車したときに当該サービスロボットは目的階に到着したことを示す到着報告情報を受信する前記エレベーターの遠隔制御システム。
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