JP7294871B2 - コネクタ及び電気コネクタ - Google Patents

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Description

本出願による開示は、電気コネクタ、電気コネクタの接続構造、及び電気コネクタを用いる基板間接続構造に関する。
電気コネクタには、プラグコネクタとソケットコネクタとの嵌合接続をロック状態するためのロック構造を備えるものが知られている。特開2013-69545号公報には、プラグコネクタとソケットコネクタの各ハウジングにロック構造を設ける電気コネクタの一例が記載されている。
特開2013-69545号公報、図11
しかしながら、従来の電気コネクタのロック構造は、いずれもプラグコネクタとソケットコネクタとのロック状態を解除するために治具を必要とする。そのため作業員が治具を使わずロックを解除することができない。
以上のような従来技術を背景になされたのが本発明である。その目的は、ロック構造を備える電気コネクタについて、治具を使わずにコネクタと接続対象物とのロック状態を解除できるようにすることにある。
上記目的を達成すべく本発明は、以下の特徴を有する。
本発明は、接続対象物(例えば相手コネクタ)と嵌合接続する第1のハウジングと、前記接続対象物(例えば相手コネクタに備える相手端子)と導通接触する複数の端子とを備えるコネクタについて、さらに、前記接続対象物と前記第1のハウジングとの嵌合接続をロックするロックばね部材を備えており、前記ロックばね部材は、前記第1のハウジングに固定するハウジング固定部と、前記ハウジング固定部から伸長し、前記接続対象物(例えば相手コネクタ)に対して係合及び係合解除可能なロック部を中間に有するばね部と、前記ばね部から伸長する操作部とを有しており、前記ばね部は、前記操作部を押圧操作すると、前記ロック部が前記接続対象物(例えば相手コネクタ)から離れる方向に変位して前記接続対象物(例えば相手コネクタ)とのロック状態を解除することを特徴とする。
ロックばね部材が接続対象物と係合可能なロック部を中間に有するばね部を有する。このため、コネクタと接続対象物とが抜去しないように、嵌合接続した状態をロックすることができる。また、ロックばね部材のばね部は、操作部を押圧操作すると、ロック部が接続対象物から離れる方向に変位して接続対象物とのロック状態を解除する。このようにロックばね部材の操作部を押圧操作することで、治具を使わなくても、ロックばね部材のロック部と接続対象物とのロック状態を解除することができる。
前記操作部は、前記第1のハウジングの表面から突出するように構成できる。
操作部が第1のハウジングの表面から突出する。このため操作部に対する押圧操作を容易に行うことができる。ここで「表面」には第1のハウジングを構成する樹脂成形体の表面を含む。
前記ロックばね部材は、前記第1のハウジングの端子配列方向の両端に位置する一対の側壁にそれぞれ配置することができる。
ロックばね部材が第1のハウジングの端子配列方向の両端に位置する一対の側壁にそれぞれ配置されている。このため、第1のハウジングと接続対象物との嵌合接続状態を確実にロックすることができる。
前記側壁は、前記ロックばね部材の前記ばね部を収容するロックばね部材収容部を有することができる。
側壁に設けたロックばね部材収容部がロックばね部材のばね部を収容できる。このためばね部が第1のハウジングの外部に露出せず、外部に対して保護することができる。
前記操作部は、前記側壁から外向きに離れる方向に突出して配置することができる。
操作部は前記側壁から外向きに離れる方向に突出して配置される。このため、例えば作業者は親指を一方の操作部に当て、人差し指を他方の操作部に当てて、親指と人差し指で摘まむように押圧操作をすることで、嵌合接続のロック状態を解除することができる。
前記ばね部は、前記操作部への押圧操作により変位する支点部と、前記支点部と前記ハウジング固定部との間にある可動ばね部とを有し、前記可動ばね部は、前記操作部への押圧操作により前記支点部を支点として前記接続対象物から離れる方向に変位して前記ロック部と前記接続対象物とのロック状態を解除するように構成できる。
操作部への押圧操作をすると、可動ばね部が支点部を支点として接続対象物から離れる方向に変位する。これにより可動ばね部にあるロック部も接続対象物から離れる方向に変位することで、ロック部と接続対象物とのロック状態を解除することができる。したがって作業者は操作部への押圧操作により容易に嵌合接続のロック状態を解除することができる。他方、操作部への押圧操作を解除すると、可動ばね部は接続対象物に接近する方向に変位する。これにより可動ばね部のロック部は接続対象物に係合することができる。
前記ロックばね部材は、さらに、前記第1のハウジングとの間に可動間隙を空けて配置される基部と、前記基部と前記ハウジング固定部とを繋ぐ弾性腕とを有しており、前記基部と前記弾性腕は、前記操作部への押圧操作により変位した前記支点部の押圧接触を受けて前記可動間隙に向けて弾性変形できるように構成できる。
前記基部と前記弾性腕は、前記操作部への押圧操作により変位した前記支点部の押圧接触を受けて可動間隙に向けて弾性変形することができる。このため、支点部の押圧接触を受けた際に生じる応力を、ばね部だけに集中しないように、基部と弾性腕に分散させることができる。したがってロックばね部材を保護することができる。
前記ばね部は、さらに、前記操作部と前記ロック部との間に弾性変形規制用の補強部を有するように構成できる。こうした補強部は例えばビードとして形成することができる。
操作部を押圧操作することでばね部にその押圧力が伝わっても、ばね部における補強部を形成した部分が自由に弾性変形するのを抑制することができる。このため、操作部を押圧操作する操作力が、操作部とロック部との間の部分が柔軟に弾性変形することで逃げてしまうことを抑制することができる。したがって、本発明によれば、ばね部が相手コネクタから離れる方向に変位するために、操作力を効率的に伝達することができる。ここで補強部を設ける「前記操作部と前記ロック部との間」とは、操作部とロック部との間の全長に渡って形成する場合、その一部に形成する場合の何れも含まれる。
前記操作部は、前記第1のハウジングに沿って伸長する横長板形状の操作片を有するように構成できる。
操作片が横長板形状であることにより一定の長さを有する。このため、押圧操作を加えやすく、ロック解除操作を容易且つ確実に行うことができる。
前記操作部は、押圧操作により変位することで前記第1のハウジングに当接するストッパー部を有するように構成できる。
押圧操作により操作部が変位すると、ストッパー部が第1のハウジングに当接する。ロックばね部材のロック部と接続対象物とのロックは、その当接後に解除される。したがって、作業者はストッパー部が第1のハウジングに当接した手元の感覚によって、嵌合接続のロック状態が解除されることを知ることができる。よって作業者は押圧操作を容易且つ確実に行うことができる。
前記ロックばね部材は、さらに、前記第1のハウジングが配置される第1の基板に固定される基板固定部を有するように構成できる。
基板固定部が第1の基板に固定できるので、ロックばね部材をコネクタの第1の基板に対する固定部材として兼用することができる。したがってロックばね部材以外に、第1の基板に対して第1のハウジングを固定するための固定金具の使用を廃止することができる。
前記ロックばね部材は、前記操作部から前記支点部までの距離に対して、前記支点部から前記ロック部までの距離の方を長く形成することができる。
力点である操作部から支点部までの距離よりも支点部からロック部までの距離が長いので、梃子の原理によって、押圧操作による操作部の変位が小さくても、ばね部を大きく変位させて嵌合接続のロック状態を解除することができる。
前記第1のハウジングは、前記第1のハウジングが配置される第1の基板を配置する底面に対して突出して前記第1の基板を内側に囲んで配置する一対の基板収容壁を有するように構成できる。
第1のハウジングに第1の基板を配置する際に、一対の基板収容壁は第1の基板を適正な位置に誘い込むことができる。また、一対の基板収容壁がその内側に配置した第1の基板を保護するので、第1の基板の配置状態を保持することができる。
前記第1のハウジングは、前記ストッパー部を摺動させながら変位させる変位誘導部を有するように構成できる。
変位誘導部がストッパー部を摺動させながら変位させることによって、操作部の変位を誘導することができる。したがってより確実にロックを解除することができる。
前記第1のハウジングは、前記ストッパー部の変位を止める変位規制部を有するように構成できる。
変位規制部がストッパー部の変位を止めることで、操作部の変位も止めることができる。したがって操作部に対する過剰な押圧操作を防ぎ、ロックばね部材の破損や変形を抑制することができる。
本発明は、第1のハウジングを備える第1のコネクタと、前記第1のハウジングと嵌合接続する第2のハウジングを備える第2のコネクタとを備える電気コネクタについて、前記第1のコネクタは、前記第2のハウジングと前記第1のハウジングとの嵌合接続をロックするロックばね部材を備えており、前記第2のコネクタは、前記ロックばね部材と係合可能なロック受け部を有しており、前記ロックばね部材は、前記第1のハウジングに固定するハウジング固定部と、前記ハウジング固定部から伸長し、前記ロック受け部に対して係合及び係合解除可能なロック部を中間に有するばね部と、前記ばね部から伸長する操作部とを有しており、前記ばね部は、前記操作部を押圧操作すると、前記ロック部が前記第2のハウジングから離れる方向に変位して前記ロック受け部とのロック状態を解除することを特徴とする。
第1のコネクタのロックばね部材が、第2のコネクタと係合可能なロック部を中間に有するばね部を有するため、第1のコネクタと第2のコネクタとが抜去しないように嵌合接続した状態でロックすることができる。第1のコネクタのロックばね部材のばね部は、操作部を押圧操作すると、ロック部が第2のコネクタから離れる方向に変位して第2のコネクタのロック受け部とのロック状態を解除する。このようにロックばね部材の操作部を押圧操作することで、治具を使わなくても、第1のコネクタのロック部と第2のコネクタのロック受け部とのロック状態を解除することができる。
本発明によれば、治具を使わなくても相互に嵌合接続しているコネクタと接続対象物とのロック状態を解除することができる。
第1実施形態によるソケットコネクタの正面、右側面、平面を含む外観斜視図。 図1の平面図。 図1の底面図。 図3のIV-IV線断面図。 図1のソケットコネクタに備えるロックばね部材の正面図。 図5の左側面図。 図5の右側面図。 プラグコネクタの正面、平面、右側面を含む外観斜視図。 図9Aはソケットコネクタとプラグコネクタの接続構造の平面図、図9Bは図9AのB-B線断面図、図9Cは図9BのC部拡大図。 ソケットコネクタとプラグコネクタの嵌合接続状態の断面図。 第2実施形態によるソケットコネクタとプラグコネクタの嵌合接続状態を示す正面、右側面、平面を含む外観斜視図。 第2実施形態によるプラグコネクタの正面、平面、右側面を含む外観斜視図。 図11のXIII-XIII線断面図。
以下、図面を参照しつつ実施形態を説明する。本開示による実施形態では、ソケットコネクタ10、プラグコネクタ20、及びそれらを備える電気コネクタ1を例示して説明するが、本発明はそれらの実施形態に限定されるものではない。ソケットコネクタ10は、特許請求の範囲の「コネクタ」及び「第1のコネクタ」に対応し、プラグコネクタ20は「相手コネクタ」及び「第2のコネクタ」に対応する。
本明細書、特許請求の範囲に記載されている「第1」「第2」という用語は、発明や実施形態の異なる構成要素を区別するために用いるものであり、特定の順序や優劣を示すために用いるものではない。また本明細書、特許請求の範囲では、説明の便宜上、ソケットコネクタ10の幅方向、左右方向、端子配列方向、長手方向を「X方向」、奥行き方向、前後方向、短手方向を「Y方向」、高さ方向、上下方向を「Z方向」として説明する。しかしながら、それらの方向の特定は電気コネクタ1、ソケットコネクタ10及びプラグコネクタ20の実装方法や使用方法を限定するものではない。
第1実施形態の電気コネクタ1
電気コネクタ1は、ソケットコネクタ10とプラグコネクタ20とを備える。電気コネクタ1は、ソケットコネクタ10とプラグコネクタ20とを嵌合接続した「コネクタ組立体」として構成されている。ソケットコネクタ10は、第1の基板P1に配置され、プラグコネクタ20は、第2の基板P2に配置される。ソケットコネクタ10の実装方法はDIP(Dual-in-line package)であり、プラグコネクタ20の実装方法はSMT(Surface Mount Technology)である。第1の基板P1は本実施形態ではフレキシブル基板であり、第2の基板P2はリジッド基板である。電気コネクタ1は、ソケットコネクタ10とプラグコネクタ20とが嵌合接続することで、第1の基板P1の回路と第2の基板P2の回路とを導通接続することができる基板対基板接続用コネクタである。
ソケットコネクタ10
ソケットコネクタ10は、「第1のハウジング」としてのソケットハウジング11と、「複数の端子」としての複数のソケット端子12と、ロックばね部材13とを備えている。
ソケットハウジング11
ソケットハウジング11は、樹脂成形体で形成されている。ソケットハウジング11は、ハウジング本体部11aと、外側側壁部11bとを有する。
ハウジング本体部11aは、ソケットコネクタ10の端子配列方向Xに沿って長い直方体形状に形成されている。複数のソケット端子12は、ソケットコネクタ10の長手方向Xに沿って配列されている。ハウジング本体部11aには、後述するプラグ端子22の挿入口11a1が開口している。挿入口11a1の奥には、ソケット端子12がプラグ端子22と導通接触する接触室と、ソケット端子12をそれぞれ収容する複数の端子収容部が形成されている(図示略)。
外側側壁部11bは、外側壁11b1と、底壁部11b2とを有する。外側壁11b1は、上部側壁11b3と、中間隔壁11b4と、下部側壁11b5とを有する。
上部側壁11b3は、ハウジング本体部11aと離間してその側面を覆う外壁として形成されている。上部側壁11b3の内側には、ロックばね部材13の可動ばね部13f7を収容する可動ばね部収容部11b31が形成されている。可動ばね部収容部11b31は、その内部で可動ばね部13f7が変位することができる可動空間として形成されている。
中間隔壁11b4は、上部側壁11b3と下部側壁11b5とを仕切る隔壁として形成されている。中間隔壁11b4は底壁部11b2と高さ方向Zで同じ高さ位置に形成されている。中間隔壁11b4の底面と底壁部11b2の底面は、連続する平坦面として形成されており、第1の基板P1を配置することのできる配置部11b6をなしている(図3)。配置部11b6に配置される第1の基板P1は、底壁部11b2に対して一段高く突出する載置突起11b17の上に載置される。したがって載置突起11b17に載置された第1の基板P1と配置部11b6の表面との間には隙間11b18が形成される。この隙間11b18は、後述するロックばね部材13の基板固定部13dを第1の基板P1に対してはんだ付けする際に、はんだが毛細管現象により基板固定部13dから弾性腕13bに付着しないように、はんだ上がりを絶縁するための空間として機能する。はんだが弾性腕13bに付着するとばね定数が変わるおそれがあるが、隙間11b18を設けることでそうした不具合を抑制できる。
中間隔壁11b4には、溝状のロックばね部材固定部11b7が形成されている。ロックばね部材13は、ハウジング固定部13cがロックばね部材固定部11b7に圧入されることで、ソケットハウジング11に保持されている。
中間隔壁11b4には、ロックばね部材13のばね部13fを挿通する挿通凹部11b8が形成されている。挿通凹部11b8は、ばね部13fと接触することなく、ばね部13fが左右方向Xで変位できるように形成されている。
下部側壁11b5は、中間隔壁11b4の底面から突出する壁として形成されている。下部側壁11b5は、後述するソケット端子12の基板接続部12aよりも高さ方向Zで高く形成されている。このため、ソケットコネクタ10を置いたときに、ソケット端子12の基板接続部12aを設置面に対して浮かせて保護することができる。
下部側壁11b5の内面は、前述した配置部11b6と連続する面として形成されている。そのため下部側壁11b5の内面は、配置部11b6とともに、第1の基板P1を位置決めしつつ配置することのできる基板収容部11b9をなしている。基板収容部11b9は、ソケットハウジング11の長手方向Xの両端部に形成されている。そのため第1の基板P1は、ソケットハウジング11の長手方向Xで側方に突出せず、一対の基板収容部11b9の内側に位置決めされた状態で配置される。
下部側壁11b5には、下端とソケットハウジング11の長手方向Xにおける側面とに開口するスリット11b10が形成されている。スリット11b10は、下部側壁11b5を貫通して形成されており、そこには後述するロックばね部材13のばね部13fが挿通される。スリット11b10は、ばね部13fと接触することなく、ばね部13fがその内側を左右方向X及び高さ方向Zで変位することができるように形成されている。
下部側壁11b5には、スリット11b10の両側に、後述するロックばね部材13のストッパー13g2が挿入するストッパーガイド部11b11が形成されている(図4)。ストッパーガイド部11b11は、下部側壁11b5の外面に対して傾斜する変位誘導部11b12と、変位誘導部11b12から下部側壁11b5の下端に伸長する変位規制部11b13を有する。これらの機能については後述する。
外側壁11b1の内側にはロックばね部材13のばね部13fを収容するばね部収容凹部11b14が形成されている。即ち、ばね部収容凹部11b14は、上部側壁11b3の可動ばね部収容部11b31と、中間隔壁11b4の挿通凹部11b8と、下部側壁11b5のスリット11b10によって構成されている。ばね部13fがソケットハウジング11の内部のばね部収容凹部11b14に配置されることで、ばね部13fを外力の作用から保護することができる。
底壁部11b2は、ハウジング本体部11aの下端側と外側壁11b1とを繋ぐように形成されている。底壁部11b2と、外側壁11b1(中間隔壁11b4)との間には、高さ方向Zで貫通する挿通孔11b15が形成されている。この挿通孔11b15は、後述するロックばね部材13の基部13aと弾性腕13bが、ハウジング本体部11aに接近する方向へ弾性変形することを許容する「可動隙間」として形成されている。
また、ハウジング本体部11aと隣接する底壁部11b2の高さ方向Zに沿う空間は、後述するプラグハウジング21の周壁21aが挿入されて嵌合するための周壁嵌合部11b16となっている。
ソケット端子12
ソケット端子12は、導電性金属片にて形成されている。ソケット端子12は、行列形態でハウジング本体部11aに装着されている。即ち、複数のソケット端子12は、ハウジング本体部11aの長手方向Xに沿って配列されており、短手方向Yで2列に配列されている。ソケット端子12には、プラグ端子22と導通接触する接触部と、ハウジング本体部11aの底面から突出する基板接続部12aとが形成されている。
ロックばね部材13
ロックばね部材13は、金属片にて形成されている。ロックばね部材13は、基部13aと、一対の弾性腕13bと、一対のハウジング固定部13cと、一対の基板固定部13dと、突片部13eと、ばね部13fと、操作部13gとを有する。
基部13aは、ソケットハウジング11の前後方向Yに伸長する板片により形成されている。一対の弾性腕13bは、基部13aから前後方向Yに伸長する板片により形成されている。これらの基部13aと一対の弾性腕13bは、前述した「可動隙間」としての孔11b15に向けて弾性変形可能となっている。この点はさらに後述する。
一対のハウジング固定部13cは、各弾性腕13bから突出して形成されている。一対のハウジング固定部13cは、ロックばね部材固定部11b7に圧入される。これによりロックばね部材13は、ソケットハウジング11に固定される。また、一対のハウジング固定部13cは、基部13aと一対の弾性腕13bが、可動隙間としての孔11b15に向けて撓んで変位するときの変位支点として機能する部分となる。
一対の基板固定部13dと一対の突片部13eは、いずれもソケットハウジング11の配置部11b6から突出するように形成されている。これらの基板固定部13dと突片部13eは、第1の基板P1を正確且つ確実に保持するために設けられている。また、基板固定部13dは、第1の基板P1に対してはんだ付けされる。したがって、ロックばね部材13は、ソケットハウジング11を第1の基板P1に固定するための固定金具として兼用することができる。
即ち、図9で示すように、第1の基板P1には、その長手方向に沿う各板縁に、一対の耳部P11が形成されている。一対の耳部P11の間には、凹部P12が形成されている。各耳部P11には、取付孔P13が形成されている。各基板固定部13dは、それぞれ対応する取付孔P13に挿入されて、配置部11b6の正しい位置に第1の基板P1を位置決めさせる。そのために、各基板固定部13dは、基板収容部11b9の四隅に位置しており、第1の基板P1を基板収容部11b9の正しい位置に配置することができる。
このような基板保持構造は、第1の基板P1がフレキシブル基板である本実施形態において、特に有利である。即ち、フレキシブル基板として、本実施形態ではFPC(Flexible printed circuits)を用いることができるが、このFPCは、基材フィルムに柔軟性があり撓み易いため、位置ずれし易いというデメリットがある。そこで、ロックばね部材13に、基板収容部11b9の四隅に位置するように配置する基板固定部13dを設けることで、そうしたデメリットを解消している。また、ロックばね部材13の一対の突片部13eは、一対の耳部P11の間の凹部P12を対向位置するように設けられている。そのため、第1の基板P1は、一対の突片部13eの間に誘導して位置決めすることができる。
ばね部13fは、基部13aの下縁から伸長する第1の伸長部13f1と、逆方向に屈曲する第1の屈曲部13f2と、第1の屈曲部13f2から基部13aに向けて伸長する第2の伸長部13f3と、基部13aとの対向位置で基部13aから離れる方向に屈曲する第2の屈曲部13f4と、第2の屈曲部13f4から伸長する第3の伸長部13f5と、第3の伸長部13f5から屈曲して操作部13gに繋がる第3の屈曲部13f6を有する。このうち第1の伸長部13f1と、第1の屈曲部13f2と、第2の伸長部13f3は、可動ばね部13f7を構成している。
第1の伸長部13f1の中間には、板幅方向に突出する幅広部13f8が形成されている(図6)。幅広部13f8には貫通孔でなるロック部13f9が形成されている。ロック部13f9の開口幅は、幅広部13f8を除く第1の伸長部13f1の板幅よりも広い。幅広部13f8を板幅方向に突出して形成することで、そのような大きな開口幅を有するロック部13f9を形成することが可能となる。また、幅広部13f8を除く第1の伸長部13f1の板幅を幅広部13f8よりも短く形成することで、第1の伸長部13f1にばねとして弾性変形させて変位できるようにしている。このロック部13f9は、ソケットコネクタ10とプラグコネクタ20とが嵌合接続しており、ばね部13fが弾性変形していない状態で、プラグハウジング21の「ロック受け部」としてのロック突起21bと係合する部分である。
また、第1の伸長部13f1は、基部13aの板面に対して第1の屈曲部13f2の屈曲方向と逆方向に所定の傾斜角をもって傾斜して伸長している(図5)。これはロック部13f9がロック突起21bの高さ方向で深く係合できるようにするためである。
ばね部13fは、操作部13gを基部13aに接近する方向に押圧操作することで、ばね部13fと基部13aとが繋がる連続部分(ばね部13fと基部13aとに跨がる連結部分)と、第2の屈曲部13f4と基部13aとの接触箇所とを変位支点として、弾性変形することができる。
より具体的に説明すると、操作部13gを押圧操作すると、第2の屈曲部13f4が基部13aに接近する方向へ変位し始め、基部13aに対して当接する。当接後、第2の屈曲部13f4は、可動ばね部13f7の第2の伸長部13f3側が変位するための「支点部」として機能する。また、第1の伸長部13f1と基部13aとが繋がる連続部分も、可動ばね部13f7の第1の伸長部13f1側が変位するための支点として機能する。
即ち、第2の屈曲部13f4が基部13aに当接すると、その当接部分を支点として操作部13gが突片部13eの上方に向けて回動し始める。ここで、第2の伸長部13f3と、第2の屈曲部13f4と、第3の伸長部13f5と、第3の屈曲部13f6には、弾性規制用の「補強部」としての一連のビード13f10が形成されている。このため、ビード13f10が形成されているばね部13fの部分は、剛性が高められており、弾性変形し難くなっている。したがって、操作部13gが支点部(基部13aと当接した第2の屈曲部13f4)を支点として回動し始めると、可動ばね部13f7が、プラグハウジング21から離れる方向に変位することができる。この動作によって、第1の伸長部13f1のロック部13f9がロック突起21bから外れるまで外向きに変位して、ロックばね部材13によるソケットコネクタ10とプラグコネクタ20とのロック状態を解除することができる。
操作部13gは、横長板形状の操作片13g1と、操作片13g1の両端部に形成されたストッパー13g2とを有している。操作片13g1には、ビード13f10の一端側が形成されている。したがって、操作片13g1は剛性が高められており、押圧操作を行っても弾性変形し難くされている。また、操作片13g1は、ソケットハウジング11の外側側壁部11bに沿って前後方向Yに伸長する横長板形状であるため、押圧操作を加えやすく、ロック解除操作を容易且つ確実に行うことができる。
ストッパー13g2は、ストッパーガイド部11b11に向けて突出している。ストッパー13g2は、上辺よりも底辺の長い台形状に形成されている。ストッパー13g2には、底辺側が基部13aに向けて突出する傾斜縁でなる尖頭部13g3が形成されている。
前述のように操作部13gが回動してストッパー13g2がストッパーガイド部11b11に進入した際に、尖頭部13g3は、変位誘導部11b12に当接する。変位誘導部11b12は、操作部13gの回動方向に傾斜する傾斜面として形成されている。そのため尖頭部13g3は、変位誘導部11b12に当接すると、変位誘導部11b12の傾斜面を滑るようにして移動して、操作部13gの回動変位をスムーズに促進させる。
次に、尖頭部13g3は、変位規制部11b13に対して当接して、それ以上の変位が規制される。このように尖頭部13g3が変位規制部11b13に対して当接した状態になると、ロック部13f9はロック突起21bから外れており、ロックが解除されている。したがって、作業者は、尖頭部13g3が変位規制部11b13に対して当接する感触を得て押圧操作を止めることができるので、操作部13gの過剰な押圧操作を抑制することができる。
プラグコネクタ20
プラグコネクタ20は、図8で示すように、プラグハウジング21と、複数のプラグ端子22とを備えている。プラグコネクタ20は、プラグ端子22等を介して第2の基板P2に実装される。
プラグハウジング21は、樹脂成形体で形成されており、四角枠状の周壁21aと、周壁21aの一端側を閉塞する底壁(図示略)を有する。周壁21aには、「ロック受け部」としてのロック突起21bが突出して形成されている。プラグ端子22は、底壁に形成された端子保持孔(図示略)に圧入され装着される。
ソケットコネクタ10とプラグコネクタ20との嵌合接続
ソケットコネクタ10とプラグコネクタ20との嵌合接続について説明する。ソケットコネクタ10は第1の基板P1に実装され、プラグコネクタ20は第2の基板P2に実装されている。そしてプラグコネクタ20のプラグハウジング21をソケットコネクタ10のソケットハウジング11(ハウジング本体部11a)の外周に嵌め込む。または、ソケットコネクタ10のハウジング本体部11aを、プラグコネクタ20の周壁21の内側に挿入して嵌め込む。このときロック突起21bは、ロックばね部材13の第1の屈曲部13f2と当接して、ロック突起21bに対して離れる方向にばね部13fを弾性変形させる。そのまま嵌合を進めると、ロック突起21bが第1の屈曲部3f2を乗り越えてロック部13f9に入り込み、弾性変形しているばね部13fが復帰する。そしてプラグハウジング21とソケットハウジング11が互いに当接すると、ソケットコネクタ10とプラグコネクタ20との嵌合接続が完了する。
この嵌合接続状態では、ロック部13f9とロック突起21bとは、嵌合方向と逆方向である抜去方向で互いに係合することができる。即ち、嵌合接続がロックされた状態となり、ソケットコネクタ10とプラグコネクタ20とは互いに抜け止めされる。
次に、ロック状態を解除するには、例えば親指を一方の操作部13gの操作片13g1に当てて、人差し指を他方の操作部13gの操作片13g1に当てて、親指と人差し指とで摘まむように操作して押圧力を加える。
このとき、ロックばね部材13は、力点となる操作部13gから支点部である第2の屈曲部13f4までの距離に対して、第2の屈曲部13f4からロック部13fまでの距離の方が長く形成されている。このため、作業員は、梃子の原理によって、操作部13gの変位が小さくても可動ばね部13f7を大きく変位させることができる。したがって、ロック部13fがロック突起21bから外れるように、確実に変位させることができる。
そして、操作片13g1が押し込まれることで、ばね部13f全体が、第1の伸長部13f1と基部13aとが繋がる連続部分と、第2の屈曲部13f4と基部13aの接触箇所とを支点として、プラグハウジング21から離れる方向(操作部13gに対する押圧操作方向と逆方向)に変位する。この動作によって、ロック部13f9がロック突起21bから外れるまで変位する。このように、ロックばね部材13の操作部13gを押圧操作するだけで、治具を使わなくてもソケットコネクタ10とプラグコネクタ20とのロックを解除することができる。
電気コネクタ1の作用効果
さらに、本実施形態の作用効果を説明する。
前記実施形態では、ロックばね部材13がソケットハウジング11の端子配列方向Xの両端にある側壁としての外側側壁部11bにそれぞれ配置されている。このため、ソケットハウジング11を長手方向Xにおける両端部で、ソケットハウジング11とプラグハウジング21との嵌合接続状態を確実にロックすることができる。
前記実施形態では、操作部13gの操作片13g1が、ソケットハウジング11の外側壁11b1の表面に対して外向きに突出している。このため、例えば作業者が、親指と人差し指でソケットハウジング11の外側壁11b1の側面のあたりを押し込めば、自ずと側面から突出している操作片13g1を押圧操作することができる。また、作業者は、ソケットハウジング11の表面に対して突出している操作片13g1を直視しなくても、外側壁11b1の表面に対して突出している操作片13g1に指が触れることを目安にして押圧操作を行うことができる。
前記実施形態では、「支点部」としての第2の屈曲部13f4が、基部13aに対して押圧接触すると、基部13aと弾性腕13bは、「可動隙間」としての挿通孔11b15に向けて弾性変形できる。このため、第2の屈曲部13f4が押圧接触することによる応力を、ばね部13fだけに集中させるのではなく、基部13aと弾性腕13bに分散させることができる。したがってロックばね部材13を保護することができる。
前記実施形態では、操作片13g1の両端部にストッパー13g2をそれぞれ有する。このため操作片13g1の中心を押圧操作せず、操作片13g1の中心から外れた部位を押圧操作しても、左右のストッパー13g2がそれぞれ変位誘導部11b12に当接して変位がガイドされる。したがって、操作片13g1に対する偏った押圧操作を矯正することができる。
第2実施形態の電気コネクタ1
第2実施形態の電気コネクタ1は、ソケットコネクタ10のロックばね部材13の装着位置と、プラグコネクタ20に設けるロック突起21bの位置が、第1実施形態と相違する。ロックばね部材13自体の構成は、第1実施形態と同一である。その他の構成とそれに基づく作用効果は同一であるため重複説明を省略する。
第2実施形態のソケットコネクタ10は、ソケットハウジング11の端子配列方向Xの両端に位置する側壁11cにロックばね部材13がそれぞれ装着されている。側壁11cには、孔状のスリット11b10が形成されている。スリット11b10の内側には、ばね部13fの第2の伸長部13f3、第2の屈曲部13f4、第3の伸長部13f5、第3の屈曲部13f6が配置される。操作部13gは、スリット11b10から突出しており、側壁11cの上面(ソケットハウジング11の表面)に対して突出している。
他方、プラグコネクタ20には、ソケットコネクタ10との嵌合接続状態で、ばね部13fの配置と変位を可能とするばね部受容部21cが形成されている。ばね部受容部21cの内側には、「接続対象物」の一部分であるロック突起21bが形成されている。
ロックばね部材13のロックの動作及びロック解除の押圧操作は、第1実施形態のように操作部13gどうしを相互に近づける方向へ摘まむのではなく、それとは逆に操作部13gどうしが相互に離れる方向へ開くように押圧操作を加えるようにする。こうした押圧操作を加えることで、ばね部13fがロック突起21bが形成されているばね部受容部21cの内面から離れるように変位する。これによりロック部13f9が接続対象物の一部分であるロック突起21bから離れる方向に変位してロック状態を解除することができる。
第2実施形態によれば、ソケットコネクタ10の側壁11cの外方に操作部13gが突出しない。このため第1実施形態と比較してソケットコネクタ10の全長を短くし、小型化することができる。
変形例
前記第1実施形態では、ロックばね部材13の基板固定部13dを第1の基板P1にはんだ付けする例を示したが、はんだ付けしなくてもよい。また、はんだ付け以外の接着剤等により固定してもよい。
前記第1実施形態では、一対のロックばね部材13を設ける例を示したが、一方側だけとしてもよい。
前記第1実施形態では、第1の基板P1をフレキシブル基板とし、第2の基板P2をリジッド基板とする例を示したが、双方ともにフレキシブル基板又はリジッド基板としてもよい。
前記第1実施形態では、ソケットコネクタ10とプラグコネクタ20とを例示したが、「接続対象物」としてはプラグコネクタ20ではなく電気素子としてもよい。即ち、ソケットコネクタ10に相当するコネクタの接続対象物を電気素子としてもよい。この場合、接続対象物としての電気素子には、ロック突起21bのようなロック受け部が設けられる。
1 電気コネクタ
10 ソケットコネクタ(コネクタ、第1のコネクタ)
11 ソケットハウジング(第1のハウジング)
11a ハウジング本体部
11a1 挿入口
11b 外側側壁部
11b1 外側壁
11b2 底壁部
11b3 上部側壁
11b31 可動ばね部収容部
11b4 中間隔壁
11b5 下部側壁
11b6 配置部
11b7 ロックばね部材固定部
11b8 挿通凹部
11b9 基板収容部
11b10 スリット
11b11 ストッパーガイド部
11b12 変位誘導部
11b13 変位規制部
11b14 ばね部収容凹部
11b15 挿通孔(可動隙間)
11b16 周壁嵌合部
11b17 載置突起
11b18 隙間
11c 側壁
12 ソケット端子(端子)
12a 基板接続部
13 ロックばね部材
13a 基部
13b 弾性腕
13c ハウジング固定部
13d 基板固定部
13e 突片部
13f ばね部
13f1 第1の伸長部
13f2 第1の屈曲部
13f3 第2の伸長部
13f4 第2の屈曲部
13f5 第3の伸長部
13f6 第3の屈曲部
13f7 可動ばね部
13f8 幅広部
13f9 ロック部
13f10 ビード(補強部)
13g 操作部
13g1 操作片
13g2 ストッパー
13g3 尖頭部
20 プラグコネクタ(相手コネクタ、第2のコネクタ)
21 プラグハウジング
21a 周壁
21b ロック突起(ロック受け部)
21c ばね部受容部
22 プラグ端子
P1 第1の基板
P11 耳部
P12 凹部
P13 取付孔

Claims (18)

  1. 接続対象物と嵌合接続する第1のハウジングと、
    前記接続対象物と導通接触する端子とを備えるコネクタにおいて、
    さらに、前記接続対象物と前記第1のハウジングとの嵌合接続をロックするロックばね部材を備えており、
    前記ロックばね部材は、
    前記第1のハウジングに固定するハウジング固定部と、
    前記ハウジング固定部から伸長し、前記接続対象物に対して係合及び係合解除可能なロック部を中間に有するばね部と、
    前記ばね部から伸長する操作部とを有しており、
    前記ばね部は、
    前記操作部への押圧操作により変位する支点部と、
    前記支点部と前記ハウジング固定部との間にある可動ばね部とを有し、
    前記操作部を押圧操作すると、前記ロック部が前記接続対象物から離れる方向に変位するものであり、
    前記可動ばね部は、前記操作部への押圧操作により前記支点部を支点として前接続対象物から離れる方向に変位して前記ロック部と前記接続対象物とのロック状態を解除する
    コネクタ。
  2. 前記ロックばね部材は、さらに、
    基部と、
    前記基部から伸長して弾性変形可能である弾性腕とを有し、
    前記ハウジング固定部は、前記弾性腕から突出しており、
    前記支点部は、前記ロック部と前記操作部との間に位置しており、
    前記ばね部は、前記操作部を押圧操作すると、前記支点部が前記基部に対して押圧接触して前記基部及び前記弾性腕が弾性変形し、かつ、前記支点部を支点として、前記ロック部が前記接続対象物から離れる方向に変位して前記接続対象物とのロック状態を解除する
    請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記基部は、前記第1のハウジングとの間に可動間隙を空けて配置されており
    前記弾性腕は、前記基部と前記ハウジング固定部とを繋いでおり、
    前記基部と前記弾性腕は、前記操作部への押圧操作により変位した前記支点部の押圧接触を受けて前記可動間隙に向けて弾性変形可能である
    請求項記載のコネクタ。
  4. 前記ロックばね部材は、
    前記操作部から前記支点部までの距離に対して、前記支点部から前記ロック部までの距離の方が長く形成されている
    請求項~請求項何れか1項記載のコネクタ。
  5. 前記操作部は、前記第1のハウジングの表面から突出する
    請求項1~請求項4何れか1項記載のコネクタ。
  6. 前記ロックばね部材は、前記第1のハウジングに対する前記接続対象物の嵌合方向及び前記ばね部の板幅方向の双方に対する交差方向において、前記第1のハウジングの両端に位置する一対の側壁にそれぞれ配置されている
    請求項1請求項5何れか1項記載のコネクタ。
  7. 前記側壁は、前記ロックばね部材の前記ばね部を収容するロックばね部材収容部を有する
    請求項記載のコネクタ。
  8. 接続対象物と嵌合接続する第1のハウジングと、
    前記接続対象物と導通接触する端子とを備えるコネクタにおいて、
    さらに、前記接続対象物と前記第1のハウジングとの嵌合接続をロックするロックばね部材を備えており、
    前記ロックばね部材は、
    前記第1のハウジングに固定するハウジング固定部と、
    前記ハウジング固定部から伸長し、前記接続対象物に対して係合及び係合解除可能なロック部を中間に有するばね部と、
    前記ばね部から伸長する操作部とを有しており、
    前記第1のハウジングは、前記第1のハウジングに対する前記接続対象物の嵌合方向及び前記ばね部の板幅方向の双方に対する交差方向において、前記第1のハウジングの両端に位置する一対の側壁を有し、
    前記一対の側壁の各々は、前記ロックばね部材の前記ばね部を収容するロックばね部材収容部を有し、
    前記ばね部は、前記ロックばね部材収容部に収容されており、かつ、前記操作部を押圧操作すると、前記ロック部が前記接続対象物から離れる方向に変位して前記接続対象物とのロック状態を解除することを特徴とする
    コネクタ。
  9. 前記操作部は、前記側壁から外向きに離れる方向に突出して配置されている
    請求項~請求項何れか1項記載のコネクタ。
  10. 前記ばね部は、さらに、
    前記操作部と前記ロック部との間に弾性変形規制用の補強部を有する
    請求項1~請求項何れか1項記載のコネクタ。
  11. 前記操作部は、前記第1のハウジングに沿って伸長する横長板形状の操作片を有する
    請求項1~請求項10何れか1項記載のコネクタ。
  12. 前記ロックばね部材は、さらに、
    前記第1のハウジングが配置される第1の基板に固定される基板固定部を有する
    請求項1~請求項1何れか1項記載のコネクタ。
  13. 前記第1のハウジングは、前記第1のハウジングが配置される第1の基板を配置する底面に対して突出して前記第1の基板を内側に囲んで配置する一対の基板収容壁を有する
    請求項1~請求項12何れか1項記載のコネクタ。
  14. 前記操作部は、押圧操作により変位することで前記第1のハウジングに当接するストッパー部を有する
    請求項1~請求項13何れか1項記載のコネクタ。
  15. 前記第1のハウジングは、前記ストッパー部を摺動させながら変位させる変位誘導部を有する
    請求項1記載のコネクタ。
  16. 前記第1のハウジングは、前記ストッパー部の変位を止める変位規制部を有する
    請求項14又は請求項1記載のコネクタ。
  17. 前記ばね部は、
    前記ハウジング固定部から伸長する第1の伸長部と、
    前記第1の伸長部から屈曲する第1の屈曲部と、
    前記第1の屈曲部から前記ハウジング固定部に向けて伸長する第2の伸長部とを有し、
    前記第1の伸長部は、前記第1の屈曲部の屈曲方向と逆方向に傾斜して伸長する
    請求項1~請求項16何れか1項記載のコネクタ。
  18. 第1のハウジングを備える第1のコネクタと、
    前記第1のハウジングと嵌合接続する第2のハウジングを備える第2のコネクタとを備える電気コネクタにおいて、
    前記第1のコネクタは、前記第2のハウジングと前記第1のハウジングとの嵌合接続をロックするロックばね部材を備えており、
    前記第2のコネクタは、前記ロックばね部材と係合可能なロック受け部を有しており、
    前記ロックばね部材は、
    前記第1のハウジングに固定するハウジング固定部と、
    前記ハウジング固定部から伸長し、前記ロック受け部に対して係合及び係合解除可能なロック部を中間に有するばね部と、
    前記ばね部から伸長する操作部とを有しており、
    前記ばね部は、
    前記操作部への押圧操作により変位する支点部と、
    前記支点部と前記ハウジング固定部との間にある可動ばね部とを有し、
    前記操作部を押圧操作すると、前記ロック部が前記第2のハウジングから離れる方向に変位するものであり、
    前記可動ばね部は、前記操作部への押圧操作により前記支点部を支点として前記第2のハウジングから離れる方向に変位して前記ロック受け部とのロック状態を解除することを特徴とする
    電気コネクタ。
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