JP7294745B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バルブタイミング調整装置に関する。
従来、内燃機関のクランクシャフトからカムシャフトまでのトルク伝達経路に設けられ、カムシャフトが開閉する動弁のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置が知られている。特許文献1に開示されたバルブタイミング調整装置は、クランクシャフトと連動して回転する駆動側回転体と、カムシャフトと一体に回転する従動側回転体と、それら回転体の間に設けられる減速機構とを備え、クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を減速機構の回転状態に応じて調整する。駆動側回転体は、従動側回転体によりラジアル方向とスラスト方向に軸支されている。
特開2018-87564号公報
特許文献1では、従動側回転体とカムシャフトは、回転中心線上に配置されたボルトにより互いに締結される。このボルト締結による従動側回転体の変形が従動側回転体と駆動側回転体との軸支箇所の摺動に影響を与え、静粛性と耐久性が低下する問題があった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、静粛性と耐久性を向上させたバルブタイミング調整装置を提供することである。
本発明によるバルブタイミング調整装置(10)は、クランクシャフト(5)と連動して回転する駆動側回転体(23)と、カムシャフト(6)と一体に回転する従動側回転体(24、64、74)と、駆動側回転体と従動側回転体との間で相対回転を許容しつつ回転伝達する減速機構(29)とを備える。従動側回転体は、ボルト(38)によりカムシャフトの端部に締結される締結部(51、61、71)と、締結部に対して径方向外側に位置し、駆動側回転体を軸支している軸受部(52)とを有する。
動側回転体(64、74)は、軸方向一方側および他方側のうち、他の部材との軸方向当接面の外径が小さい側で規制部材(6、66)に嵌合する嵌合内面(69、79)を有する。
これにより、ボルト締結による従動側回転体の変形が嵌合内面と規制部材との接触により抑制される。そのため、従動側回転体の軸受部と駆動側回転体との摺動状態が良好となり、静粛性と耐久性が向上する。
第1実施形態によるバルブタイミング調整装置の断面図である。 図1のII-II線断面図である。 図1のIII-III線断面図である。 図1の従動側回転体、駆動側回転体、カムシャフトおよびセンターボルトを示す断面図である。 第2実施形態によるバルブタイミング調整装置の断面図であって、第1実施形態における図4に相当する図である。 第3実施形態によるバルブタイミング調整装置の断面図であって、第1実施形態における図4に相当する図である。 第1の比較形態によるバルブタイミング調整装置の要部の断面図である。 第1の比較形態において、ボルト締結による従動側回転体の変形の様子を示す模式図である。 第2の比較形態によるバルブタイミング調整装置の要部の断面図である。
以下、バルブタイミング調整装置の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
図1に示すように第1実施形態によるバルブタイミング調整装置10は、車両の内燃機関においてクランクシャフト5からカムシャフト6までのトルク伝達経路に設けられている。カムシャフト6は、動弁としての図示しない吸気弁または排気弁を開閉する。バルブタイミング調整装置10は、その動弁のバルブタイミングを調整する。
バルブタイミング調整装置10は、アクチュエータ11、制御ユニット12、および位相変換ユニット13を備えている。
アクチュエータ11は、例えばブラシレスモータ等の電動モータであり、ハウジング21および制御軸22を有する。ハウジング21は制御軸22を回転自在に支持している。制御ユニット12は、例えば駆動ドライバおよびマイクロコンピュータ等から構成され、アクチュエータ11への通電を制御することで制御軸22を回転駆動する。
図1~図4に示すように、位相変換ユニット13は、駆動側回転体23、従動側回転体24、偏心軸25、遊星回転体26、および伝達機構27を備えている。偏心軸25、遊星回転体26、および伝達機構27は、減速機構29を構成している。
駆動側回転体23は、有底筒状のスプロケット部材31と段付筒状のカバー部材32とが締結されてなり、カムシャフト6と同軸に配置されている。駆動側回転体23は、他の構成部材24、25、26、27を収容している。スプロケット部材31は、チェーン等の伝達部材7を介してクランクシャフト5に連結されている。これにより駆動側回転体23は、クランクシャフト5と連動してカムシャフト6と同軸の回転中心線Oまわりに回転する。
従動側回転体24は、有底筒状に形成され、カムシャフト6と同軸に配置されている。従動側回転体24の底部は、センターボルト38によりカムシャフト6の端部に締結されている。従動側回転体24は、スプロケット部材31をラジアル方向とスラスト方向に軸支している。これにより従動側回転体24は、カムシャフト6と一体に回転中心線Oまわりに回転しつつ、駆動側回転体23に対して相対回転可能となっている。
従動側回転体24の筒部の内側には、内歯歯車部28が一体に形成されている。内歯歯車部28は、歯底円の径方向内側に歯先円を有する歯車部である。
偏心軸25は、筒状に形成され、カムシャフト6と同軸に配置されている。偏心軸25は、カバー部材32の内側に設けられたラジアル軸受33により回転中心線Oまわりに回転可能に支持されている。偏心軸25のうち軸方向において内歯歯車部28と重なる箇所には、回転中心線Oに対して偏心する偏心部34が形成されている。
遊星回転体26は、回転中心線Oに対して偏心するとともに内歯歯車部28と噛み合う遊星歯車部35を持つ。遊星歯車部35は、歯底円の径方向外側に歯先円を有する歯車部である。遊星回転体26は、偏心部34の外側に設けられたラジアル軸受36により自転中心線Cまわりに回転可能に支持されている。遊星歯車部35は、駆動側回転体23に対する偏心軸25の相対回転に応じて内歯歯車部28との噛合部分を変化させつつ、一体に遊星運動する。このときの遊星回転体26は、偏心側にて従動側回転体24と噛み合う状態の下、自転中心線Cまわりに自転しながら回転軸心線Oまわりに公転する。
ラジアル軸受36と偏心部34の偏心側との間には、弾性部材37が設けられている。弾性部材37は、ラジアル軸受36を介して遊星回転体26を径方向の偏心側へ付勢している。これにより遊星歯車部35は、内歯歯車部28との噛合状態を維持している。
伝達機構27は、駆動側回転体23と遊星回転体26との間の偏心を吸収しながらそれら相互間で回転を伝達する。具体的には、伝達機構27は、スプロケット部材31に形成された第1係合溝41と、遊星回転体26に形成された第2係合突起42と、第1係合溝41および第2係合突起42に対して径方向へ揺動しながらそれら相互間で回転を伝達するスライダ43と、を含むオルダム機構である。スライダ43は、リング部44と、リング部44から径方向外側に突き出し、第1係合溝41に嵌合している第1係合突起45と、リング部44の径方向内側に形成され、第2係合突起42に嵌合している第2係合溝46とを有する。
以上の構成を備えたバルブタイミング調整装置10は、駆動側回転体23に対する従動側回転体24の回転位相(以下、単に「回転位相」)を、制御軸22の回転状態に応じて所定の位相調整範囲内に調整する。これにより内燃機関の運転状況に適したバルブタイミング調整が実現されることになる。
具体的には、制御軸22が駆動側回転体23と同速に回転することで、偏心軸25が駆動側回転体23に対して相対回転しないときには、遊星回転体26が遊星運動しなくなる。これにより、回転体23、24が遊星回転体26と連れ回りして回転位相が実質的に不変となることで、バルブタイミングが保持調整される。
一方、制御軸22が駆動側回転体23に対して低速または逆方向に回転することで、偏心軸25が駆動側回転体23に対する遅角方向へ相対回転するときには、遊星回転体26が遊星運動する。これにより、従動側回転体24が駆動側回転体23に対する遅角方向へ相対回転して回転位相が遅角変化することで、バルブタイミングが遅角調整される。
また、制御軸22が駆動側回転体23よりも高速に回転することで、偏心軸25が駆動側回転体23に対する進角方向へ相対回転するときには、遊星回転体26が遊星運動する。これにより、従動側回転体24が駆動側回転体23に対する進角方向へ相対回転して回転位相が進角変化することで、バルブタイミングが進角調整される。
回転位相が調整される位相調整範囲は、従動側回転体24のストッパ47が駆動側回転体23により回転方向の両側でそれぞれ係止されることで規定されるようになっている。
次に、従動側回転体24の締結構造について説明する。
図7に示す比較形態では、従動側回転体91の底部は、センターボルト38の頭部39側の軸方向当接面57の外径D1がカムシャフト6側の軸方向当接面58の外径D2よりも小さくなっている。このような場合、センターボルト38を締結するとき、図8に示すように底部がカムシャフト側に凸となって径方向において反るように変形する。このボルト締結による従動側回転体91の変形が従動側回転体91の軸受部52と駆動側回転体23との軸支箇所の摺動に影響を与え、静粛性と耐久性が低下する問題があった。第1実施形態では、バルブタイミング調整装置10は、センターボルト38の締結に起因する従動側回転体24の変形を抑制するための構成を有する。
図4に示すように、従動側回転体24は、センターボルト38によりカムシャフト6の端部に締結される締結部51と、締結部51に対して径方向外側に位置し、駆動側回転体23を軸支している軸受部52とを有する。軸受部52は、従動側回転体24の筒部の外周部に位置するラジアル軸受部521と、筒部の端部に位置するスラスト軸受部522とを有する。
締結部51は、回転中心線O上に位置するボルト挿通孔53と、軸方向の頭部39側に形成された凹部55と、軸方向のカムシャフト6側に形成された突出部56とを有する。締結部51の頭部39側では、凹部55の底面が「他の部材」としての頭部39と軸方向に当接している。また、締結部51のカムシャフト6側では、突出部56に対して径方向外側で「他の部材」としてのカムシャフト6と軸方向に当接している。
従動側回転体24の頭部39側の軸方向当接面57の外径D1は、従動側回転体24のカムシャフト6側の軸方向当接面58の外径D2よりも小さくなっている。従動側回転体24は、軸方向一方側および他方側のうち、他の部材との軸方向当接面の外径が大きい側(すなわちカムシャフト6側)で「規制部材」としてのカムシャフト6に嵌合する嵌合外面59を有する。第1実施形態では、嵌合外面59は、突出部56の外周面であり、カムシャフト6の嵌合穴8に圧入されている。
(効果)
以上説明したように、第1実施形態では、従動側回転体24は、センターボルト38によりカムシャフト6の端部に締結される締結部51と、締結部51に対して径方向外側に位置し、駆動側回転体23を軸支している軸受部52と、従動側回転体24の軸方向一方側および他方側のうち、他の部材との軸方向当接面の外径が大きい側で規制部材に嵌合する嵌合外面59を有する。これにより、ボルト締結による従動側回転体24の変形が嵌合外面59と規制部材との接触により抑制される。そのため、従動側回転体24の軸受部52と駆動側回転体23との摺動状態が良好となり、静粛性と耐久性が向上する。
また、第1実施形態では、規制部材はカムシャフト6である。これにより、センターボルト38の座面である軸方向当接面57がカムシャフト6側の軸方向当接面58と比べて小さい場合において、規制部材を別途設けることなく好適にボルト締結による従動側回転体24の変形を抑制することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、図5に示すように従動側回転体64の締結部61は、軸方向の頭部39側に形成された第1凹部65と、軸方向のカムシャフト6側に形成された第2凹部67とを有する。従動側回転体64と頭部39との間には中空円柱部材66が挟まれている。締結部61の頭部39側では、第1凹部65の底面が「他の部材」としての中空円柱部材66と軸方向に当接している。また、締結部61のカムシャフト6側では、第2凹部67の底面が「他の部材」としてのカムシャフト6と軸方向に当接している。
従動側回転体64の頭部39側の軸方向当接面57の外径D1は、従動側回転体64のカムシャフト6側の軸方向当接面58の外径D2よりも小さくなっている。従動側回転体64は、軸方向一方側および他方側のうち、他の部材との軸方向当接面の外径が小さい側(すなわち頭部39側)で「規制部材」としての中空円柱部材66に嵌合する嵌合内面69を有する。第2実施形態では、嵌合内面69は、第1凹部65の内周面であり、中空円柱部材66に圧入されている。
以上説明したように、他の部材との軸方向当接面の外径が小さい側に設けられた嵌合内面69が規制部材に嵌合するように構成されてもよい。それでも、ボルト締結による従動側回転体64の変形が嵌合内面69と規制部材との接触により抑制されるため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第2実施形態では、規制部材は、従動側回転体64と頭部39との間に挟まれる中空円柱部材66である。これにより、頭部39側の軸方向当接面57がカムシャフト6側の軸方向当接面58と比べて小さい場合において、好適にボルト締結による従動側回転体64の変形を抑制することができる。
ここで、図9に示す比較形態のように従動側回転体95の締結部96を肉厚に形成することで変形を抑制しようとする場合には、部位により肉厚が違い過ぎることからプレス、鍛造または焼結で作成することが困難になり、製造コストが高くなる。これに対して、第2実施形態では、従動側回転体64とは別部材の中空円柱部材66を用いているため、従動側回転体64において部位による肉厚の差異を少なくでき、低コストに従動側回転体64の変形を抑制できる。
[第3実施形態]
第3実施形態では、図6に示すように従動側回転体74の締結部71は、軸方向の頭部39側に形成された第1凹部75と、軸方向のカムシャフト6側に形成された第2凹部77と、第2凹部77の底面から軸方向へ突出している凸部76とを有する。凸部76は環状の突起である。締結部71の頭部39側では、第1凹部75の底面が「他の部材」としての頭部39と軸方向に当接している。また、締結部71のカムシャフト6側では、凸部76の先端面が「他の部材」としてのカムシャフト6と軸方向に当接している。凸部76に対して径方向外側では従動側回転体74とカムシャフト6との間に軸方向の空間78が区画されている。
従動側回転体74のカムシャフト6側の軸方向当接面58の外径D2は、従動側回転体74の頭部39側の軸方向当接面57の外径D1よりも小さくなっている。従動側回転体74は、軸方向一方側および他方側のうち、他の部材との軸方向当接面の外径が小さい側(すなわちカムシャフト6側)で「規制部材」としてのカムシャフト6に嵌合する嵌合内面79を有する。第3実施形態では、嵌合内面79は、第2凹部77の内周面であり、カムシャフト6に圧入されている。
以上説明したように、他の部材との軸方向当接面の外径が小さい側に設けられた嵌合内面79が規制部材に嵌合するように構成されてもよい。それでも、ボルト締結による従動側回転体74の変形が嵌合内面79と規制部材との接触により抑制されるため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第3実施形態では、従動側回転体74は、カムシャフト6側に突出してカムシャフト6に軸方向に当接する凸部76を有し、規制部材はカムシャフト6である。これにより、カムシャフト6側の軸方向当接面58が頭部39側の軸方向当接面57と比べて小さい場合において、好適にボルト締結による従動側回転体74の変形を抑制することができる。
[他の実施形態]
他の実施形態では、従動側回転体の嵌合外面は、規制部材に圧入されるに限らず、規制部材の嵌合穴に隙間嵌めで嵌合していてもよい。この場合、好適には、嵌合外面と嵌合穴とのクリアランスが従動側回転体のラジアル軸受部と駆動側回転体とのクリアランスよりも小さくなるように設定される。これにより、従動側回転体の変形量が最大であってもラジアル軸受部と駆動側回転体とのクリアランスが確保できる。
他の実施形態では、従動側回転体の嵌合内面は、規制部材に圧入されるに限らず、規制部材に隙間嵌めで嵌合していてもよい。この場合、好適には、嵌合内面と嵌合穴とのクリアランスが従動側回転体のラジアル軸受部と駆動側回転体とのクリアランスよりも小さくなるように設定される。これにより、従動側回転体の変形量が最大であってもラジアル軸受部と駆動側回転体とのクリアランスが確保できる。
第2実施形態では、センターボルト38と中空円柱部材66とが別部材であった。これに対して、他の実施形態では、センターボルトの頭部の一部が嵌合内面に嵌合するように構成されてもよい。すなわち、センターボルトが規制部材であってもよい。
他の実施形態では、伝達機構はオルダム機構以外の機構であってもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
5:クランクシャフト 6:カムシャフト(規制部材)
10:バルブタイミング調整装置 23:駆動側回転体
24:従動側回転体 29:減速機構
38:センターボルト 51:締結部
52:軸受部 57、58:軸方向当接面
59:嵌合外面 66:中空円柱部材(規制部材)
69、79:嵌合内面 D1:外径
D2:外径

Claims (3)

  1. 内燃機関のクランクシャフトからカムシャフトまでのトルク伝達経路に設けられ、前記カムシャフトが開閉する動弁のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置であって、
    前記クランクシャフトと連動して回転する駆動側回転体と、
    前記カムシャフトと一体に回転する従動側回転体(64、74)と、
    前記駆動側回転体と前記従動側回転体との間で相対回転を許容しつつ回転伝達する減速機構と、
    を備え、
    前記従動側回転体は、ボルトにより前記カムシャフトの端部に締結される締結部(61、71)と、前記締結部に対して径方向外側に位置し、前記駆動側回転体を軸支している軸受部と、前記従動側回転体の軸方向一方側および他方側のうち、他の部材との軸方向当接面の外径が小さい側で規制部材(6、66)に嵌合する嵌合内面(69、79)と、を有するバルブタイミング調整装置。
  2. 前記規制部材は、前記従動側回転体と前記ボルトの頭部との間に挟まれる中空円柱部材(66)である請求項に記載のバルブタイミング調整装置。
  3. 前記従動側回転体は、前記カムシャフト側に突出して前記カムシャフトに軸方向に当接する凸部(76)を有し、
    前記規制部材は前記カムシャフトである請求項に記載のバルブタイミング調整装置。
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