JP7294022B2 - 漏電検出回路 - Google Patents

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Description

本発明は、漏電を検出する漏電検出回路に関する。
漏電検出回路の中には、次のように構成されたものがある。漏電検出回路は、検査抵抗とカップリングコンデンサと絶縁抵抗とを直列に有する検査経路に、所定の電圧パルスを入力信号として入力する。その入力信号の電圧における検査抵抗と絶縁抵抗との共働により分圧された電圧のうちの絶縁抵抗側の電圧を、すなわち絶縁抵抗の端子間電圧を、検出信号として検出する。その検出信号の波高値に基づいて、絶縁抵抗値を求め、その絶縁抵抗値に基づいて、漏電の有無を判定する。
具体的には、検出信号の波高値が充分に大きく正常の範囲内である場合は、絶縁抵抗が充分大きく漏電が無いものと判定する。他方、検出信号の波高値が異常に小さく正常の範囲内でない場合は、絶縁抵抗が異常に小さく漏電が有るものと判定する。そして、そのような技術を示す文献としては、次の特許文献1がある。
特開2016-217785号公報
通常は、絶縁抵抗と並列に浮遊容量が存在する。その浮遊容量は、大きいほど検出信号の立ち上がりが悪くなる。それにより、検出信号の波高値が、浮遊容量が存在しない場合に比べて小さくなり、絶縁抵抗値を実際よりも小さいものと誤認してしまうおそれがある。その結果、実際には漏電が無いのに漏電があると誤判定してしまうおそれがある。
そこで、本発明者は、浮遊容量の大きさを考慮して絶縁抵抗値を求めることを考えた。しかし、その浮遊容量の大きさは、当然一定ではなく、漏電検出の対象となる回路の仕様の違いによって違ってくる。また、同じ回路であっても、経年変化等により、浮遊容量が大きくなったり、小さくなったりすることがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、浮遊容量の大小に関わらず、精度良く漏電の有無を判定できるようにすることを、主たる目的とする。
本発明の漏電検出回路は、検査経路と信号入力部と信号検出部と浮遊算出部と絶縁算出部と判定部とを有する。前記検査経路は、検査抵抗とカップリングコンデンサと絶縁抵抗とを直列に有する。前記信号入力部は、前記検査経路に所定の電圧変動を入力信号として入力する。前記信号検出部は、前記検査経路から、前記入力信号の電圧における前記検査抵抗と前記絶縁抵抗との共働により分圧された電圧を、検出信号として検出する。
前記浮遊算出部は、前記検出信号の電圧波形に基づいて、前記絶縁抵抗と並列に存在する浮遊容量に関する値である浮遊パラメータを求める。前記絶縁算出部は、前記検出信号と前記浮遊パラメータとに基づいて、前記絶縁抵抗に関する値である絶縁パラメータを求める。前記判定部は、前記絶縁パラメータに基づいて漏電の有無を判定する。
なお、上記の「浮遊パラメータ」は、例えば、浮遊容量の電気容量値であってもよいし、当該電気容量値に相関する値であってもよい。また、上記の「絶縁パラメータ」は、例えば、絶縁抵抗の電気抵抗値であってもよいし、当該電気抵抗値に相関する値であってもよい。
本発明によれば、次の効果が得られる。検出信号の電圧波形は、浮遊容量の大きさによって変化する。本発明では、その点に着目して、検出信号の電圧波形に基づいて浮遊パラメータを求める。その浮遊パラメータと検出信号とに基づいて絶縁パラメータを求める。そのため、浮遊容量を考慮して絶縁パラメータを求めることになる。その絶縁パラメータに基づいて漏電の有無を判定する。そのため、浮遊容量の大小に関わらず、精度良く漏電の有無を判定できるようにすることができる。
第1実施形態の漏電検出回路を示す回路図 検出信号の電圧波形を示すグラフ 検出信号の立上り勾配と浮遊容量値との関係を示すグラフ 検出信号の波高値と絶縁抵抗値との関係を示すグラフ 漏電検出回路による診断制御を示すフローチャート 第2実施形態において、検出信号の電圧波形を示すグラフ 検出信号の立下り勾配と浮遊容量値との関係を示すグラフ 第3実施形態において、検出信号の電圧波形を示すグラフ 検出信号の所定時電圧値と浮遊容量値との関係を示すグラフ
次に発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。ただし、本発明は実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施できる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の漏電検出回路60及びその周辺を示す回路図である。車両には所定の第1基準電位V1を基準電位とする第1回路C1と、所定の第2基準電位V2を基準電位とする第2回路C2と、が設けられている。
第1回路C1は、補機バッテリ(図示略)を有しており、その補機バッテリ(図示略)のマイナス側の端子の電位が第1基準電位V1となっている。その補機バッテリ(図示略)は、例えば鉛電池である。第1基準電位V1は、例えば車体のグランド電位である。
第2回路C2は、組電池10を有しており、その組電池10のマイナス側の端子の電位が第2基準電位V2となっている。その組電池10は、例えばリチウム電池であって、直列に接続された複数のセル電池15を有する。第2基準電位V2は、例えば車体のグランド電位よりも組電池10の端子間電圧の約半分の電圧だけ低い電位である。よって、この場合、第2基準電位V2は第1基準電位V1よりも低い。
漏電検出回路60は、第2回路C2の第1基準電位V1に対する漏電を検出する回路である。漏電検出回路60は、検査経路Dと信号入力部32とハードフィルタ33とマイコン40とを有する。マイコン40は、信号検出部43と浮遊算出部44と絶縁算出部45と判定部46とを有する。信号入力部32及びマイコン40は、補機バッテリから給電される。
検査経路Dは、第1回路C1と第2回路C2との双方を跨いでおり、第1回路C1内に設けられている検査経路第1部D1と、第2回路C2内に設けられている検査経路第2部D2と、検査経路第3部D3とを有する。
検査経路第1部D1の一端は、第1基準電位V1に所定抵抗21を介して電気的に接続されている。その検査経路第1部D1の他端は、カップリングコンデンサ25を介して、検査経路第2部D2の一端に電気的に接続されている。すなわち、このカップリングコンデンサ25により、検査経路第1部D1と検査経路第2部D2とが、両者間の電位差を保ちつつも電気的に接続されている。そして、この検査経路第1部D1における所定抵抗21とカップリングコンデンサ25との間には、検査抵抗22が設けられている。
検査経路第2部D2の他端は、絶縁抵抗28を介して、検査経路第3部D3の一端に電気的に接続されている。その検査経路第3部D3の他端は、第1基準電位V1に電気的に接続されている。以上の構成により、検査経路Dは、検査抵抗22とカップリングコンデンサ25と絶縁抵抗28とを直列に有する。そして、絶縁抵抗28と並列に浮遊容量29が存在している。
信号入力部32は、検査経路第1部D1における所定抵抗21と検査抵抗22との間に、所定電位のパルスを入力信号Siとして入力する。
信号検出部43は、検査経路第1部D1における検査抵抗22とカップリングコンデンサ25との間の電位を、ハードフィルタ33を介して検出信号Sdとして検出する。ハードフィルタ33は、例えば、ハイパスフィルタとローパスフィルタとを有するバンドパスフィルタであり、入力信号Siの周波数帯以外の周波数の電圧変動を除去する。以上の構成により、信号検出部43は、入力信号Siの電圧における、検査抵抗22と絶縁抵抗28との共働により分圧された両電圧のうちの絶縁抵抗28側の電圧を、すなわち、入力信号Siに由来する絶縁抵抗28の端子間電圧を、検出信号Sdとして検出する。
次に、図2を参照しつつ、本実施形態で解決すべき課題について説明する。図2は、入力信号Siと検出信号Sdの電圧波形を示すグラフである。以下では、入力信号Siを構成する複数の各パルスを「入力パルスSiP」といい、そのパルス電圧を「入力電圧Vi」という。また、検出信号Sdの電圧波形の波高値を「検出波高値Vh」という。また、検査抵抗22の電気抵抗値を「検査抵抗値Rd」といい、絶縁抵抗28の電気抵抗値を「絶縁抵抗値Rx」といい、浮遊容量29の電気容量値を「浮遊容量値Cf」という。
図2(a)(b)は、横軸に時間を示し、縦軸に入力信号Si及び検出信号Sdの電圧を示している。図2(a)は、浮遊容量値Cfが相対的に小さい場合を示し、図2(b)は、浮遊容量値Cfが相対的に大きい場合を示している。
図2(a)に示すように、浮遊容量値Cfが小さい場合、1回の各入力パルスSiPの途中で、浮遊容量29に蓄電可能な限界まで蓄電されることにより、それからその入力パルスSiPが終了するまで、検出信号Sdの電圧波形が検出波高値Vhを維持したまま横ばいになる。この場合においては、入力電圧Viに対する検出波高値Vhの割合(Vh/Vi)は、検査抵抗値Rdと絶縁抵抗値Rxとの合計(Rd+Rx)に対する絶縁抵抗値Rxの割合(Rx/(Rd+Rx))を示すこととなる。そのため、浮遊容量値Cfが分からなくても、検出波高値Vhから絶縁抵抗値Rxを求めることができる。なお、実際には、「Vi」と「Vh」との差は僅かであるが、図では分かりやすいようにその差を大げさに大きく示している。
他方、図2(b)に示すように、浮遊容量値Cfが大きい場合、浮遊容量29に蓄電可能な限界まで蓄電される前に1回の各入力パルスSiPが終了することにより、検出信号Sdの電圧増加途中で、検出信号Sdの電圧が減少に転じる。この場合においては、入力電圧Viに対する検出波高値Vhの割合(Vh/Vi)は、検査抵抗値Rdと絶縁抵抗値Rxとの合計(Rd+Rx)に対する絶縁抵抗値Rxの割合(Rx/(Rd+Rx))よりも小さくなる。よって、もし仮に、当該検出波高値Vhの割合(Vh/Vi)を、当該絶縁抵抗値Rxの割合(Rx/(Rd+Rx))として、絶縁抵抗値Rxを求めると、絶縁抵抗値Rxが実際のものよりも小さくなってしまう。
そこで、本実施形態では、図2(a)に示す場合のみならず、図2(b)に示す場合においても、絶縁抵抗値Rxを正しく求めることができるように、浮遊容量値Cfを考慮して、絶縁抵抗値Rxを求める。以下では、各入力パルスSiPの開始後の検出信号Sdの電圧が増加する時を、「立上り時」という。また、その立上り時における所定期間Δtでの検出信号Sdの電圧増加量ΔVaを、「立上り勾配α」という。
図2(a)に示すように、浮遊容量値Cfが小さい場合、立上り勾配αが大きくなる。他方、図2(b)に示すように、浮遊容量値Cfが大きい場合、立上り勾配αが小さくなる。本実施形態では、これを利用して、立上り勾配αの大小から、浮遊容量値Cfを求める。
図3は、立上り勾配αと浮遊容量値Cfとの関係を示すグラフである。このように、縦軸に示す立上り勾配αが大きくなるほど、横軸に示す浮遊容量値Cfは小さくなる。浮遊算出部44は、この関係を記憶した第1マップM1を有している。このような第1マップM1は、例えば、電気容量の分かっているコンデンサ等の模擬浮遊容量を用いて予め試験を行うことや、シミュレーションにより得られる。浮遊算出部44は、立上り時における所定時点の検出信号Sdの電圧と、それから所定期間Δt経過後の検出信号Sdの電圧との差(ΔVa)から、立上り勾配α=ΔVa/Δtを求める。その立上り勾配αと第1マップM1とから、浮遊容量値Cfを求める。
図4は、検出波高値Vhと絶縁抵抗値Rxとの関係を示すグラフである。縦軸に示す検出波高値Vhが大きくなるほど、横軸に示す絶縁抵抗値Rxは大きくなる。それらの検出波高値Vhと絶縁抵抗値Rxとの関係を示す曲線は、浮遊容量値Cfの大小によりシフトする。詳しくは、浮遊容量値Cfが所定値未満の、1回の各入力パルスSiPで浮遊容量29に限界まで蓄電できる範囲内においては、上記の関係を示す曲線は、左上側の曲線(浮遊容量値Cf:小)の状態のままであり、浮遊容量値Cfの大小によっても当該曲線はシフトしない。他方、浮遊容量値Cfが上記の所定値以上の、1回の各入力パルスSiPで浮遊容量29に限界まで蓄電できない範囲内においては、右下側の曲線(浮遊容量値Cf:大)のように、浮遊容量値Cfの大小により当該曲線がシフトする。具体的には、検出波高値Vhが同じなら、浮遊容量値Cfが大きい程、絶縁抵抗値Rxが大きくなり、当該曲線は右下にシフトする。
絶縁算出部45は、この関係を記憶した第2マップM2を有している。このような第2マップM2も、第1マップM1の場合と同様に、例えば、試験やシミュレーションにより得られる。絶縁算出部45は、検出信号Sdから検出波高値Vhを取得すると共に、その検出波高値Vh及び浮遊容量値Cfと、第2マップM2とから、絶縁抵抗値Rxを求める。
判定部46は、その絶縁抵抗値Rxの大きさから、漏電の有無を判定する。具体的には、絶縁抵抗値Rxが、正常の範囲の下限とされる所定の絶縁閾値Rthよりも大きい場合には、漏電がないものと判定し、絶縁抵抗値Rxがその絶縁閾値Rthよりも小さい場合には、漏電があるものと判定する。
図5は、以上に示した漏電検出回路60による診断制御を示すフローチャートである。まず、漏電検出回路60は、自身の漏電検出機能が正常か否かの自己診断を行う(S101)。具体的には、絶縁閾値Rthよりも小さい電気抵抗値の模擬漏電時抵抗(図示略)を介して、検査経路第2部D2を第1基準電位V1に電気的に接続する。その状態で、漏電があるかないかを判定する。そのS101での具体的な手法は、後述する実際の漏電診断(S103~S110)と同様である。その後は、上記の模擬漏電時抵抗を介しての電気的接続を解除する。
次に、自身の漏電検出機能が正常か否かを判定する(S102)。具体的には、S101の自己診断において漏電がないと判定した場合、自身の漏電検出機能が異常であることを意味するので、S102では、自身を異常と判定する(S102:NO)。そして、実際の漏電診断(S103~S110)を行うことなく、診断制御を終了する。他方、S101の自己診断において漏電があると判定した場合、自身の漏電検出機能が正常であることを意味するので、S102では、自身を正常と判定する(S102:YES)。そして、S103~S110に進んで実際の漏電診断を行う。
実際の漏電診断(S103~S110)では、まず、信号入力部32が入力信号Siを検査経路Dに入力する(S103)。次に、信号検出部43が、検査経路Dから検出信号Sdを検出する。次に、浮遊算出部44が、その検出信号Sdの電圧波形から、立上り勾配αを求める(S105)と共に、その立上り勾配αと第1マップM1とから、浮遊容量値Cfを求める(S106)。次に、絶縁算出部45が、その浮遊容量値Cf及び検出波高値Vhと、第2マップM2とから、絶縁抵抗値Rxを求める(S107)。
次に、判定部46が、その絶縁抵抗値Rxが絶縁閾値Rthよりも大きいか否かを判定する(108)。絶縁閾値Rthよりも大きいと判定した場合(S108:YES)、漏電は無いものと判定して(S109)、診断制御を終了する。他方、S108で、絶縁抵抗値Rxが絶縁閾値Rthよりも小さいと判定した場合(S108:NO)、漏電が有るものと判定して(S110)、診断制御を終了する。
本実施形態によれば、次の効果が得られる。立上り勾配αは、上記のとおり、浮遊容量値Cfが大きい程小さくなり、浮遊容量値Cfが小さい程大きくなる。そのため、これを利用することにより、効率的に浮遊容量値Cfを算出することができる。
その浮遊容量値Cfと検出波高値Vhとに基づいて、絶縁抵抗値Rxを求める。そのため、浮遊容量値Cfを考慮して絶縁抵抗値Rxを求めることになる。その絶縁抵抗値Rxに基づいて漏電の有無を判定する。そのため、浮遊容量値Cfの大小に関わらず、精度良く漏電の有無を判定できる。
具体的には、浮遊算出部44は、立上り勾配αと第1マップM1とから、浮遊容量値Cfを求める。そのため、シンプルな構成で浮遊容量値Cfを求めることができる。そして、絶縁算出部45は、その浮遊容量値Cf及び検出波高値Vhと、第2マップM2とから、絶縁抵抗値Rxを求める。そのため、シンプルな構成で絶縁抵抗値Rxを求めることができる。以上により、漏電検出回路60は、立上り勾配α及び検出波高値Vhから、シンプルな構成で、浮遊容量値Cfを考慮しつつ絶縁抵抗値Rxを求めることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。以下の実施形態では、それ以前の実施形態のものと同一の又は対応する部材等については同一の符号を付する。本実施形態については、第1実施形態をベースに、これとの違いを中心に説明する。
図6は、入力信号Siと検出信号Sdとの電圧波形を示すグラフである。これらの電圧波形自体は、図2に示す第1実施形態のものと同様である。以下では、各入力パルスSiPの終了後の検出信号Sdの電圧が減少する時を、「立下り時」という。また、その立下り時における所定期間Δtでの検出信号Sdの電圧減少量ΔVbを、「立下り勾配β」という。
図6(a)に示すように、浮遊容量値Cfが小さい場合、立下り勾配βが大きくなる。他方、図6(b)に示すように、浮遊容量値Cfが大きい場合、立下り勾配βが小さくなる。本実施形態では、これを利用して、立下り勾配βの大小から、浮遊容量値Cfを求める。
図7は、立下り勾配βと浮遊容量値Cfとの関係を示すグラフである。このように、縦軸に示す立下り勾配βが大きくなるほど、横軸に示す浮遊容量値Cfは小さくなる。浮遊算出部44は、この関係を記憶した第1マップM1を有している。浮遊算出部44は、立下り時における所定時点の検出信号Sdの電圧と、それから所定期間Δt経過後の検出信号Sdの電圧との差(ΔVb)から、立下り勾配β=ΔVb/Δtを求める。その立下り勾配βと第1マップM1とから、浮遊容量値Cfを求める。
診断制御を示すフローチャートについては、図5に示す第1実施形態のものとS105以外は同様である。すなわち、S105では、浮遊算出部44は、立上り勾配αではなく、立下り勾配βを求める。そして、次のS106では、その立下り勾配βと第1マップM1とから、浮遊容量値Cfを求める。
本実施形態によれば、次の効果が得られる。立下り勾配βは、上記のとおり、浮遊容量値Cfが大きい程小さくなり、浮遊容量値Cfが小さい程大きくなる。そのため、これを利用することにより、効率的に浮遊容量値Cfを算出することができる。
[第3実施形態]
次に第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態をベースにこれとの違いを中心に説明する。
図8は、入力信号Siと検出信号Sdとの電圧波形を示すグラフである。これらの電圧波形自体は、図2に示す第1実施形態のものと同様である。以下では、立上り時における所定時点を「所定時tp」という。また、その所定時tpにおける検出信号Sdの電圧値を「所定時電圧値Vp」という。
図8(a)に示すように、浮遊容量値Cfが小さい場合、所定時電圧値Vpが大きくなる。他方、図8(b)に示すように、浮遊容量値Cfが大きい場合、所定時電圧値Vpが小さくなる。本実施形態では、これを利用して、所定時電圧値Vpの大小から、浮遊容量値Cfを求める。
図9は、所定時電圧値Vpと浮遊容量値Cfとの関係を示すグラフである。このように、縦軸に示す所定時電圧値Vpが大きくなるほど、横軸に示す浮遊容量値Cfは小さくなる。浮遊算出部44は、この関係を記憶した第1マップM1を有している。浮遊算出部44は、検出信号Sdから所定時電圧値Vpを求める。その所定時電圧値Vpと第1マップM1とから、浮遊容量値Cfを求める。
診断制御を示すフローチャートについては、図5に示す第1実施形態のものとS105以外は同様である。すなわち、S105では、浮遊算出部44は、立上り勾配αではなく、所定時電圧値Vpを求める。そして、次のS106では、その所定時電圧値Vpと第1マップM1とから、浮遊容量値Cfを求める。
なお、上記の所定時tpは、例えば、入力パルスSiPの発信を開始した時点から所定時間経過時や、S103で入力信号Siの入力を開始した時点から所定時間経過時や、S102で自身を正常と判定した時点から所定時経過時や、S101で自己診断を開始した時点から所定時間経過時にすることにより、立上り時における所望の時になるように調整することができる。
本実施形態によれば、次の効果が得られる。所定時電圧値Vpは、上記のとおり、浮遊容量値Cfが大きい程小さくなり、浮遊容量値Cfが小さい程大きくなる。そのため、これを利用することにより、効率的に浮遊容量値Cfを算出することができる。
[他の実施形態]
以上に示した実施形態は、次のように変更して実施できる。以下では、「立上り勾配α」「立下り勾配β」「所定時電圧値Vp」を、まとめて「立上り勾配等(α,β,Vp)」という。
例えば、各実施形態において、浮遊算出部44は、立上り勾配等(α,β,Vp)から浮遊容量値Cfを求めるのに代えて、立上り勾配等(α,β,Vp)のみを求め、浮遊容量値Cfを求めないようにしてもよい。そして、第2マップM2は、検出波高値Vhと絶縁抵抗値Rxとの関係が浮遊容量値Cfの大小によりシフトするのに代えて、当該関係が立上り勾配等(α,β,Vp)の大小により変化するようにしてもよい。この場合、「浮遊容量値Cf」ではなく、「立上り勾配等(α,β,Vp)」が、本発明でいう「浮遊パラメータ」に相当する。
また例えば、各実施形態において、絶縁算出部45は、絶縁抵抗値Rxを求める代わりに、検出波高値Vhを浮遊容量値Cfに基づいて補正するようにしてもよい。そして、判定部46は、補正された検出波高値Vhの大小に基づいて、漏電の有無を判定するようにしてもよい。この場合、「絶縁抵抗値Rx」ではなく、「補正された検出波高値Vh」が、本発明でいう「絶縁パラメータ」に相当する。
また例えば、各実施形態において、第2マップは、検出波高値Vhと絶縁抵抗値Rxとの関係を示すものではなく、検出波高値Vhから算出したパラメータ値と絶縁抵抗値Rxとの関係を示すものにしてもよい。
また例えば、各実施形態において、信号検出部43は、検査経路Dから、検査抵抗22と絶縁抵抗28との共働により分圧された電圧のうちの絶縁抵抗28側の電圧を検出するのに代えて、当該分圧された電圧のうちの検査抵抗22側の電圧を、すなわち検査抵抗22の端子間電圧を、検出信号Sdとして検出するようにしてもよい。この場合、第1マップM1は、当該検出信号Sdの立上り勾配等(α,β,Vp)と浮遊容量値Cfとの関係を示すものにする。なお、この場合、各実施形態とは反対に、浮遊容量値Cfが大きい程立上り勾配等(α,β,Vp)等が大きくなる。そして、第2マップM2は、当該検出信号Sdの波高値と絶縁抵抗値Rxとの関係を示すものにする。
また例えば、第3実施形態において、所定時電圧値Vpは、立上り時における所定時tpの電圧値にするのに代えて、立下り時における所定時点の電圧値にしてもよい。この場合、第1マップM1は、当該所定時電圧値Vpと浮遊容量値Cfとの関係を示すものにする。
また例えば、各実施形態において、立上り勾配等(α,β,Vp)と浮遊容量値Cfとの関係を示す第1マップM1の代わりに、当該関係を示す第1関係式を用いてもよい。また同様に、各実施形態において、検出波高値Vh及び浮遊容量値Cfと絶縁抵抗値Rxとの関係を示す第2マップM2の代わりに、当該関係を示す第2関係式を用いてもよい。
また例えば、各実施形態において、第2マップM2は、検出波高値Vhと絶縁抵抗値Rxとの関係を示すと共に、当該関係が浮遊容量値Cfによりシフトする代わりに、浮遊容量値Cfと絶縁抵抗値Rxとの関係を示すと共に、当該関係が検出波高値Vhによりシフトするものにしてもよい。
また例えば、各実施形態において、ハードフィルタ33をなくしてもよい。そして、マイコン40内に、信号検出部43により検出された電圧波形からノイズと推定される電圧変動を除去した波形を、検出信号Sdとして算出するソフトフィルタを設けてもよい。また例えば、入力信号Siを、入力パルスSiPのON,OFFを繰り返すパルス信号ではなく、電圧波形が正弦波を描いて変動する正弦波信号にしてもよい。
また例えば、各実施形態において、漏電検出回路60を、車両に搭載されている電気回路以外の電気回路に対して設けてもよい。
22…検査抵抗、25…カップリングコンデンサ、28…絶縁抵抗、29…浮遊容量、32…信号入力部、43…信号検出部、44…浮遊算出部、45…絶縁算出部、46…判定部、60…漏電検出回路、D…検査経路、Cf…浮遊容量値、Sd…検出信号、Si…入力信号、Rx絶縁抵抗値。

Claims (4)

  1. 検査抵抗(22)とカップリングコンデンサ(25)と絶縁抵抗(28)とを直列に有する検査経路(D)と、
    前記検査経路に所定電位のパルスを入力信号(Si)として入力する信号入力部(32)と、
    前記検査経路における前記検査抵抗と前記カップリングコンデンサとの間に接続され、前記絶縁抵抗の端子間電圧を、検出信号(Sd)として検出する信号検出部(43)と、
    前記検出信号の電圧が増加する立上り時における、所定期間(Δt)での前記検出信号の電圧増加量(ΔVa)である立上り勾配(α)と、前記絶縁抵抗と並列に存在する浮遊容量(29)の電気容量値である浮遊容量値(Cf)との関係である第1関係を記憶しており、検出した前記検出信号から前記立上り勾配を求め、求めた前記立上り勾配と前記第1関係とから前記浮遊容量を求める浮遊算出部(44)と、
    前記検出信号の電圧波形の波高値である検出波高値(Vh)と、前記絶縁抵抗の電気抵抗値である絶縁抵抗値(Rx)と、前記浮遊容量との関係である第2関係を記憶しており、検出した前記検出信号から前記検出波高値を取得し、取得した前記検出波高値及び求めた前記浮遊容量と、前記第2関係とから前記絶縁抵抗値を求める絶縁算出部(45)と、
    求めた前記絶縁抵抗値が、正常範囲の下限とされる所定の絶縁閾値(Rth)よりも大きい場合に漏電がないと判定し、求めた前記絶縁抵抗値が前記所定の絶縁閾値よりも小さい場合に漏電があると判定する判定部(46)と、
    を有する漏電検出回路(60)。
  2. 検査抵抗(22)とカップリングコンデンサ(25)と絶縁抵抗(28)とを直列に有する検査経路(D)と、
    前記検査経路に所定電位のパルスを入力信号(Si)として入力する信号入力部(32)と、
    前記検査経路における前記検査抵抗と前記カップリングコンデンサとの間に接続され、前記絶縁抵抗の端子間電圧を、検出信号(Sd)として検出する信号検出部(43)と、
    前記検出信号の電圧が減少する立下り時における、所定期間(Δt)での前記検出信号の電圧減少量(ΔVb)である立下り勾配(β)と、前記絶縁抵抗と並列に存在する浮遊容量(29)の電気容量値である浮遊容量値(Cf)との関係である第1関係を記憶しており、検出した前記検出信号から前記立下り勾配を求め、求めた前記立下り勾配と前記第1関係とから前記浮遊容量を求める浮遊算出部(44)と、
    前記検出信号の電圧波形の波高値である検出波高値(Vh)と、前記絶縁抵抗の電気抵抗値である絶縁抵抗値(Rx)と、前記浮遊容量との関係である第2関係を記憶しており、検出した前記検出信号から前記検出波高値を取得し、取得した前記検出波高値及び求めた前記浮遊容量と、前記第2関係とから前記絶縁抵抗値(Rx)を求める絶縁算出部(45)と、
    求めた前記絶縁抵抗値が、正常範囲の下限とされる所定の絶縁閾値(Rth)よりも大きい場合に漏電がないと判定し、求めた前記絶縁抵抗値が前記所定の絶縁閾値よりも小さい場合に漏電があると判定する判定部(46)と、
    を有する漏電検出回路(60)。
  3. 検査抵抗(22)とカップリングコンデンサ(25)と絶縁抵抗(28)とを直列に有する検査経路(D)と、
    前記検査経路に所定電位のパルスを入力信号(Si)として入力する信号入力部(32)と、
    前記検査経路における前記検査抵抗と前記カップリングコンデンサとの間に接続され、前記絶縁抵抗の端子間電圧を、検出信号(Sd)として検出する信号検出部(43)と、
    前記検出信号の電圧が増加する立上り時における、所定期間(Δt)での前記検出信号の電圧増加量(ΔVa)である立上り勾配(α)と、前記検出信号の電圧波形の波高値である検出波高値(Vh)と、前記絶縁抵抗の電気抵抗値である絶縁抵抗値(Rx)との関係である第2関係を記憶しており、検出した前記検出信号から前記立上り勾配及び前記検出波高値を取得し、取得した前記立上り勾配及び前記検出波高値と、前記第2関係とから前記絶縁抵抗値を求める絶縁算出部(45)と、
    求めた前記絶縁抵抗値が、正常範囲の下限とされる所定の絶縁閾値(Rth)よりも大きい場合に漏電がないと判定し、求めた前記絶縁抵抗値が前記所定の絶縁閾値よりも小さい場合に漏電があると判定する判定部(46)と、
    を有する漏電検出回路(60)。
  4. 検査抵抗(22)とカップリングコンデンサ(25)と絶縁抵抗(28)とを直列に有する検査経路(D)と、
    前記検査経路に所定電位のパルスを入力信号(Si)として入力する信号入力部(32)と、
    前記検査経路における前記検査抵抗と前記カップリングコンデンサとの間に接続され、前記絶縁抵抗の端子間電圧を、検出信号(Sd)として検出する信号検出部(43)と、
    前記検出信号の電圧が減少する立下り時における、所定期間(Δt)での前記検出信号の電圧減少量(ΔVb)である立下り勾配(β)と、前記検出信号の電圧波形の波高値である検出波高値(Vh)と、前記絶縁抵抗の電気抵抗値である絶縁抵抗値(Rx)との関係である第2関係を記憶しており、検出した前記検出信号から前記立下り勾配及び前記検出波高値を取得し、取得した前記立下り勾配及び前記検出波高値と、前記第2関係とから前記絶縁抵抗値を求める絶縁算出部(45)と、
    求めた前記絶縁抵抗値が、正常範囲の下限とされる所定の絶縁閾値(Rth)よりも大きい場合に漏電がないと判定し、求めた前記絶縁抵抗値が前記所定の絶縁閾値よりも小さい場合に漏電があると判定する判定部(46)と、
    を有する漏電検出回路(60)。
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