JP7285811B2 - 無線列車制御システム、在線管理装置、踏切制御装置および踏切制御方法 - Google Patents

無線列車制御システム、在線管理装置、踏切制御装置および踏切制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、踏切の鳴動を制御する無線列車制御システム、在線管理装置、踏切制御装置および踏切制御方法に関する。
無線列車制御システムは、列車に搭載された車上装置、車上無線装置、地上に設置された地上拠点装置、地上無線装置など、多くの装置によって構成されている。そのため、無線列車制御システムは、ある装置で故障が発生した場合、また、ある装置間で通信異常が発生した場合には、列車の運行が継続できなくなる。このような問題に対して、特許文献1には、地上拠点装置と列車との間の無線通信に異常が発生した場合において、列車を停止可能位置まで走行させる技術が開示されている。
特開2013-10477号公報
無線列車制御システムの地上拠点装置は、踏切制御装置との間で制御情報を送受信している。踏切制御装置は、地上拠点装置から制御情報の1つである列車の在線情報を取得できない場合、列車の位置を把握できないことから踏切の鳴動を制御できない。そのため、無線列車制御システムで地上拠点装置が故障した場合、非常運転で列車を走行させることができても、踏切の鳴動を制御できなくなる。この場合、列車が未遮断の踏切を通過しないように、保守員または列車の運転士が人為的に踏切を遮断させなければならない、という問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、地上拠点装置が故障した場合において踏切制御装置の踏切制御を継続可能な無線列車制御システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の無線列車制御システムは、踏切の鳴動を制御する踏切制御装置と、踏切制御装置との間で制御情報を送受信する地上拠点装置が故障した場合、制御情報の1つであって地上無線装置を介して列車から受信した列車の在線情報を踏切制御装置に転送する在線管理装置と、を備える。踏切制御装置は、地上拠点装置が故障した場合、在線管理装置から受信した在線情報と、制御情報の1つであって列車の非常運転時の臨時制限速度を示す臨速情報とに基づいて、踏切の鳴動を制御することを特徴とする。
本開示によれば、無線列車制御システムは、地上拠点装置が故障した場合において踏切制御装置の踏切制御を継続できる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る無線列車制御システムの構成例を示す図 実施の形態1に係る無線列車制御システムの動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る在線管理装置が地上拠点装置の故障の有無を判定する方法を示すフローチャート 実施の形態1に係る踏切制御装置が地上拠点装置の故障の有無を判定する方法を示すフローチャート 実施の形態1に係る在線管理装置が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図 実施の形態1に係る在線管理装置が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図 実施の形態2に係る無線列車制御システムの構成例を示す図 実施の形態2に係る無線列車制御システムの動作を示すフローチャート 実施の形態3に係る無線列車制御システムが制御対象とする路線の例を示す図 実施の形態3に係る無線列車制御システムの動作を示すフローチャート 実施の形態4に係る無線列車制御システムが制御対象とする路線の例を示す第1の図 実施の形態4に係る無線列車制御システムが制御対象とする路線の例を示す第2の図 実施の形態4に係る無線列車制御システムの動作を示すフローチャート
以下に、本開示の実施の形態に係る無線列車制御システム、在線管理装置、踏切制御装置および踏切制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る無線列車制御システム1の構成例を示す図である。無線列車制御システム1は、列車2の走行を制御するとともに、踏切3の鳴動を制御するシステムである。図1は、列車2が矢印で示すように左から右の向きに走行し、踏切3に接近する様子を示している。図1の例では、列車2および踏切3が1つであるが、無線列車制御システム1は、複数の列車2の走行を制御することが可能であり、複数の踏切3の鳴動を制御することが可能である。なお、踏切3の鳴動には、音による警報、光による警報、遮断棒による遮断などが含まれる。音および光による警報と、遮断棒による遮断とは、開始および終了のタイミングが異なっていてもよい。以降についても同様とする。図1に示すように、無線列車制御システム1は、地上無線装置11a,11bと、地上拠点装置12と、臨速設定端末13と、在線管理装置14と、踏切制御装置15と、現場装置16a,16bと、を備える。
地上無線装置11a,11bは、列車2と無線通信を行う。地上無線装置11a,11bは、列車2から、列車2の位置および速度の情報を含む在線情報を受信する。地上無線装置11a,11bは、受信した在線情報を、ブロードキャストで地上拠点装置12、および在線管理装置14に送信する。また、地上無線装置11a,11bは、列車2に対して各種の制御情報を送信する。以降の説明において、地上無線装置11a,11bを区別しない場合は地上無線装置11と称することがある。
地上拠点装置12は、踏切制御装置15との間で制御情報を送受信する。具体的には、地上拠点装置12は、制御情報であって、地上無線装置11から受信した在線情報を、臨速設定端末13および踏切制御装置15に送信する。地上拠点装置12は、制御情報であって、臨速設定端末13から受信した列車2の非常運転時の臨時制限速度を示す臨速情報を、地上無線装置11および踏切制御装置15に送信する。また、地上拠点装置12は、制御情報であって、踏切制御装置15から受信した踏切3の鳴動のタイミングを示す踏切情報を、地上無線装置11に送信する。
臨速設定端末13は、地上拠点装置12から受信した列車2の在線情報を表示などの方法によって出力し、在線情報を確認した運行管理を行う指令員などから臨速情報の設定を受け付ける。臨速設定端末13は、受け付けた臨速情報を地上拠点装置12に送信する。
在線管理装置14は、無線列車制御システム1において、列車2の在線情報を管理する。在線管理装置14は、通信部141と、制御部142と、を備える。通信部141は、踏切制御装置15、地上拠点装置12、および地上無線装置11と通信を行う。制御部142は、通信部141が地上無線装置11を介して列車2から受信した在線情報を管理する。また、制御部142は、地上拠点装置12が故障した場合、制御情報の1つであって通信部141が地上無線装置11を介して列車2から受信した列車2の在線情報を、踏切制御装置15に転送する制御を行う。
踏切制御装置15は、踏切3の鳴動を制御する。踏切制御装置15は、通信部151と、制御部152と、記憶部153と、を備える。通信部151は、地上拠点装置12、在線管理装置14、および踏切3を鳴動させる現場装置16a,16bと通信を行う。制御部152は、踏切3の鳴動を制御する。また、制御部152は、地上拠点装置12が故障した場合、制御情報の1つであって通信部151が在線管理装置14から受信した列車2の在線情報と、制御情報の1つであって列車2の臨速情報とに基づいて、踏切3の鳴動を制御する。記憶部153は、臨速情報を保持する。実施の形態1において、踏切制御装置15は、列車2とともに、臨速情報をあらかじめ保持する。
現場装置16bは、踏切3を鳴動させる。現場装置16aは、図示しない踏切3を鳴動させる。現場装置16a,16bは、各々1つ以上の踏切3を鳴動させてもよい。以降の説明において、現場装置16a,16bを区別しない場合は現場装置16と称することがある。
無線列車制御システム1において各装置が正常に動作している場合、地上拠点装置12は、制御情報として、地上無線装置11から受信した列車2の在線情報、および臨速設定端末13から受信した臨速情報を、踏切制御装置15に送信する。また、地上拠点装置12は、制御情報として、踏切制御装置15から送信された踏切情報を受信し、地上無線装置11に送信する。ここで、無線列車制御システム1において、地上拠点装置12が故障した場合を想定する。この場合、踏切制御装置15は、地上拠点装置12から在線情報および臨速情報を受信できなくなる。踏切制御装置15は、在線情報および臨速情報が受信できない場合、列車2の位置および速度を特定できないため、列車2が踏切3を通過するタイミングで踏切3を鳴動させることができなくなる。
そのため、実施の形態1では、地上拠点装置12が故障した場合、在線管理装置14が、地上無線装置11から受信した列車2の在線情報を、踏切制御装置15に転送する制御を行う。また、臨速情報については、踏切制御装置15および列車2が、予め設定された固定の速度を示す臨速情報を保持しておくこととする。在線管理装置14は、地上拠点装置12との間で定期的に制御情報などの信号を送受信しているため、地上拠点装置12から制御情報などの信号が受信できなくなった場合、地上拠点装置12が故障したと判定することができる。踏切制御装置15は、地上拠点装置12から在線情報および臨速情報を受信できなくなった場合、地上拠点装置12が故障したと判定することができる。
列車2は、地上無線装置11を介して地上拠点装置12から踏切情報などの制御情報を受信できなくなったことから地上拠点装置12が故障したと判定することができる。ただし、列車2と地上無線装置11との間の無線環境の悪化によって、列車2が地上拠点装置12から制御情報を一時的に受信できなくなったことも想定される。そのため、在線管理装置14は、地上拠点装置12が故障したと判定した場合、地上無線装置11を介して列車2に対して、地上拠点装置12が故障した旨の制御情報を送信してもよい。列車2は、地上無線装置11を介して在線管理装置14から、地上拠点装置12が故障した旨の制御情報を受信したことによって、地上拠点装置12が故障したことを確実に把握することができる。
無線列車制御システム1の動作を、フローチャートを用いて説明する。図2は、実施の形態1に係る無線列車制御システム1の動作を示すフローチャートである。無線列車制御システム1において地上拠点装置12が故障している場合(ステップS11:Yes)、在線管理装置14は、地上無線装置11から受信した列車2の在線情報を踏切制御装置15に転送する(ステップS12)。踏切制御装置15は、在線管理装置14から受信した列車2の在線情報と、あらかじめ保持している臨速情報とに基づいて、踏切3の鳴動タイミングを決定する(ステップS13)。踏切制御装置15は、現場装置16に対して踏切3の鳴動のタイミングを示す踏切情報を送信する。なお、無線列車制御システム1において地上拠点装置12が故障していない場合(ステップS11:No)、無線列車制御システム1は、通常通りの動作を行えばよいので、ステップS12およびステップS13の動作を行わない。
図3は、実施の形態1に係る在線管理装置14が地上拠点装置12の故障の有無を判定する方法を示すフローチャートである。在線管理装置14において、制御部142は、通信部141が地上拠点装置12から制御情報を受信している場合(ステップS21:Yes)、地上拠点装置12は故障していない、すなわち正常に動作していると判定する(ステップS22)。制御部142は、通信部141が地上拠点装置12から制御情報を受信しなくなった場合(ステップS21:No)、地上拠点装置12は故障していると判定する(ステップS23)。
図4は、実施の形態1に係る踏切制御装置15が地上拠点装置12の故障の有無を判定する方法を示すフローチャートである。踏切制御装置15において、制御部152は、通信部151が地上拠点装置12から在線情報を受信している場合(ステップS31:Yes)、地上拠点装置12は故障していない、すなわち正常に動作していると判定する(ステップS32)。制御部152は、通信部151が地上拠点装置12から在線情報を受信しなくなった場合(ステップS31:No)、地上拠点装置12は故障していると判定する(ステップS33)。
つづいて、在線管理装置14のハードウェア構成について説明する。在線管理装置14において、通信部141は通信装置などのインタフェースである。制御部142は処理回路により実現される。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
図5は、実施の形態1に係る在線管理装置14が備える処理回路90をプロセッサ91およびメモリ92で構成する場合の例を示す図である。処理回路90がプロセッサ91およびメモリ92で構成される場合、在線管理装置14の処理回路の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ92に格納される。処理回路では、メモリ92に記憶されたプログラムをプロセッサ91が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、処理回路は、在線管理装置14の処理が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ92を備える。また、これらのプログラムは、在線管理装置14の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
ここで、プロセッサ91は、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などであってもよい。また、メモリ92には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
図6は、実施の形態1に係る在線管理装置14が備える処理回路93を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図である。処理回路93が専用のハードウェアで構成される場合、図6に示す処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。在線管理装置14の各機能を機能別に処理回路93で実現してもよいし、各機能をまとめて処理回路93で実現してもよい。
なお、在線管理装置14の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
在線管理装置14のハードウェア構成について説明したが、踏切制御装置15のハードウェア構成も同様である。踏切制御装置15において、通信部151は通信装置などのインタフェースである。記憶部153はメモリである。制御部152は処理回路により実現される。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、無線列車制御システム1において、在線管理装置14は、地上拠点装置12が故障した場合、地上無線装置11を介して列車2から受信した列車2の在線情報を、踏切制御装置15に転送する。踏切制御装置15は、地上拠点装置12が故障した場合、在線管理装置14から転送された列車2の在線情報と、列車2とともにあらかじめ保持している臨速情報とに基づいて、踏切3の鳴動を制御することとした。これにより、無線列車制御システム1は、地上拠点装置12が故障した場合においても、踏切制御装置15の踏切3の制御を継続することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、地上拠点装置12が故障した際に使用する臨速情報を、踏切制御装置15および列車2があらかじめ保持していた。実施の形態2では、地上拠点装置12が故障した際に使用する臨速情報を、地上拠点装置12の故障後に設定し、後述する踏切制御装置15aから列車2に送信する場合について説明する。
図7は、実施の形態2に係る無線列車制御システム1aの構成例を示す図である。無線列車制御システム1aは、列車2の走行を制御するとともに、踏切3の鳴動を制御するシステムである。図7は、列車2が矢印で示すように左から右の向きに走行し、踏切3に接近する様子を示している。図7の例では、列車2および踏切3が1つであるが、無線列車制御システム1aは、複数の列車2の走行を制御することが可能であり、複数の踏切3の鳴動を制御することが可能である。図7に示すように、無線列車制御システム1aは、地上無線装置11a,11bと、地上拠点装置12と、臨速設定端末13と、在線管理装置14aと、踏切制御装置15aと、現場装置16a,16bと、端末装置17と、を備える。
踏切制御装置15aは、踏切3の鳴動を制御する。踏切制御装置15aは、通信部151と、制御部152aと、を備える。通信部151は、地上拠点装置12、在線管理装置14a、現場装置16、および端末装置17と通信を行う。制御部152aは、踏切3の鳴動を制御する。また、制御部152aは、地上拠点装置12が故障した場合、通信部151が在線管理装置14aから受信した列車2の在線情報と、列車2の臨速情報とに基づいて、踏切3の鳴動を制御する。また、制御部152aは、臨速情報を、通信部151から在線管理装置14aに送信する制御を行う。実施の形態2において、地上拠点装置12が故障した場合に踏切制御装置15aの制御部152aで使用される臨速情報は、制御部152aが求めたもの、または端末装置17によって設定されたものとする。制御部152aは、在線管理装置14aから受信した列車2の在線情報に基づいて、臨速情報を演算によって求めてもよいし、あらかじめ複数の臨速情報の候補を保持しておき、複数の臨速情報から選択してもよい。また、運行管理を行う指令員が端末装置17を用いて列車2の臨速情報を設定し、端末装置17が、設定された臨速情報を踏切制御装置15aに送信してもよい。踏切制御装置15aは、制御部152aで求めた臨速情報、または端末装置17で設定された臨速情報を保持するための記憶部153を備えていてもよい。
在線管理装置14aは、無線列車制御システム1aにおいて、列車2の在線情報を管理する。在線管理装置14aは、通信部141と、制御部142aと、を備える。通信部141は、踏切制御装置15a、地上拠点装置12、および地上無線装置11と通信を行う。制御部142aは、通信部141が地上無線装置11を介して列車2から受信した在線情報を管理する。また、制御部142aは、地上拠点装置12が故障した場合、制御情報の1つであって通信部141が地上無線装置11を介して列車2から受信した列車2の在線情報を踏切制御装置15aに転送する制御を行う。また、制御部142aは、通信部141が踏切制御装置15aから受信した臨速情報を、地上無線装置11を介して列車2に転送する制御を行う。
端末装置17は、運行管理を行う指令員から臨速情報の設定を受け付け可能な装置である。端末装置17は、運行管理を行う指令員から臨速情報の設定を受け付けた場合、受け付けた臨速情報を踏切制御装置15aに送信する。
無線列車制御システム1aにおいて、在線管理装置14aの制御部142aが地上拠点装置12の故障の有無を判定する方法は、実施の形態1の在線管理装置14の制御部142が地上拠点装置12の故障の有無を判定する方法と同様である。また、踏切制御装置15aの制御部152aが地上拠点装置12の故障の有無を判定する方法は、実施の形態1の踏切制御装置15の制御部152が地上拠点装置12の故障の有無を判定する方法と同様である。
実施の形態2では、踏切制御装置15aおよび列車2は、あらかじめ設定された臨速情報ではなく、地上拠点装置12が故障した都度設定される臨速情報を用いる。これにより、無線列車制御システム1aは、実際の列車2の走行に即した列車2の運行制御ができ、また、実際の列車2の走行に即して踏切3の鳴動を制御することができる。
無線列車制御システム1aの動作を、フローチャートを用いて説明する。図8は、実施の形態2に係る無線列車制御システム1aの動作を示すフローチャートである。図8のフローチャートにおいて、ステップS41からステップS43までの動作は、図2に示す実施の形態1のフローチャートのステップS11からステップS13までの動作と同様である。実施の形態2において、踏切制御装置15aは、踏切3の鳴動タイミングを決定する際に使用した臨速情報を在線管理装置14aに送信する(ステップS44)。在線管理装置14aは、踏切制御装置15aから受信した臨速情報を、地上無線装置11を介して列車2に転送する(ステップS45)。なお、無線列車制御システム1aにおいて地上拠点装置12が故障していない場合(ステップS41:No)、無線列車制御システム1aは、通常通りの動作を行えばよいので、ステップS42からステップS45までの動作を行わない。
以上説明したように、本実施の形態によれば、無線列車制御システム1aにおいて、在線管理装置14aは、地上拠点装置12が故障した場合、地上無線装置11を介して列車2から受信した列車2の在線情報を、踏切制御装置15aに転送する。踏切制御装置15aは、地上拠点装置12が故障した場合、在線管理装置14aから転送された列車2の在線情報と、踏切制御装置15aが求めた、または端末装置17で設定された臨速情報とに基づいて、踏切3の鳴動を制御することとした。これにより、無線列車制御システム1aは、地上拠点装置12が故障した場合においても、踏切制御装置15aの踏切3の制御を継続することができる。また、無線列車制御システム1aは、実施の形態1の無線列車制御システム1と比較して、実際の列車2の走行に即した列車2の運行制御、および踏切3の鳴動制御が可能となる。
実施の形態3.
実施の形態1および実施の形態2では、1つの列車2が踏切3に接近する場合を想定していた。しかしながら、列車2が走行する路線が複線の場合、列車2の反対方向から踏切3に接近してくる列車2が存在する可能性がある。また、列車2が走行する路線が複々線の場合、さらに、列車2が走行する線路に隣接する線路で列車2と同じ方向から踏切3に接近してくる列車2が存在する可能性がある。複数の列車2が踏切3に接近し、複数の列車2が踏切3を通過するタイミングが少しずつ異なると、踏切3は頻繁に鳴動を繰り返す、または踏切3は長時間鳴動した状態になる。このような状態では、踏切3を横断しようとする歩行者、自動車などの利便性が悪化する。そのため、実施の形態3では、列車2が踏切3を通過するタイミングを制御し、踏切3が長時間鳴動する事態を抑制する。実施の形態1および実施の形態2のいずれにも適用可能であるが、実施の形態2を例にして説明する。
実施の形態3において、無線列車制御システム1aの構成は、図7に示す実施の形態2の無線列車制御システム1aの構成と同様である。図9は、実施の形態3に係る無線列車制御システム1aが制御対象とする路線の例を示す図である。図9は、列車2aが矢印で示すように左から右の向きに走行して踏切3に接近し、列車2bが矢印で示すように右から左の向きに走行して踏切3に接近している様子を示している。図9の例では、列車2aよりも列車2bの方が踏切3に近いため、列車2a,2bが同じ速度で走行すると、列車2bが先に踏切3を通過することになる。この場合、踏切3は、列車2b通過後に鳴動を終了した後すぐに列車2aのために鳴動を行う、または列車2b通過後も列車2aのために鳴動を継続することになる。
そのため、無線列車制御システム1aにおいて、踏切制御装置15aは、複数の列車2の在線情報を受信した場合、複数の列車2が踏切3を通過する際に踏切3の鳴動回数を抑制し、かつ踏切3の鳴動時間の延長を抑制するように、1つ以上の列車2の目標速度を設定する。踏切制御装置15aは、設定された1以上の列車2の目標速度を在線管理装置14aに送信する。具体的には、踏切制御装置15aの制御部152aは、通信部151が複数の列車2の在線情報を受信した場合、複数の列車2が踏切3を通過する際に踏切3の鳴動回数を抑制し、かつ踏切3の鳴動時間の延長を抑制するように設定された1以上の列車2の目標速度を、通信部141から在線管理装置14aに送信する制御を行う。
在線管理装置14aは、踏切制御装置15aから1以上の列車2の目標速度を受信した場合、受信した1以上の列車2の目標速度を、地上無線装置11を介して対象の列車2に転送する。具体的には、在線管理装置14aの制御部142aは、通信部141が踏切制御装置15aから受信した1以上の列車2の目標速度を、地上無線装置11を介して対象の列車2に転送する制御を行う。
無線列車制御システム1aの動作を、フローチャートを用いて説明する。図10は、実施の形態3に係る無線列車制御システム1aの動作を示すフローチャートである。図10のフローチャートにおいて、ステップS51からステップS53までの動作は、図2に示す実施の形態1のフローチャートのステップS11からステップS13までの動作と同様である。ただし、実施の形態3では、無線列車制御システム1aは、複数の列車2を対象とする。すなわち、在線管理装置14aは、地上無線装置11から受信した複数の列車2の在線情報を踏切制御装置15aに転送する(ステップS52)。踏切制御装置15aは、在線管理装置14aから受信した複数の列車2の在線情報と、臨速情報とに基づいて、複数の列車2について踏切3の鳴動タイミングを決定する(ステップS53)。
踏切制御装置15aは、決定した複数の列車2の踏切3の鳴動タイミングに基づいて、各列車2の走行速度を調整、すなわち目標速度を設定するか否かを判定する(ステップS54)。踏切制御装置15aは、例えば、ある列車2について決定した踏切3の鳴動期間と他の列車2について決定した踏切3の鳴動期間とが一部重なっている場合、目標速度を設定すると判定する(ステップS54:Yes)。踏切制御装置15aは、例えば、ある列車2について決定した踏切3の鳴動期間と他の列車2について決定した踏切3の鳴動期間とが重なっていないが、各鳴動時間の間隔が規定された時間内の場合、目標速度を設定すると判定してもよい。踏切制御装置15aは、目標速度を設定すると判定した場合、複数の列車2のうち、踏切3に先着する列車2について、走行速度を下げるように目標速度を設定する(ステップS55)。地上拠点装置12が故障している場合を想定していることから、踏切制御装置15aは、踏切3に後着する列車2の走行速度を上げるようなことはせず、踏切3に先着する列車2の走行速度を下げるように目標速度を設定する。踏切制御装置15aは、踏切3に先着する列車2の走行速度を下げるように目標速度を設定するとともに、踏切3に後着する列車2についても走行速度を下げるように目標速度を設定してもよい。
なお、目標速度について、ステップS53で決定された複数の列車2の鳴動タイミングを確認した運行管理を行う指令員が、端末装置17を介して、目標速度を設定するか否かの判定(ステップS54)、および目標速度の設定(ステップS55)を行ってもよい。
踏切制御装置15aは、設定された目標速度を在線管理装置14aに送信する(ステップS56)。在線管理装置14aは、踏切制御装置15aから受信した目標速度を、地上無線装置11を介して列車2に転送する(ステップS57)。なお、無線列車制御システム1aにおいて地上拠点装置12が故障していない場合(ステップS51:No)、無線列車制御システム1aは、通常通りの動作を行えばよいので、ステップS52からステップS57までの動作を行わない。また、踏切制御装置15aが目標速度を設定しないと判定した場合(ステップS54:No)、無線列車制御システム1aは、ステップS55からステップS57までの動作を行わない。
無線列車制御システム1aは、踏切制御装置15aが目標速度を設定しないと判定した場合(ステップS54:No)、実施の形態2に適用する場合においては、図8に示すフローチャートのステップS44,S45の動作を行えばよい。また、無線列車制御システム1aは、踏切制御装置15aが目標速度を設定すると判定した場合(ステップS54:Yes)、踏切3に後着する列車2について目標速度を設定せず、実施の形態2に適用する場合においては、踏切3に後着する列車2については図8に示すフローチャートのステップS44,S45の動作を行えばよい。無線列車制御システム1aは、目標速度が設定された場合、踏切制御装置15aから、在線管理装置14aおよび地上無線装置11を介して、目標速度のみ列車2に送信してもよいし、目標速度および臨速情報を列車2に送信してもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、無線列車制御システム1aにおいて、踏切制御装置15aは、複数の列車2の在線情報を受信した場合、複数の列車2が踏切3を通過する際に踏切3の鳴動回数を抑制し、かつ踏切3の鳴動時間の延長を抑制するように、1つ以上の列車2の目標速度を設定する。踏切制御装置15aは、在線管理装置14aおよび地上無線装置11を介して目標速度を列車2に送信する。列車2は、目標速度に従って走行する。これにより、無線列車制御システム1aは、踏切3の鳴動回数を抑制し、かつ踏切3の鳴動時間の延長を抑制することができる。この結果、踏切3を横断しようとする歩行者、自動車などの利便性を向上させることができる。
実施の形態4.
実施の形態1から実施の形態3では、地上拠点装置12の故障を想定していることから、列車2を走行させる場合でも、次の駅まで走行させて駅で乗客を降ろすなど、列車2の走行区間を限定的なものとしていた。しかしながら、駅間に複数の列車2が存在する場合、最初に駅に到着した列車2を発車させないと、次の列車2を駅に到着させることができないため、最初に駅に到着した列車2を発車、すなわち走行させる必要がある。このような場合において、駅近くにあって列車2が駅出発後すぐに通過する踏切3については、列車2の運行状況によって、鳴動すべきか否かが異なってくる。実施の形態4では、踏切制御装置15aが、踏切3の鳴動を継続すべきか抑止すべきかを選択可能な場合について説明する。実施の形態1から実施の形態3のいずれにも適用可能であるが、実施の形態2を例にして説明する。
図11は、実施の形態4に係る無線列車制御システム1aが制御対象とする路線の例を示す第1の図である。図12は、実施の形態4に係る無線列車制御システム1aが制御対象とする路線の例を示す第2の図である。図11に示すように、列車2が実施の形態1から実施の形態3のいずれかの方法によって走行して駅4に到着し、後続の列車2が存在しない、または後続の列車2が図示しない手前の駅に到着して停止している場合、列車2は、図示しない運行管理システムから運転指令が来ないことから、駅4に停止し続けることができる。この場合、列車2は駅4から出発しないため、列車2が駅4出発直後に通過することになる踏切3は、鳴動する必要がない。一方、図12に示すように、列車2aが実施の形態1から実施の形態3のいずれかの方法によって走行して駅4に到着し、後続の列車2bが存在する場合、列車2aは、運行管理システムからの運転指令によって駅4を出発しなければならない。この場合、列車2aは駅4から出発するため、列車2aが駅4出発直後に通過することになる踏切3は、列車2aがいつ出発してもよいように鳴動を継続する必要がある。このように、列車2が駅4に停止していて図11のように運転指令が来ないケースもあれば、列車2aが駅4に停止していても図12のように運転指令が来るケースもある。
そのため、実施の形態4において、踏切制御装置15aは、列車2,2a,2bの運行を管理する運行管理システムからの指令に基づいて、踏切3の鳴動を継続または抑止する。すなわち、踏切制御装置15aは、指令の内容に応じて、踏切3の鳴動を抑止するか、継続するかを選択する。具体的には、踏切制御装置15aの制御部152aは、列車2の運行を管理する運行管理システムからの指令に基づいて、踏切3の鳴動を継続または抑止する制御を行う。これにより、踏切制御装置15aは、列車2aが出発する可能性があり踏切3の鳴動が必要な場合には踏切3の鳴動を継続することができ、列車2aが出発する可能性がなく踏切3の鳴動が不要な場合には踏切3の鳴動を抑止することができる。
無線列車制御システム1aの動作を、フローチャートを用いて説明する。図13は、実施の形態4に係る無線列車制御システム1aの動作を示すフローチャートである。踏切制御装置15aは、実施の形態1から実施の形態3のいずれかの方法によって列車2が駅4に到着したか否かを判定する(ステップS61)。列車2が駅4に到着した場合(ステップS61:Yes)、踏切制御装置15aは、駅4から列車2の進行方向の規定された範囲内に踏切3があるか否かを判定する(ステップS62)。駅4から列車2の進行方向の規定された範囲内に踏切3がある場合(ステップS62:Yes)、踏切制御装置15aは、運行管理システムから列車2の運転指令を受信したか否かを判定する(ステップS63)。運転指令を受信した場合(ステップS63:Yes)、踏切制御装置15aは、列車2が出発することから踏切3の鳴動を継続する(ステップS64)。運転指令を受信していない場合(ステップS63:No)、踏切制御装置15aは、列車2がすぐに出発することはないから踏切3の鳴動を抑止する(ステップS65)。なお、列車2が駅4に到着していない場合(ステップS61:No)、または、駅4から列車2の進行方向の規定された範囲内に踏切3がない場合(ステップS62:No)、踏切制御装置15aは、図13に示す動作を終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、無線列車制御システム1aにおいて、踏切制御装置15aは、駅4に列車2が停止している場合、運行管理システムからの運転指令の有無によって、踏切3の鳴動を継続または抑止することとした。これにより、無線列車制御システム1aは、列車2が踏切3を通過する可能性のあるときは踏切3の鳴動を継続し、列車2が踏切3を通過する可能性のないときは踏切3の鳴動を抑止することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1a 無線列車制御システム、2,2a,2b 列車、3 踏切、4 駅、11a,11b 地上無線装置、12 地上拠点装置、13 臨速設定端末、14,14a 在線管理装置、15,15a 踏切制御装置、16a,16b 現場装置、17 端末装置、141,151 通信部、142,142a,152,152a 制御部、153 記憶部。

Claims (18)

  1. 踏切の鳴動を制御する踏切制御装置と、
    前記踏切制御装置との間で制御情報を送受信する地上拠点装置が故障した場合、前記制御情報の1つであって地上無線装置を介して列車から受信した前記列車の在線情報を前記踏切制御装置に転送する在線管理装置と、
    を備え、
    前記踏切制御装置は、前記地上拠点装置が故障した場合、前記在線管理装置から受信した前記在線情報と、前記制御情報の1つであって前記列車の非常運転時の臨時制限速度を示す臨速情報とに基づいて、前記踏切の鳴動を制御する、
    ことを特徴とする無線列車制御システム。
  2. 前記踏切制御装置は、前記臨速情報を保持する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線列車制御システム。
  3. 前記踏切制御装置は、前記臨速情報を前記在線管理装置に送信し、
    前記在線管理装置は、前記臨速情報を、前記地上無線装置を介して前記列車に転送する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線列車制御システム。
  4. 前記踏切制御装置は、複数の前記列車の前記在線情報を受信した場合、複数の前記列車が前記踏切を通過する際に前記踏切の鳴動回数を抑制し、かつ前記踏切の鳴動時間の延長を抑制するように設定された1以上の前記列車の目標速度を前記在線管理装置に送信し、
    前記在線管理装置は、1以上の前記列車の前記目標速度を、前記地上無線装置を介して対象の前記列車に転送する、
    ことを特徴とする請求項1または3に記載の無線列車制御システム。
  5. 前記踏切制御装置は、前記列車の運行を管理する運行管理システムからの指令に基づいて、前記踏切の鳴動を継続または抑止する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の無線列車制御システム。
  6. 踏切の鳴動を制御する踏切制御装置とともに無線列車制御システムを構成する在線管理装置であって、
    前記踏切制御装置、前記踏切制御装置との間で制御情報を送受信する地上拠点装置、および地上無線装置と通信を行う通信部と、
    前記地上拠点装置が故障した場合、前記制御情報の1つであって前記通信部が前記地上無線装置を介して列車から受信した前記列車の在線情報を前記踏切制御装置に転送する制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする在線管理装置。
  7. 前記制御部は、前記通信部が前記踏切制御装置から受信した前記制御情報の1つであって前記列車の非常運転時の臨時制限速度を示す臨速情報を、前記地上無線装置を介して前記列車に転送する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項6に記載の在線管理装置。
  8. 前記制御部は、前記通信部が前記踏切制御装置から受信した複数の前記列車が前記踏切を通過する際に前記踏切の鳴動回数を抑制し、かつ前記踏切の鳴動時間の延長を抑制するように設定された1以上の前記列車の目標速度を、前記地上無線装置を介して対象の前記列車に転送する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の在線管理装置。
  9. 在線管理装置とともに無線列車制御システムを構成する踏切制御装置であって、
    前記踏切制御装置との間で制御情報を送受信する地上拠点装置、前記在線管理装置、および踏切を鳴動させる現場装置と通信を行う通信部と、
    前記踏切の鳴動を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記地上拠点装置が故障した場合、前記制御情報の1つであって前記通信部が前記在線管理装置から受信した列車の在線情報と、前記制御情報の1つであって前記列車の非常運転時の臨時制限速度を示す臨速情報とに基づいて、前記踏切の鳴動を制御する、
    ことを特徴とする踏切制御装置。
  10. 前記臨速情報を保持する記憶部、
    を備えることを特徴とする請求項9に記載の踏切制御装置。
  11. 前記制御部は、前記臨速情報を、前記通信部から前記在線管理装置に送信する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項9に記載の踏切制御装置。
  12. 前記制御部は、前記通信部が複数の前記列車の前記在線情報を受信した場合、複数の前記列車が前記踏切を通過する際に前記踏切の鳴動回数を抑制し、かつ前記踏切の鳴動時間の延長を抑制するように設定された1以上の前記列車の目標速度を、前記通信部から前記在線管理装置に送信する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項9または11に記載の踏切制御装置。
  13. 前記制御部は、前記列車の運行を管理する運行管理システムからの指令に基づいて、前記踏切の鳴動を継続または抑止する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項9から12のいずれか1つに記載の踏切制御装置。
  14. 踏切制御装置が、踏切の鳴動を制御する制御ステップと、
    在線管理装置が、前記踏切制御装置との間で制御情報を送受信する地上拠点装置が故障した場合、前記制御情報の1つであって地上無線装置を介して列車から受信した前記列車の在線情報を前記踏切制御装置に転送する在線情報転送ステップと、
    を含み、
    前記制御ステップにおいて、前記踏切制御装置は、前記地上拠点装置が故障した場合、前記在線管理装置から受信した前記在線情報と、前記制御情報の1つであって前記列車の非常運転時の臨時制限速度を示す臨速情報とに基づいて、前記踏切の鳴動を制御する、
    ことを特徴とする踏切制御方法。
  15. 前記制御ステップにおいて、前記踏切制御装置は、前記臨速情報を保持する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の踏切制御方法。
  16. 前記制御ステップにおいて、前記踏切制御装置は、前記臨速情報を前記在線管理装置に送信し、
    さらに、
    前記在線管理装置が、前記臨速情報を、前記地上無線装置を介して前記列車に転送する臨速情報転送ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項14に記載の踏切制御方法。
  17. 前記制御ステップにおいて、前記踏切制御装置は、複数の前記列車の前記在線情報を受信した場合、複数の前記列車が前記踏切を通過する際に前記踏切の鳴動回数を抑制し、かつ前記踏切の鳴動時間の延長を抑制するように設定された1以上の前記列車の目標速度を前記在線管理装置に送信し、
    さらに、
    前記在線管理装置が、1以上の前記列車の前記目標速度を、前記地上無線装置を介して対象の前記列車に転送する目標速度転送ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項14または16に記載の踏切制御方法。
  18. 前記制御ステップにおいて、前記踏切制御装置は、前記列車の運行を管理する運行管理システムからの指令に基づいて、前記踏切の鳴動を継続または抑止する、
    ことを特徴とする請求項14から17のいずれか1つに記載の踏切制御方法。
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