JP2002331936A - 車両走行軌道上すれ違い部のすれ違いタイミング補正方法、そのすれ違いタイミング補正システム、および車両交通システム - Google Patents

車両走行軌道上すれ違い部のすれ違いタイミング補正方法、そのすれ違いタイミング補正システム、および車両交通システム

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JP2002331936A
JP2002331936A JP2001143377A JP2001143377A JP2002331936A JP 2002331936 A JP2002331936 A JP 2002331936A JP 2001143377 A JP2001143377 A JP 2001143377A JP 2001143377 A JP2001143377 A JP 2001143377A JP 2002331936 A JP2002331936 A JP 2002331936A
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vehicles
track
timing correction
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JP2001143377A
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Michitaka Kanayama
道王 金山
Shinichiro Nakazawa
新一郎 中沢
Izumi Miura
泉 三浦
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】すれ違い部の通過時刻に誤差が生じても、その
誤差を補正してすれ違い部上で停止待機させずにノンス
トップで運転させる。 【解決手段】すれ違いタイミング補正方法は、すれ違い
部R2を有するシャトル走行用の軌道の車両交通システ
ム100の制御システム1に適用される。この制御シス
テム1は、すれ違い部R2の両側の本線R1、R1上か
ら互いにすれ違い走行する対を成す車両TR、TRに対
し、すれ違い部R2に進入する前に各車両TR、TRの
互いの遅延時間を認識し、これで認識された遅延時間に
基づいて各車両TR、TRの互いのすれ違いタイミング
を所定許容範囲内で同じとなるように補正し、これで補
正されたすれ違いタイミングですれ違い部でのすれ違い
運転が可能となるように各車両TR、TRの走行を制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両走行軌道上す
れ違い部のすれ違いタイミング補正方法、そのすれ違い
タイミング補正システム、および車両交通システムに係
り、特に車車間通信を利用して車両のすれ違い部での通
過時刻の誤差を補正しノンストップですれ違い運転させ
る制御の工夫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道、モノレール、新交通システ
ム、IMTS(Intelligent Multi−
Mode Transit System)と呼ばれる
新世代交通システム、車両の自動運転をベースにした閉
塞システム(シャトル方式の交通システム等)等の車両
交通システムには、走行軌道上の単線部をその上り方向
/下り方向に走行する一対の車両や車両隊列(車群)を
すれ違い部を経由して互いに逆方向にノンストップです
れ違い運転させるものが知られている。
【0003】このような車両交通システムでは、各車群
が予め決められた時刻にすれ違い部を通過するように正
確に制御を行なえば、理論的にはその通過時刻に誤差が
なく、車群のすれ違い運転が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際のシステ
ムでは、それぞれの単線部の長さや路線条件が大きく異
なることも考えられるため、すれ違い部の通過時刻に関
して、ある程度の誤差が生じる可能性がある。この場
合、すれ違い部の通過時刻の誤差が所定の許容値を超え
て大きくなると、すれ違い対象の車群をすれ違い部上で
停止・待機させる事態が生じる。このような事態は、車
群をすれ違い部を介してノンストップですれ違い運転さ
せるシステムでは、できれば回避したいといった要請が
ある。事故等の非常時と同様に急ブレーキをかける必要
があるためである。
【0005】本発明は、このような従来の技術を背景に
なされたもので、すれ違い部の通過時刻に誤差が生じて
も、その誤差を補正してすれ違い部上で停止待機させず
にノンストップで運転できる車両走行軌道上すれ違い部
のすれ違いタイミング補正方法および車両交通システム
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係る車両走行軌道上すれ違い
部のすれ違いタイミング補正方法は、すれ違い部を有す
る軌道上をそのすれ違い部を挟む両側の軌道上から当該
すれ違い部を介して互いに逆方向にすれ違い走行する対
を成す車両のすれ違いタイミング補正方法であって、前
記すれ違い部に進入する前に前記対を成す車両の互いの
遅延時間を認識するステップと、これで認識された遅延
時間に基づいて前記対を成す車両の互いのすれ違いタイ
ミングを所定許容範囲内で同じとなるように補正するス
テップと、これで補正されたすれ違いタイミングで前記
すれ違い部でのすれ違い運転が可能となるように前記対
を成す車両の走行を制御するステップと、を備えたこと
を特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記対を成す車両の互いの遅延時間を認
識するステップは、前記車両の少なくとも車両位置及び
速度に関する情報を前記対を成す車両間で車車間通信に
よりやり取りして行なうものであることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明では、請求項1から3
までのいずれか1項記載の発明において、前記軌道は、
シャトル走行式の交通システムで利用されるものである
ことを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明では、請求項1から3
までのいずれか1項記載の発明において、前記軌道は、
新世代交通システムで利用される専用軌道であることを
特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明に係る車両走行軌道上
すれ違い部のすれ違いタイミング補正システムは、すれ
違い部を有する軌道上をそのすれ違い部を挟む両側の軌
道上から当該すれ違い部を介して互いに逆方向にすれ違
い走行する対を成す車両のすれ違いタイミング補正シス
テムであって、前記すれ違い部に進入する前に前記対を
成す車両の互いの遅延時間を認識する認識手段と、この
認識手段により認識された遅延時間に基づいて前記対を
成す車両の互いのすれ違いタイミングを所定許容範囲内
で同じとなるように補正する補正手段と、この補正手段
により補正されたすれ違いタイミングですれ違い運転が
可能となるように前記対を成す車両の走行を制御する制
御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明に係る車両交通システ
ムは、請求項5記載の車両走行軌道上すれ違い部のすれ
違いタイミング補正システムを備えたことを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両走行軌道
上すれ違い部のすれ違いタイミング補正方法そのすれ違
いタイミング補正システム、および車両交通システムの
実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0013】図1は、本発明が適用される車両交通シス
テム100の概要を説明するものである。この車両交通
システム100は、シャトル方式の閉塞システムを構成
する走行軌道Rと、この軌道R上をシャトル走行する車
両TRと、この車両TRの軌道R上のシャトル走行や保
安制御等の運行全般を制御する制御システム(本発明を
成す各ステップ及び各手段を含む)1と、を備える。
【0014】走行軌道Rは、2つの折り返し点P1a
(図中の例では左側のもの)、P1b(図中の例では右
側のもの)間を結ぶ単線で構成された本線(単線部)R
1と、この本線R1上の2つの分岐点P2a(図中の例
では左側のもの)、P2b(図中の例では右側のもの)
間を結ぶ2つの分岐線(以下、図中の例で上側のものを
「A線」、下側のものを「B線」と呼ぶ)で構成された
すれ違い部R2とで構成されている。
【0015】車両TRは、すれ違い部R2を挟む両側の
本線R1からそのすれ違い部R2を介して互いに逆方向
にシャトル走行可能な対を成す2編成の車両隊列(以
下、便宜上、「編成1」、「編成2」と呼ぶ)で構成さ
れる。各車両隊列は、本例では2両の車両(例えば、長
さ10m程)を互いに連結部(例えば、長さ1m程)を
介して機械的に連結してなる2両隊列(例えば、全長2
1m程)の構成となっている。車両TRの走行速度は、
例えば最高[30km/h]に設定されている。
【0016】制御システム1は、車両TR側に搭載され
る車両側装置10と、走行軌道R上の所定個所に敷設さ
れる路車間通信用アンテナ(信号装置)用の複数のルー
プアンテナ(後述する1C、2C、AC、BC、A1
C、A2C、B1C、B2C)と、これらの各ループア
ンテナを介して車両との間で双方向に情報通信可能な地
上側装置20とを備える。
【0017】各ループアンテナは、本線R1上の折り返
し点1a及び1bに配置される車両TRの出発/停車用
のループアンテナ1C及び2Cと、すれ違い部R2のA
線及びB線上に配置される車両誤進入時の停止用(異線
進入に対する防護用)のループアンテナAC及びBC
と、すれ違い部R2上のA線及びB線上に配置される衝
突防護区間(閉塞区間)用のループアンテナA1C及び
A2C並びにB1C及びB2Cとで構成されている。各
ループアンテナの全長は、車両TRが最高速度から停止
するのに必要な距離(例えば最高速度[30km/h]
で減速度0.2[G]の場合に18m程)に余裕距離
(例えば12m程)を加えたもので、本例では例えば3
0m程に設定される。
【0018】車両側装置10は、車両TRの進行/停止
制御等の車両側の制御中枢を担う車両側制御装置11
と、各ループアンテナを介して地上側装置20との間で
路車間通信が可能な路車間通信用アンテナを含む路車間
通信装置12と、車両同士が無線で通信可能な車車間通
信用アンテナを含む車車間通信装置13と、を備える。
【0019】この内、車両側制御装置11は、例えばコ
ンピュータを搭載して構成され、本例ではループアンテ
ナ上に存在するときに路車間通信装置12を介してルー
プアンテナ経由で車両TRの存在を示す信号を送信する
と共に、地上側装置20からループアンテナ経由で路車
間通信装置12を介して送られてくる進行/停止の各信
号に基づいて車両TRを進行/停止の運転を制御する。
【0020】また、この車両側制御装置11は、車車間
通信装置13からの通信データに基づいてすれ違い部R
2での車両同士のすれ違いタイミングを補正するアルゴ
リズム(後述)を実行可能となっている。
【0021】地上側装置20は、信号・保安制御、車両
追跡、及び進路制御等の地上側の制御中枢を担う地上側
制御装置21と、各ループアンテナを介して車両側装置
10との間で路車間通信が可能な通信装置22とを備え
る。
【0022】この内、地上側制御装置21は、例えばコ
ンピュータを搭載して構成され、本例では2編成の車両
TR、TRからその走行軌道R上の存在を示す信号をル
ープアンテナ経由で通信装置22を介して受信すると共
に、その受信信号に基づいて編成1、2の各車両TR、
TRの位置関係を把握し、各車両TR、TR同士が衝突
しないように進行/停止の各信号を生成し、その各信号
を通信装置22からループアンテナ経由で車両TRに送
信する。
【0023】次に、本例の全体動作を図2に基づいて説
明する。
【0024】図2は、制御システム1によるすれ違い制
御に関する処理例を示す。まず、図1に示すように編成
1及び編成2の各車両TR、TRがそれぞれ折り返し点
P1a、P1bの各ループアンテナ2C、1C上に存在
(停止)している場合を考える。このとき、地上側制御
装置21からの停止信号により各ループアンテナ2C、
1Cの信号は「停止」となる。これにより、編成1及び
編成2の各車両TR、TRは停止状態を維持する。
【0025】この停止状態で、地上側制御装置21から
編成1、2の各車両TR、TRに対し、各ループアンテ
ナ2C、1Cの信号状態が「出発」となるように制御信
号が出力される。これにより、編成1のすれ違い部R2
のB線経由で、編成2の車両はすれ違い部のA線経由
で、それぞれシャトル走行が開始される(ステップS1
a、S1b)。
【0026】この時点では、すれ違い部RのB線側の各
ループアンテナの信号状態はB2Cは「出発」、B1C
は「停止」、BCは「停止」、A線側の各ループアンテ
ナの信号状態はA1Cは「出発」、A2Cは「停止」、
ACは「停止」となるように地上側制御装置21からの
制御信号が出力される(ステップS1a、S1b)。
【0027】次いで、編成1の場合、車両TRが本線R
1から分岐点P2aですれ違い部RのB線側に進行し、
その先のループアンテナB2C上に到達すると(ステッ
プS3a)、すれ違い部RのA線側のループアンテナA
2C及びACの信号状態を「出発」となるように地上側
制御装置21からの制御信号が出力される(ステップS
4a)。
【0028】また、編成2の場合、車両TRが本線R1
から分岐点P2bですれ違い部RのA線側に進行し、そ
の先のループアンテナA1C上に到達すると(ステップ
S3a)、すれ違い部RのB線側のループアンテナB1
C及びBCの信号状態を「出発」となるように地上側制
御装置21からの制御信号が出力される(ステップS4
b)。
【0029】これにより、編成1の車両TRは、B線側
のループアンテナB1C、BCを経てすれ違い部R2を
通過し(ステップS5a)、分岐点P2bから本線R1
に入り、目標の折り返し地点P1bのアンテナ1C上に
到達する(ステップS6a)。また、編成2の車両TR
は、A線側のループアンテナA2C、ACを経てすれ違
い部R2を通過し(ステップS5b)、分岐点P2aか
ら本線R1に入り、目標の折り返し地点P1aのアンテ
ナ2C上に到達する(ステップS6b)。
【0030】次に、上記の車両交通システム100にお
いて、編成1及び編成2の各車両TR、TRが互いにす
れ違い部R2での通過時刻に誤差が生じ、すれ違い部B
2でのすれ違いが困難となった場合を考える。
【0031】例えば、すれ違い部R2への進入前に編成
1の車両TRに遅延が生じることで、すれ違い部R1の
B線側への進入が遅れ、すなわちループアンテナB2C
上に到達前に、編成2の車両TRがすれ違い部R1のA
線側に進入し、そのままループアンテナA1Cを経てそ
のA2C側に向かう場合を想定する。この場合、ループ
アンテナA2Cの信号は「停止」のままである。これは
編成1の車両TRのB線進入が遅れ、そのループアンテ
ナB2C上を未だ通過していないためである。その結
果、編成2の車両TRは、すれ違い部R1のA線側のル
ープアンテナA2C上で停止することになる。
【0032】このように一方の車両TRの遅れにより他
方の車両TRがすれ違い部R1で減速停止するといった
事態を回避するため、本例では車両交通システム100
内に車両同士の車車間通信を応用してすれ違いタイミン
グを補正する方法が適用されている。この補正方法の一
例を図3〜図5に基づいて説明する。
【0033】図4は、図3に示す編成1、2の各車両T
R、TRの位置関係で、すれ違い部R2での遅延を認識
して相手側の車両に車車間通信で知らせる処理例を説明
するものである。
【0034】まず、すれ違い対象である編成1、2の各
車両TR、TRの車両側制御装置11、11は、各車両
TR、TRのすれ違い部R2への進入前でその手前の本
線(単線区間)R1、R1上の所定ポイントP3a、P
3bを通過した時点で、その地点P3a、P3bに在る
ループアンテナ30からの絶対位置に関する信号を路車
間通信装置12を介して受けることにより、その通過時
刻T1を入力する(ステップS11)。
【0035】そして、車両側制御装置11、11は、ダ
イヤ(すれ違い時刻)の合わせて作成した運転曲線に基
づいて予め設定された所定ポイントP3a、P3bでの
通過時刻T2を参照して(ステップS12)、両通過時
刻T1とT2とを比較することでその誤差を計算する
(ステップS13)。
【0036】次いで、車両側制御装置11、11は、上
記で計算された誤差が所定ポイントP3a、P3bから
すれ違い部到着までにそれぞれ自車側で解消できるかど
うかを判断する(ステップS13)。この判断で、YE
Sの場合、自車側で走行速度等の運転条件を変更しここ
での処理を終了する。また、上記の判断で、NOの場
合、すれ違い時刻の遅れ時間ΔTを計算し(ステップS
15)、そのΔTを車車間通信装置13を介してすれ違
い対象の相手側の車両TRに送信する(ステップS1
6)。
【0037】その結果、図5に示すように、相手側の車
両Tの制御装置11は、車車間通信により相手側のすれ
違い時刻の遅れ時間ΔTを入力し(ステップS21)、
そのΔT分遅らせたすれ違い時刻に合わせて走行速度等
の運転条件を補正する(ステップS22)。これによ
り、すれ違い部R2での誤差を極力小さく抑えることが
可能となる。
【0038】従って、本例によれば、すれ違いを行なう
車両がすれ違い部に近づいた時点で、自分がすれ違う対
象となる車両の位置・速度を車車間通信でやり取りし、
対象となる車両に遅延が発生している場合にはその時点
で補正を行うようにしたため、遅延による停止等の不都
合な事態も回避され、ノンストップでスムーズに車両の
すれ違いを行なわせることが可能となる。
【0039】なお、本例はシャトル方式の車両交通シス
テムに適用してあるが、本発明はこれに限らず、その他
の鉄道、モノレール等の車両交通システムや、IMTS
等の新世代交通システム等、車両走行軌道上にすれ違い
部を有する車両交通システムであれば、何れの場合でも
適用可能である。
【0040】また、本例では車車間通信を利用してすれ
違いタイミングを補正する方法を採用してあるが、本発
明は必ずしもこれに限らず、例えば地上側に管制センタ
や路側設備等が装備されるシステムの場合等では、管制
センタ等からの路車間通信により車両の遅れを認識し、
これに基づいてすれ違いタイミングを補正し、そのタイ
ミングですれ違い可能となるとうに車両の走行を制御す
るものでも適用可能である。
【0041】また、本例では位置補正装置としてループ
コイルを適用してあるが、本発明はこれに限らず、例え
ばトランスポンダ等、所定位置でその位置を車両側に知
らせることが可能な通信装置であれば適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
すれ違い部の通過時刻に誤差が生じても、その誤差を補
正してすれ違い部上で停止待機させずにノンストップで
運転できる車両走行軌道上すれ違い部のすれ違いタイミ
ング補正方法、そのすれ違いタイミング補正システム、
および車両交通システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施形態のシャトル方式の車
両交通システムの全体構成を示す概要図。
【図2】すれ違い制御の処理例を示す概略フローチャー
ト。
【図3】車車間通信を利用したすれ違いタイミング補正
を説明する図。
【図4】すれ違い部での誤差認識に関する処理例を示す
概略フローチャート。
【図5】すれ違いタイミング補正に関する処理例を示す
概略フローチャート。
【符号の説明】
10 車両側装置 11 車両側制御装置 12 路車間通信装置 13 車車間通信装置 20 地上側装置 21 地上側制御装置 22 通信装置 1C、2C、AC、A1C、A2C、BC、B1C、B
2C ループアンテナ(信号装置) 30 ループアンテナ(位置補正装置) R 走行軌道 R1 本線(単線部) R2 すれ違い部 TR 車両
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/00 G08G 1/00 X (72)発明者 三浦 泉 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 5H161 AA01 AA06 BB03 BB07 BB09 CC13 DD23 EE02 EE07 FF07 SS02 5H180 AA27 BB04 BB15 LL01 LL04 LL09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 すれ違い部を有する軌道上をそのすれ違
    い部を挟む両側の軌道上から当該すれ違い部を介して互
    いに逆方向にすれ違い走行する対を成す車両のすれ違い
    タイミング補正方法であって、 前記すれ違い部に進入する前に前記対を成す車両の互い
    の遅延時間を認識するステップと、これで認識された遅
    延時間に基づいて前記対を成す車両の互いのすれ違いタ
    イミングを所定許容範囲内で同じとなるように補正する
    ステップと、これで補正されたすれ違いタイミングで前
    記すれ違い部でのすれ違い運転が可能となるように前記
    対を成す車両の走行を制御するステップと、を備えたこ
    とを特徴とする車両走行軌道上すれ違い部のすれ違いタ
    イミング補正方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、 前記対を成す車両の互いの遅延時間を認識するステップ
    は、前記車両の少なくとも車両位置及び速度に関する情
    報を前記対を成す車両間で車車間通信によりやり取りし
    て行なうものであることを特徴とする車両走行軌道上す
    れ違い部のすれ違いタイミング補正方法。
  3. 【請求項3】 請求項1から3までのいずれか1項記載
    の発明において、 前記軌道は、シャトル走行式の交通システムで利用され
    るものであることを特徴とする車両走行軌道上すれ違い
    部のすれ違いタイミング補正方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれか1項記載
    の発明において、 前記軌道は、新世代交通システムで利用される専用軌道
    であることを特徴とする車両走行軌道上すれ違い部のす
    れ違いタイミング補正方法。
  5. 【請求項5】 すれ違い部を有する軌道上をそのすれ違
    い部を挟む両側の軌道上から当該すれ違い部を介して互
    いに逆方向にすれ違い走行する対を成す車両のすれ違い
    タイミング補正システムであって、 前記すれ違い部に進入する前に前記対を成す車両の互い
    の遅延時間を認識する認識手段と、この認識手段により
    認識された遅延時間に基づいて前記対を成す車両の互い
    のすれ違いタイミングを所定許容範囲内で同じとなるよ
    うに補正する補正手段と、この補正手段により補正され
    たすれ違いタイミングですれ違い運転が可能となるよう
    に前記対を成す車両の走行を制御する制御手段と、を備
    えたことを特徴とする車両走行軌道上すれ違い部のすれ
    違いタイミング補正システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の車両走行軌道上すれ違い
    部のすれ違いタイミング補正システムを備えたことを特
    徴とする車両交通システム。
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