JP7285412B2 - 磁気センサ - Google Patents

磁気センサ Download PDF

Info

Publication number
JP7285412B2
JP7285412B2 JP2019041513A JP2019041513A JP7285412B2 JP 7285412 B2 JP7285412 B2 JP 7285412B2 JP 2019041513 A JP2019041513 A JP 2019041513A JP 2019041513 A JP2019041513 A JP 2019041513A JP 7285412 B2 JP7285412 B2 JP 7285412B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
magnetoresistive
circuit
magnetoresistive element
wires
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019041513A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020144033A (ja
Inventor
茂裕 吉内
正彦 大林
卓史 津島
礼孝 一宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2019041513A priority Critical patent/JP7285412B2/ja
Publication of JP2020144033A publication Critical patent/JP2020144033A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7285412B2 publication Critical patent/JP7285412B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)

Description

本開示は、磁石を有する回転体の回転角を検出する磁気センサに関する。
この種の磁気センサは、磁界の方向を検出する磁気抵抗素子と、磁気抵抗素子からの検出信号を演算処理する回路素子を備えている。また、近年、磁気センサに対する冗長性を確保する要望がある。個の冗長性を確保する構成として、磁気抵抗素子と回路素子の組み合わせを1つの検出ブロックとした場合、1つの磁気センサに対して2つの検出ブロックを配置する構成が考えられる。
従来の磁気センサは、2つの検出ブロックが、それぞれ支持板の一方の面に実装されていた。
なお、この出願の開示に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
国際公開第2018/012272号
しかしながら、従来の磁気センサにおいては、2つの検出ブロックが、それぞれ支持板の片面に実装する構成では、回転体の回転中心に対して、2つの検出ブロックの感磁中心が異なる位置となる。この結果、2つの検出ブロックに対する磁界の条件が異なってしまうため、検出結果に差が生じてしまうという問題があった。
そこで、本開示はこのような問題を解決し、磁気センサにおける冗長性を高めることを目的とする。
本開示の一態様における磁気センサは、外装樹脂と支持板と支持板の主面に実装された第1の回路素子と第1の磁気抵抗素子と支持板の裏面に実装された第2の回路素子と第2の磁気抵抗素子と複数の外部端子と複数のワイヤとを備え、第1の磁気抵抗素子は、第1の感磁領域と第1のパッド領域とを有し、第2の磁気抵抗素子は、第2の感磁領域と第2のパッド領域とを有し、第1の回路素子は、第1の実装領域と第3のパッド領域とを有し、第2の回路素子は、第2の実装領域と第4のパッド領域とを有し、支持板の主面と直交する第1の方向において、支持板は、第1のパッド領域と重なる領域および第3のパッド領域と重なる領域には、第2の磁気抵抗素子および第2の回路素子を配置しておらず、第2のパッド領域と重なる領域および第4のパッド領域と重なる領域には、第1の磁気抵抗素子および第1の回路素子を配置していない構造とした。
この構成により、本開示は磁気センサの冗長性を高めることができる。
図1は、本開示の磁気センサの断面図である。 図2は、本開示の磁気センサの内部構造を模式的に示した上面図である。 図3は、本開示の磁気センサにおける一方の磁気抵抗素子と回路素子で構成される検出回路のブロック図である。 図4は、本開示の磁気センサの制御回路における信号処理動作を示す図である。 図5は、磁気抵抗素子の他の形態を示す上面図である。 図6は、磁気センサの変形例を示す断面図である。
以下では、本開示の実施の形態にかかる磁気センサについて図を用いて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される形状、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本開示を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。各図において、実質的に同一の構造については同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化している。
以下、本開示の一態様の磁気センサについて図を用いて説明する。
図1は磁気センサ100の断面図である。磁気センサ100は、磁気抵抗素子10,20と回路素子30,40と外装樹脂50と支持板60と外部端子61とワイヤ62とを有する。回路素子30は支持板60の主面に実装されている。磁気抵抗素子10は回路素子30の上面に実装されている。また、支持板60の主面側に配置される磁気抵抗素子10と回路素子30の組み合わせのことを回路ブロックB1と称する。回路素子40は支持板60の裏面に実装されている。磁気抵抗素子20は回路素子40の下面に実装されている。また、支持板60の裏面側に配置される磁気抵抗素子20と回路素子40の組み合わせのことを回路ブロックB2と称する。なお、磁気センサ100において回路素子30,40や磁気抵抗素子10,20を実装する方向、つまり、支持板60の主面と垂直な方向を第1の方向Dとする。外装樹脂50は、磁気抵抗素子10,20、回路素子30,40、支持板60、外部端子61の一端側を覆うように構成されている。外部端子61の他端側は、外装樹脂50の表面から外側に突出している。
図2は、磁気センサ100の内部構造を模式的に示す上面図である。なお、磁気センサ100の内部構造は、下面側から見ても同様である。図2において括弧内の符号は、下面側から見た場合の内部構造を示しており、下面側から見た内部構造の説明を簡略化する。また、図2において破線51は、外装樹脂50の外形を示している。
磁気抵抗素子10(20)は、表面に感磁領域11(21)とパッド領域12(22)を有している。パッド領域12(22)には、複数の電極パッド12A(22A)が配置されている。
回路素子30(40)は、磁気抵抗素子10(20)から出力された信号の信号処理をおこなう。信号処理の動作については後述する。回路素子30(40)は、表面にパッド領域31(41)と実装領域32(42)を有している。パッド領域31(41)には、複数の電極パッド31A(41A)が配置されている。実装領域32は、回路素子30の上面において磁気抵抗素子10が実装されている。実装領域42は、回路素子40の下面において磁気抵抗素子20が実装されている。
ワイヤ62は、電極パッド31A(41A)や電極パッド12A(22A)や外部端子61等に適宜接続されている。
感磁領域11(21)は磁気抵抗パターン11A,11B(21A,21B)を有している。磁気抵抗パターン11A(21A)は、磁気抵抗11A1~11A4(21A1~21A4)を有している。磁気抵抗パターン11B(21B)は、磁気抵抗11B1~11B4(21B1~21B4)を有している。磁気抵抗パターン11A(21A)と磁気抵抗パターン11B(21B)は同じ形状である。磁気抵抗パターン11A(21A)と磁気抵抗パターン11B(21B)は、上面視で回転方向において45°傾くように配置されている。
磁気抵抗11A1~11A4,11B1~11B4(21A1~21A4,21B1~21B4)は、それぞれ、並設された直線部の端部を交互に接続されたミアンダ形状である。
図2における矢印は感磁方向を示す。各磁気抵抗11A1~11A4,11B1~11B4(21A1~21A4,21B1~21B4)においては、感磁方向とミアンダ形状の延伸方向が一致している。また、磁気抵抗パターン11A(21A)において、磁気抵抗11A1(21A1)と磁気抵抗11A4(21A4)の感磁方向が一致しており、磁気抵抗11A2(21A2)と磁気抵抗11A3(21A3)の感磁方向が一致している。磁気抵抗11A1(21A1)と磁気抵抗11A2(21A2)の感磁方向は、上面視において回転方向に90°傾いている。磁気抵抗パターン11B(21B)において、磁気抵抗11B1(21B1)と磁気抵抗11B4(21B4)の感磁方向が一致しており、磁気抵抗11B2(21B2)と磁気抵抗11B3(21B3)の感磁方向が一致している。磁気抵抗11B1(21B1)と磁気抵抗11B2(21B2)の感磁方向は、上面視において回転方向に90°傾いている。
図3は、磁気センサ100における磁気抵抗素子10と回路素子30で構成される検出回路のブロック図である。なお、磁気抵抗素子20と回路素子40で構成される検出回路のブロック図も同様である。図3において括弧内の符号は、磁気抵抗素子20と回路素子40で構成される検出回路の構成要素を示している。図4は、検出回路における信号処理の動作を示す図である。
磁気抵抗素子10(20)は、ブリッジ回路BR1とブリッジ回路BR2を有している。磁気抵抗パターン11A(21A)は、ブリッジ回路BR1を構成する。ブリッジ回路BR1は、磁気抵抗11A1(21A1)と11A2(21A2)を直列に接続したハーフブリッジ回路BR1Aと、磁気抵抗11A3(21A3)と11A4(21A4)を直列に接続したハーフブリッジ回路BR1Bを有している。磁気抵抗パターン11B(21B)は、ブリッジ回路BR2を構成する。ブリッジ回路BR2は、磁気抵抗11B1(21B1)と11B2(21B2)を直列に接続したハーフブリッジ回路BR2Aと、磁気抵抗11B3(21B3)と11B4(21B4)を直列に接続したハーフブリッジ回路BR2Bを有している。
ブリッジ回路BR1は、基準電位VcとグランドGNDの間にハーフブリッジ回路BR1Aとハーフブリッジ回路BR1Bが並列に接続されて構成されている。磁気抵抗11A1(21A1)と磁気抵抗11A3(21A3)は、基準電位Vcに接続される。磁気抵抗11A2(21A2)と磁気抵抗11A4(21A4)は、グランドGNDに接続される。磁気抵抗11A1(21A1)と磁気抵抗11A2(21A2)の間から中点電位が信号として出力される。磁気抵抗11A3(21A3)と磁気抵抗11A4(21A4)の間から中点電位が信号として出力される。
ブリッジ回路BR2は、基準電位VcとグランドGNDの間にハーフブリッジ回路BR2Aとハーフブリッジ回路BR2Bが並列に接続されている。磁気抵抗11B1(21B1)と磁気抵抗11B3(21B3)は、基準電位Vcに接続される。磁気抵抗11B2(21B2)と磁気抵抗11B4(21B4)は、グランドGNDに接続される。磁気抵抗11B1(21B1)と磁気抵抗11B2(21B2)の間から中点電位が信号として出力される。磁気抵抗11B3(21B3)と磁気抵抗11B4(21B4)の間から中点電位が信号として出力される。
なお、ブリッジ回路BR1とブリッジ回路BR2とは、検出磁界の回転に対して検出信号の位相が45°ずれるように配置されている。以下では、磁気抵抗11A1(21A1)と11A2(21A2)の間から出力される信号をsin+とする。磁気抵抗11A3(21A3)と11A4(21A4)の間から出力される信号をsin-とする。磁気抵抗11B1(21B1)と11B2(21B2)の間から出力される信号を信号sin+から90°位相がずれた信号cos+とする。磁気抵抗11B3(21B3)と11B4(21B4)の間から出力される信号を信号sin-から90°位相がずれた信号cos-とする。
回路素子30(40)は、差動アンプ33A(43A)と差動アンプ33B(43B)と演算処理部34(44)を有している。なお、回路素子30(40)の説明においては、本開示の説明上必要となる最小構成についてのみ説明するものであり、この構成に限定されない。
ブリッジ回路BR1から出力された信号sin+と信号sin-は、差動アンプ33A(43A)に入力される。差動アンプ33A(43A)は、入力された信号sin+と信号sin-から増幅信号sinを生成して出力する。
ブリッジ回路BR2から出力された信号cos+と信号cos-は、差動アンプ33B(43B)に入力される。差動アンプ33B(43B)は、入力された信号cos+と信号cos-から増幅信号cosを生成して出力する。
差動アンプ33A(43A)から出力された増幅信号sinと差動アンプ33B(43B)から出力された増幅信号cosは、演算処理部34(44)に入力される。演算処理部34(44)は、入力された増幅信号sinと増幅信号cosに対してarctan演算処理を行う。演算処理部34(44)は、arctan演算処理された信号arctanを出力する。
以上のように、磁気センサ100は、検出磁界の回転情報を有した信号arctanが、磁気抵抗素子10と回路素子30とで構成する検出ブロックB1と、磁気抵抗素子20と回路素子40とで構成する検出ブロックB2の2系統から出力されるので、磁気センサ100の冗長性が確保されている。
なお、図1に示すように、磁気抵抗素子10と回路素子30とで構成する検出ブロックB1と、磁気抵抗素子20と回路素子40とで構成する検出ブロックB2は、支持板60の上側と下側に分けて配置された構成としている。これにより、磁気抵抗素子10と磁気抵抗素子20を上面視において重なる位置に配置することができる。つまり、冗長性を確保する上で重要である磁気抵抗素子10の感磁中心10Cと、磁気抵抗素子20の感磁中心20Cを上面視で一致させることができる。なお、本開示における感磁中心とは、感磁領域の中心を意味する。例えば、磁気抵抗素子10であれば、感磁領域11の中に2つの磁気抵抗パターン11A,11Bを有している。この場合、図2に示すように磁気抵抗パターン11Aの中心11ACと磁気抵抗パターン11Bの中心11BCを結ぶ直線の中間点を感磁中心10Cとする。
なお、このように回路ブロックB1,B2を支持板60の上側と下側に分けて配置した場合、磁気センサ100の組み立てにおいて課題が生じる。ここで、磁気センサ100の組み立て方について説明する。
磁気センサ100は、リードフレームを用いた組み立てが行われる。リードフレームにおけるダイパッドを支持板60として、ダイパッドの主面側に回路素子30と磁気抵抗素子10を順に実装する。次いで、ダイパッドの裏面側に回路素子40と磁気抵抗素子20を順に実装する。次いで、ダイパッドの主面側にワイヤボンディングを行う。つまり磁気抵抗素子10や回路素子30に設けられ電極パッド12A,31Aにワイヤ62を適宜接続する。次いで、ダイパッドの裏面側に配置された磁気抵抗素子20や回路素子40に設けられた電極パッド12A,31Aにワイヤ62を適宜接続する。次いで、ワイヤ62の接続を終えた組立体に対して樹脂モールドして外装樹脂50を形成する。次いで、リードフレームのリード部分を切断し個片の磁気センサ100を得る。
そして、パッド領域12,31(22,41)に対するワイヤボンディングは、ワイヤ62を接続するパッド領域12,31(22,41)が固定されていることが好ましい。ワイヤボンディングされるパッド領域12,31(22,41)の固定が不十分であるとワイヤ62の接続が不十分となり接続不良の原因となる。
そこで、磁気センサ100は、一方の回路ブロックに配置されたパッド領域と第1の方向Dにおいて重なる領域には、他方の回路ブロックが配置されない構造としている。つまり、図1に示すように、第1の方向Dにおいて、パッド領域12およびパッド領域31と重なる領域には、磁気抵抗素子20および回路素子40が配置されず、かつ、パッド領域22およびパッド領域41と重なる領域には磁気抵抗素子10および回路素子30が配置されない構造としている。
この構造によれば、外装樹脂50を設ける前の組立体の状態において、パッド領域12,31と重なる領域において支持板60の裏面が露出した状態となる。また、パッド領域22,41と重なる領域において支持板60の主面も露出した状態となる。これらの露出面は、ワイヤボンディングを行う際に、冶具を当接させ組立体を固定することができる。したがってワイヤ62の接続不良を抑制することができる。
なお、この磁気センサ100では、磁気抵抗素子10(20)の外周が回路素子30(40)の外周より内側に位置している。この構成によれば磁気抵抗素子10(20)の全体が回路素子30(40)の上面の範囲内(下面の範囲内)に実装されるため、外装樹脂50の樹脂モールドにおける樹脂の流れの影響を抑制できる。
なお、磁気抵抗素子10(20)は、上述した2つの磁気抵抗パターン11A,11B(21A,21B)を並設した構成に限定されない。図5に他の磁気抵抗素子70の上面図を示す。磁気抵抗素子70は、パッド領域71と感磁領域72を有している。パッド領域71には、複数の電極パッド71Aが配置されている。感磁領域72は、一つの磁気抵抗パターン73を有する。磁気抵抗素子70において感磁領域72と磁気抵抗パターン73は一致する。磁気抵抗パターン73は、8つの磁気抵抗74A~74D、75A~75Dを有している。磁気抵抗素子70は、上面視において、円形状を8等分に分割した8つの領域R1~R8を有している。各領域には1つの磁気抵抗が配置されている。各磁気抵抗は、それぞれの領域においてミアンダ形状である。ミアンダ形状の延伸方向つまり矢印で示す磁気抵抗の感磁方向は、各領域の二等分線と一致する。領域R1には磁気抵抗74Aが配置されている。領域R2には磁気抵抗75Aが配置されている。領域R3には磁気抵抗74Bが配置されている。領域R4には磁気抵抗75Bが配置されている。領域R5には磁気抵抗74Cが配置されている。領域R6には磁気抵抗75Cが配置されている。領域R7には磁気抵抗74Dが配置されている。領域R8には磁気抵抗75Dが配置されている。
磁気抵抗74Aは、図3における磁気抵抗11A1に相当している。磁気抵抗74Bは、図3における磁気抵抗11A2に相当している。磁気抵抗74Cは、図3における磁気抵抗11A3に相当している。磁気抵抗74Dは、図3における磁気抵抗11A4に相当している。
磁気抵抗75Aは、図3における磁気抵抗11B1に相当している。磁気抵抗75Bは、図3における磁気抵抗11B2に相当している。磁気抵抗75Cは、図4における磁気抵抗11B3に相当している。磁気抵抗75Dは、図3における磁気抵抗11B4に相当している。
磁気抵抗素子70では、ブリッジ回路BR1を構成する磁気抵抗74A~74Dとブリッジ回路BR2を構成する磁気抵抗75A~75Dが、同じ円周上に配置されている。これにより、ブリッジ回路BR1とブリッジ回路BR2のパターン中心が一致するので、検出精度が高くなる。
このような磁気抵抗素子70を、図1および図2に示す磁気抵抗素子10,20の代わりに用いることで、より冗長性を高めることができる。
(変形例)
以下に、磁気センサの変形例について説明する。なお、上述した実施の形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を簡略化する。
図6に磁気センサ200の断面図を示す。この磁気センサ200と上述した磁気センサ100との違いは、磁気抵抗素子210(220)の一部が、回路素子230(240)の外周から外側に突出した構造となっている点である。上面視において、磁気検出素子210(220)における回路素子230(240)の外周から突出した部分を凸部211(221)とし、磁気検出素子210(220)における回路素子230(240)の外周より内側の部分を支持部212(222)と称して説明する。なお、回路素子230(240)は、上述した回路素子30(40)と、回路構成及び信号処理は同じである。
磁気抵抗素子210(220)はパッド領域12(22)と感磁領域11(21)を有する。パッド領域12(22)は、支持部212(222)に配置される。感磁領域11(21)は、凸部211(221)に配置される。なお、磁気抵抗素子210と磁気抵抗素子220は、感磁中心10Cと感磁中心20Cが一致するように配置されている。
この構成によれば、回路素子が小型化された場合においても、磁気抵抗素子を小型化しなくてもよい。磁気抵抗素子の小型化は、磁気センサの感度に直接影響する。したがって、回路素子の小型化による検出感度の劣化を抑制することができる。
なお、磁気センサ200においても、一方の回路ブロックに配置されたパッド領域と重なる領域には、他方の回路ブロックが配置されない構造としている。つまり、パッド領域12およびパッド領域31と重なる領域には磁気抵抗素子220および回路素子240が配置されず、かつ、パッド領域22およびパッド領域41と重なる領域には磁気抵抗素子210および回路素子230が配置されない構造としている。
また、凸部211(221)は、上下両面が外装樹脂50で覆われている。つまり、凸部211(221)は、上面側と下面側に配置される部材の熱膨張係数が等しくなる。この結果、外装樹脂50の樹脂モールドにおける凸部211(221)の反りが抑制されるので、磁気センサ200の検出精度を高めることができる。
本開示は、磁気センサにおける冗長性を高めることができ、特に車載用途の磁気センサにおいて有効である。
10,20,70,210,220 磁気抵抗素子
11,21,72 感磁領域
11A,11B,21A,21B,73 磁気抵抗パターン
12,22,31,41,71 パッド領域
12A,22A,31A,41A,71A 電極パッド
30,40,230,240 回路素子
32,42 実装領域
50 外装樹脂
60 支持板
61 外部端子
62 ワイヤ
100,200 磁気センサ
211,221 凸部
D 第1の方向

Claims (1)

  1. 外装樹脂と、前記外装樹脂の内部に配置された支持板と、前記外装樹脂の内部において、前記支持板の主面に実装された第1の回路素子と、前記外装樹脂の内部において、前記第1の回路素子における前記支持板とは反対側の面に実装された第1の磁気抵抗素子と、前記外装樹脂の内部において、前記支持板の前記主面とは反対側の裏面に実装された第2の回路素子と、前記外装樹脂の内部において、前記第2の回路素子における前記支持板とは反対側の面に実装された第2の磁気抵抗素子と、一端が前記外装樹脂に包含されて他端側が前記外装樹脂の外部に配置された複数の外部端子と、前記外装樹脂の内部に配置された複数のワイヤと、を備え、前記第1の磁気抵抗素子は、磁気抵抗パターンが配置される領域を第1の感磁領域とし、前記ワイヤが適宜接続される電極パッドが複数配置される領域を第1のパッド領域とし、前記第2の磁気抵抗素子は、磁気抵抗パターンが配置される領域を第2の感磁領域とし、前記ワイヤが適宜接続される電極パッドが複数配置される領域を第2のパッド領域とし、前記第1の回路素子は、前記第1の磁気抵抗素子が配置される領域を第1の実装領域とし、前記ワイヤが適宜接続される電極パッドが複数配置される領域を第3のパッド領域とし、前記第2の回路素子は、前記第2の磁気抵抗素子が実装される領域を第2の実装領域とし、前記ワイヤが適宜接続される電極パッドが複数配置される領域を第4のパッド領域とし、前記支持板の主面と直交する方向を第1の方向として、前記支持板は、前記第1の方向において、前記第1のパッド領域と重なる領域および前記第3のパッド領域と重なる領域には、前記第2の磁気抵抗素子および前記第2の回路素子を配置しておらず、前記第1の方向において、前記第2のパッド領域と重なる領域および前記第4のパッド領域と重なる領域には、前記第1の磁気抵抗素子および前記第1の回路素子を配置しておらず、さらに、前記第1の方向から見て、前記第1の磁気抵抗素子は、前記第1の磁気抵抗素子の外周端の少なくとも一部が、前記第1の回路素子の外周端より外側に突出した第1の凸部を有しており、前記第1の方向から見て、前記第2の磁気抵抗素子は、前記第2の磁気抵抗素子の外周端の少なくとも一部が、前記第2の回路素子の外周端より外側に突出した第2の凸部を有しており、前記第1の感磁領域は、前記第1の凸部に配置されており、
    前記第2の感磁領域は、前記第2の凸部に配置されている磁気センサ。
JP2019041513A 2019-03-07 2019-03-07 磁気センサ Active JP7285412B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019041513A JP7285412B2 (ja) 2019-03-07 2019-03-07 磁気センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019041513A JP7285412B2 (ja) 2019-03-07 2019-03-07 磁気センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020144033A JP2020144033A (ja) 2020-09-10
JP7285412B2 true JP7285412B2 (ja) 2023-06-02

Family

ID=72353564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019041513A Active JP7285412B2 (ja) 2019-03-07 2019-03-07 磁気センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7285412B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022176784A (ja) * 2021-05-17 2022-11-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 磁気センサ及び磁気検知システム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004158896A (ja) 1998-10-14 2004-06-03 Renesas Technology Corp 半導体装置
JP2008205143A (ja) 2007-02-20 2008-09-04 Toshiba Corp 半導体装置とそれを用いた半導体モジュール
JP2011145165A (ja) 2010-01-14 2011-07-28 Denso Corp 磁気検出素子、および、これを用いた回転角度検出装置ならびにストローク量検出装置
WO2018221260A1 (ja) 2017-05-29 2018-12-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 磁気センサ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4863953B2 (ja) * 2007-08-30 2012-01-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 物理量変換センサ及びそれを用いたモータ制御システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004158896A (ja) 1998-10-14 2004-06-03 Renesas Technology Corp 半導体装置
JP2008205143A (ja) 2007-02-20 2008-09-04 Toshiba Corp 半導体装置とそれを用いた半導体モジュール
JP2011145165A (ja) 2010-01-14 2011-07-28 Denso Corp 磁気検出素子、および、これを用いた回転角度検出装置ならびにストローク量検出装置
WO2018221260A1 (ja) 2017-05-29 2018-12-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 磁気センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020144033A (ja) 2020-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6326780B1 (en) Magnetic field concentrator array for rotary position sensors
US10838019B2 (en) Magnetic sensor
US6191579B1 (en) Rotary position sensor with redundant sensing
CN102317804A (zh) 测量磁场的至少一个分量的装置
CN108700637B (zh) 磁传感器
JP7226624B2 (ja) 回転検出装置
JP7285412B2 (ja) 磁気センサ
JP3941082B2 (ja) 磁気式検出器
JP4293037B2 (ja) 回転検出装置
JP2019148475A (ja) 磁気センサ
JP5991031B2 (ja) 磁気センサ
JP4881041B2 (ja) 磁気センサ装置
JP6972900B2 (ja) 磁気センサ
WO2017187809A1 (ja) 電流センサ
JP6243602B2 (ja) 磁場方向計測装置及び回転角度計測装置
JP3605526B2 (ja) 回転検出センサの検出回路
JP5816985B2 (ja) 電流センサ
JP2016217932A (ja) 回転検出装置
WO2022018978A1 (ja) 磁気センサ
US11486742B2 (en) System with magnetic field shield structure
JP2888074B2 (ja) 磁気抵抗素子
JP5747759B2 (ja) 磁気センサ
JP4429986B2 (ja) 回転センサ
WO2019139063A1 (ja) 磁気センサモジュール
JP2020112430A (ja) 磁気センサおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220215

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20221020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221108

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20221227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230424

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7285412

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151