JP7284710B2 - 電源装置及び電源装置を備える車両並びに蓄電装置 - Google Patents

電源装置及び電源装置を備える車両並びに蓄電装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数の電池セルを積層して電池積層体とし、この電池積層体の両端をエンドプレートで保持している電源装置及び電源装置を備える車両並びに蓄電装置に関する。
典型的な電源装置は、複数の角形電池セルからなる電池積層体と、電池積層体の両端面に配置される一対のエンドプレートと、一対のエンドプレートを連結するバインドバーとを備えている(特許文献1参照)。この電源装置は、電池積層体をエンドプレートとバインドバーにより拘束することで、複数の角形電池セルからなる電池積層体を集合化できるようになっている。
特開2015-220117号公報
上記特許文献1の電源装置は、バインドバーやエンドプレートを介して複数の角形電池セルからなる電池積層体を集合化させているため、電池積層体を構成する複数の角形電池セルの膨張が抑制されることになる。つまり、バインドバーやエンドプレートを介して、角形電池セルの膨張を抑制することになるため、バインドバーやエンドプレートに大きな力が加わる。
一方で、角形電池セルは、体積あたりのエネルギー密度や重量あたりのエネルギー密度を高くしようとすると、充放電や劣化に伴う寸法変化が大きくなる傾向がある。バインドバーやエンドプレートにかかる負荷は、角形電池セルの膨張量に起因するため、膨張量に伴う寸法変化の大きい角形電池セルを用いる場合には、上記特許文献1の電源装置の構成では、エンドプレートやバインドバーに大きな負荷がかかることになり、エンドプレートやバインドバーが変形したり、破損したりするおそれがある。
本発明は、以上の欠点を解決することを目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、エンドプレートとバインドバーを介して複数の電池セルを集合化する構成としながら、エンドプレートとバインドバーの変形や破損を防止できる技術を提供することにある。
本発明のある態様の電源装置は、複数の電池セルを積層してなる電池積層体と、前記電池積層体の積層方向の両端部に配置してなる一対のエンドプレートと、両端部を一対の前記エンドプレートに連結するバインドバーとを備えている。前記バインドバーは、前記電池積層体の積層方向に伸びる板状バーと、前記板状バーに固定されて、前記エンドプレートの外周面との対向面に突出してなる係止ブロックを有している。前記エンドプレートは、前記係止ブロックが案内される嵌合部を外周面に有し、さらに、前記嵌合部の電池積層体側には、前記係止ブロックと当接するストッパ部を設けている。前記バインドバーは、さらに、前記エンドプレートの表面に固定される固定片を両端部に有しており、前記固定片を板状バーの折曲片で構成して、前記折曲片の隅部にU曲部を設けて前記エンドプレートとの間に非押圧隙間を設け、あるいは、前記固定片を前記係止ブロックと一体構造に設けて、前記係止ブロックの端部を折曲して前記固定片として、前記固定片の隅部にU曲部を設けて前記エンドプレートとの間に非押圧隙間を設けている。
さらに、以上の態様の構成要素を備えた電源装置を備える電動車両は、前記電源装置と、該電源装置から電力供給される走行用のモータと、該電源装置及び前記モータを搭載してなる車両本体と、該モータで駆動されて前記車両本体を走行させる車輪とを備えている。
さらに、以上の態様の構成要素を備えた電源装置を備える蓄電装置は、前記電源装置と、該電源装置への充放電を制御する電源コントローラを備え、前記電源コントローラが外部からの電力による前記電池セルへの充電を可能とすると共に、該電池セルに対し充電を行うよう制御している。
以上の電源装置によれば、簡単な構造としながら、比較的大きな負荷がかかる場合であっても、エンドプレートとバインドバーの変形や破損を防止できる特徴がある。それは、以上の電源装置が、バインドバーを板状バーとこれに固定してなる係止ブロックとで構成して、係止ブロックをエンドプレート外周面との対向面に向かって突出する形状とし、さらに、エンドプレートには、係止ブロックを案内する嵌合部と、この嵌合部の電池積層側には係止ブロックと当接するストッパ部を設けており、バインドバーの係止ブロックを嵌合部に案内して、ストッパ部でバインドバーの引張力による係止ブロックの位置ずれを阻止しているからである。このバインドバーとエンドプレートとの連結構造は、従来のバインドバーの折曲片のようにバインドバーが曲げ応力で変形することがなく、係止ブロックと嵌合部とストッパ部とでバインドバーを強固にエンドプレートに固定できる。
本発明の一実施形態にかかる電源装置の斜視図である。 図1に示す電源装置の分解斜視図である。 図1に示す電源装置の水平断面図である。 図3に示す電源装置の要部拡大断面図である。 エンドプレートの他の一例を示す拡大断面図である。 エンドプレートとバインドバーの他の一例を示す拡大断面図である。 バインドバーの他の一例を示す拡大断面図である。 エンドプレートとバインドバーの他の一例を示す斜視図である。 図8に示すエンドプレートとバインドバーの拡大断面図である。 エンドプレートとバインドバーの他の一例を示す斜視図である。 図10に示すエンドプレートとバインドバーの拡大断面図である。 エンドプレートとバインドバーの他の一例を示す拡大断面図である。 エンドプレートとバインドバーの他の一例を示す斜視図である。 図13に示すエンドプレートとバインドバーの拡大断面図である。 バインドバーの他の一例を示す拡大断面図である。 エンジンとモータで走行するハイブリッドカーに電源装置を搭載する例を示すブロック図である。 モータのみで走行する電気自動車に電源装置を搭載する例を示すブロック図である。 蓄電装置に電源装置を使用する例を示すブロック図である。 従来の電源装置のバインドバーの曲げ加工部を示す拡大断面図である。
まず、本発明の一つの着目点について説明する。多数の電池セルを積層している電源装置は、複数の電池セルからなる電池積層体の両端に配置されるエンドプレートをバインドバーで連結することで、複数の電池セルを拘束するように構成されている。複数の電池セルは、高い剛性を持つエンドプレートやバインドバーを介して拘束されることで、充放電や劣化に伴う電池セルの膨張、変形、相対移動、振動による誤動作などが抑制される。以上の電源装置は、電池セルの積層面の面積を約100平方センチメートルとするもので、電池セルの膨張を抑制することでエンドプレートに1トン以上の強い力が作用することもある。そのため、エンドプレートに固定されているバインドバーには、エンドプレートを介して極めて強い引張力が作用する。
電池積層体の両端をエンドプレートで固定する従来の電源装置は、バインドバーの端部を内側に折曲してなる折曲片をエンドプレートの外側面に固定している。以上の構造は、金属板のバインドバーの端部を折曲加工して折曲片として、この折曲片をエンドプレートの外側表面に固定するので、折曲片はバインドバーと同じ厚さの金属板となる。バインドバーは、電池積層体の膨張により発生する引張力に耐える引張強度の金属板が使用される。引張力に耐えるように、バインドバーには例えば1mm~2mm程度の金属板が使用される。折曲片をエンドプレートの外側表面に固定しているバインドバーは、電池積層体の積層方向に伸びる部分には電池積層体を加圧する反力による引張応力が作用し、折曲片には曲げ応力が作用する。曲げ応力は、図19において、鎖線で示すように折曲片104bの曲げ加工部104cをエンドプレート103の隅部に空間を埋めるように変形させる。引張応力で伸びないバインドバーにおいても、曲げ応力では変形しやすく、折曲片104bが図の鎖線で示すように変形すると、バインドバー104が耐力を超えて破断する可能性がある。
以上の通り、バインドバーにかかる引張力の増加は、バインドバーの曲げ加工部内側とエンドプレート隅部には、さらに局部的に強大な応力が集中して、バインドバーやエンドプレートを変形し、また損傷する原因となる。以上の実情に鑑みて、バインドバーとエンドプレートの最適化を図り、バインドバーとエンドプレートの応力を耐力以内にする構造を検討することが重要である。
本発明のある態様の電源装置は、以下の構成により特定されてもよい。電源装置は、複数の電池セル1を積層してなる電池積層体2と、電池積層体2の積層方向の両端部に配置してなる一対のエンドプレート3と、両端部を一対のエンドプレート3に連結するバインドバー4とを備えている。バインドバー4は、電池積層体2の積層方向に伸びる板状バー6と、板状バー6に固定されて、エンドプレート3の外周面との対向面に突出してなる係止ブロック5を有している。エンドプレート3は、係止ブロック5が案内される嵌合部3aを外周面に有し、さらに、嵌合部3aの電池積層体2側には、係止ブロック5と当接するストッパ部3bを設けている。
以上の構成によると、バインドバーの係止ブロックをエンドプレートの嵌合部に案内してストッパ部で位置ずれを阻止することで、バインドバーに作用する強い引張力によるバインドバーとエンドプレートの変形を防止できる。バインドバーは、電池セルの膨化力がエンドプレートを押すことによってストッパ部を介して引張力が作用するが、従来の電源装置においては、バインドバーの引張力が折曲片の曲げ加工部において曲げ応力として作用して変形するおそれがある。曲げ応力でバインドバーが変形すると、図19の鎖線で示すように、曲げ加工部104cは、その内側面をエンドプレート103のコーナー部103aに密着させてバインドバー104は実質的に伸びた状態となる。この状態になると、バインドバーも耐力を越えて破断する懸念がある。
これに対して、以上の電源装置では、バインドバーに設けた係止ブロックをエンドプレートの嵌合部に案内し、さらに、ここに案内された係止ブロックの位置ずれをストッパ部で阻止する。この構造でエンドプレートに固定されるバインドバーは、係止ブロックとエンドプレートとの間に隙間があっても、従来のように折曲片の曲げ応力として支持することなく、係止ブロックを嵌合部に案内してストッパ部で定位置に配置する構造によってバインドバーの剪断応力として支持する。バインドバーは、剪断応力に対する強度が曲げ応力による強度より相当に強く、バインドバーに働く強い引張力で耐力を超えることなく電池セルを保持できる。
バインドバー4は、さらに、エンドプレート3の表面に固定される固定片20を両端部に有する構成としてもよい。以上の構成により、バインドバーは、両端部に設けた固定片を介して、エンドプレートに対して外れないように確実に固定される。
固定片20は、板状バー6の折曲片6bで構成してもよい。さらに、固定片20は、板状バー6で構成される折曲片6bの隅部にU曲部6cを設けて、エンドプレート3との間に非押圧隙間19を設ける構成としてもよい。
また、固定片20は、係止ブロック5と一体構造として、係止ブロック5の端部を折曲して固定片20を構成してもよい。さらに、係止ブロック5と一体構造で構成される固定片20は、隅部にU曲部5cを設けて、エンドプレート3との間に非押圧隙間19を設ける構成としてもよい。
固定片20は、ボルト8を介してエンドプレート3の外側表面に固定する構成としてもよい。さらに、電源装置は、固定片20の隅部内側とエンドプレート3との間に非押圧隙間19を設ける構成としてもよい。エンドプレート3は、固定片20の隅部内側に対向するコーナー部に切欠部3eを設けて、バインドバー4との間に非押圧隙間19を設ける構成としてもよい。
さらに、固定片20は、エンドプレート3に固定してなる先端の固定部に向かって実質的な横幅を狭くする形状とする構成としてもよい。
係止ブロック5は、溶接構造で板状バー6に固定する構成としてもよい。また、板状バー6と係止ブロック5は、鉄、鉄合金、SUS、アルミニウム、アルミニウム合金のうちのいずれかとすることが好ましい。
係止ブロック5は、厚さ(t)を1mm以上とすることが好ましい。また、係止ブロック5は、電池積層方向の横幅(K)を3mm以上とすることが好ましい。ストッパ部3bは、電池積層方向の横幅(h)を3mm以上とすることが好ましい。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための例示であって、本発明は以下のものに特定されない。また、本明細書は、特許請求の範囲に示される部材を、実施形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施形態に記載されている構成部材の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。
(実施形態1)
図1~図3に示す電源装置100は、複数の電池セル1を積層している電池積層体2と、この電池積層体2の積層方向の両端部に配置している一対のエンドプレート3と、両端部を一対のエンドプレート3に連結して、複数の電池セル1を積層方向に保持するバインドバー4とを備えている。
(電池セル1)
電池セル1は、図2に示すように、厚さに比べて幅が広い、言い換えると幅よりも薄い角形の電池で、厚さ方向に積層されて電池積層体2としている。電池セル1は、電池ケース10を金属ケースとする非水系電解液電池である。非水系電解液電池である電池セル1は、リチウムイオン二次電池である。ただし、電池セルは、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池等の二次電池とすることもできる。図の電池セル1は、幅の広い両表面を四角形とする電池で、両表面を対向するように積層して電池積層体2としている。
電池セル1は、外形を角形とする金属製の電池ケース10に、電極体(図示せず)を収納して電解液を充填している。金属ケースからなる電池ケース10は、アルミニウムやアルミニウム合金で製造することができる。電池ケース10は、底を閉塞する筒状に金属板をプレス加工している外装缶10Aと、この外装缶10Aの開口部を気密に閉塞している封口板10Bとを備えている。封口板10Bは平面状の金属板で、その外形を外装缶10Aの開口部の形状としている。この封口板10Bはレーザー溶接して外装缶10Aの外周縁に固定されて外装缶10Aの開口部を気密に閉塞している。外装缶10Aに固定される封口板10Bは、その両端部に正負の電極端子13を固定しており、さらに正負の電極端子13の中間にはガス排出口12を設けている。ガス排出口12の内側には、所定の内圧で開弁する排出弁11を設けている。図2に示す電池積層体2は、複数の電池セル1を、排出弁11を設けた面が略同一面に位置する姿勢で積層して、各電池セル1の排出弁11を同一平面上に配置している。図の電池積層体2は、排出弁11を設けている封口板10Bを上面とする姿勢で、複数の電池セル1を積層している。
互いに積層される複数の電池セル1は、正負の電極端子13を接続して互いに直列及び/又は並列に接続される。電源装置100は、隣接する電池セル1の正負の電極端子13を、バスバー(図示せず)を介して互いに直列及び/又は並列に接続する。隣接する電池セルを互いに直列に接続する電源装置は、出力電圧を高くして出力を大きくでき、隣接する電池セルを並列に接続して、充放電の電流を大きくできる。
(電池積層体2)
図2と図3に示す電池積層体2は、複数の電池セル1を、スペーサ7を介して互いに積層しており、これらの電池セル1を直列に接続している。図の電池積層体2は、互いに隣接する電池セル1同士を逆向きに並べており、その両側において隣接する電極端子13同士をバスバーで連結して、隣り合う2個の電池セル1を直列に接続して、すべての電池セル1を直列に接続している。ただ、本発明は、電池積層体を構成する電池セルの個数とその接続状態を特定しない。
電池積層体2は、図2と図3に示すように、積層している電池セル1の間にスペーサ7を挟着している。スペーサ7は、隣接する電池セル1を絶縁する。図に示すスペーサ7は、プラスチックを板状に成形した絶縁プレートである。とくに、熱伝導率の小さい材質のプラスチックで成形されるスペーサ7は、隣接する電池セル1の熱暴走を効果的に防止できる効果もある。このスペーサ7は、電池セル1を嵌着して定位置に配置する形状として、隣接する電池セル1を位置ずれしないように積層できる。
以上のように、スペーサ7で絶縁して積層される電池セル1は、外装缶をアルミニウムなどの金属製にできる。ただ、電池積層体は、必ずしも電池セルの間にスペーサを介在させる必要はない。例えば、電池セルの外装缶を絶縁材で成形し、あるいは電池セルの外装缶の外周を絶縁シートや絶縁塗料等で被覆する等の方法で、互いに隣接する電池セル同士を絶縁することによって、スペーサを不要とできるからである。さらに、電池セルの間にスペーサを介在させない電池積層体は、電池セルの間に冷却風を強制送風して電池セルを冷却する空冷式を採用することなく、冷媒等を用いて直接冷却する方式を採用して電池セルを冷却できる。
(エンドプレート3)
エンドプレート3は、バインドバー4に連結されて、電池積層体2を両端面から挟んで、電池セル1を積層方向に固定している。エンドプレート3の外形は、電池セル1の外形にほぼ等しく、あるいはこれよりもわずかに大きく、両側の外周面にバインドバー4を固定して、電池積層体2の膨化を抑制する四角形の板材である。このエンドプレート3は、全体をアルミニウムやアルミニウム合金、SUS、鉄等の金属製としている。ただし、エンドプレートは、図示しないが、プラスチックに金属板を積層する構造とし、あるいはまた、全体を補強繊維を埋設している繊維強化樹脂成形板としてもよい。
エンドプレート3は、電池セル1の表面に、直接にあるいはスペーサを介して面接触状態に密着して、電池セル1を保持する。電源装置100は、組み立て工程において、電池積層体2の両端部にエンドプレート3を配置し、両端のエンドプレート3をプレス機(図示せず)で加圧して、電池セル1を積層方向に加圧する状態に保持し、この状態でエンドプレート3にバインドバー4を固定する。エンドプレート3がバインドバー4に固定された後、プレス機の加圧状態は解除される。
エンドプレート3は、バインドバー4に固定されて電池積層体2の膨化力を受け止めて電池セル1を保持する。エンドプレート3は、固定されるバインドバー4に設けている係止ブロック5を確実に連結するために、バインドバー4に設けた係止ブロック5を案内する嵌合部3aを両側の外周面に設けている。さらに、エンドプレート3は、嵌合部3aの電池積層体2側に、係止ブロック5と当接するストッパ部3bを設けている。言い換えると、エンドプレート3の両側面には、それぞれ、電池積層体2側の端部からバインドバー4に向けて突出するストッパ部3bが設けられている。エンドプレート3は、ストッパ部3bと係止ブロック5が接触することによりバインドバー4の引張力を用いて、電池セル1の膨化力に耐え、保持している。ストッパ部3bは、係止ブロック5との接触部に作用するバインドバー4の引張力で変形しない横幅としている。ストッパ部3bの横幅(h)は、バインドバー4の引張力を考慮して最適値に設定されるが、たとえば、エンドプレート3全体をアルミニウム製として、3mm以上、好ましくは4mm以上、さらに好ましくは5mm以上、最適には8mm以上とする。
図4は係止ブロック5が嵌合部3aに案内される部分の概略拡大断面図である。この図のエンドプレート3は、嵌合部3aとストッパ部3bとの隅部内側に隙間18を設けている。ここに隙間18を設けているエンドプレート3は、ストッパ部3bの横幅(h)を隙間18の幅(W)に対して十分に大きく、たとえば10倍よりも大きくする。隙間18の幅(W)に対して十分に横幅(h)の広いストッパ部3bは、バインドバー4の引張力を曲げ応力によらず剪断応力で支持する。材料が耐える最大剪断力は最大曲げ力に比較して相当に強く、ストッパ部3bの横幅(h)を隙間18の幅(W)に比べて大きくして、ストッパ部3bの変形は確実に阻止できる。したがって、嵌合部3aとストッパ部3bとの隅部内側に隙間18を設けるエンドプレート3においては、ストッパ部3bの横幅(h)を隙間18の幅(W)の10倍よりも大きくして、バインドバー4の引張力をストッパ部3bの剪断応力で支持できる。
さらに、ストッパ部3bの高さ(d)は、好ましくは、係止ブロック5の厚さ(t)よりも大きくして、ストッパ部3bの先端面とバインドバー4の内面との間にできる隙間を小さくすることが好ましい。ただ、ストッパ部3bの高さ(d)は、係止ブロックの厚さ(t)よりも小さくして、ストッパ部3bの先端面とバインドバー4の内面との間に隙間を設ける構成としてもよい。したがって、ストッパ部3bの高さ(d)は、係止ブロック5の厚さ(t)と、ストッパ部3bの先端面とバインドバー4の内面との 間にできる隙間の間隔や、嵌合部3aとストッパ部3bとの隅部内側にできる隙間18の幅(W)を考慮して特定される。ストッパ部3bの高さ(d)は、例えば、係止ブロック5の厚さ(t[mm])に対して、(t-1)~(t+1)mmとすることができる。
(バインドバー4)
バインドバー4は、電池積層体2の積層方向に伸びる板状バー6と、この板状バー6に固定されてエンドプレート3の外周面との対向面に突出している係止ブロック5とを備え、両端部にはエンドプレート3に固定される固定片20を設けている。板状バー6は電池積層体2との対向面に配置され、係止ブロック5はエンドプレート3の嵌合部3aに案内され、固定片20はエンドプレート3の外側表面に固定される。
(板状バー6)
板状バー6は、強い引張力に耐える金属板、たとえば引張強度を400MPa以上とする高張力鋼などの金属板が使用される。高張力鋼の板状バー6は、例えば、厚さを1mm~2mmとして、バインドバー4に作用する引張力に耐える強度を実現できる。図2のバインドバー4は、電池積層体2の片側に配置される板状バー6を、上縁が電池積層体2の上部に、下縁が電池積層体2の下部に配置する上下幅の金属板としている。この電源装置100は、電池積層体2の片側面に1枚の金属板からなる板状バー6を配置している。ただ、図示しないが、電源装置は、電池積層体の片側面に、上下に分割する2枚の金属板からなる板状バーを配置することもできる。
(係止ブロック5)
図1~図3のバインドバー4は、板状バー6の両端部に係止ブロック5を固定している。このバインドバー4は、板状バー6の両端部の内側面であって、エンドプレート3の外側面に設けた嵌合部3aと対向する領域に係止ブロック5を固定している。図に示す係止ブロック5は、エンドプレート3の外側面に沿って伸びる板状ないし角柱状に形成されており、エンドプレート3に設けた嵌合部3aに向かって突出する姿勢で固定されている。係止ブロック5は、金属製であって、好ましくは、鉄または鉄合金、SUS、アルミニウムで製造される。金属製の係止ブロック5は、溶接構造で板状バー6の内側に固定している。溶接の場合は、バインドバー4と同じ材料が好ましい。このバインドバー4は、低コストに多量生産できる。係止ブロック5は、例えば、スポット溶接により板状バーに固定することができる。このように係止ブロック5を板状バー6にスポット溶接する構造は、係止ブロック5と板状バー6とを境界面で溶着できるので、境界縁を段差のない状態とすることができ、嵌合部3aに案内される係止ブロック5をストッパ部3bに密着する状態で配置できる特徴がある。ただ、係止ブロックは、リベット等の連結具を介して板状バーに固定し、あるいは連結具と溶接構造とを併用して板状バーに固定することもできる。
係止ブロック5の電池積層方向の横幅(K)は、板状バー6に作用する引張力で変形しない幅、たとえば、3mm以上に設定される。図4は、バインドバー4をエンドプレート3に連結する部分の拡大断面図であって、係止ブロック5の隅部内側に隙間がない状態、言い換えると、係止ブロック5のストッパ部3b側の対向面全体がストッパ部3bに当接して密着し、かつストッパ部3bの先端面が板状バー6の内面に密着する状態を示している。このように、バインドバー4とエンドプレート3との位置関係においては、係止ブロック5の隅部内側に隙間がなく、ストッパ部3bの先端面が板状バー6の内面に密着する状態が好ましい。ただ、ストッパ部3bの先端面と板状バー6の内面との間に多少の隙間があってもよい。この場合、この隙間の間隔に対して、係止ブロック5の横幅(K)を十分大きく、たとえば10倍よりも大きくして、バインドバー4の引張力Fを剪断応力として支持できる。
また、係止ブロック5の厚さ(t)は、ストッパ部3b側の対向面を確実にストッパ部3bに当接させて支持できる厚さとする。たとえば、図4に示すように、係止ブロック5の隅部内側に隙間がなく、ストッパ部3bの先端面が板状バー6の内面に密着する構成においては、係止ブロック5の厚さ(t)を1mm以上とすることで、対向面を確実にストッパ部3bに当接させて押圧できる。ただ、前述のように、ストッパ部3bの先端面と板状バー6の内面との間には多少の隙間があってもよく、この場合においては、この隙間の間隔に対して、係止ブロック5の横幅(K)を十分大きく、たとえば10倍よりも大きくして、バインドバー4の引張力Fを剪断応力として係止ブロック5で支持できる。以上のように、係止ブロック5の横幅(K)は、ストッパ部3bとの位置関係により、最適な横幅となるように設計される。
(固定片20)
固定片20は、図1~図4に示すように、バインドバー4の両端部に設けられて、ボルト8を介してエンドプレート3の外側表面に固定される。図のバインドバー4は、板状バー6の両端部を内側に90度折り曲げ加工して折曲片6bを設け、この折曲片6bを固定片20としている。固定片20は、バインドバー4の端部をエンドプレート3の外側表面に固定するが、固定片20には強い強度は要求されない。バインドバー4に作用する大きな引張力が、係止ブロック5とストッパ部3bとで支持されて、固定片20には作用しないからである。図1及び図2に示すバインドバー4は、エンドプレート3に固定してなる先端の固定部に向かって実質的な横幅を狭くしてなる形状であって、正面視を略三角形状とする固定片20を上下に2つ設けている。このように、強い強度が要求されない固定片20は、先細り形状とすることで、バインドバー4を軽量化して低コストにできると共に、ボルト8で固定される固定箇所を少なくすることで部品点数を減らして低コストにできる。さらに、バインドバー4は、図示しないが、両端に先細り形状の固定片20を各々1つずつ設ける構造としてさらに低コストにすることもできる。さらにまた、図示しないが、バインドバー4の板状バー6は、電池積層体2の側面と対向する領域や折曲片6bに開口部を設けてさらに軽量化を図ることもできる。
固定片20は、これを貫通するボルト8を介してエンドプレート3に固定される。折曲片6bで構成される固定片20は、ボルト8のネジ部8bを挿通する貫通孔6dを先端部に設けている。固定片20は、貫通孔6dに挿通されたネジ部8bが、エンドプレート3に設けた雌ねじ孔3cにねじ込まれて、ボルト8の頭部8aとエンドプレート3とで挟着される状態でエンドプレート3の外側表面に固定される。この固定構造の電源装置は、係止ブロック5をエンドプレート3の嵌合部3aに案内して、ストッパ部3bでバインドバー4の引張力を支持すると共に、バインドバー4の両端に設けた固定片20がエンドプレート3に固定されることで、一対のエンドプレート3をバインドバー4で安定して定位置に保持できる。
さらに、図4に示す電源装置は、係止ブロック5がストッパ部3bに係止されて、固定片20がエンドプレート3に固定される状態で、板状バー6がエンドプレート3の隅部に当たらないように、固定片20の隅部内側とエンドプレート3との間に非押圧隙間19を設けている。図4に示すエンドプレート3は、係止ブロック5が配置される嵌合部3aの一端であって、ストッパ部3bと反対側の端部を開放することで、板状バー6の曲げ加工部である固定片20の隅部内側に非押圧隙間19を設けている。ただ、電源装置は、図5に示すように、固定片20の隅部内側に対向するエンドプレート3のコーナー部に切欠部3eを設けて、バインドバー4との間に非押圧隙間19を設けることもできる。この構造は、簡単な構造で固定片20の隅部内側に十分な非押圧隙間19を設けることができ、固定片20やエンドプレート3に強い力が作用するのを有効に防止できる。
(エンドプレートの他の例)
以上のエンドプレート3は、段差形状の嵌合部3aを設けて、この嵌合部3aの電池積層体2側にストッパ部3bを設けている。ただ、エンドプレートは、図6に示すように、係止ブロック5を挿入できる溝状の嵌合部3aを設けることもできる。図6のエンドプレート3は、外側面の中央部に沿って上下方向に伸びる溝部3fを設けて嵌合部3aとしている。図のエンドプレート3は、嵌合部3aとなる溝部3fの横幅(H)を係止ブロック5の横幅(K)よりも広くし、また、溝部3fの深さであるストッパ部3bの高さ(d)を係止ブロック5の厚さ(t)よりも大きくしている。このエンドプレート3も、嵌合部3aに挿入される係止ブロック5がストッパ部3bを押圧する状態で連結される。さらに、図6に示すエンドプレート3は、固定片20の隅部内側に対向するコーナー部にテーパー状の切欠部3eを設けて、バインドバー4との間に非押圧隙間19を設けている。これによりバインドバー4の固定片20を無理なくエンドプレート3の外側面に配置して固定できるようにしている。
(係止ブロックと板状バーの固定構造の他の例)
以上のバインドバー4は、板状バー6の内側面に係止ブロック5を固定するが、バインドバー4は、図7に示すように、板状バー6の両端部に固定穴6aを設けて、この固定穴6aに係止ブロック5を挿入して固定することもできる。図7に示すバインドバー4は、板状バー6を貫通して設けた固定穴6aに挿入される係止ブロック5の外周面と固定穴6aの内周面とを溶接して、係止ブロック5を板状バー6に固定している。このバインドバー4は、係止ブロック5の外形よりもわずかに大きい内形の固定穴6aを板状バー6に設け、この固定穴6aに係止ブロック5を挿入して、固定穴6aの内周縁と係止ブロック5の外周面とを溶接して、係止ブロック5を固定している。図7に示す係止ブロック5は、板状バー6の表面から僅かに突出する状態で固定穴6aに挿入され、係止ブロック5の突出部の外周面及び板状バー6との間に溶加材15を溶着している。係止ブロック5は全周を固定穴6aに溶接して固定される。この構造は、係止ブロック5と板状バー6とを確実に、しかも強い溶着強度で固定できる。板状バー6の固定穴6aに係止ブロック5を溶接して固定しているバインドバー4は、溶接構造と嵌合構造とで係止ブロック5と板状バー6とが一体構造となるので、固定穴6aを設けた部分の強度を低下させることなく強固に連結できる。
(板状バーの他の例)
さらに、図8と図9に示すバインドバー4は、板状バー6の両端部を折曲加工してなる折曲片6bで固定片20を構成すると共に、折曲片6bの隅部にはU曲部6cを設けている。図に示す板状バー6は、係止ブロック5が固定される固定部よりも端部側であって、エンドプレート3のコーナー部と対向する部分を平面視においてU字状に湾曲してU曲部6cを設けており、このU曲部6cより先端側を固定片20としてボルト8を介してエンドプレート3に固定している。このバインドバー4は、U字状に湾曲されたU曲部6cにより、エンドプレート3との間に非押圧隙間19を設けている。このように固定片20の隅部にU曲部6cを設ける構造は、このU曲部6cにより応力を吸収することで、固定片20やエンドプレート3との締結点に強い力が作用するのを有効に防止できる。さらに、エンドプレート3のコーナー部に沿って上下に伸びるU曲部6cを形成することで、エンドプレート3のサイズを大きくすることなく、重量を増やすことなく、横幅(K)を長くとって係止ブロック5を補強できる効果もある。さらに、エンドプレート3は、図の鎖線で示すように、U曲部6cに対向するコーナー部に切欠部3eを設けて、バインドバー4との間に形成される非押圧隙間19を広くすることもできる。
さらに、バインドバー4は、図10と図11に示す構造とすることもできる。これらの図に示すバインドバー4は、板状バー6の両端部を折曲加工してなる折曲片6bで固定片20を構成すると共に、板状バー6の内側面であって、エンドプレート3の外側面に設けた嵌合部3aと対向する領域に係止ブロック5を固定している。図に示すバインドバー4は、板状バー6に固定穴6aを設けて、この固定穴6aに係止ブロック5の一部を挿入して、係止ブロック5と板状バー6とを嵌合構造で固定している。板状バー6は、エンドプレート3の嵌合部3aと対向する両端部において、上下に離して2つの固定穴6aを貫通して設けている。図10に示す固定穴6aは、上下方向に延びる長円形状としている。
係止ブロック5は、図11に示すように、板状バー6の内側であって、固定穴6aを含む領域に配置されると共に、固定穴6aと対向する部分に、外側方向(係止ブロック5の厚さ方向)に突出する嵌合凸部5fを形成して設けている。嵌合凸部5fは、固定穴6aの内形に沿う外形に形成されている。この嵌合凸部5fは、例えば、貫通孔である固定穴6aを設けた板状バー6の内側面に係止ブロック5を配置した状態で、固定穴6aと対向する領域を内側からパンチング等のプレス加工をすることにより、係止ブロック5の一部を外側方向に突出させて固定穴6aに沿う形状に形成される。係止ブロック5は、パンチングにより形成される嵌合凸部5fが、固定穴6aに隙間なく圧入されることで、板状バー6に嵌合構造で連結される。ただ、係止ブロック5は、あらかじめ所定の形状に形成された嵌合凸部5fを固定穴6aに挿入することにより、板状バー6に嵌合状態で連結することもできる。さらに、係止ブロック5は、プレス加工によらず、削り出しや、鋳造により嵌合凸部5fを形成することもできる。
さらに、図10に示すバインドバー4は、嵌合構造で連結される嵌合部の上下、すなわち、固定穴6aの上下において、スポット溶接により板状バー6と係止ブロック5とを溶着している。図10では、このスポット溶接による溶接痕26をクロスハッチングで示している。このように、嵌合構造と溶接構造とを併用して係止ブロック5を板状バー6に固定する構造は、係止ブロック5をさらに強固に板状バー6に固定できる。このバインドバー4とエンドプレート3は、係止ブロック5の横幅(K)及び厚さ(t)を前述の範囲とし、ストッパ部3bの横幅(h)及び高さ(d)を前述の範囲とすることで、板状バー6に作用する引張力Fを剪断力で支持して、充分な強度を実現できる。
さらに、図10と図11のバインドバー4は、板状バー6の折曲片6bの隅部を平面視においてU字状に湾曲してU曲部6cを設けており、U曲部6cより先端側を固定片20として、この固定片20をボルト8を介してエンドプレート3に固定している。U曲部6cとエンドプレート3との間には非押圧隙間19を設けている。とくに、図11のエンドプレート3は、嵌合部3aを深く形成すると共に、U曲部6cに対向するコーナー部には切欠部3eを設けており、バインドバー4との間に形成される非押圧隙間19を広くしながら、全体を軽量化している。
さらに、バインドバー4は、図12に示すように、係止ブロック5とエンドプレート3のストッパ部3bとを係止構造で連結することもできる。図12に示すエンドプレート3は、ストッパ部3bの先端部であって係止ブロック5と対向する対向面にアンダーカット形状のカット面3hを形成して設けている。また、係止ブロック5は、嵌合部3aとストッパ部3bとの隅部に嵌入される係止凸部5gを電池積層体2側に形成している。この係止凸部5gは、ストッパ部3bと対向する対向面を、カット面3hに沿う係止面5hとしている。この係止構造によると、バインドバー4が電池積層体2の側面方向に外れるのを有効に防止しながら、バインドバー4の両端部に固定された係止ブロック5とストッパ部3bとの連結強度を強くして安定して締結できる。ただ、バインドバー4とエンドプレート3の係止構造は、係止ブロック5とストッパ部3bの対向面において、何れか一方に凸部を設け、他方に凹部を設けてこれらを嵌合する構造とすることも、何れか一方に上下方向に延びる凸条を設け、他方に上下方向に延びる凹部または溝部を設けてこれらを嵌合する構造とすることもできる。
図12のバインドバー4は、電源装置の組み立て工程において、電池積層体2の両端部に配置したエンドプレート3をプレス機(図示せず)で加圧して、電池セル1を積層方向に加圧する状態でエンドプレート3の嵌合部3aに係止凸部5gを案内し、一対のエンドプレート3に両端の係止ブロック5を係止した後、プレス機の加圧状態を解除して、電池積層体2を所定の圧力で加圧状態に保持する。なお、バインドバー4は、プレス機で加圧される電池積層体2に対して上下方向にスライドさせることで電池セル1を過圧することなく連結できる。ただ、バインドバー4は、電池積層体2を積層方向に多少過圧して両端のエンドプレート3の間隔を係止凸部5gの突出量分だけ状態で短くした状態で係止凸部5gを嵌合部3aに案内した後、プレス機の加圧状態を解除して所定の加圧状態で保持することもできる。
(バインドバーの他の例)
以上のバインドバー4は、板状バー6の両端部に係止ブロック5を固定すると共に、この係止ブロック5よりも外側の端部を折曲加工することで固定片20を形成している。すなわち、板状バー6の両端部を折曲してなる折曲片6bにより固定片20を構成している。ただ、バインドバー4は、図13~図15に示すように、固定片20を係止ブロック5と一体構造に設けることもできる。これらの図に示すバインドバー4は、板状バー6の両端部に固定される係止ブロック5の端部を折曲して固定片20を設けている。
図13及び図14に示す係止ブロック5は、横断面形状をL字状としており、一方の折曲部を固定部5aとして板状バー6の端部の内側面に固定すると共に、他方の折曲部である折曲片5bを固定片20としてエンドプレート3の外側表面に固定している。係止ブロック5の固定部5aは、例えば、溶接構造で板状バー6に固定される。この係止ブロック5は、図14に示すように、固定部5aがエンドプレート3の嵌合部3aに配置されて、固定部5aの端面をストッパ部3bに当接させてバインドバー4の引張力Fを係止ブロック5とストッパ部3bで支持している。さらに、図14のエンドプレート3は、折曲片5bの隅部内側において、エンドプレート3のコーナー部にテーパー状の切欠部3eを設けて、バインドバー4との間に非押圧隙間19を設けている。
図の係止ブロック5は、板状バー6よりも厚い板材で形成されており、板状バー6に固定される固定部5aを板状バー6から突出させて嵌合部3aに確実に配置してストッパ部に当接できるようにしている。図14において、ストッパ部3bの先端面とバインドバー4との間には隙間17が形成されており、この隙間17の間隔(S)に対して係止ブロック5の厚さ(t)を十分に大きく、たとえば10倍よりも大きくして、バインドバー4の引張力Fを剪断応力として支持できるようにしている。たとえば、この隙間の間隔(S)を0.3mmとすれば、係止ブロック5の固定部5aの横幅(K)(曲げ部までの距離)は3mmとなる。
係止ブロック5の折曲片5bで構成される固定片20は、これを貫通するボルト8を介してエンドプレート3に固定される。折曲片5bは、ボルト8のネジ部8bを挿通する貫通孔5dを先端部に設けている。図13の固定片20は、前述のように、エンドプレート3に固定してなる先端の固定部に向かって実質的な横幅を狭くしてなる形状としている。さらに、図13に示す固定片20は、複数の開口部5eを設けて肉抜き構造としている。このように、先細り形状として、開口部5eを設ける構造は、係止ブロック5を軽量化して低コストにできると共に、ボルト8で固定される固定箇所へ強い力が入るのを阻止できる。図の係止ブロック5は、上下に2つの固定片20を設けているが、係止ブロックは、中央部に一つの固定片を設けることもできる。
さらに、図15に示すバインドバー4は、係止ブロック5の折曲片5bで固定片20を構成すると共に、折曲片5bの隅部にはU曲部5cを設けている。図に示す係止ブロック5は、板状バー6に固定される固定部5aよりも端部側であって、エンドプレート3のコーナー部と対向する部分を平面視においてU字状に湾曲してU曲部5cを設けており、このU曲部5cより先端側を固定片20としてボルト8を介してエンドプレート3に固定している。この電源装置は、折曲片5bの隅部に形成されたU曲部5cとエンドプレート3との間に非押圧隙間19を設けている。このように板状バー6に固定される係止ブロック5の折曲片5bで固定片20を構成しつつ、折曲片5bの隅部にU曲部5cを設ける構造は、係止ブロック5に強い力が作用する状態においても、係止ブロック5の変形を有効に防止して、エンドプレート3を安定して定位置に保持できる。さらに、エンドプレート3は、図の鎖線で示すように、U曲部5cに対向するコーナー部に切欠部3eを設けて、バインドバー4との間に形成される非押圧隙間19を広くすることもできる。
図1と図2に示す電源装置100は、電池積層体2を載置しているベースプレート9を備える。このベースプレート9は、エンドプレート3を固定している。エンドプレート3は、ベースプレート9に固定するために、電池セル1と平行な方向に延びる、図において上下方向に延びる貫通孔3dを両側に設けている。この貫通孔3dには固定ネジ23が挿入され、固定ネジ23は先端部をベースプレート9に固定して、エンドプレート3をベースプレート9に固定する。固定ネジ23は、ベースプレート9に設けた雌ねじ孔9aにねじ込まれて、ベースプレート9に固定され、あるいはベースプレートの底面に設けたナットにねじ込まれて、ベースプレートに固定される。なお、以上の実施形態では、バインドバーは、両端部に設けた固定片をボルトでエンドプレートの表面に固定する構成としたが、バインドバーはボルトを介してベースプレートに締結する構成としてもよい。
図16に示すように、車両に搭載されて、車両を走行させるモータ93に電力を供給する電源装置100は、ベースプレート9を車両のシャーシ92とすることができる。この電源装置100は、車両のシャーシ92の上に載せられ、エンドプレート3に設けた貫通孔3dに固定ネジ23を挿通し、固定ネジ23をシャーシ92に設けた雌ねじ孔(図示せず)にねじ込んで、車両のシャーシ92に固定される。以上の電源装置100は、ベースプレート9を車両のシャーシ92とするが、ベースプレートは必ずしも車両のシャーシには特定しない。たとえば、図17に示すように、金属板でベースプレート9を製作して、このベースプレート9の上に電源装置100を固定することができる。この電源装置100は、ベースプレート9を車両のシャーシ92の上に固定して、車両に搭載できる。
以上の電源装置100は、以下の工程で組み立てられる。
(1)所定の個数の電池セル1を、間にスペーサ7を介在させる状態で、電池セル1の厚さ方向に積層して電池積層体2とする。
(2)電池積層体2の両端にエンドプレート3を配置し、一対のエンドプレート3を両側からプレス機(図示せず)で押圧して、エンドプレート3でもって、電池積層体2を所定の圧力で加圧し、電池セル1を圧縮して加圧状態に保持する。
(3)電池積層体2をエンドプレート3で加圧する状態で、一対のエンドプレート3にバインドバー4を連結して固定する。バインドバー4は、両端部の係止ブロック5が一対のエンドプレート3の嵌合部3aに案内されるように配置されると共に、両端の固定片20がボルト8を介してエンドプレート3の外側表面に固定される。固定後、加圧は開放される。
(4)電池積層体2の両側部において、互いに隣接する電池セル1の対向する電極端子13同士をバスバー(図示せず)で連結する。バスバーは、電極端子13に固定されて、電池セル1を直列に接続し、あるいは直列と並列に接続する。バスバーは、電極端子13に溶接され、あるいはネジ止めされて電極端子13に固定される。
(5)電池積層体2をベースプレート9の上面に配置して固定する。
以上の電源装置は、電動車両を走行させるモータに電力を供給する車両用の電源装置に最適である。電源装置を搭載する電動車両としては、エンジンとモータの両方で走行するハイブリッド自動車やプラグインハイブリッド自動車、あるいはモータのみで走行する電気自動車等の電動車両が利用でき、これらの電動車両の電源として使用される。
(ハイブリッド車用電源装置)
図16に、エンジンとモータの両方で走行するハイブリッド車に電源装置を搭載する例を示す。この図に示す電源装置を搭載した車両HVは、車両本体90と、車両本体90を走行させるエンジン96及び走行用のモータ93と、モータ93に電力を供給する電源装置100と、電源装置100の電池を充電する発電機94と、モータ93とエンジン96で駆動されて車両本体90を走行させる車輪97とを備えている。電源装置100は、DC/ACインバータ95を介してモータ93と発電機94に接続している。車両HVは、電源装置100の電池を充放電しながらモータ93とエンジン96の両方で走行する。モータ93は、エンジン効率の悪い領域、例えば加速時や低速走行時に駆動されて車両を走行させる。モータ93は、電源装置100から電力が供給されて駆動する。発電機94は、エンジン96で駆動され、あるいは車両にブレーキをかけるときの回生制動で駆動されて、電源装置100の電池を充電する。
(電気自動車用電源装置)
また図17に、モータのみで走行する電気自動車に電源装置を搭載する例を示す。この図に示す電源装置を搭載した車両EVは、車両本体90と、車両本体90を走行させる走行用のモータ93と、このモータ93に電力を供給する電源装置100と、この電源装置100の電池を充電する発電機94、モータ93で駆動されて車両本体90を走行させる車輪97とを備えている。モータ93は、電源装置100から電力が供給されて駆動する。発電機94は、車両EVを回生制動する時のエネルギーで駆動されて、電源装置100の電池を充電する。
(蓄電用電源装置)
さらに、本発明は電源装置の用途を電動車両に搭載する電源装置には特定せず、たとえば、太陽光発電、風力発電などの自然エネルギーを蓄電する蓄電装置用の電源装置として使用でき、また深夜電力を蓄電する蓄電装置用の電源装置のように、大電力を蓄電する全ての用途に使用できる。例えば家庭用、工場用の電源として、太陽光や深夜電力等で充電し、必要時に放電する電源システム、あるいは日中の太陽光を充電して夜間に放電する街路灯用の電源や、停電時に駆動する信号機用のバックアップ電源等にも利用できる。このような例を図18に示す。なお、図18に示す蓄電装置としての使用例では、所望の電力を得るために、上述した電源装置を直列や並列に多数接続して、さらに必要な制御回路を付加した大容量、高出力の蓄電装置80を構築した例として説明する。
図18に示す蓄電装置80は、複数の電源装置100をユニット状に接続して電源ユニット82を構成している。各電源装置100は、複数の電池セルが直列及び/又は並列に接続されている。各電源装置100は、電源コントローラ84により制御される。この蓄電装置80は、電源ユニット82を充電用電源CPで充電した後、負荷LDを駆動する。このため蓄電装置80は、充電モードと放電モードを備える。負荷LDと充電用電源CPはそれぞれ、放電スイッチDS及び充電スイッチCSを介して蓄電装置80と接続されている。放電スイッチDS及び充電スイッチCSのON/OFFは、蓄電装置80の電源コントローラ84によって切り替えられる。充電モードにおいては、電源コントローラ84は充電スイッチCSをONに、放電スイッチDSをOFFに切り替えて、充電用電源CPから蓄電装置80への充電を許可する。また充電が完了し満充電になると、あるいは所定値以上の容量が充電された状態で負荷LDからの要求に応じて、電源コントローラ84は充電スイッチCSをOFFに、放電スイッチDSをONにして放電モードに切り替え、蓄電装置80から負荷LDへの放電を許可する。また、必要に応じて、充電スイッチCSをONに、放電スイッチDSをONにして、負荷LDの電力供給と、蓄電装置80への充電を同時に行うこともできる。
蓄電装置80で駆動される負荷LDは、放電スイッチDSを介して蓄電装置80と接続されている。蓄電装置80の放電モードにおいては、電源コントローラ84が放電スイッチDSをONに切り替えて、負荷LDに接続し、蓄電装置80からの電力で負荷LDを駆動する。放電スイッチDSはFET等のスイッチング素子が利用できる。放電スイッチDSのON/OFFは、蓄電装置80の電源コントローラ84によって制御される。また電源コントローラ84は、外部機器と通信するための通信インターフェースを備えている。図18の例では、UARTやRS-232C等の既存の通信プロトコルに従い、ホスト機器HTと接続されている。また必要に応じて、電源システムに対してユーザが操作を行うためのユーザインターフェースを設けることもできる。
各電源装置100は、信号端子と電源端子を備える。信号端子は、入出力端子DIと、異常出力端子DAと、接続端子DOとを含む。入出力端子DIは、他の電源装置100や電源コントローラ84からの信号を入出力するための端子であり、接続端子DOは他の電源装置100に対して信号を入出力するための端子である。また異常出力端子DAは、電源装置100の異常を外部に出力するための端子である。さらに電源端子は、電源装置100同士を直列、並列に接続するための端子である。また電源ユニット82は、並列接続スイッチ85を介して出力ラインOLに接続されて互いに並列に接続されている。
本発明に係る電源装置及びこれを備える車両並びに蓄電装置は、EV走行モードとHEV走行モードとを切り替え可能なプラグイン式ハイブリッド電気自動車やハイブリッド式電気自動車、電気自動車等の電源装置として好適に利用できる。またコンピュータサーバのラックに搭載可能なバックアップ電源装置、携帯電話等の無線基地局用のバックアップ電源装置、家庭内用、工場用の蓄電用電源、街路灯の電源等、太陽電池と組み合わせた蓄電装置、信号機等のバックアップ電源用等の用途にも適宜利用できる。
100…電源装置、1…電池セル、2…電池積層体、3…エンドプレート、3a…嵌合部、3b…ストッパ部、3c…雌ねじ孔、3d…貫通孔、3e…切欠部、3f…溝部、3h…カット面、4…バインドバー、5…係止ブロック、5a…固定部、5b…折曲片、5c…U曲部、5d…貫通孔、5e…開口部、5f…嵌合凸部、5g…係止凸部、5h…係止面、6…板状バー、6a…固定穴、6b…折曲片、6c…U曲部、6d…貫通孔、7…スペーサ、8…ボルト、8a…頭部、8b…ネジ部、9…ベースプレート、9a…雌ねじ孔、10…電池ケース、10A…外装缶、10B…封口板、11…排出弁、12…ガス排出口、13…電極端子、15…溶加材、17…隙間、18…隙間、19…非押圧隙間、20…固定片、23…固定ネジ、26…溶接痕、80…蓄電装置、82…電源ユニット、84…電源コントローラ、85…並列接続スイッチ、90…車両本体、92…シャーシ、93…モータ、94…発電機、95…DC/ACインバータ、96…エンジン、97…車輪、103…エンドプレート、103a…コーナー部、104…バインドバー、104b…折曲片、104c…曲げ加工部、EV…車両、HV…車両、LD…負荷、CP…充電用電源、DS…放電スイッチ、CS…充電スイッチ、OL…出力ライン、HT…ホスト機器、DI…入出力端子、DA…異常出力端子、DO…接続端子

Claims (16)

  1. 複数の電池セルを積層してなる電池積層体と、
    前記電池積層体の積層方向の両端部に配置してなる一対のエンドプレートと、
    両端部を一対の前記エンドプレートに連結するバインドバーとを備える電源装置であって、
    前記バインドバーが、前記電池積層体の積層方向に伸びる板状バーと、前記板状バーに固定されて、前記エンドプレートの外周面との対向面に突出してなる係止ブロックを有し、
    前記エンドプレートは、前記係止ブロックが案内される嵌合部を外周面に有し、
    さらに、前記嵌合部の電池積層体側には、前記係止ブロックと当接するストッパ部を設けてなり、
    前記バインドバーは、さらに、前記エンドプレートの表面に固定される固定片を両端部に有すると共に、前記固定片を前記板状バーの折曲片で構成しており、前記折曲片の隅部にU曲部が設けられて前記エンドプレートとの間に非押圧隙間を設けてなることを特徴とする電源装置。
  2. 複数の電池セルを積層してなる電池積層体と、
    前記電池積層体の積層方向の両端部に配置してなる一対のエンドプレートと、
    両端部を一対の前記エンドプレートに連結するバインドバーとを備える電源装置であって、
    前記バインドバーが、前記電池積層体の積層方向に伸びる板状バーと、前記板状バーに固定されて、前記エンドプレートの外周面との対向面に突出してなる係止ブロックを有し、
    前記エンドプレートは、前記係止ブロックが案内される嵌合部を外周面に有し、
    さらに、前記嵌合部の電池積層体側には、前記係止ブロックと当接するストッパ部を設けてなり、
    前記バインドバーは、さらに、前記エンドプレートの表面に固定される固定片を両端部に有しており、
    前記固定片が前記係止ブロックと一体構造に設けられ、前記係止ブロックの端部が折曲されて前記固定片としてなり、前記固定片の隅部にU曲部が設けられて前記エンドプレートとの間に非押圧隙間を設けてなることを特徴とする電源装置。
  3. 請求項1または2に記載される電源装置であって、
    前記固定片がボルトを介して前記エンドプレートの外側表面に固定されてなることを特徴とする電源装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載される電源装置であって、
    前記固定片の隅部内側と前記エンドプレートとの間に非押圧隙間を設けてなることを特徴とする電源装置。
  5. 請求項4に記載される電源装置であって、
    前記エンドプレートが、前記固定片の隅部内側に対向するコーナー部に切欠部が設けられて、前記バインドバーとの間に前記非押圧隙間を設けてなることを特徴とする電源装置。
  6. 複数の電池セルを積層してなる電池積層体と、
    前記電池積層体の積層方向の両端部に配置してなる一対のエンドプレートと、
    両端部を一対の前記エンドプレートに連結するバインドバーとを備える電源装置であって、
    前記バインドバーが、前記電池積層体の積層方向に伸びる板状バーと、前記板状バーに固定されて、前記エンドプレートの外周面との対向面に突出してなる係止ブロックを有し、
    前記エンドプレートは、前記係止ブロックが案内される嵌合部を前記外周面に有し、
    さらに、前記嵌合部の前記電池積層体側には、前記係止ブロックと当接するストッパ部を設けてなり、
    前記バインドバーは、さらに、前記エンドプレートの表面に固定される固定片を両端部に有し、前記固定片が前記板状バーの折曲片であり、
    前記固定片がボルトを介して前記電池積層体の積層方向の両端に位置する一対の前記エンドプレートの対向面とは反対側の外側表面に固定されてなり、
    前記固定片の隅部内側と前記エンドプレートとの間に非押圧隙間を設けてなり、
    前記エンドプレートは、前記係止ブロックが配置される前記嵌合部の一端であって、前記ストッパ部と反対側の端部を開放して、前記固定片の隅部内側に前記非押圧隙間を設けてなることを特徴とする電源装置。
  7. 複数の電池セルを積層してなる電池積層体と、
    前記電池積層体の積層方向の両端部に配置してなる一対のエンドプレートと、
    両端部を一対の前記エンドプレートに連結するバインドバーとを備える電源装置であって、
    前記バインドバーが、前記電池積層体の積層方向に伸びる板状バーと、前記板状バーに固定されて、前記エンドプレートの外周面との対向面に突出してなる係止ブロックを有し、
    前記エンドプレートは、前記係止ブロックが案内される嵌合部を前記外周面に有し、
    さらに、前記嵌合部の前記電池積層体側には、前記係止ブロックと当接するストッパ部を設けてなり、
    前記バインドバーは、さらに、前記エンドプレートの表面に固定される固定片を両端部に有し、前記固定片が前記板状バーの折曲片であり、
    前記固定片がボルトを介して前記電池積層体の積層方向の両端に位置する一対の前記エンドプレートの対向面とは反対側の外側表面に固定されてなり、
    前記固定片の隅部内側と前記エンドプレートとの間に非押圧隙間を設けてなり、
    前記エンドプレートは、前記固定片の隅部内側に対向するコーナー部であって、前記エンドプレートの前記外側表面と前記外周面との境界部分に切欠部が設けられて、前記バインドバーとの間に前記非押圧隙間を設けてなることを特徴とする電源装置。
  8. 複数の電池セルを積層してなる電池積層体と、
    前記電池積層体の積層方向の両端部に配置してなる一対のエンドプレートと、
    両端部を一対の前記エンドプレートに連結するバインドバーとを備える電源装置であって、
    前記バインドバーが、前記電池積層体の積層方向に伸びる板状バーと、前記板状バーに固定されて、前記エンドプレートの外周面との対向面に突出してなる係止ブロックを有し、
    前記エンドプレートは、前記係止ブロックが案内される嵌合部を前記外周面に有し、
    さらに、前記嵌合部の前記電池積層体側には、前記係止ブロックと当接するストッパ部を設けてなり、
    前記バインドバーは、さらに、前記エンドプレートの表面に固定される固定片を両端部に有し、前記固定片が前記係止ブロックと一体構造に設けられ、前記係止ブロックの端部が折曲されて前記固定片としてなり、
    前記固定片がボルトを介して前記電池積層体の積層方向の両端に位置する一対の前記エンドプレートの対向面とは反対側の外側表面に固定されてなり、
    前記固定片の隅部内側と前記エンドプレートとの間に非押圧隙間を設けてなり、
    前記エンドプレートは、前記固定片の隅部内側に対向するコーナー部であって、前記エンドプレートの前記外側表面と前記外周面との境界部分に切欠部が設けられて、前記バインドバーとの間に前記非押圧隙間を設けてなることを特徴とする電源装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載される電源装置であって、
    前記固定片が、前記エンドプレートに固定してなる先端の固定部に向かって実質的な横幅を狭くしてなる形状であることを特徴とする電源装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載される電源装置であって、
    前記係止ブロックが溶接構造で前記板状バーに固定されてなることを特徴とする電源装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載される電源装置であって、
    前記板状バーと前記係止ブロックが鉄、鉄合金、SUS、アルミニウム、アルミニウム合金のうちのいずれかであることを特徴とする電源装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載される電源装置であって、
    前記係止ブロックの厚さ(t)が1mm以上であることを特徴とする電源装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載される電源装置であって、
    前記係止ブロックの電池積層方向の横幅(K)が3mm以上であることを特徴とする電源装置。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載される電源装置であって、
    前記ストッパ部の電池積層方向の横幅(h)が3mm以上としてなることを特徴とする電源装置。
  15. 請求項1ないし14のいずれかに記載の電源装置を備える電動車両であって、
    前記電源装置と、該電源装置から電力供給される走行用のモータと、該電源装置及び前記モータを搭載してなる車両本体と、該モータで駆動されて前記車両本体を走行させる車輪とを備えることを特徴とする電源装置を備える電動車両。
  16. 請求項1ないし14のいずれかに記載の電源装置を備える蓄電装置であって、
    前記電源装置と、該電源装置への充放電を制御する電源コントローラとを備えており、前記電源コントローラでもって、外部からの電力により前記電池セルへの充電を可能とすると共に、該電池セルに対し充電を行うよう制御することを特徴とする蓄電装置。
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