JP7279325B2 - パウチ - Google Patents

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Description

本発明は、パウチに関する。
従来から、詰め替え用パウチ等には、液体、粉体、または粒体等を含む流動体が収容されている。このようなパウチにおいては、流動体をパウチからボトル等の容器に詰め替える必要がある。
しかしながら、パウチから流動体を容器に詰め替える際に、パウチの注出口が閉塞してしまい、短時間でパウチから流動体を排出することができないという問題がある。このようなことから、現在、パウチの注出口が閉塞しないように、非シール領域における切り取り線を注出口部の先端部から遠ざかる方向に凸状に湾曲するように形成する技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-8723号公報
しかしながら、このようなパウチであっても、開封して、流動体を排出しようとすると、注出口が閉塞してしまい、排出に要する時間が長くなるおそれがある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。すなわち、排出に要する時間を短くすることができるパウチを提供することを目的とする。
本発明は、以下の発明を含む。
[1]少なくとも基材層とシーラント層を有する包装材料で構成され、本体部と、前記本体部と一体の注出口部とを備えるパウチであって、少なくとも表面および裏面を備え、前記注出口部は、注出口シール部と、前記注出口シール部の内縁で画定される流路とを有し、前記注出口部における前記表面に、表側第1開封線が設けられ、前記注出口部における前記裏面に、裏側開封線が設けられ、前記表側第1開封線および前記裏側開封線は、少なくとも前記基材層を貫通し、かつ前記シーラント層を貫通しないように形成され、前記表側第1開封線および前記裏側開封線が、前記流路を横切るように延び、前記表側第1開封線および前記裏側開封線の一端および他端が、それぞれ前記注出口シール部に位置し、前記パウチの正面視において、前記表側第1開封線が、前記注出口シール部で前記裏側開封線と交わり、前記パウチの正面視において、前記表側第1開封線が、前記流路で前記裏側開封線と重なっていない、パウチ。
[2]前記注出口シール部が、前記流路を挟んで対向する一対の対向シール部を有し、前記パウチの正面視において、前記表側第1開封線と前記裏側開封線が、前記対向シール部のそれぞれで交わっている、上記[1]に記載のパウチ。
[3]前記表側第1開封線の前記一端および前記他端を結ぶ第1仮想線の長さに対する前記第1仮想線から前記表側第1開封線における前記第1仮想線から最も離れた位置までの距離の比、および前記裏側開封線の前記一端および前記他端を結ぶ第2仮想線の長さに対する前記第2仮想線から前記裏側開封線における前記第2仮想線から最も離れた位置までの距離の比が、それぞれ0.3以下である、上記[1]または[2]に記載のパウチ。
[4]前記注出口部における表面に、表側第2開封線がさらに設けられ、前記表側第2開封線が、少なくとも前記基材層を貫通し、かつ前記シーラント層を貫通しないように形成され、前記表側第2開封線が、前記流路を横切って延び、前記表側第2開封線の一端および他端が、それぞれ前記注出口シール部に位置し、前記パウチの正面視において、前記表側第2開封線が、前記注出口シール部で前記表側第1開封線および前記裏側開封線と交わり、前記パウチの正面視において、前記表側第2開封線が、前記流路で前記表側第1開封線および前記裏側開封線と重なっていない、上記[1]ないし[3]のいずれか一項に記載のパウチ。
[5]前記流路において、前記表側第1開封線が、前記注出口部の基部に向かって凸状に湾曲している部分を有し、前記表側第2開封線および前記裏側開封線が、前記注出口部の先端部に向かって凸状に湾曲している部分を有する、上記[4]に記載のパウチ。
[6]前記注出口部が、前記本体部の上部と側部の間に位置している、上記[1]ないし[5]のいずれか一項に記載のパウチ。
[7]前記注出口シール部が、前記注出口部の基部側に位置する第1内縁と、前記第1内縁よりも前記注出口部の先端部側に位置する第2内縁とを含み、前記注出口部の二等分線と前記第1内縁とのなす角度を第1角度とし、前記注出口部の二等分線と前記第2内縁とのなす角度としたとき、前記第1角度が前記第2角度よりも大きい、上記[1]ないし[6]のいずれか一項に記載のパウチ。
本発明によれば、排出に要する時間を短くすることができるパウチを提供することができる。
実施形態に係るパウチの正面図である。 図1に示されるパウチの各構成要素の寸法を説明するための平面図である。 図1に示される注出口部付近の拡大図である。 図1に示される注出口部の各構成要素の寸法を説明するための平面図である。 実施形態に係るパウチに用いられる包装材料の断面図である。 図1に示されるパウチを開封した図である。 実施形態に係る他の注出口部付近の拡大図である。 実施形態に係る他の注出口部付近の拡大図である。 実施形態に係る他の注出口部付近の拡大図である。 実施形態に係る他の注出口部付近の拡大図である。 実施形態に係るパウチの製造工程を示す模式図である。 実施形態に係るパウチの製造工程を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態に係るパウチについて、図面を参照しながら説明する。本明細書において、「フィルム」、「シート」等の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。したがって、例えば、「フィルム」はシートとも呼ばれるような部材も含む意味で用いられる。図1は本実施形態に係るパウチの正面図であり、図2は図1に示されるパウチの各構成要素の寸法を説明するための平面図であり、図3は図1に示される注出口部付近の拡大図であり、図4は図1に示される注出口部の各構成要素の寸法を説明するための平面図である。図5は本実施形態に係るパウチに用いられる包装材料の断面図であり、図6は図1に示されるパウチを開封した図である。図7~図10は本実施形態に係る他の注出口部付近の拡大図であり、図11および図12は実施形態に係るパウチの製造工程を示す模式図である。
<<<パウチ>>>
図1に示されるパウチ10は、流動体を収容する収容空間を有している。流動体としては、特に限定されないが、液体、粉体、粒体等を含むものが挙げられる。具体的には、流動体としては、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、家庭用液体洗剤、化粧水等が挙げられる。ただし、流動体は、これらのものに限定されない。
パウチ10は、少なくとも表面10Aと裏面10Bを備えている。図1に示されるパウチ10は、後述するガセット折込部21を広げずにパウチ10をほぼ平面状にした状態であるが、ガセット折込部21を広げてパウチを自立させた場合には、パウチ10は、表面10Aおよび裏面10Bの他、底面を備えている。
パウチ10の幅W1(図2参照)に対するパウチ10の高さH(図2参照)の比(H1/W1)は、1以上3以下であってもよい。H/W1の下限は、2以上であることが好ましい。H/W1が2以上であれば、より多くの流動体を収容でき、またH/W1が3以下であれば、開封前の状態でパウチ10を安定して自立させることができる。パウチ10の幅W1とは、横方向DR1におけるパウチ10の長さである。具体的には、パウチ10の幅W1とは、パウチの一方の側縁から他方の側縁までの長さである。パウチの幅W1が一定でない場合には、パウチの幅は最も短い値とする。パウチ10の高さHとは、高さ方向DR2におけるパウチ10の長さである。具体的には、パウチ10の高さHは、パウチの底部の下縁から上部の上縁までの長さである。パウチの長さが一定でない場合には、パウチの高さは最も大きい値とする。パウチ10の幅W1は70mm以上250mm以下となっていてもよく、パウチ10の高さHは100mm以上350mm以下となっていてもよい。パウチの寸法およびパウチを構成する各構成要素の寸法は、全て、パウチのガセット折込部を広げずにパウチをほぼ平面状にした状態で測定した値とする。また、本明細書における「上」、「下」、「側」、「底」の位置は、後述するガセット折込部を広げてパウチを自立させた状態での位置を意味している。
パウチ10は、表面フィルム11、裏面フィルム12および底面フィルム13から構成されている。ただし、パウチは、少なくとも1枚のフィルムから構成されていればよく、おもて面フィルム、裏面フィルムおよび底面フィルムから構成されていなくともよい。
パウチ10は、流動体が収容される収容空間を有する本体部20と、本体部20と一体の注出口部30とを備えている。
<<本体部>>
本体部20は、上部20Aと、上部20Aとは反対側の底部20Bと、上部20Aと底部20Bの間で延びる一対の第1側部20Cおよび第2側部20Dとを有している。本体部20は、底部20B側にガセット折込部21を備えていてもよい。ガセット折込部21を設けることにより、パウチ10を自立させることができる。また、収容空間を大きくすることができるので、より多くの流動体を収容することができる。
<ガセット折込部>
ガセット折込部21は、表面フィルム11の底部と、裏面フィルム12の底部と、表面フィルム11の底部と裏面フィルム12の底部の間に内側に挿入された底面フィルム13とから構成されている。
パウチ10の高さHに対するガセット折込部21の幅W2(図2参照)の比(W2/H)は、0.1以上0.3以下であってもよい。W2/Hの下限は、0.15であることが好ましい。W2/Hが0.15以上であれば、より多くの流動体を収容できる。また、上記比が0.15以上であれば、開封後にパウチ10を自立させたときに、パウチ10を安定して自立させることができる。ガセット折込部21の幅W2とは、ガセット折込部21における高さ方向DR2の長さである。具体的には、本体部20の下縁20Fから折込線21Aまでの長さである。ガセット折込部の幅が一定でない場合には、ガセット折込部の幅は最も短い値とする。ガセット折込部21の幅W2は、25mm以上80mm以下となっていてもよい。
本体部20は、第1側部シール部22、第2側部シール部23、第1底部シール部24、第2底部シール部25、底部補助シール部26、第2上部シール部27を備えていてもよい。なお、図1においてはパウチ10の上部は開口しているが、流動体を収容空間に充填した後、ヒートシールされて、図1において上縁20Eと二点鎖線で囲まれた第1上部シール部予定領域Rに第1上部シール部が形成され、パウチ10が密封される。
<第1側部シール部および第2側部シール部>
第1側部シール部22は、第1側部20Cにおいて、表面フィルム11と裏面フィルム12を互いに接合した部分であり、第2側部シール部23は、第2側部20Dにおいて、表面フィルム11と裏面フィルム12を互いに接合した部分である。第1側部シール部22および第2側部シール部23は、後述する包装材料40同士をヒートシールすることによって形成されている。
第1側部シール部22の外縁22Aは第1側縁20Gとなっており、第2側部シール部23の外縁23Aは第2側縁20Hとなっている。
第1側部シール部22の幅W3(図2参照)および第2側部シール部23の幅W4(図3参照)は、例えば、それぞれ5mm以上15mm以下となっていることが好ましい。第1側部シール部22の幅W3および第2側部シール部23の幅W4がそれぞれ5mm以上であれば、第1側部シール部22および第2側部シール部23において確実にシールすることができ、また15mm以下であれば、収容空間をより広く確保することができる。本明細書において、各シール部における「幅」とは、シール部の延びる方向に直交する方向の長さを意味する。なお、シール部の幅が一定でない場合には、シール部の幅は、シール部の延びる方向に直交する方向の長さのうち最も短い値とする。
<第1底部シール部および第2底部シール部>
第1底部シール部24は、ガセット折込部21における表面フィルム11の底部の一部と底面フィルム13の一部を互いに接合した部分であり、第2底部シール部25は、ガセット折込部21における裏面フィルム12の底部の一部と底面フィルム13の一部を互いに接合した部分である。第1底部シール部24は、表面フィルム11と底面フィルム13をヒートシールすることによって形成されており、第2底部シール部25は、裏面フィルム12と底面フィルム13をヒートシールすることによって形成されている。
<底部補助シール部>
底部補助シール部26は、本体部20の底部20Bにおける横方向DR1側の両縁部に形成されている。底部補助シール部26は、表面フィルム11と裏面フィルム12を互いに接合した部分である。底部補助シール部26は、底面フィルム13に設けられた切欠きを介して表面フィルム11と裏面フィルム12をヒートシールすることによって形成されている。内容部を収容空間に充填する際にガセット折込部を広げる観点から、パウチの底部中央部においては第1底部シール部と第2底部シール部は離れていることが必要であるが、第1底部シール部と第2底部シール部が完全に離れていると、収容空間に流動体を充填したときに、第1底部シール部と第2底部シール部が流動体の重量に耐え切れず、第1底部シール部と第2底部シール部との間が開いてしまい、パウチの自立が困難になるおそれがある。また、後述する基材層同士はヒートシールできないので、基材層同士が向かい合っている第1底部シール部と第2底部シール部は、そのままではヒートシールできない。このため、底部補助シール部26を形成することによって、第1底部シール部24と第2底部シール部25の両端部のみを接合している。したがって、流動体を充填する際に、底面フィルム13の広がりを阻害せず、かつ安定してパウチ10を自立させることができる。
<第2上部シール部>
第2上部シール部27は、上部20Aにおいて、パウチ10の高さ方向DR2に延びており、後述する注出口シール部31に連設されていてもよい。このような第2上部シール部27を形成することにより、開口部においてある程度の深さを確保することができるので、開口部を介して流動体を本体部20に充填する作業を容易に行うことができる。
<<注出口部>>
注出口部30は、パウチ10から流動体を注出するための部分である。図1に示される注出口部30は、本体部20の上部20Aと第2側部20Dとの間に位置しているが、注出口部の位置は特に限定されない。
注出口部30は、流動体がボトル等の容器に詰め替えられる際に流動体が注出される注出方向DR3(図3参照)に沿って延びるように構成されている。このような注出口部30を備えることにより、パウチ10から注出される際の流動体の流れを整えることができ、これにより流動体の詰め替え作業を容易に行うことができる。なお、パウチ10においては、注出方向DR3が、本体部20の上部20Aおよび第2側部20Dが延びる方向のいずれに対しても傾斜しているが、本体部20の上部20Aや第2側部20Dが延びる方向に平行になっていてもよい。
注出口部30における後述する表側第1開封線34よりも注出口部30の基部30A側の部分は、図3に示されるように、基部30A側に位置する第1部分30Cと、第1部分30Cよりも先端部30B側に位置し、第1部分30Cよりも幅が狭い第2部分30Dとを有していてもよい。第2部分30Dの幅は、ボトル等の容器の口部の内部に完全に挿入できるよう構成されている。ここで「容器の口部の内部に完全に挿入できる」とは、パウチ10の注出口部30を容器の口部に挿入した際に、第2部分30Dの外縁がそれぞれ全域にわたって、容器内に位置していることを意味している。このような第2部分30Dが設けられることにより、パウチ10の使用者は、容器に注出口部30を差し込む作業の際に、十分な差し込み感を得ることができる。また、容器に挿入された状態のパウチ10の注出口部30から注出される流動体の注出方向を安定に制御することができる。
注出口部30は、注出口シール部31と、注出口シール部31の内縁31Aによって画定される流路32と、注出口シール部31に設けられた開封開始手段33と、表面10Aに流路32を横切るように設けられた表側第1開封線34および表側第2開封線35と、裏面10Bに流路32を横切るように設けられた裏側開封線36とを備えている。注出口部30は、開封開始手段33を備えているが、開封開始手段を備えていなくともよい。
<注出口シール部>
注出口シール部31は、注出口部30における表面フィルム11の一部と裏面フィルム12の一部を互いに接合した部分である。注出口シール部31は、第2上部シール部27および第2側部シール部23に連設されていてもよい。
注出口シール部31は、流路32を挟んで対向する一対の対向シール部31B、31C、と、流路32よりも注出口部30の先端側に位置する先端シール部31Dとを有していてもよい。
注出口シール部31の内縁31Aは、注出口部30の基部30Aに位置する第1内縁31A1と、第1内縁31A1よりも注出口部30の先端部30B側に位置する第2内縁31A2を含んでいてもよい。第1内縁31A1と第2内縁31A2とは、円弧状や直線状の内縁を介して連結されていてもよい。
注出口部30においては、注出口部30の二等分線BS(図3参照)と第1内縁31A1とのなす角度を第1角度αとし、注出口部30の二等分線BSと第2内縁31A2とのなす角度を第2角度βとしたとき、第1角度αは第2角度βよりも大きくなっていることが好ましい。仮に、注出口シール部の内縁が、角度変化がない直線状となっている場合、本体部と注出口部の境界で流動体の流路の断面積が急激に変化するので、第1部分と第2部分の間の流路に流動体が過剰に流入し、本体部と注出口部の境界の周辺で本体部が膨らみ、注出部が閉塞してしまうおそれがある。これに対し、本実施形態においては、第1角度αが第2角度βよりも大きくなっているので、本体部20から注出口部30に流入する流動体の流路32の断面積が急激に変化することを抑制することができる。また、注出口シール部の内縁が、角度変化がない直線状となっている場合に比べて、流動体の排出に要する時間を短くすることができる。
注出口部30の二等分線BSは、以下のようにして引くものとする。まず、表側第1開封線34と裏側開封線36の一方の交点と、表側第1開封線34と裏側開封線36の他方の交点とを結ぶ仮想線における注出口シール部31の内縁31Aで挟まれる線分の中点MPを定める。そして、この中点MPを通り、注出口シール部31の内縁31A間の距離が最も短くなる線分を引き、中点MPを通り、この線分に直交する線を注出口部30の二等分線BSとする。なお、流動体の注出方向DR3(図3参照)は、二等分線BSが延びる方向に対しほぼ平行となっている。
<流路>
流路32は、パウチ10から流動体を排出する際に流動体が通過する未シールの部分である。図1に示されるパウチ10は、開封前のものであるので、流路32は外部と繋がっていないが、開封によって注出口部30の先端部30Bが切り取られるので、開封後のパウチ10においては、注出口を介して流路32は外部と繋がる。これにより、流路32を介してパウチ10から流動体を排出することができる。流路32の幅は、注出口部30の先端部30Bに向けて狭くなっていてもよい。
<開封開始手段>
開封開始手段33は、パウチ10の開封の際の起点となり得るものであり、流路32を横切る方向に設けられていてもよい。開封開始手段33としては、切込みや切欠き等が挙げられる。図3に示される開封開始手段33は、切込みとなっている。
<表側第1開封線、表側第2開封線、および裏側開封線>
図1に示される表側第1開封線34、表側第2開封線35および裏側開封線36は、それぞれ1本ずつ設けられている。図1に示される表側第1開封線34は、流路32において、注出口部30の基部30Aに向かって凸状に湾曲している部分を有し、表側第2開封線35および裏側開封線36は、流路32において、注出口部30の先端部30Bに向かって凸状に湾曲している部分を有している。この場合、表側第1開封線34は、注出口部30の先端部30Bを手前側に引いて開封した場合に表側第1開封線34に沿って開封を誘導する機能を有し、表側第2開封線35は、注出口部30の先端部30Bを奥側に押して開封した場合に表側第2開封線35に沿って開封を誘導する機能を有し、裏側開封線36は、注出口部30の先端部30Bを手前側に引いてまたは奥側に押して開封した場合に裏側開封線36に沿って開封を誘導する機能を有する。ただし、表側第1開封線は、注出口部の基部に向かって凸状に湾曲している部分を有せずに、注出口部の先端部に向かって凸状に湾曲している部分を有していてもよく、表側第2開封線は、注出口部の先端部に向かって凸状に湾曲している部分を有せずに、注出口部の基部に向かって凸状に湾曲している部分を有していてもよい。この場合には、表側第1開封線は、奥側に押して開封した場合に表側第1開封線に沿って開封を誘導する機能を有し、表側第2開封線は、手前側に引いて開封した場合に表側第2開封線に沿って開封を誘導する機能を有する。
開封線34~36は、それぞれ流路32を横切るように延びている。流路32を横切るようにこれらの開封線34~36を形成することにより、パウチ10を開封したときに、注出口を介して流路32が外部と繋がるので、流動体をパウチ10から排出することができる。
開封線34~36の一端34A~36Aおよび他端34B~36Bは、それぞれ注出口シール部31に位置している。具体的には、開封線34~36の一端34A~36Aおよび他端34B~36Bは、対向シール部31B、31Cに位置している。開封線34~36の一端34A~36Aおよび他端34B~36Bが注出口シール部31に位置することにより、パウチ10を開封したときの破断線が開封線34~36に到達しやすくなるとともに、パウチ10の開封によって形成される注出口の開口面積を大きくすることができる。
開封線34~36の一端34A~36Aは、開封開始手段33と接している。これにより、開封開始手段33から開封したときに確実に破断線を開封線34~36に到達させることができる。
パウチ10の正面視において、開封線34~36は、注出口シール部31で互いに交わっている。具体的には、開封線34~36は、対向シール部31B、31Cの両方で互いに交わっている。表側第1開封線34と表側第2開封線35が注出口シール部31で交わっていることにより、注出口部30の先端部30Bを手前側に引くようにパウチ10を開封する場合および先端部30Bを奥に押すようにして開封する場合のいずれにおいても、表側第1開封線34と表側第2開封線35の両方に表面10A側の破断線を到達させることができるので、表側第1開封線34および表側第2開封線35のいずれかに沿って表面10A側の破断線を進ませることができる。また、表側第1開封線34および表側第2開封線35と裏側開封線36が注出口シール部31で交わっていることにより、注出口部30の先端部30Bからパウチ10を開封したときに、表面10A側の破断線を表側第1開封34線や表側第2開封線35に到達させるとともに、かつ裏面10B側の破断線を裏側開封線36に到達させることができるので、表側第1開封線34や表側第2開封線35に沿って表面10A側の破断線を進ませることができるとともに、裏側開封線36に沿って裏面10B側の破断線を進ませることができる。
パウチ10の正面視において、開封線34~36は、流路32で互いに重なっていない。すなわち、表側第1開封線34は、流路32で表側第2開封線35および裏側開封線36と重なっておらず、表側第2開封線35は、流路32で裏側開封線36と重なっていない。開封線34~36が流路32で互いに重なっていないことにより、注出口部30の先端部30Bからパウチ10を開封したとき、流路32において表面10A側の破断線と裏面10B側の破断線で段差が形成される。本明細書における「開封線が流路で互いに重なっていない」とは、パウチの正面視において、開封線が流路で完全に重なっていない場合のみならず、開封線が流路で概ね重なっていないとみなせる場合も含む概念である。例えば、開封線の流路に存在している部分の長さに対する開封線同士が流路で重なっていない部分の長さの割合が90%以上であれば、開封線が流路で概ね重なっていないとみなすことができる。なお、パウチの正面視において、開封線同士が流路で互いに交差している場合は、開封線が流路で互いに重なっていないものと判断する。
表側第1開封線34の一端34Aおよび他端34Bを結ぶ第1仮想線IL1(図4参照)の長さL1(図4参照)に対する第1仮想線IL1から表側第1開封線34における第1仮想線IL1から最も離れた位置までの距離D1(図4参照)の比(D1/L1)が、0.3以下であることが好ましい。この比が大きすぎると、注出口部の先端部を手前に引いてパウチを開封したときに、表面側の破断線が表側第1開封線から外れてしまうおそれがあるが、この比が、0.3以下であれば、注出口部30の先端部30Bを手前に引いてパウチ10を開封したときに、表面10A側の破断線が表側第1開封線34から外れずに表側第1開封線34に沿って進みやすい。この比は、0.2以下であることがより好ましい。上記では、表側第1開封線34における第1仮想線IL1の長さL1に対する距離D1の比について述べているが、表側第2開封線35や裏側開封線36についても、同様の理由から、表側第2開封線35の一端35Aおよび他端35Bを結ぶ第2仮想線IL2(図4参照)の長さL2(図4参照)に対する第2仮想線IL2から表側第2開封線35における第2仮想線IL2から最も離れた位置までの距離D2(図4参照)の比(D2/L2)が、0.3以下であることが好ましく、裏側開封線36の一端36Aおよび他端36Bを結ぶ第3仮想線IL3(図4参照)の長さL3(図4参照)に対する第3仮想線IL3から裏側開封線36における第3仮想線IL3から最も離れた位置までの距離D3(図4参照)の比(D3/L3)が、0.1以下であることが好ましい。なお、図1においては、表側第2開封線35の一端35Aおよび裏側開封線36の一端36Aは、表側第1開封線34の一端34Aで交わっており、また表側第2開封線35の他端35Bおよび裏側開封線36の他端36Bは、表側第1開封線34の他端34Bで交わっているので、第1仮想線IL1~第3仮想線IL3は全て一致している。第1仮想線IL1~第3仮想線IL3の長さL1~L3は、例えば、10mm以上25mm以下であってもよい。
開封線34~36は、後述する基材層41を貫通し、かつシーラント層42を貫通しないように形成されている。開封線34~36は、レーザーで形成することが可能である。これらの開封線を形成するためのレーザーとしては、特に限定されないが、炭酸ガスレーザー、YAGレーザー、半導体レーザー、アルゴンイオンレーザー等を用いることができる。
パウチ10は、包装材料40から構成されている。すなわち、表面フィルム11、裏面フィルム12および底面フィルム13は、包装材料40から構成されている。包装材料40は、図5に示されるように、少なくとも基材層41およびシーラント層42をこの順に備えている。図3に示される包装材料40は、基材層41およびシーラント層42の他、基材層41とシーラント層42との間に、所望の機能を発揮する機能層や接合層をさらに備えていてもよい。具体的には、基材層41とシーラント層42との間に、印刷層43、接合層44、バリア層45、および接合層46を基材層41側からこの順で備えていてもよい。
<基材層>
基材層41としては、ナイロン(Ny)などのポリアミドや、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の少なくとも1軸延伸された延伸フィルム等が挙げられる。
基材層41の厚みは、例えば5μm以上30μm以下とすることができる。基材層41の厚みが5μm以上であれば、パウチ10の自立性を向上させることができ、また30μm以下であれば、容易に折り畳むことができる。基材層41の厚みは、光学顕微鏡を用いて撮影された基材層の断面写真からランダムに10箇所厚みを測定し、測定された厚みの算術平均値として求めるものとする。なお、パウチにおいては、基材層41は、最も外側となるように配置される。
<シーラント層>
シーラント層42は、2枚の包装材料同士を重ね合わせてヒートシールすることでパウチ10の収容空間を密封するために設けられている。このため、パウチ10においては、シーラント層42が最も収容空間側となるように配置されている。
シーラント層42は、熱によって溶融して対向する包装材料40を相互に融着し得るものであればよい。シーラント層42を構成する材料としては、例えば、ポリエチレン(PE)などを用いることができる。ここでポリエチレンは、エチレンの単独重合体だけでなく、エチレンとα-オレフィン単量体との共重合体など、一般にポリエチレンとして認識される共重合体も含むものである。また、シーラント層において用いられるポリエチレンとしては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)などを好適に用いることができる。なお、シーラント層は、複数備えていてもよい。
シーラント層42の厚みは、10μm以上200μm以下とすることができる。シーラント層42の厚みが10μm以上であれば、パウチ10の流通過程において生じ得る落下に対する耐衝撃強度に優れ、また200μm以下であれば、流動体の充填し易さといった取扱性にも優れる。シーラント層42の厚みの下限は、パウチ10の自立性をより向上させる観点から、30μm以上、70μm以上であることがより好ましく(数値が大きいほど好ましい)、またシーラント層42の厚みの上限は、より容易に折り畳むことができる観点から、150μm以下であることがより好ましい。シーラント層42の厚みは、基材層41の厚みと同様の方法によって測定できる。
<印刷層>
印刷層43は、色材およびバインダ樹脂を含む層である。印刷層43を形成することにより、パウチ10に絵柄を形成することができる。本明細書における「絵柄」とは、特に限定されず、例えば、図、文字、模様、パターン、記号、柄、マーク等を広く含む。
印刷層43は、その他、任意の添加剤を含んでいてもよい。添加剤としては、例えば、滑剤、ブロッキング防止剤、充填剤、硬化剤、顔料分散剤、消泡剤、レベリング剤、ワックス、シランカップリング剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防錆剤、可塑剤、難燃剤、顕色剤等が挙げられる。これらの添加剤は、特に印刷適正、印刷効果等の改善を目的に使用され、その種類、使用量は、印刷方法、印刷基材、印刷条件により適宜選択できる。印刷層43は、基材層41にグラビア印刷等の印刷法により形成することができる。
(色材)
色材は、特に限定されず、公知の顔料や染料を用いることができ、所望の色に合わせて適宜選択する。
(バインダ樹脂)
バインダ樹脂としては、例えば、あまに油、きり油、大豆油、炭化水素油、ロジン、ロジンエステル、ロジン変性樹脂、シェラック、アルキッド樹脂、フェノール系樹脂、マレイン酸樹脂、天然樹脂、炭化水素樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミノアルキッド系樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩化ゴム、環化ゴム、(メタ)アクリレート化合物の重合体、または、これらの混合物が挙げられる。
<接合層>
接合層44、46としては、例えばそれ自体既知のドライラミネート法にて一般に用いられる接着剤を用いることができ、例えば、ポリ酢酸ビニル系接着剤、ポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレン共重合体系接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、アミノ樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤等を用いることができる。ポリウレタン系接着剤とは、ポリオール化合物とイソシアネート化合物との硬化物のことである。
<バリア層>
バリア層45は、気体や液体のバリア性を高めるための層である。バリア層45の具体的な構成は特には限定されないが、例えば、蒸着によって形成されるアルミニウムなどの無機物や酸化アルミニウムや酸化珪素などの無機酸化物を含む蒸着層や、アルミニウムなどの金属箔層や、コーティングによって形成されるエチレン-ビニルアルコール共重合体層、具体的にはエバール(EVOH)等が挙げられる。
包装材料40の具体例としては、例えば以下の包装材料が挙げられる。なお、「/」は、層を列記する場合に、層と層との境界を示す表記として用いている。層については、パウチの外側から内側に向かって記載するものとする。すなわち最も右側に記載された層がシーラント層である。また、Al蒸着PETフィルムや透明蒸着PETフィルムは、蒸着層側が延伸NYフィルム側となっている。
延伸NYフィルム/印刷層/接合層/Al蒸着PETフィルム/接合層/PE層
延伸NYフィルム/印刷層/接合層/PE層
延伸NYフィルム/印刷層/接合層/透明蒸着PETフィルム/接合層/PE層
パウチ10を開封開始手段33の位置から手前側に引いて開封すると、表面10A側においては表側第1開封線34に沿って破断し、また裏面10B側においては裏側開封線36に沿って破断するので、図6(A)に示されるように表面10A側の破断線によって形成された開口縁10Cと裏面10B側の破断線によって形成された開口縁10Dによって段差Sが形成される。一方で、パウチ10を開封開始手段33の位置から奥側に押して開封すると、表面10A側においては表側第2開封線35に沿って破断し、また裏面10B側においては裏側開封線36に沿って破断するので、図6(B)に示されるように表面10A側の破断線によって形成された開口縁10Cと裏面10B側の破断線によって形成された開口縁10Dによって段差Sが形成される。すなわち、パウチ10においては、手前側に引いてパウチ10を開封する場合および奥側に押してパウチ10を開封する場合のいずれであっても、段差Sが形成される。
パウチ10から流動体をボトル等の容器に移し替える際には、まず、上記のようにパウチ10を開封する。そして、開封された段差を有するパウチ10を、注出口部30における段差を構成する突き出た凸部が裏側となるように配置し、パウチ10から流動体が出てくる様子を確認しながら容器に近づける。そして、突き出た凸部を容器の注出口部に接触させた後、凸部を他の容器に差し込んで、パウチ10から流動体を排出して、容器に移し替える。
<<<他の注出口部>>>
図1に示される注出口部30は、注出口部30に、表側第1開封線34、表側第2開封線35、および裏側開封線36が1本ずつ設けられているが、これらの開封線34~36は、図7に示されるようにそれぞれ複数本設けられていてもよい。表面10Aに表側第1開封線34および表側第2開封線35をそれぞれ複数本設けることにより、注出口部30の先端部30Bからパウチ10を開封したときに、たとえ、表面10A側の破断線が1本の表側第1開封線34や表側第2開封線35から外れたとしても、表面10A側の破断線を表側第1開封線34や表側第2開封線35の外側に位置する他の表側第1開封線34や表側第2開封線35に到達させることができるので、確実に表側第1開封線34や表側第2開封線35に沿って破断させることができる。また、同様に、裏面10Bに裏側開封線36を複数本設けることにより、注出口部30の先端部30Bからパウチ10を開封したときに、たとえ、裏面10B側の破断線が1本の裏側開封線36から外れたとしても、裏面10B側の破断線を裏側開封線36の外側に位置する他の裏側開封線36に到達させることができるので、確実に裏側開封線36に沿って破断させることができる。パウチ10-2においては、開封線34~36の一端34A~36Aおよび他端34B~36Bは全て注出口シール部31に位置しており、パウチの正面視において、開封線34~36は注出口シール部31で互いに交わっており、またパウチ10の正面視において、開封線34~36は流路32で互いに重なっていない。なお、図7において、図1等と同じ符号が付されている部材は、図1等で示した部材と同じものであるので、説明を省略するものとする。
図7に示される注出口部30のように開封線34~36がそれぞれ複数本設けられている場合、特に開封線34~36の本数は限定されないが、例えば、2本以上6本以下設けられていてもよい。開封線34~36の本数の下限はそれぞれ4本以上であることが好ましく、上限はそれぞれ5本以下であることが好ましい。開封線34~36の本数がそれぞれ4本以上であれば、より確実に開封線34~36に沿って破断させることができ、またそれぞれ5本以下であれば、開封線34~36の形成に時間を要しない。
表側第1開封線34は、どの位置の表側第1開封線34に沿って破断されても裏面10Bの破断線と所定の段差を形成することができる観点から、互いに平行となるように形成されていることが好ましい。表側第2開封線35も、同様の理由から互いに平行になるように形成されていることが好ましく、また裏側開封線36も、同様の理由から互いに平行になるように形成されていることが好ましい。
図1に示される注出口部30は、表側第2開封線35を設けているが、図8および図9に示される注出部30のように表側第2開封線を設けなくともよい。この場合、表面10A側の開封線は、表側第1開封線34のみとなる。表側第2開封線を設けないことにより、レーザー加工による開封線の形成の手間を省略することができるので、パウチの製造に要する時間を短縮することができる。図8に示される注出口部30においては、表側第1開封線34は、注出口部30の基部30Aに向けて凸状に湾曲した部分を有している。このパウチを開封する際には、注出口部30の先端部30Bを摘み、手前側に引いて開封する。また、図9に示される注出口部30においては、表側第1開封線34は、注出口部30の先端部30Bに向けて凸状に湾曲した部分を有している。このパウチを開封する際には、注出口部30の先端部30Bを摘み、奥側に押して開封する。
図1に示される注出口部30は、裏側開封線36が注出口部30の先端部30Bに向かって凸状に湾曲している部分を有しているが、裏側開封線36は、図10に示される注出口部30のように直線状であってもよい。
<<<パウチの製造方法>>>
このようなパウチ10は、以下のようにして製造することができる。まず、表面フィルム11および裏面フィルム12を対向させるとともに、図11(A)に示されるように半折した底面フィルム13を表面フィルム11と裏面フィルム12との間に挿入する。この際、表面フィルム11、裏面フィルム12および底面フィルム13は、シーラント層42が互いに接するように配置される。
次いで、各フィルムの縁部を、流動体の充填口となる上部を除いてヒートシールして、第1側部シール部22、第2側部シール部23、第1底部シール部24および第2底部シール部25を形成する。また、フィルムのうち注出口シール部31となる部分をヒートシールする。これにより、図11(B)に示される袋状の中間体50が得られる。
その後、図12(A)に示されるように、中間体50における注出口部30となる所定の位置にレーザーによって表側第1開封線34、表側第2開封線35、および裏側開封線36を形成する。これらの開封線34~35の形成後、図12(B)に示されるように、作製されるべきパウチ10の外形に沿って打ち抜き、上部20Aが開口した本体部20および注出口部30を有するパウチ10を得ることができる。
流動体を収容する場合、上部20Aの開口部からパウチ10に流動体を充填し、その後、図1に示される上部第1シール予定部Rに沿って上部20Aをヒートシールする。これにより、内部に流動体が密封されたパウチ10を得ることができる。
本実施形態によれば、注出口部30の先端部30Bを手前側に引いて、または奥側に押してパウチ10を開封すると、上記段差Sが形成されるので、図6(A)および図6(B)に示されるように、注出口部30における表面10Aの開口縁10Cと裏面10Bの開口縁10Dが重ならない。これにより、開封によって形成され、かつ開口縁10C、10Dで画定される注出口30Eが閉塞されにくくなるので、排出に要する時間を短くすることができる。
本実施形態によれば、パウチ10を開封すると、上記段差Sが形成されるので、流動体の注出の様子を確認しながらパウチ10を傾けることができる。これにより、不意の流動体の飛び出しを防ぐことができる。
本実施形態によれば、パウチ10は、表側第1開封線34および表側第2開封線35を有しているので、注出口部30の先端部30Bを手前側に引いて開封する場合および奥側に押して開封する場合のいずれの場合であっても、いずれかの開封線34、35に沿って開封することができる。これにより、容易にパウチ10を開封することができる。
本実施形態によれば、表側第1開封線34が、注出口部30の基部30Aに向けて凸状に湾曲している部分を有しており、かつ裏側開封線36が、注出口部30の先端部30Bに向けて凸状に湾曲している部分を有しているので、注出口部30の先端部30Bを手前側に引いてパウチ10を開封した場合、裏面10Bは表面10Aよりも突き出た状態になる。これにより、流動体を注ぎ出す際に裏面において表面よりも突き出た凸部がガイドとして機能するので、流動体の注ぎ出す方向を制御することができる。また、裏面において表面よりも突き出た凸部が存在するので、視覚的にボトル等の容器に差し込みやすい。
本発明を詳細に説明するために、以下に実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの記載に限定されない。
<実施例1>
実施例1においては、図8に示される注出口部を有するパウチを作製した。具体的には、表面フィルム、裏面フィルム、および底面フィルムを用意した。これらのフィルムは全て包装材料から構成されていた。包装材料は、厚さ15μmの延伸ナイロンフィルムからなる基材層、ウレタン系接着剤からなる接合層、厚さ12μmのAl蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム、ウレタン系接着剤からなる接合層、厚さ120μmのポリエチレン層からなるシーラント層をこの順で積層したものであった。
これらのフィルムを用意した後、まず、表面フィルムおよび裏面フィルムを対向させるとともに、半折した底面フィルムを表面フィルムと裏面フィルムとの間に挿入した。この際、表面フィルム、裏面フィルムおよび底面フィルムは、シーラント層が互いに接するように配置された。
次いで、各フィルムの縁部を、流動体の充填口となる上部を除いてヒートシールして、第1側部シール部、第2側部シール部、第1底部シール部、第2底部シール部および上部第1シール部を形成した。また、フィルムのうち注出口シール部となる部分をヒートシールして、これにより中間体を得た。
その後、中間体における注出口部となる部分にレーザーによって、注出口部の流路を横切り、かつ流路において互いに重ならないように、表面に注出口部の基部に向かって凸状に湾曲した表側第1開封線を1本形成し、かつ裏面に注出口部の先端部に向かって凸状に湾曲した裏側開封線を1本形成した。表側第1開封線の曲率半径は26mmであり、裏側開封線の曲率半径は55mmであった。これらの開封線は、基材層を貫通し、かつシーラント層を貫通しないものであった。
これらの開封線の形成後、注出口シール部におけるこれらの開封線に接触する位置に開封開始手段である切込みを形成した。その後、作製されるべきパウチの外形に沿って打ち抜き、注出口シール部を形成するとともに、上部に開口部を備えた図8に示される注出口部を有するパウチを得た。
その後、開口部からパウチに流動体として水450mlを充填し、上部をヒートシールすることにより上部第1シール部を形成して、流動体が封入されたパウチを得た。
作製されたパウチにおいては、幅W1が130mmであり、高さHが230mmであった。また、ガセット折込部の幅W2は、35mmであり、第1側部シール部W3および第2側部シール部W4の幅は、それぞれ10mmであった。なお、H、W1~W4等の寸法は、図2の示す通りである。
また、作製されたパウチにおいては、表側第1開封線および裏側開封線の一端および他端は注出口シール部の一対の対向シール部のそれぞれに設けられているとともに、これらの開封線はパウチの正面視において注出口シール部の一方の対向シール部の外縁付近で互いに交わっていた。さらに、表側第1開封線の一端と他端を結ぶ第1仮想線の長さL1は22mmであり、この第1仮想線から表側第1開封線における仮想線から最も離れた位置までの距離D1は4mmであった。また、裏側開封線の一端と他端を結ぶ第3仮想線の長さL2は、表側第1開封線の一端と他端を結ぶ第1仮想線の長さL1と同じであり、第3仮想線から裏側開封線における第3仮想線から最も離れた位置までの距離D3は1mmであった。なお、L1、L3、D1、D3の寸法は、図4の示す通りである。
<実施例2>
実施例2に係るパウチにおいては、注出口部の基部に向かって凸状に湾曲した表側第1開封線の代わりに、表面に注出口部の先端部に向かって凸状に湾曲した表側第1開封線を1本形成したこと以外は、実施例1と同様にして、パウチを得た。表側第1開封線の曲率半径は26mmであった。
実施例2に係るパウチの表側第1開封線も、流路を横切るように設けられ、表側第1開封線の一端および他端は注出口シール部の一対の対向シール部に設けられ、表側第1開封線および裏側開封線はパウチの正面視において注出口シール部の一対の対向シール部の外縁付近で互いに交わり、これらの開封線はパウチの正面視において流路で重なっていなかった。
表側第1開封線の一端と他端を結ぶ第1仮想線の長さL1は22mmであり、第1仮想線L1から表側第1開封線における第1仮想線L1から最も離れた位置までの距離D1は3mmであった。また、裏側開封線の一端と他端を結ぶ第3仮想線の長さL2は、表側第1開封線の一端と他端を結ぶ第1仮想線の長さL1と同じであり、第3仮想線から裏側開封線における第3仮想線から最も離れた位置までの距離は1mmであった。
<実施例3>
実施例3に係るパウチにおいては、注出口部の先端部に向かって凸状に湾曲した裏側開封線の代わりに、直線状の裏側開封線を1本形成したこと以外は、実施例2と同様にして、パウチを得た。
実施例3に係るパウチの裏側開封線も、流路を横切るように設けられ、裏側開封線の一端および他端は注出口シール部の一対の対向シール部に設けられ、表側第1開封線および裏側開封線はパウチの正面視において注出口シール部の一対の対向シール部の外縁付近で互いに交わり、これらの開封線はパウチの正面視において流路で重なっていなかった。
<比較例1>
比較例1係るパウチにおいては、表側第1開封線および裏側開封線を直線状に形成したこと以外は、実施例1と同様にして、パウチを得た。
比較例1に係るパウチの表側第1開封線および裏側開封線は、流路を横切るように設けられ、表側第1開封線および裏側開封線の一端および他端は注出口シール部の一対の対向シール部に設けられ、表側第1開封線および裏側開封線はパウチの正面視において注出口シール部の一対の対向シール部の外縁付近で互いに交わり、これらの開封線はパウチの正面視において流路で完全に重なっていた。
<実施例4>
実施例4においては、注出口部の基部に向けて凸状に湾曲した互いに平行な4本の表側第1開封線、注出口部の先端部に向けて凸状に湾曲した互いに平行な4本の表側第2開封線、および互いに平行な直線状の4本の裏側開封線を形成したこと以外は、実施例1と同様にして、パウチを得た。
<実施例5>
実施例5においては、注出口部の基部に向けて凸状に湾曲した互いに平行な4本の表側第1開封線、注出口部の先端部に向けて凸状に湾曲した互いに平行な4本の表側第2開封線および互いに平行な4本の裏側開封線を形成したこと以外は、実施例1と同様にして、パウチを得た。
<段差測定>
実施例1~3および比較例1に係るパウチを注出口シール部に存在する切込みから開封して、各パウチの注出口部において、最大でどの程度の段差が形成されているか調べた。パウチを開封する際には、実施例1および比較例1に係るパウチにおいては、注出口部の先端部を手前側に引くことによって開封し、実施例2、3に係るパウチにおいては、注出口部の先端部を奥側に押すことによって開封した。最大段差は、表側第1開封線の一端と他端を結ぶ仮想線と直交する方向における表側第1開封線と裏側開封線の最大離間距離とした。
<排出時間>
上記段差測定の欄によって開封されたパウチを用い、開封によって形成された注出口を真下にした状態で、水がパウチから完全に排出されるまでの時間を測定した。なお、この測定は、手でパウチを保持しながら行われたが、この際、パウチを押したり、潰したりしないような力でパウチを保持した。この測定は、各パウチに対し3回繰り返し行った。
<開封評価>
実施例4および5に係るパウチにおいて、開封したときに、開封線に沿って破断しているか、および段差が形成されているかを評価した。実施例4の評価は、6体のパウチを用いて行い、実施例5の評価は、11体のパウチを用いて行った。また、実施例4および実施例5の評価は、注出口部の先端部を手前側に引いてパウチを開封した場合と奥側に押して開封した場合の両方行った。評価結果は、以下の通りとした。
◎:開封線に沿って破断し、かつ表面と裏面の間で段差が形成されていた。
○:開封線から一部外れて破断していたが、表面と裏面の間で段差が形成されていた。
×:開封線から外れて破断し、かつ表面と裏面の間に段差も形成されなかった。
以下、評価結果を表1および表2に示す。
Figure 0007279325000001
Figure 0007279325000002
表1に示されるように実施例1~3に係るパウチは、開封によって段差が形成されていたので、段差が形成されなかった比較例1に係るパウチよりも排出時間が早かった。これにより、パウチの開封時に段差を形成することにより、排出に要する時間を短くできることが確認された。なお、実施例1~3および比較例1に係るパウチにおいては、表面側は全て表側第1開封線に沿って破断し、裏面側は全て裏側開封線に沿って破断していた。
また、表2に示されるように実施例5に係るパウチは、注出口部の先端部に向けて凸状に湾曲した裏側開封線を有していたので、直線状の裏側開封線を有する実施例4に係るパウチよりも開封線に沿って開封できた数が多かった。これにより、裏側開封線は、注出口部の先端部に向けて凸状に湾曲していることが好ましいことが確認された。
10…パウチ
10A…表面
10B…裏面
11…表面フィルム
12…裏面フィルム
13…底面フィルム
20…本体部
30…注出口部
30A…基部
30B…先端部
31…注出口シール部
31A…内縁
31B、31C…対向シール部
32…流路
33…開封開始手段
34…表側第1開封線
34A、35A、36A…一端
34B、35B、36B…他端
35…表側第2開封線
36…裏側開封線
40…包装材料
41…基材層
42…シーラント層

Claims (4)

  1. 少なくとも基材層とシーラント層を有する包装材料で構成され、本体部と、前記本体部と一体の注出口部とを備えるパウチであって、
    少なくとも表面および裏面を備え、
    前記注出口部は、注出口シール部と、前記注出口シール部の内縁で画定される流路とを有し、
    前記注出口部における前記表面に、表側第1開封線および表側第2開封線が設けられ、
    前記注出口部における前記裏面に、裏側開封線が設けられ、
    前記表側第1開封線、前記表側第2開封線および前記裏側開封線は、少なくとも前記基材層を貫通し、かつ前記シーラント層を貫通しないように形成され、
    前記表側第1開封線、前記表側第2開封線および前記裏側開封線が、前記流路を横切るように延び、
    前記表側第1開封線、前記表側第2開封線および前記裏側開封線の一端および他端が、それぞれ前記注出口シール部に位置し、
    前記パウチの正面視において、前記表側第1開封線が、前記注出口シール部で前記裏側開封線と交わり、
    前記パウチの正面視において、前記表側第2開封線が、前記注出口シール部で前記表側第1開封線および前記裏側開封線と交わり、
    前記パウチの正面視において、前記表側第1開封線が、前記流路で前記裏側開封線と重なっておらず、
    前記パウチの正面視において、前記表側第2開封線が、前記流路で前記表側第1開封線および前記裏側開封線と重なっておらず、
    前記流路において、前記表側第1開封線が、前記注出口部の基部に向かって凸状に湾曲している部分を有し、前記表側第2開封線および前記裏側開封線が、前記注出口部の先端部に向かって凸状に湾曲している部分を有し、
    前記表側第1開封線の前記一端および前記他端を結ぶ第1仮想線の長さに対する前記第1仮想線から前記表側第1開封線における前記第1仮想線から最も離れた位置までの距離の比、および前記表側第2開封線の前記一端および前記他端を結ぶ第2仮想線の長さに対する前記第2仮想線から前記表側第2開封線における前記第2仮想線から最も離れた位置までの距離の比が、それぞれ0.3以下であり、
    前記裏側開封線の前記一端および前記他端を結ぶ第3仮想線の長さに対する前記第3仮想線から前記裏側開封線における前記第3仮想線から最も離れた位置までの距離の比が、0.1以下であり、
    前記第1仮想線、前記第2仮想線、および前記第3仮想線の長さが、それぞれ、10mm以上25mm以下である、パウチ。
  2. 前記注出口シール部が、前記流路を挟んで対向する一対の対向シール部を有し、前記パウチの正面視において、前記表側第1開封線と前記裏側開封線が、前記対向シール部のそれぞれで交わっている、請求項1に記載のパウチ。
  3. 前記注出口部が、前記本体部の上部と側部の間に位置している、請求項1または2に記載のパウチ。
  4. 前記注出口シール部が、前記注出口部の基部側に位置する第1内縁と、前記第1内縁よりも前記注出口部の先端部側に位置する第2内縁とを含み、前記注出口部の二等分線と前記第1内縁とのなす角度を第1角度とし、前記注出口部の二等分線と前記第2内縁とのなす角度を第2角度としたとき、前記第1角度が前記第2角度よりも大きい、請求項1ないし3のいずれか一項に記載のパウチ。
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