JP7276148B2 - 繊維状炭素ナノ構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、繊維状炭素ナノ構造体に関する。
近年、導電性、熱伝導性および機械的特性に優れる材料として、カーボンナノチューブ(以下、「CNT」と称することがある。)等の繊維状の炭素ナノ構造体が注目されている。
しかしながら、CNT等の繊維状炭素ナノ構造体は、ファンデルワールス力等によりバンドル構造体を形成し易く、溶媒中や樹脂中で分散させ難いため、所期の高特性を発揮させ難かった。
そこで、CNT等の繊維状炭素ナノ構造体に対して例えば酸化処理等の表面改質処理を施すことにより、繊維状炭素ナノ構造体の分散性を向上させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2015/045418号
しかし、従来の繊維状炭素ナノ構造体では、繊維状炭素ナノ構造体の分散液を得ることはできるものの、分散性を更に向上させた分散液を得て、なおかつ、凝集塊のない均質性が高い繊維状炭素ナノ構造体の膜を得るという点において改善の余地があった。
そこで、本発明は、分散剤を用いることなく、高い分散性を有する分散液を得ることを可能とし、ひいては、凝集塊のない均質な膜を得ることを可能とする繊維状炭素ナノ構造体を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決することを目的として鋭意検討を行った結果、昇温脱離法における25℃~1,000℃での二酸化炭素の脱離量のうち、カルボキシル基由来の二酸化炭素の脱離量が1,200μmol/gを超える繊維状炭素ナノ構造体によれば、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、本発明の繊維状炭素ナノ構造体は、昇温脱離法における25℃~1,000℃での二酸化炭素の脱離量のうち、カルボキシル基由来の二酸化炭素の脱離量が1,200μmol/gを超えることを特徴とする。このように、前記カルボキシル基由来の二酸化炭素の脱離量が1,200μmol/gを超えることで、分散剤を用いることなく、高い分散性を有する分散液を得ることを可能とし、ひいては、凝集塊のない均質な膜を得ることを可能とする。
なお、カルボキシル基由来の二酸化炭素の脱離量は、昇温脱離法における25℃~1,000℃での二酸化炭素の脱離量を測定して得られた3つの頂点を有する温度-脱離量の曲線を用いて、文献(Carbon 1996;34:983.、Carbon 1993;31:109.およびCarbon 1999;37:1379.)に基づいて、カルボキシル基、ラクトン基、およびカルボン酸無水物基に由来するそれぞれ3つのピークに分離する等の処理を行うことにより求めることができる。
また、本発明の繊維状炭素ナノ構造体は、昇温脱離法における25℃~1,000℃での二酸化炭素の脱離量が4,000μmol/g以上10,000μmol/g以下であることが好ましい。昇温脱離法における25℃~1,000℃での二酸化炭素の脱離量が4,000μmol/g以上10,000μmol/g以下であることにより、分散剤を用いることなく、より高い分散性を有する分散液を得ることができ、なおかつ、凝集塊のない、より均質な膜を得ることができる。
また、本発明の繊維状炭素ナノ構造体は、昇温脱離法における25℃~1,000℃での一酸化炭素の脱離量が2,400μmol/g以上10,000μmol/g以下であることが好ましい。昇温脱離法における25℃~1,000℃での一酸化炭素の脱離量が2,400μmol/g以上10,000μmol/g以下であることにより、分散剤を用いることなく、より高い分散性を有する分散液を得ることができ、なおかつ、凝集塊のない、より均質な膜を得ることができる。
また、本発明の繊維状炭素ナノ構造体は、カーボンナノチューブを含むことが好ましく、単層カーボンナノチューブを含むことがより好ましい。カーボンナノチューブを含む繊維状炭素ナノ構造体、特には単層カーボンナノチューブを含む繊維状炭素ナノ構造体は、特に優れた特性(例えば、導電性、熱伝導性、強度など)を発揮し得るからである。
本発明によれば、分散剤を用いることなく、高い分散性を有する分散液を得ることを可能とし、ひいては、凝集塊のない均質な膜を得ることを可能とする繊維状炭素ナノ構造体を得ることができる。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
ここで、本発明の繊維状炭素ナノ構造体は、例えば、酸化処理等の表面改質処理を施して、表面改質されたものである。そして、本発明の繊維状炭素ナノ構造体は、例えば、分散媒中に表面改質繊維状炭素ナノ構造体を分散させてなる分散液を調製する際に好適に用いることができる。
(繊維状炭素ナノ構造体)
本発明の繊維状炭素ナノ構造体は、昇温脱離法における25℃~1,000℃での二酸化炭素の脱離量のうち、カルボキシル基由来の二酸化炭素の脱離量が1,200μmol/gを超えることを必要とし、また、(i)分散液調製直後の凝集物の有無、(ii)分散液保存時の凝集物の生成、および(iii)成膜の際の膜中での凝集塊の生成という観点で、1,250μmol/g以上であることが好ましく、1,300μmol/g以上であることがより好ましく、また、繊維状ナノ構造体としての優れた特性を生かすという観点で、2,000μmol/g以下であることが好ましく、1,800μmol/g以下であることがより好ましく、1,400μmol/g以下であることが特に好ましく。そして、本発明の繊維状炭素ナノ構造体は、昇温脱離法における25℃~1,000℃での二酸化炭素の脱離量のうち、カルボキシル基由来の二酸化炭素の脱離量が1,200μmol/gを超えるので、分散剤を用いることなく、高い分散性を有する分散液を得ることを可能とし、ひいては、凝集塊のない均質な膜を得ることを可能とする。
ここで、繊維状炭素ナノ構造体としては、特に限定されることなく、例えば、カーボンナノチューブ(CNT)等の円筒形状の炭素ナノ構造体や、炭素の六員環ネットワークが扁平筒状に形成されてなる炭素ナノ構造体等の非円筒形状の炭素ナノ構造体が挙げられる。
なお、本発明の繊維状炭素ナノ構造体は、上述した炭素ナノ構造体を1種単独で含んでいてもよいし、2種以上含んでいてもよい。
上述した中でも、繊維状炭素ナノ構造体としては、CNTを含む繊維状炭素ナノ構造体が好ましい。CNTを含む繊維状炭素ナノ構造体は、特に優れた特性(例えば、導電性、熱伝導性、強度など)を発揮し得るからである。
なお、CNTを含む繊維状炭素ナノ構造体は、CNTのみからなるものであってもよいし、CNTと、CNT以外の繊維状炭素ナノ構造体との混合物であってもよい。
そして、繊維状炭素ナノ構造体中のCNTとしては、特に限定されることなく、単層カーボンナノチューブおよび/または多層カーボンナノチューブを用いることができるが、CNTは、単層から5層までのカーボンナノチューブであることが好ましく、単層カーボンナノチューブであることがより好ましい。カーボンナノチューブの層数が少ないほど、特に優れた特性を発揮し得るからである。
本発明の繊維状炭素ナノ構造体は、昇温脱離法における25℃~1,000℃での二酸化炭素の脱離量のうち、カルボキシル基由来の二酸化炭素の脱離量が1,200μmol/gを超えるものであり、下記〔1〕~〔2〕の性状を示すのが好ましい。
〔1〕昇温脱離法における25℃~1,000℃での二酸化炭素の脱離量が4,000μmol/g以上10,000μmol/g以下である。
〔2〕昇温脱離法における25℃~1,000℃での一酸化炭素の脱離量が2,400μmol/g以上10,000μmol/g以下である。
なお、繊維状炭素ナノ構造体に関し、昇温脱離法(Temperature Programmed Desorption)における一酸化炭素と二酸化炭素の脱離量は、公知の方法により求めることができる。すなわち、まず、所定の昇温脱離装置内において、繊維状炭素ナノ構造体に熱処理を施すことにより、当該繊維状炭素ナノ構造体の表面から吸着水を脱離させる。次いで、この熱処理が施された繊維状炭素ナノ構造体をヘリウムガス等の不活性ガス中で所定の温度まで加熱していき、当該繊維状炭素ナノ構造体の表面からの官能基(含酸素原子化合物など)の脱離に伴って発生する一酸化炭素と二酸化炭素とをそれぞれ定量する。
また、カルボキシル基由来の二酸化炭素の脱離量は、昇温脱離法における25℃~1,000℃での二酸化炭素の脱離量を測定して得られた3つの頂点を有する温度-脱離量の曲線を用いて、文献(Carbon 1996;34:983.、Carbon 1993;31:109.およびCarbon 1999;37:1379.)に基づいて、カルボキシル基、ラクトン基、およびカルボン酸無水物基に由来するそれぞれ3つのピークに分離する等の処理を行うことにより求めることができる。
また、昇温脱離法における25℃~1,000℃での、一酸化炭素(CO)の脱離量又は二酸化炭素(CO)の脱離量は、繊維状炭素ナノ構造体を加熱して、その温度が1,000℃に上昇するまでの間に脱離した、COの総量又はCOの総量として求められる。
繊維状炭素ナノ構造体は、昇温脱離法における25℃~1,000℃での、二酸化炭素(CO)の脱離量が4,000μmol/g以上10,000μmol/g以下であることが好ましく、また、一酸化炭素の脱離量(CO)が2,400μmol/g以上10,000μmol/g以下であることが好ましい。
ここで、昇温脱離法において発生するガス中のCOとCOは、繊維状炭素ナノ構造体表面に結合している、水酸基、カルボキシル基、ケトン基、ラクトン基、カルボン酸無水物基、アルデヒド基、などの種々の官能基に由来する。繊維状炭素ナノ構造体は、上記の通りのCOとCOの脱離量を有しており、その表面には、特に水酸基とカルボキシル基が多く存在しているものと推定される。そして、繊維状炭素ナノ構造体は、かかる特性を有することから、例えば、種々の溶媒への分散性に優れている。また、導電性に優れており、実質的に炭素原子から構成されていることから、構成成分として金属を含む場合に見られるような劣化がなく、信頼性に優れる。そのため、繊維状炭素ナノ構造体は、各種材料として有用である。
なお、繊維状炭素ナノ構造体の有用性を高める観点からは、昇温脱離法における25℃~1000℃での繊維状炭素ナノ構造体のCOの脱離量は、3,000μmol/g以上であることがより好ましく、3,800μmol/g以上であることが特に好ましく、また、8,000μmol/g以下であることがより好ましく、5,000μmol/g以下であることが特に好ましく、3,900μmol/g以下であることが最も好ましい。
また、同様の理由により、昇温脱離法における25℃~1,000℃での繊維状炭素ナノ構造体のCOの脱離量は、4,400μmol/g以上であることがより好ましく、5,900μmol/g以上であることが特に好ましく、また、9,000μmol/g以下であることがより好ましく、8,000μmol/g以下であることが特に好ましく、6,400μmol/g以下であることが最も好ましい。
また、繊維状炭素ナノ構造体は、分散性に優れることから、その平均直径(Av)と直径の標準偏差(σ)が、通常、0.60>(3σ/Av)>0.20を満たし、好ましくは0.60>(3σ/Av)>0.50を満たす。ここで、直径とは繊維状炭素ナノ構造体の外径を意味する。また、平均直径(Av)及び直径の標準偏差(σ)は、透過型電子顕微鏡での観察下に、無作為に選択された繊維状炭素ナノ構造体100本の直径を測定した際の平均値及び標準偏差として求められる(後述する平均長さも、同様の方法で長さの測定を行い、その平均値として求められる。)。
また、繊維状炭素ナノ構造体としては、平均直径(Av)に対する、直径の標準偏差(σ:標本標準偏差)に3を乗じた値(3σ)の比(3σ/Av)が0.20超0.60未満の繊維状炭素ナノ構造体を用いることが好ましく、3σ/Avが0.25超の繊維状炭素ナノ構造体を用いることがより好ましく、3σ/Avが0.50超の繊維状炭素ナノ構造体を用いることが更に好ましい。3σ/Avが0.20超0.60未満の繊維状炭素ナノ構造体は、特に優れた特性を発揮し得る。
なお、繊維状炭素ナノ構造体の平均直径(Av)および標準偏差(σ)は、繊維状炭素ナノ構造体の製造方法や製造条件を変更することにより調整してもよいし、異なる製法で得られた繊維状炭素ナノ構造体を複数種類組み合わせることにより調整してもよい。
繊維状炭素ナノ構造体としては、そのようにして測定した直径を横軸に、その頻度を縦軸に取ってプロットし、ガウシアンで近似した際に、正規分布を取るものが好適である。
繊維状炭素ナノ構造体の平均直径(Av)は、0.5nm以上であることが好ましく、1nm以上であることがより好ましく、4nm以上であることが特に好ましく、60nm以下であることが好ましく、30nm以下であることがより好ましく、15nm以下であることが更に好ましく、10nm以下であることが特に好ましく、5nm以下であることが最も好ましい。平均直径(Av)が上記範囲内の繊維状炭素ナノ構造体は、特に優れた特性を発揮し得る。
ここで、本発明において、「繊維状炭素ナノ構造体の平均直径」は、透過型電子顕微鏡(TEM)画像上で、例えば、20本の繊維状炭素ナノ構造体について直径(外径)を測定し、個数平均値を算出することで求めることができる。
繊維状炭素ナノ構造体の平均長さは、通常、10nm以上800nm以下であり、100nm以上であることが好ましく、500nm以下であることが好ましく、300nm以下であることがより好ましい。
そして、繊維状炭素ナノ構造体の炭素純度は、好ましくは98質量%以上、より好ましくは99質量%以上、さらに好ましくは99.9質量%以上である。
本発明の繊維状炭素ナノ構造体は、例えば、昇温脱離法における25℃~1,000℃でのCOの脱離量のうち、カルボキシル基由来のCOの脱離量が1,200μmol/g以下である任意の繊維状炭素ナノ構造体(以下、「原料の繊維状炭素ナノ構造体」という場合がある。)を表面改質処理することで製造することができる。また、昇温脱離法における25℃~1,000℃でのCOとCOの脱離量は、繊維状炭素ナノ構造体の表面改質処理の条件を適宜変更することで調整することができる。
前記表面改質処理は、特に限定されることなく、国際公開WO2013/133292号等に記載の公知技術を適用できる。前記表面改質処理は、例えば、硫酸、オゾン、フッ素ガスまたは過酸化水素などの公知の表面改質処理剤を用いて行うことができる。中でも、繊維状炭素ナノ構造体の分散性の観点からは、表面改質処理剤としては、硫酸を含むものが好ましい。また、表面改質処理条件は、使用する表面改質処理剤の種類および所望の表面改質繊維状炭素ナノ構造体の性状に応じて設定することができる。
そして、本発明の繊維状炭素ナノ構造体は、例えば水などの分散媒中で、分散剤を使用しなくても良好に分散させることができる。そして、得られた繊維状炭素ナノ構造体分散液は、各種成形品(例えば、帯電防止膜や透明導電膜など)の製造に用いることができる。
<繊維状炭素ナノ構造体の製造方法>
なお、上述した性状を有する繊維状炭素ナノ構造体は、例えば、触媒層を表面に有する基材上に、原料化合物およびキャリアガスを供給して、CVD法により繊維状炭素ナノ構造体を合成する際に、系内に微量の酸化剤(触媒賦活物質)を存在させることで、触媒層の触媒活性を飛躍的に向上させるという方法(例えば、国際公開第2006/011655号参照)において、基材表面への触媒層の形成をウェットプロセスにより行い、エチレンを含む原料ガス(例えば、エチレンを10体積%超含むガス)を用いることにより、効率的に製造することができる。
ここで、ウェットプロセスによる基材表面への触媒層の形成は、例えば、アルミニウム化合物を含む塗工液Aを基材上に塗布した後、塗工液Aを乾燥して基材上にアルミニウム薄膜(鉄薄膜(触媒層)を担持する触媒担持層)を形成し、更に、アルミニウム薄膜の上に、鉄化合物を含む塗工液Bを塗布した後、塗工液Bを乾燥してアルミニウム薄膜上に鉄薄膜(触媒層)を形成することにより、行うことができる。なお、「アルミニウム薄膜」とは金属成分としてアルミニウムを含む薄膜を指し、「鉄薄膜」とは金属成分として鉄を含む薄膜を指す。
そして、基材としては、鉄、ニッケル、クロム、モリブデン、タングステン、チタン、アルミニウム、マンガン、コバルト、銅、銀、金、白金、ニオブ、タンタル、鉛、亜鉛、ガリウム、インジウム、ゲルマニウムおよびアンチモンなどの金属からなる基材、これらの金属の合金または酸化物からなる基材、シリコン、石英、ガラス、マイカ、グラファイトおよびダイヤモンドなどの非金属からなる基材、或いは、セラミックからなる基材を用いることができる。
また、塗工液Aとしては、アルミニウム薄膜としてのアルミナ薄膜を形成しうる金属有機化合物または金属塩を有機溶剤に溶解または分散させたものを用いることができる。
ここで、アルミナ薄膜を形成しうる金属有機化合物としては、例えば、アルミニウムトリメトキシド、アルミニウムトリエトキシド、アルミニウムトリ-n-プロポキシド、アルミニウムトリ-i-プロポキシド、アルミニウムトリ-n-ブトキシド、アルミニウムトリ-sec-ブトキシド、アルミニウムトリ-tert-ブトキシド等のアルミニウムアルコキシドが挙げられる。アルミニウムを含む金属有機化合物としては他に、トリス(アセチルアセトナト)アルミニウム(III)などの錯体が挙げられる。また、アルミナ薄膜を形成しうる金属塩としては、例えば、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム、硝酸アルミニウム、臭化アルミニウム、ヨウ化アルミニウム、乳酸アルミニウム、塩基性塩化アルミニウム、塩基性硝酸アルミニウム等が挙げられる。更に、有機溶剤としては、アルコール、グリコール、ケトン、エーテル、エステル類、炭化水素類等の種々の有機溶剤が使用できる。これらは、単独で、或いは、混合物として用いることができる。
なお、塗工液Aには、金属有機化合物および金属塩の縮合重合反応を抑制するための安定剤を添加してもよい。安定剤は、β-ジケトン類およびアルカノールアミン類からなる群より選ばれる少なくとも一つであることが好ましい。β-ジケトン類ではアセチルアセトン、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、ベンゾイルアセトン、ジベンゾイルメタン、ベンゾイルトリフルオルアセトン、フロイルアセトンおよびトリフルオルアセチルアセトンなどがあるが、特にアセチルアセトン、アセト酢酸エチルを用いることが好ましい。アルカノールアミン類ではモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N-メチルジエタノールアミン、N-エチルジエタノールアミン、N,N-ジメチルアミノエタノール、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミンなどがあるが、第2級または第3級アルカノールアミンを用いることが好ましい。
更に、塗工液Bとしては、鉄薄膜を形成しうる金属有機化合物または金属塩を有機溶剤に溶解または分散させたものを用いることができる。
ここで、鉄薄膜を形成しうる金属有機化合物としては、例えば、鉄ペンタカルボニル、フェロセン、アセチルアセトン鉄(II)、アセチルアセトン鉄(III)、トリフルオロアセチルアセトン鉄(II)、トリフルオロアセチルアセトン鉄(III)等が挙げられる。また、鉄薄膜を形成しうる金属塩としては、例えば、硫酸鉄、硝酸鉄、リン酸鉄、塩化鉄、臭化鉄等の無機酸鉄、酢酸鉄、シュウ酸鉄、クエン酸鉄、乳酸鉄等の有機酸鉄等が挙げられる。これらは、単独で、或いは、混合物として用いることができる。
なお、塗工液Bに含まれる有機溶剤は、特に限定されず、上述の塗工液Aに使用し得る有機溶剤と同様のものを用いることができる。また、塗工液Bには、上述の塗工液Aに配合し得るものと同様の安定剤が含まれていてもよい。
そして、上述した塗工液Aおよび塗工液Bの塗布並びに乾燥は、既知の手法を用いて行うことができる。
以下、本発明について実施例に基づき具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、以下において、量を表す「%」は、特に断らない限り、質量基準である。
実施例および比較例において、「昇温脱離法による評価」、「分散液における分散性の評価」、「分散液中の凝集物の有無の確認」、および、「膜中の凝集塊の有無の確認」は、それぞれ以下の方法を使用して測定または評価した。
(昇温脱離法による評価)
昇温脱離ガス質量分析装置(島津製作所製、製品名「QP2010Ultra」、昇温速度10℃/min、室温(25℃)から1,000℃に昇温、ヘリウム雰囲気下)に、各実施例および比較例で得られた「酸処理済カーボンナノチューブ」を設置し、脱離したCOとCOを質量分析計で検出し、得られたCO及びCOのガス量から「酸処理済カーボンナノチューブ」の1gあたりから生ずるガスの量(μmol)を計算し、CO及びCOの脱離量をそれぞれ求めた。
また、公知文献(Carbon 1996;34:983.、Carbon 1993;31:109.およびCarbon 1999;37:1379.)におけるカルボキシル基由来のCOの脱離温度に基づいてピーク分離等の処理を行って、カルボキシル基由来のCOの脱離量を測定した。
(分散液における分散性の評価)
各実施例および比較例で得られた「カーボンナノチューブの分散液」に対し、遠心分離機(ベックマンコールター製、製品名「OPTIMA XL100K」)を使用し、20,000Gで40分間遠心分離して上澄み液を回収するサイクルを3回繰り返して、遠心分離処理後のカーボンナノチューブの分散液20mLを得た。
分光光度計(日本分光製、商品名「V670」)を使用し、遠心分離機で処理する前の分散液の吸光度Ab1(光路長1cm、波長550nm)と、遠心分離機で処理した後の分散液の吸光度Ab2(光路長1cm、波長550nm)を測定した。下記式により、遠心分離処理による分散液の吸光度の低下率を求めることで、カーボンナノチューブの分散性を評価した。吸光度低下率が小さいほど、カーボンナノチューブが良好に表面改質されており、カーボンナノチューブの分散性が優れていることを示す。
「分散液の吸光度低下率(%)」={1-(Ab2/Ab1)}×100
(分散液中の凝集物の有無の確認)
各実施例および比較例で得られた「処理済カーボンナノチューブ/酸の液」3.0gを、50mLサンプル瓶に測り取り、イオン交換水を27.0g添加して希釈した。上澄みを除去した後、イオン交換水を加えて液量を30mLとした。濃度0.1質量%アンモニア水を加えて、pHを7.0に調整したのち、超音波照射装置(ブランソン製、製品名「BRANSON5510」)を用いて42Hzで50分間、超音波照射して、「カーボンナノチューブの分散液」を得た。以下の基準に従って分散性を目視で評価した。
[評価基準]
○:目で見える凝集物が存在しない
×:目で見える凝集物が存在する
(膜中の凝集塊の有無の確認)
各実施例および比較例で得られた「カーボンナノチューブの分散液」を、ガラス基板にバーコーター♯2にて塗布した後、130℃で10分間乾燥し、カーボンナノチューブ膜をガラス基板上に形成した。
そして、得られたカーボンナノチューブ膜を光学顕微鏡(倍率100倍)で観察し、顕微鏡の視野中に視認されるカーボンナノチューブの凝集塊(直径30μm以上)の有無を確認して、以下の基準に従ってカーボンナノチューブ膜の評価を行なった。カーボンナノチューブの凝集塊が無いものは、カーボンナノチューブが良好に表面改質されており、カーボンナノチューブの分散性が優れていることを示す。
[評価基準]
○:凝集塊が存在しない
×:凝集塊が存在する
(実施例1)
<カーボンナノチューブの分散液の調製>
冷却管と撹拌翼を備えた300mLフラスコに、繊維状炭素ナノ構造体としてのカーボンナノチューブ(ゼオンナノテクノロジー製、製品名「ZEONANO SG101」、平均径:4.3nm、平均長さ:360μm)0.80g、硫酸(和光純薬製、濃度:96%~98%)83mLを加えたのち、撹拌しながら内温260℃で24.0時間加熱した。
硫酸液中での24.0時間加熱処理により得られた「処理済カーボンナノチューブ/硫酸の液」10gを、PTFEメンブレンフィルターで濾過し、固形物をイオン交換水で水洗したのち、150℃真空下で15時間乾燥することで、「処理済カーボンナノチューブ」55mgを得た(平均径:4.3nm、平均長さ:122nm)。
(実施例2)
実施例1において、硫酸液中での加熱処理の時間を、24.0時間とする代わりに、20.0時間としたこと以外は、実施例1と同様にして、「処理済カーボンナノチューブ」を得た(平均径:4.3nm、平均長さ:268nm)。
(比較例1)
実施例1において、硫酸液中での加熱処理の時間を、24.0時間とする代わりに、12.0時間としたこと以外は、実施例1と同様にして、「処理済カーボンナノチューブ」を得た(平均径:4.3nm、平均長さ:1μm)。
(比較例2)
実施例1において、硫酸液中での加熱処理の温度と時間を、それぞれ、260℃、24.0時間とする代わりに、180℃、24.0時間としたこと以外は、実施例1と同様にして、「処理済カーボンナノチューブ」を得た(平均径:4.3nm、平均長さ:210μm)。
(比較例3)
<カーボンナノチューブの分散液の調製>
冷却管と撹拌翼を備えた300mLフラスコに、繊維状炭素ナノ構造体としてのカーボンナノチューブ(ゼオンナノテクノロジー製、製品名「ZEONANO SG101」、平均径:4.3nm、平均長さ:360μm)0.80g、硫酸(和光純薬製、濃度:96%~98%)64mLを加えたのち、撹拌しながら内温130℃で6.0時間加熱した。
硫酸中での6.0時間加熱処理により得られた「処理済カーボンナノチューブ/硫酸の液」10gを、PTFEメンブレンフィルターで濾過し、固形物をイオン交換水で水洗したのち、150℃真空下で15時間乾燥することで、「処理済カーボンナノチューブ」48mgを得た(平均径:4.3nm、平均長さ:118μm)。
Figure 0007276148000001
表1より、実施例1~2の繊維状炭素ナノ構造体は、比較例2の繊維状炭素ナノ構造体と比較して、分散液中における分散性に優れており、膜中に凝集塊のない均質な膜を得られ、また、比較例1~3の繊維状炭素ナノ構造体と比較して、膜中に凝集塊のない均質な膜を得られることが分かる。
本発明の繊維状炭素ナノ構造体は、例えば、タッチパネル、太陽電池、燃料電池等の電子機器や電子部材に用いる電極の、導電層(透明導電性膜)、帯電防止膜、触媒層等の構成材料等として好適に用いられる。

Claims (3)

  1. 昇温脱離法における25℃~1,000℃での二酸化炭素の脱離量のうち、カルボキシル基由来の二酸化炭素の脱離量が1,200μmol/gを超え
    昇温脱離法における25℃~1,000℃での二酸化炭素の脱離量が4,000μmol/g以上10,000μmol/g以下であり、
    昇温脱離法における25℃~1,000℃での一酸化炭素の脱離量が2,400μmol/g以上10,000μmol/g以下である、繊維状炭素ナノ構造体。
  2. 前記繊維状炭素ナノ構造体がカーボンナノチューブを含む、請求項に記載の繊維状炭素ナノ構造体。
  3. 前記カーボンナノチューブが単層カーボンナノチューブである、請求項に記載の繊維状炭素ナノ構造体。
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