JP7276029B2 - 乗物の模擬装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗物の室内を模した乗物の模擬装置に関し、より具体的には、乗物用シートとペダル部とがベース部上に設置されている乗物の模擬装置に関する。
この種の乗物の分野では、乗物の室内を部分的に模した模擬装置が作成されることがあり、この模擬装置は、展示会用のディスプレイや、開発段階における動作検証などに使用されている。例えば特許文献1に開示の検証装置は、運転者のドライビングポジションを検証する装置であり、車両用シートと検証装置本体とが、車両の室内を模するように配置されている。この検証装置では、車両の床面に見立てられた台座に対して車両用シートが移動可能な状態で設置されている。すなわち車両用シートは、スライド機構を介して台座に設置されることで、前後方向にスライド移動可能な状態となっている。
また検証装置本体は、台座の前側に設置されたベースと、ベースの上に設置された柱状の支持台と、支持台に配設された複数のペダル類及びステアリング装置とを有している。複数のペダル類は、本発明のペダル部に相当する部分であり、アクセルペダルとブレーキペダルとを有している。公知技術では、複数のペダル類とステアリング装置が、車両用シートに対する上下及び前後の位置を調整可能な状態で支持台に配設されている。すなわち支持台が、ベースの下方に設置されたリフト機構によって上下動することで、各ペダル類とステアリング装置の上下の位置を調整することができる。また支持台が、位置調整機構によってベース上を前後動することで、各ペダル類とステアリング装置の前後の位置を調整することができる。こうして公知技術の検証装置では、運転者のドライビングポジションを検証する際に、車両用シートと検証装置本体の双方を移動させて、これらの相対的な位置関係を変更することが可能となっている。
特開2012-242116号公報
ところで上記模擬装置の分野では、製造コストや重量の低減等の目的から、装置自体の構成をできる限りシンプル化したいとの要請がある。しかし公知技術では、相対位置関係の変更用の機構として、車両用シート(乗物用シート)用の移動機構と検証装置本体(ペダル部等)用の移動機構が設けられているため、装置構成のシンプル化には不向きの構成であった。とりわけ大型の車両用シートは、人力で移動させることが困難であることから、自動で移動させるための各種の電装部品が必須となり、模擬装置の製造コストと重量の増加を招いていた。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、比較的シンプルな構成によって、乗物用シートとペダル部の相対的な位置関係を変更することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の乗物の模擬装置は、乗物用シートとペダル部とが乗物の室内を模するようにベース部の上に設置されている。この種の装置構成では、比較的シンプルな構成によって、乗物用シートとペダル部の相対的な位置関係を変更できることが望ましい。そこで本発明の乗物用シートは、ベース部に対して移動不能な状態で設置されて、ペダル部の後方に配置されている。そしてペダル部は、アクセルペダルとブレーキペダルとを有して、乗物用シートとの相対位置関係を変更可能な状態でベース部に設置されている。本発明では、乗物用シートをベース部に移動不能な状態で設置しているため、乗物用シートを移動させる構成を省略することができ、装置構成のシンプル化に資する構成となっている。そのうえで比較的小型のペダル部を乗物用シートとの位置関係を変更可能な状態でベース部に設置することにより、乗物用シートとペダル部の相対位置関係を比較的シンプルな構成で変更することが可能となっている。
また発明の乗物の模擬装置ペダル部は、アクセルペダルとブレーキペダルとが配設されている支持板部を有している。そして支持板部には、乗員の踵部を配置可能なように平坦とされている支持部位が、アクセルペダルとブレーキペダルの後方に設けられている。本発明では、乗員の踵部を支持する支持部位を支持板部に設けている。このため乗員(又は乗員模型)は、ペダル部の支持部位に踵部を載せた自然な状態で乗物用シートに着座することができ、所望のデザイン性を確保し且つ各種の検証をより精度良く行うことが可能となる。
そして第発明の支持板部は、ベース部に設けられた案内部に沿って所定の方向に移動可能とされている。そして案内部に、前後方向に延びる第一案内部位と、第一案内部位に連通して左右方向に延びる第二案内部位とが設けられることで、支持板部が、ベース部に対して前後方向と左右方向とに移動可能とされていると共に、案内部に挿通されて支持板部に着脱自在に固定される保持具によって、案内部に対する支持板部の前後又は左右の位置が保持されて位置固定される構成とした。本発明では、ベース部に対するペダル部の移動方向(前後方向又は左右方向)を必要に応じて設定することができ、各種の検証をより精度良く行うことが可能となる。
また第2発明の乗物の模擬装置は、第1発明の乗物の模擬装置において、支持板部は、案内部に対して摺動可能に取付けられた下側支持板と、アクセルペダルとブレーキペダルとが配設された上側支持板とを有し、上側支持板は、下側支持板に固定された状態で上側に起立する連結柱部に沿って上下方向に移動可能とされていると共に、連結柱部に挿通されて上側支持板に着脱自在に固定される別の保持具によって、下側支持板に対する上側支持板の上下の位置が保持されて位置固定される構成とした。本発明では、ベース部に対するペダル部の移動方向(前後方向又は左右方向又は上下方向)を必要に応じて設定することができ、各種の検証を更に精度良く行うことが可能となる。
第3発明の乗物の模擬装置は、第1発明又は第2発明の乗物の模擬装置において、支持板部の高さ位置と、支持板部に隣接可能なベース部部分の高さ位置とが揃えられている。本発明では、支持板部とベース部の高さ位置を揃えて概ね面一となるように配置したことで、乗物の室内環境をより適切に模することが可能となり、各種の検証に資する構成となっている。
第4発明の乗物の模擬装置は、第1発明~第3発明のいずれかの乗物の模擬装置において、ペダル部の移動と位置固定とを人力で行うことが可能となっている。本発明では、ペダル部の移動と位置固定の作業(相対位置関係の変更作業)を人力で行うことが可能であるため、自動化に伴う電装部品等を配設する必要がなく、装置構成のシンプル化に資する構成となる。
第5発明の乗物の模擬装置は、第1発明~第4発明のいずれかの乗物の模擬装置において、ベース部は、乗物用シートが設置されている第一ベース部材と、ペダル部が設置されている第二ベース部材とが着脱可能に組付けられることで形成されており、第一ベース部材と第二ベース部材の着脱は人力で行うことが可能となっている。本発明では、各ベース部材を着脱可能としたことで、これらを個別に搬送することが可能となっている。さらに両ベース部材の着脱作業を人力で行うことが可能であるため、装置構成のシンプル化に資する構成となっている。
本発明に係る第1発明によれば、比較的シンプルな構成によって、乗物用シートとペダル部の相対的な位置関係を変更することができる。また第1発明によれば、比較的シンプルな構成によって、乗物用シートとペダル部の相対的な位置関係を性能良く変更することができる。また第2発明によれば、比較的シンプルな構成によって、乗物用シートとペダル部の相対的な位置関係をより性能良く変更することができる。また第3発明によれば、比較的シンプルな構成によって、乗物用シートとペダル部の相対的な位置関係を更に性能良く変更することができる。また第4発明によれば、よりシンプルな構成によって、乗物用シートとペダル部の相対的な位置関係を変更することができる。また第5発明によれば、さらにシンプルな構成によって、乗物用シートとペダル部の相対的な位置関係を変更することができる。
乗物の模擬装置の概略側面図である。 乗物の模擬装置の概略上面図である。 第二ベース部材とペダル部の分解斜視図である。 ペダル部の裏側の斜視図である。 設置前の第二ベース部材とペダル部の概略断面図である。 設置後の第二ベース部材とペダル部の概略拡大断面図である。 スライド移動の際の第二ベース部材とペダル部の斜視図である。 第一ベース部材と第二ベース部材の拡大斜視図である。 第一ベース部材の拡大斜視図である。 乗物の模擬装置の使用例を示す概略側面図である。 乗物の模擬装置の別の使用例を示す概略側面図である。 変形例1のペダル部の斜視図である。 変形例2の第二ベース部材とペダル部の分解斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1~図13を参照して説明する。各図には、便宜上、乗物の模擬装置の前後方向と左右方向と上下方向を示す矢線を適宜図示する。図1及び図2の乗物の模擬装置2は、乗物用シート4と、ペダル部10と、ベース部20とを有し、乗物の室内を部分的に模するようにベース部20上に乗物用シート4とペダル部10とが設置されている。この乗物の模擬装置2は、展示会用のディスプレイや、開発段階における動作検証への使用が予定されている。このため本実施例では、デザイン性や検証性を考慮して、乗物用シート4とペダル部10の相対位置関係の変更を可能とするのであるが、このとき装置構成が過度に複雑化するといった事態は極力回避すべきである。そこで本実施例では、後述する比較的シンプルな構成によって、乗物用シート4とペダル部10の相対的な位置関係を変更することとした。以下、各構成について詳述する。
[乗物用シート]
図1及び図2に示す乗物用シート4は、シートクッション5と、シートバック6と、ヘッドレスト7とを有し、これら各部材5~7は、図示しない基本構成としてシートフレームとシートパッドとシートカバーを有している。この乗物用シート4では、シートクッション5の後部にシートバック6の下部が起倒可能に連結され、起立状態のシートバック6の上方にヘッドレスト7が配設されている。そして乗物用シート4は、乗員又は乗員模型が前方を向いて着座できるように、着座面を前方に向けた状態で後述するベース部20に設置される。ここで乗物用シート4の外形寸法は、乗員又は乗員模型の体格に合わせて設定することが可能であり、例えば乗員模型として、AM95乗員模型とJF05乗員模型との間に位置するサイズの乗員模型を使用できる。このように乗物用シート4は、乗員又は乗員模型を着座させるために所定の外形寸法を有しており、後述するペダル部10に比して上下方向と左右方向と前後方向の寸法が大きくなっている。
[ペダル部]
図1~図3に示すペダル部10は、アクセルペダル11と、ブレーキペダル12と、これら両ペダルが配設されている支持板部13(支持部位16)とを有している。ここで支持板部13は、図3に示すように上方視で概ね矩形状の板材であり、その上面13uは概ね平坦とされている。またアクセルペダル11は、その前側面11a及び右側面11bが概ね垂直に起立する角柱状の部材であり、支持板部13の上面13uの前部右側に固定されている。このアクセルペダル11の後側面11cは、上方に向かうにつれて次第に前方に向けて傾斜し、左側面11dは、上方に向かうにつれて次第に右方に向けて傾斜している。またブレーキペダル12は、概ね四角柱状の部材であり、支持板部13の上面13uの前部左側に固定されてアクセルペダル11に隣接又は近接するように配置されている。そして支持板部13の前部には、着座状態の乗員(又は乗員模型)の踵部を配置可能な支持部位16が設けられて、アクセルペダル11とブレーキペダル12の後方に配置されている。この支持部位16は、支持板部13の平坦な上面13uの後部で形成されており、所定の面積を備えるように上方視で概ね矩形状をなしている。
また図3~図5を参照して、支持板部13には、後述するベース部20用の構成として、左右一対のガイド板部14a,14bと、前後一対の位置決め筒部15a,15bとが設けられている。そして右側のガイド板部14aは、支持板部13の右縁から下方に突出する縦板状の部位であり、支持板部13の右縁に沿って連続的に形成されている。また左側のガイド板部14bは、支持板部13の左縁から下方に突出する縦板状の部位であり、支持板部13の左縁に沿って連続的に形成されている。そして前後一対の位置決め筒部15a,15bは、支持板部13の下面13dに埋め込まれて固定された円筒状の部位であり、支持板部13の前部と後部とに分かれて配置されている。これら各位置決め筒部15a,15bは、それぞれ左右方向の概ね中央に配置されているとともに、その下端面にネジ孔(符号省略)が開口して後述する保持具40を螺合することができる。
[ベース部]
図1及び図2に示すベース部20は、乗物の床面を模した上方視で概ね矩形の部位であり、乗物用シート4とペダル部10とを設置することができる。このベース部20は、第一ベース部材21と、第二ベース部材22と、両ベース部材を着脱可能に組付ける左右一対の組付錠部50a,50bとを有している。ここで第一ベース部材21は、所定の高さ寸法を備えた上方視で概ね矩形の箱状部材であり、第一ベース部材21の上面21uは概ね平坦とされている。また第一ベース部材21の上面21uには、着座面を前側に向けた乗物用シート4が、相対移動不能な状態で設置されている。ここで乗物用シート4の設置手法は特に限定しないが、ボルト接合やビス接合やカシメ付け等の機械的な接合手法、溶接等の治金的な接合手法、接着や融着等の手法を例示できる。そして図3に示す第一ベース部材21の前面には、左右一対の組付孔H1,H2が設けられており、各組付孔H1,H2を利用して後述する第二ベース部材22を位置決めして組付けることができる。
また図1~図3に示す第二ベース部材22は、下側が解放状とされた上方視で概ね矩形の箱状部材であり、第一ベース部材21と概ね同一の高さ寸法を有している。この第二ベース部材22の後面には、左右一対の組付軸A1,A2が突設されており、これら各組付軸A1,A2は、対応する組付孔H1,H2に挿入可能な位置に配置されている。そして第二ベース部材22の上面22uの右側には、ペダル部10用の構成として、段差状に凹んでいる案内部23(詳細後述)が設けられ、第二ベース部材22の案内部23を除く上面22u部分は概ね平坦とされている。この第二ベース部材22の案内部23を除く上面22u部分は、本発明の支持板部に隣接可能なベース部部分に相当する。
[案内部]
図3に示す案内部23は、ペダル部10の前後のスライド移動を許容する段差状の凹部位であり、後述するように左右一対のガイド溝部24a,24bと位置決め孔部25を有している。この案内部23は、上方視において前後に長尺な矩形状に形成されており、支持板部13を配置可能な左右の幅寸法を有して前後方向に延長している。ここで案内部23の形成手法は特に限定しないが、本実施例では、図5に示す第二ベース部材22の上面22uに設けた矩形の貫通窓部30と、この貫通窓部30を塞ぐ底板31と、底板31上に固定された底上げ板32とで形成されている。すなわち第二ベース部材22の上面22uには、案内部23に倣った形状の貫通窓部30が厚み方向に貫通して設けられており、この貫通窓部30の周縁(例えば右縁30aと左縁30b)は下方に向けて突出した縦板状になっている。また底板31は、第二ベース部材22の上面22uの下側に固定されている平板部材であり、貫通窓部30の周縁(30a,30b)の下端がそれぞれ固定されている。そして底上げ板32は、貫通窓部30よりも左右の幅寸法が小さい平板部材であり、貫通窓部30の右縁30a及び左縁30bとの間に隙が設けられた状態で底板31の上面に固定されている。
また図3及び図5に示す左右一対のガイド溝部24a(24b)は、それぞれペダル部10の対応するガイド板部14a(14b)を挿入するための溝状の部位であり、案内部23の右縁側と左縁側に分かれて形成されている。右側のガイド溝部24aは、貫通窓部30の右縁30aと底上げ板32との間に形成された溝状の部位であり、後述するように支持板部13の右側のガイド板部14aを摺動可能に挿入しておくことができる。また左側のガイド溝部24bは、貫通窓部30の左縁30bと底上げ板32との間に形成された溝状の部位であり、後述するように支持板部13の左側のガイド板部14bを摺動可能に挿入しておくことができる。そして位置決め孔部25は、前後方向に延びる長孔状の貫通孔であり、底板31と底上げ板32とを厚み方向に貫通している。この位置決め孔部25は、案内部23の左右方向の概ね中央に形成され、ペダル部10を案内部23内に配置した状態において、支持板部13の各位置決め筒部15a,15bの直下に配置される。
そして本実施例では、図5及び図6を参照して、後述するようにペダル部10が案内部23に配置された状態において、底上げ板32の上方に支持板部13が重ねられた状態で配置される。このとき乗物室内を適切に模する観点から、支持板部13の上面13uの高さ位置と、第二ベース部材22の案内部23を除く上面22uの高さ位置とを所定の高さ位置HSに揃えておくことが望ましい。このため本実施例では、ベース部20の支持板部13の厚み寸法T1と底上げ板32の厚み寸法T2の合計寸法を、案内部23の奥行寸法DSに概ね一致するように設定している。
[第二ベース部材に対するペダル部の設置(保持具)]
図3、図5及び図6を参照して、ペダル部10を、アクセルペダル11とブレーキペダル12を前方に配置しつつ、第二ベース部材22の案内部23内に設置する。このときペダル部10の支持板部13の下面13dを底上げ板32にあてがいつつ、左右の各ガイド板部14a(14b)を、対応するガイド溝部24a(24b)内に摺動可能に挿入しておく。こうすることでペダル部10は、各ガイド溝部24a,24bに沿うように案内部23の前後に人力でスライド移動可能な状態となる。そしてこの状態のペダル部10の各位置決め筒部15a,15bの直下には、前後に延びる案内部23の位置決め孔部25が配置され、この位置決め孔部25を通じて各位置決め筒部15a,15bが第二ベース部材22の下側に露出した状態となる。
そして本実施例では、図3、図5及び図6を参照して、ボルト状の保持具40によって、案内部23に対するペダル部10の位置固定可能な構成となっている。この保持具40は、ネジ山を備えた円筒状の軸部41と、この軸部41の先端に設けた頭部42とを有している。そこで頭部42を下に向けた保持具40を、第二ベース部材22の下側から位置決め孔部25に通しつつ、ペダル部10の各位置決め筒部15a,15bに人力で螺合していく。こうして保持具40の頭部42が底板31の下面に当たるまで各位置決め筒部15a,15bに螺合することで、この保持具40がストッパーとして機能し、案内部23に対するペダル部10の位置が保持されて位置固定された状態となる。なおペダル部10の位置を変更する場合には、図7に示すように各保持具40を各位置決め筒部15a,15bから人力で抜き外すことで、案内部23に対してペダル部10を前後に移動させる。
[ベース部の形成]
ベース部20の形成に際しては、図7及び図8を参照して、第一ベース部材21と第二ベース部材22とをこの順で前後に並べ、これらを着脱可能な状態で組付けておく。このとき第一ベース部材21の前面から突出する各組付孔H1,H2に、第二ベース部材22の後面から突出する組付軸A1,A2を差し込んで、これら両ベース部材21,22の左右の位置決めをしておく。この状態で第一ベース部材21と第二ベース部材22とを、左右一対の組付錠部50a,50bを介して着脱可能に組付けておく。ここで各組付錠部50a,50bは、人力による開閉が可能なパチン錠(スナップ錠)構造を備えており、第一ベース部材21と第二ベース部材22の右側面と左側面とにそれぞれ設けられている。そして各組付錠部50a,50bは同一の構成を備えているため、以下に、右側の組付錠部50aを一例にその詳細と開閉手法を説明する。
右側の組付錠部50aは、図8及び図9を参照して、第二ベース部材22の受け部51と、第一ベース部材21の操作部52とで形成されている。受け部51は、第二ベース部材22の右側面に固定された板材であり、受け部51の後部は右方に張り出しつつ次第に前方に向けて湾曲している。また操作部52は、第一ベース部材21の右側面に対して起倒可能に配設されている操作レバー52aと、この操作レバー52aの基端部分に回転可能に取付けられたU字状のフック52bを有している。そして組付錠部50aを閉じ状態とする場合には、操作レバー52aを人力で起立させながらフック52bを前方に回動させていくことで、このフック52bの前端側を、受け部51の湾曲した後部に係止する。つづいて操作レバー52aを後側に倒すことにより、受け部51に係止されたフック52bが後方に引っ張られるように付勢されて組付錠部50aが閉じ状態となる。また逆に組付錠部50aを開き状態とする場合には、操作レバー52aを人力で起立させながら、フック52bを前方に移動させつつ受け部51から係脱させる。こうして本実施例では、各ベース部材21,22を着脱可能としたことで、これらを個別に搬送することが可能となり、作業者の負担軽減に資する構成となっている。さらに両ベース部材21,22の組付け作業と切り離し作業を人力で行うことが可能であるため、装置構成のシンプル化に資する構成となっている。
[乗物の模擬装置の使用例(1)]
図1及び図2に示す乗物の模擬装置2は、展示会用のディスプレイや、開発段階における動作検証のために使用することができる。そしてデザイン性や検証精度を考慮して、図1及び図10に示すように、乗物用シート4とペダル部10の相対的な位置関係を変更することがある。例えば所定の体格に設定された乗員模型60を用いる場合、この乗員模型60が自然な形で着座できるように、乗物用シート4とペダル部10の前後の相対的な位置関係を変更する。こうして乗物の模擬装置2に、乗員模型60を自然な形で設置するのであるが、この種の構成では、比較的シンプルな構成によって、乗物用シート4とペダル部10の相対的な位置関係を変更できることが望ましい。
そこで本実施例の乗物用シート4は、図10を参照して、第一ベース部材21に対して移動不能な状態で設置されて、ペダル部10の後方に配置されている。このように乗物用シート4を第一ベース部材21に移動不能な状態で設置しているため、乗物用シート4を移動させる構成を省略することができ、装置構成のシンプル化に資する構成となっている。そしてペダル部10は、図7及び図10に示すように、アクセルペダル11とブレーキペダル12とを有して、乗物用シート4との相対位置関係を変更可能な状態で第二ベース部材22に設置されている。すなわち本実施例では、乗員模型60の体格を考慮して、ペダル部10(支持板部13)を、案内部23に沿わせて前後にスライド移動させることで、乗物用シート4との前後の相対位置を調整することができる。例えば比較的小柄の乗員模型60を用いる場合、案内部23の後部側にペダル部10をスライド移動させ、比較的大柄の乗員模型60を用いる場合、案内部23の前部側にペダル部10をスライド移動させる。こうして所望の位置にペダル部10を配置したのち、このペダル部10を、保持具40を介して案内部23の適所に位置決めして保持しておく。そして本実施例では、ペダル部10の位置調整と位置固定をともに人力で行うことが可能となっており、自動で行う場合に比して装置構成のシンプル化に資する構成となっている。
またペダル部10の相対位置を調整したのち、図10に示すように、乗員模型60の踵部61を、各ペダル11,12の後方に設けられたペダル部10の支持部位16に配置しておく。こうして踵部61を支持部位16に配置して支持しておくことで、踵部61から足先部62にかけての部分を自然な形でアクセルペダル11やブレーキペダル12にあてがうことができる。このため本実施例の乗物の模擬装置2によれば、乗員模型60を自然な形で見栄え良く着座させておくことができ、各種の検証をより精度良く行うことが可能となる。さらに本実施例では、図6に示すように、支持板部13の上面13uと第二ベース部材22の上面22uの高さ位置が概ね揃えられている。こうして支持板部13の上面13uと第二ベース部材22の上面22uとを概ね面一となるように配置したことで、乗物の室内環境をより適切に模することが可能となり、各種の検証に資する構成となる。
[乗物の模擬装置の使用例(2)]
また乗物の模擬装置2は、図11に示すように、三次元映像を投影可能な表示装置3と共に使用することが可能である。この表示装置3は、三次元映像を投影するための複数の投影部3aと、図示しない制御部(処理部,記録部)及び操作部とを有している(図11では、便宜上、一つの投影部のみ図示する)。ここで投影部3aは、三次元映像を投影可能な各種の機構を内蔵している。この種の機構として、赤外レーザービームを空中の所定位置に集光させて三次元映像を投影する機構、ホログラフィ技術を用いて空中に三次元映像を投影する機構、水蒸気に三次元映像を投影する機構を例示できる。そして制御部の記録部には、乗物室内の三次元映像のデータ(座標データ等)を記録しており、例えば各種の室内デザインやステアリングや乗員模型の三次元データを記録している。この記憶部の三次元映像のデータは、操作部による操作等を介して、制御部の処理部によって読み出されたのち投影部3aに供給される。こうして投影部3aは、処理部から供給されたデータに従って所定の空間に三次元映像を投影することができる。なお表示装置3は、図11に示すように乗物の模擬装置2に設置されていてもよく、同模擬装置2の近傍に設置しておくこともできる。
そして図11に示す乗物の模擬装置2では、ペダル部10の上方に三次元映像を投影可能な表示空間Sが設けられ、三次元映像の投影が何らかの構造物によって邪魔されるといった事態が極力回避されている。このため乗物用シート4の周囲に各種の室内空間100の三次元映像を投影し、さらにペダル部10の上方には、各種のステアリング101の三次元映像をきれいに投影することができる(図11では、便宜上、三次元映像の部分を二点破線で図示する)。このように乗物の模擬装置2では、ペダル部10と乗物用シート4によって室内の下側部分のみを模しているため、ペダル部10の上方等に、三次元映像をきれいに映し出すことに適した構成となっている。また表示装置3は、乗員模型の三次元映像を投影することもでき、実際の乗員模型を用いなくとも、乗物の模擬装置2にて各種の検証を行うことができる。なお本変形例では、表示空間Sに展開されたスクリーン(図示省略)に別種の表示装置にて立体映像を映し出すこともできる。
以上説明した通り本実施例の乗物の模擬装置2では、乗物用シート4をベース部20に移動不能な状態で設置しているため、乗物用シート4を移動させる構成を省略することができ、装置構成のシンプル化に資する構成となっている。そのうえで比較的小型のペダル部10を乗物用シート4との位置関係を変更可能な状態でベース部20に設置することにより、乗物用シート4とペダル部10の相対位置関係を比較的シンプルな構成で変更することが可能となっている。このため本実施例によれば、比較的シンプルな構成によって、乗物用シート4とペダル部10の相対的な位置関係を変更することができる。特に本実施例の乗物の模擬装置2では、ペダル部10を稼働させる構成(自動で移動させる構造等)が不要であるため、装置自体がシンプルな構造となり、その製造コストや重量増加を抑えることができる。
更に本実施例では、乗員の踵部を支持する支持部位16を支持板部13に設けている。このため乗員(又は乗員模型)は、ペダル部10の支持部位16に踵部を載せた自然な状態で乗物用シート4に着座することができ、所望のデザイン性を確保し且つ各種の検証をより精度良く行うことが可能となる。また本実施例では、支持板部13とベース部20の高さ位置を揃えて概ね面一となるように配置したことで、乗物の室内環境をより適切に模することが可能となり、各種の検証に資する構成となっている。また本実施例では、ペダル部10の移動と位置固定の作業(相対位置関係の変更作業)を人力で行うことが可能であるため、自動化に伴う電装部品等を配設する必要がなく、装置構成のシンプル化に資する構成となる。また本実施例では、各ベース部材21,22を着脱可能としたことで、これらを個別に搬送することが可能となっている。更に両ベース部材21,22の着脱作業を人力で行うことが可能であるため、装置構成のシンプル化に資する構成となっている。
[変形例1]
ここで乗物の模擬装置は、上述の構成のほか、各種の構成をとり得る。例えば後述する変形例のように、ベース部に対するペダル部の移動方向を必要に応じて設定することで、各種の検証を更に精度良く行うことが可能となる。図12に示す変形例1の乗物の模擬装置2Aは、図示しない乗物用シート及びベース部20と、ペダル部10Aを備え、このペダル部10Aが、ベース部20に対して前後方向及び上下方向に移動可能である点が実施例と異なっている。そしてペダル部10Aは、下側支持板131及び上側支持板132からなる支持板部13Aと、複数の連結柱部133a~133dとを有している。下側支持板131は、実施例の支持板部と概ね同一の基本構成を有し、ベース部20の案内部に対して前後に移動可能な状態で配置しておくことができる。また上側支持板132は、その左右の幅寸法が下側支持板131よりも小寸とされ、その上面には、アクセルペダル11とブレーキペダル12が固定されている。
また下側支持板131の上面右側には前後一対の連結柱部133a,133bが配設され、下側支持板131の上面左側には前後一対の連結柱部133c,133dが配設されている。これら各連結柱部133a~133dは、配置位置が異なる以外は概ね同一の基本構成を有している(図12では、便宜上、一部の連結柱部にのみ詳細に符号を付す)。例えば左後側の連結柱部133dは、概ねL字をなす板材で形成されており、上側支持板132に締結固定されている固定部位134と、この固定部位134から起立している起立部位135とを有している。そして起立部位135の上下方向の適宜の位置には、左右方向を向いたボルト材BMを挿通可能な貫通孔Hが複数設けられている。
そして本変形例では、下側支持板131をベース部20の案内部内に配置することで、ペダル部10Aを、案内部に沿って前後にスライド移動させることができる。また上側支持板132は、下側支持板131の四方から起立する各連結柱部133a~133dの間に配置しておくことができる。この上側支持板132の右側面と左側面とには、各連結柱部133a~133dの貫通孔Hと対応する位置に、ボルト材BMを螺合可能なネジ孔(図示省略)が設けられている。そこで上側支持板132を上下動させて、下側支持板131に対する高さ位置を調整したのち、ボルト材BMを、各連結柱部133a~133dの貫通孔Hを通じて上側支持板132に締結する。こうしてペダル部10Aを、前後方向と上下方向のいずれかに移動させることで、乗物用シートとの相対位置関係をより適切に調整することができる。このため本変形例によれば、ペダル部10Aの移動方向の自由度を確保することができ、各種の検証を更に精度良く行うことが可能となる。
[変形例2]
また図13に示す変形例2の乗物の模擬装置2Bは、図示しない乗物用シートと、ベース部20Bと、ペダル部10Bを備え、このペダル部10Bが、ベース部20Bに対して前後方向と左右方向に移動可能である点が実施例と異なっている。すなわち本変形例のベース部20Bは、図示しない第一ベース部材と、第二ベース部材22Bとを備え、さらに第二ベース部材22Bには、上方視でL字をなすように案内部23Bが形成されている。
この案内部23Bには、前後方向に延びる第一案内部位231と、この第一案内部位231の前部から左方に延びる第二案内部位232とが設けられている。第一案内部位231は、ペダル部10Bの前後方向のスライド移動を許容する部位である。この第一案内部位231は、実施例の案内部と概ね同一の基本構成(位置決め孔部25)を有しているが、左右一対のガイド溝部は省略されている。また第二案内部位232は、ペダル部10Bの左右方向のスライド移動を許容する部位であり、前後一対の別の位置決め孔部25a,25bが設けられている。これら各別の位置決め孔部25a,25bは、左右方向に延長する長孔状の貫通孔であり、これらの右端は位置決め孔部25の適宜の位置に連通している。そして各別の位置決め孔部25a,25bの前後の離間寸法は、ベース部20Bの各位置決め筒部15a,15bの前後の離間寸法と一致している。なお本実施例の第二案内部位232では、前後一対の別の位置決め孔部25a,25bを設けているが、前側の別の位置決め孔部25aと後側の別の位置決め孔部25bのいずれか一方のみを設けておくことも可能である。
そしてペダル部10Bは、実施例と同様に、第一案内部位231に沿って前後方向にスライド移動し、さらに各保持具40を介して第一案内部位231に対する位置が保持される。またペダル部10Bは、第一案内部位231の前部から第二案内部位232内に移行することで、この第二案内部位232に沿って左右方向にスライド移動することができる。そしてペダル部10Bの位置を保持する際には、第二案内部位232の各別の位置決め孔部25a(25b)を通じてボルト状の保持具40をペダル部10Bの各位置決め筒部15a(15b)に螺合する。こうしてペダル部10Bを、前後方向と左右方向のいずれかに移動させることで、乗物用シートとの相対位置関係をより適切に調整することができる。このため本変形例によれば、ペダル部10Bの移動方向の自由度を確保することができ、各種の検証を更に精度良く行うことが可能となる。
本実施形態の乗物の模擬装置2等は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。本実施形態では、ペダル部10等の構成(形状,寸法,配置位置,構成部位等)を例示したが、ペダル部の構成を限定する趣旨ではない。例えばペダル部は、アクセルペダルとブレーキペダルのほかにも各種のペダル類を有することができ、各ペダル部を足先部で押込み可能にすることもできる。またアクセルペダルとブレーキペダルは、支持板部に対する位置を調整可能な構成とすることができる。例えば支持板部に適宜の方向に延びる長孔(貫通孔)を設け、この長孔の適宜の位置に挿通されたボルト材で各ペダルを位置固定することができる。またペダル部は、支持部位を必ずしも有している必要はなく、例えば支持部位を、ペダル部とは別に設けるとともに、案内部内にスライド移動可能な状態で配置しておくこともできる。また支持板部の上面の高さ位置とベース部の上面の高さ位置は不揃いとなっていてもよい。そして支持板部には、各種の寸法のアクセルペダルとブレーキペダルを適宜選択して配設することができ、各ペダルの寸法を変えることによっても、乗物用シートとペダル部の相対位置関係を変更できる。
またペダル部を移動させる手法(乗物用シートとの相対位置関係を変更する手法)も適宜変更可能である。そして実施例と各変形例の構成を適宜組み合わせて用いることにより、ペダル部を、ベース部に対して上下方向と左右方向と前後方向の少なくとも一方向に移動可能とすることができる。また案内部の形状も適宜変更可能であり、例えば、上方視で直線状やL字状のほか、コ字状やE字状や口状やT字状やU字状やX字状などの各種の形状をとり得る。またペダル部の下面に自在車輪や固定車輪を配設することで、スライド移動時の抵抗を低減することも可能である。またペダル部を上下動させる構成も適宜変更可能であり、例えばリンク機構やレール機構を用いることができる。なおペダル部を、空気圧や油圧や電力を利用した移動機構で移動させることも可能である。そしてこの種の移動機構は、比較的小型のペダル部を移動させるものであるため、乗物用シートを移動させる場合に比してシンプルで且つ軽量なものを使用することができる。
またベース部のペダル部の位置保持は、ボルト状の保持具のほか、各種の構成をとり得る。例えばペダル部の下面にスタッドボルト状の軸部を設け、この軸部にナットを螺合する構成とすることもできる。また案内部に、位置決め孔部の代替として、複数のネジ孔を設け、一つのネジ孔に、ベース部に設けた貫通孔を通じてボルト材を螺合することもできる。またペダル部の下面にクランプ状又はクリップ状の保持部位を設け、この保持部位を、位置決め孔部の周縁に係止する構成とすることもできる。
また本実施形態では、ベース部20の構成を例示したが、ベース部の構成を限定する趣旨ではない。例えばベース部は、第一ベース部材と第二ベース部材を一体化した部材(一つの部材)で形成することができる。また第一ベース部材と第二ベース部材の間に別のベース部材を介装して、乗物用シートとペダル部の前後の離間寸法を大きくすることもできる。なお別のベース部材に、三次元映像を投影可能な表示装置を配設し、必要に応じて用いる構成とすることができる。そして第一ベース部材と第二ベース部材とは、組付錠部やクリップやクランプやボルト材などの組付具を介して着脱可能に組付けることができ、組付錠部の構成も、パチン錠のほかに各種の錠前構造を採用することが可能である。また第一ベース部材と第二ベース部材とをヒンジ部を介して連結することもできる。例えば第二ベース部材からペダル部を取り外したのち、この第二ベース部材を、蝶番状のヒンジ部を介して第一ベース部材の下側に重なるように折り畳んで配置しておくこともできる。
また本実施形態では、乗物用シート4の構成を例示したが、乗物用シートの構成も適宜変更可能である。例えばベース部上に、複数の乗物用シートを設置することができる。そしてベース部に設置する乗物用シートとして、車両や航空機や電車や船舶などの乗物用シートを用いることができる。
2 乗物の模擬装置
3a 投影部
3 表示装置
4 乗物用シート
5 シートクッション
6 シートバック
7 ヘッドレスト
10 ペダル部
11 アクセルペダル
11a 前側面
11b 右側面
11c 後側面
11d 左側面
12 ブレーキペダル
13 支持板部
13u 支持板部の上面
13d 支持板部の下面
14a,14b ガイド板部
15a,15b 位置決め筒部
16 支持部位
20 ベース部
21 第一ベース部材
21u 第一ベース部材の上面
H1,H2 組付孔
22 第二ベース部材
22u 第二ベース部材の上面
A1,A2 組付軸
23 案内部
24a,24b ガイド溝部
25 位置決め孔部
30 貫通窓部
30a 貫通窓部の右縁
30b 貫通窓部の左縁
31 底板
32 底上げ板
40 保持具
41 軸部
42 頭部
50a,50b 組付錠部
51 受け部
52 操作部
52a 操作レバー
52b フック
60 乗員模型
61 乗員模型の踵部
62 乗員模型の足先部
100 室内空間
101 ステアリング
S 表示空間
2A 乗物の模擬装置
10A ペダル部
13A 支持板部
131 下側支持板
132 上側支持板
133a~133d 連結柱部
134 固定部位
135 起立部位
H 貫通孔
BM ボルト材
2B 乗物の模擬装置
10B ペダル部
20B ベース部
22B 第二ベース部材
23B 案内部
25a,25b 別の位置決め孔部
231 第一案内部位
232 第二案内部位

Claims (5)

  1. 乗物用シートとペダル部とが乗物の室内を模するようにベース部の上に設置されている乗物の模擬装置において、
    前記乗物用シートは、前記ベース部に対して移動不能な状態で設置されて、前記ペダル部の後方に配置されており、
    前記ペダル部は、アクセルペダルとブレーキペダルとを有して、前記乗物用シートとの相対位置関係を変更可能な状態で前記ベース部に設置されており、
    前記ペダル部は、前記アクセルペダルと前記ブレーキペダルとが配設されている支持板部を有し、前記支持板部には、乗員の踵部を配置可能なように平坦とされている支持部位が、前記アクセルペダルと前記ブレーキペダルの後方に設けられており、
    前記支持板部は、前記ベース部に設けられた案内部に沿って所定の方向に移動可能とされており、
    前記案内部に、前後方向に延びる第一案内部位と、前記第一案内部位に連通して左右方向に延びる第二案内部位とが設けられることで、前記支持板部が、前記ベース部に対して前後方向と左右方向とに移動可能とされていると共に、前記案内部に挿通されて前記支持板部に着脱自在に固定される保持具によって、前記案内部に対する前記支持板部の前後又は左右の位置が保持されて位置固定される構成とした乗物の模擬装置。
  2. 前記支持板部は、前記案内部に対して摺動可能に取付けられた下側支持板と、前記アクセルペダルと前記ブレーキペダルとが配設された上側支持板とを有し、
    前記上側支持板は、前記下側支持板に固定された状態で上側に起立する連結柱部に沿って上下方向に移動可能とされていると共に、前記連結柱部に挿通されて前記上側支持板に着脱自在に固定される別の保持具によって、前記下側支持板に対する前記上側支持板の上下の位置が保持されて位置固定される構成とした請求項1に記載の乗物の模擬装置。
  3. 前記支持板部の高さ位置と、前記支持板部に隣接可能なベース部部分の高さ位置とが揃えられている請求項1又は2に記載の乗物の模擬装置。
  4. 記ペダル部の移動と位置固定とを人力で行うことが可能となっている請求項1~3のいずれか一項に記載の乗物の模擬装置。
  5. 前記ベース部は、前記乗物用シートが設置されている第一ベース部材と、前記ペダル部が設置されている第二ベース部材とが着脱可能に組付けられることで形成されており、
    前記第一ベース部材と前記第二ベース部材の着脱は人力で行うことが可能となっている請求項1~4のいずれか一項に記載の乗物の模擬装置。
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