JP7274432B2 - 乗物用テーブル - Google Patents

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Description

本発明は、乗物に設けられる乗物用テーブルに関する。
従来、自動車等の乗物用シートに配設される折り畳みテーブルが知られている。(例えば、特許文献1参照)。折り畳みテーブルは、テーブル本体と、カップホルダ等として使用される円筒状の凹部を備える。
折り畳みテーブルは、テーブル本体が略水平な位置を展開位置として展開され、テーブル本体が略垂直な位置を折り畳み位置として畳まれる。折り畳みテーブルが展開位置から折り畳み位置に変位することで、乗員は車内の空間を有効利用することができる。
特開2011-079436号公報
ところで、カップホルダが飲料容器を安定して保持するためには、カップホルダの深さをより深くすることが求められる。一方、カップホルダを深くすると、折り畳み位置での折り畳みテーブルの幅が厚くなってしまい、収納時において乗員が利用できる空間が制限される。
なお、上述した課題は、自動車のシートに配設されるテーブルに限らず、車室内のトリムに取り付けられるテーブルや、アームレストと一体のテーブル、飛行機や電車、船など各種の乗物の内部に設けられる乗物用テーブルについても同様に生じる。
本発明は、収納したときに利用できる周辺空間の大きさを確保しつつ、展開したときに載置される物品の安定性を向上可能にした乗物用テーブルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための乗物用テーブルは、物品を載置する載置面を有して折り畳み位置と展開位置との間で回動可能に軸支されるテーブル部と、収納位置と当該収納位置よりも前記載置面から突き出る位置である保持位置との間で前記載置面に対し出没可能に構成され、前記保持位置において物品を側方から保持する側方保持壁と、前記テーブル部の前記折り畳み位置から前記展開位置への回動を受けて前記側方保持壁を前記収納位置から前記保持位置に出すことと、前記テーブル部の前記展開位置から前記折り畳み位置への回動を受けて前記側方保持壁を前記保持位置から前記収納位置に戻すこととの少なくとも一方を行う第1伝達機構とを備える。
上述した構成によれば、折り畳み位置において利用できる空間を確保しつつ、展開位置において物品を安定して保持することが可能となる。
上記乗物用テーブルにおいて、前記載置面は、第1載置面であり、前記テーブル部は、前記展開位置において前記第1載置面よりも低い第2載置面をさらに備え、前記側方保持壁は、前記テーブル部の回動によって前記第1載置面と前記第2載置面との境界で出没してもよい。
上述した構成によれば、第2載置面に対する側方保持壁の位置は、第1載置面と第2載置面との段差の分だけ、第1載置面に対する側方保持壁の位置よりも高い。そして、第2載置面に載置された飲料カップなどの物品は、第2載置面に対するより高い位置で側方保持壁に保持されるから、第1載置面に載置される場合よりも姿勢が安定しやすい。
上記乗物用テーブルにおいて、閉位置と開位置との間を移動可能に前記テーブル部に軸支されて前記閉位置において前記第2載置面を覆い、かつ、前記開位置において前記第2載置面を開放する蓋部と、前記収納位置から前記保持位置への前記側方保持壁の移動を受けて前記蓋部を閉位置から開位置に移動し、前記保持位置から前記収納位置への前記物品保持部の移動を受けて前記蓋部を前記開位置から前記閉位置に戻す第2伝達機構と、をさらに備えてもよい。
上述した構成によれば、テーブル部が展開位置に変位するときに、側方保持壁が保持位置に変位し、これに伴い、蓋部によって閉じられていた第2載置面が開放される。このように、テーブル部が展開位置に回動するための操作が行われることによって、第1載置面と第2載置面との使用に適した位置に、側方保持壁と蓋部とが変位するから、乗物用テーブルの操作性を高めることが可能ともなる。
上記乗物用テーブルにおいて、前記蓋部は、前記開位置において前記側方保持壁と対向して前記第2載置面に載置される物品を前記側方保持壁と前記蓋部との間で保持する形状を有してもよい。
上述した構成によれば、乗物用テーブルは、物品をさらに安定して保持することが可能ともなる。
上記乗物用テーブルにおいて、前記蓋部は、前記閉位置において前記第1載置面と連続する外表面を備えてもよい。
上述した構成によれば、テーブル部が折り畳み位置にあるときに乗物用テーブルの意匠性を高めることが可能ともなる。
上記乗物用テーブルにおいて、前記第1伝達機構は、前記テーブル部を回動可能に軸支するテーブル回動軸と、前記テーブル部に収容されて前記テーブル回動軸と前記物品側方保持壁とを連結すると共に、前記テーブル回動軸に対する前記テーブル部の回動を前記載置面に対する前記側方保持壁の併進に変換するカム機構と、を備えてもよい。
上述した構成によれば、側方保持壁の収納位置から保持位置への切り替えを容易に行うことが可能ともなる。
上記乗物用テーブルにおいて、前記第2伝達機構は、前記側方保持壁の前記収納位置から前記保持位置への移動を前記蓋部の開動に変換し、かつ、前記側方保持壁の前記保持位置から前記収納位置への移動を前記蓋部の閉動に変換するリンク機構であってもよい。
上述した構成によれば、蓋部の開動と閉動とを容易に行うことが可能ともなる。
上記課題を解決するための乗物用テーブルは、物品を載置する第1載置面を有して折り畳み位置と展開位置との間で回動可能に軸支されるテーブル部であって、前記展開位置において前記第1載置面よりも低い第2載置面を備える前記テーブル部と、前記第2載置面を覆う閉位置と前記第2載置面を開放する開位置との間を回動可能に前記テーブル部に軸支される蓋部と、前記折り畳み位置から前記展開位置への前記テーブル部の回動を受けて前記蓋部を前記閉位置から前記開位置に移動することと、前記展開位置から前記折り畳み位置への前記テーブル部の回動を受けて前記蓋部を前記開位置から前記閉位置に戻すこととの少なくとも一方を行う伝達機構と、を備え、前記蓋部は、前記閉位置においては前記第1載置面から連続するように配置されて前記第2載置面を覆い、前記開位置においては前記第1載置面から突き出るように配置されて前記第2載置面を開放する側方保持壁を備える。
上述した構成によれば、折り畳み位置において利用できる空間を確保しつつ、展開位置において物品を安定して保持することが可能となる。
乗物用テーブルの一実施形態における、テーブル本体が展開位置にあるときの乗物用テーブルを示す斜視図。 乗物用テーブルの同実施形態における、テーブル本体が展開位置と折り畳み位置との間にあるときの乗物用テーブルを示す斜視図。 乗物用テーブルの同実施形態における、テーブル本体が折り畳み位置にあるときの乗物用テーブルを示す斜視図。 乗物用テーブルの同実施形態における、IV-IV線においてテーブル部を切断したときの乗物用テーブルを示す斜視図。 乗物用テーブルの同実施形態における、IV-IV線においてテーブル部を切断したときの乗物用テーブルを示す分解斜視図。 乗物用テーブルの同実施形態におけるテーブル本体が展開位置にあるときの乗物用テーブルを示す側面模式図。 乗物用テーブルの同実施形態におけるテーブル本体が折り畳み位置にあるときの乗物用テーブルを示す側面模式図。 乗物用テーブルの同実施形態におけるテーブル本体が折り畳み位置にあるときの物品保持部を示す側面図。 乗物用テーブルの同実施形態におけるテーブル本体が折り畳み位置と展開位置との間にあるときの物品保持部を示す側面図。 乗物用テーブルの同実施形態におけるテーブル本体が展開位置にあるときの物品保持部を示す側面図。 乗物用テーブルの同実施形態におけるテーブル本体が折り畳み位置にあるときの物品保持部を示す正面図。 乗物用テーブルの同実施形態におけるテーブル本体が折り畳み位置と展開位置との間にあるときの物品保持部を示す正面図。 乗物用テーブルの同実施形態におけるテーブル本体が展開位置にあるときの物品保持部を示す正面図。 乗物用テーブルの同実施形態における、XIV-XIV線における断面図。 (a)~(d)は、乗物用テーブルの変更例において、併進保持壁とカム機構とが動く様子を表す断面模式図。 (a)~(d)は、乗物用テーブルの変更例において、併進保持壁とカム機構とが動く様子を示す断面模式図。 (a)~(e)は、乗物用テーブルの変更例において、併進保持壁とカム機構とが動く様子を示す断面模式図。 (a)~(e)は、乗物用テーブルの変更例において、併進保持壁とカム機構とが動く様子を示す断面模式図。
以下、図1~図13を参照して、乗物用テーブルの一実施形態について説明する。まず、図1~図3を参照して、乗物用テーブルの外観、および乗物用テーブルが行う動作について説明する。
図1に示すように、乗物用テーブル1は、取付部材10とテーブル本体20とを備える。テーブル本体20は、テーブル部30と物品保持部40とを備える。
取付部材10は、テーブル本体20をシートに取り付け、また、テーブル本体20を回動可能に支持する。テーブル部30は略矩形状に形成された部材であって、物品を載置する第1載置面31を有する。第1載置面31は、第1載置面の外縁に位置する縁面31Aと、縁面31Aから少し窪んだ凹面31Bを備える。
そして、図1~図3に示すように、テーブル本体20は、第1載置面31が略水平である展開位置と、第1載置面31が水平に対して略垂直である折り畳み位置との間を回動する。図1に示すように、テーブル本体20が展開位置にあるとき、物品保持部40は展開される。図2に示すように、テーブル本体20が展開位置と折り畳み位置との間にあるとき、物品保持部40は、展開された状態と収納された状態との間を切り替わる途中である。図3に示すように、テーブル本体20が折り畳み位置にあるとき、物品保持部40は収納される。物品保持部40は保持位置において物品を保持する。
テーブル部30は、テーブル部30が有する一対の短辺のうち、一方の短辺の両端部から、テーブル部30の長辺に沿って延びる一対の延出部33を備える。テーブル部30は、第1載置面31とは反対側から、一対の延出部33の間に亘って裏カバー32を備える。裏カバー32は、物品を載置する第2載置面32Aを有する。テーブル部30が展開位置にあるとき、第2載置面32Aは第1載置面31よりも低い。
テーブル本体20は、一対の延出部33によって挟まれた領域に、物品保持部40を備える。物品保持部40は、蓋部41と、併進保持壁42とを備える。蓋部41と併進保持壁42とはそれぞれ、テーブル部30の第1載置面31に対して突出する。
蓋部41は、第1載置面31に対向する位置から見て、略U字状の部材である。蓋部41は、略U字における端部において延出部33と接続する。併進保持壁42は、第1載置面31に対向する位置から見て、略T字状の部材である。併進保持壁42は、略T字における水平線が第1載置面31と第2載置面32Aとの境界に位置するように位置する。物品保持部40は、蓋部41、併進保持壁42によって物品を保持する。
蓋部41は、第2載置面32Aを開放する開位置と第2載置面32Aを覆う閉位置との間を回動可能に軸支される。また、併進保持壁42は、収納位置と、収納位置よりもテーブル部30に対して突き出る保持位置との間を載置面に対し出没可能に構成される。併進保持壁42は、テーブル部30の回動によって第1載置面31と第2載置面32Aとの境界で出没する。
物品保持部40は、蓋部41が閉位置から開位置に回動し、かつ、併進保持壁42が収納位置から保持位置に移動することで、展開される。物品保持部40は、蓋部41が開位置から閉位置に回動し、かつ、併進保持壁42が保持位置から収納位置へ移動することで、収納される。
併進保持壁42は、第2載置面に載置された物品を側方から支持する側方保持壁として機能する。蓋部41は開位置において側方保持壁と対向して、第2載置面32Aに載置される物品を側方支持部と蓋部41との間で保持する形状を有する。
乗物用テーブル1は、テーブル本体20が折り畳み位置と展開位置との間を回動するとき、物品保持部40は展開された状態と収納された状態との間で連動して切り替わる。図3に示すように、蓋部41は、閉位置において第1載置面と連続する外表面41Aを備える。
次に、図4および図5を参照して乗物用テーブル1の内部構造について説明する。図4および図5は、図1に示す乗物用テーブル1において、テーブル部30をIV-IV線において切断した様子を示す。
図4に示すように、取付部材10は、テーブル部30を回動可能に軸支するテーブル回動軸11を備える。テーブル回動軸11は、第1テーブル回動軸12と第2テーブル回動軸13とを備える。また、物品保持部40は、カム機構43と図5に示すリンク機構44とをさらに備える。
図5に示すように、第1テーブル回動軸12および第2テーブル回動軸13は、テーブル部30に形成される軸穴と取付部材10に形成される軸穴とに挿通されることで、テーブル部30を回動可能に軸支する。第1テーブル回動軸12および第2テーブル回動軸13は、取付部材10に対して回動しないよう固定される。第1テーブル回動軸12は、第1歯部12Aを備える。
カム機構43は、三角形状の部材と、当該三角形の一辺を弦とする欠円形状の部材とを組み合わせた形状である。カム機構43は、当該欠円の中心を回動軸として、テーブル部30に対して回動可能に軸支される。カム機構43は、欠円の弧に沿って第2歯部43Aを備える。第1テーブル回動軸12が備える第1歯部12Aとカム機構43が備える第2歯部43Aとはかみ合っている。カム機構43は、三角形部の頂点から併進保持壁42に向けて突き出る凸部43Bを備える。
併進保持壁42は、テーブル部30に近い側面において凹部42Aが形成される。カム機構43が備える凸部43Bは、併進保持壁42に形成された凹部42Aに係合する。カム機構43は、第1テーブル回動軸12と併進保持壁42とを連結すると共に、第1テーブル回動軸12に対するテーブル部30の回動を第1載置面31に対する併進保持壁42の併進に変換する。
蓋部41は、テーブル部30に対して回動可能に軸支される。第1載置面31に対向する位置から見て、蓋部41の回動軸は、テーブル回動軸11に対して垂直である。併進保持壁42と蓋部41とは、リンク機構44によって連結される。リンク機構44は、両端部において互いに平行な軸穴が形成される。リンク機構44は、蓋部41に対して回動可能に軸支される。また、リンク機構44は、併進保持壁42に対して回動可能に軸支される。リンク機構44は、併進保持壁42の収納位置から保持位置への移動を蓋部41の回動に変換し、かつ、併進保持壁42の保持位置から収納位置への移動を蓋部41の閉動に変換する。
テーブル部30は、第1載置面31に対して反対の側面に複数の凸部34を備える。
取付部材10は、固定部14、支持部15およびスプリングロッド16を備える。取付部材10は、固定部14を介してシートに固定される。支持部15は、テーブル部30に接続してテーブル部30を支持する。支持部15は、複数の凹部15Aが形成される。テーブル部30が備える複数の凸部34が、取付部材10に形成される複数の凹部15Aにそれぞれ合することで、テーブル部30は支持部15に固定される。
続いて、図6および図7を参照して、テーブル本体20が回動する様子を説明する。図6および図7は、乗物用テーブル1をテーブル回動軸11に沿った方向から見た図である。また、図6及び図7は、物品保持部40を省略し、テーブル部30と支持部15とを簡略化した模式図である。
図6に示すように、支持部15には長孔15Bが形成される。スプリングロッド16は、固定部14に対して回動可能に固定される。また、スプリングロッド16は長孔15B内を移動可能に挿通されて、固定部14と支持部15とを連結する。乗物用テーブル1が展開位置にあるとき、スプリングロッド16はテーブル部30を展開位置に留めるように支持部15を支持する。
図7に示すように、テーブル本体20が展開位置から折り畳み位置へ回動するとき、スプリングロッド16は固定部14に対して回動するとともに、長孔15Bの内縁に沿って移動する。
図8~図13を参照して、テーブル部30の回動に連動して物品保持部40が収納された状態と展開された状態との間を切り替わるときに乗物用テーブル1の内部構造が行う動作について説明する。図8~図13は乗物用テーブル1のうち、第1テーブル回動軸12、カム機構43、併進保持壁42、リンク機構44、蓋部41のみを示す模式図である。また、図8~図13は説明のため、第1載置面31を水平に固定して記載する。
まず、図8~図10を参照して、テーブル本体20の回動にともなって併進保持壁42が収納位置と保持位置との間を移動する様子について説明する。図8~図10は、乗物用テーブル1をテーブル回動軸11に沿った方向から見た正面図である。
図8に示すように、テーブル本体20が折り畳み位置にあるとき、カム機構43の突部は図中下側に位置する。併進保持壁42の凹部42Aはカム機構43の凸部43Bと係合しているため、併進保持壁42は収納位置にある。
図9に示すように、テーブル本体20が折り畳み位置から展開位置へ回動するとき、取付部材10に対して固定されたテーブル回動軸11は、物品保持部40に対して相対的に回動する。第1テーブル回動軸12がテーブル本体20に対して相対的に回動すると、第1歯部12Aと第2歯部43Aとのかみ合いにより、カム機構43は回動する。カム機構43の回動により、カム機構43の凸部43Bは図中上側に移動する。カム機構43の回動に合わせて、併進保持壁42は収納位置から保持位置に向けて移動する。
図10に示すように、テーブル本体20が展開位置にあるとき、カム機構43の凸部43Bは図中上側に位置して、併進保持壁42は展開位置にある。併進保持壁42は、テーブル本体20の折り畳み位置から展開位置への回動に連動して、収納位置から保持位置へと移動する。
なお、テーブル本体20が展開位置から折り畳み位置へと回動するときは、併進保持壁42、カム機構43およびテーブル回動軸11は図10から図8へ向けて上述した動作を逆向きに行う。そして、テーブル本体20の展開位置から折り畳み位置への回動に連動して、併進保持壁42は保持位置から収納位置へと移動する。
すなわち、第1テーブル回動軸12およびカム機構43は、テーブル部30の折り畳み位置から展開位置への回動を受けて併進保持壁42を収納位置から保持位置に出し、そして、テーブル部30の展開位置から折り畳み位置への回動を受けて併進保持壁42を保持位置から収納位置に戻す第1伝達機構として機能する。
次に、図11~図13を参照してテーブル本体20の回動に伴って物品保持部40が収納された状態から展開された状態へと切り替わる様子について説明する。図11~図13は、乗物用テーブル1を蓋部41の回動軸に沿った方向から見た側面図である。また、図11~図13においては、テーブル部30の端面を二点鎖線によって示す。
図11に示すように、テーブル本体20が折り畳み位置にあるとき、物品保持部40が収納された状態である。また、物品保持部40が収納された状態であるとき、併進保持壁42は収納位置にあり、また、蓋部41は閉位置にある。このとき、併進保持壁42は、テーブル部30の第1載置面31に対して突出せず、蓋部41が備える外表面41Aと第1載置面31とは連続する。図11は、図8に示す乗物用テーブル1に相当する。
図12に示すように、テーブル本体20が折り畳み位置から展開位置へと回動するとき、併進保持壁42は収納位置から保持位置へ向けて移動する。併進保持壁42の収納位置から保持位置への移動により、リンク機構44によって併進保持壁42と連結された蓋部41は、閉位置から開位置へ向けて回動する。
図13に示すように、テーブル本体20が展開位置にあるとき、物品保持部40は展開された状態である。物品保持部40が展開された状態であるとき、併進保持壁42は保持位置にあり、蓋部41は、テーブル本体20の折り畳み位置から展開位置への回動に連動して、閉位置から開位置へ向けて回動する。図12は、図9に示す乗物用テーブル1に相当する。
このとき、カム機構43は、テーブル回動軸11と物品保持部40とを連結する連結手段として機能する。そして、テーブル本体20の折り畳み位置から展開位置への回動に連動して、物品保持部40は、収納された状態から展開された状態へと切り替わる。図13は、図10に示す乗物用テーブル1に相当する。
また、展開された状態の物品保持部40は、テーブル部30の第1載置面31に対して突出量Pだけ突出している。
なお、テーブル本体20が展開位置から折り畳み位置へと回動するときは、併進保持壁42、リンク機構44、および蓋部41は図13から図11へ向けて上述した動作を逆向きに行う。そして、テーブル本体20の展開位置から折り畳み位置への回動に連動して、蓋部41は開位置から閉位置へと回動し、そして、物品保持部40は展開された状態から収納された状態へと切り替わる。
すなわち、リンク機構44は、併進保持壁42の収納位置から保持位置への移動を受けて蓋部41を閉位置から開位置に回動させ、かつ、併進保持壁42の保持位置から収納位置への移動を受けて蓋部41を開位置から閉位置に戻す第2伝達機構として機能する。
以上、上述した構成によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)乗物用テーブル1は、収納位置と当該収納位置よりも第1載置面31から突き出る位置である保持位置との間で第1載置面31に対して出没可能に構成される併進保持壁42を備える。そのため、乗物用テーブル1は、折り畳み位置において利用できる空間を確保しつつ、展開位置において物品を安定して保持することができる。
(2)乗物用テーブル1は、テーブル部30の折り畳み位置から展開位置への回動を受けて併進保持壁42を出し、かつ、テーブル部30の展開位置から折り畳み位置への回動を受けて併進保持壁42を保持位置から収納位置に戻す第1伝達機構を備える。そのため、テーブル部30を展開位置と折り畳み位置との間で回動するための操作が行われることによってテーブル部30の使用に適した位置に併進保持壁42が変位するから、乗物用テーブル1の操作性を高めることが可能となる。
(3)第2載置面32Aは第1載置面31よりも低く、併進保持壁42は第1載置面31と第2載置面32Aとの境界で出没する。そのため、第2載置面32Aに対する併進保持壁42の位置は、第1載置面31と第2載置面32Aとの段差の分だけ、第1載置面31に対する併進保持壁42の位置よりも高い。そして、第2載置面32Aに載置された飲料カップなどの物品は、第2載置面32Aに対するより高い位置で併進保持壁42に保持されるから、第1載置面31に載置される場合よりも姿勢が安定しやすい。
(4)乗物用テーブル1は、第2載置面32Aを覆う閉位置と第2載置面32Aを開放する開位置との間を回動可能に軸支された蓋部41と、併進保持壁42の移動を受けて蓋部41を回動させる第2伝達機構を備える。そのため、テーブル部30が展開位置に変位するときに、併進保持壁42が保持位置に変位し、これに伴い、蓋部41によって閉じられていた第2載置面32Aが開放される。このように、テーブル部30が展開位置に回動するための操作が行われることによって、第1載置面31と第2載置面32Aの使用に適した位置に、併進保持壁42と蓋部41とが変位するから、乗物用テーブル1の操作性をさらに高めることが可能ともなる。
(5)蓋部41は開位置において併進保持壁42と対向して第2載置面32Aに載置される物品を併進保持壁42と蓋部41との間で保持する形状を有する。そのため、乗物用テーブル1は、物品をさらに安定して保持することが可能ともなる。
(6)蓋部41は、閉位置においてテーブル部30と連続する外表面を備える。そのため、テーブル本体20が折り畳み位置にあるときに乗物用テーブル1の意匠性を高めることが可能ともなる。
(7)乗物用テーブル1は、テーブル部30を回動可能に軸支する第1テーブル回動軸12と、第1テーブル回動軸12に対するテーブル部の回動を載置面に対する併進保持壁42の併進に変換するカム機構43とを備える。そのため、併進保持壁42の収納位置から保持位置への切り替えを容易に行うことが可能ともなる。
(8)第2伝達機構は、併進保持壁42の収納位置から保持位置への移動を蓋部41の開動に変換し、かつ、併進保持壁42の保持位置から収納位置への移動を蓋部の閉動に変換するリンク機構である。そのため、蓋部の開動と閉動とを容易に行うことが可能ともなる。
なお、上述した実施形態は、以下のように変更して実行することも可能である。
・第1伝達機構は、テーブル部30の折り畳み位置から展開位置への回動を受けて併進保持壁42を出し、かつ、テーブル部30の展開位置から折り畳み位置への回動を受けて併進保持壁42を保持位置から収納位置に戻す構成に限られない。
上記実施形態においては、図14に示すように、凹部42Aは併進保持壁42の移動する方向に沿って凸部43Bが合する程度の大きさを有するため、テーブル部30が回動したとき、カム機構43の回動に追従して併進保持壁42が移動する。
一方、例えば、図15に示すように、併進保持壁42は切欠き42Bが形成される構成であってもよい。カム機構43が備える凸部43Bは、凸部43Bが上方向に動くとき、切欠き42Bに係合する。凸部43Bが下方向に動くとき、切欠き42Bから離間する。なお、図15から図18においては、移動する併進保持壁42の位置の基準として、第2載置面32Aを含む平面を一点鎖線にて示す。
テーブル部30が折り畳み位置にあり、併進保持壁42が収納位置にあるとき(図15(a))、テーブル部30が折り畳み位置から展開位置へ回動すると、カム機構43が回動することで凸部43Bが併進保持壁42を持ち上げる。そのため、併進保持壁42は収納位置から保持位置に移動する(図15(b))。また、テーブル部30が折り畳み位置から展開位置へ回動すると、カム機構43が回動することで凸部43Bが切欠き42Bから離間する(図15(c))。そのため、併進保持壁42は保持位置に留まる。乗物用テーブルの使用者は、併進保持壁42を手動で押し込み、保持位置から収納位置に移動させる(図15(d))。
上述した構成によれば、第1伝達機構はテーブル部30を折り畳み位置から展開位置への回動を受けて併進保持壁42を収納位置から保持位置に移動させる。一方、テーブル部30が展開位置から折り畳み位置へ回動するとき併進保持壁42は移動しない。
また、例えば、図16に示すように、併進保持壁42は、併進保持壁42の移動する方向に沿って凸部43Bが移動可能な大きさの凹部42Cが形成される構成であってもよい。凹部42Cは、併進保持壁42が収納位置にあるとき、テーブル部30が折り畳み位置にあるときの凸部43Bの位置から、テーブル部30が折り畳み位置にあるときの凸部43Bの位置に亘って形成される。
テーブル部30が折り畳み位置にあり、併進保持壁42が収納位置にあるとき(図16(a))、テーブル部30が折り畳み位置から展開位置へ回動すると、カム機構43が回動する。しかし、凸部43Bは凹部42Cの中で移動するため、凸部43Bは凹部42Cに係合せず、併進保持壁42は収納位置に留まる(図16(b))。乗物用テーブルの使用者は、併進保持壁42を手動で引き出し、併進保持壁42を収納位置から保持位置に移動させる(図16(c))。テーブル部30が展開位置から折り畳み位置へ回動するとき、カム機構43が回動する。このとき、凸部43Bが凹部42Cに係合して、併進保持壁42を押し下げるため、併進保持壁42は保持位置から収納位置に移動する(図16(d))。
上述した構成によれば、第1伝達機構は、テーブル部30の展開位置から折り畳み位置への回動を受けて併進保持壁42を保持位置から収納位置へ移動させる。一方、テーブル部30が折り畳み位置から展開位置へ回動するとき併進保持壁42は移動しない。
すなわち、第1伝達機構は、テーブル部30の折り畳み位置から展開位置への回動を受けて併進保持壁42を収納位置から保持位置に出すことと、テーブル部30の展開位置から折り畳み位置への回動を受けて併進保持壁42を保持位置から収納位置に戻すこととの少なくとも一方を行う構成であってもよい。上述した構成であったとしても、上記(2)に準じた効果を得ることはできる。
なお、乗物用テーブル1の操作性を高めるという観点においては、テーブル部30の折り畳み位置から展開位置への回動を受けて併進保持壁42を出し、かつ、テーブル部30の展開位置から折り畳み位置への回動を受けて併進保持壁42を保持位置から収納位置に戻す構成が好ましい。
・また、図17に示すように、併進保持壁42に凹部42Dと斜面部42Eとが形成される構成であってもよい。斜面部42Eは、凹部42Dの縁において、第2載置面32Aの位置する方向に移動した凸部43Bが乗り込めるように形成される。このとき、乗物用テーブル1は、凸部43Bが併進保持壁42に向けて押し付けられるようカム機構43に付勢力を加える弾性部材をさらに備え、また、カム機構43はテーブル部30の回動軸に沿った方向に変位可能に構成される。
テーブル部30が折り畳み位置にあり、併進保持壁42が収納位置にあるとき(図17(a))、テーブル部30が折り畳み位置から展開位置へ回動すると、カム機構43が回動することで凸部43Bが併進保持壁42を持ち上げる。そのため、併進保持壁42は収納位置から保持位置に移動する(図17(b))。また、テーブル部30が折り畳み位置から展開位置へ回動すると、カム機構43が回動することで凸部43Bは斜面部42Eに乗り込み(図17(c))、そして、併進保持壁42から離間する(図17(d))。そのため、併進保持壁42は保持位置に留まる。乗物用テーブル1の使用者は、併進保持壁42を手動で押し込み、保持位置から収納位置に移動させる(図17(e))。
上述した構成によれば、凸部43Bが斜面部42Eに乗り込むとき、カム機構43には付勢力に抗する力が加えられて、テーブル部30の回動軸に沿って移動しなければならない。そのため、図15に示した構成と比べて、テーブル部30を展開位置から折り畳み位置へ回動させるために必要とされる力が大きくなり、テーブル部30の意図しない操作を抑制することが可能となる。
・さらに、図18に示すように、併進保持壁42は、併進保持壁42の移動する方向に沿って凸部43Bが移動可能な大きさの凹部42Fが形成され、かつ、凹部42Fの中に斜面部42Gが形成される構成であってもよい。斜面部42Gは、凹部42Fの中において、第1載置面31の位置する方向に移動した凸部43Bが乗り込めるように形成される。このとき、乗物用テーブル1は、凸部43Bが併進保持壁42に向けて押し付けられるようカム機構43に付勢力を加える弾性部材(図示略)をさらに備え、また、カム機構43はテーブル部30の回動軸に沿った方向に変位可能に構成される。
テーブル部30が折り畳み位置にあり、併進保持壁42が収納位置にあるとき(図18(a))、テーブル部30が折り畳み位置から展開位置へ回動すると、カム機構43が回動する。しかし、凸部43Bは斜面部42Gの上に乗り込みつつ(図18(b))凹部42Fの中で移動するため、凸部43Bは凹部42Fに係合せず、併進保持壁42は収納位置に留まる(図18(c))。乗物用テーブルの使用者は、併進保持壁42を手動で引き出し、併進保持壁42を収納位置から保持位置に移動させる(図18(d))。テーブル部30が展開位置から折り畳み位置へ回動するとき、カム機構43が回動する。このとき、凸部43Bが凹部42Fに係合して、併進保持壁42を押し下げるため、併進保持壁42は保持位置から収納位置に移動する。(図18(e))。
上述した構成によれば、凸部43Bが斜面部42Gに乗り込むとき、カム機構43に付勢力に抗する力が加えて、テーブル部30の回動軸に沿って変位させなければならない。そのため、図16に示した構成と比べて、テーブル部30を折り畳み位置から展開位置へ回動させるために必要とされる力が大きくなり、意図せずテーブル部30を操作することを抑制することが可能となる。
・第1テーブル回動軸12に形成された第1歯部12Aとカム機構43が備える第2歯部43Aとのかみ合いは、ラチェット機構によって構成されてもよい。このとき、テーブル部30の折り畳み位置から展開位置への回動と、展開位置から折り畳み位置への回動とのいずれか一方においてのみ、第1歯部12Aから第2歯部43Aに力が伝わり、カム機構43が回動する。
テーブル部30が折り畳み位置から展開位置へ回動するときにのみ第1歯部12Aから第2歯部43Aに力が伝わり、併進保持壁42が収納位置から保持位置へ突き出る構成の場合、テーブル部30が展開位置から折り畳み位置へ回動するときには第1歯部12Aから第2歯部43Aへ力は伝わらず、併進保持壁42は保持位置に留まる。併進保持壁42が保持位置から収納位置へ戻る方向へ移動するとき第2歯部43Aから第1歯部12Aへの力は伝わらないため、乗物用テーブル1の使用者は、手動で併進保持壁42を保持位置から収納位置へ戻すことができる。
一方、テーブル部30が折り畳み位置から展開位置へ回動するときにのみ第1歯部12Aから第2歯部43Aに力が伝わり、併進保持壁42が保持位置から収納位置へ戻る構成の場合、テーブル部30が折り畳み位置から展開位置へ回動するときには第1歯部12Aから第2歯部43Aへ力は伝わらず、併進保持壁42は収納位置に留まる。併進保持壁42が収納位置から保持位置に突き出るとき第2歯部43Aから第1歯部12Aへの力は伝わらないため、乗物用テーブル1の使用者は、手動で併進保持壁42を収納位置から保持位置へ引き出すことができる。
上述した構成であったとしても、第1伝達機構は、テーブル部30の折り畳み位置から展開位置への回動を受けて併進保持壁42を収納位置から保持位置に出すことと、テーブル部30の展開位置から折り畳み位置への回動を受けて併進保持壁42を保持位置から収納位置に戻すこととの一方を行い、そして、上記(2)に準じた効果を得ることはできる。
・乗物用テーブル1は、併進保持壁42が第2載置面32Aに載置した物品を側方から保持する側方保持壁として機能する構成に限られない。乗物用テーブル1は、例えば、蓋部41が側方保持壁を備える構成であってもよい。蓋部41が備える側方保持壁は、閉位置においては第1載置面から連続するように配置されて第2載置面を覆い、開位置においては第1載置面から突き出るように配置されて第2載置面を開放する。このとき、併進保持壁42は、第1テーブル回動軸12、カム機構43、リンク機構44とともに、テーブル部30の回動を受けて蓋部41を移動させる伝達機構として機能すればよい。なお、伝達機構は、折り畳み位置から展開位置へのテーブル部30の回動を受けて蓋部41を閉位置から開位置に移動することと、展開位置から折り畳み位置への回動を受けて蓋部41を開位置から閉位置に戻すこととの少なくとも一方を行えばよい。また、伝達機構は、第1テーブル回動軸12、併進保持壁42、カム機構43、リンク機構44とによって機能する構成に限られず、テーブル部30の回動を蓋部41の移動として変換する機械機構であればよい。上述した構成であったとしても、上記(1)に準じた効果を得ることはできる。
・第1載置面31は、縁面31Aと凹面31Bとを備える構成に限られない。第1載置面31は、テーブル部30が展開位置にあるときに物品を載置することができればよく、一つの面から構成されてもよく、三つ以上の面から構成されてもよい。
1…乗物用テーブル
10…取付部材
11…テーブル回動軸
12…第1テーブル回動軸
12A…第1歯部
13…第2テーブル回動軸
14…固定部
15…支持部
15A…凹部
16…スプリングロッド
20…テーブル本体
30…テーブル部
31…第1載置面
32…裏カバー
32A…第2載置面
33…延出部
34…凸部
40…物品保持部
41…蓋部
41A…外表面
42…併進保持壁
43…カム機構
43A…第2歯部
44…リンク機構

Claims (8)

  1. 物品を載置する載置面を有して、前記載置面が水平に対して略垂直である折り畳み位置と、前記載置面が略水平であって前記物品が前記載置面に載置される展開位置との間で回動可能に軸支されるテーブル部と、
    収納位置と当該収納位置よりも前記載置面から突き出る位置である保持位置との間で前記載置面に対し出没可能に構成され、前記保持位置において他の物品を側方から保持する側方保持壁と、
    前記テーブル部の前記折り畳み位置から前記展開位置への回動を受けて前記側方保持壁を前記収納位置から前記保持位置に出すことと、前記テーブル部の前記展開位置から前記折り畳み位置への回動を受けて前記側方保持壁を前記保持位置から前記収納位置に戻すこととの少なくとも一方を行う第1伝達機構とを備える
    乗物用テーブル。
  2. 前記載置面は、第1載置面であり、
    前記テーブル部は、前記展開位置において前記第1載置面よりも低い第2載置面をさらに備え、
    前記側方保持壁は、前記テーブル部の回動によって前記第1載置面と前記第2載置面との境界で出没する
    請求項1に記載の乗物用テーブル。
  3. 閉位置と開位置との間を移動可能に前記テーブル部に軸支されて前記閉位置において前記第2載置面を覆い、かつ、前記開位置において前記第2載置面を開放する蓋部と、
    前記収納位置から前記保持位置への前記側方保持壁の移動を受けて前記蓋部を閉位置から開位置に移動し、前記保持位置から前記収納位置への前記側方保持壁の移動を受けて前記蓋部を前記開位置から前記閉位置に戻す第2伝達機構と、をさらに備える
    請求項2に記載の乗物用テーブル。
  4. 前記蓋部は、前記開位置において前記側方保持壁と対向して前記第2載置面に載置される前記他の物品を前記側方保持壁と前記蓋部との間で保持する形状を有する
    請求項3に記載の乗物用テーブル。
  5. 前記蓋部は、前記閉位置において前記第1載置面と連続する外表面を備える
    請求項3または4に記載の乗物用テーブル。
  6. 前記第1伝達機構は、前記テーブル部を回動可能に軸支するテーブル回動軸と、
    前記テーブル部に収容されて前記テーブル回動軸と前記側方保持壁とを連結すると共に、前記テーブル回動軸に対する前記テーブル部の回動を前記載置面に対する前記側方保持壁の併進に変換するカム機構と、を備える
    請求項1~5のいずれか一項に記載の乗物用テーブル。
  7. 前記第2伝達機構は、前記側方保持壁の前記収納位置から前記保持位置への移動を前記蓋部の開動に変換し、かつ、前記側方保持壁の前記保持位置から前記収納位置への移動を前記蓋部の閉動に変換するリンク機構である
    請求項3~5、および請求項3~5に従属する請求項6のいずれか一項に記載の乗物用テーブル。
  8. 物品を載置する第1載置面を有して折り畳み位置と展開位置との間で回動可能に軸支されるテーブル部であって、前記展開位置において前記第1載置面よりも低い第2載置面を備える前記テーブル部と、
    前記第2載置面を覆う閉位置と前記第2載置面を開放する開位置との間を回動可能に前記テーブル部に軸支される蓋部と、
    前記折り畳み位置から前記展開位置への前記テーブル部の回動を受けて前記蓋部を前記閉位置から前記開位置に移動することと、前記展開位置から前記折り畳み位置への回動を受けて前記蓋部を前記開位置から前記閉位置に戻すこととの少なくとも一方を行う伝達機構と、を備え、
    前記蓋部は、前記閉位置においては前記第1載置面から連続するように配置されて前記第2載置面を覆い、前記開位置においては前記第1載置面から突き出るように配置されて前記第2載置面を開放する側方保持壁を備える
    乗物用テーブル。
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