JP7270326B1 - 塗料ミスト捕集装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1の塗料ミスト捕集装置は、循環水ポンプの駆動電力を必要としない点で特許文献2等に開示された従来の湿式塗料ミスト捕集装置に比べて省エネを実現できるという利点と共に、特許文献3に開示された乾式塗料ミスト捕集装置のように板部材を複雑に折り曲げて形成する必要がないという利点を有する。
本発明は、所定間隔を隔てて並行に延在する複数の細長開口と前記各細長開口を間に挟んで周縁から前記細長開口の長手方向延在長の途中まで延在する複数のスリットとが形成された複数の第1横板と、互いに所定間隔を隔てて並行に延在する複数の細長開口と前記各細長開口を間に挟んで周縁から前記細長開口の長手方向延在長の途中まで延在する複数のスリットとが形成された複数の第2横板と、互いに所定間隔を隔てて並行に延在する複数の細長開口と前記各細長開口を間に挟んで周縁から前記細長開口の長手方向延在長の途中まで延在する複数のスリットとが形成された複数の縦板とを備え、第1横板と第2横板とが隙間を隔てて交互に配設されて横板集合体を形成し、横板集合体内において第2横板の隣接する細長開口の間の部位が第1横板の細長開口に対峙すると共に第2横板の細長開口が第1横板の隣接する細長開口の間の部位に対峙し、複数の縦板が隙間を隔てて配設されて縦板集合体を形成し、縦板集合体が自身のスリットを横板集合体のスリットに整列させて横板集合体に差し込まれ、横板集合体と縦板集合体とが協働して格子構造体を形成し、格子構造体内に屈曲した空気通路が形成され、横板集合体の一方の端面を形成する第1横板に対峙する入口開口と横板集合体の他方の端面を形成する第1横板又は第2横板に対峙する出口開口とが形成された箱体に前記格子構造体が収納されていることを特徴とする塗料ミスト捕集装置であって、屈曲した空気通路の上流部を形成する第1横板と隣接する第2横板間の空間に多量の塗料ミストが溜まって空気通路の圧力損失が増大し、塗料ミスト捕集効率が低下する事態の発生が抑制された塗料ミスト捕集装置を提供することを目的とする。
入口開口に対峙する第1横板の複数の細長開口と追加形成された複数の開口と縦板の前記第1横板に隣接する複数の細長開口の周囲残留部が形成する一列に分散配置された複数の柱状の邪魔板から成る邪魔板群が排気中の塗料ミストの一部を捕集して、下流の屈曲した空気通路へ流入する排気中の塗料ミスト濃度が低下するので、屈曲した空気通路の上流部で多量の塗料ミストが堆積して塗料ミスト捕集効率が低下する可能性が低下する。塗装ブース排気は邪魔板群内を略直進し、邪魔板群を形成する柱状の邪魔板の排気流に対向する表面積は小さく、邪魔板群は分散配置されているので、邪魔板群は目詰まりしない。
きるそ,し,しいゅうりをけりをけ
前記第1横板の複数の細長開口に挟まれた複数の開口の各々を単一の細長開口とせずに複数の開口から成る開口群とすることにより、前記第1横板の強度が増すと共に柱状の邪魔板の表面積が増えて邪魔板群の塗料ミスト捕集能力が向上する。
本発明の好ましい態様においては、横板集合体の一方の端面を形成する第1横板に隣接する第2横板に、当該第2横板の複数の細長開口を挟む複数の開口が追加形成され、前記第2横板の複数の細長開口と追加形成された複数の開口と縦板の前記第2横板に隣接する細長開口の周囲残留部が、一列に分散配置された複数の柱状の邪魔板から成る邪魔板群を形成する。
入口開口に対峙する第1横板の細長開口と追加形成された開口と縦板の前記第1横板に隣接する細長開口の周囲残留部が形成する、一列に分散配置された複数の柱状の邪魔板から成る邪魔板群では、下流の屈曲した空気通路へ流入する排気中の塗料ミスト濃度の低下が十分でなく、下流の屈曲した空気通路の上流部に多量の塗料ミストが堆積する場合は、前記第1横板に隣接する第2横板に、当該第2横板の複数の細長開口を挟む複数の開口を追加形成して、一列に分散配置された複数の柱状の邪魔板から成る第2列目の邪魔板群を形成するのが望ましい。邪魔板群が2列になるので、下流の屈曲した空気通路へ流入する排気中の塗料ミスト濃度が更に低下し、屈曲した空気通路の上流部に多量の塗料ミストが堆積して塗料ミスト捕集効率が低下する可能性が減少する。塗装ブース排気は邪魔板群内を略直進し、邪魔板群を形成する柱状の邪魔板の排気流に対向する表面積は小さく、邪魔板群は分散配置されているので、2列の邪魔板群は目詰まりしない。きるそ,し,しいゅうりをけりをけ
本発明の好ましい態様においては、前記第2横板の複数の細長開口を挟む複数の開口の各々は複数の開口から成る開口群である。
前記第2横板の複数の細長開口を挟む複数の開口の各々を単一の細長開口とせずに複数の開口から成る開口群とすることにより、前記第2横板の強度が増すと共に柱状の邪魔板の表面積が増えて2列目の邪魔板群の塗料ミスト捕集能力が向上する。
本発明の好ましい態様においては、横板集合体の前記一方の端面を形成する第1横板に隣接する第2横板と空気通路下流側で前記第2横板に隣接する第1横板の間隔が、横板集合体における横板の平均間隔よりも広い。
本発明の好ましい態様においては、第1横板と第2横板との間隔が、横板集合体の一方の端面から他方の端面に向けて減少している。
横板集合体の前記一方の端面から他方の端面へ向けて塗装ブースの排気が流れるように塗料ミスト捕集装置を配設すると、横板集合体と縦板集合体とで形成される屈曲した空気通路の上流部で多量の塗料ミストが捕集され、下流へ行くに従って捕集されるミストの量は減少する。捕集された塗料ミストは隣接する第1横板と第2横板との間の空間に溜まるので、横板集合体の前記一方の端面を形成する第1横板と隣接する第2横板の間隔を横板集合体における横板の平均間隔よりも広くし、或いは更に加えて横板集合体の前記一方の端面を形成する第1横板に隣接する第2横板と空気通路下流側で前記第2横板に隣接する第1横板の間隔を横板集合体における横板の平均間隔よりも広くし、或いは第1横板と第2横板との間隔を、横板集合体の一方の端面から他方の端面に向けて減少させるのが合理的である。
本発明の好ましい態様においては、箱体内に且つ横板集合体の他方の端面に隣接してフィルターが配設されている。
格子構造体に加えてフィルターを配設することにより、塗料ミスト捕集効率が向上する。
本発明の好ましい態様においては、縦板集合体は横板の細長開口の一方の端部側から横板集合体に差し込まれる第1部分と、横板の細長開口の他方の端部側から横板集合体に差し込まれる第2部分とで構成されている。
縦板集合体を、横板の細長開口の一方の端部側から横板集合体に差し込まれる第1部分と、横板の細長開口の他方の端部側から横板集合体に差し込まれる第2部分とに分けることにより、差し込む際の摺動抵抗が減少し、格子構造体の組み付け作業が容易になる。
本発明の好ましい態様においては、横板集合体と縦板集合体とが協働して形成する格子構造体は、折り畳み可能である。
縦板集合体が横板集合体に差し込まれた格子構造体は、接着等の固着部がないので、容易に折り畳むことができ、また折り畳んだ状態から立体構造に容易に復元できる。折り畳むことにより、塗料ミスト捕集装置の搬送が容易になる。
ボール紙、厚紙、ダンボール紙等の板紙で構成した塗料ミスト捕集装置は軽いので搬送が容易であり、また使用後の処理が容易である。
本発明の好ましい態様においては、横板の入口開口へ差し向けられた面と、縦板の両面と、箱体の内面に、塗料ミスト捕集効率を高めるための表面処理が施されている。この結果塗料ミスト捕集効率が向上する。表面処理として低内部密度シートの貼付による吸着力増加処理、防滑塗料の塗布、目粗し加工による表面粗度増加処理等が挙げられる。
塗装ブース排気経路の直進部に塗料ミスト捕集装置が配設される場合には、箱体の互いに正対する壁面に入口開口と出口開口とを形成するのが合理的である。
本発明の好ましい態様においては、格子構造体の格子形状に正対する箱体の壁面に入口開口が形成され、横板集合体の前記他方の端面に正対する箱体の壁面に出口開口が形成されている。
塗装ブース排気経路の屈曲部に塗料ミスト捕集装置が配設される場合は、箱体の互いに正対する壁面に入口開口と出口開口とが形成された塗料ミスト捕集装置を塗装ブース排気経路の屈曲部に配設して所期の機能を発揮させるのは困難なので、格子構造体の格子形状に正対する箱体の壁面に入口開口を形成し、横板集合体の前記他方の端面に正対する箱体の壁面に出口開口を形成するのが望ましい。
図2(b)に示すように、第1横板2a’には、第1横板2aの構成に加えて、互いに所定間隔を隔てて並行に延在する4つの細長開口2a1に挟まれて3つの追加の開口群2a1’が形成されている。各開口群2a1’は4つの開口によって形成されている。
図3(b)に示すように、第2横板2b’には、第2横板2bの構成に加えて、互いに所定間隔を隔てて並行に延在する3つの細長開口2b1を挟む4つの追加の開口群2b1’が形成されている。各開口群2b1’は4つの開口によって形成されている。
横板集合体2’の一方の端面は第1横板2a’によって形成されており、第1横板2a’に隣接して第2横板2b’が配設されている。横板集合体2’の他方の端面は第2横板2bによって形成されている。
図1(a)と図2(a)、(b)と図3(a)、(b)とから分かるように、横板集合体2’内において、第1横板2a’の細長開口2a1は隣接する第2横板2b’の開口群2b1’に対峙し、追加の開口群2a1’は隣接する第2横板2b’の細長開口2b1に対峙している。また、第1横板2aの細長開口2a1は隣接する第2横板2bの隣接する細長開口2b1の間の部位に対峙し、第1横板2aの隣接する細長開口2a1の間の部位は隣接する第2横板2bの細長開口2b1に対峙している。
開口2a1、2b1を正面から見た時にスリット2a2とスリット2b2とは重畳している。
図1から分かるように、8枚の縦板3の第1部分3aが隙間を隔てて配設されて第1縦板集合体3’を形成し、8枚の縦板3の第2部分3bが隙間を隔てて配設されて第2縦板集合体3”を形成している。
図7に示すように、格子構造体4内に、第1横板2a、第2横板2b、縦板3a、3b間の隙間と開口2a1、2b1、3a1、3b1とによって屈曲した空気通路Dが形成されている。また、第1横板2a’、第2横板2b’の細長開口と追加の開口群と縦板3a、3bの第1横板2a’、第2横板2b’に隣接する細長開口の周囲残留部分によって、一列に分散配置された複数の十字断面の柱状の邪魔板から成る2列の邪魔板群7a、7bが形成されている。
前記格子構造体4が、ボール紙、厚紙、ダンボール紙等の板紙で形成された箱体5に収納されて塗料ミスト捕集装置1が構成されている。箱体5の互いに正対する側面の一方に形成された入口開口5aが、格子構造体4の細長開口2a1と開口群2a1’とに対峙し、他方に形成された出口開口5bが細長開口2b1に対峙している。
図示しない塗装ブースの排気が、入口開口5aを通って箱体5へ流入し、更に図1に白抜き矢印で示す排気流を形成して格子構造体4に流入する。図7に矢印で示すように、排気流は、第1横板2a’、縦板3a、3bの開口周囲残留部分によって形成され一列に分散配置された複数の柱状の邪魔板から成る一列目の邪魔板群7aと、第2横板2b’、縦板3a、3bの開口周囲残留部分によって形成され一列に分散配置された複数の柱状の邪魔板から成る二列目の邪魔板群7bと、第1横板2a、第2横板2b、縦板3a、3b間の隙間と開口2a1、2b1、3a1、3b1とによって形成された屈曲した空気通路とを通過し、出口開口5bを通って箱体5から流出する。
排気流が前記二列の邪魔板群7a、7bを通過する際に、当該邪魔板群に塗装ブースの排気が衝突して塗料ミストが付着し、排気中の塗料ミストの一部が捕集される。次いで、排気流が前記屈曲した空気通路Dを通過する際に、横板2a、2bの開口2a1、2b1に挟まれた部位や、縦板3a、3bの開口3a1、3b1に挟まれた部位に塗装ブースの排気が衝突し、前記部位に塗料ミストが付着して、排気中の塗料ミストの残余部が捕集される。塗料ミストが除去された塗装ブースの排気が塗料ミスト捕集装置1から排出される。
塗料ミスト捕集装置1においては、開口2a1、2b1、開口群2a1’、2b1’とスリット2a2、2b2とが形成された横板2a、2a’、2b、2b’に、開口3a1、3b1とスリット3a2、3b2とが形成された縦板3a、3bを、互いのスリットを整列させて差し込むことにより、複雑な折り曲げ工程を経ることなく塗料ミスト捕集装置が構成されている。
塗装ブース排気が屈曲した空気通路Dを通過するので、塗装ブース排気と横板2a、2b、縦板3a、3bとの衝突回数が増加し、塗料ミスト捕集効率が向上している。
二列の邪魔板群7a、7bによって塗料ミストの一部、特に大粒径の塗料ミスト、が除去された塗装ブース排気が屈曲した空気通路Dに流入するので、当該屈曲した空気通路Dの上流部には多量の塗料ミストが堆積せず、大きな圧力損失は生じない。他方、塗装ブース排気は邪魔板群内を略直進し、邪魔板群を形成する柱状の邪魔板の排気流に対向する表面積は小さく、邪魔板群は分散配置されており、邪魔板間の隙間も広いので、邪魔板群には多量の塗料ミストは堆積せず大きな圧力損失は生じない。
開口2a1、2b1、3a1、3b1を細長開口としたので、小開口を整列して複数設ける場合に比べて横板2a、2b、縦板3a、3bの構成が簡素化されると共に、屈曲した空気通路Dの空気抵抗が低減してミスト捕集効率が向上している。
第1横板2a’、第2横板2b’に追加形成した開口を複数の開口から形成された開口群2a1’、2b1’としたので、追加形成した開口を単一の細長開口とする場合に比べて第1横板2a’、第2横板2b’の強度が増加すると共に柱状の邪魔板の表面積が増加して邪魔板群の塗料ミスト捕集能力が増加している。
8枚の縦板3で形成される縦板集合体を、横板の細長開口2a1、2b1、開口群2a1’、2b1’の一方の端部側から横板集合体2’に差し込まれる第1部分3’と、横板の細長開口細長開口2a1、2b1、開口群2a1’、2b1’の他方の端部側から横板集合体2’に差し込まれる第2部分3”とに分けたので、差し込む際の摺動抵抗が減少し、格子構造4体の組み付け作業が容易になっている。
第1部分3’と第2部分3”とで構成される縦板集合体が横板集合体2’に差し込まれた格子構造体4は、接着等の固着部がないので、図5(a)、(b)に示すように、容易に折り畳むことができ、また折り畳んだ状態から立体構造に容易に復元できる。格子構造体4と箱体5とを折り畳むことにより、塗料ミスト捕集装置1の搬送が容易になる。
ボール紙、厚紙、ダンボール紙等の板紙で構成した塗料ミスト捕集装置1は軽いので搬送が容易であり、また使用後の処理が容易である。
図6に示すような、適当な板状のフィルター6を、箱体5内に且つ横板集合体2’の塗装ブース排気流に関して下流側端面を形成する横板2bに隣接して、配設しても良い。
格子構造体に加えてフィルター6を配設することにより、塗料ミスト捕集効率が向上する。
塗装ブース排気中の塗料ミスト濃度が比較的低く、邪魔板群を上記実施例よりも縮小しても良い場合は、第2横板2b’に代えて第2横板2bを配設して、邪魔板群を一列にしても良い。
塗装ブース排気経路の直進部に塗料ミスト捕集装置が配設される場合には、図1に示すように、箱体の互いに正対する壁面に入口開口5aと出口開口5bとを形成するのが合理的である。
塗装ブース排気経路の屈曲部に塗料ミスト捕集装置が配設される場合は、箱体5の互いに正対する壁面に入口開口と出口開口とが形成された塗料ミスト捕集装置を塗装ブース排気経路の屈曲部に配設して所期の機能を発揮させるのは困難なので、図7に示すように、格子構造体4の格子形状に正対する箱体5の壁面に入口開口5aを形成するのが望ましい。この場合、縦板3に形成した延長部3cを出口開口5bが形成された壁面に正対する壁面まで延在させて格子構造体4を箱体5内で位置決めし、入口開口5aを延長部3cに対峙させることになる。
以上本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されない。例えば、格子構造体4を構成する横板、縦板の枚数や縦横比、細長開口2a1、2b1の形状、開口群2a1’、2b1’を形成する複数の開口の形状や個数は、上記実施例のものに限定されない。開口群2a1’、2b1’を単一の細長開口としても良い。
上記実施例では、格子構造体4内に形成される空気通路の上流部で多量の塗料ミストが捕集されることを勘案して、第1横板2a、2a’と第2横板2b、2b’との間隔を、横板集合体2’の一方の端面から他方の端面に向けて減少させたが、第1横板2a’と第2横板2b’の間隔を横板の平均間隔よりも広くし、或いは更に加えて第2横板2b’と空気通路Dの下流側で第2横板2b’に隣接する第1横板2aの間隔を横板集合体2’における横板の平均間隔よりも広くしても良い。
2a、2a’ 第1横板
2a1 細長開口
2a1’開口群
2b、2b’第2横板
2b1 細長開口
2b1’開口群
2’横板集合体
3 縦板
3a 縦板の第1部分
3a1 細長開口
3b 縦板の第2部分
3b1 細長開口
3c 延長部
3’第1縦板集合体
3” 第2縦板集合体
4 格子構造体
5 箱体
5a 入口開口
5b 出口開口
6 フィルター
7a、7b 邪魔板群
A 横板集合体
B 縦板集合体
C 格子構造体
D 屈曲した空気通路
Claims (14)
- 互いに所定間隔を隔てて並行に延在する複数の細長開口と前記各細長開口を間に挟んで周縁から前記細長開口の長手方向延在長の途中まで延在する複数のスリットとが形成された複数の第1横板と、互いに所定間隔を隔てて並行に延在する複数の細長開口と前記各細長開口を間に挟んで周縁から前記細長開口の長手方向延在長の途中まで延在する複数のスリットとが形成された複数の第2横板と、互いに所定間隔を隔てて並行に延在する複数の細長開口と前記各細長開口を間に挟んで周縁から前記細長開口の長手方向延在長の途中まで延在する複数のスリットとが形成された複数の縦板とを備え、第1横板と第2横板とが隙間を隔てて交互に配設されて横板集合体を形成し、横板集合体内において第2横板の隣接する細長開口の間の部位が第1横板の細長開口に対峙すると共に第2横板の細長開口が第1横板の隣接する細長開口の間の部位に対峙し、複数の縦板が隙間を隔てて配設されて縦板集合体を形成し、縦板集合体が自身のスリットを横板集合体のスリットに整列させて横板集合体に差し込まれ、横板集合体と縦板集合体とが協働して格子構造体を形成し、格子構造体内に屈曲した空気通路が形成され、横板集合体の一方の端面を形成する第1横板に、当該第1横板の複数の細長開口に挟まれた複数の開口が追加形成され、前記第1横板の複数の細長開口と追加形成された複数の開口と縦板の前記第1横板に隣接する複数の細長開口の周囲残留部が、一列に分散配置された複数の柱状の邪魔板から成る邪魔板群を形成し、横板集合体の前記一方の端面を形成する第1横板に対峙する入口開口と横板集合体の他方の端面を形成する第1横板又は第2横板に対峙する出口開口とが形成された箱体に前記格子構造体が収納されていることを特徴とする塗料ミスト捕集装置。
- 前記第1横板の複数の細長開口に挟まれた複数の開口の各々は複数の開口から成る開口群であることを特徴とする請求項1に記載の塗料ミスト捕集装置。
- 横板集合体の一方の端面を形成する第1横板に隣接する第2横板に、当該第2横板の複数の細長開口を挟む複数の開口が追加形成され、前記第2横板の複数の細長開口と追加形成された複数の開口と縦板の前記第2横板に隣接する細長開口の周囲残留部が、一列に分散配置された複数の柱状の邪魔板から成る邪魔板群を形成することを特徴とする請求項1に記載の塗料ミスト捕集装置。
- 前記第2横板の複数の細長開口を挟む複数の開口の各々は複数の開口から成る開口群であることを特徴とする請求項3に記載の塗料ミスト捕集装置。
- 横板集合体の前記一方の端面を形成する第1横板と隣接する第2横板の間隔が、横板集合体における横板の平均間隔よりも広いことを特徴とする請求項1又は3に記載の塗料ミスト捕集装置。
- 横板集合体の前記一方の端面を形成する第1横板に隣接する第2横板と空気通路下流側で前記第2横板に隣接する第1横板の間隔が、横板集合体における横板の平均間隔よりも広いことを特徴とする請求項5に記載の塗料ミスト捕集装置。
- 第1横板と第2横板との間隔が、横板集合体の前記一方の端面から他方の端面に向けて減少していることを特徴とする請求項1又は3に記載の塗料ミスト捕集装置。
- 箱体内に且つ横板集合体の他方の端面に隣接してフィルターが配設されていることを特徴とする請求項1又は3に記載の塗料ミスト捕集装置。
- 縦板集合体は横板の細長開口の一方の端部側から横板集合体に差し込まれる第1部分と、横板の細長開口の他方の端部側から横板集合体に差し込まれる第2部分とで構成されていることを特徴とする請求項1又は3に記載の塗料ミスト捕集装置。
- 横板集合体と縦板集合体とが協働して形成する格子構造体は、折り畳み可能であることを特徴とする請求項1又は3に記載の塗料ミスト捕集装置。
- 第1横板と第2横板と縦板と箱体とは板紙で形成されていることを特徴とする請求項1又は3に記載の塗料ミスト捕集装置。
- 横板の入口開口へ差し向けられた面と、縦板の両面と、箱体の内面に、塗料ミスト捕集効率を高めるための表面処理が施されていることを特徴とする請求項1又は3に記載の塗料ミスト捕集装置。
- 横板集合体の前記一方の端面に正対する箱体の壁面に入口開口が形成され、横板集合体の前記他方の端面に正対する箱体の壁面に出口開口が形成されていることを特徴とする請求項1又は3に記載の塗料ミスト捕集装置。
- 格子構造体の格子形状に正対する箱体の壁面に入口開口が形成され、横板集合体の前記他方の端面に正対する箱体の壁面に出口開口が形成されていることを特徴とする請求項1又は3に記載の塗料ミスト捕集装置。
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- 2023-02-16 JP JP2023022814A patent/JP7270326B1/ja active Active
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