JP7261614B2 - ガスケットの製造方法 - Google Patents

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本発明は、スクリーン印刷を用いたガスケットの製造方法に関する。
従来、燃料電池に備えられるセパレータなどの基材上に、スクリーン印刷によりガスケットを製造する方法が知られている。また、このような技術において、密封性を高めるために、基材に凸部(ビード)を形成して、この凸部上にスクリーン印刷によってガスケットを設ける技術が知られている(特許文献1,2参照)。
一般的に、スクリーン印刷においては、基材上に塗布された材料は、基材の引力及び材料の表面張力によって流動し、表面の凹凸がなだらかになるように変形する。しかしながら、粘性が高く、レベリング性が低い材料の場合には、流動し難いため、短手方向の中央の厚みが薄く、両端の厚みが厚くなる現象(サドル現象と呼ばれる)が生じることが知られている(特許文献3参照)。このようなサドル現象は、短手方向の幅が広いほど発生し易い。
図8は基材に形成された凸部上に設けたガスケットに、サドル現象が発生した様子を示している。なお、図8は、ガスケットが伸びる方向(長手方向)に対して垂直に、基材及びガスケットを切断した断面図である。図示のように、基材700に形成された凸部710上に設けられたガスケット750は、短手方向の中央の厚みが薄く、両端の厚みが厚くなっている。このようなサドル現象が発生してしまうと、ガスケット750における短手方向の中央付近の厚みが薄いため、密封性が低下してしまうおそれがある。また、使用環境や求められる密封性能によっては、ガスケットの厚みを厚くしなければならず、スクリーン印刷を複数回繰り返すことで、ガスケットが多層構造となる場合がある。
図9は基材上に多層構造のガスケットが設けられる場合について示している。なお、図9においても、ガスケットが伸びる方向(長手方向)に対して垂直に、基材及びガスケットを切断した断面図を示している。図示のように、基材800に形成された凸部810上に設けられたガスケット850は、凸部810上に設けられた第1薄膜層851と、第1薄膜層851上に設けられる第2薄膜層852とから構成される。このガスケット850においては、同一の形状寸法のスクリーン版を用いて、スクリーン印刷を2回繰り返すことによって、第1薄膜層851及び第2薄膜層852が設けられる。図示のように、第1薄膜層851にサドル現象が発生しており、第2薄膜層852においては、より一層、サドル現象が顕著になってしまう。図中のGは規格の範囲を示しており、ガスケット850における短手方向の中央の寸法を規格Gの範囲に収めようとすると、短手方向の両端側が規格Gよりも厚みが厚くなってしまうため、密封性が不安定になってしまう。
国際公開第2017/077900号 国際公開第2017/212775号 特開2006-335045号公報
本発明の目的は、凸部上に形成されるガスケットの厚みを均一化することのできるガスケットの製造方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
本発明のガスケットの製造方法は、
基材に形成された凸部上に、スクリーン印刷によって形成するゴム状弾性体製のガスケットの製造方法において、
材料が通過する開口部における短手方向の幅が、製造後のガスケットにおける短手方向の幅よりも狭い第1スクリーン版を用いて、前記凸部上に、スクリーン印刷により第1薄膜層を形成する第1工程と、
第1工程後に、材料が通過する開口部における短手方向の幅が、製造後のガスケットにおける短手方向の幅と同一となるように設計された第2スクリーン版を用いて、第1薄膜層よりも表面側に、スクリーン印刷により第2薄膜層を形成する第2工程と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、第1薄膜層は、材料が通過する開口部における短手方向の幅が、製造後のガスケットにおける短手方向の幅よりも狭い第1スクリーン版を用いて形成されるため、サドル現象の発生を抑制することができる。そして、第2薄膜層は、材料が通過する開口部における短手方向の幅が、製造後のガスケットにおける短手方向の幅と同一となるように設計された第2スクリーン版を用いて形成される。しかしながら、第2薄膜層は、第1薄膜層よりも表面側に形成されるため、第2薄膜層の短手方向の端部においては、スクリーン印刷の際に、第2薄膜層の材料の一部が、第1薄膜層における短手方向の端部の外側に流れ出る。これにより、第2薄膜層においては、短手方向の端部の厚みが、中央の厚みよりも厚くなってしまうことを抑制することができる。
第2薄膜層は、第1薄膜層の短手方向の両側にはみ出るように形成させるとよい。
これにより、第2薄膜層における短手方向の両端部について、短手方向の中央よりも厚みが厚くなってしまうことを抑制することができる。
第2薄膜層は、第1薄膜層の表面と、前記凸部の表面のうち第1薄膜層における短手方向の両側の部分とに接触するように形成させるとよい。
以上説明したように、本発明によれば、凸部上に形成されるガスケットの厚みを均一化することができる。
図1は本発明の実施例に係る密封構造の模式的断面図である。 図2は本発明の実施例に係るガスケットの平面図である。 図3は本発明の実施例に係るガスケットの模式的断面図である。 図4は本発明のガスケットの製造方法に用いられる第1スクリーン版の平面図である。 図5はスクリーン印刷方法を説明する説明図である。 図6は本発明のガスケットの製造方法に用いられる第2スクリーン版の平面図である。 図7は本発明の変形例に係るガスケットの模式的断面図である。 図8は従来例に係るガスケットの模式的断面図である。 図9は従来例に係るガスケットの模式的断面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例)
図1~図6を参照して、本発明の実施例に係るガスケットの製造方法について説明する。なお、本実施例においては、燃料電池におけるセパレータにガスケットを設ける場合について説明する。
<密封構造>
図1を参照して、本実施例に係る密封構造について説明する。図1は本発明の実施例に係る密封構造の模式的断面図であり、より具体的には、燃料電池の模式的断面図である。一般的に、燃料電池は、複数の単セルからなるセルスタックとして構成される。図1においては、単セル10の模式的断面図を示している。単セル10は、一対の基材としてのセパレータ100と、これら一対のセパレータ100の間に設けられるMEA(Membrane Electrode Assembly)とを備えている。MEAは、電解質膜200と、電解質膜200の両面に備えられる一対のガス拡散層300とを備えている。また、セパレータ100は、金属などにより構成される板状の部材により構成される。このセパレータ100には、燃料ガスや酸化剤ガスなどが流れる流路120が形成されている。
そして、単セル10には、その外部に燃料ガスや酸化剤ガスなどが漏れるのを防ぐために、ゴム状弾性体製のガスケット150が設けられている。ガスケット150の材料としては、VMQ,EPDM,FKMなどを好適な例として挙げることができる。そして、ガスケット150は、セパレータ100に形成された凸部(ビード)110上に設けられている。このガスケット150によって、セパレータ100と電解質膜200との間の隙間が封止される。
<ガスケット>
特に、図2及び図3を参照して、ガスケット150について、より詳細に説明する。図2は本発明の実施例に係るセパレータ100に設けられたガスケット150の平面図である。なお、図2においては、セパレータ100に設けられる流路120については省略して示している。図3は本発明の実施例に係るセパレータ100に設けられたガスケット150の模式的断面図であり、図2中のAA断面図に相当する。すなわち、図3においては、セパレータ100における凸部110及びガスケット150が伸びる方向(長手方向)に対して垂直に、セパレータ100及びガスケット150を切断した断面図の一部を示している。つまり、図3中のガスケット150は、その短手方向にガスケット150が切断された断面図である。
ガスケット150は、セパレータ100の外縁の内側に、当該外縁に沿って形成された凸部110上に設けられている。なお、ガスケット150は、凸部110の表面全体を覆うように設けられている。そして、本実施例に係るガスケット150は、凸部110の表面に接するように設けられる第1薄膜層151と、第1薄膜層151よりも表面側に設けられる第2薄膜層152とから構成される。第1薄膜層151は、凸部110が伸びる方向(長手方向)に沿って、凸部110の中央付近に設けられている。この第1薄膜層151の短手方向の幅は、凸部110の短手方向の幅よりも狭い。そして、第2薄膜層152は、第1薄膜層151の短手方向の両側にはみ出るように設けられている。より具体的には、第2薄膜層152は、第1薄膜層151の表面と、凸部110の表面のうち第1薄膜
層151における短手方向の両側の部分とに接触するように設けられる(図3参照)。なお、本実施例に係るガスケット150は、短手方向の幅Sが全周に亘って一定となるように設けられている。
<ガスケットの製造方法>
特に、図4~図6を参照して、本実施例に係るガスケット150の製造方法について説明する。図4及び図6は本発明のガスケットの製造方法に用いられるスクリーン版の平面図である。図5はスクリーン印刷方法を説明する説明図である。なお、図5中のスクリーン版500は、図4中のBB断面図に相当する。
本実施例に係るガスケット150は、セパレータ100に形成された凸部110上に、スクリーン印刷によって形成される。また、本実施例においては、2回のスクリーン印刷を行うことによって、ガスケット150が形成される。以下、1回目のスクリーン印刷による印刷工程を第1工程と称し、2回目のスクリーン印刷による印刷工程を第2工程と称する。
<<第1工程>>
第1工程においては、図4及び図5に示す第1スクリーン版500を用いて、スクリーン印刷がなされる。第1スクリーン版500は、マスク510と、マスク510の片面に設けられるメッシュ状のスクリーン520とから構成される。マスク510には、ガスケット150の材料(ゴム材料)が通過する開口部511が設けられている。この開口部511における短手方向の幅Tは、製造後のガスケット150における短手方向の幅Sよりも狭く設定されている。このように構成される第1スクリーン版500を用いて、セパレータ100の凸部110上に、スクリーン印刷により第1薄膜層151が形成される。
スクリーン印刷について、図5を参照して説明する。まず、マスク510がセパレータ100側を向くように、第1スクリーン版500がセパレータ100上に被せられる。第1スクリーン版500の表面側(スクリーン520の表面側)には、ガスケット150の材料150Xが供給される。そして、スキージ550が、セパレータ100側に押圧されながら、スクリーン520の表面を摺動するように移動する(図中、矢印M方向に移動する)。これにより、スキージ550が開口部511上を通過する際に、材料150Xの一部が開口部511を通過して、セパレータ100の凸部110上に押し出される。このようにして押し出された材料151Xが、その後、架橋により硬化することによって、第1薄膜層151が形成される。
<<第2工程>>
第2工程においては、図6に示す第2スクリーン版600を用いて、スクリーン印刷がなされる。第2スクリーン版600においても、マスク610と、マスク610の片面に設けられるメッシュ状のスクリーン620とから構成される。そして、マスク610には、ガスケット150の材料(ゴム材料)が通過する開口部611が設けられている。この開口部611における短手方向の幅Sは、製造後のガスケット150における短手方向の幅Sと同一となるように設計されている。このように構成される第2スクリーン版600を用いて、第1薄膜層151よりも表面側に、スクリーン印刷により第2薄膜層152が形成される。
スクリーン印刷方法については、第1工程において説明した通りである。なお、第2スクリーン版600をセパレータ100上に被せた際には、第2スクリーン版600の開口部611の中心線(短手方向の中心を繋ぐ線)と、第1薄膜層151の中心線(短手方向の中心を繋ぐ線)とが一致するように開口部611は設計されている。
以上のように構成される第2スクリーン版600を用いてスクリーン印刷を行うことによって、第2薄膜層152が形成され、上述したガスケット150が製造される。
<本実施例に係るガスケットの製造方法の優れた点>
本実施例に係る製造方法によれば、第1薄膜層151は、材料が通過する開口部511における短手方向の幅Tが、製造後のガスケット150における短手方向の幅Sよりも狭い第1スクリーン版500を用いて形成される。そのため、サドル現象の発生を抑制することができる。すなわち、背景技術の中で説明したように、粘性が高く、レベリング性が低い材料(ゴム材料)の場合には、スクリーン印刷により塗布された材料にはサドル現象が発生し易い。しかしながら、短手方向の幅が狭いと、サドル現象の発生を抑制することができる。従って、ガスケット150の材料150Xの特性に応じて、開口部511における短手方向の幅Tをサドル現象が発生しない程度に設定しておくことで、第1薄膜層151にサドル現象が発生してしまうことを抑制することができる。
そして、第2薄膜層152は、材料が通過する開口部611における短手方向の幅Sが、製造後のガスケット150における短手方向の幅Sと同一となるように設計された第2スクリーン版600を用いて形成される。しかしながら、第2薄膜層152は、第1薄膜層151よりも表面側に形成されるため、第2薄膜層152の短手方向の端部においては、スクリーン印刷の際に、第2薄膜層152の材料の一部が、第1薄膜層151における短手方向の端部の外側に流れ出る。これにより、第2薄膜層152においては、短手方向の端部の厚みが、中央の厚みよりも厚くなってしまうことを抑制することができる。従って、凸部110上に形成されるガスケット150の厚みをより確実に均一化することができる。なお、本実施例においては、第2薄膜層152は、第1薄膜層151の短手方向の両側にはみ出るように形成されるので、第2薄膜層152における短手方向の両端部について、短手方向の中央よりも厚みが厚くなってしまうことを抑制することができる。
以上のように、本実施例に係る製造方法によれば、粘性が高く、レベリング性が低い材料を用いた場合でも、凸部110上に形成されるガスケット150の厚みを均一化することができる。
ここで、上記の幅Tが1.0mmの第1スクリーン版500を用いてスクリーン印刷を行って第1薄膜層151を形成し、その後、上記の幅Sが1.8mmの第2スクリーン版600を用いてスクリーン印刷を行って第2薄膜層152を形成した。このようにして、短手方向の幅Sが1.8mm、厚み(高さ)が20μm以上100μm以下のガスケット150を製造したところ、ガスケット150の厚みを均一にすることができた。また、この製造方法により得られたガスケット150においては、短手方向の幅の中央付近の厚みを規格内に良好に収めることができ、短手方向の両端付近は、中央付近の厚みよりも薄く、安定した密封性が得られることが確認できた。
これに対して、開口部における短手方向の幅が1.4mmのスクリーン版を用いて、2回のスクリーン印刷を行った。その結果、1回目のスクリーン印刷により得られた薄膜層でサドル現象が発生し、2回目のスクリーン印刷により得られた薄膜層では、より一層サドル現象が顕著になった。その結果、この製造方法により得られたガスケットは、短手方向の幅の中央付近の厚みを規格内に収めることができたものの、短手方向の両端付近は、中央付近の厚みよりも厚く、規格内に収めることができなかった。
(その他)
上記実施例においては、セパレータ100に形成される凸部110は、その上面が平面により構成される場合を示した。しかしながら、本発明においては、このような凸部110に限定されることはなく、異なる形状の凸部に対して形成されるガスケットについても
適用可能である。例えば、図7には、本発明の変形例に係るガスケットの模式的断面図を示している。図7に示すように、セパレータ100Yに形成される凸部110Yの上面が、中央が平面で構成され、その両端側が傾斜面で構成される場合であっても、この凸部110Yの上面に形成されるガスケット150Yに対して、本発明の製造方法を適用することができる。この場合においても、短手方向の幅が狭い第1薄膜層151Yと、短手方向の幅が凸部110Yの短手方向の幅と等しい第2薄膜層152Yとから構成されるガスケット150Yが製造される。
また、上記実施例においては、2回のスクリーン印刷によって、2層構造のガスケット150を製造する場合について説明した。しかしながら、本発明においては、3回以上のスクリーン印刷によって、3層以上の構造により構成されるガスケットを製造する場合にも適用可能である。すなわち、上述した第1工程と第2工程の間に、1以上のスクリーン印刷工程を追加することで、3層以上の構造により構成されるガスケットを製造する場合も本発明に含まれる。この場合、第1工程と第2工程の間にスクリーン印刷を行う際のスクリーン版は、第1工程の際に用いた第1スクリーン版500を採用することができる。また、第1工程と第2工程の間にスクリーン印刷を行う際のスクリーン版については、ガスケットの材料が通過する開口部の短手方向の幅が、徐々に広くなるように、順次スクリーン版を交換することも好適である。
更に、上記実施例においては、燃料電池のセパレータにガスケットを設ける場合を例にして説明した。しかしながら、本発明に係るガスケットは、そのような用途に限定されることはない。例えば、金属ガスケットにおける凸部(ビード)上にゴム状弾性体製のガスケットを設ける場合にも適用可能である。
10 単セル
100,100Y セパレータ
110,110Y 凸部
120 流路
150,150Y ガスケット
150X、151X 材料
151,151Y 第1薄膜層
152,152Y 第2薄膜層
200 電解質膜
300 ガス拡散層
500 第1スクリーン版
510 マスク
511 開口部
520 スクリーン
550 スキージ
600 第2スクリーン版
610 マスク
611 開口部
620 スクリーン

Claims (3)

  1. 基材に形成された凸部上に、スクリーン印刷によって形成するゴム状弾性体製のガスケットの製造方法において、
    材料が通過する開口部における短手方向の幅が、製造後のガスケットにおける短手方向の幅よりも狭い第1スクリーン版を用いて、前記凸部上に、スクリーン印刷により第1薄膜層を形成する第1工程と、
    第1工程後に、材料が通過する開口部における短手方向の幅が、製造後のガスケットにおける短手方向の幅と同一となるように設計された第2スクリーン版を用いて、第1薄膜層よりも表面側に、スクリーン印刷により第2薄膜層を形成する第2工程と、
    を有することを特徴とするガスケットの製造方法。
  2. 第2薄膜層は、第1薄膜層の短手方向の両側にはみ出るように形成させることを特徴とする請求項1に記載のガスケットの製造方法。
  3. 第2薄膜層は、第1薄膜層の表面と、前記凸部の表面のうち第1薄膜層における短手方向の両側の部分とに接触するように形成させることを特徴とする請求項2に記載のガスケットの製造方法。
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