JP2020186809A - ガスケットの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性材料の膜厚のバラツキを抑制することができるガスケットの製造方法を提供する。【解決手段】メタルビード11の表面において、所定の第1方向SQ1に対してスクリーン印刷法により弾性材料を印刷する第1印刷工程と、メタルビード11の表面において、第1方向SQ1に直交する第2方向SQ2に対してスクリーン印刷法により弾性材料を印刷する第2印刷工程と、を実行するガスケットの製造方法である。【選択図】図1

Description

本発明は、ガスケットの製造方法に関する。
燃料電池セルを多数積層した構造を備える燃料電池において、積層された各燃料電池セルには、燃料ガスや酸化剤ガス等をシールするためのシール材が用いられている。燃料電池セル用のシール材として、燃料電池セルの構成部品であるセパレータなどのプレートの表面に、ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料(以下、単に「弾性材料」ともいう)と金属製のメタルビードとを一体に成形したガスケットが用いられている。そして、この種のガスケットの製造において、メタルビードの表面に弾性材料を所定のパターンで塗布するためにスクリーン印刷を行うことが知られている。なお、スクリーン印刷に関する技術として、複数回の印刷工程を行う技術も知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開平2−251482号公報 特開平6−191975号公報
ところで、燃料電池セルのシール材として用いられるガスケットは、メタルビードの表面に塗布された弾性材料の膜厚が高い精度で管理されていることが求められている。
しかしながら、スクリーン印刷によりメタルビードの表面に弾性材料を印刷する場合には、印刷を行う方向に起因して膜厚にバラツキが生じていた。また、スクリーン印刷において、メタルビードの表面に形成されている弾性材料の層を厚くするために、複数回のスクリーン印刷を行う場合があるが、この場合においても、印刷を行う方向に起因して膜厚にバラツキが生じていた。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、弾性材料の膜厚のバラツキを抑制することができるガスケットの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るガスケットの製造方法は、メタルビードの表面上に印刷パターンが形成されているスクリーンを配置する工程と、前記メタルビードの表面において、スキージを所定の第1方向に対して移動させることにより前記スクリーンの上に載置された弾性材料を前記メタルビードの表面に印刷する第1印刷工程と、前記メタルビードの表面において、スキージを前記第1方向に直交する第2方向に対して移動させることにより前記スクリーンの上に載置された弾性材料を前記メタルビードの表面に印刷する第2印刷工程と、を実行する。
本発明の一態様に係るガスケットの製造方法において、前記第1印刷工程及び前記第2印刷工程の双方において、同一の印刷パターンが形成されている前記スクリーンが用いられる。
本発明の一態様に係るガスケットの製造方法において、前記第1印刷工程の後、前記メタルビードに前記第2方向から前記弾性材料を印刷するために、前記メタルビードの位置を変更する位置変更工程を実行する。
本発明の一態様に係るガスケットの製造方法において、前記第1印刷工程と前記第2印刷工程との間に、前記メタルビードを静置した後に前記弾性材料を硬化させる第1硬化工程と、前記第2印刷工程の後に、前記メタルビードを静置した後に前記弾性材料を硬化させる第2硬化工程と、を実行する。
本発明に係るガスケットの製造方法によれば、弾性材料の膜厚のバラツキを抑制することができる。
本発明の実施の形態に係るガスケットの製造方法の概略を示すための平面図である。 本実施の形態に係るガスケットの製造方法において、弾性材料をメタルビードの表面に塗布する工程の概略を示すための模式図である。 本実施の形態に係るガスケットの製造方法において用いられるメタルビードを示す断面図である。 弾性材料を塗布した状態のメタルビードを示す断面図である。 本実施の形態に係るガスケットの製造方法の第1印刷工程の概略を示すための平面図である。 本実施の形態に係るガスケットの製造方法の第2印刷工程の概略を示すための平面図である。 参考例1に係るガスケットの製造方法の概略を示すための平面図である。 本実施の形態に係るガスケットの製造方法により製造されたガスケット、及び参考例1,2に係るガスケットの製造方法により製造されたガスケットの位置ごとの膜厚の相違を模式的に示す図である。 本実施の形態に係るガスケットの製造方法により製造されたガスケット、及び参考例2に係るガスケットの製造方法により製造されたガスケットの位置ごとの膜厚の相違を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るガスケットの製造方法の概略を示すための平面図である。図1に示すように、本実施の形態に係るガスケットの製造方法は、メタルビード11の表面において、所定の第1方向SQ1に対してスクリーン印刷法により弾性材料を印刷する第1印刷工程と、メタルビード11の表面において、第1方向に直交する第2方向SQ2に対してスクリーン印刷法により弾性材料を印刷する第2印刷工程と、を実行する。以下、ガスケットの製造方法について、具体的に説明する。
以下、説明の便宜上、図1における矩形状のメタルビード11の一辺(短辺)に平行な方向をx軸方向とする。x軸方向は、垂直方向ともいう。また、メタルビード11の他の一辺(長辺)に平行な方向をy軸方向とする。y軸方向は、平行方向ともいう。さらに、メタルビード11の短辺及び長辺のいずれにも直交しない方向を斜め方向ともいう。以下の説明において、各部材の位置関係や方向を垂直、平行、又は斜めとして説明するときは、あくまで図面における位置関係や方向を示し、実際の製品等に組み込まれたときの位置関係や方向を示すものではない。
図1に示すように、ガスケットにおいて、メタルビード11は、外形が、例えば長方形状に形成されており、その中央部分には、例えば長方形状の開口部が形成されている。すなわち、メタルビード11は、全体として環状に形成されている。ガスケットは、例えば、燃料電池セルを多数積層した構造を備える燃料電池用または電池部品のシール部材として用いられる。燃料電池のシール部材は、積層された各燃料電池セルにおいて、燃料ガスや酸化ガス等をシールするためのシール部材が設けられている。燃料電池用シール部材は、燃料電池セルの構成部品であるセパレータなどの基板の表面に、ゴム弾性体(ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料)からなるガスケットを一体に成形した基板一体型ガスケットが知られている。基板一体型ガスケットを製造する方法としては、スクリーン印刷を利用することが知られている。なお、本実施の形態に係る製造方法により製造されるガスケットが適用される対象は、上記に限られない。
図2は、本実施の形態に係るガスケットの製造方法の印刷工程において、弾性材料のペーストPをメタルビード11の表面に塗布する工程の概略を示すための模式図である。図3は、本実施の形態に係るガスケットの製造方法において用いられるメタルビード11を示す断面図である。図4は、弾性材料を塗布した状態のメタルビード11を示す断面図である。図2乃至図4を参照して、本実施の形態における、メタルビード11の表面に弾性材料のペーストPを塗布する工程を実行するための構成を説明する。
本実施の形態において、ガスケットを製造するための主な構成は、弾性材料のペーストPを塗布する対象である基板の一例としてのメタルビード11、メタルビード11の表面に配置されるスクリーン版20、スクリーン版20の上に供給される弾性材料のペーストP、及び、ペーストPをスクリーン版20に押し付けてメタルビード11に塗布するスキージ30である。
図3に示すように、メタルビード11は、上側に向かって凸のビード部111と、ビード部111を挟んでメタルビード11の両側に形成された平坦な面である平面部112とを全周に渡って有している。具体的に、ビード部111は、幅方向において両側の平面部112の間、例えばメタルビード11の中央部分において、下側から上側に向かって膨らむように断面視台形状に形成されている。図2に示すように、スクリーン版20は、印刷対象の基板であるメタルビード11の表面に被せられる。スクリーン版20は、不図示の枠体に張設されたステンレスメッシュ等からなる不図示のスクリーンの下面側に、ガスケットの平面形状と対応する所定の印刷パターンのペースト塗布用開口22を形成した乳剤層からなるマスク21が一体に設けられている。ペースト塗布用開口22は、メタルビード11の表面において弾性材料を塗布するビード部111の位置に対応して設けられている。
スキージ30は、スクリーン版20の上に配置されている。スキージ30は、印刷時のスクリーン版20の表面とスキージ30との間に所定の角度(アタック角θ)を有して設けられている。スキージ30のアタック角θは、例えば、60度から90度の間で設定することができる。
ガスケット成形用の未架橋ゴム材料からなる弾性材料のペーストPは、スクリーン版20の上においてインク返し40のスキージ30の移動方向手前側に載置される。ペーストPの弾性材料としては、液状フッ素エラストマーや、VMQ(ビニルメチルシリコーンゴム)、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)、FKM(フッ化ビニリデン系フッ素ゴム)、などが用いられる。
本実施の形態に係るガスケットの製造方法の印刷工程において、弾性材料のペーストPをメタルビード11の表面に塗布する工程において、スキージ30の先端をスクリーン版20の表面に押し当てるようにして矢印SQの方向に移動することにより、スクリーン版20の上に載置されたペーストPが、マスク21のペースト塗布用開口22からメタルビード11の表面に押し出される。この工程において、スキージ30を矢印SQの方向に移動させた後、スクリーン版20を取り外すことによって、図4に示すようにメタルビード11のビード部111の表面には所定の印刷パターンで弾性材料の塗布層60が形成される。そして、この弾性材料の塗布層60を架橋硬化することによって、メタルビード11と弾性材料の塗布層60とが一体のガスケットが成形される。
次に、本実施の形態に係るガスケットの製造方法における、具体的な工程について説明する。
本実施の形態に係るガスケットの製造方法は、第1印刷工程として、メタルビード11の表面に対して、スクリーン印刷法により所定の第1方向SQ1に弾性材料のペーストPを塗布する1回目の材料塗布工程を行う。第1印刷工程では、まず、図3に示したようにメタルビード11の表面上に印刷パターンに対応するペースト塗布用開口22が形成されているスクリーン版20を配置する。
図5は、本実施の形態に係るガスケットの製造方法の第1印刷工程の概略を示すための平面図である。作業台50に配置されているメタルビード11の表面上にスクリーン版20を配置した後、第1印刷工程では、図5に示すように、スキージ30を第1方向SQ1に対して移動させることにより、スクリーン版20の上に載置された弾性材料のペーストPをメタルビード11の表面に塗布する。本実施の形態において、第1印刷工程では、第1方向SQ1を垂直方向、すなわち、矩形状のメタルビード11の一辺(短辺)に平行な方向であるx軸方向としている。なお、本実施の形態において、第1方向SQ1は、平行方向、すなわち、メタルビード11の他の一辺(長辺)に平行な方向であるy軸方向であってもよい。
本実施の形態に係るガスケットの製造方法では、第1印刷工程の後、弾性材料のペーストPを塗布したメタルビード11を静置する、1回目のレベリング工程を行う。このレベリング工程では、第1印刷工程で塗布された弾性材料を所定の時間静置することで、塗布された弾性材料のボイド(気泡)を削減する。
本実施の形態に係るガスケットの製造方法では、1回目のレベリング工程の後、弾性材料の(架橋)硬化工程を行う。この硬化工程では、第1印刷工程で塗布された弾性材料を硬化させることで、この弾性材料の形状を安定させる。
本実施の形態に係るガスケットの製造方法は、1回目の(架橋)硬化工程の後、第2印刷工程として、メタルビード11の表面に対して、スクリーン印刷法により第1方向SQ1とは異なる所定の第2方向SQ2に弾性材料のペーストPを塗布する2回目の材料塗布工程を行う。第2印刷工程では、第1印刷工程で弾性材料が塗布されたメタルビード11(以下「ガスケット半製品」ともいう)の表面上に、第1印刷工程と同様に印刷パターンに対応するペースト塗布用開口22が形成されているスクリーン版20を配置する。
図6は、本実施の形態に係るガスケットの製造方法の第2印刷工程の概略を示すための平面図である。作業台50に配置されているガスケット半製品12の表面上にスクリーン版20を配置した後、第2印刷工程では、図6に示すように、スキージ30を第2方向SQ2に対して移動させることにより、スクリーン版20の上に載置された弾性材料のペーストPをガスケット半製品12の表面に塗布された弾性材料の上に重ねて塗布する。本実施の形態において、第2印刷工程におけるスキージ30の移動方向である第2方向SQ2は、第1方向SQ1に直交する方向であればよい。本実施の形態において、第2方向SQ2は、具体的には、平行方向、すなわち、ガスケット半製品12の他の一辺(長辺)に平行な方向であるy軸方向としている。なお、本実施の形態において、第2方向SQ2は、第1方向SQ1が平行方向である場合に、垂直方向、すなわち、矩形状のガスケット半製品12の一辺(短辺)に平行な方向であるx軸方向であってもよい。
第2印刷工程において、スキージ30の移動方向を第1方向SQ1から第2方向SQ2に変更する際に、例えば、第1印刷工程の後、ガスケット半製品12の位置を変更する位置変更工程を実行する。この工程を行うことにより、本実施の形態に係るガスケットの製造方法では、第2方向SQ2にスキージ30を移動させてガスケット半製品12に対し弾性材料のペーストPを印刷することができる。また、このようにスキージ30に対してガスケット半製品12の位置を変更することにより、第1印刷工程及び第2印刷工程の双方において、同一の印刷パターンが形成されているスクリーン版20を用いることができる。
本実施の形態に係るガスケットの製造方法では、第2印刷工程の後、弾性材料のペーストPを塗布したガスケット半製品12を静置する、2回目のレベリング工程を行う。このレベリング工程では、第2印刷工程で塗布された弾性材料を所定の時間静置することで、塗布された弾性材料のボイド(気泡)を削減する。
本実施の形態に係るガスケットの製造方法では、2回目のレベリング工程の後、(架橋)硬化工程(以下同じ)を行う。この2回目の硬化工程は、第1印刷工程で塗布された弾性材料を所定の時間焼き付けることで、この弾性材料の物性を安定させる、本加硫工程である。以上の工程を実行することにより、メタルビード11と弾性材料の塗布層とが一体で成形された基板一体型ガスケットを製造することができる。
次に、以上説明した製造方法により製造されたガスケットと、参考例の製造方法により製造されたガスケットとの弾性材料の塗布層の膜厚の相違を説明する。
図7は、参考例1に係るガスケットの製造方法の概略を示すための平面図である。図7に示すように、参考例1に係るガスケットの製造方法では、本実施の形態に係るガスケットの製造方法と異なり、作業台50に配置されているメタルビード11の表面上にスクリーン版20を配置した後、スキージ30を所定の方向SQ11に対して移動させることにより、スクリーン版20の上に載置された弾性材料のペーストPをメタルビード11の表面に1回塗布する。
図8は、本実施の形態に係るガスケットの製造方法により製造されたガスケット、及び参考例1,2に係るガスケットの製造方法により製造されたガスケットの位置ごとの膜厚の相違を模式的に示す図である。ここで、参考例2に係るガスケットの製造方法は、本実施の形態に係るガスケットの製造方法と同様に、メタルビード11の表面に弾性材料を2回塗布している。しかしながら、参考例2に係るガスケットの製造方法は、本実施の形態に係るガスケットの製造方法と異なり、1回目の弾性材料の塗布工程と2回目の弾性材料の塗布工程とのスキージ30の移動方向が同一である。
図8に示すように、本実施の形態に係るガスケットの製造方法により製造されたガスケットSPは、上述の参考例1の製造方法により製造されたガスケットRE1、及び、参考例2の製造方法により製造されたガスケットRE2と比較して、スクリーン印刷法による印刷方向を問わず、メタルビード11の表面に設けられている弾性材料の塗布層の膜厚を均一にすることができる。
図9は、本実施の形態に係るガスケットの製造方法により製造されたガスケット、及び参考例2に係るガスケットの製造方法により製造されたガスケットの位置ごとの膜厚の相違を示すグラフである。図9に示すように、本実施の形態に係るガスケットの製造方法により製造されたガスケットSPは、上述の参考例2の製造方法により製造されたガスケットRE2と比較して、スクリーン印刷法による印刷方向を問わず、メタルビード11の表面に設けられている弾性材料の塗布層の膜厚を所定の目標値Tに近い値にすることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るガスケットの製造方法によれば、スクリーン印刷によりメタルビードの表面に弾性材料を印刷する際に、印刷を行う方向に起因する膜厚のバラツキを低減することができる。また、本実施の形態に係るガスケットの製造方法によれば、メタルビードの表面に形成されている弾性材料の層を厚くしつつ、膜厚のバラツキを低減することができる。
特に、燃料電池セルに用いられるガスケットは、GDL(Gas Diffusion Layer)やMEA(Membrane Electrode Assembly)などスタック部材を積層する際の厚み方向の公差内における寸法のバラツキ、あるいは積層ずれによる衝圧変動を考慮すると、弾性材料の膜厚にも高い精度が要求されている。このため、本実施の形態に係るガスケットの製造方法により製造されたガスケットを燃料電池セルに用いることにより、弾性材料の膜厚に対する高い精度を満たすことができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の概念及び特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含む。また、上述した課題及び効果の少なくとも一部を奏するように、各構成を適宜選択的に組み合わせてもよい。また、例えば、上記実施の形態における各構成要素の形状、材料、配置、サイズ等は、本発明の具体的使用態様によって適宜変更され得る。
11…メタルビード、12…ガスケット半製品、20…スクリーン版、21…マスク、22…ペースト塗布用開口、30…スキージ、40…インク返し、50…作業台、60…塗布層、111…ビード部、112…平面部、60…塗布層、111…ビード部、112…平面部、P…ペースト、SQ1…第1方向、SQ2…第2方向

Claims (4)

  1. メタルビードの表面上に印刷パターンが形成されているスクリーンを配置する工程と、
    前記メタルビードの表面において、スキージを所定の第1方向に対して移動させることにより前記スクリーンの上に載置された弾性材料を前記メタルビードの表面に印刷する第1印刷工程と、
    前記メタルビードの表面において、スキージを前記第1方向に直交する第2方向に対して移動させることにより前記スクリーンの上に載置された弾性材料を前記メタルビードの表面に印刷する第2印刷工程と、
    を実行する、ガスケットの製造方法。
  2. 前記第1印刷工程及び前記第2印刷工程の双方において、同一の印刷パターンが形成されている前記スクリーンが用いられる、
    請求項1に記載のガスケットの製造方法。
  3. 前記第1印刷工程の後、前記メタルビードに前記第2方向から前記弾性材料を印刷するために、前記メタルビードの位置を変更する位置変更工程を実行する、
    請求項1または2に記載のガスケットの製造方法。
  4. 前記第1印刷工程と前記第2印刷工程との間に、前記メタルビードを静置した後に前記弾性材料を硬化させる第1硬化工程と、
    前記第2印刷工程の後に、前記メタルビードを静置した後に前記弾性材料を硬化させる第2硬化工程と、
    を実行する、
    請求項1乃至3のいずれかに記載のガスケットの製造方法。
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