JP7261135B2 - 走行車両 - Google Patents

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Description

本発明は、作業機の姿勢を制御する走行車両に関する。
農業機械を構成する機器としては、一般的には、トラクタなどの車両、該車両に装着して農作業を実際に実施する作業機(インプリメント)、および、車両または作業機に後付けする電子機器などのように、複数種類の機器がある。一般的には、農業機械は、これらの複数種類の機器が組み合わされ、目的の農作業に応じてカスタマイズされることで利用可能になる。
例えば、特許文献1には、トラクタの後部に取り付けられて動作するインプリメントとして液体散布装置が開示されている。
特開2007-83号公報(2007年1月11日公開) 特開2019-6372号公報(2019年1月17日公開)
近年、スマート農業への関心の高まりとともに、トラクタとインプリメントとを通信可能に接続する技術が開発されている。このような技術を活用して、インプリメントの動作を自動制御することが望まれるようになってきた。一例として、特許文献1に記載されている液体散布装置の姿勢を最適な位置に制御することなどが望まれる。
本発明の一態様は、インプリメントの姿勢を自動で制御することが可能な制御装置、制御装置を備えた走行車両、および、作業機の姿勢を制御する方法を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る走行車両は、連結ユニットを介して走行車両に取り付けられた作業機の姿勢を制御する制御装置を備えた該走行車両であって、前記制御装置は、前記走行車両が走行する圃場面と前記作業機との位置関係が所定の位置関係から変化した場合に、該所定の位置関係に戻るように、前記作業機の姿勢を制御する。
上述の構成によれば、圃場面と前記作業機との位置関係が所定の位置関係から変化した場合、変化した位置関係が、所定の位置関係に戻るように、作業機の姿勢を制御する。結果として、作業機の姿勢を自動で制御することが可能な走行車両を実現することができる。
また、本発明の一態様に係る走行車両において、前記制御装置は、前記連結ユニットの少なくとも一部の形状が変化したこと、前記走行車両の傾きが変化したこと、および、前記走行車両に後続する前記作業機が該走行車両の傾きが変化した地点に到達したことの少なくともいずれか1つに基づいて、前記圃場面と前記作業機との位置関係が変化したことを検知する監視部と、前記監視部によって検知された変化した前記位置関係が、前記所定の位置関係に戻るように、前記連結ユニットの形状を変化させて前記作業機の姿勢を制御する制御部と、を備えていてもよい。
また、本発明の一態様に係る走行車両では、前記連結ユニットは、3点リンク機構であり、前記制御部は、前記3点リンク機構のトップリンクの長さを伸縮させることにより、前記作業機の姿勢を制御してもよい。
また、本発明の一態様に係る走行車両では、前記制御装置は、前記3点リンク機構のロアリンクの角度と、前記トップリンクの長さと、前記作業機の姿勢との対応関係を示した紐付情報を記憶した記憶部を備え、前記制御部は、前記紐付情報において、前記圃場面と前記作業機との位置関係が変化したときの前記ロアリンクの角度と、前記圃場面と前記作業機とを前記所定の位置関係とするための前記作業機の目標姿勢とに対応する前記トップリンクの長さを、目標の長さとして決定し、前記トップリンクを前記目標の長さになるように制御してもよい。
また、本発明の一態様に係る走行車両では、前記制御部は、前記走行車両が走行している圃場について予め取得された、該圃場の不陸を示す傾斜データに基づいて、前記作業機の前記目標姿勢を特定してもよい。
また、本発明の一態様に係る走行車両では、前記制御部は、深層学習モデルが出力した、前記走行車両が走行している圃場の地点ごとに目標のトップリンク長をプロットした姿勢制御マップにしたがって、トップリンクの長さを制御するものであり、前記深層学習モデルは、機械学習により、前記走行車両の車速、トップリンクの伸縮制御速度、圃場面の傾斜角度、前記走行車両が上り走行中であるか下り走行中であるかを示す情報、圃場の土壌の性質、および、圃場の水分含有量の少なくともいずれか1つを含む走行条件を入力として、前記姿勢制御マップを出力するように構築されていてもよい。
本発明の一態様によれば、インプリメントの姿勢を自動で制御することが可能となる。
トラクタ制御部の要部構成を示すブロック図である。 農業機械(以下、農機)および該農機を制御するシステムの概略構成を示すブロック図である。 農機を横から見たときの概観を示す概略側面図である。 農機を上から見たときの概観を示す概略上面図である。 農機制御システムが実行する姿勢制御の処理の概要を示すフローチャートである。 農機制御システムが実行する高さ制御処理の流れを示すフローチャートである。 トラクタが上り坂を通過した直後に、下り坂に差し掛かったときの農機の横から見たときの様子を示す図である。 トラクタが下り坂に差し掛かった後、インプリメントの姿勢が適切に制御されたときの農機の様子を示す図である。 車両制御ユニットが実行する傾き制御処理の流れを示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
<農業機械のハードウェア構成>
図2は、農業機械(以下、農機)および該農機を制御するシステム(以下、農機制御システム)の概略構成を示すブロック図である。
農機100は、一例として、走行車両であるトラクタ1(走行車両)と、農作業を行う作業機であるインプリメント3(作業機)とを少なくとも含んで構成される。農機100は、図示しないその他の機器を含んでいてもよい。
一例として、トラクタ1は、車両内に、トラクタ通信ユニット10、操作端末11、計器盤12、車両制御ユニット13(制御装置)、操舵ユニット15、エンジン制御ユニット16、変速機制御ユニット17、及び油圧制御弁18を有する。さらに、トラクタ1は、連結ユニット19を有する。連結ユニット19は、例えば、車両の進行方向を前方とした場合に、車両の後方に設けられる。なお、トラクタ1は、一般的なトラクタが備える図示しないその他のコンポーネントを備えていてもよい。
インプリメント3は、インプリメント制御ユニット30、インプリメント通信ユニット31を備える。なお、インプリメント3は、一般的なインプリメントが備える図示しないその他のコンポーネントを備えていてもよい。本実施形態では、インプリメント3は、一例として、圃場に肥料または防虫剤などの薬液を散布する薬液散布機であり、後述するタンクおよびノズルなどを備えている。
操作端末11は、農機100の表示系と入力系とをソフトウェアとして実現する端末装置であり、例えば、タッチパネルなどで実現される。操作端末11は、農作業に特化して、計器盤12よりもより詳しい情報を表示することができる。操作端末11は、例えば、トラクタ1の運転席近くに配置される。これにより、運転手は、運転席にすわりながら、操作端末11をタッチ操作し、必要な情報(トラクタ1およびインプリメント3の現在の状態など)を表示させたり、トラクタ1およびインプリメント3に対して必要な指示を入力したりすることができる。
計器盤12は、トラクタ1の燃料、エンジン回転数、走行速度など、車両の基本的な情報を表示する表示系である。
車両制御ユニット13は、トラクタ通信ユニット10およびインプリメント通信ユニット31を介して、インプリメント制御ユニット30と通信し、走行車両としてのトラクタ1の各部を統括的に制御する。例えば、車両制御ユニット13は、油圧制御弁18を制御して、連結ユニット19の動作を制御する。車両制御ユニット13は、運転手が操作する操舵ユニット15からの指示、または、トラクタ通信ユニット10から供給された信号に応じて、エンジン制御ユニット16および変速機制御ユニット17などを制御する。エンジン制御ユニット16は、エンジンの駆動を制御するものである。変速機制御ユニット17は、変速機の駆動を制御するものである。
操舵ユニット15は、運転手がトラクタ1を操作するための入力系であり、トラクタを操作するための、ハンドル、シフトレバー、ブレーキ、スイッチおよびダイヤルなどで構成される。また、操舵ユニット15は、自動運転時の操舵の制御を行うこともある。
1または複数の油圧制御弁18は、連結ユニット19の動力源となる油圧を制御する機構であり、車両制御ユニット13の指示にしたがって、流体(ここでは、油)の圧力、流量、方向などを制御する。これにより、連結ユニット19の動作および姿勢を制御する。
連結ユニット19は、トラクタ1とインプリメント3とを物理的に連結するための機構である。本実施形態では、一例として、連結ユニット19は、特許文献2に示すような3点リンク機構によって実現される。
トラクタ通信ユニット10は、インプリメント3のインプリメント通信ユニット31と相互通信を行う。一例として、国際標準規格ISO11783に準拠した通信が採用され得る。ISO11783は、業界団体AEF(Agricultural Industry Electronics Foundation)により、グローバルスタンダードとして主に大型の農業機械に広く普及している。さらに、農機制御システム100Aには、TIM(Tractor Implement Management)システムが実装されている。TIMとは、トラクタとインプリメントとで異なる製造者の製品間での互換性を保証し、双方向通信を実現することにより、トラクタおよびインプリメントを精密に制御する技術のことである。TIMシステムが実装されることにより、インプリメント3からの制御信号は、トラクタ通信ユニット10で受信され、該制御信号に基づいて、車両制御ユニット13が、トラクタ1の速度制御、連結ユニット19の高さ制御などを行うことができる。
インプリメント制御ユニット30は、インプリメント3の各部を統括的に制御するものである。インプリメント制御ユニット30は、インプリメント3の動作を制御し、インプリメント通信ユニット31を介して必要な情報をトラクタ1へ送信する。
上述の各制御ユニットおよび各通信ユニットは、典型的には、電子制御ユニット(ECU;Electronic Control Unit)である。各ECUは、CPU(Control Processing Unit)、通信専用回路、デジタル信号入力回路、デジタル信号出力回路、アナログ信号入力回路などのハードウェア、および、制御プログラムなどの各種のソフトウェアを記憶した記憶装置で構成される。また、各ECUは、一例として、ISOBUSと呼ばれるCAN(Control Area Network)ベースの国際標準規格ISO11783により接続されている。
<トラクタとインプリメントの具体例>
図3は、農機100を横から見たときの概観を示す概略側面図である。図4は、農機100を上から見たときの概観を示す概略上面図である。
図示のとおり、農機100は、トラクタ1とインプリメント3とが、トラクタ1の後部(走行方向を前方とした場合のトラクタ1の後方)に取り付けられた連結ユニット19を介して連結されて構成されている。
連結ユニット19は、上述のとおり、一例として、特許文献2に示すような3点リンク機構で実現されている。連結ユニット19は、例えば、1本のトップリンク50と、2本のロアリンク51とを有する。トップリンク50は、例えば、油圧シリンダで構成されており、油圧制御弁18によってその長さが調整される。ロアリンク51は、例えば、リフトロッドなど、油圧で伸縮する不図示の支持機構によって支持されている。リフトロッドの長さを油圧制御弁18によって調整することにより、ロアリンク51を、横軸52を回転軸として回転させて所望の角度に維持することができる。これにより、ロアリンク51によって支持されるインプリメント3の高さが制御される。
連結ユニット19は、図示しないPTO(Power-take-off)を備えていてもよい。PTOは、トラクタ1のエンジン由来の動力を、回転力として取り出す機構である。PTOを介して取り出された回転力は、インプリメント3を駆動させる動力源となる。
インプリメント3は、上述のとおり、一例として薬液散布機であり、薬液を収容するタンク63と、薬液を散布するノズル64と、タンク63およびノズル64を固定して支持するための装着フレームとを有する。
装着フレームは、概ね、タンク63を載置するための載台フレーム60と、トップリンク50との接続とタンク63の支持とを担う支柱フレーム61と、ロアリンク51との接続を担う縦フレーム62とを有する。ノズル64は、例えば、載台フレーム60の下方に設けられてもよい。
支柱フレーム61には、トップリンク連結部65が設けられている。トップリンク連結部65を介してトップリンク50が連結される。2つの縦フレーム62のそれぞれには、ロアリンク連結部66が設けられている。ロアリンク連結部66を介してロアリンク51がそれぞれ連結される。
上述の構成によれば、以下のように、農機100を制御することができる。具体的には、トラクタ1は、例えば、図5に示すとおり、まず、油圧制御弁18を制御して不図示のリフトロッドの長さを伸縮し、ロアリンク51の角度を調節することにより、連結されているインプリメント3の高さを制御する(S1)。このS1の高さ制御処理は、例えば、トラクタ1とインプリメント3とか平坦な地面にあるとき、農作業を開始する前に実施される。S1の高さ制御処理において決定されるインプリメント3の高さは、農作業の目的やインプリメント3の機能に応じて事前に定められた適正な高さであってもよい。高さは、例えば、上述の平坦な地面からインプリメント3の基準位置(Ti1)までの高さであってもよいし、トラクタ1の基準位置(Tt1)から、インプリメント3の基準位置(Ti1)までの高さであってもよい。
インプリメント3の高さの制御が終わった後、例えば、トラクタ1は圃場面G上での走行を開始する。圃場面Gの走行中、トラクタ1は、圃場面Gの不陸に応じて、トップリンク50によりインプリメント3の傾きを制御する(S2)。このS2の傾き制御処理は、例えば、圃場面G上で農機100が走行している間随時継続される(S3のNOからS2へ戻る)。
傾き制御処理について詳細に説明すると、油圧制御弁18によって制御されるトップリンク50の長さ(以下、トップリンク長L)によって、インプリメント3の傾きが制御される。例えば、図3、図4の例では、トップリンク長L1において、トラクタ1に対するインプリメント3の相対的傾きは、水平である。すなわち、トップリンク長がL1である場合、インプリメント3の基準軸Ti1の傾きは、トラクタ1の基準軸Tt1の傾きと同じになる。トップリンク長LがL1よりも短縮されると、インプリメント3の基準軸Tiは圃場面G(走行面)から離れるように前傾し、トップリンク長LがL1よりも伸長されると、基準軸Tiは圃場面Gに近づくように後傾する。
こうして、トラクタ1の基準軸Ttに対する相対的な、インプリメント3の基準軸Tiが制御されることにより、圃場面Gに対する、ノズル64から薬液の射出方向Dの角度が、圃場面Gに対して適切な角度(例えば、垂直など)になるように適切に調整される。
なお、インプリメント3の高さ制御は、例えば、走行前に1度実行されてもよいし、走行中にも必要に応じて実行されてもよい。
<農機制御システムの機能的構成>
図1は、インプリメント3の高さ制御処理および傾き制御処理を実現するための農機制御システム100Aの要部構成を示すブロック図である。例えば、農機制御システム100Aは、少なくとも、車両制御ユニット13、および、インプリメント制御ユニット30を含む。上述したとおり、車両制御ユニット13およびインプリメント制御ユニット30は、トラクタ通信ユニット10およびインプリメント通信ユニット31を介して通信し、情報を送受信することができる。
例えば、インプリメント制御ユニット30は、情報取得部101(取得部)、ノズル高判定部102(判定部)および送信制御部105を有する。車両制御ユニット13は、姿勢監視部103(監視部)、および、油圧制御部104(制御部)を有する。
インプリメント制御ユニット30が有するとして示される上述の各部は、機能ブロックである。機能ブロックは、不図示のCPUが記憶部21などの記憶装置に記憶されているプログラムを不図示のRAM(random access memory)などに読み出して実行することで実現できる。
車両制御ユニット13が有するとして示される上述の各部は、機能ブロックである。機能ブロックは、不図示のCPUが記憶部22などの記憶装置に記憶されているプログラムを不図示のRAM(random access memory)などに読み出して実行することで実現できる。
(インプリメント制御ユニット30の機能)
情報取得部101は、インプリメント3に搭載された各種のセンサが検知した各種のインプル情報を取得する。インプル情報は、例えば、PTOの回転速度、油圧量、インプリメント3の傾き、ノズル高などを含む。インプリメント3の傾きとは、例えば、図3に示す、トラクタ1の基準軸Tt1を基準とした、インプリメント3の基準軸Ti1の相対的傾きであってもよいし、圃場面Gを基準としたインプリメント3の基準軸Ti1の傾きであってもよい。ノズル高とは、例えば、図3に示す圃場面Gからノズル64の先端までの距離であってもよい。例えば、インプリメント3には、レーザセンサまたは超音波センサなどの、ノズル高を計測する測距センサが取り付けられており、情報取得部101は、測距センサが検知した値をノズル高として取得し、ノズル高判定部102に供給する。
ノズル高判定部102は、情報取得部101によって取得された現在のノズル高を、記憶部21から読み出した適正範囲情報210と比較し、現在のノズル高の適否を判定する。
一例として、ノズル高判定部102は、取得されたノズル高が予め定められた適正範囲に収まっているか否かを判定する。例えば、散布される薬液、または、薬液散布機の仕様に応じて、適正なノズル高の範囲が予め定められ、その適正な範囲を示す適正範囲情報210が、記憶部21に記憶されている。適正範囲情報210は、一例として、65cm~85cmの範囲を示していてもよい。
送信制御部105は、インプリメント通信ユニット31を制御して適切なタイミングで、情報取得部101およびノズル高判定部102が処理した情報をトラクタ1の操作端末11またはトラクタ通信ユニット10に送信する。
例えば、送信制御部105は、ノズル高判定部102が、現在のノズル高Hが適正範囲にないと判定した場合に、ノズル高変更要求を、インプリメント通信ユニット31を介してトラクタ通信ユニット10に送信する。ノズル高変更要求は、インプリメント3がトラクタ1に対してノズル高が変更されるように連結ユニット19を制御することを要求する情報である。ノズル高変更要求は、例えば、情報取得部101が取得した現在のノズル高(以下、現在ノズル高)と、目標のノズル高(以下、目標ノズル高)を含む。目標ノズル高は、例えば、予め記憶部21に記憶されていてもよい。また、送信制御部105は、ノズル高が適正でない旨の通知を、操作端末11にも送信し、オペレータが画面上で確認できるようにしてもよい。ノズル高変更要求は、トラクタ通信ユニット10を介して、車両制御ユニット13に送信される。
送信制御部105は、ノズル高変更要求の他にも、インプリメント3の動作に関わる上述のインプル情報(PTOの回転速度、油圧量、高さ、傾き)を、走行中随時、あるいは、走行中の所定のタイミングでトラクタ通信ユニット10に送信してもよい。
トラクタ通信ユニット10は、例えば、ISOBUS通信プロトコルにしたがって、インプリメント通信ユニット31から供給された情報を車両制御ユニット13などに送信する。
(車両制御ユニット13の機能)
姿勢監視部103は、トラクタ1およびインプリメント3の姿勢を監視する。具体的には、姿勢監視部103は、インプリメント3から送信されたインプル情報またはノズル高変更要求を、トラクタ通信ユニット10を介して取得する。姿勢監視部103は、取得したインプル情報またはノズル高変更要求に基づいて、インプリメント3の現在ノズル高を特定する。また、姿勢監視部103は、例えば、トラクタ1に備えられている傾斜センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、または、IMU(Inertial Measurement Unit)などの慣性センサから検出された値に基づいて、現在のトラクタ1の傾きを特定する。さらに、姿勢監視部103は、計測されたトラクタ1の傾きに基づいて、圃場面Gの傾斜を示す傾斜データを記憶部22に記憶しておく。姿勢監視部103は、その場所をトラクタ1を通過した後、その場所にインプリメント3が到達したときに、記憶しておいた傾斜データに基づいて、インプリメント3と圃場面Gとの位置関係を特定してもよい。例えば、姿勢監視部103は、ノズル64の射出方向Dが、圃場面Gに対し、垂直か、あるいは、走行方向側に何度前傾しているか、あるいは、走行方向と反対側に何度後傾しているかを特定する。なお、インプリメント3にIMUが搭載されている場合には、IMUが検出したインプリメント3の傾きは、インプル情報として、インプリメント通信ユニット31を介して、トラクタ通信ユニット10に送信される。姿勢監視部103は、トラクタ通信ユニット10を介して取得したインプリメント3の傾きと、圃場面Gの傾斜データに基づいて、ノズル64と圃場面Gとの位置関係を特定してもよい。姿勢監視部103は、インプリメント3から供給される現在ノズル高に基づいて、ノズル64の現在のノズル高を特定してもよい。
油圧制御部104は、油圧制御弁18を操作して、連結ユニット19の形状を変更したり維持したりして、インプリメント3の姿勢を制御する。一例として、油圧制御部104は、インプリメント3からノズル高変更要求が送信された場合には、高さ制御処理を実行して、現在ノズル高が目標ノズル高に到達および維持されるよう、リフトロッドの長さを調節して、ロアリンク51の角度を制御する。本実施形態では、インプリメント制御ユニット30のノズル高判定部102は、現在ノズル高が目標ノズル高に到達したことを示すノズル高適正通知を、インプリメント通信ユニット31を介してトラクタ通信ユニット10に送信する。油圧制御部104は、ノズル高適正通知がトラクタ通信ユニット10にて受信されると、ロアリンク51の角度を維持する。これにより、ノズル高は適正範囲にて維持される。
続いて、油圧制御部104は、走行中、傾き制御処理を実行し、圃場面Gの不陸に応じてインプリメント3の傾きが適切になるように油圧制御弁18を制御する。一例として、油圧制御部104は、インプリメント3の基準軸Tiが目標姿勢(例えば、圃場面Gと平行)になるように、すなわち、ノズル64の射出方向Dが圃場面Gに対して垂直となるように、連結ユニット19の形状を変化させる。具体的には、油圧制御部104は、トップリンク長Lが適切な長さになるように、トップリンク50の油圧シリンダ内の流体の圧力、流量などを決定し、各油圧制御弁18を制御する。
油圧制御部104は、記憶部22において、自車の現在のトップリンク長Lを保持している。また、油圧制御部104は、記憶部22において、ロアリンク51の角度およびトップリンク長Lと、ノズル64の射出方向Dの角度との対応関係を示す紐付情報211を適宜参照する。これにより、油圧制御部104は、目標のトップリンク長Lを決定し、油圧制御弁18を制御することができる。より詳細には、油圧制御部104は、現在のインプリメント3と圃場面Gとの位置関係、現在のトップリンク長L、現在のロアリンク51の角度、および、紐付情報211に基づいて、目標のトップリンク長Lを算出する。目標のトップリンク長Lとは、例えば、インプリメント3(の基準軸Ti)が圃場面Gに対して平行、すなわち、ノズル64の射出方向Dが圃場面Gに対して垂直になる長さである。油圧制御部104は、現在のトップリンク長Lと算出した目標のトップリンク長Lとの差分に基づいて、トップリンク50をどれだけ短縮または伸長すればよいかを判断し、油圧制御弁18を制御する。
別の実施形態では、ISOBUS対応のインプリメント3が、トラクタ1のトップリンク50の長さを調整して、インプリメント3自身の傾きを制御してもよい。しかし、本実施形態のように、トラクタ1側に搭載されている制御ユニットがトップリンク50の形状を制御する構成は、以下の観点からとりわけ有利である。トラクタ1に搭載される連結ユニット19の形状やサイズは、様々なものがある。そのため、トップリンク50の形状やサイズは、トラクタ1ごとに様々に異なっており、インプリメント3が、トップリンク50の異なるサイズや形状に合わせて、トップリンク長Lを調整することは難しい。したがって、本実施形態のように、インプリメント3の傾き制御処理を、トラクタ1側の制御ユニット(例えば、車両制御ユニット13)が実行する方が効率的である。
上述のとおり、本実施形態では、一例として、ロアリンク51の角度およびトップリンク長Lと、インプリメント3の基準軸Tiの傾きとの対応関係を示す紐付情報211が、車両制御ユニット13の記憶部22に予め記憶されている。紐付情報211において、インプリメント3の基準軸Tiの傾きに代えて、ノズル64の射出方向Dの角度が対応付けられていてもよい。
紐付情報211は、ロアリンク51の角度およびトップリンク長Lとインプリメント3の基準軸Tiの傾きとの対応関係を示す表であってもよいし、ロアリンク51の角度およびトップリンク長Lから基準軸Tiの傾きを求めることができる関数であってもよい。
紐付情報211は、例えば、ロアリンク51がある特定の角度である場合において、トップリンク長LがL1のときに、トラクタ1の基準軸Ttに対するインプリメント3の基準軸Tiの相対的傾きは0°であることを示す情報である。また、紐付情報211は、トップリンク長LがL2のときに、相対的傾きはθ2であり、・・・トップリンク長LがLxのときに、相対的傾きがθxであることを示す情報である。
油圧制御部104が実行する傾き制御処理の概要を説明すると以下のとおりである。例えば、姿勢監視部103が、圃場面Gに対して、ノズル64の射出方向Dが、走行方向に前傾していることを、慣性センサの計測値および圃場面Gの傾斜データから特定したとする。姿勢監視部103がノズル64の角度を上述のように特定したことに基づいて、油圧制御部104は、トップリンク長Lを現在よりも伸長することを決定する。油圧制御部104は、この決定に基づいてトップリンク50を伸長する。これにより、インプリメント3が後傾し、したがって、前傾していたノズル64の射出方向Dが修正され、圃場面Gに対して垂直になる。油圧制御部104は、射出方向Dが圃場面Gに対して垂直になったところで、トップリンク50の伸長を停止し、トップリンク長Lを維持する。
一方、姿勢監視部103が、圃場面Gに対して、ノズル64の射出方向Dが後傾していることを、慣性センサの計測値および圃場面Gの傾斜データから特定したとする。姿勢監視部103がノズル64の角度を上述のように特定したことに基づいて、油圧制御部104は、トップリンク長Lを現在よりも短縮することを決定する。油圧制御部104は、この決定に基づいてトップリンク50を短縮する。これにより、インプリメント3が前傾し、したがって、後傾していたノズル64の射出方向Dが修正され、ノズル64が圃場面Gに対して垂直になる。油圧制御部104は、射出方向Dが圃場面Gに対して垂直になったところで、トップリンク50の短縮を停止し、トップリンク長Lを維持する。
<姿勢制御の処理フローの具体例>
(高さ制御処理)
農機制御システム100Aが実行する高さ制御処理の流れを、図6を参照して具体的に説明する。図6は、高さ制御処理の流れを示すフローチャートである。高さ制御処理は、一例として、走行前、図3に示すような平坦な地面に農機100が配置されている状態で、走行の準備段階として実施される。高さ制御処理は、運転手の指示に応じて、または、農機制御システム100Aの電源が入ったあとの適宜のタイミングで開始される。
ステップS101では、インプリメント3の情報取得部101が、測距センサから、現在ノズル高を取得する。
ステップS102では、ノズル高判定部102が、取得された現在ノズル高を、適正範囲情報210と比較し、現在ノズル高が適正範囲にあるか否かを判定する。ノズル高判定部102は、現在ノズル高が適正範囲にないと判定した場合、S102のNOからS103に進む。ノズル高判定部102は、現在ノズル高が適正範囲にあると判定した場合、S102のYESからS104に進む。
ステップS103では、ノズル高判定部102は、現在ノズル高および目標ノズル高を示すノズル高変更要求を、インプリメント通信ユニット31を介してトラクタ1に送信する。インプリメント制御ユニット30は、現在ノズル高が適正範囲にない間は、S101に戻り、現在ノズル高の監視を継続する。
ステップS104では、ノズル高判定部102は、現在ノズル高が適正範囲にあることを示すノズル高適正通知を、インプリメント通信ユニット31を介してトラクタ1に送信する。
ステップS105では、トラクタ1の油圧制御部104は、トラクタ通信ユニット10において、ノズル高変更要求が受信された場合に、S104のYESからステップS106に進む。油圧制御部104は、トラクタ通信ユニット10において、ノズル高適正通知が受信された場合に、S104のNOからステップS107に進む。
ステップS106では、油圧制御部104は、不図示のリフトロッドの長さを調節することにより、ロアリンク51の角度を制御する。具体的には、油圧制御部104は、現在ノズル高が目標ノズル高に近づくようにロアリンク51の角度を制御する。例えば、現在ノズル高が目標ノズル高より低い場合には、油圧制御部104は、リフトロッドの長さを短縮して、ロアリンク51を釣り上げる。これにより、インプリメント3が地面からより離れ、現在ノズル高が目標ノズル高に到達する。例えば、現在ノズル高が目標ノズル高より高い場合には、油圧制御部104は、リフトロッドの長さを伸長して、ロアリンク51を下降させる。これにより、インプリメント3が地面により近づき、現在ノズル高が目標ノズル高に到達する。油圧制御部104は、ノズル高変更要求が受信されてからノズル高適正通知が受信されるまで、リフトロッドの伸縮を継続する。
ステップS107では、油圧制御部104は、トラクタ通信ユニット10において、ノズル高適正通知が受信された場合に、リフトロッドの伸縮を停止する。油圧制御部104は、S107のYESからS108に進む。
ステップS108では、油圧制御部104は、ノズル高が適正であると通知されたときのロアリンク51の角度を記憶部22に記憶させ、これを保持する。
ステップS109では、車両制御ユニット13は、走行を開始し、随時、図5に示すS2の傾き制御を実行する。
(傾き制御処理)
車両制御ユニット13が実行する傾き制御の処理の流れを、図7~図9を参照して具体的に説明する。
図7は、トラクタ1が上り坂を通過した直後に、下り坂に差し掛かったときの農機100の横から見たときの様子を示す図である。図8は、トラクタ1が下り坂に差し掛かった後、インプリメント3の姿勢が適切に制御されたときの農機100の様子を示す図である。なお、図7に示す農機100の状態において、インプリメント3のインプリメント制御ユニット30が高さ制御処理を実行する必要があると判断した場合は、以下に示す傾き制御処理の前に図6に示す高さ制御処理が実行されてもよい。
図9は、車両制御ユニット13が実行する傾き制御処理の流れを示すフローチャートである。図9に示す一連の処理は、一例として、車両制御ユニット13とインプリメント制御ユニット30との電源が投入され、オンライン接続が確立された後、走行が開始された時点から走行が終了するまでの間実行される。
図7に示すように、トラクタ1が上り坂を通過した直後に、下り坂に差し掛かった場合、トラクタ1(基準軸Tt)が傾斜し、図3に示すように、基準軸Ttと平行であるインプリメント3の基準軸Tiも同様に傾斜する。そのため、まだ、上り坂にあるインプリメント3と圃場面Gとの位置関係が変化し、ノズル64の射出方向Dが圃場面Gに対して垂直でなくなってしまう。射出方向Dが圃場面Gに対して垂直でなくなると、例えば、図7に示すように既に散布した場所に再び散布してしまうことになる。
あるいは、例えば、インプリメント3として種まき機を用いた場合同じ場所に種を散布することになる。また、トラクタ1が図7の坂を下り始めると、インプリメント3は圃場面Gに対して走行方向に傾斜することになり、種が散布されない場所ができてしまう。つまり、場所により作業にムラが出てしまう問題がある。そのため、インプリメント3のノズル64の射出方向Dは垂直など、常に圃場面Gに対して同じ傾きであることが望ましい。
このため、インプリメント3は、圃場面Gの不陸に併せて、インプリメント3の傾きを以下のように制御する。
ステップS201では、トラクタ1が走行を開始すると、姿勢監視部103は、インプリメント3と圃場面Gとの位置関係について監視を開始する。具体的には、姿勢監視部103は、ノズル64の射出方向Dの圃場面Gに対する傾きを監視する。
ステップS202では、姿勢監視部103は、インプリメント3と圃場面Gとの位置関係に変化が生じたことを検知する。位置関係の変化が検知されると、姿勢監視部103は、位置関係が変化したことを油圧制御部104に伝達する。油圧制御部104は、S202のYESからS203に進む。
本実施形態では、姿勢監視部103は、一例として、以下のケースを、位置関係が変化として検知する。
ケース1:ロアリンク51の角度が変更されたことに伴って、インプリメント3の基準軸Tiの傾きが変化したとき。
ケース2:トラクタ1の基準軸Ttの傾きが変化したことに伴って、インプリメント3の基準軸Tiの傾きが変化したとき(トラクタ1が傾斜が異なる圃場面Gに差し掛かったとき)。
ケース3:ケース2の後、後続のインプリメント3が上述の傾斜が異なる圃場面Gに差し掛かったとき。
姿勢監視部103は、油圧制御部104が油圧制御弁18を制御してリフトロッドの形状を変化させたことに基づいて、ケース1を検知する。姿勢監視部103は、トラクタ1に搭載されるIMUなどの慣性センサの計測値に基づいて、トラクタ1の基準軸Ttの傾きが変化したときにケース2を検知する。姿勢監視部103は、トラクタ1が先に走行した圃場面Gの傾斜データと、トラクタ1の走行速度と、予め判明しているインプリメント3のサイズとに基づいて、インプリメント3が傾斜が異なる圃場面Gに差し掛かるタイミングを予測してケース3を検知する。予め判明しているインプリメント3のサイズとは、例えば、トラクタ1の基準の位置からノズル64の先端までの距離である。
図7および図8を参照して、ケース2を検知する方法の一例について説明する。トラクタ1は、インプリメント3をけん引しながら、図7の紙面右側から左側に向かって、圃場面Gの上り坂を登っていき、トラクタ1が先に圃場面Gの頂上に到達して、その後、下り坂を下って行くものとする。
図7に示すように、トラクタ1が下り坂に差し掛かったとき、姿勢監視部103は、トラクタ1の慣性センサの計測値に基づいて、地球の重力の方向に垂直な仮想的な平面G’に対して基準軸Ttがθt1分だけ傾いたことを検知する。すなわち、姿勢監視部103は、ケース2のとおり、トラクタ1が登りから下りへ入ったことを検知する。
ステップS203~S206では、油圧制御部104は、ノズル64と圃場面Gとの位置関係を、適切な位置関係とする目標のトップリンク長Lを算出するための各種情報を取得する。適切な位置関係とは、例えば、射出方向Dと圃場面Gとが垂直になる位置関係である。油圧制御部104は、S203~S206を任意の順序で実行してもよい。
ステップS203では、油圧制御部104は、トラクタ1の傾きを取得する。例えば、油圧制御部104は、姿勢監視部103が特定した基準軸Ttの傾きθt1を記憶部22から取得する。
ステップS204では、油圧制御部104は、ロアリンク51の角度を取得する。ロアリンク51の現在の角度は、上述のとおり、記憶部22に保持されている。
ステップS205では、油圧制御部104は、トップリンク長Lを取得する。トップリンク50の現在の長さは、同様に、記憶部22に保持されている。
ステップS206では、油圧制御部104は、農機100がこれまでに通過した圃場面Gの傾斜データを取得する。油圧制御部104は、少なくともトラクタ1およびインプリメント3の直下の圃場面Gの傾斜データを取得する。
ステップS207では、油圧制御部104は、S203~S206の各ステップで取得した情報に基づいて、ノズル64の射出方向Dの、圃場面Gに対する現在の傾きを特定する。以下では、該傾きを、現在ノズル角度と称する。図7に示す例では、油圧制御部104は、現在ノズル角度θ1を特定する。
ステップS208では、油圧制御部104は、紐付情報211を参照して、現在ノズル角度θ1を90度にするための目標のトップリンク長Lを求める。紐付情報211は、上述のとおり、ロアリンク51の角度が所定の角度である場合に、トップリンク50をどれだけ伸縮したら、インプリメント3が何度前傾または後傾するのかの対応関係を示した情報である。図7および8に示す例では、油圧制御部104は、ロアリンク51の現在の角度、トップリンク50の現在の長さL1、現在ノズル角度θ1、および、適正ノズル角度(垂直)を入力として、紐付情報211に基づき、目標のトップリンク長L2を得る。
ステップS209では、油圧制御部104は、トップリンク50の長さが、S208で得られた目標のトップリンク長L2になるように、油圧制御弁18を制御する。図7および図8に示す例では、油圧制御部104は、油圧制御弁18を制御してトップリンク50を伸長する。これにより、インプリメント3がθ2だけ後傾する。結果として、インプリメント3の基準軸Tiは、圃場面Gに対して平行となり、ノズル64の射出方向Dと圃場面Gとは垂直な位置関係に修正される。
前述したように、インプリメント制御ユニット30がトラクタ1のトップリンク50を調整することも考えられるが、トップリンク長Lはトラクタ1により異なるため、調整が難しい。そのため、傾き制御処理をトラクタ1側で行う方が効率的である。また、トラクタ1がインプリメント3よりも先に進むため、傾き制御処理には、トラクタ1に搭載された慣性センサを用いた方が、刻々と変化する圃場面Gの不陸に対して素早く対応ができるというメリットもある。
〔変形例〕
姿勢の自動制御の対象となるインプリメント3は、薬液散布機に限られない。本開示の一側面に係る上述の構成は、例えば、耕起を行うためのインプリメント3として、プラウまたはロータリーなどの姿勢を、圃場面の凹凸に合わせて自動制御することにも適用できる。この場合、例えば、車両制御ユニット13は、インプリメント3の不適切な耕深位置を、けん引負荷の変化に基づいて検知する。車両制御ユニット13は、該けん引負荷が適切になるように連結ユニット19を制御することで、インプリメント3の耕深位置を、適切な位置に補正することが考えられる。
トラクタ1の記憶部21には、過去数年分の圃場の傾斜データが格納されていてもよい。車両制御ユニット13は、不陸に合わせてトップリンク長Lを制御する際に、これらの過去の傾斜データを用いることにより、圃場の不陸に即応してより精度よくインプリメント3の姿勢を制御することができる。
傾斜データは、例えば、緯度経度情報に、圃場面の傾斜を示す傾斜値が対応付けられたデータ構造を有する。緯度経度ごとに格納された傾斜値は、過去数年分の同じ位置で計測された傾斜値の平均値であってもよい。
車両制御ユニット13は、走行中のトラクタ1の現在位置を、全地球測位システム(GPS;Global Positioning System)などから取得し、該現在位置に基づいて、これから走行する予定の経路における傾斜値を傾斜データから抽出する。油圧制御部104は、これから走行する予定の経路の凹凸を、抽出した傾斜値に基づいて予測することができる。そして、油圧制御部104は、予測した凹凸に応じて、トップリンク長Lを制御することが可能となる。
上述の構成によれば、油圧制御部104は、圃場面の凹凸を事前に把握することができるため、急な勾配の変化にも即応して、インプリメント3の姿勢を適切に制御することができる。
車両制御ユニット13は、AI(Artificial Intelligence)の深層学習モデルを用いてインプリメント3の姿勢制御を行うように構成されてもよい。この場合、深層学習モデルは、一例として、走行条件を入力として、圃場の各地点における目標のトップリンク長Lをプロットした姿勢制御マップを出力するように構築される。入力情報としての走行条件は、例えば、トラクタ1の車速、トップリンク50の伸縮制御速度、圃場面Gの傾斜角度、上り走行中か下り走行中か、圃場の土壌の性質、圃場の水分含有量などを含む。
上述の深層学習モデルを構築するための機械学習は、例えば、以下のようにして準備された教師データを用いて実施される。
農機100を走行させたときに得られる過去の膨大な量の運転実績情報に基づいて教師データを作成する。運転実績情報には、走行したトラクタ1の仕様情報としてトップリンク50の伸縮制御速度が含まれる。また、運転実績情報には、走行した圃場の地図データに走行経路、走行速度、傾斜角度、およびトップリンク長Lがプロットされたマップ情報が含まれる。また、運転実績情報には、走行した圃場の土壌の性質、圃場の水分含有量などが含まれる。
学習フェーズにおいて、図示しない学習装置は、過去の膨大な量の運転実績情報から、入力情報としての走行条件と、出力情報としての姿勢制御マップとの組み合わせを大量に抽出する。学習装置は、この「走行条件-姿勢制御マップ」対を教師データとして用いて、これらの対応関係を機械学習し、上述の深層学習モデルを得る。
上述のようにして得られた深層学習モデルは、車両制御ユニット13に搭載される。推論フェーズにおいて、深層学習モデルは、走行条件を入力として、圃場の各地点における目標のトップリンク長Lをプロットした姿勢制御マップを推論する。走行条件は、上述のとおり、トラクタ1の車速、トップリンク50の伸縮制御速度、圃場面Gの傾斜角度、上り走行中か下り走行中か、圃場の土壌の性質、圃場の水分含有量などである。油圧制御部104は、深層学習モデルから出力された姿勢制御マップにしたがって、トラクタ1の現在位置に応じてトップリンク長Lを調節してインプリメント3の姿勢制御を実行することができる。
車両制御ユニット13は、トラクタ1に搭載されている慣性センサの計測値に基づいて、圃場面Gの傾斜角度を示す傾斜データを記憶部22に記憶する。姿勢監視部103は、トラクタ1が傾斜地を上っているのか下っているのかなどのトラクタ1の姿勢の特定を、過去の傾斜データを基に行ってもよい。姿勢監視部103は、計算を簡易に行うために、傾斜地の平均角度を用いてもよい。具体的には、姿勢監視部103は、上り坂または下り坂の開始から終了までの間に取得された慣性センサの時系列の計測値を統合して、上り坂または下り坂の傾斜角度としてもよい。あるいは、姿勢監視部103は、簡易に計算するために、上り坂または下り坂の開始地点の慣性センサの計測値から角度を求め、それを上り坂または下り坂全体の傾斜角度としてもよい。なお、傾斜データは、圃場の地図データに慣性センサなどによる計測値をマッピングして得られるものであってもよく、傾斜データは、操作端末11に保存しておいてもよい。車両制御ユニット13は、操作端末11に保存された傾斜データを用いて圃場面Gの傾斜角度を算定してもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
車両制御ユニット13の制御ブロック(特に、姿勢監視部103および油圧制御部104)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
インプリメント制御ユニット30の制御ブロック(特に、情報取得部101およびノズル高判定部102)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、車両制御ユニット13およびインプリメント制御ユニット30は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 トラクタ(走行車両)
3 インプリメント(作業機)
10 トラクタ通信ユニット
11 操作端末
12 計器盤
13 車両制御ユニット(制御装置)
15 操舵ユニット
16 エンジン制御ユニット
17 変速機制御ユニット
18 油圧制御弁
19 連結ユニット(3点リンク機構)
21 記憶部
30 インプリメント制御ユニット
31 インプリメント通信ユニット
50 トップリンク
51 ロアリンク
52 横軸
60 載台フレーム
61 支柱フレーム
62 縦フレーム
63 タンク
64 ノズル
65 トップリンク連結部
66 ロアリンク連結部
100 農機
100A 農機制御システム
101 情報取得部(取得部)
102 ノズル高判定部(判定部)
103 姿勢監視部(監視部)
104 油圧制御部(制御部)
105 送信制御部

Claims (4)

  1. 連結ユニットを介して走行車両に取り付けられた作業機の姿勢を制御する制御装置を備えた該走行車両であって、
    前記制御装置は、
    前記走行車両が走行する圃場面と前記作業機との位置関係が所定の位置関係から変化した場合に、該所定の位置関係に戻るように、前記作業機の姿勢を制御するものであり、
    前記走行車両に後続する前記作業機が該走行車両の傾きが変化した地点に到達したことに基づいて、前記圃場面と前記作業機との位置関係が変化したことを検知する監視部と、
    前記監視部によって検知された変化した前記位置関係が、前記所定の位置関係に戻るように、前記連結ユニットの形状を変化させて前記作業機の姿勢を制御する制御部と、を備え
    前記連結ユニットは、3点リンク機構であり、
    前記制御部は、前記3点リンク機構のトップリンクの長さを伸縮させることにより、前記作業機の姿勢を制御し、
    前記制御装置は、
    前記3点リンク機構のロアリンクの角度と、前記トップリンクの長さと、前記作業機の姿勢との対応関係を示した紐付情報を記憶した記憶部を備え、
    前記制御部は、
    前記紐付情報において、前記圃場面と前記作業機との位置関係が変化したときの前記ロアリンクの角度と、前記圃場面と前記作業機とを前記所定の位置関係とするための前記作業機の目標姿勢とに対応する前記トップリンクの長さを、目標の長さとして決定し、
    前記トップリンクを前記目標の長さになるように制御することを特徴とする走行車両。
  2. 前記制御部は、
    前記走行車両が走行している圃場について予め取得された、該圃場の不陸を示す傾斜データに基づいて、前記作業機の前記目標姿勢を特定することを特徴とする、請求項に記載の走行車両。
  3. 前記制御部は、深層学習モデルが出力した、前記走行車両が走行している圃場の地点ごとに目標のトップリンク長をプロットした姿勢制御マップにしたがって、トップリンクの長さを制御するものであり、
    前記深層学習モデルは、機械学習により、
    前記走行車両の車速、トップリンクの伸縮制御速度、圃場面の傾斜角度、前記走行車両が上り走行中であるか下り走行中であるかを示す情報、圃場の土壌の性質、および、圃場の水分含有量の少なくともいずれか1つを含む走行条件を入力として、前記姿勢制御マップを出力するように構築されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の走行車両。
  4. 連結ユニットを介して走行車両に取り付けられた作業機の姿勢を制御する制御装置を備えた該走行車両であって、
    前記制御装置は、
    前記走行車両が走行する圃場面と前記作業機との位置関係が所定の位置関係から変化した場合に、該所定の位置関係に戻るように、前記作業機の姿勢を制御するものであり、
    前記連結ユニットの少なくとも一部の形状が変化したこと、前記走行車両の傾きが変化したこと、および、前記走行車両に後続する前記作業機が該走行車両の傾きが変化した地点に到達したことの少なくともいずれか1つに基づいて、前記圃場面と前記作業機との位置関係が変化したことを検知する監視部と、
    前記監視部によって検知された変化した前記位置関係が、前記所定の位置関係に戻るように、前記連結ユニットの形状を変化させて前記作業機の姿勢を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、深層学習モデルが出力した、前記走行車両が走行している圃場の地点ごとに目標のトップリンク長をプロットした姿勢制御マップにしたがって、トップリンクの長さを制御するものであり、
    前記深層学習モデルは、機械学習により、
    前記走行車両の車速、トップリンクの伸縮制御速度、圃場面の傾斜角度、前記走行車両が上り走行中であるか下り走行中であるかを示す情報、圃場の土壌の性質、および、圃場の水分含有量の少なくともいずれか1つを含む走行条件を入力として、前記姿勢制御マップを出力するように構築されていることを特徴とする走行車両。
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