JP7261082B2 - 歩行ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、歩行ロボットに関し、特に足平部を足首関節のピッチ軸を中心に回転させる歩行ロボットに関する。
人間や動物の歩行形態を模した歩行ロボットの開発が進められている。特許文献1には、上体と、左右2本の脚部と、を備える二足歩行ロボットが開示されている。上体と脚部とは、股関節を介して連結される。脚部は、大腿リンクと、下腿リンクと、足平部と、を備える。大腿リンクと下腿リンクとは、膝関節を介して連結される。下腿リンクと足平部とは、足首関節を介して連結される。複数のアクチュエータによって大腿リンク、下腿リンク及び足平部を、各関節を中心に回転させれば、二足歩行が可能になる。
足平部は、アクチュエータによって足首関節のピッチ軸を中心に回転させられる。足平部を回転させるこのアクチュエータを足首関節に配置すると、脚部を高速で移動させる場合に大きな慣性力が働く。この課題を解決するために、特許文献1の発明においては、アクチュエータを大腿リンクに配置し、アクチュエータの駆動力がリンク装置を介して足平部に伝達されるようにしている。
特開2011-224752号公報
しかしながら、特許文献1に記載の歩行ロボットにおいても、脚部を高速で移動させる場合、アクチュエータを足首リンクに配置するときに比べて小さいものの、やはり脚部に慣性力が働くという課題がある。また、アクチュエータの配置やリンク装置の構成上、脚部が太くなるという課題がある。
そこで本発明は、脚部の慣性力を軽減でき、また脚部を細くすることができる歩行ロボットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、股関節に大腿リンクが第1ピッチ軸を中心に回転可能に連結され、前記大腿リンクに下腿リンクが第2ピッチ軸を中心に回転可能に連結され、前記下腿リンクに足平部が第3ピッチ軸を中心に回転可能に連結される歩行ロボットにおいて、前記股関節に配置されるアクチュエータと、前記アクチュエータを回転させれば第1リンクが前記第1ピッチ軸を中心に回転させられるように構成される第1リンク装置と、前記第1リンクを回転させれば第2リンクが前記第2ピッチ軸を中心に回転させられるように構成される第2リンク装置と、前記第2リンクを回転させれば前記足平部が前記第3ピッチ軸を中心に回転させられるように構成される第3リンク装置と、を備え、前記第2リンク装置及び前記第3リンク装置それぞれが、平行運動機構である歩行ロボットである。
本発明の他の態様は、股関節に大腿リンクが第1ピッチ軸を中心に回転可能に連結され、前記大腿リンクに下腿リンクが第2ピッチ軸を中心に回転可能に連結され、前記下腿リンクに足平部が第3ピッチ軸を中心に回転可能に連結される歩行ロボットにおいて、前記股関節に配置されるアクチュエータと、前記アクチュエータを回転させれば第1リンクが前記第1ピッチ軸を中心に回転させられるように構成される第1リンク装置と、前記第1リンクを回転させれば第2リンクが前記第2ピッチ軸を中心に回転させられるように構成される第2リンク装置と、前記第2リンクを回転させれば前記足平部が前記第3ピッチ軸を中心に回転させられるように構成される第3リンク装置と、を備え、前記第1リンク装置が、前記アクチュエータによって回転させられる原動リンクと、前記原動リンクと前記第1リンクに連結される第1連接リンクと、を有し、前記第2リンク装置が、前記第1リンクと前記第2リンクに連結される第2連接リンクを有し、前記第1リンクにおける前記第1ピッチ軸、前記第1連接リンクが連結される軸、及び前記第2連接リンクが連結される軸が、三角形の頂点を形成する歩行ロボットである。
本発明によれば、足平部を第3ピッチ軸(足首関節のピッチ軸)を中心に回転させるアクチュエータを股関節に配置するので、脚部を高速で移動させるときの慣性力を軽減することができる。また、アクチュエータの回転を、第1リンク装置、第2リンク装置及び第3リンク装置を介して足平部に伝達するので、第1リンク装置、第2リンク装置及び第3リンク装置を股関節、大腿リンク及び下腿リンクに沿って配置することができ、脚部を細くすることができる。
本発明の一実施形態の歩行ロボットの模式図である。 本実施形態の脚部の斜視図である。 本実施形態の脚部の側面図である。 本実施形態の脚部の動作図である(図4(a)は足平部を地面に平行にした状態を示し、図4(b)は足平部を伸ばした状態を示す)。 比較例の脚部の可動域を示す図である(図5(a)は脚部を伸ばした状態、図5(b)は脚部を畳んだ状態)。 本実施形態の脚部の可動域を示す図である(図6(a)は図5(b)と同じ角度まで足平部を回転させた状態、図6(b)はさらに足平部を回転させた状態)。 本実施形態の第1連接リンクの可動域を示す図である(図7(a)は本実施形態の三日月状の第1連接リンクを示し、図7(b)は比較例の直線状の第1連接リンクを示す)。 本実施形態の足平部の可動域を示す図である。 本実施形態の足平部の可動域を示す図である(図9(a)は脚部を伸ばし、上体を前方に倒した状態を示し、図9(b)は脚部を伸ばし、上体を直立させた状態を示し、図9(c)は脚部を屈伸させた状態を示す)。 本実施形態の足平部の可動域を示す図である(図10(a)は脚部を曲げ、上体を前方に倒した状態を示し、図10(b)は脚部を曲げ、上体を直立させた状態を示す)。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施形態の歩行ロボットを説明する。ただし、本発明の歩行ロボットは、種々の形態で具体化することができ、本明細書に記載される実施形態に限定されるものではない。本実施形態は、明細書の開示を十分にすることによって、当業者が発明の範囲を十分に理解できるようにする意図をもって提供されるものである。
図1は、本発明の一実施形態の歩行ロボット1の模式図を示す。以下では、説明の便宜上、歩行ロボット1の進行方向をX軸方向、歩行ロボット1の左右方向をY軸方向、歩行ロボット1の上下方向をZ軸方向として、歩行ロボット1の構成を説明する。ここで、X軸はロール軸であり、Y軸はピッチ軸であり、Z軸はヨー軸である。左右一対の脚部3は、左右対称であるので、同一の符号を附す。
歩行ロボット1は、上体2と、上体2の下端部に連結される左右一対の脚部3と、を備える。各脚部3は、大腿リンク4と、下腿リンク5と、足平部6と、を備える。上体2には、3自由度の股関節11を介して大腿リンク4が連結される。大腿リンク4には、1自由度の膝関節を介して下腿リンク5が連結される。下腿リンク5には、2自由度の足首関節を介して足平部6が連結される。
より詳しくは、上体2には、股関節11の第1ヨー軸11a、第1ロール11b軸、及び第1ピッチ軸11cを中心に回転可能に大腿リンク4が連結される。大腿リンク4には、膝関節12の第2ピッチ軸12aを中心に回転可能に下腿リンク5が連結される。下腿リンク5には、足首関節13の第2ロール軸13a及び第3ピッチ軸13bを中心に回転可能に足平部6が連結される。
脚部3を上記のように構成するので、足平部6は、上体2に対して6自由度を有する。脚部3の関節11,12,13を適宜駆動することで、脚部3の所定の運動が可能になり、これにより、歩行ロボット1の歩行動作、走行動作等が可能になる。
なお、図示は省略するが、上体2の左右両側には、左右一対の腕部が取り付けられる。上体2の上端部には、頭部が取り付けられる。
以下に、足平部6を第3ピッチ軸13bを中心に回転させる駆動機構を詳細に説明する。図2は脚部3の斜視図を示し、図3は脚部3の側面図を示す。11は股関節、4は大腿リンク、5は下腿リンク、6は足平部である。
股関節11は、上体2に第1ヨー軸11aを中心に回転可能に、かつ第1ロール軸11bを中心に回転可能に連結される(図3参照)。図2に示すように、股関節11には、大腿リンク4が第1ピッチ軸11cを中心に回転可能に連結される。大腿リンク4には、下腿リンク5が第2ピッチ軸12aを中心に回転可能に連結される。下腿リンク5には、足平部6が第3ピッチ軸13bを中心に回転可能に連結される。股関節11、大腿リンク4及び下腿リンク5それぞれは、断面コ字状であり、互いに対向する一対の側板と、側板を連結する連結部と、を備える。足平部6は、略板状である。
図3に示すように、股関節11には、アクチュエータ15が配置される。アクチュエータ15は、モータと、モータの回転を減速する減速機と、を備える。アクチュエータ15の出力軸15aの回転は、第1リンク装置21、第2リンク装置22、及び第3リンク装置23を介して足平部6に伝達される。
第1リンク装置21は、股関節11と、第1リンク31と、原動リンク32と、第1連接リンク33と、を備える。原動リンク32は、股関節11に固定されたアクチュエータ15によってアクチュエータ15の出力軸15aを中心に回転させられる。第1リンク31は、股関節11に第1ピッチ軸11cを中心に回転可能に連結される。第1連接リンク33は、原動リンク32に軸41を介して回転可能に連結されると共に、第1リンク31に軸42を介して回転可能に連結される。
第1リンク装置21は、これらの4つのリンク11,31,32,33がすべて回り対偶によって連鎖をなした4節回転連鎖である。第1リンク装置21は、アクチュエータ15を回転させれば第1リンク31が第1ピッチ軸11cを中心に回転させられるように構成される。
第1リンク装置21は、平行運動機構から構成されてもよいし、非平行運動機構から構成されてもよい。第1リンク装置21を平行運動機構から構成する場合、相対する2組のリンクの長さが等しい。すなわち、股関節11のリンク長さと第1連接リンク33のリンク長さとが等しく、原動リンク32のリンク長さと第1リンク31のリンク長さとが等しい。原動リンク32の仮想線32b(出力軸15aと軸41とを結んだ線)と第1リンク31の第1仮想線31a(第1ピッチ軸11cと軸42とを結んだ線)とは、常に平行である。また、第1リンク装置21を非平行運動機構から構成すれば、第1リンク31ひいては足平部6の可動範囲を拡大することができる。
第2リンク装置22は、第1リンク31と、大腿リンク4と、第2リンク35と、第2連接リンク36と、を備える。第2リンク35は、大腿リンク4に第2ピッチ軸12aを中心に回転可能に連結される。第2連接リンク36は、第1リンク31に軸43を介して回転可能に連結されると共に、第2リンク35に軸44を介して回転可能に連結される。
第2リンク装置22は、これらの4つのリンク31,4,35,36がすべて回り対偶によって連鎖をなした4節回転連鎖である。第2リンク装置22は、第1リンク31を回転させれば第2リンク35が第2ピッチ軸12aを中心に回転させられるように構成される。
第2リンク装置22も、平行運動機構から構成され、相対する2組のリンクの長さが等しい。すなわち、大腿リンク4のリンク長さと第2連接リンク36のリンク長さとが等しく、第1リンク31のリンク長さと第2リンク35のリンク長さとが等しい。第1リンク31の第2仮想線31b(第1ピッチ軸11cと軸43を結んだ線)と第2リンク35の第1仮想線35a(第2ピッチ軸12aと軸44とを結んだ線)とは、常に平行である。
第3リンク装置23は、第2リンク35と、下腿リンク5と、足平部6と、第3連接リンク37と、を備える。第3連接リンク37は、第2リンク35に軸45を介して回転可能に連結されると共に、足平部6に軸46を介して回転可能に連結される。
第3リンク装置23は、これらの4つのリンク35,5,6,37がすべて回り対偶によって連鎖をなした4節回転連鎖である。第3リンク装置23は、第2リンク35を回転させれば足平部6が第3ピッチ軸13bを中心に回転させられるように構成される。
第3リンク装置23も、平行運動機構から構成され、相対する2組のリンクの長さが等しい。すなわち、下腿リンク5のリンク長さと第3連接リンク37のリンク長さとが等しく、第2リンク35のリンク長さと足平部6のリンク長さとが等しい。第2リンク35の第2仮想線35b(第2ピッチ軸12aと軸45とを結んだ線)と足平部6の仮想線6a(第3ピッチ軸13bと軸46とを結んだ線)とは、常に平行である。
第1リンク31は、三角状であり、より詳しくは頂角が60°未満の略二等辺三角形状である。第1リンク31は、3つの回り対偶を持つ複リンクである。第1リンク31における第1ピッチ軸11c、第1連接リンク33が連結される軸42、及び第2連接リンク36が連結される軸43が、三角形の頂点を形成する。
第1連接リンク33は、三日月状であり、2つの回り対偶を持つ単リンクである。第1連接リンク33は、第1リンク31の可動域を広げられるように、第1ピッチ軸11cの軸方向視において湾曲する。
第2リンク35は、三角状であり、より詳しくは略正三角形状である。第2リンク35は、3つの回り対偶を持つ複リンクである。第2リンク35における第2ピッチ軸12a、第2連接リンク36が連結される軸44、及び第3連接リンク37が連結される軸45が、三角形の頂点を形成する。
図4は、本実施形態の脚部3の動作図を示す。図4(a)に示すように、アクチュエータ15の回転によって原動リンク32が回転する(矢印(1)参照)。第1連接リンク33の矢印(2)方向への移動に伴い、第1リンク31が第1ピッチ軸11cを中心に回転する(矢印(3)参照)。第2連接リンク36の矢印(4)方向への移動に伴い、第2リンク35が第2ピッチ軸12aを中心に回転する(矢印(5)参照)。第3連接リンク37の矢印(6)方向への移動に伴い、足平部6が第3ピッチ軸13bを中心に回転する(矢印(7)参照)。図4(b)は、足平部6の回転後、すなわち足平部6を伸ばした状態を示す。
なお、脚部3には、脚部3を前後に移動させるためのアクチュエータ51、脚部3を伸縮させるためのアクチュエータ52、足平部6を第2ロール軸13aの回りに回転させるアクチュエータ53が組み込まれる(図2参照)。
以上に本発明の歩行ロボット1の構成を説明した。本実施形態の歩行ロボット1によれば、以下の効果を奏する。
アクチュエータ15を股関節11に配置するので、脚部3を高速で移動させるときの慣性力を軽減することができる。また、アクチュエータ15の回転を、第1リンク装置21、第2リンク装置22及び第3リンク装置23を介して足平部6に伝達するので、第1リンク装置21、第2リンク装置22及び第3リンク装置23を股関節11、大腿リンク4及び下腿リンク5に沿って配置することができ、脚部3を細くすることができる。
第2リンク装置22及び第3リンク装置23を平行運動機構から構成するので、大腿リンク4の角度や脚部3の伸縮の影響を受けずに、足平部6を回転させることができる。
第1リンク31を三角状の複リンクから構成するので、第1リンク装置21を第1ピッチ軸11cの近傍にコンパクトに配置することができ、脚部3のコンパクト化が実現できる。
第1リンク31と第2リンク35を三角状の複リンクから構成するので、足平部6の可動域を広くすることができる。以下にこれを詳述する。
図5(a)(b)は、第1リンク31´と第2リンク35´を直線状の単リンクから構成した比較例を示す。図5(a)は脚部3´を伸ばした状態を示し、図5(b)は脚部3´を畳んだ状態を示す。図5(b)に示すように、第1リンク31´と第2リンク35´を直線状の単リンクから構成する場合、脚部3を畳んだ状態では、早い段階で第1リンク31´と第2リンク35´とが同一直線上になってしまい、第1リンク31´と第2リンク35´とに特異点(思案点とも呼ばれる)が生ずる。このため、脚部3´を畳んだ状態では、足平部6´の第3ピッチ軸13b´回りの可動域が早い段階でその限界を超えてしまう。
図6は、第1リンク31と第2リンク35を三角状の複リンクから構成した本実施形態を示す。図6(a)(b)は図5(b)と同じ角度で脚部3を畳んだ状態を示す。図6(a)は図5(b)と同じ角度まで足平部6を回転させた状態を示し、図6(b)はさらに足平部6を回転させた状態を示す。
図6(b)に示すように、第1リンク31と第2リンク35を三角状の複リンクから構成することで、第1リンク31と第2リンク35が特異点に入るまでの角度を大きくすることができ、これによって足平部6の可動域を広げることができる。
また、第1連接リンク33を三日月状に湾曲させることで、第1連接リンク33を直線状にする場合に比べて、第1連接リンク33と第1ピッチ軸11cの干渉を避けることができ、第1リンク31の可動域を広げることができる。以下にこれを詳述する。
図7(a)は本実施形態の三日月状の第1連接リンク33を示し、図7(b)は比較例の直線状の第1連接リンク33´を示す。図7(a)(b)では、第1連接リンク33,33´の可動範囲の限界、すなわち第1連接リンク33,33´が第1ピッチ軸11cに干渉している状態を示す。
図7(a)に示すように、第1連接リンク33を三日月状に湾曲させることで、第1ピッチ軸11cとの干渉を避けた状態で、第1連接リンク33を第1ピッチ軸11cに近づけることができる(すなわち、θ1をθ2よりも小さくすることができる)。このため、第1リンク31の可動域を広げることができる。この結果、図8に示すように、例えば脚部3を伸ばした状態で、足平部6の可動域θ3を略90°まで広げることができる。
本実施形態によれば、上体2に対する大腿リンク4の角度にかかわらず、また脚部3の伸縮にかかわらず、足平部6の可動範囲を広げることができる。このため、例えば図9(a)に示すように、脚部3を伸ばし、股関節11と上体2を前方に倒した状態から、図9(b)に示すように、股関節11と上体2を直立させたり、図9(c)に示すように、脚部3を屈伸させたりすることができる。また、図10(a)に示すように、脚部3を曲げ、股関節11と上体2を前方に倒した状態から起き上がったり、図10(b)に示すように、脚部3を曲げ、股関節11と上体2を直立させた状態から起き上がったりすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に具現化されるのに限られることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲で他の実施形態に具現化可能である。例えば、上記実施形態では、本発明を2足歩行ロボットに適用した例を説明したが、4足歩行ロボットにも適用することができる。
1…歩行ロボット、4…大腿リンク、5…下腿リンク、6…足平部、11…股関節、11c…第1ピッチ軸、12a…第2ピッチ軸、13b…第3ピッチ軸、15…アクチュエータ、21…第1リンク装置、22…第2リンク装置、23…第3リンク装置、31…第1リンク、32…原動リンク、33…第1連接リンク、35…第2リンク、36…第2連接リンク、37…第3連接リンク、42…第1リンクにおける第1連接リンクが連結される軸、43…第1リンクにおける第2連接リンクが連結される軸、44…第2リンクにおける第2連接リンクが連結される軸、45…第2リンクにおける第3連接リンクが連結される軸

Claims (4)

  1. 股関節に大腿リンクが第1ピッチ軸を中心に回転可能に連結され、前記大腿リンクに下腿リンクが第2ピッチ軸を中心に回転可能に連結され、前記下腿リンクに足平部が第3ピッチ軸を中心に回転可能に連結される歩行ロボットにおいて、
    前記股関節に配置されるアクチュエータと、
    前記アクチュエータを回転させれば第1リンクが前記第1ピッチ軸を中心に回転させられるように構成される第1リンク装置と、
    前記第1リンクを回転させれば第2リンクが前記第2ピッチ軸を中心に回転させられるように構成される第2リンク装置と、
    前記第2リンクを回転させれば前記足平部が前記第3ピッチ軸を中心に回転させられるように構成される第3リンク装置と、を備え
    前記第2リンク装置及び前記第3リンク装置それぞれが、平行運動機構である歩行ロボット。
  2. 股関節に大腿リンクが第1ピッチ軸を中心に回転可能に連結され、前記大腿リンクに下腿リンクが第2ピッチ軸を中心に回転可能に連結され、前記下腿リンクに足平部が第3ピッチ軸を中心に回転可能に連結される歩行ロボットにおいて、
    前記股関節に配置されるアクチュエータと、
    前記アクチュエータを回転させれば第1リンクが前記第1ピッチ軸を中心に回転させられるように構成される第1リンク装置と、
    前記第1リンクを回転させれば第2リンクが前記第2ピッチ軸を中心に回転させられるように構成される第2リンク装置と、
    前記第2リンクを回転させれば前記足平部が前記第3ピッチ軸を中心に回転させられるように構成される第3リンク装置と、を備え
    前記第1リンク装置が、前記アクチュエータによって回転させられる原動リンクと、前記原動リンクと前記第1リンクに連結される第1連接リンクと、を有し、
    前記第2リンク装置が、前記第1リンクと前記第2リンクに連結される第2連接リンクを有し、
    前記第1リンクにおける前記第1ピッチ軸、前記第1連接リンクが連結される軸、及び前記第2連接リンクが連結される軸が、三角形の頂点を形成する歩行ロボット。
  3. 前記第3リンク装置が、前記第2リンクと前記足平部に連結される第3連接リンクを有し、
    前記第2リンクにおける前記第2ピッチ軸、前記第2連接リンクが連結される軸、及び前記第3連接リンクが連結される軸が、三角形の頂点を形成することを特徴とする請求項に記載の歩行ロボット。
  4. 前記第1連接リンクが、前記第1リンクの可動域を広げられるように、前記第1ピッチ軸の軸方向視において湾曲することを特徴とする請求項2又は3に記載の歩行ロボット。
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