JP7255531B2 - 鋼帯コイルの巻き取り方法 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼帯を製造するラインにおいて鋼帯をテンションリールでコイル(鋼帯コイルの意。以下同じ)に巻き取る際に、巻き取りの進行中に、前記コイルが周期的にローリング(振れ回りまたは横振れと呼ばれる場合もある。)する現象を定量化し、巻き取りの結果を合否判定し、さらには、巻き取り工程の途中でローリングの悪化を防止するのに好適な鋼帯コイルの巻き取り方法に関する。
鋼帯を処理するラインにおいて、鋼帯をテンションリールで鋼帯コイル(以下、単にコイルともいう。)に巻き取っている時に、コイルに周期的にローリングする現象が発生すると、以下の問題が挙げられる。
(1) 巻き取り後の次工程での払い出し時に鋼帯が蛇行する。
(2) 巻き姿が幅方向にずれる。(通称:テレスコ)
次工程が出荷先(客先)の場合は、出荷元の精整ラインで低速巻き直しを行ってから出荷するため、余分な通過工程が発生する。
(3) 鋼帯同士が擦れ合って圧着疵と呼ばれるかき疵の一種が発生し、歩留りが低下する。
上記問題を防ぐためには、ローリングを定量的に把握し、QA(品質保証)及びQC(品質管理)の一環として、それぞれ巻き取り時に合否判定及び発生防止策の実施が必要となる。
鋼帯巻き取り時の不具合の検出、巻き取りの合否判定又は不具合の低減対策に関する技術としては、以下の特許文献が挙げられる。
特許文献1には、薄板金属帯の巻き取り時に、駆動側(ドライブ側と同義)と作業側(ワークサイド側又はオペレータ側と同義)それぞれについて、巻き取り径を検出するレーザー距離計を用いて、駆動側の振れ量の波形と作業側の振れ量の波形との位相差を検出する真円度検出工程を有することを特徴とする薄板金属帯の巻き取り方法が開示されている。
特許文献2には、鋼帯コイル又は巻き取り直前の鋼帯の幅方向の異なる位置について、それぞれの位置の距離を測定可能な複数の距離計を設け、これら距離計同士の距離測定値の差を算出し、その距離測定値の差に基づいて鋼帯の厚さ方向の巻き取り合否判定を行うことを特徴とする、鋼帯の巻き取り合否判定方法が開示されている。
特許文献3には、金属帯コイルの巻き取り又は払い出しの際に、コイルの横振れ量を測定し、この横振れ量に応じて巻き取りまたは払い出し時における金属帯の張力を制御することを特徴とする金属帯コイルの巻き取り又は払い出し方法が開示されている。
また、特許文献4には、金属帯の巻き取り装置でコイル状に巻き取る巻き取り方法において、作業側の巻き取り張力と駆動側の巻き取り張力の差張力を用いて巻き取り合否判定をする方法、および差張力が所定のしきい値以上となって、巻き取り不合格と判定された場合には、当該金属帯の巻き取り速度を低下する金属帯の巻き取り方法が開示されている。
特開2004-130362号公報 特開2015-182084号公報 特開平10-323714号公報 特開2016-132020号公報
特許文献1~3はともに、鋼帯コイルの巻き取り時に、コイルの幅方向駆動側と作業側それぞれの位置での距離測定値の差又はそれぞれの位置での距離測定値の位相差を、巻き取り時のコイルのローリングの指標としている。
しかしながら、巻き取り時のコイルのローリングの指標として距離測定値の差や位相差を用いた場合には以下の問題がある。
1. 距離測定値の差を用いた場合の問題点
1.1 作業側と駆動側での鋼帯の相対位置の変化
一例として、テンションリールに先端支持が付いていないと、作業側にリール(テンションリールの意。以下同じ)を拘束するものがないため、巻き取り中に巻き取り重量が増えていくにつれ、作業側の鋼帯位置が駆動側に比べて僅かに低くなってくるため、見かけの距離測定値の差が僅かに大きくなってしまう。
1.2 距離計の原点位置の誤差
距離計の原点位置について作業側と駆動側とで誤差がある場合、距離測定値の差にこの誤差分が含まれてしまう。
1.3 ローリングの程度の大小との対応不一致
実際のローリングは、巻き取り時のコイル径が大きくなるにつれて程度が徐々に悪くなっていくが、距離測定値の差は巻き取っていくに従って単調増加するわけではなく、大きくなったり小さくなったりしながら全体的に振幅が大きくなっていく。例えば図3、図4は、距離測定値の差とリールの回転数(以下、単に回転数ともいう。)との関係を表した図である。図3では、出荷先での払い出し時に蛇行量が許容範囲を逸脱したため、出荷元での巻き取り時のローリングの程度が大きかったと判断された鋼帯コイル(以下、ローリングNGコイルという場合がある。)についての、距離測定値の差(この例では作業側-駆動側)の回転数に対する推移を示している。また図4では、出荷先での払い出し時に蛇行量が許容範囲内であったため、出荷元での巻き取り時のローリングの程度が小さかったと判断された鋼帯コイル(以下、ローリングOKコイルという場合がある。)についての、距離測定値の差(この例では作業側-駆動側)の回転数に対する推移を示している。両コイルは同じ公称板厚及び公称板幅を有する。図3、図4のいずれも、距離測定値の差は、テンションリールの回転数の増加につれて、単調増加するわけではなく、大きくなったり小さくなったりしながら推移している。距離測定値の差の振幅は、図3(ローリングNGコイル)の方が大きいことが看取されるが、この振幅がどの程度になったらローリングが悪化するかを判断するのは困難である。
つまり、距離測定値の差の大小とローリングの大小が必ずしも一対一に対応していないからである。したがって、距離測定値の差はローリングを表す定量指標としては十分ではないと判断できる。なお、巻き取りの終盤の距離測定値の差に対してしきい値を設け、それとの大小関係で巻き取り結果の合否を判断する方法を試行したが、合格と判断したコイルでも次工程での払い出し時の蛇行がかなりの頻度で発生した。また、距離測定値の差を用いるのでは、その値が単調増加するわけではないので、予測指標としては扱いづらいため、しきい値を超えた時点で初めて事後対策を講じることが多く、ローリングが悪化する前に防止策を講じることが十分にはできていない。
2. 位相差を用いた場合の問題点
位相差では、ローリングの大小(振れ幅)が分からないので、これだけではローリングの評価指標としては十分ではない。
また、特許文献4では、駆動側と作業側各々の巻き取り張力の差張力を判断指標として、巻き取り合否判定の実施及び巻き取り速度の低下を行っているが、差張力はローリングの因子ではあっても、ローリング現象そのものの定量指標ではない。また、ローリングのその他の因子には、板厚プロフィール、鋼板の機械的性質(硬度、YP)の鋼帯内ばらつき、表面粗さ等も挙げられる。このため、差張力を判断指標とするのでは、ローリングの程度を正しく把握することはできない。
上記従来技術の諸問題に鑑み、本発明は、鋼帯コイル巻き取り時のローリング現象を捉える指標として、距離測定値の差や位相差とは異なる新たな指標を採用し、もって、ローリングの程度の大小を正確に判定できるようにすることを課題とし、その解決手段として鋼帯コイルの巻き取り方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題の解決に向けて鋭意検討し、その結果、鋼帯コイル巻き取り時の駆動側距離計と作業側距離計との距離測定値の差を、テンションリールの一定回転毎に括り、括ったそれぞれの内の最大値と最小値の差を算出し、その算出結果をローリングの指標として用いると、鋼帯コイル巻き取り時のローリングによるトラブルの発生を有効に低減できることを知見し、さらに検討を加えて本発明をなした。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
(1) テンションリールで鋼帯コイルとする巻き取り工程において、巻き取り時の鋼帯コイルの外周面の幅方向両端部の各1点をそれぞれ距離測定対象点とする第1及び第2の距離計の双方を設け、巻き取りの開始時点から完了時点まで継続して、前記双方の距離測定値の差を算出する鋼帯コイルの巻き取り方法であって、
前記テンションリールの一定回転毎に前記双方の距離測定値の差の最大値と最小値を求め、前記最大値と前記最小値の差Rを算出する工程を有することを特徴とする鋼帯コイルの巻き取り方法。
(2) 前記Rの推移に基づいて巻き取り完了後の鋼帯コイルの巻き直しをするか否かを判断することを特徴とする(1)に記載の鋼帯コイルの巻き取り方法。
(3) 前記巻き取り工程の途中で巻き取り完了までの一定回転毎の前記Rの推移を予測することを特徴とする(1)又は(2)に記載の鋼帯コイルの巻き取り方法。
(4) 前記Rの推移の予測結果に基づいて、前記巻き取り工程の途中で巻き取り条件の変更を実行するか否かを判断することを特徴とする(3)に記載の鋼帯コイルの巻き取り方法。
(5) 前記巻き取り条件の変更が、巻き取り張力の変更であることを特徴とする(4)に記載の鋼帯コイルの巻き取り方法。
(6) 前記巻き取り条件の変更が、ライン速度の変更であることを特徴とする(4)又は(5)に記載の鋼帯コイルの巻き取り方法。
本発明によれば、巻き取り完了までのローリングの程度が正確に定量的に把握できるようになるため、巻き取り後の鋼帯コイルの合格率が向上しかつ合否判定の信頼性が向上する。また、巻き取りの初期段階の途中で、ローリングの悪化の程度の予測ができるようになるため、事前防止対策例えば巻き取り張力の増加やライン速度の低下の実行が可能となる。さらに、ローリングの程度の悪化を防止できるようになるので、精整ラインでの巻き直しが不要となり、かつ圧着疵発生も防止できるので、歩留の向上にも寄与する。
一定回転毎に距離測定値の差の最大値と最小値の差Rを算出する工程の説明図である。 本発明に用いる距離計の設置形態を示す概略図である。 ローリングNGコイル(出荷先での払い出し時に蛇行量が許容範囲を逸脱したため、出荷元での巻き取り時のローリングの程度が大きかったと判断された鋼帯コイル)ついて出荷前の巻き取り時の作業側及び駆動側の距離計の距離測定値の差(作業側-駆動側)の推移の例を示すグラフである。 ローリングOKコイル(出荷先での払い出し時に蛇行量が許容範囲内であったため、出荷元での巻き取り時のローリングの程度が小さかったと判断された鋼帯コイル)について出荷前の巻き取り時の作業側及び駆動側の距離計の距離測定値の差(作業側-駆動側)の推移の例を示すグラフである。 図3の例(ローリングNGコイル)についてRの推移を示すグラフである。 図4の例(ローリングOKコイル)についてRの推移を示すグラフである。 巻き取り結果の合否判定方法の実施形態の例を示す模式図である。 Rの推移の予測方法の例を示すブロック及びフロー図である。 Rの推移の予測結果に基づいて、巻き取り工程の途中で巻き取り条件の変更を実行するか否かを判断する実施形態の例を示すフロー図である。 本発明例と比較例の鋼帯コイルについて精整ラインでのコイル払い出し時の蛇行発生率を比較して示すグラフである。 Rr(x)の算出方法を示す模式図である。 図9のフローでライン速度の減少および巻き取り張力の増大を実行した場合のRの推移状態を示す模式図である。 図9のフローで巻き取り張力の増大のみを実行した場合のRの推移状態を示す模式図である。 図9のフローでライン速度の減少及び巻き取り張力の増大を実行しなかった場合のRの推移状態を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明は、前提として、例えば図2に示すように、鋼帯SをテンションリールTR(略してリールTRともいう。)で巻き取って鋼帯コイルSC(略してコイルSCともいう。)とする巻き取り工程において、巻き取り時のコイルSCの外周面の幅方向両端部の一方および他方の各1点をそれぞれ距離測定対象点とする第1及び第2の距離計1及び2(以下、単にそれぞれ距離計1及び2と称する場合もある。)の双方を設けておき、巻き取りの開始時点から完了時点まで継続して、前記双方の距離測定値の差を算出する工程を対象とする。なお、この前提の工程は、特許文献1~3に開示されている。
なお、本発明の適用対象として、好ましくは、YP=200~700MPa、板厚=0.14~0.67mm及び板幅=600~1100mmの鋼帯が挙げられる。
図2に示すように、距離計1及び2は、レーザー距離計が好適であり、一方が、駆動側又は作業側に設置され、他方が、その反対側に設置される。ただし、これら双方の設置位置の、テンションリールTR軸からのコイル半径方向距離は、必ずしも厳密に一致させなくともよい。図1,3及び4の結果は、距離計1が作業側に、距離計2が駆動側に、それぞれ設置された場合である。
ここで、距離計1及び2の距離測定対象点の位置の好適範囲について説明する。前記距離測定対象点の位置を、公称幅Wの設計巻き取り領域の幅方向両端点のそれぞれから内側に距離ΔWだけ入った位置であるとして、ΔW/Wで表すものとすると、ΔW/Wが過小の場合、ローリングの程度によっては距離測定対象点がコイルSCの外周面から外れ、また、ΔW/Wが過大の場合、距離計1及び2の距離測定値の差が小さくなりすぎて、いずれの場合もローリングの程度を正しく把握するのが困難となる場合がある。この困難を避けるために、ΔW/Wは0.05~0.20とするのが好ましい。
上記前提の下で、本発明は、図1に示すように、リールTRの一定回転毎に前記双方の距離測定値の差ΔLを求め、さらに一定回転毎にΔLの最大値ΔLmaxと最小値ΔLminを求め、その差R=ΔLmax-ΔLminを算出する工程を有することを特徴とする。なお、図1では、前記一定回転の回転数を1として、ある回転数Nから1回転毎にRを算出する場合を図示した。
前記Rを用いることで、距離測定値の差を用いる場合と比べ、ローリングの程度の大小をより正確に把握することができる。
因みに、図5及び図6はそれぞれ、図3(ローリングNGコイル)及び図4(ローリングOKコイル)の距離測定値の差(作業側-駆動側)の推移から、前記一定回転を1回転として算出したRの推移を示すものである。なお、ここで「推移」とは、回転数(リールの回転数の意。以下同じ)の増加に伴う変化を意味する。また、一定回転毎のRは、各一定回転内のいずれか1つの回転数を代表回転数として、この代表回転数と1対1に対応させる。代表回転数としては、各一定回転内のいずれの1つの回転数でもよい。図5、図6では、各1回転の完了時点の回転数Ns+1,Ns+2,Ns+3,‥‥を代表回転数とした。ここで、Nsとは、巻き取り開始時点の回転数である。なお、例えば、一定回転毎が10回転毎であれば、代表回転数を、1回転毎の場合と同様に、各10回転の完了時点の回転数Ns+10,Ns+20,Ns+30,‥‥としてもよく、また、各10回転の開始時点の回転数Ns,Ns+10,Ns+20,‥‥などとしてもよい。
図5より、ローリングNGコイルでは、Rはリールの回転数の増加につれて振動波形状態で推移し、Rの振幅の中心値がほぼ単調に増加し、回転数が1600~2000回程度に達するとRの振幅が増大する傾向がみられる。一方、図6より、ローリングOKコイルでは、Rは回転数の増加につれて振動波形状態で推移するという点ではローリングNGコイルの場合と同様であるが、Rの振幅の中心値がわずかに単調に増加する傾向はみられるもののその増加傾向は図5と比べて格段に小さく、しかも、回転数の増加途上でRの振幅が大きくなる傾向はみられないという点で、ローリングNGコイルの場合と大きく異なる。
図5、図6に例示したRの推移にみられる傾向は、実際のローリングで、巻き取り時のコイル径が大きくなるにつれて程度が徐々に悪くなっていくという現象と一致している。したがって、本発明では、Rの推移に基づいて巻き取り完了後の鋼帯コイルの巻き直しをするか否かを判断し、否の場合を合格、それ以外の場合を不合格と判定する。
なお、前記一定回転の回転数をMとすると、Mは、自然数である必要はないが、Mが小さすぎると、Rのデータのばらつきが大きくなり、Mが大きすぎると、データの採取の間隔が大きくなって信頼性が低下し、いずれの場合もローリングの程度の大小の正確な把握が困難となる惧れがあるという観点から、例えばM=1~50回が挙げられる。
次に、前記巻き取り結果の合否判定を行う実施形態について、図7を参照し説明する。図7においてxはリールの回転数である(他の図でも同様)。図7では、xに対するRの推移を、ローリングNGコイルについて模式的に示している。
x軸上で巻き取り開始時のx=x0の点及び巻き取り完了時のx=xEの点がそれぞれコイルTOP及びコイルENDの回転数に相当する。また、回転数xをコイルTOPから起算した総回転数に対する回転数の比率u=(x-x0)/(xE-x0)×100(%)に変換し、u軸上の巻き取り終盤の段階に、u=u1,u2の二点を取って、二点u1,u2間をコイルEND近傍と定義する。u1及びu2はそれぞれコイルEND近傍のuの下限値及び上限値と称する。
図7の実施形態では、巻き取り終盤でのRの大小を分けるしきい値を合否基準値Rzとして用意し、コイルEND近傍でのRの平均値RavをRzと比較し、RavがRzを超えていれば不合格、それ以外は合格と判定する。
合否基準値Rzは、ローリングNGコイルとローリングOKコイルのRの推移の実績データを多数用いて決定する。
上記の実施形態によれば、ローリングOKコイルとされるべき合格コイルを不合格と誤判定することによる精整ラインでの巻き直しの頻度増大を防止できて精整ラインの作業負荷が軽減し、かつローリングNGコイルとされるべき不合格コイルを合格コイルと誤判定して出荷することによる出荷先でのトラブル発生を防止できることを、本発明者らは見出した。
合否基準値Rzは、過去のローリングNGコイル及びローリングOKコイルについて距離測定値の差のデータから巻き取り終盤でのRを計算し、その結果に基づいて決定されるが、Rzが小さすぎると合格を不合格と誤判定する頻度が高くなる惧れがあり、大きすぎると不合格を合格と誤判定する頻度が高くなる惧れがあるとの観点から、Rzとしては、例えば、1.40~2.00mmが挙げられる。
また、前記コイルEND近傍のuの上限値u2としては、大きすぎると巻き取り終盤の非定常部の影響でRavが異常に高くなる惧れがあり、小さすぎるとRz超のR(x)のデータが無視される惧れがあるとの観点から、例えば、u2=95±3%が挙げられる。また、前記コイルEND近傍のuの下限値u1としては、小さすぎるとRavの算出に用いるR(x)のデータのうちRz以下の割合が大きすぎて合否判定精度が低下する惧れがあり、大きすぎるとRavの算出に用いるR(x)のデータ数が不足する惧れがあるとの観点から、例えば、u1=80±3%が挙げられる。u1及びu2のそれぞれに対応するx=x(u1)及びx(u2)は、例えばx0=0回,xE=2800回の場合、x(u1)=2240±84回,x(u2)=2660±84回である。
さらに、本発明では、好適な実施形態として、前記巻き取り工程の途中で巻き取り完了までの一定回転毎の前記Rの推移を予測すること、さらには、前記Rの推移の予測結果に基づいて、前記巻き取り工程の途中で巻き取り条件の変更を実行するか否かを判断することが挙げられる。
前記巻き取り条件としては、巻き取り張力やライン速度が挙げられる。
本発明者らの知見によると、巻き取り工程の途中での巻き取り張力の増大により、xに対するRの増加傾向が鈍化し、また、巻き取り工程の途中でのライン速度の減少に同期した巻き取り速度(リール回転速度)の減少によっても、xに対するRの増加傾向が鈍化することが分かった。
上記好適な実施形態によれば、巻き取り工程の途中でRが最終的に許容範囲を超えるか否かを予測し、超えると予測した場合は、直ちに巻き取り条件の変更を実行し、ローリングNGコイルの発生を防止することができる。
図8は、Rの推移の予測方法の1例を示すブロック及びフロー図である。なお、図8において、図2と同一又は相当部材については同じ符号を付し説明を省略する。この例では、演算装置10が、距離計1及び2から各距離測定値を受信し、一方、PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)11から、テンションリールPLG信号、ライン速度及びシャーカット信号を受信し、これらを用いて、ステップ101~103の演算を行う。
前記テンションリールPLG信号とは、テンションリールTRの回転速度の測定用のPLG(パルスジェネレータ、図示せず)によるテンションリール回転速度の出力信号である。前記ライン速度とは、コイルSC巻き付き前又は巻き付き後の鋼帯Sの走行速度である。前記シャーカット信号とは、巻き取り前の鋼帯Sの先端部がテンションリールTRの上流側のシャー(図示せず)でシャーカットされた時点を告げる信号である。
演算装置10は、ステップ101で、Rを算出する。すなわち、リールTRの一定回転毎に距離計1及び2の距離測定の差の最大値と最小値を求め、その差Rを算出する。各Rを算出した一定回転の回転数の各区間を特定するために、前記テンションリールPLG信号、前記ライン速度及び前記シャーカット信号を用いる。すなわち、シャーカット信号受信時点から鋼帯Sの先端がテンションリールTRに巻き付くまでの時間(=シャーからテンションリールTRまでの距離/ライン速度)が経過した時点でリールの回転数xを初期値(例えばx=x0)とし、距離計1,2の距離測定値を受信しつつ一定回転毎に双方の距離測定値の差を算出して距離差データとして蓄積し、蓄積した距離差データの最大値と最小値を抽出し、その差(=最大値-最小値)を計算してRとする。一方、算出したRと1対1に対応させるxとして、各Rを算出した各一定回転の区間の代表回転数を採用する。かくして、一定回転毎の代表回転数とRの1対1の対応関係が得られる。
次に、ステップ102(図8)では、図11に示すように、巻き取り工程の途中(例えば、x=xcの点)までのRの推移から、それ以降のRの推移を予測するための近似直線式Rr(x)を最小二乗法で算出する。この近似直線式の算出に用いるRのデータ数は、[(xc-x0)/一定回転の回転数]個である(ただし、小数点以下は切り捨て)。
ここで、巻き取りの途中の点x=xcに対応するu=ucの値としては、小さすぎると近似が悪化し、大きすぎると近似直線式Rr(x)の算出時間の不足や巻き取り条件変更の実行タイミングの遅れが発生する惧れがあるという観点から、uc=20~30%が挙げられる。
次に、ステップ103(図8)では、図11のコイルEND近傍内の点x=eでのRの予測値としてRr(x)の式値Rr(e)を算出する。
ステップ103の実行後、図9のステップ201へ進む。
図9は、前記Rの推移の予測結果に基づいて、前記巻き取り工程の途中で巻き取り条件の変更を実行するか否かを判断する実施形態の例を示すフロー図である。この例では、2つのしきい値R1及びR2を次のように設定した。すなわち、R1>R2とし、R1は、ライン速度を変更するか否かを分けるしきい値とし、R2は、巻き取り張力を変更するか否かを分け、かつ巻き取り結果の合否を分けるしきい値(=図7の合否基準値Rz)とした。
ステップ201では、Rr(e)がしきい値R1を超えているか否かを判断し、Yesならばステップ202でライン速度を変更する。詳しくは、ライン速度制御手段(図示せず)にライン速度の変更を促す信号を送る。なお、この例では、ライン速度の変更は、低速側への変更である。その後ステップ203へ進む。Noならば何もせずにステップ203へ進む。ここで、しきい値R1としては、過大であるとステップ201での判断が常にNoとなってステップ202(ライン速度変更)を実行する余地がなくなる惧れがあるとの観点から、例えばR2の2倍以下が挙げられる。また、ステップ202でのライン速度の変更前及び後のライン速度をそれぞれV1及びV2(<V1)とし、ΔV=V1-V2とすると、ΔVが過小であるとローリング軽減効果に乏しく、過大であると生産能率が低下する惧れがあるという観点から、ΔVとしては、例えば、V1に対する比率[(ΔV/V1)×100%]で、30~40%が挙げられる。
次いで、ステップ203で、Rr(e)がしきい値R2を超えているか否かを判断し、Yesならばステップ204で巻き取り張力を変更する。詳しくは、巻き取り張力制御手段(図示せず)に巻き取り張力の変更を促す信号を送る。なお、この例では、巻き取り張力の変更は、高張力側への変更である。その後ステップ205へ進む。Noならば何もせずにステップ205へ進む。なお、ステップ204での巻き取り張力の変更前及び後の巻き取り張力をそれぞれT1及びT2(>T1)とし、ΔT=T2-T1とすると、ΔTが過小であるとローリング軽減効果に乏しく、過大であると鋼帯を損なう惧れがあるという観点から、ΔTとしては、例えば、T1に対する比率[(ΔT/T1)×100%]で、10~40%が挙げられる。
次いで、ステップ205で、前記コイルEND近傍でのRの平均値Ravを算出する。この平均値Ravを算出するRの推移状態は、図12~図14に示す3つの場合に応じて分かれる。
図12は、Rr(e)>R1>R2であったため、ライン速度の変更及び巻き取り張力の変更(ステップ202及び204)の両方とも実行した場合である。この場合、xの増加につれて、Rは、ライン速度変更前ではRr(x)とほぼ重なって増加する傾向を有し、次いでライン速度変更後にはその増加傾向が鈍化し、次いで巻き取り張力増大後にはその増加傾向がさらに緩やかとなる。
図13は、R1>Rr(e)>R2であったため、巻き取り張力変更(ステップ204)のみ実行した場合である。この場合、xの増加につれて、Rは、巻き取り張力変更前ではRr(x)とほぼ重なって増加する傾向を有し、次いで巻き取り張力変更後にはその増加傾向が鈍化する。
図14は、R1>R2>Rr(e)であったため、ライン速度の変更及び巻き取り張力の変更(ステップ202及び204)の両方とも実行しなかった場合である。この場合、xの増加につれて、Rは、コイルTOPからコイルENDまでRr(x)とほぼ重なった状態で増加する傾向を有する。
最後に、ステップ206で、Ravがしきい値R2(=Rz)を超えているか否かを判断し、Yesならばステップ207で不合格(ローリングNGコイル)とされ、精整ラインで低速巻き直しの対象とされる。Noならばステップ208で合格(ローリングOKコイル)とされる。なお、図12では、Rav>R2(不合格)の場合を例示し、図13,14では、Rav≦R2(合格)の場合を例示した。
なお、図9の例は、ライン速度変更を先にし、巻き取り張力変更を後にする場合の例であるが、先後逆の場合であってもよい。その場合のフローとしては、図9において、R1・・・の記載を、R1・・・巻き取り張力を変更するか否かを分けるしきい値とし、R2・・・の記載を、R2・・・ライン速度を変更するか否かを分け、かつ巻き取り結果の合否を分けるしきい値(=図7の合否基準値Rz)とし、ステップ202と204とを入れ替えたフローが挙げられる。
スズめっきライン(ETL)でスズめっきした鋼帯をテンションリールで巻取る操業に本発明を適用し、実施例とした。実施例において、鋼帯の板厚(公称)は、0.15mm、0.17mm、0.19mmの3種類、板幅(公称)Wは997mmである。距離計1及び2の距離測定対象点は、設計巻き取り領域の幅方向両端点のそれぞれから内側に距離ΔW=150mm入った位置(ΔW/W=150/997=0.15)とした。Rの算出はリールの20回転毎に行い、Rと1対1に対応させる代表回転数は、各Rを算出した各20回転の完了時点の回転数とした。
(実施例1)
実施例1として、本発明例と比較例とで、それぞれ以下の判定方法により、巻き取り完了後の鋼帯コイルの巻き直しをするか否かを判断し、否の場合を合格、それ以外の場合を不合格とする巻き取り結果の合否判定を行い、比較した。本発明例では、算出したRに基づき、Rの推移を求め、図7に示すように、コイルEND近傍(u=u1~u2%)内でRの平均値Ravを算出し、Ravが合否基準値Rz以下なら合格、超なら不合格とした。なお、u1=80%,u2=95%,Rz=1.70mmとした。一方、比較例では、Rの算出は行わず、距離計1及び2の距離測定値の差ΔLを前記コイルEND近傍内で平均し、その平均値が、距離測定値の差に対して設けた所定のしきい値(5.0mmとした)以下なら合格、超なら不合格とした。
本発明例と比較例とで、各20本ずつのコイルについて、合格本数率を比較したところ、比較例では70%であったのに対し、本発明例では95%と、比較例に比べて向上した。
これら本発明例及び比較例の各合格コイルについて、次工程の精整ラインにおいてペイオフリール(図示せず)で払い出しを行って、蛇行発生の有無を調査した。この調査では、払い出し地点(ペイオフリール設置地点)から下流側に5m離れた地点で、鋼帯の幅方向の片側エッジ部を、投受光式の板幅端部位置センサ(図示せず。例えばEPC[エッジ・ポジション・コントロール,登録商標]の検出部に相当する。)にて検出して、検出点の幅方向変動量を測定し、その測定値が±0.50mm以内であれば蛇行発生無し、それ以外は蛇行発生有りとし、本発明例及び比較例の蛇行発生本数率を求めた。
その結果を図10に示す。図10より、本発明例では合格コイルの次工程(精整ライン)での払い出し時の蛇行発生率が、比較例のそれと比べて格段に低いことが分かる。すなわち、本発明による前記Rの推移に基づいた巻き取り結果の合否判定方法は、従来よりも格段に高精度な方法であることが分かる。
(実施例2)
実施例2では、本発明例として、図8及び図9に例示した方法で、Rの推移を予測し、その予測結果に基づいて巻き取り条件の変更をするか否か判断し、コイルEND近傍のRに基づいて前記巻き取り結果の合否判定を行った。
このときステップ102では、コイルTOP(u=0)からu=uc(=20%とした)までのRを近似直線式Rr(x)算出用のデータとした。図9でのしきい値R1,R2は、R1=1.5×R2、R2(=Rz)=1.70mmとした。コイルEND近傍の下限値u1及び上限値u2は実施例1の場合と同じとし、Rr(e)に対応するeとしてはu=90%になるxの値を採用した。
ライン速度を変更するステップ202では、前記ΔVの前記V1に対する比率を40%とし、また、巻き取り張力を変更するステップ204では、前記ΔTの前記T1に対する比率を40%とした。
その結果、実施例2における本発明例のコイル200本についての合格本数率は、99%に達し、実施例1における本発明例の合格本数率と比べて向上した。
1 第1の距離計
2 第2の距離計
10 演算装置
11 PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)
101~103,201~208 ステップ
S 鋼帯
SC 鋼帯コイル(略してコイル)
TR テンションリール(略してリール)

Claims (6)

  1. テンションリールで鋼帯コイルとする巻き取り工程において、巻き取り時の鋼帯コイルの外周面の幅方向両端部の各1点をそれぞれ距離測定対象点とする第1及び第2の距離計の双方を設け、巻き取りの開始時点から完了時点まで継続して、前記双方の距離測定値の差を算出する鋼帯コイルの巻き取り方法であって、
    前記テンションリールの一定回転毎に前記双方の距離測定値の差の最大値と最小値を求め、前記最大値と前記最小値の差Rを算出する工程と、
    前記テンションリールの回転数に伴う前記差Rの推移を求める工程と、
    前記推移における前記差Rの増加傾向の大小によってローリングの程度の大小を判定する工程と
    を有することを特徴とする鋼帯コイルの巻き取り方法。
  2. 前記Rの推移に基づいて巻き取り完了後の鋼帯コイルの巻き直しをするか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の鋼帯コイルの巻き取り方法。
  3. 前記巻き取り工程の途中で巻き取り完了までの一定回転毎の前記Rの推移を予測することを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼帯コイルの巻き取り方法。
  4. 前記Rの推移の予測結果に基づいて、前記巻き取り工程の途中で巻き取り条件の変更を実行するか否かを判断することを特徴とする請求項3に記載の鋼帯コイルの巻き取り方法。
  5. 前記巻き取り条件の変更が、巻き取り張力の変更であることを特徴とする請求項4に記載の鋼帯コイルの巻き取り方法。
  6. 前記巻き取り条件の変更が、ライン速度の変更であることを特徴とする請求項4又は5に記載の鋼帯コイルの巻き取り方法。
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