JP7254728B2 - 戸体及び建具 - Google Patents

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Description

本発明は、戸体及び建具に関する。
従来、玄関ドア等の建物の出入り口に設けられるドアとして、枠状に形成された骨材の内側に断熱材等の芯材を配置し、その外表面を表面材で被覆したフラッシュドアが知られている。特許文献1のように、フラッシュドアの一方側の面に凹部を設けて、凹部に遮音性や装飾性に優れたパネル等を嵌め込んだドアが知られている。
実開平5-45188号公報
しかしながら、特許文献1に記載のフラッシュドアにおいては、凹部が骨材と干渉してしまうため、凹部を、両側に設けられた外郭縦骨より左右方向における内側、又は上下に設けられた外郭横骨より上下方向における内側に設けなければならないという制限を有していた。仮に、デザイン性を向上させるために、パネルを、外郭縦骨と上下方向において重なる位置、又は外郭横骨と左右方向において重なる位置に設ける場合には、表面材の表面に別部材を貼り付けて扉の厚みを厚くした上で凹部を形成する場合もあった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、戸体の厚みを過度に厚くすることなく、デザイン性を向上させる戸体を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の戸体は、枠組みされた複数の骨材と、芯材と、前記芯材の屋外側及び屋内側にそれぞれ設けられた面材と、を備えた戸体であって、前記面材のうち、少なくとも一方の面材は、上端部、下端部、又は側端部のいずれかに凹部を有し、前記凹部は、前記一方の面材の表面より見込み方向に凹むように形成されており、前記骨材は、前記凹部に対応する部分に、前記凹部との干渉を避けるための非干渉部を有することを特徴とする戸体ことを特徴とする。
本発明によれば、戸体の厚みを過度に厚くすることなく、戸体のデザイン性を向上させることができる。
第1実施形態及び第2実施形態に係る扉10を屋外側から見た正面図である。 図1中のA-A矢視断面図である。 図2中のX部分から化粧部材60を除いた状態を説明する斜視図である。 図2中のX部分から化粧部材60を除いた状態を説明する側面図である。 図3に示す斜視図から屋外側面材41及び屋内側面材40を除いた状態を説明する図である。 第2実施形態にかかる扉10の上端部から化粧部材60を除いた状態の凹部45を説明する斜視図である。 第2実施形態にかかる扉10の上端部から化粧部材60を除いた状態の凹部45を説明する側面図である。 図6に示す凹部45を説明する分解斜視図である。 図6に示す斜視図から屋外側面材41及び屋内側面材40を除いた状態の凹部45を説明する図である。 第3実施形態に係る扉10を屋外側から見た正面図である。 第3実施形態にかかる扉10の上端部の凹部45を説明する斜視図である。
<<第1実施形態>>
以下、本発明の第1実施形態について図1~図5を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の建具である玄関ドア1(以下、「ドア1」ともいう。)は、所謂片開きドアであり、建物の外壁開口部に固定される建具枠であるドア枠2と、このドア枠2に開閉可能に支持された戸体である扉10とを備えている。ドア1の左右方向、上下方向、及び屋内外方向は、互いに直交している。屋内外方向は、見込み方向ともいう。図3及び図4は、扉10の上端部のうち、図2に示すX部分を説明する図である。なお、図1は、第1実施形態及び後述の第2実施形態に係る扉10を示している。
扉10は、縦長の矩形状であり、骨材20、芯材30、面材40、及び化粧部材60を備え、芯材30の屋内側及び屋外側にそれぞれ面材40を配置した所謂フラッシュドアである。
骨材20は、上骨21、下骨22、及び一対の縦骨23を備え、扉10の周囲に沿って四周枠組みされている。上骨21及び下骨22は、硬質PVC(Poly Viniyl Chloride)等の硬質樹脂で成形されており、縦骨23は、金属製の型材である。上骨21及び下骨22を樹脂製の樹脂骨部とすることにより、断熱性を向上させることが好ましく、縦骨23を金属製の金属骨部とすることにより、扉10の強度を向上させることが好ましい。なお、上骨21及び下骨22を樹脂骨部に金属骨部を加えてより強固な骨材としてもよく、縦骨23を金属骨部に樹脂骨部を加えて、より断熱性を向上させた骨材としてもよい。
芯材30は、予め所定形状に成型されたEPS(発泡ビーズポリスチレン)製の断熱材を例示できる。なお、芯材30には、フェノール樹脂系、ハニカム材(水酸化アルミハニカム、セラミックハニカム、ペーパーハニカム)、フォーム材(イソシアヌレートフォーム、ウレタンフォーム、フェノール樹脂フォーム)等の断熱材を用いてもよい。芯材30には、予め所定の形状に成形された固形状の芯材30に限らず、例えば、成形された複数の断熱材を組み合わせた芯材30を用いてもよく、組み合わされた骨材20と面材40とで囲まれた領域に、液体状の発泡ウレタン樹脂を注入した芯材30を用いてもよい。図3において、芯材30の上面は、断面ではないが、便宜上、左右方向の断面部分と同じ砂地のハッチングを加えている。
面材40は、芯材30の屋外側に設けられた屋外側面材41と、芯材30の屋内側に設けられた屋内側面材42を備え、それぞれ鋼板等の金属によって成形された薄板状部材である。図3において、便宜上、屋外側面材41及び屋内側面材42を着色して示している。
屋外側面材41は、化粧部材60を配置するために、凹部45を備えている。化粧部材60は、屋外側から屋外側面材41の凹部45に嵌めるように取付けられている。化粧部材60の屋外側面材41への取付けは、両面テープ、接着剤、リベットやネジ等の所定の固定具を用いることができる。化粧部材60は、扉10の屋外側を装飾し、扉10の屋外側の見栄えを高めるものである。化粧部材60としては、アルミニウム等の金属材料の押出形材で形成された部材や、木製の部材、ガラス製の部材等の任意の素材で形成されたものを用いることができる。
凹部45は、屋外側面材41の表面より見込み方向に向かって凹むように形成された窪んだ部分である。凹部45は、屋外側面材41に曲げ加工を施すことで形成されている。具体的には、本実施形態において、凹部45は、屋外側から屋内側に向かって凹み、屋外側面部41aの上端部から下端部まで連続している。そのため、屋外側面材41の上端部から下端部までの上下方向の長さを備えた化粧部材60を可能とし、扉10のデザイン性を向上させることができる。扉10の下端部の凹部45の構成は、扉10の上端部の凹部45と同様の構成を上下反転させたものであるため、以下、扉10の上端部の凹部45の構成について説明する。
図3に示すように、屋外側面材41は、曲げ加工によって形成された、芯材30の屋外側の面に沿った屋外側面部41aと凹部面部41ea、扉10の上面に沿った屋外側上面部41b、凹部上面部41eb、屋外側側面部41cを有する構成とすることが好ましい。凹部面部41eaは、化粧部材60が固定される面である。図3中の部分Bは、屋外側上面部41bの辺と、凹部上面部41eb及び屋外側側面部41cとが対向する部分である。屋外側上面部41bと凹部上面部41ebとは、部分Bにおいて連続しておらず、屋外側上面部41bと屋外側側面部41cとは、部分Bにおいて連続していない。屋内側面材42は、曲げ加工によって形成された、芯材30の屋内側の面に沿った屋内側面部42a(図4参照)と、扉10の上面に沿った屋内側上面部42bを有している。
屋外側面材41の形成は、まず、略矩形の薄板状部材から、部分Bに該当する部分と、凹部上面部41ebの屋内側の端より外側に該当する部分を切り落とす。続いて、一対の屋外側面部41aの上端部を折り曲げ部f3において山折りを行い、凹部上面部41ebの上端部を折り曲げ部f4において山折りを行う。その後、一対の折り曲げ部f1において山折りを行い、一対の折り曲げ部f2において谷折りを行って、凹部45として屋内側に窪んだ平面部である凹部面部41eaを形成することで、凹部45を備えた屋外側面材41が形成される。このように、屋外側面材41を所定の折り曲げ部(折り曲げ部f1~f4)で折り曲げて上骨21の外側に重ねることによって、外観上、上骨21が露出する恐れを軽減させることができる。特に、見込み方向に沿った折り曲げ部f4を備えることで、上骨切欠き部21nが設けられていても、凹部面部41ea及び凹部上面部41ebが、上骨21を覆うことで、上骨21の露出を防ぎ、扉10の美観性を向上させることができる。
一方、通常、屋外側面材41の上端部、下端部、又は側端部のいずれかに、折り曲げ加工で凹部45を形成すると、凹部45の窪んだ部分と骨材20とが干渉してしまう。そのため、従来は、骨材20と干渉しない領域に凹部45を形成したり、平坦な屋外側面材の表面に、アルミ材から成る金属部材等の別部材を貼り合わせて、別部材によって凹部を形成したりしていた。
これに対し、扉10では、骨材20に凹部45に対応する部分に、凹部45との干渉を避けるための切欠き部を設けて、凹部45が骨材20と干渉することを防いでいる。本実施形態において、屋外側面材41の上端部から下端部まで連続した凹部45を有しているため、上骨21と下骨22の凹部と対応する部分に、凹部45との干渉を避けるための上骨切欠き部21nと下骨切欠き部(不図示)が設けられている。
図5は、図3に示す斜視図から屋外側面材41及び屋内側面材42を除いた状態を説明する図である。上骨21は、上面21aと側面21bを備える。上面21aと側面21bは、凹部45と対応する部分に、非干渉部(21n)として上骨切欠き部21nを備えている。非干渉部(21n)とは、凹部45と対応する部分に設けられた、凹部45との干渉を避けるための部分である。本実施形態の非干渉部(21n)は、上骨21の一部を切り落とした上骨切欠き部21nであるが、これに限られない。例えば、凹部45と干渉する部分に上骨21を設けないようにするために、上骨21を分断して配置する構成であってもよい。「凹部と対応する部分」とは、上骨21に上骨切欠き部21nを設けない場合に、上骨21と凹部45とが接触してしまう等の干渉が生じ得る部分をいう。上骨切欠き部21nによって、屋外側面材41と上骨21との干渉によって凹部45が変形することを防ぐことができる。そのため、扉10の上端部に凹部45を形成するような場合でも、凹部45の形状を維持することができるため、従来のように、別部材を加工する必要がなく、別部材を加工する工程を削減し、別部材の形成に要するコストも削減することができる。さらに、別部材を屋外側面部41aの屋外側の面に貼り合わせないため、扉10の厚み(屋内外方向の長さ)が過度に厚くすることなく、扉10のデザイン性を向上できる。
同様に、芯材30が、凹部45と対応する部分に、芯材非干渉部(30n)を備えることが好ましい。芯材非干渉部(30n)とは、凹部45と対応する部分に設けられた、凹部45との干渉を避けるための部分である。本実施形態の芯材非干渉部(30n)は、芯材30の一部を切り落とした芯材切欠き部30nである。芯材切欠き部30nを設けることで、凹部45が芯材と干渉してしまうことを防ぎ、凹部45による扉10のデザイン性を向上させることができる。なお、芯材非干渉部(30n)は、芯材30の一部を切り落として形成したものに限られない。例えば、予め成形された複数の断熱材を組み合わせることで形成された芯材非干渉部(30n)や、組み合わされた骨材20と面材40とで囲まれた領域に注入された液体状の発泡ウレタン樹脂によって形成された芯材非干渉部(30n)であってもよい。
<<第2実施形態>>
本発明の第2実施形態について図6~図9を参照して説明する。第2実施形態における扉10の基本的な構成は、第1実施例の扉10と同じであるが、第2実施例の骨材20は、第1実施例の骨材20と異なる構成である。以下の説明において、第1実施形態の扉10と同じ部材等は同じ符号とし、第1実施形態と共通する部分の説明は省略する。
第2実施形態に係る扉10の外観は、図1に示す第1実施形態に係る扉10の外観と同じであり、扉10は、骨材20、芯材30、面材40、及び化粧部材60を備える。芯材30、面材40、及び化粧部材60は、第1実施形態に係る各部材と同じ構成である。
扉10の周囲に沿って四周枠組みされた骨材20のうち、上骨21及び下骨22は、樹脂骨部(21X)に加えて、金属部材である金属骨部(21Y)を有し、縦骨23を金属製の金属骨部としている。なお、縦骨23の金属骨部に樹脂骨部を加えて、より断熱性を向上させてもよい。以下、上骨21について説明するが、下骨22の構成も上骨21を上下反転させた構成と同様である。
樹脂性の骨部より金属性の骨部の方が、強度が高いため、上骨21に樹脂骨部21Xに加えて金属骨部21Yを設け、下骨22に樹脂骨部に加えて金属骨部を設けることで、上骨21及び下骨22の強度を向上させることができる。そのため、化粧部材60が重量物で、化粧部材60を屋外側面材41に固定する場合でも、屋外側面材41を支持している上骨21及び下骨22の強度を向上させることができるため、化粧部材60をより安定して支持し、扉10をより強固なものとすることができる。
上骨21において、樹脂骨部21Xがその外形を形成し、金属骨部21Yは、樹脂骨部21Xの内側に配置されている。金属骨部21Yは、スチール等の金属で形成されており、樹脂骨部21Xより熱伝導率が高い。そのため、樹脂骨部21Xの内側に配置することで、扉10の断熱性を向上させることができる。面材40、樹脂骨部21X、金属骨部21Yは、複数の固定部材91、92、93、94等によって固定されている。固定部材91、92、93、94は、例えば、リベット、ネジ、釘、ボルト等を用いることができる。図6~図8に示すように、屋外側上面部41bの上方から下方に向かって固定部材91を挿入して、屋外側面材41と樹脂骨部21Xと金属骨部21Yを固定し、屋内側上面部42bの上方から下方に向かって固定部材92を挿入して、屋内側面材42と樹脂骨部21Xを固定している。また、見込み方向において、屋内側面材42より内側において、樹脂骨部21Xより屋内側から屋外側に向かって固定部材93を挿入して、樹脂骨部21Xと金属骨部21Yを固定している(図7及び図8)。また、上下方向における屋外側面材41より内側において、上骨21の上面21aの上方から下方に向かって固定部材94を挿入して、樹脂骨部21Xと金属骨部21Yを固定している(図9)。
図8及び図9に示すように、第1実施形態と同様に、上骨21のうち樹脂骨部21Xは、凹部45と対応する部分に、凹部45との干渉を避けるための上骨切欠き部21nを備える。芯材30についても、凹部45と対応する部分に、凹部45との干渉を避けるための芯材切欠き部30nを備えることが好ましい。上骨切欠き部21n及び芯材切欠き部30nを設けることで、凹部45と上骨21との干渉や凹部45と芯材30との干渉を防ぎ、扉10のデザイン性を向上させることができる。
さらに、金属骨部21Yが、凹部45に対応する部分に、凹部45との干渉を避けるために、金属非干渉部(21Yn)として金属切欠き部21Ynを有することが好ましい。本実施形態の金属非干渉部(21Yn)は、金属骨部21Yの一部を切り落とした金属切欠き部21Ynであるが、これに限られない。例えば、凹部45と干渉する部分に金属骨部21Yを設けないようにするために、金属骨部21Yを分断して配置する構成であってもよい。金属切欠き部21Ynを設けることで、金属骨部21Yが凹部45と干渉して、凹部45が変形することを防いで、凹部45に化粧部材60を設置することができ、扉10のデザイン性を向上させることができる。本実施形態では、図9に示す状態において、扉10の上方から見た場合に、樹脂骨部21Xから金属骨部21Yが突出しておらず、金属骨部21Yを視認することができない。これによって、凹部45と金属骨部21Yとの干渉をより防ぐことができる。
また、より熱伝導率が高い金属骨部21Yを、屋内側面材42と離間させることが好ましい。本実施形態では、図7及び図9に示すように、屋内側面材42と金属骨部21Yとの間に樹脂骨部21Xを配置して、屋内側面材42と金属骨部21Yとを離間させている。これによって、扉10を通した屋外と屋内との熱の伝わりを軽減させることができる。具体的には、金属骨部21Yによる屋外側から伝導された熱を、屋内側面材42に伝導する恐れを軽減させたり、屋内側からの熱を金属骨部Yに伝導する恐れを軽減させたりすることができる。これによって、扉10としての断熱性を向上させることができる。
<<第3実施形態>>
本発明の第3実施形態について図10及び図11を参照して説明する。第3実施形態における扉10の基本的な構成は、第1実施例の扉10と同じであるが、図10に示すように、第3実施例の扉10には化粧部材60を設けない。以下の説明において、第1実施形態の扉10と同じ部材等は同じ符号とし、第1実施形態と共通する部分の説明は省略する。
第3実施形態に係る扉10は、上述の実施形態と同様に、骨材20、芯材30、及び面材40を備える。骨材20は、上骨21、下骨22、及び一対の縦骨23を備え、上骨21及び下骨22を樹脂製の樹脂骨部とし、縦骨23を金属製の金属骨部としている。
面材40は、屋外側面材41と、屋内側面材42を備える。屋外側面材41は、曲げ加工によって形成された、芯材30の屋外側の面に沿った屋外側面部41aと、扉10の上面に沿った屋外側上面部41bを有している。屋内側面材42は、曲げ加工によって形成された、芯材30の屋内側の面に沿った屋内側面部(不図示)と、扉10の上面に沿った屋内側上面部42bを有している。
本実施形態では、化粧部材60を設けず、屋外側面材41の屋外側面部41aに設けられた凹部45によって、扉10の屋外側の面を装飾している。凹部45は、屋外側面材41に曲げ加工を施すことで形成されている。具体的には、屋外側から屋内側に向かって凹んでおり、屋外側面部41aの上端部から下端部まで連続した凹部が、左右方向に沿って複数設けられている。左右方向に沿って複数の凹部45が設けられることで、扉10を屋外側から見たときに、複数の縦長矩形状の板材が複数枚左右方向に並べられて形成されたドアのように見える構成となる。これによって、従来のように、屋外側面部41aの屋外側の面に別部材を貼り合わせる必要がないため、別部材を加工する工程を削減し、別部材の形成に要するコストも削減することができる。さらに、別部材を屋外側面部41aの屋外側の面に貼り合わせないため、扉10の厚み(屋内外方向の長さ)が過度に厚くなるのを防ぎつつ、扉10のデザイン性を向上させることができる。
また、骨材20に凹部45に対応する部分に、凹部45との干渉を避けるための切欠き部を設けて、凹部45が骨材20と干渉することを防いでいる。本実施形態は、屋外側面材41の上端部から下端部まで連続した凹部45を有しているため、上骨21と下骨22の凹部と対応する部分に、凹部45との干渉を避けるための上骨切欠き部21nと下骨切欠き部(不図示)が設けられている。扉10の下端部の構成(下骨切欠き部)は、扉10の上端部と同様の構成を上下反転させたものであるため、以下では、扉10の上端部の構成(上骨切欠き部21n)について説明する。
上骨21は、上面21aと側面21bを備え、上面21aと側面21bは、凹部45と対応する部分に、凹部45との干渉を避けるための上骨切欠き部21nを備えている。上骨切欠き部21nは、上骨21の一部を切り落とした部分である。上骨切欠き部21nによって、屋外側面材41と上骨21との干渉によって凹部45が変形することを防ぐため、凹部45の形状を維持することができ、凹部45による扉10のデザイン性を向上できる。
なお、図11に示すように、凹部45の上端部における小口面が露出している状態でもよいし、凹部45の小口面を屋外側面材41やその他のカバー部材で覆ってもよい。
芯材30は、第1実施形態と同様の構成とすることができ、芯材30は、凹部45の形状や大きさ応じて、凹部45との干渉を避けるための芯材切欠き部30nを有することが好ましい。なお、芯材切欠き部30nは、1つの芯材切欠き部30nが複数の凹部45に対応するものであってもよいし、1つの凹部45に対して1つの芯材切欠き部30nが対応するものであってもよい。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
上述の実施形態では、上下方向に沿った凹部45を有する扉10について説明したが、これに限られない。例えば、左右方向に沿った、屋外側面材41の両側端部間を連続する凹部45を有する扉10でもよい。このとき、縦骨23の、屋外側面材41の側端部に設けられた凹部45に対応する部分に、凹部45との干渉を避けるための縦骨切欠き部(不図示)を設けることで、扉10の厚みを厚くすることなく、扉10のデザイン性を向上させることができる。
さらに、凹部45は、屋外側面材41の上端部から下端部の間や、両側端部間に連続するものに限らない。例えば、屋外側面材41の上端部から左右方向における一方側の側端部まで連続した凹部であってもよく、屋外側面材41の上端部に設けられた凹部が下端部まで連続しない構成であってもよい。
また、上述の実施形態では、屋外側面材41に凹部45を設けたが、屋内側面材42に凹部を設けてもよく、屋外側面材41と屋内側面材42の両方に凹部を設けてもよい。
本実施形態には、少なくとも以下の発明が含まれる。
枠組みされた複数の骨材と、芯材と、前記芯材の屋外側及び屋内側にそれぞれ設けられた面材と、を備えた戸体であって、前記面材のうち、少なくとも一方の面材は、上端部、下端部、又は側端部のいずれかに凹部を有し、前記凹部は、前記一方の面材の表面より見込み方向に凹むように形成されており、前記骨材は、前記凹部に対応する部分に、前記凹部との干渉を避けるための非干渉部を有することを特徴とする戸体である。
このような戸体によれば、戸体の厚みを過度に厚くすることなく、戸体のデザイン性を向上させることができる。
かかる戸体であって、前記凹部は、所定方向に沿って連続し、前記面材は、前記凹部の前記所定方向の端から見込み方向に折り曲げられた折り曲げ部を有し、前記折り曲げ部は、前記骨材の外側に重ねられていることを特徴とする。
このような戸体によれば、折り曲げ部を有する面材が骨材の外側に重ねられることで、骨材を覆うことができ、外観上、骨材が露出する恐れを軽減させて、戸体の美観を向上させることができる。
かかる戸体であって、前記芯材は、前記凹部に対応する部分に、前記凹部との干渉を避けるための芯材非干渉部を有することを特徴とする。
このような戸体によれば、芯材に設けられた芯材非干渉部によって、面材の凹部形状を維持することができるため、戸体のデザイン性を向上させることができる。
かかる戸体であって、前記凹部は、前記上端部及び前記下端部に設けられており、複数の前記骨材は、上骨及び下骨を有し、前記上骨及び前記下骨は、樹脂骨部であり、前記上骨及び前記下骨は、それぞれ金属部材を備え、前記金属部材は、前記凹部に対応する部分に、前記凹部との干渉を避けるための金属非干渉部を有することを特徴とする。
このような戸体によれば、上骨及び下骨に金属部材を備えることで、戸体の強度を確保しつつ、金属非干渉部を設けることで、金属部材が突出することなく凹部に化粧部材等の設置を行うことができるため、戸体のデザイン性を向上させることができる。
かかる戸体であって、前記面材のうち、他方の面材は、前記金属部材と離間していることを特徴とする。
このような戸体によれば、熱伝導率が高い金属骨部と他方の面材とを接触させないことで、戸体を通した屋外と屋内との熱の伝わりを軽減させることができる。
かかる戸体と、前記戸体を開閉可能に支持する建具枠とを備えることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、別部材を貼り付ける等の加工を行わないことにより、低コストで戸体のデザイン性を向上させつつ、カバー部材が凹部の小口面を覆うことにより、凹部の小口面が露出することを防ぎ、より安全な建具とすることができる。
1 ドア(玄関ドア、建具)、2 ドア枠、10 扉(戸体)、20 骨材、21 上骨、21X 樹脂骨部、21Y 金属骨部(金属部材)、21Yn 金属切欠き部(金属非干渉部)、21n 上骨切欠き部(非干渉部)、22 下骨、23 縦骨、30 芯材、30n 芯材切欠き部(芯材非干渉部)、40 面材、41 屋外側面材(面材、一方の面材)、42 屋内側面材(面材、他方の面材)、45 凹部、60 化粧部材

Claims (5)

  1. 枠組みされた複数の骨材と、
    芯材と、
    前記芯材の屋外側及び屋内側にそれぞれ設けられた面材と、を備えた戸体であって、
    前記面材のうち、少なくとも一方の面材は、上端部、下端部、又は側端部のいずれかに
    凹部を有し、
    前記凹部は、所定方向に沿って連続し、前記一方の面材の表面より見込み方向に凹むように形成されており、
    前記骨材は、前記凹部に対応する部分に、前記凹部との干渉を避けるための非干渉部を
    しており、
    前記面材は、前記凹部の前記所定方向の端から見込み方向に折り曲げられた折り曲げ部を有し、
    前記折り曲げ部で折り曲げた部位が、前記非干渉部を覆って前記骨材の外側に重ねられていることを特徴とする戸体。
  2. 請求項に記載の戸体であって、
    前記芯材は、前記凹部に対応する部分に、前記凹部との干渉を避けるための芯材非干渉
    部を有することを特徴とする戸体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の戸体であって、
    前記凹部は、前記上端部及び前記下端部に設けられており、
    複数の前記骨材は、上骨及び下骨を有し、
    前記上骨及び前記下骨は、樹脂骨部であり、
    前記上骨及び前記下骨は、それぞれ金属部材を備え、
    前記金属部材は、前記凹部に対応する部分に、前記凹部との干渉を避けるための金属非干渉部を有することを特徴とする戸体。
  4. 請求項に記載の戸体であって、
    前記面材のうち、他方の面材は、前記金属部材と離間していることを特徴とする戸体。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の戸体と、
    前記戸体を開閉可能に支持する建具枠とを備えることを特徴とする建具。
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