JP7251356B2 - フェンダブラケット - Google Patents

フェンダブラケット Download PDF

Info

Publication number
JP7251356B2
JP7251356B2 JP2019119795A JP2019119795A JP7251356B2 JP 7251356 B2 JP7251356 B2 JP 7251356B2 JP 2019119795 A JP2019119795 A JP 2019119795A JP 2019119795 A JP2019119795 A JP 2019119795A JP 7251356 B2 JP7251356 B2 JP 7251356B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall portion
vertical wall
vehicle
fender
bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019119795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021004007A (ja
Inventor
祥吾 境
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2019119795A priority Critical patent/JP7251356B2/ja
Priority to FR2005812A priority patent/FR3097833A1/fr
Priority to DE102020207596.4A priority patent/DE102020207596A1/de
Publication of JP2021004007A publication Critical patent/JP2021004007A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7251356B2 publication Critical patent/JP7251356B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/16Mud-guards or wings; Wheel cover panels
    • B62D25/163Mounting devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/34Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/15Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/34Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians
    • B60R2021/343Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians using deformable body panel, bodywork or components

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両の車体側部パネルとフェンダパネルの上部との間に介在され、フェンダパネルを車体側部パネルに取り付けるためのフェンダブラケットに関する。
一般に、自動車等の車両の車体は、歩行者保護の観点から、フェンダパネルの上方あるいはフェンダパネルの上部とフロントフードとの境目付近の上方からの荷重に対して、フェンダパネル及びこれを支持するフェンダブラケットが変形されるようになっている。この種の車両のフェンダブラケット構造が特許文献1により提案されている。
特許文献1は、車両のフードパネル部材の下方に位置する車体側パネル部材と、車体側面部を覆うフェンダパネル部材のうち、水平に屈曲された折曲部との間に介在して、車体側パネル部材の上面部と折曲部の下面側との間に空間を形成しながら結合するフェンダブラケット部材とを有する車両のフェンダブラケット構造に関するもので、このフェンダブラケット部材は、車両前後方向に沿って面延設方向を有する縦側壁部と、縦側壁部と直交して車幅方向に沿って面延設方向を有して、一体に設けられることにより、フェンダブラケット部材の水平断面視略L字状を呈する前後壁部とを有し、前後壁部には、フェンダパネル部材からの荷重入力が、一定値以上となった場合に、座屈変形を誘発する不整部が設けられる。
このようにして手つき等の一定値未満の荷重入力に対しては、フェンダパネル部材の変形を抑制するとともに、障害物等の車両前部への乗り上げ等一定値以上の衝撃荷重が入力した際には、所望の変形により衝撃荷重を吸収して緩和することができ、障害物の保護機能を発揮させるようになっている。
特許第5018187号公報
ところで、この種のフェンダブラケットでは、車両の前部車体内での部品のレイアウトの都合などにより、例えば、フェンダブラケットの下部に部品取付用のブラケットを取り付けて、この部品取付用のブラケットにコントローラなどの部品を固定するなど、フェンダブラケットの下部側に各種の部品、部材を取り付けようとすると、フェンダブラケットの下部側の剛性が高くなり、他面で、フェンダブラケットの上部側の剛性が低くなって、全体として剛性の低い部分が小さくなり、その結果、フェンダパネルの上方から、あるいはフェンダパネルの上部とフロントフードとの境目付近の上方から荷重が掛かった場合に、フェンダブラケットの変形ストロークが小さくなり、荷重の吸収を安定して行うことができない、という問題がある。
本発明はこのような従来の問題を解決するものであり、この種のフェンダブラケットにおいて、車両の前部車体内での部品のレイアウトの都合などにより、フェンダブラケットの下部側に各種の部品、部材を取り付けることによって、フェンダブラケットの下部側の剛性が高くなり、他面で、フェンダブラケットの上部側の剛性が低くなって、全体として剛性の低い部分が小さくなり、このため、フェンダパネルの上方から、あるいはフェンダパネルの上部とフロントフードとの境目付近の上方から入力される荷重に対して、フェンダブラケット全体の変形ストロークが小さくなっても、荷重の吸収を安定して行え、歩行者の保護性能の維持向上を図ること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、
車両の車体側部パネルとフェンダパネルの上部との間に介在され、前記フェンダパネルを前記車体側部パネルに取り付けるフェンダブラケットであって、
側面を車幅方向に向けて車両上下方向上方にかつ車両前後方向に延設され、前縁部が前縁部上端を前縁部下端に対して車両前後方向前方とする傾斜形状で、かつ前記前縁部の上端側が前記前縁部の傾斜よりもさらに車両前後方向前方に湾曲状に突出される前後方向縦壁部と、
前記前後方向縦壁部の上縁部から車幅方向外側に延設され、前縁部が前記前後方向縦壁部の前縁部上端の位置まで突出される上方壁部と、
前記前後方向縦壁部の前縁部から車幅方向外側に向けて延設され、当該前縁部の上端側の一部を小幅な基本フランジとし前記基本フランジから当該前縁部の下端に向けて漸次拡幅される部分を含む前方壁部と、
前記前後方向縦壁部の後縁部から車幅方向外側に向けて延設され、当該後縁部の上端側の一部を小幅な基本フランジとし前記基本フランジから当該後縁部の下端に向けて漸次拡幅される部分を含む後方壁部と、
前記前後方向縦壁部の車幅方向内側の側面で上端側の所定の位置に固定され、フードステイブラケットを含む前記前後方向縦壁部の剛性を高くする各種の部材と、
を備え、
前記前後方向縦壁部、前記前方壁部及び前記後方壁部が前記車体側部パネル上に設置固定され、前記上方壁部に前記フェンダパネルの上部が固定される、
ことを要旨とする。
また、このフェンダブラケットは各部に次のような構成を備えることが好ましい。
(1)前後方向縦壁部は車両上下方向上方側又は全体が車幅方向内側に傾斜される。
(2)上方壁部は前後方向縦壁部に当該上方壁部の前縁部が後縁部に対して車幅方向内側寄りに向けられて斜めに延設される。
(3)前後方向縦壁部はフードステイブラケットを含む前記前後方向縦壁部の剛性を高くする各種の部材の固定部よりも上方に脆弱部が形成される。
(4)前方壁部の基本フランジの長さは後方壁部の基本フランジの長さよりも長く、前記前方壁部の拡幅始点は前記後方壁部の拡幅始点よりも下方の位置にある。
(5)前方壁部は基本フランジから漸次拡幅される幅が後方壁部が基本フランジから漸次拡幅される幅に比べて小さく、前記前方壁部の車幅方向外側に向けられる縁部は前記後方壁部の車幅方向外側に向けられる縁部に比べて傾斜が大きい。
(6)前方壁部は下端幅が後方壁部の下端幅よりも小さい。
(7)前後方向縦壁部のフードステイブラケットを含む前記前後方向縦壁部の剛性を高くする各種の部材は前記前後方向縦壁部において後方壁部の拡幅始点と略同じ高さに固定される。
(8)前後方向縦壁部の当該前後方向縦壁部に固定されるフードステイブラケットを含む前記前後方向縦壁部の剛性を高くする各種の部材の下方に、部品取付用ブラケットを介して設置される各種の部品を含む前記前後方向縦壁部の剛性を高くする各種の部材が取り付けられる。
本発明のフェンダブラケットによれば、車両の前部車体内での部品のレイアウトの都合などにより、フェンダブラケットの下部側に各種の部品、部材を取り付けることによって、フェンダブラケットの下部側の剛性が高くなり、他面で、フェンダブラケットの上部側の剛性が低くなって、全体として剛性の低い部分が小さくなり、このため、フェンダパネルの上方から、あるいはフェンダパネルの上部とフロントフードとの境目付近の上方から入力される荷重に対して、フェンダブラケット全体の変形ストロークが小さくなっても、このフェンダブラケットの構造により、フェンダブラケット全体を車両前後方向前方、車両上下方向下方及び車幅方向内側へ複数方向に効率よく曲げ変形して、荷重の吸収を安定して行うことができ、これにより歩行者の保護性能の維持向上を図ることができる、という本発明独自の格別な効果を奏する。
本発明の一実施の形態によるフェンダブラケットの全体構成を示す車幅方向内側から見た斜視図 同フェンダブラケットの全体構成を示す車幅方向外側から見た斜視図 同フェンダブラケットの主として前後方向縦壁部の構成を示す車幅方向内側から見た側面図 同フェンダブラケットの主として前後方向縦壁部の構成を示す車幅方向外側から見た側面図 同フェンダブラケットの主として上方壁部の構成を示す車両上下方向上方から見た平面図 同フェンダブラケットの主として前方壁部及び後方壁部の構成を示す車両前後方向前方から見た正面図 同フェンダブラケットを車体側部パネルとフェンダパネルの上部との間に介在し、フェンダパネルを車体側部パネルに取り付けた車体側部構造を示し、特に同フェンダブラケットがダッシュサイドフロントパネル上の取付部に固定された状態を示す車幅方向内側から見た斜視図 同フェンダブラケットを車体側部パネルとフェンダパネルの上部との間に介在し、フェンダパネルを車体側部パネルに取り付けた車体側部構造を示し、特に同フェンダブラケットの前後方向縦壁部の部品取付用ブラケットの取付部にEPIコントローラブラケットが取り付けられた状態を示す車幅方向内側から見た斜視図 同フェンダブラケットを車体側部パネルとフェンダパネルの上部との間に介在し、フェンダパネルを車体側部パネルに取り付けた車体側部構造を示し、特にEPIコントローラブラケットにEPIコントローラが搭載された状態を示す車幅方向内側から見た斜視図 フェンダパネルとフロントフードの境目付近に上方から衝撃荷重が掛かった場合の同フェンダブラケットの動作を示すために、同フェンダブラケットのフードステイブラケットの固定ライン(17L)を境に、上の各部がその形状及び脆弱部により剛性が低い構造になっており、下の各部がその形状、フードステイブラケット及びEPIコントローラブラケット、EPIコントローラの付設により剛性が高い構造になっていることを示す車幅方向内側から見た側面図 フェンダパネルとフロントフードの境目付近に上方から衝撃荷重が掛かった場合の同フェンダブラケットの動作を経時的に示す車両前後方向前方から見た正面図((上段)はフェンダパネルに衝撃荷重が掛かる前の状態を示す図(下段)はフェンダパネルに衝撃荷重が掛かった後の状態を示す図) フェンダパネルとフロントフードの境目付近に上方から衝撃荷重が掛かった場合の同フェンダブラケットの動作を示し、特にフェンダパネルに衝撃荷重が掛かる前の同フェンダブラケットの状態(図11の上段の二点鎖線で示す図の状態)を示す車両前後方向前方から見た正面図 フェンダパネルとフロントフードの境目付近に上方から衝撃荷重が掛かった場合の同フェンダブラケットの動作を示し、特にフェンダパネルに衝撃荷重が掛かったときの同フェンダブラケットによる衝撃吸収の状態(図11の下段の一点鎖線で示す図の状態)を示す車両前後方向前方から見た正面図 フェンダパネルとフロントフードの境目付近に上方から衝撃荷重が掛かった場合の同フェンダブラケットの動作を示し、特にフェンダパネルに衝撃荷重が掛かっている間の同フェンダブラケットによる衝撃吸収の一過程(図11の下段の実線で示す図の状態)を示す車両前後方向前方から見た正面図
次に、この発明を実施するための形態について図を用いて説明する。図1、図2にフェンダブラケットの全体構成を示し、図3乃至図6にフェンダブラケットの各部の構成を示している。図1、図2に示すように、フェンダブラケットFは車両の車体側部パネルとフェンダパネルの上部との間に介在され、フェンダパネルを車体側部パネルに取り付けるためのもので、このフェンダブラケットFでは、特に、前後方向縦壁部1と、上方壁部2と、前方壁部3と、後方壁部4と、フードステイブラケットを含む前後方向縦壁部1の剛性を高くする各種の部材5とを備えて構成される。
前後方向縦壁部1は、図3、図4に示すように、両側面11、12を車幅方向に向けて車両上下方向上方にかつ車両前後方向に延設され、前縁部13が前縁部上端131を前縁部下端132に対して車両前後方向前方とする傾斜形状で、かつ前縁部上端131側が前縁部13の傾斜よりもさらに車両前後方向前方に湾曲状に突出される。この場合、前後方向縦壁部1は両側面11、12が縦に長い略台形を呈し、前縁部上端131と上縁部前端141との間が鳥の口ばし状に細長く前方にかつ斜め上方(所定の角度)に向けて延ばされる。また、前後方向縦壁部1の下縁部15には前後方向中間部から車幅方向外側に向けてこのフェンダブラケット1の固定部151が延設される。この場合、この固定部151は、図2に示すように、車幅方向に長い略長方形に形成され、前後方向縦壁部1の下縁部15の前後方向中間部から車幅方向外側に向けて略直角に折り曲げられる。なお、この固定部151の前後は隙間状の空間になっている。
また、この前後方向縦壁部1は車両上下方向上方側が車幅方向内側に傾斜される。この場合、図6に示すように、車幅方向内側の側面11、車幅方向外側の側面12の略上半面部が車幅方向内側に少し斜めに形成される。
さらに、この前後方向縦壁部1は、後述のとおり、車幅方向内側の側面11で上縁部14側の所定の位置にフードステイブラケットを含む前後方向縦壁部1の剛性を高くする各種の部材5が固定されるため、その固定部17が当該所定の位置に設けられる。この場合、前後方向縦壁部1において前縁部上端131の湾曲形状の下部に相当する位置に固定部17としてボルト挿通部が両側面11、12間を貫通して穿設される。そして、この前後方向縦壁部1の固定部17よりも上方の面に脆弱部18が形成される。この場合、この上方の面に脆弱部18として、後縁部側に長孔181が穿たれ、前縁部側に治具孔を兼用して円形の孔182が穿たれる。
またさらに、前後方向縦壁部1のこの前後方向縦壁部1に固定されるフードステイブラケットを含む前後方向縦壁部1の剛性を高くする各種の部材5の下方には、部品取付用ブラケットを介して設置される各種の部品を含む前後方向縦壁部1の剛性を高くする各種の部材6(図9参照)が取り付けられるため、その取付部19が設けられる。この場合、前後方向縦壁部1において、固定部17としてのボルト挿通部の下部に取付部19としてボルト挿通部が両側面11、12を貫通して穿設される。
なお、この前後方向縦壁部1の下部には、さらに、各種の部品を取り付けるための取付孔や治具孔が設けられる。
上方壁部2は、図5に示すように、前後方向縦壁部1の上縁部14から車幅方向外側に延設され、その前縁部21が前後方向縦壁部1の前方に延びる前縁部上端131の位置まで突出される。この場合、上方壁部2はフェンダパネルの受け部として車両前後方向に長い略長方形に形成され、前後方向縦壁部1の上縁部14から車幅方向外側に向けて略直角に折り曲げられる。また、この上方壁部2は前後方向縦壁部1の上縁部14において当該上方壁部2の前縁部21が後縁部22に対して車両幅方向内側寄りに向けられて斜めに延設される。上方壁部2の上面23は平坦面で、この上方壁部2の上面23には車両前後方向に1列に円形の取付孔251、252、253が上下面23、24間を貫通して穿設される。なお、この場合、前縁部21側の取付孔251はヘッドランプを連結するための孔で、中間、後縁部22側の各取付孔252、253はフェンダパネルと連結するための孔になっている。
前方壁部3は、図6に示すように、前後方向縦壁部1の前縁部13から車幅方向外側に向けて延設され、前縁部13の上端側の一部を小幅な基本フランジ31としこの基本フランジ31から前縁部下端132に向けて漸次拡幅される部分を含む。この場合、前方壁部3は、基本フランジ31の下方が漸次拡幅されて全体として車両上下方向に縦置きにした長い略三角形状に形成され、前後方向縦壁部1の前縁部13から車幅方向外側方向に直角よりも前方壁部3の前面を少し車幅方向内側向きにして折り曲げられる。また、前方壁部3の基本フランジ31の長さは後述する後方壁部4の基本フランジ41の長さよりも長く、前方壁部3の拡幅始点が後方壁部4の拡幅始点よりも下方の位置にある。前方壁部3は基本フランジ31から漸次拡幅される幅が後方壁部4が基本フランジ41から漸次拡幅される幅に比べて小さく、前方壁部3の車幅方向外側に向けられる縁部32は後方壁部4の車幅方向外側に向けられる縁部42に比べて傾斜が大きく、その結果、前方壁部3は下端33幅が後方壁部4の下端43幅よりも小さく(幅狭に)なっている。さらに、前方壁部3の下端33からは車両前後方向前方に向けて固定部331が延設される。この場合、この固定部331は車幅方向に長い略長方形に形成され、前方壁部3の下端33から車両前後方向前方に向けて略直角に折り曲げられる。
後方壁部4は、前後方向縦壁部1の後縁部16(図3参照)から車幅方向外側に向けて延設され、後縁部16の上端側の一部を小幅な基本フランジ41としこの基本フランジ41から後縁部下端162(図3参照)に向けて漸次拡幅される部分を含む。この場合、後方壁部4は、基本フランジ41の下方に漸次拡幅された部分が横長の略三角形状に形成されて基本フランジ41の下方全体が車両上下方向に縦置きにした略台形状に前方壁部3の幅よりも幅広に形成され、前後方向縦壁部1の後縁部16から車幅方向外側方向に略直角に向けて折り曲げられる。後方壁部4の基本フランジ41の長さ、後方壁部4の拡幅始点、後方壁部4の幅、後方壁部4の車幅方向外側に向けられる縁部42の傾斜、後方壁部4の下端43幅は、前方壁部3との比較において、既に述べたとおりである。後方壁部4の下端43からは車両前後方向後方に向けて固定部431が延設される。この場合、この固定部431は車両前後方向後方に延びる略半長円形状に形成され、後方壁部4の下端43から車両前後方向後方に向けて略直角に折り曲げられる。
フードステイブラケットを含む前後方向縦壁部1の剛性を高くする各種の部材5は、図6に示すように、前後方向縦壁部1の車幅方向内側の側面11で上縁部14側の所定の位置、この場合、前後方向縦壁部1において後方壁部4の拡幅始点と略同じ高さに固定される。このような部材5の固定により、この部材5の固定ライン17L(この場合、この部材5の略上面位置)を境にこの固定ライン17Lの上の面は剛性が低くなり、この固定ライン17Lから下の面は剛性が高くなる。この場合、このような部材5としてフードステイブラケット51が採用され、前後方向縦壁部1の固定部17に溶接により取り付け固定されて、フードステイの支持やフロントフードのクッションの受けとして使用される。さらに、前後方向縦壁部1には、図3に示すように、この前後方向縦壁部1に固定されるフードステイブラケットを含む前後方向縦壁部1の剛性を高くする各種の部材5の下方に、部品取付用ブラケットを介して設置される各種の部品を含む前後方向縦壁部の剛性を高くする各種の部材6(図9参照)が取り付けられるため、その取付部19が設けられる。この場合、前後方向縦壁部1の取付部19に部品取付用ブラケットとしてEPIコントローラブラケットがボルトより取り付け固定されて、このEPIコントローラブラケットに各種の部品としてEPIコントローラ(電子制御式燃料噴射装置)が設置される。
このようにしてフェンダブラケットFは、図1に示すように、前後方向縦壁部1、上方壁部2、前方壁部3、及び後方壁部4が一体に形成されて、全体として(フェンダブラケットFとして求められる)一定の剛性が確保されるが、前後方向縦壁部1の上縁部14側の所定の位置にフードステイブラケット51が一体的に固定され、さらにその下部にEPIコントローラブラケットを介してEPIコントローラが取り付けられることで、フードステイブラケット51の固定ライン17Lを境に、上の前後方向縦壁部1、上方壁部2、前方壁部3、及び後方壁部4の各部はその形状及び脆弱部18により剛性が低い構造となり、下の前後方向縦壁部1、前方壁部2、及び後方壁部3の各部はその形状、フードステイブラケット51、EPIコントローラブラケット及びEPIコントローラの設置により剛性が高い構造になっている。そしてフェンダブラケットFは、前後方向縦壁部1、前方壁部2及び後方壁部3が車両の車体側部パネル上に設置され、前後方向縦壁部1、前方壁部2及び後方壁部3の下縁部15、各下端部33、43の各固定部151、331、431が溶接されて固定され、上方壁部2にフェンダパネルの上部が固定されて、車体側部パネルとフェンダパネルの上部との間に介在され、フェンダパネルが車体側部パネルに取り付けられる。
図7、図8及び図9にこのフェンダブラケットFを車体側部パネルとフェンダパネルの上部との間に介在し、フェンダパネルを車体側部パネルに取り付けた車体側部構造を示している。
図7、図8及び図9において、FPはフェンダパネルで、その上端から下方へ延設部f1が延設され、この延設部f1の下端から車体内側方向に向けてフランジ部f2が延ばされる。このフランジ部f2の中央にはボルト挿通部が穿設される。SPは車体側部パネルの一部を構成するダッシュサイドパネルの前方のダッシュサイドフロントパネルで、車両前後方向に延設され、ダッシュサイドフロントパネルSPの上面部は車両前後方向前方に向けて車両上下方向下方に傾斜され、この上面部の車両前後方向略中間部にフェンダブラケットFの取付部Pが設けられる。61はEPIコントローラブラケット、このEPIコントローラブラケット61にEPIコントローラ62が搭載される。Lはヘッドランプであり、ヘッドランプLとフェンダブラケットFの間は、特に部品が配置されず、主にヘッドランプL交換のための作業スペースS1になっている。
図7に示すように、フェンダブラケットFは、前後方向縦壁部1の下縁部15の固定部151、前方壁部3の下端33の固定部331及び後方壁部4の下端43の固定部431がそれぞれ、ダッシュサイドフロントパネルSP上の取付部Pに溶接により固定されて、フェンダブラケットFは前後方向縦壁部1、前方壁部2、後方壁部3の各部が車両前後方向前方に向かうにつれて車両上下方向下方にやや傾斜され、上方壁部2が略水平に近い状態になり、フェンダパネルFP上部のフランジ部f2の直下でフランジ部f2と対向配置される。このフランジ部f1のボルト挿通部からフェンダブラケットFの上方壁部2のボルト挿通部にボルトが挿通されナットに締結されて、フェンダパネルFPがフェンダブラケットFに固定される。また、図8に示すように、このフェンダブラケットFの前後方向縦壁部1の部品取付用ブラケットの取付部19にEPIコントローラブラケット61が取り付けられ、図9に示すように、このEPIコントローラブラケット61にEPIコントローラ62が搭載される。なお、車両がCNG(天然ガス)仕様の場合は、EPIコントローラに代えて、天然ガス制御ユニットが搭載される。なお、このフェンダブラケットFの上方壁部2にはまた、ヘッドランプLがボルトを介して固定される。このようにしてフェンダパネルFPの上部がフェンダブラケットFを介して車体側のダッシュサイドフロントパネルSP上に取り付けられる。
図10乃至図14にフェンダパネルとフロントフードの境目付近に上方(以下、単にフェンダパネルの上方という。)から衝撃荷重が掛かった場合のフェンダブラケットの動作を示している。
図11に示すように、フェンダパネルFPに上方から衝撃荷重が掛かると、この荷重はフェンダパネルFPを介してフェンダブラケットFに伝えられ、このフェンダブラケットFで衝撃荷重を吸収する。フェンダブラケットFは、図10に示すように、フードステイブラケット51の固定ライン17Lを境に、上の前後方向縦壁部1、上方壁部2、前方壁部3、及び後方壁部4の各部がその形状及び脆弱部18により剛性が低い構造となり、下の前後方向縦壁部1、前方壁部2、及び後方壁部3の各部がその形状、フードステイブラケット51及びEPIコントローラブラケット61、EPIコントローラ62の付設により剛性が高い構造になっていることから、図12-図14に示すように、フェンダパネルFPに連結される上方壁部2が前後方向縦壁部1の上縁部14を傾動中心(変曲点)として車両上下方向下方(上方壁部2の下方に形成されるスペースS2)に向けて小さい変形ストロークで傾倒して曲げ変形されるとともにこの上方壁部2の前方に突出する前縁部21側が車両前後方向前方でかつ車両上下方向下方(ヘッドランプの交換スペース)に向けて小さい変形ストロークで傾動して曲げ変形され、またこの上方壁部2の動きにより、この上方壁部2とともに前後方向縦壁部1、前方壁部3及び後方壁部4の特にフードステイブラケット51の固定ライン17Lを境に上の各部がフードステイブラケット51の固定ライン17Lを傾動中心(変曲点)として車幅方向内側へ小さい変形ストロークで傾動して曲げ変形され、さらに上方壁部2の前縁部21が車幅方向内向きに向けられていることで上方壁部2が前後方向縦壁部1の上縁部14側とともに車幅方向内側方向へ小さい変形ストロークで回動して(つまり、捻じれて)曲げ変形されながら、フードステイブラケット51の固定ライン17Lを境に上の前後方向縦壁部1、上方壁部2、前方壁部3、及び後方壁部4の各部が車両前後方向前方でかつ車両上下方向下方にかつ車幅方向内側に向けて押し潰される。
このフェンダブラケットFの変形では、フェンダブラケットFのフードステイブラケット51の固定ライン17Lを境に上の前後方向縦壁部1、上方壁部2、前方壁部3、及び後方壁部4の各部が次のように働く。
フェンダブラケットFの基本形状として、図10に示すように、前後方向縦壁部1は、両側面11、12を車幅方向に向けて車両上下方向上方にかつ車両前後方向に延設され、前縁部13が前縁部上端131を前縁部下端132に対して車両前後方向前方とする傾斜形状で、特に前縁部上端131側が前縁部13の傾斜よりもさらに車両前後方向前方に湾曲状に突出されており、上方壁部2が、前後方向縦壁部1の上縁部14から車幅方向外側に延設され、その前縁部21が前後方向縦壁部1の前縁部上端131の位置まで突出され、前方壁部3が、前後方向縦壁部1の前縁部13から車幅方向外側に向けて延設され、前縁部上端131側の一部を小幅な基本フランジ31としこの基本フランジ31から前縁部下端132まで漸次拡幅され、後方壁部4が、前後方向縦壁部1の後縁部16から車幅方向外側に向けて延設され、後縁部上端161側の一部を小幅な基本フランジ41としこの基本フランジ41から後縁部下端162まで漸次拡幅されて、全体として車両前後方向前方に向かう傾斜形状で、上方壁部2の前縁部21側の下方、後縁部22側の下方が共にスペースS1、S2(図12参照)になっているので、フェンダパネルFPの上方から入力があると、フェンダブラケットFの車両前後方向前方側が車両前後方向前方でかつ車両上下方向下方に向けて効率よく変形される。この場合、特に、前後方向縦壁部1の前縁部上端131側が前縁部13の傾斜よりもさらに車両前後方向前方に湾曲状に細長く突出され、上方壁部2は前後方向縦壁部1の上縁部14から車幅方向外側に延設され、その前縁部21が前後方向縦壁部1の前縁部上端131の位置まで突出され、その下部がフードステイブラケット51により補強されるので、上方壁部2の前縁部21側が車両上下方向下方に向けて変形されるのと同時に車幅方向内側へ曲がっていく。このようにこのフェンダブラケットFの上記各部が車両上下方向下方に変形されるだけでなく、車幅方向内側へも変形されることで、少ない可動範囲内で、上方からの入力(荷重)に対応できる。
前後方向縦壁部1は車両上下方向上方側が車幅方向内側に傾斜される(図6参照)ので、車幅方向内側へさらに変形しやすい。
上方壁部2は前後方向縦壁部1の上縁部14において当該上方壁部2の前縁部21が後縁部22に対して車両幅方向内側寄りに向けられて斜めに延設される(図5参照)ので、上方壁部2が前後方向縦壁部1の上縁部14側とともに車幅方向内側方向に向けての捻じれを誘発し、車幅方向内側へさらに変形しやすい。
前後方向縦壁部1はフードステイブラケット51の固定ライン17Lよりも上方の面に長孔181、円形の孔182からなる脆弱部18が形成されるので、フードステイブラケット51の固定ライン17Lよりも上方の面がさらに変形しやすい。
前方壁部3の基本フランジ31の長さは後方壁部4の基本フランジ41の長さよりも長く、前方壁部3の拡幅始点が後方壁部4の拡幅始点よりも下方の位置にあることで、上方壁部2の前縁部21側が車両上下方向下方にさらに変形しやすい。
前方壁部3の車幅方向外側に向けられる縁部32(図6参照)は後方壁部4の車幅方向外側に向けられる縁部42(図6参照)に比べて傾斜が大きいことで、前方壁部3が後方壁部4よりも縦長になり、上方壁部2の前縁部21側が車両前後方向前方でかつ車両上下方向下方にさらに変形しやすい。
前方壁部3は基本フランジ31から漸次拡幅される幅が後方壁部4が基本フランジ41から漸次拡幅される幅に比べて小さいことで、前方壁部3が後方壁部4よりも縦長になり、上方壁部2の前縁部21側が車両前後方向前方でかつ車両上下方向下方にさらに変形しやすい。
フードステイブラケット51が前後方向縦壁部1において後方壁部4の拡幅始点と略同じ高さに固定されることで、このフードステイブラケット51の固定ライン17Lが剛性の高低の境となり、上方壁部2の前縁部21側が車両前後方向前方でかつ車両上下方向下方にさらに変形しやすい。
前後方向縦壁部1にこの前後方向縦壁部1の固定部17に固定されるフードステイブラケット51の下方の取付部19に、部品取付用ブラケットとしてEPIコントローラブラケット61が一端をボルトより取り付け固定され、他端が車体に接合されて、このEPIコントローラブラケット61に各種の部品としてEPIコントローラ62が設置されるので、このEPIコントローラ62の取り付けにより、フェンダブラケットFのフードステイブラケット51の固定ライン17を境に下の剛性がさらに向上し、この固定ライン17Lの上の前後方向縦壁部1、上方壁部2、前方壁部3、及び後方壁部4の各部が既述のとおりに変形しやすい。
このようにしてフェンダブラケットFは全体として車両前後方向前方、車両上下方向下方及び車幅方向内側の複数方向に効率よく曲げ変形されることで、各部の曲げ変形が短いストロークでありながらも、フェンダパネルFP上に掛かった衝撃荷重は安定して吸収される。
以上説明したように、このフェンダブラケットFによれば、車両の前部車体内での部品のレイアウトの都合などにより、フェンダブラケットFの下部側に各種の部材、部品を取り付けることによって、フェンダブラケットFの下部側の剛性が高くなり、他面で、フェンダブラケットFの上部側の剛性が低くなって、全体として剛性の低い部分が小さくなり、このため、フェンダパネルの上方からあるいはフェンダパネルの上部とフロントフードとの境目付近の上方から入力される荷重に対して、フェンダブラケットF全体の変形ストロークが小さくなっても、このフェンダブラケットFの構造、とりわけ、前後方向縦壁部1、上方壁部2、前方壁部3、後方壁部4各部の形状により、フェンダブラケットF全体が車両前後方向前方、車両上下方向下方及び車幅方向内側へ複数方向に効率よく曲げ変形されて、荷重の吸収を安定して行うことができ、これにより、歩行者の保護性能の維持向上を図ることができる。
なお、この実施の形態では、前後方向縦壁部1は車両上下方向上方側が車幅方向内側に傾斜されるものとしたが、前後方向縦壁部1全体が車幅方向内側に傾斜されるものであってもよい。
また、この実施の形態では、前後方向縦壁部1にフードステイブラケットを含む前後方向縦壁部の剛性を高くする各種の部材5として、フードステイブラケット51が取り付けられているが、この部材5がフードステイブラケット51に限定されるものではなく、前後方向縦壁部の剛性を高くする部材5は適宜変更される。
さらに、この実施の形態では、前後方向縦壁部1にフードステイブラケットを含む前後方向壁部の剛性を高くする各種の部材5の下方に、部品取付用ブラケットを介して設置される各種の部材6として、EPIコントローラブラケット61及びEPIコントローラ62が取り付けられているが、この部材6がEPIコントローラブラケット61及びEPIコントローラ62に限定されるものではなく、前後方向縦壁部の剛性を高くする部材6は適宜変更される。
このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
F フェンダブラケット
1 前後方向縦壁部
11、12 側面
13 前縁部
131 前縁部上端
132 前縁部下端
14 上縁部
141 上縁部前端
15 下縁部
151 固定部
16 後縁部
161 後縁部上端
162 後縁部下端
17 固定部
17L 固定ライン
18 脆弱部
181 長孔
182 円形の孔
19 取付部
2 上方壁部
21 前縁部
22 後縁部
23 上面
24 下面
251、252、253 取付孔
3 前方壁部
31 基本フランジ
32 縁部
33 下端
331 固定部
4 後方壁部
41 基本フランジ
42 縁部
43 下端
431 固定部
5 フードステイブラケットを含む前後方向壁部の剛性を高くする各種の部材
51 フードステイブラケット
6 部品取付用ブラケットを介して設置される各種の部品を含む前後方向壁部の剛性を高くする各種の部材
61 EPIコントローラブラケット
62 EPIコントローラ(電子制御式燃料噴射装置)
FP フェンダパネル
f1 延設部
f2 フランジ部
SP ダッシュサイドフロントパネル
P 取付部
S1 スペース(ヘッドランプの交換スペース)
S2 スペース
L ヘッドランプ

Claims (9)

  1. 車両の車体側部パネルとフェンダパネルの上部との間に介在され、前記フェンダパネルを前記車体側部パネルに取り付けるフェンダブラケットであって、
    側面を車幅方向に向けて車両上下方向上方にかつ車両前後方向に延設され、前縁部が前縁部上端を前縁部下端に対して車両前後方向前方とする傾斜形状で、かつ前記前縁部の上端側が前記前縁部の傾斜よりもさらに車両前後方向前方に湾曲状に突出される前後方向縦壁部と、
    前記前後方向縦壁部の上縁部から車幅方向外側に延設され、前縁部が前記前後方向縦壁部の前縁部上端の位置まで突出される上方壁部と、
    前記前後方向縦壁部の前縁部から車幅方向外側に向けて延設され、当該前縁部の上端側の一部を小幅な基本フランジとし前記基本フランジから当該前縁部の下端に向けて漸次拡幅される部分を含む前方壁部と、
    前記前後方向縦壁部の後縁部から車幅方向外側に向けて延設され、当該後縁部の上端側の一部を小幅な基本フランジとし前記基本フランジから当該後縁部の下端に向けて漸次拡幅される部分を含む後方壁部と、
    前記前後方向縦壁部の車幅方向内側の側面で上端側の所定の位置に固定され、フードステイブラケットを含む前記前後方向縦壁部の剛性を高くする各種の部材と、
    を備え、
    前記前後方向縦壁部、前記前方壁部及び前記後方壁部が前記車体側部パネル上に設置固定され、前記上方壁部に前記フェンダパネルの上部が固定される、
    ことを特徴とするフェンダブラケット。
  2. 前後方向縦壁部は車両上下方向上方側又は全体が車幅方向内側に傾斜される請求項1に記載のフェンダブラケット。
  3. 上方壁部は前後方向縦壁部に当該上方壁部の前縁部が後縁部に対して車幅方向内側寄りに向けられて斜めに延設される請求項1又は2に記載のフェンダブラケット。
  4. 前後方向縦壁部はフードステイブラケットを含む前記前後方向縦壁部の剛性を高くする各種の部材の固定部よりも上方に脆弱部が形成される請求項1乃至3のいずれかに記載のフェンダブラケット。
  5. 前方壁部の基本フランジの長さは後方壁部の基本フランジの長さよりも長く、前記前方壁部の拡幅始点は前記後方壁部の拡幅始点よりも下方の位置にある請求項1乃至4のいずれかに記載のフェンダブラケット。
  6. 前方壁部は基本フランジから漸次拡幅される幅が後方壁部が基本フランジから漸次拡幅される幅に比べて小さく、前記前方壁部の車幅方向外側に向けられる縁部は前記後方壁部の車幅方向外側に向けられる縁部に比べて傾斜が大きい請求項1乃至5のいずれかに記載のフェンダブラケット。
  7. 前方壁部は下端幅が後方壁部の下端幅よりも小さい請求項1乃至6のいずれかに記載のフェンダブラケット。
  8. 前後方向縦壁部のフードステイブラケットを含む前記前後方向縦壁部の剛性を高くする各種の部材は前記前後方向縦壁部において後方壁部の拡幅始点と略同じ高さに固定される請求項1乃至7のいずれかに記載のフェンダブラケット。
  9. 前後方向縦壁部の当該前後方向縦壁部に固定されるフードステイブラケットを含む前記前後方向縦壁部の剛性を高くする各種の部材の下方に、部品取付用ブラケットを介して設置される各種の部品を含む前記前後方向縦壁部の剛性を高くする各種の部材が取り付けられる請求項1乃至8のいずれかに記載のフェンダブラケット。
JP2019119795A 2019-06-27 2019-06-27 フェンダブラケット Active JP7251356B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019119795A JP7251356B2 (ja) 2019-06-27 2019-06-27 フェンダブラケット
FR2005812A FR3097833A1 (fr) 2019-06-27 2020-06-03 Support d'aile
DE102020207596.4A DE102020207596A1 (de) 2019-06-27 2020-06-19 Kotflügelhalterung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019119795A JP7251356B2 (ja) 2019-06-27 2019-06-27 フェンダブラケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021004007A JP2021004007A (ja) 2021-01-14
JP7251356B2 true JP7251356B2 (ja) 2023-04-04

Family

ID=73747746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019119795A Active JP7251356B2 (ja) 2019-06-27 2019-06-27 フェンダブラケット

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7251356B2 (ja)
DE (1) DE102020207596A1 (ja)
FR (1) FR3097833A1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005161888A (ja) 2003-11-28 2005-06-23 Fuji Heavy Ind Ltd 車体前部構造
JP2006224806A (ja) 2005-02-17 2006-08-31 Toyota Motor Corp フェンダ支持構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6555076B2 (ja) * 2015-10-27 2019-08-07 スズキ株式会社 車体側部構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005161888A (ja) 2003-11-28 2005-06-23 Fuji Heavy Ind Ltd 車体前部構造
JP2006224806A (ja) 2005-02-17 2006-08-31 Toyota Motor Corp フェンダ支持構造

Also Published As

Publication number Publication date
DE102020207596A1 (de) 2020-12-31
FR3097833A1 (fr) 2021-01-01
JP2021004007A (ja) 2021-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4029301B2 (ja) 車両のアンダーランプロテクタ取付構造
US9452785B2 (en) Vehicle cowl portion structure
JP5125704B2 (ja) 側突用樹脂衝撃吸収体
US8091941B2 (en) Lower structure of vehicle body rear part
JP4292911B2 (ja) 車体のバンパ構造
JP4265640B2 (ja) 車両用バンパ構造
JP2010202105A (ja) 車体後部のリヤフロア構造
JP6238127B2 (ja) 車体前部構造
JP2015157606A (ja) バンパカバーリテーナ、ラジエータグリル及び車両前部構造
JP2018149904A (ja) フロントバンパカバー支持構造
CN103814458A (zh) 电池安装结构
JP6555076B2 (ja) 車体側部構造
JP7251356B2 (ja) フェンダブラケット
JP2008155768A (ja) デッキガーニッシュ
EP2106990A1 (en) Steering support section structure
JP4539320B2 (ja) 車両用牽引フックの取付構造
JP7180294B2 (ja) 車体前部構造
JP6686688B2 (ja) フェンダブラケット構造
JP4666144B2 (ja) 車両のカウルボックス構造
JP2008110679A (ja) 自動車のバンパーリィンフォースメント
JP6996314B2 (ja) 車両の前部構造
JP2020128169A (ja) 車両用フロントフード
JP7180293B2 (ja) 車体前部構造
JP7209437B2 (ja) インレットパイプの取付構造
JP5846095B2 (ja) カウル構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220427

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230306

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7251356

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151