JP7249218B2 - 研削装置 - Google Patents
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Description
近年、被加工物としてサファイアやSiCを研削することがある。サファイアやSiCは硬い材質であり、研削砥石を強く押し付けて研削すると被加工物に貼着されている保護テープが押しつぶされてしまうため、保護テープが薄くなり、被加工物が厚く仕上げられてしまうという問題がある。そこで、保護テープに被加工物をテープ固定するかわりに、特許文献1に示すように、ガラス基台に被加工物をワックス固定して研削している。また、搬送ユニットを用いて被加工物を搬送する際、被加工物の被研削面を保持するときに被研削面に傷がつくことがあり、これを防ぐべく、被研削面を保持しないで被加工物を搬送するために、特許文献2に示すように、テープを用いて被加工物とリングフレームとを一体化させて被加工物を研削する場合もある。
そのため、ガラス基台に固定された被加工物の研削加工とリングフレームに支持された被加工物の研削加工とを切り替える際には、各々のチャックテーブルの測定領域の位置に合わせて外ハイトゲージの位置を調整する必要があり、このことが、研削加工を効率的に行うのを妨げている。
すなわち、ガラス基台に固定された被加工物の研削加工とリングフレームに支持された被加工物の研削加工とを行う際に、被加工物の研削加工をより効率的に行うという課題がある。
図1に示す研削装置1は、保持手段2に保持された被加工物Wを、研削砥石340を用いて研削する研削装置である。以下、研削装置1の構成について説明する。
枠体21の上面は、第1保持面20Aの外周より外側において第1保持面20Aに連接し、第1保持面20Aと同一の高さを有する環状の第1測定面21Aとなっている。第1測定面21Aは、被加工物Wの厚みを算出するために、その高さが測定される面である。
枠体21の上面は、環状の第2測定面21Bであり、第2測定面21Bは、第2保持面20Bと同一の高さ位置に形成されている。第2測定面21Bは、被加工物Wの厚みを算出するために、その高さが測定される面である。また、第2チャックテーブル2Bの第2保持面20Bと第2測定面21Bとの間には凹部23が形成されている。
なお、第1測定面21Aと第2測定面21Bとは径違いの位置に形成されている。すなわち、第1測定面21Aの内径と第2測定面21Bの内径とは異なり、第1測定面21Aの外径と第2測定面21Bの外径とも異なっている。
研削手段3は、Z軸方向の回転軸35を有するスピンドル30と、スピンドル30を回転可能に支持するハウジング31と、回転軸35を軸にしてスピンドル30を回転駆動するスピンドルモータ32と、スピンドル30の下端に接続された円環状のマウント33と、マウント33の下面に着脱可能に装着された研削ホイール34とを備えている。研削ホイール34は、ホイール基台341と、ホイール基台341の下面に環状に配列された略直方体形状の複数の研削砥石340とを備えており、研削砥石340の下面は被加工物Wを研削する研削面340aとなっている。
Z軸モータ42によってボールネジ40が駆動されて、ボールネジ40が回転軸45を軸にして回転すると、これに伴って、昇降板43がガイドレール41に案内されてZ軸方向に昇降移動するとともにホルダ44に保持されている研削手段3がZ軸方向に移動するとことなる。
また、厚み測定手段5は、上面高さ測定手段50が測定した値と保持面高さ測定手段51が測定した値との差を被加工物Wの厚みとして算出する算出手段52を備えている。
図4に示すように、ベース22の上に第2チャックテーブル2Bが装着されている場合においても、同様に、被加工物Wが第2チャックテーブル2Bの第2保持面20Bに載置された状態で吸引源27を作動させることにより、第2保持面20Bに被加工物Wを吸引保持することができる。
図3及び図4に示すように、回転手段24は、Z軸方向に平行な軸心を有する駆動軸241と、駆動軸241を回転させるモータ242と、駆動軸241の上端に連結されている駆動プーリ240と、駆動プーリ240に巻回されて駆動プーリ240の駆動力を従動プーリ244に伝達する伝動ベルト243と、駆動プーリ240とともに伝動ベルト243に巻回されている従動プーリ244と、従動プーリ244に接続されているスピンドル245と、スピンドル245の下端に連結されたロータリージョイント246と、を備えている。
モータ242を用いて駆動軸241を回転させると、駆動プーリ240が回転するとともに、駆動プーリ240の回転力が伝動ベルト243によって従動プーリ244に伝達されて従動プーリ244が回転する。従動プーリ244が回転すると、スピンドル245が回転軸25を軸にして回転して、ベース22及びベース22の上に装着されている第1チャックテーブル2Aまたは第2チャックテーブル2Bが回転軸25を軸にして回転する。
同様に、図4に示す第2測定面21Bは第2保持面20Bと同一の高さを有するため、保持面高さ測定手段51を用いて第2測定面21Bの高さを測定することによって、第2保持面20Bの高さを測定することができる。
図3に示すように、第1プローブ510が第1測定面21Aに接触しているときは、第2プローブ512は第1測定面21Aに接触しておらず、また、図4に示すように、第2プローブ512が第2測定面21Bに接触しているときは、第1プローブ510は、フレーム保持部26に保持されているリングフレームFの上方に位置し、第2測定面21Bに接触していない。
上記の研削装置1を用いて被加工物Wの研削加工を行うときの研削装置1の動作について説明する。
例えば、第1ワークセットU1や第2ワークセットU2の研削加工を行う場合、図3に示すように、第1チャックテーブル2Aをベース22に装着する。
第1チャックテーブル2Aがベース22に装着されている状態で、例えば、被加工物Wの下面WbにサブストレートS1を接着した第1ワークセットU1を第1保持面20Aに載置する。そして、吸引源27を作動させて、生み出された吸引力を、吸引路28を通じて第1保持面20Aに伝達することによって、第1保持面20Aに第1ワークセットU1を吸引保持する。
具体的には、図3に示すモータ242を用いて駆動軸241を駆動して駆動軸241に接続されている駆動プーリ240を回転させることにより、伝動ベルト243によって駆動プーリ240に連結されている従動プーリ244が回転すると、従動プーリ244に連結されているスピンドル245が回転軸25を軸にして回転する。これにより、第1チャックテーブル2A、及び第1保持面20Aに吸引保持されている第1ワークセットU1が回転軸25を軸にして回転する。
そして、研削砥石340が回転軸35を軸にして回転している状態で、Z軸モータ42を制御して、ボールネジ40を駆動することにより、回転軸45を軸にしてボールネジ40が回動すると、昇降板43がガイドレール41にガイドされながら-Z方向に降下していく。これに伴って、ホルダ44を介して昇降板43に支持されているハウジング31が-Z方向に降下していき、図3に示すように、回転する研削砥石340の研削面340aが、保持面20aに保持されている被加工物Wの上面Waに当接する。その後、さらに研削砥石340を降下させて、研削砥石340の研削面340aを被加工物Wの上面Waに対して押し下げていくことにより、被加工物Wを研削することができる。
被加工物Wを第2保持面20Bに保持した後、上述した第1ワークセットU及び第2ワークセットU2の研削加工の際と同様に、研削装置1を作動させることによって研削加工を行うことができる。
したがって、例えば、第1ワークセットU1(または第2ワークセットU2)の研削加工から第3ワークセットU3の研削加工に切り替える際に、第2プローブ512の位置調整を行うために、第2チャックテーブル2BをY軸方向に移動させて第2プローブ512と第2測定面21Bとの位置関係を微調整する等の必要がなくなる。同様に、第3ワークセットU3の研削加工から第1ワークセットU1(または第2ワークセットU2)の研削加工に切り替える際にも第1プローブ510と第1チャックテーブル2Aとの位置関係を調整する必要がなくなる。これにより、研削加工に要する作業量が削減され、被加工物Wの研削加工を効率よく行うことができる。
2:保持手段 2A:第1チャックテーブル 2B:第2チャックテーブル
20:吸引部 20A:第1保持面 20B:第2保持面 21:枠体
21A:第1測定面 21B:第2測定面 22:ベース 220:ネジ
23:凹部 24:回転手段 240:駆動プーリ 241:駆動軸
242:モータ 243:伝動ベルト 244:従動プーリ 245:スピンドル
246:ロータリージョイント 25:回転軸 26:フレーム保持部
27:吸引源 28:吸引路
3:研削手段 30:スピンドル 31:ハウジング 32:スピンドルモータ
33:マウント 34:研削ホイール
340:研削砥石 340a:研削面 341:ホイール基台 35:回転軸
4:研削送り手段 40:ボールネジ 41:ガイドレール 42:Z軸モータ
43:昇降板 44:ホルダ 45:回転軸
5:厚み測定手段 50:上面高さ測定手段 500:上面プローブ
51:保持面高さ測定手段 510:第1プローブ 511:第1アーム
511a:第1アームの一端 511b:第1アームの他端 512:第2プローブ
513:第2アーム 513a:第2アームの一端 513b:第2アームの他端
514:支持部 52:算出手段
W:被加工物 Wa:被加工物の上面 Wb:被加工物の下面
S1:サブストレート S2:保護テープ T:テープ F:リングフレーム
Fo:リングフレームの開口 Fa:リングフレームの上面
U1:第1ワークセット U2:第2ワークセット U3:第3ワークセット
Claims (1)
- 被加工物を保持する保持面を有する保持手段と、該保持手段に保持された被加工物を研削砥石で研削する研削手段と、該研削砥石で研削される被加工物の上面にプローブを接触させ該保持面に保持される被加工物の上面の高さを測定する上面高さ測定手段と、該保持面にプローブを接触させ該保持面の高さを測定する保持面高さ測定手段と、該保持面高さ測定手段が測定した該保持面の高さの値と該上面高さ測定手段が測定した被加工物の上面の高さの値との差を被加工物の厚みとして算出する算出手段と、を備えた研削装置であって、
該保持手段は、第1チャックテーブル、第2チャックテーブルの2種類のチャックテーブルが取り換え可能に装着されるベースを備え、
該第1チャックテーブルは、
被加工物の下面にサブストレートを接着した第1ワークセットまたは被加工物の下面に保護テープを貼着した第2ワークセットの該サブストレートまたは該保護テープを吸引保持する第1保持面と、
該第1保持面の外周より外側において該第1保持面に連接し、該第1保持面と同一の高さを有し、該保持面高さ測定手段により高さが測定される環状の第1測定面と、を備え、
該第2チャックテーブルは、
該被加工物を収容する開口を有するリングフレームと該開口に配置された該被加工物とにテープを貼着して一体化した第3ワークセットの該被加工物と略同径に形成され該テープを介して被加工物を吸引保持する第2保持面と、
該第2保持面と同一の高さを有し、該保持面高さ測定手段により高さが測定される環状の第2測定面と、
該第2保持面と該第2測定面との間に形成される環状の凹部と、
該環状の凹部に配設され、該リングフレームの上面が該第2保持面より低くなるように該リングフレームを保持するフレーム保持部と、を備え、
該第1測定面と該第2測定面とは径違いに形成されており、
該保持面高さ測定手段は、
該第1測定面に接触する第1プローブと、該第1プローブが一方の端に連結された第1アームと、
該第2測定面に接触する第2プローブと、該第2プローブが一方の端に連結された第2アームと、
該第1プローブが該第1測定面に接触している際には該第2プローブは該第1測定面に非接触になるように、
該第2プローブが該第2測定面に接触している際には該第1プローブは該フレーム保持部が保持した該リングフレームの上において該第2測定面に非接触になるように、該第1アームの他方の端と該第2アームの他方の端とを連結させ該第1アームと該第2アームとを二股に分岐させて支持する支持部と、を備える研削装置。
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