JP7238615B2 - 車両追跡装置、車両追跡方法、および車両追跡プログラム - Google Patents

車両追跡装置、車両追跡方法、および車両追跡プログラム Download PDF

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Description

この発明は、走行路を走行している車両を追跡する技術に関する。
従来、車両が走行する道路の複数の地点(以下、車両検知地点と言う。)にカメラを設置し、車両検知地点間で車両を同定することによって、車両の走行を追跡するシステムがあった(特許文献1等参照)。このシステムは、例えば、2つの車両検知地点間の旅行時間を計測するシステムとして実用化されている。
特許文献1は、各車両検知地点での車両のフレーム画像を処理して、車両のナンバープレートに表記されている一連指定番号を認識し、この一連指定番号の照合により車両検知地点間で車両を同定する構成である。
また、特許文献1にも記載されているが、一連指定番号が同じである車両は複数台存在する。したがって、車両検知地点間で同定する車両群の中に、一連指定番号が同じである車両が複数台存在していると、一連指定番号の照合だけでは、車両検知地点間での車両の同定が不適正になる。
特許文献1は、一連指定番号に加えて、車種の情報を用いることで、車両検知地点間での車両の同定が不適正になるのを抑える構成である。
特公平5-86600号公報
しかしながら、車両に取り付けられているナンバープレートには、上記した一連指定番号の他に、地域名、分類番号、ひらがなが表記されている。ここでは、地域名、分類番号、ひらがな、および一連指定番号の4つを纏めて登録記号と言う。車両は、ナンバープレートに表記されている登録記号によって特定できる。
ナンバープレートに表記されている地域名、分類番号、ひらがなは、一連指定番号に比べて文字サイズが小さい。また、地域名が漢字で表記されるナンバープレート(地域)もある。これらのことから、登録記号の認識に用いるフレーム画像は、一連指定番号のみを認識する場合に比べて、要求される解像度が高くなる。一般に、より高い解像度のフレーム画像を撮像できるカメラの方が高価である。したがって、登録記号の認識が適正に行える解像度のフレーム画像を撮像できるカメラを、各車両検知地点に設置することは、システムの構築にかかるコストを増加させる。
この発明の目的は、車両のナンバープレートを、3つ以上の地点で撮像したフレーム画像を処理し、地点間での車両の同定が不適正になるのを抑え、また、システムの構築にかかるコストの増加が抑えられる技術を提供することにある。
この発明の車両追跡装置は、上記目的を達成するため以下に示すように構成している。
認識結果記憶部は、第1認識結果、第2認識結果、および第3認識結果を記憶する。第1認識結果は、走行路の第1地点を通過した車両のナンバープレートに表記されている登録記号の認識結果である。第2認識結果は、走行路の第2地点を通過した車両のナンバープレートに表記されている登録記号の認識結果である。第3認識結果は、走行路の中間地点を通過した車両のナンバープレートに表記されている一連指定番号の認識結果である。
走行路の上流側から、第1地点、中間地点、第2地点の順番に並んでいる。また、ここでは、ナンバープレートに表記されている地域名、分類番号、ひらがな、および一連指定番号の4つを纏めて登録記号と言う。また、第1認識結果には、第1地点における車両の通過時刻が含まれている。第2認識結果には、第2地点における車両の通過時刻が含まれている。
同定部は、第1認識結果、第2認識結果、および第3認識結果を用いて、地点間で車両を同定する。
同定部は、登録記号の照合により、第1地点を通過した車両と、第2地点を通過した車両とを同定する。また、同定部は、中間地点を通過した車両の中に、一連指定番号の照合により第1地点、または第2地点を通過した車両に同定できない車両があれば、第1地点における車両の通過時刻、および第2地点における車両の通過時刻を用いて同定する。
このように、一連指定番号の照合で同定できない車両については、第1地点の通過時刻と、第2の地点の通過時刻とを用いて同定するので、地点間での車両の同定が不適正になるのを抑えられる。
また、中間地点については、一連指定番号の認識が行えるフレーム画像を撮像できる解像度のカメラを使用できる。すなわち、ナンバープレートに表記されている、地域名、分類番号、およびひらがなの認識が行えるフレーム画像を撮像できる解像度のカメラを使用しなくてもよい。したがって、システムの構築にかかるコストの増加も抑えられる。
また、同定部は、中間地点を通過した車両の中に、一連指定番号の照合により第1地点、または第2地点を通過した車両に同定できない車両があれば、第1地点における車両の通過時刻、および第2地点における車両の通過時刻に加えて、第1地点と中間地点との距離、および第2地点と中間地点との距離を用いて同定する構成にしてもよい。第1地点と中間地点との距離、および第2地点と中間地点との距離をも考慮することで、地点間での車両の同定が不適正になるのを一層抑えられる。
また、2つの地点間における車両の旅行時間を、同定部による対応する2つの地点の車両の同定結果を基に算出する旅行時間算出部を備える構成にしてもよい。
さらに、第1地点を通過した車両のナンバープレートが撮像されたフレーム画像に対する文字認識処理により、当該ナンバープレートに表記されている登録記号を第1認識結果として取得し、第2地点を通過した車両のナンバープレートが撮像されたフレーム画像に対する文字認識処理により、当該ナンバープレートに表記されている登録記号を第2認識結果として取得し、中間地点を通過した車両のナンバープレートが撮像されたフレーム画像に対する文字認識処理により、当該ナンバープレートに表記されている一連指定番号を第3認識結果として取得する認識結果取得部を備える構成にしてもよい。
この発明によれば、車両の同定が不適正になるのを抑えられ、また、システムの構築にかかるコストの増加が抑えられる。
車両追跡システムを示す概略図である。 ナンバープレートを示す図である。 地点処理装置の主要部の構成を示すブロック図である。 車両追跡装置の主要部の構成を示すブロック図である。 図5(A)は、地点処理装置2aから受信した認識結果を記憶する記憶領域を示し、図5(B)は、地点処理装置2bから受信した認識結果を記憶する記憶領域を示し、図5(C)は、地点処理装置2cから受信した認識結果を記憶する記憶領域を示し、図5(D)は、地点処理装置2dから受信した認識結果を記憶する記憶領域を示す。 車両の追跡データを示す図である。 地点処理装置の動作を示すフローチャートである。 認識結果記憶処理を示すフローチャートである。 同定処理を示すフローチャートである。 各地点における認識結果を車両の通過順に示した図である。 各地点における認識結果を車両の通過順に示した図である。 図12(A)、(B)は、追越ポイントを推定する処理を説明する図である。 図13(A)、(B)は、推定した追越ポイントに応じて、地点間での車両の同定を示す図である。 変形例にかかる車両追跡装置の主要部の構成を示すブロック図である。
以下、この発明の実施形態について説明する。
<1.適用例>
図1は、この例にかかる車両追跡システムの適用例を示す概略図である。図2は、車両に取り付けられているナンバープレートを示す図である。この例にかかる車両追跡システムは、道路(この発明で言う走行路に相当する。)を走行した車両100を追跡するシステムである。この例の車両追跡システムは、複数の地点で車両100を検出し、地点間で車両100を同定することによって、車両100の追跡データを取得する。車両100の追跡データから、道路における車両100の混雑状況、2地点間の旅行時間等を得ることができる。
この例では、図1に示すA地点、B地点、C地点、およびD地点が、車両100の通過を検知する通過検知地点である。道路の上流側からA地点、B地点、C地点、D地点の順番に並んでいる。この例では、A地点が、この発明で言う第1地点に相当し、D地点が、この発明で言う第2地点に相当する。また、B地点、およびC地点が、この発明で言う中間地点に相当する。すなわち、この例は、この発明で言う第1地点と、第2地点との間に、2つの中間地点が設定されている例である。
この例の車両追跡システムは、通過検知地点毎に、対応するカメラ6(6a~6d)、および地点処理装置2(2a~2d)を設けている。各カメラ6は、対応する検知地点を通過する車両100に取り付けられているナンバープレート101を撮像するアングルで設置されている。具体的には、カメラ6aは、A地点を通過する車両100のナンバープレート101を撮像するアングルで取り付けられている。カメラ6bは、B地点を通過する車両100のナンバープレート101を撮像するアングルで取り付けられている。カメラ6cは、C地点を通過する車両100のナンバープレート101を撮像するアングルで取り付けられている。カメラ6dは、D地点を通過する車両100のナンバープレート101を撮像するアングルで取り付けられている。
図2を参照して、ナンバープレート101に表記されている登録記号について簡単に説明する。ナンバープレート101に表記されている登録記号には、地域名111、分類番号112、ひらがな113、および一連指定番号114の4つの項目がある。地域名は、漢字、ひらがな等で表記された管轄運輸支局を示す地名である。分類番号112は、車両100の種別、および用途を示す3桁の数字である。ひらがな113は、1文字であり、自家用、事業用等を示す。一連指定番号114は、4桁以下の数字である。
また、ナンバープレート101に表記されている一連指定番号114は、地域名111、分類番号112、およびひらがな113に比べて、文字サイズが大きい。言い換えれば、ナンバープレート101に表記されている地域名111、分類番号112、およびひらがな113は、一連指定番号114に比べて、文字サイズが小さい。
周知のように、ナンバープレート101に表記されている登録記号(地域名111、分類番号112、ひらがな113、および一連指定番号114)によって、車両100を特定することができる。但し、ナンバープレート101に表記されている登録記号の一部の項目(例えば、一連指定番号)だけでは、車両100を特定することはできない。
カメラ6(6a~6d)は、対応付けられている地点処理装置2(2a~2d)に、撮像したフレーム画像を出力する。地点処理装置2aは、カメラ6aによって撮像されたフレーム画像に、A地点を通過する車両100のナンバープレート101が撮像されていれば、そのナンバープレート101に表記されている登録記号(地域名111、分類番号112、ひらがな113、および一連指定番号114)を認識する。地点処理装置2bは、カメラ6bによって撮像されたフレーム画像に、B地点を通過する車両100のナンバープレート101が撮像されていれば、そのナンバープレート101に表記されている一連指定番号114を認識する(地域名111、分類番号112、およびひらがな113については認識しない。)。地点処理装置2cは、カメラ6cによって撮像されたフレーム画像に、C地点を通過する車両100のナンバープレート101が撮像されていれば、そのナンバープレート101に表記されている一連指定番号114を認識する(地域名111、分類番号112、およびひらがな113については認識しない。)。地点処理装置2dは、カメラ6dによって撮像されたフレーム画像に、D地点を通過する車両100のナンバープレート101が撮像されていれば、そのナンバープレート101に表記されている登録記号(地域名111、分類番号112、ひらがな113、および一連指定番号114)を認識する。
すなわち、地点処理装置2a、2dは、ナンバープレート101に表記されている登録記号を認識するが、地点処理装置2b、2cは、ナンバープレート101に表記されている一連指定番号114を認識するだけで、地域名111、分類番号112、およびひらがな113を認識しない。
地点処理装置2は、ナンバープレート101の認識結果を車両追跡装置1に送信する。この認識結果には、登録記号、または一連指定番号の認識に用いたフレーム画像の撮像時刻が含まれている。このフレーム画像の撮像時刻は、対応する通過検知地点における車両100の通過時刻である。
地点処理装置2aが、車両追跡装置1に送信する認識結果がこの発明で言う第1の認識結果に相当する。地点処理装置2b、2cが、車両追跡装置1に送信する認識結果がこの発明で言う第3の認識結果に相当する。地点処理装置2dが、車両追跡装置1に送信する認識結果がこの発明で言う第2の認識結果に相当する。
車両追跡装置1は、地点処理装置2a~2dから送信されてきた認識結果を用いて通過検知地点間で車両100を同定する。ナンバープレート101に表記されている登録記号によって車両100を特定できるので、A地点を通過した車両100と、D地点を通過した車両100の同定については正確に行える。一方、一連指定番号114だけでは、車両100を特定することができない(一連指定番号114が同じであるナンバープレート101が取り付けられた車両100は、複数台存在する。)。このため、通過検知地点間で同定する車両群の中に、一連指定番号114が同じである車両100が複数台存在していれば、一連指定番号114が同じであるナンバープレート101が取り付けられた車両100については、A地点における車両100の通過時刻と、D地点における車両100の通過時刻とを用いて同定する。
<2.構成例>
図3は、地点処理装置の主要部の構成を示すブロック図である。地点処理装置2(2a~2d)は、制御ユニット21と、画像入力部22と、通信部23とを備えている。
制御ユニット21は、地点処理装置2本体各部の動作を制御する。また、制御ユニット21は、文字認識部21aを有している。この文字認識部21aについては、後述する。
画像入力部22には、対応するカメラ6(6a~6d)において撮像された車両検知地点(A地点~D地点)フレーム画像が入力される。カメラ6のフレームレートは、例えば、数十フレーム/sec(10~30フレーム/sec)である。地点処理装置2と、カメラ6とは、有線で接続される構成であってもよいし、無線で接続される構成であってもよい。
通信部23は、ネットワーク7を介して、車両追跡装置1との間におけるデータ通信を制御する。
また、文字認識部21aは、画像入力部22に入力されたカメラ6のフレーム画像に、車両100のナンバープレート101が撮像されているかどうかを判定する。文字認識部21aは。車両100のナンバープレート101が撮像されていれば、そのナンバープレート101に表記されている文字を認識する文字認識処理を行う。但し、地点処理装置2a、2dの文字認識部21aは、ナンバープレート101に表記されている登録記号(地域名111、分類番号112、ひらがな113、および一連指定番号114)を認識する。一方、地点処理装置2b、2cの文字認識部21aは、ナンバープレート101に表記されている地域名111、分類番号112、ひらがな113については認識せず、一連指定番号114についてのみ認識する。
このように、地点処理装置2a~2dは、ハードウェアにかかる構成については同じである。しかし、地点処理装置2a、2dは、ナンバープレート101に表記されている登録記号を認識するのに対し、地点処理装置2a、2dは、ナンバープレート101に表記されている一連指定番号114についてのみ認識する点で相違する。したがって、地点処理装置2b、2cは、地点処理装置2a、2dに比べて処理負荷が小さい。このため、地点処理装置2b、2cは、地点処理装置2a、2dよりも処理速度が遅い、より安価なCPUを用いた構成であってもよい。
地点処理装置2の制御ユニット21は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、文字認識プログラムを実行したときに、文字認識部21aとして動作する。また、メモリは、文字認識プログラムを展開する領域や、この文字認識プログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域を有している。制御ユニット21は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。
図4は、車両追跡装置の主要部の構成を示すブロック図である。車両追跡装置1は、制御ユニット11と、通信部12と、認識結果記憶部13と、追跡データ記憶部14と、出力部15とを備えている。
制御ユニット11は、車両追跡装置1本体各部の動作を制御する。また、制御ユニット11は、同定部11a、および旅行時間算出部11bを有している。同定部11a、および旅行時間算出部11bの詳細については、後述する。
通信部12は、ネットワーク7を介した地点処理装置2(2a~2d)とのデータ通信を制御する。
認識結果記憶部13は、地点処理装置2別に、通信部12で受信した認識結果を蓄積的に記憶する。図5は、認識結果記憶部に記憶される認識結果を説明する図である。認識結果記憶部13には、地点処理装置2毎に、認識結果を記憶する記憶領域が設けられている。図5(A)は、地点処理装置2aから受信した認識結果を記憶する記憶領域を示し、図5(B)は、地点処理装置2bから受信した認識結果を記憶する記憶領域を示し、図5(C)は、地点処理装置2cから受信した認識結果を記憶する記憶領域を示し、図5(D)は、地点処理装置2dから受信した認識結果を記憶する記憶領域を示す。
上記の説明から明らかなように、地点処理装置2aから受信した認識結果は、A地点を通過した車両100の認識結果である(図5(A)参照)。地点処理装置2bから受信した認識結果は、B地点を通過した車両100の認識結果である(図5(B)参照)。また、地点処理装置2cから受信した認識結果は、C地点を通過した車両100の認識結果である(図5(C)参照)。さらに、地点処理装置2dから受信した認識結果は、D地点を通過した車両100の認識結果である(図5(D)参照)。
図5(A)、(D)に示すように、A地点、およびD地点を通過した車両100の認識結果は、その車両100のナンバープレート101に表記されている地域名111、分類番号112、ひらがな113、一連指定番号114、および通過時刻を対応付けたデータである。また、図5(B)、(C)に示すように、B地点、およびC地点を通過した車両100の認識結果は、その車両100のナンバープレート101に表記されている一連指定番号114、および通過時刻を対応付けたデータである。
追跡データ記憶部14は、車両100毎に、各通過検知地点の通過時刻を対応づけた追跡データを記憶する。図6は、車両の追跡データを示す図である。この追跡データは、図6に示すように、ナンバープレート101に表記されている地域名111、分類番号112、ひらがな113、一連指定番号114、各通過検知地点の通過時刻(A地点の通過時刻、B地点の通過時刻、C地点の通過時刻、およびD地点の通過時刻)を対応付けたデータである。この追跡データは、同定部11aが各通過検知地点(A地点、B地点、C地点、およびD地点)を通過した車両100を地点間で同定する同定処理を行うことによって得られる。同定処理の詳細については、後述する。
認識結果記憶部13、および追跡データ記憶部14は、不揮発性のメモリ(EPROM、EEPROM等)であってもよいし、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等の補助記憶装置であってもよい。また、認識結果記憶部13、および追跡データ記憶部14は、単一の記憶媒体で構成してもよいし、異なる記憶媒体で構成してもよい。
出力部15は、追跡データ記憶部14に記憶している車両100の追跡データ、または通過検知地点間の旅行時間(2地点間の旅行時間)を必要に応じて、図示していない上位装置に出力する。
次に、制御ユニット11が有する、同定部11a、および旅行時間算出部11bについて説明する。同定部11aは、認識結果記憶部13に記憶している認識結果を基に、通過検知地点間で通過が検知された車両100を同定する。この通過検知地点間で通過が検知された車両100を同定する同定処理の詳細については、後述する。また、旅行時間算出部11bは、追跡データ記憶部14に記憶している追跡データに基づいて、指定された2つの通過検知地点間における旅行時間を算出する。この2つの通過検知地点は、隣接している地点(例えば、A地点とB地点)であってもよいし、隣接していない地点(例えばA地点とC地点)であってもよい。
車両追跡装置1の制御ユニット11は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、この発明にかかる車両追跡プログラムを実行したときに、同定部11a、および旅行時間算出部11bとして動作する。また、メモリは、この発明にかかる車両追跡プログラムを展開する領域や、この車両追跡プログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域を有している。制御ユニット11は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。また、ハードウェアCPUが、この発明にかかる車両追跡方法を実行するコンピュータである。
<3.動作例>
以下、車両追跡装置1、および地点処理装置2の動作について説明する。図7は、地点処理装置の動作を示すフローチャートである。地点処理装置2の画像入力部22には、対応するカメラ6によって撮像されたフレーム画像が入力されている。地点処理装置2は、画像入力部22に入力されたフレーム画像を一時的に記憶する画像メモリ(不図示)を有している。
地点処理装置2は、処理対象のフレーム画像を選択する(s1)。ここで選択する処理対象のフレーム画像は、前回選択した処理対象フレーム画像に対して、所定フレーム数後に撮像されたフレーム画像である。この所定フレーム数は、1フレームであってもよいし、2フレーム以上であってもよい。
地点処理装置2は、s1で選択した処理対象フレーム画像に、車両100のナンバープレート101が撮像されているかどうかを判定する(s2)。s2では、ナンバープレート101全体が撮像されているかどうかを判定している。
地点処理装置2は、s2で処理対象フレーム画像にナンバープレート101が撮像されていないと判定すると、s1に戻る。
地点処理装置2は、s2で処理対象フレーム画像にナンバープレート101が撮像されていると判定すると、認識処理を行う(s3)。地点処理装置2a、2dは、ナンバープレート101に表記されている地域名111、分類番号112、ひらがな113、および一連指定番号114を認識する。地点処理装置2b、2dは、ナンバープレート101に表記されている一連指定番号114を認識する。
このように、地点処理装置2a、2dにおけるs3の認識処理と、地点処理装置2b、2cにおけるs3の認識処理とは、認識対象が相違している。
s1~s3にかかる処理は、文字認識部21aによって実行される。
地点処理装置2は、s3にかかる認識処理の認識結果を車両追跡装置1に送信し(s4)、s1に戻る。地点処理装置2a、2dは、認識結果として、地域名111、分類番号112、ひらがな113、および一連指定番号114の認識結果と、今回の処理対象フレーム画像の撮像時刻を含む認識結果を車両追跡装置1に送信する。地点処理装置2b、2cは、認識結果として、一連指定番号114の認識結果と、今回の処理対象フレーム画像の撮像時刻を含む認識結果を車両追跡装置1に送信する。地点処理装置2は、通信部23において、車両追跡装置1との通信を実行する。
なお、ここで、地点処理装置2は、s3にかかる認識処理を実行する毎に、認識結果を車両追跡装置1に送信するとしているが、予め設定した台数の車両100についてs3にかかる認識処理を実行したときに、これらの車両100の認識結果を纏めて車両追跡装置1に送信する構成にしてもよい。また、地点処理装置2は、予め設定した時間間隔で、その間にs3にかかる認識処理を実行した車両100の認識結果を纏めて車両追跡装置1に送信する構成にしてもよい。
次に、車両追跡装置1の動作について説明する。まず、車両追跡装置1が実行する認識結果記憶処理について説明する。図8は、認識結果記憶処理を示すフローチャートである。車両追跡装置1は、ネットワーク7を介して接続されるいずれかの地点処理装置2から認識結果を通信部12で受信するのを待つ(s11)。車両追跡装置1は、認識結果を受信すると、今回受信した認識結果の通過検知地点を判断する(s12)。s12にかかる処理は、今回受信した認識結果の送信元である地点処理装置2を判断する処理である。周知のように、ネットワーク7を介したデータ通信では、送信データに送信元を示すデータが含まれている。車両追跡装置1は、今回受信した認識結果を、認識結果記憶部13に記憶し(s13)、s11に戻る。s13では、s12で判断した通過検知地点の認識結果として、認識結果記憶部13に記憶する。
車両追跡装置1は、この図8に示す処理を実行することにより、図4に示した認識結果を認識結果記憶部13に記憶させることができる。
次に、車両追跡装置1の同定処理について説明する。図9は、同定処理を示すフローチャートである。車両追跡装置1は、予め定めたタイミングになると、この同定処理を実行する。例えば、車両追跡装置1は、前回の同定処理から所定時間(5分、10分等)経過したときに、この同定処理を開始する。
同定部11aが、この同定処理を実行する。同定部11aは、今回の対象車両群を決定する(s21)。s21では、D地点を通過したタイミングが、前回の同定処理の開始後であり、且つ今回の同定処理の開始前である車両100を今回の同定処理の対象車両群に決定する。
同定部11aは、s21で決定した対象車両群に属する車両100を、A地点とD地点との間で同定する(s22)。s22では、ナンバープレート101に表記されている登録記号(地域名111、分類番号112、ひらがな113、および一連指定番号114)を用いる。したがって、A地点を通過した車両100とD地点を通過した車両100との同定は、正確に行える。
同定部11aは、s21で決定した対象車両群に属する車両100の中に、一連指定番号114が同じである車両100があるかどうかを判定する(s23)。s23では、s21で決定した対象車両群に属する車両100の中に、一連指定番号が重複している車両100の有無を判定している。同定部11aは、一連指定番号114が同じである車両100がなければ、一連指定番号114を用いて、各通過検知地点間で車両100を同定する(s24)。すなわち、s24では、s21で決定した対象車両群に属する車両100の中に、一連指定番号が重複している車両100が無ければ(言い換えれば、s21で決定した対象車両群に属する各車両100の一連指定番号114が異なっていれば、)、各通過検知地点間での車両100の同定を、一連指定番号114を用いて行う。
また、同定部11aは、一連指定番号114が同じである車両100があると、A地点における一連指定番号114が同じである車両100の通過順と、D地点における一連指定番号114が同じである車両100の通過順とが同じであるかどうかを判定する(s25)。同定部11aは、s25で通過順が同じであると判定すると、B地点、およびC地点においても、一連指定番号114が同じである車両100の通過順がA地点、およびD地点と同じであると判断し、各通過検知地点間で車両100を同定する(s26)。このとき、同定部11aは、一連指定番号114が同じである車両100が存在していない他の車両100については、一連指定番号114を用いて各通過検知地点間での同定を行う。
一例として、s21で決定した車両群の中に、一連指定番号114が同じである車両100として、登録記号が「京都 550 た 77」である車両100と、「なにわ 381 み 77」である車両100とが存在する場合について説明する。また、この例では、A地点における一連指定番号114が同じである車両100の通過順と、D地点における一連指定番号114が同じである車両100の通過順とが同じである。この場合、同定部11aは、B地点、およびC地点においても、これらの車両100の通過順がA地点、およびD地点と同じであると判断し、例えば、図10に示すように、各通過検知地点間で車両100を同定する。図10は、各地点における認識結果を車両の通過順に示した図である。また、図10中に示す「→」は、隣接する2地点間において同定された車両100を示す。
この図10に示す例では、A地点、およびD地点において、登録記号が「京都 550 た 77」である車両100が、「なにわ 381 み 77」である車両100よりも先に通過している。したがって、同定部11aは、B地点、およびC地点においても、登録記号が「京都 550 た 77」である車両100が、「なにわ 381 み 77」である車両100よりも先に通過していると判断し、地点間で車両100を同定する。
また、同定部11aは、s25で通過順が同じでないと判定すると、一連指定番号114が同じである車両100の同定を、A地点の通過時刻、およびD地点の通過時刻、各通過地点間の距離とを用いて行う(s27)。
一例として、s21で決定した車両群の中に、一連指定番号114が同じである車両100として、登録記号が「京都 550 た 77」である車両100と、「なにわ 381 み 77」である車両100とが存在する場合について説明する。また、この例では、図11に示すように、A地点における一連指定番号114が同じである車両100の通過順と、D地点における一連指定番号114が同じである車両100の通過順とが同じでない。具体的には、A地点においては、登録記号が「京都 550 た 77」である車両100が、「なにわ 381 み 77」である車両100よりも先に通過しているが、D地点においては、登録記号が「なにわ 381 み 77」である車両100が、「京都 550 た 77」である車両100よりも先に通過している。この場合、登録記号が「なにわ 381 み 77」である車両100が、「京都 550 た 77」である車両100を、A地点とD地点との間で追い越している。したがって、登録記号が「なにわ 381 み 77」である車両100が、「京都 550 た 77」である車両100を追い越した地点(追越ポイント)を推定しなければ、図11に示すように、一連指定番号114が同じである車両100については地点間で同定できない。
同定部11aは、s27において、一連指定番号114が同じである車両100は、A地点からD地点まで、等速度で走行したものと仮定し、追越ポイントを推定する。具体的には、図12に示すように、一連指定番号114が同じである車両100毎に、時刻と位置との一次関数を求め、その交点を追越ポイントであると推定する。図12(A)は、追越ポイントがC地点とD地点との間あった場合の例であり、図12(B)は、追越ポイントがB地点とC地点との間あった場合の例である。
なお、上記したように、A地点、およびD地点においては、登録記号の認証により車両100を特定できており、且つ各車両100の通過時間も得られている。したがって、上記した一次関数は求められる。
また、図12中に示す〇、および◇は、各地点の認識結果に含まれている通過時刻である。一連指定番号114が同じである車両100毎に求めた、時刻と位置との一次関数が適正であるかどうかを、B地点およびC地点における一連指定番号114が同じである車両100の通過時刻を用いて判断するようにしてもよい。
同定部11aは、上記した処理で推定した追越ポイントに応じて、地点間で車両100を同定する。図13(A)は、追越ポイントがC地点とD地点との間あった場合における地点間での車両の同定結果を示す。図13(B)は、追越ポイントがB地点とC地点との間あった場合における地点間での車両の同定結果を示す。図13(A)、(B)も、図10と同様に、各地点における認識結果を車両の通過順に示した図である。また、図13(A)、(B)中に示す「→」は、隣接する2地点間において同定された車両100を示す。
同定部11aは、s24、s26、またはs27における車両100の同定結果に基づき、図5に示した追跡データを生成し、追跡データ記憶部14に記憶し(s28)、本処理を終了する。
また、この例にかかる車両追跡装置1は、2つの車両通過検知地点間における、車両100の旅行時間を、追跡データ記憶部14に記憶している追跡データに基づいて算出することができる。旅行時間の算出は、旅行時間算出部11bが行う。
具体的には、旅行時間算出部11bは、旅行時間を算出する2地点間について、直近の所定時間(例えば、5分、10分)の間に下流側の地点を通過した車両100毎に、その車両100がこの2地点間の走行に要した時間を算出する。そして、これらの車両100の平均走行時間を、その時点における指定された2地点間の旅行時間として算出する。
また、この車両追跡装置1は、各通過検知地点における車両100の認識結果データによって、A地点と、D地点との間に存在する分岐路において流出した車両100、およびA地点と、D地点との間に存在する分岐路において流入した車両100も特定できる。
このように、この例にかかる車両追跡システムでは、一連指定番号114のみを認識するB地点、およびC地点に設置するカメラ6b、6cは、登録記号を認証するA地点、およびD地点に設置するカメラ6a、6dよりも低解像度のものを用いることができるので、システムの構築にかかるコストを抑えることができる。また、上記した同定処理により、通過検知地点間での車両100の同定精度の低下も抑えられる。
なお、上記の例では、登録記号を認証するA地点と、D地点との間に、一連指定番号114のみを認証する地点がB地点とC地点の2つであるとしたが、このA地点と、D地点との間に設ける、一連指定番号114のみを認証する地点は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
<4.変形例>
図14は、別の例にかかる車両追跡装置の主要部の構成を示すブロック図である。この例にかかる車両追跡装置1Aは、上記の例とほぼ同様の構成であるが、制御ユニット11に文字認識部11cを有する点で相違している。文字認識部11cは、上記した例の地点処理装置2の文字認識部21aと同様の構成である。この図14では、図4に示した構成と同様の構成については、同じ符号を付している。
この別の例の車両追跡装置1Aは、ネットワーク7を介して、各通過検知地点(A地点~D地点)に設置されているカメラ6と接続される。すなわち、上記の例で示した地点処理装置2を必要としない。
また、通信部12は、カメラ6から送信されてきたフレーム画像を受信する。文字認識部11cは、カメラ6a、6dから受信したフレーム画像については、撮像されている車両100のナンバープレート101に表記されている登録記号を認識する。また、文字認識部11cは、カメラ6b、6cから受信したフレーム画像については、撮像されている車両100のナンバープレート101に表記されている一連指定番号を認識する。文字認識部11cは、ナンバープレート101の認識結果を認識結果記憶部13に記憶させる。
したがって、この別の例にかかる車両追跡装置1Aであれば、地点処理装置2を通過検知地点に設けなくてもよいので、システムの構築にかかるコストを一層抑えることができる。
また、上記の説明では、B地点、およびC地点については、ナンバープレート101に表記されている一連指定番号114のみを認識する構成であるとしたが、B地点、およびC地点についても登録記号(地域名111、分類番号112、ひらがな113、および一連指定番号114)を認識する構成であってもよい。この場合、ある地点において、影等の外乱の影響で、地域名111、分類番号112、またはひらがな113のいずれか1つ以上が認識できず、認識できた登録記号の一部の項目で、地点間で車両100を同定できない場合に、図9に示した同定処理を実行し、各地点を通過した車両100を同定する構成にしてもよい。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。また、上記の説明において使用したフローチャートは、ステップの順番を適宜入れ替えてもよい。
さらに、この発明に係る構成と上述した実施形態に係る構成との対応関係は、以下の付記のように記載できる。
<付記>
走行路の第1地点を通過した車両(100)に取り付けられているナンバープレート(101)に表記されている登録記号を認識した第1認識結果、前記走行路の前記第1地点よりも下流側に位置する第2地点を通過した車両(100)に取り付けられている前記ンバープレート(101)に表記されている登録記号を認識した第2認識結果、および前記走行路の前記第1地点と前記第2地点との間に位置する中間地点を通過した車両(100)に取り付けられている前記ナンバープレート(101)に表記されている登録記号の一部である一連指定番号(114)を認識した第3認識結果を記憶する認識結果記憶部(13)と、
前記第1認識結果、前記第2認識結果、および前記第3認識結果を用いて、地点間で車両を同定する同定部(11a)と、を備え、
前記第1認識結果には、前記第1地点における車両(100)の通過時刻が含まれ、
前記第2認識結果には、前記第2地点における車両(100)の通過時刻が含まれ、
前記同定部(11a)は、
前記第1地点を通過した車両(100)と、前記第2地点を通過した車両(100)とを前記登録記号の照合により同定し、
前記中間地点を通過した車両(100)の中に、前記一連指定番号(114)の照合により前記第1地点、または前記第2地点を通過した車両に同定できない車両(100)があれば、前記第1地点における車両(100)の通過時刻、および前記第2地点における車両(100)の通過時刻を用いて同定する、車両追跡装置(1)。
1、1A…車両追跡装置
2(2a~2d)…地点処理装置
6(6a~6d)…カメラ
7…ネットワーク
11…制御ユニット
11a…同定部
11b…旅行時間算出部
11c…文字認識部
12…通信部
13…認識結果記憶部
14…追跡データ記憶部
15…出力部
21…制御ユニット
21a…文字認識部
22…画像入力部
23…通信部
100…車両
101…ナンバープレート
111…地域名
112…分類番号
113…ひらがな
114…一連指定番号

Claims (6)

  1. 走行路の第1地点を通過した車両に取り付けられているナンバープレートに表記されている登録記号を認識した第1認識結果、前記走行路の前記第1地点よりも下流側に位置する第2地点を通過した車両に取り付けられている前記ンバープレートに表記されている登録記号を認識した第2認識結果、および前記走行路の前記第1地点と前記第2地点との間に位置する中間地点を通過した車両に取り付けられている前記ナンバープレートに表記されている登録記号の一部である一連指定番号を認識した第3認識結果を記憶する認識結果記憶部と、
    前記第1認識結果、前記第2認識結果、および前記第3認識結果を用いて、地点間で車両を同定する同定部と、を備え、
    前記第1認識結果には、前記第1地点における車両の通過時刻が含まれ、
    前記第2認識結果には、前記第2地点における車両の通過時刻が含まれ、
    前記同定部は、
    前記第1地点を通過した車両と、前記第2地点を通過した車両とを前記登録記号の照合により同定し、
    前記中間地点を通過した車両の中に、前記一連指定番号の照合により前記第1地点、または前記第2地点を通過した車両に同定できない車両があれば、前記第1地点における車両の通過時刻、および前記第2地点における車両の通過時刻を用いて同定する、車両追跡装置。
  2. 前記同定部は、
    前記中間地点を通過した車両の中に、前記一連指定番号の照合により前記第1地点、または前記第2地点を通過した車両に同定できない車両があれば、前記第1地点における車両の通過時刻、前記第2地点における車両の通過時刻、前記第1地点と前記中間地点との距離、および前記第2地点と前記中間地点との距離を用いて同定する、
    請求項1に記載の車両追跡装置。
  3. 2つの地点間における車両の旅行時間を、前記同定部による対応する2つの地点の車両の同定結果を基に算出する旅行時間算出部を備えた、請求項1、または2に記載の車両追跡装置。
  4. 前記第1地点を通過した車両のナンバープレートが撮像されたフレーム画像に対する文字認識処理により、当該ナンバープレートに表記されている登録記号を前記第1認識結果として取得し、前記第2地点を通過した車両のナンバープレートが撮像されたフレーム画像に対する文字認識処理により、当該ナンバープレートに表記されている登録記号を前記第2認識結果として取得し、前記中間地点を通過した車両のナンバープレートが撮像されたフレーム画像に対する文字認識処理により、当該ナンバープレートに表記されている一連指定番号を前記第3認識結果として取得する認識結果取得部を備えた、請求項1~3のいずれかに記載の車両追跡装置。
  5. 走行路の第1地点を通過した車両に取り付けられているナンバープレートに表記されている登録記号を認識した第1認識結果、前記走行路の前記第1地点よりも下流側に位置する第2地点を通過した車両に取り付けられている前記ンバープレートに表記されている登録記号を認識した第2認識結果、および前記走行路の前記第1地点と前記第2地点との間に位置する中間地点を通過した車両に取り付けられている前記ナンバープレートに表記されている登録記号の一部である一連指定番号を認識した第3認識結果を認識結果記憶部に記憶させる第1ステップと、
    前記第1認識結果、前記第2認識結果、および前記第3認識結果を用いて、地点間で車両を同定する同定ステップと、を備え、
    前記第1認識結果には、前記第1地点における車両の通過時刻が含まれ、
    前記第2認識結果には、前記第2地点における車両の通過時刻が含まれ、
    前記同定ステップは、
    前記第1地点を通過した車両と、前記第2地点を通過した車両とを前記登録記号の照合により同定し、
    前記中間地点を通過した車両の中に、前記一連指定番号の照合により前記第1地点、または前記第2地点を通過した車両に同定できない車両があれば、前記第1地点における車両の通過時刻、および前記第2地点における車両の通過時刻を用いて同定するステップである、車両追跡方法。
  6. 走行路の第1地点を通過した車両に取り付けられているナンバープレートに表記されている登録記号を認識した第1認識結果、前記走行路の前記第1地点よりも下流側に位置する第2地点を通過した車両に取り付けられている前記ンバープレートに表記されている登録記号を認識した第2認識結果、および前記走行路の前記第1地点と前記第2地点との間に位置する中間地点を通過した車両に取り付けられている前記ナンバープレートに表記されている登録記号の一部である一連指定番号を認識した第3認識結果を認識結果記憶部に記憶させる第1ステップと、
    前記第1認識結果、前記第2認識結果、および前記第3認識結果を用いて、地点間で車両を同定する同定ステップと、をコンピュータに実行させ、
    前記第1認識結果には、前記第1地点における車両の通過時刻が含まれ、
    前記第2認識結果には、前記第2地点における車両の通過時刻が含まれ、
    前記同定ステップは、
    前記第1地点を通過した車両と、前記第2地点を通過した車両とを前記登録記号の照合により同定し、
    前記中間地点を通過した車両の中に、前記一連指定番号の照合により前記第1地点、または前記第2地点を通過した車両に同定できない車両があれば、前記第1地点における車両の通過時刻、および前記第2地点における車両の通過時刻を用いて同定するステップである、車両追跡プログラム。
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