JP7230549B2 - 自動二輪車用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車用タイヤに関する。
下記特許文献1には、トレッドに溝が設けられた自動二輪車用タイヤが記載されている。前記溝は、クラウン領域内でタイヤ周方向に連続して延びるクラウン主溝と、内端がクラウン領域に内に位置し、外端がショルダー領域内に位置する傾斜溝と、前記ショルダー領域内で傾斜溝の間に配されるショルダー副溝とを含んでいる。
特開2016-210247号公報
上述のような自動二輪車用タイヤは、優れたウェット性能を有する。しかしながら、近年では、自動二輪車の高速走行化に伴い、ウェット性能を維持しつつ、旋回走行時の過渡特性を高めることが求められている。前記「過渡特性」とは、旋回走行時、前記自動二輪車を倒し込んだときの手応えをいう。また、「過渡特性を高める」とは、前記手応えがスムーズであって、安定した旋回走行が可能なことをいう。
本発明は、以上のような問題に鑑み案出なされたもので、ウェット性能を維持しつつ、過渡特性を高めることができる自動二輪車用タイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部を有する自動二輪車用タイヤであって、前記トレッド部には、タイヤ周方向に対して傾斜した複数の第1傾斜溝と、前記第1傾斜溝と同方向に傾斜した複数の第2傾斜溝とが設けられ、前記第1傾斜溝は、クラウン領域からショルダー領域まで延びており、前記第2傾斜溝は、隣接する前記第1傾斜溝の間に設けられ、前記第2傾斜溝は、前記ショルダー領域に位置する内端からタイヤ軸方向外側に延びており、前記第2傾斜溝の前記内端を通るタイヤ周方向位置において、前記第2傾斜溝のタイヤ周方向に対する角度θ2と前記第1傾斜溝のタイヤ周方向に対する角度θ1との差の絶対値|θ2-θ1|は、10度以下である。
本発明に係る自動二輪車用タイヤは、前記絶対値|θ2-θ1|が、5度以下であるのが望ましい。
本発明に係る自動二輪車用タイヤは、前記第2傾斜溝の前記角度θ2が、50度以下であるのが望ましい。
本発明に係る自動二輪車用タイヤは、前記第2傾斜溝の前記角度θ2が、40度以下であるのが望ましい。
本発明に係る自動二輪車用タイヤは、前記第2傾斜溝のタイヤ軸方向長さが、前記第1傾斜溝のタイヤ軸方向長さの40%~50%であるのが望ましい。
本発明に係る自動二輪車用タイヤは、前記第2傾斜溝の前記角度θ2と、前記第2傾斜溝のタイヤ軸方向の外端でのタイヤ周方向に対する角度θ3との差の絶対値|θ2-θ3|が40度以上であるのが望ましい。
本発明に係る自動二輪車用タイヤは、前記第2傾斜溝が、タイヤ軸方向外側へ向かって溝幅が漸増するのが望ましい。
本発明に係る自動二輪車用タイヤは、前記第2傾斜溝の前記内端での溝幅が、前記第2傾斜溝のタイヤ軸方向の外端での溝幅の70%以下であるのが望ましい。
本発明に係る自動二輪車用タイヤは、前記第2傾斜溝の前記内端からタイヤ赤道までのタイヤ軸方向距離が、トレッド展開幅の25%~35%であるのが望ましい。
本発明に係る自動二輪車用タイヤは、前記第1傾斜溝が、直線状に延びる第1部分と、前記第1部分のタイヤ軸方向の外側で円弧状に延びる第2部分とを含み、前記第1部分は、前記第2傾斜溝の前記内端を通る前記タイヤ周方向位置と交差するように延びているのが望ましい。
本発明に係る自動二輪車用タイヤは、前記第1傾斜溝を長手方向に沿って切断した断面において、前記第1傾斜溝が、溝底、前記溝底と前記第1傾斜溝のタイヤ軸方向の外端とを継ぐ第1外側溝壁、及び、前記溝底と前記第1傾斜溝のタイヤ軸方向の内端とを継ぐ第1内側溝壁を含み、前記第1外側溝壁のタイヤ法線方向に対する傾斜角度は、前記第1内側溝壁のタイヤ法線方向に対する傾斜角度と同じであるのが望ましい。
本発明に係る自動二輪車用タイヤは、前記第2傾斜溝を長手方向に沿って切断した断面において、前記第2傾斜溝が、溝底、前記溝底と前記第2傾斜溝のタイヤ軸方向の外端とを継ぐ第2外側溝壁、及び、前記溝底と前記第2傾斜溝の前記内端とを継ぐ第2内側溝壁を含み、前記第2内側溝壁のタイヤ法線方向に対する傾斜角度は、前記第2外側溝壁のタイヤ法線方向に対する傾斜角度よりも大きいのが望ましい。
本発明の自動二輪車用タイヤは、複数の第1傾斜溝と、複数の第2傾斜溝とが設けられているため、優れたウェット性能を有する。
また、前記自動二輪車用タイヤは、前記第2傾斜溝の前記内端を通るタイヤ周方向位置において、前記第2傾斜溝のタイヤ周方向に対する角度θ2と前記第1傾斜溝のタイヤ周方向に対する角度θ1との差の絶対値|θ2-θ1|は、10度以下とされているので、直進から旋回走行にかけて、高い過渡特性が得られる。
本発明の一実施形態の自動二輪車用タイヤのタイヤ子午線断面図である。 図1のトレッド部の展開図である。 図2の拡大図である。 (a)は、図2のB-B線断面図、(b)は、図2のC-C線断面図、(c)は、図2のD-D線断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本発明の一実施形態を示す自動二輪車用タイヤ(以下、単に、「タイヤ」という場合がある。)1の正規状態におけるタイヤ子午線断面図である。前記「正規状態」とは、タイヤ1が正規リム(図示省略)にリム組みされ、かつ、正規内圧が充填された無負荷の状態である。本明細書では特に断りがない限り、タイヤ1の各部の寸法は、正規状態で測定された値である。
前記「正規リム」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
前記「正規内圧」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
本実施形態のタイヤ1は、トレッド部2のトレッド端2t間のトレッド接地面2aが、タイヤ半径方向外側に凸の円弧状に湾曲してのびている。このようなタイヤ1は、キャンバー角が大きい旋回時においても十分な接地面積が得ることができる。トレッド部2を平面に展開したときのトレッド端2t間のタイヤ軸方向距離が、トレッド展開幅TWeである。
本実施形態のタイヤ1の内部には、カーカス6及びベルト層7等のタイヤ構成部材が配されている。これらタイヤ構成部材には、公知の態様が適宜採用される。
図2は、本実施形態のタイヤ1のトレッド部2の展開図である。図2に示されるように、本実施形態のトレッド部2は、タイヤ赤道Cを含むクラウン領域Crと、クラウン領域Crの両側に配される一対のミドル領域Mi、Miと、ミドル領域Miの外側に配される一対のショルダー領域Sh、Shとを含んでいる。
クラウン領域Crは、例えば、タイヤ赤道Cをタイヤ軸方向の中心としてトレッド展開幅TWeの20%~25%のタイヤ軸方向幅Wcを有している。クラウン領域Crは、直進走行において接地する領域である。ショルダー領域Shは、トレッド端2tからトレッド展開幅TWeの20%のタイヤ軸方向幅Wsを有している。ショルダー領域Shは、トレッド端2tが接地するキャンバー角の大きな旋回時に接地する領域である。
トレッド部2は、例えば、タイヤ周方向に対して傾斜した複数の第1傾斜溝10と、隣接する第1傾斜溝10の間に設けられて、第1傾斜溝10と同方向に傾斜した複数の第2傾斜溝11とを含んでいる。これにより、本実施形態のタイヤ1は、優れたウェット性能を有する。
第1傾斜溝10及び第2傾斜溝11は、本実施形態では、タイヤ赤道Cの両側に配されている。本実施形態のトレッド部2のトレッドパターンは、タイヤ赤道Cを挟んで線対称形状であるが、このような態様に限定されるものではない。
第1傾斜溝10は、クラウン領域Crからショルダー領域Shまで延びている。このような第1傾斜溝10は、トレッド部2のトレッド接地面2aと路面との間の水膜を効果的に排出する。また、このような第1傾斜溝10は、クラウン領域Crからショルダー領域Shの陸部の剛性段差を小さくするので、直進走行から旋回走行への過渡特性を高く維持する。
第2傾斜溝11は、ショルダー領域Shに位置する内端11iからタイヤ軸方向外側に延びている。このように、本実施形態の第2傾斜溝11は、ショルダー領域Shのみに形成されており、キャンバー角の大きな旋回走行時のウェット性能を高める。
図3は、図2のトレッド部2の拡大図である。図3に示されるように、ショルダー領域Shは、そのタイヤ軸方向の内端からトレッド展開幅TWeの10%のタイヤ軸方向幅Wdを有する内側部Siと、内側部Siよりもタイヤ軸方向外側の外側部Soとに区分される。外側部Soは、最も大きな横力が作用する領域である。
本実施形態では、第2傾斜溝11の内端11iを通るタイヤ周方向位置Pにおいて、第2傾斜溝11のタイヤ周方向に対する角度θ2と第1傾斜溝10のタイヤ周方向に対する角度θ1との差の絶対値|θ2-θ1|は、10度以下である。これにより、内端11iを通るタイヤ周方向位置Pにおいて、第1傾斜溝10のエッジ10s及び第2傾斜溝11のエッジ11sのタイヤ軸方向成分の差が小さく維持される。したがって、両傾斜溝10、11によって生じる横力の向きが揃えられるので、直進から旋回走行にかけて、過渡特性が高められる。上述の作用をさらに効果的に発揮させるために、前記差の絶対値|θ2-θ1|は、5度以下であるのが望ましい。なお、前記内端11iは、第2傾斜溝11の長手に対する直角方向の溝幅W2の中間位置心を連続して形成される溝中心線11cと第2傾斜溝11のエッジ11sとが交差する位置で定義される。また、角度θ2は、第2傾斜溝11の溝中心線11cの角度である。さらに、角度θ1は、第1傾斜溝10の溝中心線10cの角度である。第1傾斜溝10の溝中心線10cは、第2傾斜溝11の溝中心線11cと同様に定義される。
本実施形態では、第2傾斜溝11のタイヤ軸方向の長さL2に亘るタイヤ周方向位置において、第2傾斜溝11のタイヤ周方向に対する角度θ1αと第1傾斜溝10のタイヤ周方向に対する角度θ2αとの差の絶対値|θ2α-θ1α|が10度以下である。これにより、第2傾斜溝11のタイヤ軸方向の長さL2に亘って、高い過渡特性が得られる。前記差の絶対値|θ2α-θ1α|は5度以下がさらに望ましい。
第1傾斜溝10は、本実施形態では、直線状に延びる第1部分14と、第1部分14のタイヤ軸方向の外側で円弧状に延びる第2部分15とを含んでいる。第2部分15は、タイヤ軸方向に亘って、第1傾斜溝10に作用する横力の向きを滑らかに変化させるので、過渡特性を高める。第2部分15は、本明細書では、タイヤ周方向位置において、第1傾斜溝10の長手方向に延びる両側のエッジ10k、10kがともに曲率を有する部分をいう。第1部分14は、タイヤ周方向位置において、第2部分15よりもタイヤ赤道C側の部分をいう。図3には、便宜上、1本の第2部分15が着色して表される。
第2部分15のタイヤ軸方向の内端15iは、例えば、内側部Siに設けられる。これにより、ショルダー領域Shが接地する大きな旋回走行での過渡特性が、さらに高められる。
第2部分15は、タイヤ軸方向の外側に向かってタイヤ周方向に対する角度θ1αが漸増している。これにより、タイヤ周方向に隣接する第2部分15間の陸部のタイヤ周方向の長さLeは、タイヤ軸方向外側に向かって漸増する。したがって、第2部分15間の陸部のタイヤ軸方向の剛性が高められ、旋回走行に適したトラクションが発揮される。特に限定されるものではないが、外側部Soにおいて、第1傾斜溝10の角度θ1αは、60度以上である。
第1部分14は、第2傾斜溝11の内端11iを通るタイヤ周方向位置Pと交差するように延びている。即ち、本実施形態では、排水抵抗の小さい第1部分14が、クラウン領域Crからショルダー領域Shまで延びているので、ウェット性能が高められる。
特に限定されるものではないが、第1傾斜溝10のタイヤ軸方向長さL1(図2に示す)は、例えば、トレッド展開幅TWeの35%~45%であるのが望ましい。このような第1傾斜溝10は、陸部の剛性を維持しつつ、ウェット性能を高める。
第2傾斜溝11は、本実施形態では、円弧状に延びている。第2傾斜溝11は、例えば、タイヤ周方向に対する角度θ2αがタイヤ軸方向外側に向かって漸増している。これにより、第2傾斜溝11と第1傾斜溝10との間の陸部のタイヤ軸方向剛性が高く維持されるので、旋回性能が向上する。なお、第2傾斜溝11は、このような円弧状に形成される態様に限定されるものではない。
第2傾斜溝11の内端11iからタイヤ赤道Cまでのタイヤ軸方向距離Laは、トレッド展開幅TWeの25%~35%であるのが望ましい。タイヤ軸方向距離Laがトレッド展開幅TWeの25%未満の場合、ミドル領域Miの陸部の剛性が小さくなり、過渡特性が低下するおそれがある。タイヤ軸方向距離Laがトレッド展開幅TWeの35%を超える場合、ウェット性能が悪化するおそれがある。
上述の作用を効果的に発揮させるために、第2傾斜溝11のタイヤ軸方向長さL2は、例えば、第1傾斜溝10のタイヤ軸方向長さL1の40%~50%であるのが望ましい。
第2傾斜溝11の内端11iでの角度θ2は、50度以下であるのが望ましい。上述のようなタイヤ軸方向の位置に内端11iが配されているので、前記角度θ2が50度を超えると、第2傾斜溝11によって、好ましいエッジ効果を得ることができなくなるおそれがある。また、前記角度θ2が50度を超えると、第2傾斜溝11の排水抵抗が大きくなるおそれがある。上述の作用をより効果的に発揮させるために、第2傾斜溝11の角度θ2は、40度以下であるのが、さらに望ましい。
第2傾斜溝11の内端11iでの角度θ2と、第2傾斜溝11のタイヤ軸方向の外端11eでのタイヤ周方向に対する角度θ3との差の絶対値|θ2-θ3|が40度以上であるのが望ましい。これにより、第2傾斜溝11によって多方向に横力を生じさせることができるので、優れた旋回性能を得ることができる。外端11eは、内端11iと同様に、第2傾斜溝11の溝中心線11cとエッジ11sとがトレッド端2t側で交差する位置で特定される。
図2に示されるように、第2傾斜溝11は、本実施形態では、タイヤ軸方向外側に向かって溝幅W2が漸増している。このような第2傾斜溝11は、第2部分15、15間の陸部のタイヤ周方向の剛性の変化を小さく維持して、過渡特性を高める。
第2傾斜溝11の内端11iでの溝幅W2aは、第2傾斜溝11の外端11eでの溝幅W2bの70%以下であるのが望ましい。内端11iでの溝幅W2aが外端11eでの溝幅W2bの70%を超える場合、第2部分15間の陸部のタイヤ周方向の剛性の変化が大きくなり、過渡特性が低下するおそれがある。本明細書では、内端11iでの溝幅W2aは、内端11iからタイヤ軸方向外側へ、第2傾斜溝11のタイヤ軸方向の中間位置の溝幅W2g分、離間した位置での溝幅である。また、外端11eでの溝幅W2bは、外端11eからタイヤ軸方向内側へ第2傾斜溝11の前記溝幅W2g分、離間した位置での溝幅である。特に限定されるものではないが、第2傾斜溝11の内端11iでの溝幅W2aは、第2傾斜溝11の外端11eでの溝幅W2bの20%以上であるのが望ましい。
第2傾斜溝11の内端11iでの溝幅W2aは、タイヤ周方向位置Pを通る第1傾斜溝10の溝幅W1p(図3に示す)の50%以下であるのが望ましい。これにより、内端11i近傍における第1傾斜溝10と第2傾斜溝11との間の陸部剛性の低下を抑制することができる。ウェット性能を維持するために、第2傾斜溝11の前記溝幅W2aは、第1傾斜溝10の前記溝幅W1pの20%以上であるのが望ましい。
図1は、図2のA-A線断面図である。図1に示されるように、第1傾斜溝10を長手方向に沿って切断した断面において、第1傾斜溝10は、溝底10j、第1外側溝壁10a及び第1内側溝壁10bを含んでいる。溝底10jは、トレッド部2のトレッド接地面2aと実質的に平行に延びている。第1外側溝壁10aは、溝底10jと第1傾斜溝10のタイヤ軸方向の外端10eとを継いで傾斜している。第1内側溝壁10bは、溝底10jと第1傾斜溝10のタイヤ軸方向の内端10iとを継いで傾斜している。
第1外側溝壁10aのタイヤ法線n方向に対する傾斜角度α1は、例えば、第1内側溝壁10bのタイヤ法線n方向に対する傾斜角度α2と同じで形成されている。このような第1傾斜溝10は、その外端10e及び内端10iの近傍の陸部の剛性の差を小さくする。これにより、直進から旋回走行にかけて、より高い過渡特性が得られる。特に限定されるものではないが、傾斜角度α1及び傾斜角度α2は、例えば、10~30度が望ましい。
第2傾斜溝11を長手方向に沿って切断した断面において、第2傾斜溝11は、溝底11j、第2外側溝壁11a及び第2内側溝壁11bを含んでいる。溝底11jは、トレッド部2のトレッド接地面2aと実質的に平行に延びている。第2外側溝壁11aは、溝底11jと第2傾斜溝11の外端11eとを継いで傾斜している。第2内側溝壁11bは、溝底11jと第2傾斜溝11の内端11iとを継いで傾斜している。
第2内側溝壁11bのタイヤ法線n方向に対する傾斜角度α4は、例えば、第2外側溝壁11aのタイヤ法線n方向に対する傾斜角度α3よりも大きく形成されている。第2内側溝壁11bは、溝幅が相対的に小さな内端11iに連なり、タイヤ1に作用する荷重が集中しやすい。このため、第2内側溝壁11bの前記傾斜角度α4を大きくすることで、第2傾斜溝11の内端11iでのクラックや欠けを抑制することができる。また、このような第2内側溝壁11bは、内端11i近傍の陸部の剛性変化を小さくする。したがって、タイヤ1の旋回性能が高く維持される。特に限定されるものではないが、傾斜角度α4は、傾斜角度α3よりも25~45度大きいのが望ましい。また、傾斜角度α4は、45~65度が望ましい。傾斜角度α3は、10~30度が望ましい。
特に限定されるものではないが、第1傾斜溝10の溝幅W1p(図2に示す)は、5~12mm程度が望ましい。第1傾斜溝10の溝深さD1は、4~9mm程度が望ましい。第1傾斜溝10のクラウン領域Crでのタイヤ周方向のピッチP1(図2に示す)は、第1傾斜溝10の溝幅W1pの3~9倍程度が望ましい。また、第2傾斜溝11の外端11eでの溝幅W2b(図2に示す)は、3~9mm程度が望ましい。第2傾斜溝11の溝深さD2は、2~7mm程度が望ましい。
図2に示されるように、本実施形態のトレッド部2には、タイヤ周方向に連続して延びる一対の周方向溝12が設けられている。本実施形態の周方向溝12は、クラウン領域Cr内に配されている。周方向溝12は、例えば、タイヤ赤道Cを挟んでその両側に配されている。なお、周方向溝12は、例えば、2本を超える複数本が形成されても良い。
周方向溝12は、本実施形態では、直線状に延びている。これにより、高速となる直進走行において、効率よく排水できるので、ウェット性能が高められる。なお、周方向溝12は、このような態様に限定されるものではなく、例えば、ジグザグ状や波状に延びていても良い。
周方向溝12は、第1傾斜溝10と連なっていない。これにより、クラウン領域Crの陸部の剛性が高く維持される。
周方向溝12の溝幅W3は、5~12mm程度が望ましい。また、周方向溝12の溝深さD3(図1に示す)は、4~9mm程度が望ましい。
図4(a)は、図2のB-B線断面図、図4(b)は、図2のC-C線断面図、図4(c)は、図2のD-D線断面図である。図4(a)ないし(c)は、いずれも、溝中心線に対して直交方向に切断した横断面図である。図4(a)ないし(c)に示されるように、本実施形態では、第1傾斜溝10の溝壁のタイヤ法線n方向に対する角度α5は、周方向溝12の溝壁のタイヤ法線n方向に対する角度α7よりも大きい。第1傾斜溝10は、ミドル領域Mi及びショルダー領域Shにも配されているので、クラウン領域Crに配される周方向溝12よりも大きな横力が作用する。このため、角度α5を相対的に大きくすることで、第1傾斜溝10近傍の剛性低下が抑えられて、過渡特性を含む走行性能が高められる。
第2傾斜溝11の溝壁のタイヤ法線n方向に対する角度α6は、周方向溝12の溝壁のタイヤ法線n方向に対する角度α7よりも小さく形成されている。このような第2傾斜溝11は、エッジ効果を発揮して、キャンバー角の大きな旋回走行の安定性能を高めることができる。
上述の作用を効果的に発揮させるために、角度α5は、例えば、13~23度が望ましい。角度α6は、例えば、3~10度が望ましい。角度α7は、例えば、10~20度が望ましい。
以上、本発明の実施形態について、詳述したが、本発明は例示の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様に変形して実施し得るのは言うまでもない。
図1の基本構造を有する自動二輪車用タイヤが、表1の仕様に基づき試作され、各試供タイヤのウェット性能及び過渡特性についてテストされた。各試供タイヤの主な共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
第1傾斜溝の溝幅/TWe、溝深さ:3.3%、6.5mm
周方向溝の溝幅/TWe、溝深さ:2.7%、6.5mm
第2傾斜溝の溝幅W2b/TWe、溝深さ:2.2%、5.0mm
第2外側溝壁の傾斜角度α3:20度
<過渡特性・ウェット性能>
各試供タイヤを下記の条件にて、大型自動二輪車の全輪に装着し、乾燥アスファルト路面のテストコース及び水深5mmのウェットアスファルト路面のテストコースを走行した。そして、乾燥アスファルト路面での車体を倒しこむときのスムーズさや安定性、及び、ウェットアスファルト路面での車両の直進・旋回時の安定性が確認された。結果は、テストライダーの官能により、各20点満点で評価されている。数値の大きいほうが良好である。
タイヤ(前輪、後輪):120/70R17、190/60R17
リム(前輪、後輪):MT3.50、MT5.50
タイヤ内圧(前輪、後輪):240kPa、160kPa
テスト車両:排気量1000ccの自動二輪車
表1の「漸増」は、トレッド端側に向かって溝幅が漸増することを意味する。同「第1部分」は、第2傾斜溝の内端を通るタイヤ周方向位置が、第1部分と交差する態様をいう。同「第2部分」は、第2傾斜溝の内端を通るタイヤ周方向位置が、第2部分と交差する態様をいう。
テストの結果などが表1に示される。
Figure 0007230549000001
テストの結果、実施例のタイヤは、比較例のタイヤに比べて、ウェット性能が維持されつつ過渡特性が優れていることが確認される。
1 自動二輪車用タイヤ
2 トレッド部
10 第1傾斜溝
11 第2傾斜溝
11i 内端
Cr クラウン領域
Sh ショルダー領域

Claims (11)

  1. トレッド部を有する自動二輪車用タイヤであって、
    前記トレッド部には、タイヤ周方向に対して傾斜した複数の第1傾斜溝と、前記第1傾斜溝と同方向に傾斜した複数の第2傾斜溝とが設けられ、
    前記第1傾斜溝は、クラウン領域からショルダー領域まで延びており、
    前記第2傾斜溝は、隣接する前記第1傾斜溝の間に設けられ、
    前記第2傾斜溝は、前記ショルダー領域に位置する内端からタイヤ軸方向外側に延びており、
    前記第2傾斜溝の前記内端を通るタイヤ周方向位置において、前記第2傾斜溝のタイヤ周方向に対する角度θ2と前記第1傾斜溝のタイヤ周方向に対する角度θ1との差の絶対値|θ2-θ1|は、10度以下であり、
    前記第2傾斜溝を長手方向に沿って切断した断面において、前記第2傾斜溝は、溝底、前記溝底と前記第2傾斜溝のタイヤ軸方向の外端とを継ぐ第2外側溝壁、及び、前記溝底と前記第2傾斜溝の前記内端とを継ぐ第2内側溝壁を含み、
    前記第2内側溝壁のタイヤ法線方向に対する傾斜角度は、前記第2外側溝壁のタイヤ法線方向に対する傾斜角度よりも大きい、
    自動二輪車用タイヤ。
  2. 前記絶対値|θ2-θ1|は、5度以下である、請求項1記載の自動二輪車用タイヤ。
  3. 前記第2傾斜溝の前記角度θ2は、50度以下である、請求項1又は2に記載の自動二輪車用タイヤ。
  4. 前記第2傾斜溝の前記角度θ2は、40度以下である、請求項1又は2に記載の自動二輪車用タイヤ。
  5. 前記第2傾斜溝のタイヤ軸方向長さは、前記第1傾斜溝のタイヤ軸方向長さの40%~50%である、請求項1ないし4のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ。
  6. 前記第2傾斜溝の前記角度θ2と、前記第2傾斜溝のタイヤ軸方向の外端でのタイヤ周方向に対する角度θ3との差の絶対値|θ2-θ3|が40度以上である、請求項1ないし5のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ。
  7. 前記第2傾斜溝は、タイヤ軸方向外側へ向かって溝幅が漸増する、請求項1ないし5のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ。
  8. 前記第2傾斜溝の前記内端での溝幅は、前記第2傾斜溝のタイヤ軸方向の外端での溝幅の70%以下である、請求項7記載の自動二輪車用タイヤ。
  9. 前記第2傾斜溝の前記内端からタイヤ赤道までのタイヤ軸方向距離は、トレッド展開幅の25%~35%である、請求項1ないし8のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ。
  10. 前記第1傾斜溝は、直線状に延びる第1部分と、前記第1部分のタイヤ軸方向の外側で円弧状に延びる第2部分とを含み、
    前記第1部分は、前記第2傾斜溝の前記内端を通る前記タイヤ周方向位置と交差するように延びている、請求項1ないし9のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ。
  11. 前記第1傾斜溝を長手方向に沿って切断した断面において、前記第1傾斜溝は、溝底、前記溝底と前記第1傾斜溝のタイヤ軸方向の外端とを継ぐ第1外側溝壁、及び、前記溝底と前記第1傾斜溝のタイヤ軸方向の内端とを継ぐ第1内側溝壁を含み、
    前記第1外側溝壁のタイヤ法線方向に対する傾斜角度は、前記第1内側溝壁のタイヤ法線方向に対する傾斜角度と同じである、請求項1ないし10のいずれかに記載の自動二輪車用タイヤ。
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