JP7223519B2 - ブレーキシリンダ装置及びブレーキ装置 - Google Patents

ブレーキシリンダ装置及びブレーキ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7223519B2
JP7223519B2 JP2018137824A JP2018137824A JP7223519B2 JP 7223519 B2 JP7223519 B2 JP 7223519B2 JP 2018137824 A JP2018137824 A JP 2018137824A JP 2018137824 A JP2018137824 A JP 2018137824A JP 7223519 B2 JP7223519 B2 JP 7223519B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
brake
piston
spring
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018137824A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020016257A5 (ja
JP2020016257A (ja
Inventor
智也 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabtesco Corp
Original Assignee
Nabtesco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabtesco Corp filed Critical Nabtesco Corp
Priority to JP2018137824A priority Critical patent/JP7223519B2/ja
Priority to CN201910651315.5A priority patent/CN110748586B/zh
Priority to TW108125609A priority patent/TWI719543B/zh
Priority to EP19187532.7A priority patent/EP3611066B1/en
Publication of JP2020016257A publication Critical patent/JP2020016257A/ja
Publication of JP2020016257A5 publication Critical patent/JP2020016257A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7223519B2 publication Critical patent/JP7223519B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/14Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
    • F16D65/16Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake
    • F16D65/18Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake adapted for drawing members together, e.g. for disc brakes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T17/00Component parts, details, or accessories of power brake systems not covered by groups B60T8/00, B60T13/00 or B60T15/00, or presenting other characteristic features
    • B60T17/08Brake cylinders other than ultimate actuators
    • B60T17/085Spring loaded brake actuators
    • B60T17/086Spring loaded brake actuators with emergency release device
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D55/00Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
    • F16D55/02Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
    • F16D55/22Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads
    • F16D55/224Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members
    • F16D55/225Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members the braking members being brake pads
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2121/00Type of actuator operation force
    • F16D2121/02Fluid pressure
    • F16D2121/04Fluid pressure acting on a piston-type actuator, e.g. for liquid pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2121/00Type of actuator operation force
    • F16D2121/14Mechanical

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Description

本発明は、ブレーキシリンダ装置及びブレーキ装置に関する。
従来、鉄道車両の車輪を支持する車軸と一体に回転するディスクにキャリパ装置が制輪子を押し付けることにより車輪にブレーキ力を付与するディスクブレーキ装置が知られている。このようなキャリパ装置は、圧縮空気等の圧力流体により制輪子を動作させるシリンダ装置と、シリンダ装置に接続され、シリンダ装置により制輪子をディスクに接近及び離間させるように支点軸において回転する支持アームとを有する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のキャリパ装置は、常用ブレーキとばねブレーキとを備えている。さらに、キャリパ装置は、ばねブレーキのブレーキ作動状態を開放するための遮断機構を備えている。この遮断機構は、固定用リング、閉じ部材、固定ロッド、戻しばね、操作用リングを備えている。固定用リングは、スリットを有するC型のリングとして形成されている。このスリットを介して対向する両端部にはくさび状の外面を有するヘッド部が設けられている。この固定用リングは、ばねブレーキによって駆動される第2ピストンのフランジ状部分に介装されて配置されている。固定用リングは、係合部材及び固定ロッドから付勢されることで縮径して、筒状部材の外周に形成された環状溝に嵌り込んでこの環状溝と係合する。このように固定用リングが環状溝に係合することで、第2ピストンの筒状部材が第2ピストンと固定されて一体化されている。閉じ部材は、開いたコの字状の断面を有している。閉じ部材の内側には、固定用リングのヘッド部のくさび状の外面に当接する2つの斜面が形成されている。この閉じ部材は、第2ピストンにおいて所定の溝に沿って案内されることで係合部材に対してその径方向に移動可能に配設されている。また、固定ロッドは、先端側にくさび状のテーパ面が形成された段付きの軸状部材として構成されており、第2ピストンにおいて接線方向に移動可能に配設されている。また、戻しばねは、固定ロッドの段付部とばね座との間に配置されている。操作用リングは、固定ロッドにおけるテーパ面と反対側の端部に取り付けられている。よって、固定ロッドが戻しばねによって付勢され、固定ロッドが係合部材を固定用リングの径方向中心側に向かって押圧することで、固定用リングが縮径状態に保持され、第2ピストンの筒状部材が第2ピストンと一体化された状態が維持される。一方、操作用リングを戻しばねの付勢力に抗してばね座から離れる方向に引っ張る操作を行うと、固定ロッドによる閉じ部材の押圧状態が徐々に解除されて閉じ部材が固定ロッドのテーパ面に摺接しながら固定用リングの径方向外側に向かって移動可能になる。これにより、固定用リングが拡径するとともに、固定用リングのヘッドのくさび状の外面によって閉じ部材が固定用リングの径方向外側に向かって付勢され、固定用リングと環状溝との係合状態が解除されることになる。固定用リングと環状溝との係合が解除されると、第2ピストンにおいて筒状部材とその他の部材との連結状態が切り離され、第2ピストンにおける筒状部材を除く部分が筒状部材とは独立して移動可能になる。このため、操作用リングの引っ張り操作が行われると、ばねブレーキが作動していても、ブレーキ状態を開放することができる。
特開2008-261439号公報
ところで、上記特許文献1に記載のキャリパ装置では、遮断機構の固定ロッドが固定用リングの接線方向に移動する構成であるため、ブレーキシリンダ装置の外方へ突出するスペースを確保する必要があり、改善の余地がある。なお、常用ブレーキを備えていなくてもよく、またばねブレーキの開放を操作用リングに対して手動で行うものに限らず、機械によって自動で行うものにおいても同様の課題がある。また、キャリパ装置に限らず、ブレーキシリンダ装置によってブレーキ力を付与するブレーキ装置においても同様の課題がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ばねブレーキの弾性力を遮断する遮断機構を備えつつ、径方向の体格を小型化することのできるブレーキシリンダ装置及びブレーキ装置を提供することにある。
上記課題を解決するブレーキシリンダ装置は、ばねブレーキと、前記ばねブレーキに力を伝達する伝達部と前記ばねブレーキのピストンとを連結する連結部と、回転することによって前記連結部と係合が解除されて前記ばねブレーキのブレーキ力を非伝達状態に切り替える切替部と、を備える。
上記構成によれば、切替部が回動されることで、切替部が連結部係合しなくなってばねブレーキのブレーキ力を非伝達状態に切り替えられる。このため、従来技術のように固定ロッドを固定用リングの接線方向に移動する必要がなく、ブレーキシリンダ装置の外方へ突出するスペースを確保しなくても済むのでブレーキシリンダ装置の径方向の体格を小型化することができる。
上記ブレーキシリンダ装置について、前記切替部が前記連結部と係合して前記ばねブレーキのブレーキ力を伝達状態に保持されるように前記切替部を付勢する付勢部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、付勢部が切替部を付勢することでばねブレーキのブレーキ力を伝達状態に保持することができる。
上記ブレーキシリンダ装置について、前記切替部は、前記連結部に係合する部分を作用点とし、前記切替部の回動軸を支点として回動し、前記回動の操作が与えられる部分を力点とし、前記支点と前記力点との第1距離よりも前記支点と前記作用点との第2距離の方が長いことが好ましい。
上記構成によれば、第1距離よりも第2距離の方が長いため、操作距離に対して切替部の係合位置と非係合位置との変位距離を長くすることができ、操作距離を低減することができる。
上記ブレーキシリンダ装置について、前記力点は、前記支点と前記作用点との間に設けられることが好ましい。
上記構成によれば、支点と作用点との間に力点が位置するため、第1距離よりも第2距離の方を長くしつつ、変位距離に対する操作距離を低減することができる。
上記ブレーキシリンダ装置について、前記切替部は、操作が行われる操作部を備え、前記回動軸は、前記ピストンに接続され、前記操作部は、前記回動軸の軸方向に移動可能に設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、ピストンとともに回動軸が軸方向に移動したとしても、操作部に対して回動軸が移動することになる。このため、操作部にワイヤ等が接続されていたとしてもピストンの移動に伴いワイヤが引っ張られることがない。
上記課題を解決するブレーキシリンダ装置、ばねブレーキと、前記ばねブレーキに力を伝達する伝達部と前記ばねブレーキのピストンとを連結する連結部と、前記ピストンの径方向に移動することによって前記連結部と係合が解除されて前記ばねブレーキのブレーキ力を非伝達状態に切り替える切替部と、前記ピストンの移動方向と平行な軸方向に移動して前記切替部に当接することによって前記切替部を移動させる駆動部と、を備える。
上記構成によれば、ピストンの移動方向に移動する駆動部が切替部に当接して切替部をピストンの径方向に移動させることで、切替部が連結部係合しなくなってばねブレーキのブレーキ力を非伝達状態に切り替えられる。このため、従来技術のように固定ロッドを固定用リングの接線方向に移動する必要がなく、ブレーキシリンダ装置の外方へ突出するスペースを確保しなくても済むのでブレーキシリンダ装置の径方向の体格を小型化することができる。
上記ブレーキシリンダ装置について、前記切替部が前記連結部と係合して前記ばねブレーキのブレーキ力を伝達状態に保持されるように前記駆動部を付勢する付勢部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、付勢部が切替部を付勢することでばねブレーキのブレーキ力を伝達状態に保持することができる。
上記課題を解決するブレーキ装置は、被押圧部材にブレーキ用摩擦部材を押し当てることで制動力を発生させるブレーキ装置であって、上記ブレーキシリンダ装置を備え、前記ブレーキシリンダ装置によって前記ブレーキ用摩擦部材が駆動される。
上記構成によれば、小型化したブレーキシリンダ装置を有することで、ひいてはブレーキ装置を小型化することができる。
本発明によれば、ばねブレーキの弾性力を遮断する遮断機構を備えつつ、径方向の体格を小型化することができる。
ブレーキ装置の第1の実施形態の構成を示す右側面図。 同実施形態のブレーキ装置の構成を示す左側面図。 同実施形態のブレーキ装置の構成を示す上面図。 同実施形態のブレーキシリンダ装置の構成を示す断面図。 同実施形態のブレーキシリンダ装置の構成を示す部分破断図。 同実施形態のブレーキシリンダ装置の遮断機構の係合状態を示す上面断面図。 同実施形態のブレーキシリンダ装置の遮断機構の非係合状態を示す上面断面図。 ブレーキシリンダ装置の第2の実施形態の構成を示す斜視図。 同実施形態のブレーキシリンダ装置の遮断機構の係合状態を示す部分破断拡大図。 同実施形態のブレーキシリンダ装置の遮断機構の係合状態を示す拡大断面図。 同実施形態のブレーキシリンダ装置の遮断機構の非係合状態を示す部分破断拡大図。 同実施形態のブレーキシリンダ装置の遮断機構の非係合状態を示す拡大断面図。
(第1の実施形態)
以下、図1~図5を参照して、ブレーキシリンダ装置及びブレーキ装置の第1の実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、ディスクブレーキ装置は、鉄道車両の台車10に取り付けられ、台車10の車輪を回転させる車軸と一体に回転する円盤状のディスク11に帯状の形状の制輪子12をキャリパ装置20が押し付けることにより、ブレーキ力を車輪に付与する。すなわち、キャリパ装置20がブレーキ装置に相当する。
キャリパ装置20は、台車10に取り付けられるブラケット21と、ブラケット21に揺動可能に連結される連結部材22と、連結部材22に支持される一対の左側アーム40及び右側アーム50とを備える。また、キャリパ装置20は、一対の左側アーム40及び右側アーム50の基端部に支持され、圧縮空気の給排によって左側アーム40及び右側アーム50を駆動する。
図3に示すように、左側アーム40及び右側アーム50は、ディスク11の板厚方向においてディスク11の両側にそれぞれ配置される。制輪子取付部材46と制輪子取付部材56とは、ディスク11の板厚方向において、ディスク11と対向して配置される。制輪子取付部材46と制輪子取付部材56とには、制輪子12がそれぞれ取り付けられる。
図1及び図2に示すように、左側アーム40の基端側には、離間し互いに対向して延出する一対の左側延出片41を備えている。左側アーム40の左側延出片41の基端部44には、ブレーキシリンダ装置60が左側固定部材48を介して回転可能に取り付けられている。
右側アーム50の基端側には、離間し互いに対向して延出する一対の右側延出片51を備えている。右側アーム50の右側延出片51の基端部54には、ブレーキシリンダ装置60が右側固定部材58を介して回転可能に取り付けられている。左側アーム40の左側延出片41の基端部44は、ブレーキシリンダ装置60に設けられる接続部材90に取り付けられている。接続部材90は、左側アーム40の左側延出片41の間に延出している。具体的には、接続部材90の両端部が左側アーム40の基端部44に回転可能にそれぞれ接続されている。よって、ブレーキシリンダ装置60は、左側アーム40の基端側と右側アーム50の基端側との間に支持されている。
ブレーキシリンダ装置60は、図示しない給排気部から供給される圧縮空気に基づいて基端側(左側固定部材48及び右側固定部材58)が互いに離間するように左側アーム40の基端部44と右側アーム50の基端部54とに駆動力を与える。また、ブレーキシリンダ装置60は、制輪子12をディスク11から離間させる力を基端部44,54に与えるための復帰ばね(図示略)を備える。制輪子12がディスク11を挟み込んだ状態において給排気部から供給された圧縮空気が排出されてブレーキシリンダ装置60が基端部44,54に与える力よりも復帰ばねによる力のほうが大きくなると制輪子12がディスク11から離間する。
次に、図4~図7を参照して、ブレーキシリンダ装置60について説明する。
図4に示すように、接続部材90の中央部には、制動力伝達棒としてのスピンドル62の先端部が接続されている。スピンドル62は、軸線CSを回転中心として接続部材90に回転可能に取り付けられている。具体的には、接続部材90の中央部には嵌合孔91が設けられている。スピンドル62の接続部62Aには、フランジ92Aを有するアダプタ92が取り付けられている。スピンドル62の接続部62Aとアダプタ92とは、接続部材90の嵌合孔91に収容されている。接続部材90の嵌合孔91の底面とアダプタ92のフランジ92Aとの間に転動部材94が配置されている。アダプタ92のフランジ92Aは、付勢部材93により接続部材90の嵌合孔91の底面に押圧されている。付勢部材93の他方側の端部(嵌合孔91の端面を押す側とは反対側の端部)は、嵌合孔91の開口部に取り付けられる留金95に当接している。
スピンドル62は、キャリパ装置20に制動力を伝達可能な制動位置及び伝達不能な非制動位置との間で移動可能である。ブレーキシリンダ装置60は、スピンドル62の進退動作により、ブレーキシリンダ装置60と接続部材90とが接近及び離間し、これに伴い、一対の左側アーム40の基端部44と右側アーム50の基端部54とが互いに接近及び離間する。
また、ブレーキシリンダ装置60の各構成要素は、特別に記載した場合を除いて、金属で構成される。例えば、ブレーキシリンダ装置60の各構成要素は、鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金等により形成される。なお、これら構成要素の一部は、樹脂層を有する場合もある。例えば、後述のシリンダ30の外表面は塗装され得る。
ブレーキシリンダ装置60は、ブレーキシリンダ装置60の動力により移動するガイドチューブ65を備えている。ガイドチューブ65には、スピンドル62が内挿されている。ガイドチューブ65とスピンドル62との間にはクラッチナット61が介在している。クラッチナット61は、ガイドチューブ65とスピンドル62との両者間の動力を伝達する。
ブレーキシリンダ装置60は、供給される圧力流体によってスピンドル62を制動位置に付勢する常用ブレーキ70と、ばねの弾性力によってスピンドル62を制動位置に付勢するばねブレーキ80とを備えている。
常用ブレーキ70は、ガイドチューブ65の外周に設けられる円環状の第1ピストン71と、圧力流体として圧縮空気が供給されると第1ピストン71を制動位置に向けて付勢する環状空間である第1圧力室72とを備えている。第1ピストン71の移動によりスピンドル62が制動位置と非制動位置との間で移動する。
図5に示すように、ガイドチューブ65の外周には、スピンドル62を非制動位置へ付勢する第1ばね73が設けられている。第1ばね73の弾性力は、ガイドチューブ65及び増力機構36を介して第1ピストン71に伝達されている。第1ピストン71は、第1ばね73によって非制動位置へ付勢されている。すなわち、第1ばね73は、常用ブレーキ70を構成している。
図4に示すように、第1ピストン71は、第1ばね73の弾性力と第1圧力室72に供給される圧力流体による付勢力とが逆方向に作用する。常用ブレーキ70は、第1圧力室72に圧力流体が供給されることにより第1ばね73の弾性力に抗して第1ピストン71に作用する弾性力により第1ピストン71を制動位置に向けて付勢する。
ばねブレーキ80は、第2ばね81と、第2ばね81の弾性力が作用する円環状の第2ピストン82とを備えている。また、ばねブレーキ80は、圧力流体である圧縮空気が供給されることにより第2ピストン82に対して第2ばね81の弾性力が作用する方向と逆方向に作用する環状空間である第2圧力室83を備えている。
図4及び図5に示すように、ブレーキシリンダ装置60は、常用ブレーキ70とばねブレーキ80との動力を増大させる増力機構36と、常用ブレーキ70とばねブレーキ80と増力機構36とを収容するシリンダ30とを備える。
増力機構36は、第1ピストン71の弾性力を増大させつつ、第1ピストン71の弾性力が作用する方向を反対方向に変換してガイドチューブ65に伝達する。増力機構36は、1または複数の増力レバー37と、増力レバー37の中央に設けられる支軸37Aと、支軸37Aを間に挟んで一方の端部に設けられる第1ローラ37Bと、他方の端部に設けられる第2ローラ37Cとを有する。第1ローラ37Bは、第1ピストン71のローラ受部71Aに当接する。第2ローラ37Cは、ガイドチューブ65のローラ受部65Aに当接する。支軸37Aから第1ローラ37Bまでの距離は、支軸37Aから第2ローラ37Cまでの距離よりも長い。この構成により、増力機構36は、第1ローラ37Bに加えられる力を増大して第2ローラ37Cから出力する。なお、増力機構36が仲介機構として機能する。
シリンダ30は、有底円筒状の第1シリンダ31と、第1シリンダ31に固定され、円筒状の第2シリンダ32と、第2シリンダ32の開口部を閉蓋する第3シリンダ33とを備える。第1シリンダ31には、増力機構36が収容されている。第2シリンダ32は、第2シリンダ32の延出方向において第1圧力室72と第2圧力室83とを区画する区画壁32Aを有し、第1ピストン71と第2ピストン82とを収容している。第3シリンダ33は、第2ばね81を収容するばね収容部33Aと、ガイドチューブ65を内挿する円筒部33Bとを有している。ばね収容部33Aは、接続部材90を挟むように一対設けられている。各ばね収容部33Aには、第2ばね81として4個のコイルばねが収容されて、第2ピストン82を付勢している。円筒部33Bの先端は、第1シリンダ31の内部まで突出している。区画壁32Aの中央には、第3シリンダ33の円筒部33Bを内挿する貫通孔32Bが設けられている。
第1圧力室72は、第2シリンダ32の内壁と区画壁32Aと第3シリンダ33の円筒部33Bと第1ピストン71とによって形成されている。また、第2圧力室83は、第2シリンダ32の内壁と区画壁32Aと第3シリンダ33の円筒部33Bと第2ピストン82とによって形成されている。
第2ピストン82と第3シリンダ33の円筒部33Bとの間には、第2ピストン82の動力を第1ピストン71に伝達する円筒状の伝達部材84が設けられている。伝達部材84が伝達部に相当する。第2ピストン82と伝達部材84との間には、第2ピストン82と伝達部材84との弾性力の伝達を遮断する遮断機構100が設けられている。伝達部材84の基端は、遮断機構100を介して第2ピストン82に連結されている。遮断機構100は、第2ピストン82と伝達部材84との弾性力の伝達を可能とする連結状態と、第2ピストン82と伝達部材84との弾性力の伝達を遮断する遮断状態とを変更可能である。伝達部材84の先端は、第1ピストン71に当接している。このため、第2ピストン82と伝達部材84とが連結状態では、第2ピストン82が非制動位置から制動位置に移動すると第1ピストン71も非制動位置から制動位置に移動する。なお、第2圧力室83に圧縮空気が供給されて第2ピストン82が非制動位置に位置する状態では、第1ピストン71は、第2ピストン82の影響を受けずに移動する。ここで、伝達部材84、第1ピストン71、増力機構36、及びガイドチューブ65によって、第2ピストン82に作用する弾性力が第2ピストン82からスピンドル62へ伝達される。よって、第2圧力室83から圧縮空気が排出されると、伝達部材84、第1ピストン71、増力機構36、及びガイドチューブ65を介して伝達される第2ばね81の弾性力によりスピンドル62が制動位置に向けて付勢される。
スピンドル62は、軸部材63により支持されている。軸部材63は、第1シリンダ31の中央に固定されている。軸部材63は、筒状に構成され、接続部材90側が開口している。軸部材63内には、ばね64が収容されている。ばね64は、コイルばねで構成されている。スピンドル62は、軸部材63に対して軸方向に移動可能で、かつ軸部材63に対して回転しないように回転止めされている。スピンドル62は、ばね64により接続部材90側に付勢されている。なお、図5は、遮断機構100を図示するために、第2ばね81の一部、第3シリンダ33のばね収容部33Aの一部、遮断機構100のケース100Aを省略している。
図6に示すように、遮断機構100は、スリット101Aを有するリング101と、リング101と係合可能な切替部材102とを備える。リング101は、スリット101Aを有する。スリット101Aを形成するリング101の両端部には、リング101の径方向に突出する楔状の被係合部101Bが設けられている。またリング101の被係合部101Bが設けられている部分と反対側の部分には、リング101の周方向への回転を規制する規制部101Cが設けられている。このリング101の規制部101Cが第2ピストン82に形成された規制溝103に嵌合することでリング101の第2ピストン82に対する周り止めがされている。規制部101Cと規制溝103とが回転規制部として機能する。リング101は、第2ピストン82の内壁に取り付けられている。リング101は、連結部として機能し、ばねブレーキ80に力を伝達する伝達部材84と第2ピストン82とを連結する。リング101は、第2ピストン82と係合する係合位置と係合しない非係合位置とを有する。切替部材102は、切替部として機能し、リング101の係合位置と非係合位置とを切り替える。切替部材102の先端部には、リング101の被係合部101Bの斜面と係合する斜面を有するコ字状の係合部102Aを有している。第2ピストン82の第2ばね81側の面には、収容溝82Aが設けられている。切替部材102は、スピンドル62の軸線CSと平行な軸CAを中心に回動可能に収容溝82Aに取り付けられている。切替部材102は、第2ピストン82の軸方向の投影面内に設置されている。伝達部材84の外周には、リング101を嵌合する環状溝84Aが形成されている(図4参照)。切替部材102は、軸CAを中心に回動することにより、リング101と係合する位置と係合が解除される位置との間で変位する。リング101は、切替部材102との係合によりスリット101Aの間隔が狭められて伝達部材84の環状溝84Aに嵌合する。リング101が伝達部材84の環状溝84Aに嵌合した状態では、第2ピストン82と伝達部材84とは一体に変位する。一方でリング101は、切替部材102との係合の解除によりスリット101Aの間隔が拡がって伝達部材84の環状溝84Aとの嵌合が解除される。リング101が伝達部材84の環状溝84Aに嵌合していない状態では、第2ピストン82と伝達部材84との連結が解除され、第2ピストン82と伝達部材84とは独立して移動する。なお、このリング101は、半円状の2つの部材から構成されているが、規制部101Cの部分が一体に形成されたC字状の部材から構成されていてもよい。
図5及び図6に示すように、遮断機構100は、軸CAを中心に切替部材102とともに回動する回動軸104と、回動軸104を回転させる操作部105とを備える。回動軸104は、第2ピストン82に回転可能に設けられている。一方、操作部105は、回動軸104に対して回動せず、回動軸104の軸方向に相対移動可能である。すなわち、回動軸104の操作部105が貫装される部分は、断面円形状ではなく断面楕円状等に形成されている。操作部105には、切替部材102がリング101と係合する側へ操作部105を付勢する付勢部材106を備える。付勢部材106は、付勢部として機能するばねであって、切替部材102がリング101と係合しない位置に操作部105が操作されると付勢部材106の弾性力によって切替部材102がリング101と係合する位置へ操作部105が付勢される。切替部材102及び操作部105は、回動軸104とともに一体に回動する。操作部105には、操作部105を操作するためのワイヤ107が2本取り付けられている。リング101に係合する部分である係合部102Aを作用点PAとする。回動軸104を支点PBとする。回動の操作が与えられる操作部105とワイヤ107との接続部を力点PCとする。支点PBと力点PCとの距離を第1距離L1とする。支点PBと作用点PAとの距離を第2距離L2とする。第1距離L1よりも第2距離L2の方が長くなっている。このため、操作部105の操作距離LAよりも切替部材102の変位距離LBの方が長くなる(図7参照)。
ワイヤ107が引かれることによって操作部105が回転し、切替部材102をリング101と係合していない状態に変位する。ワイヤ107に対する引っ張りを解除すると、付勢部材106の弾性力によって切替部材102がリング101に係合する状態に変位する。なお、ワイヤ107の操作は、手で直接引いてもよいし、機械で引いてもよい。上記で説明したように操作部105が回動軸104に対して軸方向に相対移動するため、第2ピストン82の移動に伴って回動軸104が軸方向に移動しても操作部105及びワイヤ107の位置は変わらない。このため、この遮断機構100は、第2ピストン82の移動によってワイヤ107が弛んだり引っ張られたりすることが抑制されている。なお、ワイヤ107を介さず、操作部105を直接操作してもよい。
次に、上記のように構成されたブレーキシリンダ装置60の動作を説明する。
図4に示すように、ばねブレーキ80は、第2圧力室83に圧縮空気が供給されて第2ピストン82が第3シリンダ33側に移動すると、第2ピストン82とともに伝達部材84が第3シリンダ33側に移動して、第2ばね81が圧縮されて第2ばね81の弾性力がスピンドル62に伝達されなくなる。この状態において、常用ブレーキ70による制動が可能となる。
常用ブレーキ70は、第1圧力室72に圧縮空気が供給されて第1ピストン71が増力機構36側に移動すると、第1ピストン71が増力レバー37の第1ローラ37Bを第1シリンダ31側に押す。これにより、増力レバー37が支軸37Aを中心に回転して、第2ローラ37Cがガイドチューブ65を第1シリンダ31から離間する側に押す。ガイドチューブ65は、増力レバー37に押されることにより第1ばね73の弾性力に抗して第1シリンダ31から離間する側に移動する。ガイドチューブ65の第1シリンダ31から離間する側への動力はクラッチナット61を介してスピンドル62に伝達されるため、ガイドチューブ65と共にスピンドル62が第1シリンダ31から離間する側に移動する。すると、一対のアーム40,50の基端部44,54が互いに離間するとともに一対のアーム40,50の制輪子12が互いに近づいてディスク11を挟む。これにより、車輪の回転が制動される。
第1圧力室72から圧縮空気が排出されると、ガイドチューブ65を押す増力レバー37の弾性力が弱められるため、第1ばね73の弾性力によりガイドチューブ65が第1シリンダ31側に移動する。ガイドチューブ65の第1シリンダ31側への動力は、クラッチナット61を介してスピンドル62に伝達されるため、ガイドチューブ65と共にスピンドル62が第1シリンダ31側に移動する。すると、一対のアーム40,50の基端部44,54側が互いに接近するとともに一対のアーム40,50の制輪子12が離間してディスク11から離れる。これにより、車輪の回転制動が解放される。
一方、ばねブレーキ80は、第2圧力室83に供給された圧縮空気が排出されて第2ピストン82が第1シリンダ31側に移動すると、第2ばね81が伸長して第2ばね81の弾性力がスピンドル62に伝達される。すなわち、第2ばね81が伸長すると第2ピストン82が伝達部材84とともに第1シリンダ31側に移動して区画壁32Aに当接し、伝達部材84が第1ピストン71を増力機構36側へ押す。第1ピストン71が増力機構36側に移動すると、第1ピストン71が増力レバー37の第1ローラ37Bを第1シリンダ31側に押す。これにより、増力レバー37が支軸37Aを中心に回転して、第2ローラ37Cがガイドチューブ65を第1シリンダ31から離間する側に押す。ガイドチューブ65は、増力レバー37に押されることにより第1ばね73の弾性力に抗して第1シリンダ31から離間する側に移動する。ガイドチューブ65の第1シリンダ31から離間する側への動力はクラッチナット61を介してスピンドル62に伝達されるため、ガイドチューブ65と共にスピンドル62が第1シリンダ31から離間する側に移動する。すると、一対のアーム40,50の基端部44,54が互いに離間するとともに一対のアーム40,50の制輪子12が互いに近づいてディスク11を挟む。これにより、車輪の回転が制動される。
このようにばねブレーキ80によって車輪の回転が制動された状態において、車輪の回転制動を解除するための第2圧力室83への圧縮空気の供給ができなくなった際には、遮断機構100によってばねブレーキ80によるスピンドル62への弾性力の伝達を遮断する。すなわち、図7に示すように、操作部105に取り付けられたワイヤ107の少なくとも1本が引かれると、操作部105が解除方向へ回転する。操作部105が回転すると、回動軸104及び切替部材102も解除方向へ回転する。切替部材102が解除方向へ回転すると、切替部材102の係合部102Aとリング101の被係合部101Bとが係合しなくなり、リング101が拡径して第2ピストン82と伝達部材84との連結が解除され、伝達部材84への弾性力の伝達がなくなる。すると、第1ばね73の弾性力によりガイドチューブ65が第1シリンダ31側に移動する。ガイドチューブ65の第1シリンダ31側への動力は、クラッチナット61を介してスピンドル62に伝達されるため、ガイドチューブ65と共にスピンドル62が第1シリンダ31側に移動する。すると、一対のアーム40,50の基端部44,54側が互いに接近するとともに一対のアーム40,50の制輪子12が離間してディスク11から離れる。これにより、車輪の回転制動が解放される。
遮断機構100によって車輪の回転制動を開放した後に通常状態に復帰させるには、第2圧力室83に圧縮空気を供給して第2ピストン82を第3シリンダ33側へ移動させる。このとき、リング101には切替部材102が係合する方向に付勢しているため、リング101は縮径方向に付勢されている。図6に示すように、第3シリンダ33側へ第2ピストン82が移動すると、第2ピストン82に取り付けられているリング101が伝達部材84の環状溝84Aに係合して、第2ピストン82と伝達部材84とが一体に移動するようになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)切替部材102が回転されることで、切替部材102がリング101係合しなくなってばねブレーキ80のブレーキ力を非伝達状態に切り替えられる。このため、従来技術のように固定ロッドを固定用リングの接線方向に移動する必要がなく、ブレーキシリンダ装置60の外方へ突出するスペースを確保しなくても済むのでブレーキシリンダ装置60の径方向の体格を小型化することができる。
(2)付勢部材106が切替部材102を付勢することでばねブレーキ80のブレーキ力を伝達状態に保持することができる。
(3)支点PBと力点PCとの第1距離L1よりも支点PBと作用点PAとの第2距離L2の方が長いため、操作距離LAに対して切替部材102の係合位置と非係合位置との変位距離LBを長くすることができ、操作距離LAを低減することができる。
(4)第2ピストン82とともに回動軸104が軸方向に移動したとしても、操作部105に対して回動軸104が移動することになる。このため、操作部105に接続されたワイヤ107が第2ピストン82の移動に伴い引っ張られることがない。
(5)付勢部材106が操作部105を切替部材102とリング101とが係合する側へ付勢するため、操作部105が操作されなければ、操作部105によって切替部材102がリング101に係合する位置に維持することができるようになる。
(第2の実施形態)
以下、図8~図12を参照して、ブレーキシリンダ装置及びブレーキ装置の第2の実施形態について説明する。この実施形態のブレーキシリンダ装置及びブレーキ装置は、遮断機構200の構成が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図8及び図9に示すように、遮断機構200は、第1の実施形態と同様に、スリット201Aを有するリング201と、リング201と係合可能な切替部材202と、切替部材202を移動させる駆動部材203とを備える。リング201は、ばねブレーキ80に力を伝達する伝達部材84と第2ピストン82とを連結する連結部として機能する。リング201は、第2ピストン82に取り付けられている。切替部材202及び駆動部材203は、第2ピストン82の軸方向の投影面内に設置されている。遮断機構200は、第3シリンダ33のばね収容部33Aに連続して、設けられた収納部33Cに収納されている。なお、リング201が連結部として機能し、切替部材202が切替部として機能し、駆動部材203が駆動部として機能する。
スリット201Aを形成するリング201の両端部には、リング201の径方向に突出する楔状の被係合部201Bが設けられている。リング201は、第2ピストン82の内壁に取り付けられている。切替部材202は、第2ピストン82に設けられている。切替部材202の先端部には、リング201の被係合部201Bの斜面と係合する斜面を有するコ字状の係合部202Aを有している。リング201は、切替部材202との係合によりスリット201Aの間隔が狭められて伝達部材84と嵌合する。リング201が伝達部材84の環状溝84Aに嵌合した状態では、第2ピストン82と伝達部材84とは一体に変位する。一方、リング201は、切替部材202との係合の解除によりスリット201Aの間隔が拡がって伝達部材84との嵌合が解除される。リング201が伝達部材84の環状溝84Aに嵌合していない状態では、第2ピストン82と伝達部材84との連結が解除され、第2ピストン82と伝達部材84とは独立して移動する。切替部材202は、リング201の径方向において移動することにより、リング201と係合する位置と係合が解除される位置との間で変位する。遮断機構200は、切替部材202をリング201から離間する側へ付勢する付勢部材204を備えている。切替部材202と付勢部材204とは、第2ピストン82に対して支持カバー208によって支持されている。支持カバー208は、2個のねじ209によって固定されている。切替部材202と付勢部材204とは、支持カバー208内において変位する。
図10に示すように、駆動部材203は、スピンドル62の軸線CSと平行な方向に移動することにより、切替部材202を係合する位置と係合が解除される位置との間で変位する。具体的には、駆動部材203は、棒状の操作部205と、操作部205の基端に設けられて切替部材202と当接する当接部205Aとを備えている。操作部205には、当接部205Aを操作部205の軸方向において切替部材202側へ付勢する付勢部材206が設けられている。付勢部材206は、操作部205の外周に環装されて当接部205Aと収納部33Cの内壁との間で設置されて、当接部205Aを切替部材202に当接させている。操作部205の先端は、スピンドル62の軸線CSと平行な方向において第3シリンダ33から突出している。この操作部205の先端を引っ張ることで第2ピストン82と伝達部材84との弾性力の伝達を遮断することができる。切替部材202のリング201から離間する側の背面202Bは、第2ピストン82に近づくほど第2シリンダ32側に近づくように斜めに形成された斜面となっている。そして当接部205Aは、円板状であって、切替部材202の背面202Bと接触する斜面205Bを有している。斜面205Bが当接面に相当する。当接部205Aの斜面205Bと切替部材202の背面202Bとによって、駆動部材203の軸方向の移動を切替部材202の径方向の移動に変換する。なお、付勢部材206は、付勢部として機能する。
第2ピストン82はスピンドル62の軸方向において制動位置と非制動位置との間で変位するので、操作部205及び当接部205Aは付勢部材206に付勢されながら第2ピストン82とともに移動する。
次に、図9~図12を参照して、遮断機構200の動作について説明する。なお、遮断機構200以外のブレーキシリンダ装置60の動作は第1の実施形態と同じであるので説明を割愛する。
図9及び図10に示すように、当接部205Aの斜面205Bが切替部材202の背面202Bに当接しながら、当接部205Aが切替部材202に近づくと、当接部205Aの斜面205Bによって切替部材202はリング201側へ変位される。切替部材202がリング201側へ変位されると、リング201が切替部材202と係合することによりスリット201Aの間隔が狭められてリング201が伝達部材84と嵌合する。この状態では、第2ピストン82と伝達部材84とが一体に移動する。
図11及び図12に示すように、操作部205が引かれると、当接部205Aが切替部材202から離間する方向へ移動する。当接部205Aが切替部材202から離間すると
、当接部205Aの斜面205Bと切替部材202の背面202Bとの当接位置がリング201から遠ざかる方向へ変化する。すると、切替部材202がリング201から離間するため、切替部材202の係合部202Aとリング201の被係合部201Bとが係合しなくなり、リング201が拡径して第2ピストン82と伝達部材84との連結が解除され、伝達部材84への弾性力の伝達がなくなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(6)第2ピストン82の移動方向に移動する駆動部材203が切替部材202に当接して切替部材202を第2ピストン82の径方向に移動させることで、切替部材202がリング201係合しなくなってばねブレーキ80のブレーキ力を非伝達状態に切り替えられる。このため、従来技術のように固定ロッドを固定用リングの接線方向に移動する必要がなく、ブレーキシリンダ装置60の外方へ突出するスペースを確保しなくても済むのでブレーキシリンダ装置60を小型化することができる。
(7)付勢部材206が操作部205及び当接部205Aを切替部材202とリング201とが係合する側へ付勢するため、操作部205が操作されなければ、付勢部材206によって切替部材202がリング201に係合する位置に維持することができるようになる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記第1の実施形態では、回動軸104が第2ピストン82に対して回動可能に設けて切替部材102と回動軸104と操作部105とが一体に回動するようにしたが、回動軸104を第2ピストン82に固定して、操作部105が回動軸104を軸として切替部材102を直接回動するようにしてもよい。
・上記第1の実施形態では、力点を支点に対して作用点とは異なる方向に配置したが、力点を支点と作用点との間に配置してもよい。
・上記各実施形態では、仲介機構として増力機構36を設けたが、増力せず、弾性力を伝達するだけの仲介機構を採用してもよい。
・上記各実施形態では、伝達部材84が第1ピストン71や増力機構36、ガイドチューブ65、クラッチナット61等を介して第2ピストン82に作用する弾性力をスピンドル62に伝達した。しかしながら、伝達部材84から第2ピストン82に作用する弾性力をスピンドル62に直接伝達してもよい。この場合、第2ピストン82及び伝達部材84に作用する弾性力スピンドル62に作用することが好ましい。
・上記各実施形態では、常用ブレーキ70の第1ばね73をガイドチューブ65に設けてガイドチューブ65及び増力機構36を介して第1ばね73の弾性力を第1ピストン71に伝達させた。しかしながら、第1ばねの弾性力が第1ピストン71に直接付与されるように第1ばねを設けてもよい。例えば、第1ばねを第1シリンダ31と第1ピストン71との間に設けてもよい。
・上記各実施形態では、リング101に規制部101Cを設けるとともに、第2ピストン82に規制溝103を設けたが、リング101回転しても問題がなければ、規制部101Cと規制溝103とを省略してもよい。
・上記各実施形態では、リング101をばねブレーキ80の第2ピストン82と連結する連結部材としたが、第2ピストン82と連結と解除とを行うことができる部材であればリング以外の部材でもよい。
・上記各実施形態では、ブレーキ装置としてキャリパ装置20にブレーキシリンダ装置60を適用したが、ブレーキシリンダ装置を用いるブレーキ装置であれば、キャリパ装置以外のブレーキ装置であってもよい。
・上記各実施形態では、ブレーキシリンダ装置60に常用ブレーキ70を備えたが、常用ブレーキ70の構成を省略してもよい。すなわち、ばねブレーキ80のみを備えたブレーキシリンダ装置60としてもよい。この場合、第2ばね81の弾性力を第2ピストン82及び伝達部材84を介してスピンドル62に伝達することができればよい。
・上記各実施形態において、付勢部材106,206を省略してもよい。
・上記第1の実施形態において、回動軸104と操作部105とを省略してもよい。
10…台車、11…ディスク、12…制輪子、20…キャリパ装置、21…ブラケット、22…連結部材、30…シリンダ、31…第1シリンダ、32…第2シリンダ、32A…区画壁、32B…貫通孔、33…第3シリンダ、33A…ばね収容部、33B…円筒部、33C…収納部、36…増力機構、37…増力レバー、37A…支軸、37B…第1ローラ、37C…第2ローラ、40…左側アーム、41…左側延出片、44…基端部、46…制輪子取付部材、48…左側固定部材、50…右側アーム、54…基端部、56…制輪子取付部材、58…右側固定部材、60…ブレーキシリンダ装置、61…クラッチナット、62…スピンドル、62A…接続部、63…軸部材、64…ばね、65…ガイドチューブ、65A…ローラ受部、70…常用ブレーキ、71…第1ピストン、71A…ローラ受部、72…第1圧力室、73…第1ばね、80…ばねブレーキ、81…第2ばね、82…第2ピストン、82A…収容溝、83…第2圧力室、84…伝達部としての伝達部材、84A…環状溝、90…接続部材、91…嵌合孔、92…アダプタ、92A…フランジ、93…付勢部材、94…転動部材、95…留金、100…遮断機構、101…連結部としてのリング、101A…スリット、101B…被係合部、101C…規制部、102…切替部としての切替部材、102A…係合部、103…規制溝、104…回動軸、105…操作部、106…付勢部材、107…ワイヤ、200…遮断機構、201…連結部としてのリング、201A…スリット、201B…被係合部、202…切替部としての切替部材、202A…係合部、202B…背面、203…駆動部としての駆動部材、204…付勢部材、205…操作部、205A…当接部、205B…斜面、206…付勢部としての付勢部材、208…支持カバー、209…ねじ、CA…軸、CS…軸線、PA…作用点、PB…支点、PC…力点。

Claims (7)

  1. ばねブレーキと、
    前記ばねブレーキ力を伝達する伝達部と前記ばねブレーキのピストンとを連結するリングであって、縮径すると伝達状態となり、拡径すると非伝達状態となる前記リングと、
    回動軸とともに回転することによって前記リングとの係合位置と非係合位置とを切り替え、前記リングと係合することで前記リングを縮径し、前記リングとの係合解除することで拡径する切替部と、
    操作が行われると前記回動軸を回転させる操作部と、を備え
    前記回動軸は、前記ピストンに接続され、
    前記操作部は、前記ばねブレーキのシリンダに設けられ、前記回動軸が前記ピストンとともに移動すると前記回動軸の軸方向に前記回動軸に対して相対移動す
    ブレーキシリンダ装置。
  2. 前記切替部が前記リングと係合して前記ばねブレーキのブレーキ力を伝達状態に保持されるように前記切替部を付勢する付勢部を備える
    請求項1に記載のブレーキシリンダ装置。
  3. 前記切替部は、前記リングに係合する部分を作用点とし、前記切替部の回動軸を支点として回動し、前記回動の操作が与えられる部分を力点とし、前記支点と前記力点との第1距離よりも前記支点と前記作用点との第2距離の方が長い
    請求項1又は2に記載のブレーキシリンダ装置。
  4. 前記力点は、前記支点と前記作用点との間に設けられる
    請求項3に記載のブレーキシリンダ装置。
  5. ばねブレーキと、
    前記ばねブレーキ力を伝達する伝達部と前記ばねブレーキのピストンとを連結するリングであって、縮径すると伝達状態となり、拡径すると非伝達状態となる前記リングと、
    前記ピストンの径方向に移動することによって前記リングとの係合位置と非係合位置とを切り替え、前記リングと係合することで前記リングを縮径し、前記リングとの係合解除することで前記リングを拡径する切替部と、
    前記ピストンの移動方向と平行な軸方向に移動して前記切替部に設けられた斜面に当接することによって前記切替部を前記ピストンの径方向に移動させる駆動部と、を備える
    ブレーキシリンダ装置。
  6. 前記切替部が前記リングと係合して前記ばねブレーキのブレーキ力を伝達状態に保持されるように前記駆動部を付勢する付勢部を備える
    請求項に記載のブレーキシリンダ装置。
  7. 被押圧部材にブレーキ用摩擦部材を押し当てることで制動力を発生させるブレーキ装置であって、
    請求項1~のいずれか一項に記載のブレーキシリンダ装置を備え、
    前記ブレーキシリンダ装置によって前記ブレーキ用摩擦部材が駆動される
    ブレーキ装置。
JP2018137824A 2018-07-23 2018-07-23 ブレーキシリンダ装置及びブレーキ装置 Active JP7223519B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018137824A JP7223519B2 (ja) 2018-07-23 2018-07-23 ブレーキシリンダ装置及びブレーキ装置
CN201910651315.5A CN110748586B (zh) 2018-07-23 2019-07-18 制动缸装置和制动装置
TW108125609A TWI719543B (zh) 2018-07-23 2019-07-19 剎車缸裝置及剎車裝置
EP19187532.7A EP3611066B1 (en) 2018-07-23 2019-07-22 Brake cylinder device and brake device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018137824A JP7223519B2 (ja) 2018-07-23 2018-07-23 ブレーキシリンダ装置及びブレーキ装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020016257A JP2020016257A (ja) 2020-01-30
JP2020016257A5 JP2020016257A5 (ja) 2021-08-12
JP7223519B2 true JP7223519B2 (ja) 2023-02-16

Family

ID=67438355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018137824A Active JP7223519B2 (ja) 2018-07-23 2018-07-23 ブレーキシリンダ装置及びブレーキ装置

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP3611066B1 (ja)
JP (1) JP7223519B2 (ja)
CN (1) CN110748586B (ja)
TW (1) TWI719543B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113090690B (zh) * 2021-03-29 2022-10-14 宁波天控五轴数控技术有限公司 一种高效气液增压制动夹钳

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008261439A (ja) 2007-04-12 2008-10-30 Nabtesco Corp ブレーキシリンダ装置及びブレーキキャリパ装置
JP2011505534A (ja) 2007-12-06 2011-02-24 クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア シーネンファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 可変の倍力比で力を倍力する伝動装置を備えるコンビシリンダ
WO2013077273A1 (ja) 2011-11-25 2013-05-30 ナブテスコ株式会社 ブレーキシリンダ装置及びディスクブレーキ装置
WO2014042031A1 (ja) 2012-09-12 2014-03-20 ナブテスコ株式会社 駐車ブレーキ手動解放装置、ブレーキシリンダ装置、及びブレーキ装置
JP2014177202A (ja) 2013-03-15 2014-09-25 Railway Technical Research Institute 鉄道車両用空力ブレーキ装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3747337A (en) * 1971-08-02 1973-07-24 Bendix Corp Spring brake system with a constant force single stroke pumping means
JPS59118829U (ja) * 1983-01-31 1984-08-10 株式会社小松製作所 回転体のロツク装置
FR2578607B1 (fr) * 1985-03-08 1987-06-05 Sab Nife Ste Sab Dispositif de commande d'une timonerie de frein de vehicule comprenant un frein de service et un frein de stationnement
CA2001267A1 (en) * 1988-10-24 1990-04-24 Anthony C. Evans Automatic disc brake
DE4231560C2 (de) * 1992-09-21 2002-07-11 Perrot Bremse Gmbh Deutsche Betätigungsvorrichtung für eine Gleitsattel-Scheibenbremse
SE516496C2 (sv) * 2000-04-03 2002-01-22 Haldex Brake Prod Ab Bromsmekanism
JP4133083B2 (ja) * 2002-07-31 2008-08-13 ナブテスコ株式会社 バネブレーキシリンダ及びそれを備えたブレーキキャリパ装置
KR100897941B1 (ko) * 2007-09-12 2009-05-18 현대모비스 주식회사 솔레노이드 보조력 생성 타입 단일 모터 전자 웨지브레이크 시스템
WO2009144863A1 (ja) * 2008-05-29 2009-12-03 ナブテスコ株式会社 ブレーキシリンダ装置及びブレーキキャリパ装置
JP5300070B2 (ja) * 2008-12-17 2013-09-25 ナブテスコ株式会社 ユニットブレーキ
CN201322068Y (zh) * 2008-12-29 2009-10-07 焦作制动器股份有限公司 保压打开延时制动器
JP5344729B2 (ja) * 2010-07-05 2013-11-20 ナブテスコ株式会社 ブレーキシリンダ装置及びディスクブレーキ装置
DE102011119998A1 (de) * 2011-12-02 2013-06-06 Knorr-Bremse Systeme für Schienenfahrzeuge GmbH Federspeicherbremszylinder mit Notlöseeinrichtung
JP6219583B2 (ja) * 2013-03-27 2017-10-25 日信工業株式会社 機械式ディスクブレーキ
KR101712305B1 (ko) * 2013-04-03 2017-03-03 나부테스코 가부시키가이샤 브레이크 실린더 장치 및 브레이크 장치
KR101827185B1 (ko) * 2013-08-06 2018-03-22 나부테스코 가부시키가이샤 브레이크 실린더 장치 및 디스크 브레이크 장치
CN105041918A (zh) * 2015-09-02 2015-11-11 万向钱潮(上海)汽车***有限公司 一体式制动卡钳

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008261439A (ja) 2007-04-12 2008-10-30 Nabtesco Corp ブレーキシリンダ装置及びブレーキキャリパ装置
JP2011505534A (ja) 2007-12-06 2011-02-24 クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア シーネンファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 可変の倍力比で力を倍力する伝動装置を備えるコンビシリンダ
WO2013077273A1 (ja) 2011-11-25 2013-05-30 ナブテスコ株式会社 ブレーキシリンダ装置及びディスクブレーキ装置
WO2014042031A1 (ja) 2012-09-12 2014-03-20 ナブテスコ株式会社 駐車ブレーキ手動解放装置、ブレーキシリンダ装置、及びブレーキ装置
JP2014177202A (ja) 2013-03-15 2014-09-25 Railway Technical Research Institute 鉄道車両用空力ブレーキ装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP3611066B1 (en) 2021-12-15
JP2020016257A (ja) 2020-01-30
TWI719543B (zh) 2021-02-21
CN110748586A (zh) 2020-02-04
CN110748586B (zh) 2021-04-23
EP3611066A1 (en) 2020-02-19
TW202010956A (zh) 2020-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6543149B2 (ja) ブレーキ装置
JP6438327B2 (ja) ブレーキ装置
JPS6248097B2 (ja)
WO2018037848A1 (ja) 電動ブレーキ装置
KR20160133098A (ko) 전동식 디스크 브레이크
JP2017505415A (ja) 車両ディスクブレーキ
JP2003042199A (ja) 電動ブレーキ装置
JP7223519B2 (ja) ブレーキシリンダ装置及びブレーキ装置
JP2006283887A (ja) 電動式ディスクブレーキ装置
JP2007100725A (ja) ディスクブレーキ
US20210108690A1 (en) Disk Brake And Brake Actuation Mechanism
JP4767227B2 (ja) ディスクブレーキ装置
US6991071B2 (en) Wedge-operated brake apparatus
US20040026187A1 (en) Wedge-operated disc brake apparatus
JP4357385B2 (ja) 電動式ブレーキ装置
JP2001012518A (ja) ディスクブレーキ
KR20170010545A (ko) 디스크 브레이크
JP4401271B2 (ja) 車両用ディスクブレーキ
JP3793511B2 (ja) 駐車ブレーキ機構付きディスクブレーキ装置
JP2020016257A5 (ja)
KR101787998B1 (ko) 디스크 브레이크
JP7244454B2 (ja) ブレーキアクチュエータ装置
KR101612963B1 (ko) 자동차용 전자 웨지 브레이크 장치
JPH0872702A (ja) 電気作動ブレーキ装置
US20040026186A1 (en) Wedge-operated disc brake apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210628

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230206

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7223519

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151