JP7220667B2 - 偏光部材及びそれを備えたヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

本開示は、偏光部材及びそれを備えたヘッドアップディスプレイ装置に関する。
画像をディスプレイ等の表示器に表示させ、当該画像をミラーに反射させて虚像としてガラス等に映し出すヘッドアップディスプレイ装置(以下、「HUD装置」という)が用いられている。HUD装置は、情報等を利用者の通常の視界と重ね合わせて表示させるために用いられる。HUD装置は、フロントガラスに車速等の情報を表示させる自動車等の多様な応用例がある。
車載用等のHUD装置では、装置本体からフロントガラス等の投影部に画像を投影する投射口から埃やゴミが入り込まないよう透光性のカバーが設けられている。透光性のカバーとしては、通常、ポリカーボネイト板が使用されている。ここで、ディスプレイからの出射光の輝度を低下させることなく外から入射する太陽光を遮蔽するために、カバーに偏光特性を持たせることが提案されている。
また、HUD装置内部の光路中にλ/2位相差板を設置し、LCDからの偏光光の光軸を回転させる機構を設けた構成が開示されている。当該技術では、フロントガラスからの反射光が完全に水平方向の偏光成分とならないようにし、反射光が車両運転者の偏光サングラスの吸収軸に完全に重ならないようにすることで視認できるようにすることを目的としている。また、光軸のブレを抑え、出射される偏光方向を均一化し、フロントガラスの表示像輝度の最大にすることを目的とすることが開示されている。
また、HUD装置用カバーについて、従来の透明カバーでは当該装置の内部構造が見えてしまうという課題があり、これに対して、偏光子による光吸収層を設けたカバーとし、また、光源からの外側に位相子を設けることにより偏光サングラス着用時の表示の視認性を得る技術が開示されている。
車載用HUD装置は、車両のダッシュボード上に装着される。したがって、装置光源の熱だけでなく、太陽光により発生する熱に晒されるため、この熱が特には内部のディスプレイの寿命に影響を及ぼすことから、熱や外光へ何等かの対策が必要となっており、偏光機能を有するカバーはその目的に有効とされる。また、装着されるカバーにおいても車載規格で必要とされている耐久性や当該内装規格で求められる難燃性を付与しなければならない。
この場合、偏光特性が付与されたカバー(以下、「偏光カバー」と称す)の吸収軸は、投射側にあるLCDのフロント側の偏光板の吸収軸と平行となるように設置される。このとき、フロントガラスに投射される虚像の輝度、即ち、反射率が最大となるようにするため、投射される偏光光は水平方向の成分となるように偏光板あるいは装置内の光路上に位相差板が配置される。
一方、HUD装置中のLCDからフロントガラスに照射される光は水平方向の偏光光であるため、車両運転者が偏光サングラスを着用した場合、フロントガラスからの反射される水平方向の偏光光と偏光サングラスの吸収軸方向が重なってしまうことにより、投射された表示像の視認性が悪くなる、もしくは表示像が見えなくなってしまう問題がある。偏光サングラスは、対象物から乱反射される水平方向の成分からなる偏光光をカットすることでまぶしさを軽減し対象物を視認しやすくするものである。日中の車両運転においては、路面からの反射光を抑えたり、道路標識の視認性を高めたり等、車両運転者の安全な運転のために役立つものである。そのため、サングラス着用時の車載用のHUD装置の表示像の視認対応が要求されている。
先行技術では、偏光サングラスの装着時でも、フロントガラスの表示像の視認性を確保するために有効なものであるが、実際、車載用のHUD装置の光路内に上述のような機構となる位相差板を組み込むことは、熱対策や設置スペース確保の問題から設計上容易ではない。
また、先行技術では、防塵カバーに偏光カバーを設ける条件については言及されていない。光路内に設けた位相差板により偏光方向を変えてしまうと、LCDからの出射光が偏光カバーで減衰あるいは消光してしまい十分な表示輝度が得られない状態となる。
また、先行技術では、カバーに偏光特性を持たせるためにポリカーボネイトなどのプラスチック基板に一般的な偏光板を貼り合わせた場合、熱によりプラスチック板に曲がりが生じ、投影される画像にゆがみが生じたり、カールによって筐体から外れたりするおそれがある。また、車両等の内装部品に用いられる場合、偏光特性を持たせたカバーも燃焼試験の要求基準を満たすことが必要であるが、当該構成が要求基準を有するかについては言及されていない。
本開示は、車載使用における信頼性を有し、且つ、サングラス着用時のHUD装置による表示像の視認性を改善する偏光部材及びそれを備えた表示装置を提供することを目的とする。
染料系偏光子とする偏光板の両辺に難燃性を有するプラスチック支持体を貼り合せ、且つ、偏光カバー側に位相差層を設けることによって、太陽光の遮蔽とその熱に対する耐熱性の効果を得ることができ、且つ、車両運転者が偏光サングラスを着用していた場合であっても、視認性が低下することが少ないHUD装置を提供できることを見出した。
すなわち、本開示の1つの態様は、偏光部材であって、染料系偏光子を有する偏光板の片面に位相差層が光源からの光路の外側となるように設けられた構成であって、前記位相差層に粘接着層を介して貼り合わされた第1支持板と、前記偏光板側に粘接着層を介して貼り合わされた第2支持板と、を備える。
上記偏光部材と、画像を出力する表示器と、前記表示器を収納する筐体と、を備え、前記表示器から出力される画像を前記筐体の外部へ透過する偏光カバーとして用いられているHUD装置とすることが好適である。
本開示によれば、難燃性を有し高温に晒されても形状の変形や変色等の光学劣化が少なく、且つ、フロントガラスの表示像が偏光サングラスを着用しても視認することができる偏光部材及びそれを用いたHUD装置を提供することができる。
実施の形態におけるヘッドアップディスプレイの構成を示す図である。 実施の形態における偏光カバー(偏光板)の構成を示す図である。 実施の形態における偏光カバー(偏光板)の構成を示す図である。 実施の形態における支持板の構成例を示す図である。
本開示の実施の形態におけるヘッドアップディスプレイ装置(HUD装置)100は、図1に示すように、筐体10、表示器12、平面ミラー14、凹面ミラー16、偏光カバー(偏光部材)18及び投影部20を含んで構成される。
筐体10は、HUD装置100を構成する表示器12、平面ミラー14、凹面ミラー16等の構成要素を収納する。筐体10は、プラスチックや金属等の機械的な強度を有する材料で構成される。
表示器12は、HUD装置100によって投影される画像を出力する装置である。表示器12は、液晶ディスプレイ(LCD)等によって構成される。表示器12から放射される画像光は直線偏光されている。
平面ミラー14は、表示器12から放射された画像光を凹面ミラー16へ向けて反射させるために設けられる。凹面ミラー16は、平面ミラー14から到達した画像光を反射させて投影部20へ向けて反射させるために設けられる。凹面ミラー16は、画像光を所望の倍率で拡大して投影部20へ投影させる。
偏光カバー18は、筐体10に設けられた開口部に装着された透光性の板状部材である。偏光カバー18は、凹面ミラー16によって反射された画像光を筐体10の外部へ透過させると共に、筐体10の内部に埃やゴミが入り込まないように設けられる。偏光カバー18の構成については後述する。
投影部20は、凹面ミラー16から到達した画像光を受光し、その虚像を投影画像として映し出す。投影部20は、利用者の通常の視覚も確保するためにハーフミラーやホログラフィック素子を用いてもよい。また、投影部20は、筐体10に対して取付け角度や取付け位置が変更できるように構成することも好適である。これにより、利用者の視線に合わせて、投影された画像が見易いように投影部20の位置や角度を調整することができる。
偏光カバー18は、偏光子を有する偏光板34を含んで構成される。図2は、偏光カバー18の一例の断面構造を示す。本実施の形態では、偏光カバー18は、第1支持板30、粘接着層32、位相差層40、粘接着層42、偏光板34、粘接着層36及び第2支持板38を積層した構成とされる。
偏光板34は、特定の方向に偏光した光のみを透過する偏光子を含む層である。偏光板34は、任意に選択することができるが、例えばポリビニルアルコール(PVA)フィルムを二色性染料により染色した染料系偏光板とすることが好適である。PVAフィルムは、一例として、クラレ製VF-PS#7500等を適用することができる。PVAフィルムは、例えば、延伸前に厚さ75μmのフィルムを延伸後において30μm程度となるまで延伸する。
偏光板34は、PVAフィルムの一面に形成される。偏光板34は、染料系材料によって構成することが好適である。染料系材料は、二色性染料とすることがより好適である。ここで、染料系材料は、アゾ化合物及び/又はその塩を含有することが好適である。
すなわち、以下の化学式を満たす染料系材料を用いることが好適である。
Figure 0007220667000001

(1)式中R1、R2は各々独立に水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシル基を示し、nは1又は2で示されるアゾ化合物及びその塩。
(2)R1、R2が各々独立に水素原子、メチル基、メトキシ基のいずれかである(1)記載のアゾ化合物及びその塩。
(3)R1、R2が水素原子である(1)記載のアゾ化合物及びその塩。
例えば、以下に示す工程で得られる材料を用いることが好適である。4-アミノ安息香酸13.7部を水500部に加え、水酸化ナトリウムで溶解する。得られた物質を冷却して10℃以下で35%塩酸32部を加え、次に亜硝酸ナトリウム6.9部を加え、5~10℃で1時間攪拌する。そこへアニリン-ω-メタンスルホン酸ソーダ20.9部を加え、20~30℃で攪拌しながら、炭酸ナトリウムを加えてpH3.5とする。さらに、攪拌してカップリング反応を完結させ、濾過して、モノアゾ化合物を得る。得られたモノアゾ化合物を水酸化ナトリウム存在下、90℃で攪拌し、化学式(2)のモノアゾ化合物17部を得る。
Figure 0007220667000002
化学式(2)のモノアゾ化合物12部、4,4’-ジニトロスチルベン-2,2’-スルホン酸21部を水300部に溶解させた後、水酸化ナトリウム12部を加え、90℃で縮合反応させる。続いて、グルコース9部で還元し、塩化ナトリウムで塩析した後、濾過して化学式(3)で示されるアゾ化合物16部を得る。
Figure 0007220667000003
さらに、化合物(3)の染料を0.01%、シー・アイ・ダイレクト・レッド81を0.01%、特許2622748号公報の実施例1において示されている下記構造式(4)で示される染料を0.03%、特開昭60-156759号公報の実施例23において公開されている下記構造式(5)で示される染料0.03%及び芒硝0.1%の濃度とした45℃の水溶液に基板として厚さ75μmのポリビニルアルコール(PVA)を4分間浸漬する。このフィルムを3%ホウ酸水溶液中において50℃で5倍に延伸し、緊張状態を保ったまま水洗、乾燥する。これによって、中性色(平行位ではグレーで、直交位では黒色)となる染料系材料を得ることができる。
Figure 0007220667000004

Figure 0007220667000005
また、偏光板34は、上記製造方法で得られた偏光膜を基材に貼り合わせた構造としてもよい。基材は、偏光板34の保護層となる部材である。基材は、任意に選択することができるが、例えばトリアセチルセルロース(TAC)フィルム、アクリルフィルム、環状オレフィン系フィルム等を用いることが好適である。一例として、TacBright社製P960GL等を適用することができる。基材の厚さは、これに限定されるものではないが、20μm以上200μm以下とすることが好適である。熱や湿度に対する光学変化が少なく、且つ収縮や反りを抑えた偏光子を得るためには、偏光膜の両面に基材を設けることが好適である。
位相差層40は、偏光板34の片面に設け、且つ、光源からの光路の外側となるように設ける。位相差層40は、例えば、ポリカーボネイトやPETフィルム、環状オレフィンを主成分とするフィルムを延伸したもの、あるいはTACフィルム等の基材上に紫外線硬化性の高分子液晶がコーティングされ配向したものを選択することができる。
位相差層40は、当該遅相軸と偏光板34の吸収軸とで成す角度の関係が0°より大きく90°未満の角度範囲内とすることが好適である。すなわち、位相差層40の遅相軸と偏光板34の吸収軸とが一致する場合(関係角度は0°)および直交する場合(関係角度は90°)を除くことが好適である。このような関係において、投射部20からの反射光(虚像)は完全に水平方向の偏光光のみの成分とならず、反射光は偏光サングラスの吸収軸(水平方向)ですべて吸収されないため、偏光サングラス着用時でも虚像を視認できるようになる。このとき、位相差層40の位相差値(Re)は、λ/nで表し(λは波長を表す)、nの値が1<n<50の範囲を満たすことが好ましい。
nが50を超える場合は、位相差が低すぎるために、位相差層40の遅相軸と偏光板34の吸収軸との関係角度のいずれの範囲において偏光板34からの偏光光の偏光軸を回転または楕円偏光等を変換する効果が十分に得られない。また、投影光がS偏光の場合、位相差が低い場合には、偏光サングラス着用時の投影画像の輝度が低くなり視認しにくいおそれがある。反対に、投影光がP偏光の場合、位相差が低い場合には、偏光サングラス非着用時(夜間や曇天時等)の投影画像の輝度が低くなり本来の表示性を損ねてしまうおそれがある。
したがって、偏光サングラス着用時及び非着用時のいずれにおいて良好な視認性の虚像を得る関係角度とnの態様としては、例えば、n=2のときは関係角度が10°以上80°以下とすることが好ましい。さらに、20°以上70°以下とすることがより好ましい。また、例えば、n=4のときは関係角度が20°以上70°以下であることが好ましく、30°以上50°以下であることがより好ましい。
市販の入手できる位相差層40は、例えば、n=4である位相差層としては帝人社製T-138(位相差値@波長550nm(Re)=138nm)、n=2である位相差層としてはカネカ社製Rフィルム(Re=275nm)が挙げられる。用いる位相差層の波長依存性は、少ない方が好ましく、いわゆる広帯域の位相差層とすることが好ましい。広帯域位相差層とは、各波長に対して概ね等しい位相差を付与できる機能を有しており、例えば帝人社製のピュアエースRM―147等が挙げられる。広帯域とすることにより、投影された画像の色変化や、偏光サングラス越しに観察した画像の色変化を抑えることができる。
高温下に晒された場合の偏光板の寸法安定性や反りの軽減の観点からは、延伸されたフィルムよりも、液晶コーティングされたTACフィルムを位相差層40として用いる方が好適である。さらには、コーティングフィルムを偏光素子の保護層とするTACフィルム基材として、偏光素子の片面側に直接接着し、その反対側には同基材且つ同厚みのTACフィルムを貼り合せることが好適である。これにより、偏光板の積層構成の対称性が保持され、反りを軽減することができる。図3は、この場合における偏光カバー18の一例の断面構造である。
また、偏光サングラス着用時と非着用時の両条件において、フロントガラスに投射される表示像の良好な視認性を得るための出射の偏光方向は、偏光板34と位相差層40との光軸の関係角により調整され、出射角度やフロントガラスの角度によって最適化することが好適である。
粘接着層32は、位相差層40と第1支持板30とを貼り合わせるための層である。また、粘接着層36は、偏光板34と第2支持板38とを貼り合わせるための層である。粘接着層32及び粘接着層36に用いられる粘着剤又は接着剤は、アクリル系、またはポリエステル系であれば特に限定されるものではなく、さらにこれら以外のものを使用してもよい。また、粘接着層32及び粘接着層36は、偏光板34と第1支持板30又は第2支持板38との間に熱応力等の力が働いた場合にその力を吸収(緩衝)させるような材料とすることで発生する偏光カバーの反りを軽減させることができる。その場合、粘着剤を使用する方が好適であり、粘着層の膜厚を、10μm以上50μm以下とすることが好適である。
粘接着層42は、偏光板34と位相差層40を貼り合せるための層である。粘接着層35は、粘接着層32及び粘接着層36と同じ材料のものを用いても良い。粘接着層35の材料は特に限定されるものではなく、さらに前記以外のものを使用してもよい。熱応力等の吸収(緩衝)の観点から、前記同様に粘着剤を用いる方が好適であり、この場合、粘着層の膜厚は、10μm以上50μm以下とすることが好適である。また、位相差層40が基材として直接偏光子に接着される場合は、粘接着層42は不要となる。
第1支持板30及び第2支持板38は、偏光カバー18を機械的に支持するための部材である。すなわち、第1支持板30は、粘接着層32を介して位相差層40の表面に貼り付けられ、第2支持板38は、粘接着層36を介して偏光板34の裏面に貼り付けられる。
第1支持板30及び第2支持板38は、難燃性プラスチック板を含むことが好適である。すなわち、第1支持板30及び第2支持板38を難燃性プラスチック板で構成とすることによって、自動車等に搭載するための規格にあったHUD装置100を実現することができる。
ここで、第1支持板30及び第2支持板38は、偏光カバー18を透過した像に歪みを生じさせないために表面が平坦なものを使用することが好適である。また、偏光カバー18を透過した光(偏光光)が乱されないように、透過光に位相差を生じさせないような低位相差のものを使用することが好適である。
すなわち、好適な態様とするためには、偏光カバー18の偏光板34の吸収軸と第1支持板30および第2支持板38が有する光学異方性に伴う遅相軸との光軸を平行に配置することが好ましい。当該光軸のずれは、偏光カバー18において表示器12から出射される直線偏光光の透過率を低下させ、楕円偏光成分を伴って投射されることになるので、虚像の輝度低下や当該表示像にムラが生じてしまうおそれがある。したがって、虚像の表示性や視認性に影響のない光軸の軸角度の範囲は、-4°以上4°以下が好ましく、-1°以上1以下°がより好ましい。
さらに、第1支持板30及び第2支持板38を低位相差とすることにより、第1支持板30及び第2支持板38に用いられる樹脂材料等に有する波長分散の影響を少なくすることができる。低位相差とするためには、成膜時における張力を抑える、又は、光弾性係数の低い樹脂材料を用いる等の方法が挙げられる。これにより、例えば、自動車等に搭載されるHUD装置において偏光カバー18からフロントガラスへの虚像の投射角度の設計態様は様々であるから、偏光カバー18を透過する偏光光の入射又は出射の角度に伴う偏光光の波長依存性が小さくなり、色相ムラの少ない虚像を表示することができる。したがって、第1支持板30及び第2支持板38において色相ムラに影響のない位相差値(Re)としては、0nm以上100nm以下が好ましく、0nm以上50nm以下がより好ましい。
例えば、第1支持板30及び第2支持板38は、ポリカーボネイト(PC)板、アクリル樹脂板、セルロース板、ナイロン板等とすることが好適である。また、第1支持板30及び第2支持板38は、可燃材料を不燃処理した材料としてもよい。偏光カバー18の機械的な強度を考慮すると、第1支持板30及び第2支持板38は、それぞれ50μm以上の厚さを有することが好適である。
また、第1支持板30及び第2支持板38は、単層ではなく、複数の層を積層した構造としてもよい。例えば、図3に示すように、主板Aをポリカーボネイト(PC)板とし、それに副板Bとしてアクリル樹脂板を積層した構造とすることが好適である。アクリル樹脂板は、例えば、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)等とすることができる。
さらに、第1支持板30及び第2支持板38には、表面保護のためにHC(Hard Coat)、AG(Anti-Glare)、AR(Anti-Reflection)、LR(Low-Reflection)等の保護層Cを設けてもよい。HCは、JIS K5600-5-4に規定する鉛筆硬度試験(7.48N荷重)で、HB以上の硬度を示すものをいう。
ただし、偏光カバー18の曲がりの発生を抑制するために、これらの副板Bや保護層Cを設ける場合には偏光カバー18の膜厚方向に沿って上下対称の構造とすることが好適である。
偏光カバー18をHUD装置100に搭載する際には、表示器12から出力されて偏光カバー18を透過する光(直線偏光光)の偏光方向と偏光カバー18の偏光板34の偏光方向とが平行になるように配置することが好適である。
これにより、HUD装置100の外部から偏光カバー18に入射する光(太陽光等)を大幅にカットできると共に、表示器12から出力される光の大部分を透過できる偏光カバー18を提供することができる。したがって、画像の視認性を高めたHUD装置100を実現することができる。
また、偏光板34の表面及び裏面を第1支持板30及び第2支持板38で支持することによって偏光カバー18の機械的な強度を高めることができる。
さらに、偏光板34を表面側及び裏面側から板厚方向に対照となるように第1支持板30及び第2支持板38で挟み込むことによって、偏光カバー18に熱応力が加わったときの反りを抑制することができる。すなわち、表示器12からの光や外部からの太陽光の照射によって偏光カバー18が加熱された場合に、偏光板34の表面側において第1支持板30との界面に発生する応力と偏光板34の裏面側において第2支持板38との界面に発生する応力とをバランスさせることで偏光カバー18に生ずる反り(曲がり)や変形を抑制することができる。
また、第1支持板30及び第2支持板38は、難燃性プラスチック板を含むことが好適であるとしたが、具体的には、ポリカーボネート(PC)に金属酸化物、ハロゲン、リンの少なくとも1つを混合させる方法、又は、難燃性化させた材料を用いてコーティングあるいは共押しすることが好適である。価格、色づき、ポリカーボネイト(PC)の特性及び環境への影響を考慮すると、ハロゲンのうち臭素を用いることがより好適である。ポリカーボネート(PC)に金属酸化物、ハロゲン、リンの少なくとも1つを混合させる場合、選択した原料をポリカーボネート(PC)に混練させることが好適である。
以上説明した本実施形態の作用効果を以下に説明する。
例えば、偏光板34としてポラテクノ社製の染料系偏光板EHC-125U(膜厚215μm)に、位相差層40として帝人社製位相差フィルムT-138(Re=138nm)を偏光板の吸収軸と位相差フィルムの遅相軸の関係角が45度の成るように粘接着層42として膜厚25μmのアクリル系粘着剤を用いて貼り合せ、円偏光板とした。さらに、位相差層側に第1支持板30として三菱ガス化学社製のMRF08Uを粘接着層32として前記アクリル系粘着剤を用いて貼り合せ、同様に、偏光板側に第2支持板38として前記MRF08Uを粘接着層36として前記アクリル系粘着剤により貼り合わせて偏光カバー18を構成することができる。
当該偏光カバー18を105℃で24時間加熱した場合に反りや変形は生じなかった。一方、第1支持板30又は第2支持板38の一方のみを設けた場合、105℃で24時間加熱した場合には40mm程度の曲がりが発生した。
また、偏光カバー18にヨウ素系の偏光膜を適用した場合、90℃以上の加熱によって偏光膜に変色が生じて光の透過性が低下してしまう。これに対して、本実施の形態のように、偏光板34として染料系材料を用いることによって、90℃以上の使用環境であっても偏光カバー18の変形を抑制しつつ、変色することなく高い光透過性を維持することができる。
以下、第1支持板30及び第2支持板38に難燃性プラスチック板を適用した実施例及びそれに対する比較例について示す。実施例では、上記実施の形態における第1支持板30及び第2支持板38として、ポリカーボネート(PC)に金属酸化物、臭素、リン、ハロゲンの少なくとも1つを混合させた難燃性PCを適用した。これに対して、比較例1では、第1支持板30及び第2支持板38として一般的なポリカーボネイト(PC)(SABIC製 LEXAN8010Q)を適用した。また、比較例2では、第1支持板30として難燃性PCを適用し、第2支持板38を設けない構成とした。
実施例では、米国の連邦自動車安全基準(FMVSS)における自動車の内装に対する燃焼性試験(No.302)において標線前で自己消火された。これに対して、比較例1では、燃焼性試験(No.302)をクリアできなかった。また、比較例2では、第1支持板30を設けた側からの着火については燃焼性試験(No.302)をクリアしたが、第2支持板38を設けなかった偏光板34側からの着火については燃焼性試験(No.302)をクリアできなかった。
また、実施例1、比較例1及び比較例2において105℃の加熱を48時間行った場合の反りについて確認した。実施例及び比較例1では、形状の変化はみられなかった。すなわち、実施例及び比較例1では、曲がりやうねりは見られなかった。これに対して、比較例2では、形状の大きな変化がみられた。
なお、一般的なポリカーボネイト(PC)(例えば、SABIC製 LEXAN8010Q)よりも金属酸化物、ハロゲン、リンの少なくとも1つの混合量が多いものであれば上記効果が得られる。
以上のように、第1支持板30及び第2支持板38に難燃性プラスチック板を適用することで、米国の連邦自動車安全基準(FMVSS)における自動車の内装に対する燃焼性試験(No.302)の基準をクリアすることができる。また、従来は防ぐことができなかった、曲がりやうねりを抑制することができる。
次に、偏光サングラス着用時のHUD表示像の視認性の確認方法について説明するが、HUD装置の表示原理に基づき簡易的に効果を検証するための方法であり、以下に限定されるものではない。
市販のカラーIPS液晶ディスプレイ(以下、「LCD」とする)の表示部を上向きに平置きし、その上方に青板ガラス(厚さ1.1mm)を45度に傾けて設置し、LCDの表示像が当該ガラスの表面に虚像として観察できるように設置した。この時、ガラス板に投射される虚像の輝度が最大となるように、LCDから出射される偏光光が水平に投射される位置にガラス板を設置した。
また、本開示の偏光カバー18をLCDの偏光カバーとして設置した。この時、位相差層40をガラス板側に向け、偏光板34の透過軸とLCDの表示側の偏光板の透過軸とが平行となるように設置した。
ガラス板の虚像が観察できる位置に、受光部として色彩輝度計(コニカミノルタ社製CA―2000)を設置した。また、受光部の前に、偏光サングラスとして見立てた偏光板(ポラテクノ社製SKN-18243)を、吸収軸が水平となるように設置し、ガラス表面の虚像の視認性を測定した。
実施例及び比較例の測定条件は、条件1として偏光カバー18及び偏光サングラスを共に使用しない方法、条件2として偏光カバー18を使用し、偏光サングラスを使用しない方法、及び条件3として偏光カバー18及び偏光サングラスを共に使用する方法で行った。表1は、得られた輝度を比で示したものである。
Figure 0007220667000006
表1より、偏光カバー18及び偏光サングラスを使用しないときの虚像輝度を100とした場合において、条件3では、位相差層40を設けないときは輝度が検出されなかったが、位相差層40を使用した時は輝度を確認することができた。従って、偏光カバー18を備えたHUD装置100において、偏光サングラスを着用した場合、偏光カバー18に位相差層40を使用したときは虚像を視認することができるが、位相差層40を使用しないときは、虚像を視認することができないことがわかる。
また、上述の実施態様において位相差層40にカネカ社製Rフィルム(Re=275nm)を用いて同様に偏光サングラス着用時のHUD表示像の視認性の確認を行った。このとき、位相差層40の遅相軸は、偏光板34の吸収軸に対して0~90°の範囲と成るように貼合した。その他の構成は、上述の実施形態と同じとした。偏光サングラスを設置したときの虚像を目視確認し、視認性ついて以下のように判定した。その結果を、表2に示す。
○:虚像を視認できる
×:虚像を視認できない
Figure 0007220667000007
表2より、位相差層40の遅相軸角度が偏光板34の吸収軸に対して0°又は90°に配置された場合は、位相差層40を使用しないときと同様には、虚像を視認することができなかった。すなわち、この場合、出射される偏光光の光軸は変化せず、位相差層40を設置しない場合の偏光光と同じ光軸となったためである。
一方、位相差層40の遅相軸角度が偏光板34の吸収軸に対して45°の場合、偏光サングラスを介して虚像を視認することができた。すなわち、この場合、出射される偏光光は水平方向から垂直方向の直線偏光光に変換され、垂直方向の成分としてガラス板へ投射されガラス板で反射することになり、吸収軸が水平方向にある偏光サングラスを介して虚像を視認することができる。ただし、垂直方向の偏光成分は、偏光光の入射角度において投影部表面の反射率がゼロとなる角度(ブリュースター角という)がある。したがって、この試験例の場合では、当該角度(ブリュースター角)に相当する場合は虚像が見えなくなるため、当該角度を除いて光学系を構成することが好適である。
以上より、本開示の偏光部材を偏光カバーとしてHUD装置に用いることによって、車載での使用においても高い信頼性を有し、且つ、車両運転者が偏光サングラスを着用していても、フロントガラスの表示情報を視認できるHUD装置を提供することができる。
10 筐体、12 表示器、14 平面ミラー、16 凹面ミラー、18 偏光カバー、20 投影部、30 第1支持板、32 粘接着層、34 偏光板、36 粘接着層、38 第2支持板、40 位相差層、42 粘接着層、100 HUD装置。

Claims (7)

  1. ヘッドアップディスプレイの偏光カバーとして用いられる偏光部材であって、
    偏光子を有する染料系偏光板の片面に位相差層を有し、
    前記位相差層に粘接着層を介して貼り合わされた第1支持板と、前記偏光板側に粘接着層を介して貼り合わされた第2支持板と、
    を備え
    前記位相差層は装置光源からの光路の外側となるように設けられており、
    前記第1支持板及び前記第2支持板は、それぞれ、50μm以上の厚さを有し、0nm以上100nm以下のReを有し、前記第1支持板及び前記第2支持板が有する光学異方性に伴う遅相軸と前記偏光子の吸収軸の軸角度が-4°以上4°以下である。
  2. 請求項1に記載の偏光部材であって、
    前記第1支持板及び前記第2支持板は、難燃性プラスチック板を含む。
  3. 表示装置であって、
    請求項1に記載の偏光部材と、
    画像を出力する表示器と、
    前記表示器を収納する筐体と、を備える。
  4. 表示装置であって、
    請求項2に記載の偏光部材と、
    画像を出力する表示器と、
    前記表示器を収納する筐体と、を備える。
  5. ヘッドアップディスプレイであって、
    請求項1に記載の偏光部材と、
    画像を出力する表示器と、
    前記表示器を収納する筐体と、を備える。
  6. ヘッドアップディスプレイであって、
    請求項2に記載の偏光部材と、
    画像を出力する表示器と、
    前記表示器を収納する筐体と、を備える。
  7. 請求項1に記載の偏光部材であって、
    前記位相差層の遅相軸と前記偏光板の吸収軸とで成す角度が0°より大きく90°未満の角度範囲内とする。
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