JP7218525B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
例えば、引用文献1には、携帯端末から携帯端末に表示中の画面に関連する補助画面の表示指示を受信したとき、自装置の使用状態から表示部に補助画面を表示させるか否かを判断し、表示部に補助画面を表示させると判断した場合は、表示部に補助画面を表示させる補助画面表示処理を行い、表示部に補助画面を表示させないと判断した場合は、所定の外部装置に補助画面を表示させる代理表示処理を行うジョブ処理装置が開示されている。
特許第6222488号公報
例えば情報処理装置に対して指示を行う際に、携帯端末に特定の情報を表示する場合がある。ここで、携帯端末の表示領域の大きさを考慮せずに特定の情報を表示すると、例えば、特定の情報の一部しか表示されなかったり、表示中の情報と重なって表示されたりして、特定の情報や携帯端末の表示領域に表示中の情報を把握するのが難しい状況が生じ得る。
本発明の目的は、携帯端末の表示領域の大きさを考慮せずに、特定の情報を携帯端末の表示領域に表示する構成と比較して、特定の情報及び携帯端末の表示領域に表示中の情報を把握し易くすることにある。
請求項1に記載の発明は、携帯端末の表示領域の大きさを取得する取得手段と、自装置に格納され当該自装置の処理に関する特定の情報を表示する場合に、前記携帯端末の表示領域の大きさに応じて、当該特定の情報を自装置の表示領域及び当該携帯端末の表示領域の少なくとも何れか一方に表示する表示手段とを備え、前記表示手段は、前記携帯端末の表示領域の大きさが予め定められた基準より小さい場合、前記特定の情報の一部に関する情報を当該携帯端末の表示領域に表示し、当該特定の情報のうち当該一部よりも多くの情報を自装置の表示領域に表示することを特徴とする情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、携帯端末の表示領域の大きさを取得する取得手段と、自装置に格納される特定の情報を表示する場合に、前記携帯端末の表示領域の大きさに応じて、当該特定の情報を自装置の表示領域及び当該携帯端末の表示領域の少なくとも何れか一方に表示する表示手段とを備え、前記表示領域の大きさと情報量とが予め対応付けられており、前記表示手段は、前記特定の情報の情報量が、前記携帯端末の表示領域の大きさに対応する情報量よりも多い場合、当該特定の情報を自装置の表示領域に表示することを特徴とする情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、携帯端末の表示領域の大きさを取得する取得手段と、自装置に格納される特定の情報を表示する場合に、前記携帯端末の表示領域の大きさに応じて、当該特定の情報を自装置の表示領域及び当該携帯端末の表示領域の少なくとも何れか一方に表示する表示手段とを備え、前記表示手段は、前記特定の情報が秘密情報の入力を受け付けるための情報であり、かつ、自装置にて予め定められたセキュリティ設定がされている場合、前記携帯端末の表示領域の大きさに応じて、当該特定の情報を自装置の表示領域及び当該携帯端末の表示領域の少なくとも何れか一方に表示し、自装置にて予め定められたセキュリティ設定がされていない場合、前記携帯端末の表示領域の大きさによらず、前記特定の情報を自装置の表示領域に表示することを特徴とする情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記表示手段は、前記自装置にて予め定められたセキュリティ設定がされていない場合、当該セキュリティ設定に関する情報を自装置の表示領域又は前記携帯端末の表示領域に表示し、自装置にて当該セキュリティ設定がされた後、当該携帯端末の表示領域の大きさに応じて、前記特定の情報を自装置の表示領域及び当該携帯端末の表示領域の少なくとも何れか一方に表示することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、コンピュータに、携帯端末の表示領域の大きさを取得する機能と、自装置に格納され当該自装置の処理に関する特定の情報を表示する場合に、前記携帯端末の表示領域の大きさに応じて、当該特定の情報を自装置の表示領域及び当該携帯端末の表示領域の少なくとも何れか一方に表示させるためのデータを出力する機能とを実現させ、前記データを出力する機能は、前記携帯端末の表示領域の大きさが予め定められた基準より小さい場合、前記特定の情報の一部に関する情報を当該携帯端末の表示領域にデータを出力し、当該特定の情報のうち当該一部よりも多くの情報を自装置の表示領域にデータを出力することを特徴とするプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、携帯端末の表示領域の大きさを考慮せずに、特定の情報を携帯端末の表示領域に表示する構成と比較して、特定の情報及び携帯端末の表示領域に表示中の情報が把握し易くなる。
請求項記載の発明によれば、より確実に、特定の情報及び携帯端末の表示領域に表示中の情報が把握し易くなる。
請求項記載の発明によれば、自装置にて予め定められたセキュリティ設定がされていない場合に、特定の情報を携帯端末の表示領域に表示する構成と比較して、秘密情報が外部に漏れるのを抑制することができる。
請求項記載の発明によれば、自装置にて予め定められたセキュリティ設定がされていない場合であっても、特定の情報を携帯端末の表示領域に表示するとともに、秘密情報が外部に漏れるのを抑制することができる。
請求項記載の発明によれば、携帯端末の表示領域の大きさを考慮せずに、特定の情報を携帯端末の表示領域に表示する構成と比較して、特定の情報及び携帯端末の表示領域に表示中の情報を把握し易くする機能を、コンピュータにより実現できる。
本実施の形態に係る情報処理システムの全体構成例を示した図である。 本実施の形態に係る画像処理装置のハードウェア構成例を示した図である。 本実施の形態に係る携帯端末のハードウェア構成例を示した図である。 本実施の形態に係る画像処理装置の機能構成例を示したブロック図である。 携帯端末表示領域の大きさに応じて特定の情報を表示する場合の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 携帯端末表示領域の大きさに応じて特定の情報を表示する場合の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 特定の情報の情報量と携帯端末表示領域の大きさとに応じて特定の情報を表示する場合の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 特定の情報の情報量と携帯端末表示領域の大きさとに応じて特定の情報を表示する場合の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 特定の情報の情報量と携帯端末表示領域の大きさとに応じて特定の情報を表示する場合の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 特定の情報の秘密性に応じて特定の情報を表示する場合の処理の手順の一例を示すフローチャートである。 表示制御部による表示制御の手順の一例を示したシーケンスチャートである。 表示制御部による表示制御の手順の一例を示したシーケンスチャートである。 (A)~(C)は、表示制御部の表示制御により、携帯端末表示領域又は自装置表示領域に表示される画面の一例を示す図である。 (A)、(B)は、表示制御部の表示制御により、携帯端末表示領域又は自装置表示領域に表示される画面の一例を示す図である。 (A)~(C)は、表示制御部の表示制御により、携帯端末表示領域又は自装置表示領域に表示される画面の一例を示す図である。 表示制御部による表示制御の手順の他の例を示したシーケンスチャートである。 (A)、(B)は、表示制御部の表示制御により、携帯端末表示領域又は自装置表示領域に表示される画面の他の例を示す図である。 本実施の形態が適用されるコンピュータのハードウェア構成例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<システム構成>
図1は、本実施の形態に係る情報処理システム1の全体構成例を示した図である。図示するように、情報処理システム1は、画像処理装置100と携帯端末200とを備える。本実施の形態では、情報処理装置の一例として、画像処理装置100が用いられる。
画像処理装置100は、例えば、プリント機能、スキャン機能、コピー機能及びファクシミリ機能等の機能を有し、画像処理を実行する装置である。画像処理装置100は、Wi-Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)等の無線LAN(Local Area Network)規格に対応し、無線による通信が可能である。そして、画像処理装置100は、無線通信により、携帯端末200との間でデータの送受信を行う。
携帯端末200は、操作者が操作するものとして設けられた携帯型のコンピュータ装置である。携帯端末200としては、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC等が例示される。携帯端末200も、画像処理装置100と同様に、Wi-Fi等の無線LAN規格に対応しており、無線通信により、画像処理装置100との間でデータの送受信を行う。
ただし、本実施の形態では、画像処理装置100と携帯端末200との間のデータの送受信を、無線通信ではなく有線通信で行ってもよい。
<画像処理装置のハードウェア構成>
図2は、本実施の形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成例を示した図である。画像処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、表示機構104、画像読取部105、画像形成部106、画像処理部107、通信部108、記憶装置109を備える。なお、これらの各機能部は、バス110に接続されており、このバス110を介してデータの授受を行う。
CPU101は、各種プログラムを実行する。また、ROM102は、CPU101により実行される制御プログラムを記憶している。そして、CPU101は、ROM102に記憶されている制御プログラムを読み出し、RAM103を作業エリアにして制御プログラムを実行する。CPU101により制御プログラムが実行されると、画像処理装置100における各機能が実現される。これにより、例えば、表示機構104に予め定められた表示がなされる。また、用紙への画像形成や、画像読取部105にセットされた原稿の読み取りなどが行われる。
表示機構104は、各種の情報を表示するとともに、操作者からの操作を受け付ける。この表示機構104は、液晶ディスプレイ等で構成された表示パネル、表示パネルの上に配置され、操作者による接触が行われたことを検知するタッチパネル、操作者により押下される物理キー等から構成される。そして、表示機構104は、例えば、画像処理装置100の操作画面等の各種画面を表示パネルに表示したり、タッチパネル及び物理キーにより操作者からの操作を受け付けたりする。なお、接触を検知する手段としては、接触による圧力をもとに検知する手段や、接触した物の静電気をもとに検知する手段等、どのようなものが用いられてもよい。
なお、以下では、表示機構104の表示パネルにおいて画面が表示される表示領域を、「自装置表示領域」と称することとする。
画像読取部105は、文書を読み取り、読み取った文書の画像を表す画像データを生成する。ここで、画像読取部105は、例えばスキャナであり、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式や、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式のものを用いると良い。
画像形成部106は、用紙等の記録媒体に画像を形成する印刷機構を備えている。ここで、画像形成部106は、例えばプリンタであり、感光体に付着させたトナーを記録媒体に転写して像を形成する電子写真方式や、インクを記録媒体上に吐出して像を形成するインクジェット方式のものを用いると良い。
画像処理部107は、入力される画像データに色補正や階調補正等の画像処理を施すものであり、画像処理が施された画像データを生成して画像形成部106へ出力する。
通信部108は、不図示の通信回線に接続されており、通信回線に接続されている他装置と通信を行う通信インタフェースとして機能する。例えば、ファクシミリ機能が実行される場合には、画像読取部105にて読み取った文書の画像データが通信部108によって宛先の他装置へ送信される。また、通信部108は、Wi-Fi等の無線LAN規格に対応しており、無線通信により、携帯端末200との間でデータの送受信を行う。
記憶装置109は、ハードディスク装置などの記憶領域を具備しており、例えば通信部108で受信したデータや画像処理装置100で生成されたデータ等を記憶する。また、記憶装置109は、例えば、ファクシミリ機能を実行する場合やメールを送信する場合の宛先のリスト(以下、宛先リストと称する)の情報を記憶する。
<携帯端末のハードウェア構成>
図3は、本実施の形態に係る携帯端末200のハードウェア構成例を示した図である。携帯端末200は、CPU201と、記憶手段であるメモリ202とを備える。CPU201は、OSやアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、後述する各種機能を実行する。また、メモリ202は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域を有する。
さらに、携帯端末200は、外部との無線通信を行うための無線I/F203、画像を表示する画像表示部204を備える。
無線I/F203は、画像処理装置100との間で無線通信を行い、各種データの送受信を行う通信インタフェースとして機能する。
画像表示部204は、例えば、タッチパネルである。そのため画像表示部204は、表示パネルを備えるとともに、接触が行われたことを検知するタッチパネルを備えている。接触を検知する手段は、接触による圧力をもとに検知する手段や、接触した物の静電気をもとに検知する手段等、どのようなものが用いられてもよい。
なお、以下では、画像表示部204の表示パネルにおいて画面が表示される表示領域を、「携帯端末表示領域」と称することとする。
また、携帯端末200は、記憶手段として、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどを備えてもよい。HDDやフラッシュメモリは、各種ソフトウェアや、各種ソフトウェアに対する入力データ、各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する。また、携帯端末200は、キーボードやマウス等の入力デバイスを備えてもよい。
<画像処理装置の機能構成>
次に、本実施の形態に係る画像処理装置100の機能構成について説明する。図4は、本実施の形態に係る画像処理装置100の機能構成例を示したブロック図である。本実施の形態に係る画像処理装置100は、表示要求受付部111と、表示領域情報取得部112と、表示制御部113とを備える。
表示要求受付部111は、自装置に格納される特定の情報の表示要求を受け付ける。この表示要求は、例えば、画像処理装置100に格納されている画像データの確認要求や編集要求である。また、例えば、画像処理装置100に格納されている宛先リストの確認要求や編集要求である。付言すると、表示要求受付部111は、例えば、操作者が携帯端末200を操作することで、携帯端末200から、無線通信により、特定の情報の表示要求を受け付ける。また、表示要求受付部111は、例えば、操作者が画像処理装置100を操作することで、特定の情報の表示要求を受け付けてもよい。
表示領域情報取得部112は、携帯端末200の表示領域(即ち、携帯端末表示領域)の大きさを取得する。
ここで、表示領域情報取得部112は、例えば、携帯端末200が、特定の情報の表示要求とともに携帯端末表示領域の大きさを送信することにより、携帯端末表示領域の大きさを取得する。また、表示領域情報取得部112は、操作者が操作している携帯端末200に対して携帯端末表示領域の大きさを送信するように要求して、携帯端末表示領域の大きさを取得してもよい。さらに、操作者が操作している携帯端末200が特定されていない場合であっても、例えば画像処理装置100から予め定められた範囲内にある携帯端末200に対して携帯端末表示領域の大きさを送信するように要求して、携帯端末表示領域の大きさを取得してもよい。
一例として、携帯端末200がスマートフォンの場合、携帯端末表示領域の大きさは、例えば、5インチ(縦11.05cm、横6.22cm)である。
表示制御部113は、表示機構104の表示パネルに画面を表示させるためのデータを出力し、表示パネルの表示を制御する。また、表示制御部113は、携帯端末200に対して、携帯端末200の画像表示部204に画面を表示させるためのデータを出力し、画像表示部204の表示を制御する。
ここで、表示制御部113は、表示要求受付部111が受け付けた表示要求により、自装置に格納される特定の情報を表示する場合に、表示領域情報取得部112が取得した携帯端末表示領域の大きさに応じて、特定の情報を自装置表示領域及び携帯端末表示領域の少なくとも何れか一方に表示する。また、表示制御部113は、特定の情報の情報量や特定の情報の性質に応じて、特定の情報を自装置表示領域及び携帯端末表示領域の少なくとも何れか一方に表示してもよい。表示制御部113による表示制御の詳細については、後述する。
そして、上述したように、CPU101にて制御プログラムが実行されることにより、表示要求受付部111、表示領域情報取得部112、表示制御部113等の機能部が実現される。また、本実施の形態では、取得手段の一例として、表示領域情報取得部112が用いられる。さらに、表示手段の一例として、表示制御部113が用いられる。
<表示要求受付部が表示要求を受け付ける処理の説明>
次に、表示要求受付部111が表示要求を受け付ける処理について説明する。
表示要求受付部111は、上述したように、例えば操作者が携帯端末200や画像処理装置100を操作することにより、自装置に格納される特定の情報の表示要求を受け付ける。
より具体的には、例えば、操作者が携帯端末表示領域上で操作して、画像処理装置100に格納されている画像データの確認要求や編集要求をすることにより、表示要求受付部111は、画像データの表示要求を受け付ける。また、例えば、操作者が携帯端末表示領域上で操作して、画像処理装置100に格納されている宛先リストの確認要求や編集要求をすることにより、表示要求受付部111は、宛先リストの表示要求を受け付ける。さらに、例えば、操作者が自装置表示領域上で操作して、画像処理装置100に格納されている画像データや宛先リストを確認する操作をしたり、編集する操作をしたりすることにより、表示要求受付部111は、画像データや宛先リストの表示要求を受け付ける。
また、例えば、操作者が携帯端末200を持って、画像処理装置100から予め定められた範囲内に近付いた場合に、携帯端末200が特定の情報の表示要求を行ってもよい。
より具体的には、例えば、携帯端末200は、画像処理装置100から予め定められた範囲内に近付いた場合、画像処理装置100の処理に関する特定の情報を表示するように、画像処理装置100に要求する。例えば、操作者が携帯端末200で認証してログインした状態で画像処理装置100に近付いた場合、携帯端末200は、画像処理装置100で実行可能な画像処理の一覧を表示するように要求する。また、例えば、携帯端末表示領域に予め定められた情報が表示された状態で、画像処理装置100から予め定められた範囲内に近付いた場合、携帯端末200は、画像処理装置100の処理に関する情報として、予め定められた情報に関連する情報を表示するように要求する。具体的には、例えば、携帯端末表示領域にスキャン(即ち、文書の読み取り)の設定画面が表示された状態で、画像処理装置100から予め定められた範囲内に近付いた場合、携帯端末200は、スキャンの設定画面に関する情報(例えば、スキャンの設定画面の設定内容を説明するヘルプ情報)を表示するように要求する。
なお、携帯端末200が、画像処理装置100から予め定められた範囲内に近付いた場合に画像処理装置100に表示要求を行う手法としては、例えば、NFC(Near Field Communication)が例示される。NFCとは、通信距離が約10cmに限定された近距離無線通信の規格であり、操作者が携帯端末200を画像処理装置100に近づけることにより通信が行われる。また、携帯端末200は、例えば、超音波やBluetooth(登録商標)LE(Low Energy)等のセンサーを利用して画像処理装置100との距離を検出して表示要求を行ったり、カメラで撮影することにより画像処理装置100との距離を検出して表示要求を行ったりしてもよい。
<表示制御部による表示制御の説明>
次に、自装置に格納される特定の情報の表示要求を受け付けた場合の表示制御部113による表示制御の処理について、複数の場合に分けて説明する。
(携帯端末表示領域の大きさに基づく処理)
表示制御部113は、携帯端末表示領域の大きさに応じて、特定の情報を自装置表示領域及び携帯端末表示領域の少なくとも何れか一方に表示する。また、携帯端末表示領域の大きさに応じて、自装置表示領域に表示される特定の情報の表示態様と、携帯端末表示領域に表示される特定の情報の表示態様とを変えてもよい。
例えば、表示制御部113は、携帯端末表示領域が予め定められた基準より小さい場合、特定の情報を自装置表示領域に表示する。また、表示制御部113は、携帯端末表示領域が予め定められた基準より大きい場合、特定の情報を携帯端末表示領域に表示する。
また、例えば、表示制御部113は、携帯端末表示領域と自装置表示領域とを比較して、携帯端末表示領域が自装置表示領域よりも小さい場合、特定の情報を自装置表示領域に表示する。また、表示制御部113は、携帯端末表示領域が自装置表示領域よりも大きい場合、特定の情報を携帯端末表示領域に表示する。
ここで、表示制御部113は、特定の情報を自装置表示領域に表示する場合には、特定の情報の一部に関する情報を携帯端末表示領域に表示する一方で、特定の情報のうち当該一部よりも多くの情報を、自装置表示領域に表示することとしてもよい。また、表示制御部113は、特定の情報を携帯端末表示領域に表示する場合には、特定の情報の一部に関する情報を自装置表示領域に表示する一方で、特定の情報のうち当該一部よりも多くの情報を、携帯端末表示領域に表示することとしてもよい。
さらに、表示制御部113は、携帯端末表示領域の大きさにおいて、携帯端末表示領域に表示中の画面の大きさを考慮してもよい。付言すると、携帯端末表示領域に画面が表示中の場合に、さらに特定の情報を表示すると、表示中の画面と特定の情報とが重なってしまうことが考えられる。そこで、表示制御部113は、携帯端末表示領域において画面が表示されていない部分(即ち、携帯端末表示領域において表示中の画面を除く部分)の大きさを、携帯端末表示領域の大きさと捉えて、特定の情報を自装置表示領域及び携帯端末表示領域の少なくとも何れか一方に表示することとしてもよい。
(特定の情報の性質に基づく処理)
表示制御部113は、特定の情報の性質に応じて、特定の情報を自装置表示領域及び携帯端末表示領域の少なくとも何れか一方に表示する。特定の情報の性質には、例えば、特定の情報の情報量、特定の情報の秘密性、特定の情報による操作の必要性などが挙げられる。
まず、特定の情報の情報量に基づく処理について説明する。
例えば、表示制御部113は、特定の情報の情報量に応じて、特定の情報を自装置表示領域及び携帯端末表示領域の少なくとも何れか一方に表示する。また、特定の情報の情報量に応じて、自装置表示領域に表示される特定の情報の表示態様と、携帯端末表示領域に表示される特定の情報の表示態様とを変えてもよい。
より具体的には、例えば、表示制御部113は、特定の情報の情報量が予め定められた基準よりも多い場合、特定の情報を自装置表示領域に表示する。また、表示制御部113は、特定の情報の情報量が予め定められた基準よりも少ない場合、特定の情報を携帯端末表示領域に表示する。
ここで、情報量とは、例えば、情報のデータ量、情報が文書である場合のページ数や文字数、情報が画像である場合の画像の大きさや画像の数である。
また、表示制御部113は、特定の情報の情報量とともに、携帯端末表示領域の大きさを考慮してもよい。即ち、表示制御部113は、携帯端末表示領域の大きさと、特定の情報の情報量とに応じて、特定の情報を自装置表示領域及び携帯端末表示領域の少なくとも何れか一方に表示する。また、携帯端末表示領域の大きさと特定の情報の情報量とに応じて、自装置表示領域に表示される特定の情報の表示態様と、携帯端末表示領域に表示される特定の情報の表示態様とを変えてもよい。
例えば、表示領域の大きさと情報量とが予め対応付けられており、特定の情報の情報量が、携帯端末表示領域の大きさに対応する情報量よりも多い場合、表示制御部113は、特定の情報を自装置表示領域に表示する。一方、例えば、特定の情報の情報量が、携帯端末表示領域の大きさに対応する情報量よりも少ない場合、表示制御部113は、特定の情報を携帯端末表示領域に表示する。
また、例えば、特定の情報の情報量が携帯端末表示領域に表示可能な情報量を超えており、特定の情報が携帯端末表示領域に収まらない場合、表示制御部113は、特定の情報を自装置表示領域に表示する。一方、例えば、特定の情報が携帯端末表示領域に収まる場合には、表示制御部113は、特定の情報を携帯端末表示領域に表示する。
さらに、例えば、特定の情報の全部を携帯端末表示領域に表示することにより、表示される文字の大きさが予め定められた基準よりも小さくなる場合には、表示制御部113は、特定の情報を自装置表示領域に表示する。一方、例えば、表示される文字の大きさが予め定められた基準よりも大きくなる場合には、表示制御部113は、特定の情報を携帯端末表示領域に表示する。なお、予め定められた基準とは、操作者が設定した値やデフォルト(即ち、初期設定)の値であり、例えば、5pt(ポイント)、2mm(ミリ)などのように「pt」や「m」などの単位によって表される値である。
ここで、携帯端末表示領域の大きさに基づく処理と同様に、特定の情報を自装置表示領域に表示する場合には、特定の情報の一部に関する情報を携帯端末表示領域に表示する一方で、当該一部に関する情報よりも情報量の多い情報を自装置表示領域に表示してもよい。また、特定の情報を携帯端末表示領域に表示する場合には、特定の情報の一部に関する情報を自装置表示領域に表示する一方で、当該一部に関する情報よりも情報量の多い情報を、携帯端末表示領域に表示してもよい。
また、携帯端末表示領域の大きさに基づく処理と同様に、携帯端末表示領域に表示中の画面の大きさを考慮してもよい。例えば、表示制御部113は、特定の情報の情報量が携帯端末表示領域に表示可能な情報量を超えているか否かを判定する場合に、携帯端末表示領域において画面が表示されていない部分に表示可能な情報量を超えているか否かを判定する。また、表示制御部113は、表示される文字の大きさが予め定められた基準よりも小さくなるか否かを判定する場合、携帯端末表示領域において画面が表示されていない部分に特定の情報の全部を表示することによって表示される文字の大きさが、予め定められた基準よりも小さくなるか否かを判定する。
次に、特定の情報の秘密性に基づく処理について説明する。
例えば、表示制御部113は、特定の情報に秘密情報が含まれるか否かにより、特定の情報を自装置表示領域及び携帯端末表示領域の少なくとも何れか一方に表示する。秘密情報とは、秘密性のある情報であり、例えば、パスワードや、操作者の電話番号や住所、クレジットカードの番号等の個人情報、操作者の課金情報等である。
より具体的には、表示制御部113は、特定の情報に秘密情報が含まれる場合、画像処理装置100にて予め定められたセキュリティ設定がされているか否か(即ち、予め定められたセキュリティ設定が有効か否か)を判定する。画像処理装置100にて予め定められたセキュリティ設定がされている場合、表示制御部113は、特定の情報を携帯端末表示領域に表示する。この場合、秘密情報の代わりに黒丸やアスタリスクを表示して、秘密情報の内容自体は携帯端末表示領域に表示しないこととしてもよい。一方、画像処理装置100にて予め定められたセキュリティ設定がされていない場合、表示制御部113は、特定の情報を自装置表示領域に表示する。また、画像処理装置100にて予め定められたセキュリティ設定がされていない場合、表示制御部113は、画像処理装置100にて予め定められたセキュリティ設定がされるように、セキュリティ設定に関する情報を自装置表示領域(又は、携帯端末表示領域)に表示してもよい。
セキュリティ設定に関する情報とは、例えば、セキュリティ設定の設定方法の説明や、セキュリティ設定をすることを推奨するメッセージ、セキュリティ設定がされてないことを警告するメッセージ等である。
また、予め定められたセキュリティ設定とは、例えば、データを暗号化して送受信するための設定である。具体的には、例えば、SSL(Secure Socket Layer)の設定や、TLS(Transport Layer Security)の設定が例示される。画像処理装置100にてこのようなセキュリティ設定をすることにより、画像処理装置100と携帯端末200との間で秘密情報のやり取りをする際に、秘密情報が暗号化された状態でやり取りされるようになる。
さらに、特定の情報に秘密情報が含まれない場合であっても、特定の情報が表示されることにより、操作者が秘密情報を入力する場合もある。例えば、特定の情報が秘密情報の入力を受け付ける画面の情報である場合には、操作者は、表示された画面上で秘密情報を入力可能である。そこで、表示制御部113は、特定の情報が秘密情報の入力を受け付けるための情報である場合にも、画像処理装置100にて予め定められたセキュリティ設定がされているか否かを判定してもよい。そして、上述したように、画像処理装置100にて予め定められたセキュリティ設定がされている場合には、表示制御部113は、特定の情報(例えば、秘密情報の入力を受け付ける画面)を携帯端末表示領域に表示する。特定の情報が携帯端末表示領域に表示されることにより、操作者が画面上で秘密情報を入力し、入力された秘密情報が携帯端末200から画像処理装置100へ送られることになる。なお、その時点での秘密情報の設定内容を画像処理装置100から携帯端末200へ送信してもよいし、送信しなくてもよい。また、携帯端末表示領域にて秘密情報を表示する場合には、秘密情報の代わりに黒丸やアスタリスクを表示して、秘密情報の内容自体は携帯端末表示領域に表示しないこととしてもよい。一方、画像処理装置100にて予め定められたセキュリティ設定がされていない場合、表示制御部113は、特定の情報を自装置表示領域に表示する。また、セキュリティ設定に関する情報を自装置表示領域(又は、携帯端末表示領域)に表示してもよい。
このように、表示制御部113は、特定の情報が表示されることによって秘密情報が表示される可能性があるか否か(即ち、特定の情報に秘密情報が含まれるか否か、又は、特定の情報が秘密情報の入力を受け付けるための情報であるか否か)によって、特定の情報を自装置表示領域及び携帯端末表示領域の少なくとも何れか一方に表示する。
なお、表示制御部113は、特定の情報が表示されることによって秘密情報が表示される可能性のある場合であっても、画像処理装置100にて予め定められたセキュリティ設定がされているか否かにかかわらず、特定の情報を携帯端末表示領域に表示したり、自装置表示領域に表示したりしてもよい。
さらに、表示制御部113は、画像処理装置100の動作形態(即ち、動作モード)により、操作者が画像処理装置100に秘密情報を入力する必要のある場合には、特定の情報を自装置表示領域に表示することとしてもよい。
また、表示制御部113は、特定の情報が表示されることによって秘密情報が表示される可能性のある場合に、自装置表示領域に表示される特定の情報の表示態様と、携帯端末表示領域に表示される特定の情報の表示態様とを変えてもよい。例えば、表示制御部113は、秘密情報を自装置表示領域に表示して、残りの情報を携帯端末表示領域に表示する。また、表示制御部113は、秘密情報を携帯端末表示領域に表示して、残りの情報を自装置表示領域に表示する。
次に、特定の情報による操作の必要性に基づく処理について説明する。
例えば、表示制御部113は、特定の情報が表示されることによって操作者の操作が必要であるか否かにより、特定の情報を自装置表示領域及び携帯端末表示領域の少なくとも何れか一方に表示する。また、操作の必要性に応じて、自装置表示領域に表示される特定の情報の表示態様と、携帯端末表示領域に表示される特定の情報の表示態様とを変えてもよい。
より具体的には、例えば、表示制御部113は、特定の情報に操作者の操作が必要な項目が含まれる場合、特定の情報を携帯端末表示領域に表示する。また、例えば、表示制御部113は、特定の情報に操作者の操作が必要な項目が含まれる場合、操作者の操作が必要な項目を携帯端末表示領域に表示する一方で、残りの情報を自装置表示領域に表示する。
(通信状況に基づく処理)
表示制御部113は、画像処理装置100と携帯端末200との間の通信状況に応じて、特定の情報を自装置表示領域及び携帯端末表示領域の少なくとも何れか一方に表示する。また、通信状況に応じて、自装置表示領域に表示される特定の情報の表示態様と、携帯端末表示領域に表示される特定の情報の表示態様とを変えてもよい。
より具体的には、例えば、表示制御部113は、携帯端末200と画像処理装置100との間の通信状況が予め定められた基準を満たさない場合、特定の情報を自装置表示領域に表示する。また、表示制御部113は、携帯端末200と画像処理装置100との間の通信状況が予め定められた基準を満たす場合、特定の情報を携帯端末表示領域に表示する。
予め定められた基準とは、例えば、携帯端末200と画像処理装置100との間の通信速度が閾値以上であること、一定量のデータを送受信する場合に要する時間が閾値以内であること、画像処理装置100との間でやり取りをしている外部の装置の数が閾値以内であること等である。
ここで、携帯端末表示領域の大きさに基づく処理と同様に、特定の情報を自装置表示領域に表示する場合には、特定の情報の一部に関する情報を携帯端末表示領域に表示する一方で、当該一部に関する情報よりも情報量の多い情報を自装置表示領域に表示してもよい。また、特定の情報を携帯端末表示領域に表示する場合には、特定の情報の一部に関する情報を自装置表示領域に表示する一方で、当該一部に関する情報よりも情報量の多い情報を、携帯端末表示領域に表示してもよい。
また、上述した表示制御の処理を2つ以上組み合わせてもよい。
携帯端末表示領域の大きさに基づく処理と、特定の情報の情報量に基づく処理とを組み合わせる場合、例えば、表示制御部113は、携帯端末表示領域が自装置表示領域よりも小さい場合、又は、特定の情報の情報量が予め定められた基準よりも多い場合の少なくとも何れか一方の場合、特定の情報を自装置表示領域に表示する。また、例えば、携帯端末表示領域が自装置表示領域よりも大きい場合、且つ、特定の情報の情報量が予め定められた基準よりも少ない場合、特定の情報を携帯端末表示領域に表示する。
また、携帯端末表示領域の大きさに基づく処理と、特定の情報の秘密性に基づく処理とを組み合わせる場合、例えば、表示制御部113は、特定の情報が表示されることによって秘密情報が表示される可能性があるか否か、画像処理装置100にて予め定められたセキュリティ設定がされているか否かを判定する。この判定により、特定の情報を自装置表示領域に表示すると判断された場合には、特定の情報は自装置表示領域に表示される。一方、特定の情報を携帯端末表示領域に表示すると判断された場合に、さらに、携帯端末表示領域の大きさを考慮して、特定の情報をどの表示領域に表示するかの判断が行われる。
<表示制御部による表示制御の処理手順>
次に、自装置に格納される特定の情報の表示要求を受け付けた場合の表示制御部113による表示制御の処理の手順について説明する。以下の例では、携帯端末表示領域の大きさに基づく処理の手順、特定の情報の情報量に基づく処理の手順、特定の情報の秘密性に基づく処理の手順について説明する。
なお、以下では、処理のステップを記号の「S」と表記する場合がある。
(携帯端末表示領域の大きさに基づく処理の手順)
まず、携帯端末表示領域の大きさに応じて特定の情報を表示する場合の処理の手順について説明する。図5及び図6は、携帯端末表示領域の大きさに応じて特定の情報を表示する場合の処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図5に示す処理手順について説明する。
表示要求受付部111は、特定の情報の表示要求を受け付けたか否かを判定する(S101)。S101で否定の判断(NO)がされた場合、本処理フローは終了する。一方、S101で肯定の判断(YES)がされた場合、表示領域情報取得部112は、携帯端末200から、携帯端末表示領域の大きさを取得する(S102)。次に、表示制御部113は、携帯端末表示領域が予め定められた基準より小さいか否かを判定する(S103)。
S103で肯定の判断(YES)がされた場合、表示制御部113は、表示要求に応じた特定の情報を、自装置表示領域に表示する(S104)。ここで、表示制御部113は、特定の情報の一部に関する情報を携帯端末表示領域に表示する一方で、特定の情報のうち当該一部よりも多くの情報を、自装置表示領域に表示してもよい。そして、本処理フローは終了する。
また、S103で否定の判断(NO)がされた場合、表示制御部113は、表示要求に応じた特定の情報を、携帯端末表示領域に表示する(S105)。ここで、表示制御部113は、特定の情報の一部に関する情報を自装置表示領域に表示する一方で、特定の情報のうち当該一部よりも多くの情報を、携帯端末表示領域に表示してもよい。そして、本処理フローは終了する。
次に、図6に示す処理手順について説明する。
S201及びS202の処理は、図5のS101及びS102の処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
S202の後、表示制御部113は、携帯端末表示領域と自装置表示領域とを比較して、携帯端末表示領域が自装置表示領域よりも小さいか否かを判定する(S203)。
S203で肯定の判断(YES)がされた場合のS204の処理は、図5のS104の処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。また、S203で否定の判断(NO)がされた場合のS205の処理は、図5のS105の処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
(特定の情報の情報量に基づく処理の手順)
次に、特定の情報の情報量と携帯端末表示領域の大きさとに応じて特定の情報を表示する場合の処理の手順について説明する。図7~図9は、特定の情報の情報量と携帯端末表示領域の大きさとに応じて特定の情報を表示する場合の処理の手順の一例を示すフローチャートである。
S301及びS302の処理は、図5のS101及びS102の処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
S302の後、表示制御部113は、表示要求に応じた特定の情報の情報量を取得する(S303)。
次に、表示制御部113は、特定の情報の情報量が、携帯端末表示領域の大きさに対応する情報量よりも多いか否かを判定する(S304)。ここでは、表示領域の大きさと情報量とが予め対応付けられている。例えば、表示領域が5インチの場合には100キロバイト、表示領域が6インチの場合には200キロバイト、というように、表示領域と情報のデータ量とが予め対応付けられている。また、例えば、表示領域が5インチの場合には5ページ、表示領域が6インチの場合には10ページ、というように、表示領域と文書のページ数とが予め対応付けられている。そして、表示制御部113は、携帯端末表示領域の大きさに対応する情報量を取得し、特定の情報の情報量と取得した情報量とを比較する。
S304で肯定の判断(YES)がされた場合のS305の処理は、図5のS104の処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。また、S304で否定の判断(NO)がされた場合のS306の処理は、図5のS105の処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
次に、図8に示す処理手順について説明する。
S401及びS402の処理は、図5のS101及びS102の処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
S402の後、表示制御部113は、表示要求に応じた特定の情報の情報量を取得する(S403)。
次に、表示制御部113は、特定の情報の情報量が、携帯端末表示領域に表示可能な情報量を超えているか否かを判定する(S404)。ここで、表示制御部113は、特定の情報を携帯端末表示領域に表示する場合に、特定の情報の全部が携帯端末表示領域に収まるか否かを判定する。例えば、特定の情報の全部が携帯端末表示領域に収まらず、特定の情報の全部を確認するために画面のスクロール等の操作者の操作が必要な場合には、S404において肯定の判断(YES)がされる。
S404で肯定の判断(YES)がされた場合、表示制御部113は、特定の情報の一部に関する情報を携帯端末表示領域に表示し、当該一部に関する情報よりも情報量の多い情報を自装置表示領域に表示する(S405)。ここでは、一部に関する情報として、携帯端末表示領域に表示可能な情報量の情報が携帯端末表示領域に表示される。そして、本処理フローは終了する。
一方、S404で否定の判断(NO)がされた場合、表示制御部113は、特定の情報の全部を携帯端末表示領域に表示する(S406)。そして、本処理フローは終了する。
次に、図9に示す処理手順について説明する。
S501及びS502の処理は、図5のS101及びS102の処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
次に、表示制御部113は、表示要求に応じた特定の情報の全部を携帯端末表示領域に表示する際の文字の大きさが、予め定められた基準よりも小さくなるか否かを判定する(S503)。
S503で肯定の判断(YES)がされた場合、表示制御部113は、特定の情報の一部に関する情報を携帯端末表示領域に表示し、当該一部に関する情報よりも情報量の多い情報を自装置表示領域に表示する(S504)。ここでは、携帯端末表示領域に表示される文字が予め定められた基準よりも小さくならないように、特定の情報一部に関する情報が携帯端末表示領域に表示される。そして、本処理フローは終了する。
一方、S503で否定の判断(NO)がされた場合、表示制御部113は、特定の情報の全部を携帯端末表示領域に表示する(S505)。そして、本処理フローは終了する。
(特定の情報の秘密性に基づく処理の手順)
次に、特定の情報の秘密性に応じて特定の情報を表示する場合の処理の手順について説明する。図10は、特定の情報の秘密性に応じて特定の情報を表示する場合の処理の手順の一例を示すフローチャートである。
表示要求受付部111は、特定の情報の表示要求を受け付けたか否かを判定する(S601)。S601で否定の判断(NO)がされた場合、本処理フローは終了する。一方、S601で肯定の判断(YES)がされた場合、表示制御部113は、特定の情報が表示されることにより秘密情報が表示される可能性があるか否かを判定する(S602)。例えば、特定の情報がパスワードを含む場合、S602で肯定の判断(YES)がされる。また、例えば、特定の情報がパスワードの入力を受け付ける画面の情報である場合、S602で肯定の判断(YES)がされる。
S602で否定の判断(NO)がされた場合、表示制御部113は、表示要求に応じた特定の情報を、携帯端末表示領域に表示する(S603)。そして、本処理フローは終了する。
一方、S602で肯定の判断(YES)がされた場合、表示制御部113は、画像処理装置100において、予め定められたセキュリティ設定がされているか否かを判定する(S604)。
S604で肯定の判断(YES)がされた場合、S603に移行する。
S604で否定の判断(NO)がされた場合、表示制御部113は、画像処理装置100において、予め定められたセキュリティ設定が可能な状況であるか否かを判定する(S605)。例えば、操作者が携帯端末200又は画像処理装置100を操作することによって、画像処理装置100におけるセキュリティ設定を設定可能な場合には、S605で肯定の判断(YES)がされる。一方、例えば、セキュリティ設定の設定権限が設けられており、設定権限を有する者(例えば、画像処理装置100の管理者)であることを示すIDやパスワードの入力が一定時間内にない場合には、S605で否定の判断(NO)がされる。
S605で肯定の判断(YES)がされた場合、表示制御部113は、セキュリティ設定の設定方法の説明を自装置表示領域に表示する(S606)。次に、表示制御部113は、画像処理装置100において、予め定められたセキュリティ設定がされたか否かを判定する(S607)。S607で肯定の判断(YES)がされた場合、S603に移行する。一方、S607で否定の判断(NO)がされた場合、表示制御部113は、表示要求に応じた特定の情報を自装置表示領域に表示する(S608)。そして、本処理フローは終了する。
また、S605で否定の判断(NO)がされた場合、表示制御部113は、秘密情報を一時的に携帯端末表示領域に表示してよいか否かの選択を受け付けるメッセージを、自装置表示領域に表示する(S609)。次に、表示制御部113は、秘密情報を携帯端末表示領域に表示してよい旨の選択がされたか否かを判定する(S610)。S610で肯定の判断(YES)がされた場合、S603に移行する。一方、S610で否定の判断(NO)がされた場合、S608に移行する。
なお、S606において、表示制御部113は、セキュリティ設定の設定方法の説明を、自装置表示領域ではなく、携帯端末表示領域に表示してもよい。例えば、携帯端末200からの操作により画像処理装置100のセキュリティ設定が可能な場合には、セキュリティ設定の設定方法の説明は自装置表示領域に表示される。一方、例えば、携帯端末200からの操作により画像処理装置100のセキュリティ設定が不可の場合には、セキュリティ設定の設定方法の説明は携帯端末表示領域に表示される。なお、セキュリティ設定の設定方法の説明を、自装置表示領域と携帯端末表示領域の両方に表示してもよい。
また、S609において、表示制御部113は、メッセージを携帯端末表示領域に表示してもよい。
さらに、S609において、表示制御部113は、画像処理装置100の管理者等に対して、秘密情報を一時的に携帯端末表示領域に表示する了解を得るための通知を行ってもよい。この場合、S610において、表示制御部113は、管理者等の了解を得たか否かを判定する。
次に、図5~図10に示す処理を組み合わせた場合について説明する。
例えば、図6及び図7の処理を組み合わせる場合、S203及びS304のうちの少なくとも何れか一方で肯定の判断(YES)がされた場合に、特定の情報を自装置表示領域に表示し、S203及びS304の両方で否定の判断(NO)がされた場合に、特定の情報を携帯端末表示領域に表示する。また、例えば、S203及びS304の両方で肯定の判断(YES)がされた場合に、特定の情報を自装置表示領域に表示し、S203及びS304の少なくとも何れか一方で否定の判断(NO)がされた場合に、特定の情報を携帯端末表示領域に表示してもよい。
また、図10の処理と図5~図9の処理とを組み合わせる場合、図10のS603の処理の代わりに、表示制御部113は、図5~図9の処理手順に従って、特定の情報を携帯端末表示領域又は自端末表示領域の少なくとも何れか一方に表示する。付言すると、S603では、セキュリティ上、特定の情報を携帯端末表示領域に表示してもよい状態にある。そこで、特定の情報をどの表示領域に表示するかについて、さらに、携帯端末表示領域の大きさや特定の情報の情報量等に応じて決定する。
<表示制御部による表示制御の具体例>
次に、表示制御部113による表示制御について、具体例を挙げて説明する。図11及び図12は、表示制御部113による表示制御の手順の一例を示したシーケンスチャートである。また、図13~図15は、表示制御部113の表示制御により、携帯端末表示領域又は自装置表示領域に表示される画面の一例を示す図である。
なお、この例は、操作者が画像読取部105によって文書のスキャン、及び宛先リストの表示要求を行う例である。
まず、操作者は、携帯端末200において、画像処理装置100でスキャンを実行するための事前の設定を行う(S701)。ここで、操作者は、携帯端末200において、画像読取部105でスキャンを実行し、生成された画像データを画像処理装置100にて蓄積した後、蓄積した画像データを他装置へ転送する設定を行う。
次に、操作者は、画像読取部105に原稿をセットしたり、NFCにより携帯端末200と画像処理装置100との間で通信を行ったりするために、画像処理装置100に近付く(S702)。そして、操作者の操作により、携帯端末200は、S701の事前の設定に基づいてスキャンを実行するように、画像処理装置100に対して要求する(S703)。例えば、図13(A)に示す画面において、操作者が「スタート」ボタン11を選択することにより、携帯端末200は、画像処理装置100に対して原稿をスキャンするように要求する。その際、操作者は、記憶装置109内の領域を示すボックスの指定を行う。例えば、ボックス番号「001」の「鈴木」のボックスを指定することにより、スキャンによって生成された画像データがこのボックスに格納される。
次に、画像読取部105は、セットされた原稿のスキャンを実行し、画像データを生成する。そして、生成した画像データを記憶装置109に蓄積する(S704)。ここで、図13(B)に示すように、自装置表示領域には、記憶装置109内のボックスの一覧が表示される。なお、図13(B)に示す画面は、携帯端末表示領域の大きさによらずに、自装置表示領域に表示される画面である。
次に、操作者の操作により、携帯端末200は、画像処理装置100に対して、記憶装置109内のボックスに蓄積された画像の確認要求を行う(S705)。ここで、操作者は、スキャンにより生成された画像データが蓄積されたボックス(この例では、ボックス番号「001」の「鈴木」のボックス)を指定して、このボックスに蓄積された文書の確認要求を行う。また、携帯端末200は、携帯端末表示領域の大きさを示す情報を画像処理装置100に送信する(S706)。
次に、画像処理装置100の表示要求受付部111は、ボックスに蓄積された文書の確認要求を受け付ける。また、表示領域情報取得部112は、携帯端末表示領域の大きさを取得する。そして、表示制御部113は、携帯端末表示領域と自装置表示領域とを比較して、携帯端末表示領域が自装置表示領域よりも小さいか否かを判定する。この例では、表示制御部113は、携帯端末表示領域が自装置表示領域よりも小さいと判断する(S707)。また、表示制御部113は、確認要求の対象とされたボックスに蓄積されている文書の件数が、携帯端末表示領域の大きさに対応する件数を超えているか否かを判定する。この例では、表示制御部113は、「鈴木」のボックスの蓄積文書の件数が多く、携帯端末表示領域の大きさに対応する件数を超えていると判断する(S708)。
そして、携帯端末表示領域が自装置表示領域よりも小さく、且つ、ボックスに蓄積されている文書の件数が携帯端末表示領域の大きさに対応する件数を超えているため、表示制御部113は、ボックスに蓄積されている文書の一覧を自装置表示領域に表示する(S709)。ここでは、図13(C)に示す画面が、自装置表示領域に表示される。図13(C)に示す例では、ボックス番号「001」の「鈴木」のボックスに格納されている文書の一覧が表示されている。
なお、S707の処理は、図6のS203の処理である。また、S708の処理は、図7のS304の処理である。この例では、ボックスに蓄積されている文書の一覧が、特定の情報に該当する。また、ボックスに蓄積されている文書の件数が、特定の情報の情報量に該当する。
次に、操作者が一覧の中から文書を選択すると、選択された文書の情報が表示される。ここで、操作者は、例えば、自装置表示領域を操作して文書を選択したり、携帯端末200にて文書を選択する操作を行ったりする。そして、表示要求受付部111は、選択された文書の表示要求を受け付ける。また、表示制御部113は、選択された文書のデータ量が、携帯端末表示領域の大きさに対応するデータ量よりも大きいか否かを判定する。この例では、表示制御部113は、文書のデータ量が携帯端末表示領域の大きさに対応するデータ量よりも大きいと判断する(S710)。
そして、携帯端末表示領域が自装置表示領域よりも小さく、且つ、文書のデータ量が携帯端末表示領域の大きさに対応するデータ量よりも大きいため、表示制御部113は、選択された文書の情報を自装置表示領域に表示する(S711)。ここでは、図14(A)に示す画面が自装置表示領域に表示される。図14(A)に示す例では、操作者が選択した文書(文書番号:1001)の画像が表示されており、操作者は、画面上で、表示するページの変更や文書名の変更、プリント実行等の操作が可能である。
なお、S710の処理は、図7のS304の処理である。この例では、操作者が選択した文書が、特定の情報に該当する。また、操作者が選択した文書のデータ量が、特定の情報の情報量に該当する。
また、表示制御部113は、携帯端末表示領域にも、操作者が選択した文書の情報を表示してもよい。この場合、表示制御部113は、携帯端末表示領域に表示する画面の情報を携帯端末200に送信し、携帯端末表示領域に画面を表示させる(S712)。そして、携帯端末200は、携帯端末表示領域に画面を表示する(S713)。
付言すると、自装置表示領域には、操作者が選択した文書の情報が表示される。一方、携帯端末表示領域には、操作者が選択した文書の情報の一部に関する情報が表示される。言い換えると、表示制御部113は、操作者が選択した文書の情報の一部に関する情報を携帯端末表示領域に表示する一方で、文書の情報のうち当該一部よりも多くの情報を、自装置表示領域に表示する。
図14(B)に示す画面は、携帯端末表示領域に表示される画面である。この例では、操作者が選択した文書(文書番号:1001)の画像が表示されるが、自装置表示領域に表示される画像よりもデータ量を減らして画質を落とした画像や、自装置表示領域に表示される文書の一部を示す画像などが表示される。
ここで、携帯端末表示領域において、画像の調整機能を設けてもよい。例えば、携帯端末表示領域の画面上で、画像の濃度や色合い、コントラスト等のパラメータを調整するボタンが設けられる。操作者がこれらのボタンを押下して画像の調整を行うと、携帯端末200と画像処理装置100とが連動して、調整の内容が自装置表示領域の画像に反映される。即ち、操作者による画像の調整に合わせて、調整後の画像が自装置表示領域に表示される。
次に、操作者の操作により、携帯端末200は、画像処理装置100に対して宛先リストの表示要求を行う(S714)。そして、画像処理装置100の表示要求受付部111は、携帯端末200からの表示要求を受け付ける。次に、表示制御部113は、宛先リストに含まれる宛先の件数が、携帯端末表示領域の大きさに対応する件数を超えているか否かを判定する。この例では、表示制御部113は、宛先リストに含まれる宛先の件数が多く、携帯端末表示領域の大きさに対応する件数を超えていると判断する(S715)。
そして、携帯端末表示領域が自装置表示領域よりも小さく、且つ、宛先リストに含まれる宛先の件数が携帯端末表示領域の大きさに対応する件数を超えているため、表示制御部113は、宛先リストを自装置表示領域に表示する(S716)。ここでは、図15(A)に示す画面が自装置表示領域に表示される。図15(A)に示す例では、宛先リストに含まれる宛先の一覧が、短縮番号「0001」の宛先1から順番に表示される。
なお、S713の処理は、図7のS304の処理である。この例では、宛先リストが特定の情報に該当する。そして、宛先リストに含まれる宛先の件数が、特定の情報の情報量に該当する。
また、表示制御部113は、携帯端末表示領域にも、宛先リストの情報を表示してもよい。この場合、表示制御部113は、携帯端末表示領域に表示する画面の情報を携帯端末200に送信し、携帯端末表示領域に画面を表示させる(S717)。そして、携帯端末200は、携帯端末表示領域に画面を表示する(S718)。
付言すると、自装置表示領域には、宛先リストに含まれる宛先が一覧で表示される。一方、携帯端末表示領域には、宛先リストの一部に関する情報が表示される。言い換えると、表示制御部113は、宛先リストに含まれる全ての宛先のうちの一部の宛先に関する情報を携帯端末表示領域に表示する一方で、宛先リストのうち当該一部よりも多くの宛先に関する情報を、自装置表示領域に表示する。
図15(B)に示す画面は、携帯端末表示領域に表示される画面である。この例では、宛先リストの一部の宛先として、短縮番号「0001」の宛先に関する情報が表示される。ここで表示される宛先は、例えば、操作者が自装置表示領域上で選択したり、操作者が携帯端末200を操作して選択したりした宛先である。また、宛先リストの最初の宛先(この例では、短縮番号が最も小さい宛先)を表示したり、過去に選択された宛先を表示したりしてもよい。
次に、操作者が、携帯端末表示領域に表示された宛先の情報を確認して、宛先の編集を行うと、携帯端末200は、編集内容を宛先リストに反映させるために、編集後の宛先の情報を画像処理装置100に送信する(S719)。ここで、表示制御部113は、編集後の宛先の情報が記憶装置109に記憶され、宛先リストへの反映が行われている間、画像処理装置100に対して外部の機器から作業が行われている旨を示す情報を自装置表示領域に表示する(S720)。ここでは、図15(C)に示す画面が自装置表示領域に表示される。図15(C)に示す例では、外部機器からの作業中のため、画像処理装置100の電源を切らないように警告するメッセージが表示される。
(表示制御部による表示制御の他の例)
次に、表示制御部113による表示制御について、他の例を挙げて説明する。図16は、表示制御部113による表示制御の手順の他の例を示したシーケンスチャートである。また、図17は、表示制御部113の表示制御により、携帯端末表示領域又は自装置表示領域に表示される画面の他の例を示す図である。
なお、この例は、操作者が表示要求を行った宛先リストにおいて、秘密情報であるパスワードの入力や編集が可能な例である。
まず、操作者の操作により、携帯端末200は、画像処理装置100に対して宛先リストの表示要求を行う(S801)。そして、画像処理装置100の表示要求受付部111は、携帯端末200からの表示要求を受け付ける。次に、表示制御部113は、宛先リストが表示されることによって秘密情報が表示される可能性があるか否かを判定する。ここで、宛先リストでは、パスワードの入力や編集が可能である。よって、表示制御部113は、宛先リストよって秘密情報が表示されると判断する(S802)。
次に、表示制御部113は、画像処理装置100において、予め定められたセキュリティ設定がされているか否かを判定する。この例では、表示制御部113は、予め定められたセキュリティ設定はされていないと判断する(S803)。ただし、画像処理装置100は、セキュリティ設定が可能な状況にある。そこで、表示制御部113は、予め定められたセキュリティ設定の設定方法の説明を自装置表示領域に表示する(S804)。図17(A)に示す画面は、SSLの設定方法の説明を示した画面である。この例では、SSL/TLS設定を有効にすることを推奨するメッセージ、SSL/TLS設定の設定方法の説明が表示される。
次に、操作者の操作により、携帯端末200は、画像処理装置100に対して、予め定められたセキュリティ設定を実行する(S805)。画像処理装置100は、予め定められたセキュリティ設定がされると、設定を反映させるために再起動する(S806)。画像処理装置100が再起動すると、予め定められたセキュリティ設定が有効になり、セキュリティ上、携帯端末表示領域にパスワードを表示してもよい状態になる。そして、操作者の操作により、携帯端末200は、再度、画像処理装置100に対して宛先リストの表示要求を行う(S807)。また、携帯端末200は、携帯端末表示領域の大きさを示す情報を画像処理装置100に送信する(S808)。
次に、画像処理装置100の表示要求受付部111は、宛先リストの表示要求を受け付ける。また、表示領域情報取得部112は、携帯端末表示領域の大きさを取得する。そして、表示制御部113は、携帯端末表示領域と自装置表示領域とを比較して、携帯端末表示領域が自装置表示領域よりも小さいか否かを判定する。この例では、表示制御部113は、携帯端末表示領域が自装置表示領域よりも小さいと判断する(S809)。また、表示制御部113は、宛先リストに含まれる宛先の件数が、携帯端末表示領域の大きさに対応する件数を超えているか否かを判定する。この例では、表示制御部113は、宛先リストに含まれる宛先の件数が多く、携帯端末表示領域の大きさに対応する件数を超えていると判断する(S810)。
そして、携帯端末表示領域が自装置表示領域よりも小さく、且つ、宛先リストに含まれる宛先の件数が携帯端末表示領域の大きさに対応する件数を超えているため、表示制御部113は、宛先リストを自装置表示領域に表示する(S811)。ここでは、図15(A)に示す画面が自装置表示領域に表示される。
また、画像処理装置100においてセキュリティ設定がされたため、セキュリティ上、携帯端末表示領域にパスワードを表示してもよい。そこで、表示制御部113は、携帯端末表示領域に表示する画面の情報を携帯端末200に送信し、携帯端末表示領域に画面を表示させる(S812)。なお、表示制御部113は、携帯端末200に対して、パスワード等の秘密情報の編集を携帯端末200において実行可能である旨を通知してもよい。そして、携帯端末200は、携帯端末表示領域に画面を表示する(S813)。図17(B)に示す画面は、携帯端末表示領域に表示される画面である。この例では、宛先リストの一部の宛先として、短縮番号「0001」の宛先に関する情報が表示される。そして、表示された画面上で、パスワードの入力や編集が可能である。
なお、本実施の形態では、自装置表示領域に表示する画面に、画像処理装置100との間で情報のやり取りを行っている携帯端末200の情報を表示してもよい。例えば、図13(C)に示す画面において、携帯端末200を識別するための識別情報や、携帯端末200を操作している操作者のユーザ名等を表示してもよい。
また、本実施の形態では、携帯端末200が画像処理装置100の予め定められた範囲から離れる場合に、自装置表示領域に表示されている情報について、非表示にするか、携帯端末表示領域等の他の表示領域に表示するかなどの判断を操作者が行ってもよい。例えば、表示制御部113は、自装置表示領域に表示されている情報を非表示にするか、他の表示領域に表示するかの選択を受け付ける画面を、自装置表示領域や携帯端末表示領域に表示する。そして、表示制御部113は、操作者の選択に応じて、自装置表示領域に表示されている情報を、非表示にしたり、携帯端末表示領域や操作者に関連付けられた他の装置の表示領域に表示したりする。さらに、表示制御部113は、携帯端末200が画像処理装置100の予め定められた範囲から離れる場合に、操作者の選択によらず、自装置表示領域に表示されている情報を、非表示にしたり、携帯端末表示領域や操作者に関連付けられた他の装置の表示領域に表示したりしてもよい。
また、本実施の形態では、表示制御部113が、携帯端末表示領域の大きさ、特定の情報の情報量、特定の情報の性質等を基に、特定の情報をどの表示領域に表示するかを判断したが、このような判断を操作者が行ってもよい。例えば、表示制御部113は、特定の情報を表示する場合に、特定の情報をどの表示領域(例えば、携帯端末表示領域のみ、自装置表示領域のみ、携帯端末表示領域及び自装置表示領域の両方)に表示するかの選択を受け付ける画面を、携帯端末表示領域や自装置表示領域に表示する。そして、表示制御部113は、操作者が選択した表示領域に対して、特定の情報を表示する。ここで、特定の情報の性質に応じて、操作者の選択を不可とする表示領域を設定してもよい。例えば、特定の情報に秘密情報が含まれる場合、画像処理装置100にて予め定められたセキュリティ設定がされていなければ、ユーザが特定の情報を携帯端末表示領域に表示することを選択したとしても、特定の情報は携帯端末表示領域に表示されず、自装置表示領域に表示される。
なお、本実施の形態では、表示制御部113が特定の情報を表示する場合、特定の情報を表示する表示領域を決定する前に、画面が予め作成されていてもよいし、特定の情報を表示する表示領域を決定した後に、画面を作成してもよい。画面が予め作成されている場合には、表示制御部113は、作成済の画面を自装置表示領域や携帯端末表示領域に表示する。また、特定の情報を表示する表示領域を決定した後に画面を作成する場合には、表示制御部は、特定の情報を表示する表示領域を決定すると、その表示領域に合わせて画面を作成し、作成した画面を表示領域に表示する。
<ハードウェア構成の他の例>
また、上述した例では画像処理装置100を用いた構成について説明を行ったが、PC(Personal Computer)など、表示機構を備える他の装置に本実施の形態を適用することも可能である。そこで、画像処理装置100の代わりに、例えばPCなどのコンピュータ300を用いるものとして、コンピュータ300のハードウェア構成について説明する。
図18は、本実施の形態が適用されるコンピュータ300のハードウェア構成例を示した図である。
図示するように、コンピュータ300は、演算手段であるCPU301と、BIOS(Basic Input Output System)等のプログラムを格納する記憶領域であるROM302と、プログラムの実行領域であるRAM303とを備える。また、コンピュータ300は、OSやアプリケーション等の各種プログラム、各種プログラムに対する入力データ、各種プログラムからの出力データ等を記憶する記憶領域であるHDD304を備える。そして、ROM302やHDD304等に記憶されたプログラムが、RAM303に読み込まれてCPU301に実行されることにより、コンピュータ300の機能が実現される。
さらに、コンピュータ300は、外部との通信を行うための通信インタフェース(通信I/F)305と、ディスプレイ等の表示装置306と、キーボードやマウス、タッチパネル等の入力デバイス307とを備える。
また、本発明の実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD-ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
なお、上記では種々の実施形態および変形例を説明したが、これらの実施形態や変形例どうしを組み合わせて構成してももちろんよい。
また、本開示は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。
100…画像処理装置、104…表示機構、111…表示要求受付部、112…表示領域情報取得部、113…表示制御部、200…携帯端末、204…画像表示部

Claims (5)

  1. 携帯端末の表示領域の大きさを取得する取得手段と、
    自装置に格納され当該自装置の処理に関する特定の情報を表示する場合に、前記携帯端末の表示領域の大きさに応じて、当該特定の情報を自装置の表示領域及び当該携帯端末の表示領域の少なくとも何れか一方に表示する表示手段と
    を備え、
    前記表示手段は、前記携帯端末の表示領域の大きさが予め定められた基準より小さい場合、前記特定の情報の一部に関する情報を当該携帯端末の表示領域に表示し、当該特定の情報のうち当該一部よりも多くの情報を自装置の表示領域に表示すること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 携帯端末の表示領域の大きさを取得する取得手段と、
    自装置に格納される特定の情報を表示する場合に、前記携帯端末の表示領域の大きさに応じて、当該特定の情報を自装置の表示領域及び当該携帯端末の表示領域の少なくとも何れか一方に表示する表示手段と
    を備え、
    前記表示領域の大きさと情報量とが予め対応付けられており、
    前記表示手段は、前記特定の情報の情報量が、前記携帯端末の表示領域の大きさに対応する情報量よりも多い場合、当該特定の情報を自装置の表示領域に表示すること
    を特徴とする情報処理装置。
  3. 携帯端末の表示領域の大きさを取得する取得手段と、
    自装置に格納される特定の情報を表示する場合に、前記携帯端末の表示領域の大きさに応じて、当該特定の情報を自装置の表示領域及び当該携帯端末の表示領域の少なくとも何れか一方に表示する表示手段と
    を備え、
    前記表示手段は、前記特定の情報が秘密情報の入力を受け付けるための情報であり、かつ、自装置にて予め定められたセキュリティ設定がされている場合、前記携帯端末の表示領域の大きさに応じて、当該特定の情報を自装置の表示領域及び当該携帯端末の表示領域の少なくとも何れか一方に表示し、
    自装置にて予め定められたセキュリティ設定がされていない場合、前記携帯端末の表示領域の大きさによらず、前記特定の情報を自装置の表示領域に表示することを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記表示手段は、前記自装置にて予め定められたセキュリティ設定がされていない場合、当該セキュリティ設定に関する情報を自装置の表示領域又は前記携帯端末の表示領域に表示し、自装置にて当該セキュリティ設定がされた後、当該携帯端末の表示領域の大きさに応じて、前記特定の情報を自装置の表示領域及び当該携帯端末の表示領域の少なくとも何れか一方に表示すること
    を特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. コンピュータに、
    携帯端末の表示領域の大きさを取得する機能と、
    自装置に格納され当該自装置の処理に関する特定の情報を表示する場合に、前記携帯端末の表示領域の大きさに応じて、当該特定の情報を自装置の表示領域及び当該携帯端末の表示領域の少なくとも何れか一方に表示させるためのデータを出力する機能と
    を実現させ、
    前記データを出力する機能は、前記携帯端末の表示領域の大きさが予め定められた基準より小さい場合、前記特定の情報の一部に関する情報を当該携帯端末の表示領域にデータを出力し、当該特定の情報のうち当該一部よりも多くの情報を自装置の表示領域にデータを出力すること
    を特徴とするプログラム。
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