JP7216560B2 - 冷凍機ユニット及び保冷用車両 - Google Patents

冷凍機ユニット及び保冷用車両 Download PDF

Info

Publication number
JP7216560B2
JP7216560B2 JP2019019840A JP2019019840A JP7216560B2 JP 7216560 B2 JP7216560 B2 JP 7216560B2 JP 2019019840 A JP2019019840 A JP 2019019840A JP 2019019840 A JP2019019840 A JP 2019019840A JP 7216560 B2 JP7216560 B2 JP 7216560B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
casing
sound
plate
housing portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019019840A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020125892A (ja
Inventor
寿幸 外薗
弘樹 神野
ケワル ダラマシ
伸太郎 星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
Priority to JP2019019840A priority Critical patent/JP7216560B2/ja
Publication of JP2020125892A publication Critical patent/JP2020125892A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7216560B2 publication Critical patent/JP7216560B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、冷凍機ユニット及び保冷用車両に関する。
保冷用車両としては、例えば、トレーラ本体を有するトレーラと、トレーラを牽引するトラクタと、トレーラ本体の前壁の前面側に配置されてトレーラ本体内を冷却する冷凍機ユニットと、を備えるものがある。
例えば、特許文献1には、冷凍食品や生鮮食品等を陸上輸送するための冷凍車両に搭載されたトレーラ用冷凍装置が記載されている。このトレーラ用冷凍装置は、ケーシング内に、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを構成する冷媒回路と、発電用のエンジンと、発電機とを備えている。冷媒回路は、冷媒を圧縮するための圧縮機と、冷媒を凝縮させ庫外空気に放熱する凝縮器と、凝縮した冷媒を減圧させるキャピラリと、膨張弁等の膨張機構と、減圧した冷媒を蒸発させ庫内空気から除熱する蒸発器とを備えている。トレーラ用冷凍装置において、エンジン及び発電機は、ケーシング内に設けられたエンジン系統機械室に収容されている。トレーラの外部の庫外空気は、ケーシング内に導入され、冷媒回路を構成する凝縮器で冷媒と熱交換して加熱された後に、エンジン系統機械室へ導入される。この庫外空気は、エンジンを通過し、ケーシングの外部に吹き出される。
特開2009-52833号公報
ところで、上記したような構成においては、ケーシング内に設けられたエンジン等の駆動源の動作時に発生する音が騒音源となる。ケーシングには、外部と連通する開口が形成されている。そのため、この開口を通して、駆動源の騒音がケーシングの外部に漏れ出やすい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ケーシングから外部に漏れる騒音を低減することが可能な冷凍機ユニット及び保冷用車両を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係る冷凍機ユニットは、ケーシングと、前記ケーシング内に配置されて冷媒を圧縮する圧縮機と、前記ケーシングの内部に配置されて前記圧縮機を駆動する駆動源と、前記ケーシング内の空間を前記駆動源が収容される駆動源収容部と前記圧縮機が収容される圧縮機収容部とに区画する区画壁と、前記圧縮機収容部内に配置され、前記冷媒を前記圧縮機に供給するアキュムレータと、前記圧縮機収容部内で前記圧縮機と前記アキュムレータとを接続する接続管と、前記アキュムレータ及び前記接続管の少なくとも一方の外周面を覆うように設けられた吸音材と、を備え、前記ケーシングには、前記圧縮機収容部と外部とを連通させる出口開口部が形成され、前記駆動源収容部と前記圧縮機収容部とは連通し、前記ケーシングは、前記圧縮機収容部において、前記区画壁から前記出口開口部に向けて断面積が漸次縮小する断面積縮小部を有し、前記ケーシングの外部から見た際に、前記断面積縮小部において前記出口開口部と重なる位置に前記吸音材が設けられている。
このような構成とすることで、接続管に設けられた吸音材に駆動源や圧縮機からの音がぶつかることで、そのエネルギーが吸収される。そのため、圧縮機収容部内での音のレベルが低減される。そのため、圧縮機収容部内からケーシングの外部に漏れ出る音のレベルが抑えられる。
また、圧縮機収容部内での音は、断面積縮小部を出口開口部に向かうことで、ケーシングで反射を繰り返して大きく減衰される。その後、吸音材に音が衝突することで、レベルが低減した状態の音を吸収することとなる。その結果、圧縮機収容部内からケーシングの外部に漏れ出る音のレベルがより抑えられる。
また、本発明の第二態様に係る冷凍機ユニットでは、第一態様において、前記アキュムレータ及び前記接続管の少なくとも一方は、前記出口開口部と前記圧縮機との間に配置されていてもよい。
このような構成とすることで、圧縮機からの音はアキュムレータ及び接続管の少なくとも一方を通過して出口開口部に向かう。そのため、接続管を覆う吸音材で効果的に音のエネルギーを吸収できる。そのため、圧縮機収容部内での音のレベルが効果的に低減される。
また、本発明の第態様に係る保冷用車両は、貨物を収容するトレーラ本体と、前記トレーラ本体の壁面に設けられ、前記トレーラ本体内を冷却する第一態様又は第二態様の冷凍機ユニットと、を備える。
本発明によれば、ケーシングから外部に漏れる騒音を低減することが可能となる。
本発明の実施形態に係る冷凍機ユニットを備えた保冷用車両の概略構成を示す側面図である。 図1に示す冷凍機ユニットのB1-B2矢視断面図である。 図2に示す冷凍機ユニットのC1-C2矢視断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による冷凍機ユニット、保冷用車両を実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。
図1は、本発明の第一実施形態に係る冷凍機ユニット及び保冷用車両の構成を示す模式図である。図1に示すように、本実施形態の保冷用車両10は、トラクタ(車両本体)11と、トレーラ(保冷用車両)12と、冷凍機ユニット15と、を備える。
ここで、以下の説明においては、保冷用車両10の進行方向の前方と後方とを結ぶ方向を前後方向Da、前後方向Daに対して直交する保冷用車両10の高さ方向を上下方向Dv、前後方向Da及び上下方向Dvに対して直交する保冷用車両10の幅方向を単に幅方向Dwとする。
トラクタ11は、運転席であるキャブ17を有する。トラクタ11は、トレーラ12を牽引する。
トレーラ12は、トレーラ本体22と、シャーシ23と、を有する。トレーラ本体22は、シャーシ23によって下方から支持された箱型のコンテナである。トレーラ本体22は、前後方向Daに長く延びて直方状をなしている。トレーラ本体22の内部には、保冷が必要な貨物(図示せず)を収容する空間が形成されている。
トレーラ本体22は、前壁22Aと、天壁22Bと、第一横壁22C、第二横壁22Dと、を有する。前壁22Aは、前後方向Daにおいてトラクタ11に近い側に配置されている。前壁22Aは、冷凍機ユニット15が固定される前面(壁面)22Aaを有する。前面22Aaは、トレーラ本体22を向く面である。天壁22Bは、前後方向Daの前端が前壁22Aの上端と接続されている。
シャーシ23は、トレーラ本体22の下面に設けられている。シャーシ23は、前後方向Daに延びている。
図2及び図3に示すように、冷凍機ユニット15は、ケーシング30と、冷凍サイクル40と、エンジン発電機(駆動源)50と、を主に備えている。
ケーシング30は、箱型形状とされている。ケーシング30は、後板31と、前板32と、上板33と、底板34と、第一側板35と、第二側板36と、仕切板37とを備えている。
後板31は、前面22Aa(図1参照)に沿って設けられる。また、後板31が無く、前面22Aaが後板31の機能を果たす場合もある。後板31は、前後方向Daと直交する仮想面に沿って広がる矩形板状をなしている。前板32は、後板31に対して前後方向Daの前方に間隔をあけて設けられている。前板32は、幅方向Dwの中央部から幅方向Dwの両側にそれぞれ向かうにしたがって、前後方向Daの後方に向かうように湾曲している。
底板34は、後板31の下端と前板32の下端とを接続している。底板34は、上下方向Dvに直交する仮想面に沿って広がる板状をなしている。上板33は、底板34に対して上下方向Dvの下方に間隔をあけて、底板34に対して平行に設けられている。上板33は、後板31の上端と前板32の上端とを接続している。ここで、上板33が無く、上板全域を開口部とする場合もある。
第一側板35は、幅方向Dwの第一側(図2において右側)で後板31の側端と前板32の側端と上板33の側端と底板34の側端と接続している。第一側板35は、幅方向Dwと略直交する仮想面に沿って広がる板状をなしている。第二側板36は、第一側板35に対して幅方向Dwの第二側(図2において左側)に間隔をあけて、第一側板35に対して略平行に設けられている。第二側板36は、幅方向Dwの第二側で後板31の側端と前板32の側端と上板33の側端と底板34の側端と接続している。
仕切板37は、ケーシング30内の空間を上下方向Dvで二分割している。仕切板37は、上下方向Dvにおける上板33と底板34との間で、上板33及び底板34の双方に対して上下方向Dvに間隔をあけて設けられている。仕切板37は、後板31と前板32と上板33と底板34とに接続されている。このように、仕切板37によって、ケーシング30内の空間は、第一空間S1と、第二空間S2とに区画されている。
第一空間S1は、ケーシング30内の上方の空間である。第二空間S2は、ケーシング30内の下方の空間であり、第一空間S1の下方の空間である。
第一側板35には、第一上部開口38A及び第一下部開口38Bが形成されている。第一上部開口38Aは、後述する上部送風ファン47からケーシング30に送り込まれた空気を外部に送り出す出口開口部である。第一下部開口38Bは、ケーシング30内に空気を送り込むための入口開口部である。
第一上部開口38Aは、第一側板35において、仕切板37に対して上下方向Dvの上方に形成されている。第一上部開口38Aは、第一側板35を幅方向Dwに貫通している。つまり、第一上部開口38Aは、ケーシング30の外部と第一空間S1内とを連通させている。
第一下部開口38Bは、第一側板35において、仕切板37に対して上下方向Dvの下方に形成されている。第一下部開口38Bは、第一側板35を幅方向Dwに貫通している。つまり、第一下部開口38Bは、ケーシング30の外部と第二空間S2内とを連通させている。
第二側板36には、第二上部開口39A及び第二下部開口39Bが形成されている。第二上部開口39A及び第二下部開口39Bは、ケーシング30内から空気を外部に送り出すための出口開口部である。
第二上部開口39Aは、第二側板36において、仕切板37に対して上下方向Dvの上方に形成されている。第二上部開口39Aは、第二側板36を幅方向Dwに貫通している。つまり、第二上部開口39Aは、ケーシング30の外部と第一空間S1内とを連通させている。
第二下部開口39Bは、第二側板36において、仕切板37に対して上下方向Dvの下方に形成されている。第二下部開口39Bは、第二側板36を幅方向Dwに貫通している。つまり、第二下部開口39Bは、ケーシング30の外部と第二空間S2内とを連通させている。
ケーシング30の下側に設けられた第二空間S2内には、第一区画壁61と、第二区画壁(区画壁)62と、がさらに設けられている。
第一区画壁61は、第二空間S2を幅方向Dwに区画している。第一区画壁61は、幅方向Dwにおける第二空間S2の中央部に対して、幅方向Dwにおいて第一下部開口38Bに近い位置に設けられている。第一区画壁61は、幅方向Dwに直交する仮想面に沿って広がる板状をなしている。第一区画壁61は、上端が仕切板37に接続され、下端が底板34に接続されるように、上下方向Dvに延びている。第一区画壁61には、第一区画壁61を幅方向Dwに貫通する第一連通開口64が形成されている。
第二区画壁62は、第一区画壁61に対して第二下部開口39Bに近い位置で、第二空間S2を幅方向Dwに区画している。第二区画壁62は、幅方向Dwにおける第二空間S2の中央部に対して、幅方向Dwにおいて第二下部開口39Bに近い位置に設けられている。第二区画壁62は、幅方向Dwに直交する仮想面に沿って広がる板状をなしている。第二区画壁62は、上端が仕切板37に接続され、下端が底板34に接続されるように、上下方向Dvに延びている。第二区画壁62の下部には、第二区画壁62を幅方向Dwに貫通する第二連通開口(絞り部、連通開口)65が形成されている。
第二空間S2は、第一区画壁61及び第二区画壁62により、幅方向Dwで三分割されている。第二空間S2は、電装品収容部S21と、エンジン収容部(駆動源収容部)S22と、圧縮機収容部S23と、を有している。電装品収容部S21は、第二空間S2において、第一側板35と第一区画壁61との間に形成された空間である。エンジン収容部S22は、第一区画壁61と第二区画壁62との間に形成された空間である。圧縮機収容部S23は、第二区画壁62と第二側板36との間に形成された空間である。電装品収容部S21とエンジン収容部S22とは、第一連通開口64のみによって連通されている。エンジン収容部S22と圧縮機収容部S23とは、第二連通開口65のみによって連通されている。
冷凍サイクル40は、圧縮機41と、室外熱交換器42と、室内熱交換器(図示無し)と、アキュムレータ46と、を主に備えている。圧縮機41、室外熱交換器42、室内熱交換器(図示無し)、及びアキュムレータ46は、冷媒が通る冷媒配管(不図示)を介して接続されている。
圧縮機41は、アキュムレータ46と室外熱交換器42とに接続されている。圧縮機41は、アキュムレータ46から供給された冷媒を圧縮し、高温高圧とする。圧縮機41は、圧縮した冷媒を室外熱交換器42に送る。圧縮機41は、圧縮機収容部S23に収容されている。
室外熱交換器42は、圧縮機41とレシーバ(図示無し)との間に設けられている。室外熱交換器42は、圧縮機41で圧縮された高温高圧の冷媒を、外気と熱交換することで冷却する。室外熱交換器42は、ケーシング30内の第一空間S1に収容されている。室外熱交換器42は、第一空間S1において、空気流路上に配置されている。ケーシング30内には、室外熱交換器42にケーシング30の外部の空気を当てるため、上部送風ファン47が設けられている。
室外熱交換器42で冷却された冷媒は、レシーバや膨張弁を介して室内熱交換器に送られる。室内熱交換器は、低圧低温状態の冷媒と、トレーラ本体22内の空気とを熱交換し、冷風を生成する。この冷風により、トレーラ本体22内が冷却される。
アキュムレータ46は、室内熱交換器を通過した冷媒を受け取る。アキュムレータ46を経た冷媒は、圧縮機41に供給される。アキュムレータ46は、圧縮機41とともに、圧縮機収容部S23に収容されている。アキュムレータ46と圧縮機41とは、接続管49を介して接続されている。接続管49は、圧縮機収容部S23において、幅方向Dwにおける第二下部開口39Bと圧縮機41との間に配置されている。具体的には、接続管49は、ケーシング30の外部から圧縮機収容部S23を見た際に、第二下部開口39Bと第二連通開口65とを繋ぐ仮想直線と重なる位置に配置されている。
エンジン発電機50は、圧縮機41を駆動させる。エンジン発電機50は、エンジン収容部S22に収容されている。エンジン発電機50としては、例えば、エンジン本体51のクランク軸の軸線に沿う方向に、エンジン本体51と発電機52とを直列に配置したもの(エンジン本体51と発電機52とが一体とされたもの)を用いることが可能である。エンジン本体51としては、例えば、ディーゼルエンジンを用いることができる。発電機52は、エンジン本体51により駆動される。発電機52で発生した電力により、圧縮機41及び冷凍機ユニット15における他の装置での駆動を制御するコントローラ16を動作させる。
エンジン収容部S22内には、エンジン用バッテリ53が設けられている。エンジン用バッテリ53は、エンジン収容部S22において、第二区画壁62に設けられている。エンジン用バッテリ53は、例えば、第二区画壁62からエンジン本体51に向かって突出するように設けられている。
また、第一空間S1には、ラジエータ56が設けられている。ラジエータ56は、エンジン本体51の冷却水を、外気との熱交換により冷却する。この実施形態において、ラジエータ56は、左側ラジエータ56Aと、右側ラジエータ56Bと、を有する。左側ラジエータ56A、右側ラジエータ56Bは、上部送風ファン47を挟んで幅方向Dwの両側に離れて配置されている。上部送風ファン47によって生成された風は、室外熱交換器42を介して、幅方向Dwの第一側の右側ラジエータ56B又は幅方向Dwの第二側の左側ラジエータ56Aを経て、第一上部開口38Aや第二上部開口39Aからケーシング30の外部に排出される。
第一区画壁61に形成された第一連通開口64には、下部送風ファン(ファン)63が設けられている。下部送風ファン63を作動させると、ケーシング30の外部の空気が、第一下部開口38Bからケーシング30の電装品収容部S21に導入される。この空気の流れ、すなわち風は、第一区画壁61の第一連通開口64を通して電装品収容部S21からエンジン収容部S22に流れ込む。エンジン収容部S22に流れ込んだ風によってエンジン発電機50やエンジン用バッテリ53等が冷却される。その後、風は、第二区画壁62に形成された第二連通開口65から圧縮機収容部S23に流れ込む。圧縮機収容部S23に流れ込んだ風は、圧縮機41の周囲を通って第二下部開口39Bからケーシング30の外部に排出される。
ここで、エンジン発電機50の作動時に発せられる音(騒音)が、ケーシング30の外部に漏れ出ることを抑えるために、冷凍機ユニット15は、絞り部70と、隙間71と、断面積縮小部73、吸音材74と、を備えている。
絞り部70は、第二区画壁62によって形成されている。絞り部70は、エンジン収容部S22から圧縮機収容部S23に流れる風の流路断面積を狭めている。具体的には、絞り部70は、エンジン収容部S22や圧縮機収容部S23と比較して、幅方向Dwと直交する流路断面での流路断面積が大幅に狭められて、空気が流通する際の流路が絞られている。本実施形態の絞り部70は、エンジン収容部S22と圧縮機収容部S23とを連通する第二連通開口65である。第二連通開口65は、上下方向Dvにおける第二区画壁62の下端と、底板34との間に形成された隙間である。第二連通開口65の上下方向Dvの高さは、圧縮機41やエンジン本体51よりも低い。
圧縮機41の少なくとも一部は、第二区画壁62に形成された第二連通開口65に対し、幅方向Dwで対向する位置に設けられている。本実施形態の圧縮機41は、第二下部開口39Bから圧縮機収容部S23を見た際に、第二連通開口65と重なる位置に配置されている。つまり、圧縮機41は、第二下部開口39Bと第二連通開口65とを繋ぐ仮想直線と重なる位置に配置されている。
また、幅方向Dwにおいて、第二区画壁62の面(幅方向Dwの第二側を向く面)と、圧縮機41の外周面(幅方向Dwの第一側を向く面)との間には、隙間71が形成されている。つまり、隙間71は、第二区画壁62と圧縮機41との互いに対向する面の間に形成されている。隙間71は、絞り部70と連通している。隙間71は、第二区画壁62、圧縮機41、後板31、及び前板32によって囲まれている。隙間71によって、絞り部70を抜けた空気が流れる流路が形成されている。
断面積縮小部73は、圧縮機収容部S23に形成されている。断面積縮小部73は、圧縮機収容部S23において、第二区画壁62から第二下部開口39Bに向かうにしたがって、断面積(幅方向Dwに直交する断面積)が漸次縮小している領域である。この断面積縮小部73は、ケーシング30の後板31に対し、前板32が、幅方向Dwの中央部から幅方向Dw外に向かうにしたがって、後板31に近づくように湾曲していることで形成されている。
吸音材74は、空気中に伝わる音波の振動を熱エネルギーに変換させて音を大きく減衰させることが可能な素材で形成されている。具体的には、吸音材74は、圧縮機41で発生する高周波(例えば、1kHzから10kHz程度)を吸収することが可能な材料で形成されていることが好ましい。吸音材74は、上下方向Dvから見た際に、断面積縮小部73において、第二下部開口39Bと圧縮機41との間に配置されている。例えば、吸音材74は、ケーシング30の外部から見た際に、断面積縮小部73において第二下部開口39Bと重なる位置に設けられていることが好ましい。具体的には、吸音材74は、圧縮機収容部S23内に設けられた接続管49の外周面を覆うように巻き付けられている。吸音材74は、アキュムレータ46自体を覆うように設けてもよい。即ち、吸音材74は、アキュムレータ46及び接続管49の少なくとも一方に設けられていればよい。ここで、アキュムレータ46や接続管49に巻き付けられた吸音材74は、圧縮機41に対し、断面積縮小部73で第二下部開口39Bに近い位置に設けられている。すなわち、圧縮機収容部S23の断面積縮小部73において、断面積が大きく絞られた部分に吸音材74が設けられている。換言すると、アキュムレータ46及び接続管49に巻き付けられた吸音材74は、断面積縮小部73において、第二下部開口39Bに臨む位置に設けられている。
このような冷凍機ユニット15では、エンジン収容部S22内において、エンジン発電機50で発生した音が、エンジン収容部S22内に設けられたエンジン用バッテリ53やエアクリーナユニット54に衝突する。これによって、エンジン発電機50からの音のエネルギーが減衰される。
その後、エンジン発電機50からの音が、エンジン収容部S22から圧縮機収容部S23に伝わる際に絞り部70(第二連通開口65)を通る。絞り部70は、流路断面積がエンジン収容部S22及び圧縮機収容部S23に比べて大きく狭められている。そのため、絞り部70を伝わることで音のエネルギーが減衰され、エンジン収容部S22から圧縮機収容部S23に音が伝わりづらくなる。
さらに、第二連通開口65を経て圧縮機収容部S23に伝わってきた音は、第二連通開口65を出た後に、第二連通開口65に対向する圧縮機41に衝突する。そのため、圧縮機収容部S23において音のエネルギーがさらに減衰される。
また、圧縮機41に衝突した音や圧縮機41からの音は、圧縮機収容部S23内で第二区画壁62と圧縮機41との隙間71で複数回反射を繰り返す。さらに、圧縮機収容部S23内の断面積縮小部73で、第二下部開口39Bに向けて断面積が漸次縮小することで、隙間71で反射された音は、ケーシング30の内周面で多数回反射される。その結果、音のエネルギーがさらに減衰される。反射を繰り返した後の音は、第二下部開口39Bに臨む位置に設けられた吸音材74により、エネルギーの多くが吸収され、第二下部開口39Bに到達する。
上述したような冷凍機ユニット15及びトレーラ12によれば、アキュムレータ46及び接続管49の少なくとも一方に吸音材74を設けることで、圧縮機収容部S23内でエンジン発電機50や圧縮機41から発生した音が吸音材74にぶつかる。その結果、音のエネルギーが吸音材74に吸収され、圧縮機収容部S23内での音のレベルが低減される。そのため、圧縮機収容部S23内からケーシング30の外部に漏れ出る音のレベルが抑えられる。したがって、ケーシング30から外部に漏れる騒音を低減することができる。
特に、吸音材74が、圧縮機41で発生する高周波を吸収することが可能な材料で形成されている場合、圧縮機41からの音のレベルも効果的に低減することができる。本実施形態のように、保冷用車両10に用いられる冷凍機ユニット15では、第二下部開口39Bは、保冷用車両10の横を通る人間の頭の高さに近い位置になる。このような冷凍機ユニット15で、圧縮機41が第二下部開口39Bに近い圧縮機収容部S23に配置されていると、圧縮機41からの音が耳障りな騒音となる場合がある。ところが、本実施形態では、圧縮機41からの音のレベルを吸音材74によって抑えることができるため、ケーシング30から外部に漏れる騒音をより低減することができる。
さらに、本実施形態では、吸音材74を圧縮機41自体ではなく、アキュムレータ46及び接続管49の少なくとも一方に取り付けている。圧縮機41は高温となる場合があり、吸音材74を直接取り付けてしまうと、腐食が進行する可能性がある。しかしながら、アキュムレータ46及び接続管49の少なくとも一方に吸音材74を巻き付けることで、吸音材74の損傷を低減することができる。
加えて、吸音材74により断熱効果を発揮することもできる。そのため、アキュムレータ46及び接続管49の少なくとも一方内を流れる冷媒の断熱性能を高めることができる。
また、圧縮機41からの音や絞り部70を抜けて圧縮機収容部S23に入ってきた音は、アキュムレータ46及び接続管49の少なくとも一方を通過して第二下部開口39Bに向かう。そのため、アキュムレータ46及び接続管49の少なくとも一方を覆う吸音材74で効果的に音のエネルギーを吸収できる。そのため、圧縮機収容部S23内での音のレベルが効果的に低減される。その結果、圧縮機収容部S23内からケーシング30の外部に漏れ出る音のレベルがより抑えられる。
また、断面積縮小部73に設けられたアキュムレータ46や接続管49に、エンジン発電機50の騒音による音波が衝突することで、そのエネルギーが減衰される。具体的には、圧縮機収容部S23内での音は、断面積縮小部73を第二下部開口39Bに向かうことで、ケーシングで反射を繰り返して大きく減衰される。その後、吸音材74に音が衝突することで、レベルが低減した状態の音を吸収することとなる。その結果、圧縮機収容部S23内からケーシング30の外部に漏れ出る音のレベルがより一層抑えられる。したがって、ケーシング30から外部に漏れる騒音をより一層低減することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、図2及び図3に示す冷凍サイクル40は、一例であり、冷凍サイクル40の構成は、図2及び図3に示す構成に限定されない。
また、上記実施形態では、絞り部70や隙間71を備えるようにしたが、このような構成に限定されるものではない。絞り部70や隙間71は、いずれか又は両方を省略してもよい。
10 保冷用車両
11 トラクタ(車両本体)
12 トレーラ
15 冷凍機ユニット
16 コントローラ
17 キャブ
22 トレーラ本体
22A 前壁
22Aa 前面
22B 天壁
23 シャーシ
30 ケーシング
31 後板
32 前板
33 上板
34 底板
35 第一側板
36 第二側板
37 仕切板
38A 第一上部開口
38B 第一下部開口
39A 第二上部開口
39B 第二下部開口(出口開口部)
40 冷凍サイクル
41 圧縮機
42 室外熱交換器
46 アキュムレータ
47 上部送風ファン
49 接続管
50 エンジン発電機(駆動源)
51 エンジン本体
52 発電機
53 エンジン用バッテリ
54 エアクリーナユニット
56 ラジエータ
56A 左側ラジエータ
56B 右側ラジエータ
61 第一区画壁
62 第二区画壁
63 下部送風ファン
64 第一連通開口
65 第二連通開口
70 絞り部
71 隙間
73 断面積縮小部
74 吸音材
Da 前後方向
Dv 上下方向
Dw 幅方向
S1 第一空間
S2 第二空間
S21 電装品収容部
S22 エンジン収容部(駆動源収容部)
S23 圧縮機収容部

Claims (3)

  1. ケーシングと、
    前記ケーシング内に配置されて冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記ケーシングの内部に配置されて前記圧縮機を駆動する駆動源と、
    前記ケーシング内の空間を前記駆動源が収容される駆動源収容部と前記圧縮機が収容される圧縮機収容部とに区画する区画壁と、
    前記圧縮機収容部内に配置され、前記冷媒を前記圧縮機に供給するアキュムレータと、
    前記圧縮機収容部内で前記圧縮機と前記アキュムレータとを接続する接続管と、
    前記アキュムレータ及び前記接続管の少なくとも一方の外周面を覆うように設けられた吸音材と、を備え、
    前記ケーシングには、前記圧縮機収容部と外部とを連通させる出口開口部が形成され、
    前記駆動源収容部と前記圧縮機収容部とは連通し
    前記ケーシングは、前記圧縮機収容部において、前記区画壁から前記出口開口部に向けて断面積が漸次縮小する断面積縮小部を有し、
    前記ケーシングの外部から見た際に、前記断面積縮小部において前記出口開口部と重なる位置に前記吸音材が設けられている冷凍機ユニット。
  2. 前記アキュムレータ及び前記接続管の少なくとも一方は、前記出口開口部と前記圧縮機との間に配置されている請求項1に記載の冷凍機ユニット。
  3. 貨物を収容するトレーラ本体と、
    前記トレーラ本体の壁面に設けられ、前記トレーラ本体内を冷却する請求項1又は2に記載の冷凍機ユニットと、を備える保冷用車両。
JP2019019840A 2019-02-06 2019-02-06 冷凍機ユニット及び保冷用車両 Active JP7216560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019019840A JP7216560B2 (ja) 2019-02-06 2019-02-06 冷凍機ユニット及び保冷用車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019019840A JP7216560B2 (ja) 2019-02-06 2019-02-06 冷凍機ユニット及び保冷用車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020125892A JP2020125892A (ja) 2020-08-20
JP7216560B2 true JP7216560B2 (ja) 2023-02-01

Family

ID=72083799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019019840A Active JP7216560B2 (ja) 2019-02-06 2019-02-06 冷凍機ユニット及び保冷用車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7216560B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003175312A (ja) 1997-06-13 2003-06-24 Cosmo Denki Kk 床下空間除湿装置
JP2006071252A (ja) 2004-09-06 2006-03-16 Seirei Ind Co Ltd コンテナ用冷凍装置
JP2014153019A (ja) 2013-02-12 2014-08-25 Sharp Corp ヒートポンプ機器の室外機
JP2016211788A (ja) 2015-05-11 2016-12-15 三菱重工業株式会社 輸送用冷凍機、および、トレーラー

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05133566A (ja) * 1991-11-14 1993-05-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の室外ユニツト
JP3432108B2 (ja) * 1997-04-30 2003-08-04 本田技研工業株式会社 電気自動車用空調装置
US6595013B1 (en) * 2002-02-25 2003-07-22 Carrier Corporation Sound attenuator for a refrigeration unit

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003175312A (ja) 1997-06-13 2003-06-24 Cosmo Denki Kk 床下空間除湿装置
JP2006071252A (ja) 2004-09-06 2006-03-16 Seirei Ind Co Ltd コンテナ用冷凍装置
JP2014153019A (ja) 2013-02-12 2014-08-25 Sharp Corp ヒートポンプ機器の室外機
JP2016211788A (ja) 2015-05-11 2016-12-15 三菱重工業株式会社 輸送用冷凍機、および、トレーラー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020125892A (ja) 2020-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6667210B2 (ja) 輸送用冷凍機、および、トレーラー
WO2007135948A1 (ja) トレーラー用冷凍装置
JP2005241236A (ja) 空調機の室外機の配管構造
JP7216560B2 (ja) 冷凍機ユニット及び保冷用車両
KR101525857B1 (ko) 차량용 공조장치의 소음기
KR101551692B1 (ko) 축냉 열교환기
JP2020125891A (ja) 冷凍機ユニット及び保冷用車両
KR101935771B1 (ko) 차량용 공조장치의 소음기
JP7209554B2 (ja) 冷蔵庫
KR101487202B1 (ko) 차량용 공조장치의 소음기
CN205860531U (zh) 制冷装置
WO2018014482A1 (zh) 制冷装置
JP2009293813A (ja) 冷凍装置
JPWO2010143390A1 (ja) トレーラ用冷凍装置
WO2023073891A1 (ja) 輸送用冷凍機ユニット
JP2008128550A (ja) 冷蔵庫
JP4584883B2 (ja) 駐機航空機用冷却空気供給装置
JPH11270923A (ja) 室外機ユニットおよび空気調和機
WO2023248709A1 (ja) 空調装置
CN213841140U (zh) 空调机的室外机
KR200217537Y1 (ko) 냉장고
KR100225632B1 (ko) 냉장고의 냉매관 연결장치
JP4408326B2 (ja) エンジン用排気消音装置
JP2021089092A (ja) 冷蔵庫
JP2006234198A (ja) 冷凍車用冷凍装置および冷凍車用冷凍庫

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20211216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7216560

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150