JP7214443B2 - 画像投射装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、投射レンズの交換およびシフトが可能な画像投射装置(以下、プロジェクタ)に関する。
投射レンズをシフトさせてスクリーン上での投射画像を移動させることが可能なプロジェクタでは、投射レンズのシフト位置が液晶パネル等の光変調素子に対して正しく調節されていないと、光変調素子からの画像光が投射レンズによりけられる。これにより、投射画像の周辺部が暗くなったり欠けたりする。
特許文献1には、装着された投射レンズからその投射レンズの識別情報を取得して、交換前の識別情報と異なる場合に投射レンズを基準(リセット)位置にシフトさせるプロジェクタが開示されている。特許文献2には、交換された投射レンズのユーザ操作に応じたシフト許容範囲(有効イメージ表示領域)外へのシフトを制限するプロジェクタが開示されている。
特許第5911285号公報 特許第5744566号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたプロジェクタでは、基準位置へのシフト前の投射レンズのシフト位置にかかわらず、すなわち画像投射において問題ないシフト位置であるにもかかわらず、投射レンズが基準位置にシフトされる(リセット駆動される)。この結果、リセット駆動された投射レンズをユーザ希望のシフト位置までシフトさせる必要がある。このため、投射レンズの交換から正常な画像投射を開始するまでの時間が長くなる。
また、特許文献2に開示されたプロジェクタでは、投射レンズの交換時にその投射レンズのシフト位置がシフト許容範囲外である場合に対応することができない。
本発明は、投射レンズユニットの交換時における投射レンズユニットのシフト位置がシフト許容範囲外である場合に短時間で良好な画像投射を開始することができるようにしたプロジェクタを提供する。
入射光を変調して画像光を生成する光変調ユニットを有し、画像光を被投射面に投射する投射レンズユニットの交換が可能である。該画像投射装置は、投射レンズユニットを光変調ユニットに対してシフトさせるシフト手段と、投射レンズユニットを光変調ユニットに対するシフト許容範囲内でシフトさせるようにシフト手段を制御する制御手段とを有する。制御手段は、投射レンズユニットが画像投射装置に装着されたときに投射レンズユニットがシフト許容範囲外に位置した場合は、投射レンズユニットを、シフト許容範囲内のうち投射レンズユニットのシフト量が最短となる位置であるか否かに関わらず投射ユニットレンズの移動に要する時間が最短となる位置にシフトさせて停止させるように、シフト手段を制御することを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としての制御方法は、入射光を変調して画像光を生成する光変調ユニットを有し、画像光を被投射面に投射する投射レンズユニットの交換が可能な画像投射装置に適用される。画像投射装置は、投射レンズユニットを光変調ユニットに対してシフトさせるシフト手段有する。制御方法は、投射レンズユニットを光変調ユニットに対するシフト許容範囲内でシフトさせるようにシフト手段を制御するステップと、投射レンズユニットが画像投射装置に装着されたときに投射レンズユニットがシフト許容範囲外に位置した場合は、投射レンズユニットを、シフト許容範囲内のうち投射レンズユニットのシフト量が最短となる位置であるか否かに関わらず投射ユニットレンズの移動に要する時間が最短となる位置にシフトさせて停止させるように、シフト手段を制御するステップとを有することを特徴とする。
なお、上記画像投射装置のコンピュータに、上記制御方法に従う処理を実行させるコンピュータプログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
本発明におれば、投射レンズユニットの交換時に短時間で良好な画像投射を開始することができる。
本発明の実施例1であるプロジェクタの構成を示すブロック図。 実施例1における投射レンズ交換時の処理を示すフローチャート。 実施例1における光路を説明する図。 実施例1における投射レンズのイメージサークルを説明する図。 実施例1において画像光が投射レンズを通過する領域を算出する方法を説明する図。 実施例1における投射レンズの目標レンズシフト位置を決定する方法を説明する図。 実施例1における投射レンズの目標レンズシフト位置へのシフト後の画像光を説明する図。 本発明の実施例2であるプロジェクタの構成を示すブロック図。 実施例2におけるレンズ指定メニューを示す図。 実施例2において投射画像を所定光量以上で投射可能な範囲を説明する図。 実施例の変形例として、画像光通過範囲がレンズ有効範囲外にはみ出ているか否かの判定方法を説明する図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1である画像投射装置としてのプロジェクタ100の構成を示している。プロジェクタ100には、投射レンズユニット(以下、単に投射レンズ)という160が着脱可能(交換可能)に装着される。
プロジェクタ100は、光源ユニット120、画像形成部130、シフト手段としてのレンズシフト機構140、制御手段としての制御部150および操作部101を有する。光源ユニット120は、光源と光源駆動回路を含む。光源としては、キセノンランプや高圧水銀ランプ等の放電ランプが用いられてもよいし、LEDやレーザダイオード(LD)等の半導体光源が用いられてもよい。光源駆動回路は、制御部150による制御に応じて光源の点灯/消灯制御や明るさ制御を行う。光源ユニット120から出射した照明光は、不図示の光学系を介して画像形成部130内の光変調パネル134に導かれる。
画像形成部130は、光変調ユニットとしての光変調パネル134に加えて、信号処理部131、画像処理部132およびパネル制御部133を有する。信号処理部131は、外部からの入力映像信号VSに対して同期分離やA/D変換等の信号処理を行う。映像信号VSは、パーソナルコンピュータ、DVDプレーヤおよびテレビチューナ等の画像供給装置から出力されるHDMI(登録商標)信号、DVI信号およびVGA信号等の各種映像信号である。また、画像処理部132は、信号処理部131から出力された信号処理後の映像信号に対して、インターレース・プログレッシブ変換、フレームレート変換、アスペクト変換、色補正および解像度変換等の画像処理を行う。パネル制御部133は、画像処理部132から出力された画像処理後の映像信号に応じて光変調パネル134を駆動する。これにより、光変調パネル134に導かれた照明光(入射光)が映像信号に応じて変調されて画像光が生成される。光変調パネル134は、反射型または透過型の液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイス等である。光変調パネル134からの画像光は、投射レンズ160内のレンズ部(投射光学系)163を介して不図示のスクリーン等の被投射面に投射される。これにより、被投射面上に投射画像が表示される。
操作部101は、プロジェクタ100に設けられたボタン等の操作部材のユーザによる操作やリモートコントローラからの操作信号を受け付けて、制御部150に制御指示を出力する。制御部150は、CPU、ROMおよびRAM等を含むマイクロコンピュータにより構成されている。制御部150は、上記制御指示に応じて又はROMに予め記録されているコンピュータプログラムに従ってRAMをワークメモリとして用いて光源ユニット120、画像形成部130およびレンズシフト機構140を制御する。また制御部150は、投射レンズ160内のレンズマイクロコンピュータ(以下、レンズマイコンという)161との通信を行う。
レンズシフト機構140は、レンズマウント141、シフト駆動部142および位置検出手段としてのシフト位置検出部143を有する。レンズマウント141は、プロジェクタ100のうち投射レンズ160が着脱可能に装着される部分であり、装着された投射レンズ160を機械的に保持するとともにプロジェクタ100(制御部150)と電気的に接続する。レンズシフト機構140は、レンズマウント141、つまりはここに装着された投射レンズ(一方のユニット)160を、光変調パネル(他方のユニット)134に対してレンズ部163の光軸に直交するシフト方向にシフトさせる機構である。投射レンズ160をシフトさせることで、被投射面上での投射画像の位置(画像光の投射位置)を移動させることができる。シフト駆動部142は、DCモータやステッピングモータ等のシフトアクチュエータとその駆動回路を含み、シフトアクチュエータの駆動力によってレンズマウント141をシフト方向に駆動する。
シフト位置検出部143は、光変調パネル134の中心位置と投射レンズ160(レンズ部163)の光軸位置とのずれ量に応じた電気信号を出力可能な可変抵抗器により構成されている。シフト位置検出部143は、光変調パネル134の中心位置に対する投射レンズ160の光軸位置のシフト方向でのずれ量が0となるレンズマウント141および投射レンズ160の位置を基準位置(第1の位置)とする。そして、該基準位置からのレンズマウント141および投射レンズ160のシフト方向(水平方向および垂直方向)ごとのシフト量をシフト方向ごとのシフト位置(以下、レンズシフト位置という)として検出する。
制御部150は、投射レンズ160を目標レンズシフト位置にシフトさせる際に、シフト位置検出部143により検出したレンズシフト位置と目標レンズシフト位置との差が小さく(0に)なるようにシフトアクチュエータをシフト駆動部142を介して制御する。
なお、シフト位置検出部143は、シフト駆動部142のシフトアクチュエータの駆動量(例えばステッピングモータに印加する駆動パルス数)からレンズシフト位置を検出してもよいし、エンコーダ等の可変抵抗器以外の位置センサを用いてレンズシフト位置を検出してもよい。
また本実施例では、投射レンズ160(レンズ部163)全体をシフトさせて投射画像の位置を移動させる場合について説明するが、レンズ部163に含まれる一部のレンズをシフトさせることで被投射面上の投射画像の位置を移動させてもよい。また、光変調パネル(一方のユニット)134を投射レンズ(他方のユニット)160に対してシフトさせて投射画像の位置を移動させてもよい。つまり、投射レンズ160(の少なくとも一部)と光変調パネル134とが相対シフトすればよい。
制御部150は、レンズ情報記憶部151、レンズ交換検出部152、レンズシフト制御部153、判定部154およびパネルサイズ記憶部155を有する。一方、投射レンズ160は、上述したレンズ部163およびレンズマイコン161に加えて、記憶手段としてのレンズメモリ162を有する。
レンズ情報記憶部151は、EEPROM等の不揮発メモリにより構成され、プロジェクタ100に装着されている投射レンズ160のレンズ情報(162A)を記憶している。レンズ交換検出部152は、投射レンズ160がプロジェクタ100に装着された際に、レンズマイコン161との通信によりレンズメモリ162に記憶されている該投射レンズ160のレンズ情報162Aを取得してレンズ情報記憶部151に記憶させる。
レンズ情報162Aは、投射レンズ160を識別するための情報であり、投射レンズ160の機種、名称、型番およびシリアルナンバー等を意味する。レンズ情報162Aとして、レンズ部163の焦点距離、Fナンバー等の光学情報や後述する有効範囲情報を用いてもよい。また、レンズマウント141と投射レンズ160のそれぞれに複数の電気接点を設け、レンズマウント141の複数の電気接点のそれぞれが電気的にオープン状態かショート状態かにより投射レンズ160を識別してもよい。さらに、レンズメモリ162をRFID(Radio Frequency IDentifier)等の非接触ICタグにより構成してこれにレンズ情報を記憶させ、プロジェクタ100が非接触ICタグとの無線によりレンズ情報を取得するようにしてもよい。
レンズ交換検出部152は、現在の投射レンズ160が取り外されて新たな投射レンズがプロジェクタ100に装着されると、新たに装着された投射レンズからそのレンズ情報を取得する。そして、この新たに取得したレンズ情報とレンズ情報記憶部151に記憶されている投射レンズ160のレンズ情報とを比較し、両者が不一致であれば、投射レンズ160とは異なる投射レンズ160′が装着された(レンズ交換が行われた)ことを検出してこれをレンズシフト制御部153に通知する。
以下の説明において、新たに装着された投射レンズ160′にも、レンズ部163、レンズマイコン161およびレンズメモリ162が設けられているものとする。さらにレンズメモリ162には、投射レンズ160′のレンズ情報162Aと有効範囲情報162Bが記憶されているものとする。
パネルサイズ記憶部155は、EEPROM等の不揮発メモリにより構成され、光変調パネル134のサイズを記憶している。ここにいう光変調パネル134のサイズは、光変調パネル134の対角長とアスペクト比、長辺と短辺の長さ、面積と一辺の長さ等のうち少なくとも1つであればよい。また上記サイズは、光変調パネル134において実際に照明光を変調する有効変調領域やそれよりもマージン分だけ内側に設定した領域のサイズであってもよい。
判定部154は、パネルサイズ記憶部155から光変調パネル134のサイズを読み出すとともに、シフト位置検出部143により検出されたレンズシフト位置を取得する。さらに判定部154は、レンズマイコン161との通信によってレンズメモリ162から有効範囲情報162Bを取得する。
有効範囲情報162Bは、投射レンズごとの固有の情報であり、その投射レンズのレンズ部163のうち有効範囲(以下、レンズ有効範囲という)を示す。レンズ有効範囲は、レンズ部163のうち最も光変調パネル側のレンズの位置にて該レンズ部163の光軸に直交する平面(以下、レンズ入射平面という)上の範囲である。そして、レンズ有効範囲は、そこに光変調パネル134からのすべての画像光が入射することで被投射面上に、欠けがない(所定量より少ない)良好な投射画像が表示される範囲である。
判定部154は、上述したレンズ入射平面において光変調パネル134からの画像光が通過する範囲(以下、画像光通過範囲という)を算出する。そして判定部154は、算出した画像光通過範囲と有効範囲情報162Bが示すレンズ有効範囲とを比較する。画像光通過範囲がレンズ有効範囲内にあれば、光変調パネル134からのすべての画像光がレンズ部163を通過して被投射面に到達し、良好な投射画像が表示される。一方、画像光通過範囲のうち少なくとも一部がレンズ有効範囲外にはみ出ていれば、光変調パネル134からの画像光のうち少なくとも一部がレンズ部163に入射しないこと又はレンズ部163内でレンズやミラー等の光学素子を保持する鏡筒(つまりは遮光部材)による遮光によってケラレることで被投射面に到達しない。この結果、被投射面上に表示される投射画像に所定量を超える欠けが生ずる。
また、レンズ部163が樹脂製のレンズを含む場合に、鏡筒による画像光のケラレによって鏡筒の温度が上昇すると、鏡筒や光学素子が熱変形するおそれがある。このように投射画像の欠けだけでなく、投射レンズ160を保護する観点からも、画像光のケラレが生じないようにレンズ有効範囲を設定する必要がある。
本実施例では、制御部150は、画像光通過範囲の全体がレンズ有効範囲内に入るレンズシフト位置の範囲であるシフト許容範囲内で投射レンズ160の光変調パネル134(からの画像光)に対するシフトを制御(許容)する。すなわち、投射レンズ160のシフトをシフト許容範囲内で制御するとは、レンズ有効範囲の位置を画像光通過範囲の全体を含むように制御すると同義である。また、有効範囲情報162Bは、投射レンズ160をシフト許容範囲内に位置させるために用いられる情報である。
判定部154は、画像光通過範囲の少なくとも一部がレンズ有効範囲外にある(つまりはレンズシフト位置がシフト許容範囲外に位置する)と判定すると、これをレンズシフト制御部153に通知する。画像光通過範囲とレンズ有効範囲との関係および判定部154による判定方法については後に詳しく説明する。
なお、レンズ有効範囲は、上述したように投射画像に欠けがほとんど生じない(画像光がほとんどケラレない)範囲だけでなく、投射画像に生ずる歪み、色収差および周辺部の明るさ低下等の量が所定量より少なくなる範囲であってもよい。また、投射画像のうち少なくとも特定の一部(例えば、中心領域)において所定の明るさが得られる範囲でもよい。また、投射画像のうち最も暗い部分において所定の明るさが得られる範囲であってもよい。このように、レンズ有効範囲は、投射画像の欠け、歪み、色収差および明るさ等の画質に関する条件に従って決められる。レンズ有効範囲は、光源ユニット120の発光量やレンズシフト機構140の駆動限界範囲等のプロジェクタ100の特性に応じた範囲であってもよい。
レンズシフト制御部153は、シフト駆動部142を制御してマウント141をシフト駆動させる。レンズシフト制御部153は、レンズ交換検出部152によりレンズ交換が行われたことが検出され、判定部154により有効範囲外であるとの判定がなされると、画像光到達範囲がレンズ有効範囲内に入るように、すなわち投射レンズがシフト許容範囲内に入るようにシフト駆動部142を制御する。この制御の詳細については後述する。
画像光がケラレることなくレンズ部163を通過することが可能な範囲は、レンズ部163のイメージサークルと似ており、その形状もイメージサークルの形状に近似している。本実施例では、レンズ有効範囲をレンズ部163のイメージサークルとし、このイメージサークル内を画像光が通過できるようにレンズシフト位置を調整する。レンズ部163のイメージサークルは、レンズ部163における最も光変調パネル側のレンズの径またはレンズ部163内の絞り口径により決まる。
図2のフローチャートは、レンズ交換時に制御部150が行う処理を示している。制御部150は、操作部101におけるユーザ操作に応じてプロジェクタ100が画像投射を開始する前に、コンピュータプログラムに従って本処理を実行する。
ステップS201では、制御部150は、レンズ交換検出部152によりレンズ交換が検出されたか否かを判定する。レンズ交換が検出された場合は、制御部150はステップS202に進み、検出されない場合は本処理を終了する。
ステップS202では、制御部150は、レンズマイコン161との通信によってレンズ交換後に装着されている投射レンズ160′の有効範囲情報162Bを取得する。制御部150は、レンズ情報記憶部151に、投射レンズ160′のレンズ情報162Aと有効範囲情報162Bを記憶させる。
ステップS203では、制御部150(判定部154)は、パネルサイズ取得部155から読み出した光変調パネル134のサイズとシフト位置検出部143より検出されたレンズシフト位置とを用いて画像光通過範囲を算出する。
図3は、本実施例における光源ユニット120から被投射面303までの光路を示している。光源ユニット120から出射した照明光は、光変調パネル134によって変調されて画像光301となり、レンズ部163を通過して被投射面303上に投射画像304を形成する。レンズ部163は実際には複数のレンズを含むが、図3では1つのレンズで示している。レンズ部163は、入射した画像光301が許容される以上の投射画像の欠けや周辺部の明るさ低下、歪みおよび色収差をほとんど生じさせることなくレンズ部163の内部を通過することができるレンズ有効範囲としてのイメージサークルを有する。
図4は、レンズ入射平面上での互いに異なる2機種の投射レンズのレンズ部163のイメージサークル400A,400Bを示している。イメージサークル400Aがレンズ交換前にプロジェクタ100に装着されていた投射レンズのイメージサークルであり、イメージサークル400Bがレンズ交換により装着された投射レンズのイメージサークルである。これらイメージサークル400A,400Bはともに、レンズ部163の光軸300を中心とする円形の範囲である。矩形の実線枠は、レンズ入射平面上で図3に示した画像光301が通過する画像光通過範囲305を示している。
レンズ交換前は、画像光通過範囲305の全体がイメージサークル400Aの内側にあるため、光変調パネル134からの画像光はケラレることなくレンズ部163を通過して被投射面に到達する。一方、レンズ交換後は、画像光通過範囲305の一部401がイメージサークル400B外にはみ出ているため、画像光の一部がケラレて被投射面に到達しない。制御部150は、一点鎖線枠で示すように画像光通過範囲305の全体がイメージサークル400Bの内側に位置するようにレンズシフト機構140(レンズシフト位置)を制御する。この際、制御部150は、光変調パネル134に対する基準位置である第1の位置(ホーム位置またはリセット位置)までのシフト量よりも短いシフト量で到達可能な第2の位置に投射レンズがシフトして停止するようにレンズシフト機構140を制御する。
図5を用いて、画像光通過範囲305の算出方法について説明する。図5では、レンズ入射平面上の光軸300の位置を原点О(0,0)とし、上下方向をy軸方向とし、左右方向をx軸方向としている。シフト位置検出部143は、画像光通過範囲305の中心位置P(x,y)を検出する。制御部150がパネルサイズ記憶部155から取得した光変調素子134のサイズから算出した画像光通過範囲305の幅をHとし、高さをVとする。矩形の画像光通過範囲305の4つの頂点を、右上の頂点から反時計回りにP(n=1,2,3,4)と定義する。ステップS203において、判定部154は、頂点Pnの座標を画像光通過範囲305の中心位置P(x,y)、幅Hおよび高さVを用いて以下の式(1)により算出する。
Figure 0007214443000001
次にステップS204では、判定部154は、画像光通過範囲305の少なくとも一部がレンズ有効範囲であるイメージサークル400外にあるか否かを判定する。図5に示すイメージサークル400は、原点Оを中心とした半径Rの円である。判定部154は、ステップS203で求めた頂点Pnがイメージサークル400外に位置するか否かを以下の式(2)を満足するか否かにより判定することができる。
Figure 0007214443000002
式(2)の条件が、n=1,2,3,4のうちいずれかにおいて満足される、すなわち画像光通過範囲305の少なくとも一部がイメージサークル400外にはみ出ている場合は、制御部150は、ステップS205に進み、そうでない(画像光通過範囲305の全体がイメージサークル400内にある)場合は本処理を終了する。
ステップS205では、制御部150は、画像光通過範囲305に対するイメージサークル400の移動先を決定する。具体的には、制御部150は、現在のレンズシフト位置とイメージサークル400の原点Oおよび半径Rとから、最短のシフト量で画像光通過範囲305の全体がイメージサークル400内に入るレンズシフト位置を算出し、その位置を第2の位置としての目標レンズシフト位置とする。これにより、レンズ交換後の投射レンズを前述したホーム位置にシフトさせる場合に比べて短時間でレンズ有効範囲内に画像光通過範囲305の全体を入れることができ、レンズ交換から良好な投射画像を表示可能となるまでの時間を短縮することができる。
図6は、目標レンズシフト位置の算出方法を示している。なお、実際は投射レンズがシフトすることでイメージサークルが画像光通過範囲305に対して移動するが、ここでは画像光通過範囲305がイメージサークルに対して移動するように説明する。
まず制御部150は、イメージサークルから画像光通過範囲305がはみ出ないように画像光通過範囲305の中心位置P(x,y)が位置することが可能な目標範囲600を求める。画像光通過範囲305の中心位置P(x,y)がレンズ部163の光軸300と一致しているときの画像光通過範囲305の4つの頂点を右上の頂点から反時計回りにP(n=1,2,3,4)と定義する。また、図6中の各点の座標をP′(x′,y′)と定義する。さらに点P′を中心とした半径Rの円を円401と定義し、同様に点P′、P′、P′を中心とした半径Rの円をそれぞれ、円402、円403、円404と定義する。
図6では円401~404の内側の領域が重なり合う領域を斜線で示しており、この領域が上述した目標範囲600である。点P′の座標(x′,y′)は以下の式(3)により表され、目標範囲600の境界は以下の式(4)で表される。
Figure 0007214443000003
Figure 0007214443000004
次に制御部150は、目標範囲600内のうち投射レンズの最短のシフト量で画像光通過範囲305の中心位置P(x,y)が位置することが可能な目標位置を求める。画像光通過範囲305の中心位置P(x,y)とレンズ部163の光軸300が位置する原点Oとを結ぶ直線610は以下の式(5)で表される。
Figure 0007214443000005
直線610と目標範囲600の境界との交点のうち画像光通過範囲305の中心位置P(x,y)に最も近い点が目標位置605となる。ここでは、投射レンズが原点Oに対してx≧0、y≧0となる第1象限にシフトしている場合における目標位置605の算出方法について説明する。投射レンが第2~第4象限にシフトしている場合であっても、画像光通過範囲305の中心位置P(x,y)、光変調パネル134のサイズおよび式(3)~(5)を用いて同様に目標位置を算出することができる。投射レンズが第1象限にシフトしている場合の目標位置605の座標(x,y)は以下の式(6)で表される。
Figure 0007214443000006
こうして目標位置605を算出した制御部150は、該目標位置605をレンズシフト制御部153に通知する。図6には、目標位置605を中心位置とする画像光通過範囲305′を点線で示している。以上のステップS205での処理が完了すると、制御部150はステップS206に進む。
ステップS206では、レンズシフト制御部153は、図7に示すように画像光通過範囲305′の中心位置P′を目標位置605に位置させるための目標レンズシフト位置を算出する。具体的には、画像光通過範囲305の中心位置Pから画像光通過範囲305′の中心位置P′までの方向と距離を示す-Δxおよび-Δyを算出し、これらの符号を逆にした+Δxおよび+ΔyをステップS203で検出した現在のレンズシフト位置に加算することで目標レンズシフト位置を算出する。そして、レンズシフト制御部153は、シフト駆動部142を制御して投射レンズを目標レンズシフト位置にシフトさせる。これにより、投射レンズの最短のシフト量で画像光通過範囲305′の全体をイメージサークル400内に入れることができる。
本実施例によれば、レンズ交換から良好な投射画像を表示することができるまでの時間を短くすることができる。
図8は、本発明の実施例2であるプロジェクタ100Aの構成を示している。本実施例のプロジェクタ100Aの構成要素のうち実施例1のプロジェクタ100の構成要素と同じものについては、実施例1と同符号を付して説明に代える。
本実施例のプロジェクタ100Aは、記憶手段としてのレンズ情報入力部170を有する。レンズ情報入力部170は、プロジェクタ100Aに装着可能な複数機種の投射レンズのレンズ情報162Aと有効範囲情報162Bを記憶している。レンズ情報入力部170は、上記複数機種の投射レンズのうちユーザがプロジェクタ100Aに装着する投射レンズを、ユーザによるボタン操作、タッチパネル操作およびリモコン操作により入力できる機能を有する。この際、プロジェクタ100Aに設けられたモニタやプロジェクタにより投射されるOSDにより投射レンズの入力画像を表示してもよい。
図9は、投射レンズの入力画面(レンズ選択メニュー)を示している。レンズ選択メニューには、複数機種の投射レンズとして、「広角レンズ1」、「広角レンズ2」、「ズームレンズ1」および「ズームレンズ2」が表示されている。図9では、ユーザが「広角レンズ01」を入力した状態を示している。
本実施例では、投射レンズ160Aに実施例1のようにレンズ情報162Aと有効範囲情報162Bを記憶したレンズメモリ162は設けられておらず、制御部150とレンズマイコン161は通信を行わない。
レンズ情報記憶部151は、レンズ交換前に装着されている投射レンズのレンズ情報162Aを記憶している。レンズ情報入力部170は、ユーザによりレンズ交換後に装着された投射レンズ(図9では「広角レンズ1」)が入力されると、該投射レンズのレンズ情報162Aをレンズ交換検出部152に通知し、有効範囲情報162Bを判定部154に通知する。レンズ交換検出部152は、レンズ情報記憶部151に記憶されたレンズ情報162Aとレンズ情報入力部170から通知されたレンズ情報162Aとを比較して、これらが不一致か否かによってレンズ交換が行われたか否かを判定する。
ユーザによるレンズ交換後に使用する投射レンズの入力は、上述したようにレンズ交換後であってもよいし、レンズ交換前であってもよい。レンズ交換後に使用する投射レンズをレンズ交換前に入力する場合は、ユーザがレンズ交換を行うことを操作部101を通じて制御部150に通知する。この通知を受けた制御部150は、レンズ情報記憶部151から現に装着されている投射レンズのレンズ情報162Aを読み出してレンズ交換検出部152に通知する。またレンズ交換後に使用する投射レンズをユーザがレンズ情報入力部170にて入力すると、レンズ情報入力部170は、レンズ交換後に使用する投射レンズのレンズ情報162Aをレンズ交換検出部152に通知する。レンズ交換検出部152は、現に装着されている投射レンズのレンズ情報162Aとレンズ交換後に使用する投射レンズのレンズ情報162Aとを比較して、これらが不一致の場合は現に装着されている投射レンズとは異なる機種の投射レンズに交換されると判定する。この場合は、レンズ情報入力部170は、レンズ交換後に使用される投射係数分布レンズの有効範囲情報162Bを判定部154に通知する。
また、プロジェクタ100のレンズマウント141などに投射レンズ160の脱着を検出するインターロックスイッチを設け、該インターロックスイッチにより投射レンズの交換を検出した場合、投射レンズのレンズ選択メニューを表示するようにしてもよい。
判定部154により有効範囲外判定がなされた場合のレンズシフト機構140の制御は、実施例1と同様である。
(変形例)
実施例1では、レンズ有効範囲がレンズ部163のイメージサークルである場合について説明した。しかし、レンズ有効範囲はイメージサークルの内側に設定された範囲であってもよい。
図10は、光軸300に直交するレンズ入射平面上のイメージサークル400の内側に おいて、投射画像の明るさが所定の明るさ以上となる範囲1000を示している。本実施 例では、この範囲100をレンズ有効範囲とする。
画像光通過範囲305は、その一部がレンズ有効範囲100、さらにはイメージサーク ル400外にはみ出ている。
図11は制御部150(判定部154)が、画像光通過範囲305がレンズ有効範囲1000外にはみ出ているか否かの判定方法を示している。ここでは、レンズ有効範囲1000を示す多角形の頂点をS(xsn,ysn)[n=1,2,3,4,5,6]と定義する。これらの頂点は、右上の頂点から反時計周りで配置されている。Sから延びる全ての対角線により三角形に分割したときの各三角形をT[m=1,2,3,4]とする。
三角形Tの頂点をtmN(xtmN,ytmN)[N=1,2,3]と定義する。これらの頂点は、Sを起点として反時計回りに配置されている。また、画像光通過範囲305を右上の頂点から反時計回りにP′(x′,y′)[M=1,2,3,4]と定義する。Tの頂点tmNと画像光通過範囲305の頂点の1点P′とが成すベクトルは次の式(7)で表される。
Figure 0007214443000007
また、tmNの反時計回りに隣りの1点tma(ただし、aはN=1,2のときa=N+1であり、N=3のときa=1である)が成すベクトルは次の式(8)で表される。
Figure 0007214443000008
Figure 0007214443000009
の外積のz成分は次の式(9)で表される。
Figure 0007214443000010
このとき画像光通過範囲305の頂点P′が三角形Tの外にはみ出ているかは、少なくとも1つのNで次の式(10)が成り立てばよい。
Figure 0007214443000011
式(10)を用いて画像光通過範囲305の少なくとも1つの頂点P′がすべての三角形Tの外にはみ出ていると判定することで、画像光通過範囲305の少なくとも一部がレンズ有効範囲1000外にはみ出ていると判定することができる。例えば、P′はすべての三角形Tについて少なくとも1つのNで式(10)が成り立つので、画像光通過範囲305の少なくとも一部がレンズ有効範囲1000外にはみ出ていると判定することができる。
また、実施例1では、制御部150が最短のシフト量で移動可能な目標レンズシフト位置を算出する場合について説明した。しかし、レンズシフト機構140における水平シフトと垂直シフトでのシフト速度が異なる場合や、制御部150の処理能力によって目標レ ンズシフト位置の算出に時間を要する場合等には、最短のシフト量であっても最短時間で目標レンズシフト位置に到達できない場合がある。例えば、レンズシフト機構140の垂直シフトでのシフト速度が水平シフトでのシフト速度より遅い場合である。この場合は、 制御部150は、レンズ有効範囲100のうち最短の垂直シフト量(=0)、すなわち水平シフトのみで到達できる目標レンズシフト位置を算出する。
図10には、最短のシフト量で到達できる目標レンズシフト位置に対応する画像光通過範囲305′と、水平シフトのみで到達できる目標レンズシフト位置に対応する画像光通過範囲305″とを示している。
投射レンズを水平シフトのみで到達できる目標レンズシフト位置にシフトさせることで、シフト量は最短でなくても、最短時間で投射レンズを目標レンズシフト位置にシフトさせることがでる。この結果、レンズ交換から良好な投射画像を表示できるまでの時間をより短くすることができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
100,100A プロジェクタ
134 光変調パネル
140 レンズシフト機構
143 シフト位置検出部
150 制御部
160,160A 投射レンズ
400,400A,400B イメージサークル

Claims (14)

  1. 入射光を変調して画像光を生成する光変調ユニットを有し、前記画像光を被投射面に投射する投射レンズユニットの交換が可能な画像投射装置であって、
    前記投射レンズユニットを前記光変調ユニットに対してシフトさせるシフト手段と、
    前記投射レンズユニットを前記光変調ユニットに対するシフト許容範囲内でシフトさせるように前記シフト手段を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記投射レンズユニットが前記画像投射装置に装着されたときに前記投射レンズユニットが前記シフト許容範囲外に位置した場合は、前記投射レンズユニットを、前記シフト許容範囲内のうち前記投射レンズユニットのシフト量が最短となる位置であるか否かに関わらず前記投射ユニットレンズの移動に要する時間が最短となる位置にシフトさせて停止させるように、前記シフト手段を制御することを特徴とする画像投射装置。
  2. 前記シフト許容範囲は、前記画像光の少なくとも一部が前記投射レンズユニットの有効範囲外に出ない範囲であることを特徴とする請求項に記載の画像投射装置。
  3. 前記シフト許容範囲は、前記画像光により前記被投射面に形成される投射画像の欠けが所定量より少なくなる範囲であることを特徴とする請求項に記載の画像投射装置。
  4. 前記シフト許容範囲は、前記画像光により前記被投射面に形成される投射画像の全体または特定の一部が所定の明るさより明るくなる範囲であることを特徴とする請求項に記載の画像投射装置。
  5. 前記シフト許容範囲は、前記画像光により前記被投射面に形成される投射画像のうち最も暗い部分が所定の明るさより明るくなる範囲であることを特徴とする請求項に記載の画像投射装置。
  6. 前記シフト許容範囲は、前記被投射面に到達する前記画像光の色収差が所定量より少なくなる範囲であることを特徴とする請求項に記載の画像投射装置。
  7. 前記シフト許容範囲は、前記画像光により前記被投射面に形成される投射画像の歪みが所定量より少なくなる範囲であることを特徴とする請求項に記載の画像投射装置。
  8. 前記シフト許容範囲は、前記画像光が通過する範囲が前記投射レンズユニットの有効範囲に入る範囲であることを特徴とする請求項に記載の画像投射装置。
  9. 前記制御手段は、前記投射レンズユニットを前記シフトに要する時間が最短となる位置までシフトさせて停止させた後に前記画像光を投射することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像投射装置。
  10. 前記画像光が通過する範囲は四角形の形状であり、前記シフト許容範囲は円形または、前記画像光が通過する範囲の形状とは異なる多角形であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像投射装置。
  11. 前記制御手段は、前記投射レンズユニットを前記シフト許容範囲内に位置させるために用いられる情報を記憶した記憶手段を有する前記投射レンズユニットから、通信により前記情報を取得することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の画像投射装置。
  12. 前記画像投射装置に対して交換可能な複数の投射レンズユニットのそれぞれを前記シフト許容範囲内に位置させるために用いられる情報を記憶した記憶手段を有し、
    前記制御手段は、前記複数の投射レンズユニットのうち前記画像投射装置に装着される投射レンズユニットに対する前記情報を前記記憶手段から取得することを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の画像投射装置。
  13. 入射光を変調して画像光を生成する光変調ユニットを有し、前記画像光を被投射面に投射する投射レンズユニットの交換が可能な画像投射装置の制御方法であって、
    前記画像投射装置は、前記投射レンズユニットを前記光変調ユニットに対してシフトさせるシフト手段有し、
    前記投射レンズユニットを前記光変調ユニットに対するシフト許容範囲内でシフトさせるように前記シフト手段を制御するステップと、
    前記投射レンズユニットが前記画像投射装置に装着されたときに前記投射レンズユニットが前記シフト許容範囲外に位置した場合は、前記投射レンズユニットを、前記シフト許容範囲内のうち前記投射レンズユニットのシフト量が最短となる位置であるか否かに関わらず前記投射ユニットレンズの移動に要する時間が最短となる位置にシフトさせて停止させるように、前記シフト手段を制御するステップとを有することを特徴とする画像投射装置の制御方法。
  14. 入射光を変調して画像光を生成する光変調ユニットと、被投射面における前記画像光の投射位置を移動させるように、前記画像光を前記被投射面に投射する投射レンズユニットを前記光変調ユニットに対してシフトさせるシフト手段とを有し、前記投射レンズユニットの交換が可能な画像投射装置のコンピュータに、請求項13に記載の制御方法に従う処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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