JP7214347B2 - 什器構成部材および什器製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、什器構成部材および什器製造方法に関する。
従来、什器構成部材において、外部からの荷重を受ける本体部と、付属品を支持する等の機能を有する機能部位構成部とを一体に成形したものが公知である。例えば、特許文献1では、荷重支持部材としての椅子の座、背凭れおよび肘掛けが一体に形成され、単一の部材として構成されている。
米国特許出願公開第2014/0354019号明細書
しかし、荷重支持部材が単一の部材として構成されていると、荷重支持部材のバリエーションが一種のみであることにより、種々の顧客ニーズに対応することが難しい。例えば、肘掛けを有しない荷重支持部材のニーズに対応することは困難である。
一方、肘掛けを有しない荷重支持部材と、肘掛け構成部材との両方を在庫すると、管理コストが増大する可能性がある。
以上のような事情に鑑み、本発明は、管理コストの増大を回避しつつ、種々の顧客ニーズに対応することが可能な什器構成部材および什器製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る什器構成部材は、外部からの荷重を受け得る本体部を備える什器構成部材であって、前記本体部に連設された機能部位構成部を備え、前記本体部と前記機能部位構成部との間には、前記本体部と前記機能部位構成部とを区画する境界を示す指示手段が設けられ、前記本体部から前記機能部位構成部を切除せずに、前記本体部および前記機能部位構成部をそのまま用いて第一の仕様の什器とする第一形態と、前記第一形態と共通の前記本体部を少なくとも用い、前記指示手段を切断部として前記本体部から前記機能部位構成部の少なくとも一部を切除することによって第二の仕様の什器とする第二形態と、を選択可能に構成されており、前記本体部として、座面構成部と背凭れ構成部とを有する身体支持面構成部を備え、前記身体支持面構成部は、椅子の幅方向と直交する断面視で、前記座面構成部と前記背凭れ構成部とが互いに接続された形状をなし、前記指示手段は、前記身体支持面構成部における前記座面構成部と前記背凭れ構成部との接続位置から、前記椅子の奥行方向、幅方向および高さ方向の少なくとも一方に離間した位置に設けられており、前記座面構成部は、前記奥行方向と直交する断面視で、前記幅方向の中央部が前記幅方向の外端部よりも下側に位置する凹形状をなし、前記背凭れ構成部は、前記高さ方向と直交する断面視で、前記幅方向の中央部が前記幅方向の外端部よりも奥側に位置する凹形状をなし、前記身体支持面構成部は、前記座面構成部と前記背凭れ構成部とが一体に連なって形成されており、前記身体支持面構成部は、前記幅方向と直交する第一断面視と、前記奥行方向と直交する断面および前記高さ方向と直交する断面を含む第二断面視とのそれぞれにおいて、弧状をなしていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る什器構成部材は、外部からの荷重を受け得る本体部を備える什器構成部材であって、前記本体部に連設された機能部位構成部を備え、前記本体部と前記機能部位構成部との間には、前記本体部と前記機能部位構成部とを区画する境界を示す指示手段が設けられ、前記本体部から前記機能部位構成部を切除せずに、前記本体部および前記機能部位構成部をそのまま用いて第一の仕様の什器とする第一形態と、前記第一形態と共通の前記本体部を少なくとも用い、前記指示手段を切断部として前記本体部から前記機能部位構成部の少なくとも一部を切除することによって第二の仕様の什器とする第二形態と、を選択可能に構成されており、前記本体部及び前記機能部位構成部は、互いに一体化されたシェル状をなし、前記指示手段は、凹部又は凸部であることを特徴とする。
この構成によれば、指示手段が本体部と機能部位構成部とを区画する境界に設けられていることにより、必要に応じて指示手段に沿って本体部から機能部位構成部を切除することができる。すなわち、什器構成部材のみを在庫することにより、第一形態においては本体部および機能部位構成部の両方を備えた第一の仕様の什器とし、第二形態においては少なくとも本体部を備えた第二の仕様の什器とすることができる。したがって、管理コストの増大を回避しつつ、種々の顧客ニーズに対応することができる。
本発明の一態様において、前記本体部として、座面構成部と背凭れ構成部とを有する身体支持面構成部を備え、前記身体支持面構成部は、椅子の幅方向と直交する断面視で、前記座面構成部と前記背凭れ構成部とが互いに接続された形状をなし、前記指示手段は、前記身体支持面構成部における前記座面構成部と前記背凭れ構成部との接続位置から、前記椅子の奥行方向、幅方向および高さ方向の少なくとも一方に離間した位置に設けられていてもよい。
この構成によれば、身体支持面構成部の剛性を維持するために必須である座面構成部と背凭れ構成部との接続部を確保した状態で、必要に応じて指示手段に沿って機能部位構成部を切除することができる。したがって、座面構成部と背凭れ構成部とを有する椅子構成部材において、管理コストの増大を回避しつつ、種々の顧客ニーズに対応することができる。
本発明の一態様において、前記座面構成部は、前記奥行方向と直交する断面視で、前記幅方向の中央部が前記幅方向の外端部よりも下側に位置する凹形状をなし、前記背凭れ構成部は、前記高さ方向と直交する断面視で、前記幅方向の中央部が前記幅方向の外端部よりも奥側に位置する凹形状をなし、前記身体支持面構成部は、前記座面構成部と前記背凭れ構成部とが一体に連なって形成されていてもよい。
この構成によれば、椅子の奥行方向の荷重に対してのみならず、椅子の幅方向の荷重に対しても堅牢になる。したがって、機能部位構成部を身体支持面構成部から遠く離間させた場合であっても、全体の剛性の低下を抑制することができる。
本発明の一態様において、前記身体支持面構成部は、前記幅方向と直交する第一断面視と、前記奥行方向と直交する断面および前記高さ方向と直交する断面を含む第二断面視との少なくとも一方において、弧状をなしていてもよい。
この構成によれば、身体の異なる部位を支持する部位の間に継ぎ目がなくなることにより、身体支持面構成部の所定部位に荷重が集中した場合であっても、その基部に前記荷重に由来するモーメントが集中することなく、全体的に分散されるため、全体の剛性を向上することができる。
本発明の一態様において、前記身体支持面構成部における前記座面構成部と前記背凭れ構成部との接続部は、前記奥行方向と直交する断面視で、前記幅方向の中央部が前記幅方向の外端部よりも下側に位置する凹形状をなし、前記高さ方向と直交する断面視で、前記幅方向の中央部が前記幅方向の外端部よりも奥側に位置する凹形状をなしていてもよい。
この構成によれば、身体支持面構成部の剛性を維持するために必須である座面構成部と背凭れ構成部との接続部(身体支持面構成部の剛性を担保する部分)が、椅子の奥行方向と直交する断面視および椅子の高さ方向と直交する断面視のいずれにおいても非直線状の断面を形成することになる。したがって、機能部位構成部を身体支持面構成部から遠く離間させた場合であっても、全体の剛性の低下を抑制することができる。
本発明の一態様において、前記機能部位構成部は、前記身体支持面構成部の上部外側の稜線の下方への仮想延長線よりも前記幅方向の外方に延出する肘掛連結部を備え、前記指示手段は、前記仮想延長線に沿うように配置される肘掛連結境界指示部を備えていてもよい。
この構成によれば、肘掛連結境界指示部が身体支持面構成部の上部外側の稜線の下方への仮想延長線に沿うように配置されることにより、肘掛けを有しない形態を選択するために肘掛連結部を切除した場合に、肘掛けとの連結に必要とされる構造部(例えば、ボス等)が身体支持面構成部に残存することを防止することができる。したがって、椅子構成部材において、デザイン性を損なうことなく、種々の顧客ニーズに対応することができる。
本発明の一態様において、前記機能部位構成部は、前記身体支持面構成部の上端部の稜線よりも上方に延出する頭部支持面構成部を備え、前記指示手段は、前記身体支持面構成部の上端部の稜線に沿うように配置される頭部支持面境界指示部を備えていてもよい。
この構成によれば、頭部支持面境界指示部が身体支持面構成部の上端部の稜線に沿うように配置されることにより、必要に応じて頭部支持面境界指示部に沿って身体支持面構成部から頭部支持面構成部を切除することができる。すなわち、基本的には身体支持面構成部および頭部支持面構成部の両方を備えた構成としつつ、必要に応じて身体支持面構成部のみを備えた構成とすることができる。したがって、頭部支持面構成部を備えた椅子構成部材において、管理コストの増大を回避しつつ、種々の顧客ニーズに対応することができる。
本発明の一態様において、前記指示手段は、前記身体支持面構成部の角部において弧状をなす弧状指示部を備えていてもよい。
この構成によれば、必要に応じて弧状指示部に沿って身体支持面構成部から機能部位構成部を切除することにより、角丸を有する身体支持面構成部が得られるため、別工程で角丸とするための面取り加工を要せず、製造効率を向上することができる。
本発明の一態様において、前記指示手段は、凹部又は凸部であってもよい。
この構成によれば、必要に応じて指示手段に沿って本体部から機能部位構成部を切除する場合、凹部又は凸部に沿って容易に切除することができる。
本発明の一態様において、前記本体部と前記機能部位構成部との間には、前記境界に沿うように延在するガイド手段が設けられていてもよい。
この構成によれば、必要に応じて指示手段に沿って本体部から機能部位構成部を切除する場合、ガイド手段に沿って容易に切除することができる。
本発明の一態様に係る什器製造方法は、外部からの荷重を受け得る本体部を備える什器構成部材を用いて異なる仕様の什器を製造する什器製造方法であって、前記什器構成部材は、前記本体部に連設された機能部位構成部を備え、前記本体部と前記機能部位構成部との間には、前記本体部と前記機能部位構成部とを区画する境界を示す指示手段が設けられ、前記本体部から前記機能部位構成部を切除せずに、前記本体部および前記機能部位構成部をそのまま用いて第一の仕様の什器を製造する第一工程と、前記第一工程と共通の前記本体部を少なくとも用い、前記指示手段を切断部として前記本体部から前記機能部位構成部の少なくとも一部を切除することによって第二の仕様の什器を製造する第二工程と、を含み、前記本体部として、座面構成部と背凭れ構成部とを有する身体支持面構成部を備え、前記身体支持面構成部は、椅子の幅方向と直交する断面視で、前記座面構成部と前記背凭れ構成部とが互いに接続された形状をなし、前記指示手段は、前記身体支持面構成部における前記座面構成部と前記背凭れ構成部との接続位置から、前記椅子の奥行方向、幅方向および高さ方向の少なくとも一方に離間した位置に設けられており、前記座面構成部は、前記奥行方向と直交する断面視で、前記幅方向の中央部が前記幅方向の外端部よりも下側に位置する凹形状をなし、前記背凭れ構成部は、前記高さ方向と直交する断面視で、前記幅方向の中央部が前記幅方向の外端部よりも奥側に位置する凹形状をなし、前記身体支持面構成部は、前記座面構成部と前記背凭れ構成部とが一体に連なって形成されており、前記身体支持面構成部は、前記幅方向と直交する第一断面視と、前記奥行方向と直交する断面および前記高さ方向と直交する断面を含む第二断面視とのそれぞれにおいて、弧状をなしていることを特徴とする。
この方法によれば、指示手段が本体部と機能部位構成部とを区画する境界に設けられていることにより、必要に応じて指示手段に沿って本体部から機能部位構成部を切除することができる。すなわち、什器構成部材のみを在庫することにより、第一工程においては本体部および機能部位構成部の両方を備えた第一の仕様の什器とし、第二工程においては少なくとも本体部を備えた第二の仕様の什器とすることができる。したがって、管理コストの増大を回避しつつ、種々の顧客ニーズに対応することができる。
本発明の一態様に係る什器製造方法は、外部からの荷重を受け得る本体部を備える什器構成部材を用いて異なる仕様の什器を製造する什器製造方法であって、前記什器構成部材は、前記本体部に連設された機能部位構成部を備え、前記本体部と前記機能部位構成部との間には、前記本体部と前記機能部位構成部とを区画する境界を示す指示手段が設けられ、前記本体部から前記機能部位構成部を切除せずに、前記本体部および前記機能部位構成部をそのまま用いて第一の仕様の什器を製造する第一工程と、前記第一工程と共通の前記本体部を少なくとも用い、前記指示手段を切断部として前記本体部から前記機能部位構成部の少なくとも一部を切除することによって第二の仕様の什器を製造する第二工程と、を含み、前記本体部及び前記機能部位構成部は、互いに一体化されたシェル状をなし、前記指示手段は、凹部又は凸部であることを特徴とする。
本発明によれば、管理コストの増大を回避しつつ、種々の顧客ニーズに対応することが可能な什器構成部材および什器製造方法を提供することができる。
実施形態に係る椅子の斜視図。 実施形態に係る椅子の前面図。 実施形態に係る椅子の分解斜視図。 実施形態に係る椅子の右側面図。 実施形態に係る椅子の上面図。 実施形態に係る椅子下部の前面図。 図2のVII-VII断面を含む左側面図。 図4のVIII-VIII断面を含む上面図。 実施形態に係るアウターシェル右側部の斜視図。 図4のX-X断面を含む前面図。 実施形態に係る肘掛構成部材の斜視図。 図2のXII-XII断面を含む右側面図。 図6のXIII-XIII断面を含む右側面図。 図5のXIV-XVI断面を含む左側面図。 図4のXV-XV断面を含む上面図。 図2のXVI-XVI断面を含む左側面図。 図7のXVII-XVII断面を含む上面図。 図7のXVIII-XVIII断面を含む前面図。 図7のXIX-XIX断面を含む前面図。 実施形態に係る指示手段の作用の一例の説明図。 実施形態に係る指示手段の作用の一例の説明図。 実施形態に係る指示手段の作用の一例の説明図。 実施形態の変形例に係る指示手段の断面図。図23(a)は指示手段が凹部である例を示す断面図。図23(b)は指示手段が凸部である例を示す断面図。 実施形態の変形例に係る椅子の前面図。 実施形態の変形例に係る中間支持部材を示す、図13に相当する断面を含む右側面図。 実施形態の変形例に係る椅子の斜視図。 実施形態の変形例に係る椅子の斜視図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。各図において、同一構成については同一の符号を付す。実施形態においては、什器の一例として、上方を向く作業面を有する天板を、座の側方に備える椅子を挙げて説明する。実施形態において、椅子が設置される椅子設置面は、屋内の平坦な床面とする。
[椅子1]
図1に示すように、椅子1は、床面2(図2参照)に起立する荷重支持構造体3と、着座者が着座可能な座面部20を有する座面構成部材4と、座面部20の側方に延出され延出端部5aで天板6(付属品)を支持可能な部品支持部材5と、を備える。
以下の説明においては、座面部20に着座した着座者が前を向く方向を「前方」、前方とは反対方向を「後方」として説明する。つまり、図2に示す紙面に直交する方向を「前後方向」又は「椅子1の奥行方向」とする。また、床面2の法線方向(鉛直方向)を「上下方向」又は「椅子1の高さ方向」とする。また、前後方向および上下方向のそれぞれに直交する方向を「左右方向」又は「椅子1の幅方向」とする。図中において、前方を矢印FR、上方を矢印UP、左方を矢印LHでそれぞれ示している。
[荷重支持構造体3]
図2に示すように、荷重支持構造体3は、床面2に設定される脚部10と、脚部10の上部に取り付けられた支基15と、を備える。図2においては、天板6などの図示を省略している。
図3に示すように、脚部10は、円環状の環状部材に三叉形状(Y字状)の連結部材が連結された脚本体11と、脚本体11の中央部(連結部材の中央部)から起立する柱状の脚柱12と、を備える。
脚柱12は、脚本体11に固定された外筒12aと、外筒12aの径方向内側に位置する内筒12bと、を備える。内筒12bは、脚柱12の軸回りに回転可能に外筒12aに支持されている。内筒12bの上端部には、支基15が固定的に支持されている。なお、脚柱12は、ガススプリングを内蔵することにより、上下方向に伸縮可能に構成されていてもよい。
図2に示すように、支基15は、座面構成部材4の第一面部32を床面2の側から支持する。第一面部32は、座面構成部材4の下面部である。支基15は、脚部10の上部から第一面部32に近接するに従って前後幅および左右幅が広がる形状をなしている。支基15は、床面2の側から座面構成部材4の第一面部32に対向する第二面部16を備える。第二面部16は、支基15の上面部である。図5の上面視で、支基15は、後方に凸をなす三角形状をなしている。
[座面構成部材4]
図1に示すように、座面構成部材4は、着座者が着座可能な座面部20と、座面部20の後端部から上方に延出する背凭れ部21と、背凭れ部21の上端部から上方に延出する頭部支持部22と、座面部20の左右側端部から上方に延出する肘掛け部23と、を備える。
椅子1の幅方向と直交する断面視(椅子1の要部を幅方向中心で切断した図7の断面視)で、座面部20と背凭れ部21とは互いに交差する形状をなしている。図7の断面視で、座面構成部材4は、J字状をなしている。
上下方向と直交する断面視(椅子1の背凭れ部21を水平面に平行な面で切断した図8の断面視)で、座面構成部材4は、幅方向の中央部が幅方向の外側部よりも奥側に位置する凹形状をなしている。
図1に示すように、座面部20の上側には、クッションおよび表皮材が配置されて座面20aが形成されている。
背凭れ部21の前側には、クッションおよび表皮材が配置されて背凭れ面21aが形成されている。
なお、座面部20の上面および背凭れ部21の前側にクッションおよび表皮材が配置されておらず、芯材(図3に示すインナーシェル30)が着座者の身体に直接接する態様を採用してもよい。
図5の上面視で、頭部支持部22は、着座者の頭部を後方および左右外方から覆う逆U字状をなしている。頭部支持部22における左右側壁は、外部からの音を遮る遮音部として機能する。図1に示すように、頭部支持部22の前側には、クッションおよび表皮材が配置されて頭部支持面22aが形成されている。
図2の前面視で、肘掛け部23は、上側ほど左右方向の幅が広い箱状をなしている。図1に示すように、肘掛け部23の前側、上側および幅方向内側には、クッションおよび表皮材が配置されて荷重受け面23aが形成されている。
図1においては、クッションの表面(表皮材)を破線で示している。
図3に示すように、座面構成部材4は、着座者の荷重を支持する強度部材としての芯材(以下「インナーシェル30」ともいう。)と、インナーシェル30の外側に配置される外装材(以下「アウターシェル40」ともいう。)と、を備える。図3においては、インナーシェル30およびアウターシェル40の右半部のみを示し、左半部の図示を省略している。
インナーシェル30は、座面部20、背凭れ部21および頭部支持部22(図1参照)の支持体を構成するインナー本体31と、肘掛け部23(図1参照)を構成する肘掛構成部材35と、を備える。
アウターシェル40は、インナー本体31を外側から覆うアウター本体41と、肘掛構成部材35を外側から覆う肘掛カバー部材45と、を備える。
インナーシェル30は、アウターシェル40よりも高い剛性を有する。インナー本体31は、アウター本体41よりも肉厚に形成されている。インナー本体31およびアウター本体41の左右側部は、それぞれ後下方に凸の弧状をなす外形を有している。
図10の断面視で、肘掛構成部材35は、L字状をなしている。肘掛構成部材35は、幅方向で肘掛カバー部材45から離れるようにインナー本体31の外側部から上方に延出し、延出端から幅方向の外方に屈曲する屈曲部35vを有する板状をなしている。
肘掛構成部材35は、幅方向で肘掛カバー部材45の内側面との間に空隙35sを形成するようにインナー本体31の外側部から起立する起立部36と、起立部36と共に屈曲部35vを形成するように起立部36の上端部から幅方向の外方に延出する外方延出部37と、起立部36の前端部から幅方向の外方に延出し、外方延出部37の前端部に連なりインナー本体31の外側部に向けて近接する方向に延出する前側延出部38(図12参照、第二外方延出部)と、を備える。図10において符号37hは、外方延出部37において部品支持部材5を挿通可能に上下方向に開口する開口部を示す。
図10の断面視で、肘掛構成部材35において、起立部36と外方延出部37とは互いに交差する屈曲形状を有している。実施形態において、起立部36と外方延出部37とは、互いに実質的に直交するL字形状を有している。
図10の断面視で、アウターシェル40において、アウター本体41と肘掛カバー部材45とは、下側方に凸の弧状をなして互いに連続する湾曲形状を有している。
図12の断面視で、肘掛構成部材35における前側延出部38は、前後方向に延びる外方延出部37の前端部から前上方に凸の弧状をなして前下方に延びる形状を有している。
[補強リブ60]
肘掛構成部材35には、起立部36および外方延出部37の双方から空隙35sに向けて突出する補強要素としての補強リブ60が設けられている。図12の断面視で、補強リブ60は、部品支持部材5を避けるように格子状に形成されている。図12の断面視で、補強リブ60は、前後方向に直線状に延びる前後延在リブ61と、上下方向に直線状に延びる上下延在リブ62と、起立部36および外方延出部37とを連結する連結リブ63(連結補強部)と、を備える。補強リブ60は、起立部36と外方延出部37とを連結している。
図12の断面視で、前後延在リブ61は、上下方向に間隔をあけて複数設けられている。図12の断面視で、上下延在リブ62は、前後方向に間隔をあけて複数設けられている。図12の断面視で、連結リブ63は、外方延出部37および前側延出部38の延在方向に間隔をあけて複数設けられている。図12の断面視で、複数の連結リブ63(外方延出部37の下面に連結されている部位)の一部は、最上位の前後延在リブ61の上方(最上位の前後延在リブ61と外方延出部37との上下間)において、上下延在リブ62と平行に延在している。
図10に示すように、肘掛カバー部材45には、肘掛カバー部材45の内側面から幅方向内方(空隙35s)に向けて突出するアウター側リブ46が設けられている。図9に示すように、アウター側リブ46は、肘掛構成部材35における外方延出部37および前側延出部38(図12参照)の延在方向に沿うように弧状をなしている。図9において符号46hは、アウター側リブ46の厚み方向に開口し、アウター側リブ46の延在方向に間隔をあけて設けられた複数の貫通孔を示す。
[部品支持部材5]
図6に示すように、部品支持部材5は、第一面部32と第二面部16との間に形成される通路25を経由して座面部20の側方に延出され、延出端部5aで天板6(図1参照)を支持可能に構成されている。部品支持部材5は、第一面部32と第二面部16とに挟まれている。部品支持部材5は、座面構成部材4に支持される被支持部55(図5参照)を備える。
図6の前面視で、部品支持部材5は、U字状をなしている。例えば、部品支持部材5は、断面円環状のパイプ材を曲げ加工することで形成されている。部品支持部材5は、通路25に配置される通路側配置部50と、座面部20の側方で通路側配置部50から上方に延出される側方延出部51と、を備える。
通路側配置部50は、第一面部32に沿う方向としての水平方向(幅方向)に直線状に延出している。通路側配置部50(以下「水平延出部50」ともいう。)には、被支持部としてのブラケット55(図5参照)が設けられている。例えば、ブラケット55は、水平延出部50に溶接で固定されている。
側方延出部51は、上下方向に直線状に延在する上下延在部52と、上下延在部52の下端部と水平延出部50の幅方向外端部とを連結し、上側方に傾斜する傾斜連結部53と、を備える。
上下延在部52には、肘掛構成部材35(図12参照)に向けて延出する第二ブラケット56が設けられている。例えば、第二ブラケット56は、上下延在部52に溶接で固定されている。図12の側面視で、第二ブラケット56は、上下延在部52から前方に延出している。
図6に示すように、上下延在部52は、水平延出部50の両端部から上方に延出するように左右に一対設けられている。上下延在部52の上端部は、天板6(図1参照)を支持する延出端部5aとして機能する。
図6の前面視で、傾斜連結部53は、水平延出部50の幅方向外端部から上側ほど幅方向外方に位置するように直線状に傾斜している。図4の側面視で、傾斜連結部53は、水平延出部50の幅方向外端部から上側ほど前方に位置するように直線状に傾斜している。
[中間経路形成部34]
図13に示すように、座面構成部材4は、ブラケット55(図14参照)よりも上方の位置で、部品支持部材5における側方延出部51(具体的には傾斜連結部53)を通過させる中間経路34s(空間)を形成する中間経路形成部34を備える。図13の断面視で、中間経路形成部34は、前上方に凸をなす逆V字状を有している。中間経路形成部34は、傾斜連結部53の傾斜に沿って上側ほど幅方向外方に位置するように傾斜している。中間経路形成部34は、傾斜連結部53の前後方向、幅方向内方および上方への移動を規制する壁部として機能する。実施形態において、中間経路形成部34と傾斜連結部53との間には、微小な隙間が設けられている。
[インナー本体31と肘掛構成部材35との固定構造]
図11に示すように、肘掛構成部材35には、部品支持部材5(図12参照)および補強リブ60を避けて下方に弧状をなして延出する下方弧状延出部36aが設けられている。
図7に示すように、肘掛構成部材35における下方弧状延出部36a(図11参照)は、インナー本体31における弧状側部31aに複数のボルト36jで固定されている。図11において符号36hは、幅方向に開口し、下方弧状延出部36aに沿って間隔をあけて設けられた複数のボルト挿通孔を示す。図15において符号36kは、下方弧状延出部36aからインナー本体31における弧状側部31aに向けて突出する筒状のボス部を示す。
[インナー本体31と部品支持部材5との固定構造]
図5に示すように、インナー本体31は、水平面に沿うインナー下面部32と、部品支持部材5を連結可能な部品支持部材連結部33と、を備える。
インナー下面部32は、座面構成部材4の下面部(第一面部)を構成する。
図14の断面視で、部品支持部材連結部33は、インナー下面部32から上方に膨出している。図5の上面視で、部品支持部材連結部33は、ブラケット55の外形に沿う矩形状をなしている。図14において符号33h,55hは、上下方向に開口し、ブラケット55固定用のボルト55jが挿通されるボルト挿通孔をそれぞれ示す。
図14に示すように、部品支持部材5(具体的には水平延出部50)は、部品支持部材連結部33およびブラケット55の各ボルト挿通孔33h,55hに下方からボルト55jが挿通され、ボルト55jの上方突出部(雄ネジ部)が不図示のナット(雌ネジ部)に螺着されることにより固定されている。実施形態において、部品支持部材5は、インナー本体31に対して左右一対の部品支持部材連結部33でブラケット55を介して各一箇所ずつ(左右合計二箇所)で固定されている(図5参照)。
[肘掛構成部材35と部品支持部材5との固定構造]
図11に示すように、肘掛構成部材35は、部品支持部材5(具体的には上下延在部52、図12参照)を連結可能な第二部品支持部材連結部65を備える。第二部品支持部材連結部65は、起立部36から空隙35sに向けて補強リブ60よりも低い高さで突出している。図12において符号56hは、幅方向に開口し、第二ブラケット56固定用のボルト(不図示)が挿通されるボルト挿通孔を示す。
部品支持部材5における上下延在部52は、第二ブラケット56のボルト挿通孔56hに幅方向外方からボルトが挿通され、ボルトの幅方向内方突出部(雄ネジ部)が第二部品支持部材連結部65の雌ネジ部65mに螺着されることにより固定されている。実施形態において、部品支持部材5は、左右一対の肘掛構成部材35に対して左右一対の第二部品支持部材連結部65で第二ブラケット56を介して各一箇所ずつ(左右合計二箇所)で固定されている。
部品支持部材5は、肘掛け部23(図2参照)の補強部材であり、天板6のような追加機能部材(付属品)が取り付く場合には、その取付部材として機能する。
[アウター本体41と肘掛カバー部材45との固定構造]
図9に示すように、肘掛カバー部材45には、アウター本体41における弧状側部43に沿うように弧状をなして肘掛カバー部材45の後下端部から幅方向内方に延出する内方弧状延出部47が設けられている。
肘掛カバー部材45における内方弧状延出部47は、アウター本体41における弧状側部43に複数のボルト47jで固定されている。図9において符号47aは、内方弧状延出部47に沿って間隔をあけて複数設けられ、ボルト47jの座面を形成する段部を示す。段部47aの前壁には、前後方向に開口するボルト挿通孔(不図示)が設けられている。図9において符号43aは、アウター本体41における弧状側部43から内方弧状延出部47のボルト挿通孔に向けて突出する筒状のボス部を示す。
[インナー本体31とアウター本体41との係合構造]
図2に示すように、インナー本体31の上部には、前後方向に開口し、上下方向に長手を有する矩形状のインナー側開口31hが設けられている。インナー側開口31hは、上下方向および幅方向に間隔をあけて複数設けられている。
図7に示すように、アウター本体41の上部には、インナー側開口31hに向けて突出するアウター側凸部44が設けられている。アウター側凸部44は、インナー側開口31hと対応するように、上下方向および幅方向に間隔をあけて複数設けられている。
図16の断面視で、アウター側凸部44には、クランク状の支持金具67が上下一対のボルト67jで固定されている。図16の断面視で、支持金具67は、アウター側凸部44の前面に沿って上下方向に延出するボルト連結部67aと、ボルト連結部67aの上端部から前方に延出した後に上方に屈曲して延出し、その後、前上方にやや傾斜して延出するインナー受け部67bと、を備える。
例えば、インナー本体31におけるインナー側開口31hに対し、アウター本体41におけるインナー受け部67bを後下方から挿通することによって、インナー本体31とアウター本体41とを係合することができる。
図14に示すように、アウター本体41には、インナー本体31のインナー下面部32に沿うアウター下面部42を備える。アウター下面部42は、インナー本体31のインナー下面部32に対して下方から対向している。図14において符号32h,42hは、上下方向に開口し、アウター本体41固定用のボルト42jが挿通されるボルト挿通孔をそれぞれ示す。
図14に示すように、アウター本体41は、インナー本体31(具体的にはインナー下面部32)およびアウター本体41(具体的にはアウター下面部42)の各ボルト挿通孔32h,42hに下方からボルト42jが挿通され、ボルト42jの上方突出部(雄ネジ部)が不図示のナット(雌ネジ部)に螺着されることにより固定されている。実施形態において、アウター本体41は、インナー本体31に対して左右一対のボルト42jで各一箇所ずつ(左右合計二箇所)で固定されている(図5参照)。
[インナー本体31と支基15との固定構造]
図14に示すように、支基15は、インナー本体31の部品支持部材連結部33に部品支持部材5が連結されている状態で、座面構成部材4を連結可能な座面構成部材連結部17を備える。図14の断面視で、座面構成部材連結部17は、部品支持部材5を介して前後に離間して一対配置されている。図14の断面視で、座面構成部材連結部17は、アウター本体41を介してインナー本体31のインナー下面部32に向けて膨出している。
座面構成部材連結部17は、支基15の前部に位置する前側連結部18と、支基15の後部に位置する後側連結部19と、を備える。図14において符号18h,42fは、上下方向に開口し、支基15前部固定用のボルト18jが挿通されるボルト挿通孔をそれぞれ示す。図14において符号19h,42rは、上下方向に開口し、支基15後部固定用のボルト19jが挿通されるボルト挿通孔をそれぞれ示す。
図14に示すように、座面構成部材4は、座面構成部材連結部17(具体的には前側連結部18および後側連結部19)およびアウター本体41(具体的にはアウター下面部42)の各ボルト挿通孔18h,42f(19h,42r)に下方からボルト18j(19j)が挿通され、ボルト18j(19j)の上方突出部(雄ネジ部)がインナー本体31(具体的にはインナー下面部32)の雌ネジ部32f(32r)に螺着されることにより固定されている。実施形態において、インナー本体31は、支基15に対して前後一対の座面構成部材連結部17(前側連結部18および後側連結部19)でアウター本体41を介して各一箇所ずつ(左右合計四箇所)で固定されている。
[椅子1の製造方法]
以下、実施形態の椅子1の製造方法の一例を説明する。
実施形態の椅子1の製造方法は、座面構成部材4に部品支持部材5を連結して組立体を作製する組立体作製工程と、組立体作製工程の後、組立体を荷重支持構造体3に連結する組立体連結工程と、を含む。
以下、組立体作製工程の一例を説明する。
まず、クッションをインナーシェル30の構成部材(インナー本体31および肘掛構成部材35)のそれぞれに接着する。
次に、インナー本体31と肘掛構成部材35とをボルト締結する。具体的に、肘掛構成部材35における下方弧状延出部36aを、インナー本体31における弧状側部31aに複数のボルト36jで固定する(図7、図11参照)。
次に、インナーシェル30と部品支持部材5とをボルト締結する。
実施形態においては、部品支持部材5における水平延出部50をインナー本体31に固定するとともに、部品支持部材5における上下延在部52を肘掛構成部材35に固定する。
具体的に、インナー本体31と水平延出部50との固定は、部品支持部材連結部33およびブラケット55の各ボルト挿通孔33h,55hに下方からボルト55jを挿通し、ボルト55jの上方突出部(雄ネジ部)を不図示のナット(雌ネジ部)に螺着することにより行う(図14参照)。
一方、肘掛構成部材35と上下延在部52との固定は、第二ブラケット56のボルト挿通孔56hに幅方向外方からボルト(不図示)を挿通し、ボルトの幅方向内方突出部(雄ネジ部)を第二部品支持部材連結部65の雌ネジ部65mに螺着されることにより行う(図12参照)。
次に、アウター本体41と肘掛カバー部材45とをボルト締結する。具体的に、肘掛カバー部材45における内方弧状延出部47を、アウター本体41における弧状側部43に複数のボルト47jで固定する(図9参照)。
次に、プラスチックなどの樹脂製のキャッチ(不図示)をアウター本体41の適所に係合する。
次に、アウター本体41に表皮材を接着する。
次に、アウター本体41にクランク状の支持金具67をボルト締結する(図16参照)。
次に、インナー本体31とアウター本体41とを係合する。具体的に、インナー本体31におけるインナー側開口31hに対し、アウター本体41における支持金具67(インナー受け部67b)を後下方から挿通することにより、インナー本体31とアウター本体41とを係合する(図7、図16参照)。
次に、アウター本体41をインナー本体31に押し付けてキャッチ(不図示)をインナー本体31の凹部(不図示)に嵌め込む。
なお、キャッチをボルトに置換することで、インナーシェル30とアウターシェル40との一体性をより高め、全体を強度部材としてもよい。アウターシェル40は、インナーシェル30のカバー部材として機能するのみならず、補強部材として機能してもよい。
次に、インナー本体31とアウター本体41とを固定する。具体的に、インナー本体31とアウター本体41との固定は、インナー本体31およびアウター本体41の各ボルト挿通孔32h,42hに下方からボルト42jを挿通し、ボルト42jの上方突出部(雄ネジ部)を不図示のナット(雌ネジ部)に螺着することにより行う(図14参照)。
以上の手順により、組立体を製造することができる。
以下、組立体連結工程の一例を説明する。
組立体作製工程の後、インナー本体31と支基15とを固定する。具体的に、インナー本体31と支基15との固定は、座面構成部材連結部17およびアウター本体41の各ボルト挿通孔18h,42f(19h,42r)に下方からボルト18j(19j)を挿通し、ボルト18j(19j)の上方突出部(雄ネジ部)をインナー本体31の雌ネジ部32f(32r)に螺着することにより行う(図14参照)。
以上の手順により、実施形態の椅子1を製造することができる。
図1に示すように、完成状態の椅子1において、天板6は、椅子1の中心位置より径方向外方にオフセットした位置に配置され、部品支持部材5の延出端部5aの軸線回りに回動可能とされている。着座に際しては、天板6を軸線回りの矢印R1方向に回動させることにより、着座空間を前方に開放することができる。
[身体支持面構成部70]
図2に示すように、椅子1は、外部からの荷重を受け得る本体部としての身体支持面構成部70と、身体支持面構成部70に連設された機能部位構成部75と、を備える。身体支持面構成部70および機能部位構成部75は、什器構成部材としての椅子構成部材7を構成する。
身体支持面構成部70と機能部位構成部75との間には、身体支持面構成部70と機能部位構成部75とを区画する境界を示す指示手段80が設けられている。椅子構成部材7は、身体支持面構成部70から機能部位構成部75を切除せずに、身体支持面構成部70および機能部位構成部75をそのまま用いて第一の仕様の什器とする第一形態と、第一形態と共通の身体支持面構成部70を少なくとも用い、指示手段80を切断部として身体支持面構成部70から機能部位構成部75の少なくとも一部を切除することによって第二の仕様の什器とする第二形態と、を選択可能に構成されている。
身体支持面構成部70は、座面構成部71と、座面構成部71の後端部から上方に起立する背凭れ構成部72と、を備える。身体支持面構成部70は、座面構成部71と背凭れ構成部72とが一体に連なって形成されている。座面構成部71は、インナー下面部32に相当する。
椅子1の幅方向と直交する断面視(椅子1の要部を幅方向中心で切断した図7の断面視)で、身体支持面構成部70は、座面構成部71と背凭れ構成部72とが互いに接続された形状をなしている。図7の断面視で、身体支持面構成部70(具体的には背凭れ構成部72)は、後下方に凸をなす弧状をなしている。
上下方向と直交する断面視(背凭れ構成部72を水平面に平行な面で切断した図8の断面視)で、身体支持面構成部70は、幅方向の中央部が幅方向の外側部よりも奥側に位置する凹形状をなしている。図8の断面視で、身体支持面構成部70(具体的には背凭れ構成部72)は、後方に凸をなす弧状をなしている。
前後方向と直交する断面視(脚柱12の軸心で切断した図19の断面視)で、身体支持面構成部70は、幅方向の中央部が幅方向の外側部よりも下側に位置する凹形状をなしている。図19の断面視で、身体支持面構成部70(具体的には座面構成部71)は、幅方向に直線状に延びる部分と、幅方向の外側ほど上方に位置するように傾斜する部分と、を有している。
図7の断面視で、身体支持面構成部70における座面構成部71と背凭れ構成部72との接続位置を符号P1、接続位置P1を含む接続部(座面構成部71と背凭れ構成部72との接続部分)を符号73でそれぞれ示す。図7の断面視で、接続位置P1は、座面構成部71における上部水平面の後端と、背凭れ構成部72における前部湾曲面の下端との接続位置である。
上下方向と直交する断面視(身体支持面構成部70を、接続位置P1を通る水平面で切断した図17の断面視)で、身体支持面構成部70における座面構成部71と背凭れ構成部72との接続部73は、幅方向の中央部が幅方向の外側部よりも奥側に位置する凹形状をなしている。図17の断面視で、身体支持面構成部70における接続部73は、後方に凸をなす弧状をなしている。
前後方向と直交する断面視(身体支持面構成部70を、接続位置P1を通る鉛直面で切断した図18の断面視)で、身体支持面構成部70における座面構成部71と背凭れ構成部72との接続部73は、幅方向の中央部が幅方向の外側部よりも下側に位置する凹形状をなしている。図18の断面視で、身体支持面構成部70における接続部73は、下方に凸をなす弧状をなしている。
図2に示すように、機能部位構成部75は、身体支持面構成部70における幅方向の外側部から幅方向の外方に延出する肘掛連結部76(図9参照)と、身体支持面構成部70の上端部から上方に延出する頭部支持面構成部77と、を備える。
図9に示すように、肘掛連結部76は、身体支持面構成部70の上部外側の稜線の下方への仮想延長線よりも幅方向の外方に延出している。肘掛連結部76は、肘掛カバー部材45が連結される部分である。肘掛連結部76には、複数のボス部43aが設けられている。
図2に示すように、頭部支持面構成部77は、身体支持面構成部70の上端部の稜線よりも上方に延出している。頭部支持面構成部77は、身体支持面構成部70の上端部から上方に延出する頭部支持面構成本体78と、頭部支持面構成本体78における幅方向の外端部から前方に延出する左右一対の遮音機能構成部79と、を備える。
[指示手段80]
身体支持面構成部70と機能部位構成部75との間には、身体支持面構成部70と機能部位構成部75とを区画する境界を示す指示手段80が設けられている。指示手段80は、身体支持面構成部70における座面構成部71と背凭れ構成部72との接続位置P1(図7参照)から、椅子1の奥行方向、幅方向および高さ方向のそれぞれに離間した位置に設けられている。
実施形態において、指示手段80は、インナーシェル30およびアウターシェル40の両方に設けられている(図3参照)。実施形態において、指示手段80は、マーカー等によって描かれたラインであり、連続する線状をなしている。図2においては、指示手段80を一点鎖線で示している。実施形態において、指示手段80は、インナーシェル30(アウターシェル40)の作製後、インナーシェル30(アウターシェル40)の切断前の間に描かれる。
図2に示すように、指示手段80は、身体支持面構成部70と肘掛連結部76とを区画する境界を示す肘掛連結境界指示部81(図9参照)と、身体支持面構成部70と頭部支持面構成部77(具体的には頭部支持面構成本体78)とを区画する境界を示す頭部支持面境界指示部82と、頭部支持面構成本体78と遮音機能構成部79とを区画する境界を示す遮音境界指示部83と、を備える。
肘掛連結境界指示部81は、身体支持面構成部70の上部外側の稜線の下方への仮想延長線に沿うように配置されている。肘掛連結境界指示部81は、図8の断面視における背凭れ構成部72の幅方向の外端縁に連なるように上下方向に延在している。
図2に示すように、頭部支持面境界指示部82は、身体支持面構成部70の上端部の稜線に沿うように配置されている。図2の前面視で、頭部支持面境界指示部82は、幅方向に直線状に延びる幅方向直線指示部82aと、幅方向直線指示部82aにおける幅方向の外端に連なる左右一対の弧状指示部82bと、を備える。弧状指示部82bは、身体支持面構成部70の上端部の角部において、上側方に凸の弧状をなしている。
図2に示すように、遮音境界指示部83は、身体支持面構成部70の上部外側の稜線の上方への仮想延長線に沿うように配置されている。遮音境界指示部83は、図8の断面視における背凭れ構成部72の幅方向の外端縁に連なるように上下方向に直線状に延びる上下方向直線指示部83aと、上下方向直線指示部83aの上端に連なる弧状指示部83b(以下「第二弧状指示部83b」ともいう。)と、を備える。第二弧状指示部83bは、頭部支持面構成本体78の上端部の角部において、上側方に凸の弧状をなしている。
[異なる仕様の椅子の製造方法]
以下、実施形態の椅子の製造方法の一例を説明する。
実施形態の椅子の製造方法は、椅子構成部材7(図2参照)を用いて異なる仕様の椅子を製造する方法である。具体的に、実施形態の椅子の製造方法は、身体支持面構成部70から機能部位構成部75を切除せずに、身体支持面構成部70および機能部位構成部75をそのまま用いて第一の仕様の椅子1(図2参照)を製造する第一工程と、第一工程と共通の身体支持面構成部70を少なくとも用い、身体支持面構成部70から機能部位構成部75の少なくとも一部を切除することによって第二の仕様の椅子201,301,401(図20~図22参照)を製造する第二工程と、を含む。
例えば、第一工程においては、図2に示すように、身体支持面構成部70から機能部位構成部75を切除せずに、身体支持面構成部70および機能部位構成部75をそのまま用いて第一の仕様の椅子1を製造することができる。
例えば、第二工程においては、図20に示すように、第一工程と共通の身体支持面構成部70を少なくとも用い、身体支持面構成部70から機能部位構成部75のうち遮音機能構成部79(図2参照)を切除することによって、第一の仕様とは異なる第二の仕様の椅子201を製造することができる。第二の仕様の椅子201は、機能部位構成部75として肘掛連結部76および頭部支持面構成本体78を備える。例えば、第二工程においては、椅子構成部材7における遮音境界指示部83(図2参照)を、カッターなどの切断手段で切断することにより、第二の仕様の椅子201を製造することができる。
例えば、第二工程においては、図21に示すように、第一工程と共通の身体支持面構成部70を少なくとも用い、身体支持面構成部70から機能部位構成部75のうち頭部支持面構成部77(図2参照)を切除することによって、第一の仕様および第二の仕様とは異なる仕様(以下「第三の仕様」ともいう。)の椅子301を製造することができる。第三の仕様の椅子301は、機能部位構成部75として肘掛連結部76を備える。例えば、第二工程においては、椅子構成部材7における頭部支持面境界指示部82(図2参照)を、カッターなどの切断手段で切断することにより、第三の仕様の椅子301を製造することができる。
例えば、第二工程においては、図22に示すように、第一工程と共通の身体支持面構成部70を少なくとも用い、身体支持面構成部70から機能部位構成部75(肘掛連結部76および頭部支持面構成部77、図2参照)を切除することによって、第一の仕様、第二の仕様および第三の仕様とは異なる仕様(以下「第四の仕様」ともいう。)の椅子401を製造することができる。第四の仕様の椅子401は、機能部位構成部75を有しない。例えば、第二工程においては、椅子構成部材7における指示手段80(肘掛連結境界指示部81および頭部支持面境界指示部82)を、カッターなどの切断手段で切断することにより、第四の仕様の椅子401を製造することができる。
以上のように、実施形態によれば、図2、図20~図22に示す異なる仕様の椅子を製造することができる。
例えば、椅子構成部材7(身体支持面構成部70および機能部位構成部75のうち少なくとも機能部位構成部75)が再生可能な樹脂材料で形成されている場合には、第二工程において切除された機能部位構成部75を溶融炉に入れて溶かし、樹脂材料として再利用することができる。
以上説明したように、上記実施形態に係る什器構成部材7は、外部からの荷重を受け得る本体部70を備える什器構成部材7であって、本体部70に連設された機能部位構成部75を備え、本体部70と機能部位構成部75との間には、本体部70と機能部位構成部75とを区画する境界を示す指示手段80が設けられ、本体部70から機能部位構成部75を切除せずに、本体部70および機能部位構成部75をそのまま用いて第一の仕様の什器とする第一形態と、第一形態と共通の本体部70を少なくとも用い、指示手段80を切断部として本体部70から機能部位構成部75の少なくとも一部を切除することによって第二の仕様の什器とする第二形態と、を選択可能に構成されている。
この構成によれば、指示手段80が本体部70と機能部位構成部75とを区画する境界に設けられていることにより、必要に応じて指示手段80に沿って本体部70から機能部位構成部75を切除することができる。すなわち、什器構成部材7のみを在庫することにより、第一形態においては本体部70および機能部位構成部75の両方を備えた第一の仕様の什器とし、第二形態においては少なくとも本体部70を備えた第二の仕様の什器とすることができる。したがって、管理コストの増大を回避しつつ、種々の顧客ニーズに対応することができる。
上記実施形態において、本体部70として、座面構成部71と背凭れ構成部72とを有する身体支持面構成部70を備え、身体支持面構成部70は、椅子1の幅方向と直交する断面視で、座面構成部71と背凭れ構成部72とが互いに接続された形状をなし、指示手段80は、身体支持面構成部70における座面構成部71と前記背凭れ構成部72との接続位置P1から、椅子1の奥行方向、幅方向および高さ方向のそれぞれに離間した位置に設けられていることで、以下の効果を奏する。
この構成によれば、身体支持面構成部70の剛性を維持するために必須である座面構成部71と背凭れ構成部72との接続部73を確保した状態で、必要に応じて指示手段80に沿って機能部位構成部75を切除することができる。したがって、座面構成部71と背凭れ構成部72とを有する椅子構成部材7において、管理コストの増大を回避しつつ、種々の顧客ニーズに対応することができる。
上記実施形態において、座面構成部71は、椅子1の奥行方向と直交する断面視で、幅方向の中央部が幅方向の外端部よりも下側に位置する凹形状をなし、背凭れ構成部72は、椅子1の高さ方向と直交する断面視で、幅方向の中央部が幅方向の外端部よりも奥側に位置する凹形状をなし、身体支持面構成部70は、座面構成部71と背凭れ構成部72とが一体に連なって形成されていることで、以下の効果を奏する。
この構成によれば、椅子1の奥行方向の荷重に対してのみならず、椅子1の幅方向の荷重に対しても堅牢になる。したがって、機能部位構成部75を身体支持面構成部70から遠く離間させた場合であっても、全体の剛性の低下を抑制することができる。
上記実施形態において、身体支持面構成部70は、椅子1の幅方向と直交する第一断面視と、椅子1の奥行方向と直交する断面および椅子1の高さ方向と直交する断面を含む第二断面視とのそれぞれにおいて、弧状をなしていることで、以下の効果を奏する。
この構成によれば、身体の異なる部位を支持する部位の間に継ぎ目がなくなることにより、身体支持面構成部70の所定部位に荷重が集中した場合であっても、その基部に前記荷重に由来するモーメントが集中することなく、全体的に分散されるため、全体の剛性を向上することができる。
上記実施形態において、身体支持面構成部70における座面構成部71と背凭れ構成部72との接続部73は、椅子1の奥行方向と直交する断面視で、幅方向の中央部が幅方向の外端部よりも下側に位置する凹形状をなし、椅子1の高さ方向と直交する断面視で、幅方向の中央部が幅方向の外端部よりも奥側に位置する凹形状をなしていることで、以下の効果を奏する。
この構成によれば、身体支持面構成部70の剛性を維持するために必須である座面構成部71と背凭れ構成部72との接続部73(身体支持面構成部70の剛性を担保する部分)が、椅子1の奥行方向と直交する断面視および椅子1の高さ方向と直交する断面視のいずれにおいても非直線状の断面を形成することになる。したがって、機能部位構成部75を身体支持面構成部70から遠く離間させた場合であっても、全体の剛性の低下を抑制することができる。
上記実施形態において、機能部位構成部75は、身体支持面構成部70の上部外側の稜線の下方への仮想延長線よりも幅方向の外方に延出する肘掛連結部76を備え、指示手段80は、身体支持面構成部70の上部外側の稜線の下方への仮想延長線に沿うように配置される肘掛連結境界指示部81を備えることで、以下の効果を奏する。
この構成によれば、肘掛連結境界指示部81が身体支持面構成部70の上部外側の稜線の下方への仮想延長線に沿うように配置されることにより、肘掛けを有しない形態を選択するために肘掛連結部76を切除した場合に、肘掛けとの連結に必要とされる構造部(例えば、ボス等)が身体支持面構成部70に残存することを防止することができる。したがって、椅子構成部材7において、デザイン性を損なうことなく、種々の顧客ニーズに対応することができる。
上記実施形態において、機能部位構成部75は、身体支持面構成部70の上端部の稜線よりも上方に延出する頭部支持面構成部77を備え、指示手段80は、身体支持面構成部70の上端部の稜線に沿うように配置される頭部支持面境界指示部82を備えることで、以下の効果を奏する。
この構成によれば、頭部支持面境界指示部82が身体支持面構成部70の上端部の稜線に沿うように配置されることにより、必要に応じて頭部支持面境界指示部82に沿って身体支持面構成部70から頭部支持面構成部77を切除することができる。すなわち、基本的には身体支持面構成部70および頭部支持面構成部77の両方を備えた構成としつつ、必要に応じて身体支持面構成部70のみを備えた構成とすることができる。したがって、頭部支持面構成部77を備えた椅子構成部材7において、管理コストの増大を回避しつつ、種々の顧客ニーズに対応することができる。
上記実施形態において、指示手段80は、身体支持面構成部70の角部において弧状をなす弧状指示部82bを備えることで、以下の効果を奏する。
この構成によれば、必要に応じて弧状指示部82bに沿って身体支持面構成部70から機能部位構成部75を切除することにより、角丸を有する身体支持面構成部70が得られるため、別工程で角丸とするための面取り加工を要せず、製造効率を向上することができる。
上記実施形態に係る什器製造方法は、外部からの荷重を受け得る本体部70を備える什器構成部材7を用いて異なる仕様の什器を製造する什器製造方法であって、什器構成部材7は、本体部70に連設された機能部位構成部75を備え、本体部70と機能部位構成部75との間には、本体部70と機能部位構成部75とを区画する境界を示す指示手段80が設けられ、本体部70から機能部位構成部75を切除せずに、本体部70および機能部位構成部75をそのまま用いて第一の仕様の什器を製造する第一工程と、第一工程と共通の本体部70を少なくとも用い、指示手段80を切断部として本体部70から機能部位構成部75の少なくとも一部を切除することによって第二の仕様の什器を製造する第二工程と、を含む。
この方法によれば、指示手段80が本体部70と機能部位構成部75とを区画する境界に設けられていることにより、必要に応じて指示手段80に沿って本体部70から機能部位構成部75を切除することができる。すなわち、什器構成部材7のみを在庫することにより、第一工程においては本体部70および機能部位構成部75の両方を備えた第一の仕様の什器とし、第二工程においては少なくとも本体部70を備えた第二の仕様の什器とすることができる。したがって、管理コストの増大を回避しつつ、種々の顧客ニーズに対応することができる。
なお、上記実施形態では、椅子1が設置される床面2を屋内の平坦な床面2とした例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、床面2は、屋外の平坦な地面や傾斜面であってもよく、競技場などのスタジアムにおけるスタンド設置面であってもよい。
また、上記実施形態では、什器の一例として、上方を向く作業面を有する天板を、座の側方に備える椅子を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、什器は、天板を有しない椅子であってもよいし、椅子以外の机、棚、ラック、テーブルおよび商品ディスプレイなどの器材であってもよい。
また、上記実施形態では、指示手段80は、マーカー等によって描かれたラインであり、連続する線状をなしている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、指示手段80は、複数の点で形成された不連続の線状をなしていてもよい。
また、上記実施形態では、指示手段80は、インナーシェル30(アウターシェル40)の作製後、インナーシェル30(アウターシェル40)の切断前の間に描かれる例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、指示手段80は、インナーシェル30(アウターシェル40)の作製時に描かれてもよい。例えば、インナーシェル30(アウターシェル40)の成形型に、指示手段80の付与部を設けておくことにより、インナーシェル30(アウターシェル40)の成形時に指示手段80を施してもよい。
例えば、指示手段80は、図23(a)に示すように、断面視V字状の凹部85であってもよい。すなわち、本体部70と機能部位構成部75との間には、指示手段80として凹部85(溝部)が設けられていてもよい。
また、指示手段80は、図23(b)に示すように、断面視V字状の凸部86であってもよい。すなわち、本体部70と機能部位構成部75との間には、指示手段80として凸部86が設けられていてもよい。
この構成によれば、必要に応じて指示手段80に沿って本体部70から機能部位構成部75を切除する場合、凹部85又は凸部86に沿って容易に切除することができる。
例えば、図24に示すように、本体部70と機能部位構成部75との間には、本体部70と機能部位構成部75とを区画する境界に沿うように延在するガイド手段90が設けられていてもよい。例えば、ガイド手段90は、指示手段80と同様、マーカー等によって描かれた連続する線状をなしていてもよいし、凹部又は凸部であってもよい。図24においては、指示手段80を一点鎖線で示し、ガイド手段90を二点鎖線で示している。
図24において、符号92は頭部支持面境界指示部82に沿うように延在する頭部支持面境界ガイド部、符号93は遮音境界指示部83に沿うように延在する遮音境界ガイド部をそれぞれ示す。
この構成によれば、必要に応じて指示手段80に沿って本体部70から機能部位構成部75を切除する場合、ガイド手段90に沿って容易に切除することができる。例えば、カッター等の切断手段を支持する支持部材(不図示)をガイド手段90に沿わせつつ、切断手段の切断刃を指示手段80に沿わせることにより、本体部70から機能部位構成部75を容易に切除することができる。
また、上記実施形態では、指示手段80は、身体支持面構成部70における座面構成部71と背凭れ構成部72との接続位置P1から、椅子1の奥行方向、幅方向および高さ方向のそれぞれに離間した位置に設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、指示手段80は、身体支持面構成部70における座面構成部71と背凭れ構成部72との接続位置P1から、椅子1の幅方向および高さ方向のそれぞれにのみ離間した位置に設けられていてもよい。すなわち、指示手段80は、身体支持面構成部70における座面構成部71と背凭れ構成部72との接続位置P1から、椅子1の奥行方向、幅方向および高さ方向の少なくとも一方に離間した位置に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、身体支持面構成部70は、椅子1の幅方向と直交する第一断面視と、椅子1の奥行方向と直交する断面および椅子1の高さ方向と直交する断面を含む第二断面視とのそれぞれにおいて弧状をなしている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、身体支持面構成部70は、第一断面視においてのみ弧状をなしていてもよいし、第二断面視においてのみ弧状をなしていてもよい。すなわち、身体支持面構成部70は、第一断面視および第二断面視の少なくとも一方において、弧状をなしていてもよい。
また、上記実施形態では、部品支持部材5における被支持部55が座面構成部材4に支持される例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、部品支持部材5における被支持部55が荷重支持構造体3に支持されていてもよい。すなわち、部品支持部材5における被支持部55が座面構成部材4および荷重支持構造体3の少なくとも一方に支持されていてもよい。
また、上記実施形態では、延出端部5aには、付属部品としての天板6が支持されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、延出端部5aには、付属部品としてのディスプレイやタブレット受け台が支持されていてもよいし、点滴器具などの医療機器が支持されていてもよい。また、延出端部5aには、付属備品が支持されるアタッチメントが取り付けられていてもよい。
また、上記実施形態では、座面構成部材4は、被支持部55よりも上方の位置で、側方延出部51(具体的には傾斜連結部53)を通過させる中間経路34sを形成する中間経路形成部34を備える例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図25に示すように、中間経路形成部34には、被支持部55よりも上方の位置で、側方延出部51(具体的には傾斜連結部53)を支持する中間支持部材68が設けられていてもよい。
中間支持部材68は、傾斜連結部53の外面に沿うU字断面を有する中間支持本体68aと、中間支持本体の両端部から中間経路形成部34の外面に沿うように延出する延出片68bと、を備える(図25参照)。例えば、延出片68bは、中間経路形成部34の外面に溶接で固定されている。
また、中間経路形成部34と傾斜連結部53との間には、微小な隙間を埋めるスペーサ(不図示)が設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、延出端部5aが肘掛け面の上方に延出する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図26に示すように、椅子1Aにおいて、延出端部5aは、肘掛け部23の内部に設けられていてもよい。例えば、上下延在部52は、上下に分割可能に構成されていてもよい。
また、図27に示すように、椅子1Bにおいて、右側(幅方向一方側)の延出端部5aには天板6が支持される一方で、左側(幅方向他方側)の延出端部5aは肘掛け部23の内部に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、座面構成部材4がインナーシェル30およびアウターシェル40を備える例(二層構造である例)を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、座面構成部材4は、インナーシェル30のみを備える単層構造であってもよい。
また、上記実施形態では、被支持部がブラケット55である例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、被支持部は、水平延出部50本体であってもよい。すなわち、部品支持部材5における水平延出部50が座面構成部材4に直接的に支持されていてもよい。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
1,1A,1B…椅子(第一の仕様の椅子)、2…床面(椅子設置面)、7…椅子構成部材(什器構成部材)、70…身体支持面構成部(本体部)、71…座面構成部、72…背凭れ構成部、73…接続部、75…機能部位構成部、76…肘掛連結部、77…頭部支持面構成部、80…指示手段、81…肘掛連結境界指示部、82…頭部支持面境界指示部、82b…弧状指示部、83b…第二弧状指示部(弧状指示部)、85…凹部、86…凸部、90…ガイド手段、201…第二の仕様の椅子、301…第三の仕様の椅子、401…第四の仕様の椅子、P1…接続位置

Claims (13)

  1. 外部からの荷重を受け得る本体部を備える什器構成部材であって、
    前記本体部に連設された機能部位構成部を備え、
    前記本体部と前記機能部位構成部との間には、前記本体部と前記機能部位構成部とを区画する境界を示す指示手段が設けられ、
    前記本体部から前記機能部位構成部を切除せずに、前記本体部および前記機能部位構成部をそのまま用いて第一の仕様の什器とする第一形態と、
    前記第一形態と共通の前記本体部を少なくとも用い、前記指示手段を切断部として前記本体部から前記機能部位構成部の少なくとも一部を切除することによって第二の仕様の什器とする第二形態と、を選択可能に構成されており、
    前記本体部として、座面構成部と背凭れ構成部とを有する身体支持面構成部を備え、
    前記身体支持面構成部は、椅子の幅方向と直交する断面視で、前記座面構成部と前記背凭れ構成部とが互いに接続された形状をなし、
    前記指示手段は、前記身体支持面構成部における前記座面構成部と前記背凭れ構成部との接続位置から、前記椅子の奥行方向、幅方向および高さ方向の少なくとも一方に離間した位置に設けられており、
    前記座面構成部は、前記奥行方向と直交する断面視で、前記幅方向の中央部が前記幅方向の外端部よりも下側に位置する凹形状をなし、
    前記背凭れ構成部は、前記高さ方向と直交する断面視で、前記幅方向の中央部が前記幅方向の外端部よりも奥側に位置する凹形状をなし、
    前記身体支持面構成部は、前記座面構成部と前記背凭れ構成部とが一体に連なって形成されており、
    前記身体支持面構成部は、前記幅方向と直交する第一断面視と、前記奥行方向と直交する断面および前記高さ方向と直交する断面を含む第二断面視とのそれぞれにおいて、弧状をなしていることを特徴とする什器構成部材。
  2. 外部からの荷重を受け得る本体部を備える什器構成部材であって、
    前記本体部に連設された機能部位構成部を備え、
    前記本体部と前記機能部位構成部との間には、前記本体部と前記機能部位構成部とを区画する境界を示す指示手段が設けられ、
    前記本体部から前記機能部位構成部を切除せずに、前記本体部および前記機能部位構成部をそのまま用いて第一の仕様の什器とする第一形態と、
    前記第一形態と共通の前記本体部を少なくとも用い、前記指示手段を切断部として前記本体部から前記機能部位構成部の少なくとも一部を切除することによって第二の仕様の什器とする第二形態と、を選択可能に構成されており、
    前記本体部及び前記機能部位構成部は、互いに一体化されたシェル状をなし
    前記指示手段は、凹部又は凸部であることを特徴とする什器構成部材。
  3. 前記本体部として、座面構成部と背凭れ構成部とを有する身体支持面構成部を備え、
    前記身体支持面構成部は、椅子の幅方向と直交する断面視で、前記座面構成部と前記背凭れ構成部とが互いに接続された形状をなし、
    前記指示手段は、前記身体支持面構成部における前記座面構成部と前記背凭れ構成部との接続位置から、前記椅子の奥行方向、幅方向および高さ方向の少なくとも一方に離間した位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の什器構成部材。
  4. 前記座面構成部は、前記奥行方向と直交する断面視で、前記幅方向の中央部が前記幅方向の外端部よりも下側に位置する凹形状をなし、
    前記背凭れ構成部は、前記高さ方向と直交する断面視で、前記幅方向の中央部が前記幅方向の外端部よりも奥側に位置する凹形状をなし、
    前記身体支持面構成部は、前記座面構成部と前記背凭れ構成部とが一体に連なって形成されていることを特徴とする請求項3に記載の什器構成部材。
  5. 前記身体支持面構成部は、前記幅方向と直交する第一断面視と、前記奥行方向と直交する断面および前記高さ方向と直交する断面を含む第二断面視との少なくとも一方において、弧状をなしていることを特徴とする請求項に記載の什器構成部材。
  6. 前記身体支持面構成部における前記座面構成部と前記背凭れ構成部との接続部は、
    前記奥行方向と直交する断面視で、前記幅方向の中央部が前記幅方向の外端部よりも下側に位置する凹形状をなし、
    前記高さ方向と直交する断面視で、前記幅方向の中央部が前記幅方向の外端部よりも奥側に位置する凹形状をなしていることを特徴とする請求項1、4または5に記載の什器構成部材。
  7. 前記機能部位構成部は、前記身体支持面構成部の上部外側の稜線の下方への仮想延長線よりも前記幅方向の外方に延出する肘掛連結部を備え、
    前記指示手段は、前記仮想延長線に沿うように配置される肘掛連結境界指示部を備えることを特徴とする請求項1、3から6のいずれか一項に記載の什器構成部材。
  8. 前記機能部位構成部は、前記身体支持面構成部の上端部の稜線よりも上方に延出する頭部支持面構成部を備え、
    前記指示手段は、前記身体支持面構成部の上端部の稜線に沿うように配置される頭部支持面境界指示部を備えることを特徴とする請求項1、3から7のいずれか一項に記載の什器構成部材。
  9. 前記指示手段は、前記身体支持面構成部の角部において弧状をなす弧状指示部を備えることを特徴とする請求項1、3から8のいずれか一項に記載の什器構成部材。
  10. 前記指示手段は、凹部又は凸部であることを特徴とする請求項1、3から9のいずれか一項に記載の什器構成部材。
  11. 前記本体部と前記機能部位構成部との間には、前記境界に沿うように延在するガイド手段が設けられていることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の什器構成部材。
  12. 外部からの荷重を受け得る本体部を備える什器構成部材を用いて異なる仕様の什器を製造する什器製造方法であって、
    前記什器構成部材は、前記本体部に連設された機能部位構成部を備え、
    前記本体部と前記機能部位構成部との間には、前記本体部と前記機能部位構成部とを区画する境界を示す指示手段が設けられ、
    前記本体部から前記機能部位構成部を切除せずに、前記本体部および前記機能部位構成部をそのまま用いて第一の仕様の什器を製造する第一工程と、
    前記第一工程と共通の前記本体部を少なくとも用い、前記指示手段を切断部として前記本体部から前記機能部位構成部の少なくとも一部を切除することによって第二の仕様の什器を製造する第二工程と、を含み、
    前記本体部として、座面構成部と背凭れ構成部とを有する身体支持面構成部を備え、
    前記身体支持面構成部は、椅子の幅方向と直交する断面視で、前記座面構成部と前記背凭れ構成部とが互いに接続された形状をなし、
    前記指示手段は、前記身体支持面構成部における前記座面構成部と前記背凭れ構成部との接続位置から、前記椅子の奥行方向、幅方向および高さ方向の少なくとも一方に離間した位置に設けられており、
    前記座面構成部は、前記奥行方向と直交する断面視で、前記幅方向の中央部が前記幅方向の外端部よりも下側に位置する凹形状をなし、
    前記背凭れ構成部は、前記高さ方向と直交する断面視で、前記幅方向の中央部が前記幅方向の外端部よりも奥側に位置する凹形状をなし、
    前記身体支持面構成部は、前記座面構成部と前記背凭れ構成部とが一体に連なって形成されており、
    前記身体支持面構成部は、前記幅方向と直交する第一断面視と、前記奥行方向と直交する断面および前記高さ方向と直交する断面を含む第二断面視とのそれぞれにおいて、弧状をなしていることを特徴とする什器製造方法。
  13. 外部からの荷重を受け得る本体部を備える什器構成部材を用いて異なる仕様の什器を製造する什器製造方法であって、
    前記什器構成部材は、前記本体部に連設された機能部位構成部を備え、
    前記本体部と前記機能部位構成部との間には、前記本体部と前記機能部位構成部とを区画する境界を示す指示手段が設けられ、
    前記本体部から前記機能部位構成部を切除せずに、前記本体部および前記機能部位構成部をそのまま用いて第一の仕様の什器を製造する第一工程と、
    前記第一工程と共通の前記本体部を少なくとも用い、前記指示手段を切断部として前記本体部から前記機能部位構成部の少なくとも一部を切除することによって第二の仕様の什器を製造する第二工程と、を含み、
    前記本体部及び前記機能部位構成部は、互いに一体化されたシェル状をなし
    前記指示手段は、凹部又は凸部であることを特徴とする什器製造方法。
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