JP7212659B2 - 荷箱移動機構 - Google Patents

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Description

本発明は、荷箱移動機構に関し、特に、車両の荷台に積載される荷箱を移動可能な荷箱移動機構に関する。
従来、車両の荷台に積載される荷箱を移動可能な荷箱移動機構が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
上記特許文献1には、トラックや軽トラック等の車両の荷台に機能性移動式駆体(荷箱)を積載及び荷下ろしする機構(荷箱移動機構)が開示されている。上記特許文献1に開示された機能性移動式駆体は、内部に空洞を有する第一箱状部材と、第一箱状部材の内部に収納可能な第二箱状部材と、積み下ろし機構とを備えている。上記特許文献1に開示された積み下ろし機構は、第一箱状部材又は第二箱状部材の四隅に設けられた嵌合口と、これらの嵌合口に着脱可能に嵌合される4つの脚状部材とを備えており、各脚状部材の先端部分は伸縮可能である。
また、上記特許文献1には、車両の荷台から駆体を下ろす場合には、各脚状部材の先端部分を伸ばすことにより駆体を車両の荷台から浮かし、車両を前方に移動させることにより駆体が車両の荷台から下ろされることが記載されており、一方、駆体を車両の荷台に積載する場合には、上述した駆体を荷台から下ろす作業とは逆の手順で作業が行われること、が記載されている。
上記特許文献2には、トラック等の車両の荷台に積載されたコンテナ(荷箱)を移動及び保管するためのコンテナ用スタンド(荷箱移動機構)が開示されている。上記特許文献2に開示されたコンテナ用スタンドは、キャスターと、一対の支持脚部と、脚連結部材と、回転支持機構とを備えている。上記特許文献2には、一対の支持脚部の底部にキャスターが取り付けられ、一対の支持脚部が脚連結部材により開閉可能に連結され、脚連結部に回転支持機構が設けられていること、が記載されている。
また、上記特許文献2には、回転支持機構はコンテナの両側面の中央部位に着脱自在に取り付けられており、トラックの荷台に対してコンテナを積載及び荷下ろしされる場合やコンテナの保管時に、コンテナを任意の方向に回転させた状態で移動及び保管可能であること、が記載されている。
特開2018-100039号公報 特開平9-165116号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載の荷箱移動機構では、トラック等の車両の荷台に対して荷箱を積載及び荷下ろしするためには、通常はフォークリフトやホイストクレーン等が必要になるため、大掛かりな機構や装置が必要となる。また、上記特許文献1及び2のように、荷箱を移動させるための専用品を準備する場合には、専用支持脚の準備、荷箱を上昇及び下降させるためのジャッキの準備、及び荷箱の積載及び荷下ろしのために車両を移動させる必要がある等の観点から、荷箱を簡易かつ迅速に移動させる(作業する)ことが困難であるという問題点がある。
本発明は、上記問題点を解消すべくなされたものであって、車両の荷台に積載した荷箱を簡易かつ迅速に移動させることが可能な荷箱移動機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、次のように構成されている。
(1)本発明による荷箱移動機構は、車両の荷台における車幅方向の両端部に前記車両の前後方向に延びる一対のあおり部が設けられ、前記荷台に積載される荷箱を移動可能な荷箱移動機構であって、前記荷箱を支持する一対の荷箱支持部材と、前記一対の荷箱支持部材の各々を介して前記荷箱を上昇及び下降させる一対のジャッキ部材と、前記一対のジャッキ部材の各々を支持する一対のジャッキ支持部材と、前記ジャッキ支持部材と前記あおり部の上端部との間に、前記あおり部の延びる方向に沿って設けられたスライド部とを備え、前記スライド部は、前記ジャッキ部材により前記荷箱が上昇した状態で前記あおり部に沿って移動可能に構成されていること、を特徴とする。
上記構成によれば、ジャッキ部材を操作することにより、荷箱を荷台に対して上昇させることができる。このため、荷箱を荷台から浮かせた状態で、荷箱を車両の前後方向に向かって押すことで、容易に荷箱を車両の前後方向に沿って移動させることができる。また、荷箱を任意の位置まで移動させた際に、ジャッキ部材を操作して荷箱を下降させることにより、容易に荷箱を任意の位置に配置することができる。これにより、車両の荷台に積載した荷箱を簡易かつ迅速に移動させることができる。
(2)本発明による荷箱移動機構において、前記ジャッキ部材は、上下方向に進退する進退部を有し、前記荷箱支持部材は、少なくとも、前記荷箱の底面部を支持する支持部を有し、前記進退部の進退に連動して前記ジャッキ部材から前記支持部に動力が伝達され、前記支持部が上昇及び下降するとよい。このように構成すれば、荷箱支持部材の支持部により荷箱の底面部が支持された状態で、ジャッキ部材の動力により荷箱を任意の高さまで容易に上昇及び下降させることができる。
(3)本発明による荷箱移動機構において、前記ジャッキ部材は、機械式、ネジ式、油圧式、及び空気式のうち少なくとも1つにより構成されているとよい。このように構成すれば、荷箱の大きさ、形状、及び重量等に応じて、最適な機構によりジャッキ部材を構成することができる。
(4)本発明による荷箱移動機構において、前記スライド部は、前記あおり部の延びる方向に沿って複数のローラが配置されたスライド部材であり、前記スライド部材は、前記ジャッキ支持部材の裏面と前記あおり部の上端部との間に配置されているとよい。このように構成すれば、スライド部材があおり部の上端部を車両の前後方向に沿って移動するため、スライド部材の移動に伴って荷箱を車両の前後方向に沿って容易に移動させることができる。
(5)本発明による荷箱移動機構において、前記スライド部は、前記あおり部の上端部において前記あおり部の延びる方向に沿って複数のローラが配置されることにより構成されているとよい。このように構成すれば、あおり部の上端部に配置された複数のローラ上をジャッキ支持部材が車両の前後方向に沿って移動するため、ジャッキ支持部材の移動に伴って荷箱を車両の前後方向に沿って容易に移動させることができる。
(6)本発明による荷箱移動機構において、前記あおり部における車幅方向の両側に配置され、前記あおり部を車幅方向の両側から挟む挟持部材をさらに備えるとよい。このように構成すれば、荷箱移動機構における車幅方向への動きを挟持部材により規制することができる。このため、ジャッキ部材により荷箱を上昇及び下降させた際に、荷箱の重量により荷箱移動機構が車幅方向に向けて倒れてしまうことを抑制することができる。また、上記構成によれば、荷箱を車両の前後方向に沿って移動させる際に、挟持部材をあおり部に対するガイドとして用いることができる。
(7)本発明による荷箱移動機構において、前記荷箱支持部材は、前記車両の前後方向において複数配置され、前記複数の荷箱支持部材は、前記車両の前後方向に延びる連結部材により連結され、前記ジャッキ部材は、前記連結部材及び前記複数の荷箱支持部材を介して、前記荷箱を上昇及び下降させるように構成されているとよい。このように構成すれば、荷箱における車両の前後方向の複数の部位が複数の荷箱支持部材により支持されるため、荷箱を安定した状態で支持して上昇及び下降させることができる。
(8)上記連結部材を備える荷箱移動機構において、前記連結部材は、前記あおり部の上方に前記スライド部を介して配置され、前記連結部材には、前記あおり部に対して車幅方向への移動を規制及び解除することが可能な固定部材が設けられているとよい。このように構成すれば、連結部材があおり部に対して車幅方向へ動くことを固定部材により規制することができる。このため、ジャッキ部材により荷箱を上昇及び下降させた際に、荷箱の重量により連結部材が車幅方向に向けて倒れてしまうことを抑制することができる。
(9)本発明による荷箱移動機構において、前記車両の後方に配置されるアングルをさらに備え、前記アングルは、前記車両の前記一対のあおり部と連結される一対のレール部を有し、前記一対のレール部に、前記車両の荷台から前記一対のあおり部を介して後方に移動した荷箱が積載されるとよい。このように構成すれば、車両のあおり部とアングルのレール部とが一体的に接続されるため、車両の荷台に積載された荷箱をあおり部を介してアングルのレール部上に容易に移動させることができる。
本発明に係る態様によれば、車両の荷台に積載した荷箱を簡易かつ迅速に移動させることが可能な荷箱移動機構を提供することができる。
本実施形態に係る荷箱移動機構により荷箱の移動前の状態を示す模式図であり、(a)は車両の側方から見た図であり、(b)は車両を上方から見た図である。 本実施形態に係る荷箱移動機構により荷箱の移動中の状態を示す模式図であり、(a)は車両の側方から見た図であり、(b)は車両を上方から見た図である。 本実施形態に係る荷箱移動機構により荷箱の移動後の状態を示す模式図であり、(a)は車両の側方から見た図であり、(b)は車両を上方から見た図である。 本実施形態に係る荷箱移動機構を荷箱に取り付けた状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る荷箱移動機構を車両の後方から見た概略断面図である。 本実施形態に係るジャッキ部材、ジャッキ支持部材、及び接続部材等を示す斜視図である。 本実施形態に係る荷箱支持部材、連結部材、及び固定部材等を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係る荷箱移動機構を説明する。これらの図は模式図であって、必ずしも大きさを正確な比率で記したものではない。また、以下の説明で、車両の前後方向を「前後方向」、車両の幅方向を「車幅方向」、車両の高さ方向を「高さ方向」と略して記載する場合がある。また、図中、同様の構成部品は、同様の符号を付して示す。
(荷箱移動機構の概要)
図1~図3を参照して、荷箱移動機構100の概要について説明する。
図1(a)及び(b)に示すように、本実施形態は、トラックや軽トラック等の車両101の荷台102に積載されたコンテナ等の荷箱103を、車両101の荷台102から移動させることが可能な荷箱移動機構100に関するものである。荷箱移動機構100は、車両101の幅方向の両端部にそれぞれ配置されている。また、車両の後方には、アングル200が配置されている。アングル200には、車両101の荷台102から移動された荷箱103が積載されるものである。
車両101の荷台102における車幅方向の両端部には、車両101の前後方向に延びる一対のあおり部104が設けられている。あおり部104及び荷箱103の近傍には、荷箱移動機構100が取り付けられている。
図1(a)及び(b)に示すように、荷箱103の移動前においては、荷箱移動機構100により荷箱103が支持されて荷台102から所定の高さ上昇した状態にされる。この状態で、荷箱103を人手等により車両101の前後方向(荷下ろしする場合は後方)に押すことにより、荷箱103を容易に移動させることが可能である。また、荷箱103が移動するのに伴って、荷箱移動機構100も移動する。
次に、図2(a)及び(b)に示すように、荷箱103が車両101からアングル200に移動される。アングル200は、平面視及び側面視において、四角形状を有している。アングル200は、車両の幅方向、前後方向、及び高さ方向に沿って、複数のフレーム部材により組み立てられている。アングル200の上部には、車両101の前後方向に延びる一対のレール部201を有している。一対のレール部201は、連結部300を介して、車両101のあおり部104と連結されている。レール部201は、あおり部104と単に接触した状態でもよいし、互いに動かないように固定してもよい。また、アングル200の下部には、4つのキャスター202が設けられている。
そして、図3(a)及び(b)に示すように、車両101の荷台102からあおり部104を介して後方に移動した荷箱103がレール部201に積載される。最後に、荷箱移動機構100を荷箱103及びレール部201から取り外すことにより、荷箱103の移動作業が完了する。
(荷箱移動機構の構成)
次に、図4~図7を参照して、荷箱移動機構の構成について詳細に説明する。
本実施形態では、荷箱移動機構100は、車幅方向において、右側及び左側にそれぞれ1つずつ配置されているが、説明の便宜上、車幅方向の右側に配置される荷箱移動機構100について説明する。なお、以下に説明する荷箱移動機構100の構成は、車幅方向の左側に配置される荷箱移動機構100についても同様の構成である。
図4及び図5に示すように、荷箱移動機構100は、スライド部材10を備えている。スライド部材10は、車両101のあおり部104の上端部105に配置されている。スライド部材10は、あおり部104の延びる方向(車両101の前後方向)に沿って延びるように形成されている。スライド部材10は、前後方向から見て、略四角形状を有している。
図5に示すように、スライド部材10は、複数のローラ11と、複数のローラを収容する収容部12とを備えている。複数のローラ11は、あおり部104の上端部105と接する部分に設けられている。このため、スライド部材10は、あおり部104の上端部105を前後方向にスライド移動することが可能となっている。また、複数のローラ11は、主に樹脂等から構成されている。収容部12は、主にステンレス等の金属から構成されている。
図4~図6に示すように、スライド部材10の収容部12の上面部13(図5参照)には、ジャッキ支持部材20が配置されている。ジャッキ支持部材20は、後述するジャッキ部材30を支持するものである。ジャッキ支持部材20は、主にステンレス等の金属から構成されている。図5及び図6に示すように、ジャッキ支持部材20は、水平部21と、垂直部22とを有している。水平部21は、車両101の前後方向及び幅方向に延びるように平板状に形成されている。垂直部22は、水平部21における1つの端辺から下方に延びるように平板状に形成されている。
水平部21は、図示しないボルト等の締結部材により締結孔21aを介して、スライド部材10の上面部13と締結固定されている。さらに、図4に示すように、水平部21は、ボルト等の締結部材24により締結孔21bを介して、車両101の前後方向に延びるフレーム部材75と固定されている。
図5及び図6に示すように、水平部21と垂直部22とは、約90°の角度をなして折り曲げられており、この部分にクッション性を有する樹脂部材23が配置されている。樹脂部材23は、断面視において、略四角形状を有している。図4に示すように、樹脂部材23は、フレーム部材75における車幅方向の側面と接するように配置されている。
図5及び図6に示すように、ジャッキ支持部材20の水平部21の上面部21cには、ジャッキ部材30が配置されている。ジャッキ部材30は、後述する荷箱支持部材60を介して荷箱103を上昇及び下降させるものである。ジャッキ部材30は、機械式、ネジ式、油圧式、及び空気式のうち少なくとも1つの機構により構成されている。
図5に示すように、ジャッキ部材30は、本体部31と、本体部31の上部に設けられた進退部32とを備えている。本体部31の底面部31aは、ジャッキ支持部材20の水平部21の上面部21cに配置されている。進退部32は、本体部31に対して上下方向に進退するように構成されている。具体的には、図4に示すように、ジャッキ部材30に設けられたレバー33を操作することにより、進退部32を本体部31に対して上下方向に進退させることが可能となっている。
図5及び図6に示すように、ジャッキ部材30の進退部32の上部には、接続部材40が配置されている。接続部材40は、水平部41と、垂直部42と、水平部43とを有している。接続部材40は、主にステンレス等の金属から構成されている。水平部41には、ジャッキ部材30の進退部32が接続されている。このため、接続部材40は、ジャッキ部材30から動力が伝達されることにより、進退部32の上下方向への進退に連動して上昇及び下降するように構成されている。
水平部43は、後述する連結部材50の下部50bを支持するように配置されている。また、水平部43は、ジャッキ支持部材20の水平部21と所定の間隔Dを隔てて配置されている。ジャッキ部材30により接続部材40が上昇された際に、進退部32が接続部材40を上方に持ち上げるため、水平部43の位置が上昇し、間隔Dが大きくなる。一方で、ジャッキ部材30により接続部材40が下降された際に、進退部32が接続部材40を下方に下げるため、水平部43の位置が下降し、間隔Dが小さくなる。
なお、ジャッキ部材30の動力により接続部材40を上昇させた場合には、接続部材40の上昇と共に連結部材50及び荷箱支持部材60が上昇し、荷箱支持部材60に支持されている荷箱103が荷台102から上昇して浮いた状態になる。この状態において、荷箱103の移動作業が行われる。一方で、接続部材40を下降させた場合には、接続部材40の下降と共に連結部材50及び荷箱支持部材60が下降し、荷箱支持部材60に支持されている荷箱103が荷台102に下ろされる。これにより、荷箱103の移動作業が終了する。
また、垂直部42は、連結部材50の側面に隣接するように配置されているとともに、水平部41と水平部43とを接続している。また、水平部41と垂直部42とは、約90°の角度をなして接続されている。垂直部42と水平部43とは、約90°の角度をなして接続されている。
図4及び図5に示すように、接続部材40の水平部43の上面には、連結部材50が配置されている。連結部材50は、車両101の前後方向に沿って延びるように形成されている。連結部材50は、車両101の前後方向から見て、略四角形状を有している。連結部材50は、主にステンレス等の金属から構成されている。
図4、図5及び図7に示すように、連結部材50における車両101の前後方向の端部で、かつ、車幅方向の外側面には、それぞれ固定部材51が設けられている。固定部材51は、主にステンレス等の金属から構成されている。固定部材51は、正面視において楕円形状を有しているとともに、平板状の部材である。
固定部材51は、固定ネジ52(図4及び図5参照)により、連結部材50に対して固定されている。図7に示すように、固定部材51は、固定ネジ52を緩めることにより、所定の角度範囲内で回動させることが可能となっている。具体的には、固定部材51は、連結部材50の延びる方向(前後方向)から下方に向けて約90°の角度範囲内で回動させることが可能となっている。固定部材51を下方に向けて配置させている場合には、固定部材51は、車幅方向から見て、スライド部材10及びあおり部104と重なるように配置される。
図4及び図5に示すように、連結部材50と荷箱103との間には、荷箱支持部材60が配置されている。荷箱支持部材60は、主にステンレス等の金属から構成されている。荷箱支持部材60は、車両101の前後方向において複数個(本実施形態では、片側2個、両側4個)配置されている。荷箱支持部材60は、荷箱103を車幅方向の両側から挟むように構成されている。図5に示すように、荷箱支持部材60は、車両101の高さ方向に沿って延びるように形成されている。
図5及び図7に示すように、荷箱支持部材60は、支持部61と、本体部62と、係合部63とを有する。支持部61は、荷箱103の底面部103aを支持するものである。係合部63は、連結部材50の上面部50aと係合している。本体部62は、荷箱103の側面部103bに沿って高さ方向に延びており、支持部61と係合部63とを接続している。支持部61は、本体部62の表面から荷箱103側に屈曲するように形成されている。支持部61と本体部62とは、約90°の角度をなして接続されている。また、係合部63は、本体部62の表面に対して荷箱103から離れる方向に屈曲するように形成されている。係合部63と本体部62とは、約90°の角度をなして接続されている。
係合部63には、車両101の前後方向において、2つの締結孔63a(図7参照)が形成されている。係合部63は、2つの締結部材64(図5参照)により各締結孔63aを介して、連結部材50の上面部50aと締結固定されている。また、本体部62の下端部62aにおけるあおり部104側の表面には、樹脂部材65が設けられている。樹脂部材65は、正面視において、略四角形状を有している。
図4に示すように、スライド部材10の前後方向における一方端部及び他方端部には、それぞれ接続部材71が設けられている。接続部材71の上部には、車幅方向に延びるフレーム部材72が設けられている。フレーム部材72の一方端部には、接続部材73が設けられている。フレーム部材72の他方端部には、接続部材74が設けられている。接続部材73の下部には、車両101の前後方向に延びるフレーム部材75が設けられている。
スライド部材10と接続部材73との間には、外側挟持部材81が配置されている。外側挟持部材81は、フレーム部材72の下部と接続されている。接続部材74の側部には、内側挟持部材82が配置されている。これらの外側挟持部材81及び内側挟持部材82は、あおり部104における車幅方向の両側に配置されており、あおり部104を車幅方向の両側から挟むように配置されている。外側挟持部材81及び内側挟持部材82は、円柱状又は角柱状の部材により構成されており、主にステンレス等の金属からなる。
外側挟持部材81及び内側挟持部材82は、それぞれ、フレーム部材83と、フレーム部材84とを備えている。フレーム部材83は、高さ方向に延びるように形成されており、スライド部材10及びあおり部104の側面部106と隣接するように配置されている。フレーム部材83の下端部83aには、フレーム部材84が接続されている。フレーム部材84は、あおり部104の延びる方向に延びるように形成されており、フレーム部材84は、あおり部104の側面部106と隣接するように配置されている。
上記説明した実施形態によれば、以下の効果(1)~(8)を得ることができる。
(1)本実施形態による荷箱移動機構100において、ジャッキ部材30により荷箱103を荷台102から上昇させた状態で、スライド部材10をあおり部104に沿って移動可能に構成した。すなわち、ジャッキ部材30のレバー33を操作することにより、荷箱103を荷台102に対して上昇させることができる。このため、荷箱103を荷台102から浮かせた状態で、荷箱103を車両101の前後方向に向かって押すだけで、容易に荷箱103を車両101の前後方向に沿って移動させることができる。また、荷箱103を任意の位置まで移動させた際に、ジャッキ部材30を操作して荷箱103を下降させることにより、容易に荷箱103を任意の位置に配置することができる。このため、車両101の荷台102に積載した荷箱103を簡易かつ迅速に移動させることができる。
(2)本実施形態による荷箱移動機構100において、進退部32の進退に連動してジャッキ部材30から支持部61に動力を伝達することによって、支持部61を上昇及び下降させるようにした。このため、荷箱103の底面部103aが荷箱支持部材60の支持部61により支持された状態で、ジャッキ部材30の動力により荷箱103を荷台102から任意の高さまで容易に上昇及び下降させることができる。
(3)本実施形態による荷箱移動機構100において、機械式、ネジ式、油圧式、及び空気式のうち少なくとも1つによりジャッキ部材30を構成するようにした。このため、荷箱103の大きさ、形状、及び重量等に応じて、最適な機構によりジャッキ部材30を構成することができる。
(4)本実施形態による荷箱移動機構100において、ジャッキ支持部材20の裏面とあおり部104の上端部105との間にスライド部材10を配置した。これにより、スライド部材10をあおり部104の上端部105において車両101の前後方向に沿って移動させることができる。このため、スライド部材10の移動に伴って荷箱103を車両101の前後方向に沿って容易に移動させることができる。
(5)本実施形態による荷箱移動機構100において、外側挟持部材81及び内側挟持部材82によりあおり部104を車幅方向の両側から挟むようにした。これにより、荷箱移動機構100における車幅方向への動きを外側挟持部材81及び内側挟持部材82により規制することができる。このため、ジャッキ部材30により荷箱103を上昇及び下降させた際に、荷箱103の重量により荷箱移動機構100が車幅方向に向けて倒れてしまうことを抑制することができる。また、上記実施形態によれば、荷箱103を車両101の前後方向に沿って移動させる際に、外側挟持部材81及び内側挟持部材82をあおり部104に対するガイドとして用いることができる。
(6)本実施形態による荷箱移動機構100において、ジャッキ部材30が連結部材50及び複数の荷箱支持部材60を介して荷箱103を上昇及び下降させるように構成した。これにより、複数の荷箱支持部材60により荷箱103における車両101の前後方向の複数の部位が支持される。このため、荷箱103を安定した状態で支持して上昇及び下降させることができる。
(7)本実施形態による荷箱移動機構100において、連結部材50に固定部材51を設けた。これにより、連結部材50におけるあおり部104に対する車幅方向への動きを固定部材51により規制することができる。このため、ジャッキ部材30により荷箱103を上昇及び下降させた際に、荷箱103の重量により連結部材50が車幅方向に向けて倒れてしまうことを抑制することができる。
(8)本実施形態による荷箱移動機構100において、車両101の荷台102からあおり部104を介して後方に移動した荷箱103を、アングル200のレール部201に積載させるようにした。これにより、車両101のあおり部104とアングル200のレール部201とが一体的に接続される。このため、車両101の荷台102に積載された荷箱103を、あおり部104を介して、アングル200のレール部201上に容易に移動させることができる。
(変形例)
上記実施形態は、以下のように変更した構成とすることもできる。
上記実施形態では、あおり部の上端部に複数のローラを設けたスライド部材を配置する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、あおり部の上端部においてあおり部の延びる方向に沿って複数のローラを配置することによりスライド部を構成することも可能である。すなわち、あおり部の上端部に複数のローラを取り付ける構成とすることも可能である。これにより、あおり部の上端部に配置された複数のローラ上をジャッキ支持部材が車両の前後方向に沿って移動することができる。このため、ジャッキ支持部材の移動に伴って荷箱を車両の前後方向に沿って容易に移動させることができる。
上記実施形態では、車幅方向の一方側において2つの荷箱支持部材(両側を合わせると4つの荷箱支持部材)により荷箱を支持して上昇及び下降させる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、荷箱の大きさや重量等に応じて荷箱支持部材の数を決定するとよい。
上記実施形態では、複数のローラを用いてスライド部を構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、スライド部があおり部に沿って移動することが可能であれば、複数のローラの代わりに抵抗の小さい(滑り易い)シート等を設けるとよい。
上記実施形態では、あおり部の上端部にスライド部材を配置する例を示したが、本発明はこれに限られない、例えば、車両の荷台の底面部、又は荷箱の底面部に追加的にスライド部材を設けることも可能である。この場合、車両の走行中に荷箱が移動することを防止するためにロック機構等を設けるとよい。
上記実施形態では、荷箱支持部材の支持部によって荷箱の底面を支持する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、荷箱の大きさや重量等に応じて荷箱支持部材の支持部によって荷箱の側面又は上面(天面)を支持するように構成するとよい。
上記実施形態では、ジャッキ部材の動力が接続部材を介して荷箱支持部材に伝達される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ジャッキ部材の動力を直接荷箱支持部材に伝達されるように構成してもよいし、ジャッキ部材と荷箱支持部材との間に複数の部材が介在していてもよい。
上記実施形態は、いずれも本発明の適応の例示であり、特許請求の範囲に記載の範囲内におけるその他いかなる実施形態も、発明の技術的範囲に含まれることは当然のことである。
10 :スライド部材(スライド部)
11 :ローラ
20 :ジャッキ支持部材
30 :ジャッキ部材
32 :進退部
50 :連結部材
51 :固定部材
60 :荷箱支持部材
61 :支持部
81 :外側挟持部材(挟持部材)
82 :内側挟持部材(挟持部材)
100 :荷箱移動機構
101 :車両
102 :荷台
103 :荷箱
103a :底面部
104 :あおり部
105 :上端部
200 :アングル
201 :レール部

Claims (2)

  1. 車両の荷台における車幅方向の両端部に前記車両の前後方向に延びる一対のあおり部が設けられ、前記荷台に積載される荷箱を移動可能な荷箱移動機構であって、
    前記荷箱を支持する一対の荷箱支持部材と、
    前記一対の荷箱支持部材の各々を介して前記荷箱を上昇及び下降させる一対のジャッキ部材と、
    前記一対のジャッキ部材の各々を支持する一対のジャッキ支持部材と、
    前記ジャッキ支持部材と前記あおり部の上端部との間に、前記あおり部の延びる方向に沿って設けられたスライド部とを備え、
    前記スライド部は、前記ジャッキ部材により前記荷箱が上昇した状態で前記あおり部に沿って移動可能に構成されていること、を特徴とする荷箱移動機構。
  2. 前記ジャッキ部材は、上下方向に進退する進退部を有し、
    前記荷箱支持部材は、少なくとも、前記荷箱の底面部を支持する支持部を有し、
    前記進退部の進退に連動して前記ジャッキ部材から前記支持部に動力が伝達され、前記支持部が上昇及び下降すること、を特徴とする請求項1に記載の荷箱移動機構。
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