JP6805969B2 - リモート始動システム、端末、車両、リモート始動方法 - Google Patents

リモート始動システム、端末、車両、リモート始動方法 Download PDF

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Description

本発明は、エンジンのリモート始動システム等に関する。
ユーザが所持する端末からセンタサーバを経由して遠隔に位置する車両に送信される始動要求に応じて、車両に搭載されるエンジンや空調用の電動コンプレッサ(電動モータ)等の駆動装置を始動させるセンタ型のリモート始動システムが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2013−238184号公報
しかしながら、センタ型のリモート始動システムでは、端末とセンタサーバとの間、或いは、センタサーバと車両との間で通信が途絶すると、ユーザは、センタサーバを介して、車両のリモート操作ができなくなってしまう可能性がある。
そこで、上記課題に鑑み、通信途絶が発生し、端末からセンタサーバを介して車両の操作ができなくなった場合であっても、代替手段により端末から始動要求に基づく駆動装置の始動に関する操作を行うことが可能なセンタ型のリモート始動システム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態では、
ユーザの端末と、前記端末と通信可能なセンタサーバと、前記センタサーバと通信可能な車両と、を含み、前記端末から前記センタサーバに送信される始動要求に基づき、前記車両に搭載される駆動装置を始動させるリモート始動システムであって、
前記端末と前記センタサーバとの間、又は、前記センタサーバと前記車両との間の通信が途絶している場合、前記センタサーバを介さず、直接的に前記端末と前記車両との間で、前記始動要求に基づく前記駆動装置の始動に関する情報の送受信が行われる直接通信を許可する直接通信許可部を備える、
リモート始動システムが提供される。
本実施形態によれば、端末とセンタサーバとの間、或いは、センタサーバと車両との間で通信が途絶している場合、センタサーバを介さず、端末と車両との間での直接通信が許可される。そのため、通信途絶が発生し、端末からセンタサーバを介して車両の操作ができなくなった場合であっても、ユーザは、直接通信により、端末から車両の駆動装置の始動に関する操作を行うことができる。
また、上述の実施形態において、
それぞれが前記端末及び前記車両に設けられ、前記端末と前記車両との間で直接的に通信可能な端末用通信機器及び車両用通信機器を更に備え、
前記直接通信許可部は、前記端末と前記車両との間で、前記端末用通信機器及び前記車両用通信機器による前記直接通信を許可してもよい。
本実施形態によれば、端末及び車両のそれぞれに設けられる直接通信用の通信機器、例えば、ブルートゥースやWi−Fi(共に登録商標)等の通信規格に基づく通信機器を利用して、端末と車両との間の直接通信を実現することができる。
前記端末又は前記車両に設けられ、前記端末用通信機器又は前記車両用通信機器を利用して、前記端末及び前記車両のうちの自己が含まれる一方から他方に、前記車両と前記端末との間の通信接続の確立を要求する接続要求信号を送信する要求送信部を更に備え、
前記直接通信許可部は、前記端末及び前記車両のうちの前記要求送信部が設けられる一方に設けられ、前記センタサーバとの間の通信が途絶した場合、前記直接通信を許可し、
前記要求送信部は、前記直接通信許可部により前記直接通信が許可された場合、前記接続要求信号を送信してもよい。
本実施形態によれば、車両側及び端末側の何れか一方で、車両と端末との間の直接通信が許可されると、当該一方に設けられる直接通信用の通信機器を用いて、他方に向けて接続要求信号が送信されるため、車両と端末との間の直接通信を確立させることができる。
また、上述の実施形態において、
前記端末及び前記車両のうちの前記接続要求信号の送信先である一方に設けられ、前記接続要求信号が受信された場合、前記端末用通信機器及び前記車両用通信機器による前記端末と前記車両との間の通信接続を確立させる通信確立部と、
前記端末及び前記車両のうちの前記通信確立部が設けられる一方に設けられ、前記通信確立部により前記端末と前記車両との間の通信接続が確立された場合、前記端末と前記車両との間で送受信された前記情報に関する通知を前記センタサーバに送信する処理を行う通知送信部と、を更に備えてもよい。
本実施形態によれば、端末と車両との間の直接通信が確立されると、接続要求信号の受信側、つまり、端末及び車両のうちのセンタサーバとの間の通信が生きている可能性がある一方から、端末と車両との間で送受信された情報がセンタサーバに送信される。そのため、端末とセンタサーバとの間、或いは、センタサーバと車両との間の通信が途絶し車両と端末との間の直接通信によるやり取りが開始された場合でも、当該直接通信の状況をセンタサーバ側で把握することができる。
また、上述の実施形態において、
前記端末及び前記車両のうちの前記接続要求信号の送信先である一方に設けられ、前記接続要求信号が受信された場合、前記接続要求信号の送信元である他方をテザリングにより前記センタサーバと通信可能に接続させる処理を行うテザリング部を更に備えてもよい。
本実施形態によれば、端末とセンタサーバとの間、或いは、センタサーバと車両との間の通信が途絶した場合であっても、テザリングを利用することで、端末と車両との間の情報の送受信を、センタサーバを介して行わせることができる。そのため、端末とセンタサーバとの間、或いは、センタサーバと車両との間の通信が途絶し車両と端末との間の直接通信によるやり取りが開始された場合でも、当該直接通信の状況をセンタサーバ側で把握することができる。
また、上述の実施形態において、
前記端末又は前記車両と前記センタサーバとの間の通信の可否を判定する通信可否判定部を更に備え、
前記直接通信許可部は、前記端末又は前記車両に設けられ、
前記通信可否判定部は、前記端末及び前記車両のうちの前記直接通信許可部が設けられる一方に設けられ、定期的に、前記センタサーバに応答要求信号を送信し、該応答要求信号に対する前記端末からの返信の有無に基づき、当該一方と前記センタサーバとの間の通信の可否を判定してもよい。
本実施形態によれば、定期的に、端末、或いは、車両からセンタサーバに返信を要求する応答要求信号を送信することで、具体的に、端末とセンタサーバとの間、或いは、センタサーバと車両との間の通信の可否を判定することができる。
また、上述の実施形態において、
前記直接通信許可部は、前記通信可否判定部による前記端末及び前記車両のうちの自己が含まれる一方と前記センタサーバとの間での通信の可否の判定結果に基づき、前記直接通信を許可するか否かを判断してもよい。
本実施形態によれば、応答要求信号の定期的な送信による通信の可否判定により、通信ができないと判定されるようになった場合に、通信途絶したと判断し、直接通信を許可することができる。
また、上述の実施形態において、
前記直接通信許可部は、前記通信可否判定部による判定結果に基づき、前記端末及び前記車両のうちの自己が含まれる一方と前記センタサーバとの間の通信が途絶したと判断した場合であって、当該通信の途絶の経過時間が所定閾値を超えた場合に、前記直接通信を許可してもよい。
本実施形態によれば、通信途絶になってからある程度の時間が経過した後に、端末と車両との間の直接通知が許可されるため、例えば、一時的に通信途絶が発生し直ぐに復旧したような場合に、例外的な直接通信が許可されてしまうような事態を回避できる。
また、本発明の他の実施形態は、端末、車両、リモート始動方法により実現される。
上述の実施形態によれば、通信途絶が発生し、端末からセンタサーバを介して車両の操作ができなくなった場合であっても、代替手段により端末から始動要求に基づく駆動装置の始動に関する操作を行うことが可能なセンタ型のリモート始動システム等を提供することができる。
第1実施形態に係るリモート始動システムの構成の一例を示す構成図である。 車両(エアコンECU、エンジンECU、及びBT通信モジュール)の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 センタサーバ(処理装置)の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 端末(処理装置及びBT通信モジュール)の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 第1実施形態に係るリモート始動システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 第1実施形態に係るリモート始動システムの動作の他の例を示すシーケンス図である。 第2実施形態に係るリモート始動システムの構成の一例を示す構成図である。 第2実施形態に係るリモート始動システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
<第1実施形態>
[リモート始動システムの構成]
まず、図1〜図4を参照して、本実施形態に係るリモート始動システム1の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るリモート始動システム1の構成の一例を示す構成図である。図2は、本実施形態に係る車両2の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。図3は、本実施形態に係るセンタサーバ100の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。図4は、本実施形態に係る端末200の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。
リモート始動システム1は、車両2と、センタサーバ100と、ユーザが所持する端末200を含み、端末200からセンタサーバ100に送信される始動要求に基づき、車両2の後述するエンジン30及び空調装置10を始動させる。
車両2は、空調装置10と、エアコンECU(Electronic Control Unit)20と、室温センサ21と、外気温センサ22と、エンジン30と、エンジンECU40と、ブルートゥース通信モジュール(以下、BT通信モジュールと称する)50と、DCM(Data Communication Module)90を含む。
空調装置10は、車両2の室内の温度等を調整する。空調装置10は、例えば、エバポレータ(不図示)、エンジン30で駆動されるコンプレッサ(不図示)等を含む冷凍サイクルと、エンジン30の冷却水を熱源とするヒータ(不図示)とを含む。空調装置10は、エアコンECU20(後述する空調制御部201)の制御の下、エバポレータを通過し冷やされた空気(冷気)と、エンジン30の冷却水を熱源として温められた空気(温気)との比率を変更可能に適宜混合することより、吹出口から送出される空気の温度を調整する。また、空調装置10は、デフロスタモードを有し、デフロスタモードに対応する吹出口から車両2のフロントウィンドウに沿って、比較的湿度が低く、温度が高い空気を送出することにより、車両2のフロントウィンドウの室外側に発生する霜や室内側に発生する曇りを除去する。
室温センサ21は、車両2の室内、例えば、インストルメントパネル(不図示)の内部に設けられ、室内の温度(室内温度)を検出する。室温センサ21は、一対一の通信線等を介して、エアコンECU20と通信可能に接続され、検出される室内温度に対応する検出信号は、エアコンECU20に入力される。
外気温センサ22は、車両2の室外、例えば、車両2の前部に設けられるエンジンルームの前端部(外気が導入される部分)、即ち、車両2のフロントグリルの裏側に設けられ、車両2の室外の温度(外気温度)を検出する。外気温センサ22は、一対一の通信線等を介して、エアコンECU20と通信可能に接続され、検出される室外温度に対応する検出信号は、エアコンECU20に入力される。
エアコンECU20は、空調装置10に関する各種制御を行う電子制御ユニットである。エアコンECU20は、その機能が任意のハードウェア、ソフトウェア、或いはその組み合わせにより実現されてよく、例えば、CPU(Central Processing Unit),RAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory),補助記憶装置、I/O(Input-Output interface)等を含むマイクロコンピュータを中心として構成されてよい。以下、エンジンECU40についても同様である。エアコンECU20は、例えば、ROMや補助記憶装置等に格納される一以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、空調制御部201を含む。
空調制御部201は、設定温度、モード(吹出口の組み合わせによる複数の吹出口モードやデフロスタモード)等の設定状態に応じて、空調装置10を作動制御する。具体的には、空調制御部201は、室温センサ21、外気温センサ22等の検出値に基づき、例えば、室内温度が設定温度になるように、空調装置10を作動制御する。また、空調制御部201は、後述する遠隔操作支援制御部402からの空調始動要求に応じて、空調装置10を始動させると共に、空調始動要求に含まれる設定内容に応じて、空調装置10の作動制御を行う。
尚、エアコンECU20及びエンジンECU40を含む各種ECU、BT通信モジュール50、並びに、DCM90は、相互に、例えば、CAN(Controller Area Network)等の通信プロトコルに基づく車載ネットワークを通じて、通信可能に接続される。
エンジン30(駆動装置の一例)は、車両2の駆動力源であると共に、空調装置10、具体的には、空調装置10の冷凍サイクルにおけるコンプレッサの駆動力源である。エンジン30は、エンジンECU40の制御の下、燃料タンク(不図示)から燃料ポンプ(不図示)を介して供給されるガソリンや軽油等を気筒内で燃焼させることにより作動する。エンジン30、具体的には、エンジン30に組み込まれる各種アクチュエータ(燃料を噴射する燃料噴射装置、気筒内に噴射されたガソリンを着火させる点火装置、吸気や排気のバルブの開閉タイミング変更するための電動モータ等)は、一対一の通信線等を介して、エンジンECU40と通信可能に接続され、エンジンECU40から送信される制御指令に応じて作動する。
エンジンECU40は、スタータ(不図示)を含むエンジン30の各種制御処理を行う電子制御ユニットである。エンジンECU40は、例えば、ROMや補助記憶装置等に格納される一以上のプログラムを実行することにより実現される機能部として、エンジン制御部401と、遠隔操作支援制御部402と、通信可否判定部403と、直接通信許可部404を含む。
エンジン制御部401は、車両2の運転者による操作状態(例えば、アクセル開度、図示しない変速機の選択された変速段等)、車両2の周辺の環境状態(例えば、外気温)等に応じて、エンジン30の作動制御を行う。例えば、エンジン制御部401は、イグニッションスイッチ(IGスイッチ)がオンされたり(IG−ON)、外部からエンジン始動要求が入力されたりした場合、エンジン30を始動させる。具体的には、エンジン制御部401は、スタータを通電させるリレー(不図示)を接続状態に切り替えて、スタータを駆動させると共に、スタータによるクランキングに合わせて、燃料噴射装置、点火装置に適宜制御することにより、エンジン30を始動させる。
遠隔操作支援制御部402は、端末200からセンタサーバ100を経由して受信される始動要求に応じて、エンジン制御部401及び空調制御部201に、それぞれ、エンジン始動要求及び空調始動要求を送信することにより、エンジン30及び空調装置10を始動させる。また、遠隔操作支援制御部402は、エンジン30及び空調装置10の始動後、所定の終了条件が成立すると、エンジン制御部401及び空調制御部201に、それぞれ、エンジン停止要求及び空調停止要求を送信することにより、空調装置10及びエンジン30を停止させる。例えば、遠隔操作支援制御部402は、終了条件として、エンジン30及び空調装置10の始動自体を起点として、始動要求に含まれる或いは予め規定される設定作動時間が経過した場合に、空調装置10及びエンジン30を停止させてよい。また、例えば、遠隔操作支援制御部402は、終了条件として、エンジン30及び空調装置10の始動以降で、室内温度が始動要求に含まれる或いは予め規定される設定温度に到達したと判断された場合に、空調装置10及びエンジン30を停止させてもよい。また、例えば、遠隔操作支援制御部402は、終了条件として、センタサーバ100を介して、端末200からエンジン30及び空調装置10を停止させる操作が実行された旨の信号がDCM90により受信された場合に、空調装置10及びエンジン30を停止させてもよい。
また、遠隔操作支援制御部402は、後述する直接通信許可部404により、BT通信モジュール50を利用する端末200との直接通信が許可された場合、BT通信モジュール50を介して、端末200との情報のやり取りを行うことにより、端末200からの始動要求に基づくエンジン30の始動に関連する制御を行う。詳細は、後述する。
尚、遠隔操作支援制御部402の機能は、エアコンECU20に設けられてもよいし、エアコンECU20及びエンジンECU40とCAN等の通信プロトコルに基づく車載ネットワークを通じて通信可能な他のECUに設けられてもよい。
通信可否判定部403は、DCM90を介して、車両2とセンタサーバ100との間が通信可能であるか否かを判定する。例えば、通信可否判定部403は、DCM90を介して、応答要求信号をセンタサーバ100に送信し、当該応答要求信号に対して、DCM90によりセンタサーバ100からの応答信号が受信されるか否かにより、センタサーバ100と通信可能であるか否かを判定する。
尚、通信可否判定部403の機能は、エアコンECU20に設けられてもよいし、エアコンECU20及びエンジンECU40とCAN等の通信プロトコルに基づく車載ネットワークを通じて通信可能な他のECUに設けられてもよい。
直接通信許可部404は、通信可否判定部403の判定結果に基づき、車両2とセンタサーバ100との間の通信状態を判断する。そして、直接通信許可部404は、車両2とセンタサーバ100との間の通信が途絶したと判断した場合、例外的に、車両2に搭載されるBT通信モジュール50、及び端末200に搭載されるBT通信モジュール230(後述)を利用して、センタサーバ100を介さず、直接的に車両2と端末200との間で、端末200からの始動要求に基づくエンジン30の始動に関連する情報の送受信を行う直接通信を許可する。直接通信許可部404は、例えば、直接通信許可フラグ(以下、単にフラグと称する)を管理し、直接通信を許可すると、当該フラグをOFFからONする。これにより、遠隔操作支援制御部402等は、フラグのON/OFF状態を確認することで、直接通信が許可されているか否かを判断できる。
尚、直接通信許可部404の機能は、エアコンECU20に設けられてもよいし、エアコンECU20及びエンジンECU40とCAN等の通信プロトコルに基づく車載ネットワークを通じて通信可能な他のECUに設けられてもよい。
BT通信モジュール50(車両用通信機器の一例)は、ブルートゥース通信規格に準拠する通信デバイスである。BT通信モジュール50は、後述する端末200のBT通信モジュール230との間でペアリング処理が行われることにより、双方向に通信可能に接続される。BT通信モジュール50は、例えば、IC(Integrated Circuit)チップ等により実現される機能部として、接続要求送信部501を含む。
接続要求送信部501(要求送信部の一例)は、直接通信許可部404により直接通信が許可された場合、BT通信モジュール50を介して、車両2の周辺に向けて、接続要求信号を送信する。これにより、端末200のBT通信モジュール230(具体的には、後述する接続確立部2301)は、当該接続要求信号を受信すると共に、当該接続要求に応じて、通信可能な接続状態(ペアリング状態)を確立することができる。
尚、BT通信モジュール50は、近距離無線通信を行う通信デバイスの一例であり、端末200と直接的に通信可能に接続可能な態様であれば、任意のデバイスが採用されてよい。例えば、BT通信モジュール50は、Wi−Fi通信モジュールやBLE(Bluetooth Low Energy)通信モジュール等に置換されてもよい。
DCM90は、例えば、多数の基地局を末端とする携帯電話網やインターネット網等を含む所定の通信ネットワークNW1(以下、通信ネットワークNW2についても同様)を通じて、センタサーバ100と双方向で通信を行う通信デバイスである。DCM90は、上述の如く、CAN等の車載ネットワークを通じて、エアコンECU20、エンジンECU40等の各種ECUやBT通信モジュール50等と相互に通信可能に接続される。
センタサーバ100は、車両2とユーザの端末200との間に介在し、ユーザによる端末200を利用した車両2のリモート操作に関する制御、具体的には、端末200からのリモート操作に基づく車両2のエンジン30の始動に関する制御を行う。センタサーバ100は、通信機器110と、処理装置120を含む。
通信機器110は、処理装置120(具体的には、通信処理部1201)による制御の下、通信ネットワークNW1,NW2を介して、車両2(具体的には、DCM90)、端末200のそれぞれと双方向で通信を行うデバイスである。
処理装置120は、センタサーバ100における各種制御処理を実行する。処理装置120は、その機能が任意のハードウェア、ソフトウェア、或いはその組み合わせにより実現されてよく、例えば、CPU、RAM、ROM、補助記憶装置、I/O等を含む一又は複数のサーバコンピュータを中心に構成されてよい。処理装置120は、例えば、ROMや補助記憶装置に格納される一以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、通信処理部1201と、遠隔操作制御部1202と、応答信号送信部1203を含む。
通信処理部1201は、通信機器110を制御し、車両2との間及び端末200との間での各種信号(制御信号、情報信号等)の送受信を行う。
遠隔操作制御部1202は、通信処理部1201により端末200から受信される始動要求に基づくエンジン30の始動に関する制御を行う。例えば、遠隔操作制御部1202は、通信処理部1201により始動要求が端末200から受信された場合、通信処理部1201を介して、車両2に始動要求を送信し、エンジン30及び空調装置10を始動させる。
応答信号送信部1203は、通信処理部1201により、車両2から応答要求信号が受信された場合、所定の応答信号を、通信処理部1201を介して、車両2に送信する。
端末200は、ユーザから入力される所定操作に応じて、エンジン30の始動要求を送信する等し、車両2の始動に関する遠隔操作を行う。端末200は、例えば、車両2のユーザが所持するスマートフォン、タブレット端末等の携帯端末である。また、端末200は、例えば、デスクトップ型のコンピュータ端末等、車両2のユーザが所持する定置型の端末であってもよい。端末200は、通信機器210と、処理装置220と、BT通信モジュール230と、タッチパネルディスプレイ(以下、単に「ディスプレイ」と称する)240を含む。
通信機器210は、処理装置220(具体的には、後述する通信処理部2201)による制御の下、通信ネットワークNW2を通じて、センタサーバ100と双方向で通信を行うデバイスであり、例えば、LTE(Long Term Evolution)モジュールである。
処理装置220は、端末200における各種制御処理を行う。処理装置220は、例えば、CPU、RAM、ROM、補助記憶装置、I/O等を含むコンピュータを中心に構成される。処理装置220は、例えば、ROMや補助記憶装置等に格納される一以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、通信処理部2201と、表示制御部2202と、遠隔操作部2203と、サーバ通知部2204を含む。
通信処理部2201は、通信機器210を制御し、センタサーバ100との間での各種信号の送受信を行う。
表示制御部2202は、ディスプレイ240に各種画像を表示させる。例えば、表示制御部2202は、ディスプレイ240に操作画面としての各種GUI(Graphical User Interface)を表示させる。
遠隔操作部2203は、表示制御部2202によりディスプレイ240に表示される所定のGUIに対するユーザの所定操作に応じて、エンジン30及び空調装置10の遠隔操作に関する各種処理を実行する。遠隔操作部2203は、例えば、ユーザによる所定操作に応じて、端末200(処理装置220)にインストールされた所定のアプリケーションプログラム(以下、「遠隔操作アプリ」と称する)が起動されることにより、その機能が利用可能な状態になる。
例えば、遠隔操作部2203は、遠隔操作アプリの起動によりディスプレイ240に表示される各種GUIに対するユーザの所定操作に応じて、エンジン30及び空調装置10の始動を要求する始動要求を含む車両2の遠隔操作に係る各種信号を、通信処理部2201を介してセンタサーバ100に送信する。これにより、センタサーバ100に送信された始動要求が、センタサーバ100に受信され、センタサーバ100(具体的には、遠隔操作制御部1202)による制御の下、車両2に始動要求が送信され、エンジン30及び空調装置10が始動される。また、例えば、ユーザは、所定のGUI上で、空調装置10を作動させる際の各種設定を行うことができ、遠隔操作部2203は、当該各種設定を含む始動要求等の各種信号をセンタサーバ100に送信する。これにより、車両2において、設定内容(ユーザによる室内温度の要求値としての設定温度やユーザによる空調装置10の作動時間の要求値としての設定作動時間等)に基づく空調装置10の制御が行われる。
サーバ通知部2204(通知送信部の一例)は、BT通信モジュール230と車両2のBT通信モジュール50との間で直接通信が行われる場合に、端末200及び車両2で実施される、始動要求に基づくエンジン30の始動に関連する動作に関する通知を、通信処理部2201を介して、センタサーバ100に送信する。これにより、センタサーバ100は、センタサーバ100を介さずに、端末200と車両2との間のやり取りが行われる場合であっても、当該通知により車両2及び端末200で実施される動作内容を把握することができる。
BT通信モジュール230(端末用通信機器の一例)は、車両2に搭載されるBT通信モジュール50と同様、ブルートゥース通信規格に準拠する通信デバイスである。BT通信モジュール50は、車両2のBT通信モジュール50との間でペアリング処理が行われることにより、双方向に通信可能に接続される。BT通信モジュール230は、例えば、ICチップ等により実現される機能部として接続確立部2301を含む。
接続確立部2301(通信確立部の一例)は、BT通信モジュール50から車両2の周辺に向けて送信される接続要求信号を受信すると、各種設定情報に基づき、BT通信モジュール50とBT通信モジュール230との間の通信接続を確立させる処理(ペアリング処理)を行う。接続確立部2301には、車両2のBT通信モジュール50の各種設定情報(プロファイル情報)が予め登録されている。これにより、BT通信モジュール50とBT通信モジュール230とは、ペアリング状態となり、双方向に各種信号の送受信を行うことができる。
尚、BT通信モジュール230は、近距離無線通信を行う通信デバイスの一例であり、車両2との間で直接的に通信可能に接続可能な態様であれば、車両2に搭載される通信デバイスと同じ通信規格に準拠する前提で任意のデバイスが採用されてよい。例えば、BT通信モジュール230は、上述の如く、Wi−Fi通信モジュールやBLE通信モジュール等に置換されてもよい。
[リモート始動システムの動作の詳細]
次に、図5(図5A,5B)を参照して、本実施形態に係るリモート始動システム1の具体的な動作について説明をする。
図5A及び図5Bは、本実施形態に係るリモート始動システム1の動作の一例及び他の例を概略的に示すシーケンス図である。具体的には、図5Aは、車両2とセンタサーバ100との間の通信状態が正常である場合におけるリモート始動システム1の動作の具体例を示す図である。また、図5Bは、車両2とセンタサーバ100との間の通信が途絶した場合におけるリモート始動システム1の動作の一例を示す図である。
尚、図5A,5Bにおいて、ステップS502〜S510は、同じであるため、重複した説明を省略する。
図5Aを参照するに、ステップS502にて、端末200の遠隔操作部2203は、ユーザによるGUIに対する所定操作に応じて、各種設定内容(設定温度、設定作動時間等)を含む始動要求を、通信処理部2201を介して、センタサーバ100に送信する。
ステップS504にて、センタサーバ100の遠隔操作制御部1202は、通信処理部1201により端末200から始動要求が受信されると、通信処理部1201を介して、車両2に始動要求を転送する。
ステップS506にて、車両2の遠隔操作支援制御部402は、DCM90によりセンタサーバ100から始動要求が受信されると、エンジン制御部401及びエアコンECU20のそれぞれにエンジン始動要求及び空調始動要求を送り、エンジン30及び空調装置10を始動させる。
ステップS508にて、車両2の遠隔操作支援制御部402は、DCM90を介して、エンジン30及び空調装置10が始動された旨の始動通知をセンタサーバ100に送信する。
ステップS510にて、センタサーバ100の遠隔操作制御部1202は、通信処理部1201により車両2から始動通知が受信されると、通信処理部1201を介して、該始動通知を端末200に転送する。
ステップS512にて、車両2の通信可否判定部403は、始動要求に基づくエンジン30の始動後のエンジン30の稼働中において、定期的に、応答要求信号を、DCM90を介して、センタサーバ100に送信する。以下、各回、即ち、i回目(iは、1以上の整数)の応答要求信号の送信処理ステップを、ステップS512−iと称する。
ステップS514にて、センタサーバ100の応答信号送信部1203は、通信処理部1201により車両2から応答要求信号が受信されると、通信処理部1201を介して、応答信号を車両2に返信する。以下、i回目の応答要求信号の送信ステップに対応する応答信号の返信ステップを、ステップS514−iと称する。
ステップS516にて、車両2の通信可否判定部403は、応答要求信号の送信から所定時間以内にセンタサーバ100からの応答信号がDCM90により受信されるか否かにより、車両2とセンタサーバ100との間の通信可否状態を判定する。以下、i回目の応答要求信号の送信ステップに対応する通信可否判定ステップを、ステップS516−iと称する。
本例では、ステップS512−1〜S512−N(Nは、2以上の整数)の各回で車両2からセンタサーバ100に送信される応答要求信号の全てに対して、センタサーバ100から車両2に応答信号が返信されている(ステップS514−1〜S514−N)。そのため、ステップS516−1〜S516−Nの全てにおいて、車両2の通信可否判定部403は、車両2とセンタサーバ100の間が通信可能であると判定している。
ステップS518にて、端末200の遠隔操作部2203は、ディスプレイ240のGUIに対するユーザの所定操作に応じて、始動要求に基づき始動し稼働中であるエンジン30及び空調装置10を停止させる停止要求を、通信処理部1201を介して、センタサーバ100に送信する。
ステップS520にて、センタサーバ100の遠隔操作制御部1202は、通信処理部1201により端末200から停止要求が受信されると、通信処理部1201を介して、停止要求を車両2に転送する。
ステップS522にて、車両2の遠隔操作支援制御部402は、DCM90によりセンタサーバ100から停止要求が受信されると、エンジン制御部401及びエアコンECU20のそれぞれにエンジン停止要求及び空調停止要求を送信することにより、エンジン30及び空調装置10を停止させる。
ステップS524にて、車両2の遠隔操作支援制御部402は、DCM90を介して、エンジン30及び空調装置10が停止された旨の停止通知をセンタサーバ100に送信する。
ステップS526にて、センタサーバ100の遠隔操作制御部1202は、通信処理部1201を介して、車両2から停止通知が受信されると、通信処理部1201を介して、該停止通知を端末200に転送する。
一方、図5Bを参照するに、本例では、ステップS512−M〜S512−L(M、Lは、M<Lの関係を満足する2以上の整数)の各回で車両2からセンタサーバ100に送信される応答要求信号に対して、センタサーバ100から車両2に応答信号が返信されていない。そのため、ステップS516−M〜ステップS516−Lの各回で、車両2の通信可否判定部403は、車両2とセンタサーバ100との間が通信不可、即ち、通信途絶であると判定している。
ステップS524にて、車両2の直接通信許可部404は、車両2とセンタサーバ100との間が通信途絶の状態になってからの経過時間が所定閾値を超えているため、車両2とセンタサーバ100との間の通信が途絶したと判断する。当該所定閾値は、一時的な通信不可状態とある程度継続的な通信途絶とを判別可能な値として適宜規定される。そして、直接通信許可部404は、車両2と端末200との間の直接通信を許可し、BT通信モジュール50に対して、接続要求信号の送信指令を出力する。
ステップS526にて、車両2のBT通信モジュール50(接続要求送信部501)は、直接通信許可部404からの指令に応じて、接続要求信号を車両2の周辺に向けて送信する。
ステップS528にて、BT通信モジュール50から出力される接続要求信号の到達範囲に端末200が存在する場合、端末200のBT通信モジュール230(接続確立部2301)は、接続要求信号を受信すると、車両2との通信接続を確立し、接続応答を車両2のBT通信モジュール50に向けて送信する。
ステップS530にて、車両2のBT通信モジュール50は、接続応答を受信すると、接続応答を受信し、接続処理が完了した旨の接続完了通知を端末200のBT通信モジュール230に向けて送信する。
ステップS532にて、端末200の遠隔操作部2203は、ディスプレイ240のGUIに対するユーザの所定操作に応じて、始動要求に基づき稼働中であるエンジン30及び空調装置10を停止させる停止要求を、BT通信モジュール50を介して、車両2に送信する。
ステップS534にて、端末200のサーバ通知部2204は、停止要求を直接通信で車両2に送信した旨の停止要求直接送信通知を、通信処理部1201を介して、センタサーバ100に送信する。端末200とセンタサーバ100との間は、通信可能な状態だからである。これにより、車両2と端末200との間で直接通知が行われる場合でも、センタサーバ100は、端末200でエンジン30を停止させる操作が行われたことを把握することができる。
ステップS536にて、車両2の遠隔操作支援制御部402は、BT通信モジュール50により端末200から停止要求が受信されると、エンジン制御部401及びエアコンECU20のそれぞれにエンジン停止要求及び空調停止要求を送信することにより、エンジン30及び空調装置10を停止させる。
ステップS538にて、車両2の遠隔操作支援制御部402は、BT通信モジュール50を介して、エンジン30及び空調装置10が停止された旨の停止通知を端末200に送信する。
ステップS540にて、端末200のサーバ通知部2204は、BT通信モジュール230により車両2から停止通知が受信されると、通信処理部1201を介して、停止通知をセンタサーバ100に転送する。これにより、車両2と端末200との間で直接通知が行われる場合でも、センタサーバ100は、端末200からの停止要求に応じて、車両2でエンジン30を停止させる処理が行われ、エンジン30が停止したことを把握することができる。
[作用]
このように、本実施形態では、車両2の直接通信許可部404は、センタサーバ100と車両2との間の通信が途絶している場合、センタサーバ100を介さず、直接的に端末200と車両2との間で、始動要求に基づくエンジン30の始動に関する情報の送受信が行われる直接通信を許可する。
これにより、センタサーバ100と車両2との間で通信が途絶している場合、センタサーバ100を介さず、端末200と車両2との間での直接通信が許可される。そのため、通信途絶が発生し、端末200からセンタサーバ100を介して車両2の操作ができなくなった場合であっても、ユーザは、直接通信により、端末200から車両2のエンジン30の始動に関する操作を行うことができる。
また、本実施形態では、端末200及び車両2のそれぞれに、端末200と車両2との間で直接的に通信可能な端末用通信機器(例えば、BT通信モジュール230)及び車両用通信機器(例えば、BT通信モジュール50)が設けられる。そして、直接通信許可部404は、端末200と車両2との間で、端末用通信機器及び車両用通信機器による直接通信を許可する。
これにより、端末200及び車両2のそれぞれに設けられる直接通信用の通信機器、例えば、ブルートゥースやWi−Fi等の通信規格に基づく通信機器を利用して、端末200と車両2との間の直接通信を実現することができる。
また、本実施形態では、車両2の直接通信許可部404は、センタサーバ100と車両2との間の通信が途絶した場合、直接通信を許可する。そして、車両2の接続要求送信部501は、直接通信許可部404により直接通信が許可された場合、車両用通信機器(BT通信モジュール50)を利用して、車両2から端末200に向けて、車両2と端末200との間の通信接続の確立を要求する接続要求信号を送信する。
これにより、車両2において、車両2と端末200との間の直接通信が許可されると、車両2に設けられる直接通信用の通信機器(BT通信モジュール50)を用いて、端末200に向けて接続要求信号が送信されるため、車両2と端末200との間の直接通信を確立させることができる。
また、本実施形態では、端末200の接続確立部2301は、接続要求信号が受信された場合、端末用通信機器(BT通信モジュール230)及び車両用通信機器(BT通信モジュール50)による端末200と車両2との間の通信接続を確立させる。そして、サーバ通知部2204は、接続確立部2301により端末200と車両2との間の通信接続が確立された場合、端末200と車両2との間で送受信された情報に関する通知をセンタサーバ100に送信する。
これにより、端末200と車両2との間の直接通信が確立されると、接続要求信号の受信側、つまり、センタサーバ100との間の通信が生きている可能性がある端末200から、端末200と車両2との間で送受信された情報がセンタサーバ100に送信される。そのため、センタサーバ100と車両2との間の通信が途絶し車両2と端末200との間の直接通信によるやり取りが開始された場合でも、当該直接通信の状況をセンタサーバ100側で把握することができる。
また、本実施形態では、車両2の通信可否判定部403は、定期的に、センタサーバ100に応答要求信号を送信し、該応答要求信号に対する端末200からの返信の有無に基づき、車両2とセンタサーバ100との間の通信の可否を判定する。
これにより、定期的に、車両2からセンタサーバ100に返信を要求する応答要求信号が送信されることで、具体的に、センタサーバ100と車両2との間の通信の可否を判定することができる。
また、本実施形態では、直接通信許可部404は、通信可否判定部403による車両2とセンタサーバ100との間での通信の可否の判定結果に基づき、直接通信を許可するか否かを判断してもよい。
これにより、応答要求信号の定期的な送信による通信の可否判定により、通信ができないと判定されるようになった場合に、通信途絶したと判断し、直接通信を許可することができる。
また、本実施形態では、直接通信許可部404は、通信可否判定部403による判定結果に基づき、車両2とセンタサーバ100との間の通信が途絶したと判断した場合であって、当該通信の途絶の経過時間が所定閾値を超えた場合に、直接通信を許可してもよい。
これにより、通信途絶になってからある程度の時間が経過した後に、端末200と車両2との間の直接通知が許可されるため、例えば、一時的に通信途絶が発生し直ぐに復旧したような場合に、例外的な直接通信が許可されてしまうような事態を回避できる。
尚、本実施形態では、通信可否判定部403、直接通信許可部404、及び接続要求送信部501の機能は、車両2に搭載され、サーバ通知部2204及び接続確立部2301の機能は、端末200に搭載されるが、逆であってもよい。即ち、端末200において、センタサーバ100と端末200との間の通信が途絶した場合に、端末200のBT通信モジュール230から接続要求信号が送信され、該接続要求信号を車両2のBT通信モジュール50が受信することにより、直接通信が実現される態様であってもよい。
<第2実施形態>
次いで、第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るリモート始動システム1は、端末200のサーバ通知部2204がテザリング部2205に置換される点で第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と同一或いは対応する構成には同一の符号を付し、異なる部分を中心に説明する。
[リモート始動システムの構成]
まず、図6を参照して、本実施形態に係るリモート始動システム1について説明する。
図6は、本実施形態に係る端末200の機能的な構成の一例を示す構成図である。
尚、リモート始動システム1の全体構成、車両2の機能的な構成、及びセンタサーバ100の機能的な構成は、第1実施形態と同様、図1〜図3で表される。
車両2は、第1実施形態と同様、空調装置10と、エアコンECU20と、室温センサ21と、外気温センサ22と、エンジン30と、エンジンECU40と、BT通信モジュール50と、DCM90を含む。
エンジンECU40は、例えば、ROMや補助記憶装置等に格納される一以上のプログラムを実行することにより実現される機能部として、エンジン制御部401と、遠隔操作支援制御部402と、通信可否判定部403と、直接通信許可部404を含む。
遠隔操作支援制御部402は、BT通信モジュール50と端末200のBT通信モジュール230とのペアリング状態が確立された場合、後述の如く、端末200(通信機器210)をアクセスポイントとして、通信ネットワークNW1、即ち、センタサーバ100に接続するテザリング通信を利用することができる。そのため、遠隔操作支援制御部402は、車両2とセンタサーバ100との間の通信が途絶した場合であっても、直接通信許可部404により直接通信が許可された場合、端末200を介して、センタサーバ100にアクセスすることができる。即ち、遠隔操作支援制御部402は、直接通信許可部404により直接通信が許可された後も、通信経路が変更されるだけで、各種信号をセンタサーバ100を経由して、端末200に送信する。
端末200は、第1実施形態と同様、通信機器210と、処理装置220と、BT通信モジュール230と、ディスプレイ240を含む。
処理装置220は、例えば、ROMや補助記憶装置等に格納される一以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、通信処理部2201と、表示制御部2202と、遠隔操作部2203と、テザリング部2205を含む。
テザリング部2205は、BT通信モジュール230とペアリング処理が完了された車両2のBT通信モジュール50及びBT通信モジュール50に接続されるエンジンECU40等を、端末200(通信機器210)をアクセスポイントとして、通信ネットワークNW2、即ち、センタサーバ100に接続させるテザリング処理を行う。
尚、テザリング部2205は、汎用のアプリケーションプログラムや通信IC等により実現可能である。
[リモート始動システムの動作の詳細]
次に、図7を参照して、本実施形態に係るリモート始動システム1の具体的な動作について説明する。
図7は、本実施形態に係るリモート始動システム1の動作の一例及び他の例を概略的に示すシーケンス図である。具体的には、車両2とセンタサーバ100との間の通信が途絶した場合におけるリモート始動システム1の動作の具体例である。
尚、車両2とセンタサーバ100との間の通信状態が正常である場合におけるリモート始動システム1の動作の具体例は、第1実施形態の図5Aと同じであるため、説明を省略する。
ステップS702〜S730は、第1実施形態の図5Bと同じであるため、説明を省略する。
ステップS732にて、車両2のBT通信モジュール50と端末200のBT通信モジュール230との間のペアリング処理が完了したのに応じて、端末200のテザリング部2205は、車両2(BT通信モジュール50及びこれに接続されるエンジンECU40等)を通信ネットワークNW2に通信可能に接続するテザリング通信を開始させる。
ステップS734にて、端末200の遠隔操作部2203は、ディスプレイ240のGUIに対するユーザの所定操作に応じて、始動要求に基づき稼働中であるエンジン30及び空調装置10を停止させる停止要求を、通信処理部2201を介して、センタサーバ100に送信する。この際、遠隔操作部2203は、テザリング通信によりセンタサーバ100に接続される車両2に対して停止要求を転送するための各種設定情報も併せて送信するとよい。これにより、次のステップS736にて、センタサーバ100は、端末200を経由して、テザリング通信により、車両2に停止要求等の各種信号を送信することができる。また、当該各種設定情報は、ステップS732のテザリング通信の開始に際して、端末200からセンタサーバ100に送信されてもよい。
ステップS736にて、センタサーバ100は、通信処理部1201により端末200から停止要求を受信すると、通信処理部1201により、端末200を経由する態様で車両2に停止要求を転送する。このとき、センタサーバ100から端末200に送信された停止要求は、テザリング部2205の作用により、BT通信モジュール230から車両2(BT通信モジュール50)に送信される。
ステップS738にて、車両2の遠隔操作支援制御部402は、BT通信モジュール50により端末200から停止要求が受信されると、エンジン制御部401及びエアコンECU20のそれぞれにエンジン停止要求及び空調停止要求を送信することにより、エンジン30及び空調装置10を停止させる。
ステップS740にて、車両2の遠隔操作支援制御部402は、テザリング部2205の作用により、BT通信モジュール50、端末200のBT通信モジュール230、及び通信機器210を経由して、エンジン30及び空調装置10が停止された旨の停止通知をセンタサーバ100に送信する。
ステップS742にて、センタサーバ100の遠隔操作制御部1202は、通信処理部1201により車両2から端末200を経由して停止通知が受信されると、通信処理部1201を介して、該停止通知を端末200に転送する。
[作用]
このように、本実施形態では、端末200のテザリング部2205は、接続要求信号が受信された場合、車両2(BT通信モジュール50及びこれに接続されるエンジンECU40等)をテザリングによりセンタサーバ100と通信可能に接続させる。
これにより、センタサーバ100と車両2との間の通信が途絶した場合であっても、テザリング通信を利用することで、端末200と車両2との間の情報の送受信を、センタサーバ100を介して行わせることができる。そのため、センタサーバ100と車両2との間の通信が途絶し車両2と端末200との間の直接通信によるやり取りが開始された場合でも、当該直接通信の状況をセンタサーバ100側で把握することができる。
尚、本実施形態では、通信可否判定部403、直接通信許可部404、及び接続要求送信部501の機能は、車両2に搭載され、テザリング部2205及び接続確立部2301の機能は、端末200に搭載されるが、逆であってもよい。即ち、端末200において、センタサーバ100と端末200との間の通信が途絶した場合に、端末200のBT通信モジュール230から接続要求信号が送信され、該接続要求信号を車両2のBT通信モジュール50が受信することにより、直接通信が実現されると共に、車両2をアクセスポイントとして、端末200がセンタサーバ100とテザリング通信で接続される態様であってもよい。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、空調装置10(コンプレッサ)を駆動する駆動装置として、エンジン30を始動対象とするが、他の駆動装置を始動対象としてもよい。例えば、車両2が電動車両である場合、電動コンプレッサ、具体的には、電動コンプレッサに内蔵される電動モータ(駆動装置の他の例)を始動対象としてもよい。
1 リモート始動システム
2 車両
10 空調装置
20 エアコンECU
21 室温センサ
22 外気温センサ
30 エンジン
40 エンジンECU
50 ブルートゥース通信モジュール(車両用通信機器)
90 DCM
100 センタサーバ
110 通信機器
120 処理装置
200 端末
210 通信機器
220 処理装置
230 ブルートゥース通信モジュール(端末用通信機器)
240 タッチパネルディスプレイ
201 空調制御部
401 エンジン制御部
402 遠隔操作支援制御部
403 通信可否判定部
404 直接通信許可部
501 接続要求送信部(要求送信部)
1201 通信処理部
1202 遠隔操作制御部
1203 応答信号送信部
2201 通信処理部
2202 表示制御部
2203 遠隔操作部
2204 サーバ通知部(通知送信部)
2205 テザリング部
2301 接続確立部(通信確立部)

Claims (11)

  1. ユーザの端末と、前記端末と通信可能なセンタサーバと、前記センタサーバと通信可能な車両と、を含み、前記端末から前記センタサーバに送信される始動要求に基づき、前記車両に搭載される駆動装置を始動させるリモート始動システムであって、
    前記端末と前記センタサーバとの間、又は、前記センタサーバと前記車両との間の通信が途絶している場合、前記センタサーバを介さず、直接的に前記端末と前記車両との間で、前記始動要求に基づく前記駆動装置の始動に関する情報の送受信が行われる直接通信を許可する直接通信許可部を備える、
    リモート始動システム。
  2. それぞれが前記端末及び前記車両に設けられ、前記端末と前記車両との間で直接的に通信可能な端末用通信機器及び車両用通信機器を更に備え、
    前記直接通信許可部は、前記端末と前記車両との間で、前記端末用通信機器及び前記車両用通信機器による前記直接通信を許可する、
    請求項1に記載のリモート始動システム。
  3. 前記端末又は前記車両に設けられ、前記端末用通信機器又は前記車両用通信機器を利用して、前記端末及び前記車両のうちの自己が含まれる一方から他方に、前記車両と前記端末との間の通信接続の確立を要求する接続要求信号を送信する要求送信部を更に備え、
    前記直接通信許可部は、前記端末及び前記車両のうちの前記要求送信部が設けられる一方に設けられ、前記センタサーバとの間の通信が途絶した場合、前記直接通信を許可し、
    前記要求送信部は、前記直接通信許可部により前記直接通信が許可された場合、前記接続要求信号を送信する、
    請求項2に記載のリモート始動システム。
  4. 前記端末及び前記車両のうちの前記接続要求信号の送信先である一方に設けられ、前記接続要求信号が受信された場合、前記端末用通信機器及び前記車両用通信機器による前記端末と前記車両との間の通信接続を確立させる通信確立部と、
    前記端末及び前記車両のうちの前記通信確立部が設けられる一方に設けられ、前記通信確立部により前記端末と前記車両との間の通信接続が確立された場合、前記端末と前記車両との間で送受信された前記情報に関する通知を前記センタサーバに送信する処理を行う通知送信部と、を更に備える、
    請求項3に記載のリモート始動システム。
  5. 前記端末及び前記車両のうちの前記接続要求信号の送信先である一方に設けられ、前記接続要求信号が受信された場合、前記接続要求信号の送信元である他方をテザリングにより前記センタサーバと通信可能に接続させる処理を行うテザリング部を更に備える、
    請求項3に記載のリモート始動システム。
  6. 前記端末又は前記車両と前記センタサーバとの間の通信の可否を判定する通信可否判定部を更に備え、
    前記直接通信許可部は、前記端末又は前記車両に設けられ、
    前記通信可否判定部は、前記端末及び前記車両のうちの前記直接通信許可部が設けられる一方に設けられ、定期的に、前記センタサーバに応答要求信号を送信し、該応答要求信号に対する前記端末からの返信の有無に基づき、当該一方と前記センタサーバとの間の通信の可否を判定する、
    請求項1乃至5の何れか一項に記載のリモート始動システム。
  7. 前記直接通信許可部は、前記通信可否判定部による前記端末及び前記車両のうちの自己が含まれる一方と前記センタサーバとの間での通信の可否の判定結果に基づき、前記直接通信を許可するか否かを判断する、
    請求項6に記載のリモート始動システム。
  8. 前記直接通信許可部は、前記通信可否判定部による判定結果に基づき、前記端末及び前記車両のうちの自己が含まれる一方と前記センタサーバとの間の通信が途絶したと判断した場合であって、当該通信の途絶の経過時間が所定閾値を超えた場合に、前記直接通信を許可する、
    請求項7に記載のリモート始動システム。
  9. 車両と通信可能であり、前記車両に搭載される駆動装置を始動させる送信信号を前記車両に送信するセンタサーバと通信可能に接続され、始動要求を前記センタサーバに送信することにより、前記センタサーバを介して、前記駆動装置を始動させることが可能な端末であって、
    前記センタサーバとの間の通信が途絶している場合、前記センタサーバを介さず、直接的に前記車両との間で、前記始動要求に基づく前記駆動装置の始動に関する情報の送受信が行われる直接通信を許可する直接通信許可部を備える、
    端末。
  10. ユーザの端末と通信可能なセンタサーバと通信可能に接続され、前記端末から前記センタサーバに送信される始動要求に基づく前記センタサーバからの所定の送信信号に応じて、自己に搭載される駆動装置を始動させる車両であって、
    前記センタサーバとの間の通信が途絶している場合、前記センタサーバを介さず、直接的に前記端末との間で、前記始動要求に基づく前記駆動装置の始動に関する情報の送受信が行われる直接通信を許可する直接通信許可部を備える、
    車両。
  11. ユーザの端末と、前記端末と通信可能なセンタサーバと、前記センタサーバと通信可能な車両と、を含み、前記端末から前記センタサーバに送信される始動要求に基づき、前記車両に搭載される駆動装置を始動させるリモート始動システムにより実行されるリモート始動方法であって、
    前記端末と前記センタサーバとの間、又は、前記センタサーバと前記車両との間の通信が途絶している場合、前記センタサーバを介さず、直接的に前記端末と前記車両との間で、前記始動要求に基づく前記駆動装置の始動に関する情報の送受信が行われる直接通信を許可する直接通信許可ステップを含む、
    リモート始動方法。
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