JP7208024B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録材上に画像を形成する画像形成装置に関するものである。画像形成装置とは、電子写真画像形成方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ、及び、これらの複合機(マルチファンクションプリンタ)などが含まれる。
従来から、記録紙等の被記録媒体に画像を形成する画像形成装置として、像担持体である感光ドラム、帯電装置、及び、クリーニング装置等を含む感光体ユニットで静電潜像を形成している。さらに現像剤であるトナーや現像剤担持体等を含む現像ユニットにて前記静電潜像を顕像化することで画像形成を行う。
このクリーニング装置には、感光ドラムに当接して、感光ドラム上の転写残トナーを掻き落とすことにより感光ドラム上をクリーニングするクリーニングブレードが用いられる。このクリーニングブレードは一般的にウレタンゴム等の柔軟性のあるものが用いられる。通常クリーニングブレードは、ゴム硬度、厚さ、弾性率等の条件を最適化しているものが用いられる。しかしながら、感光ドラムとクリーニングブレードとの間の摩擦抵抗が増大し、クリーニングブレードのびびり(異常振動)が発生することによる異音や、ブレードめくれが発生してしまうことがある。
この現象に対して、画像形成後から感光ドラムの停止までの間に、現像ユニットから感光ドラム上にトナーを供給させて(以下、トナー供給動作)、前記トナーを潤滑剤として用いる。このようにすることによってクリーニングブレードと感光ドラムとの間で発生する異音やクリーニングブレードめくれを防止するものが記載されている(特許文献1参照)。
特許平10-161426号公報
しかしながら、大量の連続した画像形成を行う場合には、感光ドラムのクリーニングブレードに潤滑剤を供給するタイミングがなく、ブレードにびびり(異常振動)が起き、画像上縦スジが発生してしまう場合があった。また画像形成を一旦中断し、感光ドラムのクリーニングブレードに潤滑剤を供給する動作を画像形成装置が行うことも想定されるが、生産性が低下してしまう。
そこで、本発明の目的は、画像形成の生産性を落とすことなく、感光ドラムに対するクリーニング性能を維持した画像形成装置を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明における画像形成装置は
被転写材に現像剤像を形成する画像形成動作を行う画像形成装置において、
静電潜像が形成される回転可能な像担持体と、
前記像担持体の表面を帯電する帯電手段と、
前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面を露光し、前記静電潜像を形成す
る露光手段と、
前記像担持体の表面に形成された前記静電潜像を現像して前記現像剤像を形成すべく、トナー粒子と、前記トナー粒子の正規帯電極性とは逆極性の帯電極性を有し前記トナー粒子に外添される外添剤と、を含む現像剤を、現像剤収容室から前記像担持体に供給する現像装置と、
前記像担持体の表面に当接し、前記像担持体の表面から前記現像剤を除去するクリーニング部材と、
前記像担持体に対向して設けられ、前記像担持体の表面に形成された前記現像剤像を被転写材に転写する転写手段と、
前記帯電手段に前記正規帯電極性を有する帯電電圧を印加する帯電電圧印加手段と、
前記転写手段に転写電圧を印加する転写電圧印加手段と、
前記露光手段と、前記帯電電圧印加手段と、前記転写電圧印加手段と、を制御する制御部と、
を備える画像形成装置において、
前記制御部は、
前記画像形成動作と、前記被転写材に前記現像剤像を転写しない非画像形成動作と、を実行可能に制御し、
前記非画像形成動作を実行する場合において、前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面に形成される表面電位が前記正規帯電極性と同じ極性を有するように前記帯電電圧印加手段を制御し、かつ、前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面を前記露光手段によって露光することで前記静電潜像を形成し、前記静電潜像が形成された前記像担持体の表面に前記現像装置によって前記現像剤を供給し、前記画像形成動作において印加する転写電圧と同じ極性の転写電圧を印加する供給動作を実行可能に制御し、
前記供給動作において、前記転写電圧印加手段によって印加される前記転写電圧の絶対値は前記画像形成動作において前記転写電圧印加手段によって印加される前記転写電圧の絶対値以下であることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、画像形成の生産性を落とすことなく、感光ドラムに対するクリーニング性能を維持した画像形成装置を提供できる。
実施例に係る画像形成装置の説明図 実施例における制御ブロック図 実施例1における潤滑剤供給動作を実行するフローチャート 潤滑剤供給動作によるトナーパターンの一例 実施例2、3に係る画像形成装置の説明図 実施例2、3におけるプロセスカートリッジの説明図 実施例2、3における現像ユニットの説明図 実施例2における制御ブロック図 実施例2、3における潤滑剤供給動作を実行するフローチャート 実施例4に係る画像形成装置の説明図 実施例4におけるドラムカートリッジの説明図 実施例4における現像カートリッジの説明図 実施例4における制御ブロック図 実施例4における潤滑剤供給動作を実行するフローチャート
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
[実施例1]
以下、本実施例の画像形成装置100aの概略構成を図1に示す。本実施例における画像形成装置は、電子写真プロセスを用いて画像を紙などの記録媒体に形成するモノクロレーザービームプリンタである。
画像形成装置100aの装置本体Mのほぼ中央には、像担持体として、ドラム型の感光体1が配設されている(以下、感光ドラム1と記述)。感光ドラム1は、アルミニウム等の導電性ドラム基体の外周面にOPC(有機光半導体)感光層を形成したものであり、矢印R1方向に所定のプロセススピード(周速度)200mm/sをもって回転駆動される。
上述の感光ドラム1の表面(周面)は、帯電手段としての帯電ローラ2により所定の極性・電位に均一(一様)に帯電処理される。帯電後の感光ドラム1表面は、露光手段としてのスキャナユニット30から出力されたレーザビームによって露光される。このレーザビームは、目的の画像情報に対応して変調され、感光ドラムに静電潜像を形成する。なお、静電潜像を形成する為の露光手段としてはレーザダイオードに限定されることはなく、例えばLEDの露光手段を採用することもできる。以下では、露光手段としてレーザダイオードを用いる場合を説明していくこととする。図1の説明に戻ると、静電潜像は、現像手段としての現像装置4によって現像剤であるトナー9が付着されてトナー像として現像される。またトナー9のトナー粒子の表面には、トナー外添剤(外添粒子)として粒径20nmのシリカ粒子とポジ系の粒子が添加されている。代表的なポジ系の粒子としては、チタン系などの金属や金属酸化物を用いた外添剤があげられる。本発明において、このトナー9のトナー粒子の正規帯電極性は、負極性を用いており、以下、トナー9として負帯電性トナーを用いる場合について説明する。ただし、本発明におけるトナー9は、負帯電性トナーに限定されない。
記録媒体12は給紙ローラによって給紙され、感光ドラム1上に書き込まれたトナー像と同期をとるように感光ドラム1と転写ローラ7との間の転写ニップ部に送られて表面にトナー像が転写される。転写ローラ7には転写時に転写バイアス印加電源(不図示)から転写用の転写バイアスが印加される。
トナー像の転写を受けた記録媒体12は、感光ドラム1表面から分離されて定着手段としての定着器34に搬送され、ここで加熱・加圧されて表面にトナー像が定着される。一方、トナー像転写後の感光ドラム1は、記録媒体12に転写されないで表面に残ったトナー9がクリーニング手段としてのクリーニング部材6によって除去され、次の画像形成に供される。
本実施例に係る画像形成装置では、感光ドラム1、帯電ローラ2、現像装置4、クリーニング部材6の4つのプロセス機器が一体的に組み込まれて、装置本体Mに対して着脱可能のプロセスカートリッジ220を構成している。
[潤滑剤供給動作の概要]
実施例1における潤滑剤供給動作(潤滑動作)について説明する。潤滑剤供給動作は、現像ローラ4から感光ドラム1にトナー9を供給する供給動作である。潤滑剤供給動作は、例えば、ページ単位の画像形成と画像形成の間(紙間)に行われる。ページ単位とは、例えばA4サイズ単位のことを指す。またページ単位の情報は、受信されるJOB情報から取得される。具体的には、露光手段であるスキャナユニット30から短いライン状の画像のレーザ露光を行い、現像ローラ4により顕像化させることで、感光ドラム1上にトナー像を作成する。トナー像の一例として、感光ドラム1の長手方向のほぼ全域に広がりを持ち、感光ドラム1の回転方向(周方向)に延びる線状の画像(例:2ドット2スペース)を繰り返し作成することで形成されるある程度の幅を持った画像がある。後述の図4にそのトナー像パターンの一例を示す。実施例1では、例えば、100本の線状のトナー像を感光ドラム1上に作成し、トナー9が供給される。
また、この方法とは別に例えば千鳥格子状の潜像を作成し、そこにトナー像を作り出してもよい。つまり、所定の量のトナーを感光ドラム1に供給することができればどのような潜像であっても良い。
従来、連続印字中にトナーパージ、すなわち上記の潤滑剤供給動作を行う場合、印字中はトナーと逆極性のバイアスが転写ローラ7に印加される。この時、潤滑剤供給動作であるトナーパージをする必要がある場合は、紙間のタイミングにトナーと同極性のバイアス
を転写ローラ7に印加することで、転写ローラ7へのトナー汚れを防ぎつつ、トナーを大量に感光ドラム1に残すことができる。
感光ドラム1に大量のトナーを残すことで、感光ドラム1上のクリーニング部材6に潤滑剤としてのトナーを送り込むことができる。これにより、クリーニング部材6は高いクリーニング性を維持することができる。
しかし、この転写バイアスを逆極性に切り替える際に、数百msecの切替時間を要してしまうことがある。これは、転写バイアスを安定させるために、コンデンサを上流につけており、これの放電と充電を行うための時間が必要であるからである。高速機の場合、数百msecの切替時間を紙間で要してしまうと、紙間の間にバイアスを切り替え、更に戻す必要があるため、数百msecの2倍時間がかかる。この時間を確保すると、通常の紙間より長い時間を要してしまうため、スループットが遅くなってしまう。
これを避けるために、本実施例では、非画像形成時である紙間中に転写ローラ7へ印加するバイアスの逆極性への切り替えを行わない。すなわち、転写ローラ7へ印加されるバイアス(電圧)の極性は、画像形成時と同じ極性である。
しかし、感光ドラム1上に供給したトナー9に前述のポジ系の外添剤が含まれていない場合、現像剤であるトナー9が全て転写ローラ7に回収されてしまい、クリーニング部材6に潤滑剤を供給することができない。
そこで、本実施例ではトナー9の外添剤の一部にポジ系の材料を入れ、その上で画像形成時と同じ極性の転写バイアス(電圧)を非画像形成時における転写ローラ7に印加する。このようにすることで、現像装置4から感光ドラム1上に供給されたトナー9が転写ローラ7を通過した時にトナー9を中心として、ポジ系外添剤の量が少なくなることで帯電極性がネガ(負)極性に帯電した紛体(現像剤)を転写ローラ7に移動させる。そして、ポジ系外添剤を中心としてトナー9を中心とした粉体とは逆極性に帯電した紛体(現像剤)を感光ドラム1に供給することが可能になる。このポジ系の外添剤を多く含む紛体(現像剤)がクリーニング部材12の潤滑剤となることによって、クリーニングブレードとドラムが滑らかに回転することで、びびりを抑制し、びびりによって発生していたトナーのすり抜けを防ぐことが出来る。その結果、高い有効なクリーニング性を維持することが可能になる。
本実施例では、非画像形成時においても画像形成時と全く同じ転写バイアスを印加したが、トナーと逆極性の転写バイアスを印加する場合であっても、転写バイアスの絶対値を画像形成持よりも下げるような制御であれば行っても良い。つまり、感光ドラムにポジ系の外添剤を多く含んだ状態の現像剤が残る。そして、ポジ系の外添剤の量が少ない状態の現像剤が転写ローラ7に移動するような電位差が、前述の感光ドラム1の表面電位と、転写ローラ7に印加される転写バイアスとの間に形成されるような転写バイアスが転写ローラ7に印加されればよい。その上で、紙間を延長することなく転写バイアスの絶対値を画像形成時よりも落とせる範囲であれば、トナーと逆極性の転写バイアスを印加することも可能である。
なお、上述の潤滑剤供給動作(潤滑動作)は少量ながらトナー9も消費してしまう。よって、潤滑剤供給動作は最適な頻度で行うことが好ましい。実施例1では、潤滑剤供給動作の実行間隔は、カートリッジ内のメモリもしくは、画像形成装置にあるROMに記憶し、その値を用いて実行する。ここで、潤滑剤供給動作の実行間隔について説明する。潤滑剤供給動作の実行間隔は、非画像形成時を潤滑剤供給動作が行われる第1非画像形成時と、潤滑剤供給動作が行われない第2非画像形成時とで、分けた場合に、第1非画像形成時の後に、第2非画像形成時の期間がどれだけあるか等によって決まる。例えば、記録材10枚ごとに画像形成を行う場合、10枚目の記録材と11枚目の記録材の紙間に上述の潤滑剤供給動作を実行すると、10枚目の記録材と11枚目の記録材の紙間が第1非画像形
成時に相当する。一方、例えば8枚目の記録材と9枚目の記録材の紙間は第2非画像形成時に相当する。
[ブロック図]
次に、図2を用いて、画像形成装置100aの制御構成について説明する。図2は、実施例1における制御ブロック図である。制御部101は、演算処理を行う中心的素子であるCPU(中央演算処理ユニット)111、記憶手段であるROM112、RAM113などのメモリ、周辺機器との情報の入出力を行う入出力I/F114等を有している。CPU111は、プロセッサとも呼ばれる。CPU111は、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。CPU111は、ROM112やRAM113を用いて、制御部101の各種制御を行う。RAM113には、センサの検知結果、演算結果などが格納され、ROM112には、書き換え可能な不揮発性記憶手段で、制御プログラム、予め求められたデータテーブル、各種変数などが格納されている。
制御部101は、画像形成装置100aの動作を統括的に制御する制御手段であり、画像形成装置100aにおける各制御対象が入出力I/F114を介して接続されている。画像形成制御部510は、制御部101の指令に従い、図1で説明した、感光ドラム1や、現像装置4や等の各ユニットの動作を制御する。画像形成制御部510は、モータ駆動部511、高圧電源512及び露光制御部513を有し、モータ駆動部511、高圧電源512及び露光制御部513を制御する。制御部101が、モータ駆動部511、高圧電源512及び露光制御部513を制御してもよい。なお、上記の高圧電源512や転写ローラ7へ印加する電圧を制御する制御部を含めた構成が、本実施例における電圧印加手段に相当する。
モータ駆動部511は、各種モータを含み、ポリゴンスキャナ、感光ドラム1及び現像ローラ4等を回転駆動する為の動力源であり、制御部101又は画像形成制御部510からの制御信号に基づき動作する。高圧電源512は、感光ドラム1、帯電ローラ2、現像ローラ4、転写ローラ7及び定着装置34等に高電圧を印加する電源である。露光制御部513は、感光ドラム1へ照射されるレーザ光35の光量の信号をスキャナユニット30へ伝達する。
環境センサ515は、画像形成装置100に備えられた温度及び湿度を計測するセンサであり、温度及び湿度に関するデータを制御部101に送信する。また、制御部101と、CRGメモリm0との間は、CRGメモリ通信部517を介してデータ通信が行われる。
制御部101は、CRGメモリm0に記憶された潤滑剤供給動作実行タイミングNを読み込み、現像ローラ4から感光ドラム1に供給されるトナー9の供給間隔、すなわち潤滑剤供給動作の実行間隔を制御する。また、制御部101は、各種の電気的情報信号の授受や、供給動作のタイミングなどを制御しており、後述するフローチャート処理などを司る。
[潤滑剤供給動作の実行プロセス]
実施例1における潤滑剤供給動作を実行するまでのプロセスを、図3のフローチャートを用いて説明する。
実施例1では、プロセスカートリッジ220のCRGメモリm0に保存しておいた潤滑剤供給動作の実行タイミングに基づいて、潤滑剤供給動作の実行間隔を決め、実行する。画像形成装置100aの電源がONされた後、又はカートリッジ交換用ドアが開閉後に、画像形成装置100aが動作可能状態になると、図3に示すフローが開始される(S10
1)。まず画像形成装置の制御部101は、外部インターフェース102を介して、ホスト機器から通信回線を介して送信されてくるプリントJOBを受信する(S102)。次に、制御部101は、CRGメモリ通信部517を介して、CRGメモリm0から潤滑剤供給動作の実行間隔の情報を取得する(S103)。次に画像形成動作を開始する(S104)。
連続プリント開始後、制御部101は、1枚プリント毎に連続プリント枚数nをカウントし、実行間隔N1と一致するかを判断する(S105)。なお、1枚プリント毎とは、面数を意味し、両面印刷の場合には、1枚の用紙に、2面分の画像が形成されるので、カウント数は2になる。
N1≠nの場合、制御部101は、残プリントJOB=0か否かを確認する(S106)。残プリントJOB=0場合、制御部101は、画像形成制御部510を制御し、画像形成動作を終了させる(S107)。フローチャート終了のS108に移行する。
一方、S106で、残プリントJOB≠0の場合、制御部101は、次の画像形成動作(S104)の為に画像形成制御部510を制御する。
S105に戻り、N1=nの場合、制御部101は、画像形成制御部510を制御し、紙間中に潤滑剤供給動作を実行する(S109)。潤滑剤供給動作により感光ドラム上に形成されるトナー像のパターン例を図4に示す。
その後、制御部101は、連続プリント枚数n=0に値をリセットし(S1010)、処理をステップS1011に移行する。ステップS1011では、制御部101は、残プリントJOB>0かどうかを確認する。
残プリントJOB>0の場合、制御部101は、次の画像形成動作(S104)に処理を移行する。一方、残プリントJOB>0でない場合、即ち残プリントJOBがゼロの場合、画像形成動作を終了させる(S107)。
本実施例では、感光ドラム1から被転写材としての記録材などの記録媒体12に直接転写する系に限らず、被転写材としての中間転写体を用いた画像形成装置でも採用することが可能である。
[実施例2]
次に、本発明における実施例2について説明する。なお、実施例1と説明が重複する部分については説明を省略する。
実施例2に係る画像形成装置100bは、潤滑剤供給動作で吐きだされたトナーが記録媒体12に転写しない限界量として潤滑剤限界供給量が設定されている。
<画像形成装置の全体構成>
まず、本実施例に係る電子写真画像形成装置(画像形成装置)の全体構成について説明する。
図5は、本実施例の画像形成装置100bの概略断面である。本実施例に係る画像形成装置100bは、インライン方式、中間転写方式を採用したフルカラーレーザプリンタである。画像形成装置100bは、入力された画像情報に従って、記録媒体12(例えば記録用紙、プラスチックシート、布など)にフルカラー画像を形成することができる。また、画像形成装置100bは、制御部101を有している。制御部101は、画像形成装置100bの全体の制御を行うと共に、外部インターフェース102を介して、ホスト機器から種々の情報を取得する。
入力された画像情報は、制御部101にて処理され、制御部101が、以降に説明する各手段を制御することで画像形成が行われる。制御部101はCPUなどのプロセッサであるが、専用に設計された回路などであってもよい。
画像形成装置100bは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色画像を形成するための、第1~第4の複数の画像形成部(画像形成ステーション)SY,SM,SC,SKを有する。本実施例では、第1~第4の画像形成部SY,SM,SC,SKが、鉛直方向と交差する方向に一列に配置されている。
なお、本実施例では、第1~第4の画像形成部SY,SM,SC,SKの構成及び動作は、形成する画像の色が異なることを除いて実質的に同じである。従って、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを表すために符号に与えた添え字Y,M,C,Kは省略して、以下後述する。
本実施例では、各色用のプロセスカートリッジ220は、全て同一の形状を有しており、各プロセスカートリッジ220内に、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブランク(K)の各色のトナーが収容されている。
感光ドラム1は、回転可能な像担持体であって、駆動手段(駆動源)により回転駆動される。感光ドラム1の周囲にはスキャナユニット(露光装置)30が配置されている。スキャナユニット30は、画像情報に基づきレーザを照射して感光ドラム1上に静電像(静電潜像)を形成する露光手段である。レーザ露光の書き出しは、主走査方向(記録媒体12の搬送方向と直交する方向)では、走査ラインごとにBD(Beam Detect)と呼ばれるポリゴンスキャナ内の位置信号から行われる。一方で、副走査方向(記録媒体12の搬送方向)では、記録媒体12の搬送路内のスイッチ(不図示)を起点とするTОP(top of paper)信号から所定の時間だけ遅延させて行われる。これにより、4つの画像形成部SY、SM、SC、SKにおいて、常に感光ドラム1上の同じ位置に対してレーザ露光を行うことができる。
4個の感光ドラム1に対向して、感光ドラム1上のトナー像(現像剤像)を記録媒体12に転写するための中間転写体であって、被転写材の一例としての中間転写ベルト31が配置されている。中間転写体としての無端状のベルトで形成された中間転写ベルト31は、全ての感光ドラム1に当接し、図1に示す矢印B方向(反時計方向)に循環移動(回転)する。中間転写ベルト31は、複数の支持部材として、駆動ローラ31aと、従動ローラ31bに掛け渡されている。中間転写ベルト31の内周面側には、各感光ドラム1に対向するように、一次転写手段としての、4個の一次転写ローラ32が並設されている。そして、一次転写ローラ32に、図示しない一次転写バイアス印加手段としての一次転写バイアス電源(高圧電源)から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。これによって、感光ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト31上に転写(一次転写)される。
また、中間転写ベルト31の外周面側において、二次転写手段としての二次転写ローラ33が配置されている。そして、二次転写ローラ33に、図示しない二次転写バイアス印加手段としての二次転写バイアス電源(高圧電源)から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。これによって、中間転写ベルト31上のトナー像が記録媒体12に転写(二次転写)される。例えば、フルカラー画像の形成時には、上述のプロセスが、画像形成部SY、SM、SC、SKにおいて順次に行われ、中間転写ベルト31上に各色のトナー像が順次に重ね合わせて一次転写される。その後、中間転写ベルト31の移動と同期が取られて記録媒体12が二次転写部へと搬送される。そして、記録媒体12を介して中間転写ベルト31に当接している二次転写ローラ33の作用によって、中間転写ベルト31上の4色トナー像は、一括して記録媒体12上に二次転写される。トナー像が転写された記録媒体12は、定着手段としての定着装置34に搬送される。定着装置34において記録媒体12に熱及び圧力を加えられることで、記録媒体12にトナー像が定着される。
<プロセスカートリッジの構成>
次に、本実施例の画像形成装置100bに装着されるプロセスカートリッジ220の詳細な構成について説明する。本実施例では、収容しているトナーの種類(色)を除いて、各色用のプロセスカートリッジ220の構成および動作は実質的に同一である。
図6は、感光ドラム1の長手方向(回転軸線方向)に沿って見た本実施形態のプロセスカートリッジ220の概略断面図である。図2のプロセスカートリッジ220の姿勢は、画像形成装置に装着された状態での姿勢であり、以下でプロセスカートリッジの各部材の位置関係や方向等について記載する場合は、この姿勢が基本となる。
プロセスカートリッジ220は、感光ドラム1等を備えた感光体ユニット13と、現像ローラ4等を備えた現像ユニット3と、を一体化して構成される。
感光体ユニット13には、感光ドラム1が、不図示の軸受を介して回転可能に取り付けられている。不図示の駆動モータの駆動力が感光体ユニット13に伝達されることで、感光ドラム1が、画像形成動作に応じて矢印A方向(時計方向)に回転駆動される。感光ドラム1の外径は30mmで、130rpm(204mm/sec)で回転する。
また、感光体ユニット13には、回転状態にある感光ドラム1の表面に当接するように、帯電ローラ2及び弾性体で形成されたクリーニング部材(当接部材)としてのクリーニングブレード6が配置されている。帯電ローラ2には、図示しない帯電バイアス印加手段としての帯電バイアス電源(高圧電源)から、感光ドラム1上に任意の電荷を載せられるのに十分なバイアスが印加される。実施例2では、感光ドラム1上の電位(帯電電位:Vd)が-500Vとなるように印加するバイアスを設定している。スキャナユニット30から画像情報に基づきレーザ光35が照射され、感光ドラム1上に静電像(静電潜像)を形成する。
クリーニングブレード6は、ゴムブレード6aがクリーニング支持板金6bによって支持され、ゴムブレード6aとクリーニング支持板金6bとが一体となって形成されている。ゴムブレード6aは、例えば、厚さ2mm、23℃環境下でのMD-1硬度が60~80°のウレタンゴムが使用される。クリーニングブレード6はドラムカートリッジ枠体11に固定され、ゴムブレード6aの先端が感光ドラム1に当接するように配置されている。クリーニングブレード6はゴムブレード6aの自由端の先端にて、中間転写ベルト31に転写されず感光ドラム1の表面に残留したトナーを掻き取り、感光ドラム1の表面からトナーを除去する。
現像ユニット3は、トナー9を担持するための現像ローラ4(現像剤担持体)と、現像ローラ4にトナー9を塗布する供給ローラ5が配置された現像室20aと、供給ローラ5よりも鉛直方向下方に現像剤収容室20bを有している。
供給ローラ5は、現像ローラ4との間にトナーのニップ部(現像ローラ4と供給ローラ5とでトナーを挟む部分)を形成しながら回転している。
現像剤収容室20b内には、攪拌搬送部材22が設けられている。攪拌搬送部材22は、現像剤収容室20b内に収容されたトナーを攪拌すると共に、供給ローラ5の上部に向けて図中矢印G方向にトナーを搬送するための部材である。本実施例において撹拌搬送部材は85rpmで回転駆動している。
次に、本実施例の画像形成装置に装着される現像ユニット3の構成について説明する。図7は、現像ローラ4の長手方向(回転軸線方向)に沿って見た本発明の現像ユニット3の断面(主断面)図である。現像ユニット3は、現像室20aと現像剤収容室20bとから構成され、現像剤収容室20bは現像室20aの鉛直方向下方に配置されている。この現像剤収容室20bの内部には、現像剤としてのトナー9が収容されている。トナー9は、トナー粒子と、該トナー粒子の表面に外添されるトナー外添剤(外添粒子)と、から構成される。トナー外添剤として、粒径20nmのシリカ粒子と実施例1と同様にポジ系の
粒子がトナー粒子に添加されている。本発明において、このトナー9の正規帯電極性は、負極性を用いており、以下、トナー9として負帯電性トナーを用いる場合について説明する。ただし、本発明におけるトナー9は、負帯電性トナーに限定されない。また、現像剤収容室20bには、このトナー9を現像室20aに搬送するための現像剤搬送部材21が設けられており、現像剤搬送部材21が図7に示す矢印Gの方向へ回転することによってトナー9を現像室20aへと搬送している。
現像室20aには、感光ドラム1と接触し、現像駆動手段としての駆動モータM200の駆動力を受けることによって、図7に示す矢印D方向に回転する現像剤担持体としての現像ローラ4が設けられている。実施例2では、現像ローラ4と感光ドラム1とは、対向部(接触部)において互いの表面が同方向に移動するようにそれぞれ回転し、現像ローラ4は感光ドラム1に対して150%速く回転している。現像ローラ4には、図示しない現像バイアス印加手段としての現像バイアス電源(高圧電源)から、感光ドラム1上の静電潜像をトナー像として現像して、可視化するのに十分なバイアスが印加される。現像室20aの内部には、現像剤収容室20bから搬送されたトナー9を現像ローラ4に供給するトナー供給ローラ(以下、「供給ローラ」とする。)5が配置されている。また、現像室20aの内部には、供給ローラ5によって供給された現像ローラ4上のトナー9のコート量の規制及び電荷付与を行うトナー量規制部材8が配置されている。
プロセスカートリッジ220には、メモリとしての不揮発性メモリ(以下、「CRGメモリ」とする)m0(第1の記憶手段)が設けられている。CRGメモリm0には、プロセスカートリッジ220の使用量に応じた情報が記憶されている。プロセスカートリッジ220の使用量は、感光体ユニット13の使用量と現像ユニット3の使用量の2種類に大きく分けられる。
まず、感光体ユニット13の使用量に応じた情報について説明する。
感光体ユニット13の使用量に応じた情報は、像担持体である感光ドラム1の累積回転数などの動作量に係る情報や感光ドラム1の累積回転時間に係る情報を含んでもよい。また、感光体ユニット13の使用量に応じた情報は、感光ドラム1の累積回転数又は累積回転時間を感光ドラム1に関する第1所定値で割った値であってもよい。ここで、感光ドラム1に関する第1所定値は、感光ドラム1の回転数又は回転時間であって、感光ドラム1の寿命に基づいて設定された値である。さらに、感光体ユニット13の使用量に応じた情報は、感光ドラム1に関する第1所定値から感光ドラム1の累積回転数又は累積回転時間を減算した値であってもよい。
次に、現像ユニット3の使用量に応じた情報について説明する。
現像装置である現像ユニット3の使用量に応じた情報は、現像ローラ4の累積回転数、現像ローラ4の累積回転時間、トナー使用量、トナー残量などの情報を含んでもよい。トナー使用量は、現像ユニット3内に収容された現像剤としてのトナー9のうち使用されたトナー9の量である。トナー残量は、現像ユニット3内に収容された現像剤としてのトナー9のうち残っているトナー9の量である。使用開始前の現像ユニット3内のトナー量からトナー残量を減算することにより、トナー使用量を求めてもよい。また、使用開始前の、現像ユニット3内のトナー量からトナー使用量を減算することにより、トナー残量を求めてもよい。現像ユニット3の使用量に応じた情報は、現像ローラ4の累積回転数又は累積回転時間を現像ローラ4に関する第2所定値で割った値であってもよい。ここで、現像ローラ4に関する第2所定値は、現像ローラ4の回転数又は回転時間であって、現像ローラ4の寿命に基づいて設定された値である。また、現像ユニット3の使用量に応じた情報は、トナー使用量を使用開始前の現像カートリッジ200内のトナー量で割った値であってもよい。現像ユニット3の使用量に応じた情報は、トナー残量を使用開始前の現像ユニット3内のトナー量で割った値であってもよい。
そして、制御部101は、CRGメモリm0に保持された情報をもとに感光体ユニット13と現像ユニット3がどれだけ使用されたか、どれだけ動作したかの使用に係る量を取得することができる。また、CRGメモリm0には、感光体ユニット13と現像ユニット3の種類を特定できる情報(製造番号やモデルなど)が記憶されている。なお、CRGメモリm0は、図1で示した画像形成装置100の制御部101と非接触、または電気接点を介した接触によって通信(情報の書き込み、読取り)可能に構成されている。そのため、一旦取り外したプロセスカートリッジ220を画像形成装置100の装置本体に再び取り付けた場合であっても、制御部101は、感光体ユニット13と現像ユニット3が使用量に応じた情報を取得することができる。
[潤滑剤供給動作の概要]
実施例1同様、連続印字中の紙間中に1次転写ローラ10へ印加するバイアスを逆極性に切り替えることなく、線状のトナー像を感光ドラム1に作り、画像形成時と同じ極性の転写バイアスを1次転写ローラ10に印加する。すると、感光ドラム1に作られたトナー像のうち、ポジ系の外添剤の量が少なくなりネガ極性に帯電したトナーが一次転写ローラ10側の中間転写ベルト上に移動し、ポジ系外添剤の量が多くなりネガ極性とは逆極性に帯電したトナーが感光ドラム1に残る。このようにしてトナーに含まれたポジ系の外添剤がクリーニング部材12の潤滑剤として供給されることで、高いクリーニング性を維持することができる。
図5に示したように、4本のプロセスカートリッジ220があり、紙間の到達の早い上流側のプロセスカートリッジY、M、C、Kの順に潤滑剤供給動作を実行する。
各ステーションの潤滑剤供給動作中の1次転写ローラのバイアスは、上述したように画像形成中と同極性のバイアスを印加したままとする。この時、多くのトナーが中間転写体30に転写されてしまう。1次転写ローラ同様、バイアスの切り替える時間がないため、2次転写ローラも画像形成中と同極性のバイアスを印加した状態で、次の画像形成動作に移行する。
[潤滑剤限界供給量]
連続印字中に、感光ドラム1に供給できるトナーの量として、潤滑剤供給動作を1度実行する際に記録媒体12にトナーを転写しないで供給可能なトナーの限界量を予め定める必要がある。そこで本実施例では、2ドット2スペースを1ラインとして扱い、3ページ毎にパージ、すなわち潤滑剤供給動作を実行した時の裏汚れのレベルを確認すると、以下の表1のような結果になった。
Figure 0007208024000001
本実施例では、この結果から120ラインを潤滑剤限界供給量とする。本実施例では潤滑剤限界供給量を4等分し、4つのプロセスカートリッジからなる各画像形成ステーションが30ラインずつ潤滑剤供給動作を実行する。このことによって、連続印字中の潤滑剤供給動作によっても、紙裏汚れが発生しない画像形成装置を提供することが可能になる。
また、本実施例では、ライン数によってパージ量を調整したが、人間が視認しにくいような画像パターンを形成して、パージすることも可能である。
[ブロック図]
次に、図8を用いて、画像形成装置100bの制御構成について説明するが、CRGメモリ通信部517に係る構成以外は図2と共通するので、共通する部分については詳細な説明を省略する。ここでは、CRGメモリ通信部517に係る構成のみ説明を行う。実施例1では、CRGメモリ通信部517による通信対象はCRGメモリm0のみであった。これに対し、実施例2では、各色用のプロセスカートリッジ220が夫々CRGメモリを有し、CRGメモリ通信部517は、CRMメモリM0~M3のぞれぞれと通信を行い、必要な情報を取得する。制御部101は、ドラムカートリッジ210の使用開始後の累積印刷枚数、現像カートリッジ200の使用開始後の累積印刷枚数及びトナー供給工程後の累積印刷枚数をカウントし、RAM113に累積印刷枚数のカウンタ値を記憶する。画像形成部SY、SM、SC、SKのそれぞれについての累積印刷枚数のカウンタ値が、RAM113に記憶されてもよい。
[潤滑剤供給動作の実行プロセス]
実施例2におけるトナー供給工程を実行するまでのプロセスを、図9のフローチャートを用いて説明する。画像形成装置100bの電源がONされた後、又はカートリッジ交換用ドアが開閉後に、画像形成装置100bが動作可能状態になると、図9のフローが開始される(S201)。そして、画像形成装置の制御部101は、外部インターフェース102を介して、ホスト機器から通信回線を介して送信されてくるプリントJOBを受信する(S202)。次に制御部101は、CRGメモリ通信部517を介して、プロセスカートリッジ220に搭載されたCRGメモリM0~M3と通信を行う。そして、画像形成部SY、SM、SC、SKのそれぞれのCRGメモリM0~M3から、感光体ユニット13の使用量と現像ユニット3の使用量に応じた情報を取得する(S203)。
次に、制御部101は、潤滑剤供給動作の実行間隔(印刷枚数)のテーブルをROM112から読み出し参照する(S204)。制御部101は、画像形成部SY、SM、SC、SKのそれぞれについてのトナー供給工程の実行間隔を個別に決定(算出)する(S205)。そして、制御部101は、画像形成部SY、SM、SC、SKのそれぞれについて算出されたトナー供給工程の実行間隔のうち、最も短い実行間隔N2を決定する(S206)。
次に画像形成動作を開始する(S207)。連続プリント開始後、制御部101は、1枚プリント毎に連続プリント枚数nをカウントし、実行間隔N2と一致するかを判断する(S208)。なお、1枚プリント毎とは、実施例1と同様に面数を意味しており、両面印刷の場合は、1枚の用紙に2面分の画像が形成されるので、カウント数は2となる。
N2≠nの場合、制御部101は、残プリントJOB=0か否かを確認する(S209)。残プリントJOB=0場合、制御部101は、画像形成制御部510を制御し、画像形成動作を終了させる(S2010)。フローチャート終了のS2011に移行する。
一方、S209で、残プリントJOB≠0の場合、制御部101は、次の画像形成動作(S207)の為に画像形成制御部510を制御する。S208に戻り、N2=nの場合、制御部101は、画像形成制御部510を制御し、紙間中に潤滑剤供給動作を実行する(S2012)。潤滑剤供給動作により各カートリッジの感光ドラム1に形成されるトナー像のパターンは実施例1と同様である。
その後、制御部101は、連続プリント枚数n=0に値をリセットし(S2013)、処理をステップS2014に移行する。ステップS2014では、制御部101は、残プリントJOB>0かどうかを確認する。
残プリントJOB>0の場合、制御部101は、次の画像形成動作(S207)に処理を移行する。
一方、残プリントJOB>0でない場合、即ち、残プリントJOBがゼロの場合、画像
形成動作を終了させる(S2010)。制御部101は、例えば、潤滑剤供給動作の実行間隔のテーブルとして、表2に示すテーブルを参照してもよい。
Figure 0007208024000002
[実施例2の潤滑剤供給動作の実行間隔テーブル]
ポジ系の外添剤が多く含まれたトナーでは、ポジ系の外添剤を多く含むトナーがクリーニング部材をすり抜けてクリーニング不良を起こしやすい状態を作ってしまうことがある。この状態を防ぐために、潤滑剤供給動作の実行間隔を狭めることで、ポジ系の外添剤を含むトナーが早く消費されるようにする。そうすると、トナーの残量が少なくなり結果的にトナーに含まれるポジ系の外添剤の量も少なくなるので、感光ドラムにトナーを供給した際に、クリーニング部材をすり抜けるポジ系外添剤の量が減り、高いクリーニング性を維持することができる。また、本実施例のような現像装置では選択的にポジ系の外添剤が含まれたトナーが消費されるため、上述のようにトナー残量が減っていくにつれてトナーに含まれる外添剤の絶対量が減っていき、潤滑剤供給動作の実行間隔を広げていくことが可能になる。
クリーニング不良が起きないような潤滑剤供給動作の実行間隔を示したのが表3である。例えば、以下の表3のようなトナー残量のプロセスカートリッジが装着されていた場合、最終的に選択される潤滑剤供給動作実行枚数は、10枚毎に選択される。
Figure 0007208024000003
本実施例では、最も潤滑剤供給動作実行枚数が最も小さい10枚毎を選択したが、それぞれ色毎に、異なる最適な枚数で潤滑剤供給動作を実行しても良い。この場合、Magentaのみ潤滑剤供給動作を実行するタイミングが存在することが考えられる。この時は、潤滑剤限界供給量の120ラインを4等分した30ラインではなく、120ラインで潤滑剤供給動作を実行することも可能である。
[実施例3]
次に、本発明における実施例3について説明する。なお、実施例2と説明が重複する部分については説明を省略する。
潤滑剤供給動作の実行間隔は、実施例2同様、表3と同じ枚数とする。この時、連続100枚プリントした時の各タイミングでの潤滑剤供給量を表4に示す。
Figure 0007208024000004
なお、本実施例では、例えば、Magentaが特にクリーニング不良に対して厳しく、クリーニング不良が起きないようなマージンをより確保したほうが良いと考えた時を想定する。そのような場合に、以下の表5のように潤滑剤限界供給量を越えない範囲(120ライン)で、色毎のライン数を変更することは可能である。
Figure 0007208024000005
Magentaのプロセスカートリッジにおける基本的な潤滑剤限界供給量を120ラインとする。更に、連続プリント枚数が50ページや80ページ、100ページのような他の色も潤滑剤供給動作を同時に行うようなタイミングでは、Magenta以外の色は最低限必要な30ラインを維持する。そして、120ラインから他色で使用したTotalライン数の残りをMagentaで供給することができる。
具体的には、100ページのタイミングではCyanとBlackで30ラインずつ供給する必要があるので、120ラインから60ラインを除いた60ラインをMagentaの供給量として採用することができる。
このように、潤滑剤供給動作を実行する際の、現像ユニットから感光ドラムへ供給する現像剤の量を、各画像形成部ごとにそれぞれ変更可能な構成となっている。
潤滑剤限界供給量を越えない範囲での潤滑剤供給動作であるため、紙裏汚れを起こすことがなく、かつクリーニング性が厳しい感光体装置に優先的に供給量を増やすことで、より高いクリーニング性を維持することが可能になる。
[実施例4]
次に、本発明における実施例4について説明する。なお、実施例2と説明が重複する部分については説明を省略する。
<画像形成装置の全体構成>
本実施例では、おける画像形成装置100cを図10に示す。本実施例では、実施例2のようなプロセスカートリッジを用いず、ドラムカートリッジ210と現像カートリッジ200の2つのカートリッジを用いる。
まず、ドラムカートリッジ210について説明する。
[ドラムカートリッジ]
ドラムカートリッジ210は、実施例2の感光体ユニット13をカートリッジ形態にしたものである。つまり、図11のように感光体ドラム1と帯電ローラ2、クリーニングブレード6を備えたカートリッジである。また、ドラムカートリッジ210には、第1メモリとしての不揮発性メモリ(以下、「Oメモリ」という)m1(第2の記憶手段)が設けられている。Oメモリm1には、ドラムカートリッジ210の使用量に応じた情報が記憶されている。
ドラムカートリッジ210の使用量に応じた情報は、実施例2同様、感光ドラム1の累積回転数又は累積回転時間を使った値である。また、Oメモリm1には、ドラムカートリッジ210の種類を特定できる情報(製造番号やモデルなど)が記憶されている。そして、制御部101は、Oメモリm1に保持された情報をもとにドラムカートリッジ210がどれだけ使用されたか、どれだけ動作したかの使用に係る量を取得することができる。なお、Oメモリm1は、図10で示した画像形成装置100cの制御部101と非接触、または電気接点を介した接触によって通信(情報の書き込み、読取り)可能に構成されている。一旦取り外したドラムカートリッジ210を画像形成装置100cの装置本体に再び取り付けた場合であっても、制御部101は、ドラムカートリッジ210の使用量に応じた情報を取得することができる。
次に現像カートリッジ200について説明する。
[現像カートリッジ]
現像カートリッジ200は、実施例2の現像ユニット3をカートリッジ形態にしたものである。つまり、図12のように現像室20aと現像剤収容室20bとから構成され、現像剤収容室20bの内部には、現像剤としてのトナー9が収容されている。これに、現像ローラ4と供給ローラ5、トナー量規制部材8を備えたカートリッジである。
現像カートリッジ200には、第2メモリとしての不揮発性メモリ(以下、「DTメモリ」という)m2が設けられている。DTメモリm2には、現像カートリッジ200の使用量に応じた情報が記憶されている。なお、このDTメモリm2には、上述のように現像装置である現像カートリッジ200の使用量に応じた情報が記憶されており、実施例2における第1の記憶手段に相当する。
現像カートリッジ200の使用量に応じた情報は、実施例2同様、現像ローラ4の累積回転数、現像ローラ4の累積回転時間、トナー使用量、トナー残量などの情報を含んだものである。制御部101は、DTメモリm2に保持された情報をもとに現像カートリッジ200の使用量に応じた情報を取得することができる。なお、DTメモリm2は画像形成装置100の制御部101と非接触、又は電気接点を介した接触によって通信(情報の書き込み、読取り)可能に構成されている。制御部101が現像カートリッジ200の使用量に応じた情報をDTメモリm2に書き込んでもよいし、画像形成装置100の装置本体に設けられた専用プロセッサ等が現像カートリッジ200の使用量に応じた情報をDTメモリm2に書き込んでもよい。一旦取り外した現像カートリッジ200を画像形成装置100の装置本体に再び取り付けた場合であっても、制御部101は、現像カートリッジ200の使用量に応じた情報を取得することができる。
本実施例では、潤滑剤供給動作の概要と潤滑剤限界供給量については、実施例2と同じであるものとする。
[ブロック図]
次に、図13を用いて、画像形成装置100の制御構成について説明する。図13は、実施例4における制御ブロック図である。CRGメモリ通信部515及び516に係る構成以外は図2、8と共通するので、共通する部分については詳細な説明を省略する。ここでは、CRGメモリ通信部515及び516に係る構成のみ説明を行う。
制御部101と、Oメモリm1との間は、ドラムメモリ通信部515を介してデータ通信が行われ、制御部101と、DTメモリm2との間は、現像メモリ通信部516を介してデータ通信が行われる。Oメモリm1及びDTメモリm2は、制御部101によってドラムカートリッジ210及び現像カートリッジ200の使用量に応じた情報を決定する際に使用される。DTメモリm2に記憶されたデータが、現像メモリ通信部516を介して
制御部101に送られる。制御部101は、環境センサ515、Oメモリm1及びDTメモリm2の情報から、定期的な潤滑剤供給動作におけるや吐き出しタイミングを決定する。そして、各色のドラムカートリッジ210、現像カートリッジ220に同様のメモリm1及びm2が設けられており、制御部101とは、ドラムメモリ通信部515、現像メモリ通信部516を介して、各色のメモリm1及びm2から必要な情報を取得する。
制御部101は、ドラムカートリッジ210の使用量に応じた情報及び現像カートリッジ200の使用量に応じた情報に基づいたタイミングで、現像ローラ4から感光ドラム1にトナー9を供給する潤滑剤供給動作の実行間隔を制御する。また、制御部101は、各種の電気的情報信号の授受や、駆動のタイミングなどを制御しており、後述するフローチャート処理などを司る。制御部101は、ドラムカートリッジ210の使用開始後の累積印刷枚数、現像カートリッジ200の使用開始後の累積印刷枚数及びトナー供給工程後の累積印刷枚数をカウントし、RAM113に累積印刷枚数のカウンタ値を記憶する。画像形成部SY、SM、SC、SKのそれぞれについての累積印刷枚数のカウンタ値が、RAM113に記憶されてもよい。
[潤滑剤供給動作の実行プロセス]
実施例4におけるトナー供給工程を実行するまでのプロセスを、図14のフローチャートを用いて説明する。画像形成装置100cの電源がONされた後、又はカートリッジ交換用ドアが開閉後に、画像形成装置100cが動作可能状態になると、図14のフローが開始される(S301)。そして、画像形成装置の制御部101は、外部インターフェース102を介して、ホスト機器から通信回線を介して送信されてくるプリントJOBを受信する(S302)。次に制御部101は、ドラムメモリ通信部515を通じて、ドラムカートリッジ210に搭載されたOメモリm1と通信を行う。そして、画像形成部SY、SM、SC、SKのそれぞれのOメモリm1から、感光体ユニット13の使用量と現像ユニット3の使用量に応じた情報を取得する(S303)。次に制御部101は、現像メモリ通信部516を通じて、現像カートリッジ200に搭載されたDTメモリm2との通信を行う。そして、現像カートリッジ200の使用量に応じた情報を画像形成部SY、SM、SC、SKのそれぞれのDTメモリm2から取得する(S304)。
次に、制御部101は、潤滑剤供給動作の実行間隔(印刷枚数)のテーブルをROM112から読み出し参照する(S305)。制御部101は、画像形成部SY、SM、SC、SKのそれぞれについてのトナー供給工程の実行間隔を個別に決定(算出)する(S306)。そして、制御部101は、画像形成部SY、SM、SC、SKのそれぞれについて算出されたトナー供給工程の実行間隔のうち、最も短い実行間隔N3を決定する(S307)。
次に画像形成動作を開始する(S308)。連続プリント開始後、制御部101は、1枚プリント毎に連続プリント枚数nをカウントし、実行間隔N3と一致するかを判断する(S309)。なお、1枚プリント毎とは、実施例1、2と同様に面数を意味しており、両面印刷の場合は、1枚の用紙に2面分の画像が形成されるので、カウント数は2となる。
N3≠nの場合、制御部101は、残プリントJOB=0か否かを確認する(S3010)。残プリントJOB=0場合、制御部101は、画像形成制御部510を制御し、画像形成動作を終了させる(S3011)。フローチャート終了のS3012に移行する。
一方、S3010で、残プリントJOB≠0の場合、制御部101は、次の画像形成動作(S308)の為に画像形成制御部510を制御する。
S309に戻り、N3=nの場合、制御部101は、画像形成制御部510を制御し、紙間中に潤滑剤供給動作を実行する(S3013)。潤滑剤供給動作により各カートリッジの感光ドラム1に形成されるトナー像のパターンは、実施例1、2と同様である。
その後、制御部101は、連続プリント枚数n=0に値をリセットし(S3014)、処理をステップ3015に移行する。ステップ3015では、制御部101は残プリントJOB>0かどうかを確認する。
残プリントJOB>0の場合、制御部101は、次の画像形成動作(S308)に処理を移行する。一方、残プリントJOB>0でない場合、即ち、残プリントJOBがゼロの場合、画像形成動作を終了させる(S3011)。
制御部101は、例えば、潤滑剤供給動作の実行間隔のテーブルとして、実施例2で用いた表2と以下に示す表6に示すテーブルを参照してもよい。
表6から、現像カートリッジの情報から判断した実行タイミングの枚数と、ドラム寿命との関係を見て、最終的な潤滑剤供給動作実行タイミングを決定してもよい。これは、ドラム寿命の残りが減ってくると、感光ドラムの表面に傷が入っていき、クリーニング性が低下してしまう。この低下分を補うために、潤滑剤供給動作の実行頻度を高くしていく必要があるからである。
Figure 0007208024000006
実施例2同様、クリーニング不良が起きないような潤滑剤供給動作の実行間隔を示したのが表7である。例えば、表7に示したような現像カートリッジが装着されていた場合、表6の結果から、最終的な潤滑剤供給動作実行枚数を決定することができる。
Figure 0007208024000007
現像カートリッジ情報から判断した実行タイミング表7と表6の関係から、最終的な潤滑剤供給動作実行枚数が表8のように決定する。例えば、以下の表8のようなドラムカートリッジが装着されていた場合、最終的に選択される潤滑剤供給動作実行枚数は、8枚毎に選択される。
Figure 0007208024000008
本実施例では、最も潤滑剤供給動作実行枚数が最も小さい8枚毎を選択したが、それぞれ色毎に、異なる最適な枚数で潤滑剤供給動作を実行しても良い。この場合、Magentaのみ潤滑剤供給動作を実行するタイミングが存在することが考えられる。この時は、潤滑剤限界供給量の120ラインを4等分した30ラインではなく、120ラインで潤滑剤供給動作を実行することも可能である。
また、実施例3のように、潤滑剤限界供給量を越えない範囲で、色毎にライン数を変更
することも可能である。
このように潤滑剤限界供給量を越えない範囲での潤滑剤供給動作であるため、紙裏汚れを起こすことがなく、かつクリーニング性が厳しい感光体装置に優先的に供給量を増やすことで、より高いクリーニング性を維持することが可能になる。
100a…画像形成装置、4…現像装置、1…感光ドラム、101…制御部、6…クリーニング部材

Claims (9)

  1. 被転写材に現像剤像を形成する画像形成動作を行う画像形成装置において、
    静電潜像が形成される回転可能な像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電する帯電手段と、
    前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面を露光し、前記静電潜像を形成する露光手段と、
    前記像担持体の表面に形成された前記静電潜像を現像して前記現像剤像を形成すべく、トナー粒子と、前記トナー粒子の正規帯電極性とは逆極性の帯電極性を有し前記トナー粒子に外添される外添剤と、を含む現像剤を、現像剤収容室から前記像担持体に供給する現像装置と、
    前記像担持体の表面に当接し、前記像担持体の表面から前記現像剤を除去するクリーニング部材と、
    前記像担持体に対向して設けられ、前記像担持体の表面に形成された前記現像剤像を被転写材に転写する転写手段と、
    前記帯電手段に前記正規帯電極性を有する帯電電圧を印加する帯電電圧印加手段と、
    前記転写手段に転写電圧を印加する転写電圧印加手段と、
    前記露光手段と、前記帯電電圧印加手段と、前記転写電圧印加手段と、を制御する制御部と、
    を備える画像形成装置において、
    前記制御部は、
    前記画像形成動作と、前記被転写材に前記現像剤像を転写しない非画像形成動作と、を実行可能に制御し、
    前記非画像形成動作を実行する場合において、前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面に形成される表面電位が前記正規帯電極性と同じ極性を有するように前記帯電電圧印加手段を制御し、かつ、前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面を前記露光手段によって露光することで前記静電潜像を形成し、前記静電潜像が形成された前記像担持体の表面に前記現像装置によって前記現像剤を供給し、前記画像形成動作において印加する転写電圧と同じ極性の転写電圧を印加する供給動作を実行可能に制御し、
    前記供給動作において、前記転写電圧印加手段によって印加される前記転写電圧の絶対
    値は前記画像形成動作において前記転写電圧印加手段によって印加される前記転写電圧の絶対値以下であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像装置の使用量に応じた情報を記憶する第1の記憶手段をさらに備え、
    前記制御部は、記非画像形成動作のうち、前記供給動作を実行する第1非画像形成動作と、前記供給動作を実行しない第2非画像形成動作と、を制御可能であって、前記第2非画像形成動作の実行期間と、記情と、に基づいて、前記供給動作の実行間隔を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記情報に含まれる現像剤の残量に関する情報に基づいて、前記現像剤収容室に収容された前記現像剤の残量が少なくなるほど、前記供給動作の実行間隔を広げるように制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体の使用量に関する情報を記憶する第2の記憶手段をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2の記憶手段から読み出した前記像担持体の使用量に応じた情報用いて前記供給動作の実行間隔を決定することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体と、前記現像装置と、前記クリーニング部材と、前記転写手段とを含む画像形成部が複数ある場合において、
    前記現像装置から前記像担持体へ供給される現像剤の量を、複数の前記画像形成部ごとにそれぞれ変更可能であることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記供給動作を1度実行する際に、前記現像装置から前記像担持体に供給可能な前記現像剤の限界量が予め定められることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記現像装置は、前記画像形成装置の装置本体に着脱可能なカートリッジであって、
    前記第1の記憶手段は、前記カートリッジに設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体と、前記帯電手段と、前記クリーニング部材とでドラムカートリッジを構成し、前記第2の記憶手段は前記ドラムカートリッジに設けられていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  9. 前記外添剤には、金属もしくは金属酸化物が用いられることを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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