JP7205769B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置、及びこれを備える画像形成装置に関する。
複写機やプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置に使用する定着装置として、定着ベルト内に設けた加熱部材で定着ベルトやニップ形成部材を内側から加熱する省スペースな定着装置が知られている。このような定着装置では、加熱部材の輻射熱をニップ形成部材に直接照射すると共に、ニップ形成部材以外に向かう輻射熱を集熱部材で集めてニップ形成部材に導くことで熱効率を高めるようにしたものがある(例えば特許文献3参照)。
特許文献3(特開第2014-041172号公報)の定着装置は、輻射熱が逃げるのを2つの反射部材で抑制して熱効率を改善している。すなわち、上下2つの加熱部材を有する定着装置において、上側加熱部材の輻射熱は上側に反射し、下側加熱部材の輻射熱は下側に反射する。
しかし、特許文献3の定着装置は上下の反射部材がステーから遠く離れていて過熱しやすく、過熱による反射面の変色・変形のおそれがある。
本発明の目的は、ステーの高剛性化とコンパクト化で定着装置の省スペース化を図ると共に、反射部材の過熱を防止することにある。
上記課題を解決するため、本発明の定着装置は、筒状の定着部材と、前記定着部材の内側に設けられた加熱部材と、前記定着部材の外周に対向する対向部材と、前記定着部材の内側に配置され前記対向部材との間で前記定着部材を挟んでニップ部を形成するニップ形成部材と、を有する定着装置であって、前記加熱部材が第1加熱部材と第2加熱部材を有し、前記第1加熱部材の側方に、前記第1加熱部材から前記第2加熱部材に向かう輻射熱を前記定着部材の内面に向けて反射する第1反射部を設けると共に、前記第2加熱部材の側方に、前記第2加熱部材から前記第1加熱部材に向かう輻射熱を前記ニップ形成部材に向けて反射する第2反射部を設け、前記第1反射部は、媒体搬送方向上流側に設けられた上流側第1反射部と、媒体搬送方向下流側に設けられた下流側第1反射部を有し、前記上流側第1反射部と前記下流側第1反射部の間に隙間が設けられ、前記第2反射部は、媒体搬送方向上流側に設けられた上流側第2反射部と、媒体搬送方向下流側に設けられた下流側第2反射部を有し、前記上流側第2反射部と前記下流側第2反射部の間に隙間が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、上流側の第1反射部と第2反射部と、下流側の第1反射部と第2反射部との間に隙間が設けられているので、図第1反射部と第2反射部の過熱を防止することができる。
本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 定着装置の側面断面図である。 定着装置の斜視断面図である。 定着装置の正面断面図である。 ベルト支持部材の斜視図である。 ベルト支持部材の変形例を示す斜視図である。 輻射熱の反射状態を示す定着装置の側面断面図である。 反射部材を低熱伝導部材を介して支持した変形例に係る図1Bと同様の側面断面図である。 反射部材とステーに開放穴を形成した側面断面図である。 開放穴を形成した反射部材とステーの長手方向断面図である。 開放穴を形成した反射部材とステーの斜視図である。 開放穴を形成した反射部材とステーの側面図である。 図7AのE-E線矢視断面図である。 2つの側板ステーを互いに傾斜するように配置した例を示す図である。 2つの側板ステーを一体に構成した例を示す図である。 ステーの開口部を上方に向けて配置した例を示す図である。 ステーの開口部を下方に向けて配置した例を示す図である。 ステーと反射部材の変形例を示す定着装置の側面断面図である。 図10Aの変形例に係る側面断面図である。 図10Bのステーと反射部材の斜視図である。 その他の変形例に係る定着装置の側面断面図である。 その他の変形例に係る定着装置の側面断面図である。 その他の変形例に係る定着装置の側面断面図である。 用紙を垂直方向に搬送する定着装置の例を示す図である。
以下、添付の図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。なお、本発明実施形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
(画像形成装置の概略構成)
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。まず、図1を参照して、画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。
図1に示す画像形成装置1は、電子写真方式のモノクロレーザプリンタである。なお、本発明は、プリンタのほか、複写機、ファクシミリ、あるいは、これらのいずれか2つ又は3つの機能を備える複合機であってもよい。また、モノクロ画像形成装置に限らず、カラー画像形成装置であってもよい。
図1に示すように、画像形成装置1には、画像を形成する画像形成部2と、記録媒体としての用紙Pを画像形成部2に供給する記録媒体供給部3と、供給された用紙Pに画像を転写する転写部4と、用紙Pに転写された画像を定着する定着装置5と、画像が定着された用紙Pを装置外に排出する排出部6と、が設けられている。
画像形成部2は、ドラム状の感光体7と、感光体7の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ8と、感光体7の表面を露光して潜像を形成する潜像形成手段としての露光装置9とを備えている。また画像形成部2は、感光体7の表面にトナー(現像剤)を供給して潜像を可視画像化する現像手段としての現像ローラ10と、感光体7の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード11とを備えている。
印刷動作開始の指示があると、画像形成部2において、感光体7が回転を開始し、帯電ローラ8によって感光体7の表面が均一な高電位に帯電される。次いで、原稿読取装置によって読み取られた原稿の画像情報、あるいは端末からプリント指示されたプリント情報に基づいて、露光装置9が感光体7の表面を露光することで、露光された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。そして、この静電潜像に対して現像ローラ10からトナーが供給され、感光体7上にトナー画像が形成される。
感光体7上に形成されたトナー画像は、転写部4に配置された転写ローラ15と感光体7との間の転写ニップにおいて用紙Pに転写される。この用紙Pは、記録媒体供給部3から供給されたものである。記録媒体供給部3では、給紙カセット12に収容されている用紙Pが給紙ローラ13によって1枚ずつ送り出される。
送り出された用紙Pは、タイミングローラ対14によって感光体7上のトナー画像とタイミングを合わせて転写ニップへ搬送される。そして、転写ニップにおいて、感光体7上のトナー画像が用紙Pに転写される。また、トナー画像の転写が行われた後、感光体7上に残留するトナーは、クリーニングブレード11によって除去される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置5へ搬送される。そして、定着装置5において、用紙Pが定着ベルト21と加圧ローラ22との間を通過する際に加熱及び加圧されることで、トナー画像が用紙Pに定着される。その後、用紙Pは、排出部6に搬送され、排紙ローラ対16によって装置外に排出されて、一連の印刷動作が完了する。
(定着装置)
次に、図1B~図14に基づいて定着装置の構成を詳しく説明する。図1Bは定着装置の側面断面図、図2は定着装置の斜視断面図、図3は定着装置の正面断面図である。図4Aは定着ベルトを支持するベルト支持部材の斜視図、図4Bはベルト支持部材の変形例を示す斜視図である。
図1B、図2に示すように、定着装置5は、定着ベルト21と、加圧ローラ22と、上下二段に配設された第1、第2加熱部材としてのハロゲンヒータ41、42と、ニップ形成部材24と、左右一対の側板ステー50a、50bで構成されたステー50と、左右一対の反射部材60と、温度センサ28とを備えている。
定着ベルト21は、用紙Pに未定着画像Tを定着させる筒状の定着部材であり、用紙Pの未定着画像担持面側に配置される。本実施形態では、定着ベルト21が、ニッケルやSUS等の金属材料やポリイミドなどの樹脂材料で形成された内周側の基材と、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などで形成された外周側の離型層と、を有する無端状のベルト(フィルムも含む)で構成されている。
また、基材と離型層との間に、シリコーンゴム、発泡シリコーンゴム、あるいはフッ素ゴムなどのゴム材料で形成された弾性層を介在させてもよい。この弾性層の厚さを100μm程度にすれば、未定着画像(未定着トナー)を押し潰して定着させるときに弾性層の弾性変形により、ベルト表面の微小な凹凸を吸収でき、光沢ムラの発生を回避できる。
また、本実施形態では、定着ベルト21の低熱容量化の観点から、定着ベルト21として、薄肉で小径のベルトを採用している。具体的には、定着ベルト21を構成する基材、離型層のそれぞれの厚さを、20~50μm、10~50μmの範囲に設定し、定着ベルト21全体としての厚さを1mm以下に設定している。
また、定着ベルト21が弾性層を有する場合は、弾性層の厚さを、100~300μmに設定するとよい。さらに低熱容量化を図るには、定着ベルト21全体としての厚さを0.2mm以下にするのがよく、さらに望ましくは、0.16mm以下の厚さとするのがよい。また、本実施形態では、定着ベルト21の直径が、20~40mmに設定されており、望ましくは、直径を30mm以下とするのがよい。
加圧ローラ22は、定着ベルト21の外周側に対向するように配置された対向部材である。加圧ローラ22は最大用紙幅以上の長さを有し、図3のようにニップ形成部材24の幅方向内側に設けられる。そして加圧ローラ22に対してスプリングや可動アームで図3で上方向に加圧力が付与される。
本実施形態では、加圧ローラ22が、芯金と、芯金の表面に設けられた発泡性シリコーンゴムやフッ素ゴムなどから成る弾性層と、弾性層の表面に設けられたPFAやPTFEなどから成る離型層とで構成されている。本実施形態では、加圧ローラ22を中実のローラとしているが、中空のローラであってもよい。中空ローラの場合、加圧ローラ22の内部にハロゲンヒータなどの加熱部材を配置することも可能である。
また、加圧ローラ22の弾性層は、ソリッドゴムでもよいが、内部に加熱部材が配置されていない場合は、弾性層にスポンジゴムを用いて加圧ローラ22の断熱性を高めることが望ましい。これにより、定着ベルト21の熱が加圧ローラ22に奪われにくくなり、定着ベルト21の熱効率が向上する。
加圧ローラ22は、画像形成装置本体に設けられた駆動源によって図1B中の矢印Aで示す方向に回転駆動するように構成されている。一方、定着ベルト21は、加圧ローラ22が回転駆動することにより、これに伴って図1B中の矢印B方向に従動回転する。
定着ベルト21と加圧ローラ22との間(ニップ部N)に、未定着画像Tが転写された用紙Pが搬送されると、回転する定着ベルト21と加圧ローラ22とによって用紙Pが搬送されニップ部Nを通過する。このとき、用紙Pに対して熱と圧力が付与されることで、未定着画像Tが用紙Pに定着される。
また、加圧ローラ22と定着ベルト21は、互いに接近離間するように構成されている。ニップ部Nに万一用紙が詰まった場合、加圧ローラ22と定着ベルト21を互いに離間させ、ニップ部Nを開放することで詰まった用紙のジャム処理などのメンテナンス作業を行うことが可能である。加圧ローラ22と定着ベルト21とは、いずれか一方に対して他方を動かして接近離間させるように構成されていてもよいし、両方を動かすことで接近離間させる構成であってもよい。
加熱部材としてのハロゲンヒータ41、42は、定着ベルト21の内側に上下二段で配置されている。ハロゲンヒータ41よりも加圧ローラ22に近付けてハロゲンヒータ42が配置されている。
そしてハロゲンヒータ41、42から赤外線光を放射することで、定着ベルト21を輻射熱により内周側から加熱する。ハロゲンヒータ41、42は、いずれか一方がベルト幅方向の中央部側を加熱するヒータとし、他方がベルト幅方向の端部側を加熱するヒータとするなど、加熱領域を異ならせてもよい。
すなわち、ハロゲンヒータ41、42を上下二段で配設することで、用紙の幅サイズに応じて異なる発熱領域を形成することができる。加熱部材としては、ハロゲンヒータ41、42以外に、カーボンヒータやセラミックヒータなどを用いることも可能である。
ニップ形成部材24は、加圧ローラ22との間で定着ベルト21を挟んでニップ部Nを形成するものである。詳しくは、ニップ形成部材24は、定着ベルト21の内周側でベルト幅方向に渡って長手状に配置されている。
ニップ形成部材24は、定着ベルト21の内周面に接触する平板状のニップ形成部24aと、ニップ形成部24aのベルト回転方向Bの両端部から加圧ローラ22側とは反対側に屈曲する一対の屈曲部24bとを有する。加圧ローラ22がバネなどの加圧手段によってニップ形成部材24側に加圧されることで、加圧ローラ22と定着ベルト21とが接触し、これらの間にニップ部Nが形成される。
ニップ形成部24aの定着ベルト21側のニップ形成面24cは、定着ベルト21の内周面に対して直接接触している。このため、定着ベルト21が回転したとき、定着ベルト21はニップ形成面24cに対して摺動する。
ニップ形成面24cの耐摩耗性や摺動性を向上させるために、ニップ形成面24cにアルマイト処理やフッ素樹脂系材料を塗布してもよい。さらに、経時的な摺動性の確保のために、ニップ形成面24cにフッ素系グリース等の潤滑剤を塗布してもよい。
本実施形態では、ニップ形成面24cが平坦面状となっているが、凹形状やその他の形状であってもよい。例えば、ニップ形成面24cが加圧ローラ22側とは反対側へ凹んだ凹形状である場合は、ニップ部Nの出口部が加圧ローラ22寄りになり、定着ベルト21に対する用紙の分離性が向上する。
また、ニップ形成部材24は、ステー50よりも熱伝導率が大きい材料で形成されている。例えば、ニップ形成部材24の材料として、銅(熱伝導率:398W/mk)やアルミニウム(熱伝導率:236W/mk)などが好ましい。
このように、ニップ形成部材24が熱伝導率の大きい材料で形成されていることで、ハロゲンヒータ41、42からの輻射熱はニップ形成部材24によって吸収され定着ベルト21へ効率良く伝達される。例えば、ニップ形成部材24の厚みを1mm以下に設定することで、ニップ形成部材24から定着ベルト21への熱伝達時間を短くすることができるため、定着装置5の立ち上がり速度を速める点において有利である。また、ニップ形成部材24の厚みを1mmより大きく5mm以下に設定した場合は、ニップ形成部材24の蓄熱性を高めることができる。
(ステーの構造)
ステー50は、加圧ローラ22の加圧力に抗してニップ形成部材24を支持する支持部材である。ステー50は、互いに対向した左右一対の側板ステー50a、50bを有する。ニップ部Nの入口側に配置された一方の側板ステー50aがステー50の第1本体部を構成し、ニップ部Nの出口側に配置された他方の側板ステー50bがステー50の第2本体部を構成する。ここでニップ部Nの入口とは、図1Bの加圧ローラ22の周面が定着ベルト21に接触し始める位置である。またニップ部Nの出口とは、加圧ローラ22の周面が定着ベルト21から離間する位置である。
当該側板ステー50a、50bは、対向部材である加圧ローラ22から定着ベルト21に向かう方向に延びた板状断面を有することで、最小限の板厚と高さで加圧ローラ22の加圧力を効率的かつ安定的に受け止め可能に構成されている。各側板ステー50a、50bは、ニップ形成部材24と同様に定着ベルト21の内周側でベルト幅方向に渡って長手状に配置されている。
側板ステー50a、50bは基本的に曲げ加工や開口加工などが不要な形状のため、簡易低コストに構成可能である。また側板ステー50a、50bは加圧ローラ22の加圧力を効率的に受け止め可能な断面形状のため、側板ステー50a、50bの高さを最低限にしたコンパクトなステー50の構成が可能であり、これにより定着ベルト21の小径化を図れる。
また側板ステー50a、50bの相互間隔を広く確保することができるから、上段のハロゲンヒータ41による定着ベルト21の直接加熱範囲を広く確保できると共に、側板ステー50a、50bに対する熱輻射を低減してその畜熱量を低減することができる。
このように本実施形態の定着装置5は簡易な構成で熱効率を高めることができるから、弾性層を有する比較的厚めの定着ベルト21でも高速な加熱特性を得られ、高品位なオンデマンド定着装置5を実現することができる。
(反射部材)
左右一対の反射部材60は、ハロゲンヒータ41、42と対向するように、側板ステー50a、50bの内側に配設されている。各反射部材60は、図1Bで上側に位置する第1反射部61と、下側に位置する第2反射部62を有する。第1反射部61と第2反射部62の短手方向断面形は、互いに異なる曲面形状を有する楕円形の部分形である。左側の第1反射部61と第2反射部62は上流側接続部60cによって接続され、右側の第1反射部61と第2反射部62は下流側接続部60cによって接続されている。
このように異なる曲面形状とすることで、ハロゲンヒータ41の輻射熱を第1反射部61で定着ベルト21に向けて効率的に反射する一方、ハロゲンヒータ42の輻射熱を第2反射部61でニップ形成部材24の内面に向けて効率的に反射する。すなわち、ハロゲンヒータ41、42と反射部61、62の最適な距離がハロゲンヒータ41と42で異なるためで、ヒータと反射部の距離が近いほど曲率が大きい構成が望ましい。
図11~図13で後述するように、定着ベルト21がハロゲンヒータ41に接触するのを防ぐため、ハロゲンヒータ41と定着ベルト21の距離Aは、ハロゲンヒー42とニップ形成部材24の最短距離Bよりも大きくする(A>B)。これにより輻射熱の有効利用と定着装置の小型化を実現することができる。なお、第1反射部61と第2反射部62の短手方向断面形を同一の曲面形状にしてもよい。これにより図1Bの左右反射部の部品共通化で、部品点数削減、組立性向上及びコストダウンを図ることができる。
反射部材60の上端部60aと下端部60bは、外側方向にL字状に屈曲されて側板ステー50a、50bの上下両端部に係合している。また、反射部材60の上端部60aと下端部60bの間に位置して第1反射部61と第2反射部62を接続する接続部60cは、向かい側の反射部材60の接続部60cと僅かな隙間Cを開けて対向している。
反射部材60は、耐熱性と弾力性を有するステンレス板や光輝アルミ等で形成されている。L字状の上端部60aと下端部60bを互いに弾性的に離間する方向に押し広げながら、側板ステー50a、50bの上下両端部に係合させることで、簡単に装着可能である。
第1反射部61の楕円の焦点近傍に第1加熱部材としての上段のハロゲンヒータ41が位置することで、ハロゲンヒータ41から下方(特に下段のハロゲンヒータ42)に向けて照射される輻射熱が、第1反射部61で効率的に反射されて定着ベルト21の上部内面に照射される。またハロゲンヒータ41から側方および上方に放射される輻射熱(赤外線光)が、直接的に定着ベルト21の上部内面に照射される。
一方、第2反射部62の楕円の焦点近傍に第2加熱部材としての下段のハロゲンヒータ42が位置することで、下段のハロゲンヒータ41から側方および上方(特に上段のハロゲンヒータ41)に向けて照射される輻射熱が、第2反射部62で効率的に反射されてニップ形成部材24の内面に照射される。またハロゲンヒータ42から下方に放射される輻射熱(赤外線光)が、直接的にニップ形成部材24の内面に照射される。
つまり、一方のハロゲンヒータ41(42)から他方のハロゲンヒータ42(41)に向かう無駄な加熱を抑えられる。この効果を発揮させるためには上記隙間Cは小さい方が好ましく、部品精度や組み付け誤差、反射部材60の温度上昇による線膨張により両反射部材60が接触して変形するのを防止するため、隙間Cは5mm以下が好ましく、さらに2mm以下に設定するとより好ましい。隙間Cは微小であっても空気層によって左右間の反射板への熱伝達を抑えられる。
下段のハロゲンヒータ42の周囲は、第2反射部62とニップ形成部材24によって囲まれているので、熱が籠もって過熱しやすい。この過熱は定着装置5を小型化するにつれて一層厳しくなる。
ハロゲンヒータ42に近接した第2反射部62が大量の連続通紙などにより長時間高温に曝されると、経時でその反射面の色が変色(黄色や金色に変色)する問題がある。この変色問題は、反射部材60に高い光輝度が得られる高反射率の光輝アルミ合金を使用した場合に顕著である。
反射面が変色すると、反射率低下によって定着ベルト21への輻射熱が減少し、昇温不良 (ウォームアップ時間増大)となる。またハロゲンヒータ42の輻射熱が反射されないで第2反射部62内に蓄熱されることで、第2反射部62の温度がさらに上昇して変色が加速的に増えたり、さらには第2反射部62の熱膨張によって反射面が変形するなどの不具合が発生する。
本発明の実施形態では、反射部材60の接続部60c相互間に僅かな隙間Cを形成しているので、当該隙間Cから過剰な熱を上方に逃すことができる。これにより、第2反射部62が過熱で変色するのを防止すると共に、ハロゲンヒータ42から側方および上方に向けて照射される輻射熱を効率的に反射してニップ形成部材24の内面に照射することができる。また、第1反射部61又は第2反射部62が局所的に過熱された場合、接続部60cを介して反対側の反射部に熱伝達されることで上下均一に熱拡散することができ、反射部材60の過熱(変色・変形)を防止することができる。
またハロゲンヒータ41、42の周囲は熱が偏在して滞留しやすい傾向があるが、隙間Cがあることで定着ベルト21の温度を均一化することができる。すなわち、隙間Cを通して前記偏在熱を解消するように上から下に又は下から上に熱移動を促進することで定着ベルト21の温度を均一化することができる。隙間Cの大きさは、部品精度や組み付け誤差、反射部材60の温度上昇による線膨張により両反射部材60が接触して変形するのを防止するため2mm以上に設定しても良い。以上のように籠った熱(空気)は隙間Cで熱伝達、反射板に局所的に偏在した熱は61~62の上下が連結されることで熱伝達することが可能となる。隙間Cを図1Bのように搬送方向中央に形成することで、左右の反射部材60を共通化して部品点数削減、組立性向上及びコストダウンを図ることができる。
反射部材60は、ハロゲンヒータ41、42と側板ステー50a、50bとの間に介在しているので、ハロゲンヒータ41、42から側板ステー50a、50bへの赤外線光の照射を遮断する機能も兼ねる。これにより、側板ステー50a、50bが加熱されることによる無駄な熱エネルギーの消費が抑制される。さらに、本実施形態では、反射部材60と側板ステー50a、50bとの間に空気層(隙間)が介在していることで、この空気層の断熱効果によって側板ステー50a、50bへの熱伝達がより一層抑制される。
反射部材60(第1反射部61と第2反射部62)のハロゲンヒータ41、42側の面は、反射率を高くするような鏡面処理や表面処理がなされている。本実施形態では、反射率を分光光度計(日立ハイテクサイエンス社製の紫外可視赤外分光光度計UH4150)を用いて測定し、測定時の入射角は5°である。
一般的に、ハロゲンヒータは用途により色温度が異なるが、定着装置の加熱用としては色温度が2500K程度のものが用いられている。本実施形態で用いられる反射部材60の反射率は、発光強度の高いハロゲンヒータ41、42の波長、具体的には900~1600nmの波長、より好ましくは1000~1300nmの波長に対して70%以上であるのがよい。
また、反射部材60の反射と断熱の機能を、側板ステー50a、50bに持たせてもよい。例えば、側板ステー50a、50bの内面(ハロゲンヒータ41、42側の面)に断熱処理又は鏡面処理を施すことで、反射部材60なしで側板ステー50a、50bが反射部材60の機能を兼ねるように構成することができる。この場合、側板ステー50a、50bとは別体の反射部材60を省略することが可能である。また、側板ステー50a、50bを鏡面処理した場合の側板ステー50a、50bの反射率は、上記反射部材60の反射率と同等であることが望ましい。
温度センサ28は定着ベルト21の温度を検知するもので、ニップ部Nの入口側に接近した定着ベルト21の外周側に配置されている。本実施形態では、温度センサ28を、定着ベルト21に対してベルト幅方向の中央部と一端部側との2箇所に配置している。
温度センサ28による定着ベルト21の表面温度の検知結果に基づいて、ハロゲンヒータ41、42の出力制御が行われる。これにより、定着ベルト21の温度が所望の温度(定着温度)となるように制御される。
また、温度センサ28は、接触型又は非接触型のいずれでもよい。温度センサ28としては、例えばサーモパイル、サーモスタット、サーミスタ、NCセンサなど、公知の温度センサを適用可能である。
(定着ベルトの支持構造)
図3に示すように、定着ベルト21は、その両端部に挿入された一対のベルト支持部材30によって回転可能に支持されている。このように、定着ベルト21の内周にベルト支持部材30が挿入されることによって、定着ベルト21は非回転状態では基本的に周方向の張力が付与されない状態、いわゆるフリーベルト方式で支持されている。
図2~図4Aに示すように、ベルト支持部材30は、定着ベルト21の内周に挿入されて定着ベルト21を支持するC字状の支持部30aと、定着ベルト21の端面に接触して定着ベルト21の幅方向移動(片寄り)を規制するフランジ状の規制部30bとを有している。定着ベルト21の両端縁が潤滑剤を介して規制部30bと接触することで、蛇行のない安定したベルト走行が可能となる。
支持部30aは、図4Bに示す例のように、全周に渡って連続する筒状であってもよい。各ベルト支持部材30は、定着装置5を構成するフレームである一対の側板31(図3参照)に固定されている。
また、ベルト支持部材30には、開口部30c(図4A、図4B参照)が設けられており、この開口部30cを通してハロゲンヒータ41、42や側板ステー50a、50bの両端部が各側板31に固定されている。ハロゲンヒータ41、42や側板ステー50a、50bは、ベルト支持部材30に固定してもよい。
図6に示すように、反射部材60の上端部60a、下端部60bとの側板ステー50a、50bの上下両端部との間に、それぞれ耐熱樹脂などの低熱伝導部材70を介在してもよい。これにより、反射部材60から側板ステー50a、50bに流れる熱量を低減し、熱効率を向上することができる。
但し、反射部材60の下端部60bはニップ形成部材24の内面に当接しているので、その温度は上端部60aよりも低い。したがって、低熱伝導部材70を介在する必要性は、上端部60aほど高くはないので、上端部60aの低熱伝導部材70だけでも熱効率を十分に向上することができる。
(輻射熱を通すための開放穴)
第2反射部62と側板ステー50a、50bに、図7A、7Bのように反射部開放穴62aとステー開放穴51を形成することができる。下段のハロゲンヒータ42から図7Aで水平方向に放射される輻射熱は、開放穴62a、51がない場合は第2反射部62に対して水平に当たり、ニップ形成部材24に向けて反射される輻射熱はわずかである。
このため開放穴62a、51がない場合、水平方向の輻射熱を、定着ベルト21の加熱に有効利用することができない。そこで開放穴62a、51を通して、ハロゲンヒータ42の輻射熱を定着ベルト21に照射可能にした。これにより熱効率を向上することができる。
図7A、7Bのように、第2反射部62の反射部開放穴62aの大きさは、側板ステー50a、50bのステー開放穴51の大きさよりも小さい。これは、水平方向の輻射熱が側板ステー50a、50bに照射されないようにするためである。
反射部材60の反射部開放穴62aと側板ステー50a、50bのステー開放穴51は、例えば、図7Cに示すように楕円状にしてもよい。この際、楕円状の開放穴62a、51は、その長径(長手方向)が加圧方向Eに対して交差する方向となるように形成するのが望ましい。
すなわち、加圧ローラ22の加圧力は反射部材60とステー50に対して図7Cの矢印E方向から付与されるので、開放穴62a、51を加圧方向Eに大きく形成することは、加圧方向Eに対する反射部材60及びステー50の強度確保の観点から好ましくない。開放穴62a、51を図7Cのように形成することで、ステー50の断面係数を大きく低下させることなくその必要強度を確保することができる。
また、開放穴62a、51を図7D左図のように長方形状に形成することもできる。しかしながら、長方形状の開放穴62a、51で楕円状の開放穴62a、51と同じ開口幅を確保しようとすると、特に開放穴62a、51の長手方向の端部側で開放穴62a、51の加圧方向Eの開口幅が大きくなる(h1>h2)。このため、開口幅をある程度確保しつつ、さらに強度の確保も実現するには、開放穴62a、51は図7D左図の長方形状よりも図7D右図の楕円状である方が望ましい。
図7Eは、反射部材60、側板ステー50a、50b及びハロゲンヒータ42の、図7AにおけるE-E線矢視断面図である。図7Eに示すように、ハロゲンヒータ42を挟んで互いに反対側に配置された各開放穴62a、51は、ベルト幅方向(図の上下方向)において互いにずらされた位置に設けられていることが望ましい。こうすることで、一方の各開放穴62a、51を通して赤外線光が照射される領域と、他方の各開放穴62a、51を通して赤外線光が照射される領域とが、ベルト幅方向において重ならないようにすることができる。
すなわち、定着ベルト21に対して穴と穴の間で赤外線光が直接照射されない非照射領域を、ベルト幅方向に渡って互いに補間し合うことで、当該非照射領域を実質的に無くす、又は少なくする。これにより、定着ベルト21をほぼ均一に加熱することができるようになり、温度ムラによる定着不良を防止できるようになる。
(側板ステーの変形例)
また、図8に示す定着装置5のように、2つの側板ステー50a、50bを、互いに平行ではなく、ハロゲンヒータ41、42の上方(ニップ部Nとは反対側)に向かって互いに間隔を広げるように傾斜させて配置してもよい。これにより、ハロゲンヒータ41から定着ベルト21に対して赤外線光を直接照射する範囲(上方の範囲)を、ハロゲンヒータ42からニップ形成部材24に対して赤外線光を直接照射する範囲(下方の範囲)よりも、広く確保することができる。また定着ベルト21に直接付与される熱エネルギーが増加するので、ハロゲンヒータ41、42に対する定着ベルト21の熱応答性を向上させることができる。
また、図8に示すように、この例では、2つの側板ステー50a、50b同士のニップ形成部材24側の間隔が狭くなるので、ニップ形成部材24のベルト回転方向Bの幅Wを小さくすることができる。これにより、加圧ローラ22の加圧力に対するニップ形成部材24の剛性が高まり、ニップ形成部材24の撓みを効果的に抑制できるようになる。また、定着装置5の小型化も図れる。
また、図9A、図9Bに示すように、2つの側板ステー50a、50bを両端部において連結部50cで互いに連結することで一体化することも可能である。このように、2つの側板ステー50a、50bを連結部50cで一体連結することで、各側板ステー50a、50bを個別に位置決めしたり組付けたりする必要がなくなり、組立性やメンテナンス性が向上する。
一端部側の連結部50cと他端部側の連結部50cとの間には開口部50dが形成されており、この開口部50dを通してハロゲンヒータ41、42からの赤外線光を照射することができる。また、赤外線光の照射幅を十分に確保するため、開口部50dの幅Yは最大通紙幅Wよりも大きいことが望ましい。
図9A、図9Bは2つの側板ステー50a、50bを上側の連結部50cで一体連結したが、図9Cに示すように側板ステー50a、50bを下側の連結部50cで一体連結してもよい。いずれの例においても、ハロゲンヒータ41、42から放射される赤外線光を定着ベルト21とニップ形成部材24の両方に直接照射することが可能である。
ステー50は、前述した実施形態では、左右一対の側板ステー50a、50bを有するが、ステー50は当該形状に限定されない。図10Aは、ステー50の断面形をH形状にしたものである。この断面形においては、左右一対の側板ステー50a、50bが、中間の連結ステー50eで連結される。
左右の側板ステー50a、50bを連結ステー50eで連結することで、ステー50全体の剛性を高めることができる。但し、中間の連結ステー50eは、加圧ローラ22によるニップ圧力の負担率が少ないので、熱容量を少なくするためにできるだけ薄肉に形成するのがよい。
但し、図10Aのように断面H形状のステー50を使用した場合、定着装置5を小型化するにつれて下段のハロゲンヒータ42の周囲に熱が籠もって過熱しやくなる。そこで当該過熱を防止するため、図10B、図10Cのように連結ステー50eに長手方向等間隔に複数の開放穴50fを設ける。また当該開放穴50fの上下に位置する第1反射部61と第2反射部62にも複数の開放穴61a、62bを設ける。
開放穴50f、61a、62bを上下方向に連通させることで、第1反射部61と第2反射部62の過熱(変色・変形)を防止することができるなど、前述した図1Bの隙間Cと同等の効果が得られる。この場合、連結ステー50eの開放穴50fの大きさは、反射部61、62の開放穴61a、62bより大きくするとよい。これにより、ハロゲンヒータ41、42の輻射熱が連結ステー50eに直接照射されるのを防止することができる。
また前記開放穴50f、61a、62bは、長手方向の位置を互い違いにずらして形成することもできる。これにより、ハロゲンヒータ41、42の輻射熱が開放穴50f、61a、62bを通して無駄に照射し合うのを防止することができる。なお、開放穴61a、62bを通して連結ステー50eに照射されるハロゲンヒータ41、42の輻射熱を反射するために、連結ステー50eの被照射部分に鏡面処理を施してもよい。
(その他の変形例)
図11~図13に示すように、ハロゲンヒータ41と定着ベルト21の距離をA、ハロゲンヒー42とニップ形成部材24の最短距離をBとしたとき、A>Bの距離関係にすることかぎできる。これにより、定着ベルト21の走行が不安定化しても、定着ベルト21がハロゲンヒータ41に接触するおそれを低減することができると共に、ハロゲンヒー42の輻射熱を最短距離Bでニップ形成部材24に効率的に照射することができる。
また、第1反射部61と第2反射部62の間の接続部60cは、前述したように左右対称形にする他、図12に示すように片側を上流側に延びた延長接続部63とし反対側を短縮接続部64にしてもよい。これにより、ハロゲンヒータ41、42同士が直接対向する場合に比べて乱反射を低減することができ、過剰な熱を上方に逃がすことができる。延長接続部63と短縮接続部64は上流側と下流側で入れ替えてもよい。
また、第1反射部61と第2反射部62の間を、図13に示すように分離部65にして、第1反射部61と第2反射部62を不連続にしてもよい。これにより、第1反射部61と第2反射部62の内側の熱を上方に逃がすことができ、反射部の過熱を防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限らず種々の変形が可能である。例えば本発明に係る定着装置5は、図1Aに示すように用紙を水平方向に搬送する定着装置5に限らない。定着装置5の設置方向は適宜変更可能であって、例えば図14に示すように用紙を垂直方向に搬送する定着装置5にも本発明を適用可能である。
1:画像形成装置 2:画像形成部
3:記録媒体供給部 4:転写部
5:定着装置 6:排出部
7:感光体 8:帯電ローラ
9:露光装置 10:現像ローラ
11:クリーニングブレード 12:給紙カセット
13:給紙ローラ 14:タイミングローラ対
15:転写ローラ 16:排紙ローラ対
21:定着ベルト 22:加圧ローラ
24:ニップ形成部材 24a:ニップ形成部
24b:屈曲部 24c:ニップ形成面
28:温度センサ 30:ベルト支持部材
30a:支持部 30b:規制部
30c:開口部 31:側板
41,42:ハロゲンヒータ(加熱部材) 50:ステー
50a,50b:側板ステー 50c:連結部
50d:開口部 50e:連結ステー
50f:開放穴 51:開放穴
60:反射部材 60a:上端部
60b:下端部 60c:接続部
61:第1反射部 61a:開放穴
62:第2反射部 62a、62b:開放穴
63:延長接続部 64:短縮接続部
65:分離部 70:低熱伝導部材
B:ベルト回転方向 C:隙間
E:加圧方向 N:ニップ部
P:用紙 T:未定着画像
W:最大通紙幅
特開第2004-94146号公報 米国特許第8032069号公報 特開第2014-041172号公報

Claims (11)

  1. 筒状の定着部材と、前記定着部材の内側に設けられた加熱部材と、前記定着部材の外周に対向する対向部材と、前記定着部材の内側に配置され前記対向部材との間で前記定着部材を挟んでニップ部を形成するニップ形成部材と、を有する定着装置であって、
    前記加熱部材が第1加熱部材と第2加熱部材を有し、
    前記第1加熱部材の側方に、前記第1加熱部材から前記第2加熱部材に向かう輻射熱を前記定着部材の内面に向けて反射する第1反射部を設けると共に、前記第2加熱部材の側方に、前記第2加熱部材から前記第1加熱部材に向かう輻射熱を前記ニップ形成部材に向けて反射する第2反射部を設け、
    前記第1反射部は、媒体搬送方向上流側に設けられた上流側第1反射部と、媒体搬送方向下流側に設けられた下流側第1反射部を有し、前記上流側第1反射部と前記下流側第1反射部の間に隙間が設けられ、
    前記第2反射部は、媒体搬送方向上流側に設けられた上流側第2反射部と、媒体搬送方向下流側に設けられた下流側第2反射部を有し、前記上流側第2反射部と前記下流側第2反射部の間に隙間が設けられていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記第1反射部と前記第2反射部の短手方向断面が、互いに異なる曲面形状を有することを特徴とする請求項1の定着装置。
  3. 前記第1反射部と前記第2反射部の短手方向断面が、同一の曲面形状を有することを特徴とする請求項1の定着装置。
  4. 前記上流側第1反射部と前記上流側第2反射部が上流側接続部で連結され、前記下流側第1反射部と前記下流側第2反射部が下流側接続部で連結されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項の定着装置。
  5. 前記上流側接続部と前記下流側接続部の間に2mm以下の隙間が形成されていることを特徴とする請求項4の定着装置。
  6. 前記第2反射部の長手方向複数箇所に反射部開放穴を形成したことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項の定着装置。
  7. 前記反射部開放穴が媒体搬送方向上流側と媒体搬送方向下流側で互い違いに形成されていることを特徴とする請求項6の定着装置。
  8. 前記定着部材の内側に配置され前記ニップ形成部材を支持する支持部材を有し、当該支持部材に前記第1反射部及び前記第2反射部が設けられていることを特徴とする請求項6又は7の定着装置。
  9. 前記支持部材の長手方向複数箇所に、前記反射部開放穴に連通すると共に当該反射部開放穴よりも大きい支持部材開放穴を形成したことを特徴とする請求項8の定着装置。
  10. 前記第1加熱部材と前記定着部材の距離をA、前記第2加熱部材と前記ニップ形成部材の最短距離をBとしたとき、A>Bであることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項の定着装置。
  11. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって形成された画像を前記記録媒体に定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、請求項1から10のいずれか1項の定着装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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