JP7223320B2 - 定着装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機における画像形成装置においては、未定着画像が形成された用紙などの記録媒体を、定着装置の定着ベルトと加圧部材との間に形成される定着ニップに搬送し、記録媒体を加圧および加熱することにより、記録媒体の表面に画像を定着させる。
そして定着装置には、定着ベルトの内側に、定着ベルトを加熱するための加熱部材や、定着ベルトを介して加圧部材に当接して、定着ニップを形成するニップ形成部材が設けられる。ニップ形成部材により、定着ベルトがその背面側から支持されることにより、定着ベルトが加圧部材との間で定着ニップを形成することができると共に、定着ベルトが、ニップ形成部材を介して加熱部材によって加熱されることで、定着ニップに運ばれてきた記録媒体の表面を適切に加圧および加熱することができる。
しかし、加熱部材の発熱量は定着ベルトの幅方向(加熱部材の長手方向)に不均一となる場合があり、例えば、端部側の発熱量が中央側に比べて小さくなる配熱分布のものが存在する。このような場合、発熱量の小さい低発熱領域で定着温度に到達するまでに余分な時間を要したり、定着ベルトの低発熱領域に対応する部分が定着温度にまで到達せず、この部分で定着不良を生じてしまうという問題があった。特に、朝一番の画像形成装置の起動時等には、装置全体が冷えているために、上記の問題が顕著であった。
端部側の温度上昇対策を施した定着装置として、例えば特許文献1(特開2017-32633公報)の定着装置では、図7に示すように、フィルム201の内側に、第1発熱体202と、第2発熱体203と、ニップ部材204等を設ける。第2発熱体203は、定着ニップNよりもフィルム201の回転方向の上流側で、フィルム201の幅方向両端側に設けられる。また、ニップ部材204には、定着ニップNよりもフィルム201の回転方向上流側へ延長した延部204aが設けられ、この延部204aの長手方向端部側に、中央側よりも上記上流側へさらに突出した突出部204bを設けている。第2発熱体203により、フィルム201の幅方向端部側の発熱量を大きくすると共に、第2発熱体203によって加熱されたフィルム201を、加熱後すぐにフィルム201とニップ部材204とのニップ部へ進入させることができ、定着ニップNにおいて、フィルム201の幅方向端部側を高い温度まで上昇させることができる。
特許文献1のように、主となる加熱部材とは別に、他の加熱部材を設け、他の加熱部材に対応する位置までニップ形成部材を延長することで(図7の延部204aおよび突出部204b参照)、主となる加熱部材の発熱量が相対的に小さい領域(上記の例では、定着ベルトの幅方向端部側の領域)の発熱量を補い、定着ベルトを十分に加熱することが可能になるものの、部材の増加により定着装置のコストアップを招いたり、定着装置のエネルギー消費が増加してしまったりするという問題があった。
このような事情から、本発明では、簡易な構成により、加熱部材の低発熱領域において、定着ベルトを十分に加熱することを課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明は、回転可能に設けられた無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトを加圧する加圧部材と、前記定着ベルトの内側に設けられ、当該定着ベルトを介して前記加圧部材に当接して定着ニップを形成するニップ形成部材と、前記定着ベルトの内側に設けられ、当該定着ベルトを加熱するための加熱部材とを備えた定着装置であって、長手方向における定着装置内の発熱量の分布である配熱分布において、発熱量が相対的に小さい低発熱領域が設けられ、前記ニップ形成部材は、前記定着ベルトの回転方向において、前記定着ニップよりも上流側へ延伸する延伸部を有し、前記長手方向の前記低発熱領域に対応する位置において、前記延伸部の延伸長さを最大とすることを特徴とする。
本発明によれば、ニップ形成部材の延伸部の延伸長さを、加熱部材の低発熱領域に対応する位置で最大とする。つまり、ニップ形成部材の延伸部を、加熱部材の配熱分布に対応した形状とするという簡易な構成により、低発熱領域に対応する位置で、定着ベルトを十分に加熱することができ、定着不良を防止できる。
画像形成装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の側面断面図である。 定着装置の斜視断面図である。 定着装置の正面断面図である。 (A)図はハロゲンヒータの長手方向の配熱分布を示す図で、(B)図はニップ形成部材を示す図である。 (A)~(C)は、異なる形状のニップ形成部材を示す図である。 従来の画像形成装置の概略構成図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。まず、図1を参照して、画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。
図1に示す画像形成装置1は、電子写真方式のモノクロレーザプリンタである。なお、本発明は、プリンタのほか、複写機、ファクシミリ、あるいは、これらのいずれか2つ又は3つの機能を備える複合機であってもよい。また、モノクロ画像形成装置に限らず、カラー画像形成装置であってもよい。
図1に示すように、画像形成装置1には、画像を形成する画像形成部2と、記録媒体としての用紙Pを画像形成部2に供給する記録媒体供給部3と、供給された用紙Pに画像を転写する転写部4と、用紙Pに転写された画像を定着する定着装置5と、画像が定着された用紙Pを装置外に排出する排出部6と、が設けられている。
画像形成部2は、ドラム状の感光体7と、感光体7の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ8と、感光体7の表面を露光して潜像を形成する潜像形成手段としての露光装置9と、感光体7の表面にトナー(現像剤)を供給して潜像を可視画像化する現像手段としての現像ローラ10と、感光体7の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード11と、を備えている。
印刷動作開始の指示があると、画像形成部2において、感光体7が回転を開始し、帯電ローラ8によって感光体7の表面が均一な高電位に帯電される。次いで、原稿読取装置によって読み取られた原稿の画像情報、あるいは端末からプリント指示されたプリント情報に基づいて、露光装置9が感光体7の表面を露光することで、露光された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。そして、この静電潜像に対して現像ローラ10からトナーが供給され、感光体2上にトナー画像が形成される。
感光体7上に形成されたトナー画像は、転写部4に配置された転写ローラ15と感光体7との間の転写ニップにおいて用紙Pに転写される。この用紙Pは、記録媒体供給部3から供給されたものである。記録媒体供給部3では、給紙カセット12に収容されている用紙Pが給紙ローラ13によって1枚ずつ送り出される。送り出された用紙Pは、タイミングローラ対14によって感光体7上のトナー画像とタイミングを合わせて転写ニップへ搬送される。そして、転写ニップにおいて、感光体7上のトナー画像が用紙Pに転写される。また、トナー画像の転写が行われた後、感光体7上に残留するトナーは、クリーニングブレード11によって除去される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置5へ搬送される。そして、定着装置5において、用紙Pが定着ベルト21と加圧ローラ22との間を通過する際に加熱及び加圧されることで、トナー画像が用紙Pに定着される。その後、用紙Pは、排出部6に搬送され、排紙ローラ対16によって装置外に排出されて、一連の印刷動作が完了する。
次に、図2~図4に基づき、定着装置の構成について詳しく説明する。図2は、定着装置の側面断面図、図3は、定着装置の斜視断面図、図4は、定着装置の正面断面図である。
図2に示すように、定着装置5は、定着ベルト21と、加圧ローラ22と、加熱部材としてのハロゲンヒータ23と、ニップ形成部材24と、当接部材としてのステー25と、反射部材26と、温度センサ28とを備えている。
定着ベルト21は、用紙Pに未定着画像Tを定着させる筒状の定着部材であり、用紙Pの未定着画像担持面側に配置される。本実施形態では、定着ベルト21が、ニッケルやSUS等の金属材料やポリイミドなどの樹脂材料で形成された内周側の基材と、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などで形成された外周側の離型層と、を有する無端状のベルト(フィルムも含む。)で構成されている。また、基材と離型層との間に、シリコーンゴム、発泡シリコーンゴム、あるいはフッ素ゴムなどのゴム材料で形成された弾性層を介在させてもよい。この弾性層の厚さを100μm程度にすれば、未定着画像(未定着トナー)を押し潰して定着させるときに弾性層の弾性変形により、ベルト表面の微小な凹凸を吸収でき、光沢ムラの発生を回避できる。また、本実施形態では、定着ベルト21の低熱容量化の観点から、定着ベルト21として、薄肉で小径のベルトを採用している。具体的には、定着ベルト21を構成する基材、離型層のそれぞれの厚さを、20~50μm、10~50μmの範囲に設定し、定着ベルト21全体としての厚さを1mm以下に設定している。また、定着ベルト21が弾性層を有する場合は、弾性層の厚さを、100~300μmに設定するとよい。さらに低熱容量化を図るには、定着ベルト21全体としての厚さを0.2mm以下にするのがよく、さらに望ましくは、0.16mm以下の厚さとするのがよい。また、本実施形態では、定着ベルト21の直径が、20~40mmに設定されており、望ましくは、直径を30mm以下とするのがよい。
加圧ローラ22は、定着ベルト21の外周面に対向するように配置された加圧部材である。本実施形態では、加圧ローラ22が、芯金と、芯金の表面に設けられた発泡シリコーンゴムやフッ素ゴムなどから成る弾性層と、弾性層の表面に設けられたPFAやPTFEなどから成る離型層と、で構成されている。また、本実施形態では、加圧ローラ22を中実ローラとしているが、中空ローラであってもよい。中空ローラの場合、加圧ローラ22の内部にハロゲンヒータなどの加熱部材を配置することも可能である。また、加圧ローラ22の弾性層は、ソリッドゴムでもよいが、内部に加熱部材が配置されていない場合は、弾性層にスポンジゴムを用いて加圧ローラ22の断熱性を高めることが望ましい。これにより、定着ベルト21の熱が加圧ローラ22に奪われにくくなり、定着ベルト21の熱効率が向上する。
また、加圧ローラ22は、画像形成装置本体に設けられた駆動源によって図2中の矢印Aで示す方向に回転駆動するように構成されている。一方、定着ベルト21は、加圧ローラ22が回転駆動することにより、これに伴って図2中の矢印B方向に従動回転する。定着ベルト21と加圧ローラ22との間(定着ニップN)に未定着画像Tが転写された用紙Pが搬送されると、回転する定着ベルト21と加圧ローラ22とによって用紙Pが搬送され定着ニップNを通過する。このとき、用紙Pに対して熱と圧力が付与されることで、未定着画像Tが用紙Pに定着される。
また、加圧ローラ22と定着ベルト21は、互いに接近離間するように構成されている。万が一、定着ニップNに用紙が詰まった場合は、加圧ローラ22と定着ベルト21を互いに離間させ、定着ニップNを開放することで、詰まった用紙のジャム処理などのメンテナンス作業を行うことが可能である。加圧ローラ22と定着ベルト21とは、いずれか一方に対して他方を動かして接近離間させるように構成されていてもよいし、両方を動かすことで接近離間させる構成であってもよい。
ハロゲンヒータ23は、定着ベルト21の内側に配置され、赤外線光(遠赤外線光又は近赤外線光を含む。)を照射することで、定着ベルト21を輻射熱により内側から加熱する加熱部材である。加熱部材として、ハロゲンヒータ23以外に、カーボンヒータやセラミックヒータなどを用いることも可能である。本実施形態では、定着ベルト21内にハロゲンヒータ23が1本だけ配置されているが、用紙の幅サイズに応じて異なる発熱領域を有する複数のハロゲンヒータ23を用いてもよい。
ニップ形成部材24は、加圧ローラ22との間で定着ベルト21を挟んで定着ニップNを形成するものである。詳しくは、ニップ形成部材24は、定着ベルト21の内側に配置されており、定着ベルト21の内周面に接触する平板状のニップ形成部241と、定着ベルト21の回転方向において、ニップ形成部241(定着ニップN)よりも上流側へ延伸する延伸部242(詳しくは後述する)とを有する。加圧ローラ22がバネなどの加圧手段によってニップ形成部材24側に加圧されることで、加圧ローラ22と定着ベルト21とが接触し、これらの間に定着ニップNが形成される。
ニップ形成部241の定着ベルト回転方向下流側端部には、加圧ローラ22側とは反対側に屈曲する屈曲部243が設けられる。延伸部242の定着ベルト回転方向上流側はR面(R形状)によって構成される。延伸部242の上流側部分をR面とすることで、定着ベルト21の内周面との摺動による定着ベルト内周面の破損を防止できる。また、このR面に連続して、延伸部242の上流側端部には、加圧ローラ22側とは反対側に屈曲する屈曲部244が設けられる。
ニップ形成部241の定着ベルト21側のニップ形成面241aは、定着ベルト21の内周面に対して直接接触している。このため、定着ベルト21が回転したとき、定着ベルト21はニップ形成面241aに対して摺動する。ニップ形成面241aの耐摩耗性や摺動性を向上させるために、ニップ形成面241aにアルマイト処理やフッ素樹脂系材料を塗布してもよい。さらに、経時的な摺動性の確保のために、ニップ形成面241aにフッ素系グリース等の潤滑剤を塗布してもよい。本実施形態では、ニップ形成面241aが、平坦面状となっているが、凹形状やその他の形状であってもよい。例えば、ニップ形成面241aが加圧ローラ22側とは反対側へ凹んだ凹形状である場合は、定着ニップNの出口部が加圧ローラ22寄りになり、定着ベルト21に対する用紙の分離性が向上する。
また、ニップ形成部材24は、熱伝導率が大きい材料で形成され、例えば、銅(熱伝導率:398W/mk)やアルミニウム(熱伝導率:236W/mk)などにより形成される。このように、ニップ形成部材24が熱伝導率の大きい材料で形成されていることで、ハロゲンヒータ23からの輻射熱はニップ形成部材24によって吸収され定着ベルト21へ効率良く伝達される。例えば、ニップ形成部材24の厚みを1mm以下に設定することで、ニップ形成部材24から定着ベルト21への熱伝達時間を短くすることができるため、定着装置5の立ち上がり速度を速める点において有利である。また、ニップ形成部材24の厚みを1mmより大きく5mm以下に設定した場合は、ニップ形成部材24の蓄熱性を高めることができる。
ステー25は、ニップ形成部材24の背面側に反射部材26を介して当接し、加圧ローラ22の加圧力に抗してニップ形成部材24を支持する。ステー25は、ニップ形成部材24と同様、定着ベルト21の内周側にベルト幅方向に渡って配置されている。本実施形態では、ステー25が、一対の縦壁部25aと、これらを連結する底壁部25bとから成る、断面U字状に形成されている。
ニップ形成部材24は、そのベルト回転方向Bの両端部にて、ステー25の一対の縦壁部25aによって支持されている。また、各縦壁部25aが、加圧ローラ22の加圧方向(図2における上下方向)に延在していることで、加圧方向の剛性が高まり、加圧ローラ22の加圧力によるニップ形成部材23の撓みが抑制される。このため、長手方向に渡って均一な幅のニップ部が得られる。ステー25は、その剛性を確保するため、SUSやSECCなどの鉄系金属材料によって形成されることが好ましい。
反射部材26は、定着ベルト21の内周側でハロゲンヒータ23と対向するように配置されており、ハロゲンヒータ23から放射される輻射熱(赤外線光)をニップ形成部材24側へ反射するものである。本実施形態では、反射部材26が、楕円状の断面に形成された反射部26aと、反射部26aの両端から互いに離れる方向に屈曲する一対の屈曲部26bとを有している。反射部材26は、各屈曲部26bがステー25の各縦壁部25aとニップ形成部材24のニップ形成部241との間に挟まれることで保持されている。
反射部26aは、その楕円状の凹曲面がニップ形成部材24側へ向くように配置されていることで、ハロゲンヒータ23からの輻射熱をニップ形成部材24側へ反射する。すなわち、ニップ形成部材24は、ハロゲンヒータ23から直接照射される赤外線光に加えて、反射部26aによって反射された赤外線光の熱も照射されるため、効果的に加熱される。
また、反射部26aは、ハロゲンヒータ23とステー25との間に介在していることで、ハロゲンヒータ23からステー25への輻射熱を遮断する機能も兼ねる。これにより、ステー25が加熱されることによる無駄な熱エネルギーの消費が抑制される。言い換えると、反射部材26とニップ形成部241とによって囲まれた空間内にハロゲンヒータ23の輻射熱が及び、その空間外に配置されたステー25等の部材に対しては、ハロゲンヒータ23からの輻射熱を遮断する構成になっている。さらに、本実施形態では、ステー25と反射部26aとの間に空気層(隙間)が介在していることで、この空気層の断熱効果によってステー25への熱伝達がより一層抑制される。
反射部材26(反射部26a)のハロゲンヒータ23側の面は、反射率を高くするような鏡面処理や表面処理がなされている。本実施形態では、反射率を分光光度計(日立ハイテクサイエンス社製の紫外可視赤外分光光度計UH4150)を用いて測定し、測定時の入射角は5°である。一般的に、ハロゲンヒータは用途により色温度が異なるが、定着装置の加熱用としては色温度が2500K程度のものが用いられている。本実施形態で用いられる反射部材26の反射率は、発光強度の高いハロゲンヒータ23の波長、具体的には900~1600nmの波長、より好ましくは1000~1300nmの波長に対して70%以上であるのがよい。
また、反射部材26の反射と断熱の機能を、ステー25に持たせてもよい。例えば、ステー25の内面(ハロゲンヒータ23側の面)に断熱処理又は鏡面処理を施すことで、ステー25が反射部材26の機能を兼ねるように構成することができる。この場合、ステー25とは別体の反射部材26を省略することが可能である。また、ステー25を鏡面処理した場合のステー25の反射率は、上記反射部材26の反射率と同等であることが望ましい。
温度センサ28は、定着ベルト21の外側に配置され、定着ベルト21の温度を検知するものである。本実施形態では、温度センサ28を、定着ベルト21に対してベルト幅方向の中央部と一端部側との2箇所に配置している。温度センサ28によって検知された定着ベルト21の表面温度に基づいてハロゲンヒータ23の出力制御が行われる。これにより、定着ベルト21の温度が所望の温度(定着温度)となるように制御される。また、温度センサ28は、接触型又は非接触型のいずれでもよい。温度センサ28としては、例えばサーモパイル、サーモスタット、サーミスタ、NCセンサなど、公知の温度センサを適用可能である。
図3および図4に示すように、ハロゲンヒータ23、ニップ形成部材24、ステー25および反射部材26は、それぞれ定着ベルト21の幅方向(図4の左右方向)に渡って長手状に設けられており、以下この方向を、各部材の長手方向(例えば、ハロゲンヒータ23の長手方向)と称する。
定着ベルト21は、その両端部に挿入された一対のベルト支持部材30によって回転可能に支持されている。このように、定着ベルト21の内周にベルト支持部材30が挿入されることによって、定着ベルト21は非回転状態では基本的に周方向の張力が付与されない状態、いわゆるフリーベルト方式で支持されている。
ベルト支持部材30は、定着ベルト21の内周に挿入されて定着ベルト21を支持するC字状の支持部30aと、定着ベルト21の端面に接触して定着ベルト21の幅方向移動(片寄り)を規制するフランジ状の規制部30bと、を有している。支持部30aは、全周に渡って連続する筒状であってもよい。各ベルト支持部材30は、定着装置5を構成するフレームである一対の側板31(図4参照)に固定されている。また、ベルト支持部材30には、開口部が設けられており、この開口部を通してハロゲンヒータ23や反射部材26の両端部が各側板31に固定されている。ハロゲンヒータ23や反射部材26は、ベルト支持部材30に固定されてもよい。
次に、ハロゲンヒータ23の長手方向における配熱分布(発光分布)と、それに対応したニップ形成部材24の延伸部の形状について、以下に詳しく説明する。
図5(A)はハロゲンヒータ23の長手方向の配熱分布(発光分布)を示した図で、横軸をハロゲンヒータ23の長手方向とし、縦軸にハロゲンヒータ23の発熱量(発光量)をとっている。図5(A)に示すように、ハロゲンヒータ23は長手方向の中央側でその発熱量が大きく、端部側に発熱量の相対的に小さい(ワット密度の小さい)低発熱領域23aを有する。より具体的には、ハロゲンヒータ23の長手方向端部側では、その端部へ向かうに従って、発熱量が漸減している。この低発熱領域23aは、定着装置に通紙される用紙の最大幅Hに一部重なっており、最大幅の用紙Pの端部側で、定着ベルト21の温度が上昇しにくくなる。
図5(B)に示すように、本実施形態では、ニップ形成部材24の延伸部242が、その長手方向の両端部側に、延伸長さが最大となる最長部242aを有する。より具体的には、延伸部242は、その長手方向中央側に、延伸長さL1で略均一の平坦面を有し、長手方向端部側に、延伸長さL2の最長部242aを有する(L2>L1)。最長部242aと長手方向中央側はテーパ面によってつながれている。最長部242aは、長手方向において、その一部が最大通紙幅H内に設けられている。
図2に示すように、本実施形態では、ニップ形成部材24に延伸部242を設けることで、定着ニップNよりも定着ベルト回転方向上流側で、ニップ形成部材24を定着ベルト21に当接させることができる。従って、定着ニップNよりも上流側で定着ベルト21を予備加熱することができるようになる。
特に本実施形態では、延伸部242の延伸長さをハロゲンヒータ23の配熱分布に応じた長さに設定することで、ハロゲンヒータ23が定着ベルト21を効率的に加熱することができる。つまり、ハロゲンヒータ23の発熱量が長手方向の端部側で中央側よりも小さくなるため、これに対応して、延伸部242の延伸長さを長手方向端部側で中央側よりも大きくしている。より詳しくは、ハロゲンヒータ23の発熱量が小さい低発熱領域23aに対応する位置に、延伸部242の最長部242aを設けている。これにより、定着ベルト21の温度が上昇しにくい幅方向端部側で予備加熱時間を長く設けることができ、定着ベルト21をその幅方向に渡って十分に加熱して定着温度まで上昇させることが可能になる。従って、定着ベルト21の定着ニップNにおける温度ムラを抑制し、定着不良を防止することができる。また、定着装置5立ち上げ時のウォームアップ時間の短縮および装置の省エネルギー化を図ることができる。
また、延伸部242の長手方向中央側と端部側をテーパ面によってつなぐことで、延伸部242の延伸長さを、ハロゲンヒータ23の長手方向の発熱量の減少に沿って大きくすることができ、定着ベルト21の温度ムラを効果的に抑制することができる。
さらに、最大通紙幅Hよりも長手方向外側にわたって最長部242aを設けることで、特に定着ベルト21の温度が低下しやすい領域を十分に予備加熱することができる。
以下、図6(A)~(C)に、延伸部242の形状の変形例を示す。
図6(A)に示すように、延伸部242は、その上流側の端縁を曲線状として、長手方向中央位置(図の点線C参照)から端部側の最長部242aへ向けて、その延伸長さが大きくなっていく形状とすることができる。また、図6(B)に示すように、延伸部242の上流側の端縁を、長手方向中央位置から端部側の最長部242aへ向かうテーパ形状としてもよい。例えば、上記の実施形態と異なり、加熱部材の配熱分布が、長手方向中央から端部側へ向けて徐々に小さくなるような構成の場合、上記の図6(A)や図6(B)に示す延伸部242により、定着ベルト21の幅方向の加熱ムラを小さくし、定着ベルト21の温度ムラを効果的に抑制することができる。このように、延伸部242の形状は、加熱部材の長手方向の配熱分布に応じて、適宜最適な形状を選択することができる。
また、図6(C)に示すように、長手方向中央側から端部側へ向けて、延伸部242の延伸長さを段階的に大きくする(L2>L3>L1)こともできる。延伸部242をこのような構成とすることで、例えば、定着装置5に通紙される各種の用紙幅、特に多用される用紙幅に対応して延伸長さを変更することができる。
最長部242aは、図5(B)のように、最大通紙幅Hの領域内にその一部が設けられるものであってもよいし、図6(B)のように、最大通紙幅Hの外側に設けることもできる。以上のように、延伸部242の延伸長さや形状、最長部242aの範囲は、ハロゲンヒータ23の配熱分布や定着ベルト21の温度落ち込みの状態などを考量して、適宜、その構成を選択することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係る画像形成装置は、図1に示すモノクロ画像形成装置に限らず、カラー画像形成装置や、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等であってもよい。
記録媒体としては、用紙P(普通紙)の他、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、プラスチックフィルム、プリプレグ、銅箔等が含まれる。
以上の実施形態では、延伸部の延伸長さをその長手方向端部側で、中央側よりも大きくするものとしたが、例えば、定着ベルトの幅方向中央側における加熱量を増やしたい場合には、延伸部の延伸長さをその長手方向中央側で端部側よりも大きくすることもできる。
1 画像形成装置
5 定着装置
21 定着ベルト(定着部材)
22 加圧ローラ(加圧部材)
23 ハロゲンヒータ(加熱部材)
23a 低発熱領域
24 ニップ形成部材
241 ニップ形成部
241a ニップ形成面
242 延伸部
242a 最長部
25 ステー
26 反射部材
H 最大通紙幅
N 定着ニップ
P 用紙(記録媒体)
特開2017-32633公報

Claims (6)

  1. 回転可能に設けられた無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトを加圧する加圧部材と、
    前記定着ベルトの内側に設けられ、当該定着ベルトを介して前記加圧部材に当接して定着ニップを形成するニップ形成部材と、
    前記定着ベルトの内側に設けられ、当該定着ベルトを加熱するための加熱部材とを備えた定着装置であって、
    長手方向における定着装置内の発熱量の分布である配熱分布において、発熱量が相対的に小さい低発熱領域が設けられ、
    前記ニップ形成部材は、前記定着ベルトの回転方向において、前記定着ニップよりも上流側へ延伸する延伸部を有し、
    前記長手方向の前記低発熱領域に対応する位置において、前記延伸部の延伸長さを最大とすることを特徴とする定着装置。
  2. 長手方向端部側を加熱する他の加熱部材を有していない請求項1記載の定着装置。
  3. 前記延伸部の延伸長さは、前記ニップ形成部材の長手方向端部側の方が長手方向中央側よりも大きい請求項1または2記載の定着装置。
  4. 前記ニップ形成部材の長手方向において、前記延伸部の延伸長さが最大となる部分は、定着装置が対応する最大幅の記録媒体よりも長手方向外側に設けられる請求項1から3いずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記延伸部は、前記回転方向上流側端部にR形状を有する請求項1からいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 請求項1からいずれか1項に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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