JP7201246B2 - 圧力鍋蓋、圧力鍋 - Google Patents

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Description

本発明は、圧力鍋などに関する。
従来、特許文献1のように、内圧を所定の気圧未満に保つ調圧装置を備えた圧力鍋が提案されている。
特開2011-056142号公報
しかし、圧力鍋が略密閉されるため、加熱を止めた後、圧力鍋の内圧を下げて、圧力鍋蓋を鍋本体から取り外すことが出来るようになるまでに時間がかかっていた。
したがって本発明の目的は、加熱を止めた後、早期に圧力鍋蓋を鍋本体から取り外すことが出来る圧力鍋蓋などを提供することである。
本発明に係る圧力鍋蓋は、ノズルと、錘とを有し、内圧が第1気圧以上の時にノズルと錘の間から蒸気を排出する調圧装置と、ノズルが取り付けられた蓋本体とを備える。調圧装置と蓋本体の少なくとも一方には、第1気圧未満の時に蒸気を排出する蒸気排出領域が形成される。
圧力鍋の内圧に関わらず、また、つまみを操作することなく、蒸気排出領域を介して、圧力鍋の内部の蒸気を排出させることが出来る。
このため、蒸気排出領域を設けない形態に比べて、加熱を止めた後、圧力鍋の内圧を下げて、圧力鍋蓋を鍋本体から取り外すことが出来るようになるまでの時間を、短くすることが可能になる。
圧力鍋蓋を鍋本体から取り外すことが出来るようになるまでの時間を短くすることで、煮込み過ぎを防ぎ、所望の時間で調理を行うことが容易になる。
好ましくは、錘は、ノズルと接する接続部材を有する。接続部材には、蒸気排出領域を形成するための第1切り欠きが設けられる。
第1切り欠きを設けた接続部材を用意するだけで、蒸気排出領域を形成出来る。このため、圧力鍋蓋の接続部材以外の部材を流用して、本発明の圧力鍋蓋を用意することが出来る。
さらに好ましくは、接続部材は、ねじ部とニードル部とを有する。ねじ部とニードル部に、第1切り欠きが設けられる。
ニードル部だけでなく、ねじ部にまで第1切り欠きが設けられる。このため、ニードル部にだけ第1切り欠きが設けられる形態に比べて、ねじ部の外形寸法を確認しながら、容易に所望の切り欠き量を有する第1切り欠きを形成することが出来る。
さらに好ましくは、接続部材として、第1の接続部材と、第1の接続部材の第1切り欠きよりも切り欠き量が多い第1切り欠きを有する第2の接続部材が設けられる。
この場合には、用途に応じて、複数の接続部材のいずれかを選択して使用することが可能になる。
また、好ましくは、ノズルには、蒸気排出領域を形成するための第2切り欠きが設けられる。
また、好ましくは、蓋本体とノズルの少なくとも一方には、蒸気排出領域を形成するための貫通孔が設けられる。
さらに好ましくは、蒸気排出領域の開口面積は、ノズルにおける錘と対向する領域の開口部の開口面積よりも小さい。
また、好ましくは、圧力鍋蓋は、錘の上部を空けた状態で、錘の側部の少なくとも一部を囲む蒸気受け部を更に備える。蒸気排出領域は、ノズルと錘の少なくとも一方に設けられる。ノズルと錘の間から排出された蒸気が、蒸気受け部と蓋本体の間から外部に排出されるように、蒸気受け部と蓋本体の間には、蒸気誘導領域が形成される。
蒸気は、蒸気受け部と蓋本体の間から排出されるため、錘と蒸気受け部の間からは殆ど排出されない。
このため、つまみなどを介して錘を操作する使用者に蒸気が当たりにくく出来る。
また、蒸気誘導領域を通過する際に、蒸気の発生音の音質を変えることが出来る。
蒸気排出領域の形状、及び蒸気受け部と蓋本体の隙間の形状などを変えることにより、上記の発生音の音質を調整することも出来る。
このため、蒸気受け部を設けない形態に比べて、音量を下げたり、音質を変えたりした状態で、蒸気を排出することが可能になる。
また、蒸気受け部は、錘の上部を覆わないので、錘が外部から見える状態が維持され、錘の上部が蒸気受け部などによって覆われる形態に比べて、錘の状態が視認しやすくなる。
本発明に係る圧力鍋は、ノズルと、錘とを有し、内圧が第1気圧以上の時にノズルと錘の間から蒸気を排出する調圧装置と、ノズルが取り付けられた蓋本体と、蓋本体が着脱可能な状態で取り付けられる鍋本体とを備える。調圧装置と蓋本体の少なくとも一方には、第1気圧未満の時に蒸気を排出する蒸気排出領域が形成される。
以上のように本発明によれば、加熱を止めた後、早期に圧力鍋蓋を鍋本体から取り外すことが出来る圧力鍋蓋などを提供することができる。
第1実施形態における圧力鍋蓋であって、鍋本体に取り付けられた状態を示す斜視図である。 圧力鍋蓋における蒸気受け部が設けられた領域を側面から見た斜視図である。 錘を取り外した状態の圧力鍋蓋を上方から見た斜視図である。 蒸気受け部を下方から見た斜視図である。 蓋本体に蒸気受け部などが取り付けられる前の状態を示す、図3のA-A断面構成図である。 蓋本体に蒸気受け部などが取り付けられた後の状態を示す、図3のA-A断面構成図である。 図6の状態から錘が持ち上がった状態を示す断面構成図である。 蓋本体に蒸気受け部などが取り付けられる前の状態を示す、図3のB-B断面構成図である。 蓋本体に蒸気受け部などが取り付けられた後の状態を示す、図3のB-B断面構成図である。 第1切り欠きの正面と対向する側から見た、接続部材とつまみの斜視図である 第1切り欠きの側面と対向する側から見た、接続部材とつまみの斜視図である。 第2実施形態における、錘を取り外した状態で、且つ第2切り欠きを有するノズルを含む圧力鍋蓋を上方から見た斜視図である。 蓋本体に蒸気受け部などが取り付けられる前の状態を示す、図12のC-C断面構成図である。 蓋本体に蒸気受け部などが取り付けられた後の状態を示す、図12のC-C断面構成図である。 第3実施形態における、蓋本体に蒸気排出領域を形成するための孔が設けられた、蓋本体などの分解断面構成図である。
以下、第1実施形態について、図を用いて説明する。
なお、実施形態は、以下の実施形態に限られるものではない。また、一つの実施形態に記載した内容は、原則として他の実施形態にも同様に適用される。また、各実施形態及び各変形例は、適宜組み合わせることが出来る。
(圧力鍋蓋1)
第1実施形態における圧力鍋蓋1は、蓋本体10、調圧装置30、安全装置50、蒸気受け部(蒸気誘導部)70、ネジ80を備え、着脱可能な状態で鍋本体90に取り付けられる(図1~図11参照)。
なお、図3の斜視図は、ノズル33の上部、及び蒸気受け部70の内側側面部73をわかりやすくするため、錘35を外した状態を示す。第2実施形態の図12の斜視図も同様である。
一方、図5~図9の断面構成図は、錘35及びつまみ37を含む。第2実施形態の図13と図14の断面構成図、及び第3実施形態の図15の断面構成図も同様である。
また、図5~図9の断面構成図は、第1実施形態における特徴的部分を分かりやすくするため模式的に形状を示しており、蓋本体10と蒸気受け部70と調圧装置30における錘本体35aは断面を示し、調圧装置30のノズルフィルター31とノズル33と接続部材35bとつまみ37と安全装置50とネジ80は側面を示す。
また、圧力鍋蓋1を鍋本体90に固定する係合部材及びパッキンは省略している。
また、錘本体35aの孔と接続部材35bのねじ部35b1のねじ切りについては図示するが、バルブ51の上端など他の部分のねじ切りの図示は省略している。
第2実施形態の図13と図14の断面構成図、及び第3実施形態の図15の断面構成図も同様である。
(土台部12)
図5と図8に示すように、蓋本体10の上面には、後述する蒸気受け部70が取り付けられる土台部12が設けられる。
土台部12は、上面が下面よりも小さい略円錐台形状を有し、上面には周縁部よりも下方に凹み、上部が下部よりも大きい略円錐台形状を有する凹部12aが設けられる。
凹部12aには、ノズル33を取り付けるための孔(ノズル孔12b)、安全装置50を取り付けるための孔(バルブ孔12c)、蒸気受け部70をネジ止めするための窪み(ネジ受け12d)が設けられる。
蓋本体10の下面であって、ネジ受け12dが設けられた領域は、ネジ受け12dが下方に貫通しないように突起12eが設けられる。
(調圧装置30)
調圧装置30は、圧力鍋の内圧が第1気圧P1(例えば、2気圧)を超えないように圧力調整するために使用され、ノズルフィルター31、ノズル33、錘35(錘本体35a、接続部材35b)、つまみ37を有し、着脱可能な状態で蓋本体10に取り付けられる。
(ノズル33)
ノズル33の下端はねじ切りされていて、蓋本体10に設けられた孔(ノズル孔12b)に螺着される。
ノズル33と蓋本体10の間には、Oリングなどの密閉部材(不図示)が設けられる。
ノズルフィルター31は、ノズル33の下端に螺着され、ノズルフィルター31とノズル33とで、蓋本体10を挟む。
(錘35)
錘35(錘本体35aが取り付けられた接続部材35bの下端部)は、ノズル33の上端に載置される。
(錘本体35a)
錘本体35aは、略釣鐘形状を有し、上部の中心には、接続部材35bが上下方向に貫通する孔が設けられる。
(接続部材35b)
接続部材35bは、錘本体35aの上方に位置する上部と、錘本体35aの孔を通る棒状の下部を有し、螺合などにより錘本体35aに固定される。
接続部材35bの下部の下端は、ノズル33の上端と接する。
(接続部材35bの第1切り欠き35b3)
接続部材35bの下端部、すなわち錘本体35aに近い側の領域は、ねじ部35b1とニードル部35b2を有する。
ねじ部35b1は、略円柱形状で外壁がねじ切りされており、錘本体35aの孔と螺合する。
ニードル部35b2は、ねじ部35b1よりもノズル33に近い側に位置し、ノズル33の上端の凹みと接する。
ねじ部35b1とニードル部35b2には、切り欠き(第1切り欠き35b3)が設けられる(図10、図11参照)。
第1切り欠き35b3により、ノズル33と接続部材35bの間には蒸気排出領域が形成される。
第1切り欠き35b3により、ノズル33と接続部材35bの間に形成される蒸気排出領域の開口部a1(図6参照)の開口面積が、ノズル33における接続部材35bと対向する領域の開口部b1(図5参照)の開口面積よりも小さくなるように、第1切り欠き35b3が形成される。
当該蒸気排出領域を介して、圧力鍋の内部の蒸気が排出される。
(第1切り欠き35b3の形成方法)
第1切り欠き35b3を有する接続部材35bは、第1切り欠き35b3を有しないねじ部35b1とニードル部35b2から削り出しなどにより形成される。
ただし、第1切り欠き35b3を有する接続部材35bは、削り出し以外の他の方法で形成されてもよい。
例えば、第1切り欠き35b3を含むねじ部35b1とニードル部35b2を金型で形成する形態が考えられる。
圧力鍋の内圧が第1気圧P1以上の場合は、圧力鍋の内部の圧力が錘35(錘本体35aが取り付けられた接続部材35bの下端部)を押し上げ、圧力鍋の内部の蒸気が、ノズルフィルター31を介し、ノズル33と錘35(錘本体35aが取り付けられた接続部材35bの下端部)の間から排出される(図7参照)。
圧力鍋の内圧が第1気圧P1未満の場合は、錘35(錘本体35aが取り付けられた接続部材35bの下端部)がノズル33の先端の間の領域の一部を閉じるため、ここから圧力鍋の内部の蒸気は殆ど排出されない(図6参照)。
ただし、接続部材35bに第1切り欠き35b3によって、接続部材35bの下端部とノズル33の先端の間の領域の残り部分(蒸気排出領域)が開口するので、ここから圧力鍋の内部の蒸気が排出される。
錘本体35aの重さと第1切り欠き35b3で形成される蒸気排出領域の大きさの少なくとも一方を変えることにより、第1気圧P1が調整される。
錘35を構成する錘本体35aと接続部材35bは、別体構成であってもよいし、一体的に形成される形態であってもよい。
(つまみ37)
つまみ37は、シリコンゴムなどで構成され、接続部材35bの上部を覆う。
つまみ37を上下方向に動かすことで、錘35(錘本体35aと接続部材35b)が上下方向に移動し、これにより、ノズル33と錘35の距離が変動し、ノズル33と錘35の間から、圧力鍋の内部の蒸気を排出させることが出来る(図7参照)。
第1実施形態では、つまみ37が接続部材35bと別体で構成される形態を説明するが、一体的に構成される形態であってもよい。
(安全装置50)
安全装置50は、内圧が第1気圧P1よりも大きい第2気圧P2(例えば、2.4気圧)以上の時に、圧力鍋の内部の蒸気を排出する。
安全装置50は、調圧装置30が正常に動作せずに、内圧が高くなった時に機能する。
安全装置50は、バルブ51、排出部(排出口を含む蓋部)53を有し、着脱可能な状態で蓋本体10に取り付けられる。
バルブ51の上端はねじ切りされていて、蓋本体10に設けられた孔(バルブ孔12c)に螺着される。
排出部53は、バルブ51の上端に螺着され、バルブ51と排出部53とで、蓋本体10を挟む。
圧力鍋の内圧が第2気圧P2以上の場合は、圧力鍋の内部の圧力がバルブ51に設けられた弁体(不図示)を開き、圧力鍋の内部の蒸気が、弁体を介し、排出部53に設けられた排出口から排出される。
圧力鍋の内圧が第2気圧P2未満の場合は、弁体が閉じるため、ここから圧力鍋の内部の蒸気は排出されない。
安全装置50は1つだけ設けられる形態であってもよいが、2つ以上設けられる形態であってもよい。
第1実施形態では、2つの安全装置50が設けられ、一方は第2気圧P2以上の時に、圧力鍋の内部の蒸気を排出させ、他方は第2気圧P2よりも大きい第3気圧P3(例えば、2.6気圧)以上の時に、圧力鍋の内部の蒸気を排出させる例を示す。
(蒸気受け部70)
蒸気受け部70は、調圧装置30から排出された蒸気、及び安全装置50から排出された蒸気が拡散するのを防止するために使用される。
蒸気受け部70は、蓋本体10の上面であって、錘本体35aの側部の少なくとも一部を囲む位置に配置される。
蒸気受け部70は、フェノール樹脂などの耐熱性樹脂若しくは金属で構成され、蓋本体10と別体で構成される。
蒸気受け部70は、下面が開口し、外側側面部71、内側側面部73、上面部75、リブ76、突出部79を有する。
(外側側面部71、内側側面部73、上面部75)
外側側面部71は、下面が上面よりも大きい中空の略円錐台形状を有する。
内側側面部73は、外側側面部71の内側に設けられ、略円筒形状を有する。
内側側面部73の上下方向の寸法は、外側側面部71よりも短い。
上面部75は、略ドーナツ形状を有し、外側の周縁部の下側に外側側面部71の上端が接続され、内側の周縁部の下側に内側側面部73の上端が接続される。
従って、蒸気受け部70は、錘35の上部を空けた状態で、錘35の側部(錘本体35aの側部)の少なくとも一部を囲む。
すなわち、圧力鍋蓋1、及び圧力鍋蓋1と鍋本体90を含む圧力鍋は、錘35の上部の少なくとも一部が露出した状態で使用される。
(リブ76)
リブ76は、外側側面部71の内周面と内側側面部73の外周面と接続し、上面部75の下面に設けられる。
また、後述する突出部79と内側側面部73の外周面と接続する箇所にもリブ76が設けられる。
(カバー部77、突出部79)
上面部75の下側には、外側側面部71と内側側面部73と上面部75とリブ76で囲まれた領域が複数(第1実施形態では4つ)形成される。
リブ76などで囲まれた領域の幾つかには、安全装置50の蓋本体10から上方に露出した領域を上方から覆うカバー部77が形成される。
リブ76などで囲まれた領域のうち、カバー部77が形成される領域とは別の領域には、上面部75の下面から延び、外側側面部71の下端よりも下方に突出し、蓋本体10の凹部12aと接触する突出部79が設けられる。
ただし、突出部79は、外側側面部71から下方に突出する形態であってもよいし、内側側面部73から下方に突出する形態であってもよい。
外側側面部71の下端よりも下方に突出する突出部79が蓋本体10の凹部12aに取り付けられることにより、外側側面部71の下端(の少なくとも一部)と、内側側面部(の少なくとも一部)が、蓋本体10と接しない状態で、蒸気受け部70は、蓋本体10の上部に取り付けられる。
リブ76などで囲まれた領域のうちカバー部77が形成されるものと、突出部79が設けられるものとは、下方からみて円周方向に交互に配置される。
第1実施形態では、リブ76などで囲まれた領域として、第1領域70a、第2領域70b、第3領域70c、第4領域70dが設けられ、第1領域70aと第3領域70cにカバー部77が形成され、第2領域70bと第4領域70dに突出部79が設けられる例を示す。
蒸気受け部70は、蓋本体10の上面であって土台部12の上に取り付けられる。
内側側面部73の内側に、ノズル33と錘本体35aが配置される。
蒸気受け部70の土台部12への取り付けは、上方から突出部79に設けられたネジ孔79aを貫通するネジ80をネジ受け12dと螺合させることにより行われる。
外側側面部71の下端、及び内側側面部73の下端は、土台部12と接しない。
ノズル33と錘35の間から排出された蒸気が、内側側面部73と蓋本体10(土台部12)の間、蒸気受け部70の下部を通って、外側側面部71と蓋本体10(土台部12)の間から外部に排出されるように、蒸気受け部70と蓋本体10の間には、蒸気誘導領域100が形成される。
つまみ37を動かした時に錘本体35aを動かすことができるように、内側側面部73の内径は、錘本体35aの外径よりも大きい。
すなわち、錘本体35aと蒸気受け部70との間に隙間が形成される。
圧力鍋の内圧が第1気圧P1以上に高くなると、ノズルフィルター31を介してノズル33に流れる蒸気の圧力で錘35(錘本体35aと接続部材35b)が押し上げられ、当該蒸気の一部が、ノズル33と錘35の間から排出される(図7の太い破線矢印参照)。
蒸気が排出されることにより、内圧は下がり、一旦ノズル33の先端は錘35によって閉じられるが、再び内圧が第1気圧P1以上に高くなると、錘35が押し上げられて蒸気の排出が行われる。
従って、加熱中は、ノズル33と錘35の間が開口した状態と閉口した状態が繰り返される。
また、圧力鍋の内圧が第1気圧P1未満の場合でも、第1切り欠き35b3によって、ノズル33と接続部材35bの間に形成された蒸気排出領域を介して、圧力鍋の内部の蒸気が排出される。
ノズル33と錘35の間から排出された蒸気は、蓋本体10の土台部12と蒸気受け部70の間で冷却されて一部が液化し、凹部12aに貯まる。空気及び液化しなかった蒸気は、外側側面部71と土台部12の間から排出される(図7などの細い破線矢印参照)。
(効果)
圧力鍋の内圧に関わらず、また、つまみ37を操作することなく、蒸気排出領域を介して、圧力鍋の内部の蒸気を排出させることが出来る。
このため、蒸気排出領域を設けない形態に比べて、加熱を止めた後、圧力鍋の内圧を下げて、圧力鍋蓋1を鍋本体90から取り外すことが出来るようになるまでの時間を、短くすることが可能になる。
圧力鍋蓋1を鍋本体90から取り外すことが出来るようになるまでの時間を短くすることで、煮込み過ぎを防ぎ、所望の時間で調理を行うことが容易になる。
また、第1切り欠き35b3をねじ部35b1とニードル部35b2に設けた接続部材35bを用意するだけで、蒸気排出領域を形成出来る。このため、圧力鍋蓋1の接続部材35b以外の部材を流用して、第1実施形態の圧力鍋蓋を用意することが出来る。
また、ニードル部35b2だけでなく、ねじ部35b1にまで第1切り欠き35b3が設けられる。このため、ニードル部35b2にだけ第1切り欠き35b3が設けられる形態に比べて、略円柱形状で構成されたねじ部35b1の外形寸法を確認しながら、容易に所望の切り欠き量を有する第1切り欠き35b3を形成することが出来る。
ただし、ねじ部35b1に第1切り欠き35b3を設けずに、ニードル部35b2にだけ第1切り欠き35b3を設ける形態であってもよい。
(切り欠き量が異なる複数種類の接続部材35b)
また、第1切り欠き35b3の切り欠き量が異なる接続部材35bを複数設けてもよい。
この場合には、用途に応じて、複数の接続部材35bのいずれかを選択して使用することが可能になる。
例えば、切り欠き量が少ない第1切り欠き35b3を有する第1の接続部材35bが選択された場合には、蒸気排出領域を介して排出される蒸気が少なくなる。このため、短い加熱時間で調理を行いやすい。
また、例えば、切り欠き量が多い第1切り欠き35b3を有する第2の接続部材35bが選択された場合には、蒸気排出領域を介して排出される蒸気が多くなる。このため、第1の接続部材35bを用いる場合に比べて、加熱を止めた後、早期に圧力鍋の内圧を下げて、早期に圧力鍋蓋1を鍋本体90から取り外すことが出来る。
また、圧力鍋の内部から排出された蒸気の一部を液化して凹部12aに貯めておくことが出来るので、外部に排出される蒸気の量を少なく出来る。このため、高温の蒸気が使用者に触れる可能性を低く出来る。
また、液化した水が蓋本体10の上面に流れるのを抑制することも出来る。
また、蒸気受け部70は、錘35の錘本体35aの上部を覆わないので、錘本体35aが外部から見える状態が維持され、錘本体35aの上部が蒸気受け部70などによって覆われる形態に比べて、錘本体35aを含む錘35の状態が視認しやすくなる。
液化しなかった蒸気は、外側側面部71と蓋本体10の土台部12の間から排出されるため、錘本体35aと蒸気受け部70の間からは殆ど排出されない。
このため、つまみ37を介して錘35を操作する使用者に蒸気が当たりにくく出来る。
また、蒸気受け部70と土台部12の間の蒸気誘導領域100を通過する際に、蒸気の発生音の音質を変えることが出来る。
蒸気排出領域の形状、及び蒸気受け部70の外側側面部71と蓋本体10の土台部12の隙間の形状などを変えることにより、蒸気の発生音の音質を調整することも出来る。
このため、蒸気受け部70を設けない形態に比べて、音量を下げたり、音質を変えたりした状態で、蒸気を排出することが可能になる。
また、蒸気受け部70に設けられたカバー部77が安全装置50の上部を覆うため、調圧装置30が正常に動作せずに、安全装置50を介して圧力鍋の内部の蒸気が排出される場合に、圧力鍋の内圧によって安全装置50の上部の螺着が外れても、当該上部の部材(排出部53)が飛び散るのを防止する。
また、調圧装置30と、安全装置50と、蒸気受け部70が着脱可能な状態で蓋本体10に取り付けられるため、蒸気受け部70に相当する部分などが蓋本体10と一体的に構成される形態に比べて、掃除などのメンテナンスが容易に行える。
(第2実施形態、ノズル33の第2切り欠き33a)
また、第1実施形態では、蒸気排出領域を形成するために接続部材35bに第1切り欠き35b3が設けられる例を説明した(図5~図11参照)。
ただし、蒸気排出領域を形成するためにノズル33に第2切り欠き33aが設けられる形態であってもよい(第2実施形態、図12~図14参照)。
この場合、ノズル33の先端で接続部材35bのニードル部35b2が接する領域に第2切り欠き33aが設けられる。
第2切り欠き33aにより、ノズル33と接続部材35bの間には蒸気排出領域が形成される。
第2切り欠き33aにより、ノズル33と接続部材35bの間に形成される蒸気排出領域の開口部a2(図14参照)の開口面積が、ノズル33における接続部材35bと対向する領域の開口部b1(図13参照)の開口面積よりも小さくなるように、第2切り欠き33aが形成される。
当該蒸気排出領域を介して、圧力鍋の内部の蒸気が排出される。
(第2切り欠き33aの形成方法)
第2切り欠き33aを有するノズル33は、第2切り欠き33aを有しないノズル33から削り出しなどにより形成される。
ただし、第2切り欠き33aを有するノズル33は、削り出し以外の他の方法で形成されてもよい。
例えば、第2切り欠き33aを含むノズル33を金型で形成する形態が考えられる。
(第1切り欠き35b3と第2切り欠き33a)
接続部材35bの第1切り欠き35b3と、ノズル33の第2切り欠き33aは、いずれか一方だけが設けられてもよいし、両方が設けられてもよい。
ただし、第1切り欠き35b3と第2切り欠き33aの両方が設けられる場合には、第1切り欠き35b3と第2切り欠き33aにより、ノズル33と接続部材35bの間に形成される蒸気排出領域の開口部の開口面積が、ノズル33における接続部材35bと対向する領域の開口部の開口面積よりも小さくなるように、第1切り欠き35b3と第2切り欠き33aが形成される。
(第3実施形態、蒸気排出領域を形成する他の形態)
第1実施形態と第2実施形態では、調圧装置30(ノズル33若しくは接続部材35bの少なくとも一方)に蒸気排出領域を形成するための切り欠き(第1切り欠き35b3、第2切り欠き33a)が設けられる例を説明した。
しかしながら、圧力鍋蓋1における蓋本体10など、調圧装置30以外の領域に、蒸気排出領域を形成するための貫通孔15が設けられる形態であってもよい(第3実施形態、図15参照)。
この場合、蒸気排出領域を形成するための貫通孔15の開口面積が、ノズル33における接続部材35bと対向する領域の開口部b1の開口面積よりも小さくなるように、当該貫通孔15が形成される。
また、貫通孔15は、ノズル33に設けられてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲及び要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 圧力鍋蓋
10 蓋本体
12 土台部
12a 凹部
12b ノズル孔
12c バルブ孔
12d ネジ受け
12e 突起
15 貫通孔
30 調圧装置
31 ノズルフィルター
33 ノズル
33a 第2切り欠き
35 錘
35a 錘本体
35b 接続部材
35b1 ねじ部
35b2 ニードル部
35b3 第1切り欠き
37 つまみ
50 安全装置
51 バルブ
53 排出部
70 蒸気受け部
70a 第1領域
70b 第2領域
70c 第3領域
70d 第4領域
71 外側側面部
73 内側側面部
75 上面部
76 リブ
77 カバー部
79 突出部
79a ネジ孔
80 ネジ
90 鍋本体
100 蒸気誘導領域
a1 第1切り欠きによる蒸気排出領域の開口部
a2 第2切り欠きによる蒸気排出領域の開口部
b1 ノズルにおける接続部材と接する領域の開口部
P1~P3 第1気圧~第3気圧

Claims (9)

  1. ノズルと、錘とを有し、内圧が第1気圧以上の時に前記ノズルと前記錘の間から蒸気を排出する調圧装置と、
    前記ノズルが取り付けられた蓋本体とを備え、
    前記調圧装置と前記蓋本体の少なくとも一方には、前記内圧が前記第1気圧以上の時も前記第1気圧未満の時蒸気を排出する蒸気排出領域が形成される、
    圧力鍋蓋。
  2. ノズルと、錘とを有し、内圧が第1気圧以上の時に前記ノズルと前記錘の間から蒸気を排出する調圧装置と、
    前記ノズルが取り付けられた蓋本体とを備え、
    前記調圧装置と前記蓋本体の少なくとも一方には、前記第1気圧未満の時に蒸気を排出する蒸気排出領域が形成され、
    前記錘は、前記ノズルと接する接続部材を有し、
    前記接続部材には、前記蒸気排出領域を形成するための第1切り欠きが設けられる、
    前記接続部材は、ねじ部とニードル部とを有し、
    少なくとも前記ニードル部に、前記第1切り欠きが設けられる、圧力鍋蓋。
  3. ノズルと、錘とを有し、内圧が第1気圧以上の時に前記ノズルと前記錘の間から蒸気を排出する調圧装置と、
    前記ノズルが取り付けられた蓋本体とを備え、
    前記調圧装置と前記蓋本体の少なくとも一方には、前記第1気圧未満の時に蒸気を排出する蒸気排出領域が形成され、
    前記錘は、前記ノズルと接する接続部材を有し、
    前記接続部材には、前記蒸気排出領域を形成するための第1切り欠きが設けられ、
    前記接続部材は、ねじ部とニードル部とを有し、
    前記ねじ部と前記ニードル部に、前記第1切り欠きが設けられる、圧力鍋蓋。
  4. 前記接続部材として、第1の接続部材と、前記第1の接続部材の前記第1切り欠きよりも切り欠き量が多い前記第1切り欠きを有する第2の接続部材が設けられ
    前記第1の接続部材を有する第1の錘と、前記第2の接続部材を有する第2の錘のいずれか一方が前記錘として用いられる、請求項2または請求項3に記載の圧力鍋蓋。
  5. ノズルと、錘とを有し、内圧が第1気圧以上の時に前記ノズルと前記錘の間から蒸気を排出する調圧装置と、
    前記ノズルが取り付けられた蓋本体とを備え、
    前記調圧装置と前記蓋本体の少なくとも一方には、前記内圧が前記第1気圧以上の時も前記第1気圧未満の時も蒸気を排出する蒸気排出領域が形成され、
    前記錘は、前記ノズルと接する接続部材を有し、
    前記ノズルの前記接続部材と接する領域には、前記蒸気排出領域を形成するための第2切り欠きが設けられる、圧力鍋蓋。
  6. 前記蓋本体と前記ノズルの少なくとも一方には、前記蒸気排出領域を形成するための貫通孔が設けられる、請求項1に記載の圧力鍋蓋。
  7. 前記蒸気排出領域の開口面積は、前記ノズルにおける前記錘と対向する領域の開口部の開口面積よりも小さい、請求項1~請求項6のいずれかに記載の圧力鍋蓋。
  8. 前記錘の上部を空けた状態で、前記錘の側部の少なくとも一部を囲む蒸気受け部を更に備え、
    前記蒸気排出領域は、前記ノズルと前記錘の少なくとも一方に設けられ、
    前記ノズルと前記錘の間から排出された蒸気が、前記蒸気受け部と前記蓋本体の間から外部に排出されるように、前記蒸気受け部と前記蓋本体の間には、蒸気誘導領域が形成される、請求項1~請求項5のいずれかに記載の圧力鍋蓋。
  9. ノズルと、錘とを有し、内圧が第1気圧以上の時に前記ノズルと前記錘の間から蒸気を排出する調圧装置と、
    前記ノズルが取り付けられた蓋本体と、
    前記蓋本体が着脱可能な状態で取り付けられる鍋本体とを備え、
    前記調圧装置と前記蓋本体の少なくとも一方には、前記内圧が前記第1気圧以上の時も前記第1気圧未満の時蒸気を排出する蒸気排出領域が形成さる、圧力鍋。
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